JP2002542226A - シクロプロピルアセトニトリルの製造方法 - Google Patents

シクロプロピルアセトニトリルの製造方法

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JP2002542226A JP2000612259A JP2000612259A JP2002542226A JP 2002542226 A JP2002542226 A JP 2002542226A JP 2000612259 A JP2000612259 A JP 2000612259A JP 2000612259 A JP2000612259 A JP 2000612259A JP 2002542226 A JP2002542226 A JP 2002542226A
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Abstract

(57)【要約】 ハロゲン化シクロプロピルメチル、ハロゲン化シクロブチル及び4−ハロ−1−ブテンの混合物で始める、作業工程の新規な組合せによるシクロプロピルアセトニトリルの製造及び回収の方法が開示される。本方法は実質的に純粋なシクロプロピルアセトニトリル及びハロゲン化シクロブチル、例えば、それぞれ95%より高い純度を有するシクロプロピルアセトニトリル及びハロゲン化シクロブチルの回収を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、ハロゲン化シクロプロピルメチルをシアン化物反応体と反応させる
ことによるシクロプロピルアセトニトリルの製造に関する。更に詳しくは、本発
明は、ハロゲン化シクロプロピルメチル、ハロゲン化シクロブチル及び4−ハロ
−1−ブテンの混合物に始まるシクロプロピルアセトニトリルの製造及び回収の
ための、作業工程の新規な組合せに関する。本方法は、実質的に純粋なシクロプ
ロピルアセトニトリル及びハロゲン化シクロブチル、例えば、それぞれ95%よ
り高い純度を有するシクロプロピルアセトニトリル及びハロゲン化シクロブチル
の回収を可能にする。
【0002】発明の背景 シクロプロピルアセトニトリルを製造するための種々の試みが、中間体である
臭化シクロプロピルメチル又は塩化シクロプロピルメチルのシアニド置換を経由
して進められてきた。例えば、Cartier及びBunceのJ.Am.Ch
em.Soc.,85,935(1963)では、エタノール中で臭化シクロプ
ロピルメチルをシアン化ナトリウムと反応させ、純粋なシクロプロピルアセトニ
トリルが分取ガスクロマトフラフィーを用いて20%の収率で単離されている。
Hanak及びEnsslinのAnnalen,697,100(1966)
では、同様の反応を実施して24%の収率が報告されているが;塩化シクロプロ
ピルメチルでは15%の収率しか得られなかった。実質的な改善については、M
ezzoni等によるJ.Med.Chem.,13,878(1970)に記
載されており、そこでは、ジメチルスルホキシド中70℃での、臭化シクロプロ
ピルメチルとシアン化ナトリウムとの反応により、煩雑な仕上げの後に、76%
収率でシクロプロピルアセトニトリルを得た。最後に、Pardo及びMori
zeのJCS Chem.Comm.,1982,1037には、実験データ、
すなわち反応条件は記載されていないが(in a communicatio
nal devoid of experimental data or r
eaction condition)、シクロプロピルアセトニトリルが、「
相間移動(phase−transfer)」を用いて臭化シクロプロピルメチ
ルから75%の収率で得られることが述べられている。
【0003】 所望のシクロプロピルアセトニトリルが得られるハロゲン化シクロプロピルメ
チルは、シクロプロパンメタノールから製造することができる。ハロゲン化シク
ロプロピルメチルの最も簡単な製造方法は、シクロプロパンメタノールをハロゲ
ン化水素水溶液に接触させることを含む。しかしながら、この方法は、所望のハ
ロゲン化シクロプロピルメチル(例えば臭化シクロプロピルメチル、沸点=10
6℃)の外に、ハロゲン化シクロブチル(例えば臭化シクロブチル、沸点=10
8℃)及び4−ハロ−1−ブテン(例えばブロモブテン、沸点=100℃)を含
む生成物を提供する。例えば、Roberts及びMazurのJ.Am.Ch
em.Soc.,72,2509(1951)を参照されたい。これらの副生物
は蒸留による分離が非常に困難であるが、この問題はハロゲン化シクロプロピル
メチル、ハロゲン化シクロブチル及び4−ハロ−1−ブテンと通常の有機溶媒と
の共沸混合物の生成により悪化する。従って、Cartier及びBunce(
上記参照)はシクロプロパンメタノールをPBr3 と−20℃で反応させて、臭
化シクロブチル及びブロモブテンで汚染された臭化シクロプロピルメチルを得た
。その他の研究者たちは、シクロプロパンメタノールをハロゲン化シクロプロピ
ルメチルに転化させるためのより選択性の高い試薬を用いることにより、そのよ
うな汚染と分離の問題を回避した。例えば、Mitani等のヨーロッパ特許出
願公開第0 858 988 Al号では、シクロプロパンメタノールはスルホ
ン酸エステル中間体に転化され、次いでこれは臭化物イオンで置換されて、良好
な収率と純度で臭化シクロプロピルメチルが得られている。Hrubiec及び
SmithのJ.Org.Chem.,49,431(1984)では、トリフ
ェニルホスフィン及びジメチルホルムアミドの存在下に臭素を使用して、シクロ
プロパンメタノールが臭化シクロプロピルメチルに転化された。ハロゲン化シク
ロプロピルメチル合成のためのこれら全ての方法は、困難な分離を必要とすると
いう欠点を有しているか、スルホン酸エステルなどの中間化合物を使用するか、
又は取り扱いが困難な廃棄物、例えば酸化トリフェニルホスフィンを発生するか
であることは明らかである。しかしながら、目的のニトリルの製造に用いるハロ
ゲン化シクロプロピルメチルの好ましい製造方法は、異性体分離の問題が克服さ
れた場合、シクロプロパンメタノールを水性ハロゲン化水素と反応させることで
ある。ハロゲン化化合物であるハロゲン化シクロプロピルメチル、ハロゲン化シ
クロブチル及び4−ハロ−1−ブテンの場合、ハロゲン化シクロプロピルメチル
、ハロゲン化シクロブチル及び4−ハロ−1−ブテンに対応するニトリル(又は
シアノ)化合物もまた、工業的規模では実質的に分離不能である。
【0004】 許容純度のハロゲン化シクロブチルもまた得難いものである。上記のように、
アルコール(即ち、シクロプロパンメタノール)の水性ハロゲン化水素との反応
は、転移化学反応によって、相当量のハロゲン化シクロブチルを生ずる。しかし
ながら、ハロゲン化シクロブチルは、工業的規模では、共生成されるハロゲン化
シクロプロピルメチル及び4−ハロ−1−ブテンから分離することができない。
純粋なハロゲン化シクロブチルは、シクロブタンカルボン酸のHunsdiec
ker反応による多段操作工程(a multistep procedure
proceeding)〔Dupont等のSyn.Comm.,20,10
11(1990)〕によって製造するのが明らかに最善である。この方法は、ハ
ロゲン化シクロプロピルメチル5〜8%で汚染されたハロゲン化シクロブチルを
生ずるが、化学量論量の高価な硝酸銀試薬及び有毒な四塩化炭素溶媒を使用する
【0005】要約 本発明者は、前述のごとく、シクロプロパンメタノールの水性ハロゲン化水素
との反応によって容易に得ることができる、ハロゲン化シクロプロピルメチル、
ハロゲン化シクロブチル及び4−ハロ−1−ブテンを含むハロゲン化物の混合物
から、純度が少なくとも90重量%、好ましくは少なくとも95重量%のシクロ
プロピルアセトニトリルの製造方法を開発した。本方法はまた、ハロゲン化シク
ロブチルを純度少なくとも90重量%、好ましくは少なくとも95重量%で回収
するのに利用することができる。本発明の第一の態様は、 (1)ハロゲン化シクロプロピルメチル、ハロゲン化シクロブチル及び4−ハ
ロ−1−ブテンを含む反応体混合物を、相間移動触媒の存在下に、アルカリ金属
シアン化物の水溶液と接触させて、(i)シクロプロピルアセトニトリル、ハロ
ゲン化シクロブチル、1−シアノ−3−ブテン及び相間移動触媒を含む有機相並
びに(ii)アルカリ金属ハロゲン化物、アルカリ金属シアン化物及び相間移動触
媒の溶液を含む水性相を含んでなる反応混合物を得; (2)工程(1)からの水性相(ii)から有機相(i)を分離し; (3)工程(2)からの有機相(i)をハロゲン元素と接触させて、シクロプ
ロピルアセトニトリル、ハロゲン化シクロブチル、4−シアノ−1,2−二ハロ
ゲン化ブタン及び相間移動触媒を含む反応混合物を得;そして (4)工程(3)の反応混合物を分別蒸留して、シクロプロピルアセトニトリ
ル及びハロゲン化シクロブチルを含む頂部蒸気生成物並びに4−シアノ−1,2
−二ハロゲン化ブタン及び相間移動触媒を含む底部蒸留残留物を得ること: を含んでなる各工程によるシクロプロピルアセトニトリルの製造方法を提供する
【0006】 当業者が認めるように、本方法に用いられるハロゲン化物及びハロゲン元素が
臭化物及び臭素であるとき、最善の結果が得られる。
【0007】 シクロプロピルアセトニトリル及びハロゲン化シクロブチルは、価値のあるフ
ァインケミカル及び医薬品製造における有用な化学中間体である。シクロプロピ
ルアセトニトリルの利用は、Carney及びWojtkunskiのOrg.
Prep.Proceed.Int.,,25(1973)、Ueno等のJ
.Med.Chem.,34,2468(1991)、Li等のJ.Med.C
hem.,39,3070(1996)及びJanusz等のJ.Med.Ch
em.,41,3515(1998)などの研究により説明されている。ハロゲ
ン化シクロブチルも同様に、Fox等のヨーロッパ特許出願公開第887344 Al号(981230)、RobinsonのPCT出願公開第98/349
15 Al号(980813)、MarfatのPCT出願公開第98/099
61 Al号(980312)、Myake及びNakanoの特開平7−17
3169号(950711)並びにDakkouri及びKehrerのChe
m.Ber.,114,3460(1981)などの研究を参照することにより
、有用であることが示される。
【0008】詳細な説明 本方法の第一の工程において、ハロゲン化シクロプロピルメチル、ハロゲン化
シクロブチル及び4−ハロ−1−ブテンの混合物は、相間移動触媒の存在下に、
アルカリ金属シアン化物、例えばシアン化ナトリウム及び/又はシアン化カリウ
ムの水溶液と接触させる。この工程は、ハロゲン化シクロプロピルメチル、ハロ
ゲン化シクロブチル及び4−ハロ−1−ブテンの混合物の、シクロプロピルアセ
トニトリル(沸点=148℃)、ハロゲン化シクロブチル(即ち、臭化シクロブ
チル、沸点=108℃)及び1−シアノ−3−ブテン(沸点=140℃)の混合
物への転化をもたらす反応条件下に実施する。この工程は、ハロゲン化シクロプ
ロピルメチル、ハロゲン化シクロブチル及び4−ハロ−1−ブテンの混合物を、
ハロゲン化物反応体であるハロゲン化シクロプロピルメチル、ハロゲン化シクロ
ブチル及び4−ハロ−1−ブテンのそれぞれのモル当たり、アルカリ金属シアン
化物少なくとも0.6モル、好ましくは1.2〜3モル、最も好ましくは1.5
モルと共に攪拌することにより最善の実施がなされる。シアン化物のもっと少な
い量での使用では非常に長い反応時間が必要となり、一方、シアン化物の範囲の
上端では反応はより迅速になるが、過剰のシアン化物は無駄になり、処理の問題
が存在する。アルカリ金属シアン化物の水溶液は、アルカリ金属水酸化物を5〜
50重量%、好ましくは27〜37重量%含有することができる。アルカリ金属
シアン化物は、好ましくはシアン化ナトリウム又はシアン化カリウムである。
【0009】 80℃及びそれ以上の温度での第一工程の操作は、臭化シクロブチルに相当な
シアン化物置換を生じさせて、シクロプロピルアセトニトリルから分離不能であ
るシアン化シクロブチルの生成に導く。その上、60℃よりずっと高い反応温度
では、反応混合物は相当に変色して、収率を低下させるタール状副生物を生成し
がちである。従って、選択的なシアン化物置換反応は、通常は60℃より低い温
度、好ましくは35〜55℃の温度で実施される。
【0010】 相間移動触媒の選択は限定的なものではなく、最も一般的に使用されるものが
効果的である。そのような触媒に関する論議については、Dehmlow及びD
ehmlowのPhase Transfer Catalysis,第2版、
Verlag.Chemie,Deerfield Beach,FL,198
3、を参照されたい。一般に、四級のアンモニウム塩及びホスホニウム塩、例え
ば、合計8〜64の炭素原子、好ましくは10〜36又はそれ以上の炭素原子を
含むハロゲン化物及び硫酸水素塩、並びに水酸化物が良好に機能する。これらに
は、硫酸水素テトラブチルアンモニウム、臭化テトラブチルアンモニウム、塩化
トリカプリル(メチル)アンモニウム(商品名「Aliquat336」として
入手可能)、塩化、臭化、ヨウ化又は水酸化ベンジル(トリメチル)アンモニウ
ム、臭化トリブチルヘキサデシルホスホニウム、臭化エチル(トリフェニル)ホ
スホニウム、塩化テトラブチルホスホニウム等が含まれる。ある種のノニオン性
相間移動触媒も知られており、これらもシアン化物置換工程で使用可能である。
そのようなノニオン性相間移動触媒の例には、18−クラウン−6、ジシクロヘ
キシル−18−クラウン−6等のクラウンエーテルが含まれ、またポリ(エチレ
ングリコール)及びそのエーテルなど、ある種のポリマー触媒もまた含まれる。
これらの触媒及びその他の多くの適当なものは、引用されたDehmlow及び
Dehmlowの刊行物で論議されている。
【0011】 好ましい相間移動触媒は炭素原子12〜36を含み、且つ一般式:
【0012】
【化2】
【0013】 を有しており、式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は同一又は異なっており、炭素
原子18以下のアルキル及びベンジルから選ばれ、且つXはアニオン、例えばC
l、Br、I、F、HSO4 、OH等である。
【0014】 触媒の量は、好都合な反応時間及び反応温度を与えるように選択すべきである
。従って、非常に少量の触媒では緩慢な反応となるし、温度を上昇させることに
よりこれを防止する試みは、非選択的な反応及び/又は分解などの問題に導くこ
とになろう。それ故、使用する触媒の量は60℃より低い、好ましくは40〜5
5℃の範囲の温度で適度の反応速度を与えるようにすべきである。使用する相間
移動触媒の量は、通常、反応体であるハロゲン化シクロプロピルメチル、ハロゲ
ン化シクロブチル及び4−ハロ−1−ブテンの合計重量に基づいて、5〜20重
量%、好ましくは7〜17重量%の範囲であろう。塩化トリカプリル(メチル)
アンモニウムは、7〜17重量%、好ましくは11〜13重量%の濃度(同じ基
準について)で使用すると、特に効果的な触媒である。
【0015】 第1の工程で用いられるハロゲン化シクロプロピルメチル、ハロゲン化シクロ
ブチル及び4−ハロ−1−ブテンの混合物は、シクロプロパンメタノールを、−
20〜35℃の範囲の温度でハロゲン化水素水溶液に接触させることにより製造
することができる。反応は穏やかな発熱であり、従って、好ましくは−5〜10
℃の間の温度で行なうのがよい。反応時間は、生成物が初期の均一混合物から分
離するのに必要な温度及び時間により支配される。−5〜10℃の範囲の温度で
は、通常、少なくとも4時間で、且つ24時間以内の時間が必要とされる。5℃
で約12〜14時間の反応時間が良好な結果をもたらすものとして見出された。
【0016】 ハロゲン化水素水溶液の濃度は、ハロゲン化水素20〜48重量%、好ましく
はハロゲン化水素30〜48重量%の範囲であるのがよい。ハロゲン化水素は、
好ましくは、HBr30〜48重量%を含む水溶液の形態で供給されることので
きる臭化水素である。そのアルコールに比例して使用されるハロゲン化水素の量
は、反応収率を大きく決定する。例えば4倍過剰モルのHBrは、ハロゲン化シ
クロプロピルメチル、ハロゲン化シクロブチル及び4−ハロ−1−ブテンの理論
的可能量の約80%を生成する。より少ない量では比例してより少ない収率をも
たらし、2倍過剰では理論量の約40%を生成するに過ぎない。シクロプロパン
メタノール反応体について3.5〜5倍過剰の48%水性HBrを使用すること
が、良好な結果をもたらすことが見出された。
【0017】 シクロプロパンメタノールの水性ハロゲン化水素との反応は、ハロゲン化生成
物であるハロゲン化シクロプロピルメチル、ハロゲン化シクロブチル及び4−ハ
ロ−1−ブテンを含有する有機相並びにハロゲン化水素水溶液を含有する水性相
を含む2相液体系を形成する。従って、粗生成物はデカンテーションにより回収
することができる。ハロゲン化生成物であるハロゲン化シクロプロピルメチル、
ハロゲン化シクロブチル及び4−ハロ−1−ブテンの相対的重量は、ハロゲン化
シクロプロピルメチル、ハロゲン化シクロブチル及び4−ハロ−1−ブテンの合
計重量=100%に基づいて、典型的には、ハロゲン化シクロプロピルメチル4
0〜60%、ハロゲン化シクロブチル30〜50%及び4−ハロ−1−ブテン5
〜10%の範囲である。
【0018】 ハロゲン化物であるハロゲン化シクロプロピルメチル、ハロゲン化シクロブチ
ル及び4−ハロ−1−ブテンの製造に使用するシクロプロパンメタノールは、米
国特許第5,475,151号に記載された方法に従って、コバルト又はニッケ
ル触媒の存在下に、シクロプロパンカルボキシアルデヒド(CPCA)の水素化
により容易に得られる。CPCAは、米国特許第5,502,257号に記載さ
れているように、2,3−ジヒドロフランの熱異性化によって製造することがで
きる。
【0019】 臭化シクロブチルからそのニトリルの蒸留分離は簡単ではあるが、低レベルの
ブテニルニトリル、すなわち1−シアノ−3−ブテンが存在するという問題があ
る。非常に効率のよい蒸留によれば1−シアノ−3−ブテンからシクロプロピル
アセトニトリルは分離されるが、ハロゲン元素がシアン化物置換反応の粗生成物
に添加されて、1−シアノ−3−ブテンが選択的に1−シアノ−3,4−ジブロ
モブテンに転化される場合、その分離は遥かに容易である。従って本発明方法の
工程3には、シクロプロピルアセトニトリル、ハロゲン化シクロブチル及び1−
シアノ−3−ブテンの混合物を含む工程1の有機相を十分なハロゲン元素、例え
ば塩素又は、好ましくは臭素、と接触させて、1−ジアノ−3−ブテンを1−シ
アノ−3,4−ジブロモブタンに転化させることが含まれる。工程1の有機相に
添加されるハロゲンの量は、通常、存在する1−シアノ−3−ブテンのモル当た
り少なくとも1モル、好ましくは1〜1.2モルのハロゲンである。工程3は−
10〜30℃、好ましくは10〜25℃の温度で実施することができる。
【0020】 本方法の工程4には、実質的に純粋なシクロプロピルアセトニトリル及び/又
はハロゲン化シクロブチルを含む頂部蒸気生成物並びに4−シアノ−1,2−二
ハロゲン化ブタン及び相間移動触媒を含む底部蒸留残留物を得るために、工程3
からの生成混合物を分別蒸留することを含む。その蒸留は、好ましくは、ハロゲ
ン化水素の腐食及び蒸留物汚染を防止するために酸掃去剤の存在下に実施され、
及び/又は減圧で、例えば6.65kPa (50トル)程度の低圧で、好ましくは
約6.65kPa 〜13.30kPa (50〜100トル)の範囲の圧力で、従って
ハロゲン化水素生成が最小になる低温で蒸留が実施される。この蒸留に使用する
ことができる酸掃去剤の例には、有機アミン、例えばトリアルキルアミン、トリ
エタノールアミン、ピリジン等、アミド、例えばN−メチルピロリドン及びN−
シクロヘキシルピロリドン並びに/又は無機塩基、例えば重炭酸ナトリウムもし
くはカリウム、炭酸ナトリウムもしくはカリウム及び強塩基のカルボン酸塩、例
えば酢酸ナトリウムが含まれる。好ましい酸掃去剤は、蒸留される粗生成物の、
何れの成分の沸点よりも高い沸点を有する、トリアルカノールアミンを包含する
トリアルキルアミンであり、例えば周囲圧で沸点約100〜250℃を有するト
リアルキルアミンである。必要な酸掃去剤の典型的な量は、酸掃去剤:粗生成物
の重量比が0.001:1〜0.1:1の範囲である。
【0021】 本発明の方法は、原則として、臭化物か又は塩化物の何れかを用いて実施する
。しかしながら、より反応性の低い塩化物の使用は、相間移動シアン化物置換反
応においてそれだけ高い温度を必要とし、その結果、分離を困難にし生成物の収
率を低下させる、黒ずんだタール状副生物の生成をもたらす。従って臭化物の使
用が塩化物の使用よりも好ましい。
【0022】 本発明により提供される方法は、以下の実施例によりさらに説明する。ガスク
ロマトグラフ(GC)分析は、30m DB−Wax及び30m DB−17細
管カラムを用いたHewlett−Packard 5890シリーズIIガスク
ロマトフラフィーによって実施された。得られる生成物の同定は、核磁気分光測
定(spectrometry)及びガスクロマトグラフィー−質量分光測定に
よって、基準試料との比較により確証した。実施例中に記載する百分率は、別段
の記載がない限り重量基準である。
【0023】工程1 フラスコに攪拌機、還流凝縮器、温度計を装備し、水75ml及びシアン化ナト
リウム36.8g(0.75モル)を充填した。攪拌を開始し、塩化トリカプリ
ル(メチル)アンモニウム(ALIQUAT336相間移動触媒)8.5gを添
加し、続いて、臭化シクロプロピルメチル55.7%、ブロモシクロブタン37
.2%及びブロモブテン7.1%を含む臭化物生成混合物67.5g(0.50
モル)を添加した。混合物はゆっくり発熱して約50℃になった。約1時間後、
混合物の温度を45℃に保持するために加熱を開始した。7時間後、有機層のガ
スクロマトグラフ分析は、臭化シクロプロピルメチル及び4−ブロモ−1−ブテ
ン(すなわちブロモブテン)が消費され、臭化シクロブチルは不変であり、そし
てシクロプロピルアセトニトリル及び1−シアノ−3−ブテンが生成したことを
示した。シクロプロピルアセトニトリル:1−シアノ−3−ブテンの比(面積%
)は88:12であった。シアノシクロブタンの僅かな痕跡(1面積%より少な
い)が検出された。
【0024】 工程1に用いた臭化物の生成混合物は次のような手順により製造した:2リッ
トルフラスコに48%水性HBr1350g(912ml、8.1モル)を充填し
た。HBrを攪拌しながら冷却し、シクロプロパンメタノール140g(2モル
)を5〜10℃で1時間にわたって添加した。最初透明な混合物はその添加の終
了までに相分離し始めた。混合物を更に1時間攪拌し、次いで攪拌を停止して、
混合物を5℃で16時間静置した。得られた下部生成物相を抜き取り、水で2回
洗浄し、ガスクロマトフラフィー及びNMR分光分析により分析した。これらの
分析は、生成物の組成がブロモブテン7.1%、ブロモシクロブタン37.2%
及び臭化シクロプロピルメチル55.7%であることを認定した。収量:216
g(82%)。この生成物はそれ以上の処理なしに工程1に用いた。
【0025】工程2及び3 工程1からの有機相を分離し、ブラインで2回洗浄して、攪拌しながら10℃
に冷却した。臭素8.8g(2.8ml、0.055モル)を20分にわたって滴
下した。更に22℃で30分の後、ガスクロマトグラフ分析は、辛うじて検出可
能な量の1−シアノ−3−ブテンが残留しているのみであることを示した。ブロ
モシクロブタン及びシクロプロピルアセトニトリルは不変であった。
【0026】工程4 粗生成物を、ガラスリングを充填した40.6cm(16in)のカラムによって
蒸留した。還流比約8:1を用いた11.97kPa (90トル)での生成物の蒸
留では、沸点43〜48℃の含水ブロモシクロブタンが得られた。乾燥後、ブロ
モシクロブタン生成物は17.7g(理論量の79%)の重量であった。3.3
25〜3.99kPa (25〜30トル)でのさらなる蒸留によって、沸点45〜
50℃でシクロプロピルアセトニトリルが得られた;収率:18.7g(理論量
の84%)。両生成物は、基準試料に極めて一致したガスクロマトグラフ滞留時
間及びNMRスペクトルを有していた。
【0027】 本発明を、その好適な態様を特に参照して詳細に記載してきたが、本発明の精
神及び範囲内において、変形や修正が可能であることは理解されたい。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)ハロゲン化シクロプロピルメチル、ハロゲン化シクロ
    ブチル及び4−ハロ−1−ブテンを含む反応体混合物を相間移動触媒の存在下に
    、アルカリ金属シアン化物の水溶液と接触させて、(i)シクロプロピルアセト
    ニトリル、ハロゲン化シクロブチル、1−シアノ−3−ブテン及び相間移動触媒
    を含む有機相並びに(ii)アルカリ金属ハロゲン化物及びシアン化物並びに相間
    移動触媒の溶液を含む水性相を含んでなる反応混合物を得; (2)工程(1)からの水性相(ii)から有機相(i)を分離し; (3)工程(2)からの有機相(i)をハロゲン元素と接触させて、シクロプ
    ロピルアセトニトリル、ハロゲン化シクロブチル、4−シアノ−1,2−二ハロ
    ゲン化ブタン及び相間移動触媒を含む反応混合物を得;そして (4)工程(3)の反応混合物を分別蒸留して、シクロプロピルアセトニトリ
    ル及びハロゲン化シクロブチルを含む頂部蒸気生成物並びに4−シアノ−1,2
    −二ハロゲン化ブタン及び相間移動触媒を含む底部蒸留残留物を得ること: を含んでなる各工程によってシクロプロピルアセトニトリルを製造する方法。
  2. 【請求項2】 工程1で使用する反応体混合物が、ハロゲン化シクロプロピ
    ルメチル、ハロゲン化シクロブチル及び4−ハロ−1−ブテンの合計重量=10
    0%に基づいて、ハロゲン化シクロプロピルメチルを40〜60%、ハロゲン化
    シクロブチルを30〜50%及び4−ハロ−1−ブテンを5〜10%含む請求項
    1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 (1)相間移動触媒の存在下、臭化シクロプロピルメチル、
    臭化シクロブチル及び4−ブロモ−1−ブテン(ブロモブテン)を含む反応体混
    合物をアルカリ金属シアン化物の水溶液と接触させて、(i)シクロプロピルア
    セトニトリル、臭化シクロブチル、1−シアノ−3−ブテン及び相間移動触媒を
    含む有機相並びに(ii)アルカリ金属ハロゲン化物及びシアン化物及び相間移動
    触媒の溶液を含む水性相を含む反応混合物を得; (2)工程(1)からの水性相(ii)から有機相(i)を分離し; (3)工程(2)からの有機相(i)を臭素元素と接触させて、シクロプロピ
    ルアセトニトリル、臭化シクロブチル、4−シアノ−1,2−二臭化ブタン及び
    相間移動触媒を含む反応混合物を得;そして (4)工程(3)の反応混合物を分別蒸留させて、シクロプロピルアセトニト
    リル及び臭化シクロブチルを含む頂部蒸気生成物並びに4−シアノ−1,2−二
    臭化ブタン及び相間移動触媒を含む底部蒸留残留物を得る ことを含んでなる各工程によってシクロプロピルアセトニトリルを製造する方法
  4. 【請求項4】 工程(1)が、臭化シクロプロピルメチル、臭化シクロブチ
    ル及びブロモブテンの合計重量=100%に基づいて、臭化シクロプロピルメチ
    ル40〜60%、臭化シクロブチル30〜50%及びブロモブテン5〜10%を
    含む反応体混合物を、相間移動触媒の存在下に35℃〜55℃の温度でアルカリ
    金属シアン化物の水溶液と接触させて、(i)シクロプロピルアセトニトリル、
    臭化シクロブチル、1−シアノ−3−ブテン及び相間移動触媒を含む有機相並び
    に(ii)アルカリ金属ハロゲン化物及びシアン化物並びに相間移動触媒の溶液を
    含む水性相を含んでなる反応混合物を得る工程であって;アルカリ金属シアン化
    物の水溶液が、臭化シクロプロピルメチル、臭化シクロブチル及びブロモブテン
    のそれぞれのモル当たり、アルカリ金属シアン化物を1.2〜3モル含む請求項
    3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 工程(1)が、臭化シクロプロピルメチル、臭化シクロブチ
    ル及びブロモブテンの合計重量=100%に基づいて、臭化シクロプロピルメチ
    ル40〜60%、臭化シクロブチル30〜50%及びブロモブテン5〜10%を
    含む反応体混合物を、臭化シクロプロピルメチル、臭化シクロブチル及びブロモ
    ブテンの合計重量に基づいて7〜17重量%の相間移動触媒の存在下に、35℃
    〜55℃の温度で、シアン化ナトリウム又はシアン化カリウムから選ばれるアル
    カリ金属シアン化物の水溶液と接触させて、(i)シクロプロピルアセトニトリ
    ル、臭化シクロブチル、1−シアノ−3−ブテン及び相間移動触媒を含む有機相
    並びに(ii)アルカリ金属ハロゲン化物及びシアン化物並びに相間移動触媒の溶
    液を含む水性相を含んでなる反応混合物を得る工程であって;シアン化ナトリウ
    ム又はシアン化カリウムの水溶液が、臭化シクロプロピルメチル、臭化シクロブ
    チル及びブロモブテンのそれぞれのモル当たり、シアン化ナトリウム又はシアン
    化カリウムを1.2〜3モル含有し、そして相間移動触媒が炭素原子12〜36
    を含み、且つ一般式: 【化1】 (式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は同一又は異なっており、炭素原子18以下
    のアルキル及びベンジルから選ばれ、且つXはアニオンである) を有し;そして 工程3が、工程2からの有機相(i)を−10℃〜30℃の温度で臭素元素と
    接触させ、シクロプロピルアセトニトリル、ハロゲン化シクロブチル、4−シア
    ノ−1,2−二臭化ブタン及び相間移動触媒を含む反応混合物を得ることを含ん
    でなる工程であって、存在する1−シアノ−3−ブテンのモル当たり1〜1.2
    モルの臭素を工程2からの工程(i)の有機相に添加する請求項3に記載の方法
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