JP2003003694A - 控柱用ブロックとこのブロックを用いたブロック塀 - Google Patents

控柱用ブロックとこのブロックを用いたブロック塀

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JP2003003694A
JP2003003694A JP2001193354A JP2001193354A JP2003003694A JP 2003003694 A JP2003003694 A JP 2003003694A JP 2001193354 A JP2001193354 A JP 2001193354A JP 2001193354 A JP2001193354 A JP 2001193354A JP 2003003694 A JP2003003694 A JP 2003003694A
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Japan
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block
fence
retaining
pillar
foundation
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Application number
JP2001193354A
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Inventor
Kura Fujioka
藏 藤岡
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Esubitsuku Kk
Original Assignee
Esubitsuku Kk
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 型枠を使わないため控柱の施工とブロック壁
との施工とを同時に簡単に行なうことができる控柱用ブ
ロックとこの控柱用ブロックを用いたブロック塀とを提
供する。 【解決手段】 方形枠体2の内部に控柱の成形空間3が
存在し、前記方形枠体2の左辺2aと右辺2bの外側に
塀用ブロック4との接合部2cと2dが存在するように
コンクリートにより形成した控柱用ブロック1であっ
て、この控柱用ブロック1の所要数を積み重ねて内部の
成形空間3へ配筋とコンクリートの充填を行ない、正面
側がブロック塀Aの一部となる控柱15を構成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、控柱を必要とする
ブロック塀を容易に施工するのに適した控柱用ブロック
とこの控柱用ブロックを用いたブロック塀に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、高さが1.2m以上のブロック
塀としては、断面が25cm角以上の鉄筋コンクリート
造りの控柱を構成して、この控柱に塀用ブロックを積み
重ねたブロック塀を接合すると共に、控柱と塀用ブロッ
クを横筋により定着したものが知られている。
【0003】このようなブロック塀の施工は、専門の型
枠業者により控柱用の型枠を組み、この型枠の中へ配筋
してコンクリートを充填する。そして、充填したコンク
リートが硬化して控柱を形成すると型枠を外して塀用ブ
ロックの施工に掛かるものであった。このため工費が高
く付いて、工期も長くなる問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、控柱の構成
と塀の施工とを同時に行なうことができる控柱用ブロッ
クと、この控柱用ブロックを用いたブロック塀とを提供
することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る控柱用ブロックは、方形枠体の内部に
控柱の成形空間が存在し、前記方形枠体の左辺と右辺の
外側に塀用ブロックとの接合部が存在するようにコンク
リートにより形成した控柱用ブロックであって、この控
柱用ブロックの所要数を積み重ねて内部の成形空間へ配
筋とコンクリートの充填とを行ない、正面側がブロック
塀の一部となる控柱を構成させることを特徴とする。
【0006】ブロック塀は、上記控柱用ブロックとこれ
に接合する上記塀用ブロックの化粧面を合させて、控柱
用ブロックと塀用ブロックとで構成される塀面が一体化
されるようにしたことを特徴とする。
【0007】ブロック壁は、基礎部を上記控柱用ブロッ
クと型枠用ブロックとを用いて構成し、これら基礎部の
上に控柱用ブロックと塀用ブロックを積み重ねることに
より、基礎から組積みまでの施工が一貫して行なえるよ
うにしたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】図1において符号1は本発明に係
る控柱用ブロックである。この控柱用ブロック1は、方
形枠体2の内側に控柱の成形空間3が存在し、前記方形
枠体2の左辺2aと右辺2bの外側に、一般の塀用ブロ
ック4(図2、図5、図6参照)の前辺4aと後辺4b
の端縁に接合する2条の接合部2c及び2dが存在し、
これら接合部2c及び2dの間に位置する左辺2a及び
右辺2bには横筋5(図4参照)を納める溝6が存在す
るよう前記塀用ブロック4と同じ高さに成形するもので
あり、この成形はゼロスランプのコンクリートを型枠に
充填して加振成形した後に脱型する即脱成形によること
が好ましい。
【0009】図3において符号4´は型枠用ブロックで
ある。この型枠用ブロック4´は、一般の塀用ブロック
4が図5、図6に示す通り前辺4aと後辺4bとの間に
4本のリブ7を3つの空間8を挟むように存在させたの
に対して、2本のリブ7´を1つ空間8´を挟むように
両側に存在させたものであり、型枠用ブロック4´のリ
ブ7´と一般のブロック4のリブ7には横筋5が納まる
溝9´と溝9が設けられる。
【0010】図1、図3、図5において符号10は、控
柱用ブロック1と一般の塀用ブロックの4及び基礎用の
型枠用ブロックの4´の化粧面である。この化粧面10
は控柱用ブロック1と塀用ブロック4とが混在してブロ
ック塀Aを構成しても塀面が一体化されるように塀用ブ
ロック4の化粧面10と控柱用ブロック1の化粧面10
とを合せるようにする。なお、化粧面10は図1及び図
2においては線状の凹凸模様を縦方向に規則的に配列し
てあるが、これに限定されるものではなく、凹凸模様の
形状や配列を変化させた多種多様の面化粧10を採用し
得る。
【0011】前記控柱用ブロック1と塀用ブロック4及
び型枠用ブロック4´とでブロック塀Aを構成するに
は、控柱用の帯筋11と4本の主筋12とを組んで図3
に示すように基礎コンクリート13にセットする。そし
て、成形空間3へ主筋12が納まるように控柱用ブロッ
ク1を基礎コンクリート13の上に据え、その上へ接合
モルタル14を置いて2段目の控柱用ブロック1を積
む。
【0012】次に、積まれた控柱用ブロック1を挟むよ
うに両側の基礎コンクリート13上へ型枠用ブロック4
´を前辺4aと後辺4bの端縁が控柱ブロック1の接合
部2cと2dへ当接するよう2段を積んで、上段の控柱
用ブロック1の溝6と型枠用ブロック4´の溝9´とに
横筋5を納めて、この横筋5を主筋12の前側のものに
定着する。そして、控柱用ブロック1の内部の成形空間
3と、型枠用ブロック4´の空間8´及び横筋5が納ま
る溝6と溝9´へモルタルを充填する。こうすれば、控
柱用ブロック1を型枠としてその内部の成形空間3に鉄
筋コンクリート造りの控柱15の基礎部が形成され、こ
れと共に型枠用ブロック4´によってブロック塀Aの基
礎部が形成される。
【0013】前記のように控柱15の基礎部とブロック
塀Aの基礎部とが形成されれば、図4に示すようにGL
まで土を戻して基礎部を埋め、控柱15の基礎部の上に
控柱用ブロック1を、ブロック塀Aの基礎部の上へ塀用
ブロック4を図5に示すように1段ずつ積み重ねて、控
柱用ブロック1の成形空間3と塀用ブロック4の空間8
とへコンクリートを充填し、複数段毎に溝6及び9へ横
筋5を入れてこれを主筋12と定着してモルタルで固定
する操作を控柱15とブロック塀Aが希望する高さに達
するまで繰り返し行なえば、型枠を使わずに控柱15を
構成してこの控柱15が塀の一部をなすブロック塀Aを
短い工期で安価に構成することができて、しかも、構成
されたブロック塀Aの塀面は、控柱用ブロック1と塀用
ブロック4とが混在して形成していても、ブロック1と
4との化粧面10が合わされているため一体化される。
【0014】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、控柱用ブロッ
クを積み重ねて内部の成形空間に配筋とコンクリートの
打設を行なえば、型枠の必要もなく簡便に控柱を形成す
ることができ、しかも、控柱の成形と同時に塀用ブロッ
クの施工ができるため、ブロック塀設置の工費削減と工
期短縮に有効である。
【0015】請求項2の発明によれば、控柱用ブロック
と塀用ブロックとの化粧面を合せれば、控柱用ブロック
と塀用ブロックの2部材で構成されるブロック塀が化粧
面の統一によって一体化される。
【0016】請求項3の発明によれば、控柱と塀の基礎
を控柱用ブロックと型枠用ブロックとで構成し、この基
礎の上へ控柱用ブロックと塀用ブロックを積み重ねて控
柱と塀を構成するものであるから、基礎工事から組積み
工事まで同じ部材を用いて一貫して行なえるため、作業
性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る控柱用ブロックの斜視図
【図2】塀用ブロックの斜視図
【図3】型枠用ブロックの斜視図
【図4】控柱用ブロックにより控柱の基礎部を構成した
状態の縦断側面図
【図5】控柱用ブロックと塀用ブロックとの組み積み状
態を示す斜視図
【図6】控柱用ブロックと塀用ブロックとで構成したブ
ロック塀の一部分を示す平面図
【符号の説明】
1 控柱用ブロック 3 成形空間 4 塀用ブロック 4´ 型枠用ブロック 11、12 鉄筋 A ブロック塀 15 控柱

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形枠体の内部に控柱の成形空間が存在
    し、前記方形枠体の左辺と右辺の外側に塀用ブロックと
    の接合部が存在するようにコンクリートにより形成した
    控柱用ブロックであって、この控柱用ブロックの所要数
    を積み重ねて内部の成形空間へ配筋とコンクリートの充
    填を行ない、正面側がブロック塀の一部となる控柱を構
    成させることを特徴とする控柱用ブロック。
  2. 【請求項2】 請求項1に係る控柱用ブロックとこれに
    接合する塀用ブロックとの化粧面を合せて、控柱用ブロ
    ックと塀用ブロックとで構成される塀面が一体化される
    ようにしたことを特徴とするブロック塀。
  3. 【請求項3】 ブロック塀の基礎部を請求項1に係る控
    柱用ブロックと型枠用ブロックとを用いて構成し、これ
    ら基礎部の上に控柱用ブロックと塀用ブロックを積み重
    ねることにより、基礎から組積みまでの施工を一貫して
    行なえるようにしたことを特徴とするブロック塀。
JP2001193354A 2001-06-26 2001-06-26 控柱用ブロックとこのブロックを用いたブロック塀 Pending JP2003003694A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017160623A (ja) * 2016-03-08 2017-09-14 江川ブロック工業株式会社 ブロック塀の施工方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56176248U (ja) * 1980-05-28 1981-12-25

Patent Citations (1)

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