JP2002540218A - 多発性硬化症の処置に有用なペプチド及びこれを含有する薬学組成物 - Google Patents

多発性硬化症の処置に有用なペプチド及びこれを含有する薬学組成物

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Abstract

(57)【要約】 多発性硬化症の処置に有用なペプチド化合物であって、R−Asn−Gly−Val−Gly−His−Gly−Phe−Gly−Asn−Gly−Val−Gly−Pro−Gly−Thr−Gly−Pro−Gly−Ser−Gly−R′(I)(配列番号:1);R−Gly−Pro−Gly−Val−Gly−Phe−Gly−Lys−Gly−Ile−Gly−Thr−Gly−Arg−Gly−Pro−Gly−Pro−Gly−Gln−R′(II)(配列番号:2);R−Gln−Gly−Pro−Gly−Pro−Gly−Arg−Gly−Thr−Gly−Ile−Gly−Lys−Gly−Phe−Gly−Val−Gly−Pro−Gly−R′(III)(配列番号:3);及びR−Gly−Ser−Gly−Pro−Gly−Thr−Gly−Pro−Gly−Val−Gly−Asn−Gly−Gly−Phe−Gly−His−Gly−Val−Gly−Asn−R′(IV)(配列番号:4)(式中、RはH−又はCOCHで、R′はCOOH又はCONHであり、各アミノ酸がL又はDの立体配置を有する。)からなる群より選ばれるペプチド化合物。これを含有する薬学組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の属する技術分野) 本発明は多発性硬化症の処置に有用なペプチド化合物及びこれを含有する薬学
組成物に関する。
【0002】 (従来の技術) 多発性硬化症(MS)は、最も一般的な中枢神経系の急性脱髄疾患である。特
に、MSは、中枢神経系(CNS)で、本質的に、白質、視神経、及び脳室周囲
の領域において、散在した脱髄のプラーク又は島によって病理学的に特徴付けら
れる。
【0003】 実際、CNSの神経を包んでいるミエリンの消失は、その神経の脳への及び脳
からの電気的活動電位を生じさせる能力を破壊することを伴い、このことはMS
の種々の症状を生じさせる。かかる症状は影響を受けた中枢神経系の領域に依存
する。通常、影響を受けるこれらの系には、視覚、協調運動、感覚、認知機能、
膀胱制御、単語又は音節の始まりでの躊躇の傾向のある緩徐な発声を伴う言語が
含まれ、また、1つ以上の四肢、体躯におけるか、又は顔面の片側上の感覚異常
、脚又は手の弱さ又は不体裁さが含まれる。
【0004】 これらの経過は高度に変化し、予測できず、ほとんどの患者において、弛張性
である。いくらかの患者はこの疾病の影響が最小であるが、他の患者はすべての
能力障害までの進行が早い。
【0005】 さらに、女性は男性よりもMSを発現し易く、この疾病は温帯気候(1:20
00)の方が熱帯(1:10000)よりも一層一般的であることが知られてい
る。
【0006】 現在、MSによって生じる本質的な神経性の能力障害の進行を止めることがで
きる療法は知られていない。目下の療法は、急性の罹患からの回復を促進する副
腎皮質ステロイドが認められているが、これらは長期的な経過を変えるとは信じ
られていない。免疫抑制剤、シクロホスファミド、レフルノミド(leflunomide)
及びシクロスポリンは時に進行性のMSに用いられるが、それらは催奇性及び発
癌性である。
【0007】 この理由から、科学者は現在、破壊的な免疫細胞を除去し、残りの身体の保護
的免疫系を無傷のままにすることができる新しい治療剤の研究を進めている。
【0008】 これまで、かかる研究はTリンパ球によりもたらされるより一層明らかな役割
を示している。Tリンパ球は、身体(自己)に属する物質と外来の物質との間を
識別することができる。それらは、T細胞表面から突き出るタンパク質、T細胞
受容体(TCR)によって1種の特異的抗原(通常はペプチドフラグメント)を
認識するが、これはこのフラグメントが、特定の抗原を示す細胞の表面に配置さ
れる主要組織適合性複合体(MHC)の分子と関連する時にのみ起こる。形成さ
れる三分子の複合体(MHC−ペプチド−TCR)は、自己反応性のT細胞クロ
ーンの活性化を引き起こし、これはインターフェロンγ及び腫瘍壊死因子として
タンパク質を放出し、これらはMSの脱髄過程を引き起こす。
【0009】 T細胞受容体は修飾されたリガンドを認識し、TCR拮抗作用〔デマジストリ
ス(De Magistris)等、“セル(Cell)”、68巻、625〜
634頁、1992年)、T細胞寛容又はT細胞アネルギー〔シュバルツ(Sc
hwartz)、“サイエンス(Science)”、248巻、1349〜1
356頁、1990年;スロアン−ランカスター(Sloan−Lancast
er)等、“ネイチャー(Nature)”、363巻、156〜159頁、1
993年〕として、異なる機構により種々の方法において応答することが知られ
ている。
【0010】 明らかに、そのアネルギーは、自然のタンパク質抗原の主要な免疫優性のT細
胞決定要因に対応する合成ペプチドによって誘導され、それらはT細胞のそれら
自身に対する無応答性を誘導することができる〔ビダート(Vidard)等、
“プロシーディングス オブ ナショナル アカデミー オブ サイエンシーズ
(Proc.Natl.Acad.Sci.)USA”、92巻、2259〜2
262頁、1995年〕。アネルギーのリンパ球は、抗原を用いる再刺激におい
てIL−2を産生することができない(シュバルツ、“サイエンス”、248巻
、1349〜1356頁、1990年)。
【0011】 例えば、ヒトのミエリン塩基性タンパク(hMBP)からの脳炎惹起性のペプ
チドエピトープの87〜99のVal−His−Phe−Phe−Lys−Il
e−Val−Thr−Pro−Arg−Thr−Proにおいて、プロリン(9
6→Pro)のアラニンによる置換は、MBPに特異的なT細胞クローンにおい
て増殖性の応答を誘導する能力を低下させると共に、T細胞の反応性低下を引き
起こす。しかし、かかるペプチドは、感受性マウス株において更に脳脊髄炎を起
こすことがある〔ブローク,エス.(Broke,S.)等、“ネイチャー”、
379号、343〜346頁、1996年〕。
【0012】 このアプローチは臨床的に有用な結果を導かなかった。その理由は、変化させ
たペプチドが、自己反応性T細胞サブセット上で特異的に働くことができ、特定
の条件においてまた疾病を起こすからである。
【0013】 これらの理由から、感受性のヒト、又は自己反応性応答を誘導されずにMSを
患う個体において、自己反応性Tリンパ球の無応答性(アネルギー)の状態を誘
導することができるペプチドの必要性が未だ感じられている。
【0014】 本発明では、これらの特性が以下の群から選ばれるペプチド化合物によって所
有されることを見出した: R−Asn−Gly−Val−Gly−His−Gly−Phe−Gly−A
sn−Gly−Val−Gly−Pro−Gly−Thr−Gly−Pro−G
ly−Ser−Gly−R′(I)(配列番号:1)、 R−Gly−Pro−Gly−Val−Gly−Phe−Gly−Lys−G
ly−Ile−Gly−Thr−Gly−Arg−Gly−Pro−Gly−P
ro−Gly−Gln−R′(II)(配列番号:2)、 R−Gln−Gly−Pro−Gly−Pro−Gly−Arg−Gly−T
hr−Gly−Ile−Gly−Lys−Gly−Phe−Gly−Val−G
ly−Pro−Gly−R′(III)(配列番号:3)、及び R−Gly−Ser−Gly−Pro−Gly−Thr−Gly−Pro−G
ly−Val−Gly−Asn−Gly−Gly−Phe−Gly−His−G
ly−Val−Gly−Asn−R′(IV)(配列番号:4) (式中、RはH−又はCOCHで、R′はCOOH又はCONHであり、各
アミノ酸がL又はDの立体配置を有する。)。
【0015】 したがって、本発明の第1の目的は、 R−Asn−Gly−Val−Gly−His−Gly−Phe−Gly−A
sn−Gly−Val−Gly−Pro−Gly−Thr−Gly−Pro−G
ly−Ser−Gly−R′(I)(配列番号:1)、 R−Gly−Pro−Gly−Val−Gly−Phe−Gly−Lys−G
ly−Ile−Gly−Thr−Gly−Arg−Gly−Pro−Gly−P
ro−Gly−Gln−R′(II)(配列番号:2)、 R−Gln−Gly−Pro−Gly−Pro−Gly−Arg−Gly−T
hr−Gly−Ile−Gly−Lys−Gly−Phe−Gly−Val−G
ly−Pro−Gly−R′(III)(配列番号:3)、及び R−Gly−Ser−Gly−Pro−Gly−Thr−Gly−Pro−G
ly−Val−Gly−Asn−Gly−Gly−Phe−Gly−His−G
ly−Val−Gly−Asn−R′(IV)(配列番号:4) (式中、RはH−又はCOCHで、R′はCOOH又はCONHであり、各
アミノ酸がL又はDの立体配置を有する。)からなる群より選ばれるペプチド化
合物を提供することである。
【0016】 本発明のペプチド化合物は、アミノ酸の適切な保護、保護されたアミノ酸の結
合及び保護基の除去のためにペプチド化学において通常用いられる方法に従い調
製することができる。
【0017】 好ましくは、前記ペプチドは固相合成技術にしたがって調製する。この技術は
以下の工程を含む: −適切な試薬によって、αアミノ基及びアミノ基の双方が保護されたC末端アミ
ノ酸を、もしあれば、側鎖で、固相合成のための適切な支持体に結合する工程; −適切な試薬によってαアミノ酸の保護を除去する工程; −第2のアミノ酸を、C末端から始めて、αアミノ基で、及びもしあれば、側鎖
のアミノ基で双方を保護して、結合する工程; −αアミノ基で保護基を除去し、N末端残分までのペプチド配列に含まれるすべ
てのアミノ酸の結合が完了するまで結合及び脱保護工程を実行する工程; −残る側鎖保護基を除去し、固相合成のための支持体から組み立てたペプチドを
分離する工程。
【0018】 これらの技術は広く文献に記載されており、当業者によく知られている〔アテ
ルトン及びシェッパード(Atherton&Sheppard)、1989年
、固相ペプチド合成(Solid Phase Peptide Synthe
sis)、IRLプレス社、英国のオックスフォード所在〕。
【0019】 これによって、本発明の第2の目的は、薬学組成物を提供することであり、こ
の組成物は、 R−Asn−Gly−Val−Gly−His−Gly−Phe−Gly−A
sn−Gly−Val−Gly−Pro−Gly−Thr−Gly−Pro−G
ly−Ser−Gly−R′(I)(配列番号:1)、 R−Gly−Pro−Gly−Val−Gly−Phe−Gly−Lys−G
ly−Ile−Gly−Thr−Gly−Arg−Gly−Pro−Gly−P
ro−Gly−Gln−R′(II)(配列番号:2)、 R−Gln−Gly−Pro−Gly−Pro−Gly−Arg−Gly−T
hr−Gly−Ile−Gly−Lys−Gly−Phe−Gly−Val−G
ly−Pro−Gly−R′(III)(配列番号:3)、及び R−Gly−Ser−Gly−Pro−Gly−Thr−Gly−Pro−G
ly−Val−Gly−Asn−Gly−Gly−Phe−Gly−His−G
ly−Val−Gly−Asn−R′(IV)(配列番号:4) (式中、R、R′、アミノ酸配置は上記の意味を有する。)からなる群より選ば
れる治療に有効な量のペプチド、及び 少なくとも1種の薬学的に許容できる不活性な成分を含有する。
【0020】 本発明の更に他の目的は、多発性硬化症を患う患者を処置する方法を提供する
ことであり、この方法は、 必要とする患者に、R−Asn−Gly−Val−Gly−His−Gly−
Phe−Gly−Asn−Gly−Val−Gly−Pro−Gly−Thr−
Gly−Pro−Gly−Ser−Gly−R′(I)(配列番号:1)、 R−Gly−Pro−Gly−Val−Gly−Phe−Gly−Lys−G
ly−Ile−Gly−Thr−Gly−Arg−Gly−Pro−Gly−P
ro−Gly−Gln−R′(II)(配列番号:2)、 R−Gln−Gly−Pro−Gly−Pro−Gly−Arg−Gly−T
hr−Gly−Ile−Gly−Lys−Gly−Phe−Gly−Val−G
ly−Pro−Gly−R′(III)(配列番号:3)、及び R−Gly−Ser−Gly−Pro−Gly−Thr−Gly−Pro−G
ly−Val−Gly−Asn−Gly−Gly−Phe−Gly−His−G
ly−Val−Gly−Asn−R′(IV)(配列番号:4) (式中、R、R′、アミノ酸配置は上記の意味を有する。)からなる群より選ば
れるペプチド化合物の有効量を投与する工程を含む。
【0021】 好ましくは、本発明の薬学組成物は、式(I)〜(IV)(配列番号:1〜4
)の少なくとの1種のペプチド化合物及び少なくとも1種の薬学的に許容される不
活性な成分を含有する適切な剤形で調製する。
【0022】 適切な投与経路の例は、吸入又は経口経路であり;それらは免疫学的な反応性
低下(経口寛容)の状態を誘導することが知られている〔グラインシュタイン(
Grainstein)等、“ケミカル イムノロジー(Chem.Immun
ol.)”、58巻、259〜290頁、1994年〕。
【0023】 適切な剤形の代表的な例は、経口投与用の丸剤、カプセル、糖衣丸剤、顆粒、
溶液及びシロップであり、局所投与用の軟膏及びプラスターであり;直腸投与用
の座剤及び注射、吸入及び眼科投与用の滅菌溶液である。
【0024】 また、これらの剤形は、保存剤、安定剤、表面活性剤、緩衝剤、浸透圧を調整
するための塩、乳化剤、甘味料、顔料、香料等のような他の通常の成分を含むこ
とができる。
【0025】 特定の治療により必要な場合、本発明の薬学組成物は、他の活性な薬理学的な
成分を含有することができ、この成分の併用投与は治療学上有用である。
【0026】 本発明の薬学組成物における本発明のペプチド化合物の代表的な量は、1〜1
00mg/kg/日の投与レベルを確かにするほどである。
【0027】 本発明の薬学組成物における式(I)〜(IV)(配列番号:1〜4)のペプ
チド化合物の量は、例えば、疾病の重症度、患者の体重、剤形、投与の選定経路
、日毎に投与された剤形の数及び式(I)〜(IV)(配列番号:1〜4)の選
定したペプチド化合物の特定の効果のような既知の因子に基づいて、十分広い範
囲で変更することができる。
【0028】 本発明の薬学組成物の剤形は、薬学における化学者に既知であり、混合、造粒
、圧縮、溶解、滅菌等のような方法が包含される技術に従って調製することがで
きる。
【0029】 以下(アッセイ1)で詳述するように、本発明のペプチド化合物の生物学的活
性は、実験的な自己免疫性の脳脊髄炎(EAE)の発生に適切なマウスの感受性
株においてインビボ研究により評価し、これはMSのネズミモデルを意味する。
【0030】 実際、MS及びEAEの双方は、CD4T細胞仲介疾患であり、MBP又は
脳炎惹起性ペプチドフラグメントでマウスを単純に免疫化することによって誘導
することができる。EAEは、MSと同様に、Tリンパ球による中枢神経系の浸
潤によって特徴付けられ、結果として、脱髄及び急性の脱髄、慢性の脱髄又は慢
性の再発性の麻痺を起こす。
【0031】 アッセイ1は、本発明のペプチド化合物が疾病の臨床的徴候の発生を遅らせ、
重症度を減少させ、処置したマウスの生存率を高めることができることを示して
いる。
【0032】 本発明を、更に、以下の例及びアッセイによって詳細に説明するが、これらは
例示目的のためだけのものであり、本発明を制限するものとして解釈してはなら
ない。
【0033】 例1 式(I)(配列番号:1)、式(II)(配列番号:2)のペプチド化合物及び
比較のペプチド化合物P81〜100(配列番号:5)(脳炎惹起性のマウスM
BPエピトープの81〜100配列に対応する。) これらのペプチド化合物を、次の完全自動化されたモデル(Model)43
1Aアプライドバイオシステム社(Applied Biosystem)のペ
プチド合成機、ソフトウエアバージョン1.2でのFmoc/DCC/HOBt
法〔ボダンツキー(Bodanszky)、“プリンシプルズ オブ ペプチド
シンセシス(Principles of peptide synthes
is)”、シュプリンガー出版(Springer−Verlag)、ニューヨ
ーク所在、1984年〕の固相合成、それに続く製造者の指示に従って合成した
。この合成は、式(I)(配列番号:1)のペプチド化合物の合成用のFmoc
−グリシン〔ノババイオケム社(NOVABIOCHEM)、スイス国のローフ
ェルフィンガー(Laufelfinger)所在、カタログ番号04−12−
2010、0.1ミリモル〕を用いて予め誘導体化するペプチド合成のためのア
シッドレービル樹脂(Wang樹脂)(ノババイオケム社、スイス国のローフェ
ルフィンガー所在)、及び式(II)(配列番号:2)のペプチド化合物及びペ
プチド化合物P81〜100(配列番号:5)の合成用のFmoc−グルタミン
(trytil)(ノババイオケム社、スイス国のローフェルフィンガー所在、
カタログ番号04−12−2036、0.1ミリモル)を用いて予め誘導体化す
るもので行った。N末端のFmoc保護されたアミノ基を、第1の合成サイクル
において、20%ピリジンのN−メチル−ピロリドン〔メルク社(Merck)
、独国のダルムシュタット所在〕の3mLを用いて、室温で14分間、かき混ぜ
ながら処理することで除去した。次いで、脱保護した樹脂を、N−メチル−ピロ
リドン(2.5mL)を用いて9分間室温で5回洗浄した。平均時間で、添加(
1ミリモル)すべき第2のアミノ酸を、カルボキシル端で1MのHOBTのN−
メチル−ピロリドンの1mL及び1Mのジシクロヘキシルカルボジイミド(DC
C)のN−メチル−ピロリドンの1mLを用いて処理することにより活性化した
。次いで、活性化したアミノ酸を樹脂と共に51分間かき混ぜながらインキュベ
ーションした。次いで、この樹脂を4回、2mLのN−メチル−ピロリドンを用
いて0.5分間洗浄した。この時点で、樹脂を、ピぺリジンを用いて脱保護し、
隣のアミノ酸と結合させる次の工程にかけた。この方法を以下に示すように保護
したすべてのアミノ酸について、順次繰り返した: Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Ser(tBu)−OH、Fmoc−G
ln(Trt)−OH、Fmoc−Thr(tBu)−OH、Fmoc−His
(Trt)−OH、Fmoc−Val−OH、Fmoc−Lys(Boc)−O
H、Fmoc−Pro−OH、Fmoc−Arg(Pbf)−OH、Fmoc−
Asn(Trt)−OH、Fmoc−Phe−OH、Fmoc−Ile−OH。
この合成が完了した後、及びN末端Fmoc基をピペリジンで除去した後、樹脂
を、メタノール、ジクロロメタンで、及び再びメタノール(メルク社、独国のダ
ルムシュタット所在)で洗浄し、減圧下に12時間、厳密に乾燥させた。次いで
、ペプチドの材料を樹脂から、レジンの200mgをトリフルオロ酢酸〔ピアス
社(Pierce)、米国イリノイ州ロックフォード所在〕、フェノール〔シグ
マ−アルドリッチ社(Sigma−Aldrich)、イタリア国ミラノ所在〕
、チオアニソール(シグマ−アルドリッチ社、イタリア国ミラノ所在)、水(シ
グマ−アルドリッチ社、イタリア国ミラノ所在)及びエタンジチオール(シグマ
−アルドリッチ社、イタリア国ミラノ所在)の比率83:6:5:4:2の混合
物の5mLを用い、室温で3.5時間処理することによって分離した。次いで、
混合物をガラスろ過機上でろ過し、そのペプチド材料を10mLの冷エチルエー
テルの添加によって沈澱させた。このペプチド材料を遠心分離によって得、その
ペレットを水、アセトニトリル(メルク社、独国のダルムシュタット所在)、及
びトリフルオロ酢酸の比率90:10:0.1の25mLの混合物中で溶解し、
アクアポア(Aquapore)カラム(アプライドバイオシステム社、米国カ
リフォルニア州フォスターシティ所在)上での半ば調製用のRP−HPLCによ
って精製した。主ピークに対応する材料を収集し、冷凍し、及び凍結乾燥させた
。これらのペプチド化合物を、分析用RP−HPLC、アミノ酸分析によって、
及び減圧下で一昼夜乾燥させたペプチド樹脂の定量によって特徴付けた。ペプチ
ド化合物を樹脂から、TFA/フェノール/チオアニソール/HO/エタンジ
チオール83:6:5:4:2(5mL/200mg樹脂)を用い、室温で3.
5時間インキュベーションして、切断した。次いで、これらの混合物をろ過し、
ペプチドの材料を10mLの冷エチルエーテルの添加によって沈澱させた。凍結
乾燥後、生成物をHO/CHCN/TFAの90:10:0.1中で溶解し
、半ば調製用のRP−HPLCによって精製した。精製後、それらのペプチドを
分析用HPLC、アミノ酸分析及びシナピン酸(シグマ−アルドリッチ社、イタ
リア国ミラノ所在)をマトリクスとして用いるクラトス コンパクト(KRAT
OS Kompact) MALDI III〔クラトスアナリティカルズ社(
KRATOS Analyticals)英国マンチェスター所在〕上でのTO
F−MALDI質量分析によって特徴付けた。
【0034】 このようにして、以下のペプチド化合物を調製した: Asn−Gly−Val−Gly−His−Gly−Phe−Gly−Asn
−Gly−Val−Gly−Pro−Gly−Thr−Gly−Pro−Gly
−Ser−Gly(I)(配列番号:1)、 Gly−Pro−Gly−Val−Gly−Phe−Gly−Lys−Gly
−Ile−Gly−Thr−Gly−Arg−Gly−Pro−Gly−Pro
−Gly−Gln(II)(配列番号:2)、 Asn−Pro−Val−Val−His−Phe−Phe−Lys−Asn−
Ile−Val−Thr−Pro−Arg−Thr−Pro−Pro−Pro
Ser−Gln(P81〜100)(配列番号:5)。
【0035】 同じ方法で、以下のペプチドも調製した: Gln−Gly−Pro−Gly−Pro−Gly−Arg−Gly−Thr
−Gly−Ile−Gly−Lys−Gly−Phe−Gly−Val−Gly
−Pro−Gly(III)(配列番号:3)、 Gly−Ser−Gly−Pro−Gly−Thr−Gly−Pro−Gly
−Val−Gly−Asn−Gly−Gly−Phe−Gly−His−Gly
−Val−Gly−Asn(IV)(配列番号:4)。
【0036】 アッセイ1 式(I)(配列番号:1)及び式(II)(配列番号:2)のペプチド化合物の
インビボ活性 式(I)及び(II)(配列番号:1〜2)のペプチド化合物のインビボ活性
を、SJLの雌のマウスの4つの群を6〜15週齢で用いて評価した。このマウ
スの株は、実験的アレルギー性脳炎(EAE)を発生させる能力のために遺伝学
的に選定した。
【0037】 マウスの2つの群を、式(I)及び(II)(配列番号:1〜2)のペプチド
化合物(300ナノモル)のそれぞれを0.05mLの生理的溶液中に溶解して
次いで0.05mLの不完全フロイントアジュバント(IFA)(シグマ社、イ
タリア国所在)で乳化して用いて、腹腔内に免疫化した。
【0038】 陽性及び陰性コントロールとして、それぞれ、P81〜100(配列番号:5
)及びIFA単独を用いた。
【0039】 2週間後、EAEをすべての群において、P81〜100(配列番号:5)の
300ナノモルを0.1mLの生理的溶液中に溶解して次いで0.1mLの完全
フロイントアジュバント(CFA)(シグマ社、イタリア国所在)で乳化して用
いて誘発することによって誘導した。
【0040】 百日咳毒素(200ナノグラム)〔フルカセイミ社(Fluka Chemi
e AG)、スイス国所在〕を、免疫化の時及び2日後に静脈内に注射した。百
日咳毒素の役割は、自己反応性リンパ球の遊走を脳のバリヤーによって高めるこ
とである〔ベルナルド(Bernard)等、“ジャーナル オブ イムノロジ
ー(J.Immunol.)”、114巻、1537〜1540頁、1975年
〕。
【0041】 マウスを、9日を起点として60日まで毎日、EAEの臨床的徴候を観察し、
以下の臨床的尺度:1、リンプテイル;2、部分的な後ろのリンプ麻痺;3、完
全な後ろのリンプ麻痺;4、後ろ及び前のリンプ麻痺;5、瀕死(ブローク,エ
ス.等、“ネイチャー”、379巻、343〜346頁、1996年)に従って
等級付けした。等級5のマウスは安楽死させた。 結果を表1に示す。
【0042】
【表1】 *EAEの発生率は、臨床的なEAEを有するマウスの数/免疫化したマウスの
数として現す。 **発症の日は、発症の日の平均±SD(標準偏差)として現す。 ***重症度は、病気マウスの平均重症度±SDとして現す。
【0043】 表1からのデータは、式(I)(配列番号:1)のペプチド化合物で処置され
たマウスがEAEを発生させないことを示す。式(II)(配列番号:2)のペ
プチド化合物で処置したマウスは、EAEの臨床的徴候を発現したが、減少した
発生率及び陽性コントロール(IFA群)に比べて発症の遅延の増加を示した。
【配列表】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 ジォルジオ ファッシーナ イタリア国 20133 ミラノ ヴィア バ ッシーニ 49 Fターム(参考) 4C084 AA02 BA01 BA08 BA18 BA23 CA59 ZA012 4H045 AA10 AA20 AA30 BA17 EA20 FA34

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペプチドであって、 R−Asn−Gly−Val−Gly−His−Gly−Phe−Gly−A
    sn−Gly−Val−Gly−Pro−Gly−Thr−Gly−Pro−G
    ly−Ser−Gly−R′(I)(配列番号:1)、 R−Gly−Pro−Gly−Val−Gly−Phe−Gly−Lys−G
    ly−Ile−Gly−Thr−Gly−Arg−Gly−Pro−Gly−P
    ro−Gly−Gln−R′(II)(配列番号:2)、 R−Gln−Gly−Pro−Gly−Pro−Gly−Arg−Gly−T
    hr−Gly−Ile−Gly−Lys−Gly−Phe−Gly−Val−G
    ly−Pro−Gly−R′(III)(配列番号:3)、及び R−Gly−Ser−Gly−Pro−Gly−Thr−Gly−Pro−G
    ly−Val−Gly−Asn−Gly−Gly−Phe−Gly−His−G
    ly−Val−Gly−Asn−R′(IV)(配列番号:4) (式中、RはH−又はCOCHで、R′はCOOH又はCONHであり、各
    アミノ酸がL又はDの立体配置を有する。)からなる群より選ばれることを特徴
    とするペプチド。
  2. 【請求項2】 薬学組成物であって、 R−Asn−Gly−Val−Gly−His−Gly−Phe−Gly−A
    sn−Gly−Val−Gly−Pro−Gly−Thr−Gly−Pro−G
    ly−Ser−Gly−R′(I)(配列番号:1)、 R−Gly−Pro−Gly−Val−Gly−Phe−Gly−Lys−G
    ly−Ile−Gly−Thr−Gly−Arg−Gly−Pro−Gly−P
    ro−Gly−Gln−R′(II)(配列番号:2)、 R−Gln−Gly−Pro−Gly−Pro−Gly−Arg−Gly−T
    hr−Gly−Ile−Gly−Lys−Gly−Phe−Gly−Val−G
    ly−Pro−Gly−R′(III)(配列番号:3)、及び R−Gly−Ser−Gly−Pro−Gly−Thr−Gly−Pro−G
    ly−Val−Gly−Asn−Gly−Gly−Phe−Gly−His−G
    ly−Val−Gly−Asn−R′(IV)(配列番号:4) (式中、RはH−又はCOCHで、R′はCOOH又はCONHであり、各
    アミノ酸がL又はDの立体配置を有する。)からなる群より選ばれる少なくとも
    1種のペプチド化合物の有効量と、 少なくとも1種の薬学的に許容される不活性成分とを含有することを特徴とす
    る薬学組成物。
  3. 【請求項3】 多発性硬化症を患っている患者を処置するにあたり、 必要としている患者に、 R−Asn−Gly−Val−Gly−His−Gly−Phe−Gly−A
    sn−Gly−Val−Gly−Pro−Gly−Thr−Gly−Pro−G
    ly−Ser−Gly−R′(I)(配列番号:1)、 R−Gly−Pro−Gly−Val−Gly−Phe−Gly−Lys−G
    ly−Ile−Gly−Thr−Gly−Arg−Gly−Pro−Gly−P
    ro−Gly−Gln−R′(II)(配列番号:2)、 R−Gln−Gly−Pro−Gly−Pro−Gly−Arg−Gly−T
    hr−Gly−Ile−Gly−Lys−Gly−Phe−Gly−Val−G
    ly−Pro−Gly−R′(III)(配列番号:3)、及び R−Gly−Ser−Gly−Pro−Gly−Thr−Gly−Pro−G
    ly−Val−Gly−Asn−Gly−Gly−Phe−Gly−His−G
    ly−Val−Gly−Asn−R′(IV)(配列番号:4) (式中、RはH−又はCOCHで、R′はCOOH又はCONHであり、各
    アミノ酸がL又はDの立体配置を有する。)からなる群より選ばれるペプチド化
    合物の有効量を投与する工程を含むことを特徴とする患者の処置方法。
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