JP2003003475A - 補強土擁壁構造 - Google Patents
補強土擁壁構造Info
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- JP2003003475A JP2003003475A JP2002144828A JP2002144828A JP2003003475A JP 2003003475 A JP2003003475 A JP 2003003475A JP 2002144828 A JP2002144828 A JP 2002144828A JP 2002144828 A JP2002144828 A JP 2002144828A JP 2003003475 A JP2003003475 A JP 2003003475A
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Abstract
に安定した補強土擁壁構造を提供する。 【解決手段】 複数の擁壁ブロック1を目地部aが交互
にずれるように重ねて壁体Aを構成し、この壁体Aの背
面に盛り土2を充填する。盛り土2内に補強部材3を複
数埋設するとともに擁壁ブロック1に連結する。擁壁ブ
ロック1は表面フランジ1aと背面フランジ1bとウェ
ブ1cとから自立し得る形状に形成する。表面フランジ
1a、背面フランジ1bおよびウェブ1cの各上端面に
凹溝1d、1e、1fをそれぞれ形成する。凹溝1dに
補強部材3の定着部3aを、凹溝1fにアンカー部3b
の先端側を挿入し、かつアンカー部3bの後方側を盛り
土2内に埋設する。
Description
複数積み重ねて壁体を構築し、この壁体の背面に盛り土
を充填するととともに、この盛り土内に鉄筋グリット等
からなる複数の補強部材を埋設し、かつ擁壁ブロックに
連結してなる補強土擁壁構造に関する。
図16は補強土構造物の一例を示し、図において、壁体
を構成する壁体パネル20として、薄くて大きなコンク
リートパネルが使用されている。壁体パネル20はその
背面側に盛り土21を充填するとともに盛り土21内に
鉄筋グリットや鋼材などからなる補強部材22を埋設
し、かつこの補強材22で一枚々固定しながら積み重ね
て設置されている。
立性がなく、しかも大きくて重いために持ち運びに重機
を必要とするだけでなく、施工に際してパネルの安定性
を保持しにくく、壁面が変形しやすい等の課題があっ
た。
ように、薄い壁面パネルより安定したコンクリートブロ
ック23の使用も検討されているが、この種のコンクリ
ートブロック23は単に直方体形に形成されているもの
が多く、たしかに安定性はあるものの盛り土21との一
体化が図れないだけでなく、非常に重くて施工性がわる
い等の課題があった。
なされたもので、特に施工性と経済性にすぐれ、しかも
強度的に安定した補強土擁壁構造を提供することを課題
とする。
壁構造は、複数の擁壁ブロックを積み重ねて壁体を構成
し、当該壁体の背面側に盛り土を充填し、かつ前記盛り
土内に複数の補強部材を埋設するとともに前記擁壁ブロ
ックに連結してなる補強土擁壁構造において、前記擁壁
ブロックは表面フランジと背面フランジとウェブ、当該
表面フランジ、背面フランジまたはウェブの少なくとも
一つの上端面に前記補強部材を連結する連結溝を有して
自立し得る形状に形成され、かつ目地部が左右交互にず
れるように積み重ねられ、前記補強部材は前記連結溝に
挿入して定着された定着部と前記盛り土に埋設されたア
ンカー部とから形成されてなることを特徴とするもので
ある。
擁壁ブロックを積み重ねて壁体を構成し、当該壁体の背
面側に盛り土を充填し、かつ前記盛り土内に複数の補強
部材を埋設するとともに前記擁壁ブロックに連結してな
る補強土擁壁構造において、前記擁壁ブロックは表面フ
ランジとその背部に突設されたウェブ、前記表面フラン
ジの上端面に前記補強部材を連結する連結溝を有して自
立し得る形状に形成され、前記補強部材は前記連結溝に
挿入して定着された定着部と前記盛り土に埋設されたア
ンカー部とから形成されてなることを特徴とするもので
ある。
1または2記載の補強土擁壁構造において、補強部材
は、擁壁ブロックの連結溝に挿入された定着部と盛り土
内に埋設されたアンカー部とからL型状に形成されてな
ることを特徴とするものである。
1または2記載の補強土擁壁構造において、補強部材
は、擁壁ブロックの連結溝に挿入された定着部と盛り土
内に埋設されたアンカー部とからT型状に形成されてな
ることを特徴とするものである。
擁壁ブロックを積み重ねて壁体を構成し、当該壁体の背
面側に盛り土を充填し、かつ前記盛り土内に複数の補強
部材を埋設するとともに前記擁壁ブロックに連結してな
る補強土擁壁構造において、前記擁壁ブロックは表面フ
ランジと背面フランジとウェブ、当該表面フランジ、背
面フランジまたはウェブの少なくとも一の上端面に前記
補強部材を連結する連結溝を有して自立し得る形状に形
成され、かつ目地部が左右交互にずれるように積み重ね
られ、前記補強部材は、一辺が連結溝に挿入されて擁壁
ブロックに連結された連結金具を介して擁壁ブロックに
連結されてなることを特徴とするものである。
擁壁ブロックを積み重ねて壁体を構成し、当該壁体の背
面側に盛り土を充填し、かつ前記盛り土内に複数の補強
部材を埋設するとともに前記擁壁ブロックに連結してな
る補強土擁壁構造において、前記擁壁ブロックは表面フ
ランジとその背部に突設されたウェブ、前記表面フラン
ジの上端面に前記補強部材を連結する連結溝を有して自
立し得る形状に形成され、かつ目地部が左右交互にずれ
るように積み重ねられ、前記補強部材は、一辺が連結溝
に挿入されて擁壁ブロックに連結された連結金具を介し
て擁壁ブロックに連結されてなることを特徴とするもの
である。
1〜6のいずれかに記載の補強土擁壁構造において、各
擁壁ブロックのウェブの上端部に突起が設けられてなる
ことを特徴とするものである。
1〜6のいずれかに記載の補強土擁壁構造において、表
面フランジと背面フランジとウェブとからなる空洞部、
または表面フランジとウェブとからなる空洞部が設けら
れてなることを特徴とするものである。
1〜8のいずれかに記載の補強土擁壁構造において、補
強部材は、擁壁ブロックの複数段おきに埋設されてなる
ことを特徴とするものである。
は、この発明の一例を示し、図において、符号1は擁壁
の壁体Aを構成している擁壁ブロック、2は複数の擁壁
ブロック1からなる壁体Aの背面側に充填されている盛
り土、3は盛り土2内に埋設されて擁壁ブロック1を盛
り土2の先端に固定している補強部材、そして、符号4
は補強部材3の後端部に取り付けられて補強部材3を盛
り土2内に定着させている定着部材である。
たは鉄筋や補強繊維などで補強された補強コンクリート
製で、そのままでも安定して自立できる形状に形成され
ている。
壁体Aの表面側に位置する表面フランジ1aと表面フラ
ンジ1aの背面側に位置する背面フランジ1bと表面フ
ランジ1aと背面フランジ1b間にあって両者を連結す
る2枚のウェブ1cとから形成されている。
びウェブ1cはいずれも、十分な剛性を保持すべく一定
の厚さに形成され、特にウェブ1cは表面フランジ1a
側が一番厚く、背面フランジ1b側に除々に薄く形成さ
れ、また表面フランジ1aは背面フランジ1bより長く
形成され、かつ表面フランジ1aと背面フランジ1bの
両端には表面フランジ1a側から背面フランジ1b側に
先細りとなるようにテーパが形成されている。
1bおよびウェブ1cの各上端面にはそれぞれの軸方向
に連続する連結溝1d、1e、1fがそれぞれ形成さ
れ、これらの凹溝1d、1e、1fは互いに一本の連結
溝に連通している。
に応じて、例えば図5に図示するように多数の縦溝を設
けたり、表面フランジ1aの表面を凸曲面状に形成する
等して必要な装飾がなされている。また、ウェブ1cの
上端面には連結溝1fの両側に位置して突起1gが形成
されている。
り土2の先端に壁体Aの横方向に互いに隣接し、かつ壁
体Aの上方に複数段に積み重ねて設置されている。
接する表面フランジ1a,1a間の目地部が上下方向に
連続しないで左右に交互にずれる、いわゆるやぶれ目地
になるように積み重ねられている。
に、各擁壁ブロック1の表面フランジ1aと背面フラン
ジ1bの下面に下側に位置する擁壁ブロック1の連結溝
1dと1eにそれぞれ係合する凸部1hが形成され、ま
たウェブ1cの下面には下側に位置する擁壁ブロック1
の突起1gが係合する凹部1iが形成され、さらに上下
の擁壁ブロック1,1間の、例えば表面フランジ1a,
1a間の当接面に互いに係合し合う係合キー1jと係合
穴1kが形成されている。
れていることで、上下の擁壁ブロック1どうしを強固に
連結することができ、これにより擁壁ブロック1どうし
が互いに拘束され合って壁体Aの一体化が図られてい
る。
る、これらの部分は必ずしも全て必要であるわけではな
く、例えば係合キー1jと係合穴1kは必要に応じて設
けられていればよい。
1,1間に、双方の表面フランジ1aと背面フランジ1
bとウェブ1cとからなる空洞部aがそれぞれ形成さ
れ、この格空洞部a内にも盛り土2が入念に転圧して充
填されていることで、各擁壁ブロック1の背面フランジ
1bとウェブ1cが盛り土2内に埋め込まれ、これによ
り擁壁ブロック1と盛り土2との一体化が図られている
ので、地震などで擁壁ブロック2が動いて壁面が変位し
たり、一部の擁壁ブロック1が崩れたりするのを防止で
きる。
された盛り土2が移動して弛む等といった事態も防止す
ることができる。また、擁壁ブロック1が空洞部aを有
することで擁壁ブロック1の軽量化も図られ、運搬、組
み立て等の作業性が容易になる。
取り合い易さ、施工性などを考慮すると、通常、高さが
20〜150cm、幅が30〜100cm、奥行きが20〜
60cm 程度、さらに重さが20〜150kg程度に成形
されているのが好ましい。
ンジ1aの連結溝1dに水平に挿入されている定着部3
aとウェブ1cの連結溝1fに先端側が挿入され、それ
より後方側が盛り土2内に奥深く水平に埋設されている
アンカー部3bとから略L字状に形成され、例えば丸鋼
や異形棒鋼などの鉄筋で形成されている。
の先端部分が連結溝1dと1fに連続して挿入されてい
ることで、補強部材3は上側の擁壁ブロック1の重量で
拘束され、しかも連結溝1dおよび1f内の周面との摩
擦によって引き抜かれる心配がなく、補強部材3をきわ
めて簡単な構造で擁壁ブロック1に確実・強固に連結す
ることができる。
の突部1hが下側に位置する擁壁ブロック1の連結溝1
dに係合されていることで、補強部材3の定着部3aが
凸部1hで強く押し付けられて強固に定着される。上下
擁壁ブロック1をキー介して固定することもできる。
て、補強部材3の定着部3aは壁体Aの横方向に隣接す
る2〜3個、あるいはそれ以上の擁壁ブロック1(表面
フランジ1a)の連結溝1dに跨がって挿入されてい
る。
ることで、壁体Aの横方向に隣接する擁壁ブロック1ど
うしを互いに連結できるとともに、一本の補強部材3で
複数の擁壁ブロック1を固定することができて、きわめ
て経済的であり、また施工性が著しく増す。
長さ等は、盛り土2の種類、盛り土2側から壁体Aが受
ける土圧の大きさ等に基いて決められている。なお、特
にアンカー部3bは、例えば図3に図示するように連結
溝1dに挿入されている先端部分とそれより後方の盛り
土2内に埋設されている部分とを別々に形成し、両者が
ターンバックル5で一本に連結された構造になっていて
もよい。
fに挿入されているアンカー部3bの先端部分のみを丸
鋼などの鉄筋で形成し、盛り土2内に埋設される後方部
分を鋼材や鉄筋グリッド等の他の部材で形成し、両者を
連結した構造になっていてもよい。
aは連結溝1d内で安定しているため、その上側に位置
する擁壁ブロック1が土圧による応力集中で前にずれて
も、その下側の擁壁ブロック1の連結溝1d内の定着部
3aは連結されたままで、破壊されることがなく、むし
ろ擁壁ブロック1が前に移動することで土圧による応力
集中を緩和して安定した土留め擁壁を保ち続けることが
できる。
強部材3は、擁壁ブロック1の表面フランジ1aの連結
溝1dに水平に挿入されている定着部3aと、ウェブ1
cの連結溝1fに先端側が挿入され、それより後方側が
盛り土2内に奥深く水平に埋設されているアンカー部3
bとから略T字状に形成されている。
部からアンカー部3bの両側に水平に伸び、1個の擁壁
ブロック、あるいは壁体Aの横方向に隣接する2〜3
個、あるいはそれ以上の擁壁ブロック1(表面フランジ
1a)の連結溝1dに跨がって挿入されている。
状に折り曲げるだけで擁壁ブロック1に連結することが
可能であり、また構造的にきわめて強く、しかも加工も
簡単できわめて経済的である。
リート板などで形成され、中央部分にアンカー部3bの
端部を通すスリットまたは孔4aが形成されている。
ク1のそれぞれに連結される必要はなく、擁壁ブロック
1に作用する盛り土2の土圧に対して充分な引き抜き抵
抗力が得られれば、複数段おきに設置されていてもよ
い。
であり、また盛り土2の転圧に際して邪魔にならず、施
工する上でも好ましい。通常、補強部材3の設置間隔は
0.5〜1.5 m間隔程度が好ましい。
発明の他の例を示し、特に擁壁ブロック1を固定する補
強部材6として金網または鉄筋グリットが使用され、ま
た補強部材6は連結金具7を介して擁壁ブロック1に連
結されている。
に形成され、鉄筋などで形成されてけいる。また、連結
金具7は対向する長辺のうちの一方の長辺7aが擁壁ブ
ロック1の背面フランジ1bの上端に形成された連結溝
1eに挿入されていることで擁壁ブロック1に連結され
ている。
束線で結束したり、あるいは例えば図7(c)に図示す
るように、補強部材6の長手鉄筋6aの先端に折り曲げ
部(フック)6bを形成し、この折り曲げ部6bを連結
金具7の長辺7bに懸架したりすることで連結されてい
る。その他の構成は先の例と全く同じである。
壁ブロック1につき一個ずつ取り付けられているが、例
えば図9に図示にするように連結金具7を横長に形成
し、2ないし3個、あるいはそれ以上の擁壁ブロック1
に跨がって一個の連結金具7を取り付けるようにしても
よい。
る複数の擁壁ブロック1どうしを互いに連結できるとと
もに、一本の連結金具7で複数の擁壁ブロック1と補強
部材6を連結することができる。
同じくこの発明の他の例を示し、特に擁壁ブロック1の
ウェブ1cが2枚、表面フランジ1aと背面フランジ1
b間にこれらの軸方向に所定間隔をおいて略平行に形成
されている。
b間に2枚のウェブ1cを有することで、擁壁ブロック
1の中央に表面フランジ1aと背面フランジ1bと2枚
のウェブ1cとからなる空洞部aが形成されている。
厚さで盛り上がる凸面部1mを有し、その表面に例えば
格子模様などの装飾が施されている。
は、表面フランジ1a、背面フランジ1bおよびウェブ
1cの各上端面にそれぞれの軸方向に連続する連結溝1
d、1e、1fがそれぞれ形成され、これらの連結溝1
d、1e、1fは互いに一本の凹溝に連通している。
表面フランジ1aの上端面にのみ、その軸方向に連続す
る連結溝1dが形成され、また表面フランジ1aの略中
央と背面フランジ1bの略中央にこれらの軸直角方向に
連続する連結溝1nがそれぞれ形成されている。
り土2の先端に壁体Aの横方向に互いに隣接し、かつ壁
体Aの上方に複数段に積み重ねて設置されている。
1間に、双方の表面フランジ1aと背面フランジ1bと
ウェブ1cとで形成される各空洞部a、および各擁壁ブ
ロック1の空洞部a内に盛り土2が入念に転圧して充填
されている。
にあっては、L字形に形成された補強部材3によって盛
り土2の先端に固定され、図11に図示する擁壁ブロッ
ク1にあってはT字形に形成された補強部材3によって
盛り土2の先端に固定されている。その際、補強部材3
のアンカー部は連結溝1nを通って盛り土2内に延びて
いる。
擁壁ブロックまたは壁体Aの横方向に隣接する2〜3
個、あるいはそれ以上の擁壁ブロック1(表面フランジ
1a)の連結溝1dに跨がって挿入されていることで、
壁体Aの横方向に隣接する擁壁ブロック1どうしを互い
に連結できる点、一本の補強部材3で複数の擁壁ブロッ
ク1を固定することができる等の点は、先の例で説明し
たものと同じである。
び図14は、いずれも擁壁ブロックの他の例を示し、図
12(a)に図示するものは、特に背面フランジがな
く、表面フランジ1aとその背面側に突設された2枚の
ウェブ1cを有し、また表面フランジ1aと2枚のウェ
ブ1cとから表面フランジ1aの背面側に開口する溝状
の空洞部aを有し、さらに表面フランジ1aとウェブ1
cの上端面にその軸方向に連続する連結溝1dと1fを
それぞれ有して形成されている。
るようにT形状またはL形状の補強部材3によって盛り
土の先端に固定されている。また、空洞部aに盛り土が
入念に転圧して充填されている。その他の構成は先の例
で説明したものと同じである。
のは、特にウェブ1cを3枚有し、また3枚のウェブ1
cを有することにより2個の空洞部aを有して形成され
ている。さらに、外側に位置する2枚のウェブ1cは表
面フランジ1a側が一番厚く、背面フランジ1b側に徐
々に薄く形成されている。
ク1は、図13(b)に図示するようにT形状の補強部
材3によって盛り土の先端に固定されている。また、空
洞部aに盛り土が入念に転圧して充填されている。
ク1は、図14(b)に図示するようにジオテキスタイ
ルなどからなる補強部材6によって盛り土2の先端に固
定されている。その際、補強部材6は連結金具7を介し
て擁壁ブロック1に連結され、連結金具7の一辺7aが
連結溝1fに係合され、連結金具7の他辺7bに補強部
材6の一端が巻き付けられている。その他の構成は先の
例で説明したものと同じである。
(b)は、同じく擁壁ブロックの他の例を示し、図15
(a)に図示するものは、二方向に連続する擁壁のコー
ナ部に設置されるもので、単純な直方体形に形成され、
かつ表面側に面する2つの面に装飾がなされている。
壁の最上段を覆う傘木用として設置されるもので、表面
側に装飾がなされている。
に擁壁ブロックが表面フランジと背面フランジとこの両
者を連結するウェブとを有して形成されていることで、
横方向に隣接する各擁壁ブロック間に、双方の表面フラ
ンジと背面フランジとウェブとからなる空洞部がそれぞ
れ形成され、この空洞部内にも盛り土が入念に転圧して
充填されていることにより、各擁壁ブロックの背面フラ
ンジとウェブが盛り土内に埋め込まれてアンカーの働き
をなすので、擁壁ブロックと盛り土との一体化が図られ
て擁壁ブロックが変位しにくく、きわめて安定した補強
土擁壁を提供できる。
するので、軽量化による施工性の向上が図れる。
ば表面フランジの連結溝に水平に挿入されている定着部
と、それより後方の盛り土内に奥深く埋設されているア
ンカー部とからなる補強部材で盛り土の先端に簡単に固
定することができる。
向に隣接する2〜3個、あるいはそれ以上の擁壁ブロッ
ク(表面フランジ)の連結溝に跨がって挿入することに
より、壁体の横方向に隣接する擁壁ブロックどうしを互
いに連結できるとともに、一本の補強部材で複数の擁壁
ブロックを固定することができる。
触面に形成された連結溝に係合されていることで、上下
擁壁ブロックの接触面に大きな摩擦抵抗が得られること
により、上下擁壁ブロックは大きな土圧を受けても簡単
にずれることはなく、この点からもきわめて安定した補
強土壁を提供できる。
図、(b)は積み重ねられ上下擁壁ブロックの結合状態
を示す(a)におけるイ−イ線断面図である。
び補強部材の一部を示す斜視図、(c)は連結金具と補
強部材の一部斜視図である。
び補強部材の一部を示す斜視図である。
ロックと補強部材を示す斜視図である。
ロックと補強部材を示す斜視図である。
図、(b),(c)は擁壁ブロックに補強部材を取り付
けた状態を示す斜視図である。
図、(b)は擁壁ブロックに補強部材を取り付けた状態
を示す斜視図である。
図、(b)は擁壁ブロックに補強部材を取り付けた状態
を示す斜視図である。
す斜視図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 複数の擁壁ブロックを積み重ねて壁体を
構成し、当該壁体の背面側に盛り土を充填し、かつ前記
盛り土内に複数の補強部材を埋設するとともに前記擁壁
ブロックに連結してなる補強土擁壁構造において、前記
擁壁ブロックは表面フランジと背面フランジとウェブ、
当該表面フランジ、背面フランジまたはウェブの少なく
とも一の上端面に前記補強部材を連結する連結溝を有し
て自立し得る形状に形成され、かつ目地部が左右交互に
ずれるように積み重ねられ、前記補強部材は前記連結溝
に挿入して定着された定着部と前記盛り土に埋設された
アンカー部とから形成されてなることを特徴とする補強
土擁壁構造。 - 【請求項2】 複数の擁壁ブロックを積み重ねて壁体を
構成し、当該壁体の背面側に盛り土を充填し、かつ前記
盛り土内に複数の補強部材を埋設するとともに前記擁壁
ブロックに連結してなる補強土擁壁構造において、前記
擁壁ブロックは表面フランジとその背部に突設されたウ
ェブ、前記表面フランジの上端面に前記補強部材を連結
する連結溝を有して自立し得る形状に形成され、かつ目
地部が左右交互にずれるように積み重ねられ、前記補強
部材は前記連結溝に挿入して定着された定着部と前記盛
り土に埋設されたアンカー部とから形成されてなること
を特徴とする補強土擁壁構造。 - 【請求項3】 補強部材は、擁壁ブロックの連結溝に挿
入された定着部と盛り土内に埋設されたアンカー部とか
らL型状に形成されてなることを特徴とする請求項1ま
たは2記載の補強土擁壁構造。 - 【請求項4】 補強部材は、擁壁ブロックの連結溝に挿
入された定着部と盛り土内に埋設されたアンカー部とか
らT型状に形成されてなることを特徴とする請求項1ま
たは2記載の補強土擁壁構造。 - 【請求項5】 複数の擁壁ブロックを積み重ねて壁体を
構成し、当該壁体の背面側に盛り土を充填し、かつ前記
盛り土内に複数の補強部材を埋設するとともに前記擁壁
ブロックに連結してなる補強土擁壁構造において、前記
擁壁ブロックは表面フランジと背面フランジとウェブ、
当該表面フランジ、背面フランジまたはウェブの少なく
とも一の上端面に前記補強部材を連結する連結溝を有し
て自立し得る形状に形成され、かつ目地部が左右交互に
ずれるように積み重ねられ、前記補強部材は、一辺が連
結溝に挿入されて擁壁ブロックに連結された連結金具を
介して擁壁ブロックに連結されてなることを特徴とする
補強土擁壁構造。 - 【請求項6】 複数の擁壁ブロックを積み重ねて壁体を
構成し、当該壁体の背面側に盛り土を充填し、かつ前記
盛り土内に複数の補強部材を埋設するとともに前記擁壁
ブロックに連結してなる補強土擁壁構造において、前記
擁壁ブロックは表面フランジとその背部に突設されたウ
ェブ、前記表面フランジの上端面に前記補強部材を連結
する連結溝を有して自立し得る形状に形成され、かつ目
地部が左右交互にずれるように積み重ねられ、前記補強
部材は、一辺が連結溝に挿入されて擁壁ブロックに連結
された連結金具を介して擁壁ブロックに連結されてなる
ことを特徴とする補強土擁壁構造。 - 【請求項7】 各擁壁ブロックのウェブの上端部に突起
が設けられてなることを特徴とする請求項1〜6のいず
れかに記載の補強土擁壁構造。 - 【請求項8】 表面フランジと背面フランジとウェブと
からなる空洞部、または表面フランジとウェブとからな
る空洞部が設けられてなることを特徴とする請求項1〜
7のいずれかに記載の補強土擁壁構造。 - 【請求項9】 補強部材は、擁壁ブロックの複数段おき
に埋設されてなることを特徴とする請求項1〜8のいず
れかに記載の補強土擁壁構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002144828A JP3788772B2 (ja) | 2002-05-20 | 2002-05-20 | 補強土擁壁構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003003475A true JP2003003475A (ja) | 2003-01-08 |
JP3788772B2 JP3788772B2 (ja) | 2006-06-21 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101102565B1 (ko) * | 2009-01-12 | 2012-01-04 | 주식회사 제이에이치 | 옹벽용 보강재 연결기구 |
JP7053076B1 (ja) * | 2021-08-06 | 2022-04-12 | 株式会社水戸グリーンサービス | アンカー材及び補強土壁 |
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2002
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