JP2003004605A - 唾液の前処理用具及び唾液の前処理方法 - Google Patents

唾液の前処理用具及び唾液の前処理方法

Info

Publication number
JP2003004605A
JP2003004605A JP2001188068A JP2001188068A JP2003004605A JP 2003004605 A JP2003004605 A JP 2003004605A JP 2001188068 A JP2001188068 A JP 2001188068A JP 2001188068 A JP2001188068 A JP 2001188068A JP 2003004605 A JP2003004605 A JP 2003004605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
saliva
synthetic resin
soft synthetic
aqueous solution
pretreatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001188068A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4642277B2 (ja
Inventor
Yuko Matsumoto
優子 松本
Yumiko Kobayashi
諭美子 小林
Junichi Okada
淳一 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GC Corp
Original Assignee
GC Corp
GC Dental Industiral Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GC Corp, GC Dental Industiral Corp filed Critical GC Corp
Priority to JP2001188068A priority Critical patent/JP4642277B2/ja
Priority to EP02012385A priority patent/EP1271124B1/en
Priority to DE60209961T priority patent/DE60209961T2/de
Priority to AT02012385T priority patent/ATE321262T1/de
Priority to US10/163,614 priority patent/US7160689B2/en
Priority to AU47549/02A priority patent/AU782324B2/en
Publication of JP2003004605A publication Critical patent/JP2003004605A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4642277B2 publication Critical patent/JP4642277B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/02Devices for withdrawing samples
    • G01N1/10Devices for withdrawing samples in the liquid or fluent state
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B10/00Other methods or instruments for diagnosis, e.g. instruments for taking a cell sample, for biopsy, for vaccination diagnosis; Sex determination; Ovulation-period determination; Throat striking implements
    • A61B10/0045Devices for taking samples of body liquids
    • A61B10/0051Devices for taking samples of body liquids for taking saliva or sputum samples
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01LCHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
    • B01L3/00Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
    • B01L3/50Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes
    • B01L3/502Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes with fluid transport, e.g. in multi-compartment structures
    • B01L3/5029Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes with fluid transport, e.g. in multi-compartment structures using swabs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01LCHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
    • B01L3/00Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
    • B01L3/50Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes
    • B01L3/505Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes flexible containers not provided for above
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/02Devices for withdrawing samples
    • G01N2001/028Sampling from a surface, swabbing, vaporising
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2333/00Assays involving biological materials from specific organisms or of a specific nature
    • G01N2333/195Assays involving biological materials from specific organisms or of a specific nature from bacteria
    • G01N2333/315Assays involving biological materials from specific organisms or of a specific nature from bacteria from Streptococcus (G), e.g. Enterococci

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Clinical Laboratory Science (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Package Specialized In Special Use (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 唾液中のミュータンス連鎖球菌を抗原抗体反
応を利用した免疫クロマトグラフィー法によって同定或
いは定量を行うために用いる唾液の前処理用具及び唾液
の前処理方法を提供する。 【既決手段】 唾液の前処理用具を、把持棒1の先端に
唾液を所定量以上吸収可能な軟質合成樹脂製スポンジ2
が固定されているスワブXと、開口部3aを有する先細り
状の導入部3bの終点である括れ部3cに連続して袋状部3d
が一体形成されている透明又は半透明な軟質合成樹脂製
で括れ部3cと袋状部3dとが指圧によってその内部に挿入
されている軟質合成樹脂製スポンジ2を押しつぶすこと
が可能な弾性を有し且つ括れ部3cが指で押圧できる幅を
有していると共に指圧によって押しつぶした状態で軟質
合成樹脂製スポンジ2を抜き取ると唾液の前処理を行う
のに必要な最低量以上の唾液を絞り取ることができる形
状の唾液と処理液の混和容器Yとで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒトの唾液中の齲蝕原
性細菌の一種であるミュータンス連鎖球菌を抗原抗体反
応を利用した免疫クロマトグラフィー法によって同定・
定量を行うために用いる唾液の前処理用具及び唾液の前
処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヒトの口腔内におけるミュータンス連鎖
球菌の存在と齲蝕の発生との間には密接な関係があるこ
とが知られており、ヒトの口腔内のミュータンス連鎖球
菌の有無や量を簡便に検査できれば、罹患リスクや現状
の罹患状況の把握ができ、極めて多くの人々に恩恵をも
たらすことが可能である。
【0003】従来から、細菌の検査には抗原抗体反応を
利用した検査が行われてきた。例えば酵素抗体法は、酵
素を用いた発色濃度で同定・定量を行う方法であるが、
抗体やサンプルを扱うために特殊な洗浄機や煩雑で正確
な操作を必要とし、酵素反応のためのインキュベーター
が必要であった。また、蛍光抗体法は、抗体を蛍光色素
で標識し抗体と反応した抗原を特異的に染色する方法で
あるが、測定器として蛍光顕微鏡を必要とするため一般
的ではない。
【0004】そのため、抗原抗体反応を簡便に利用する
方法が数多く提案されてきた。例えば、米国特許第5,59
1,645号、米国特許第4,855,240号、米国特許第4,435,50
4号、米国特許第4,980,298号、特開昭61-145459号、特
開平6-160388号等に開示されているクロマトグラフィー
を利用した測定方法は、採取した体液を同定・定量を目
的とする抗原を含んだ試験溶液に混入して検査器具に染
み込ませるだけで、抗原の有無や量を知ることができる
簡便性に優れた方法である。このような方法は一般に免
疫クロマトグラフィー法と呼ばれている。この方法で
は、ニトロセルロースなどの多孔質膜(孔径:数十μ
m)の片端に目的とする抗原のみに付く特定の抗体(以
後、特異抗体と記す)が染み込まされており、多孔質膜
の中程には同様に特定の抗原のみに付く別の特異抗体が
帯状に染み込まされて多孔質膜に固定されている。片端
に染み込まされている特異抗体は、予め金コロイド等の
粒子で着色されており、その特異抗体が存在している多
孔質膜の片端上にサンプル液を染み込ませると、サンプ
ル液中に特異抗体と反応する抗原があればその抗原は特
異抗体と結び付いて着色粒子を付けた状態で多孔質膜を
毛細管現象によってサンプル液を染み込ませた側と反対
の片端へ向かって移動して行く。移動の途中で帯状に固
定されている別の特異抗体の個所を通過する際に、抗原
は多孔質膜上の特異抗体に捕捉され、多孔質膜上に帯状
の染みが現れる。このことによって目的の抗原がサンプ
ル中に存在していること及びその量を知ることができる
のである。
【0005】このような技術を応用すれば前述の口腔内
のミュータンス連鎖球菌の同定・定量を行うことができ
そうであるが、現実には以下のような問題が存在するた
め実用化されていない。即ち、免疫クロマトグラフィ−
法で利用できるサンプルは、原理上、多孔質膜中を毛細
管現象によって通過できなければならない。しかし、ミ
ュータンス連鎖球菌のような口腔内細菌の検査に用いら
れる主要なサンプルは唾液であるため、唾液中に存在す
るムチンと呼ばれる高粘性物質が多孔質膜の孔を塞いで
しまい、またムチンは唾液中に存在する口腔粘膜面から
剥がれ落ちた上皮付着細胞を凝集させる働きもするた
め、これらの物質により多孔質膜の孔が塞がれてミュー
タンス連鎖球菌を通過させることができない。
【0006】また、ムチン以外にもミュータンス連鎖球
菌の測定を困難なものとする問題が存在する。即ち、対
象であるミュータンス連鎖球菌は、単体では直径1μm
程度の菌であるが、連鎖球菌であるためしばしば10〜
20個若しくはそれ以上に連鎖しており多孔質膜中の移
動を妨げる要因となる。しかも、ミュータンス連鎖球菌
は、食品中のスクロースから粘着性のグルカンを生成
し、しばしば激しく凝集することもある。また、ミュー
タンス連鎖球菌の連鎖と凝集とは、多孔質膜中での目詰
まりの原因となる他にも連鎖球菌の表面積を減少させ、
ミュータンス連鎖球菌表面に存在する抗原の数に影響を
与えてしまい、測定の正確性を低下させる原因ともな
る。
【0007】そこで本発明者らは、ヒトの唾液中の齲蝕
原性細菌の一種であるミュータンス連鎖球菌を免疫クロ
マトグラフィー法によって同定・定量する際に、簡便な
方法で唾液中のムチンを溶解してムチンによる上皮付着
細胞の凝集を抑制すると共に、ミュータンス連鎖球菌の
凝集を抑えることが可能な唾液の前処理キットを特願2
001−92769号で提案した。
【0008】即ち、唾液を水酸化ナトリウム水溶液を用
いて処理すると、唾液中のムチンやグルカンは溶解し上
皮付着細胞の凝集の抑制或いはミュータンス連鎖球菌の
外膜に作用してミュータンス連鎖球菌間の凝集を抑える
ことができ、また特定の酸性水溶液を用いて処理すると
ミュータンス連鎖球菌の連鎖を抑制し凝集を抑えること
ができ、更にこれに特定の界面活性剤を用いるとミュー
タンス連鎖球菌に存在するタンパク質を可溶化させてミ
ュータンス連鎖球菌が多孔質膜内をスムーズに通り抜け
るようにすることができることを究明したのである。
【0009】しかし、このような唾液の前処理キットを
用いて、唾液と前記水酸化ナトリウム水溶液や特定の酸
性水溶液、又は前記特定の界面活性剤が混合されている
前記水酸化ナトリウム水溶液や特定の酸性水溶液とをミ
ュータンス連鎖球菌を免疫クロマトグラフィー法によっ
て同定・定量できるように短時間で効率良く混和しよう
とすると、電動式ミキサーのような強力な混和作用を発
揮する混和機が必要となるのであるが、通常検査のため
に被検者から採取される唾液の量は微量であるので特殊
な混和機を使用しなければならず、またこのような混和
機を使用すると混和機が存在しない場合にはミュータン
ス連鎖球菌を免疫クロマトグラフィー法によって同定・
定量することができず、更には1回混和機を使用すると
その度に混和機を洗浄しなければならないので非常に煩
雑であるという事態に直面した。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、唾液
と、前記水酸化ナトリウム水溶液や特定の酸水溶液、又
は更に特定の界面活性剤が混合されているこれら水酸化
ナトリウム水溶液と特定の酸性水溶液とを特殊な混和機
を使用することなく混和する前処理を行うことができる
唾液の前処理用具及び唾液の前処理方法を提供すること
を課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記課題を
解決すべく鋭意検討を重ねた結果、所定量以上の唾液を
吸収できる所定の形状条件を有する軟質合成樹脂製スポ
ンジが把持棒の先端に固定されているスワブ及び所定形
状の弾性を有する透明又は半透明な軟質合成樹脂製であ
る唾液と処理液との混和容器から成る唾液の前処理具を
用いて、軟質合成樹脂製スポンジに唾液を吸収させたス
ワブを軟質合成樹脂製スポンジ側から混和容器の袋状部
内に挿入し、その状態で混和容器内に水酸化ナトリウム
水溶液又は酸性水溶液のいずれか一方を滴下した後に袋
状部に指圧を加えて軟質合成樹脂製スポンジを押しつぶ
す操作によって唾液の軟質合成樹脂製スポンジへの急激
な排出及び吸入を繰り返せば急激な攪拌効果により唾液
と滴下した液とを混和することができるので、しかる後
に括れ部を指圧しながらスワブを混和容器内から抜き取
ることによって軟質合成樹脂製スポンジに吸収されてい
る液を袋状部内に搾り出してから水溶液のいずれか他方
を滴下して混和するか、又は水溶液のいずれか他方を滴
下して混和した後に括れ部を指圧しながらスワブを混和
容器内から抜き取ることによって軟質合成樹脂製スポン
ジに吸収されている液を袋状部内に搾り出せばよいこと
を究明して本発明を完成したのである。
【0012】即ち本発明は、把持棒の先端に唾液を所定
量以上吸収可能な軟質合成樹脂製スポンジが固定されて
いるスワブと、該スワブの軟質合成樹脂製スポンジより
充分に大きな開口部を有する先細り状の導入部の終点で
ある括れ部に連続して該軟質合成樹脂製スポンジが挿入
可能な袋状部が一体形成されている透明又は半透明な軟
質合成樹脂製である唾液と処理液との混和容器とから成
り、該混和容器は括れ部と袋状部とがその内部に該軟質
合成樹脂製スポンジが挿入されている状態で指圧によっ
て該軟質合成樹脂製スポンジを押しつぶすことが可能な
弾性を有しており、且つ括れ部は指で押圧できる幅を有
していると共に指圧によって押しつぶした状態で該スワ
ブの軟質合成樹脂製スポンジを抜き取ると唾液の前処理
を行うのに必要な最低量以上の唾液を絞り取ることがで
きる形状を成していることを特徴とする唾液の前処理用
具と、免疫クロマトグラフィ−法によりミュータンス連
鎖球菌を同定・定量する際の唾液の前処理方法であっ
て、把持棒の先端に固定されている軟質合成樹脂製スポ
ンジに唾液を吸収させたスワブを該軟質合成樹脂製スポ
ンジ側から、該軟質合成樹脂製スポンジより充分に大き
な開口部を有する先細り状の導入部の終点である括れ部
に連続して該軟質合成樹脂製スポンジが挿入可能な袋状
部が一体形成されている透明又は半透明な軟質合成樹脂
製である混和容器の該袋状部内に挿入し、その状態で該
混和容器内に該開口部から水酸化ナトリウム水溶液又は
酸性水溶液のいずれか一方を滴下した後に該袋状部に指
圧を加えて該軟質合成樹脂製スポンジを押しつぶす操作
によって唾液と滴下した液とを混和した後に、該括れ部
を指圧しながら該スワブを該混和容器内から抜き取るこ
とによって該軟質合成樹脂製スポンジに吸収されている
液を該袋状部内に搾り出し、該混和容器内に該開口部か
ら該水酸化ナトリウム水溶液又は酸性水溶液のいずれか
他方を滴下して混和するか、又は前記該軟質合成樹脂製
スポンジを押しつぶす操作によって唾液と滴下した液と
を混和した後に、該混和容器内に該開口部から該水酸化
ナトリウム水溶液又は酸性水溶液のいずれか他方を滴下
して混和し、しかる後に該括れ部を指圧しながら該スワ
ブを該混和容器内から抜き取ることによって該軟質合成
樹脂製スポンジに吸収されている液を該袋状部内に搾り
出すことを特徴とする唾液の前処理方法とに関するもの
である。
【0013】そして、前記唾液の前処理用具において
は、軟質合成樹脂製スポンジが連続気泡スポンジであり
その気泡の径が50〜400μmであることや、袋状部
の底部から所定距離だけ離れた位置に、袋状部内に収容
された液量が唾液の前処理を行うのに必要な最低量の目
安となる下限線が設けられていることが好ましいこと
や、また前記唾液の前処理方法においては、水酸化ナト
リウム水溶液又は酸性水溶液として、更にpH5〜9に
変色域を持つpH指示薬が混合されている水溶液を使用
したり、水酸化ナトリウム水溶液と酸性水溶液とのいず
れか一方が滴下された後であって水酸化ナトリウム水溶
液と酸性水溶液の他方が滴下される前にpH5〜9に変
色域を持つpH指示薬を滴下して混和しておいたりする
ことが好ましく、pH5〜9に変色域を持つpH指示薬
としては、メチルレッド,アゾリトミン,p−ニトロフ
ェノール,m−ニトロフェノール,ブロモクレゾールパ
ープル,ブロモフェノールレッド,クロロフェノールレ
ッド,フェノールレッド,ニュートラルレッド,ブロモ
チモールブルー,フェノールフタレイン,チモールフタ
レインから成る群より選ばれる一種が使用でき、また水
酸化ナトリウム水溶液又は酸性水溶液として、更に非イ
オン性界面活性剤及び/又は両性界面活性剤が混合され
ている水溶液を使用したり、任意の時期に非イオン性界
面活性剤及び/又は両性界面活性剤を滴下して混和した
りするとより好ましく、酸性水溶液としては酒石酸及び
/又はクエン酸を含有するトリス(ヒドロキシメチル)
アミノメタン緩衝液が、非イオン性界面活性剤及び/又
は両性界面活性剤としてはポリエチレングリコールモノ
オクチルフェニルエーテル,n−オクチル−β−D−グ
ルコシド,n−ヘプチル−β−D−チオグルコシド,n
−オクチル−β−D−チオグルコシド,ノニルフェノキ
シポリエトキシエタノール,オクチルフェノキシポリエ
トキシエタノール,ポリオキシエチレンソルビタンモノ
オレエート,3−[(3−コラミドプロピル)−ジメチ
ルアンモニオ]−1−プロパンスルホナート,3−
[(3−コラミドプロピル)−ジメチルアンモニオ]−
1−ヒドロキシプロパンスルホナートから成る群より選
ばれる一種又は二種以上の混合物が好ましく使用できる
ことも究明したのである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明に係る唾
液の前処理用具及び唾液の前処理方法について詳細に説
明する。図1は本発明に係る唾液の前処理用具のスワブ
を示す斜視図、図2は本発明に係る唾液の前処理用具の
混和容器を示す斜視図、図3は本発明に係る唾液の前処
理方法においてスワブの軟質合成樹脂製スポンジから軟
質合成樹脂製スポンジに吸収されている液を搾り出して
いる状態を示す説明図、図4は本発明に係る唾液の前処
理方法において唾液を吸収させたスワブの軟質合成樹脂
製スポンジを混和容器の袋状部内に挿入し水酸化ナトリ
ウム水溶液又は酸性水溶液のいずれか一方を滴下してい
る状態を示す説明図、図5は本発明に係る唾液の前処理
方法において唾液を吸収させたスワブの軟質合成樹脂製
スポンジを混和容器の袋状部内に挿入し水酸化ナトリウ
ム水溶液又は酸性水溶液のいずれか一方を滴下した後に
袋状部に指圧を加えて唾液と滴下した液とを混和してい
る状態を示す説明図、図6は本発明に係る唾液の前処理
方法において混和容器の袋状部内の唾液と滴下した液と
の混和液に水酸化ナトリウム水溶液又は酸性水溶液のい
ずれか他方を滴下している状態を示す説明図である。
【0015】図面中、Xは本発明に係る唾液の前処理用
具の一方を構成するスワブであり、図1に示す如く把持
棒1の先端に唾液を所定量以上(通常1cc以上)吸収可
能な軟質合成樹脂製スポンジ2が固定されており、その
長さは後述する混和容器Yの長手方向の長さに比べて5
〜10cm程度長いことが好ましい。
【0016】把持棒1は或る程度以上の強度を有し且つ
比較的軽量で可塑剤等が溶出することがないポリプロピ
レン樹脂の如き合成樹脂や、天然の木材や竹で形成され
ていることが好ましい。
【0017】軟質合成樹脂製スポンジ2は、吸収させた
唾液と滴下した液との混和効果を高め得るように連続気
泡スポンジであることが好ましく、その素材としては可
塑剤等が溶出することがないウレタンであることが好ま
しく、その気泡径としては製造の容易性や連鎖球菌の連
鎖を断ち切るという目的の観点から50〜400μmで
あることが好ましい。またその形状は、後述する混和容
器Yの括れ部3cで吸収させた唾液の大部分を絞り取るこ
とができるものであることが好ましいので、外側面の大
部分が把持棒1の長手方向と平行で且つ凹凸がなく、把
持棒1の長手方向と直角な横断面における外周長が混和
容器Yの括れ部3cの内周長以上である部分が把持棒1の
長手方向において大部分を占めていることが好ましく、
例えば円筒型,四角柱等の多角柱型,図示した実施例の
ような長方形等の板状型などが好ましいが、球型や砲弾
型や涙滴型等であってもよい。
【0018】Yは本発明に係る唾液の前処理用具の他方
を構成する唾液と処理液との混和容器であり、図2に示
す如くスワブXの軟質合成樹脂製スポンジ2より充分に
大きな開口部3aを有する先細り状の導入部3bの終点であ
る括れ部3cに連続して軟質合成樹脂製スポンジ2が挿入
可能な袋状部3dが一体形成されている透明又は半透明な
軟質合成樹脂製であり、括れ部3cと袋状部3dとはその内
部にスワブXの軟質合成樹脂製スポンジ2が挿入されて
いる状態で指圧によって軟質合成樹脂製スポンジ2を押
しつぶすことが可能な弾性を有しており、且つ括れ部3c
は指で押圧できる幅を有していると共に指圧によって押
しつぶした状態でスワブXの軟質合成樹脂製スポンジ2
を抜き取ると唾液の前処理を行うのに必要な最低量以上
の唾液を絞り取ることができる形状を成している。そし
て、袋状部3dの底部から所定距離だけ離れた位置に袋状
部3d内に収容された液量が唾液の前処理を行うのに必要
な最低量の目安となる下限線3eが設けられていることが
好ましい。
【0019】このようなスワブXと混和容器Yとから成
る唾液の前処理用具を用いて本発明に係る唾液の前処理
方法を実施するには、先ず被検者にガム等を噛ませるこ
とによって充分に唾液を分泌させた後に、スワブXを軟
質合成樹脂製スポンジ2側から口腔内に挿入し舌や口辱
で押しつぶすことによってスワブXの軟質合成樹脂製ス
ポンジ2に唾液を吸収させるか、又は唾液をコップ等に
吐き出させてスワブXの軟質合成樹脂製スポンジ2に唾
液を吸収させる。
【0020】次に、唾液を軟質合成樹脂製スポンジ2に
吸収させたスワブXを軟質合成樹脂製スポンジ2側から
混和容器Y内に挿入した後、図3に示す如く軟質合成樹
脂製スポンジ2が混和容器Yの括れ部3cに挿入された状
態で括れ部3cを指圧しながらスワブXを混和容器Y内か
ら抜き取ることによって軟質合成樹脂製スポンジ2に吸
収されていた唾液を袋状部3d内に搾り出し、唾液の前処
理を行うのに必要な最低量以上が採取されていることを
確認する。この操作は、袋状部3dの底部から所定距離だ
け離れた位置に、袋状部3d内に収容された唾液が前処理
を行うのに必要な最低量の目安となる下限線3eが設けら
れていると容易である。なお、唾液の量が前処理を行う
のに必要な最低量に満たない場合には、前記の操作を繰
り返し唾液を補充する。しかる後、スワブXの軟質合成
樹脂製スポンジ2を唾液が収納されている袋状部3dに再
度挿入する。この操作は、スワブXの軟質合成樹脂製ス
ポンジ2に吸収させた唾液の量が唾液が前処理を行うの
に充分な量であることが予め分かっている場合には必要
ない。
【0021】しかる後、その状態で図4に示す如く混和
容器Y内に開口部3aから水酸化ナトリウム水溶液A又は
酸性水溶液Bのいずれか一方を滴下した後に、図5に示
す如く袋状部3dに指圧を加えて軟質合成樹脂製スポンジ
2を押しつぶす操作を繰り返すと、唾液と滴下した水酸
化ナトリウム水溶液A又は酸性水溶液Bとが軟質合成樹
脂製スポンジ2への急激な排出及び吸入によって強力に
攪拌されるため、唾液と滴下した水酸化ナトリウム水溶
液A又は酸性水溶液Bとを容易に混和することができる
のである。なお、この軟質合成樹脂製スポンジ2を押し
つぶす操作は、10回以上繰り返すことが好ましい。
【0022】かくして滴下した水酸化ナトリウム水溶液
A又は酸性水溶液Bと混和された唾液を軟質合成樹脂製
スポンジ2から採取するため、前述した図3に示す操
作、即ちスワブXの軟質合成樹脂製スポンジ2が混和容
器Yの括れ部3cに挿入された状態で括れ部3cを指圧しな
がらスワブXを混和容器Y内から抜き取ることによっ
て、軟質合成樹脂製スポンジ2に吸収されていた滴下し
た水酸化ナトリウム水溶液A又は酸性水溶液Bと混和さ
れた唾液を袋状部3d内に搾り出し、次に図6に示す如く
水酸化ナトリウム水溶液A又は酸性水溶液Bのいずれか
他方を袋状部3d内に滴下し、混和容器Yを振って滴下し
た水酸化ナトリウム水溶液A又は酸性水溶液Bのいずれ
か他方と混和する。その際、後述するように処理された
唾液のpHは5〜9であることが好ましいため、水酸化
ナトリウム水溶液A又は酸性水溶液Bの少なくともいず
れか一方にpH5〜9に変色域を持つpH指示薬が混合
されていたり、また水酸化ナトリウム水溶液A又は酸性
水溶液Bの少なくともいずれか一方にpH5〜9に変色
域を持つpH指示薬が混合されていない場合には水酸化
ナトリウム水溶液Aと酸性水溶液Bとのいずれか一方が
滴下された後であって水酸化ナトリウム水溶液Aと酸性
水溶液Bの他方が滴下される前にpH5〜9に変色域を
持つpH指示薬を滴下して混和しておくと、唾液の処理
液の色の変化によってpHの値を確認できるので好まし
い。
【0023】このpH5〜9に変色域を持つpH指示薬
としては、メチルレッド,アゾリトミン,p−ニトロフ
ェノール,m−ニトロフェノール,ブロモクレゾールパ
ープル,ブロモフェノールレッド,クロロフェノールレ
ッド,フェノールレッド,ニュートラルレッド,ブロモ
チモールブルー,フェノールフタレイン,チモールフタ
レインから成る群より選ばれる一種が好ましく使用でき
る。
【0024】また、このように滴下した水酸化ナトリウ
ム水溶液A又は酸性水溶液Bと混和された唾液を軟質合
成樹脂製スポンジ2から採取する操作を行う前に、図4
に示す如く水酸化ナトリウム水溶液A又は酸性水溶液B
のいずれか他方を袋状部3d内に滴下し、混和容器Yを振
って滴下した水酸化ナトリウム水溶液A又は酸性水溶液
Bのいずれか他方と混和したり、図5に示す如く袋状部
3dに指圧を加えて軟質合成樹脂製スポンジ2を押しつぶ
す操作を繰り返して混和したりした後に、前述した図3
に示す操作、即ちスワブXの軟質合成樹脂製スポンジ2
が混和容器Yの括れ部3cに挿入された状態で括れ部3cを
指圧しながらスワブXを混和容器Y内から抜き取ること
によって、軟質合成樹脂製スポンジ2に吸収されていた
滴下した水酸化ナトリウム水溶液A及び酸性水溶液Bと
混和された唾液を袋状部3d内に搾り出してもよい。
【0025】本発明に係る唾液の前処理方法に使用され
る水酸化ナトリウム水溶液Aは、唾液中のムチンやミュ
ータンス連鎖球菌の外膜に存在するグルカンに作用して
ミュータンス連鎖球菌の凝集を抑え、抗原であるミュー
タンス連鎖球菌の多孔質膜中の移動を容易とする作用を
成すものであり、炭酸ナトリウム,リン酸水素2ナトリ
ウム水溶液を含む水溶液は適しておらずミュータンス連
鎖球菌の検査を正確に行うことはできない。これは水酸
化ナトリウム以外のアルカリ性水溶液では、ミュータン
ス連鎖球菌の抗原の構造に障害を与えている可能性があ
ると推測されるからである。
【0026】また、本発明に係る唾液の前処理方法に使
用される酸性水溶液Bは、ミュータンス連鎖球菌の連鎖
を抑え、抗原であるミュータンス連鎖球菌の多孔質膜中
の移動を容易とする作用を成すものであり、酒石酸及び
/又はクエン酸を含有する水溶液が最も適しており、そ
の他の酸、例えば塩酸,硫酸,硝酸,酢酸,乳酸,マレ
イン酸等の水溶液は適しておらず、水酸化ナトリウム水
溶液Aと組み合わせて用いても目的とする検査の感度を
得ることが難しい。これは酒石酸及びクエン酸以外の水
溶液ではミュータンス連鎖球菌の抗原の構造に障害を与
えている可能性があると推測される。本発明に係る唾液
の前処理方法に於いては、水酸化ナトリウム水溶液Aと
酸性水溶液Bとの間に中和反応が起こるため緩衝剤を利
用することが好ましく、酒石酸及び/又はクエン酸を含
有する水溶液にはトリス(ヒドロキシメチル)アミノメ
タンを緩衝剤として含有することが好ましい。緩衝作用
を効果的に得るためには、トリス(ヒドロキシメチル)
アミノメタンを酸性水溶液B側に使用する必要がある
が、同時に水酸化ナトリウム水溶液Aに使用しても良い
のは勿論である。しかしこの時、その他の緩衝剤、例え
ば炭酸水素ナトリウムと炭酸ナトリウムや、クエン酸と
クエン酸ナトリウムのような組み合わせでは緩衝作用が
充分得られないことを確認している。
【0027】水酸化ナトリウム水溶液A及び酸性水溶液
Bの濃度は0.01N以上であることが好ましく、各濃
度が0.01N未満であるとそれぞれの効果を得難い傾
向や多孔質膜中で目詰まりを起こし易い傾向がある。実
際には、濃度は高い方が検出感度の点で有利である。ま
た、本発明に係る唾液の前処理用方法に於いて、水酸化
ナトリウム水溶液Aと酸性水溶液Bとは、中和作用があ
るため必ず別になっていることが必要である。
【0028】本発明に係る唾液の前処理方法に使用され
る水酸化ナトリウム水溶液Aと酸性水溶液Bとの一者又
は両者には、ミュータンス連鎖球菌表面のタンパク質を
可溶化してミュータンス連鎖球菌が多孔質膜内をスムー
スに通り抜けることを可能とする作用を成すように非イ
オン性界面活性剤及び/又は両性界面活性剤が混合され
ていることが好ましい。従来から、免疫クロマトグラフ
ィー法ではサンプル液や抗原液が検査器具内をスムーズ
に移動できるようにイオン性界面活性剤を使用すること
がよくあるが、ミュータンス連鎖球菌抗原の同定・定量
を行うための本発明に係る唾液の前処理方法に使用され
る界面活性剤は、実験の結果から非イオン性界面活性剤
及び/又は両性界面活性剤であることが必要であり、ラ
ウリル硫酸ナトリウムやドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム等の陰イオン界面活性剤では特異抗体による抗
原の検出を行うことができない。
【0029】本発明に係る唾液の前処理方法に使用され
る界面活性剤は、非イオン性界面活性剤及び/又は両性
界面活性剤であれば特に限定されず、一般に膜タンパク
の可溶化剤として使用されるものがいずれも使用でき
る。しかし、用いる非イオン性界面活性剤及び/又は両
性界面活性剤の種類によってミュータンス連鎖球菌抗原
の検出感度に差があり、中でも非イオン性界面活性剤と
してのポリエチレングリコールモノオクチルフェニルエ
ーテル,n−オクチル−β−D−グルコシド,n−ヘプ
チル−β−D−チオグルコシド,n−オクチル−β−D
−チオグルコシド,ノニルフェノキシポリエトキシエタ
ノール,オクチルフェノキシポリエトキシエタノール,
ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートや、両性
界面活性剤としての3−[(3−コラミドプロピル)−
ジメチルアンモニオ]−1−プロパンスルホナート,3
−[(3−コラミドプロピル)−ジメチルアンモニオ]
−1−ヒドロキシプロパンスルホナートから成る群より
選ばれる一種又は二種以上の混合物が検出感度の点で好
ましい。
【0030】この非イオン性界面活性剤及び/又は両性
界面活性剤が水酸化ナトリウム水溶液Aと酸性水溶液B
との一者又は両者に予め混合されていない場合には、任
意の時期に非イオン性界面活性剤及び/又は両性界面活
性剤を唾液に滴下して混和すればよい。
【0031】本発明に係る唾液の前処理方法に使用され
る水酸化ナトリウム水溶液A及び酸性水溶液Bはそれぞ
れ独立した機能を持つため任意の順で滴下することが可
能である。
【0032】本発明に係る唾液の前処理方法で使用する
非イオン性界面活性剤及び/又は両性イオン界面活性剤
は、唾液の前処理後に唾液試料中の非イオン性界面活性
剤及び/又は両性界面活性剤の濃度が0.05〜90重
量%となるように使用することが好ましい。0.05重
量%未満では、抗原抗体反応による検出感度がなくなっ
てしまい、90重量%を超えると抗原抗体反応による検
出感度が低下してしまうため適していない。
【0033】本発明に係る唾液の前処理方法では水酸化
ナトリウム水溶液Aと酸性水溶液Bとの中和作用によっ
て、前処理後の唾液のpHが5〜9の範囲内になるよう
に処理を行う。これは抗原抗体反応がこのpHの範囲内
で行われるため、用いる特異抗体によって異なるが、p
Hが範囲外であると特異抗体が抗原と離れてしまった
り、非特異的な親和性を持ってしまうため測定結果の信
頼性が低下することを防ぐためである。
【0034】本発明に係る唾液の前処理方法によって前
処理を行った唾液試料は、従来の免疫クロマトグラフィ
−法を用いた抗原抗体反応によってミュータンス連鎖球
菌の同定・定量することが可能であり、ミュータンス連
鎖球菌以外の口腔内細菌にも応用できる。特異抗体は通
常用いられる方法によって得ることができ、例えば、Ko
hlerとMilstein(Kohler G, C. Milstein, Continuous
cultures of fused cells secreting antibody of pred
efined specificity, Nature, 256:495-497. 1975)に
よる細胞融合によるハイブリドーマの樹立法によっても
良いし、単に抗原を動物に免疫してその血清を精製した
ものでも構わない。
【0035】
【発明の効果】以上に詳述したように本発明は、ヒトの
唾液試料中のミュータンス連鎖球菌を免疫クロマトグラ
フィー法によって同定・定量する際に、簡便な方法で唾
液中のムチン及びミュータンス連鎖球菌の連鎖による凝
集を取り除くことを可能とする唾液の前処理用具及び唾
液の前処理方法であり、本発明に係る唾液の前処理用具
は電動式ミキサーのような強力な混和作用を発揮し且つ
微量な唾液でも混和できる特殊な混和機を使用しなくて
も簡便に唾液の前処理を行うことができる安価なもので
あり、また本発明に係る唾液の前処理方法は本発明に係
る唾液の前処理用具を使用して迅速且つ容易に唾液の前
処理を行うことができる方法であり、その歯科分野に貢
献する価値の非常に大きなものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る唾液の前処理用具のスワブの1実
施例を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る唾液の前処理用具の混和容器の1
実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る唾液の前処理方法においてスワブ
の軟質合成樹脂製スポンジから軟質合成樹脂製スポンジ
に吸収されている液を搾り出している状態を示す説明図
ある。
【図4】本発明に係る唾液の前処理方法において唾液を
吸収させたスワブの軟質合成樹脂製スポンジを混和容器
の袋状部内に挿入しアルカリ性水溶液又は酸性水溶液の
いずれか一方を滴下している状態を示す説明図である。
【図5】本発明に係る唾液の前処理方法において唾液を
吸収させたスワブの軟質合成樹脂製スポンジを混和容器
の袋状部内に挿入しアルカリ性水溶液又は酸性水溶液の
いずれか一方を滴下した後に袋状部に指圧を加えて唾液
と滴下した液とを混和している状態を示す説明図であ
る。
【図6】本発明に係る唾液の前処理方法において混和容
器の袋状部内の唾液と滴下した液との混和液にアルカリ
性水溶液又は酸性水溶液のいずれか他方を滴下している
状態を示す説明図である。
【符号の説明】
X スワブ 1 把持棒 2 軟質合成樹脂製スポンジ Y 混和容器 3a 開口部 3b 導入部 3c 括れ部 3d 袋状部 3e 下限線 A アルカリ性水溶液 B 酸性水溶液
フロントページの続き (72)発明者 岡田 淳一 東京都板橋区蓮沼町76番1号 株式会社ジ ーシー内 Fターム(参考) 2G045 CB07 CB25 FB11 HA07 2G052 AA29 AA36 AB16 AC01 AD06 AD26 AD46 BA02 BA14 CA04 DA03 GA30 HA01 JA09 4B029 AA09 HA01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把持棒(1)の先端に唾液を所定量以上吸
    収可能な軟質合成樹脂製スポンジ(2)が固定されている
    スワブ(X)と、該スワブ(X)の軟質合成樹脂製スポンジ
    (2)より充分に大きな開口部(3a)を有する先細り状の導
    入部(3b)の終点である括れ部(3c)に連続して該軟質合成
    樹脂製スポンジ(2)が挿入可能な袋状部(3d)が一体形成
    されている透明又は半透明な軟質合成樹脂製である唾液
    と処理液との混和容器(Y)とから成り、該混和容器(Y)
    は括れ部(3c)と袋状部(3d)とがその内部に該軟質合成樹
    脂製スポンジ(2)が挿入されている状態で指圧によって
    該軟質合成樹脂製スポンジ(2)を押しつぶすことが可能
    な弾性を有しており、且つ括れ部(3c)は指で押圧できる
    幅を有していると共に指圧によって押しつぶした状態で
    該スワブ(X)の軟質合成樹脂製スポンジ(2)を抜き取る
    と唾液の前処理を行うのに必要な最低量以上の唾液を絞
    り取ることができる形状を成していることを特徴とする
    唾液の前処理用具。
  2. 【請求項2】 スワブ(X)の軟質合成樹脂製スポンジ
    (2)が連続気泡スポンジでありその気泡の径が50〜4
    00μmである請求項1に記載の唾液の前処理用具。
  3. 【請求項3】 混和容器(Y)の袋状部(3d)の底部から所
    定距離だけ離れた位置に、該袋状部(3d)内に収容された
    液量が唾液の前処理を行うのに必要な最低量の目安とな
    る下限線(3e)が設けられている請求項1又は2に記載の
    唾液の前処理用具。
  4. 【請求項4】 免疫クロマトグラフィ−法によりミュー
    タンス連鎖球菌を同定・定量する際の唾液の前処理方法
    であって、把持棒(1)の先端に固定されている軟質合成
    樹脂製スポンジ(2)に唾液を吸収させたスワブ(X)を該
    軟質合成樹脂製スポンジ(2)側から、該軟質合成樹脂製
    スポンジ(2)より充分に大きな開口部(3a)を有する先細
    り状の導入部(3b)の終点である括れ部(3c)に連続して該
    軟質合成樹脂製スポンジ(2)が挿入可能な袋状部(3d)が
    一体形成されている透明又は半透明な軟質合成樹脂製で
    ある混和容器(Y)の該袋状部(3d)内に挿入し、その状態
    で該混和容器(Y)内に該開口部(3a)から水酸化ナトリウ
    ム水溶液(A)又は酸性水溶液(B)のいずれか一方を滴下
    した後に該袋状部(3d)に指圧を加えて該軟質合成樹脂製
    スポンジ(2)を押しつぶす操作によって唾液と滴下した
    液とを混和した後に、該括れ部(3c)を指圧しながら該ス
    ワブ(X)を該混和容器(Y)内から抜き取ることによって
    該軟質合成樹脂製スポンジ(2)に吸収されている液を該
    袋状部(3d)内に搾り出し、該混和容器(Y)内に該開口部
    (3a)から該水酸化ナトリウム水溶液(A)又は酸性水溶液
    (B)のいずれか他方を滴下して混和することを特徴とす
    る唾液の前処理方法。
  5. 【請求項5】 免疫クロマトグラフィ−法によりミュー
    タンス連鎖球菌を同定・定量する際の唾液の前処理方法
    であって、把持棒(1)の先端に固定されている軟質合成
    樹脂製スポンジ(2)に唾液を吸収させたスワブ(X)を該
    軟質合成樹脂製スポンジ(2)側から、該軟質合成樹脂製
    スポンジ(2)より充分に大きな開口部(3a)を有する先細
    り状の導入部(3b)の終点である括れ部(3c)に連続して該
    軟質合成樹脂製スポンジ(2)が挿入可能な袋状部(3d)が
    一体形成されている透明又は半透明な軟質合成樹脂製で
    ある混和容器(Y)の該袋状部(3d)内に挿入し、その状態
    で該混和容器(Y)内に該開口部(3a)から水酸化ナトリウ
    ム水溶液(A)又は酸性水溶液(B)のいずれか一方を滴下
    した後に該袋状部(3d)に指圧を加えて該軟質合成樹脂製
    スポンジ(2)を押しつぶす操作によって唾液と滴下した
    液とを混和した後に、該混和容器(Y)内に該開口部(3a)
    から該水酸化ナトリウム水溶液(A)又は酸性水溶液(B)
    のいずれか他方を滴下して混和し、しかる後に該括れ部
    (3c)を指圧しながら該スワブ(X)を該混和容器(Y)内か
    ら抜き取ることによって該軟質合成樹脂製スポンジ(2)
    に吸収されている液を該袋状部(3d)内に搾り出すことを
    特徴とする唾液の前処理方法。
  6. 【請求項6】 水酸化ナトリウム水溶液(A)又は酸性水
    溶液(B)として、更にpH5〜9に変色域を持つpH指
    示薬が混合されている水溶液を使用する請求項4又は5
    に記載の唾液の前処理方法。
  7. 【請求項7】 水酸化ナトリウム水溶液(A)と酸性水溶
    液(B)とのいずれか一方が滴下された後であって水酸化
    ナトリウム水溶液(A)と酸性水溶液(B)の他方が滴下さ
    れる前に、pH5〜9に変色域を持つpH指示薬を滴下
    して混和しておく請求項4又は5に記載の唾液の前処理
    方法。
  8. 【請求項8】 pH5〜9に変色域を持つpH指示薬
    が、メチルレッド,アゾリトミン,p−ニトロフェノー
    ル,m−ニトロフェノール,ブロモクレゾールパープ
    ル,ブロモフェノールレッド,クロロフェノールレッ
    ド,フェノールレッド,ニュートラルレッド,ブロモチ
    モールブルー,フェノールフタレイン,チモールフタレ
    インから成る群より選ばれる一種を使用する請求項6又
    は7に記載の唾液の前処理用キット。
  9. 【請求項9】 水酸化ナトリウム水溶液(A)又は酸性水
    溶液(B)として、更に非イオン性界面活性剤及び/又は
    両性界面活性剤が混合されている水溶液を使用する請求
    項4から7のいずれか1項に記載の唾液の前処理方法。
  10. 【請求項10】 任意の時期に非イオン性界面活性剤及
    び/又は両性界面活性剤を滴下して混和する請求項4か
    ら7のいずれか1項に記載の唾液の前処理方法。
  11. 【請求項11】 酸性水溶液(B)として、酒石酸及び/
    又はクエン酸を含有するトリス(ヒドロキシメチル)ア
    ミノメタン緩衝液を、非イオン性界面活性剤及び/又は
    両性界面活性剤として、ポリエチレングリコールモノオ
    クチルフェニルエーテル,n−オクチル−β−D−グル
    コシド,n−ヘプチル−β−D−チオグルコシド,n−
    オクチル−β−D−チオグルコシド,ノニルフェノキシ
    ポリエトキシエタノール,オクチルフェノキシポリエト
    キシエタノール,ポリオキシエチレンソルビタンモノオ
    レエート,3−[(3−コラミドプロピル)−ジメチル
    アンモニオ]−1−プロパンスルホナート,3−[(3
    −コラミドプロピル)−ジメチルアンモニオ]−1−ヒ
    ドロキシプロパンスルホナートから成る群より選ばれる
    一種又は二種以上の混合物を使用する請求項9又は10
    に記載の唾液の前処理方法。
JP2001188068A 2001-06-21 2001-06-21 唾液の前処理用具及び唾液の前処理方法 Expired - Lifetime JP4642277B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001188068A JP4642277B2 (ja) 2001-06-21 2001-06-21 唾液の前処理用具及び唾液の前処理方法
EP02012385A EP1271124B1 (en) 2001-06-21 2002-06-06 Pretreatment instrument of saliva and pretreatment method of saliva
DE60209961T DE60209961T2 (de) 2001-06-21 2002-06-06 Vorbehandlungsinstrument und Vorbehandlungsverfahren von Speichel
AT02012385T ATE321262T1 (de) 2001-06-21 2002-06-06 Vorbehandlungsinstrument und vorbehandlungsverfahren von speichel
US10/163,614 US7160689B2 (en) 2001-06-21 2002-06-07 Pretreatment instrument of saliva and pretreatment method of saliva
AU47549/02A AU782324B2 (en) 2001-06-21 2002-06-14 Pretreatment instrument of saliva and pretreatment method of saliva

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001188068A JP4642277B2 (ja) 2001-06-21 2001-06-21 唾液の前処理用具及び唾液の前処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003004605A true JP2003004605A (ja) 2003-01-08
JP4642277B2 JP4642277B2 (ja) 2011-03-02

Family

ID=19027252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001188068A Expired - Lifetime JP4642277B2 (ja) 2001-06-21 2001-06-21 唾液の前処理用具及び唾液の前処理方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7160689B2 (ja)
EP (1) EP1271124B1 (ja)
JP (1) JP4642277B2 (ja)
AT (1) ATE321262T1 (ja)
AU (1) AU782324B2 (ja)
DE (1) DE60209961T2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004101345A (ja) * 2002-09-09 2004-04-02 Gc Corp 唾液前処理キット及び唾液前処理方法
JP2005024323A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Sysmex Corp 免疫検査用検体前処理液及び処理方法
JP2008190988A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 Nippon Soda Co Ltd サンプリング用具
JP2012005476A (ja) * 2010-06-09 2012-01-12 Copan Italia Spa 分析物の定量的移動方法
JP2013140172A (ja) * 2006-09-08 2013-07-18 Becton Dickinson & Co 物理的な充填ライン指標を備える試料容器
WO2016104406A1 (ja) * 2014-12-24 2016-06-30 株式会社トクヤマデンタル 合成樹脂製包装体
US10092275B2 (en) 2011-01-05 2018-10-09 Copan Italia S.P.A. Process for realising a device for collecting and transferring samples for molecular biology
JP2020524789A (ja) * 2017-06-21 2020-08-20 ベーリンガー インゲルハイム フェトメディカ ゲーエムベーハーBoehringer Ingelheim Vetmedica GmbH サンプルを前処理するための圧縮可能抽出器具

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4651868B2 (ja) * 2001-03-28 2011-03-16 株式会社ジーシー 唾液の前処理用キット及びこれを用いた唾液の前処理方法
ITMI20030643A1 (it) 2003-04-01 2004-10-02 Copan Innovation Ltd Tampone per il prelievo di campioni biologici
US7232681B2 (en) * 2003-04-24 2007-06-19 O'connell David Personal cell sampling kit
US20040267181A1 (en) * 2003-06-26 2004-12-30 Asd Swab sample collection and recovery device
US7337907B2 (en) * 2003-08-01 2008-03-04 Polyzen, Inc. Press-flat centrifuge tube and specimen collection assembly comprising same
US20050256440A1 (en) * 2004-04-30 2005-11-17 Zunker Maryann Disposable device for mechanically engaging a vagina
US20080118445A1 (en) * 2004-08-20 2008-05-22 Cao Group, Inc. Dental Appliance Cleaners and Methods for Making and Using Them
US20060293205A1 (en) * 2005-06-27 2006-12-28 Jessica Chung Cleaning substrate with a visual cue
US20060292034A1 (en) * 2005-06-28 2006-12-28 American Bio Medica Corporation Saliva sample testing device
US8641684B2 (en) * 2005-10-11 2014-02-04 Nxstage Medical, Inc. Closure for tubular access port
US7915032B2 (en) * 2006-03-03 2011-03-29 Capitol Vial Inc. Sample collection system and method
US8480968B2 (en) * 2006-08-09 2013-07-09 Lawrence Allan Lynn Luer valve disinfectant swab-pouch
US7794675B2 (en) * 2006-03-16 2010-09-14 Lawrence Allan Lynn Swab pouch
US8361408B2 (en) * 2006-03-16 2013-01-29 Lawrence Allan Lynn Luer protection pouch and luer valve/male luer protection method
US20080039803A1 (en) * 2006-08-09 2008-02-14 Lawrence Allan Lynn Luer protection pouch™ and luer valve/male luer protection method
US7850922B2 (en) * 2008-02-13 2010-12-14 Capitol Vial Inc. Fluid sample collection system
US7854895B2 (en) * 2008-02-13 2010-12-21 Capitol Vial Inc. Fluid sample collection system and method
EP2263548B1 (en) 2010-04-21 2013-06-26 Puritan Medical Products Company, LLC Collection device and material
US8943641B2 (en) * 2010-06-03 2015-02-03 Linden Photonics, Inc. Method and apparatus for cleaning a fiber optic connector end face
US9925647B2 (en) * 2011-11-10 2018-03-27 Labplas Inc. Device for holding a sampling sponge
ITMI20121603A1 (it) 2012-09-25 2014-03-26 Copan Italia Spa Dispositivo e metodo per il prelievo ed il trasferimento di campioni di materiale biologico
WO2015059686A1 (en) * 2013-10-22 2015-04-30 Ilex Medical Ltd. Kit and method for collecting body fluid for medical diagnosis
DE102015007097A1 (de) 2015-06-08 2016-12-08 Boehringer Ingelheim Vetmedica Gmbh Verfahren zur Gewinnung einer Speichelprobe und Sammelvorrichtung
CN108113712B (zh) * 2016-11-30 2024-05-31 厦门致善生物科技股份有限公司 体液收集器和体液收集方法
GB201703383D0 (en) 2017-03-02 2017-04-19 Gargle Tech Ltd Testing for particulates
EP3685159A4 (en) * 2017-09-21 2021-06-09 Becton, Dickinson and Company KIT FOR SAMPLING HAZARDOUS POLLUTANTS AND QUICK TEST
US11401654B2 (en) * 2018-03-19 2022-08-02 Softray, Inc. Apparatus and methods for pre-treating swabs prior to collection of specimens to reduce false positive detections
CN108645850B (zh) * 2018-05-24 2024-07-23 惠州法路源基因科技有限公司 一种拭子及其制备方法和应用
US11680877B2 (en) 2018-09-05 2023-06-20 Hero Scientific Ltd. Testing for particulates
USD1001267S1 (en) * 2020-07-13 2023-10-10 Saliva Management Systems, Inc. Saliva management system
CA3202405A1 (en) 2021-01-06 2022-07-14 Zvi Feldman Filtration sampling devices

Citations (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3776220A (en) * 1972-05-09 1973-12-04 F Monaghan Diagnostic swab with stored culture medium
JPS58191956A (ja) * 1982-05-06 1983-11-09 Sunstar Giken Kk 試験液の反応状態測定装置
EP0155747A1 (en) * 1984-03-19 1985-09-25 Kidde, Inc. Tube culture system
JPS61210013A (ja) * 1985-03-13 1986-09-18 Iwase Kosufua Kk 皮膚外用剤
JPH03661U (ja) * 1989-05-24 1991-01-08
WO1994018892A1 (en) * 1993-02-23 1994-09-01 Trinity Research Limited Device for the processing of saliva for use in an immunoassay
EP0621232A1 (en) * 1993-04-21 1994-10-26 Becton, Dickinson and Company Device and method for breaking an ampoule
WO1995030484A1 (en) * 1994-05-09 1995-11-16 Angelo Joseph P D Saliva sample collection system
JPH09501494A (ja) * 1993-08-02 1997-02-10 クイデル コーポレイション サンプル抽出手段を有する横方向流れ医療診断検定装置
WO1998014276A1 (en) * 1996-10-01 1998-04-09 Schur Henry B Sample collection, dispensing and retention device
JPH1090131A (ja) * 1996-09-12 1998-04-10 Eiken Kizai Kk 環境清浄度検査用拭き取り器具
JPH10508689A (ja) * 1994-11-15 1998-08-25 コーテックス リミテッド 唾液の分析方法
JPH10229871A (ja) * 1997-02-21 1998-09-02 Eiken Kizai Kk 環境微生物検査用拭き取り器具
JPH11174048A (ja) * 1997-12-11 1999-07-02 Nissho Corp 口腔粘膜の出血血液吸収体
US6015681A (en) * 1995-07-28 2000-01-18 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Rapid immunoassay for cariogenic bacteria
JP2000039435A (ja) * 1998-07-21 2000-02-08 Shima Kenkyusho:Kk 歯周ポケットエラスターゼ測定試薬
JP2000329763A (ja) * 1999-05-24 2000-11-30 Lion Corp 唾液検査用具
JP2000342591A (ja) * 1999-06-01 2000-12-12 Eiken Kizai Kk 検体採取器具セット
JP2002181812A (ja) * 2000-12-15 2002-06-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 歯ブラシ型バイオセンサ
JP2003520014A (ja) * 1998-09-18 2003-07-02 バイナクス インク. 精製された抗原特異的抗体を用いる、肺炎連鎖球菌の迅速な検出のための方法および材料

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3674007A (en) * 1970-06-04 1972-07-04 John H Freis Culture collecting apparatus
US3913562A (en) * 1974-01-16 1975-10-21 Moore Perk Corp Disposable package for collecting and transporting cultures for laboratory analysis
US3915806A (en) * 1974-01-17 1975-10-28 Denver Chemical Manufacturing Specimen holding kit
US4175439A (en) * 1977-05-13 1979-11-27 Laker Thomas L Apparatus and method for collecting, storage and transporting liquid samples for diagnostic examination
US4359455A (en) * 1979-10-30 1982-11-16 Sunstar Hamigaki Kabushiki Kaisha Diagnostic test composition for dental caries activity
US4387725A (en) * 1981-02-10 1983-06-14 Mull John D Device for use in the collection and transportation of medical specimens
JPS58225029A (ja) * 1982-06-21 1983-12-27 Showa Yakuhin Kako Kk う蝕簡易判別用具
US4637061A (en) * 1985-12-20 1987-01-13 Riese J Richard Specimen, sample collection and transport container
US4707450A (en) * 1986-09-25 1987-11-17 Nason Frederic L Specimen collection and test unit
US4789639A (en) * 1987-01-02 1988-12-06 Becton, Dickinson And Company Liquid recovery device
US5013667A (en) * 1987-06-08 1991-05-07 Dexsil Corporation Apparatus and method for measuring halogen content
US5028543A (en) * 1988-03-18 1991-07-02 Dexsil Corporation Method for measuring the content of halogenated organic compounds in soil samples
SE9000650L (sv) * 1989-02-28 1990-08-29 Asahi Optical Co Ltd Separation av celler eller virus
US4956301A (en) * 1989-11-02 1990-09-11 Miles Inc. Test device and method of assaying for fructosamines
US5283038A (en) * 1990-12-18 1994-02-01 Saliva Diagnostic Systems, Inc. Fluid sampling and testing device
US5152742A (en) * 1991-04-04 1992-10-06 Euroceltique, S.A. Swab apparatus
US5431884A (en) * 1994-02-22 1995-07-11 Sage Products, Inc. Specimen transporting and processing system
US6423550B1 (en) * 1995-03-30 2002-07-23 Ortho Pharmaceutical Corporation Home oral fluid sample collection device and package for mailing of such device
US6406922B2 (en) * 1996-03-11 2002-06-18 American Bio Medica Corp. Device for the testing of body fluid samples
US6727073B1 (en) * 1999-11-19 2004-04-27 Binax, Inc. Method for detecting enteric disease
CA2410925C (en) * 2000-06-02 2009-12-29 Biocontrol Systems, Inc. Self-contained devices for detecting biological contaminants
US6516947B1 (en) * 2000-08-11 2003-02-11 Viridian Packaging Solutions, Llc Containers having a fracture recess for opening the containers

Patent Citations (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3776220A (en) * 1972-05-09 1973-12-04 F Monaghan Diagnostic swab with stored culture medium
JPS58191956A (ja) * 1982-05-06 1983-11-09 Sunstar Giken Kk 試験液の反応状態測定装置
EP0155747A1 (en) * 1984-03-19 1985-09-25 Kidde, Inc. Tube culture system
JPS61210013A (ja) * 1985-03-13 1986-09-18 Iwase Kosufua Kk 皮膚外用剤
JPH03661U (ja) * 1989-05-24 1991-01-08
WO1994018892A1 (en) * 1993-02-23 1994-09-01 Trinity Research Limited Device for the processing of saliva for use in an immunoassay
EP0621232A1 (en) * 1993-04-21 1994-10-26 Becton, Dickinson and Company Device and method for breaking an ampoule
JPH09501494A (ja) * 1993-08-02 1997-02-10 クイデル コーポレイション サンプル抽出手段を有する横方向流れ医療診断検定装置
WO1995030484A1 (en) * 1994-05-09 1995-11-16 Angelo Joseph P D Saliva sample collection system
JPH10508689A (ja) * 1994-11-15 1998-08-25 コーテックス リミテッド 唾液の分析方法
US6015681A (en) * 1995-07-28 2000-01-18 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Rapid immunoassay for cariogenic bacteria
JPH1090131A (ja) * 1996-09-12 1998-04-10 Eiken Kizai Kk 環境清浄度検査用拭き取り器具
WO1998014276A1 (en) * 1996-10-01 1998-04-09 Schur Henry B Sample collection, dispensing and retention device
JPH10229871A (ja) * 1997-02-21 1998-09-02 Eiken Kizai Kk 環境微生物検査用拭き取り器具
JPH11174048A (ja) * 1997-12-11 1999-07-02 Nissho Corp 口腔粘膜の出血血液吸収体
JP2000039435A (ja) * 1998-07-21 2000-02-08 Shima Kenkyusho:Kk 歯周ポケットエラスターゼ測定試薬
JP2003520014A (ja) * 1998-09-18 2003-07-02 バイナクス インク. 精製された抗原特異的抗体を用いる、肺炎連鎖球菌の迅速な検出のための方法および材料
JP2000329763A (ja) * 1999-05-24 2000-11-30 Lion Corp 唾液検査用具
JP2000342591A (ja) * 1999-06-01 2000-12-12 Eiken Kizai Kk 検体採取器具セット
JP2002181812A (ja) * 2000-12-15 2002-06-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 歯ブラシ型バイオセンサ

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004101345A (ja) * 2002-09-09 2004-04-02 Gc Corp 唾液前処理キット及び唾液前処理方法
JP2005024323A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Sysmex Corp 免疫検査用検体前処理液及び処理方法
JP2013140172A (ja) * 2006-09-08 2013-07-18 Becton Dickinson & Co 物理的な充填ライン指標を備える試料容器
US9409176B2 (en) 2006-09-08 2016-08-09 Becton, Dickinson And Company Sample container with physical fill-line indicator
JP2008190988A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 Nippon Soda Co Ltd サンプリング用具
JP2012005476A (ja) * 2010-06-09 2012-01-12 Copan Italia Spa 分析物の定量的移動方法
US9428788B2 (en) 2010-06-09 2016-08-30 Copan Italia S.P.A. Method for quantitative transfer of analytes
US10092275B2 (en) 2011-01-05 2018-10-09 Copan Italia S.P.A. Process for realising a device for collecting and transferring samples for molecular biology
WO2016104406A1 (ja) * 2014-12-24 2016-06-30 株式会社トクヤマデンタル 合成樹脂製包装体
JP2020524789A (ja) * 2017-06-21 2020-08-20 ベーリンガー インゲルハイム フェトメディカ ゲーエムベーハーBoehringer Ingelheim Vetmedica GmbH サンプルを前処理するための圧縮可能抽出器具

Also Published As

Publication number Publication date
DE60209961T2 (de) 2006-09-14
JP4642277B2 (ja) 2011-03-02
AU4754902A (en) 2003-01-02
AU782324B2 (en) 2005-07-21
EP1271124B1 (en) 2006-03-22
DE60209961D1 (de) 2006-05-11
EP1271124A1 (en) 2003-01-02
US20020197738A1 (en) 2002-12-26
US7160689B2 (en) 2007-01-09
ATE321262T1 (de) 2006-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003004605A (ja) 唾液の前処理用具及び唾液の前処理方法
JP6722699B2 (ja) 生体サンプルの収集および分析デバイスならびにその使用方法
US7410807B2 (en) Pregnancy and sex identification test based on saliva or other bodily fluids
JP4253344B2 (ja) 封止可能なサンプル保存リザーバを備える流体サンプル分析装置
KR20180052122A (ko) 임상용 분석물 수집, 추출, 농축 및 검출을 위한 방법 및 장치
JP2009501715A (ja) 女性の状態を評価するための基質、センサー、および方法
JPH11514849A (ja) 検査サンプルを検出するための検査装置、システム及び方法
JP4651868B2 (ja) 唾液の前処理用キット及びこれを用いた唾液の前処理方法
JP4025153B2 (ja) 唾液前処理キット及び唾液前処理方法
US20030186463A1 (en) Method for clearing color and debris from or adding adjuvants or reactants to a selected portion of a chromatographic strip alone or in combination with a cell lysing step
US6129894A (en) Device for taking swab samples and sample dilution
CA2462106A1 (en) Rapid assay, method and system for detecting biowarfare agents
EP1283986A4 (en) DETECTION OF LITHIUM IN LIQUID BIOLOGICAL SAMPLES AND REAGENTS THEREOF
JP4117577B2 (ja) 分析手法で用いられる試料の液体成分および固体成分を提供する方法
US20020013002A1 (en) Pregnancy test based on saliva or other bodily fluids
KR102084410B1 (ko) 혈액 분석 방법 및 혈액 검사 키트
JP6132592B2 (ja) 唾液の前処理液
JP2001108670A (ja) 便潜血検査用採便容器及び便潜血検査法
KR20210121094A (ko) 소수성 소재에 아질산염 또는 고형상 산성 시약을 함침시키는 것에 의해, 검체의 전개를 제어할 수 있는, 당쇄 항원을 추출하고 측정하기 위한 면역크로마토그래피 시험편
CN115951063A (zh) 一种检测唾液中新型冠状病毒中和抗体的试剂盒及应用
JPH01292253A (ja) 涙液中のカルシウムイオンの測定方法
AU2746202A (en) Pre-treatment kit for saliva and pre-treatment method for saliva using the same

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080602

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101028

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101130

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4642277

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term