JP2002542172A - マイクロカプセル化した農薬 - Google Patents
マイクロカプセル化した農薬Info
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Abstract
Description
を芯材として含み、農薬成分放出の制御性、安全性、作業性等に優れたマイクロ
カプセル、それを含む組成物、その製造法及び施用方法に関する。
、耐候性及び安全性を改良すべく、種々のマイクロカプセル化農薬が提案されて
いる。
カプセルが数種類存在する。このような液状芯材タイプのマイクロカプセルにつ
いては、乳化分散により農薬液滴を形成後、その液滴に所望の厚みをもって壁剤
を被覆させ得る技術が開発され、困難を伴うことなく実用化されている。しかし
ながら、粉末状、粒状等の固体農薬については、その粒子サイズ及び形状を十分
に且つ平滑表面を有するものに調製することが極めて困難であることが主要因と
なり、満足できる特性を有するマイクロカプセルが提供されるには至っていない
。ところが、実用に供されている農薬には固体のものが多く、特に近年、極微量
で著効を呈する固体農薬が種々製造販売されている。
アミノ樹脂プレポリマーと水溶性カチオニック尿素樹脂とをアニオニック界面活
性剤の存在下に縮合させてなる樹脂を膜材とする疎水性農薬のマイクロカプセル
(特公平2−29642号、特開昭59−6813号公報等)が開示されている
。しかしながら、これらの従来技術によるマイクロカプセル化農薬は、およそ1
0〜20日以内程度の短期間にその成分が溶出してしまうものであり、特に上述
のように強力な固体農薬が内包された場合には強い薬害を生じる可能性があり、
植物の播種直後の幼弱な時期に施用すると、その溶出成分によって甚大なダメー
ジが引き起こされて損失を招きかねないものであった。また、かかる発明におい
て、好ましい形状を有するマイクロカプセルを製造するには、製造作業従事者に
対して悪影響を及ぼす可能性のある疎水性溶媒を使用することが必要である等、
製造時の安全性や製造コストにおいて不利益をもたらし得るものであった。
に、液体に混和しうる、尿素、チオ尿素若しくはメラミン−ホルムアルデヒドプ
レポリマー又はその組合わせを添加し、これを硬化せしめて得られるマイクロカ
プセルに関する発明が開示されている。このマイクロカプセルは、雑草防除、目
的の領域外への農薬成分浸出の低減、すなわち、土壌での残留性の向上、そして
薬害の防止を目的として製造されたものであるが、その徐放性、特に散布後比較
的初期の段階における徐放性の制御は不十分である。
activator)を含む)、殺虫剤、除草剤、植物成長調整剤等が包含さ
れるが、それぞれの薬効の発揮が望まれる時期は一致していない。例えばイネを
栽培する場合には一般的に、苗箱への播種から発芽及び発根させる時期には比較
的作用が穏やかな殺菌剤を施用してウイルスや微生物による害を妨げ、ついで茎
及び歯の徒長を伴う緑化期には必要に応じて殺虫剤によって病害虫からの攻撃を
退け、その後本田への移植の直前に殺虫・殺菌剤を施用し、移植してからは除草
剤等を併用することで、収穫の向上が図られる。特に耕地面積の広い大規模な農
家にあっては、栽培・生育工程における省力化のため、必要に応じてその都度目
的の農薬を施用するのでなく、できる限り少ない施用回数でより狭い面積に対し
て、好ましくは苗箱での播種・潅水時、緑化期あるいは移植後に一度で、農薬施
用が完了することが望ましい。そうすれば、移植後に広大な本田へ農薬を施用す
る労力を低減することができ、非常に好都合である。
れたマイクロカプセルに封入したものであれば、植物の幼弱期における薬害の発
現を回避できるだけでなく、薬効発揮が望まれる前に有効成分を流出させてしま
う無駄を排除することが可能となる。更に、別々に施用する必要のある配合忌避
関係の農薬を組合わせて用いても薬剤の分解を防止できるという効果が期待され
る。実際に、そのような組合わせは、農薬間の相互作用により、しばしば分解す
るものであるが、マイクロカプセルをかかる組合わせの少なくとも一成分につい
て用いれば、異なる農薬を単一の通常の組成物に使用できず、別々に施用しなけ
ればならないような場合でも、薬剤の分解を防止することができる。
向上をもたらし、しかも薬害の発現を低減することができる、固体農薬を内包す
るマイクロカプセルを提供することをその目的とする。
するマイクロカプセルを提供するものである。本発明のマイクロカプセルは、ナ
フタレンスルホン酸及び/若しくはアルキルナフタレンスルホン酸とホルムアル
デヒドとの縮合物又はその塩である分散剤の存在下、所定の難水溶性を呈するメ
ラミン・ホルムアルデヒド樹脂系プレポリマーを重縮合させることによって製造
される。
若しくはアルキルナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合物又はその
塩である分散剤の存在下に、難水溶性メラミン−ホルムアルデヒド樹脂系プレポ
リマー(該難水溶性メラミン−ホルムアルデヒド樹脂系プレポリマー100g(
固形重量分)に対する水の溶解量が25℃で2000g以下である)を重縮合さ
せることにより形成される樹脂が壁材として被覆されることを特徴とするマイク
ロカプセルである。
リウム−ホルムアルデヒド縮合物であることが望ましい(本願第二発明)。かよ
うな分散剤を用いることにより、前記難水溶性メラミン−ホルムアルデヒド樹脂
系プレポリマー同士の凝集が起こることなく、芯材の固体農薬と、プレポリマー
の重縮合に伴って生成するマイクロカプセルの双方を、反応液中にて好ましい状
態で単分散させることができる。
れる(本願第三発明)。
。このマイクロカプセルは望ましい除放性を有しているので、イネの生育期、特
に薬害により甚大な損傷を受けやすい播種直後から移植前までのイネの薬害に対
する感受性がもっとも強い幼弱期、に施用しても悪影響を及ぼすことなく、マイ
クロカプセル化した農薬成分を施用することができる。
、本発明のマイクロカプセルの芯材に好適に使用される(本願第五発明)。かか
る固体農薬を芯材としてマイクロカプセルは、その除放性からイネに対する施用
にも好ましいものである。
ホン酸及び/若しくはアルキルナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮
合物又はその塩である分散剤を溶解し、得られた溶液に攪拌しながら、難水溶性
メラミン−ホルムアルデヒド樹脂系プレポリマー(該難水溶性メラミン−ホルム
アルデヒド樹脂系プレポリマー100g(固形分重量)に対する水の溶解量が2
5℃で2000g以下である)を添加した後、固体農薬を添加し酸性下に該プレ
ポリマーの重縮合反応を行う工程を含むことを特徴とする方法である。かかる工
程を含む製造方法によって、目的とするマイクロカプセルを提供することが可能
となる。
0重量%、分散剤が1〜20重量%、及び難水溶性メラミン−ホルムアルデヒド
樹脂系プレポリマーが1〜60重量%の量で用いられるとよい(本願第七発明)
。このような反応液を用いることにより、個々の固体農薬が単分散し、各々の粒
子を均質に樹脂で被覆するように、プレポリマーを重縮合させることができる。
酸ナトリウム−ホルムアルデヒド縮合物を用いるのが好ましく(本願第八発明)
、前記固体農薬は、20℃以上の融点を有するものである(本願第九発明)こと
が好ましい。そして前記製造方法によって、イネの生育用のマイクロカプセルと
して所望の特性を具備したものを製造することができる(本願第十発明)。かよ
うな製造方法において用いられる固体農薬として特に、20℃以上の融点を有す
る固体農薬であるアシベンゾラルSメチルが好ましい(本願第十一発明)ことが
明らかになっている。
製造されたことを特徴とするマイクロカプセルを企図する。
の接触により農薬成分の放出が開始されるものであることが好ましい(本願第十
三発明)。このような存在環境(水による希釈率)に応じて放出性が発現される
ようにすれば、イネの育成において、高濃度のマイクロカプセルを含有する水性
懸濁液や固形状マイクロカプセルを播種時から移植前までの時期に併用しても苗
箱中ではその成分が放出しないので薬害を引起こすことなく、緑化後に本田に移
植して水に富んだ環境に置かれた所で始めて成分が放出し、目的の薬効を発揮さ
せることができるので好都合である。
懸濁液組成物である。上記マイクロカプセルは、縮重合による調製後、適宜の処
理を施し、液状又は固体状の組成物として流通させることができるが、施用時の
作業容易性に鑑みれば水性懸濁液組成物とすることが好ましい。
特徴とするマイクロカプセルの施用方法を企図し、本願第十六発明は、植物の播
種時又は成長期に植物生育土壌に散布することを特徴とする、マイクロカプセル
の施用方法である。マイクロカプセルからの固体農薬成分の放出を十分に制御す
ることが可能となったので、たとえ植物の幼弱期に施用しても重篤な薬害を起こ
さず、目的の薬効を望ましい時期に発現させることができる。
時までの期間に生育土壌に散布することを特徴とする施用方法である。この方法
により、広大な水田へ農薬を施用する労力が削減でき、しかも薬害の発生を抑制
して所望の薬効を適切な時期に発現させることが可能となる。また、上記マイク
ロカプセルを、イネの苗が本田に移植された後、本田へ直接散布してもよい(本
願第十八発明)。
、マイクロカプセルの皮膜形成材料、すなわち壁材となるものであって、メラミ
ン樹脂とホルムアルデヒドとの重合反応により得られる樹脂の初期縮合物である
。そして本発明における初期縮合物とは、完全に樹脂化したものでなく、常温で
液状を示すものをいう。
て製造される。すなわち、(a)メラミン粉末と(b)ホルマリン(37重量%
ホルムアルデヒド水溶液)とを、モル比でa:b=1.5〜6.0程度の比率に
て混合し、弱アルカリ性下に約60℃以上で加熱する。これにより、難水溶性の
ものから水溶性の高いものまで、幅広い特性を備えたメラミン−ホルムアルデヒ
ド樹脂プレポリマーを製造することができる。上記プレポリマーにおいてメラミ
ン粉末(a)の割合が高いほど、最終的に得られる皮膜の透過性が低減し、除放
性を高めることができる。
用することもできる。かかる変性メラミン−ホルムアルデヒド樹脂系プレポリマ
ーは、上記のようにして得られるメラミン−ホルムアルデヒド樹脂プレポリマー
に対して、微量の酸性物質の存在下にメチルアルコール、エチルアルコール、イ
ソプロピルアルコール又はブチルアルコール等のアルキルアルコールでアルキル
化反応をさせたり、エチレングリコール、プロピレングリコール等のグリコール
類で架橋変性することによって調製することができる。特に、グリコール変性し
たものは、水の溶解量を適宜に制御することが容易となるため好ましい。
ラミン樹脂とホルムアルデヒドとの反応モル比を変化させたり、アルコール変性
を行うこと等によって各種のものを製造することができる。本発明で使用される
メラミン−ホルムアルデヒド樹脂系プレポリマーは、上記変性物も含め、難水溶
性を示すものである。ここで難水溶性とは、水のプレポリマーそれ自体に対する
溶解量が低いことをいい、本発明において具体的には、メラミン・ホルムアルデ
ヒド樹脂系プレポリマー100g(固形重量分)に対して25℃での水の溶解量
が2000g以下であることをいう。これは、水の量が2000g以上の場合は
プレポリマーが沈殿してしまうことを意味する。かかる溶解量は、好ましくはメ
ラミン−ホルムアルデヒド樹脂系プレポリマー100gに対して25℃の水が1
00〜1400gである。この溶解量が2000gを越えると、水溶性が強すぎ
るため目的とするマイクロカプセルにおける芯材の除放性が得られない。このよ
うな、本発明における使用に好適な難水溶性メラミン・ホルムアルデヒド樹脂系
プレポリマーとして、例えば、グリコール変性メラミン・ホルムアルデヒド樹脂
プレポリマー(リケンゾールPHW−35(商品名)三木理研工業社製、溶解量
:25℃でプレポリマー100g(固形重量)に対して水1000g〜1400
g)を挙げることができる。尚、如上のプレポリマーは通常、50〜80重量%
の水溶液として使用される。
くはアルキルナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合物又はその塩で
ある。公知の分散剤・乳化剤として通常よく用いられるポリオキシアルキレンモ
ノエーテル型界面活性剤や、アルキルフェニルスルホン酸塩等を本発明のプレポ
リマーの重合における分散剤として用いると、プレポリマーが自己凝集してしま
い、水に対する溶解性が不良となる。
ホルムアルデヒドとの縮合物又はその塩において、ナフタレンスルホン酸及び/
又はアルキルナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドとのモル比は、好ましい
分子量の範囲に合致するよう適宜選択される。
チルナフタレン、ブチルナフタレン、ジメチルナフタレン等、アルキル基の数は
1〜2が好ましく置換部位は特に限定されない。)又はこれらの混合物を、先ず
硫酸を用いてスルホン化し、次いで水とホルマリンを添加し、酸性下に縮合する
ことによって調製される。次に、必要に応じ、アルカリ金属若しくはアルカリ土
類金属イオン、アンモニア又はアミン類を用いて塩を形成させてもよい。これら
の塩のうち、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩や、カルシウム、マグネ
シウム等のアルカリ土類金属塩が好ましく、ナトリウム塩が特に好ましい。本発
明で使用するのに好適な分散剤は、ナフタレンスルホン酸ナトリウム−ホルムア
ルデヒド縮合物であって、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)分析によって
得られる重量平均分子量が500〜8000のものが特に好ましい。そのような
特に好ましいナフタレンスルホン酸ナトリウム−ホルムアルデヒド縮合物の例と
しては、ラベリンFH−L(商品名、第一工業製薬株式会社製)を挙げることが
できる。このような分散剤を用いることによって、重縮合に伴い生成するマイク
ロカプセルと芯材の双方の分散性が向上し、所望のマイクロカプセルを製造する
ことができる。尚、ここでいうGPCの測定条件は以下の通りである。
分を称し、融点が20℃以上を有するとよい。カプセル化直前の固体農薬の粒径
は0.5〜90μm、好ましくは0.5〜60μmの範囲であるとよい。粒径が
小さすぎる微細粒子であると、壁材を被覆すべき表面積が非常に大きくなってし
まう。また粒径が大きすぎると、これにより製造したマイクロカプセルの施用時
に例えば水性懸濁液としてジョウロなどの潅水機を用いる場合、目詰まりの原因
となり支障をきたすことがある。
固体除草剤、固体殺菌剤及び固体殺虫剤が含まれる。
クロロ−3−メチルフェノキシ)プリピオンアニリド(クロメプロップ;25℃
の水に対する溶解度:0.032ppm )、メチル−5−(2,4−ジクロロフェ
ノキシ)−2−ニトロベンゾエート(ビフェノックス;溶解度:0.35ppm )
、2−〔4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチルピラゾール−
5−イル−オキシ〕アセトフェノン(ピラゾキシフェン;20℃における溶解度
:0.9ppm )、4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチルピラ
ゾール−5−イル−トルエン−4−スルホネート(ピラゾレート;25℃におけ
る溶解度:0.056ppm )、S−1−メチル−1−フェニルエチルピペリジン
−1−カルボチオレート(ジメピペレート;溶解度:20ppm )、3−(4,6
−ジメトキシピリミジン−2−イル)−1−〔(2−メトキシカルボニルベンジ
ル)スルホニル〕尿素(ベンスルフロンメチル;25℃、pH5における溶解度:
2.9ppm )、4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチルピラゾ
ール−5−イル−トルエン−4−スルホネート(ピラゾスルフロンエチル;20
℃における溶解度:14.5ppm )、2−(2−ナフチルオキシ)プロピオンア
ニリド(ナプロアニリド;27℃における溶解度:0.74ppm )、2−ブロモ
−3,3−ジメチル−N−(1−メチル−1−フェニルエチル)ブチルアミド(
ブロモブチド;25℃における溶解度:3.54ppm )、2−ベンゾチアゾール
−2−イルオキシ−N−メチルアセトアニリド(メフェナセット;溶解度:4pp
m )、N−(2−クロロイミダゾール〔1,2−a〕ピリジン−3−イルスルホ
ニル)−N’−(4,5−ジメトキシ−2−ピリミジル)尿素(イマゾスルフロ
ン;pH6における溶解度:67ppm )、1−(α,α−ジメチルベンジル)−3
−(p−トリル)尿素(ダイムロン;20℃における溶解度:1.7ppm )、3
−イソプロピル−2,1,3−ベンゾチアジアジノン−(4)−2,2−ジオキ
シド(ベンタゾン;20℃における溶解度:500ppm )、2,4−ビス(エチ
ルアミノ)−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン(シメトリン;溶解度:
450ppm )、2’,3’−ジクロロ−4−エトキシメトキシベンツアニリド(
エトベンザニド;20℃における溶解度:1.2ppm )、ブチル(R)−2−〔
4,4−(シアノ−2−フルオロフェノキシ)フェノキシ〕プロピオネート(チ
ハロホップブチル;20℃、pH7における溶解度:0.7ppm )、1−(ジエチ
ルカルバモイル)−3−(2,4,6−トリメチル)フェニルスルホニル−1,
2,4−トリアゾール(カフェンストロール;20℃における溶解度:2.5pp
m )、3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)−1−〔(1−メチル
−4−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)ピラゾール−5−イル−
スルホニル)尿素(アジムスルフロン;pH5における溶解度:72.3ppm )、
メチル−2−〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)オキシ〕−6−〔
1−(メトキシイミノ)エチル〕ベンゾエート(ピリミノバックメチル;20.
4℃における溶解度:1ppm )、2−〔4−(2,4−ジクロロ−m−トルオイ
ル)−1,3−ジメチルピラゾール−5−イルオキシ〕−4’−メチルアセトフ
ェノン(ベンゾフェナップ;20℃における溶解度:0.11ppm )、o−3−
tert−ブチルフェニル−N−(6−メトキシ−3−ピリジル)−N−メチル
(チオカルバメート)(ピリブチカルブ;溶解度:0.32ppm )、2−クロロ
−N−(3−メトキシ−2−チエニル)メチル−1,2’,6’−ジメチルアセ
トアニリド(テニルクロール;溶解度:11ppm )、4−(4−クロロ−o−ト
ルイルオキシ)酪酸(MCPB;溶解度:44ppm )、3−(4,6−ジメトキ
シ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−1−〔2−(2−メトキシエトキシ
)フェニルスルホニル〕尿素(シノスルフロン;20℃、pH5における溶解度:
82ppm )等を挙げることができる。
アゾール−7−カルボチオ酸S−メチルエステル(アシベンゾラルSメチル;2
5℃における溶解度:7.7ppm )、ジイソプロピル−1,3−ジチオラン−2
−イリデン−マロネート(イソプロチオラン;溶解度:50ppm )、1RS,2
SR,5RS)(1RS,2SR,5SR)−2−(4−クロロベンジル)−5
−イソプロピル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シ
クロペンタノール(イプコナゾール;6.74ppm )、3−(3,5−ジクロロ
フェニル)−N−イソプロピル−2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−カルボ
キサミド(イプロジオン;溶解度:13ppm )、5−エチル−5,8−ジヒドロ
−8−オキソ〔1,3〕ジオキソロ〔4,5−g〕キノリン−7−カルボン酸(
オキソリニック酸;溶解度:3.2ppm )、カスガマイシン塩酸塩(カスガマイ
シン;溶解度:125000ppm )、2,2−ジクロロ−N−〔1−(4−クロ
ロフェニル)エチル〕−1−エチル−3−メチルシクロプロパンカルボクサミド
(カルプロパミド;20℃、pH7における溶解度:1.7mg/リットル水)、N
−トリクロロメチルチオテトラヒドロフタルイミド(キャプタン;溶解度:3.
3ppm )、2−(4−チアゾリル)ベンツイミダゾール(チアベンダゾール;2
5℃、pH2.0において10000ppm 、pH5〜12において50ppm 未満)、
ビス(ジメチルチオカルバモイル)ジスルフィド(チウラム;溶解度:30ppm
)、1,2−ビス(3−メトキシカルボニル−2−チオウレイド)ベンゼン(チ
オファネートメチル;溶解度:難溶性)、ビス(キノリン−8−オレート−O,
N)銅(オキシン−銅;不活性)、5−メチル−1,2,4−トリアゾロ〔3,
4−b〕ベンゾチアゾール(トリシクラゾール;溶解度:700ppm )、(E)
−4−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−N−(1−イミダゾール−1−イル
−2−プロポキシエチリデン)−o−トルイジン(トリフルミゾール;pH5.9
において12.5ppm )、バリダマイシンA(バリダマイシン;溶解度:易溶性
)、3−ヒドロキシ−5−メチルイソオキサゾール(ヒドロキシイソキサゾール
;溶解度:90000ppm )、メチル(E)−2−{2−〔6−(2−シアノフ
ェノキシ)ピリミジン−4−イルオキシ〕フェニル}−3−メトキシアクリレー
ト(アゾキシストルビン;20℃において6mg/リットル水)、1,2,5,6
−テトラヒドロピロロ(3,2,1−ij)キノリン−4−オン(ピロキロン;
溶解度:4000ppm )、4−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソ
ール−4−イル)ピロール−3−カルボニトリル(フルジオキソニル;溶解度:
25℃において1.8ppm )、N−プロピル−N−〔2−(2,4,6−トリク
ロロフェノキシ)エチル〕イミダゾール−1−カルボキサミド(プロクロラズ;
25℃における溶解度:55ppm )、3−アリルオキシ−1,2−ベンゾイソチ
アゾール−1,1−ジオキシド(プロベナゾール;溶解度:150ppm )、メチ
ル−1−(ブチルカルバモイル)−2−ベンツイミダゾールカーバメート(ベノ
ミル;溶解度:pH3−10において4ppm )、S−(4−メチルスルフォニルオ
キシフェニル)−N−メチルチオカルバマート(メタスルホカルブ;溶解度:4
80ppm )、テトラクロロイソフタロニトリル(クロロタロニル;溶解度:0.
6ppm )などが挙げられる。
ン−2−イリデン−マロネート(イソプロチオラン;溶解度:50ppm )、1−
(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−N−イミダゾリジン−2−イリデンアミ
ン(イミダクロプリッド;溶解度:510ppm )、2−(4−エトキシフェニル
)−2−メチルプロピル−3フェノキシベンジルエーテル(エトフェンプロック
ス;溶解度:0.001ppm 未満)、1,3−ビス(カルバモイルチオ)−2−
(N,N−ジメチルアミノ)プロパン塩酸塩(カルタップ;25℃における溶解
度:200000ppm )、3−(2−クロロチアゾール−5−イルメチル)−5
−メチル−〔1,3,5〕オキサジアジナン−4−イリデン−N−ニトロアミン
(チアメトクサム;溶解度:3265ppm )、5−ジメチルアミノ−1,2,3
−トリチアンシュウ酸塩(チオシクラム;23℃における溶解度:84000pp
m )、S,S’−2−ジメチルアミノトリメチレン−ジ(ベンゼンチオスルフォ
ネート)(ベンスルタップ;溶解度:0.7〜0.8ppm )、2,2−ジメチル
−1,3−ベンゾジオキソール−4−イルメチルカルバメート(ベンダイオカル
ブ;25℃における溶解度:40ppm )、3−(ジメトキシフォスフォニルオキ
シ)−N−メチル−cis−クロトンアミド(モノクロトフォス;溶解度:10
00000ppm )、2−イソプロポキシフェニル−N−メチルカルバメート(プ
ロポクスール(PHC);溶解度:2000ppm )等が挙げられる。
するために例示したものに過ぎない。本発明は、知られている他の各種固体農薬
に対しても適用可能である。
2,3〕チアジアゾール−7−カルボチオ酸S−メチルエステル、融点:約13
3℃)、フルジオキソニル(4−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキ
ソール−4−イル)ピロール−3−カルボニトリル、融点:約200℃)、ピロ
キロン(1,2,5,6−テトラヒドロピロロ(3,2,1−ij)キノリン−
4−オン、融点:約112℃)などの殺菌剤、チアメトキサム(3−(2−クロ
ロチアゾール−5−イルメチル)−5−メチル〔1,3,5〕オキサジアジナン
−4−イリデン−N−ニトロアミン、融点:約139℃)、チオシクラム(5−
ジメチルアミノ−1,2,3−トリチアンシュウ酸塩、融点、約126℃)、ピ
メトロジン((E)−4,5−ジヒドロ−6−メチル−4−(3−ピリジメチレ
ンアミノ)−1,2,4−トリアジン−3−(2H)−オン−、融点:約217
℃)、及びシノスルフロン(1−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジ
ン−2−イル)−3−〔2−(2−メトキシエトキシ)フェニルスルホニル〕尿
素、融点:約141℃)などの除草剤(いずれも、ノバルティスアグロ株式会社
製)が好適に用いられ得る。特に、アシベンゾラルSメチルが、本発明のマイク
ロカプセルの芯材として好ましい。
水にナフタレンスルホン酸塩−ホルムアルデヒド縮合物、アルキル化ナフタレン
スルホン酸塩−ホルムアルデヒド縮合物及びこれらの組合わせより選択される分
散剤を溶解し、その溶液に対して攪拌しながら難水溶性メラミン−ホルムアルデ
ヒド樹脂系プレポリマーを添加し、次いで固体農薬を添加した後、混液をpH調整
剤により酸性として、プレポリマーの重縮合を行う。
よい。この配合量が少なすぎると経済効果の点で好ましくなく、逆に多すぎると
安定したマイクロカプセル分散液が得られなくなるからである。
の固体農薬の個々の表面全体をそれぞれ被覆するにたる量とすればよく、重縮合
の反応混液中、1〜60重量%の範囲に設定することが好ましい。この配合量が
少なすぎると固体農薬の1粒1粒をマイクロカプセル化し難くなり、また多すぎ
ると過剰なプレポリマーが凝集して芯材としての固体農薬を含んでいない樹脂ビ
ーズが形成されてしまうからである。
分散する量、例えば、重縮合の反応混液中、1〜20重量%の範囲に設定するこ
とが好ましい。この配合量が1重量%未満と少なすぎる場合、分散効果に劣る傾
向が見られ、逆に20重量%を越えて配合しても更なる分散性の向上効果が見ら
れず、高コストになる傾向にあるからである。
ウ酸、塩酸等の酸によって酸性、好ましくは3〜7のpHの範囲に調整する。この
際用いられるpH調製剤としては、生体に対する安全性に鑑みればクエン酸が好ま
しい。こうして調製された混合液を、10〜80℃、好ましくは50〜70℃に
て5〜6時間、攪拌しながら重縮合反応させることによって、本発明のマイクロ
カプセルを製造する。
壁剤による皮膜の厚みは目的により任意に設定するとよい。粒子径が大きすぎる
と、前記したように施用時に潅水機に目詰まりなどを起こす原因となることがあ
り、粒子径が小さすぎると、製造が困難になることがある。
分に制御することができるので、例えば前記マイクロカプセルの重量に対し、1
00倍重量以上、好ましくは100〜20万倍重量の水との接触により農薬成分
の放出が開始されるように調整することが可能となり、特にイネの栽培において
好都合である。
イクロカプセルを2重量%以上、好ましくは2〜90重量%含む水性懸濁液組成
物に調製するとよい。この組成物には、本発明の方法に従って製造されたマイク
ロカプセルを複数種配合しても、また他の有効成分、例えば、他の殺菌剤等の非
マイクロカプセル化農薬や、栄養剤、安定化剤等を適宜添加してもよい。配合忌
避の関係にある固体農薬であっても、本発明に従ってマイクロカプセル化したも
のであれば水性懸濁液中に共存させ、流通可能な形態とすることができる。
て固体として回収し、適宜粒剤や、水和剤、粉剤、栽培用土に混ぜ込んだ形態と
することもできる。
方法としては、特に限定するものでなく、従来公知の方法、例えば遠心分離法、
加圧濾過法、スプレードライ法等が挙げられる。
れることはない。植物に対する施用時期も特段には限定されないが、幼弱期にも
適用可能であるので、固体農薬を内包するマイクロカプセルを1種以上含む組成
物とし、播種・潅水時に施用すれば、最も省力化できるので好都合である。
。好ましい実施態様には、(1)播種時処理:苗箱に充填する床土への施用、又
は播種と同時若しくは播種直後の潅水時における施用、(2)緑化期処理:苗箱
への播種、覆土後、発芽してからの緑化期における施用、(3)移植直前処理:
育苗後、本田に移植する直前での施用、及び/又は(4)本田への直接処理が含
まれる。ここで固形状にしたマイクロカプセルも使用できるが、前記のごとくマ
イクロカプセルを含む水性懸濁液組成物を調製し、播種機、散布機、潅水機等を
用いて苗箱に処理すれば、容易に施用を完遂することができる。
によって限定的に解釈されるべきではない。
水(5)に溶解して水溶液を調製し、この水溶液中に、回転数300rpm の攪拌
下、グリコール変性メラミン−ホルムアルデヒド樹脂系プレポリマー(2)を添
加し、続いて固体農薬(1)を配合して乳化分散を行った。
上記メラミン−ホルムアルデヒド樹脂系プレポリマーを、芯材となる固体農薬の
表面上でin situ重縮合反応させ、この縮合物による皮膜を形成すること
により、アシベンゾラルSメチルを内包したマイクロカプセル分散液を製造した
。
作所、SALD−2000)により測定した結果、約70μmであった。
実施例1と同様にして、マイクロカプセル分散液を製造した。
mであった。
替えてポリオキシエチレンラウリルエーテル5gを用いたことを除いては実施例
1と同様にしてマイクロカプセルの製造を試みた。
ロカプセルを製造することができなかった。
デヒド樹脂系プレポリマー(2)に替えて、水溶性メラミン−ホルムアルデヒド
樹脂プレポリマー(リケンゾールMA−31(商品名)三木理研工業社製、溶解
量:プレポリマー100g(固形分重量)に対して水2100g以上)を5g用
いた以外は同様の配合及び手順により、マイクロカプセルを製造した。得られた
マイクロカプセルの粒径を実施例1と同様に測定したところ、65μmであった
。
有する水性懸濁液を調製し、以下の試験に供した。
中における経時的な農薬成分の溶出を調べるための試験を実施した。本試験にお
いては、それぞれ50mgのマイクロカプセル懸濁液を用いた。尚、参考例として
、市販のアシベンゾラルSメチル粒剤(ノバルティスアグロ株式会社製、バイオ
ン粒剤2)250mgについても同様の実験を行った。この粒剤は、2%のアシベ
ンゾラルSメチルを含有し、ポリマーによる被覆処理が施されたものであって、
イネの田植え前箱処理として登録が取得されている。
料用に準備し、それぞれに上記試料を投入した。室温に放置して所定日数経過後
に、試験液を攪拌した後、試験液面と底面との中間でフラスコ壁から10mm離間
した位置から、10mlの溶出試験液を50ml容量の遠沈管に採取し、0.45μ
mのメンブレンフィルターで濾過した。これに、内部標準として安息香酸メチル
(和光純薬社製)0.01mgを含むアセトニトリル溶液2.5mlを添加した。
ゾラルSメチルの溶出量を定量した。定量は、ヌクレオシル5−CS カラム(φ
4.6mm×250mm)を装備した高速液体マトグラフ(島津製作所製、LC−6
A)で、溶離液としてアセトニトリル/0.1%リン酸水溶液の40/60容量
の混合液を用い、カラム温度50℃にて1ml/分の流速として、50μlの試料
を注入して行った。クロマトグラフィーの結果は、紫外線検出器(島津社製SP
D−6A)で254nmにおける溶出パターンを検出し、島津社製クロマトパック
CR4Aでピーク面積を計算して数値化した。標準物質としてアシベンゾラルS
メチルの純粋薬品を用いた同様のクロマトグラフィーの結果に基き、各試料中に
含まれるアシベンゾラルSメチル量を求め、内部標準物質の理論値で補正して、
投入した成分量に対する溶出率を算出した。
る溶出率は、7日目まででは2〜3%と低値に抑えられており、2週間でようや
く14%程度まで上昇することが分かった。一方、比較例2の水溶性メラミン−
ホルムアルデヒド樹脂系プレポリマーを用いて製造したマイクロカプセルでは、
試験開始後8日で約6.1%の成分が溶出し、その後も急速に溶出が進行して4
2日目で約86%もの溶出が認められた。また、参考例である既存のバイオン粒
剤2によれば、7日目での溶出率が約6.2%と高く、その後の溶出率の上昇は
比較的緩徐であった。
種時及び緑化期に、床土をいれた苗箱に対し上記マイクロカプセルが1g原体重
量%の量で散布されるようにジョウロにて施用した。イネの品種はコシヒカリを
使用し、播種後覆土に次ぎ30℃、多湿下にて3日間保存し、1〜2日の緑化工
程を経て播種約30日後に、本田への移植を想定したポットへの移植を行った。
そして、移植した後45日目に、いもち病による葉部病変数(罹病数)を観察し
た。
また参考例として前記バイオン粒剤2についても同様に試験を行った。バイオン
粒剤2は、現状の登録上の施用法、すなわち、ポットへの移植直前に施用した。
観察された葉部病変数からそれぞれの防除価を求めた。
バイオン粒剤2と同等に発現されており、マイクロカプセルからの有効成分の適
度な徐放性を確認することができた。
記マイクロカプセルが1g原体重量%の量で散布されるようにジョウロにて施用
し、その薬害について検証した。農薬を施用しない対照と、参考例としてのバイ
オン粒剤2も同様の試験に供した。但し、参考例のバイオン粒剤2は、移植直前
に施用した。
植後14,25及び34日に草勢を目視観察し、対照の未処理区における草勢を
100%として評価した。
に使用した場合にあっても薬害発現の程度が低く、実用に許容される範囲である
ことが分かった。そして、いもち病に対する有効性もバイオン粒剤2と同等に発
現されており、マイクロカプセルからの適度な徐放性を確認することができた。
、固形農薬を内包するマイクロカプセルが提供される。
幼弱期における薬害の発現を回避でき、高価な場合もある農薬を薬効発揮が望ま
れる前に流出させてしまう無駄を排除することが可能となる。また、別々に施用
する必要のあった配合忌避の農薬同士を組合わせて用いたり、これらを配合した
組成物を調製しても、薬剤の分解を防止できる。このように、本発明のマイクロ
カプセルによって農薬施用の作業性が格段に向上し、省力化に貢献するものであ
る。また、このマイクロカプセルが万一ヒトの体内に入っても比較的安全であり
、保管に際しても従来の毒劇物に対する管理体制を緩和することができる。
マイクロカプセル化が可能となり、樹脂プレポリマーの自己凝集に起因したビー
ズを形成することなく、徐放性を有するマイクロカプセルを製造することができ
る。
Claims (18)
- 【請求項1】 固体農薬を芯材とし、ナフタレンスルホン酸及び/若しくは
アルキルナフタレンスルホンとホルムアルデヒドとの縮合物又はその塩である分
散剤の存在下に、難水溶性メラミン−ホルムアルデヒド樹脂系プレポリマー(該
難水溶性メラミン−ホルムアルデヒド樹脂系プレポリマー100g(固形分重量
)に対する水の溶解量が25℃で2000g以下である)を重縮合させることに
より形成される樹脂が壁材として被覆されることを特徴とするマイクロカプセル
。 - 【請求項2】 前記分散剤が、重量平均分子量500〜8000のナフタレ
ンスルホン酸ナトリウム−ホルムアルデヒド縮合物である請求項1に記載のマイ
クロカプセル。 - 【請求項3】 前記固体農薬が、20℃以上の融点を有する請求項1又は2
記載のマイクロカプセル。 - 【請求項4】 前記マイクロカプセルが、イネの生育用である請求項1乃至
3の何れかに記載のマイクロカプセル。 - 【請求項5】 前記固体農薬がアシベンゾラルSメチルである請求項3又は
4記載のマイクロカプセル。 - 【請求項6】 マイクロカプセルの製造方法であって、水にナフタレンスル
ホン酸及び/若しくはアルキルナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮
合物又はその塩である分散剤を溶解し、得られた溶液に攪拌しながら、難水溶性
メラミン−ホルムアルデヒド樹脂系プレポリマー(該難水溶性メラミン−ホルム
アルデヒド樹脂系プレポリマー100g(固形分重量)に対する水の溶解量が2
5℃2000g以下である)を添加した後、固体農薬を添加し、酸性下に該プレ
ポリマーの重縮合反応工程を含むことを特徴とするマイクロカプセルの製造方法
。 - 【請求項7】 前記製造方法において、重縮合反応の混合液総重量に対し、
固体農薬が1〜50重量%、分散剤が1〜20重量%、及び難水溶性メラミン−
ホルムアルデヒド樹脂系プレポリマーが1〜60重量%の量で用いられる請求項
6記載のマイクロカプセルの製造方法。 - 【請求項8】 前記分散剤が、重量平均分子量500〜8000のナフタレ
ンスルホン酸ナトリウム−ホルムアルデヒド縮合物である請求項6又は7に記載
のマイクロカプセルの製造方法。 - 【請求項9】 前記固体農薬が、20℃以上の融点を有する農薬である請求
項6乃至8の何れかに記載のマイクロカプセルの製造方法。 - 【請求項10】 前記マイクロカプセルが、イネの生育用である請求項6乃
至9の何れかに記載のマイクロカプセルの製造方法。 - 【請求項11】 前記固体農薬がアシベンゾラルSメチルである請求項9又
は10記載のマイクロカプセルの製造方法。 - 【請求項12】 請求項6乃至11の何れかに記載の製造方法によって製造
されたことを特徴とするマイクロカプセル。 - 【請求項13】 前記マイクロカプセルの重量に対し、100倍重量以上の
水との接触により農薬成分の放出が開始される、請求項1乃至5の何れか又は請
求項12に記載のマイクロカプセル。 - 【請求項14】 請求項1乃至5の何れか又は請求項12若しくは13に記
載のマイクロカプセルを、2重量%以上含む水性懸濁液組成物。 - 【請求項15】 請求項1乃至3何れか又は請求項5,12若しくは13に
記載のマイクロカプセルを、植物の生育土壌に散布することを特徴とする前記マ
イクロカプセルの施用方法。 - 【請求項16】 請求項1乃至3の何れか又は請求項5,12若しくは13
に記載のマイクロカプセルを、植物の播種時又は成長期に植物生育土壌に散布す
ることを特徴とする前記マイクロカプセルの施用方法。 - 【請求項17】 請求項4,5,12又は13に記載のマイクロカプセルを
、イネの播種時から本田への移植時までの期間に生育土壌に散布することを特徴
とする前記マイクロカプセルの施用方法。 - 【請求項18】 請求項4,5,12、または13に記載のマイクロカプセ
ルを、イネの苗が本田に移植された後、本田へ直接散布することを特徴とする前
記マイクロカプセルの施用方法。
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