JP2003002787A - 単結晶引上げ用容器の排気装置 - Google Patents

単結晶引上げ用容器の排気装置

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JP2003002787A
JP2003002787A JP2001186735A JP2001186735A JP2003002787A JP 2003002787 A JP2003002787 A JP 2003002787A JP 2001186735 A JP2001186735 A JP 2001186735A JP 2001186735 A JP2001186735 A JP 2001186735A JP 2003002787 A JP2003002787 A JP 2003002787A
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container
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pressure
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JP2001186735A
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Yoshinobu Hiraishi
吉信 平石
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Sumco Techxiv Corp
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Komatsu Electronic Metals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ポンプを常に必要最小限の能力で稼動させて消
費電力を低減させる。 【解決手段】制御弁5からみて容器1側の圧力Pcとポ
ンプ14側の圧力Ppとの差圧ΔPが差圧検出手段6に
よって検出される。そして、ポンプ14の排気速度を変
化させる排気速度可変手段11、12が設けられる。そ
こで制御部7によって、差圧検出手段6で検出された差
圧ΔPが大きいほど、ポンプ14の排気速度を小さくす
るように、排気速度可変手段11、12が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CZ法(チョクラ
ルスキー法)などを用いて単結晶を引き上げる単結晶引
上げ用容器に関し、特に単結晶引上げ用容器中の圧力が
設定圧となるように容器中のガスを排気する排気装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】単結
晶引上げ用容器つまりCZ炉内には石英るつぼが設けら
れている。この石英るつぼ内には多結晶シリコン(S
i)が溶融されている。そこでCZ法によって石英るつ
ぼ内のシリコン融液から単結晶シリコンが引き上げられ
る。
【0003】単結晶引上げのプロセス(1バッチ)の間
で、容器内は高温となるため種々の蒸発物が発生する。
そこで単結晶引上げ用容器にアルゴン(Ar)ガスを供
給して容器外に蒸発物とともに排気して容器内から蒸発
物を除去しクリーンにしている。アルゴンガスの供給流
量は1バッチ中の各工程ごとに変化する。
【0004】引上げ成長した単結晶シリコン中には、酸
素が固溶している。酸素は石英るつぼから析出しシリコ
ン融液中に溶け込み、単結晶シリコンの引上げ時に単結
晶シリコン中に取り込まれる。単結晶シリコン中の酸素
濃度は、素子、デバイスの特性に重大な影響を与えると
ともに、素子、デバイスの製造工程において、その歩留
まりに重大な影響を与える。そして、この単結晶シリコ
ン中の酸素濃度は、容器内のアルゴンガスの圧力に依存
している。
【0005】そこで従来より、単結晶引上げ用容器内の
圧力を設定値となるように制御することで、単結晶シリ
コン中の酸素濃度が所望の濃度となるように制御してい
る。
【0006】以下図6を参照して説明する。
【0007】(従来技術1)従来技術は図6からブース
タ13とインバータ11、12が除去された構成であ
る。
【0008】すなわち単結晶引上げ用容器1が、排気管
10を介して、ポンプ14(真空ポンプ)に接続されて
いる。ポンプ14は、所定の電源によってポンプモータ
が駆動することに応じて作動する。ポンプ14にはドラ
イポンプが使用される。単結晶引上げ用容器1とポンプ
14との間の排気管10上には、制御弁21、サイクロ
ン19が設けられている。またポンプ14の後段には集
塵装置21が設けられている。なおサイクロン19の代
わりにダストフィルタを使用してもよい。
【0009】単結晶引上げ用容器1にはアルゴン(A
r)ガスが外部より供給される。アルゴンガスは上述し
たように単結晶引上げ用容器1内で発生する蒸発物を排
気して容器1内をクリーンに保つために使用される。容
器1内に供給されるアルゴンガスの流量はマスフローメ
ータなどの流量センサ20によって検出される。
【0010】サイクロン19は排気中の蒸発物、ゴミ、
塵等を捕らえポンプ14側に導かないようにするために
設けられている。集塵装置21はサイクロン19で捕ら
えきれなかった細かな汚染物を大気中に排気しないため
に設けられている。
【0011】制御弁21はその開き角Aが変化すること
によって排気管10の開口面積を変化させる。制御弁2
1の開き角Aは、単結晶引上げ用容器1内の圧力Pcを
フィードバック量として制御される。すなわち単結晶引
上げ用容器1内の圧力Pcが容器1内に設けられた圧力
センサによって検出され、目標圧力Prと検出した圧力
Pcとの偏差が零となるように制御弁21の開き角Aが
調整される。
【0012】一方ポンプ14は、単結晶引上げのプロセ
ス(1バッチ)の間の最も過酷な条件に合わせた能力の
ものが使用される。すなわち1バッチ中の各工程でアル
ゴンガスの供給流量が変化するが、容器1内に想定され
る最も大きな流量を供給したときに、容器1内を想定さ
れる最も低い圧力を維持することができる能力の大型の
ポンプ14が選択される。そしてこのポンプ14は1バ
ッチを通して常に定格出力(最大能力、最大排気速度)
で作動され、容器1内のガスを最大の排気速度で排気管
10を介して大気中に排気させる。
【0013】しかしながらポンプ14を上述した最も過
酷な条件で作動させることは稀であり、殆どの流量、圧
力条件下ではポンプ14の能力は過剰となり必要以上の
電力を消費することになる。
【0014】すなわち容器1内に供給されるアルゴンガ
スの流量が、想定される最大流量よりも僅かでも減少す
ると、容器1内の圧力Pcを目標圧力Prにすべく、制御
弁21の開き角Aはほぼ最小に調整され(制御弁21が
ほぼ閉止状態となり)排気管10の開口がほぼ閉じられ
た状態となる。
【0015】このように排気管10の開口をほぼ閉じた
状態でポンプ14を定格出力で作動させることは、ポン
プ14を過剰な能力で作動していることになり必要以上
の電力が消費されていることになる。
【0016】以上の従来技術1に対して、以下に示す参
考例1、2は本発明者らによって提案され研究された技
術である。参考例1、2は秘密状態でなされ公知技術と
なっていない。
【0017】(参考例1)上述した従来技術1にブース
タ13を付加した構成である。ブースタ13は具体的に
はブロワであり、ポンプ14の能力を拡大するために設
けられる。ブースタ13は、排気管10上にポンプ14
と直列に、ポンプ14の前段に設けられている。ブース
タ13を備えることによってポンプ14は小型のものを
使用することができる。
【0018】このため従来技術1と比較して同じ排気速
度でありながら消費電力を小さくすることができる。
【0019】(参考例2)上述した参考例1に更にイン
バータ11、12を付加した構成である。インバータ1
1、12はブースタ13、ポンプ14それぞれに独立し
て設けられる。ブースタ13はインバータ11から出力
される周波数に応じた能力で駆動される。ポンプ14は
インバータ12から出力される周波数に応じた能力で駆
動される。
【0020】インバータ11、12の出力周波数を低下
させて使用すれば、参考例1と比較して消費電力を小さ
くすることができる。
【0021】図4は密閉容器としての単結晶引上げ用容
器1内の圧力Pcを一定(目標圧力20Torr)にし、こ
の条件下での消費電力を比較して示している。
【0022】図4(b)はインバータ11、12の周波
数(Hz)を設定条件を示す。条件(1)はインバータ
11、12の周波数(Hz)がそれぞれ60、60(H
z)の場合であり、条件(2)は45、45(Hz)の場
合であり、条件(3)は45、43(Hz)の場合であ
る。条件(1)、(2)の場合には、独立したインバー
タ11、12を設けるのでなくブースタ13、ポンプ1
4に共通の1個のインバータを設けて装置を構成するこ
とができる。
【0023】図4(a)は条件(1)、(2)、(3)
毎に、アルゴンガスの供給流量(l/分)と、消費電力
(kW)との関係を示している。
【0024】図4から明らかなように、ブースタ13、
ポンプ14を定格出力で駆動する条件(1)では最も消
費電力が大きく、条件(1)に対してインバータ11、
12の周波数を同じ数値に下げた条件(2)では条件
(1)よりも消費電力が低下し、インバータ12の周波
数を更に下げた条件(3)では条件(2)よりも更に消
費電力を小さくすることができる。
【0025】以上のようにインバータ11、12をブー
スタ13、ポンプ14毎に独立して設けインバータ出力
周波数をそれぞれ異ならせてブースタ13、ポンプ14
を駆動すれば消費電力を小さくできることが研究の結果
明らかになっている。
【0026】しかし、いかにしてインバータ出力周波数
を変化させれば、ポンプが常に必要最小限の能力で稼動
し消費電力が低減するのかについては明らかになってい
なかった。
【0027】そこで本発明は、ポンプを常に必要最小限
の能力で稼動させて消費電力を低減させることを解決課
題とするものである。
【0028】
【課題を解決するための手段および効果】そこで本発明
の第1発明は、単結晶引上げ用容器を、排気管を介して
ポンプに接続して、このポンプによって前記容器内のガ
スを排気するとともに、前記排気管上に当該排気管の開
口面積を変化させる制御弁を設け、前記容器内の圧力が
目標圧力となるように前記制御弁の開口面積を制御する
ようにした単結晶引上げ用容器の排気装置において、前
記制御弁からみて容器側の圧力とポンプ側の圧力との差
圧を検出する差圧検出手段と、前記ポンプの排気速度を
変化させる排気速度可変手段と、前記差圧検出手段で検
出された差圧が大きいほど、前記ポンプの排気速度を小
さくするように、前記排気速度可変手段を制御する制御
手段とを備えたことを特徴とする。
【0029】第1発明によれば、図1に示すように制御
弁5からみて容器1側の圧力Pcとポンプ14側の圧力
Ppとの差圧ΔPが差圧検出手段6によって検出され
る。そして、ポンプ14の排気速度を変化させる排気速
度可変手段11、12が設けられる。そこで制御部7に
よって、差圧検出手段6で検出された差圧ΔPが大きい
ほど、ポンプ14の排気速度を小さくするように、排気
速度可変手段11、12が制御される。
【0030】第1発明によれば、差圧ΔPが大きく差圧
設定値ΔPrに対する誤差が大きくなっているときには
ポンプ14の能力(排気速度)が高すぎる状態であると
判断してインバータ11、12の出力周波数fを小さく
してポンプ14の能力(排気速度)を抑えるようにする
とともに(図3(a))、制御弁5の開き角Aの制御
(圧力Pc一定制御)によって差圧ΔPを小さくして
(図3(b))、差圧ΔPを差圧設定値ΔPrに安定さ
せている(図3(c))。このためポンプ14が常に必
要最小限の能力で稼動し消費電力が飛躍的に低減する。
【0031】第2発明は、単結晶引上げ用容器を、排気
管を介してポンプに接続して、このポンプによって前記
容器内のガスを排気するとともに、前記排気管上に当該
排気管の開口面積を変化させる制御弁を設け、前記容器
内の圧力が目標圧力となるように前記制御弁の開口面積
を制御するようにした単結晶引上げ用容器の排気装置に
おいて、前記ポンプの排気速度を変化させる排気速度可
変手段と、前記制御弁の開口面積が小さいほど、前記ポ
ンプの排気速度を小さくするように、前記排気速度可変
手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0032】第2発明によれば、図3(a)の横軸を
「差圧ΔP」から「開き角A」に代えることで、制御弁
5の開き角Aつまり排気管10の開口面積が小さいほ
ど、インバータ11、12の出力周波数fを小さくして
ポンプ14の排気速度(能力)を小さくする制御が行わ
れる。これにより第1発明と同様の効果が得られる。
【0033】第3発明は、単結晶引上げ用容器を、排気
管を介してポンプに接続して、このポンプによって前記
容器内のガスを排気するとともに、前記排気管上に当該
排気管の開口面積を変化させる制御弁を設け、前記容器
内の圧力が目標圧力となるように前記制御弁の開口面積
を制御するようにした単結晶引上げ用容器の排気装置に
おいて、前記制御弁からみて容器側の圧力とポンプ側の
圧力との差圧を検出する差圧検出手段と、前記ポンプの
排気速度を変化させる排気速度可変手段と、差圧目標値
と、前記差圧検出手段で検出された差圧との偏差を積分
し、この積分値に応じて、前記ポンプの排気速度を小さ
くするように、前記排気速度可変手段を制御する制御手
段とを備えたことを特徴とする。
【0034】第3発明によれば、図1に示すように、差
圧目標値ΔPrと検出差圧ΔPとの誤差の積分値に応じ
て、ポンプ14の排気速度を小さくしている。これによ
り第1発明と同様の効果が得られる。
【0035】第4発明は、第1発明または第2発明また
は第3発明において、前記排気速度可変手段は、前記ポ
ンプを駆動するインバータの周波数を変化させるもので
あることを特徴とする。
【0036】第5発明は、第1発明または第2発明また
は第3発明において、前記ポンプに加えて、このポンプ
の能力を高めるブースタを備え、前記排気速度可変手段
は、前記ポンプと、前記ブースタを駆動するインバータ
の周波数を変化させるものであることを特徴とする。
【0037】第6発明は、第1発明または第2発明また
は第3発明において、前記ポンプに加えて、このポンプ
の能力を高めるブースタを備えるとともに、前記ポン
プ、前記ブースタそれぞれを駆動する各インバータを備
え、前記排気速度可変手段は、前記ポンプ、前記ブース
タ毎に備えられた各インバータの周波数を独立して変化
させるものであることを特徴とする。
【0038】第7発明は、第1発明または第3発明にお
いて、前記制御手段は、前記差圧を一定値に保持するよ
うに前記排気速度可変手段を制御することを特徴とす
る。
【0039】第8発明は、第2発明において、前記制御
手段は、前記制御弁の開口面積を一定値に保持するよう
に前記排気速度可変手段を制御することを特徴とする。
【0040】第9発明は、第1発明または第2発明また
は第3発明において、前記制御弁は、前記容器内の圧力
を検出して目標圧力と検出した圧力との偏差が零になる
ように、開口面積が制御されることを特徴とする。
【0041】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して実施形態につ
いて説明する。
【0042】・第1の実施形態 図1は第1の実施形態を示している。第1の実施形態で
は図6と同様にサイクロン19、集塵装置21を設ける
ことが可能であるが、図1ではこれらの図示を省略して
いる。
【0043】単結晶引上げ用容器1つまりCZ炉は一般
的なCZ炉用の材料で構成された気密容器であり、容器
1内には石英るつぼが設けられている。この石英るつぼ
内には多結晶シリコン(Si)が溶融されている。容器
1内ではCZ法によって石英るつぼ内のシリコン融液か
ら単結晶シリコンを引き上げ成長させるプロセスが実施
される。
【0044】単結晶引上げのプロセス(1バッチ)の間
で、容器1内は高温となるため種々の蒸発物が発生す
る。そこで単結晶引上げ用容器1に外部からアルゴン
(Ar)ガスを供給して容器1外に蒸発物とともに排気
して容器1内から蒸発物を除去しクリーン(清浄)にし
ている。アルゴンガスの供給流量は1バッチ中の各工程
ごとに変化する。容器1内に供給されるアルゴンガスの
流量はマスフローメータなどの流量センサ20によって
検出される。なお容器1内を清浄するために使用するガ
スはアルゴンガス以外の不活性ガスを使用することがで
きる。
【0045】単結晶引上げ用容器1は、排気管10を介
して、ポンプ14に接続されている。ポンプ14は、真
空ポンプであり、所定の電源によってポンプモータが駆
動することによって作動する。ポンプ14にはドライポ
ンプが使用される。単結晶引上げ用容器1とポンプ14
との間の排気管10上には、制御弁5、ブースタ13が
設けられている。
【0046】ポンプ14を作動させることによって容器
1内に供給されるアルゴンガスの流量と、ポンプ14の
排気速度とをバランスさせ容器1内を真空に減圧した雰
囲気にすることができる。
【0047】制御弁5はその開き角Aが変化することに
よって排気管10の開口面積を変化させる。モータ4が
駆動することによって制御弁5の開口面積が変化する。
もちろん油圧、空圧等を利用した他のアクチュエータを
使用して制御弁5を駆動してもよい。
【0048】引き上げられた単結晶シリコン中の酸素濃
度を所望の濃度にすべく制御弁5の開き角Aは、単結晶
引上げ用容器1内の圧力Pcをフィードバック量として
容器1内の圧力Pcが目標圧力Pr(圧力設定値:たとえ
ば20Torr)となるようにフィードバック制御される。
【0049】すなわち単結晶引上げ用容器1内の圧力P
cが容器1内あるいは容器1に接続する管路に設けられ
た圧力センサ2によって検出され、目標圧力Prと検出
した圧力Pcとの偏差が零となるようにコントローラ3
は、開き角指令iを電気信号としてモータ4に出力す
る。コントローラ3はたとえばPID(比例、積分、微
分)制御を実行する。
【0050】なお本実施形態では制御弁5の開き角Aを
フィードバック制御しているが、オープンループで制御
してもよい。また制御弁5を自動制御するのでなく手動
制御してもよい。たとえば制御弁5を手動の閉止弁で構
成して圧力Pcを目標圧力Prにするように手動で操作し
てもよい。つまり容器1内の圧力Pcを目標圧力Prにす
ることができるのであればいかなる制御方法をも採用す
ることができる。
【0051】メカニカルブースタ13は、排気管10上
にポンプ14と直列に、ポンプ14の前段に設けられて
いる。ブースタ13は具体的にはブロワであり、ポンプ
14の能力を拡大するために設けられる。ブースタ13
を備えることによってポンプ14は小型のものを使用す
ることができる。
【0052】インバータ11、12はブースタ13、ポ
ンプ14それぞれに接続している。ブースタ13はイン
バータ11から出力される周波数fに応じた能力で駆動
される。ポンプ14はインバータ12から出力される周
波数fに応じた能力で駆動される。
【0053】このようにインバータ11、12はポンプ
14の能力である排気速度を変化させる排気速度可変手
段を構成している。インバータ11、12の出力周波数
fを低下させて使用すれば、消費電力を小さくすること
ができる。
【0054】制御弁5からみて容器1側つまり上流側の
圧力Pcとポンプ14側つまり下流側の圧力Ppとの差圧
ΔPが、差圧検出手段である差圧センサ6によって検出
される。
【0055】制御部7は、差圧センサ6で検出された差
圧ΔPが大きいほど、ポンプ14の排気速度を小さくす
るように、インバータ11、12の出力周波数を制御す
る。
【0056】すなわち制御部7では差圧設定値ΔPr
(差圧目標値:たとえば5Torr)が設定されている。差
圧設定値ΔPrと差圧センサ6の検出差圧ΔPとの誤差
が演算され積分要素8、9にそれぞれ加えられる。積分
要素8では差圧設定値ΔPrと差圧センサ6の検出差圧
ΔPとの誤差が積分され、積分値が出力される。同様に
積分要素9でも誤差が積分され、積分値が出力される。
【0057】制御部7ではインバータ11、12の周波
数fの初期設定値frが設定されている。周波数初期設
定値frと積分要素8の積分値とが加算され、加算され
た周波数fを示す信号がインバータ11に出力される。
同様に周波数初期設定値frと積分要素9の積分値とが
加算され、加算された周波数fを示す信号がインバータ
12に加えられる。つまりカスケード制御が実行され
る。
【0058】インバータ11は、現在加えられている周
波数fの値となるように周波数を変化させてブースタ1
3を駆動する。同様にインバータ12は、現在加えられ
ている周波数fの値となるように周波数を変化させてポ
ンプ14を駆動する。
【0059】このようにインバータ11、12の周波数
fはカスケード制御される。
【0060】差圧センサ6の検出差圧ΔPが差圧設定値
ΔPr(5Torr)よりも大きく差圧設定値ΔPrに達して
いない段階では、これらの誤差は負の値を示し積分値は
負の値を示す。このためインバータ11、12の周波数
fは、積分値に応じて周波数初期設定値frに対して徐
々に低くなる。つまり誤差の積分値に応じて、ポンプ1
4の排気速度を小さくしている。
【0061】また制御部7では上述したように制御弁5
の前後差圧ΔPを一定値(差圧設定値ΔPr)に保持す
るようにインバータ11、12を制御している。制御弁
5の差圧ΔPを一定値に保持するようにしているのは、
種々の外乱に対して制御弁5の制御動作を行う余裕を確
保するためである。これにより単結晶引上げの1バッチ
中にアルゴンガス流量や容器1内の雰囲気圧力Pcが大
幅に変化したとしてもポンプ14の消費電力を最適な値
に維持することが可能になる。
【0062】以下図3を参照して図1の第1の実施形態
の制御動作について説明する。
【0063】なお容器1内の圧力が大気圧となっている
制御開始時には、制御弁5の開き角Aは最大にされるも
のとする。
【0064】図3(a)は制御弁5の前後差圧ΔPと、
インバータ11、12の出力周波数fとの関係LN1を
示している。関係LN1は、差圧センサ6で検出された
差圧ΔPが大きいほど、インバータ11、12の出力周
波数fが小さくなりポンプ14の排気速度が小さくなる
ことを示している。制御部7では、関係LN1にしたが
いインバータ11、12の出力周波数fを変化させる。
【0065】図3(c)は制御弁5の開き角Aと制御弁
5の前後差圧ΔPとの関係LN3を示している。関係L
N3は、制御弁5の開き角Aが大きくなると差圧ΔPが
小さくなることを示している。
【0066】図3(b)はインバータ11、12の出力
周波数fと、制御弁5の開き角Aと制御弁5の前後差圧
ΔPとの関係LN2を示している。関係LN2は、容器1
内の圧力Pcを目標圧力Prになるように制御する条件
(圧力Pc一定条件)では、インバータ出力周波数fが
小さいほど制御弁5の開き角Aを大きくする必要がある
ことを示している。
【0067】圧力Pcの制御中にアルゴンガスの供給流
量が減少した場合を想定する。
【0068】アルゴンガスの供給流量が減少すると制御
弁5は開き角Aを小さくする方向に作動するため差圧Δ
Pが増大する。制御部7では、関係LN1にしたがい差
圧ΔPの増大に応じてインバータ出力周波数fを小さく
しポンプ14の能力たる排気速度を小さくする。つまり
図3(a)で動作点がaからbに移動する。
【0069】差圧ΔPの増大およびポンプ14の排気速
度の減少は、容器1内の圧力Pcを増加させる。このた
め圧力Pc一定条件の下では、制御弁5は開き角Aを大
きくする方向に作動する。つまり図3(b)の関係LN
2に示すように、インバータ出力周波数fの低下に伴い
制御弁5の開き角Aが大きくなる。
【0070】図3(c)の関係LN3に示すように、制
御弁5の開き角Aが大きくなると、差圧ΔPが小さくな
る。
【0071】差圧ΔPが小さくなるので、図3(a)で
動作点がbからcに移動する。最終的にc点で差圧設定
値ΔPrと検出差圧ΔPとの誤差が零になって安定す
る。
【0072】以上のように本実施形態の制御によれば、
差圧ΔPが大きく差圧設定値ΔPrに対する誤差が大き
くなっているときにはポンプ14の能力(排気速度)が
高すぎる状態であると判断してインバータ11、12の
出力周波数fを小さくしてポンプ14の能力(排気速
度)を抑えるようにするとともに(図3(a))、制御
弁5の開き角Aの制御(圧力Pc一定制御)によって差
圧ΔPを小さくして(図3(b))、差圧ΔPを差圧設
定値ΔPrに安定させている(図3(c))。このため
ポンプ14が常に必要最小限の能力で稼動し消費電力が
飛躍的に低減する。
【0073】また本実施形態の制御部7では、差圧の誤
差の積分値に応じてポンプ14の排気速度を小さくする
ようにインバータ11、12の周波数fを制御してい
る。しかし本発明としては必ずしも積分値を演算する必
要はない。本発明としては、差圧センサ6で検出された
差圧ΔPが大きいほど、ポンプ14の排気速度(能力)
を小さくするように、インバータ11、12の出力周波
数fを制御できる制御系を構成できればよい。
【0074】なお、特別な条件下では以下の制御が実行
される。
【0075】(実施例1)単結晶引上げ用容器1にアル
ゴンガスを供給しないで放置しておく場合または制御弁
5を完全に閉止して放置しておく場合がある。このよう
な条件のときにはポンプ14の負荷が最も軽くなるため
ポンプモータが止まらない程度のインバータ出力周波数
に下げられる。ポンプ14の消費電力は定格出力の1/
10程度に下げることが可能である。ポンプモータを完
全に止めないで低速で回転させておくことによってポン
プ14に巻き込まれたダストの固着を防ぐことができイ
ンバータ11、12の始動時の負荷を軽減することがで
き、システムの信頼性を向上させることができる。
【0076】(実施例2)同様に引上げ停止中には強制
的にポンプモータが止まらない程度のインバータ出力周
波数に下げられる。
【0077】(実施例3)また単結晶引上げ用容器1内
が高真空のままで制御弁5を閉止している状態から制御
弁5を開放したとすると、ポンプ14の前後差圧が過大
であるにもかかわらずポンプモータの回転が低い状態で
あるのでポンプ14が逆転して大気が容器1側に逆流す
るおそれがある。これを防ぐためには、制御弁5を開放
する前に、インバータ出力周波数を通常使用時の設定値
に自動的に変更してポンプモータの回転数を上昇させて
おけばよい。すなわちコントローラ3では、制御弁5を
開放させる処理を実行する際に、まずインバータ出力周
波数を通常使用時に設定値に切り換える。これによりポ
ンプモータが徐々に回転上昇する。そしてポンプモータ
の回転数が所定の値まで大きくなった時点で制御弁5を
開放する指令iを出力する。
【0078】なお上記実施例1、2、3は本発明にとっ
て必須の条件ではない。
【0079】・第2の実施形態 さて単結晶引上げ用容器1内の圧力が大気圧となってい
る状態から、制御弁5の開き角Aを最大にして減圧を開
始したとすると、大量のガスがポンプ14に吸入されポ
ンプ14やインバータ11、12にかかる負荷が過大と
なる。
【0080】そこで第2の実施形態では図2に示す構成
によってポンプ作動開始時にポンプ14等にかかる負荷
を軽減するようにしている。
【0081】この第2の実施形態では図2に示すよう
に、制御弁5の前段の排気管10上に、制御弁15、1
6が設けられる。さらに排気管10のバイパス管10a
が設けられ、制御弁16と並列に、バイパス管10a上
に制御弁17、18が設けられる。
【0082】制御弁15、17は手動操作弁でありたと
えばボールバルブが使用される。制御弁16、18はア
クチュエータで作動する弁でありたとえばエアシリンダ
によって作動するいわゆるエアオペレートバルブが使用
される。バイパス管10a上に設けられた制御弁17、
18は開口面積が小さく、小さな流量を通過させる小型
のものが使用される。
【0083】制御開始時には手動操作弁15、17は予
め所定の開度に調整されている。またエアオペレートバ
ルブ16、18は閉止されている。
【0084】単結晶引上げ用容器1内の圧力が大気圧と
なっている状態で、制御開始の指示が与えられると、ま
ずバイパス管10a上の小型のエアオペレートバルブ1
8が開放される。これにより制限された流量のガスがポ
ンプ14に吸入されることになりポンプ14やインバー
タ11、12にかかる負荷が軽減される。タイマによっ
て所定時間が計時され容器1内の減圧が進行すると、排
気管10上のエアオペレートバルブ16が開放される。
【0085】制御弁5の動作は、第1の実施形態と同様
である。
【0086】・第3の実施形態 上述した第1あるいは第2の実施形態では、差圧センサ
6で検出された差圧ΔPが大きいほど、インバータ1
1、12の出力周波数fを小さくしてポンプ14の排気
速度(能力)を小さくする制御が行われる。
【0087】しかし図3(c)から明らかなように、制
御弁5の開き角Aと差圧ΔPとの間には、制御弁5の開
き角Aが大きくなると差圧ΔPが小さくなるという関係
LN3がある。
【0088】そこで図3(a)の横軸を「差圧ΔP」か
ら「開き角A」に代えることで、制御弁5の開き角Aつ
まり排気管10の開口面積が小さいほど、インバータ1
1、12の出力周波数fを小さくしてポンプ14の排気
速度(能力)を小さくする制御を行う実施も可能であ
る。
【0089】この場合、制御弁5の開き角Aが検出さ
れ、検出された開き角Aが目標値に保持されるようにイ
ンバータ11、12が制御される。制御弁5の開き角A
を一定値に保持することで、種々の外乱に対して制御弁
5の制御動作を行う余裕を確保することができる。これ
により単結晶引上げの1バッチ中にアルゴンガス流量や
容器1内の雰囲気圧力Pcが大幅に変化したとしてもポ
ンプ14の消費電力を最適な値に維持することが可能に
なる。
【0090】なお第3の実施形態によれば、図1、図2
に示す差圧センサ6は不要となる。
【0091】・第4の実施形態 図1、図2ではブースタ13、ポンプ14毎に独立した
インバータ11、12を設けているが、ブースタ13、
ポンプ14に共通の1個のインバータを設けて、この1
個のインバータの出力周波数を、上述した第1あるいは
第2あるいは第3の実施形態と同様にして制御してもよ
い。
【0092】・第5の実施形態 図1、図2ではポンプ14以外に、ブースタ13を設け
ているが、このブースタ13とこれに付随するインバー
タ11の配設を省略しポンプ14にインバータ12を接
続した構成にして、この1個のインバータ12の出力周
波数を、上述した第1あるいは第2あるいは第3の実施
形態と同様にして制御してもよい。
【0093】・第6の実施形態 以上の実施形態ではインバータ11、12の出力周波数
を変化させることでポンプ14の排気速度(能力)を変
化させているが、排気管10上にポンプ14を複数設
け、この複数のポンプ14の稼動数を変化させることに
よって排気速度を変化させてもよい。すなわち複数のポ
ンプ14のうち稼動しているポンプを増やし稼動停止し
ているポンプを減らすことによりインバータの出力周波
数を大きくするのと同様の効果が得られ、複数のポンプ
14のうち稼動停止しているポンプを増やし稼動してい
るポンプを減らすことによりインバータの出力周波数を
小さくするのと同様の効果が得られる。
【0094】以上の実施形態による効果について、図5
を参照して説明する。
【0095】図5(a)は単結晶引上げのプロセス(1
バッチ)と、ポンプ14の消費電力との関係を示してい
る。図5(b)は図5(a)に対応する図であり、単結
晶引上げのプロセス(1バッチ)と、アルゴンガスの供
給流量との関係を示している。
【0096】1バッチ中にアルゴンガスの供給流量は、
図5(b)の特性L5にしたがって変化する。特性L5は
流量センサ20の検出値をプロットしたものである。
【0097】前述した従来技術1を適用すると、1バッ
チ中のポンプ14の消費電力は特性L1に示す値(10
0%)を示す。また参考例1を適用すると、1バッチ中
のポンプ14の消費電力は特性L2に示す値を示し、従
来技術1と比較して低下しているのがわかる。
【0098】これに対して本発明を適用すると、1バッ
チ中にポンプ14の消費電力は特性L4にしたがって変
化する。特性L3は消費電力の平均値を示している。本
発明による消費電力は従来技術1、参考例1と比較して
格段に低下しているのがわかる。
【0099】なお以上の実施形態では単結晶シリコンを
引き上げる場合を想定しているが、引き上げられる単結
晶はシリコン以外の半導体であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1の実施形態の排気装置を示す図であ
る。
【図2】図2は第2の実施形態の排気装置を示す図であ
る。
【図3】図3(a)、(b)、(c)は実施形態の制御
動作を説明する図である。
【図4】図4は単結晶引上げ用容器内の圧力を一定にし
た条件下でのポンプ消費電力を比較して示す図である。
【図5】図5(a)、(b)は単結晶引上げのプロセス
(1バッチ)で、ポンプ消費電力が低減するという本発
明の効果を説明する図である。
【図6】図6は参考例の装置構成を示す図である。
【符号の説明】
1 単結晶引上げ用容器 5 制御弁 6 差圧センサ 7 制御部 11、12 インバータ 13 ブースタ(メカニカルブースタ) 14 ポンプ(ドライポンプ)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単結晶引上げ用容器を、排気管を介
    してポンプに接続して、このポンプによって前記容器内
    のガスを排気するとともに、前記排気管上に当該排気管
    の開口面積を変化させる制御弁を設け、前記容器内の圧
    力が目標圧力となるように前記制御弁の開口面積を制御
    するようにした単結晶引上げ用容器の排気装置におい
    て、 前記制御弁からみて容器側の圧力とポンプ側の圧力との
    差圧を検出する差圧検出手段と、 前記ポンプの排気速度を変化させる排気速度可変手段
    と、 前記差圧検出手段で検出された差圧が大きいほど、前記
    ポンプの排気速度を小さくするように、前記排気速度可
    変手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする
    単結晶引上げ用容器の排気装置。
  2. 【請求項2】 単結晶引上げ用容器を、排気管を介
    してポンプに接続して、このポンプによって前記容器内
    のガスを排気するとともに、前記排気管上に当該排気管
    の開口面積を変化させる制御弁を設け、前記容器内の圧
    力が目標圧力となるように前記制御弁の開口面積を制御
    するようにした単結晶引上げ用容器の排気装置におい
    て、 前記ポンプの排気速度を変化させる排気速度可変手段
    と、 前記制御弁の開口面積が小さいほど、前記ポンプの排気
    速度を小さくするように、前記排気速度可変手段を制御
    する制御手段とを備えたことを特徴とする単結晶引上げ
    用容器の排気装置。
  3. 【請求項3】 単結晶引上げ用容器を、排気管を介
    してポンプに接続して、このポンプによって前記容器内
    のガスを排気するとともに、前記排気管上に当該排気管
    の開口面積を変化させる制御弁を設け、前記容器内の圧
    力が目標圧力となるように前記制御弁の開口面積を制御
    するようにした単結晶引上げ用容器の排気装置におい
    て、 前記制御弁からみて容器側の圧力とポンプ側の圧力との
    差圧を検出する差圧検出手段と、 前記ポンプの排気速度を変化させる排気速度可変手段
    と、 差圧目標値と、前記差圧検出手段で検出された差圧との
    偏差を積分し、この積分値に応じて、前記ポンプの排気
    速度を小さくするように、前記排気速度可変手段を制御
    する制御手段とを備えたことを特徴とする単結晶引上げ
    用容器の排気装置。
  4. 【請求項4】 前記排気速度可変手段は、前記ポンプ
    を駆動するインバータの周波数を変化させるものである
    ことを特徴とする請求項1または2または3記載の単結
    晶引上げ用容器の排気装置。
  5. 【請求項5】 前記ポンプに加えて、このポンプの能
    力を高めるブースタを備え、 前記排気速度可変手段は、前記ポンプと、前記ブースタ
    を駆動するインバータの周波数を変化させるものである
    ことを特徴とする請求項1または2または3記載の単結
    晶引上げ用容器の排気装置。
  6. 【請求項6】 前記ポンプに加えて、このポンプの能
    力を高めるブースタを備えるとともに、 前記ポンプ、前記ブースタそれぞれを駆動する各インバ
    ータを備え、 前記排気速度可変手段は、前記ポンプ、前記ブースタ毎
    に備えられた各インバータの周波数を独立して変化させ
    るものであることを特徴とする請求項1または2または
    3記載の単結晶引上げ用容器の排気装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記差圧を一定値に
    保持するように前記排気速度可変手段を制御することを
    特徴とする請求項1または3記載の単結晶引上げ用容器
    の排気装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記制御弁の開口面
    積を一定値に保持するように前記排気速度可変手段を制
    御することを特徴とする請求項2記載の単結晶引上げ用
    容器の排気装置。
  9. 【請求項9】 前記制御弁は、前記容器内の圧力を検
    出して目標圧力と検出した圧力との偏差が零になるよう
    に、開口面積が制御されることを特徴とする請求項1ま
    たは2または3記載の単結晶引上げ用容器の排気装置。
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