JP2002538990A - ベニヤテープと使用方法 - Google Patents

ベニヤテープと使用方法

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JP2002538990A JP2000605002A JP2000605002A JP2002538990A JP 2002538990 A JP2002538990 A JP 2002538990A JP 2000605002 A JP2000605002 A JP 2000605002A JP 2000605002 A JP2000605002 A JP 2000605002A JP 2002538990 A JP2002538990 A JP 2002538990A
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イー. ボリトスキー,ロバート
ビー. ハートマン,リチャード
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3M Innovative Properties Co
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    • B27DWORKING VENEER OR PLYWOOD
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    • C09J7/381Pressure-sensitive adhesives [PSA] based on macromolecular compounds obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
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    • Y10T428/2839Web or sheet containing structurally defined element or component and having an adhesive outermost layer with release or antistick coating

Abstract

(57)【要約】 基材(26)に、例えば、コアボードに接着されるベニヤ材(12、14)を一時的に接合するためのベニヤテープ(22)。本発明はまた、ベニヤ集成材(10)の形成方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、基材に、例えば、コアボードに接着されるベニヤ材を一時的に接合
するためのベニヤテープに関する。より詳しくは、本発明は、ベニヤを基材に接
着した後に、テープ裏材をベニヤから引張り、ベニヤ上に接着剤層の全てまたは
相当な量を残すことができるベニヤテープ及びかかるテープの使用方法に関する
【0002】 背景技術 いろいろなテープが化粧張り表面を有する複合木材パネルの集成材に家具産業
において用いられる。これらの複合木材パネルの複合タイプは、「ファンシー面
」化粧張り表面パネルとして周知である。家具産業の現在のやり方は、パーティ
クルボードなど、寸法安定性があってより安いコアボードを覆う薄い木製ベニヤ
で家具を集成することである。オーク、カエデ、マツ、サクラなど、消費者が望
む装飾用の木材種は高価であり、従って厚さ約0.8mm(0.03インチ)の
薄いベニヤの形状で最も一般に用いられる。これらのベニヤ材はしばしば並列し
て配列され、互いに締結され、複合パネルまたはベニヤ表面を形成する。
【0003】 ベニヤの面をテープで止めることは、化粧張りの全作業の重要な部分である。
個々のベニヤ部分を複合材に集成し、従って複合木材パネルの品質を決めるのは
この時点である。
【0004】 ベニヤの面をテープで止めるために用いた代表的な方法は、クラフト紙裏材上
で水で活性化されたゴム接着剤を有する非感圧接着剤を使用する。作業者は、テ
ープのゴム面を湿潤スポンジの端から端まで引張り、それが粘着性になるように
十分な湿気を集める。次に、作業者は、接合されるベニヤの1つにテープを適用
し、テープの自由端を使用してその片を引張り、第2の片と端縁で接触させる。
次に、テープを第2の片上に摩擦し、そのプロセスは、全表面が仕上げられるま
で、繰り返される。テープのゴムが水分を失うとき、それは不粘着性になり、木
材とテープの他の層との確実な、永久接着を形成する。
【0005】 代表的な1個の家具上の適所にいくつかの表面ベニヤ材を保持するために、多
くの小さいテープ片が必要とされることがある。従って、テープの多数の層が存
在する場所がある場合がある。5〜7つのテープの層がいくつかのファンシー面
について一般的である。これは特に、接合されたベニヤが小さく、設計が複雑で
あり、留め継ぎにした隅が作製されるケースである。
【0006】 個々のベニヤ部分がパターンに集成された後、それは、コアボードに接着され
る。コアボードは、合板の表面にグルーを適用するロールコータに通される。テ
ープで止めたベニヤ集成材をグルーで接着されたボード上に配置し、次いで、コ
ールドプレスまたはホットプレスのどちらかを用いて、ボードにプレスする。コ
ールドプレスが用いられる場合、グルーは一般に水性ビニルタイプであり、それ
は、一般的に、通常の室温かそれよりやや高い温度で硬化する。ホットプレスに
ついては、グルーは一般に合成樹脂であり、しばしばいろいろな樹脂と触媒との
組合せで供給され、またはグルーの尿素ホルムアルデヒドタイプである。コール
ドプレスの条件は概して、室温(68°F(20℃))で45分〜48時間、1
00psi(690kPa)を超える。ホットプレスの条件は一般に、250°
F〜325°F(121℃〜163℃)の範囲の温度で75psi〜250ps
i(517kPa〜1724kPa)で最低30秒から10分までの範囲である
【0007】 プレスから出た後に、成形品をサンディングし、ベニヤの露出面からガム接着
テープを取り除く。テープが木材への永久接着を形成しているので、それは、ベ
ニヤ表面からサンディングして除去されなくてはならない。攻撃的なクロスグレ
ーンサンディングが、テープの大部分を除去する。このサンディング工程の間に
、ガム接着テープ裏材はサンディングベルトを目詰まりさせ、費用及び仕上げ時
間を増大させる。クロスグレーンサンディングの後に、成形品は一般に、色付け
及びワニス塗布のために表面を準備する更に3つのサンディング工程を経る。ベ
ニヤテープ上の水で活性化されたゴム接着剤を湿らせるために用いた水が接着剤
を木材の細孔に深く沈みこませるときに無駄も生じ、付加的なサンディングを必
要とする。更に、水で活性化されたゴム接着剤を湿らせるために用いた水がベニ
ヤを歪ませ、更に無駄を生じる可能性を生む。ベニヤを水で活性化された紙テー
プで互いに止めるプロセスに関連した著しい無駄があり、それは望ましくない。
【0008】 普通のマスキングテープは通常、このようなテープが残留物を後に残す傾向が
あり、それは、サンディングされる場合、ボールになり、ベニヤから繊維を引っ
張るので、複合材としてベニヤを接合するために薦められない。更に、普通のマ
スキングテープは、通常、接着剤と裏材との間の強度より小さい、低い耐離層性
の裏材を有する。耐離層性は、テープ裏材を2片に分けるために必要とされるテ
ープ裏材の厚さまたはz−方向の力の尺度である。それらの低い耐離層性のため
に、普通のマスキングテープの裏材は、プレス段階の後にベニヤから一体に剥離
せず、小さい裂片になってとれる。
【0009】 1998年12月10日に公開されたPCT公開第WO98/55280号(
クレメンツら)は、きれいに除去されるベニヤテープのについて開示している。
このテープは、積層プロセスの後に基材からきれいに除去可能である。テープは
、除去された後にベニヤ上に接着剤を10%より少なく残すことができる。
【0010】 発明の要旨 本発明はまた、ベニヤ集成材の形成方法を提供する。その方法は、a)ベニヤ
材の第1片をベニヤ材の第2片に隣接して整列する工程、b)裏材と前記裏材上
に配置された接着剤層とを有するベニヤテープを前記ベニヤ材の第1片と前記ベ
ニヤ材の第2片との間の接合部に適用してベニヤ集成材を形成する工程、c)前
記ベニヤ集成材を基材に接着する工程、及びd)その後、前記接着剤層の相当な
量が前記ベニヤ集成材上に残っている間に前記テープの前記裏材を前記ベニヤ集
成材から剥離する工程、を有する。この方法の1つの好ましい実施態様において
、前記方法は、e)接着剤をベニヤ集成材からサンディングする工程を更に有す
る。
【0011】 上記の方法の別の好ましい実施態様において、テープ裏材は、第1の主面、第
1の主面の反対側の第2の主面を有し、前記接着剤層が前記裏材の前記第2の主
面上に配置されて前記テープを前記ベニヤに接着し、工程c)の後に前記接着剤
層が凝集強さを有し、前記凝集強さにより、工程d)で前記裏材を前記ベニヤか
ら剥離したときに前記接着剤層が凝集分離をする。この実施態様の別の態様にお
いて、工程d)は、ベニヤ集成材上に接着剤層を30〜70%残す。
【0012】 上記の方法の更に別の好ましい実施態様において、工程d)は、全裏材を実質
的に一体に剥離する工程を有する。更に別の好ましい実施態様において、テープ
裏材は離層強さを有し、離層強さが接着剤層の凝集強さより大きい。上記の方法
の更に別の好ましい実施態様において、工程d)は、接着剤層の実質的に全てが
ベニヤ集成材上に残っている間にベニヤ集成材からテープの裏材を剥離する工程
を有する。この実施態様の別の態様において、工程d)は、ベニヤ集成材上に接
着剤層を少なくとも90%残す工程を有する。この実施態様の別の態様において
、前記テープ裏材が第1の主面、前記第1の主面の反対側の第2の主面を有し、
前記接着剤層が前記裏材の前記第2の主面上に配置されて前記テープを前記ベニ
ヤに第1の接着強さで接着し、前記接着剤層が前記裏材の前記第2の主面に第2
の接着強さで接着され、前記接着剤層が凝集強さを有し、工程c)の後に、1)
前記凝集強さが第2の接着強さより大きく、2)前記第1の接着強さが前記第2
の接着強さより大きい。この実施態様の別の態様において、工程d)は、全裏材
を実質的に一体に剥離する工程を有する。この実施態様の別の態様において、テ
ープ裏材は離層強さを有し、離層強さが接着剤層の第2の接着強さより大きい。
【0013】 上記の方法の別の好ましい実施態様において、ベニヤテープの接着剤層はポリ
(アルファ−オレフィン)接着剤を含む。更に別の好ましい実施態様において、
ベニヤテープの接着剤層はアクリルベースの接着剤を含む。別の好ましい実施態
様において、ベニヤテープの裏材は紙を含む。更に別の好ましい実施態様におい
て、ベニヤテープの裏材はフィルムを含む。
【0014】 上記の方法の更に別の好ましい実施態様において、ベニヤ材の第1片及びベニ
ヤ材の第2片は、オーク、カエデ、マツ、サクラ、クルミ、アッシュ、マホガニ
ー、チーク、カバノキ及びヒッコリーからなる群から選択される。この実施態様
の別の態様において、工程c)は、250°F〜325°F(121℃〜163
℃)の温度をベニヤ集成材に適用する工程を更に有する。
【0015】 上記の方法の別の好ましい実施態様において、工程c)は、75〜250ps
i(517kPa〜1724kPa)の圧力をベニヤ集成材に適用する工程を更
に有する。この実施態様の別の態様において、工程c)は、少なくとも30秒間
75〜250psi(517kPa〜1724kPa)の圧力を適用する工程を
更に有する。上記の方法の更に別の好ましい実施態様において、工程c)の前に
、ベニヤテープがベニヤ集成材上で再位置調整可能である。
【0016】 本発明はまた、ベニヤ集成材を提供する。ベニヤ集成材は、a)ベニヤ材の第
1片、b)前記ベニヤ材の第1片に隣接したベニヤ材の第2片、及びc)前記ベ
ニヤ材の第1片に及び前記ベニヤ材の第2片に接着したベニヤテープ、を含み、
前記テープが、i)第1の主面及び前記第1の主面の反対側の第2の主面を有す
る裏材、及びii)前記裏材の前記第2の主面上に配置された接着剤層、を有し
、i)45分間、68°F(20℃)で100psi(690kPa)、または
ii)1分間、250°F(121℃)で75psi(517kPa)、のいず
れかを適用して前記ベニヤ集成材を基材に接着した後、前記ベニヤテープと前記
ベニヤ材の第1片と前記ベニヤ材の第2片との間の接着が十分に強く、前記裏材
を前記ベニヤ集成材から除去するときに、前記接着剤層の相当な量が前記ベニヤ
集成材上に残っているように前記接着剤層が選択され、前記全裏材が、i)45
分間、68°F(20℃)で100psi(690kPa)、またはii)1分
間、250°F(121℃)で75psi(517kPa)、のいずれかを適用
して前記ベニヤ集成材を基材に接着した後に実質的に一体に除去可能である。
【0017】 上記のベニヤ集成材の好ましい実施態様において、前記接着剤層が凝集強さを
有し、i)45分間、68°F(20℃)で100psi(690kPa)、ま
たはii)1分間、250°F(121℃)で75psi(517kPa)、の
いずれかを適用して前記ベニヤ集成材を前記基材に接着した後に、前記凝集強さ
により、前記裏材を前記ベニヤ集成材から除去したときに前記接着剤層が凝集分
離をする。上記のベニヤ集成材の別の好ましい実施態様において、i)45分間
、68°F(20℃)で100psi(690kPa)、またはii)1分間、
250°F(121℃)で75psi(517kPa)、のいずれかを適用して
前記ベニヤ集成材を前記基材に接着した後に、前記裏材を前記ベニヤ集成材から
除去したときに、前記接着剤層の実質的に全てが前記ベニヤ集成材上に残ってい
る。この実施態様の別の態様において、前記接着剤層が第1の接着強さで前記ベ
ニヤ材の第1片及び第2片に接着され、前記接着剤層が第2の接着強さで前記裏
材の前記第2の主面に接着され、前記接着剤層が凝集強さを有し、i)45分間
、68°F(20℃)で100psi(690kPa)、またはii)1分間、
250°F(121℃)で75psi(517kPa)、のいずれかを適用して
前記ベニヤ集成材を基材に接着した後に、a)前記凝集強さが前記第2の接着強
さより大きく、b)前記第1の接着強さが前記第2の接着強さより大きい。
【0018】 上記のベニヤ集成材の別の好ましい実施態様において、テープ裏材は十分に大
きな離層強さを有し、裏材がベニヤ集成材から除去されるとき、全裏材が実質的
に一体に除去される。上記のベニヤ集成材の更に別の好ましい実施態様において
、接着剤層はポリ(アルファ−オレフィン)接着剤を含む。上記のベニヤ集成材
の別の好ましい実施態様において、ベニヤテープの接着剤層はアクリルベースの
接着剤を含む。上記のベニヤ集成材の別の好ましい実施態様において、ベニヤテ
ープのテープ裏材は紙を含む。上記のベニヤ集成材の更に別の好ましい実施態様
において、ベニヤテープのテープ裏材はフィルムを含む。上記のベニヤ集成材の
別の好ましい実施態様において、ベニヤテープはベニヤ材の第1片及び第2片の
上に初期に再位置調整可能である。上記のベニヤ集成材の別の好ましい実施態様
において、ベニヤ材の第1片及び第2片は、オーク、カエデ、マツ、サクラ、ク
ルミ、アッシュ、マホガニー、チーク、カバノキ及びヒッコリーからなる群から
選択される。
【0019】 本発明はまた、ベニヤテープを提供する。ベニヤテープは、a)0.001〜
0.005インチ(0.0254mm〜0.127mm)の厚さを有する下塗り
していない裏材、及びb)前記裏材上に配置された感圧ポリ(アルファ−オレフ
ィン)接着剤を含む。
【0020】 上記のベニヤテープの好ましい実施態様において、下塗りしていない裏材は平
らな紙を含む。この実施態様の別の態様において、平らな紙は0.0025〜0
.005インチ(0.0635mm〜0.127mm)の厚さを有する。上記の
ベニヤテープの別の好ましい実施態様において、下塗りしていない裏材はフィル
ムを含む。この実施態様の別の態様において、フィルムは0.001〜0.00
4インチ(0.0254mm〜0.1016mm)の厚さを有する。
【0021】 発明の詳細な説明 本発明は、基材に、例えば、コアボードに接着されるベニヤ材を一時的に接合
するためのベニヤテープに関する。より詳しくは、本発明は、ベニヤを基材に接
着した後に、テープ裏材をベニヤから引張り、ベニヤ上の接着剤層の全てまたは
相当な量を残すことができるベニヤテープ及びかかるテープの使用方法に関する
。結果として、ベニヤ集成材からテープ裏材をサンディングして除去することは
必要ではなく、それは、サンディングベルトをテープ裏材で目詰まりさせるのを
除き仕上げ時間を節約する。驚くべきことに、本発明のテープで用いた感圧接着
剤はサンディングベルトを許容できないほど目詰まりさせない。更に、本ベニヤ
テープは、接着剤を活性化するために水を必要とせず、水の使用によって起きる
問題、すなわち、ベニヤの歪み及び付加的な工程段階を取り除く。接着剤層の一
部分がベニヤ上に残っているので、テープ裏材をストリッピングして取り除くと
き、繊維がベニヤから引張られず、繊維の引張りによって起こされたベニヤの表
面のむらが生じる可能性を除く。
【0022】 図1は、グルーの層で基材26上に取り付けたベニヤ集成材10を示す。基材
26は一般に、ベニヤのような基材またはコアボードなどの厚い基材のより大き
な単一材である。ベニヤ集成材10は、ベニヤ材の第1片12及び隣接したベニ
ヤ材の第2片14、及びベニヤ材の第1片及び第2片を所定の位置に保持するベ
ニヤテープ22を有する。好ましくは、ベニヤ材の第1片及び第2片の、12、
14は、オーク、カエデ、マツ、サクラ、クルミ、アッシュ、マホガニー、チー
ク、カバノキ及びヒッコリーなどを含めるがそれらに制限されない、いろいろな
木材の何れからも作製される。ベニヤ材の第1片及び第2片12、14を集成し
、コアボード26上に取り付ける。ベニヤテープ22の短片は好ましくは、ベニ
ヤ材の第1片及び第2片12,14を一緒に保持するために接合部20に垂直に
一定間隔をあけて配置される。更に、長いベニヤテープ片22が、ベニヤ材の第
1片及び第2片12、14の端部の接合部20に重なり合い、ベニヤ材12、1
4を所定の位置に保持することができる。ベニヤテープ22の多数の層を避ける
ために、ベニヤテープ22の短片が、接合部20に垂直に隔置された隣接したベ
ニヤテープ片間で接合部20に重なり合ってもよい。
【0023】 背景技術で説明したように、ベニヤ集成材10が集成された後、次いで、それ
を配置し、グルーの層で基材26に接着する。ベニヤ集成材10及び基材26は
、コールドプレスまたはホットプレスの積層プロセスを経て、用いた接着剤、基
材及びベニヤのタイプに基づいて当業者によって選択されたコアボード26にベ
ニヤ集成材10を永久的に接着させる。コールドプレスの条件は概して、室温(
約68°F(20℃))で45分〜48時間、100psi(690kPa)を
超える。ホットプレスの条件は一般に、250°F〜325°F(121℃〜1
63℃)の範囲の温度で75psi〜250psi(517kPa〜1724k
Pa)の圧力で最低30秒から10分までの範囲である。積層後に、ベニヤテー
プ裏材30を除去し、通常、サンディングによって後で除去されるベニヤ集成材
10上の接着剤層36の少なくとも一部分を後に残す。
【0024】 図2は、ベニヤ材12、14の各々の第1の主面16に接着されたベニヤテー
プ22の拡大図を示す。ベニヤ材の第1片及び第2片12、14は各々、第1の
主面16及び第1の主面の反対側の第2の主面18を有する。ベニヤテープ22
は、第1の主面32及び第1の主面32の反対側の第2の主面34を有する裏材
30を有する。接着剤層36は、テープ裏材30の第2の主面34上に配置され
る。接着剤層36は、ベニヤ材12、14の第1の主面16と接着する。
【0025】 接着剤層36は、第1の接着強さ、第2の接着強さ、及び凝集強さを有する。
第1の接着強さは、界面38での、接着剤層36とそれが付着される表面、この
場合、ベニヤ材12、14の第1の主面16との間の接着の強度である。第2の
接着強さは、界面40での、接着剤層36とテープ裏材30の第2の主面34と
の間の接着の強度である。接着剤の凝集強さは、42などでの内部離層に抵抗す
る接着剤の強度である(図3を参照)。
【0026】 コールドプレスまたはホットプレスによってベニヤ集成材10をコアボード2
6に積層するプロセスの前に、ベニヤテープ22は好ましくは再位置調整可能で
ある。すなわち、38での第1の接着強さは凝集強さより小さく、38での第1
の接着強さは40での第2の接着強さより小さい。接着剤の接着強さと凝集強さ
との間のこれらの関係は、テープをベニヤ集成材10上に配置し、次いで、取り
上げ、何れの接着剤残留物をも後に残さずに再位置調整することを可能にする。
【0027】 ベニヤ集成材10は好ましくは、それらをコアボード26など、基材に接着す
る前に集成される。好ましくは、ベニヤ材の第1片12及びベニヤ材の第2片1
4を整列して複合表面を形成する。好ましくは第1及びベニヤ材の第2片12、
14は、ベニヤ材12、14の間の最小間隔を達成するように重なり合わさずに
整列される。次に、ベニヤ材12、14は、ベニヤテープ22を両方のベニヤ材
12、14に適用することによって所定の位置に保持される。ベニヤ材12、1
4を互いに接合する好ましい方法の1つは、ベニヤ材12、14を所定の位置に
維持するために接合部の長さに垂直に間隔をあけてベニヤテープ22の短片を適
用することである。任意に、ベニヤテープ22の長片を、ベニヤ材の第1片12
とベニヤ材の第2片14との間の接合部20に適用してもよい。
【0028】 集成後に、次いで、ベニヤ集成材10を基材26に接着してもよい。好ましく
は、ベニヤ集成材は、コールドプレスまたはホットプレスによってグルーの層で
基材26に永久的に接着される。接着した後に、裏材30は、接着剤層36の相
当な量がベニヤ集成材10上に残っている間にベニヤ集成材10から剥離される
。裏材30が取り除かれると、ベニヤ集成材上に残っている接着剤層36の一部
分が、好ましくは、サンディングによって、取り除かれる。
【0029】 コールドプレスまたはホットプレスによってベニヤ集成材10をコアボード2
6に積層するプロセスの後に、接着剤の、38での第1の接着強さ、40での第
2の接着強さ、及び凝集強さの間の関係は変化する。ベニヤテープ裏材30をベ
ニヤ集成材10から引張るとき、テープ22の除去は、2つの形式のうちの1つ
によりなされる。(1)裏材とベニヤとの両方の上に接着剤の相当な部分を残す
接着剤の凝集分離、(2)テープ裏材30が接着剤層36から剥がれ、ベニヤ材
12、14の表面に接着剤層36の全てまたは実質的に全てを残す。凝集分離を
図3に示す。図4は、接着剤層36から剥がれるテープ裏材30を示す。除去モ
ードは、接着剤の第1の接着強さと第2の接着強さと凝集強さとの間の関係に依
存する。
【0030】 図3は、ベニヤテープ裏材30が積層プロセスの後にベニヤ集成材10から引
張られるときの接着剤の凝集分離を示す。接着剤層36の一部分がテープ裏材3
0の第2の主面34の上に残っており、他方、接着剤層の別の部分がベニヤ材1
2、14の第1の主面16上に残っている。接着剤層36の凝集分離を得るため
に、38での第1の接着強さは接着剤層36の凝集強さより大きく、40での第
2の強さもまた、凝集強さより大きい。換言すれば、接着剤層36とテープ裏材
30との間の接着は接着剤層36の凝集強さより大きい。接着剤層とベニヤ基材
との間の接着もまた、接着剤層36の強さより大きく、一緒になったままである
。これらの関係は、接着剤層36をテープ裏材30とベニヤ材12、14との間
の42で割れさせる。好ましくは、接着剤層36の30%〜70%がベニヤ集成
材10上に残っている。テープ裏材30と接着剤層36の一部分との除去後に、
ベニヤ材12、14の第1の主面16をサンディングして、残っている接着剤を
取り除いてもよい。
【0031】 図4は、ベニヤテープ裏材30が積層プロセスの後にベニヤ集成材10から引
張られるときに接着剤層36から剥がれるテープ裏材30を示す。除去のこの形
式を得るために、40での第2の接着強さは38での第1の接着強さより小さく
、40での第2の接着強さは接着剤の凝集強さより小さい。換言すれば、テープ
裏材30と接着剤層36との間の接着は接着剤層36とベニヤ基材との間の接着
ほど強くなく、接着剤層36の凝集強さほど強くない。好ましくは、ベニヤテー
プ22がベニヤ集成材10から除去されるとき、接着剤層36の相当な量がベニ
ヤ集成材10の上に残っている。より好ましくは、接着剤層36の実質的に全て
がベニヤ集成材10の上に残っている。より好ましくは、接着剤層36の少なく
とも90%がベニヤ集成材10の上に残っている。更により好ましくは、接着剤
層36の少なくとも95%がベニヤ集成材10の上に残っている。最も好ましく
は、接着剤層36の全てがベニヤ集成材10の上に残っているが、非有意量の接
着剤がテープ裏材30の上に残っていてもよい。
【0032】 図4は、積層プロセスの後に、テープ裏材30が実質的に一体のままベニヤ集
成材10から除去されるのを示し、それが好ましい。より好ましくは、積層プロ
セスの後に、全テープ裏材30がベニヤ集成材10から一体に除去される。テー
プ裏材30が接着剤層36から分離しかけているときにそれを実質的に一体に維
持するために、裏材30の引裂強さ及び耐離層性は、40での第2の接着強さよ
り大きくなければならない、すなわち、裏材の耐離層性は接着剤層36と裏材3
0との間の接着より大きくなければならない。同様に、図3に示した凝集分離の
間、裏材の引裂強さ及び耐離層性は好ましくは、接着剤層36の凝集強さより大
きい。
【0033】 好ましくは、テープ裏材30は、上に説明したように、十分に大きい引裂強さ
及び離層強さを有するように選択される。1つの好ましいテープ裏材30には、
紙がある。他の好ましいテープ裏材には、ポリエステル、ナイロンなどのフィル
ム、高強度布、フィラメント複合材などがある。
【0034】 好ましくは、テープ裏材30は、ベニヤ集成材10を基材26に接着するプロ
セスの間、ベニヤ材12、14を所定の位置に保持するのに十分強いように選択
される。好ましくは、テープ裏材30は、ベニヤ表面に不都合に窪みをつけたり
または損なったりしないように十分に平坦且つ薄いのがよい。好ましくは、テー
プ裏材30の厚さは、0.001〜0.005インチ(0.025mm〜0.1
27mm)の範囲である。テープ裏材30が平らな紙である場合、平らな紙の厚
さは好ましくは0.0025〜0.005インチ(0.0635mm〜0.12
7mm)の範囲である。テープ裏材30がフィルムである場合、フィルムの厚さ
は好ましくは0.001〜0.004インチ(0.0254mm〜0.1016
mm)の範囲である。好ましい市販の裏材は、ジョージア州、ローズウエルのキ
ンバリークラークカンパニー製のCTD Flatback(銘柄規格2124
PO、タイプC−91502)である。
【0035】 裏材30はまた、テープがロールの形状で提供されるときにテープを巻出すの
を助ける低粘着バックサイズ材料を含めることができる。バックサイズ材料は、
接着剤で被覆される表面の反対側の第1の表面32上に被覆される。有用なバッ
クサイズ材料は、約107℃より高い、特に125℃より高い軟化点を有する。
適したバックサイズ材料を当業者は選択することができ、例えば、ウレタン、ア
クリル、及びフルオロケミカルなどの周知のバックサイズ材料を挙げることがで
きる。適したバックサイズ組成物の例はまた、米国特許第2,607,711号
(ヘンドリックス)に開示されている。
【0036】 図4に示した剥離の形式については、ベニヤテープ22がテープ裏材30と接
着剤層36との間に下塗剤を含有しないことが好ましい。換言すれば、好ましく
はテープ裏材30は下塗りされない。これは、積層プロセスの後にテープ裏材3
0を接着剤層36から剥がすのを促進するのに役立つ。ある場合には、テープ裏
材30上の剥離促進組成物または処理剤が望ましいことがある。図3に示した剥
離の形式については、それは一般に必要ではないが、いくつかの状況では、裏材
と接着剤との間の接着を増大させるために下塗剤または処理剤を有することが望
ましい場合がある。
【0037】 1)45分間、68°F(20℃)で100psi(690kPa)、または
2)1分間、250°F(121℃)で75psi(517kPa)、のいずれ
かを適用した後に、ベニヤテープ裏材30をベニヤ集成材10から引張るとき、
テープ22の除去は、2つの形式のうちの1つによりなされるように、接着剤層
36が選択される。除去のこれらの2つの形式は、次の通りである。(1)裏材
とベニヤとの両方の上に接着剤の相当な部分を残す接着剤の凝集分離、または(
2)テープ裏材30が接着剤層36から剥がれ、ベニヤ材12、14の表面に接
着剤層36の全てまたは実質的に全てを残す。接着剤層36に適した接着剤には
、ポリ(アルファ−オレフィン)接着剤、ゴムベースの接着剤の他、アクリル酸
エステルと強化エチレン性不飽和モノマーとの反応生成物などのアクリルベース
の接着剤などがある。接着剤層36のための1つの好ましい接着剤には、感圧ポ
リ(アルファ−オレフィン)接着剤などがある。
【0038】 適した接着剤組成物には、ゴムベースの接着剤、アクリル接着剤、及びポリ(
アルファ−オレフィン)接着剤などがある。これらの接着剤組成物を、粘着性の
レベル及び架橋の程度を操作することによって改良し、必要な性質を示す接着剤
組成物をもたらすことができる。
【0039】 有用なゴムベースの接着剤組成物には、エラストマー成分、粘着性付与樹脂、
架橋剤、及び促進剤などがある。最終ベニヤテープの望ましい特徴が得られるよ
うに、任意の架橋剤及び促進剤がゴムベースの接着剤組成物中で必要に応じて使
用される。
【0040】 適したエラストマー成分には、例えば、天然ゴム、スチレンブタジエンゴムな
どの合成ゴム、スチレン−イソプレン−スチレン、スチレン−ブタジエン−スチ
レン、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンなどのスチレンブロックコポリ
マー、及びこのようなゴムのいろいろな組合せなどがある。
【0041】 適した粘着性付与樹脂には、C5−C9不飽和炭化水素モノマーの重合から誘導
された樹脂、テルペン樹脂、及びロジンエステル樹脂などがある。このタイプの
5オレフィン分画をベースとした粘着性付与樹脂の例には、オハイオ州、アク
ロンのグッドイヤータイヤアンドラバーカンパニー製の商品名「WINGTAC
K 95」及び「WINGTACK 115」の市販品などがある。他の炭化水
素ベースの粘着性付与樹脂には、デラウェア州、ウィルミントンのハーキュリー
ズケミカルカンパニー製の商品名「REGALREZ 1078」及び「REG
ALREZ 1126」の市販品、イリノイ州、シカゴのアラカワフォーレスト
ケミカルインダストリー製の商品名「ARKON P115」の市販品などのA
rkon樹脂、テキサス州、ヒューストンのエクソンケミカルカンパニー製の商
品名「ESCOREZ」の市販の樹脂などがある。適したテルペン樹脂には、脂
環式、単環式、及び二環式モノテルペンなどのテルペン炭化水素の重合及び/ま
たは共重合によって得られたポリマー樹脂材料及びそれらの混合物など、テルペ
ンポリマーなどがある。市販のテルペン樹脂には、ニュージャージー州、ウェイ
ンのアリゾナケミカルカンパニー製の商品名「ZONAREZ Bシリーズ」及
び「ZONAREZ 7000シリーズ」の市販品などがある。市販のロジンエ
ステル粘着性付与樹脂には、デラウェア州、ウィルミントンのハーキュリーズケ
ミカルカンパニー製の商品名「FORAL」及び「STAYBELITE」の市
販品などがある。前記粘着性付与樹脂はエチレン性不飽和を含有することができ
る。しかしながら、飽和粘着性付与樹脂は、酸化への耐性が重要である適用のた
めに好ましい。粘着性付与樹脂の量は一般に、エラストマー成分100部当たり
約20〜約70重量部の範囲である。
【0042】 ゴムベースの接着剤のための任意の架橋剤には、例えば、アルキルフェノール
樹脂、アリールフェノール樹脂、及びハロゲン化フェノール樹脂、例えば、臭素
化フェノール樹脂などのフェノール樹脂などがある。適したフェノール樹脂の例
及びそれらの製造方法は、米国特許第2,987,420号(ベンメル)に記載
されている。架橋剤の量は、エラストマー成分100部当たり約0〜30重量部
の範囲であってもよい。
【0043】 促進剤をゴムベースの接着剤組成物に添加して架橋を加速してもよい。適した
促進剤の例には、亜鉛塩(例えば、ロジン酸亜鉛)、塩化スズ、及び酸促進剤(
例えば、ステアリン酸)などがある。促進剤の量は一般に、エラストマー成分1
00部当たり約0〜15重量部の範囲である。
【0044】 有用なアクリル接着剤には、ホモポリマーのTg(ガラス転移温度)が約0℃
以下である、アルキル基が(平均して)約4〜14個の炭素原子を含有する非第
三アルコールの少なくとも1つの共重合単官能性(メタ)アクリル酸エステル[
(メタ)アクリル酸のエステルには、アクリル及びメタクリル酸エステルを含め
る]と、ホモポリマーのTgが少なくとも約10℃である、少なくとも1つの共
重合単官能性エチレン性不飽和強化用モノマーとを含むアクリル接着剤などがあ
る。「単官能性(メタ)アクリル酸エステル」の文脈での用語「単官能性」は、
モノ−(メタ)アクリル酸のモノマーまたは他の官能価が存在し得るが1つの(
メタ)アクリル酸の官能価を含有するモノマーを指す。「単官能性エチレン不飽
和強化用モノマー」の文脈での用語「単官能性」は、モノエチレン性不飽和モノ
マーまたは他の官能価が存在し得るが1つのエチレン性不飽和官能価を含有する
モノマーを指す。本明細書に用いた用語「強化用モノマー」は、接着剤の弾性率
を増大させ、それによってその強度を増大させるモノマーを意味する。非第三ア
ルコールのアルキル基は、鎖中に酸素原子を任意に含有することができ、それに
よって例えばエーテルを形成することができる。
【0045】 適した単官能性(メタ)アクリル酸エステルの例には、2−メチルブチルアク
リレート、2−エチルヘキシルアクリレート、イソオクチルアクリレート、ラウ
リルアクリレート、n−デシルアクリレート、4−メチル−2−ペンチルアクリ
レート、イソアミルアクリレート、sec−ブチルアクリレート、及びイソノニ
ルアクリレートなどがあるがそれらに制限されない。用いることができる好まし
い(メタ)アクリル酸エステルには、2−エチルヘキシルアクリレート、イソオ
クチルアクリレート、ラウリルアクリレート、及び2−メチルブチルアクリレー
トなどがあるがこれらに制限されない。
【0046】 単官能性強化用モノマーには、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリルアミド
、(メタ)アクリレート、アルファ−オレフィン、ビニルエーテル、アリルエー
テル、スチレン系モノマー、またはマレエートなどがあるがこれらに制限されな
い。適した単官能性強化用モノマーの例には、アクリル酸、メタクリル酸、イタ
コン酸、マレイン酸、フマル酸、2−ヒドロキシエチルアクリレートまたはメタ
クリレート、シクロヘキシルアクリレート、t−ブチルアクリレート、フェニル
アクリレート、イソボルニルアクリレート、2−フェノキシエチルアクリレート
、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、アクリルアミド、メタク
リルアミドの他、N−エチルアクリルアミド、N−ヒドロキシエチルアクリルア
ミド、N−オクチルアクリルアミド、N−t−ブチルアクリルアミド、N,N−
ジメチルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、及びN−エチル−
N−ジヒドロキシエチルアクリルアミドなどのN−置換及びN,N−非置換アク
リルアミドなどがあるがこれらに制限されない。好ましい単官能性強化用モノマ
ーには、アクリル酸、t−ブチルアクリレート、N,N−ジメチルアクリルアミ
ド、N−オクチルアクリルアミド、イソボルニルアクリレート、及び2−フェノ
キシエチルアクリレートなどがあるがこれらに制限されない。強化用モノマーの
いろいろな組合せもまた使用することができる。
【0047】 アクリル接着剤は、いろいろなタイプの架橋剤、例えば、励起状態で水素を抽
出することができるオレフィン性不飽和化合物、及び共重合性多官能性エチレン
性不飽和モノマー、を任意に含有することができる。適した、任意の架橋剤の例
には、励起状態で水素を抽出することができる共重合性オレフィン性不飽和化合
物、例えば、p−アクリルオキシベンゾフェノン、及び共重合性多官能性エチレ
ン不飽和モノマー、例えば、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、トリメ
チロールプロパントリアクリレート、ペンタエリトリトールテトラアクリレート
、1,2−エチレングリコールジアクリレートの他、酸化エチレン改質ビスフェ
ノールAのジアクリレートなどがある。架橋剤のいろいろな組合せもまた使用す
ることができる。
【0048】 本発明に使用するのに適したポリ(アルファ−オレフィン)接着剤は、標準温
度及び圧力で液体であるアルファ−オレフィンモノマーから誘導された1つ以上
のモノマー単位を含む。モノマーは好ましくはC5−C30アルファ−オレフィン
であり、より好ましくはC6−C20アルファ−オレフィンであり、最も好ましく
はC6−C12アルファ−オレフィンである。このようなモノマーは任意に、これ
らのモノマーの重合またはそれから製造されるポリマーの望ましい性質を妨げな
い従来の置換基で置換されてもよい。オレフィンは、線状または枝分かれしてい
てもよい(すなわち、1つ以上の側鎖を含む)。一般的な例には、1−ペンテン
、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−
ウンデセン、1−ドデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、及び4−メ
チル−1−ペンテンなどがある。特に好ましいアルファ−オレフィンモノマーに
は、1−ヘキセン及び1−オクテンなどがある。これらのモノマーの1つ以上と
低級(すなわち、C2−C4)1−アルケンとのブレンドもまた、本発明の範囲内
である。好ましいアルファ−オレフィンポリマーの完全な説明を米国特許第5,
112,882号に見いだすことができる。
【0049】 アルファ−オレフィンポリマーはホモポリマー、不規則コー−、ター−、また
はテトラ−ポリマーであってもよい。それはまた、いろいろな他の共重合性モノ
マーから誘導されたモノマー単位を点在させたホモポリ(アルファ−オレフィン
)のブロックを含むことができる。有用な可能性がある共重合性モノマーの例に
は、例えば、C6−C14アルファ,オメガ−ジエン、共役ジエン、トリエン、テ
ルペン、及びアルケニル−ノルボルネンなどのポリエンなどがある。
【0050】 上に記載したモノマーは、広い範囲の温度、例えば、0℃〜140℃、好まし
くは30℃〜90℃にわたって触媒系の存在下で、バルクでまたは1つ以上の不
活性溶剤中で、重合されてもよい。用いた触媒の量は好ましくは、モノマーのk
g当たり0.1〜5gの範囲である。有用な触媒系には、標準Zn触媒系、遷移
金属化合物が(例えば、MgCl2粉末上に)担持されるZn触媒系、及びカミ
ンスキー−Ewen触媒系などがある。3つの全ての触媒系は、アルファ−オレ
フィン重合をよく知る者には周知である。
【0051】 好ましくは、アルファ−オレフィンポリマーのガラス転移温度は、−70℃〜
0℃の範囲、より好ましくは−60℃〜−20℃の範囲であり、インヘレント粘
度は0.4〜9.0dL/g、より好ましくは0.5〜6.0dL/gの範囲で
あり、数平均分子量は5,000〜50,000,000、好ましくは50,0
00〜5,000,000の範囲である。
【0052】 1つ以上の粘着性付与樹脂をポリ(アルファ−オレフィン)に添加することに
より、粘着性を改善し、粘度を下げ、被覆性を改善し、熱安定性を付与し、剥離
接着を改善し、(相伴って剥離粘着を低下させることなく)剪断接着を増強する
ことができる。粘着性付与樹脂を用いる場合、それは、ポリマーの0〜150重
量部より多い量で存在し得る。用いてもよい有用な可能性がある粘着性付与樹脂
は、ゴムベースの接着剤に用いるために上に記載した粘着性付与樹脂である。
【0053】 好ましくは、アルファ−オレフィンポリマー組成物はまた、一般にポリマーが
被覆された後に化学線によって活性化される光架橋剤を含有する。適した光架橋
剤には(a)ベンズアルデヒド、発色団置換アセトアルデヒド、及びそれらの置
換誘導体などのアルデヒド、(b)アセトフェノン、ベンゾフェノン、及びノー
スカロライナ州、シャーロットのサンドズケミカル社製の商品名「SANDOR
AY 1000」の市販品などを含めてそれらの置換誘導体などのケトン、(c
)ベンゾキノン、アントラキノン、及びそれらの置換誘導体などのキノン、(d
)2−イソプロピルチオキサントン及び2−ドデシルチオキサントンなどのチオ
キサントン、及び(e)2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(4−メトキ
シフェニル)−s−トリアジン、及び2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−
(3,4−ジメトキシフェニル)−s−トリアジンなどの特定の発色団置換ビニ
ルハロメチル−sym−トリアジン、などがあるがこれらに制限されない。多く
のこのようなトリアジンは活性化した時にHClを生じるので、塩基性化合物を
ポリマー組成物に添加するのが有利であることがある。光活性架橋剤は好ましく
は、ポリマーの約0.005〜約2重量%、好ましくは約0.01〜約0.5重
量%、より好ましくは約0.05〜0.15重量%の範囲で存在し得る。
【0054】 少量の添加剤を上に記載したように本発明の接着剤組成物に含有させて、特別
な最終用途のための接着剤を提供することができる。このような添加剤には、顔
料、染料、可塑剤、充填剤、安定剤、UV放射線吸収剤、酸化防止剤、加工油な
どが挙げられる。用いた添加剤の量は、望ましい最終用途に依存して、0.1〜
50重量パーセントまで変化することができる。用いた何れかの添加剤も好まし
くは、ポリマー組成物中に含有された何れの光架橋剤の最大吸収の波長付近の放
射線を有意に吸収しない。
【0055】 本発明で特に有用な接着剤組成物には、室温での感圧接着剤などがある。感圧
接着剤を識別する1つの周知の手段は、Dahlquist評価基準である。こ
の評価基準は1×10-6cm2/ダインより大きい1秒のクリープコンプライア
ンスを有する接着剤を感圧接着剤と定義する(「Handbook of Pr
essure Sensitive Adhesive Technology
」、ドナルドサタ(編)、第2版、172ページ、ヴァンノストランドレインホ
ールド、ニューヨーク州、ニューヨーク、1989年、を参照)。あるいは、弾
性率はクリープコンプライアンスの逆なので、感圧接着剤は1×106ダイン/
cm2)より小さいヤング率を有する接着剤と定義されてもよい。感圧接着剤を
識別する別の周知の手段は、それが室温で攻撃的及び永久的に粘着性であり、指
または手圧より大きい圧力を必要とせずに接触しただけでにいろいろな異なった
表面に強固に粘着することである。(感圧テープ協会(the Pressur
e Sensitive Tape Council)によって提供された「G
lossary of Terms Used in the Pressur
e Sensitive Tape Industry」、1985年8月、を
参照のこと)。
【0056】 本発明の作業は、以下の詳細な実施例に関して更に記載される。これらの実施
例は、いろいろな特定の及び好ましい実施態様及び技術を示す。しかしながら、
多くの変型及び改良を本発明の範囲内で行うことができることは理解されるはず
である。
【0057】 試料の作製 テープで止めたベニヤ構造体を作製し、評価の前に状態調節した。より詳しく
は、12インチ×0.75インチ(30.5×1.9cm)の大きさのテープ片
を4インチ×1.5インチ(10.2×3.8cm)の大きさの(供給元から得
られたまま用いた)ベニヤ片上に縦に付着させ、その真中に置いた。テープスト
リップは、テープの4インチ(10.2cm)がベニヤの長さ(グレーン)方向
に沿ってベニヤに重なるように配置された。接着剤表面が出会うように、テープ
ストリップの残っている長さを折り返した。次に、これを毎分約12インチ(3
0.5cm/分)の速度で15ポンド(6.8kg)のゴムローラーを用いて1
回、圧延した。この折り重ねられて結合されたテープ形材を再びそれ自体に折り
重ねて互いにステープルで留め、ループタブを提供した。次に、試料を4つの条
件のうちの1つにかけた。状態調節した後に試料を剥離接着強さと不良モードに
ついて評価した。
【0058】 使用された4つの条件は以下の通りである(条件C及びDのために、プレスを
温度まで予熱した)。 条件 A:70°F(+/−2°)及び約50%(+/−5%)の相対湿度で少なく
とも24時間。 B:条件Aの後に、室温で45分間、ベニヤ試料の全面積に対して平方インチ
(psi)当たり361ポンドの圧力に相当する6500ポンド(2951kg
)の負荷で、加圧した。マツを除いて、すべての木材のタイプについて、3つの
試料を加圧サイクルの間、並列に置いた。マツについては、各々の試料を一つ一
つ加圧し、1083psi(7462kPa)の圧力をもたらした。次に、試料
を試験前に少なくとも24時間、70°F(+/−2°)及び約50%(+/−
5%)の相対湿度に保管した。 C:条件Aの後に、275°F(135℃)で2.5分間、ベニヤ試料の全面
積に対して750psi(5171kPa)の圧力に相当する4500ポンドの
負荷で加圧した。次に、試料をホットプレスから除去した。すべての木材のタイ
プについて各々の試料を一つ一つ加圧した。試料を試験前に少なくとも24時間
、70°F(+/−2°)及び約50%(+/−5%)の相対湿度に保管した。 D:条件Aの後に、325°F(163℃)で7.0分間、ベニヤ試料の全面
積に対して750psi(5172kPa)の圧力に相当する4500ポンドの
負荷で加圧した。次に、試料をホットプレスから除去した。すべての木材のタイ
プについて各々の試料を一つ一つ加圧した。次に、試料を試験前に少なくとも2
4時間、70°F(+/−2°)及び約50%(+/−5%)の相対湿度に保管
した。
【0059】 以下の木材ベニヤタイプの1つ以上を使用した。アッシュ、カバノキ、サクラ
、ヒッコリー、マホガニー(フィリピン)、カエデ、オーク(ホワイト)、マツ
、チーク、及びクルミ。マツ以外のすべては厚さ0.031インチ(0.79m
m)であり、紙裏材を有した。マツベニヤは、膨張木繊維の厚さ0.19インチ
(4.8mm)の芯材の各面の上の厚さ0.031インチ(0.79mm)のベ
ニヤとして得られた。
【0060】 剥離接着試験 テープで止めたベニヤ試料を、状態調節の後、180°の角度の剥離試験を用
いて、剥離接着強さ及び不良モードの両方について評価した。より詳しくは、本
発明のベニヤテープストリップが付着したベニヤ試料を、それぞれ幅0.5イン
チ(12.7mm)及び長さ約6インチ(152.4mm)を有する3MTMブラ
ンドマスキングテープ No.56の2片によってIMASSモデル 3M90
剥離試験機(オハイオ州、ストロングズヴィルのインスツルメンターズ社製)の
可動ガラス基材に取り付けた。1つのマスキングテープ片をベニヤテープストリ
ップの各面に配置し、真中に置き、マスキングテープの幅の2分の1を、テープ
で止めていない、ベニヤの露出面に付着させ、その幅の2分の1をガラス基材に
付着させた。マスキングテープを指の圧力を用いて摩擦し、十分な接触を確実に
した。ベニヤテープのループタブを180°の角度で折り返し、剥離試験機のロ
ードセル(0−67オンス(0−18.7N)容量)に取り付けた。テープスト
リップを木材ベニヤ表面から180°の角度及び毎分12インチ(304.8m
m)の速度で剥離した。データを25秒間集め、ベニヤ表面のインチ(6.3c
m)は無被覆であった。結果を1インチ(25.4mm)の幅に規準化した。各
々の実施例について、(ベニヤテープの1つのストリップを有する)1つのベニ
ヤ試料の実験を行い、結果を用いて、記録した平均の剥離接着強さをオンス/イ
ンチ幅(n/mm)で計算したが、以下の例外があった。ベニヤテープ試料が幅
1インチ(25.4mm)である場合、規準化は行われなかった。各々の測定値
について、除去モードもまた観察し、次のように分類した。
【0061】 除去モード t=移行:剥離したときに、ベニヤテープ裏材がとれて、実質的にすべての接
着剤をベニヤ上に残した。この除去モードを示す試料は、本発明の1つの好まし
い実施態様を示した。 c=凝集性:剥離したときに、接着剤層の一部分がベニヤ上に残り、接着剤層
の一部分がテープ裏材上に残り、すなわち、接着剤が凝集により分離した。この
除去モードを示す試料は、本発明の1つの好ましい実施態様を示した。 a=接着剤:剥離したときに、接着剤がベニヤからきれいに除去された。 p=すりきず(picking):剥離したときに、テープがベニヤからとれ
て、それによって木繊維を引張り、望ましくない。 d=離層:剥離したときに、裏材が離層し、すなわち、内部で不良になり、結
果として、裏材の層が除去され、裏材の層がベニヤ上にまだある接着剤上に残さ
れるが、望ましくない。この場合、剥離接着強さは記録されない。 いくつかの試料については、許容範囲内であるわずかな(「sl」)、または非
常にわずかな(「vsl」)すりきずがあったにすぎない。不良の1つより多い
モードがあった場合、すべて記録され、与えられた1番目のモードが除去の主要
なモードである。
【0062】 実施例1 天然ゴム接着剤を有する本発明のベニヤテープを作製し、次のように評価した
。1クォート(0.946)リットル)のガラスジャーに、ForalTM105
(デラウェア州、ウィルミントンのハーキュリーズケミカルカンパニー製)60
重量部(pbw)、及びCV−60(オハイオ州、アクロンのグッドイヤータイ
ヤアンドラバーカンパニー製)100pbwと銘柄100酸化亜鉛(英国、ダー
ラム州、バートレイのエレメンティススペシャルティズ製)10pbwとトルエ
ン510pbwとの配合混合物を添加した。これを24時間、シェーカ上に置き
、均一な分散系を生じた。得られた混合物を、毎分約5フィート(fpm)(毎
分1.5メートル)の速度で、厚さ0.004インチ(0.10mm)のクレー
プ紙裏材(ジョージア州、ローズウエルのキンパリークラークカンパニー製のC
1312)の低接着バックサイズ(LAB)処理面上に、間隔調整を0.010
インチ(254μm)にしたナイフオーバーベッドコータによって手作業塗布し
、5分間、180°F(82℃)で乾燥させ、接着剤コーティング重量が55.
5グラム/平方メートル(g/m2)である本発明のテープを提供した。これを
、上記の「試料の作製」及び「剥離接着試験」で記載したように評価した。結果
を表1に示す。
【0063】 実施例2 二軸延伸ScotchparTMポリエステルフィルム上の感圧ホットメルトゴ
ム樹脂を有する市販のテープを評価した。特に、3MTMScotchTMブランド
No.355高性能箱詰め用テープ(ミネソタ州、セントポールの3M社製)を
上記の「試料の作製」及び「剥離接着試験」に記載したように試験したが、以下
の変更があった。テープ試料の幅は1インチ(25.4mm)であり、2回の測
定をベニヤテープ試験ストリップで行った。各々の測定のために、データを10
秒間集め、その間、ベニヤ表面の1インチ(2.5cm)は無被覆であった。結
果を表1に示す。
【0064】 実施例3 ポリ(アルファ−オレフィン)接着剤を有する本発明のベニヤテープを作製し
、評価した。特に、米国特許第5,644,007号に記載されているように調
製した、インヘレント粘度(IV)が1.6dL/g(#100キャノン−フェ
ンスケ粘度計チューブを用いて0.1グラム/dLの濃度で約82°F(28℃
)のトルエン中で測定した)であり、多分散度指数が約4.3(ポリスチレン較
正標準液を用いて0.25グラム/dLの濃度で82°F(28℃)のトルエン
中で測定した)であるポリ(1−オクテン)を78pbw、ArkonTMP11
5炭化水素粘着性付与樹脂(イリノイ州、シカゴのアラカワフォーレストケミカ
ルインダストリー製)を22pbw、及び2,4−ビス(トリクロロメチル)−
6−(4−メトキシフェニル)−sym−トリアジン光開始剤0.125pbw
を、プラスチコーダーTMミキサ(ニュージャージー州、サウスハッケンサックの
C.W.ブラベンダーインストルメント社製)及びレオミックス・モデル300
0ボウル(ニュージャージー州、サドルブルックのハーケ社製)を用いて混ぜ合
わせた。2つのボウル皿を共に302°F(150℃)に設定し、混合速度を毎
分25回転に設定した。ボウル皿を302°F(150℃)に予熱した後に、ポ
リ(1−オクテン)を最初に添加し(t=0分)、2分間、混合した後(t=2
分)に炭化水素粘着性付与樹脂を1分間にわたってゆっくりと添加した。次いで
t=3分、光開始剤を添加し、その組成物を更に4分間、混合した。
【0065】 室温に冷却した後、接着剤組成物を、ハーケ単一スクリュー押出機を用いて、
厚さ0.003インチ(76.2μm)のシリコーン処理紙剥離ライナー(上側
のゴムローラーの周りに導入された)と厚さ0.004インチ(102μm)の
SBR(スチレンブタジエンゴム)含浸フラットバック紙裏材(ジョージア州、
ローズウエルのキンパリークラークカンパニー製のCTDフラットバック銘柄規
格2124PO、タイプC−91502)(下側の、クロムロールの周りに導入
された)との間に押出し、20.1g/m2のコーティング重量を生じさせた。
紙裏材は、従来の溶剤ベースのアクリル低接着バックサイズ層を一方の面に予め
コートされていた。押出し物を、0.8g/m2のコーティング重量で、低接着
バックサイズ層を有する面の反対側の紙裏材の面にコートした。次に、ライナー
を有する得られたテープを巻き取り、更に加工するために保管した。
【0066】 次に、コートされたテープを巻出し、紙剥離ライナーを除去し、バージニア州、
スターリングのエレクトロニックインスツルメンテーションアンドテクノロジー
社製の商品名「UVIMAP モデル UM365L−S」のUVIMAPTM
デル UM365L−S検出装置によって測定したとき(紫外線エネルギーのた
めの較正標準はMIL−STD−45662Aであった)、(商務省標準技術院
(NIST)の単位で)エネルギーの311ミリジュール/平方センチメートル
(mJ/cm2)に2つの中圧、高強度水銀ランプを用いて、接着剤を窒素雰囲
気下で露光することによって架橋し、本発明のテープを提供した。これを、上記
の「試料の作製」及び「剥離接着試験」に記載したように評価したが、以下の変
更があった。3つの測定をそれぞれ3つの試料の各々で行い、記録した平均の剥
離接着強さを計算するために用いた合計9つのデータ項目を得た。各々の測定に
ついて、データを10秒間集め、その間、ベニヤ表面の1インチ(2.5cm)
は無被覆であった。結果を表2−4に示す。
【0067】 実施例4 アクリル酸エステルとエチレン性不飽和強化用モノマーとの反応生成物を含む
アクリル接着剤を有する本発明のベニヤテープを作製し、評価した。最初に、イ
リノイ州、カーボンデールのCom−Pacインターナショナルから得られた、
2×5インチ(5.1×12.7cm)の大きさの、一方の端部にジッパー式ク
ロージャーを有するポリエチレンプラスチック袋(イリノイ州、シャウムブルク
のコンソリデイテッドプラスチックス製の商品名「VA−24」のポリエチレン
プラスチックフィルムを利用し、それをヒートシールによって袋に形成し、各々
の袋にジッパー式クロージャーを取付けた)を、下端縁から2.2インチ(5.
5cm)ヒートシールした。次に、227.8pbwのブチルアクリレート、2
44.2pbwの2−エチルヘキシルアクリレート、25pbwのアクリル酸、
1.5pbwのイソオクチルアクリレート、0.75pbwの光開始剤(ニュー
ヨーク州、ホーソーンのチバガイギー社製の商品名「IRGACURE 651
」)、0.5pbwの2−アクリルオキシ−ベンゾフェノン及び0.25pbw
のイソオクチルチオグリコレートを配合し、重合性混合物を提供した。この重合
性混合物17グラムをプラスチック袋中に投入し、上端縁を、上端縁のジッパー
式クロージャーから1インチ(2.5cm)ヒートシールした。これらの袋の2
8を互いに結合し、61°F(16℃)に維持した水槽に通す間、300〜40
0nmのそれらの放射の90%及び351nmのピーク放射を有するランプによ
り紫外(UV)線に露光した。袋を3.5mW/cm2の平均強度で8.5分間
、照射し、商品名「UVIMAP 365」の検出装置で測定したとき、178
5mJ/cm2の全紫外線エネルギーの露光を提供した(強度及びエネルギー露
光はNIST単位である)。
【0068】 照射後に、袋を切り開き、接着剤ポリマー25グラムを容器内でトルエン75
グラムと配合し、次いでシールし、24時間、シェーカ上に置き、接着剤溶液を
提供した。この溶液を用いて、0.010インチ(254μm)の間隔設定を有
するナイフオーバーベッドコータによって、約5fpm(毎分1.5メートル)
の速度で、約0.002インチ(50.8μm)の厚さを有するキャストポリプ
ロピレン裏材の処理されていない面をコートした。裏材は、従来の溶剤ベースの
アクリル低接着バックサイズ層で反対側の面を予め処理されていた。溶液のコー
トされた裏材を5分間、180°F(82℃)で乾燥させ、コーティング重量が
45.3g/m2であるテープを提供した。このテープを実施例3に記載したよ
うに2つの中圧、高強度水銀ランプを用いて更に照射し、本発明のテープを提供
した。これを「試料の作製」及び「剥離接着試験」に記載したように評価した。
結果を表5に示す。
【0069】 実施例5 実施例4の接着剤溶液のコーティング及び乾燥を繰り返したが、以下の変更が
あった。厚さが約0.002インチ(50.8μm)であり、一方の面にシリコ
ーン剥離処理剤を有する二軸延伸ポリプロピレン(ペンシルベニア州、ピッツバ
ーグのモービルオイルカンパニー製のLabelmateTM LM−20)を裏
材として用いた。接着剤を、シリコーン処理されていないた面にコートした。4
1.5g/m2のテープが得られた。このテープを実施例3に記載したように2
つの中圧、高強度水銀ランプを用いて更に照射し、本発明のテープを提供した。
これを「試料の作製」及び「剥離接着試験」に記載したように評価した。結果を
表5に示す。
【0070】 実施例6 実施例4に記載したように作製した、接着剤ポリマーを入れたシールされた袋
を、実施例3で用いたのと同じタイプの裏材上にそこに記載したように(ジッパ
ークロージャーを取り除いた後で)押出した。接着剤を、低接着バックサイズコ
ーティングを有する面の反対側の面にコートした。コーティング重量が26.4
g/m2であるテープが得られた。このテープを実施例3に記載したように2つ
の中圧、高強度水銀ランプを用いて更に照射し、本発明のテープを提供した。こ
れを「試料の作製」及び「剥離接着試験」に記載したように評価した。結果を表
5に示す。
【0071】
【表1】
【0072】
【表2】
【0073】
【表3】
【0074】
【表4】
【0075】
【表5】
【0076】 実施例は、プレス条件に依存して特定の接着剤、裏材及び裏材の処理剤が効果
があったことを示す。特に、実施例3の実施態様は、すべてのプレス条件が試験
されたわけではないが、最も効果があった。更に、実施例は、試験した全ての接
着剤、裏材及び裏材の処理剤が、試験した全てのプレス条件について効果があっ
たわけではないことを示す。本出願の教示によって、当業者は、意図されたプレ
ス条件に対して望ましい接着剤、裏材及び裏材の処理剤を選択することができる
【0077】 上に記載した試験及び試験結果は、予示的ではなく、もっぱら説明に役立てる
ことを意図するものであり、試験方法を変えることにより、異なった結果を生じ
ることが予想され得る。
【0078】 本発明は、そのいろいろな実施態様に対して記載された。前述の詳細な説明及
び実施例は、明快な理解のためにだけ提供された。不必要な制限条件がそれから
理解されるべきでない。多くの変更が、本発明の範囲から外れることなく、記載
した実施態様においてなされ得ることは、当業者には明白であろう。従って、本
発明の範囲は、本明細書に記載された正確な詳細及び構造体に限定されるべきで
はなく、クレームによって記載された構造体、及びそれら構造体の同等物によっ
て限定されるべきである。
【図面の簡単な説明】
本発明は、添付した図面を参照して更に説明されるが、同じ構造体はいろいろ
な図を通じて同じ数字によって言及される。
【図1】 本発明のテープで止められ、コアボードに接着されたベニヤの第1の部分及び
第2の部分の等角投影図である。
【図2】 ベニヤに接着されたベニヤテープを示す、図1の集成材の分解側面図である。
【図3】 ベニヤテープをベニヤから取り除くための好ましい実施態様の等角投影図であ
る。
【図4】 ベニヤテープをベニヤから取り除くための別の好ましい実施態様の等角投影図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09J 7/00 C09J 7/00 123/00 123/00 133/00 133/00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,Z W (72)発明者 ハートマン,リチャード ビー. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セント ポール,ピー.オー.ボックス 33427 Fターム(参考) 2B002 AA02 BA01 BB07 BB08 DA04 2B200 AA07 BA02 BB15 CA02 CA11 DA04 EE13 EF05 EF11 FA24 FA31 FA32 2B250 AA13 BA05 CA11 DA04 EA02 EA13 FA21 FA28 FA31 FA37 GA03 HA01 4J004 AA04 AA05 AA07 AA10 AB01 BA01 BA02 DA03 DB03 FA08 4J040 BA202 CA001 CA011 CA081 DA001 DA061 DF041 DM011 DN032 DN072 EB032 EL012 HA096 HB25 JA09 JB09 KA16 KA17 KA26 LA06 MA08 MB05 NA13 PA42 PB19

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベニヤ集成材の形成方法であって、 a)ベニヤ材の第1片をベニヤ材の第2片に隣接して整列する工程、 b)裏材と前記裏材上に配置された接着剤層とを有するベニヤテープを前記ベ
    ニヤ材の第1片と前記ベニヤ材の第2片との間の接合部に適用してベニヤ集成材
    を形成する工程、 c)前記ベニヤ集成材を基材に接着する工程、及び d)その後、前記接着剤層の相当な量が前記ベニヤ集成材上に残っている間に
    前記テープの前記裏材を前記ベニヤ集成材から剥離する工程、を含む、ベニヤ集
    成材の形成方法。
  2. 【請求項2】 e)接着剤を前記ベニヤ集成材からサンディングする工程を
    更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記テープ裏材が第1の主面、前記第1の主面の反対側の第
    2の主面を有し、前記接着剤層が前記裏材の前記第2の主面上に配置されて前記
    テープを前記ベニヤに接着し、工程c)の後に前記接着剤層が凝集強さを有し、
    前記凝集強さにより、工程d)で前記裏材を前記ベニヤから剥離したときに前記
    接着剤層が凝集分離をする、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 工程d)が、全裏材を実質的に一体に剥離する工程を有する
    、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記テープ裏材が離層強さを有し、前記離層強さが前記接着
    剤層の前記凝集強さより大きい、請求項3に記載の方法。
  6. 【請求項6】 工程d)が、前記接着剤層の実質的に全てが前記ベニヤ集成
    材上に残っている間に前記テープの前記裏材を前記ベニヤ集成材から剥離する工
    程を有する、請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記テープ裏材が第1の主面、前記第1の主面の反対側の第
    2の主面を有し、前記接着剤層が前記裏材の前記第2の主面上に配置されて前記
    テープを前記ベニヤに第1の接着強さで接着し、前記接着剤層が前記裏材の前記
    第2の主面に第2の接着強さで接着され、前記接着剤層が凝集強さを有し、工程
    c)の後に、 1)前記凝集強さが第2の接着強さより大きく、 2)前記第1の接着強さが前記第2の接着強さより大きい、請求項6に記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 工程d)が、前記全裏材を実質的に一体に剥離する工程を有
    する、請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記テープ裏材が離層強さを有し、前記離層強さが前記接着
    剤層の前記第2の接着強さより大きい、請求項7に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記ベニヤテープの前記接着剤層がポリ(アルファ−オレ
    フィン)接着剤を含む、請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記ベニヤテープの前記接着剤層がアクリルベースの接着
    剤を含む、請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記ベニヤテープの前記裏材が紙を含む、請求項1に記載
    の方法。
  13. 【請求項13】 前記ベニヤテープの前記裏材がフィルムを含む、請求項1
    に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記ベニヤ材の第1片及び前記ベニヤ材の第2片がオーク
    、カエデ、マツ、サクラ、クルミ、アッシュ、マホガニー、チーク、カバノキ及
    びヒッコリーからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
  15. 【請求項15】 工程c)が、75〜250psi(517kPa〜172
    4kPa)の圧力を前記ベニヤ集成材に適用する工程を更に有する、請求項1に
    記載の方法。
  16. 【請求項16】 工程c)が、少なくとも30秒間、75〜250psi(
    517kPa〜1724kPa)の圧力を適用する工程を更に有する、請求項1
    5に記載の方法。
  17. 【請求項17】 工程c)が、250°F〜325°F(121℃〜163
    ℃)の温度を前記ベニヤ集成材に適用する工程を更に有する、請求項14に記載
    の方法。
  18. 【請求項18】 工程d)が、前記ベニヤ集成材上に前記接着剤層を30〜
    70%残す工程を有する、請求項3に記載の方法。
  19. 【請求項19】 工程d)が、前記ベニヤ集成材上に前記接着剤層を少なく
    とも90%残す工程を有する、請求項6に記載の方法。
  20. 【請求項20】 工程c)の前に、前記ベニヤテープが前記ベニヤ集成材上
    で再位置調整可能である、請求項1に記載の方法。
  21. 【請求項21】 a)ベニヤ材の第1片、 b)前記ベニヤ材の第1片に隣接したベニヤ材の第2片、及び c)前記ベニヤ材の第1片に及び前記ベニヤ材の第2片に接着したベニヤテー
    プ、を含むベニヤ集成材であって、前記テープが、 i)第1の主面及び前記第1の主面の反対側の第2の主面を有する裏材、及
    び ii)前記裏材の前記第2の主面上に配置された接着剤層、を有し、 i)45分間、68°F(20℃)で100psi(690kPa)、または ii)1分間、250°F(121℃)で75psi(517kPa)、 のいずれかを適用して前記ベニヤ集成材を基材に接着した後、前記ベニヤテープ
    と前記ベニヤ材の第1片と前記ベニヤ材の第2片との間の接着が十分に強く、前
    記裏材を前記ベニヤ集成材から除去するときに、前記接着剤層の相当な量が前記
    ベニヤ集成材上に残っているように前記接着剤層が選択され、前記全裏材が、 i)45分間、68°F(20℃)で100psi(690kPa)、または ii)1分間、250°F(121℃)で75psi(517kPa)、 のいずれかを適用して前記ベニヤ集成材を基材に接着した後に実質的に一体に除
    去可能である、ベニヤ集成材。
  22. 【請求項22】 前記接着剤層が凝集強さを有し、 i)45分間、68°F(20℃)で100psi(690kPa)、または ii)1分間、250°F(121℃)で75psi(517kPa)、 のいずれかを適用して前記ベニヤ集成材を前記基材に接着した後に、前記凝集強
    さは、前記裏材を前記ベニヤ集成材から除去したときに前記接着剤層が凝集分離
    をする程度である、請求項21に記載のベニヤ集成材。
  23. 【請求項23】 i)45分間、68°F(20℃)で100psi(69
    0kPa)、または ii)1分間、250°F(121℃)で75psi(517kPa)、 のいずれかを適用して前記ベニヤ集成材を前記基材に接着した後に、前記裏材を
    前記ベニヤ集成材から除去したときに、前記接着剤層の実質的に全てが前記ベニ
    ヤ集成材上に残っている、請求項21に記載のベニヤ集成材。
  24. 【請求項24】 前記接着剤層が第1の接着強さで前記第1及びベニヤ材の
    第2片に接着され、前記接着剤層が第2の接着強さで前記裏材の前記第2の主面
    に接着され、前記接着剤層が凝集強さを有し、 i)45分間、68°F(20℃)で100psi(690kPa)、または ii)1分間、250°F(121℃)で75psi(517kPa)、のい
    ずれかを適用して前記ベニヤ集成材を基材に接着した後に、 a)前記凝集強さが前記第2の接着強さより大きく、 b)前記第1の接着強さが前記第2の接着強さより大きい、請求項23に記載
    のベニヤ集成材。
  25. 【請求項25】 前記テープ裏材が十分に大きい離層強さを有し、前記裏材
    が前記ベニヤ集成材から除去されるとき、前記全裏材が実質的に一体に除去され
    る、請求項21に記載のベニヤ集成材。
  26. 【請求項26】 前記接着剤層がポリ(アルファ−オレフィン)接着剤を含
    む、請求項21に記載のベニヤ集成材。
  27. 【請求項27】 前記ベニヤテープの前記接着剤層がアクリルベースの接着
    剤を含む、請求項21に記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記ベニヤテープの前記テープ裏材が紙を含む、請求項2
    1に記載のベニヤ集成材。
  29. 【請求項29】 前記ベニヤテープの前記テープ裏材がフィルムを含む、請
    求項21に記載のベニヤ集成材。
  30. 【請求項30】 前記ベニヤテープが、ベニヤ材の前記第1及び第2片上で
    初期に再位置調整可能である、請求項21に記載のベニヤ集成材。
  31. 【請求項31】 ベニヤ材の前記第1及び第2片が、オーク、カエデ、マツ
    、サクラ、クルミ、アッシュ、マホガニー、チーク、カバノキ及びヒッコリーか
    らなる群から選択される、請求項21に記載のベニヤ集成材。
  32. 【請求項32】 a)0.001〜0.005インチ(0.0254mm〜
    0.127mm)の厚さを有する下塗りしていない裏材、及び b)前記裏材上に配置された感圧ポリ(アルファ−オレフィン)接着剤を含む
    、ベニヤテープ。
  33. 【請求項33】 前記下塗りしていない裏材が平らな紙を含む、請求項32
    に記載のベニヤテープ。
  34. 【請求項34】 前記平らな紙が0.0025〜0.005インチ(0.0
    635mm〜0.127mm)の厚さを有する、請求項33に記載のベニヤテー
    プ。
  35. 【請求項35】 前記下塗りしていない裏材がフィルムを含む、請求項32
    に記載のベニヤテープ。
  36. 【請求項36】 前記フィルムが0.001〜0.004インチ(0.02
    54mm〜0.1016mm)の厚さを有する、請求項34に記載のベニヤテー
    プ。
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