JPH1090131A - 環境清浄度検査用拭き取り器具 - Google Patents
環境清浄度検査用拭き取り器具Info
- Publication number
- JPH1090131A JPH1090131A JP24213896A JP24213896A JPH1090131A JP H1090131 A JPH1090131 A JP H1090131A JP 24213896 A JP24213896 A JP 24213896A JP 24213896 A JP24213896 A JP 24213896A JP H1090131 A JPH1090131 A JP H1090131A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- container body
- container
- sponge
- wiping
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 取扱いが容易であり、また検体の採取及び採
取した検体の取出しが容易に行なえる環境清浄度検査用
拭き取り器具を提供する。 【解決手段】 合成樹脂製の容器本体１と容器本体１を
密封する蓋体２とからなり、蓋体２には容器本体１内に
挿入されるスポンジ５きのスティック４が設けてある。
容器本体１の胴部には押圧によって変形する絞り部６が
設けてあり、容器本体１の内面には、容器本体１に蓋体
２を取付けた状態においてスティック４に付いているス
ポンジ５を圧縮する凸部７が設けてある。容器本体１の
底部先端に吐出口８が設けてあり、吐出口８には吐出口
開閉用蓋体９が設けてある。
取した検体の取出しが容易に行なえる環境清浄度検査用
拭き取り器具を提供する。 【解決手段】 合成樹脂製の容器本体１と容器本体１を
密封する蓋体２とからなり、蓋体２には容器本体１内に
挿入されるスポンジ５きのスティック４が設けてある。
容器本体１の胴部には押圧によって変形する絞り部６が
設けてあり、容器本体１の内面には、容器本体１に蓋体
２を取付けた状態においてスティック４に付いているス
ポンジ５を圧縮する凸部７が設けてある。容器本体１の
底部先端に吐出口８が設けてあり、吐出口８には吐出口
開閉用蓋体９が設けてある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療機関や食品及
び医薬製造所などで使用される環境清浄度検査用拭き取
り器具に関するものである。
び医薬製造所などで使用される環境清浄度検査用拭き取
り器具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】環境清浄度検査には、目的とする微生物
を人工的に増殖させるために培養という操作を行う方法
と、汚染度の判定できる試薬を使った方法がある。一般
に、検体の採取から採取した検体を培地に接種するまで
及び試薬と反応させるまでの手順は次にようにして行わ
れている。
を人工的に増殖させるために培養という操作を行う方法
と、汚染度の判定できる試薬を使った方法がある。一般
に、検体の採取から採取した検体を培地に接種するまで
及び試薬と反応させるまでの手順は次にようにして行わ
れている。
【０００３】 先ず、所定の器具（通常綿棒が使用さ
れる）で採取した検体を滅菌済みの容器に入れて密封
し、検査現場に運ぶ。前記容器には、空の場合と稀釈液
等が入っている場合がある。 検査室では、前記容器に収容されている検体を直接
培地に接種させて培養する。また、容器内に稀釈液等を
入れているものにあっては、容器に収容されている検液
をピペットで取り出して試薬と反応させる。あるいは、
前記容器に収容されている検液を、滅菌したエーゼまた
はピペットで取り出し、培地に接種する。
れる）で採取した検体を滅菌済みの容器に入れて密封
し、検査現場に運ぶ。前記容器には、空の場合と稀釈液
等が入っている場合がある。 検査室では、前記容器に収容されている検体を直接
培地に接種させて培養する。また、容器内に稀釈液等を
入れているものにあっては、容器に収容されている検液
をピペットで取り出して試薬と反応させる。あるいは、
前記容器に収容されている検液を、滅菌したエーゼまた
はピペットで取り出し、培地に接種する。
【０００４】かかる環境清浄度検査に用いられる検体採
取のための拭き取り器具として、従来は、綿棒や検体を
収容する容器を必要とし、さらに検体採取後はピペット
やエーゼなどの器具も必要としていた。
取のための拭き取り器具として、従来は、綿棒や検体を
収容する容器を必要とし、さらに検体採取後はピペット
やエーゼなどの器具も必要としていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
環境清浄度検査に用いられる器具は、検体を採取する綿
棒と、検体採取現場で採取した検体（綿棒のまま）を収
容し検査現場まで運ぶ密封容器と、該容器から検体を取
り出すピペットやエーゼといった器具を必要とし、これ
らの器具は別個に構成されているため、環境清浄度検査
には、前記器具をそれぞれ用意しておかなければなら
ず、その取扱いが面倒であった。また、環境検査の際の
拭き取り作業時に、綿棒の綿の繊維が環境現場に残留す
る場合があり、これを防止するために注意を要した。
環境清浄度検査に用いられる器具は、検体を採取する綿
棒と、検体採取現場で採取した検体（綿棒のまま）を収
容し検査現場まで運ぶ密封容器と、該容器から検体を取
り出すピペットやエーゼといった器具を必要とし、これ
らの器具は別個に構成されているため、環境清浄度検査
には、前記器具をそれぞれ用意しておかなければなら
ず、その取扱いが面倒であった。また、環境検査の際の
拭き取り作業時に、綿棒の綿の繊維が環境現場に残留す
る場合があり、これを防止するために注意を要した。
【０００６】また、容器内に稀釈液等が入った器具の場
合、綿棒で拭き取った検体を稀釈液中に絞り出すため、
綿棒を容器内に入れて、容器を振って攪拌するといった
面倒な作業を要した。また、採取現場から検査現場まで
運ばれる間、稀釈液中への綿棒の長時間に亘る浸漬によ
り綿のほつれや膨脹等が起こり、検液の取り出しを面倒
にするといった場合があり、また稀釈液の種類（特にリ
ン酸緩衝液等）にあっては、綿が脆化して実用に適さな
い場合があった。また、綿棒で拭き取った検体にはごみ
等の固形物が混入する可能性が高く、検査に支障をきた
す場合があった。
合、綿棒で拭き取った検体を稀釈液中に絞り出すため、
綿棒を容器内に入れて、容器を振って攪拌するといった
面倒な作業を要した。また、採取現場から検査現場まで
運ばれる間、稀釈液中への綿棒の長時間に亘る浸漬によ
り綿のほつれや膨脹等が起こり、検液の取り出しを面倒
にするといった場合があり、また稀釈液の種類（特にリ
ン酸緩衝液等）にあっては、綿が脆化して実用に適さな
い場合があった。また、綿棒で拭き取った検体にはごみ
等の固形物が混入する可能性が高く、検査に支障をきた
す場合があった。
【０００７】本発明の目的とするところは、取扱いの簡
便化を図り且つ作業性を向上させた環境清浄度検査用拭
き取り器具を提供するとことにある。本発明の他の目的
は、容器内に稀釈液等が入った器具の場合、拭き取った
検体を稀釈液等中に容易に絞り出すことができ、且つ、
容器内の検液を容易に取り出すことができる環境清浄度
検査用拭き取り器具を提供するところにある。
便化を図り且つ作業性を向上させた環境清浄度検査用拭
き取り器具を提供するとことにある。本発明の他の目的
は、容器内に稀釈液等が入った器具の場合、拭き取った
検体を稀釈液等中に容易に絞り出すことができ、且つ、
容器内の検液を容易に取り出すことができる環境清浄度
検査用拭き取り器具を提供するところにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
合成樹脂製の容器本体と該容器本体を密封する蓋体とか
らなり、前記蓋体には容器本体内に挿入されるスポンジ
付きのスティックを設けたことを特徴とする。
合成樹脂製の容器本体と該容器本体を密封する蓋体とか
らなり、前記蓋体には容器本体内に挿入されるスポンジ
付きのスティックを設けたことを特徴とする。
【０００９】このような構成から、容器本体に蓋体を被
せるとスティックは容器本体内に収容された状態となる
ので、容器本体に蓋体を被せた状態で包装、保管、搬送
等を行うことによりその取扱いが容易となる。
せるとスティックは容器本体内に収容された状態となる
ので、容器本体に蓋体を被せた状態で包装、保管、搬送
等を行うことによりその取扱いが容易となる。
【００１０】また、環境現場の拭き取りはスティックに
付いているスポンジで行うことにより、拭き取り後の環
境現場に従来綿棒で拭き取ったときのような繊維が残留
するといったような事態は生じない。
付いているスポンジで行うことにより、拭き取り後の環
境現場に従来綿棒で拭き取ったときのような繊維が残留
するといったような事態は生じない。
【００１１】また、容器本体内に稀釈液等が入っている
場合、スポンジが液中に長時間に亘って浸漬しても、ス
ポンジは綿棒の綿のようにほつれたり膨脹したりせず、
また、稀釈液の種類によっては材質的な影響を受けると
いったおそれは無い。
場合、スポンジが液中に長時間に亘って浸漬しても、ス
ポンジは綿棒の綿のようにほつれたり膨脹したりせず、
また、稀釈液の種類によっては材質的な影響を受けると
いったおそれは無い。
【００１２】請求項２記載の発明は、前記容器本体の胴
部には押圧によって変形する絞り部を設け、そして容器
本体の内面には、容器本体に前記蓋体を取付けた状態に
おいて容器本体内に挿入されたスティックに付いている
スポンジを圧縮する凸部を設けたことを特徴とする。
部には押圧によって変形する絞り部を設け、そして容器
本体の内面には、容器本体に前記蓋体を取付けた状態に
おいて容器本体内に挿入されたスティックに付いている
スポンジを圧縮する凸部を設けたことを特徴とする。
【００１３】このような構成から、容器本体内に稀釈液
等が入っている場合において、検体を採取するために容
器本体から蓋体を外してスティックを抜き取るとき、容
器本体の胴部に設けた絞り部を外側から押圧して変形さ
せることにより、容器本体内の稀釈液等がしみ込んでい
るスポンジから余分な稀釈液等をしごき取ることができ
る。そして、前記スポンジで検体を拭き取った後、ステ
ィックを容器本体内に挿入し蓋体を取り付けたとき、前
記スティックに付いているスポンジが容器本体の内面に
設けられた凸部によって圧縮され、拭き取った検体が効
率良く稀釈液中に流れ出る。
等が入っている場合において、検体を採取するために容
器本体から蓋体を外してスティックを抜き取るとき、容
器本体の胴部に設けた絞り部を外側から押圧して変形さ
せることにより、容器本体内の稀釈液等がしみ込んでい
るスポンジから余分な稀釈液等をしごき取ることができ
る。そして、前記スポンジで検体を拭き取った後、ステ
ィックを容器本体内に挿入し蓋体を取り付けたとき、前
記スティックに付いているスポンジが容器本体の内面に
設けられた凸部によって圧縮され、拭き取った検体が効
率良く稀釈液中に流れ出る。
【００１４】請求項３記載の発明は、前記容器本体の底
部先端に吐出口を設け、該吐出口には吐出口開閉用蓋体
を設けたことを特徴とする。
部先端に吐出口を設け、該吐出口には吐出口開閉用蓋体
を設けたことを特徴とする。
【００１５】このような構成から、容器本体内に稀釈液
等が入っている場合において、スポンジで検体を拭き取
ってから、スティックを容器本体内に挿入して蓋体を取
り付けた後、スポンジから検体が稀釈液中に流れ出した
検液を容器本体から取り出す場合、底部先端に設けた吐
出口開閉用蓋体を外し、吐出口を開口して検液を吐出さ
せることができる。このとき、容器本体の胴部に絞り部
が設けてあれば、この絞り部を外側から押圧することに
より、容器本体内の検液を吐出口から容易に吐出するこ
とができ、そして容器本体の内面に凸部が設けられ、こ
の凸部によりスポンジが圧縮されていれば、検液を吐出
させる際、スポンジがフィルターの働きをして、検体と
一緒に取り込まれた余計な固形物を排除できる。
等が入っている場合において、スポンジで検体を拭き取
ってから、スティックを容器本体内に挿入して蓋体を取
り付けた後、スポンジから検体が稀釈液中に流れ出した
検液を容器本体から取り出す場合、底部先端に設けた吐
出口開閉用蓋体を外し、吐出口を開口して検液を吐出さ
せることができる。このとき、容器本体の胴部に絞り部
が設けてあれば、この絞り部を外側から押圧することに
より、容器本体内の検液を吐出口から容易に吐出するこ
とができ、そして容器本体の内面に凸部が設けられ、こ
の凸部によりスポンジが圧縮されていれば、検液を吐出
させる際、スポンジがフィルターの働きをして、検体と
一緒に取り込まれた余計な固形物を排除できる。
【００１６】
【発明の実施の形態】図１、図２は本発明に係る環境清
浄度検査用拭き取り器具の実施の形態の一例を示すもの
であり、同図において１は試験管状に形成された容器本
体、２は容器本体１に被せる蓋体であり、いずれも合成
樹脂製となっている。この容器本体１と蓋体２は透明、
不透明のいずれであってもよいが、蓋体２をした状態で
容器本体１内を確認できるという点から、少なくとも容
器本体１は透明のものが好ましい。
浄度検査用拭き取り器具の実施の形態の一例を示すもの
であり、同図において１は試験管状に形成された容器本
体、２は容器本体１に被せる蓋体であり、いずれも合成
樹脂製となっている。この容器本体１と蓋体２は透明、
不透明のいずれであってもよいが、蓋体２をした状態で
容器本体１内を確認できるという点から、少なくとも容
器本体１は透明のものが好ましい。
【００１７】前記蓋体２は容器本体１を密封するように
挿入できるものであり、蓋体２には容器本体１の開口部
内に蜜に嵌合される嵌合部３を有しており、この嵌合部
３を容器本体１の開口部に嵌合することにより、容器本
体１に蓋体２を密封状態に取り付けるようになってい
る。
挿入できるものであり、蓋体２には容器本体１の開口部
内に蜜に嵌合される嵌合部３を有しており、この嵌合部
３を容器本体１の開口部に嵌合することにより、容器本
体１に蓋体２を密封状態に取り付けるようになってい
る。
【００１８】４は前記蓋体２の内面に容器本体１側に向
って垂直下させて設けたスティックである。このスティ
ック４は合成樹脂製であり、前記蓋体２と一体成形され
ている。またスティック４の先端には、検体を拭き取る
ためのスポンジ５が接着されている。
って垂直下させて設けたスティックである。このスティ
ック４は合成樹脂製であり、前記蓋体２と一体成形され
ている。またスティック４の先端には、検体を拭き取る
ためのスポンジ５が接着されている。
【００１９】前記容器本体１にあっては、その胴部に押
圧によって変形する蛇腹状に形成されが絞り部６が設け
てあり、また、その先端部内面には、容器本体１に前記
蓋体２を取り付けたとき、スティック４のスポンジ５を
圧縮する凸部７が設けてある。この凸部７は図２に示す
ように、軸方向に直線状に形成され、円周方向に４個配
置されている。また容器本体１の底部先端には吐出口８
が設けてある。９は吐出口８を開閉する吐出口開閉用蓋
体であり、吐出口８の先端部の汚染を防止するために吐
出口８の外側に被せてある。この吐出口開閉用蓋体９は
連結紐１０を介して容器本体１と一体に成形されてお
り、吐出口開閉用蓋体９を外した際の紛失が防止できる
ようになっている。
圧によって変形する蛇腹状に形成されが絞り部６が設け
てあり、また、その先端部内面には、容器本体１に前記
蓋体２を取り付けたとき、スティック４のスポンジ５を
圧縮する凸部７が設けてある。この凸部７は図２に示す
ように、軸方向に直線状に形成され、円周方向に４個配
置されている。また容器本体１の底部先端には吐出口８
が設けてある。９は吐出口８を開閉する吐出口開閉用蓋
体であり、吐出口８の先端部の汚染を防止するために吐
出口８の外側に被せてある。この吐出口開閉用蓋体９は
連結紐１０を介して容器本体１と一体に成形されてお
り、吐出口開閉用蓋体９を外した際の紛失が防止できる
ようになっている。
【００２０】上記のように構成された環境清浄度検査用
拭き取り器具は、例えば、次のように使用される。
拭き取り器具は、例えば、次のように使用される。
【００２１】保管や搬送時には、容器本体１に蓋体２が
取り付けられ、滅菌された状態で適宜包装されている。
検体採取現場で、容器本体１から蓋体２を外し、スティ
ック４に付いているスポンジ５で検査対象物を拭き取り
検体を採取する。この拭き取りは前記のようにスポンジ
５で行うため、拭き取り後に、例えば従来綿棒で拭き取
ったときのように繊維が残留するといったような事態は
生じない。
取り付けられ、滅菌された状態で適宜包装されている。
検体採取現場で、容器本体１から蓋体２を外し、スティ
ック４に付いているスポンジ５で検査対象物を拭き取り
検体を採取する。この拭き取りは前記のようにスポンジ
５で行うため、拭き取り後に、例えば従来綿棒で拭き取
ったときのように繊維が残留するといったような事態は
生じない。
【００２２】次に、前記容器本体１内に稀釈液等（以下
単に稀釈液という）が入っている場合の使用について説
明する。
単に稀釈液という）が入っている場合の使用について説
明する。
【００２３】先ず、検体を採取するために容器本体１か
ら蓋体２を外してスティック４を抜き取るとき、容器本
体１の胴部に設けられた絞り部６を外側から押圧して変
形させることにより、容器本体１内の稀釈液がしみ込ん
でいるスポンジ５から余分な稀釈液をしごき取る（図
３）。
ら蓋体２を外してスティック４を抜き取るとき、容器本
体１の胴部に設けられた絞り部６を外側から押圧して変
形させることにより、容器本体１内の稀釈液がしみ込ん
でいるスポンジ５から余分な稀釈液をしごき取る（図
３）。
【００２４】そして、前記スポンジ５で検体を拭き取っ
た後、スティック４を容器本体１内に挿入し、蓋体２の
嵌合部３を容器本体１の開口部に嵌合して密封する。こ
のときスティック４に付いているスポンジ５は容器本体
１内に設けられた凸部７によって圧縮され、拭き取った
検体が効率良く稀釈液中に流れ出る（図４）。そして、
前記嵌合部３を容器本体１の開口部に嵌合した状態で蓋
体２を回転させると、前記スポンジ５は圧縮している凸
部７でしごかれ、スポンジ５で拭き取った検体がより効
率良く稀釈液中に流れ出る。
た後、スティック４を容器本体１内に挿入し、蓋体２の
嵌合部３を容器本体１の開口部に嵌合して密封する。こ
のときスティック４に付いているスポンジ５は容器本体
１内に設けられた凸部７によって圧縮され、拭き取った
検体が効率良く稀釈液中に流れ出る（図４）。そして、
前記嵌合部３を容器本体１の開口部に嵌合した状態で蓋
体２を回転させると、前記スポンジ５は圧縮している凸
部７でしごかれ、スポンジ５で拭き取った検体がより効
率良く稀釈液中に流れ出る。
【００２５】この状態で検査現場に運び、検査現場に
て、容器本体１から検液を取り出す。この検液の取り出
しは、容器本体１の底部先端に設けた吐出口８に被せて
ある吐出口開閉用蓋体９を外し、容器本体１の胴部に設
けた絞り部６を押圧することにより行うものであり、こ
の絞り部６の押圧により容器本体１内の検液は吐出口８
から吐出する（図５）。そして、このとき、吐出される
検液は凸部７によって圧縮されているスポンジ５を通る
ので、スポンジ５がフィルターの働きをして検体と一緒
に取り込まれた余計な固形物が排除される。
て、容器本体１から検液を取り出す。この検液の取り出
しは、容器本体１の底部先端に設けた吐出口８に被せて
ある吐出口開閉用蓋体９を外し、容器本体１の胴部に設
けた絞り部６を押圧することにより行うものであり、こ
の絞り部６の押圧により容器本体１内の検液は吐出口８
から吐出する（図５）。そして、このとき、吐出される
検液は凸部７によって圧縮されているスポンジ５を通る
ので、スポンジ５がフィルターの働きをして検体と一緒
に取り込まれた余計な固形物が排除される。
【００２６】なお、本例では、容器本体１と蓋体２とは
圧入によって密封されるが、容器本体１の開口部内周面
と蓋体２の外周面にねじを設け螺合によって密封される
ようにしてもよい。また、容器本体１の胴部に設けられ
た絞り部６は蛇腹状に形成されているが、絞り部６は外
側からの押圧によって変形すればよく、必ずしも蛇腹状
に限定されるものではない。
圧入によって密封されるが、容器本体１の開口部内周面
と蓋体２の外周面にねじを設け螺合によって密封される
ようにしてもよい。また、容器本体１の胴部に設けられ
た絞り部６は蛇腹状に形成されているが、絞り部６は外
側からの押圧によって変形すればよく、必ずしも蛇腹状
に限定されるものではない。
【００２７】
【発明の効果】以上のように本発明に係る環境清浄度検
査用拭き取り器具によれば、その取扱いが容易であり、
更に検体の採取及び採取した検体の取り出しを容易に行
うことができるといった効果がある。
査用拭き取り器具によれば、その取扱いが容易であり、
更に検体の採取及び採取した検体の取り出しを容易に行
うことができるといった効果がある。
【図１】本発明の実施の形態の一例を示す断面図。
【図２】図１のＡ−Ａ線拡大端面図。
【図３】図１の使用状態を示す説明図。
【図４】図１の使用状態を示す説明図。
【図５】図１の使用状態を示す説明図。
【符号の説明】 １ 容器本体 ２ 蓋体 ３ 嵌合部 ４ スティック ５ スポンジ ６ 絞り部 ７ 凸部 ８ 吐出口 ９ 吐出口開閉用蓋体 １０ 連結紐
Claims (3)
- 【請求項１】 合成樹脂製の容器本体と該容器本体を密
封する蓋体とからなり、前記蓋体には容器本体内に挿入
されるスポンジ付きのスティックを設けたことを特徴と
する環境清浄度検査用拭き取り器具。 - 【請求項２】 前記容器本体の胴部には押圧によって変
形する絞り部を設け、そして容器本体の内面には、容器
本体に前記蓋体を取付けた状態において容器本体内に挿
入されたスティックに付いているスポンジを圧縮する凸
部を設けたことを特徴とする請求項１記載の環境清浄度
検査用拭き取り器具。 - 【請求項３】 前記容器本体の底部先端に吐出口を設
け、該吐出口には吐出口開閉用蓋体を設けたことを特徴
とする請求項１又は２記載の環境清浄度検査用拭き取り
器具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24213896A JPH1090131A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 環境清浄度検査用拭き取り器具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24213896A JPH1090131A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 環境清浄度検査用拭き取り器具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1090131A true JPH1090131A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17084885
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24213896A Pending JPH1090131A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 環境清浄度検査用拭き取り器具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1090131A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-09-12 JP JP24213896A patent/JPH1090131A/ja active Pending
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