JP2003003817A - 可変バルブタイミング機構を備えた内燃機関の潤滑構造 - Google Patents
可変バルブタイミング機構を備えた内燃機関の潤滑構造Info
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Abstract
ヘッドの端部を覆う覆い部材との両方に設けられたシリ
ンダヘッド側ボス部及び覆い部材側ボス部を小型化する
ことができ、シリンダヘッド及び覆い部材の軽量化を可
能としたことを目的としている。 【構成】 このため、シリンダヘッドにカムシャフトを
設け、シリンダヘッドの端部を覆う覆い部材を設け、可
変バルブタイミングを作動させるためのオイルを制御可
能なオイル制御弁を覆い部材に設け、オイル制御弁とカ
ムシャフトに設けられた可変バルブタイミング機構と
を、覆い部材に設けられた第1のオイル通路と、シリン
ダヘッドに設けられたカムシャフトに連通する第2のオ
イル通路とで連絡した可変バルブタイミング機構を備え
た内燃機関の潤滑構造において、第1のオイル通路と第
2のオイル通路との接続部に、メタルガスケットを設け
ている。
Description
ング機構を備えた内燃機関の潤滑構造に係り、特にシリ
ンダヘッド側ボス部及び覆い部材側ボス部を小型化し、
シリンダヘッド及び覆い部材の軽量化の可能な可変バル
ブタイミング機構を備えた内燃機関の潤滑構造に関する
ものである。
ロックにクランク軸を軸支して設け、このクランク軸に
クランクタイミングスプロケットを設け、シリンダブロ
ックに載置したシリンダヘッドには吸排気弁を開閉動作
させるカムシャフトを軸支して設け、このカムシャフト
にカムスプロケットを設け、クランクタイミングスプロ
ケットとカムスプロケットとにタイミングチェーンを巻
掛けて設け、このタイミングチェーンを覆ってチェーン
室を形成するようにシリンダブロックとシリンダヘッド
とに跨がる被包部材を設け、シリンダブロック側のクラ
ンク軸にオイルポンプを設けているものがある。
は、必要とされる各種機能を向上させるために、吸排気
弁のバルブタイミングを可変する可変バルブタイミング
機構(「VVT」ともいう)を設けているものがある。
関202は、図10に示す如く、シリンダブロック20
4と、シリンダヘッド206と、シリンダヘッドカバー
208と、カム室210と、オイルパン212とを有す
る。
ク軸214を軸支する上側の第1シリンダブロック20
4−1と下側の第2シリンダブロック(クランクロアケ
ース)204−2とからなる。
数の気筒(図示せず)が直列に形成されている。シリン
ダヘッド206には、各気筒に対応して点火栓(図示せ
ず)が取り付けられている。
プーリ216がプーリ取付ボルト218で取り付けられ
ているとともに、他端側に図示しないフライホイールが
ホイール取付ボルト(図示せず)で取り付けられ、ま
た、各気筒に対応して図示しないコンロッドの基端側が
取り付けられている。このコンロッドの先端側には、気
筒内で往復動するピストン(図示せず)が取り付けられ
ている。
して図示しない燃焼室が形成されている。
ウォータポンプのウォータポンププーリ(図示せず)が
取り付けられ、クランクプーリ216とウォータポンプ
プーリと図示しないオルタネータプーリとには、Vベル
ト(図示せず)が巻掛けて設けられる。
ンクタイミングスプロケット222とオイルポンプ22
4とが取り付けられている。
の覆い部材226と内側からのポンププレート228と
により、ロータ室230と吸入ポート232と吐出ポー
ト234とが形成されている。ポンププレート228
は、プレート取付ねじ236で覆い部材226の内面に
取り付けられている。ロータ室230には、内ロータ2
38と外ロータ240が収容される。吐出ポート234
の部位で、覆い部材226には、図12に示す如く、リ
リーフ弁242が取り付けられている。
は、吸入ポート232に連絡する吸入パイプ244の基
端側がパイプ取付ボルト246で取り付けられている。
この吸入パイプ244の先端側は、オイルパン214の
底部位に位置してオイルストレーナ248を備えてい
る。
気カムシャフト250と図示しない排気カムシャフトと
が並列に軸支して設けられている。吸気カムシャフト2
50は、燃焼室を開閉する図示しない吸気弁を動作させ
るものである。排気カムシャフトは、燃焼室を開閉する
図示しない排気弁を動作させるものである。吸気カムシ
ャフト250の一端側には、吸気カムスプロケット25
2が取り付けられている。排気カムシャフトの一端側に
は、排気カムスプロケット(図示せず)が取り付けられ
ている。
2と吸気カムスプロケットと排気カムスプロケットとに
は、タイミングチェーン(図示せず)が巻掛けて設けら
れている。
機器として、可変バルブタイミング装置の油圧アクチュ
エータ254が吸気側取付ボルト256で取り付けられ
ている。
カムスプロケットの回転をクランク角として検出するク
ランク角センサ(図示せず)が取り付けられている。
ッド206の端部とには、図示しないタイミングチエー
ンを覆ってチェーン室260を形成するように、前記覆
い部材226が跨って取り付けられる。この覆い部材2
26は、例えばアルミニウム製の材質からなり、チェー
ンカバー又はオイルポンプケースからなる。そして、覆
い部材226の上面には、シリンダヘッドカバー208
が載置して設けられる。
206の高さ位置のバルブ取付ボス262にオイル制御
弁(「オイルコントロールバルブ」、「OCV」ともい
う)264がバルブ取付ボルト266で設けられる。こ
のオイル制御弁264は、制御手段(図示せず)で作動
され、油圧アクチュエータ254への油圧を制御してバ
ルブタイミングを調整するものである。
4〜6に示す如く、メインギャラリ268とサブギャラ
リ270とがクランク軸214の軸方向に指向して形成
されている。
68よりも外側、つまり、オイルポンプ224から離間
する側に配設されている。このサブギャラリ270は、
オイルポンプ224の下流側通路としての、クランク軸
214の軸方向で覆い部材226に形成した第1サブギ
ャラリ連通孔(図示せず)とこの第1サブギャラリ連通
孔に連通してクランク軸214と直交方向で覆い部材2
26に形成した第2サブギャラリ連通孔(図示せず)と
に連通している。この第2サブギャラリ連通孔は、一端
側が盲栓(図示せず)で閉塞されるとともに、他端側が
吐出ポート234に連通している。
70よりもオイルポンプ224側で内側に配設され、第
1サブギャラリ連通孔(図示せず)と平行で覆い部材2
26に形成した第1メインギャラリ連通穴(図示せず)
に連通している。この第1メインギャラリ連通穴は、覆
い部材226を貫通しないで形成されている。この第1
メインギャラリ連通穴の奥部位には、斜めでチェーン室
260に開口するように覆い部材226に形成した第2
メインギャラリ連通孔(図示せず)が連通している。こ
の第2メインギャラリ連通孔は、後述するユニオンボル
ト274を取り付けるためにねじ孔に形成されている。
通孔や第1メインギャラリ連通穴、第2メインギャラリ
連通孔の構成に関しては、特開平11−315706号
公報の図6に開示されている。
は、サブギャラリ270からのオイルを流入するととも
に、オイルを濾過してメインギャラリ268にオイルを
流出する図示しないオイルフィルタが設けられている。
孔には、ユニオンボルト274が取り付けられている。
イプ276の一端側のパイプ接続部278が嵌装して設
けられる。
らなり、覆い部材226の線膨張係数とは異なる線膨張
係数を有し、チェーン室260内に配設され、他端側が
連結取付ボルト280で覆い部材226に取り付けたパ
イプ連結部材282に接続されている。このパイプ連結
部材282には、オイル制御弁264に連絡する連絡油
路284が形成されている。
ンダブロック204−2側の一端側でオイルポンプ22
4との干渉を回避するように、第1〜第3曲げ部286
−1〜286−3が形成されているとともに、シリンダ
ヘッド206側の他端側がタイミングチェーンに沿って
略直線状に形成されている。
13に示す如く、オイル制御弁264からのオイルを油
圧アクチュエータ254に導くように、油圧連絡通路2
88と、遅角、進角通路、つまり第1のオイル通路であ
る覆い部材側遅角通路290及び覆い部材側進角通路2
92と、前記シリンダヘッド206に設けられ、吸気カ
ムシャフト250に連通する第2のオイル通路であるシ
リンダヘッド側遅角通路294及びシリンダヘッド側進
角通路296とが形成されている。
関の潤滑構造としては、特開平10−196324号公
報に開示されるものがある。この公報に開示されるバル
ブタイミング制御式内燃機関の構造は、シリンダヘッド
の上面に配設したカム軸と、シリンダヘッドの上面に対
してガスケットを挟んで締結されるヘッドカバーと、カ
ム軸への入力用動力伝達輪とカム軸との間に設けた油圧
式のバルブタイミング可変機構と、バルブタイミング可
変機構に対する油圧の給排を行うための油圧切換弁とか
らなり、カム軸の一端部を、シリンダヘッドに一体的に
設けた軸受け部と、シリンダヘッドに対して締結される
軸受けキャップ体とで軸支し、軸受けキャップ体の側面
に、ヘッドカバーのシリンダヘッドへの締結に際しその
間に挟んだガスケットが接当するようにしたシール面
を、バルブタイミング可変機構の外側を周囲を囲うよう
に設ける一方、軸受けキャップ体の上面に、油圧切換弁
を設け、ヘッドカバーの構造の簡単化と小型化とを図っ
ている。
開示されるものがある。この公報に開示される内燃機関
のオイル通路構造は、シリンダブロック側のオイルポン
プの下流側通路とシリンダヘッド側のオイル制御弁との
間にオイルパイプを設け、オイルパイプをチェーン室内
に配設し、内燃機関のオイル通路構造において、設計の
自由度を大きくするとともに、オイルが外部に洩れるの
を防止し、また、シリンダブロックやシリンダヘッドの
形状の変更を不要とし、設備投資を小さくしている。
バルブタイミング機構を備えた内燃機関において、可変
バルブタイミング機構の作動油圧は、図10に示す如
く、オイル制御弁(「オイルコントロールバルブ」、
「OCV」ともいう)264から覆い部材内のオイル通
路である覆い部材側遅角通路290、もしくは覆い部材
側進角通路292を通り、シリンダヘッド206内のオ
イル通路であるシリンダヘッド側遅角通路294、もし
くはシリンダヘッド側進角通路296に入り、吸気カム
シャフト250を経て、VVTアクチュエータである油
圧アクチュエータ254に供給される。
リンダヘッド側遅角通路294間、及び覆い部材側進角
通路292とシリンダヘッド側進角通路296間のオイ
ルシールのために、前記シリンダヘッド6に設けられる
シリンダヘッド側ボス部304(図11参照)と、覆い
部材26に設けられる覆い部材側ボス部306(図1
2、図13参照)との間に、8の字形の異形Oリング2
97(図13、図14参照)を用いていた。
材側ボス部306にOリング溝299(図14参照)を
形成する必要がある。 (2)上記(1)により、シリンダヘッド側ボス部30
4と覆い部材側ボス部306とが大型化する。 等の不都合がある。
述不都合を除去するために、シリンダヘッドにカムシャ
フトを設け、前記シリンダヘッドの端部を覆う覆い部材
を設け、可変バルブタイミングを作動させるためのオイ
ルを制御可能なオイル制御弁を前記覆い部材に設け、オ
イル制御弁とカムシャフトに設けられた可変バルブタイ
ミング機構とを、前記覆い部材に設けられた第1のオイ
ル通路と、前記シリンダヘッドに設けられたカムシャフ
トに連通する第2のオイル通路とで連絡した可変バルブ
タイミング機構を備えた内燃機関の潤滑構造において、
前記第1のオイル通路と第2のオイル通路との接続部
に、メタルガスケットを設けたことを特徴とする。
第1のオイル通路と第2のオイル通路とを接続する際に
は、接続部にメタルガスケットを介設し、前記シリンダ
ヘッドと、このシリンダヘッドの端部を覆う覆い部材と
の両方に設けられたシリンダヘッド側ボス部及び覆い部
材側ボス部を小型化し、シリンダヘッド及び覆い部材の
軽量化を可能としている。
に説明する。
である。図3において、2は車両(図示せず)に搭載さ
れる多気筒用の内燃機関、4はシリンダブロック、6は
シリンダヘッド、8はシリンダヘッドカバー、10はカ
ム室、12はオイルパンである。シリンダブロック4
は、クランク軸14を軸支する上側の第1シリンダブロ
ック4−1と下側の第2シリンダブロック(クランクケ
ースロアケース)4−2とからなる。
気筒(図示せず)が直列に形成されている。シリンダヘ
ッド6には、各気筒に対応して点火栓(図示せず)が取
り付けられている。
クランクプーリがプーリ取付ボルト(図示せず)で取り
付けられているとともに、他端側に図示しないフライホ
イールがホイール取付ボルト(図示せず)で取り付けら
れ、また、各気筒に対応して図示しないコンロッドの基
端側が取り付けられている。このコンロッドの先端側に
は、気筒内で往復動するピストン(図示せず)が取り付
けられている。
図示しない燃焼室が形成されている。
ータポンプのウォータポンププーリ20が取り付けら
れ、クランクプーリとウォータポンププーリ20と図示
しないオルタネータプーリとには、Vベルト(図示せ
ず)が巻掛けて設けられる。
クタイミングスプロケット22とオイルポンプ24とが
取り付けられている。
覆い部材26と内側からのポンププレート(図示せず)
とにより、ロータ室30と吸入ポート32と吐出ポート
34とが形成されている。ポンププレートは、図示しな
いプレート取付ねじで覆い部材26の内面に取り付けら
れている。ロータ室30には、内ロータ38と外ロータ
40が収容される。吐出ポート34の部位で、覆い部材
26には、リリーフ弁(図示せず)が取り付けられてい
る。
入ポート32に連絡する吸入パイプ44の基端側がパイ
プ取付ボルト46で取り付けられている。この吸入パイ
プ44の先端側は、オイルパン14の底部位に位置して
オイルストレーナ48を備えている。
排気カムシャフト50、52が並列に軸支して設けられ
ている。吸気カムシャフト50は、燃焼室を開閉する図
示しない吸気弁を動作させるものである。排気カムシャ
フト52は、燃焼室を開閉する図示しない排気弁を動作
させるものである。吸気カムシャフト50の一端側に
は、吸気カムスプロケット(図示せず)が取り付けられ
ている。排気カムシャフト52の一端側には、排気カム
スプロケット(図示せず)が取り付けられている。
と吸気カムスプロケットと排気カムスプロケットとに
は、タイミングチェーン(図示せず)が巻掛けて設けら
れている。
器として、可変バルブタイミング機構の図示しない油圧
アクチュエータが吸気側取付ボルト(図示せず)で取り
付けられている。
スプロケットの回転をクランク角として検出するクラン
ク角センサ58が取り付けられている。
6の端部とには、図示しないタイミングチエーンを覆っ
てチェーン室60を形成するように、前記覆い部材26
が跨って取り付けられる。この覆い部材26は、例えば
アルミニウム製の材質からなり、チェーンカバー又はオ
イルポンプケースからなる。そして、覆い部材26の上
面には、シリンダヘッドカバー8が載置して設けられ
る。
の高さ位置のバルブ取付ボス62にオイル制御弁(「オ
イルコントロールバルブ」、「OCV」ともいう)64
がバルブ取付ボルト66で設けられる。このオイル制御
弁64は、制御手段(図示せず)で作動され、油圧アク
チュエータ(図示せず)への可変バルブタイミングを作
動させるためのオイルを制御してバルブタイミングを調
整するものである。
ないメインギャラリとサブギャラリとがクランク軸14
の軸方向に指向して形成されている。
側、つまり、オイルポンプ24から離間する側に配設さ
れている。このサブギャラリは、オイルポンプ24の下
流側通路としての、クランク軸14の軸方向で覆い部材
26に形成した第1サブギャラリ連通孔(図示せず)と
この第1サブギャラリ連通孔に連通してクランク軸14
と直交方向で覆い部材26に形成した第2サブギャラリ
連通孔(図示せず)とに連通している。この第2サブギ
ャラリ連通孔は、一端側が図示しない盲栓で閉塞される
とともに、他端側が吐出ポート34に連通している。
イルポンプ24側で内側に配設され、第1サブギャラリ
連通孔(図示せず)と平行で覆い部材26に形成した第
1メインギャラリ連通穴(図示せず)に連通している。
この第1メインギャラリ連通穴は、覆い部材26を貫通
しないで形成されている。この第1メインギャラリ連通
穴の奥部位には、斜めでチェーン室(図示せず)に開口
するように覆い部材26に形成した第2メインギャラリ
連通孔(図示せず)が連通している。この第2メインギ
ャラリ連通孔は、図示しないユニオンボルトを取り付け
るためにねじ孔に形成されている。
図3に示す如く、サブギャラリからのオイルを流入する
とともに、オイルを濾過してメインギャラリにオイルを
流出するオイルフィルタ72が設けられている。
には、ユニオンボルトが取り付けられている。
6の一端側のパイプ接続部(図示せず)が嵌装して設け
られる。
なり、覆い部材26の線膨張係数とは異なる線膨張係数
を有し、チェーン室内に配設され、他端側が連結取付ボ
ルト80で覆い部材26に取り付けたパイプ連結部材8
2に接続されている。このパイプ連結部材82には、オ
イル制御弁64に連絡する連絡油路84が形成されてい
る。
ダブロック4−2側の一端側でオイルポンプ24との干
渉を回避するように、図示しない第1〜第3曲げ部が形
成されているとともに、シリンダヘッド6側の他端側が
タイミングチェーンに沿って略直線状に形成されてい
る。
く、オイル制御弁64からのオイルを油圧アクチュエー
タ(図示せず)に導くように、油圧連絡通路88と、遅
角、進角通路、つまり第1のオイル通路である覆い部材
側遅角通路90及び覆い部材側進角通路92と、前記シ
リンダヘッド6に設けられ、吸気カムシャフト50に連
通する第2のオイル通路であるシリンダヘッド側遅角通
路94及びシリンダヘッド側進角通路96とが形成され
ている。
い部材側遅角通路90及び覆い部材側進角通路92と、
第2のオイル通路であるシリンダヘッド側遅角通路94
及びシリンダヘッド側進角通路96との接続部に、メタ
ルガスケット98を設ける構成とする。
形成する際に、第1のオイル通路である覆い部材側遅角
通路90及び覆い部材側進角通路92、あるいは第2の
オイル通路であるシリンダヘッド側遅角通路94及びシ
リンダヘッド側進角通路96のいずれか一方、例えば第
1のオイル通路である覆い部材側遅角通路90及び覆い
部材側進角通路92内に突出する爪部100を形成す
る。
4及び図5に示す如く、板状の本体部98−1と、この
本体部98−1に形成した2個の貫通孔部98−2、9
8−3とを有し、組付された状態において、第1のオイ
ル通路である覆い部材側遅角通路90及び覆い部材側進
角通路92と第2のオイル通路であるシリンダヘッド側
遅角通路94及びシリンダヘッド側進角通路96との周
囲を囲むように第1、第2ビード部102−1、102
−2が夫々形成され、このビード部102の内側且つ2
個の貫通孔部98−2、98−3よりも外周部位に、第
1のオイル通路である覆い部材側遅角通路90及び覆い
部材側進角通路92内に突出する第1、第2爪部100
−1、100−2を夫々形成するものである。
−2は、図5に示す如く、前記メタルガスケット98に
2個の貫通孔部98−2、98−3を形成する際に、外
周部分を第2のオイル通路であるシリンダヘッド側遅角
通路94及びシリンダヘッド側進角通路96側に略等間
隔に折曲して押し出し、2個の貫通孔部98−2、98
−3を夫々現出させるものである。
れるシリンダヘッド側ボス部(図示せず)と、覆い部材
26に設けられる覆い部材側ボス部106とにおいて、
図1に斜線部分で示す如く、除肉可能範囲Aを現出させ
ている。
リンダヘッド6の端部とに、図示しないタイミングチエ
ーンを覆ってチェーン室60を形成するように、覆い部
材26を取り付ける際には、先ず、覆い部材26に形成
される覆い部材側遅角通路90及び覆い部材側進角通路
92に前記メタルガスケット98の第1、第2爪部10
0−1、100−2を夫々挿入する。
覆い部材26を前記内燃機関2のシリンダブロック4と
シリンダヘッド6の端部とに図示しない取付ボルトに取
り付ける。
ンダヘッドカバー8を載置する。
のシリンダヘッド6の端部を覆う覆い部材26との両方
に設けられたシリンダヘッド側ボス部(図示せず)及び
覆い部材側ボス部106を小型化することができ、シリ
ンダヘッド6及び覆い部材26の軽量化が可能となり、
実用上有利である。
る際に、第1のオイル通路である覆い部材側遅角通路9
0及び覆い部材側進角通路92、あるいは第2のオイル
通路であるシリンダヘッド側遅角通路94及びシリンダ
ヘッド側進角通路96のいずれか一方、例えば第1のオ
イル通路である覆い部材側遅角通路90及び覆い部材側
進角通路92内に突出する爪部100を形成したことに
より、メタルガスケット98を簡単に固定することがで
き、組付性を向上し得る。
れた状態において、第1のオイル通路である覆い部材側
遅角通路90及び覆い部材側進角通路92と第2のオイ
ル通路であるシリンダヘッド側遅角通路94及びシリン
ダヘッド側進角通路96との周囲を囲むように第1、第
2ビード部102−1、102−2が夫々形成されるこ
とにより、第1、第2ビード部102−1、102−2
によって、第1のオイル通路である覆い部材側遅角通路
90及び覆い部材側進角通路92と第2のオイル通路で
あるシリンダヘッド側遅角通路94及びシリンダヘッド
側進角通路96との周囲の十分なシールを行うことが可
能である。
ものではなく、種々の応用改変が可能である。
メタルガスケット98に、第1のオイル通路である覆い
部材側遅角通路90及び覆い部材側進角通路92内に突
出する爪部100と、第1のオイル通路である覆い部材
側遅角通路90及び覆い部材側進角通路92と第2のオ
イル通路であるシリンダヘッド側遅角通路94及びシリ
ンダヘッド側進角通路96との周囲を囲む第1、第2ビ
ード部102−1、102−2とを夫々形成したが、爪
部と第1、第2ビード部とのいずれか一方、例えば第
1、第2ビード部のみをメタルガスケットに設ける構成
とすることも可能である。
6に示す如く、板状の本体部114−1と、この本体部
114−1に形成した2個の貫通孔部114−2、11
4−3とにより形成し、メタルガスケット112が組付
された状態において、第1のオイル通路である覆い部材
側遅角通路及び覆い部材側進角通路と第2のオイル通路
であるシリンダヘッド側遅角通路及びシリンダヘッド側
進角通路との周囲を囲むように第1、第2ビード部11
6−1、116−2を夫々形成する。
1、116−2によって、第1のオイル通路である覆い
部材側遅角通路及び覆い部材側進角通路と第2のオイル
通路であるシリンダヘッド側遅角通路及びシリンダヘッ
ド側進角通路との周囲の十分なシールを行うことが可能
となるものである。
ルガスケット98に爪部100を形成する際に、第1の
オイル通路である覆い部材側遅角通路90及び覆い部材
側進角通路92内に突出するように第1、第2爪部10
0−1、100−2を夫々形成したが、爪部の突出方向
を異ならせる特別構成とすることも可能である。
ット122に爪部124を形成する際に、例えば第1爪
部124−1の突出方向を交互に異ならしめ、第1爪部
124−1に逆方向に突出する第3爪部124−3を現
出させる構成とする。
爪部124−1、124−2によって、メタルガスケッ
ト122を簡単に固定することができ、組付性を向上し
得るとともに、逆方向に突出する第3爪部124−3に
よって、組付時の位置決めを容易に行うことができ、実
用上有利である。
2爪部124−2に逆方向に突出する第4爪部124−
4を形成することもできる。
ルガスケット98に爪部100を形成する際に、2個の
貫通孔部98−2、98−3の全外周部位に爪部100
を形成する構成としたが、ガスケット132の貫通孔部
132−2、132−3の外周の一部に爪部134を形
成する特別構成とすることも可能である。
134を形成する際に、図8に破線で示す如く、ガスケ
ット132の貫通孔部132−2、132−3の外周に
おいて、最長距離部位となるように第1、第2爪部13
4−1、134−2を形成するものである。また、図8
に1点鎖線で示す如く、ガスケット132の貫通孔部1
32−2、132−3の外周において、最短距離部位と
なるように第1、第2爪部142−1、142−2を形
成することも可能である。
34−2、あるいは第1、第2爪部142−1、142
−2によって、メタルガスケット132を簡単に固定す
ることができ、組付性を向上し得る。
メタルガスケット98を形成する際に、板状の本体部9
8−1に2個の貫通孔部98−2、98−3を形成し、
組付された状態において、第1のオイル通路である覆い
部材側遅角通路90及び覆い部材側進角通路92と第2
のオイル通路であるシリンダヘッド側遅角通路94及び
シリンダヘッド側進角通路96との周囲を囲むように第
1、第2ビード部102−1、102−2を夫々形成す
る構成としたが、メタルガスケット152の本体部15
2−1に唯一の貫通孔部152−2を形成する特別構成
とすることも可能である。
9に示す如く、板状の本体部152−1と、この本体部
152−1に形成される唯一の貫通孔部152−2と、
この貫通孔部152−2の外周部位に組付された状態に
おいて、第1のオイル通路である覆い部材側遅角通路及
び覆い部材側進角通路、または第2のオイル通路である
シリンダヘッド側遅角通路及びシリンダヘッド側進角通
路との周囲を囲むようにビード部154を形成する。
52の本体部152−1の外径寸法を、ビード部154
の外周部位近傍とし、メタルガスケット152の外径寸
法を小とする。
6を形成する際には、図9に破線で示す如く、ガスケッ
ト152の貫通孔部152−2の外周部位において、少
なくとも対峙する2箇所に第1、第2爪部156−1、
156−2を形成するものである。
成するのみで、複数の通路のシールとして利用すること
ができ、製作が容易であるとともに、メタルガスケット
の形状を円形とすることによって、シール圧がビード部
に集中的に作用することとなり、シール性を高めること
ができ、シールの信頼性を向上し得て、しかもメタルガ
スケットの外径寸法を小とすることによって、シリンダ
ヘッド側ボス部及び覆い部材側ボス部の小型化や軽量化
に寄与し得る。
を背合わせ状態に2枚装着する構成とすれば、2枚のメ
タルガスケットが2段ビートとして機能することとな
り、追従性を向上し得て、実用上有利である。
れば、シリンダヘッドにカムシャフトを設け、シリンダ
ヘッドの端部を覆う覆い部材を設け、可変バルブタイミ
ングを作動させるためのオイルを制御可能なオイル制御
弁を覆い部材に設け、オイル制御弁とカムシャフトに設
けられた可変バルブタイミング機構とを、覆い部材に設
けられた第1のオイル通路と、シリンダヘッドに設けら
れたカムシャフトに連通する第2のオイル通路とで連絡
した可変バルブタイミング機構を備えた内燃機関の潤滑
構造において、第1のオイル通路と第2のオイル通路と
の接続部に、メタルガスケットを設けたので、前記シリ
ンダヘッドと、このシリンダヘッドの端部を覆う覆い部
材との両方に設けられたシリンダヘッド側ボス部及び覆
い部材側ボス部を小型化することができ、シリンダヘッ
ド及び覆い部材の軽量化が可能となり、実用上有利であ
る。
である。
した状態の概略拡大断面図である。
の拡大断面図である。
の拡大断面図である。
の拡大平面図である。
の拡大平面図である。
ング機構を備えた内燃機関のオイル通路の概略説明図で
ある。
した状態の概略拡大断面図である。
「OCV」ともいう) 66 バルブ取付ボルト 72 オイルフィルタ 76 オイルパイプ 82 パイプ連結部材 84 連絡油路 88 油圧連絡通路 90 覆い部材側遅角通路 92 覆い部材側進角通路 94 シリンダヘッド側遅角通路 96 シリンダヘッド側進角通路 98 メタルガスケット 98−1 本体部 98−2、98−3 貫通孔部 100 爪部 100−1 第1爪部 100−2 第2爪部 102−1 第1ビード部 102−2 第2ビード部 106 覆い部材側ボス部 A 除肉可能範囲
Claims (3)
- 【請求項1】 シリンダヘッドにカムシャフトを設け、
前記シリンダヘッドの端部を覆う覆い部材を設け、可変
バルブタイミングを作動させるためのオイルを制御可能
なオイル制御弁を前記覆い部材に設け、オイル制御弁と
カムシャフトに設けられた可変バルブタイミング機構と
を、前記覆い部材に設けられた第1のオイル通路と、前
記シリンダヘッドに設けられたカムシャフトに連通する
第2のオイル通路とで連絡した可変バルブタイミング機
構を備えた内燃機関の潤滑構造において、前記第1のオ
イル通路と第2のオイル通路との接続部に、メタルガス
ケットを設けたことを特徴とする可変バルブタイミング
機構を備えた内燃機関の潤滑構造。 - 【請求項2】 前記メタルガスケットは、第1のオイル
通路、あるいは第2のオイル通路のいずれか一方の通路
内に突出した爪部を備えていることを特徴とする請求項
1に記載の可変バルブタイミング機構を備えた内燃機関
の潤滑構造。 - 【請求項3】 前記メタルガスケットは、組付された状
態において、第1のオイル通路と第2のオイル通路との
周囲を囲むように形成されたビード部を備えていること
を特徴とする請求項1に記載の可変バルブタイミング機
構を備えた内燃機関の潤滑構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001191247A JP2003003817A (ja) | 2001-06-25 | 2001-06-25 | 可変バルブタイミング機構を備えた内燃機関の潤滑構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001191247A JP2003003817A (ja) | 2001-06-25 | 2001-06-25 | 可変バルブタイミング機構を備えた内燃機関の潤滑構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003003817A true JP2003003817A (ja) | 2003-01-08 |
JP2003003817A5 JP2003003817A5 (ja) | 2006-05-25 |
Family
ID=19029900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001191247A Pending JP2003003817A (ja) | 2001-06-25 | 2001-06-25 | 可変バルブタイミング機構を備えた内燃機関の潤滑構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003003817A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6299847B1 (ja) * | 2016-11-21 | 2018-03-28 | マツダ株式会社 | エンジンのオイル通路構造 |
JP2020012451A (ja) * | 2018-07-20 | 2020-01-23 | スズキ株式会社 | 車両用内燃機関 |
-
2001
- 2001-06-25 JP JP2001191247A patent/JP2003003817A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6299847B1 (ja) * | 2016-11-21 | 2018-03-28 | マツダ株式会社 | エンジンのオイル通路構造 |
WO2018092827A1 (ja) * | 2016-11-21 | 2018-05-24 | マツダ株式会社 | エンジンのオイル通路構造 |
JP2018084141A (ja) * | 2016-11-21 | 2018-05-31 | マツダ株式会社 | エンジンのオイル通路構造 |
JP2020012451A (ja) * | 2018-07-20 | 2020-01-23 | スズキ株式会社 | 車両用内燃機関 |
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