JP2003003570A - ユニット式建物の小屋組構造 - Google Patents

ユニット式建物の小屋組構造

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JP2003003570A JP2001185188A JP2001185188A JP2003003570A JP 2003003570 A JP2003003570 A JP 2003003570A JP 2001185188 A JP2001185188 A JP 2001185188A JP 2001185188 A JP2001185188 A JP 2001185188A JP 2003003570 A JP2003003570 A JP 2003003570A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな屋根荷重がかかる場合でも、経済的か
つ確実に屋根を支持できるユニット式建物の小屋組構造
を提供すること。 【解決手段】 四隅の柱41の上下端を天井梁42A、
42Bおよび床梁で連結して箱状に形成されたフレーム
40を有する建物ユニット17をその角隅部を寄せ合わ
せて複数配置した2階建物ユニット16と、これら2階
建物ユニット16上に設けられた支持構造13と、この
支持構造13に支持された屋根14とを備えたユニット
式建物の小屋組構造であって、支持構造13は、2階建
物ユニット16の少なくとも1本の天井梁42Aに沿っ
て配置された小屋梁20を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、箱状のユ
ニットで形成されたユニット式建物の小屋組構造に関す
る。
【0002】
【背景技術】従来、住宅等の建物の工法として、ユニッ
ト工法がある。ユニット工法とは、工場において、箱状
の骨組みに、天井面材、床面材、外壁材、間仕切壁等を
取り付けて形成した建物ユニットを製造し、これら箱状
の建物ユニットを建築現場で複数組み合わせて建築する
ものである。ユニット工法は、予め工場でできるだけ部
材の加工・組立を行い、これらを運搬して現場で組み上
げる施工方法であるため、従来建築現場で行っていた作
業がほとんど工場で行われることとなり、建築現場での
作業が著しく軽減され、高品質の建物を短期間で建築で
きるという利点がある。
【0003】ところで、ユニット式建物における屋根部
分の構造としては、各建物ユニット上に束やブレースに
よる軸組を形成し、この軸組で屋根を支持する構造が知
られている(特願2000−41042号参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したユニ
ット式建物では、例えば、屋根を特殊な形状とする場合
や、屋根を複数種類の材料で形成する場合には、屋根の
各建物ユニットへの荷重分布が屋根全体に均等にならな
いため、天井梁に過大な荷重がかかる可能性があった。
そのため、大きな屋根荷重に耐えうる天井梁を備えた特
殊な建物ユニットを用いる必要があり、製造コストの増
大となっていた。
【0005】本発明の目的は、大きな屋根荷重がかかる
場合でも、経済的かつ確実に屋根を支持できるユニット
式建物の小屋組構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のユニット式建物の小屋組構造は、次の構成
を採用する。本発明を図面を参照して説明すると、請求
項1に記載のユニット式建物10の小屋組構造は、四隅
の柱41の上下端を天井梁42および床梁43で連結し
て箱状に形成されたフレーム40を有する建物ユニット
17をその角隅部Dを寄せ合わせて複数配置した屋根下
建物ユニット16と、これら屋根下建物ユニット上に設
けられた支持構造13と、この支持構造に支持された屋
根14とを備えたユニット式建物の小屋組構造であっ
て、前記屋根下建物ユニットの少なくとも1本の天井梁
に沿って配置された小屋梁20を備えていることを特徴
とする。
【0007】この発明によれば、屋根下建物ユニットの
少なくとも1本の天井梁に沿って小屋梁を配置したの
で、この小屋梁によって天井梁が補強され、大きな屋根
荷重がかかった場合でも、屋根を確実に支持できる。ま
た、天井梁に沿って小屋梁を配置するだけで、屋根下建
物ユニット自体に何ら手を加えることなく、大きな屋根
荷重がかかる天井梁だけを部分的に補強できるから、経
済的である。
【0008】請求項2に記載のユニット式建物の小屋組
構造は、請求項1に記載のユニット式建物の小屋組構造
において、前記小屋梁は、互いに隣接する天井梁上に配
置された2本の長尺材21が抱き合わされて形成されて
いることを特徴とする。
【0009】この発明によれば、2本の長尺材を抱き合
わせて小屋梁を形成したので、小屋梁を1本の長尺材で
形成した場合に比べ剛性を向上できるから、小屋梁の構
造耐力を向上できる。
【0010】請求項3に記載のユニット式建物の小屋組
構造は、請求項1または2に記載のユニット式建物の小
屋組構造において、前記支持構造は、前記屋根下建物ユ
ニットのうち少なくとも1つの建物ユニットの各天井梁
上に積層される枠状の小屋フレーム30を備えているこ
とを特徴とする。
【0011】この発明によれば、屋根下建物ユニットの
うち少なくとも1つの建物ユニットの各天井梁上に枠状
の小屋フレームを積層したので、支持構造で受ける屋根
荷重を1つの屋根下建物ユニット全体で支持することが
でき、屋根下建物ユニット全体の屋根荷重に対する構造
耐力をさらに向上できる。また、小屋梁と小屋フレーム
とを混用することによって、屋根下建物ユニットの所望
の天井梁を安価かつ自在に補強することができ、屋根の
意匠設計、構造設計の自由度を向上できる。
【0012】請求項4に記載のユニット式建物の小屋組
構造は、請求項3に記載のユニット式建物の小屋組構造
において、前記小屋フレームを構成する枠材は、前記小
屋梁を構成する部材と同一断面を有する部材で形成され
ていることを特徴とする。
【0013】この発明によれば、小屋フレームを構成す
る枠材を小屋梁を構成する部材と同一断面を有する部材
で形成したので、小屋梁および小屋フレームの部品を共
通化でき、支持構造の製造コストを低減できる。また、
小屋梁および小屋フレームの断面係数が同一となるか
ら、小屋梁および小屋フレームの構造計算を容易に行う
ことができる。
【0014】請求項5に記載のユニット式建物の小屋組
構造は、請求項1から4のいずれかに記載のユニット式
建物の小屋組構造において、前記屋根下建物ユニットを
構成する建物ユニットの柱のうち寄せ合わされた1組の
角隅部の柱が省略されて大空間が形成され、前記小屋梁
は、前記省略された柱の両側に位置する柱の間に架け渡
されていることを特徴とする。
【0015】この発明によれば、建物ユニットの柱のう
ち寄せ合わされた1組の角隅部の柱を省略して大空間を
形成したので、ユニット式建物内部の設計の自由度を向
上できる。この時、省略された柱の両側に位置する柱の
間に小屋梁を架け渡したので、つまり、大空間の両端に
位置する柱に小屋梁を設けたので、柱を省略したことに
よる屋根下建物ユニットの天井梁の構造耐力の低下を補
うことができる。
【0016】請求項6に記載のユニット式建物の小屋組
構造は、請求項1から5のいずれかに記載のユニット式
建物の小屋組構造において、前記支持構造は、小屋梁の
上に立設された束を含んで構成されていることを特徴と
する。この発明によれば、小屋梁の上に立設された束を
含んで支持構造を構成したので、屋根下建物ユニットの
上に直接束を立設する場合に比べ、束の長さを短くする
だけでよいから、支持構造の製造コストを低減できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1には、本実施形態に係るユニッ
ト式建物10の全体斜視図が示されている。ユニット式
建物10は、基礎11と、この基礎11の上に設けられ
た建物本体12と、この建物本体12の上に設けられた
支持構造13と、この支持構造13に支持された屋根1
4とを備えている。このうち、建物本体12は、1階建
物ユニット15と、この1階建物ユニット15の上に配
置されかつ屋根14の下に位置する屋根下建物ユニット
としての2階建物ユニット16とを備え、これら1階建
物ユニット15および2階建物ユニット16は、箱状に
形成された建物ユニット17が複数組合わせて形成され
ている。
【0018】建物ユニット17は、図2に示すように、
四隅の柱41の上下端を連結する天井梁42および床梁
43を有する箱状のフレーム40を備えている。このう
ち、柱41と天井梁42とは、柱41の柱頭側に配置さ
れる柱頭接合部材45を介して連結され、柱41と床梁
43とは、柱41の柱脚側に配置される柱脚接合部材4
6を介して連結されている。天井梁42としては、長さ
の異なる短辺天井梁42Aおよび長辺天井梁42Bの二
種類が設けられ、床梁43としては、長さの異なる短辺
床梁43Aおよび長辺床梁43Bの二種類が設けられて
いる。また、対向する長辺天井梁42Bの間には、天井
面材を支持するための天井小梁が架け渡され(図示省
略)、また、対向する長辺床梁43Bの間には、床を形
成するパーチクルボード等の床面材を支持するための複
数の根太が架け渡されている(図示省略)。
【0019】図3には、2階建物ユニット16の平面図
が示されている。1階建物ユニット15および2階建物
ユニット16は、建物ユニット17をその角隅部Dを寄
せ合わせて、梁間方向に3個、桁行方向に2個の計6個
配置することにより形成されている。したがって、2階
建物ユニット16において、外周側では、2つの建物ユ
ニット17の2つの角隅部Dが寄せ合わされて1組とな
っており、内部側では、4つの建物ユニット17の4つ
の角隅部Dが寄せ合わされて1組となっている。
【0020】ここで、図3中右側を南側とすると、2階
建物ユニット16を構成する建物ユニット17の柱41
のうち寄せ合わされた1組の角隅部Dの柱41、ここで
は、内部南側に位置する1組の角隅部Dの4本の柱41
が省略されており(図3中点線で示す)、これによっ
て、2階建物ユニット16の南側に大空間が形成されて
いる。
【0021】図4には、支持構造13の平面図が示さ
れ、図5には、図4のV−V断面図が示されている。支
持構造13は、省略された柱41の梁間方向両側に位置
する柱41の間に短辺天井梁42Aに沿って架け渡され
た小屋梁20と、この小屋梁20の北側に隣接しかつ2
階建物ユニット16の建物ユニット17の各天井梁42
に積層された2つの小屋フレーム30と、これら小屋梁
20、小屋フレーム30および2階建物ユニット16上
に設けられた束50,51,52とを備えている。
【0022】図6(A)には、小屋梁20の全体斜視図
が示されている。小屋梁20は、短辺天井梁2本分の長
さを有する長尺材21が2本抱き合わされて形成されて
いる。図6(B)には、小屋フレーム30の全体斜視図
が示されている。小屋フレーム30は、小屋梁20を構
成する部材と同一断面を有する部材、ここでは長尺材2
1が柱脚接合部材46を介して枠状に連結されて形成さ
れている。
【0023】図4および図5に戻って、束50〜52
は、2階建物ユニット16の内部側に立設され、屋根1
4の棟部と軒先部の中間を支持するようになっている。
【0024】次に、ユニット式建物10を組み立てる手
順を説明する。まず、建物ユニット17、小屋梁20、
小屋フレーム30、束50〜52を工場で製作した後、
建築現場に運搬する。運搬の際、柱41が省略された建
物ユニット17の変形を防止するために、省略された柱
41の代わりに図示しない仮柱を設けておく。現場で
は、基礎11を施工した後、各建物ユニット17をその
角隅部Dを寄せ合わせて隣接配置し、1階建物ユニット
15および2階建物ユニット16を形成する。
【0025】次に、省略された柱41の梁間方向両側に
位置する柱41の間に小屋梁20を架け渡すとともに、
2階建物ユニット16の建物ユニット17の各天井梁4
2に小屋フレーム30を積層する。その後、小屋梁20
および小屋フレーム30を2階建物ユニット16の柱頭
接合部材45にボルト等で連結した後、2階建物ユニッ
ト16内の仮柱を撤去する。
【0026】次に、束50〜52を、小屋梁20、小屋
フレーム30および2階建物ユニット16上にボルト等
で固定し、これら束50〜52上に屋根14を設置す
る。なお、本実施形態では、現場において束50〜52
を取り付けたが、これに限らず、工場で予め取り付けて
おいてもよい。
【0027】したがって、本実施形態によれば以下の効
果がある。 (1)2階建物ユニット16の短辺天井梁42Aに沿っ
て小屋梁20を配置したので、この小屋梁20によって
短辺天井梁42Aが補強され、大きな屋根荷重がかかっ
た場合でも、屋根14を確実に支持できる。また、天井
梁42に沿って小屋梁20を配置するだけで、2階建物
ユニット16自体に何ら手を加えることなく、大きな屋
根荷重がかかる天井梁42だけを部分的に補強できるか
ら、経済的である。
【0028】(2)2本の長尺材21を抱き合わせて小
屋梁20を形成したので、小屋梁20を1本の長尺材2
1で形成した場合に比べ剛性を向上できるから、小屋梁
20の構造耐力を向上できる。
【0029】(3)2階建物ユニット16のうち2つの
建物ユニット17の各天井梁42上に枠状の小屋フレー
ム30を積層したので、支持構造13で受ける屋根荷重
を1つの2階建物ユニット16全体で支持することがで
き、2階建物ユニット16全体の屋根荷重に対する構造
耐力をさらに向上できる。また、小屋梁20と小屋フレ
ーム30とを混用することによって、2階建物ユニット
16の所望の天井梁42を安価かつ自在に補強すること
ができ、屋根の意匠設計、構造設計の自由度を向上でき
る。
【0030】(4)小屋フレーム30を構成する枠材を
小屋梁20を構成する部材と同一断面を有する長尺材2
1で形成したので、小屋梁20および小屋フレーム30
の部品を共通化でき、支持構造13の製造コストを低減
できる。また、小屋梁20および小屋フレーム30の断
面係数が同一となるから、小屋梁20および小屋フレー
ム30の構造計算を容易に行うことができる。
【0031】(5)建物ユニット17の柱41のうち寄
せ合わされた1組の角隅部Dの柱41を省略して大空間
を形成したので、ユニット式建物10内部の設計の自由
度を向上できる。この時、省略された柱41の両側に位
置する柱41の間に小屋梁20を架け渡したので、つま
り、大空間の両端に位置する柱41に小屋梁20を設け
たので、柱41を省略したことによる2階建物ユニット
16の天井梁42の構造耐力の低下を補うことができ
る。
【0032】(6)小屋梁20の上に立設された束50
Bを含んで支持構造13を構成したので、2階建物ユニ
ット16の上に直接束52を立設する場合に比べ、束の
長さを短くするだけでよいから、支持構造13の製造コ
ストを低減できる。
【0033】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、本
実施形態では、小屋梁20と小屋フレーム30とを混用
して支持構造13を形成したが、これに限らず、小屋梁
20のみを用いて支持構造を形成してもよい。このよう
にしても、前記実施形態で述べた(1)、(2)、(5)、
(6)と同様の効果がある。
【0034】
【発明の効果】本発明のユニット式建物の小屋組構造に
よれば、次のような効果が得られる。請求項1に記載の
ユニット式建物の小屋組構造によれば、屋根下建物ユニ
ットの少なくとも1本の天井梁に沿って小屋梁を配置し
たので、この小屋梁によって天井梁が補強され、大きな
屋根荷重がかかった場合でも、屋根を確実に支持でき
る。また、天井梁に沿って小屋梁を配置するだけで、屋
根下建物ユニット自体に何ら手を加えることなく、大き
な屋根荷重がかかる天井梁だけを部分的に補強できるか
ら、経済的である。
【0035】請求項2に記載のユニット式建物の小屋組
構造によれば、2本の長尺材を抱き合わせて小屋梁を形
成したので、小屋梁を1本の長尺材で形成した場合に比
べ剛性を向上できるから、小屋梁の構造耐力を向上でき
る。
【0036】請求項3に記載のユニット式建物の小屋組
構造によれば、屋根下建物ユニットのうち少なくとも1
つの建物ユニットの各天井梁上に枠状の小屋フレームを
積層したので、支持構造で受ける屋根荷重を1つの屋根
下建物ユニット全体で支持することができ、屋根下建物
ユニット全体の屋根荷重に対する構造耐力をさらに向上
できる。また、小屋梁と小屋フレームとを混用すること
によって、屋根下建物ユニットの所望の天井梁を安価か
つ自在に補強することができ、屋根の意匠設計、構造設
計の自由度を向上できる。
【0037】請求項4に記載のユニット式建物の小屋組
構造によれば、小屋フレームを構成する枠材を小屋梁を
構成する部材と同一断面を有する部材で形成したので、
小屋梁および小屋フレームの部品を共通化でき、支持構
造の製造コストを低減できる。また、小屋梁および小屋
フレームの断面係数が同一となるから、小屋梁および小
屋フレームの構造計算を容易に行うことができる。
【0038】請求項5に記載のユニット式建物の小屋組
構造によれば、建物ユニットの柱のうち寄せ合わされた
1組の角隅部の柱を省略して大空間を形成したので、ユ
ニット式建物内部の設計の自由度を向上できる。この
時、省略された柱の両側に位置する柱の間に小屋梁を架
け渡したので、つまり、大空間の両端に位置する柱に小
屋梁を設けたので、柱を省略したことによる屋根下建物
ユニットの天井梁の構造耐力の低下を補うことができ
る。
【0039】請求項6に記載のユニット式建物の小屋組
構造によれば、小屋梁の上に立設された束を含んで支持
構造を構成したので、屋根下建物ユニットの上に直接束
を立設する場合に比べ、束の長さを短くするだけでよい
から、支持構造の製造コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るユニット式建物を示
す全体斜視図である。
【図2】前記実施形態に係る建物ユニットのフレームの
斜視図である。
【図3】前記実施形態に係る屋根下建物ユニットの平面
図である。
【図4】前記実施形態に係る支持構造の平面図である。
【図5】図4のV−V断面図である。
【図6】前記実施形態に係る小屋梁および小屋フレーム
の斜視図である。
【符号の説明】
10 ユニット式建物 13 支持構造 14 屋根 16 屋根下建物ユニットとしての2階建物ユニッ
ト 17 建物ユニット 20 小屋梁 21 長尺材 30 小屋フレーム 40 建物ユニットのフレーム 41 柱 42 天井梁 43 床梁 D 角隅部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四隅の柱の上下端を天井梁および床梁で
    連結して箱状に形成されたフレームを有する建物ユニッ
    トをその角隅部を寄せ合わせて複数配置した屋根下建物
    ユニットと、これら屋根下建物ユニット上に設けられた
    支持構造と、この支持構造に支持された屋根とを備えた
    ユニット式建物の小屋組構造であって、 前記支持構造は、前記屋根下建物ユニットの少なくとも
    1本の天井梁に沿って配置された小屋梁を備えているこ
    とを特徴とするユニット式建物の小屋組構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のユニット式建物の小屋
    組構造において、 前記小屋梁は、互いに隣接する天井梁上に配置された2
    本の長尺材が抱き合わされて形成されていることを特徴
    とするユニット式建物の小屋組構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のユニット式建
    物の小屋組構造において、 前記支持構造は、前記屋根下建物ユニットのうち少なく
    とも1つの建物ユニットの各天井梁に積層される枠状の
    小屋フレームを備えていることを特徴とするユニット式
    建物の小屋組構造。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のユニット式建物の小屋
    組構造において、 前記小屋フレームを構成する枠材は、前記小屋梁を構成
    する部材と同一断面を有する部材で形成されていること
    を特徴とするユニット式建物の小屋組構造。
  5. 【請求項5】 請求項1から4いずれかに記載のユニッ
    ト式建物の小屋組構造において、 前記屋根下建物ユニットを構成する建物ユニットの柱の
    うち寄せ合わされた1組の角隅部の柱が省略されて大空
    間が形成され、 前記小屋梁は、前記省略された柱の両側に位置する柱の
    間に架け渡されていることを特徴とするユニット式建物
    の小屋組構造。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載のユニ
    ット式建物の小屋組構造において、 前記支持構造は、小屋梁の上に立設された束を含んで構
    成されていることを特徴とするユニット式建物の小屋組
    構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016037745A (ja) * 2014-08-07 2016-03-22 ミサワホーム株式会社 屋根の支持構造

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