JP2003002208A - 運搬車収容装置 - Google Patents

運搬車収容装置

Info

Publication number
JP2003002208A
JP2003002208A JP2001187416A JP2001187416A JP2003002208A JP 2003002208 A JP2003002208 A JP 2003002208A JP 2001187416 A JP2001187416 A JP 2001187416A JP 2001187416 A JP2001187416 A JP 2001187416A JP 2003002208 A JP2003002208 A JP 2003002208A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transport vehicle
carrier
wheel
portions
sterilization tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001187416A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3818090B2 (ja
Inventor
Tetsushi Nakai
哲志 中井
Katsutoshi Matsunaga
勝利 松永
Masayuki Saeki
雅之 佐伯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miura Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miura Co Ltd filed Critical Miura Co Ltd
Priority to JP2001187416A priority Critical patent/JP3818090B2/ja
Publication of JP2003002208A publication Critical patent/JP2003002208A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3818090B2 publication Critical patent/JP3818090B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 折畳み式の車輪部分を備えた運搬車を収
容庫から取り出す際、前記運搬車の転倒を防止すること
である。 【解決手段】 車輪部分7を折り畳み、かつ運搬車本体
6を支持した状態で、運搬車5を収容庫1内へ収容する
運搬車収容装置において、前記運搬車5の取出し時、前
記運搬車5の傾きを防止する手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車輪部分を折り
畳み、かつ運搬車本体を支持した状態で、運搬車を収容
庫内へ収容する運搬車収容装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】病院などにおいて、医療器具,手術衣,
患者用衣服などの被滅菌物を滅菌する場合、被滅菌物を
運搬車に積載し、この運搬車ごと被滅菌物を前記滅菌装
置の滅菌槽内へ収容して滅菌作業を行っている。ところ
で、前記滅菌装置においては、前記滅菌槽内の底面が、
前記滅菌装置を設置した部屋の床面に比べて高くなって
いる場合がある。この場合には、前記運搬車を前記滅菌
槽内へ収容する作業や、前記滅菌槽から取り出す作業が
面倒なものとなる。この問題を解消するための運搬車収
容装置としては、たとえば実公昭55−5402号公報
に開示されている。
【0003】前記公報に開示されている運搬車収容装置
は、前記運搬車の車輪部分を折畳み式の構造とし、前記
滅菌槽内の左右両側壁のそれぞれに複数個の支持ローラ
を水平に配列した構造となっている。そして、前記運搬
車を前記滅菌槽内へ収容するとき、前記運搬車本体を前
記各支持ローラによって支持させるとともに、前記各車
輪部分を折り畳むようにしている。また、前記運搬車を
前記滅菌槽内から取り出すとき、前記運搬車本体を前記
各支持ローラによって支持させた状態で、前記各車輪部
分を折り畳んだ位置(以下、「折畳み位置」と云う)か
ら前記運搬車の重量を支えられる位置(以下、「作動位
置」と云う)へ移動させ、この作動位置を保持するよう
にしている。
【0004】ところで、前記運搬車収容装置において、
前記運搬車を前記滅菌槽内から取り出すとき、前記運搬
車が傾いて前記運搬車本体と前記床面との間の高さが不
足すると、前記各車輪部分は、前記作動位置へ移動する
ことができず、前記折畳み位置へ戻ってしまう。する
と、前記運搬車がさらに傾き、場合によっては前記運搬
車が転倒するため、前記被滅菌物が落下して損傷した
り、作業者が負傷したりすることがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、折畳み式の車輪部分を備えた運搬車を収
容庫から取り出す際、前記運搬車の転倒を防止すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明
は、車輪部分を折り畳み、かつ運搬車本体を支持した状
態で、運搬車を収容庫内へ収容する運搬車収容装置にお
いて、前記運搬車の取出し時、前記運搬車の傾きを防止
する手段を設けたことを特徴としている。
【0007】請求項2に記載の発明は、前記傾き防止手
段が、前記収容庫の開口部外側において、前記運搬車本
体を支持する支持体であることを特徴としている。
【0008】請求項3に記載の発明は、前記傾き防止手
段が、前記収容庫内において、前記運搬車本体と係合す
る係合部材であることを特徴としている。
【0009】さらに、請求項4に記載の発明は、前記傾
き防止手段が、前記運搬車の取出し時、前記車輪部分が
折畳み位置へ移動するのを防止する手段であることを特
徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて説明する。この発明は、車輪部分を折り畳み、か
つ運搬車本体を支持した状態で、運搬車を収容庫内へ収
容する運搬車収容装置において実施することができる。
すなわち、この発明は、前記収容庫内の底面が、前記収
容庫を設置した部屋の床面に比べて高くなっている場合
の運搬車収容装置において実施することができる。ここ
において、前記収容庫としては、滅菌装置の滅菌槽,真
空冷却装置の冷却槽などのような処理装置における処理
容器があり、また冷蔵庫などのような保管庫がある。さ
らに、前記収容庫としては、前記収容庫の正面に前記運
搬車の出し入れのための開口部を設けた片扉式の収容庫
や、前記収容庫の正面および背面のそれぞれに開口部を
設けた両扉式の収容庫がある。この発明に係る運搬車収
容装置は、片扉式および両扉式のいずれの収容庫にも適
用することができるが、以下では、片扉式の収容庫にお
ける運搬車収容装置を例に挙げて説明する。
【0011】まず、前記運搬車収容装置の基本構成につ
いて説明する。まず、前記運搬車は、運搬車本体と折畳
み式の車輪部分とを備えている。この車輪部分は、たと
えば前記運搬車本体の下面における前後左右の4箇所に
設けられている。前記各車輪部分は、車輪として機能す
る作動位置と前記運搬車を前記収容庫内へ収容するとき
の折畳み位置との間で折畳み可能に構成されている。ま
た、前記各車輪部分は、前記各車輪部分を前記作動位置
に保持するための手段を備えている。これらの各保持手
段は、前記運搬車を前記収容庫内へ収容するとき、前記
各車輪部分を前記作動位置に保持した状態を解除する機
能も備えている。一方、前記収容庫内の両側壁には、前
記運搬車本体の支持手段が設けられている。この支持手
段は、前記床面上での前記運搬車本体の高さ位置のま
ま、前記運搬車本体を前記収容庫内で支持するための手
段である。前記支持手段としては、前記運搬車の収容時
および取出し時の便宜のために、ローラなどを用いるこ
とができる。
【0012】そして、前記運搬車収容装置において、前
記運搬車を前記収容庫内へ収容するときは、前記運搬車
本体を前記支持手段によって支持させながら、前記各車
輪部分を前記折畳み位置へ移動させる。また、前記運搬
車を前記収容庫内から取り出すときは、前記各車輪部分
を前記作動位置に移動させる。
【0013】さて、この発明の運搬車収容装置は、前記
運搬車を取り出すとき、前記運搬車の傾きを防止する手
段を設けたものである。すなわち、前記収容庫および前
記運搬車のいずれか一方または両方に傾き防止手段を設
けた構成である。
【0014】まず、前記傾き防止手段の第一および第二
の実施形態について説明する。この第一および第二の実
施形態は、前記収容庫に傾き防止手段を設ける場合の実
施形態である。まず、第一の実施形態における傾き防止
手段は、前記運搬車本体を支持する支持体を前記収容庫
の開口部外側に設けた構成である。すなわち、前記支持
体は、前記支持手段とほぼ同じ高さに前記運搬車本体を
支持することで、前記運搬車の傾きを防止する手段であ
る。したがって、前記支持体の高さ位置は、前記支持手
段とほぼ同じ高さとする。また、前記支持体の前記開口
部からの位置は、前記運搬車を取り出すとき、前記運搬
車が前記支持体と前記支持手段によって支持された状態
となるまで、前記運搬車が傾かない位置である。そし
て、前記支持体は、前記運搬車の収容時および取出し時
の便宜のため、前記支持手段と同様、ローラとするのが
好ましい。以上の構成により、前記収容庫から前記運搬
車を取り出すとき、前記運搬車本体における前記収容庫
の外側に位置する部分を前記支持体によって支持するこ
とにより、前記運搬車が傾くのを防止し、前記各車輪部
分を前記作動位置へ移動させることができる。
【0015】つぎに、第二の実施形態における傾き防止
手段は、前記運搬車本体と係合する係合部材を前記収容
庫内に設けた構成である。前記係合部材は、前記収容庫
内の左右両側面から前記収容庫の中央へ突出する案内部
材によって構成されている。この案内部材は、前記運搬
車本体と直接または前記運搬車本体に設けた係合片を介
して間接的に係合するようになっている。以上の構成に
より、前記収容庫内から前記運搬車を取り出すとき、前
記案内部材と前記運搬車本体とが係合することによっ
て、前記運搬車が傾くのを防止し、前記各車輪部分を前
記作動位置へ移動させることができる。
【0016】つぎに、前記傾き防止手段の第三の実施形
態について説明する。この第三の実施形態は、前記運搬
車に前記傾き防止手段を設ける場合の実施形態である。
この第三の実施形態における傾き防止手段は、前記運搬
車を取り出す際に前記運搬車が傾いた場合、前記各車輪
部分が前記折畳み位置へ移動するのを防止する手段(以
下、「移動防止手段」と云う)を設けた構成である。こ
の移動防止手段は、前記作動位置と前記折畳み位置との
間の傾斜防止位置に前記各車輪部分を保持するように構
成する。また、前記移動防止手段は、前記作動位置にな
るべく近い位置で作動するように構成し、前記運搬車の
傾きが大きくならないようにする。
【0017】前記移動防止手段について、さらに具体的
に説明すると、前記移動防止手段は、前記各車輪部分を
前記作動位置に保持するための手段(以下、「保持手
段」と云う)を利用して構成することができる。すなわ
ち、この保持手段において、前記作動位置と前記折畳み
位置との間に前記傾斜防止位置を設け、前記傾斜防止位
置に前記各車輪部分を保持することができるように構成
する。前記移動防止手段によると、前記運搬車が傾い
て、前記車輪部分が前記折畳み位置へ移動しようとして
も、前記各車輪部分が前記傾斜防止位置に保持される。
そのため、前記運搬車の傾きが大きくなるのを防止し、
前記運搬車が転倒するのを防止することができる。
【0018】さらに、この発明の運搬車収容装置は、前
記各実施形態をそれぞれ単独で実施することができる
し、また前記各実施形態のうちの2つを適宜組み合わせ
て実施することもできるし、さらに前記各実施形態の傾
き防止手段を組み合わせて実施することもできる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例を図面に基づ
いて詳細に説明する。図1は、この発明の一実施例を概
略的に示す説明図であり、図2は、図1に示す収容庫の
左側面の要部の詳細説明図である。また、図3は、図1
に示す運搬車の右側面の要部の詳細説明図であり、図4
は、図3のIV−IV線に沿う断面の説明図であり、図5
は、図3のV−V線に沿う断面の説明図であり、図6は、
図3のVI−VI線に沿う断面の説明図であり、図7は、図
5に示す車輪部分の折畳み状態を示す動作説明図であ
り、図8は、図5に示す車輪部分の移動防止状態を示す
動作説明図である。さらに、図9〜図11は、それぞれ
この発明の実施例の動作説明図である。ここで、この実
施例の収容庫は、滅菌装置の滅菌槽である。
【0020】まず、運搬車収容装置を実施する滅菌槽お
よび運搬車について、図面を参照しながら説明する。ま
ず、滅菌槽1は、開口部2およびこの開口部2を閉鎖す
る扉(図示省略)を備えている。また、前記滅菌槽1内
部の底面3は、前記滅菌槽1を設置した床面4よりも高
くなっている。つぎに、前記滅菌槽1へ収容する運搬車
5は、金属管から構成される運搬車本体6と、この運搬
車本体6の下面に設けられた4個の車輪部分7,7,…
とで構成されている。前記運搬車本体6には、棚板(符
号省略)が所定段数設けられている。前記各車輪部分7
は、左右2個で1組とされ、各組は、前記運搬車本体6
の前側(図1の右側)と後側(図1の左側)のそれぞれ
に固定された基盤部材8,8を介して、前記運搬車本体
6にそれぞれ取り付けられている。
【0021】つぎに、前記運搬車収容装置の構成につい
て説明する。まず、前記滅菌槽1において、前記滅菌槽
1内の両側壁には、図1および図2に示すように、前記
運搬車本体6の支持手段としての第一支持ローラ9,
9,…が6個ずつ計12個設けられている。これらの各
第一支持ローラ9は、前記滅菌槽1内において水平に配
列されている。
【0022】つぎに、前記運搬車5において、前記各車
輪部分7は、折畳み可能に構成されている。すなわち、
前記各車輪部分7は、前記運搬車5を前記床面4上で移
動させるときの作動位置と、前記滅菌槽1内へ収容する
ときの折畳み位置との間を移動可能に構成されている。
また、前記各車輪部分7は、前記運搬車5を前記床面4
上で移動させるとき、前記各車輪部分7を前記作動位置
に保持するため手段(以下、「保持手段」と云う)1
0,10をそれぞれ備えている。
【0023】つぎに、前記各車輪部分7の構成について
さらに詳細に説明する。ここで、前記各車輪部分7にお
いて、前記運搬車本体6の前側と後側のそれぞれに取り
付けられた各組の車輪部分7,7は、ともに同じ構造で
あるので、以下では、前側の組の車輪部分7,7につい
て、図3〜図8を参照しながら説明する。
【0024】さて、前記各車輪部分7は、固定部11,
11および可動部12,12をそれぞれ備えている。前
記各固定部11の上端は、前記運搬車本体6の前側に設
けた前記基盤部材8にそれぞれ固定されている。前記各
固定部11の下端には、前記各可動部12の上端が回転
軸13,13を介してそれぞれ連結されている。したが
って、前記各可動部12は、前記各回転軸13を中心に
上下方向にそれぞれ揺動自在となっている。また、前記
各可動部12の下端には、車輪14,14がそれぞれ設
けられている。さらに、前記各可動部12は、第一軸部
材15によって互いに連結されている。ここで、前記第
一軸部材15は、前記各可動部12に対しては固定せ
ず、回転可能としてある。
【0025】つぎに、前記各車輪部分7における前記保
持手段10について、図3〜図8を参照しながら詳細に
説明する。前記保持手段10は、前記各固定部11の前
側にそれぞれ設けられた係止ピン16,16と、前記各
可動部12にそれぞれ設けられ、前記各係止ピン16と
それぞれ係合する係止爪部材17,17とで構成されて
いる。前記各係止爪部材17は、それぞれの一端側(図
5の左側)でもって、前記第一軸部材15にそれぞれ固
定されている。したがって、前記各係止爪部材17は、
前記第一軸部材15を中心に上下方向にそれぞれ揺動自
在となっている。また、前記各係止爪部材17の下面に
は、前記各係止ピン16との係合により、前記各可動部
12を前記作動位置に保持するための第一溝部18,1
8がそれぞれ形成されている。ここで、前記各係止爪部
材17は、それぞれの先端部同士が第二軸部材19によ
って互いに連結されている。
【0026】また、前記保持手段10には、前記運搬車
5を前記滅菌槽1内へ収容するとき、前記各可動部12
が前記作動位置に保持された状態を解除するための手段
が設けられている。この保持状態解除手段(符号省略)
は、前記各車輪部分7間に配置された三角形状の揺動板
20と、前記底面3における前記開口部2側に設けられ
た衝合片21とで構成されている。
【0027】まず、前記揺動板20は、前記第一軸部材
15および前記第二軸部材19を貫通させ,かつ前記各
軸部材15,16に固定した状態で、前記各車輪部分7
間に配置されている。したがって、前記揺動板20は、
前記各係止爪部材17とともに前記第一軸部材15を中
心に揺動可能となっている。また、前記揺動板20の下
方側の角部には、ローラ22が設けられている。このロ
ーラ22は、前記運搬車5を前記滅菌槽1内へ収容する
際、前記衝合片21と当接するように構成されている。
そのため、前記衝合片21は、前記ローラ22との当接
を円滑に行うことができるように、前後の両縁を傾斜さ
せた断面山形形状となっている。以上の構成により、前
記運搬車5を前記滅菌槽1内へ収容するとき、前記ロー
ラ22が前記衝合片21との当接によって押し上げられ
ると、前記揺動板20が前記第一軸部材15を中心に上
方へ揺動し、この揺動により前記各係止爪部材17が上
方へそれぞれ揺動することとなる。したがって、前記揺
動板20の揺動により、前記各係止ピン16と前記各第
一溝部18との係合状態をそれぞれ解除することができ
る。
【0028】ここで、前記各車輪部分7においては、前
記各可動部12と前記第二軸部材19との間にバネ(図
示省略)を設けて、前記各可動部12を前記作動位置へ
向けて付勢してある。また、前記基盤部材8と前記第二
軸部材19との間にも、バネ(図示省略)を設け、前記第
一軸部材15を反時計方向へ付勢することにより、前記
各係止爪部材17を前記係止ピン16へ向けて付勢して
いる。
【0029】さて、つぎに、前記運搬車収容装置におけ
る前記運搬車5の傾き防止をするための構成について説
明する。まず、前記滅菌槽1において、図1および図2
に示すように、前記滅菌槽1の外側には、前記開口部2
の両側に位置し、前記運搬車本体6を支持する支持体と
しての第二支持ローラ23,23が設けられている。こ
れらの第二支持ローラ23は、それぞれ前記第一支持ロ
ーラ9と同様の構成のローラである。前記各第二支持ロ
ーラ23は、前記床面4に配置された支柱部材24,2
4を介して所定位置にそれぞれ保持されている。ここ
で、前記各第二支持ローラ23の取付位置について説明
すると、まず高さ位置は、前記各第一支持ローラ9と同
じ高さである。つぎに、前記開口部2からの位置は、前
記運搬車5を取り出すとき、前記運搬車本体6が前記各
第一支持ローラ9および前記各第二支持ローラ23によ
って支持された状態となるまで、前記運搬車5が傾かな
い位置である。また、前記開口部2からの位置は、前記
各可動部12が前記作動位置へ移動することができるよ
うに、前記開口部2から所定距離離れた位置である。
【0030】つぎに、前記滅菌槽1内の両側面には、図
1および図2に示すように、前記運搬車本体6と係合す
る係合部材25,25が前記滅菌槽1の前後方向(図1
の左右方向)に沿って設けられている。これらの各係合
部材25は、断面逆L字形をなしており、前記滅菌槽1
内の両側面のそれぞれから前記滅菌槽1の中央に向けて
突出させてある。前記各係合部材25と係合する係合片
26,26は、前記運搬車本体6における前側の下部両
側にそれぞれ設けられている。
【0031】さらに、前記運搬車5において、前記各係
止爪部材17には、図5に示すように、前記各第一溝部
18に隣接させて、第二溝部27,27がそれぞれ形成
されている。これらの各第二溝部27は、図8に示すよ
うに、前記各係止ピン16とそれぞれ係合することによ
り、前記各可動部12を前記作動位置(図5参照)と前
記折畳み位置(図7参照)との間の傾斜防止位置にそれ
ぞれ保持するようになっている。
【0032】さて、つぎに前記運搬車収容装置の動作に
ついて説明する。ここで、前記運搬車収容装置の動作を
説明する図9〜図11においては、前記各棚板の図示を
省略している。まず、前記運搬車5を前記床面4上で移
動させるとき、前記各車輪部分7は、図1に実線で示す
ように、前記作動位置にそれぞれ保持されている。すな
わち、この状態においては、図5に示すように、前記各
第一溝部18と前記各係止ピン16とがそれぞれ係合す
ることにより、前記各可動部12が前記作動位置にそれ
ぞれ保持されている。
【0033】そして、前記運搬車5に所定の被滅菌物
(図示省略)を積載した後、前記運搬車5を前記滅菌槽
1内へ収容する。この収容の際には、まず前記運搬車本
体6の前側(図1の右側)の部分が、前記各第一支持ロ
ーラ9によって順次支持される。ここにおいて、前記運
搬車5を前記滅菌槽1内へ移動させると、まず前記運搬
車5の前側(図1の右側)の各車輪部分7における前記
ローラ22が前記衝合片21との当接によって押し上げ
られ、前記各係止爪部材17と前記各係止ピン16との
係合状態がそれぞれ解除される。この後、前記運搬車5
を前記滅菌槽1内へさらに移動させると、前側の各車輪
部分7における前記各可動部12と前記開口部2の下縁
との当接により、前記各可動部12が前記折畳み位置へ
それぞれ移動する(図7に示す状態)。そして、前記運
搬車5を前記滅菌槽1内へさらに移動させると、前記運
搬車5の後側(図1の左側)の各車輪部分7について
も、前記前側の各車輪部分7と同様、前記各可動部12
が前記折畳み位置へそれぞれ移動する。
【0034】そして、前記運搬車5が前記滅菌槽1内に
収容された状態においては、前記運搬車5は、前記滅菌
槽1内において前記各第一支持ローラ9によって支持さ
れた状態となっている。そして、この状態で前記開口部
2を閉じ、滅菌作業を行う。
【0035】つぎに、滅菌作業の終了後、前記滅菌槽1
内から前記運搬車5を取り出す場合について説明する。
まず、前記開口部2を開き、前記滅菌槽1内から前記運
搬車5を移動させる。すると、図9に示すように、まず
前記運搬車本体6の後側(図9の左側)の部分が、前記
各第二支持ローラ23上に支持された状態となる。その
ため、前記各第二支持ローラ23によって、前記運搬車
5が傾くのを防止することができる。したがって、前記
各第二支持ローラ23によって前記運搬車本体6が支持
されている間に、後側の前記各車輪部分7における前記
各可動部12は、前記作動位置へそれぞれ移動し、前記
保持手段10によって前記作動位置にそれぞれ保持され
ることとなる。
【0036】そして、前記滅菌槽1内から前記運搬車5
をさらに移動させると、図10に示すように、前記運搬
車本体6の後側(図10の左側)の部分が後側の前記各
車輪部分7によって支持された状態となる。このとき、
前記運搬車本体6の前側(図10の右側)の部分は、前
記各第二支持ローラ23によって支持された状態となっ
ている。したがって、この状態においても、前記各第二
支持ローラ23によって前記運搬車5が傾くのを防止す
ることができるため、前側の前記各車輪部分7における
前記各可動部12は、前記記作動位置へそれぞれ移動
し、前記保持手段10によって前記作動位置にそれぞれ
保持されることとなる。
【0037】ここで、図10に示す状態においては、前
記各係合部材25と前記各係合片26とがそれぞれ係合
することによって、前記運搬車本体6の前側の部分が持
ち上がるのを防止している。したがって、図10に示す
状態においては、前記各第二支持ローラ23による前記
運搬車本体6の支持および前記各係合部材25と前記各
係合片26との係合により、前記運搬車5が傾くのが確
実に防止されることとなる。そのため、後側の前記各車
輪部分7における前記各可動部12を前記作動位置へそ
れぞれ移動させ、前記作動位置にそれぞれ保持すること
ができる。
【0038】以上のように、前記運搬車5を取り出す
際、前記各第二支持ローラ23および前記各係合部材2
5によって、前記運搬車5が傾くのを確実に防止するこ
とで、前記各可動部12を前記作動位置へ移動させるこ
とができる。
【0039】つぎに、前記各第二支持ローラ23および
前記各係合部材25によって、前記運搬車5が傾くのを
防止することができたにも拘わらず、前記各可動部12
が前記作動位置へ移動しなかった場合について説明す
る。以下の説明では、前記運搬車本体6の前側(図10
の右側)の前記各車輪部分7における前記各可動部12
が前記作動位置へ移動しなかった場合を例に挙げて説明
する。この場合には、前記各第二溝部27と前記各係止
ピン16とが係合し、前記各可動部12が前記傾斜防止
位置にそれぞれ保持される(図8参照)ので、前記各可
動部12が前記折畳み位置へそれぞれ移動するのを防止
することができる。ここにおいて、前記各可動部12が
前記傾斜防止位置にそれぞれ保持された状態において
は、図11に示すように、前記運搬車5は若干傾いた状
態となるが、前記運搬車5が転倒するのを防止すること
ができる。
【0040】
【発明の効果】この発明によれば、車輪折畳み式の運搬
車を収容庫から取り出す際、運搬車が傾いて車輪が作動
位置とならないことによる転倒を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を概略的に示す説明図であ
る。
【図2】図1に示す収容庫の左側面の要部の詳細説明図
である。
【図3】図1に示す運搬車の右側面の要部の詳細説明図
である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面の説明図である。
【図5】図3のV−V線に沿う断面の説明図である。
【図6】図3のVI−VI線に沿う断面の説明図である。
【図7】図5に示す車輪部分の折畳み状態を示す動作説
明図である。
【図8】図5に示す車輪部分の移動防止状態を示す動作
説明図である。
【図9】この発明の実施例の動作説明図である。
【図10】この発明の実施例の動作説明図である。
【図11】この発明の実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 滅菌槽(収容庫) 5 運搬車 6 運搬車本体 7 車輪部分 23 第二支持ローラ(支持体) 25 係合部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪部分7を折り畳み、かつ運搬車本体
    6を支持した状態で、運搬車5を収容庫1内へ収容する
    運搬車収容装置において、前記運搬車5の取出し時、前
    記運搬車5の傾きを防止する手段を設けたことを特徴と
    する運搬車収容装置。
  2. 【請求項2】 前記傾き防止手段が、前記収容庫1の開
    口部2外側において、前記運搬車本体6を支持する支持
    体23であることを特徴とする請求項1に記載の運搬車
    収容装置。
  3. 【請求項3】 前記傾き防止手段が、前記収容庫1内に
    おいて、前記運搬車本体6と係合する係合部材25であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の運搬車収容装置。
  4. 【請求項4】 前記傾き防止手段が、前記運搬車5の取
    出し時、前記車輪部分7が折畳み位置へ移動するのを防
    止する手段であることを特徴とする請求項1に記載の運
    搬車収容装置。
JP2001187416A 2001-06-21 2001-06-21 運搬車収容装置 Expired - Lifetime JP3818090B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001187416A JP3818090B2 (ja) 2001-06-21 2001-06-21 運搬車収容装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001187416A JP3818090B2 (ja) 2001-06-21 2001-06-21 運搬車収容装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003002208A true JP2003002208A (ja) 2003-01-08
JP3818090B2 JP3818090B2 (ja) 2006-09-06

Family

ID=19026706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001187416A Expired - Lifetime JP3818090B2 (ja) 2001-06-21 2001-06-21 運搬車収容装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3818090B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008195193A (ja) * 2007-02-13 2008-08-28 Tomakku:Kk 搬送用台車および台車装置
CN105691425A (zh) * 2014-11-25 2016-06-22 安徽王家坝生态农业有限公司 一种用于灭菌锅的手推车
CN112319563A (zh) * 2020-11-04 2021-02-05 余辉 一种机械起升式工程机械转移装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008195193A (ja) * 2007-02-13 2008-08-28 Tomakku:Kk 搬送用台車および台車装置
CN105691425A (zh) * 2014-11-25 2016-06-22 安徽王家坝生态农业有限公司 一种用于灭菌锅的手推车
CN112319563A (zh) * 2020-11-04 2021-02-05 余辉 一种机械起升式工程机械转移装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3818090B2 (ja) 2006-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW200843018A (en) Loader and buffer for reduced lot size
JP2006240884A (ja) 長尺物品用荷役装置
JP2003002208A (ja) 運搬車収容装置
JPWO2020017324A1 (ja) 物品収容装置及び電動車両
TW201934459A (zh) 搬送車
JP2008068690A (ja) 荷物載せ台
JPS6048802A (ja) 立体収納庫の棚体搬送装置
JP4432109B2 (ja) 運搬車の安全搬出システム
JP7321925B2 (ja) 洗浄システム
JPH1082579A (ja) 冷却貯蔵庫
JP2005022635A (ja) 運搬車収納装置および滅菌装置
JP3716693B2 (ja) 荷保管設備
JP2603482Y2 (ja) 輸送用コンテナ
JPS6312039Y2 (ja)
JP7360936B2 (ja) 洗浄システム
JPH0232096Y2 (ja)
JPH0923942A (ja) スライドレール
JPS6328908Y2 (ja)
JP2000210148A (ja) 棚の収納物落下防止装置
JPH05338743A (ja) 移載装置を有する入出庫口装置
JP3715031B2 (ja) ピッキングリフト用篭車
JP3869472B2 (ja) カセット容器を有する可動式放射線写真装置
JPS6056706A (ja) 移載機構付ステ−シヨン
JP2000211522A (ja) 物品収納具
JP4190824B2 (ja) 空荷箱の搭載方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040506

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060605

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3818090

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100623

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100623

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110623

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120623

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120623

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130623

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140623

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term