JP2003004079A - 塑性流動抵抗型ダンパ装置 - Google Patents
塑性流動抵抗型ダンパ装置Info
- Publication number
- JP2003004079A JP2003004079A JP2001185249A JP2001185249A JP2003004079A JP 2003004079 A JP2003004079 A JP 2003004079A JP 2001185249 A JP2001185249 A JP 2001185249A JP 2001185249 A JP2001185249 A JP 2001185249A JP 2003004079 A JP2003004079 A JP 2003004079A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- damper device
- flow resistance
- piston
- plastic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 制振動作時における塑性流動体の温度上昇が
抑制された塑性流動抵抗型ダンパ装置を提供する。 【解決手段】 この塑性流動抵抗型ダンパ装置は、シリ
ンダ1と、該シリンダ1を軸心線方向に貫通するピスト
ンロッド2と、該ピストンロッド2に固着された複数個
のピストン4A,4B,4Cと、該シリンダ1内に充填
された塑性流動体6と、該ピストン4の一側の室5Aと
他側の室5Bとを連通しており、該塑性流動体6が連通
可能なチョーク部3とを有する。チョーク部3の大きさ
(間隔)は、ピストンを1個だけ設ける場合よりも大き
くしてある。
抑制された塑性流動抵抗型ダンパ装置を提供する。 【解決手段】 この塑性流動抵抗型ダンパ装置は、シリ
ンダ1と、該シリンダ1を軸心線方向に貫通するピスト
ンロッド2と、該ピストンロッド2に固着された複数個
のピストン4A,4B,4Cと、該シリンダ1内に充填
された塑性流動体6と、該ピストン4の一側の室5Aと
他側の室5Bとを連通しており、該塑性流動体6が連通
可能なチョーク部3とを有する。チョーク部3の大きさ
(間隔)は、ピストンを1個だけ設ける場合よりも大き
くしてある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築、土木あるい
は機器などの各種の構造物における振動を減衰するため
のダンパ装置に係り、特に塑性流動抵抗型ダンパ装置に
関する。
は機器などの各種の構造物における振動を減衰するため
のダンパ装置に係り、特に塑性流動抵抗型ダンパ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】建築、土木あるいは機器などの各種の構
造物においては、地震や風による振動を低減する目的で
ダンパ装置を設けることが行なわれている。このダンパ
装置は、構造物の変位が集中するところ(各方向に大き
な振幅が生じるところ)に装着される。この種のダンパ
装置は、減衰の対象となる変位の形態により、層間ダン
パシステム、ジョイントダンパシステム、部材内ダンパ
システムの3つに分類することができる。また、前記ダ
ンパ装置は、使用する減衰材料により、履歴型ダンパ装
置、粘性抵抗型ダンパ装置、電磁力型ダンパ装置の3つ
に分類することができる。前記履歴型ダンパ装置として
は、鋼製弾塑性ダンパ、鉛押出し型ダンパ、摩擦ダンパ
などが使用されている。また、前記粘性抵抗型ダンパ装
置としては、オイルダンパ、粘性ダンパ、粘弾性ダンパ
なとが使用されている。さらに、前記電磁力型ダンパ装
置としては、磁気ダンパ、ERダンパなどが使用されて
いる。
造物においては、地震や風による振動を低減する目的で
ダンパ装置を設けることが行なわれている。このダンパ
装置は、構造物の変位が集中するところ(各方向に大き
な振幅が生じるところ)に装着される。この種のダンパ
装置は、減衰の対象となる変位の形態により、層間ダン
パシステム、ジョイントダンパシステム、部材内ダンパ
システムの3つに分類することができる。また、前記ダ
ンパ装置は、使用する減衰材料により、履歴型ダンパ装
置、粘性抵抗型ダンパ装置、電磁力型ダンパ装置の3つ
に分類することができる。前記履歴型ダンパ装置として
は、鋼製弾塑性ダンパ、鉛押出し型ダンパ、摩擦ダンパ
などが使用されている。また、前記粘性抵抗型ダンパ装
置としては、オイルダンパ、粘性ダンパ、粘弾性ダンパ
なとが使用されている。さらに、前記電磁力型ダンパ装
置としては、磁気ダンパ、ERダンパなどが使用されて
いる。
【0003】本発明は、特に、上記粘性抵抗型ダンパ装
置の一種である塑性流動抵抗型のダンパ装置に係わるも
のである。
置の一種である塑性流動抵抗型のダンパ装置に係わるも
のである。
【0004】この塑性流動抵抗型ダンパ装置は、シリン
ダと、該シリンダを貫通するピストンロッドと、該ピス
トンロッドに固着されたピストンと、該シリンダ内に充
填された塑性流動体とを備えている。通常の塑性流動抵
抗型ダンパ装置にあっては、ピストンの外周面とシリン
ダの内周面との間にチョーク部と称される小間隙があい
ており、ピストンの一側と他側とが該チョーク部を介し
て連通している。ピストンロッドに対しその軸心線方向
に振動が加えられると、シリンダ内の一方の室(ピスト
ンの一側の室)内の塑性流動体が該チョーク部を介して
他方の室に移動し、この移動に際しての塑性流動体の塑
性変形(流動抵抗)により振動が減衰される。
ダと、該シリンダを貫通するピストンロッドと、該ピス
トンロッドに固着されたピストンと、該シリンダ内に充
填された塑性流動体とを備えている。通常の塑性流動抵
抗型ダンパ装置にあっては、ピストンの外周面とシリン
ダの内周面との間にチョーク部と称される小間隙があい
ており、ピストンの一側と他側とが該チョーク部を介し
て連通している。ピストンロッドに対しその軸心線方向
に振動が加えられると、シリンダ内の一方の室(ピスト
ンの一側の室)内の塑性流動体が該チョーク部を介して
他方の室に移動し、この移動に際しての塑性流動体の塑
性変形(流動抵抗)により振動が減衰される。
【0005】図2(a)は、かかる塑性流動抵抗型ダン
パ装置の従来例を示す長手方向の断面図、図2(b)は
図2(a)のB−B線に沿う断面図である。
パ装置の従来例を示す長手方向の断面図、図2(b)は
図2(a)のB−B線に沿う断面図である。
【0006】中空円筒形のシリンダ1の内部を通してピ
ストンロッド2が挿通され、該ピストンロッド2にはシ
リンダ1の内径との間にチョーク部(狭隘な連通部)3
を形成するピストン4が固着されている。シリンダ1と
ピストンロッド2との間に形成されるシリンダ室5内に
は塑性流動体6が収容(充填)されている。この塑性流
動体6としては、例えば未加硫ゴムやシリコンゴムなど
が使用される。前記シリンダ室5は前記ピストン4によ
り両側のシリンダ室5A、5Bに区分されており、これ
らのシリンダ室5A、5Bは前記チョーク部3を通して
連通している。前記塑性流動体6は、これらのシリンダ
室5A、5B及び前記チョーク部3内の空間に収容され
ている。
ストンロッド2が挿通され、該ピストンロッド2にはシ
リンダ1の内径との間にチョーク部(狭隘な連通部)3
を形成するピストン4が固着されている。シリンダ1と
ピストンロッド2との間に形成されるシリンダ室5内に
は塑性流動体6が収容(充填)されている。この塑性流
動体6としては、例えば未加硫ゴムやシリコンゴムなど
が使用される。前記シリンダ室5は前記ピストン4によ
り両側のシリンダ室5A、5Bに区分されており、これ
らのシリンダ室5A、5Bは前記チョーク部3を通して
連通している。前記塑性流動体6は、これらのシリンダ
室5A、5B及び前記チョーク部3内の空間に収容され
ている。
【0007】前記ピストンロッド2の先端部(図1中の
左端部)には、該ピストンロッドを一方の構造物(不図
示)に連結するためのピストンロッド取付部材7が設け
られている。このピストンロッド取付部材7は、該部材
7に形成された雌ねじにピストンロッド2の先端部に形
成された雄ねじをねじ込むとともにロックナット8を締
結することにより、該ピストンロッド2に対して軸方向
位置調節可能に固定されている。
左端部)には、該ピストンロッドを一方の構造物(不図
示)に連結するためのピストンロッド取付部材7が設け
られている。このピストンロッド取付部材7は、該部材
7に形成された雌ねじにピストンロッド2の先端部に形
成された雄ねじをねじ込むとともにロックナット8を締
結することにより、該ピストンロッド2に対して軸方向
位置調節可能に固定されている。
【0008】このピストンロッド取付部材7には、ダン
パ装置を一方の構造物に取付けるための取付け孔17が
形成されている。前記シリンダ1の反対側端部(図2中
の右側端部)には、該シリンダ1を他方の構造物(不図
示)に連結するためのシリンダ取付部材9が固定されて
いる。このシリンダ取付部材9には、ダンパ装置を他方
の構造物に取付けるための取付け孔18が形成されてい
る。
パ装置を一方の構造物に取付けるための取付け孔17が
形成されている。前記シリンダ1の反対側端部(図2中
の右側端部)には、該シリンダ1を他方の構造物(不図
示)に連結するためのシリンダ取付部材9が固定されて
いる。このシリンダ取付部材9には、ダンパ装置を他方
の構造物に取付けるための取付け孔18が形成されてい
る。
【0009】前記シリンダ1の図2中の左側端部には、
前記塑性流動体6を前記シリンダ室5内に収容保持する
ための第1のシリンダ室端面部材10が位置決め固定さ
れている。この第1のシリンダ室端面部材10はシリン
ダ1の内径部に嵌合された後溶接又は蝋付けで位置決め
固定されている。また、前記シリンダ1の図2中の右側
端部には、前記塑性流動体6を前記シリンダ室5内に収
容保持するための第2のシリンダ室端面部材11が位置
決め固定されている。この第2のシリンダ室端面部材1
1は前記シリンダ取付部材9と一体の部材、つまり該シ
リンダ取付部材9の一部で形成されている。該第2のシ
リンダ室端面部材11(すなわちシリンダ取付部材9)
は、シリンダ1の内径部に嵌合された後溶接又は蝋付け
で該シリンダ1に対して位置決め固定されている。この
場合、前記第1及び第2のシリンダ室端面部材10及び
11の外径部に形成した雄ねじ部を前記シリンダ1の両
端部に形成した雌ねじ部にねじ込んで嵌合してもよい。
前記塑性流動体6を前記シリンダ室5内に収容保持する
ための第1のシリンダ室端面部材10が位置決め固定さ
れている。この第1のシリンダ室端面部材10はシリン
ダ1の内径部に嵌合された後溶接又は蝋付けで位置決め
固定されている。また、前記シリンダ1の図2中の右側
端部には、前記塑性流動体6を前記シリンダ室5内に収
容保持するための第2のシリンダ室端面部材11が位置
決め固定されている。この第2のシリンダ室端面部材1
1は前記シリンダ取付部材9と一体の部材、つまり該シ
リンダ取付部材9の一部で形成されている。該第2のシ
リンダ室端面部材11(すなわちシリンダ取付部材9)
は、シリンダ1の内径部に嵌合された後溶接又は蝋付け
で該シリンダ1に対して位置決め固定されている。この
場合、前記第1及び第2のシリンダ室端面部材10及び
11の外径部に形成した雄ねじ部を前記シリンダ1の両
端部に形成した雌ねじ部にねじ込んで嵌合してもよい。
【0010】前記ピストンロッド2の図1中の右側部分
(前記ピストンロッド取付部材7の反対側部分)は、シ
リンダ1の外方に延び出しており、その延び出し部分は
前記シリンダ取付部材9に形成された中心孔12により
摺動自在に嵌合支持されている。前記第1のシリンダ室
端面部材10の内径部には、ピストンロッド2の摺動面
を封止するためのシール材13と該シール材13を位置
決め保持するための保持部材(リテーナ)14が装着さ
れている。同様に、前記第2のシリンダ室端面部材11
(本実施例ではシリンダ取付部材9の左端部分に形成さ
れている)の内径部にも、ピストンロッド4の摺動面を
封止するためのシール材15と該シール材15を位置決
め保持するための保持部材(リテーナ)16が装着され
ている。
(前記ピストンロッド取付部材7の反対側部分)は、シ
リンダ1の外方に延び出しており、その延び出し部分は
前記シリンダ取付部材9に形成された中心孔12により
摺動自在に嵌合支持されている。前記第1のシリンダ室
端面部材10の内径部には、ピストンロッド2の摺動面
を封止するためのシール材13と該シール材13を位置
決め保持するための保持部材(リテーナ)14が装着さ
れている。同様に、前記第2のシリンダ室端面部材11
(本実施例ではシリンダ取付部材9の左端部分に形成さ
れている)の内径部にも、ピストンロッド4の摺動面を
封止するためのシール材15と該シール材15を位置決
め保持するための保持部材(リテーナ)16が装着され
ている。
【0011】前記ピストンロッド2とピストン4は別体
の部品として加工(製造)され、該ピストン4を該ピス
トンロッド2の所定位置に嵌合した後、該ピストン2は
溶接又は蝋付けにより該ピストンロッド2に位置決め固
定されている。なお、前記ピストン4に形成した雌ねじ
部を前記ピストンロッド2に形成した雄ねじ部にねじ込
んで嵌合されることもある。
の部品として加工(製造)され、該ピストン4を該ピス
トンロッド2の所定位置に嵌合した後、該ピストン2は
溶接又は蝋付けにより該ピストンロッド2に位置決め固
定されている。なお、前記ピストン4に形成した雌ねじ
部を前記ピストンロッド2に形成した雄ねじ部にねじ込
んで嵌合されることもある。
【0012】このように構成された塑性流動抵抗型ダン
パ装置に対し振動が加えられ、ピストン4がシリンダ1
に対して移動すると、シリンダ1とピストンロッド2と
の間に形成されるシリンダ室5内に収容された塑性流動
体6が前記チョーク部3を通して前記ピストン4で区分
されたシリンダ室5A、5B間を移動し、この際の塑性
流動体6の塑性流動抵抗(内部損失)により振動を吸収
し、それによって振動を減衰する。
パ装置に対し振動が加えられ、ピストン4がシリンダ1
に対して移動すると、シリンダ1とピストンロッド2と
の間に形成されるシリンダ室5内に収容された塑性流動
体6が前記チョーク部3を通して前記ピストン4で区分
されたシリンダ室5A、5B間を移動し、この際の塑性
流動体6の塑性流動抵抗(内部損失)により振動を吸収
し、それによって振動を減衰する。
【0013】すなわち、シリンダ1内の塑性流動体6の
容積は一定であるので、ピストン4とシリンダ1が相対
的に移動すると、塑性流動体6はピストン4の外径面と
シリンダ1の内径面との間のチョーク部(狭隘部)3を
通過して移動する。このとき、ピストン4の外径面に作
用する剪断応力(塑性流動抵抗)が減衰力として作用す
る。
容積は一定であるので、ピストン4とシリンダ1が相対
的に移動すると、塑性流動体6はピストン4の外径面と
シリンダ1の内径面との間のチョーク部(狭隘部)3を
通過して移動する。このとき、ピストン4の外径面に作
用する剪断応力(塑性流動抵抗)が減衰力として作用す
る。
【0014】塑性流動体6を減衰材として用いたこの種
の塑性流動抵抗型ダンパ装置は、鉛押し出し型ダンパ装
置と比較して、緩速変形時の抵抗が小さい。また、減衰
力の発現は塑性流動体6が前記チョーク部(狭隘部)3
を通過するときの抵抗によるので、減衰力の温度依存性
が小さい。
の塑性流動抵抗型ダンパ装置は、鉛押し出し型ダンパ装
置と比較して、緩速変形時の抵抗が小さい。また、減衰
力の発現は塑性流動体6が前記チョーク部(狭隘部)3
を通過するときの抵抗によるので、減衰力の温度依存性
が小さい。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】この塑性流動抵抗型ダ
ンパ装置にあっては、上記の通り、ピストンとシリンダ
との間のチョーク部を塑性流動体が通過するときの流動
抵抗により振動が減衰されるのであるが、塑性流動体が
狭いチョーク部を通過するときに流動抵抗により発熱
し、塑性流動体の温度が上昇することがある。
ンパ装置にあっては、上記の通り、ピストンとシリンダ
との間のチョーク部を塑性流動体が通過するときの流動
抵抗により振動が減衰されるのであるが、塑性流動体が
狭いチョーク部を通過するときに流動抵抗により発熱
し、塑性流動体の温度が上昇することがある。
【0016】本発明は、塑性流動体に局部的に大きな発
熱が生じることが防止される塑性流動抵抗型ダンパ装置
を提供することを目的とする。
熱が生じることが防止される塑性流動抵抗型ダンパ装置
を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の塑性流動抵抗型
ダンパ装置は、シリンダと、該シリンダを軸心線方向に
貫通するピストンロッドと、該ピストンロッドに固着さ
れたピストンと、該シリンダ内に充填された塑性流動体
と、該ピストンの一側と他側とを連通しており、該塑性
流動体が連通可能な連通部と、を有する塑性流動抵抗型
ダンパ装置において、複数個のピストンがピストンロッ
ドに設けられていることを特徴とするものである。
ダンパ装置は、シリンダと、該シリンダを軸心線方向に
貫通するピストンロッドと、該ピストンロッドに固着さ
れたピストンと、該シリンダ内に充填された塑性流動体
と、該ピストンの一側と他側とを連通しており、該塑性
流動体が連通可能な連通部と、を有する塑性流動抵抗型
ダンパ装置において、複数個のピストンがピストンロッ
ドに設けられていることを特徴とするものである。
【0018】かかる塑性流動抵抗型ダンパ装置は、ピス
トンを複数個設けているので、ピストン1個当りの連通
部(チョーク部)の大きさを大きくとっても、従来の塑
性流動抵抗型ダンパ装置と同様の制振特性を得ることが
できる。そして、このようにピストン1個当りの連通部
(チョーク部)を大きくすることにより、1個の連通部
における塑性流動体の制振時に発生する流動抵抗熱が小
さい。従って、塑性流動体の局部的な温度上昇が抑制さ
れる。また、ピストンを多く設けているので、塑性流動
体とピストンとの接触面積が大きい。このため、チョー
ク部を通過する塑性流動体の流動抵抗によって生じた熱
が速やかに塑性流動体からピストンに伝播し、塑性流動
体の温度上昇が抑制される。
トンを複数個設けているので、ピストン1個当りの連通
部(チョーク部)の大きさを大きくとっても、従来の塑
性流動抵抗型ダンパ装置と同様の制振特性を得ることが
できる。そして、このようにピストン1個当りの連通部
(チョーク部)を大きくすることにより、1個の連通部
における塑性流動体の制振時に発生する流動抵抗熱が小
さい。従って、塑性流動体の局部的な温度上昇が抑制さ
れる。また、ピストンを多く設けているので、塑性流動
体とピストンとの接触面積が大きい。このため、チョー
ク部を通過する塑性流動体の流動抵抗によって生じた熱
が速やかに塑性流動体からピストンに伝播し、塑性流動
体の温度上昇が抑制される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1(a)は本発明の実施の形態に
係る塑性流動抵抗型のダンパ装置の長手方向の縦断面図
である。
の形態を説明する。図1(a)は本発明の実施の形態に
係る塑性流動抵抗型のダンパ装置の長手方向の縦断面図
である。
【0020】この実施の形態においても、中空円筒形の
シリンダ1の内部を通してピストンロッド2が挿通され
ている。この実施の形態では、該ピストンロッド2には
シリンダ1の内径との間に複数のチョーク部(狭隘部)
3を形成するように複数個のピストン4A,4B,4C
が固着されている。シリンダ1とピストンロッド2との
間に形成されるシリンダ室5内には塑性流動体6が収容
(充填)されている。この塑性流動体6としては、この
実施の形態では、高熱伝導材料を含有した未加硫ゴムや
シリコンゴムなどが使用されている。前記シリンダ室5
は前記ピストン4A,4B,4Cによりシリンダ室5
A,5B,5C,5Dに区分されており、これらのシリ
ンダ室5A,5B,5C,5Dは前記チョーク部3を介
して連通している。前記塑性流動体6は、これらのシリ
ンダ室5A,5B,5C,5D及び前記チョーク部3内
の空間に収容されている。
シリンダ1の内部を通してピストンロッド2が挿通され
ている。この実施の形態では、該ピストンロッド2には
シリンダ1の内径との間に複数のチョーク部(狭隘部)
3を形成するように複数個のピストン4A,4B,4C
が固着されている。シリンダ1とピストンロッド2との
間に形成されるシリンダ室5内には塑性流動体6が収容
(充填)されている。この塑性流動体6としては、この
実施の形態では、高熱伝導材料を含有した未加硫ゴムや
シリコンゴムなどが使用されている。前記シリンダ室5
は前記ピストン4A,4B,4Cによりシリンダ室5
A,5B,5C,5Dに区分されており、これらのシリ
ンダ室5A,5B,5C,5Dは前記チョーク部3を介
して連通している。前記塑性流動体6は、これらのシリ
ンダ室5A,5B,5C,5D及び前記チョーク部3内
の空間に収容されている。
【0021】ピストン4A,4B,4Cの外周面とシリ
ンダ1の内周面との間隔は、前記図2の従来例のピスト
ン4とシリンダ1との間隔よりも大きく設定されてい
る。
ンダ1の内周面との間隔は、前記図2の従来例のピスト
ン4とシリンダ1との間隔よりも大きく設定されてい
る。
【0022】この実施の形態に係る塑性流動抵抗型ダン
パ装置のその他の構成は前記図2の塑性流動抵抗型ダン
パ装置と同一であり、同一符号は同一部分を示してい
る。
パ装置のその他の構成は前記図2の塑性流動抵抗型ダン
パ装置と同一であり、同一符号は同一部分を示してい
る。
【0023】このダンパ装置は、例えば地震や風などの
加振力により相対変位(振動)する2つの構造物のそれ
ぞれに前記ピストンロッド取付部材7と前記シリンダ取
付部材9を連結して使用される。具体的には、例えば、
2つの建物(構造物)の間に取付けて使用するジョイン
トダンパシステムに用いることができる。また、このダ
ンパ装置は、例えば建物の層間にブレース状に斜めに配
設され、層間変位振動を吸収させることができる。
加振力により相対変位(振動)する2つの構造物のそれ
ぞれに前記ピストンロッド取付部材7と前記シリンダ取
付部材9を連結して使用される。具体的には、例えば、
2つの建物(構造物)の間に取付けて使用するジョイン
トダンパシステムに用いることができる。また、このダ
ンパ装置は、例えば建物の層間にブレース状に斜めに配
設され、層間変位振動を吸収させることができる。
【0024】このように構成された塑性流動抵抗型ダン
パ装置に対し振動が加えられ、ピストン4A,4B,4
Cがシリンダ1に対して移動すると、シリンダ1とピス
トンロッド2との間に形成されるシリンダ室5A,5
B,5C,5D内に収容された塑性流動体6が前記チョ
ーク部3を通して前記ピストン4A,4B,4Cで区分
されたシリンダ室5A,5B,5C,5D間を移動し、
この際の塑性流動体6の塑性流動抵抗(内部損失)によ
り振動を吸収し、それによって振動を減衰する。
パ装置に対し振動が加えられ、ピストン4A,4B,4
Cがシリンダ1に対して移動すると、シリンダ1とピス
トンロッド2との間に形成されるシリンダ室5A,5
B,5C,5D内に収容された塑性流動体6が前記チョ
ーク部3を通して前記ピストン4A,4B,4Cで区分
されたシリンダ室5A,5B,5C,5D間を移動し、
この際の塑性流動体6の塑性流動抵抗(内部損失)によ
り振動を吸収し、それによって振動を減衰する。
【0025】この実施の形態では、3個のピストン4
A,4B,4Cを設けており、各ピストン4A,4B,
4Cの外周面とシリンダ1の内周面との間隔(即ち、チ
ョーク部3の間隔)は図2の従来例に比べて大きくなっ
ている。なお、ピストン4A,4B,4Cの厚さ(ピス
トンロッド2の軸心線方向の寸法)は従来のピストン4
と略同一となっている。このようにチョーク部3を大き
くしているが、ピストンを3個設けることにより、塑性
流動抵抗型ダンパ装置の制振特性は図2の塑性流動抵抗
型ダンパ装置と同等のものとなっている。
A,4B,4Cを設けており、各ピストン4A,4B,
4Cの外周面とシリンダ1の内周面との間隔(即ち、チ
ョーク部3の間隔)は図2の従来例に比べて大きくなっ
ている。なお、ピストン4A,4B,4Cの厚さ(ピス
トンロッド2の軸心線方向の寸法)は従来のピストン4
と略同一となっている。このようにチョーク部3を大き
くしているが、ピストンを3個設けることにより、塑性
流動抵抗型ダンパ装置の制振特性は図2の塑性流動抵抗
型ダンパ装置と同等のものとなっている。
【0026】この塑性流動抵抗型ダンパ装置にあって
は、各チョーク部3の間隔が大きいので、チョーク部1
個当りの塑性流動体の制振時に発生する流動抵抗熱が小
さい。従って、塑性流動体の局所的な温度上昇が抑制さ
れる。また、ピストンを多く設けているので、塑性流動
体とピストンとの接触面積が大きい。従って、チョーク
部3を通過する塑性流動体の流動抵抗によって生じた熱
が速やかに塑性流動体からピストン3に伝播し、塑性流
動体の温度上昇が抑制される。
は、各チョーク部3の間隔が大きいので、チョーク部1
個当りの塑性流動体の制振時に発生する流動抵抗熱が小
さい。従って、塑性流動体の局所的な温度上昇が抑制さ
れる。また、ピストンを多く設けているので、塑性流動
体とピストンとの接触面積が大きい。従って、チョーク
部3を通過する塑性流動体の流動抵抗によって生じた熱
が速やかに塑性流動体からピストン3に伝播し、塑性流
動体の温度上昇が抑制される。
【0027】図1(a)では3個のピストン4A,4
B,4Cを設けているが、ピストンの数は2又は4以上
であってもよい。また、各ピストンの厚さ(ピストンロ
ッドの軸心線方向の寸法)が異なってもよい。図1
(b)はその一例を示すピストン及びピストンロッドの
側面図であり、ピストンロッド2に4個のピストン4
a,4b,4c,4dが間隔をあけて設けられている。
ピストン4a,4dはピストン4b,4cよりも厚さが
大きい。このようにピストンの数を多くすると、ピスト
ンと塑性流動体との接触面積が大きくなり、塑性流動体
に発生した流動抵抗熱が速やかにピストン及びピストン
ロッドを介して外部に放熱されるようになる。
B,4Cを設けているが、ピストンの数は2又は4以上
であってもよい。また、各ピストンの厚さ(ピストンロ
ッドの軸心線方向の寸法)が異なってもよい。図1
(b)はその一例を示すピストン及びピストンロッドの
側面図であり、ピストンロッド2に4個のピストン4
a,4b,4c,4dが間隔をあけて設けられている。
ピストン4a,4dはピストン4b,4cよりも厚さが
大きい。このようにピストンの数を多くすると、ピスト
ンと塑性流動体との接触面積が大きくなり、塑性流動体
に発生した流動抵抗熱が速やかにピストン及びピストン
ロッドを介して外部に放熱されるようになる。
【0028】本発明では、シリンダ1内に充填された塑
性流動体6に高熱伝導材料を含有させてもよい。このよ
うにすれば、塑性流動体6がチョーク部3を通過する際
に生じる流動抵抗熱が塑性流動体6からシリンダ1やピ
ストン及びピストンロッド2を介して速やかに放散され
るようになり、塑性流動体6の温度上昇が抑制される。
性流動体6に高熱伝導材料を含有させてもよい。このよ
うにすれば、塑性流動体6がチョーク部3を通過する際
に生じる流動抵抗熱が塑性流動体6からシリンダ1やピ
ストン及びピストンロッド2を介して速やかに放散され
るようになり、塑性流動体6の温度上昇が抑制される。
【0029】この高熱伝導材料としては金属、セラミッ
ク、カーボンの1種又は2種以上が好適である。この金
属としては、熱伝導率が高く、耐食性が高く、また未加
硫ゴム等との反応性、架橋触媒活性を有しないステンレ
ス、アルミニウム、黄銅の1種又は2種以上が好まし
い。セラミックとしては、熱伝導率の高い立方晶窒化ホ
ウ素、SiC、MgO、Al2O3などが例示される。
ただし、これらの高熱伝導材料の中では、ステンレス、
アルミニウム、黄銅等が好適である。
ク、カーボンの1種又は2種以上が好適である。この金
属としては、熱伝導率が高く、耐食性が高く、また未加
硫ゴム等との反応性、架橋触媒活性を有しないステンレ
ス、アルミニウム、黄銅の1種又は2種以上が好まし
い。セラミックとしては、熱伝導率の高い立方晶窒化ホ
ウ素、SiC、MgO、Al2O3などが例示される。
ただし、これらの高熱伝導材料の中では、ステンレス、
アルミニウム、黄銅等が好適である。
【0030】この高熱伝導材料は平均粒径が10〜50
0μm程度の微粒子であることが好ましい。この高熱伝
導材料は、未加硫ゴム又はシリコンゴム等との合計体積
に対して1〜50体積%程度含有されることが好まし
い。
0μm程度の微粒子であることが好ましい。この高熱伝
導材料は、未加硫ゴム又はシリコンゴム等との合計体積
に対して1〜50体積%程度含有されることが好まし
い。
【0031】
【発明の効果】以上の通り、本発明によると、制振動作
時における塑性流動体の温度上昇が抑制された塑性流動
抵抗型ダンパ装置が提供される。この塑性流動抵抗型ダ
ンパ装置は、塑性流動体の温度上昇が小さいので、塑性
流動体の特性変動が小さく、常に優れた制振効果を発揮
する。
時における塑性流動体の温度上昇が抑制された塑性流動
抵抗型ダンパ装置が提供される。この塑性流動抵抗型ダ
ンパ装置は、塑性流動体の温度上昇が小さいので、塑性
流動体の特性変動が小さく、常に優れた制振効果を発揮
する。
【図1】図1(a)は実施の形態に係る塑性流動抵抗型
ダンパ装置の長手方向の縦断面図、図1(b)は別の実
施の形態に用いられるピストン及びピストンロッドの側
面図である。
ダンパ装置の長手方向の縦断面図、図1(b)は別の実
施の形態に用いられるピストン及びピストンロッドの側
面図である。
【図2】図2(a)は従来例に係る塑性流動抵抗型のダ
ンパ装置の長手方向の縦断面図であり、図2(b)は図
2(a)のB−B線に沿う断面図である。
ンパ装置の長手方向の縦断面図であり、図2(b)は図
2(a)のB−B線に沿う断面図である。
1 シリンダ
2 ピストンロッド
3 チョーク部
4,4A,4B,4C,4a,4b,4c,4d ピス
トン 5(5A,5B,5C,5D) シリンダ室 6 塑性流動体 7 ピストンロッド取付部材 8 ロックナット 9 シリンダ取付部材 10,11 シリンダ室端面部材
トン 5(5A,5B,5C,5D) シリンダ室 6 塑性流動体 7 ピストンロッド取付部材 8 ロックナット 9 シリンダ取付部材 10,11 シリンダ室端面部材
Claims (7)
- 【請求項1】 シリンダと、 該シリンダを軸心線方向に貫通するピストンロッドと、 該ピストンロッドに固着されたピストンと、 該シリンダ内に充填された塑性流動体と、 該ピストンの一側と他側とを連通しており、該塑性流動
体が連通可能な連通部と、 を有する塑性流動抵抗型ダンパ装置において、 複数個のピストンが該ピストンロッドに設けられている
ことを特徴とする塑性流動抵抗型ダンパ装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記連通部は、前記
ピストンの外周面とシリンダの内周面との間の間隙部よ
りなることを特徴とする塑性流動抵抗型ダンパ装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、前記塑性流動
体は未加硫ゴム又はシリコンゴムであることを特徴とす
る塑性流動抵抗型ダンパ装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
て、前記塑性流動体が高熱伝導材料を含有することを特
徴とする塑性流動抵抗型ダンパ装置。 - 【請求項5】 請求項4において、前記高熱伝導材料は
微粒子であることを特徴とする塑性流動抵抗型ダンパ装
置。 - 【請求項6】 請求項4又は5において、前記高熱伝導
材料は金属、セラミック及びカーボンの少なくとも1種
であることを特徴とする塑性流動抵抗型ダンパ装置。 - 【請求項7】 請求項6において、前記金属はステンレ
ス、アルミニウム及び黄銅の少なくとも1種であること
を特徴とする塑性流動抵抗型ダンパ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001185249A JP2003004079A (ja) | 2001-06-19 | 2001-06-19 | 塑性流動抵抗型ダンパ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001185249A JP2003004079A (ja) | 2001-06-19 | 2001-06-19 | 塑性流動抵抗型ダンパ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003004079A true JP2003004079A (ja) | 2003-01-08 |
Family
ID=19024863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001185249A Pending JP2003004079A (ja) | 2001-06-19 | 2001-06-19 | 塑性流動抵抗型ダンパ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003004079A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005171646A (ja) * | 2003-12-12 | 2005-06-30 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 建築物の筋交い構造 |
CN102619922A (zh) * | 2012-03-27 | 2012-08-01 | 天津永恒泰科技有限公司 | 一种双向胶泥缓冲器 |
CN103061425A (zh) * | 2013-01-11 | 2013-04-24 | 中铁大桥局集团武汉桥梁科学研究院有限公司 | 一种串、并联多级阀粘滞阻尼方法及阻尼器 |
CN103291803A (zh) * | 2013-04-03 | 2013-09-11 | 华中科技大学 | 一种阻尼力可控型粘滞阻尼器及其智能监测与控制系统 |
JP2015113588A (ja) * | 2013-12-10 | 2015-06-22 | 光陽精機株式会社 | 制振用オイルダンパー、および、建築物 |
CN105221644A (zh) * | 2015-10-29 | 2016-01-06 | 上海堃熠工程减震科技有限公司 | 黏滞阻尼器 |
CN107339362A (zh) * | 2017-08-09 | 2017-11-10 | 江苏华阳重工股份有限公司 | 船用减摇陀螺用无源倍压式阻尼装置 |
CN110454534A (zh) * | 2019-08-12 | 2019-11-15 | 江苏鸿基节能新技术股份有限公司 | 一种基于stf的多活塞变内径阻尼器 |
-
2001
- 2001-06-19 JP JP2001185249A patent/JP2003004079A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005171646A (ja) * | 2003-12-12 | 2005-06-30 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 建築物の筋交い構造 |
CN102619922A (zh) * | 2012-03-27 | 2012-08-01 | 天津永恒泰科技有限公司 | 一种双向胶泥缓冲器 |
CN103061425A (zh) * | 2013-01-11 | 2013-04-24 | 中铁大桥局集团武汉桥梁科学研究院有限公司 | 一种串、并联多级阀粘滞阻尼方法及阻尼器 |
CN103061425B (zh) * | 2013-01-11 | 2015-09-02 | 中铁大桥局集团武汉桥梁科学研究院有限公司 | 一种串、并联多级阀粘滞阻尼方法及阻尼器 |
CN103291803A (zh) * | 2013-04-03 | 2013-09-11 | 华中科技大学 | 一种阻尼力可控型粘滞阻尼器及其智能监测与控制系统 |
JP2015113588A (ja) * | 2013-12-10 | 2015-06-22 | 光陽精機株式会社 | 制振用オイルダンパー、および、建築物 |
CN105221644A (zh) * | 2015-10-29 | 2016-01-06 | 上海堃熠工程减震科技有限公司 | 黏滞阻尼器 |
CN107339362A (zh) * | 2017-08-09 | 2017-11-10 | 江苏华阳重工股份有限公司 | 船用减摇陀螺用无源倍压式阻尼装置 |
CN110454534A (zh) * | 2019-08-12 | 2019-11-15 | 江苏鸿基节能新技术股份有限公司 | 一种基于stf的多活塞变内径阻尼器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6758466B2 (en) | Fluid-elastomeric damper assembly including internal pumping mechanism | |
JP2003004079A (ja) | 塑性流動抵抗型ダンパ装置 | |
JP2012240674A (ja) | 熱伝導性振動分離装置およびこれを用いる宇宙船分離システム | |
EP2261443A3 (en) | Damper and vibration damping structure using the same | |
JPS63318339A (ja) | 防振装置 | |
WO2014149749A1 (en) | Hydroelastic fluids for fluid filled elastomeric damping devices | |
JPH11153104A (ja) | ゴムダンパ | |
JP2007290047A (ja) | 防振工具 | |
US20070221460A1 (en) | Vibration damping device for internal combustion engine | |
JP2003004081A (ja) | 塑性流動抵抗型ダンパ装置 | |
JP2006275215A (ja) | 振動エネルギー吸収装置およびその製造方法 | |
JPH1194001A (ja) | ダンパー装置 | |
RU2005121925A (ru) | Устройство для соединения магистрали циркуляции флюида с огнеупорным элементом и сборка с ним огнеупорного элемента | |
US6773352B2 (en) | Elastomer bearing | |
JP2003004080A (ja) | 塑性流動抵抗型ダンパ装置 | |
JPH09217775A (ja) | 減衰装置 | |
JP2003176847A (ja) | ダンパー装置 | |
JP2004278750A (ja) | 防振装置 | |
JPH11108099A (ja) | 流体ダンパー | |
KR102059157B1 (ko) | 진동 감쇄 장치 | |
JP2000240708A (ja) | 油圧緩衝器 | |
JPS5918194Y2 (ja) | シリンダ装置 | |
JP2010090971A (ja) | 振動吸収装置 | |
JPH11108114A (ja) | ダンパー装置 | |
KR101753421B1 (ko) | 선박 탑 브레이싱용 어큐뮬레이터 |