JP2003001653A - 自己接着性のある吸水性フォーム - Google Patents
自己接着性のある吸水性フォームInfo
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Abstract
とのできる自己接着性のある吸水性フォームを提供する
ものである。 【解決手段】 吸水性フォームは、(メタ)アクリル酸
エステル単量体と官能基を有する単量体とからなるアク
リル系共重合体に、架橋剤が添加混合されたエマルジョ
ンが、発泡されて離型性シート上にコーテイングされ、
その後加熱乾燥固化されてなる独立気泡率5%以下のも
のである。なお、この際、官能基を有する単量体の重量
比率は、単量体の合計に対して1〜10重量%の量とす
るのが好ましい。
Description
面に添着し、その後剥離しても再添着が可能な吸水性フ
ォームに関する。
る窓枠等の腐食対策として、窓のガラス面およびサッシ
面などに使用される吸水テープが各社から製品化され上
市されている。このようなものは、吸水性のあるフエル
ト状不織布を用い、片面に粘着剤層を施したものであ
り、粘着剤層を窓のガラス面下部やアルミサッシ部に貼
着して使用するものであった。しかし、夏場などの不要
の時に、ガラス面またはサッシ面から剥離することにな
るが、気温の上昇により粘着剤の粘性が増加して、粘着
剤が残る糊残り現象が発生しまい、ガラス面またはサッ
シ面を汚してしまい、その除去には多大の労力を要する
ものであった。
を解決するためになされたものであって、ガラス面等に
何度も添着し直すことのできる自己接着性のある吸水性
フォームを提供するものである。
脂の組成ならびにその配合、製法を工夫することにより
片面が平滑で自己粘着性を有し、しかも水分の吸水性の
ある連続気泡構造を有する発泡構造(フォーム)を見出
し、このものを従来の水取りテープと同様の方法で使用
することにより極めて性能の良い物を安価に提供できる
ことを知見したものであり、すなわち本発明の自己接着
性のある吸水性フォームは、主として(メタ)アクリル
酸エステル単量体と官能基を有する単量体とからなるア
クリル系共重合体に、架橋剤が添加混合されたエマルジ
ョンが、発泡されて離型性シート上にコーテイングさ
れ、その後加熱乾燥固化されてなる独立気泡率5%以下
のものである。
重合手法によって重合されるものが好ましい。具体的に
は、(メタ)アクリル酸エステル単量体、前記単量体と
共重合可能で架橋剤と反応して架橋構造を形成できる官
能基を有する単量体を乳化剤の存在下、水を溶媒として
重合したものである。また、フォーム物性を調整するた
めに、(メタ)アクリル酸エステル単量体及び官能基を
有する単量体と共重合可能な他の単量体を加えて重合し
たものであってもよい。重合の際、必要に応じて重合開
始剤、連鎖移動剤等を加えながら温度条件を調整しなが
ら重合反応を行い、目的とするエマルジョンを調製す
る。この際、官能基を有する単量体の重量比率は、単量
体の合計に対して1〜10重量%の量が好ましく、1重
量%より少ないの場合、得られるフォームが充分に架橋
されず、耐水性が劣り、濡れた状態で引き剥がす時にフ
ォームが破断する虞があり、また逆に10重量%を超え
た場合では、架橋密度が上がりすぎ、フォーム表面の粘
着性(タック)が低下し接着力が悪くなるため好ましく
ない。
は、アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルを意
味し、(メタ)アクリル酸と、脂肪族アルコールや脂環
族アルコールや芳香族アルコールとの縮合物である。
は、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エ
チル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アク
リル酸iso−プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチ
ル、(メタ)アクリル酸iso−ブチル、(メタ)アク
リル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メ
タ)アクリル酸ヘプチル、(メタ)アクリル酸2−エチ
ルヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)ア
クリル酸n−ノニル、(メタ)アクリル酸iso−ノニ
ル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ウ
ンデシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アク
リル酸n−アミル、(メタ)アクリル酸iso−アミ
ル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸
ベンジル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル等であ
り、好ましくは(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)ア
クリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸iso−ノニ
ルが挙げられる。
ロスチレン、アクリロニトリル、酢酸ビニル、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、ブタジエン、イソプレン、クロロ
プレン等が挙げられる。
タ)アクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、フマル酸、
マレイン酸などのカルボキシル基含有単量体、メタクリ
ル酸グリシジルなどのエポキシ基含有単量体、N−メチ
ロールアクリルアミドなどのアミド基含有単量体が挙げ
られる。
通常単量体の合計100重量部に対して100〜200
重量部の水を使用し、乳化剤及び重合開始剤の存在下
で、場合により連鎖移動剤、各種電解質、pH調製剤と
うを添加することによって行われる。
ン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、カチオン系界
面活性剤、両性界面活性剤等の界面活性剤を1種以上使
用することができる。アニオン系界面活性剤としては、
脂肪酸のアルカリ金属塩、高級アルコールの硫酸エステ
ル塩、ポリオキシエチレン・アルキルエーテル硫酸塩、
ポリオキシエチレン・アルキルフェニルエーテル硫酸
塩、脂肪油の硫酸エステル塩、脂肪族アミンまたは脂肪
族アミドの硫酸塩、二塩基性脂肪酸エステルのスルホン
酸塩、脂肪族アミドのスルホン酸塩、アルキルまたはア
ルケニルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸
塩、アルキルスルホコハク酸塩、ホルマリン縮合ナフタ
レンスルホン酸塩、脂肪族アルコールのリン酸エステル
塩、ポリオキシエチレンアルキル(フェニル)エテルリ
ン酸エステル塩等が使用できる。この中でも特に、ラウ
リル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム、ジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム、
コハク酸ジアルキルエルテルスルホン酸ナトリウムが好
適に使用される。
シエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル、ポリオキシエチレンアリルエーテル、グ
リセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等が使用
できる。乳化剤の添加量としては、単量体成分に対して
0.5〜10重量%程度が一般的であり、好ましくは1
〜3重量%である。乳化剤の添加量が少なすぎると均一
に乳化重合することが困難になり、また多すぎると作製
されるフォームの耐水性が悪化するなどの弊害が発生す
る。
硫酸アンモニウム、過酸化水素、クメンハイドロパーオ
キサイド、イソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイ
ド、パラメンタンハイドロパーオキサイド、ベンゾイル
パーオキサイド、ジ−1−ブチルパーオキサイド、ジラ
ウロイルパーオキサイド等の過酸化物、アゾビスイソブ
チロニトリル、アゾビスイソバレロニトリル、アゾビス
イソカプロニトリル、アゾビス(フェニルイソブチロニ
トリル)等のアゾ化合物が使用できる。開始剤の添加量
はモノマーに対して0.03〜2重量%が好ましく、さ
らに好ましくは0.05〜1重量%の範囲である。開始
剤の添加量が少なすぎると重合時間がかかり過ぎたり、
製造される重合体の分子量が大きすぎ使用に適さないな
どの問題が発生する。また逆に重合開始剤の添加量が多
すぎると製造される重合体の分子量が低すぎて得られる
フォームが脆くなる等の問題が発生する。
架橋剤が添加混合され、本発明の架橋性エマルジョンと
なる。なお、架橋剤の添加時に架橋性エマルジョンの発
泡化を行ってもよい。また、架橋剤の添加前あるいは添
加と同時に、フォーム製造のための加工性向上、得られ
るフォームの諸特性の向上のために添加剤を加えること
ができる。
キシ化合物が使用される。例えば、(1)式に示したプ
ロピレングリコールジグリシジルエーテル(ナガノ化成
製デナコールEX−911がある)、(2)式で示した
N,N,N’,N’−テトラグリシジル−m−キシレン
ジアミン(三菱瓦斯化学社製テトラッド−Xがある)な
どが使用される。
剤、整泡剤、発泡助剤、ゲル化剤、難燃剤、粘着付与
剤、顔料、染料等が使用できる。また、エマルジョンの
改質としてアクリル系樹脂エマルジョンに加え他の樹脂
系エマルジョンをブレンドすることも可能であり、特に
引張強度の改良を目的にアクリル系樹脂エマルジョンの
一部を置換する形でウレタン系エマルジョンを加えるこ
ともできる。
グネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウ
ム、水酸化バリウム、クレー、カオリン、ガラス紛等が
使用できる。
キシジクロロフェニルメタン、ナトリウムペンタクロロ
フェネート、2,3,4,6−テトラクロロ−4−(メ
チルスルフォニル)ピリジン、2,3,5,6−テトラ
クロロ−4−(メチルスルフォニル)ピリジン、ビス
(トリブチル錫)オキサイド、ヘキサヒドロ−1,3,
5−トリエチル−s−トリアジン、銀錯体、亜鉛錯体等
が使用できる。
ム、アルキルスルホサクシネート、四級アルキルアンモ
ニウムクロライド等が使用できる。
ム、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウ
ム、ポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテル硫
酸ナトリウム等が使用できる。
化アンモニウム、炭酸アンモニウム等のアンモニウム
塩、アルキルフェノールアルキレンオキサイド付加物、
ポリビニルメチルエーテル、ポリプロピレングリコー
ル、ポリエーテルポリホルマール、メチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、シリコン系感熱化剤等が
使用できる
物、ハロゲンリン酸エステル系化合物、ポリリン酸アン
モニウム、三酸化アンチモン、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸
バリウム、水酸化アンモニウム、水酸化マグネシウム等
が使用できる。
への密着性を向上させるために添加するものでこれら粘
着付与剤としては、ガムロジン、トール油ロジン、ウッ
ドロジン、水添ロジン、不均化ロジン、重合ロジン、マ
レイン化ロジン、ロジングリセリンエステル、水添ロジ
ン・グリセリンエステルなどのロジン系樹脂及、テルペ
ン樹脂、テルペンフェノール樹脂、芳香族変性テルペン
樹脂などのテルペン系樹脂、脂肪族系石油樹脂、脂環族
系石油樹脂、芳香族系石油樹脂などの石油系樹脂、クマ
ロンインデン樹脂から選ばれる化合物が使用できる。
カーボングラック、べんがら、キナクリドン等を挙げる
ことができる。
ンを、発泡して架橋性発泡エマルジョンとする方法とし
ては、前記エマルジョン中に一定量の空気を混入しオー
クスミキサー、ホイッパー等により連続的又はバッチ式
に撹拌することにより行われる。こうして得られた架橋
性発泡エマルジョンはソフトクリーム状になる。
ート上にコーティングし、前記エマルジョンを加熱乾燥
固化させることによってフォームを形成するのである。
この際、アクリル系共重合体に含まれる官能基とエポキ
シ化合物に含まれるエポキシ基が反応し架橋構造が形成
されて、ガラス面やサッシ面から引き剥がす際に、引き
ちぎれないフォームとなる。
ルム、ポリエチレンフイルム、ポリプロピレンフイルム
等の樹脂フイルムの少なくとも片面に離型処理がなされ
たもの、紙の表面に離型処理された所謂離型紙を使用す
ることができる。なお、離型性シートは、得られたフォ
ームが、ガラス面、サッシ面に接着し易くする為に表面
(離型面)が十分に平滑であることが望ましい。
法としては、ロールコーター、リバースロールコータ
ー、スクリーンコーター、ドクターナイフコーター、コ
ンマナイフコーター等の一般に知られているコーテイン
グ装置が使用でき、特にドクターナイフコーターが塗布
厚み的に好適に使用される。この際、単層コーテイング
はむろんのこと、複層コーテイングとすることも何ら問
題はなく、複層とする場合、各々の層が同一種類のエマ
ルジョンでなくとも良い。
上にコーテイングされた架橋性発泡エマルジョンを乾
燥、架橋させることができる方法であるならば特に限定
されるものではなく、バッチ式にコーティングされるも
のであれば、通常の熱風循環型のオーブン等を使用で
き、連続的にコーティングされるものであれば、熱油循
環熱風チャンバー、遠赤外線ヒーターチャンバー等を使
用することができる。この際の乾燥温度は90℃〜18
0℃が適当であり、前記エマルジョンの性質、塗布量、
塗布厚み等により乾燥の条件は適宜選定される。また、
一定温度ではなく、初期は低温で内部から乾燥させ、後
期により高温で十分乾燥させるような多段階乾燥を行う
ことが特に好ましい。
み、硬度等は、気泡の混入比率、前記エマルジョンの組
成、固形分濃度、加熱乾燥固化の条件等により調整され
るものである。フォームの密度は、特に限定されるもの
ではないが、吸水性能の観点からフォーム密度は0.0
5〜0.25g/cm3の範囲であり、さらに好ましく
は0.08〜0.20g/cm3になるように発泡倍率
を調整することが好ましい。フォームの密度が低すぎる
と被着体からフォームを引き剥がす時に切れやすく、逆
に密度が高すぎると吸水性が劣るために好ましくない。
重計にて下記(3)式を用いて測定した値が5%より小
さくなることが好ましい。独立気泡率が5%より大きい
場合、水分の吸収が悪く、特にフォーム自体の比重が高
い場合は、独立気泡率をなるべく少なくし、連続気泡を
多く含むようなフォームとすることが好ましい。なお、
独立気泡率は、発泡倍率、発泡時の加熱条件を変化させ
ることで、適宜の値に調整することができる。
mmの範囲が好ましく、更に好ましくは2mm〜4mm
のものである。厚みが1.5mmより薄いものは、吸水
性能が十分でなく、少量の水しか吸収できない。また厚
みが5mmより厚いものは製造上均質なフォーム材を得
ることが難しい。
乾燥固化する際にエマルジョンの水分が離型性シートと
は逆面に一方的に蒸発し、この際に吸水に好適な連続気
泡セルを形成して有するものである。また、加熱固化の
際に樹脂成分が架橋反応をするため、得られたフォーム
は耐水性に優れたものとなる。さらに、平滑な離型性シ
ートにより接着面が形成されるので、ガラス等の面へ自
己接着しやすいのである。
吸水性フォームは、必要によって水分放散用のシートが
貼られる。そして、生産工程の最終段階で、離型フイル
ム、離型紙などの基材から剥離することも可能である
が、基材ごと細長く切断し、梱包出荷し、使用直前に離
型シートを剥離してガラス窓やサッシなどの所定の箇所
に貼着するなどの使われ方をするものである。
性のある吸水性フォームに関して詳細に説明するが、本
発明は以下に挙げる例に限定されるものではない。 (アクリル系共重合体の製造)重合釜に蒸留水2000
g入れ、その中に乳化剤としてラウリル硫酸ナトリウム
15g、表1に示すそれぞれの単量体指定量をそれぞれ
混合し、65℃に温度を調節し撹拌しながら炭酸カリウ
ム1g、過硫酸カリウム3gを徐々に加え10時間乳化
重合反応を行うことによりアクリル系共重合体エマルジ
ョンA〜Dを得た。
13、比較例1〜5)アクリル系共重合体エマルジョン
A〜Dを用いて表2及び表3、表4に示すように架橋
剤、添加剤を添加し混合撹拌し架橋性エマルジョンを調
製した。なお、実験に使用した架橋剤、添加剤は、整泡
剤A:ステアリン酸アンモニウム、整泡剤B:アルキル
スルホサクシネート、ゲル化剤:ポリプロピレングリコ
ール、架橋剤A:エポキシ系化合物(2官能)、架橋剤
B:エポキシ系化合物(4官能)、防腐剤:ジヒドロキ
シジクロロジフェニルメタン、難燃剤:水酸化アルミニ
ウム、粘着付与剤:ロジン系樹脂エマルジョン、顔料:
カーボンブラック水分散体黒顔料(固形分濃度 60重
量%)。
エマルジョンを、ホイッパーにて撹拌して約2倍の体積
になるように発泡を行い、得られた発泡エマルジョンを
ドクターナイフコーターにて約3mmの厚みでポリエチ
レンフタレートフィルム上にコーティングした。その後
150℃で8分間の加熱乾燥を行って固化した後、前記
フィルムを剥離して実施例1〜13、比較例1〜5のフ
ォームを得た。
の異なる吸水テープを参考例1〜3とした。 (イ):市販のフエルト素材に片面粘着剤層が積層され
ている吸水テープ (ロ):ウレタンスラブフォームの片面に粘着剤層が積
層されているもの。(ウレタンの密度20Kg/m3,厚み5m
m) (ハ):発泡ポリエチレンフォームの片面に粘着剤層が
積層されたもの。(ポリエチの発泡倍率35倍、厚み3
mm)
ンプル(フォーム)について、密度、吸水率(JISー
K6767B法に準拠して行い、吸水後表面に付いた水
滴を除去し直ちに重量の測定をおこなった。単位:g/
cm3)、独立気泡率(東京サンエンス社製空気比較式
比重計を用いて(3)式にて算出)を測定した。剥がれ
の状態については、サンプルを、25×20cmにカッ
トして、冬場の結露が発生するマンションのガラス面
(単層ガラス)に、0.1MPaの力で2秒間押しつ
け、1ヶ月放置した後に、引き剥がして、その状態を観
察した。その結果を表5に示す。
着を試みたところ、実施例1〜13、及び比較例3、5
のものは、最初の添着とほぼ同じ添着力だあった。ま
た、比較例3〜5ものは、独立気泡率が大きいために吸
水率が小さいものであった。
着性のある吸水性フォームは、粘着剤層を別途設ける必
要がないので、製造工程が非常に簡潔にでき、さらにガ
ラス面またはサッシ面に容易に脱着できしかも吸水性が
あるので窓の水滴をガラス面下部で吸収するような水取
りテープとして有用に使用できるものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 主として(メタ)アクリル酸エステル単
量体と官能基を有する単量体とからなるアクリル系共重
合体に、架橋剤が添加混合された架橋性エマルジョン
が、発泡されて離型性シート上にコーテイングされ、そ
の後加熱乾燥固化されてなる独立気泡率5%以下の自己
接着性のある吸水性フォーム。 - 【請求項2】 前記官能基がカルボキシル基であり、架
橋剤がエポキシ基を有する化合物である請求項1の自己
接着性のある吸水性フォーム。
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JP2001185712A JP5030337B2 (ja) | 2001-06-20 | 2001-06-20 | 自己接着性のある吸水性フォーム |
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