JP2002540124A - 寄生虫を制御するための方法および組成物 - Google Patents

寄生虫を制御するための方法および組成物

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クラース・ダニエル・クセンドラハー
ペトルス・マルティヌス・ファン・ハーレン
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カムピナ・メルクニー・ベスローテン・フェンノートシャップ
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    • A01N63/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing microorganisms, viruses, microbial fungi, animals or substances produced by, or obtained from, microorganisms, viruses, microbial fungi or animals, e.g. enzymes or fermentates
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、少なくとも、(a)ラクトペルオキシダーゼ;(b)チオシアネート;および/または(c)ヨージド;および(d)過酸化水素供給源からなる組成物で生物を処理することを含む、生物上の寄生虫の制御方法に関する。この方法は、魚または甲殻類におけるウミジラミを制御するのに特に適しているが、植物におけるアブラムシおよびヒトにおけるアタマジラミにも適用することができる。本発明はさらには組成物および該方法にて用いるためのキットに関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は寄生虫、特にウミジラミ(sea lice)を制御するための方法
および装置に関する。
【0002】 (従来技術) ウミジラミは、魚が養殖されている(海)水養殖場で見られる寄生カイアシ甲
殻類(橈脚類)の一般名である。北欧、特にスコットランドおよびノルウェーに
おいては、ウミジラミはすでに海水魚の養殖場にとって最大の脅威であり、この
問題は増大し続けるばかりである。ウミジラミ感染による魚の被害および死は養
殖漁業において重要な一切の経費を含むコスト高となる。東南アジア、特にタイ
、フィリピンおよびインドネシアにおける海水および汽水養魚場およびエビ養殖
池においても問題が生じている。
【0003】 寄生ウミジラミ橈脚類は、23属および200種からなるCaligidae
科に属する。高い死亡率を生じさせ得る理由から、もっと重大な属がLepeo
phteirus、CaligusおよびPseudocaligusである。
北欧において、最も重大な寄生生物は、Lepeophtheirus sal
monisであり、次いでCaligus elongatusである。いずれ
もCaligidaeに属し、サケ科魚類の外部寄生虫である。L.salmo
nisの生活環は10期からなり、そのうちの第4カリムス期(chalimu
s stage)にサケに感染する。これらは自身を爪状の触角で魚に付着させ
、魚の皮膚を貫通し、したがって皮膚病変および大きな開口創の原因となる。そ
の後、二次細菌および真菌感染が魚の死ぬ原因となることが多い。
【0004】 ウミジラミを制御するために過酸化水素が使用されることが多く、これは約1
500mg/lの量で処理浴に添加される(例えば、Eka Nobel AB
の米国特許第5313911号参照)。しかしながら、大量の過酸化水素および
低い活性および魚に対する毒性のためにこれは理想的方法でない。
【0005】 浴処理はさらに異なる型の殺虫剤、例えばCypermethrinTM、N
uvanTM(活性物質;ジクロルボス)、PyrethrumTMおよびDi
pterexTM(活性物質;トリクロロフォン)を用いて行うこともできる。
これらの物質は厳重な制限下でのみ用いることができ、重大な欠点がある。これ
らは寄生虫に対して毒性であるだけでなく、魚および環境に対しても有害である
。その上、該物質の残りは魚内に蓄積し、したがって消費者に間接的な危険が生
じる。該物質の取り扱いも危険を伴う。結局、これらの物質はウミジラミのどの
発生期に対しても活性でない。
【0006】 (発明の開示) 前記載事項に照らしてみて、本発明の目的は、魚に対する欠点があまり多くな
く寄生虫を制御できる、有効で天然の環境にやさしい系を提供することである。 このことは、生物上の寄生虫を制御するための方法であって、少なくとも: (a)ラクトペルオキシダーゼ; (b)チオシアネート;および/または (c)ヨージド;および (d)過酸化水素供給源 を含む組成物で生物を処理することを含む、方法が本発明により達成される。
【0007】 この方法はウミジラミを制御するのに特に適しているが、他の寄生虫、例えば
植物上のアブラムシ、動物上の寄生虫、例えば人間におけるアタマジラミを制御
するのにも用いることができる。 他の種類の寄生虫の制御における適用方法は、もちろんウミジラミの制御にお
けるのと同じではない。後者の場合においては、魚を長期または短期間収容する
かまたは魚を浸す水中に活性物質を添加する。植物上の寄生虫の制御は、例えば
スプレーすることにより行うことができ、一方、アタマジラミの処理は、リンス
するか、擦り込むかまたはスプレーすることにより行うことができる。
【0008】 ラクトペルオキシダーゼ、チオシアネートおよび/またはヨージドおよび過酸
化水素からなる組成物は、寄生虫が接触する濃度が、ラクトペルオキシダーゼ(
LP)については0.5ないし20mg/l、好ましくは1ないし10mg/l
、より好ましくは2.5ないし7.5mg/l、最も好ましくは約5mg/lに
達し、過酸化水素については少なくとも10mg/l、好ましくは少なくも50
mg/l、より好ましくは少なくとも100mg/lに達し、チオシアネート(
SCN)については少なくとも約2.5mg/l、好ましくは少なくとも約5
mg/l、より好ましくは少なくとも約10mg/lに達するが、最大100m
g/lであり、ヨージド(I)については、少なくとも約5mg/l、好まし
くは少なくとも約30mg/lに達するが、最大100mg/lである場合に最
も有効である。
【0009】 本願において「寄生虫が接触する濃度」について言及する場合、これはウミジ
ラミの場合においては処理浴中の濃度、また他の寄生虫の場合においてはスプレ
ーまたは他の適用手段中の濃度を意味する。「組成物」は同様にその濃度が処理
濃度に等しいものを意味すると理解される。
【0010】 (発明を実施するための最良の形態) したがって、生物上の寄生虫を制御するためのかかる組成物は、以下の活性物
質を含む: (a)0.5ないし20mg/l、好ましくは1ないし10mg/l、より好ま
しくは2.5ないし7.5mg/l、最も好ましくは約5mg/lの量のラクト
ペルオキシダーゼ(LP); (b)少なくとも10mg/l、好ましくは少なくとも50mg/l、より好ま
しくは少なくとも100mg/lの量の過酸化水素; (c)少なくとも約2.5mg/l、好ましくは少なくとも約5mg/l、より
好ましくは少なくとも約10mg/lであるが、最大100mg/lの量のチオ
シアネート(SCN);および (d)少なくとも約5mg/l、好ましくは少なくとも約20mg/lであるが
、最大100mg/lの量のヨージド(I)。好ましい具体例において、本発
明の組成物は、5mg/lのラクトペルオキシダーゼ、10mg/lのチオシア
ネート、30mg/lのヨージドおよび100mg/lの過酸化水素を含む。
【0011】 この組成物は、順次、少なくとも2成分からなるキットから製造することがで
きる。 キットの成分は、少なくとも2成分であり、第一成分はラクトペルオキシダー
ゼ、チオシアネートおよび/またはヨージドを含み、第二成分は過酸化水素を含
む。過酸化水素を別に供給することにより、ラクトペルオキシダーゼが包装中に
すでに活性になるのを防止する。最終組成物の活性はこれにより低減できた。し
かしながら、キットは2以上の成分を含んでもよく、別個の過酸化水素に加えて
、他の構成成分が別々にまたは対にして供給される。成分はそれぞれ液体または
固体形態であってもよい。特に、ラクトペルオキシダーゼ、チオシアネートおよ
び/またはヨージドからなる成分もまた本発明の一部を形成する。
【0012】 キットの特に有利な具体例は、少なくとも2成分からなり、ここに第一成分が
0.5ないし20mg/l、好ましくは1ないし10mg/l、より好ましくは
2.5ないし7.5mg/l、最も好ましくは約5mg/lの寄生虫が接触する
濃度をもたらす量のラクトペルオキシダーゼ、少なくとも約2.5mg/l、好
ましくは少なくとも約5mg/l、より好ましくは少なくとも約10mg/lで
あるが、最大100mg/lの寄生虫が接触する濃度をもたらす量のチオシアネ
ート、および/または少なくとも約5mg/l、好ましくは少なくとも約20m
g/lであるが、最大100mg/lの寄生虫と接触する濃度をもたらす量のヨ
ージドを含む組成物により形成され、および第二成分が少なくとも10mg/l
、好ましくは少なくとも50mg/l、より好ましくは少なくとも100mg/
lの寄生虫と接触する濃度をもたらす量の過酸化水素の溶液により形成される。
特に推奨されるのは、第一成分が約5mg/lの寄生虫と接触する濃度をもたら
す量のラクトペルオキシダーゼ、約10mg/lの寄生虫と接触する濃度をもた
らす量のチオシアネートおよび/または約30mg/lの寄生虫と接触する濃度
をもたらす量のヨージドからなり、第二成分が100mg/lの寄生虫と接触す
る濃度をもたらす量の過酸化水素の溶液により形成されるキットである。
【0013】 組成物は全構成成分を含む濃縮組成物または固体組成物からも形成できる。所
望の処理濃度は、この濃縮液体または固体組成物を水に添加することにより得ら
れる。 魚を入れる前に処理浴を調製することが推奨される。これにより、水中に溶解
していないかまたはよく分散されていない異なる構成成分が局所的に高濃度にな
ることにより起こる魚への損傷が防止される。
【0014】 魚の健康をできるだけ守るために、処理時間はできるだけ短くするのが好まし
い。5から60分の間の処理時間が推奨される。本発明の活性物質は、高濃度の
過酸化水素または従来用いられている殺虫剤よりも毒性はかなり低いが、それで
も魚と活性物質の接触をできるだけ制限するのが望ましい。制御が完全でない場
合には、所望により後の段階で処理を繰り返してもよい。 本発明はさらに一般に寄生虫、特にウミジラミを制御するための組成物、キッ
トまたはその成分の使用に関する。本発明はさらに該組成物を製造するためのキ
ットまたはその成分の使用を含む。 以下の実施例を用いて本発明をさらに説明する。本発明の組成物は、本明細書
において「LP系」として表す。
【0015】 (実施例) 実施例1 ウミジラミに対するラクトペルオキシダーゼ(LP)系についてのインビトロ
試験 ウミジラミLepeophteirus salmonisの卵嚢を集め、5
日間15℃で、3.4重量%の塩分の水中でインキュベートした。この期間中に
、カイアシ甲殻類が発育し、健常な検体になった。 ラクトペルオキシダーゼ、ヨージド、チオシアネートおよび過酸化水素の成分
のうちの1またはそれ以上を、オゾン処理およびろ過を用いて滅菌した海水中に
溶解させた。1リットルあたり約200の橈脚類をその後これらの溶液のそれぞ
れに添加し、20分間インキュベートした。橈脚類を次にろ過し、洗浄し、再度
清浄な海水中に入れた。生存している橈脚類のパーセンテージを1時間後に測定
した。 溶液の組成およびその中の橈脚類の生存率を表1および2に示す。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】 表1および2から、個々の成分はウミジラミに対してほとんど効果はないが、
本発明のLP系におけるその組合せは有効であることがわかる。
【0019】 実施例2 魚のLP系に対する感受性 平均体重約50gのサケ稚魚を各成分の(海水中)溶液および完全LP系にさ
らした。以下の表は濃度を示す。
【0020】
【表3】
【0021】 サケ稚魚を新しい環境に移すと、どの場合においても、例えば鰓蓋の活動が若
干増大し、水面で泳ぎ回るなどストレス現象を起こした。約30分後に事実上平
静を取り戻した。 これらの現象は、対照および各成分の溶液のいずれにおいても観察され、対照
と各成分間の差はほとんどまたは全く見られなかった。 完全LP系についてのストレス反応は最低濃度(1mg/l LP)で明らか
に高く、泳ぎ回る行動と、中程度に増大した鰓蓋の活動は30分後でも見られた
。60分後にやっと平静を取り戻した。
【0022】 2.5mg/l LPの濃度で、これらの現象はさらに顕著であったが、許容
可能であった。 5ppm LPの濃度で、ストレス現象はさらにひどかった。60分後、ほと
んどの魚は依然として不活発であり、まとまりのない泳ぎ方であった。しかし致
死率はゼロであった。 さらに大型のサケ(約500g)および5mg/l LPを含むの系について
の試験から、これらの魚は該処理によりほとんど影響を受けないことがわかった
【0023】 実施例3 ウミジラミに「感染」した魚に対するLP系の効果のインビボ研究 この実施例においては、アトランティックサーモン(Atlantic sa
lmon)稚魚がL.salmonisのウミジラミに「感染」している状況に
おいて、2.5mg/l LP、2.5mg/l KSCN、7.5mg/l
KIおよび100mg/l HのLP系の効果を研究した。
【0024】 1.方法 それぞれ1mの4つのタンク中で、二年目の約50gのサケ稚魚40匹を周
囲温度(14℃±1℃)で、オゾン(>750Mv)で処理し、炭素でろ過した
海水中タンクごとに飼育した。タンク毎に、魚を1000の橈脚類L.salm
onisと1.5時間接触させ、寄生虫を前成虫期(pre−adult st
age)まで発育させた。 計測は、処理前に行い、全タンクが十分な前成虫期寄生虫を含むことを確認し
た。その後、処理を開始した。 タンクの内2つ(1および3)を本発明のLP系(2.5mg/l LP、2
.5mg/l KSCN、7.5mg/l KIおよび100mg/l H )で20分間処理した。タンク2および4は海水で同じ処理をした。海水の温
度は15℃であり、8mg/lより多くの酸素を含有した。サンプルを処理後1
、24および48時間で評価した。魚上の寄生虫のレベルを記録し、スチューデ
ントのt検定(Student’s t−test)を用いて処理前のレベルと
比較した。
【0025】 2.結果 寄生虫数の結果を以下の表に示す。寄生虫数は魚ごとに表し、10匹の魚の平
均値である。
【0026】
【表4】
【0027】 寄生虫の量 処理の1時間後に、いずれの群においても顕著な寄生虫量の減少はなかった。
処理の24時間後に、両処理群の寄生虫は著しく少なかった。処理の48時間後
に、それぞれ63%および53%の減少があった(p<0.01)。未処理対照
群においては寄生虫量における顕著な減少はなかった。
【0028】 魚の挙動 処理中11分めに、魚は幾分興奮を示し、15分で魚は速く泳ぎ、飛び跳ねる
動きをするほど強まった。19分で、一部の魚は危篤状態になり、タンクをフラ
ッシュした後にやっと回復した。死亡率はゼロであった。 2.5mg/lのLP、2.5mg/lのKSCN、7.5mg/lのKIお
よび100mg/lのHからなるLP系での20分間の処理はウミジラミ
に対して平均で58%有効であった。魚に対して幾分影響があるようであるが、
これは致命的ではない。小型の魚を高い海水温で処理したので、この試験は可能
な最悪の条件下で行ったことになる。より低い温度で、より大型の魚では、LP
系の影響に対してさらに抵抗力があるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01N 63/00 A01N 63/00 D (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 2B104 BA14 4H011 AC01 AD01 BA06 BB03 BB11 BB18 DA12 DD01

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも: (a)ラクトペルオキシダーゼ; (b)チオシアネート;および/または (c)ヨージド;および (d)過酸化水素供給源 からなる組成物で生物を処理することを含む、生物上の寄生虫を制御する方法。
  2. 【請求項2】 過酸化水素供給源が、過酸化水素その物またはグルコースオ
    キシダーゼおよびグルコースの系であって、これから過酸化水素が生じるもので
    あることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 寄生虫がウミジラミであり、生物が魚または甲殻類であるこ
    とを特徴とする請求項1および2記載の方法。
  4. 【請求項4】 魚を飼育している水中に組成物を添加することを特徴とする
    請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 寄生虫がアブラムシであり、生物が植物であることを特徴と
    する請求項1および2記載の方法。
  6. 【請求項6】 寄生虫が動物についていることを特徴とする請求項1および
    2記載の方法。
  7. 【請求項7】 寄生虫がアタマジラミであり、生物が人間であることを特徴
    とする請求項1および2記載の方法。
  8. 【請求項8】 寄生虫が接触するラクトペルオキシダーゼ(LP)の濃度が
    0.5ないし20mg/l、好ましくは1ないし10mg/l、より好ましくは
    2.5ないし7.5mg/l、最も好ましくは約5mg/lに達することを特徴
    とする請求項1ないし6記載の方法。
  9. 【請求項9】 寄生虫が接触する過酸化水素の濃度が、少なくとも10mg
    /l、好ましくは少なくとも50mg/l、より好ましくは少なくとも100m
    g/lに達することを特徴とする請求項1ないし7記載の方法。
  10. 【請求項10】 寄生虫が接触するチオシアネートの(SCN)の濃度が
    、少なくとも約2.5mg/l、好ましくは少なくとも約5mg/l、より好ま
    しくは少なくとも約10mg/lに達するが、最大100mg/lであることを
    特徴とする請求項1ないし8記載の方法。
  11. 【請求項11】 寄生虫が接触するヨージド(I)の濃度が、少なくとも
    約5mg/l、好ましくは少なくとも約20mg/lに達するが、最大100m
    g/lであることを特徴とする請求項1ないし9記載の方法。
  12. 【請求項12】 (a)0.5ないし20mg/l、好ましくは1ないし1
    0mg/l、より好ましくは2.5ないし7.5mg/l、最も好ましくは約5
    mg/lの量のラクトペルオキシダーゼ(LP); (b)少なくとも10mg/l、好ましくは少なくとも50mg/l、より好ま
    しくは少なくとも100mg/lの量の過酸化水素; (c)少なくとも約2.5mg/l、好ましくは少なくとも約5mg/l、より
    好ましくは少なくとも約10mg/lであるが、最大100mg/lの量のチオ
    シアネート(SCN); (d)少なくとも約5mg/l、好ましくは少なくとも約20mg/lであるが
    、最大100mg/lの量のヨージド(I) を含み、ここに、活性物質のすべての量は、寄生虫が接触する活性物質の濃度で
    ある、生物上の寄生虫を制御する組成物。
  13. 【請求項13】 50mg/lのラクトペルオキシダーゼ、10mg/lの
    チオシアネート、30mg/lのヨージドおよび100mg/lの過酸化水素を
    含む請求項11記載の組成物。
  14. 【請求項14】 生物上の寄生虫を制御するための、少なくとも2つの成分
    を含むキットであって、第一成分が0.5ないし20mg/l、好ましくは1な
    いし10mg/l、より好ましくは2.5ないし7.5mg/l、最も好ましく
    は約5mg/lの寄生虫が接触する濃度をもたらす量のラクトペルオキシダーゼ
    、少なくとも約2.5mg/l、好ましくは少なくとも約5mg/l、より好ま
    しくは少なくとも約10mg/lであるが、最大100mg/lの寄生虫が接触
    する濃度をもたらす量のチオシアネート、および/または少なくとも約5mg/
    l、好ましくは少なくとも約30mg/lであるが、最大100mg/lの寄生
    虫と接触する濃度をもたらす量のヨージドを含む組成物により形成され、第二成
    分が少なくとも10mg/l、好ましくは少なくとも50mg/l、より好まし
    くは少なくとも100mg/lの寄生虫と接触する濃度をもたらす量の過酸化水
    素の溶液により形成される、キット。
  15. 【請求項15】 第一成分が約5mg/lの寄生虫が接触する濃度をもたら
    す量のラクトペルオキシダーゼ、約10mg/lの寄生虫が接触する濃度をもた
    らす量のチオシアネートおよび/または約30mg/lの寄生虫が接触する濃度
    をもたらす量のヨージドを含み、第二成分が100mg/lの寄生虫が接触する
    濃度をもたらす量の過酸化水素の溶液により形成されることを特徴とする請求項
    12記載のキット。
  16. 【請求項16】 第一成分が濃縮液であることを特徴とする請求項13およ
    び14記載のキット。
  17. 【請求項17】 第一成分が固体形であることを特徴とする請求項13およ
    び14記載のキット。
  18. 【請求項18】 請求項13または14に記載するような寄生虫が接触する
    濃度をもたらす量のラクトペルオキシダーゼ、チオシアネートおよび/またはヨ
    ージドを含む請求項13−16記載のキットにおいて使用する成分。
  19. 【請求項19】 生物上の寄生虫を制御するための請求項11および12記
    載の組成物の使用。
  20. 【請求項20】 請求項11または12記載の組成物を製造するための請求
    項13−16記載のキットの使用。
  21. 【請求項21】 請求項13ないし16に記載するようなキットにおける請
    求項17記載の成分の使用。
JP2000607470A 1999-03-26 2000-03-23 寄生虫を制御するための方法および組成物 Pending JP2002540124A (ja)

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