JP3716693B2 - 荷保管設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば半導体(ウエハ)を入れた容器を荷として取り扱う荷保管設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の荷保管設備としては、たとえば特開平5−294410号公報に見られる構成が提供されている。この従来構成において棚には、トレーを介して荷を収納自在な収納部が設けられている。また出し入れ装置は、トレーを介して荷を出し入れする出し入れ具と、出し入れ具の上方に配設した荷保持装置からなり、これら出し入れ具と荷保持装置は相対的に昇降自在とされている。そして出し入れ具は、その基端をして昇降体に縦軸心の周りで回動自在に配設された中折れ腕装置と、この中折れ腕装置の遊端に連結された荷支持部とにより構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記した従来構成によると、出し入れ具による荷の出し入れは、荷支持部により荷の下面を支持するフォーク形式により行っていることから、その出し入れ動(移載)の高速化は容易に行えない。また、荷支持部により荷を支持した状態で出し入れ装置を移動(走行)させているときで、たとえば何らかの事情で出し入れ装置に非常停止が掛けられたとき、荷支持部から荷が落下して破損される恐れがある。これもまた、出し入れ装置の移動の高速化の妨げになる。
【0004】
そこで本発明のうち請求項1記載の発明は、荷の出し入れ動や搬送のための移動を高速化し得る荷保管設備を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明のうちで請求項1記載の荷保管設備は、荷を収納自在な収納部を有する棚と、前記収納部に対して荷を出し入れする出し入れ装置を有する出し入れ手段とが設けられ、前記出し入れ装置には、前記収納部に対して出退動自在な出し入れ具と、この出し入れ具とともに出退動し出し入れ具で支持した荷の上面に作用自在な上動阻止体が設けられていることを特徴としたものである。
【0006】
したがって請求項1の発明によると、出し入れ装置を動作させることで、出し入れ具を上動阻止体とともに目的とする収納部に対して出退動し得る。そして、出し入れ装置で支持した荷の上面に上動阻止体を作用させることで、収納部から荷を取り出したり収納部に荷を入れる際に、出し入れ装置で支持した荷が上下に移動する(揺れる)ことを、荷の上面を上動阻止体により受止めることで阻止し得る。
また本発明の請求項2記載の荷保管設備は、上記した請求項1記載の構成において、出し入れ具には、荷を支持する部分から外れた箇所に架台が設けられ、この架台に、荷の上面に対して出退自在な上動阻止体と、この上動阻止体の出退駆動手段とが設けられていることを特徴としたものである。
【0007】
したがって請求項2の発明によると、架台に設けた出退駆動手段を作動させることで、上動阻止体を荷の上面に対して出退動させ得る。
そして本発明の請求項3記載の荷保管設備は、上記した請求項1または2記載の構成において、上動阻止体は、縦軸心の周りに回動することで荷の上面に対して出退自在に構成されるとともに、荷の上面に対して突出した時に荷の前面に対向される前面受け部が設けられていることを特徴としたものである。
【0008】
したがって請求項3の発明によると、上動阻止体を縦軸心の周りに回動させて荷の上面に対して突出させた時に、荷の前面に前面受け部を対向させ得、これにより出し入れ装置の出退動を停止したときに、出し入れ装置上の荷が移動する(滑る)ことを、荷の前面を前面受け部により受止めることで阻止し得る。
さらに本発明の請求項4記載の荷保管設備は、上記した請求項1〜3のいずれかに記載の構成において、出し入れ手段は、昇降体と、この昇降体に設けた出し入れ装置とを有し、この出し入れ装置は、縦軸心の周りで回動すべく基端をして昇降体に配設した中折れ腕形式とされ、その遊端が荷の支持を行う出し入れ具に構成されていることを特徴としたものである。
【0009】
したがって請求項4の発明によると、昇降体の昇降動時や出し入れ装置の作動時において、荷が上下に移動することを上動阻止体により阻止し得る。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を、図に基づいて説明する。
図1〜図5において、10は棚で、支柱などからなる枠組み本体(棚フレーム)11内に、上下方向ならびに横方向に複数の収納部12が形成されている。各収納部12は、上下方向ならびに横方向で所定間隔置きに設けられ、かつ各収納部12には、それぞれ横方向に複数の棚板13が設けられている。各棚板13には、前面側と上下方向とに開放された欠如部14が形成されている。
【0011】
前記棚板13を介して収納部12に収納自在な荷1は、たとえば半導体(ウエハ)を入れた容器(Front Opening Unified Pod:前面開き一体化ポッド)2と、この容器2を位置決めして支持自在な側面視でL字状のパレット体3などから構成される。
前記棚10は通路9を置いて一対が並設されている。そして、いずれかの棚10における一部の収納部12が、荷1の入出庫のための荷捌き部16とされている。この荷捌き部16には左右一対の支持部材17が設けられ、これら支持部材17は立設され、以て支持部材17間に、上方や前後に開放された作用空間部18が形成されている。なお、この作用空間部18や前記欠如部14を利用して、出し入れ具(後述する。)がフォーク動するように構成されている。
【0012】
前記棚9内には、前記収納部12に対して荷1を出し入れする出し入れ手段20が設けられている。この出し入れ手段20は、通路9内に配設されかつ通路長さのほぼ全長の長さに形成された昇降体21と、この昇降体21側に支持案内されて通路長さの方向(横方向)に往復移動自在な可動体40と、この可動体40に設けられた出し入れ装置60などにより構成されている。
【0013】
前記昇降体21は矩形筒枠状であって、その長さ方向の中央部分でかつ一面側には箱状枠体22が設けられている。そして箱状枠体22の一面側と前記棚10側との間にLMガイド23が設けられ、以て昇降体21は棚10側に昇降自在に案内される。
前記昇降体21を昇降動させる昇降駆動装置25は、棚10の上部で通路幅方向に振分けて設けられたガイド輪体26と、これらガイド輪体26間に上方から掛けられかつ一端が前記箱状枠体22に上方から連結されるとともに他端がバランスウエイト27に上方から連結される昇降用ベルト28、ならびに補助ワイヤー29と、床側に設けられたドライブプーリ30と、このドライブプーリ30を正逆に回転駆動させるモータ31と、前記ドライブプーリ30に掛けられかつ一端が前記箱状枠体22に下方から連結されるとともに他端がバランスウエイト27に下方から連結されるワイヤー32と、このワイヤー32をドライブプーリ30に巻き付け付勢させる複数のシーブ33と、前記ワイヤー32を箱状枠体22側に案内するためのガイド輪体34などにより構成されている。
【0014】
なお、前記バランスウエイト27は、ガイドローラ(図示せず。)などを介して棚10側に昇降自在に案内されている。また箱状枠体22の上下にはそれぞれ複数のガイドローラ35が設けられ、これらガイドローラ35間に掛けられた防塵ベルト36の上下端が棚10側に固定されている。
このような構成によると、モータ31によりドライブプーリ30を正逆に回転駆動させることで、ワイヤー32と昇降用ベルト28とを介して昇降体21を昇降動させ得る。その際に昇降体21は、LMガイド23によって棚10側に昇降自在に案内される。そして昇降体21の昇降は、バランスウエイト27によってバランスを取りながら軽く行え、昇降駆動装置25としては小動力のものでもよいことになる。
【0015】
前記可動体40は、前記昇降体21の他面外方に位置される外可動部41と、昇降体21の内に位置される内可動部42と、昇降体21に形成されたスリット部24に位置して外可動部41と内可動部42とを一体化させる連結部43などにより構成されている。そして昇降体21側と内可動部42との間にLMガイド44が設けられ、以て可動体40は昇降体21側に支持案内されて通路長さの方向に往復移動自在に構成される。
【0016】
前記可動体40を往復移動させる往復駆動装置45は、昇降体21内でかつ長さ方向の両端部分に設けられた案内プーリ46と、前記箱状枠体22内に設けられたドライブプーリ47と、このドライブプーリ47を正逆に回転駆動すべく箱状枠体22内に設けられたモータ48と、両案内プーリ46とドライブプーリ47とに亘って巻回されたタイミングベルト49と、テンションプーリ50などにより構成され、前記タイミングベルト49の一箇所が前記内可動部42に連結されている。なお、昇降体21側と内可動部42との間にはケーブルベア51が設けられている。
【0017】
このような構成によると、往復駆動装置45のモータ48を正逆に駆動してタイミングベルト49を正逆に回動させることで、可動体40を往復移動させ得る。その際に可動体40は、LMガイド44によって昇降体21側に支持案内される。
前記出し入れ装置60には、前記外可動部41の上部に、軸受け61を介して縦軸心62の周りで回動自在な回転テーブル63が設けられるとともに、この回転テーブル63にタイミングベルト64などを介して連動されるテーブル駆動装置65が、外可動部41内に設けられている。そして回転テーブル63上に、前記収納部12に対して荷1を出し入れ自在な中折れ腕装置66が設けられている。
【0018】
この中折れ腕装置66は、縦軸心62の周りで回動すべく基端をして回転テーブル63側に配設された中折れ腕形式とされている。すなわち中折れ腕装置66は、基端をして回転テーブル63側に固定されたアーム体67と、このアーム体67の遊端に、作動軸68や軸受け69を介してその基端が相対回動自在に連結されたプレート状の出し入れ具70などから構成されている。そして出し入れ具70が、その遊端により荷1の支持を行うように構成されている。なお出し入れ具70の遊端側には、パレット体3の下面側に係合自在な位置決めピン71が設けられている。
【0019】
そして前記中折れ腕装置66を中折れ動させるために、前記外可動部41内に、腕駆動装置(サーボモータなど)72が配設されるとともに、この腕駆動装置72からの出力軸73が、前記縦軸心62上に位置されて軸受け61や回転テーブル63に挿通されている。前記アーム体67はケース状とされ、その内部に伝動機構74が介在されている。すなわち伝動機構74は、前記出力軸73に固定された第1輪体75と、前記出し入れ具70に一体の前記作動軸68の下部に固定された第2輪体76と、第1輪体75と第2輪体76とを連動するタイミングベルト77などにより構成されている。
【0020】
前記出し入れ具70上には、荷1を支持する部分から外れた箇所に架台80が設けられている。この架台80はケース状とされ、その上下方向の中間部分からは、出し入れ具70の荷1を支持する部分の両側に位置される横動阻止体81が連設されている。そして前記架台80には、前記出し入れ具70で支持した荷1の上面に対して出退自在(作用自在)な上動阻止体83と、この上動阻止体83の出退駆動手段90とが設けられている。
【0021】
すなわち架台80の上部には、軸受装置84を介して縦軸心85の周りに回動自在な縦軸86が設けられ、この縦軸86の上端に、横向きプレート状に形成された上動阻止体83の基端が連結されている。そして上動阻止体83は、縦軸心85の周りに回動されることで、L字状のパレット体3の縦部材上面(荷の上面)3aに対して出退自在に構成されている。さらに上動阻止体83の下面中間部からは、上動阻止体83が縦部材上面3aに対して突出した時に縦部材前面(荷の前面)3bに対向される前面受け部87が垂設されている。
【0022】
前記出退駆動手段90は、架台80内の上部に設けられた駆動モータ91と、その上向きのモータ軸92に固定された円板体93と、この円板体93の偏心位置から立設されたピンを介して配設された遊転ローラ94と、架台80側にLMガイド95を介して左右移動自在に設けられたラック体96と、このラック体96に常時噛合すべく縦軸86の下端に設けられたピニオンギア97と、前記遊転ローラ94が係合すべくラック体96側に形成された前後方向の長孔98などにより構成されている。
【0023】
以下に、上記した実施の形態における作用を説明する。
棚1において、荷1は収納部12に収納されており、このとき荷1は図6に示されるように、パレット体3を介して棚板13に支持されている。出庫作業を行うに際して出し入れ装置60では、図1、図3実線で示されるように、テーブル駆動装置65の作動によって、タイミングベルト64などを介して回転テーブル63と一体にアーム体67を縦軸心62の周りに回転させて、このアーム体67の遊端を昇降体21の上方に位置させるとともに、腕駆動装置72の作動により、伝動機構74などを介して出し入れ具70を作動軸68と一体に回転させて、この出し入れ具70をアーム体67上に重合状で位置させている。
【0024】
すなわち、中折れ腕形式の出し入れ装置60を中折れ動させて、昇降体21から外可動部41に亘っての上方間に完全に納めている。
さらに上動阻止体83は、駆動モータ91により円板体93を回転させ、遊転ローラ94を縦軸86に対して離間した位置として、長孔98などを介してラック体96を同方向に移動させることで、ピニオンギア97を介して縦軸86とともに縦軸心85の周りに回動させて、図3の仮想線や図6に示されるように、横側方に向けて位置させている。
【0025】
この状態で、前述した昇降体21の昇降動と出し入れ装置60の横移動との組み合わせ動作により、図6に示されるように、出し入れ具70の遊端を目的とする収納部12に対向させる。その際に、必要に応じて回転テーブル63を、テーブル駆動装置65の作動などによって縦軸心62の周りに180度回転させ、出し入れ具70の遊端を、いずれかの棚1でかつ目的とする収納部12に対向させる。
【0026】
図6に示す状態で、まずテーブル駆動装置65の逆作動により回転テーブル63と一体にアーム体67を縦軸心62の周りに回転させて、このアーム体67の遊端を目的とする収納部12側へと移動させるとともに、腕駆動装置72の逆作動により出し入れ具70を作動軸68と一体に回転させて、この出し入れ具70の遊端を目的とする収納部12側へと移動させる。
【0027】
すなわち、中折れ状態の出し入れ装置60を伸ばし動させて、昇降体21から外可動部41に亘っての上方間に完全に納まっていた出し入れ具70を直線状に動作させ、以て目的とする収納部12側へ突出動させる。これにより出し入れ具70を、図3の仮想線や図7に示されるように、荷1を支持している棚板13の下方でかつ欠如部14の真下に位置させるとともに、両横動阻止体81を荷1の側方に対向させる。
【0028】
この状態で昇降体21を少し上昇させ、出し入れ具70を欠如部14内で上昇させて荷1におけるパレット体3の底面に下方から当接させ、以て図8に示されるように、出し入れ具70によって荷1を動揺させることなく持ち上げる。このような荷1の持ち上げ時に、位置決めピン71がパレット体3の下面側に係合される。
【0029】
このような荷1の持ち上げ動作中において、所期のタイミングで、出退駆動手段90の駆動モータ91により円板体93を180度回転させ、遊転ローラ94を縦軸86に対して接近した位置として、長孔98などを介してラック体96を同方向に移動させる。
これにより、横側方に向けて位置されていた上動阻止体83を、ピニオンギア97を介して縦軸86とともに縦軸心85の周りに回動させ、以て図1、図3の実線、図5の仮想線、図8の仮想線に示されるように、前記出し入れ具70で支持した荷1の上面、すなわち、パレット体3の縦部材上面3aに対向するように突出動させる。これと同時に、上動阻止体83に設けられた前面受け部87を、荷1の前面、すなわち縦部材前面3bに対向させる。
【0030】
その後、テーブル駆動装置65の作動によってアーム体67を回転させ、その遊端を昇降体21の上方に位置させるとともに、腕駆動装置72の作動によって出し入れ具70を回転させ、この出し入れ具70をアーム体67上に重合状で位置させる。すなわち、前述したように中折れ腕形式の出し入れ装置60を中折れ動させて、昇降体21から外可動部41に亘っての上方間に完全に納め、以て図1仮想線、図3実線、図9で示されるように、出し入れ具70で支持している荷1を外可動部41の上方に位置させる。
【0031】
このようにして荷1を取り出す際に、出し入れ具70上の荷1が上下に移動する(上下に揺れる)ことは、縦部材上面3aを上動阻止体83により受止めることで阻止し得る。また、出し入れ具70の退入動(引込み動)を停止したときの惰性により、出し入れ具70上の荷1が惰性方向に移動する(前に滑る)ことは、縦部材前面3bを前面受け部87により受止めることで阻止し得る。
【0032】
これらのことにより、出し入れ装置60を作動させての荷1の取り出しは、出し入れ装置60の移動(動作)を高速化したとしても、荷1の位置ずれや脱落を招くことなく、常に安定して行える。なお、両横動阻止体81が荷1の側方に対向されていることと、位置決めピン71がパレット体3の下面側に係合されていることとにより、荷1の安定化はより促進される。
【0033】
その後、前述した昇降体21の昇降動と出し入れ装置60の横移動との組み合わせ動作などを行って、出し入れ具70の遊端を荷捌き部16に対向させる。そして出し入れ装置60を、上述した収納部12からの取り出し時とはほぼ逆に作動させることにより、荷1を荷捌き部16の支持部材17上に渡せ得、以て一連の出庫作業を終える。
【0034】
このような、昇降体21の昇降動時や出し入れ装置60の横移動時や出し入れ装置60の作動時においても、前述と同様に、荷1が上下に移動することを上動阻止体83により阻止し、荷1が惰性方向に移動することを前面受け部87により阻止するとともに、両横動阻止体81が荷1の側方に対向され、位置決めピン71がパレット体3の下面側に係合されていることにより、各移動(動作)は、高速化したとしても、荷1の位置ずれや脱落を招くことなく、常に安定して行える。
【0035】
なお上述とは逆の作用を行うことで、出し入れ手段20は、荷捌き部16から受け取った荷1を目的とする収納部12に入庫し得る。また反対側の棚1に対しても同様にして作用し得る。
上記した実施の形態では、上動阻止体83を荷1の上面に対して出退させるに、出退駆動装置90により縦軸心85の周りに回動させることで行っているが、これはスライド形式で出退させる構成などであってもよい。
【0036】
上記した実施の形態では、出退駆動装置90として、駆動モータ91、円板体93、遊転ローラ94、長孔98などからなる偏心回転形式が採用されているが、これはソレノイドによりラック体96や上動阻止体83を作動させる形式などであってもよい。
上記した実施の形態では、上動阻止体83に前面受け部87が設けられた形式が示されているが、これは前面受け部87が省略された形式などであってもよい。
【0037】
上記した実施の形態では、荷1として、容器2とパレット体3からなる構成が示されているが、これは容器そのものを荷として取り扱う形式などであってもよい。
上記した実施の形態では、出し入れ装置60として中折れ腕形式が示されているが、これは通常の多段のフォーク形式などであってもよい。
【0038】
上記した実施の形態では、回転テーブル63の上に出し入れ装置60が設けられ、この出し入れ装置60を両側の棚10に作用させるように構成されているが、これは出し入れ装置60を回転させず、一方の棚1のみに作用させる構成などであってもよい。
【0039】
【発明の効果】
上記した本発明の請求項1によると、出し入れ装置を動作させることで、出し入れ具を上動阻止体とともに目的とする収納部に対して出退動できる。そして、出し入れ装置で支持した荷の上面に上動阻止体を作用させることで、収納部から荷を取り出したり収納部に荷を入れる際に、出し入れ装置で支持した荷が上下に移動する(揺れる)ことを、荷の上面を上動阻止体により受止めることで阻止できる。したがって、出し入れ装置を作動させての荷の出し入れは、出し入れ装置の移動(動作)を高速化したとしても、荷の位置ずれや脱落を招くことなく常に安定して行うことができ、何らかの事情で非常停止が掛けられたときでも、出し入れ装置から荷が落下して破損される恐れがなくなり、これもまた出し入れ装置の移動の高速化を促進できる。
【0040】
また上記した本発明の請求項2によると、架台に設けた出退駆動手段を作動させることで、上動阻止体を荷の上面に対して出退動させることができる。
そして上記した本発明の請求項3によると、上動阻止体を縦軸心の周りに回動させて荷の上面に対して突出させた時に、荷の前面に前面受け部を対向でき、これにより出し入れ装置の出退動を停止したときに、出し入れ装置上の荷が移動する(滑る)ことを、荷の前面を前面受け部により受止めることで阻止できる。
【0041】
さらに上記した本発明の請求項4によると、昇降体の昇降動時や出し入れ装置の作動時において、荷が上下に移動することを上動阻止体により阻止できる。したがって、荷の出し入れ動や搬送のための移動を、容易に高速化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、荷保管設備における出し入れ手段部分の一部切り欠き側面図である。
【図2】同荷保管設備の一部切り欠き斜視図である。
【図3】同荷保管設備における出し入れ手段部分の要部の平面図である。
【図4】同荷保管設備における出し入れ手段部分の要部の一部切り欠き背面図である。
【図5】同荷保管設備における上動阻止体の駆動部分の平面図である。
【図6】同荷保管設備における出庫作用を示し、出し入れ装置が作動する前の概略側面図である。
【図7】同荷保管設備における出庫作用を示し、出し入れ装置が突入動したときの概略側面図である。
【図8】同荷保管設備における出庫作用を示し、出し入れ装置が持ち上げ動したときの概略側面図である。
【図9】同荷保管設備における出庫作用を示し、出し入れ装置が作動した後の概略側面図である。
【符号の説明】
1 荷
2 容器
3 パレット体
3a 縦部材上面(荷の上面)
3b 縦部材前面(荷の前面)
10 棚
12 収納部
13 棚板
14 欠如部
16 荷捌き部
17 支持部材
20 出し入れ手段
21 昇降体
22 箱状枠体
25 昇降駆動装置
28 昇降用ベルト
30 ドライブプーリ
32 ワイヤー
40 可動体
41 外可動部
42 内可動部
45 往復駆動装置
60 出し入れ装置
62 縦軸心
63 回転テーブル
65 テーブル駆動装置
66 中折れ腕装置
67 アーム体
68 作動軸
70 出し入れ具
71 位置決めピン
72 腕駆動装置
73 出力軸
80 架台
81 横動阻止体
83 上動阻止体
85 縦軸心
87 前面受け部
90 出退駆動手段
91 駆動モータ
94 遊転ローラ
96 ラック体
97 ピニオンギア
98 長孔

Claims (4)

  1. 荷を収納自在な収納部を有する棚と、前記収納部に対して荷を出し入れする出し入れ装置を有する出し入れ手段とが設けられ、前記出し入れ装置には、前記収納部に対して出退動自在な出し入れ具と、この出し入れ具とともに出退動し出し入れ具で支持した荷の上面に作用自在な上動阻止体が設けられていることを特徴とする荷保管設備。
  2. 出し入れ具には、荷を支持する部分から外れた箇所に架台が設けられ、この架台に、荷の上面に対して出退自在な上動阻止体と、この上動阻止体の出退駆動手段とが設けられていることを特徴とする請求項1記載の荷保管設備。
  3. 上動阻止体は、縦軸心の周りに回動することで荷の上面に対して出退自在に構成されるとともに、荷の上面に対して突出した時に荷の前面に対向される前面受け部が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の荷保管設備。
  4. 出し入れ手段は、昇降体と、この昇降体に設けた出し入れ装置とを有し、この出し入れ装置は、縦軸心の周りで回動すべく基端をして昇降体に配設した中折れ腕形式とされ、その遊端が荷の支持を行う出し入れ具に構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の荷保管設備。
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