JP2002542353A - ポリウレタンの製造方法 - Google Patents

ポリウレタンの製造方法

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JP2002542353A JP2000612355A JP2000612355A JP2002542353A JP 2002542353 A JP2002542353 A JP 2002542353A JP 2000612355 A JP2000612355 A JP 2000612355A JP 2000612355 A JP2000612355 A JP 2000612355A JP 2002542353 A JP2002542353 A JP 2002542353A
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Abstract

(57)【要約】 少なくとも1種類のポリイソシアナートを、イソシアナート基に対して反応性の少なくとも2個の水素原子を有する少なくとも1種類の化合物と反応させることによるポリウレタンの製造方法において、少なくとも2個の活性水素原子を有する化合物として、アルキレンオキシドをH官能性開始剤物質に多金属シアン化触媒を用いて付加することにより得られた、少なくとも1種類のポリエーテルアルコールを用い、少なくとも1種類の金属塩の存在下に反応を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 ポリウレタンは大量に製造されている。この製造に用いられる重要な出発材料
は、ポリエーテルアルコールである。通常、ポリエーテルアルコールは低級アル
コールオキシド、特にエチレンオキシドおよびプロピレンオキシドをH官能性(
水素含有)開始剤分子に触媒的に付加することにより製造される。ここで用いる
触媒は、一般に、塩基性の金属水酸化物または塩であり、水酸化カリウムが工業
的に最重要である。
【0002】 軟質ポリウレタンフォームの製造に特に好ましく用いられる、ヒドロキシル価
が約26〜60mgKOH/gの長鎖ポリエーテルポリオールの合成では、連鎖
生長中に二次反応が起こり、鎖構造に欠陥が生じてしまう。これにより得られた
副生成物は不飽和成分とも呼ばれ、生成したポリウレタン材料の特性を損なう結
果を招く。特にOH価が1の不飽和成分は以下の結果を生ずる。 ・分子量が非常に小さいこと等のため、揮発性であり、従ってポリエーテルポリ
オールおよびこれから生成するポリウレタン、特に軟質ポリウレタンフォームに
おける揮発性成分の全体の割合が増大する。 ・ポリウレタンの架橋またはポリウレタンの分子量の増大を遅延または減少させ
、ポリウレタン製造における連鎖停止剤として作用する。
【0003】 従って、工業的には不飽和成分を可能な限り排除することが非常に好ましい。
【0004】 不飽和成分の含有率が低いポリエーテルアルコールを製造するための1つの方
法は、アルコキシル化触媒として、多金属シアン化物触媒、一般に亜鉛ヘキサシ
アノメタラートを使用することである。この様な触媒を用いたポリエーテルアル
コールの製造については多数の文献が存在する。旧東ドイツ特許出願公開第20
3735号、および第203734号各公報には亜鉛ヘキサシアノコバルタート
を用いたポリエーテルポリオールの製造法が記載されている。多金属シアン化触
媒を使用することにより、ポリエーテルポリオールの不飽和成分含有率を、約0
.003から0.009meq/gに低下させることが可能となる。これに対し
て、慣用の水酸化カリウム触媒を使用した場合、約10倍量(約0.03から0
.08meq/g)の不飽和成分含有率となる。
【0005】 亜鉛ヘキサシアノメタラートの製造法も公知である。このような触媒は、塩化
亜鉛等の金属塩の溶液を、アルカリ金属またはアルカリ土類金属シアノメタラー
ト、例えばカリウムヘキサシアノコバルタートと反応させることにより製造され
る。これにより懸濁液が得られるが、この懸濁液が沈殿した直後に水溶性のヘテ
ロ原子含有成分を添加するのが一般的である。この成分は出発溶液の片方または
双方に予め存在するものであってもよい。この水溶性ヘテロ原子含有成分の例に
はエーテル、ポリエーテル、アルコール、ケトンまたはこれらの混合物が挙げら
れる。同製造法は、例えば米国特許第3278457号、同第3278458号
、同第3278459号、同第3427256号、同第3427334号、同第
3404109号、同第3829505号、同第3941849号各明細書、ヨ
ーロッパ特許第283148号、同第385619号、同第654302号、同
第659798号、同第665254号、同第743093号、同第75571
6号、同第862947号、同第892002号各公報、米国特許第48430
54号、同第4877906号、同第5158922号、同第5426081号
、同第5470813号、同第5482908号、同第5498583号、同第
5523386号、同第5525565号、同第5545601号各明細書、日
本国特許第7308583号、同第6248068号、同第4351632号公
報及び米国特許出願公開第5545601号明細書に記載されている。
【0006】 多金属シアン化物触媒を用いて製造されたポリエーテルアルコールを用いるこ
との問題点は、水酸化物を触媒として用いた他のポリエーテルアルコールと比較
して反応性が低いことである。この不都合を排除するため、WO94/0351
9号公報では、多金属シアン化物触媒を用いて製造したポリエーテルアルコール
から触媒を除去し、これにアルカリ金属酸化物と水酸化物、および/またはアル
カリ土類金属酸化物と水酸化物を、0.5〜10ppmの量で添加することが提
案されている。
【0007】 しかしながら、多金属シアン化物触媒を用いて製造され、WO94/0351
9号公報に記載された化合物が添加されているポリエーテルアルコールは軟質ポ
リウレタンフォームの製造に使用できないことがわかっている。このように製造
されたフォームでは、試験片全体に激しい亀裂を生ずる。更にこのフォーム試験
片には顕著なこげ茶の変色が観察される。
【0008】 多金属シアン化物触媒を用いて製造されたポリエーテルアルコールに対する金
属化合物の添加を完全に省略すると、上述のように反応性が不十分となる。多く
の場合は亀裂を生ずる。触媒量、特に錫触媒量を増加させた場合には、亀裂の発
生は回避されるが、フォームが独立気泡となるのが一般的である。フォーム製造
業者により、ポリオール、触媒、発泡剤および助剤を含むA成分に添加する錫触
媒の量が大きく変化可能であるほどポリエーテルオールの発泡性が向上し、これ
と同時に十分な開放気泡構造、満足な機械特性および気泡の均一な気泡構造が得
られると考えられている。
【0009】 しかるに、本発明は多金属シアン化触媒を用いて製造され、製造中に上述のよ
うな不都合を伴わずに得られるポリエーテルアルコールの反応性を向上させるこ
とをその目的とする。
【0010】 本発明者等は、多金属シアン化物触媒を用いて製造されたポリエーテルアルコ
ールに金属塩を添加することにより上記目的が達成されることを見出した。
【0011】 すなわち、本発明は、アルキレンオキシドをH官能性開始剤物質に、多金属シ
アン化物触媒を用いて付加させることにより得られ、金属塩の添加を行うことに
より得られるポリエーテルアルコールを提供するものである。
【0012】 更に、本発明はイソシアナートを、少なくとも2個の活性水素原子を有する化
合物と反応させることによるポリウレタン、特に軟質ポリウレタンフォームの製
造方法であって、少なくとも2個の活性水素原子を有する化合物が、アルキレン
オキシドをH官能性開始剤物質に、多金属シアン化物触媒の使用により付加され
、金属塩が添加されるポリウレタンフォームの製造方法を提供するものである。
【0013】 更に、本発明はイソシアナートを、少なくとも2個の活性水素原子を有する化
合物と反応させることにより製造されるポリウレタン、特に軟質ポリウレタンフ
ォームの製造方法であって、少なくとも2個の活性水素原子を有する化合物がア
ルキレンオキシドをH官能性開始剤物質に、多金属シアン化物触媒の使用により
付加され、この反応が金属塩の存在下に行われるポリウレタンを提供するもので
ある。
【0014】 使用される金属塩は、式M(A+) (B−) で表され、 Mがアルカリ金属またはアルカリ土類金属、アンモニウムイオン、ホウ素、ア
ルミニウムまたは水素、 Xが有機または無機アニオンを意味し、 Aがカチオンの原子価、 Bがアニオンの原子価、および aおよびbが整数であり、かつこの化合物が電気的に中性であることが好まし
い。
【0015】 更に、使用される金属塩は、式M(A+) (B−) で表され、式中 M(A+)=Li、Na、K、Rb、Cs、NH 、Be2+
Mg2+、Ca2+、Sr2+、Ba2+(B−)=F、Cl、ClO、ClO 、ClO 、Br、I 、IO 、CN、OCN、NO 、NO 、HCO 、CO 、S2−、SH、HSO 、SO 2−、HSO 、SO 2−、S 2−、S 2−、S 2−、S 2−、S 2−、S 2− 、S 2−、HPO 、HPO 、HPO 2−、PO 、P 4−、(OC2n+1、(C2n−1、(C n+12n−22−(ただしn=1〜20)である化合物、これらの混
合塩または混合物であり、 Aがカチオンの原子価、 Bがアニオンの原子価、および aおよびbは整数であり、かつ電気的に中性な化合物であることが好ましい。
【0016】 特に、式M(A+) (B−) で表され、 M(A+)=Li、Na、K、NH 、Mg2+、Ca2+、 X(B−)=F、Cl、Br、I、NO 、HCO 、CO 、HSO 、SO 2−、HPO 、HPO 2−、PO 3−、(O
2n+1、(C2n−1、(Cn+12n−2 2− (ただしn=1〜20)である化合物、これらの混合塩または混合物であり
、 Aがカチオンの原子価、 Bがアニオンの原子価、および aおよびbが整数であり、かつ電気的に中性な化合物が好ましく使用される。
【0017】 特に好ましい例はカリウム塩、特に塩化カリウム、リン酸カリウム、酢酸カリ
ウムである。
【0018】 この様な塩は上記A成分に対して0.5〜50ppmの量で使用されるのが好
ましい。塩はポリエーテルアルコールに添加されるのが好ましく、ポリエーテル
アルコールの製造後、かつポリエーテルアルコールの精製工程前、更に、好まし
くは精製工程中に塩をポリエーテルアルコールに添加することが好ましい。しか
しながら、ポリエーテルアルコールの合成前に塩を添加することも可能であり、
塩を開始剤物質に添加することが好ましい。ポリエーテルアルコールの製造にお
いて、塩は不活性である。塩とポリエーテルアルコールとを最適に混合するため
に、双方を溶液状で添加することが好ましい。溶媒に水を使用することが可能で
あるが、まず塩をポリエーテルアルコールの一部に添加し、次いで得られた混合
物を残量のポリエーテルアルコールに添加することも可能である。
【0019】 本発明の好ましい実施の形態では、塩を発泡剤、特に水に添加することが可能
である。本発明の他の実施の形態では塩を触媒および/または助剤に添加しても
よい。本発明の更に他の実施の形態においては、塩をイソシアナート成分に添加
することも可能である。
【0020】 本発明において、金属塩を1種類を上回る成分に添加してもよい。
【0021】 上述のように、ポリエーテルアルコールの製造は、アルキレンオキシド、特に
エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、ビニルオキシラン
、スチレンオキシドまたはこれらのアルキレンオキシドの2種類以上の混合物を
触媒的に付加することにより行われる。本発明で使用される触媒はプロピレンオ
キシド、エチレンオキシドおよびこれらの混合物の付加反応に特に有効に使用さ
れる。
【0022】 使用される開始剤物質は上述したように、H−官能性化合物である。本発明の
ポリエーテルアルコールを製造するにあたり、二価および/または三価アルコー
ル、好ましくはエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、グリセロール、トリ
メチルプロパン、ペンタエリトリトール、水またはこれらの化合物の2種類以上
の全ての混合物が好ましく用いられる。
【0023】 触媒として使用される多金属シアン化化合物は、下式 M [M(CN)(A)・eL・f HO (I) で表され、式中 MはZn2+、Fe2+、Co3+、Ni2+、Mn2+、Co2+、Sn 2+ 、Pb2+、Mo4+、Mo6+、Al3+、V4+、V5+、Sr2+
4+、W6+、Cr2+、Cr3+、Cd2+、Hg2+、Pd2+、Pt 、V2+、Mg2+、Ca2+、Ba2+、Cu2+のいずれかの金属イオン
およびこれらの混合物、 MはFe2+、Fe3+、Co2+、Co3+、Mn2+、Mn3+、V 、V5+、Cr2+、Cr3+、Rh3+、Ru2+、Ir3+のいずれかの
金属イオンを意味し、 MおよびMは同一であっても異なってもよく、 Aはハロゲン化物、水酸化物、スルファート、カルボナート、シアン化物、チ
オチアナート、イソシアナート、シアナート、カルボキシラート、オキサラート
またはニトラートアニオン、 Lはアルコール、アルデヒド、ケトン、エーテル、ポリエーテル、エステル、
尿素、アミド、ニトリルまたはスルフィドのいずれかの水混和性配位子を意味し
、 b、cおよびdは、多金属シアン化化合物が電気的に中性となるように選択さ
れ、 eは配位した配位子の数、 fは配意した水分子の数を意味する。
【0024】 使用される触媒の例は、ヨーロッパ特許出願公開第654302号または同第
743093号各公報に記載のX線非晶質を示すものである。更に、触媒はヨー
ロッパ特許出願公開第755716号公報に記載されているようにX線回折パタ
ーンがX線結晶状であるものであってもよい。
【0025】 本発明で使用される触媒は、ヨーロッパ特許出願公開第555053号公報に
記載されているアルカリ金属またはアルカリ土類金属シアノメタラートから製造
されても、ヨーロッパ特許出願公開第862947号公報に記載されているシア
ノ金属酸から製造されてもよい。
【0026】 触媒は粉末状またはペースト状で使用される。ペーストの使用に関してはWO
97/26080号公報に記載されている。
【0027】 不活性有機および/または無機担体に多金属シアン化化合物が表面に施与され
るか、内部に導入されて得られた触媒を使用してもよく、または成形された材料
に触媒を含む形態で用いてもよい。
【0028】 アルキレンオキシド分子の添加は、通常の条件下、60〜180℃、好ましく
は90〜140℃、特に100〜130℃で、0〜15バール(0×10Pa
〜15×10Pa)、好ましくは0〜10バール(0×10Pa〜10×1
Pa)、特に好ましくは0〜5バール(0×10Pa〜5×10Pa)
の圧力範囲で行われる。開始剤物質/DMC混合物は、WO98/52689号
公報に記載されているようにアルコキシル化開始前にストリッピングを行うこと
により前処理してもよい。
【0029】 アルキレンオキシド分子の添加が終了した後、慣用の方法、通常は蒸留、スト
リームストリッピングまたはガスストリッピングにより未反応のアルキレンオキ
シドと揮発成分を除去し、および/または他の脱臭方法により後処理を行う。必
要に応じて更に濾過を行ってもよい。
【0030】 触媒を失活させてもよく、および/またはポリオールから除去してもよい。フ
ィルターを用いた処理が望ましい場合には、一般に触媒を濾別しおよび/または
遠心分離する。
【0031】 上述のように、本発明のポリエーテルアルコールをポリイソシアナートと反応
させ、ポリウレタン、好ましくはポリウレタンフォームおよび熱可塑性ポリウレ
タン、特に軟質ポリウレタンフォームを製造することが好ましい。この反応では
、ポリエーテルアルコールを単独で用いても、少なくとも2個の活性水素原子を
含む他の化合物との混合物として用いてもよい。
【0032】 本発明で使用されるポリイソシアナートは、分子中に2個以上のイソシアナー
ト基を有するればどのようなものであってもよい。脂肪族イソシアナート、例え
ばヘキサメチレンジイソシアナート(HDI)もしくはイソホロンジイソシアナ
ート(IPDI)、または好ましくは芳香族イソシアナート、例えばトリレンジ
イソシアナート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアナート(MDI)もし
くはジフェニルメタンジイソシアナートとポリフェニルポリメチレンポリイソシ
アナート(粗MDI)との混合物のいずれを用いてもよい。変性イソシアナート
として公知の、ウレタン、ウレトジオン、イソシアヌラート、アロファナート、
ウレトンイミン等の基の導入により変性されたイソシアナートを使用してもよい
【0033】 イソシアナート基に対して反応性の少なくとも2個の基を有する化合物は本発
明のポリエーテルアルコールとの混合物として使用されるが、この化合物として
はアミンおよびメルカプタンが使用可能であり、ポリオールが好ましく用いられ
る。ポリオールのうちでは、ポリエーテルポリオールおよびポリエステルポリオ
ールが工業的には最重要である。ポリウレタンの製造に用いられるポリエーテル
ポリオールは、通常、アルキレンオキシド、特にエチレンオキシドおよび/また
はプロピレンオキシドを塩基性触媒の作用により、H官能性開始剤分子へ付加す
ることにより製造される。一般に、ポリエステルポリオールは多官能性カルボン
酸と多官能性アルコールのエステル化により製造される。
【0034】 イソシアナートに対して反応性の少なくとも2個の基を含む化合物、必要に応
じて連鎖延長剤および/または架橋剤を含んでもよい。これらは分子量60〜4
00の、少なくとも2官能性のアミンおよび/またはアルコールである。
【0035】 発泡剤としては、水、およびウレタンの反応温度で気体であり、かつポリウレ
タン製造の出発材料に対して不活性の、物理的に活性な発泡剤として公知の化合
物およびこれらの混合物が一般的に使用される。ここで使用される物理的に活性
な発泡剤としては、炭素原子数2〜6の炭化水素、炭素原子数2〜6のハロゲン
化炭化水素、ケトン、アセトン、エーテルおよび不活性ガス、例えば二酸化炭素
または希ガスが挙げられる。
【0036】 使用される触媒は、特にアミン化合物および/または金属化合物、特に重金属
塩および/または有機金属化合物である。特に好ましくは公知第三級アミンおよ
び/または有機金属化合物が触媒として用いられる。適当な有機金属化合物の例
は、例えば錫化合物、例えば有機カルボン酸の錫(II)塩、例えば酢酸錫(I
I)、オクタン酸錫(II)、エチルヘキサン酸錫(II)およびラウリル酸錫
(II)、並びに有機カルボン酸のジアルキル錫(IV)塩、例えば二酢酸ジブ
チル錫、ジラウリル酸ジブチル錫、マレイン酸ジブチル錫、および二酢酸ジブチ
ル錫である。この目的で通常用いられる有機アミンの例は、トリエチルアミン、
1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、トリブチルアミン、ジメチル
ベンジルアミン、N,N,N´,N´−テトラメチルエチレンジアミン、N,N
,N´,N´−テトラメチルブタンジアミン、N,N,N´,N´−テトラメチ
ルヘキサン−1,6−ジアミン、ジメチルシクロヘキシアミン、ペンタメチルジ
プロピレントリアミン、ペンタメチルジエチレントリアミン、3−メチル−6−
ジメチルアミノ−3−アザペントール、ジメチルアミノプロピルアミン、1,3
−ビス(ジメチルアミノ)ブタン、ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテル
、N−エチルモルホリン、N−メチルモルホリン、N−シクロヘキシルモルホリ
ン、2−ジメチルアミノエトキシエタノール、ジメチルエタノールアミン、テト
ラメチルヘキサメチレンジアミン、ジメチルアミノ−N−メチルエタノールアミ
ン、N−メチルイミダゾール、N−ホルミル−N,N´−ジメチルブチレンジア
ミン、N−ジメチルアミノエチルモルホリン、3,3´−ビス(ジメチルアミノ
)ジ−n−プロピルアミンおよび/またはビス(2−ピペラジノイソプロピル)
エーテル、ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、ジメチルピペラジン、N,
N´−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミンおよび/またはトリス(N
,N−ジメチルアミノプロピル)−s−ヘキサヒドロトリアジン、4−クロロ−
2,5−ジメチル−1−(N−メチルアミノエチル)イミダゾール、2−アミノ
プロピル−4,5−ジメトキシ−1−メチルイミダゾール、1−アミノプロピル
−2,4,5−トリブチルイミダゾール、1−アミノエチル−4−ヘキシルイミ
ダゾール、1−アミノブチル−2,5−ジメチルイミダゾール、1−(3−アミ
ノプロピル)−2−エチル−4−メチルイミダゾール、1−(3−アミノプロピ
ル)イミダゾールおよび/または1−(3−アミノプロピル)−2−メチルイミ
ダゾール、好ましくは1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタンおよび/
またはイミダゾール、特に好ましくは1−(3−アミノプロピル)イミダゾール
、1−(3−アミノプロピル)−2−メチルイミダゾールおよび/または1,4
−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタンである。これらの触媒は単独でも、混
合物の形態でも使用可能である。
【0037】 使用される助剤および/または添加剤は、例えば離型剤、難燃剤、着色剤、充
填剤および/または補強剤である。
【0038】 ポリイソシアナート以外の全ての出発材料を合わせてポリオール成分を形成し
、これをポリイソシアナートと反応させてポリウレタンとする方法が工業的には
一般的に使用されている。
【0039】 ポリウレタンはワンショット法またはプレポリマー法により製造される。軟質
ポリウレタンフォームはスラブ状フォームまたは成形フォームのいずれの形態で
あってもよい。
【0040】 ポリウレタンの製造に使用される出発材料と、製造方法の概要についてはKuns
tstoffhandbuch、第7巻、「ポリウレタン」、カール−ハンサー出版、ミュンヘ
ン、ウィーン、第一版、1996、第二版、1983、および第三版、1993
に記載されている。
【0041】 DMC触媒により得られたポリエーテルアルコールを原料とし、塩の存在下で
製造された軟質フォームは、添加剤を使用せずに得られたフォームと比較して顕
著に向上した硬化挙動を示し、亀裂が発生しない。
【0042】 WO94/03519号公報に記載の方法により水酸化物を添加して得られた
ポリエーテルアルコールを加工しても軟質ポリウレタンフォームは得られない。
このように製造されたフォームは被検片全体にわたり著しい亀裂を有する。更に
顕著なこげ茶の変色も生ずる。
【0043】 これに対して、本発明によるポリエーテルアルコールを用いると、連続気泡割
合が大きく、空気の透過率が高く、亀裂を生じず欠陥のない気泡構造の軟質ポリ
ウレタンフォームが製造される。
【0044】 以下の実施例により本発明を更に説明する。
【0045】 [実施例1] 触媒の製造 7リットルのナトリウム形の強酸イオン交換体(Amberlite 252 Na、Rohm&Haas
)をイオン交換カラム(全長1m、容量7.7リットル)に導入した。次いで、
このイオン交換カラムに対し10%濃度の塩酸を、1時間あたり2カラム容積の
流動速度で、溶離液のNa含有率が1ppm未満となるまで9時間にわたり通過
させ、イオン交換体をH形とした。更にイオン交換体を、中性となるまで水で洗
浄した。
【0046】 このように再生したイオン交換体を実質的にアルカリを含まないヘキサシアノ
コバルト酸(H[Co(CN)])の製造に使用した。このため、ヘキサシ
アンコバルト酸カリウム(K[Co(CN)])の0.24M溶液をイオン
交換体に、1時間あたり1カラム容積の流動速度で通過させた。2.5カラム容
積通過後、ヘキサシアンコバルト酸カリウムを水に代えた。得られた2.5カラ
ム容積の溶液は平均的にヘキサシアノコバルト酸含有率4.5質量%、アルカリ
金属含有率1ppm未満であった。
【0047】 2000mlのヘキサシアノコバルト酸水溶液(H[Co(CN)含有率
:4.4質量%、K含有率:1ppm)を40℃に加熱し、次いで攪拌下に(ブ
レード攪拌子、500rpm)178.8gの酢酸亜鉛(II)水和物を600
gの水中に含む溶液と混合した。次いで、この懸濁液に、350gのtert−
ブタノールを添加した。懸濁液を40℃で更に30分間攪拌した。固体を吸引濾
過し、2000mlのtert−ブタノールを用い、濾過器上で洗浄した。この
ような処理により得られた固体を50℃にて16時間、減圧乾燥した。
【0048】 これにより得られた複金属シアン化物のX線回折パターンは、単斜晶構造を示
した。
【0049】 [実施例2] ポリエーテルアルコールの製造 以下の実施例では、開始剤物質として、グリセロールとプロピレンオキシドの
105℃におけるアルカリ触媒反応で得られた、ヒドロキシル価370mgKO
H/gのオリゴプロピレングリセロールを用いた。ヒドロキシル価はASTM
D 2849により測定した。
【0050】 605gのオリゴプロピレン−グリセロールを、実施例1で製造した触媒2.
14gと、窒素雰囲気下、攪拌型オートクレーブ内で混合した。オートクレーブ
の排気後、20gのエチレンオキシドと130gのプロピレンオキシドの混合物
を125℃で給送した。2.5バール(2.5×10Pa)への圧力増加が短
時間起こり、次いで即座に圧力降下が起こったことにより、反応がほぼ即座に開
始したことがわかった。10分後、反応器中には遊離したプロピレンオキシドも
エチレンオキシドも存在しなかった。565.5gのエチレンオキシドと369
0gのプロピレンオキシドの混合物を同温度で、圧力が2.6バール((2.6
×10Pa)(abs)を超過しないような速度で給送した。この給送工程は
わずか100分後に完了し、更に20分後に反応段階が完了しことが圧力シグナ
ルからわかった。
【0051】 このよう得られたポリエーテルオールを大容量濾過器を用いて一度に濾過した
。このポリオールのヒドロキシル価は48mgKOH/g、25℃における粘度
は632mPa・s、不飽和成分含有率は0.0044meq/g、亜鉛含有率
は23ppm、コバルト含有率は11ppmであった。
【0052】 [実施例3−7] ポリイソシアナート重付加物の製造 ポリオールA:実施例2に記載のポリエーテルアルコール ポリオールB:33%濃度の水酸化カリウム水溶液1gをポリオールA100
gと混合したもの ポリオールC:33%濃度のリン酸カリウム水溶液1gをポリオールA100
gと混合したもの Lupragen(登録商標)N201: 1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタ
ン(33%)のジプロピレングリコール(67%)中の溶液(BASF社) Lupragen(登録商標)N206: ビス−(2−ジメチルアミノエチル)エーテル
(70%)のジプロピレングリコール(30%)中の溶液(BASF社) Kosmus(登録商標)29: エチルヘキサン酸の錫(II)塩(Goldschmidt
社) Tegostab(登録商標)BF2370: シリコン安定剤(Goldschmidt社) Lupranat(登録商標)T80A: 2,4−/2,6−トリレンジイソシアナ
ート混合物(BASF社) 上述の出発材料を、表1に記載の割合で反応させた。
【0053】 まず、Lupranat(登録商標)T80A(イソシアナート)以外の全ての成分を
激しく混合しポリオール成分とした。次いでLupranat(登録商標)T80Aを攪
拌下に添加し、反応混合物を開放金型に注入し、発泡させてポリウレタンフォー
ムとした。フォームに関するデータを以下の表2に示す。
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年2月28日(2001.2.28)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ユンゲ,ディーター ドイツ、D−67227、フランケンタール、 ジャン−ガンス−シュトラーセ、38 (72)発明者 バウム,エーファ ドイツ、D−01987、シュヴァルツハイデ、 ルーランダー、シュトラーセ、123 (72)発明者 ハレ,カトリン ドイツ、D−01109、ドレスデン、ズィル ヒァシュトラーセ、4 (72)発明者 エルベス,イェルク ドイツ、D−76137、カールスルーエ、ヨ リーシュトラーセ、33 (72)発明者 オストロウスキー,トーマス ドイツ、D−44581、カストロップ−ラウ クセル、ヴァルデンブルガーシュトラー セ、16 (72)発明者 グロシュ,ゲオルク,ハインリヒ ドイツ、D−67098、バート、デュルクハ イム、ベルリナー、シュトラーセ、16 Fターム(参考) 4J005 AA12 BA00 BB01 BB02 4J034 DA01 DA03 DA07 DB03 DB04 DB05 DB07 DF01 DG02 DG03 DG04 DG05 DG08 DG09 DG14 DG18 HA01 HA06 HA07 HB07 HB09 HC03 HC12 HC17 HC22 HC34 HC35 HC46 HC52 HC61 HC63 HC64 HC67 HC71 HC73 KA01 KB01 KB02 KC02 KC04 KC07 KC08 KC13 KC17 KC18 KC22 KC26 KC32 KC35 KC36 KD01 KD02 KD04 KD06 KD07 KD08 KD11 KD12 KD15 KD21 KD25 KE01 KE02 NA01 NA02 NA03 NA05 NA07 QB15 QC01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1種類のポリイソシアナートを、イソシアナート
    基に対して反応性の少なくとも2個の水素原子を有する少なくとも1種類の化合
    物と反応させることによるポリウレタンの製造方法であって、少なくとも2個の
    活性水素原子を有する化合物として、アルキレンオキシドをH官能性開始剤物質
    に、多金属シアン化触媒を用いて付加することにより得られた少なくとも1種類
    のポリエーテルアルコールを用い、少なくとも1種類の金属塩の存在下に反応を
    行うことを特徴とするポリウレタンの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記金属塩が、式M(A+) (B−) で表され、式中 M=Li、Na、K、Rb、Cs、NH、Be、Mg、Ca、Sr、Ba、
    BまたはAl、 X=無機または有機アニオン、 Aがカチオンの原子価、 Bがアニオンの原子価を意味し、 aおよびbが整数であり、かつこの化合物が電気的に中性である請求項1に記
    載の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記金属塩が、式M(A+) (B−) で表され、式中 M(A+)=Li、Na、K、Rb、Cs、NH 、Be2+
    Mg2+、Ca2+、Sr2+またはBa2+、 X(B−)=F、Cl、ClO、ClO 、ClO 、Br、I 、IO 、CN、OCN、NO 、NO 、HCO 、CO 、S2−、SH、HSO 、SO 2−、HSO 、SO 2−、S 2−、S 2−、S 2−、S 2−、S 2−、S 2− 、S 2−、HPO 、HPO 、HPO 2−、PO 、P 4−、(OC2n+1、(C2n−1、(C n+12n−22−(ただしn=1〜20)、 Aがカチオンの原子価、 Bがアニオンの原子価、および aおよびbが整数である金属塩、その混合塩または混合物であり、かつこの化
    合物が電気的に中性である請求項1または2に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記金属塩が、式M(A+) (B−) で表され、 M(A+)=Li、Na、K、NH 、Mg2+、またはCa2+、 X(B−)=F、Cl、Br、I、NO 、HCO 、CO 、HSO 、SO 2−、HPO 、HPO 2−、PO 3−、(O
    2n+1、(C2n−1、または(Cn+1H2n−22−(ただしn=1〜20)、 Aがカチオンの原子価、 Bがアニオンの原子価、および aおよびbが整数である金属塩、その混合塩または混合物であり、かつこの化
    合物が電気的に中性である請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 金属塩を少なくとも2個の活性水素原子を有する化合物に溶
    解する請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 金属塩をポリイソシアナートに溶解する請求項1〜5のいず
    れかに記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 金属塩を少なくとも2個の活性水素原子を有する化合物に対
    して0.1〜50ppmの量で使用する請求項1〜6のいずれかに記載の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の製造方法により得られるポ
    リウレタン。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の製造方法により得られる軟
    質ポリウレタンフォーム。
  10. 【請求項10】 多金属シアン化物を触媒として用いた、H官能性化合物と
    アルキレンオキシドとの反応により得られ、少なくとも1種類の金属塩を含むポ
    リエーテルアルコール。
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