JP2002542064A - ポリウレタン分散系から電着法で形成されるポリウレタンフィルム - Google Patents

ポリウレタン分散系から電着法で形成されるポリウレタンフィルム

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Abstract

(57)【要約】 ポリウレタン分散系から基材上にフィルムを電着することを含むポリウレタンフィルム製造法が開示される。本発明の電着法には在来凝固法と違って、フィルムから凝固剤を除去する追加ステップが不要になるという利点がある。電着法には脱水ステップで除去しなければならない水の量が最小限に抑えられるという利点もある。第3の利点は、得られるフィルムは、在来凝固技術で製造されるフィルムと比較してフィルム厚の均一性が大幅に向上するという点にある。本発明は医療などの用途に適用可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明はポリウレタンフィルムに、特に水性分散系(分散体)から形成される
ポリウレタンフィルムに関連する。
【0002】 ポリイソシアネートポリマーは表向き水と反応しやすいとされながらも、水性
ポリウレタン分散系の調製に使用できることがずっと前から知られていた。ポリ
ウレタン分散系は一般に、有機ジイソシアネートまたはポリイソシアネートと2
個以上の活性水素原子をもつ有機化合物−たとえばポリアルキレンエーテルグリ
コール、ポリ(アルキレンエーテル−アルキレンチオエーテル)グリコール、ア
ルキド樹脂、ポリエステルおよびポリエステルアミドなど−との反応生成物を、
しばしば有機溶媒の存在下で連鎖延長することにより調製される。ジイソシアネ
ートは化学量論的過剰量を使用して、この反応生成物(ポリウレタン/尿素/チ
オ尿素プレポリマーともいう)がイソシアネート末端基をもつようにする。ポリ
ウレタンプレポリマーの調製例は米国特許第3,178,310号、3,919,173号、4,442,
259号、4,444,976号および4,742,095号などで開示されている。
【0003】 ポリウレタン分散系は多様な材料の調製に有効であると報告されている。たと
えば、コーティングやボンド(米国特許第4,292,226号)、軟質溶媒バリヤー(
米国特許第4,431,763号)、接着剤(米国特許第4,433,095号)、フィルム(米国
特許第4,501,852号)などである。フィルムは、というよりもむしろフィルムを
製造するための浸漬法は数多くの製品を製造する方法の一部となることができる
。フィルムの応用例には検査用手袋、組織収納袋、コンドーム、ストーマ用バッ
グなどである。こうした応用商品はポリウレタン分散系から製造することができ
るが、在来のポリウレタン分散系はその種の用途にあった適当な材料をつくるに
は物理的性質または取扱適性が不十分と判明する場合もあった。また、溶媒の使
用は用途によっては弊害を及ぼす場合もある。
【0004】 ポリウレタンは多価アルコールとポリイソシアネートの反応生成物である。一
般に、ポリウレタン分散系の調製に使用されてきたポリイソシアネートは米国特
許第5,494,960号で開示されているような脂肪族イソシアネートである。トルエ
ンジイソシアネート(TDI)やメチレンジフェニルジイソシアネート(MDI)、それに
ポリメチレンポリフェニルイソシアネートなどのような芳香族ポリイソシアネー
トもまた有効であると判明している。
【0005】 ポリウレタンフィルムを凝固法や流延法などのような方法で製造することは周
知のとおりである。これらの方法は広く使用されているものの、問題がないわけ
ではない。たとえば凝固法では、形成されたフィルムから凝固剤を洗浄または浸
出によって除去するステップがしばしば必要となる。そうしたステップはしばし
ば、追加取扱に由来する所望されない追加的な脱水ステップ、所望されない廃棄
物のストリーム、およびコスト増を招く。
【0006】 したがって、水性分散系からポリウレタンフィルムを製造する技術では、在来
のフィルム用途への使用に十分な物理的性質と取扱適性を備えたフィルムを製造
するのが望ましいであろう。さらに、そうしたフィルムが分散系から製造しうる
のであれば、分散系は有機溶媒の不在下で調製するのが望ましいであろう。そう
したフィルムが所望されない追加ステップなしに製造しうるとしたら、さらにな
お望ましいであろう。
【0007】 本発明は一態様において、ポリウレタン分散系から基材上にフィルムを電着す
るステップを含むポリウレタンフィルム製造法である。
【0008】 本発明は別の態様において、ポリウレタン分散系から基材上にフィルムを電着
するステップを含む方法によって製造されるポリウレタンフィルムである。
【0009】 本発明の電着法には、在来の凝固法に見られるようなフィルムから凝固剤を除
去するための追加ステップを無用にするという利点がある。もう1つ、電着法で
は脱水ステップで除去しなければならない水の量が最小限になるという利点もあ
る。第3の利点は、得られるフィルムの厚さが在来の凝固技術で製造されるフィ
ルムと比べてはるかに均一になることである。
【0010】 本発明はたとえば手袋、コンドーム、医療用バッグ、血管形成術用バルーン、
医療用ベローズ、フェースマスク、血圧測定用カフなどに適用可能である。本発
明はまた薬物送達メカニズム関連の部品、たとえばカテーテル、医療用のチュー
ブ、ガスケット、Oリングなどにも適用可能である。本発明はさらに、多数の非
医療用品たとえば非医療用手袋、水泳帽、工具の握り部分、工業用の蓋および栓
、風防ワイパーブーツ、風船、玩具、電気部品、カバー、ガスケットなどにも適
用可能である。
【0011】 本発明のフィルムは、貯蔵するには十分な安定性を備えるが電着が不可能なほ
どの安定でないポリウレタンプレポリマー分散系から製造することができる。こ
の分散系は、フィルムの見込まれる用途に適した物理的性質を備えるフィルムの
製造に使用しうる分散系が結果的に得られる限りで、どの方法により調製しても
よい。分散はバッチ式でも連続式でも行える。バッチ式で分散を行なう場合には
好ましくは、まず少量の陰イオン界面活性剤を含む少量の水を連続プレポリマー
相に加えて混合し、次いで相が逆転するまで混合しながら追加の水を加えていく
という逆相法で行う。
【0012】 本発明の分散系を連続式で調製する場合には、調製は好ましくは高内相比法(H
IPR)で行う。この種の方法は周知であり、またたとえばPateらに対する米国特許
第5,539,021号、およびJakubowskiらに対するWO 98/41552 A1で開示されている
。いずれの方法で調製する場合でも、得られる分散系の粒子は分散系を安定させ
るに足る粒径にする必要がある。本発明の分散系の粒径は0.9〜0.05ミクロン、
好ましくは0.5〜0.07ミクロン、さらにもっと好ましくは0.4〜0.10ミクロンであ
ろう。本発明の分散系の粒径は最も好ましくは0.15ミクロンである。
【0013】 本発明のポリウレタン分散系は非イオン性ポリウレタンプレポリマーから調製
する。本発明の非イオン性プレポリマーは脂肪族または芳香族ジイソシアネート
で調製する。このジイソシアネートは好ましくは、MDI、TDIおよびそれらの混合
物からなる群より選択される芳香族ジイソシアネートである。TDIは一般に、ど
の通常に入手される異性体配分比のものを使用してもよい。最も普通の市販TDI
は異性体配分比が2,4異性体80%、2,6異性体20%である。本発明の目的のためには
、他の異性体配分比のTDIも使用可能であるが、しばしば著しく高コストになる
【0014】 本発明の配合物にMDIを使用する場合には、P,P’異性体比が99〜90%のものが
好ましい。さらに好ましいのはP,P’異性体比が98〜92%のMDIである。最も好ま
しいのはP,P’異性体比が94%のMDIである。こうした異性体配分比のMDIはMDIプ
ロセスの間の蒸留によって調製することができるが、ISONATE 125M*やISONATE 5
00P*といった市販品を混合して調製することもできる(*ISONATE 125MとISONATE
500PはThe Dow Chemical Companyの商品名である)。
【0015】 TDIとMDIの混合物を本発明のプレポリマーの調製に使用する場合には、混合物
のMDI:TDI比が99〜80% MDIとなるように、もっと好ましくはMDI:TDI比が98〜90%
MDIとなるように、最も好ましくはMDI:TDI比が96% MDIとなるように混合する。
本発明のプレポリマーは好ましくはMDIで、またはMDIとTDIの混合物で、調製す
る。さらにもっと好ましくは、本発明のプレポリマーは唯一の芳香族ジイソシア
ネートとしてのMDIで調製する。
【0016】 本発明の一実施態様において、本発明のプレポリマーは活性水素含有材料を含
む配合物から調製される。この活性水素含有材料は本発明の好ましい実施態様で
はジオールの混合物である。このジオール混合物の一成分は0〜25wt%のエチレン
オキシドキャップを備えた高分子量ポリオキシプロピレンジオールである。ジオ
ール混合物のもう1つの成分は低分子量ジオールである。本発明の配合物のポリ
エーテルジオールはこの種のジオールの調製に有用であることが当業者に知られ
ているいずれの方法でも調製することができる。好ましくは、ポリエーテルジオ
ールは塩基性触媒の存在下で二官能開始剤をアルコキシル化することにより調製
する。たとえば、本発明に有用なポリエーテルはエチレングリコールを触媒とし
てKOHの存在下で、まずプロピレンオキシドにより、次いでエチレンオキシドに
より2段階にアルコキシル化することで得られる生成物である。
【0017】 本発明のプレポリマー配合物のジオール混合物を構成する高分子量ポリエーテ
ルジオール成分は0〜25 wt%のエチレンオキシドキャップを備えるポリオキシプ
ロピレンジオールである。この成分の分子量は好ましくは1,000〜4,000、もっと
好ましくは1,200〜2,500、最も好ましくは1,800〜2,200である。前述のようにポ
リエーテルジオールは0〜25%のエチレンオキシドでキャップする。高分子量ジオ
ールは5〜25 %エチレンオキシドでキャップするのが好ましく、10〜15%のエチレ
ンオキシドでキャップすればもっと好ましい。
【0018】 本発明の幾つかのプレポリマー配合物の低分子ジオール成分は二官能開始剤の
アルコキシル化で得られるものもある。この成分もまた好ましくはポリオキシプ
ロピレンジオールであるが、エチレンオキシドとプロピレンオキシドの混合ポリ
オールでもよい。ただしその場合、使用されるアルコキシドの75 wt%以上がプロ
ピレンオキシドでなければならない。プロピレングリコール、ジエチレングリコ
ール、ジプロピレングリコールなどのジオール類もまた本発明の配合物に使用す
ることができる。プレポリマー配合物に低分子量ジオール成分を使用する場合、
その分子量は60〜750、好ましくは62〜600、最も好ましくは125〜500とする。
【0019】 本発明のプレポリマーは、この種のプレポリマーの調製に有用であることが当
業者に知られているどの方法で調製してもよい。好ましくは、芳香族ジイソシア
ネートとポリエーテルジオール混合物とを混ぜて、ポリウレタンプレポリマーを
調製するに足る反応条件下で加熱する。本発明のプレポリマー配合物の化学量論
比はジイソシアネートが過剰に存在するようにする。本発明のプレポリマーはイ
ソシアネート分(%NCOともいう)を好ましくは1〜9 wt%、もっと好ましくは2〜8
wt%、最も好ましくは3〜7 wt%とする。
【0020】 本発明のプレポリマーは、プレポリマー配合物の活性水素含有材料が低分子量
ジオールと高分子量ポリエーテルジオールの混合物である場合には、二官能アミ
ン連鎖延長剤を使用して延長してもよい。プレポリマー配合物の活性水素含有材
料が高分子量ポリエーテルジオールであって、低分子量ジオールを含まない場合
には二官能アミン連鎖延長剤は随意ではなく必須となる。好ましくは二官能アミ
ン連鎖延長剤は分散系調製用の水中に存在する。アミン連鎖延長剤は使用する場
合には、どのイソシアネート反応性ジアミンであってもまたは別のイソシアネー
ト反応性基をもつアミンであって分子量60〜450のものであってもよいが、好ま
しくはアミン化ポリエーテルジオール、ピペラジン、アミノエチルエタノールア
ミン、エタノールアミン、エチレンジアミンおよびそれらの混合物からなる群よ
り選択する。アミン連鎖延長剤は好ましくは分散系調製用の水に溶解する。
【0021】 本発明のプレポリマーは非イオン性である。本発明のフィルムの製造に使用さ
れるプレポリマーの主鎖にはイオン基がまったく組み込まれていないかまたは結
合していない。本発明の分散系の調製に使用される陰イオン界面活性剤は外部安
定剤であり、本発明のフィルムのポリマー主鎖には組み込まれない。
【0022】 本発明のプレポリマーは界面活性剤を含む水の中に分散される。界面活性剤は
好ましくは陰イオン界面活性剤である。本発明の分散系を調製する場合、水中に
まず界面活性剤を導入してからプレポリマーを分散させるのが好ましいが、界面
活性剤とプレポリマーを同時に水中に導入することもまた本発明の範囲内である
。本発明にはどの陰イオン界面活性剤も使用することができるが、陰イオン界面
活性剤は好ましくはドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムである。
【0023】 本発明の分散系は固形分を30〜60 wt%とすることができるが、フィルムがこの
固形分濃度の分散系から製造されるとは限らない。分散系自体は可能な限り高い
固形分濃度で貯蔵、輸送するほうが貯蔵体積と輸送コストの低減になるだろうが
、分散系は使用前に希釈しうるのが望ましい。製造するフィルムの厚さは、通常
、分散系に要求される固形分濃度によるであろう。フィルム製造の場合、検査用
手袋を製造する時に、本発明の分散系は固形分濃度を5〜60 wt%、好ましくは10
〜40 wt%、最も好ましくは15〜25 wt%とすることができる。電着法を使用すると
、一般に固形分濃度が高いほど電着速度も増す結果となろう。それ以外の用途で
は、フィルムの厚さと対応する分散系の固形分濃度は変更することができる。
【0024】 多くのフィルム用途では、使用するポリマーの物理的性質はそうした用途に使
用される在来の材料とほぼ同じである必要がある。たとえば検査用手袋の場合、
本発明のフィルムの引張残留ひずみは5%未満であることができる。検査用手袋な
どの用途での天然ラテックスと比べた場合の本発明のフィルムの有意な利点は、
手袋着用者にアレルギー反応を誘発するリスクが有意に小さいことにある。
【0025】 本発明のフィルムのもう1つの利点は自己剥離性フィルムが製造できることに
ある。検査用手袋製造の分野ではこの性能は「パウダーフリー」として知られて
いる。このことは、その種の手袋は製造、販売時にタルクパウダーまたはコーン
スターチなどのような層を有し、自己付着しにくくし、したがって着用しやすく
することに基づくものである。本発明のフィルムは、プレポリマー配合物に「ワ
ックス」を含ませることにより自己剥離性をもたせることができる。ワックスは
好ましくはカルナウバろうである。使用するワックスはそれと接触する皮膚にア
レルギー反応を誘発する心配の少ないものから選択するのが好ましい。したがっ
て、この用途には食用ワックスが特に好ましい。ワックスを使用する場合には、
プレポリマー配合物を分散させるための水に0.1〜2 wt%の濃度で含まれるのが好
ましい。
【0026】 本発明のフィルムには前述のワックスに加えて、他の添加剤も含まれてよい。
本発明のフィルムには、分散系からのフィルム製造の当業者に有用であることが
知られているどの添加剤も、その存在が本来の使用目的に適合しなくなるほどフ
ィルムの性質を低下させることがない限り、使用することができる。添加剤はま
た、有用と判明しているどの方法でもフィルムに含ませることができる(プレポ
リマー配合物への混入や分散系製造用の水への混入などを含むがそれだけに限ら
ない)。たとえば二酸化チタンは本発明のフィルムの着色に有用である。有用な
添加剤としては他に炭酸カルシウム、酸化ケイ素、脱泡剤、殺生物剤、炭素粒子
などがある。
【0027】 電着法による本発明のポリウレタンフィルムの製造では、分散系に電界をかけ
て分散粒子を電極に向かって移動させる。粒子は電極に集まり、電極上に付着す
る。この電解法には、もし望むなら、次に、緻密化ステップを行なうことができ
る。本発明では、基材を電源に連結することにより基材に電荷を帯びさせる。好
ましくは基材に正電荷を帯びさせる、すなわち基材を陽極にする。基材は、安定
などの陽極材料からできていてもよく、たとえば金属イオンを発生させないもの
である。適当な陽極材料はたとえばガラス、セラミックス、黒鉛、種々のステン
レス鋼、アンチモンをドーピングした酸化スズ、および非改質プラスチックまた
は添加剤によって十分な導電性をもたせたプラスチックなどである。
【0028】 フィルムの厚さは分散系の固形物百分率、印加電圧、処理時間などのパラメー
ターを変更することにより調節することができる。
【0029】 電着法に使用する電圧の選択は得られるフィルムが特定の用途に求められる厚
さと品質を備えたものになるように行うべきである。一般に、電圧を高くするほ
ど電着速度が増し、したがってフィルムの厚さも増す。好ましくは印加電圧はAg
/AgCl参照電極に対して少なくとも0.5 V、もっと好ましくは少なくとも2.0 V、
最も好ましくは少なくとも4.0 Vとする。
【0030】 電着モードに関しては、「デッドエントリー」、「ライブエントリー」または
「昇電圧」が使用されよう。デッドエントリーは、ポリウレタン分散系を含む浴
に基材を先に入れ、その後で電圧を印加するやり方である。ライブエントリーは
、電圧をすでに印加してある分散浴に基材を入れるやり方である。昇電圧は、基
材を低または無電圧の浴に入れ、次いで印加電圧を所定の速度で、所望の目標値
へと高めていくやり方である。
【0031】 印加時間は所望のフィルム厚、分散系濃度および印加電圧に左右されよう。一
般に、電圧印加時間が長ければ長いほど、形成されるフィルムは厚くなる。所望
のフィルム厚は最終用途次第であろう。
【0032】 電流はフィルムを基材上に付着させながら測定することができる。電流の低下
はフィルムが実際に形成されつつあり、そのために抵抗が生じ、電流が低下して
いることを示す。もし望むなら、電着ステップの後にもっと通常のフィルム形成
法、たとえば浸漬コーティング法を実施することもできる。
【0033】 以下の実施例は例示だけが目的であり、請求項記載の発明の範囲を限定するも
のではない。パーセンテージは特に明記しない限り重量パーセントである。 実施例 以下の実施例では次の原料を使用した。
【0034】 − ポリエーテルポリオール:12.5%のエチレンオキシド末端キャップをもつ
分子量2000のポリオキシプロピレンジオール。
【0035】 − 低分子量ジオール:分子量425の全ポリオキシプロピレンジオール。
【0036】 − ポリイソシアネートA:4,4’異性体比率が98%、イソシアネート当量が125
のMDI。
【0037】 − ポリイソシアネートB:4,4’異性体比率が50%、イソシアネート当量が125
のMDI。
【0038】 − 界面活性剤:ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの22%水溶液。
【0039】 − ジアミン:分子量230のポリオキシプロピレンジアミン。 実施例1 52.0部のポリエーテルポリオールと14.7部の低分子量ジオールを混ぜ、次いで
この混合物を50℃に加熱することにより、ポリウレタンプレポリマーを調製した
。次にこの原料をやはり50℃に加熱しておいた29.1部のポリイソシアネートAお
よび4.2部のポリイソシアネートBと混合した。少量の塩化ベンゾイルを加えてポ
リオール中の残留塩基を中和した。次いで混合物を70℃で4時間加熱してから、
試験によりNCO分を求めた。NCO分は5.84 %であった。
【0040】 200 gのプレポリマーに13 gの水と28.5 gの界面活性剤を高剪断ミキサーによ
り2500 rpmで混合することによりポリウレタン分散系を調製した。相の逆転が観
察されるまで追加の水をゆっくりと加えた。0.15 NCO量論比濃度のジアミンを含
む追加の水を加えて固形分濃度を46.6%にした。
【0041】 12 V電池の正極に接続したニッケル棒を分散系に浸漬し、次いで負極に接続し
たワイヤーを分散系に浸漬することにより、ポリウレタンフィルムを形成した。
5分後にニッケル棒を取り出し、周囲条件下に5分間静置した。次いで、ニッケル
棒を周囲温度の蒸留水浴中で5分間浸出してから、80℃で90分間加熱した。次い
でフィルムをニッケル棒から剥がし、さらに30分間80℃で加熱した。ASTM D 412
-92に従って試験片を作製し試験した。フィルムの引張強さは1782 psi、100%伸
び率のもとでの応力は313 psi、破断点伸び率は540 %という試験結果が得られた
。 実施例2〜7 52.0部のポリエーテルポリオールと14.7部の低分子量ジオールを混ぜ、次いで
この混合物を50℃に加熱することによりポリウレタンプレポリマーを調製した。
次にこの原料をやはり50℃に加熱しておいた29.1部のポリイソシアネートAおよ
び4.2部のポリイソシアネートBと混合した。少量の塩化ベンゾイルを加えてポリ
オール中の残留塩基を中和した。次いで混合物を70℃で4時間加熱してから、試
験によりNCO分を求めた。NCO分は5.84 %であった。
【0042】 200 gのプレポリマーに13 gの水と28.5 gの界面活性剤を高剪断ミキサーによ
り2500 rpmで混合してポリウレタン分散系を調製した。相の逆転が観察されるま
で追加の水をゆっくりと加えた。表に示すような所望の固形分濃度に達するまで
追加の水を加えた。
【0043】 Sbをドーピングした酸化スズで被覆したガラスから透明電極を製作した。表に
掲げた電圧を印加して、Ag/AgCl参照電極に対する値を測定した。対極は1インチ
×1インチのPtホイルであった。電圧は表に掲げる処理時間にわたって保持し、
その時間中にポリウレタン分散系を電極上に付着させた。電着後、電極を2分間
水切りし、次いで70℃で乾燥させた。形成されたフィルムは均一透明なフィルム
であった。
【0044】
【表1】
【0045】 実施例8 ステンレス鋼で1インチ×1インチ電極を製作した。前面をガラスビーズでショ
ットブラスト処理し、均一な表面粗さとした。この電極を固形分濃度5 %の分散
系に入れた。電極の電位はAg/AgCl参照電極に対して+ 2.0 Vに保持した。対極は
1インチ×1インチのPtホイルであった。初期電流は2.7 mAであった。これは60分
間の処理で1.2 mAへと徐々に上昇した。できたフィルムは70℃で乾燥させた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08G 18/48 C08G 18/48 Z 18/65 18/65 A C08J 5/18 CFF C08J 5/18 CFF // B29K 75:00 B29K 75:00 B29L 7:00 B29L 7:00 C08L 75:08 C08L 75:08 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,YU,ZA,ZW (72)発明者 バッタチャージー,デブクマー アメリカ合衆国,テキサス 77566,レイ ク ジャクソン,ウォーターリリー コー ト 54 (72)発明者 グリブル,ミヒャエル ワイ. スイス国,ツェーハー−8832 ボレーラ ウ,シュバルベントネシュトラーセ 49 (72)発明者 マッキンタイア,ジェイムズ エー. アメリカ合衆国,ミシガン 48642,ミッ ドランド,バーリントン コート 2115 Fターム(参考) 4C081 AC08 AC14 BA02 CA211 DA02 DC02 EA06 4F071 AA53 AC14 AE10 AE19 AH19 BB13 BC01 4F205 AA31 AG01 AH63 AH64 AK08 GA05 GC01 GE24 GF03 GF24 GN30 4J034 BA08 CA02 CA04 CA13 CA15 CA17 CB03 CB04 CB07 CB08 CC03 CC08 CC29 CC34 CC45 CC52 CC61 CC65 CD04 DA01 DB04 DG03 DG04 DG12 HA01 HA07 HC01 HC12 HC61 HC64 HC67 HC71 JA03 JA13 JA30 JA42 QC05 QC08 RA02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリウレタン分散系から基材上にフィルムを電着することを
    含むポリウレタンフィルム製造法。
  2. 【請求項2】 電着がAg/AgCl参照電極に対して少なくとも0.5 Vの電圧を基
    材に印加することおよびポリウレタン分散系を基材上に付着させることをさらに
    含む請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 分散系が (1) 最初のステップで非イオン性プレポリマーを調製し、後のステップで、 (2) プレポリマーの水性分散系を陰イオン界面活性剤の存在下で調製する という、2以上のステップの方法で形成され、両ステップが実質的に有機溶媒の
    不在下で行われる請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 プレポリマーがジイソシアネートと活性水素含有材料を含む
    ポリウレタンプレポリマー配合物から調製される請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 ジイソシアネートが (a) 脂肪族ジイソシアネート、または (b) MDI、TDIおよびそれらの混合物からなる群より選択される芳香族ジイソ
    シアネート のいずれかであり、また、活性水素含有材料が (a) 高分子量ジオールと低分子量ジオールの混合物、または (b) 高分子量ジオール のいずれかであって、活性水素含有材料が低分子量ジオールを含まない場合には
    、二官能アミン連鎖延長剤を含む水にプレポリマーを分散させることを特徴とす
    る請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 高分子量ジオールが、0〜25 %のエチレンオキシドキャップ
    をもつ高分子量ポリオキシプロピレンジオールである請求項5記載のポリウレタ
    ンフィルム。
  7. 【請求項7】 分散系の粒子の大きさが0.9〜0.05ミクロンである請求項1
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 分散系の固形分濃度が5〜60重量パーセントである請求項1
    記載の方法。
  9. 【請求項9】 ポリウレタン分散系から基材上にフィルムを電着させること
    を含む方法により製造されるフィルムを含むポリウレタンフィルム。
  10. 【請求項10】 フィルムが手袋、コンドーム、医療用バッグ、血管形成術
    用バルーン、またはカテーテルの形をとる請求項9記載のポリウレタンフィルム
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