JP2003004164A - バルブにおける流体漏れ検知装置及び検知方法 - Google Patents

バルブにおける流体漏れ検知装置及び検知方法

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JP2003004164A
JP2003004164A JP2001190573A JP2001190573A JP2003004164A JP 2003004164 A JP2003004164 A JP 2003004164A JP 2001190573 A JP2001190573 A JP 2001190573A JP 2001190573 A JP2001190573 A JP 2001190573A JP 2003004164 A JP2003004164 A JP 2003004164A
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JP
Japan
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valve
pipe
sealing material
pressure
pressure sensor
Prior art date
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JP2001190573A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Matsuda
征孝 松田
Katsuto Imai
勝人 今井
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Hisaka Works Ltd
Original Assignee
Hisaka Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置やプラントの運転を休止することなく、シ
ール漏れを検知できる装置及び検知方法を提供する。 【解決手段】弁体1がシール材2を用いて弁箱3に締付
けシールされたバルブにおいて、弁箱3内壁と弁体1及
びシール材2とによって囲まれた空間のポケット部4に
連通したパイプ5を設け、このパイプ5は弁A6を介し
て大気中に開放され、前記パイプ5から分れた分岐路7
は弁B8を介して圧力センサー9と接続したバルブにお
ける流体漏れ検知装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバルブにおける流体
漏れ検知装置及び検知方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バルブ本体に流体漏れの検知装置
を備えた例はない。バルブのシール漏れを調べるには、
従来バルブの2次側の配管を外して、1次側から流体圧
力をかけて漏れの有無を検知する方法が採られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
方法ではバルブの流体漏れを検知するのに、バルブを備
えた装置やプラントの運転を休止したり停止しなければ
ならず、休止や停止ができない装置では、個々のバルブ
がどの程度漏れているのかを検知することが極めて困難
であった。また流体の種類によっては、装置やプラント
を休止したり、停止したりすることにより、運転上の危
険が発生することもある。
【0004】本発明の目的は、シール漏れが生じる空間
としての弁箱の内壁と弁体及びシール材で囲まれたポケ
ット部に着目し、このポケット部の圧力変化をセンサー
により検知することにより、いつでも簡単に流体漏れの
有無を確実に検知できるバルブにおける流体漏れ検知装
置及び検知方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1発明は弁体がシール
材を用いて弁箱に締付けシールされたバルブにおいて、
弁箱内壁と弁体及びシール材とによって囲まれた空間の
ポケット部に連通したパイプを設け、このパイプは弁A
を介して大気中に開放され、前記パイプから分れた分岐
路は弁Bを介して圧力センサーと接続したバルブにおけ
る流体漏れ検知装置とした。
【0006】第2発明は、弁体をシールする弁座からの
シール漏れを検知する方法として、弁箱内壁と弁体及び
シール材とによって囲まれた空間のポケット部と連通
し、分岐路を有するパイプを設け、先ず弁体を閉止状態
とする第1工程と、弁Aを開としてパイプと大気とを連
通してパイプ内の圧力を抜く第2工程と、弁Aを閉じ、
弁Bを開とする第3工程と、分岐路に設けた圧力センサ
ーを介してポケット部の微小な圧力変化を検知する第4
工程とからなるバルブにおける流体漏れ検知方法とし
た。
【0007】(作用)第1発明では、弁箱内壁と弁体及
びシール材とによって囲まれた空間のポケット部に連通
したパイプを設けたので、このポケット部の微小な圧力
変化がパイプを通していつでも精確に把握できるように
なった。
【0008】ポケット部は弁体の周縁部にあるので、周
囲の環境によりパイプの設置場所を自由に選ぶことがで
きる。
【0009】パイプは弁Aを介して大気中に開放され、
パイプに設けた分岐路には弁Bを介して圧力センサーを
設けているので、一旦弁Aを開いてポケット部の圧力を
抜いた状態を作り、この後に弁Aを閉じて弁Bを開放
し、圧力センサーによる圧力変化を検知できるようにし
た。このようにすることにより微小な圧力変化の検知が
確実にできると共に圧力センサーの保護もできる。
【0010】第2発明では、第1工程により弁体にかか
る圧力がシール材を通してポケット部にかかるようにな
る。第2工程で、パイプ内の圧力を一旦抜いて、微小な
圧力変化を精確に捉えることができるようになると共に
圧力センサーを保護する。
【0011】第3工程で、ポケット部と分岐路とを連通
させ、第4工程として、分岐路に設けた圧力センサーで
圧力変化を精確に検知し、外部に通知するようにした。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明では装置内に設置されたバ
ルブや大型プラント等に設置されたバルブにおいて、弁
箱内壁と弁体及びシール材とによって囲まれた空間のポ
ケット部に連通したパイプを設け、このポケット部の圧
力変化を知ることにより、流体漏れを正確に検知して装
置やプラントの運転を休止したり停止する必要がなく、
微小なシール漏れが検知できるようになった。パイプは
弁Aを介して大気中に開放されており、一旦ポケット部
の圧力を抜くことにより、高感度の圧力センサーの保護
を行い、ついで弁Aを閉じて弁Bを開いてポケット部内
の圧力変化を正確に検知できるようにした。
【0013】シール漏れの原因としては、バルブの長期
間の使用、振動などによる締付け部分の緩み、シール材
の磨耗、シール材に発生した傷等が考えられるが、いず
れの場合もポケット部の圧力が高くなり、高感度の圧力
センサーで検知できる。検知後はバルブの修復として、
シール材の交換、バルブの交換等を行う。
【0014】
【実施例】図面に示した実施例としての検知装置に付き
説明する。1は弁体で、シール材2を用いて弁箱3によ
り締付けられシールされている。
【0015】4はポケット部で、弁箱3の内壁と弁体1
及びシール材2とによって囲まれた空間である。5はパ
イプで、前記ポケット部4と連通するように取り付けら
れており、端部は大気中に開放されている。パイプ5の
取り付け場所は、ポケット部4に連通すればよいので、
装置の状態やプラントの状態により、邪魔にならず、検
知状態に影響がないところであれば、どこでもよく制限
がない。6はパイプ5の系路を遮断する弁Aで、電磁
弁、空気作動弁等の自動弁が用いられるが手動弁でもよ
い。
【0016】7は分岐路で、パイプ5のポケット部から
弁A迄の位置から分かれ、弁Bを介して圧力センサー9
を取り付けている。弁Bは電磁弁、空気作動弁等の自動
弁が用いられるが、手動弁でもよい。圧力センサー9と
しては、高感度のものを使用する。10は圧力センサー
からのコイルで中央情報処理制御部等に接続され、検知
された圧力変化に基づきバルブの制御をし、警報を鳴ら
すことができる。
【0017】シール漏れが生じると流体がポケット部に
入り、圧力が微妙に変化する。この微妙な変化は一旦パ
イプ内の圧力を抜くことにより、精確に検知される。
【0018】従って、操作手順としては、(イ)弁体1
を閉止する。この時、弁A,Bは閉の状態である。
(ロ)弁A6を開にし、ポケット部4内の圧力を抜く。
(ハ)弁A6を閉じる。(ハ)弁B8を開にする。
(ニ)漏れがある場合、ポケット部4の圧力が上昇す
る。(ホ)圧力センサー9により圧力変化を検知する。
【0019】
【発明の効果】本発明では、弁体の閉止、弁A,Bの開
閉等により、自動的に圧力センサーを通じてポケット部
の圧力変化を検知できるので、装置やプラントの運転休
止をすることなく、バルブの流体漏れを検知できるよう
になり、危険な流体についても安全に検知作業ができる
ようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の実施例を示す要部断面図。
【符号の説明】
1: 弁体 2: シール材 3: 弁箱 4: ポケット部 5: パイプ 6: 弁A 7: 分岐路 8: 弁B 9: 圧力センサー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁体がシール材を用いて弁箱に締付けシ
    ールされたバルブにおいて、弁箱内壁と弁体及びシール
    材とによって囲まれた空間のポケット部に連通したパイ
    プを設け、このパイプは弁Aを介して大気中に開放さ
    れ、前記パイプから分れた分岐路は弁Bを介して圧力セ
    ンサーと接続したことを特徴とするバルブにおける流体
    漏れ検知装置。
  2. 【請求項2】 弁体をシールする弁座からのシール漏れ
    を検知する方法として、弁箱内壁と弁体及びシール材と
    によって囲まれた空間のポケット部と連通し、分岐路を
    有するパイプを設け、先ず弁体を閉止状態とする第1工
    程と、弁Aを開としてパイプと大気とを連通してパイプ
    内の圧力を抜く第2工程と、弁Aを閉じ、弁Bを開とす
    る第3工程と、分岐路に設けた圧力センサーを介してポ
    ケット部の微小な圧力変化を検知する第4工程とからな
    ることを特徴とするバルブにおける流体漏れ検知方法。
JP2001190573A 2001-06-25 2001-06-25 バルブにおける流体漏れ検知装置及び検知方法 Pending JP2003004164A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011131308A1 (de) * 2010-04-23 2011-10-27 Metso Automation Mapag Gmbh Absperrarmatur mit einer block- und bleedeinrichtung
JP2019074194A (ja) * 2017-10-19 2019-05-16 株式会社栗本鐵工所 補修弁の漏れ量測定装置及びその測定方法

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