JP2002538612A - レーザー現像マスキング層を使用する金属基板の選択的めっき方法及び該方法の実施装置 - Google Patents

レーザー現像マスキング層を使用する金属基板の選択的めっき方法及び該方法の実施装置

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JP2002538612A JP2000602838A JP2000602838A JP2002538612A JP 2002538612 A JP2002538612 A JP 2002538612A JP 2000602838 A JP2000602838 A JP 2000602838A JP 2000602838 A JP2000602838 A JP 2000602838A JP 2002538612 A JP2002538612 A JP 2002538612A
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トク,キアン・ヨー
クレーマ,パオロ
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エイ・イー・エム−テツク・エンジニアーズ・プライベート・リミテツド
エステイーマイクロエレクトロニクス・エツセ・エルレ・エルレ
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Abstract

(57)【要約】 レーザー現像マスキング層を使用する金属基板の選択的めっき方法及び該方法の実施装置が提供される。方法は、電気泳動コーティングによって金属基板にエポキシウレタン、アクリル樹脂またはエポキシ樹脂を基剤とするめっきレジストの薄層を設ける段階と、基板上のめっきレジストを硬化させる段階と、めっきレジストに、波長532nmを有しており約300Hzの繰返し速度で動作する倍振動数のNd:YAGレーザーによって放出されるレーザービームを作用させ、金属基板にめっきすべきパターンに従って光誘導システムを利用してめっきレジストをレーザービームで走査することによってめっきレジストを基板から選択的に除去する段階、から成り、めっきレジストがレーザービームに対して少なくとも実質的に透明であるように選択され、金属基板がレーザービームのエネルギーの少なくとも実質的部分を吸収するように選択され、レーザーエネルギーの実質的部分がめっきレジストを通過して金属基板に吸収され、その結果として金属基板の表面が加熱されてコーティングレジストと金属基板との界面にプラズマを形成し、プラズマはその上のめっきレジストを吹き飛ばし、適正な金属めっきパターンに沿って金属基板の表面を露出させるように構成されており、更に、基板の露出表面を金属めっきする段階を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、金属基板の選択的めっき方法、特にICリードフレームを貴金属で
選択的にめっきする方法、及び、このような方法の実施装置に関する。より特定
的には、本発明の方法及び対応する装置は、いわゆるリールツーリール、ストリ
ップツーストリップ方式のめっき方法及びめっき機に使用するように設計されて
いる。
【0002】 (発明の背景) ICリードフレームのような金属基板の選択的めっき過程では、めっきレジス
ト層を金属基板の全表面にコートし、次いでレーザー現像によって選択的に除去
する。このようにしてめっきレジスト層にパターンを形成する。即ち、金属基板
の表面からめっきレジスト層の選択領域を除去し、金属基板の表面の貴金属で金
属めっきすべき領域を露出させる。次に金属基板をめっき工程で処理して、金属
基板の選択領域を貴金属で電気めっきする。引き続いて、残りのめっきレジスト
層を金属基板の表面から除去する。
【0003】 伝統的に、金属基板の選択的金属めっきは、金属基板の金属めっきすべき場所
または領域を決定または選択する機械的マスキングシステムを使用して行われて
いた。しかしながら、金属基板と該基板を押圧する機械的システムとの間には避
け難い小さい隙間が生じ、このため金属めっきされる領域から貴金属が拡散移動
する、マスキングシステムが金属基板に作用させる圧力によって金属基板が損傷
される、などの多くの欠点があるので、最近ではこのような機械的マスキングシ
ステムに代替してめっきレジスト層を使用し、金属基板をめっきレジスト層で被
覆し次いでレーザー照射によってめっきレジスト層を選択的に現像即ち除去して
金属めっきが必要な金属基板の表面領域を露出させるようにしている。
【0004】 金属基板の金属めっきすべき選択領域からレジストを除去するためにめっきレ
ジストをコートした金属基板をレーザー処理するこのような方法は、米国特許第
4,877,644号に開示されている。該方法によれば、先ずポリマーめっき
レジストを好ましくは静電吹付によって金属基板に塗布し、次いでレジストの選
択的レーザー融蝕によって金属基板の金属めっきすべき部分を露出させる。この
文献は、方法を成功に導くためには、融蝕に使用されるレーザーの動作パラメー
ター及び特性をめっきレジスト及び金属基板の動作パラメーター及び特性に相関
させることが重要であると教示している。より特定的にはこの方法では、めっき
レジストが3ミクロンの膜厚に対して約1000cm−1以下の低い光吸収率を
有すること、ポリマーめっきレジストが約70%未満の低い反射率を有すること
、めっきレジストのレーザー融蝕に波長248−360nmのエキシマーレーザ
ーを使用することが必要である。これらの条件下でレーザー融蝕工程中に殆どの
レーザーエネルギーがめっきレジストを通過して金属基板に到達し、金属基板に
吸収されるので、その結果として、金属基板が加熱され、金属基板の選択的レー
ザー被照射領域のめっきレジストが融蝕によって除去される。
【0005】 上記の方法ではめっきレジストの正確な除去を達成するために上記の型のエキ
シマーレーザーの使用が有効であり、レーザーのシングルショットによるだけで
鮮明に刻設されたパターンが得られる。
【0006】 しかしながらこの公知方法の欠点は、所望パターンに沿ってレジストを選択的
に除去するためにはめっきレジストに照射されたレーザービームと該めっきレジ
ストで被覆された金属基板との間の相対移動が必要であり、この相対移動がレー
ザービームの照射方向を維持しながら金属基板を機械的に移動させることによっ
てしか行えないことである。この結果として方法は、(ベルトによって保持され
た)リールツーリール方式及びストリップツーストリップ方式で金属基板を金属
めっきするために使用することができない。何故ならこの場合、金属基板は、繰
出しリールからレーザー融蝕ステーション、前処理、後処理のような種々の処理
ステーションを経由して巻取りリールまでベルトによって搬送されるので、金属
基板の移動がリールツーリール方向及びベルト方向に限定されており、その他の
任意の方向に沿って任意のパターンを形成することができないからである。上記
のような制約を無視するとしても、この公知方法では、金属基板の機械的移動及
び500Hzというエキシマーレーザーの可能最大繰返し速度を2つの要因とし
て加工速度が遅くなり、高速の選択的めっき法が主流となっている現状では受け
入れ難い速度になる。更に、エキシマーレーザー中にはハロゲン(ClまたはF
)が存在するので、極めて慎重な取扱いが必要であり、また、人命に対する危険
の可能性を排除するために費用集約的環境が必要である。
【0007】 従って本発明の目的は、レーザー現像マスキング層を使用し、レーザー現像工
程が安全、確実及び迅速に行われ、リールツーリール及びストリップツーストリ
ップ方式の金属めっき法に使用できるような金属基板の選択的めっき方法を提供
することである。
【0008】 本発明の別の目的は、高速で動作し、廉価であり、使用し易くかつ小型化され
た本発明方法の実施装置を提供することである。
【0009】 (発明の概要) これらの目的を達成するために、本発明は、金属基板にポリマーめっきレジス
トの薄層を設ける段階と、該基板上の該めっきレジストを硬化させる段階と、該
めっきレジストに400−1200nmの範囲の波長をもつレーザービームを作
用させ、金属基板に金属めっきすべきパターンに従って光誘導システム(opt
ical galvo system)を利用して該めっきレジストを該レーザ
ービームで走査することによって該めっきレジストを該基板から選択的に除去す
る段階、とから成り、めっきレジストが該レーザービームに対して少なくとも実
質的に透明であるように選択され、金属基板が該レーザービームのエネルギーの
少なくとも実質的部分を吸収するように選択され、レーザーエネルギーの実質的
部分が該めっきレジストを透過して該金属基板に吸収され、その結果として該金
属基板の表面が加熱されてコーティングレジストと金属基板との界面にプラズマ
を形成し、プラズマはその上のめっきレジストを吹き飛ばし、適正な金属めっき
パターンに沿って金属基板の表面を露出させるように構成されており、更に、該
基板の露出表面を金属めっきする段階を含む金属基板の選択的めっき方法を提供
する。
【0010】 本発明によれば、レーザー融蝕が与える上記利点は400−1200nmの波
長範囲、即ち実質的に緑色光範囲で動作するレーザーの使用によって得られるこ
とが知見された。更に、上記の波長範囲のレーザーを使用することによって、所
望パターンに沿ってめっきレジストを除去するために上述の公知方法では必要で
あった金属基板の機械的移動を省略できることが知見された。その理由は、この
範囲の波長をもつレーザービームによる走査を光誘導システムによって行うこと
ができるからである。これはまた、レーザービームの照射方向を維持しながら金
属基板を機械的に移動させる代わりに、金属基板を少なくとも実質的に静止状態
に維持しながら所望パターンに沿ったレーザービーム走査が可能であり、その結
果として、加工速度の増加が可能であることを意味する。この場合の金属基板の
静止状態というのは、リールツーリール方向またはベルト方向で生じ得る金属基
板の移動がレーザービームによる高い加工速度に比較して無視できる大きさであ
ることを意味する。
【0011】 本発明では、使用されるレーザーとめっきレジスト及び金属基板の金属とがレ
ジストの透明性及び金属基板によるレーザービーム吸収性のそれぞれに関して上
記の条件を満たすような相関関係を有しているならば、400−1200nmの
波長範囲のレーザービームを放出する任意の型のレーザーを使用することが可能
である。しかしながら本発明の好ましい実施態様によれば、めっきレジストの選
択的除去は、532nmの波長のレーザービームを放出し約1−300Hzまた
はそれ以上、好ましくは約300Hzの繰返し速度で動作する倍振動数Nd:Y
AGレーザーによって行う。
【0012】 ソリッドステートレーザーであるNd:YAGレーザーはエキシマーレーザー
のような別の型のレーザーに比較して、廉価である、人体への危険が全く無い、
小型であり保守及び運搬が容易である、などの利点を有している。
【0013】 本発明の光誘導システムによれば約1000mm/秒に達するような極めて高
速のレーザービーム走査が可能であり、本発明方法の実際の最大加工速度は大抵
の場合、このようなレーザーの可能最大繰返し速度によって限定される。しかし
ながら金属基板の機械的移動を使用する方法では逆に、レーザービームのこのよ
うな高い繰返し速度を使用することができなかった。何故なら後者の方法では、
可能最大速度が金属基板の機械的移動速度によって限定されるからである。
【0014】 本発明の別の好ましい実施態様によれば、上記めっきレジストの選択的除去は
、パルスあたり5−100mJのエネルギー、6−130mJ/mm2のエネル
ギー密度、4−30ナノ秒のパルス幅及び0.3−16MWのピーク出力を有す
る上記Nd;YAGレーザーのシングルショットによって行われる。本発明方法
による実験は、レーザーがこれらの動作パラメーター下で動作すると好結果が得
られることを示す。
【0015】 めっきレジストのこのようなシングルショット除去はマルチプルショットレー
ザー除去よりも卓越している。何故なら、後者の場合には、所望のパターンに沿
ってめっきレジストが剥離されるだけでなく、所望パターンの境界またはもっと
悪い場合には所望パターン周囲のめっきレジストが剥離され、これによって金属
めっきの正確度が低下するからである。
【0016】 めっきレジストは、吹付または化学的もしくは物理的蒸着(それぞれCVD及
びPVD)のような公知の任意の方法によって金属基板にコートされ得る。しか
しながら、本発明の好ましい実施態様によれば、ポリマーめっきレジスト層を電
気泳動コーティングによって金属基板に設ける。めっきレジストを電気泳動コー
ティングによってコートしたとき、このコーティング方法によって得られためっ
きレジスト層は上記のような別のコーティング方法によって得られためっきレジ
スト層に比較して優れて均一な厚みを有しており、主としてこのような理由から
以後の段階で行われる本発明のレーザーによるめっきレジストの現像がより確実
かつ精密であることが知見された。更に、電気泳動コーティングは高速で行うこ
とができるので、高速方法を提供するという本発明の目的にも適っている。他の
公知のコーティング方法に比べて際立った電気泳動コーティングのいま1つの利
点は、連続ラインで使用できること、即ち、リールツーリールまたはストリップ
ツーストリップ式のめっき方法及びめっき機のそれぞれに使用できることである
【0017】 電気泳動コーティングによって金属基板にポリマーめっきレジスト層を設ける
ためにはエポキシウレタン、アクリル樹脂またはエポキシ樹脂を基剤とするめっ
き溶液を使用するのが有利である。
【0018】 本発明によれば、金属基板の材料は、レーザーによって放出されポリマーめっ
きレジストを透過したレーザーエネルギーの実質的部分を吸収するように選択す
る必要がある。これによって金属基板が加熱され、ポリマーめっきレジストと金
属基板との界面にプラズマが形成され、プラズマがレーザービームによって照射
された領域からめっきレジストを吹き飛ばす。このような金属基板の適当な材料
は例えば銅及び銅合金であるが、銀、鉄及びニッケルでもよい。本発明によれば
、金属基板を銅及び銅合金から成るグループ、特に銅酸化物から選択するときに
本発明のレーザーの使用によって上記のような効果が最良に達成される。
【0019】 本発明の選択的めっき方法によれば、Au、Ag、NiまたはNiPdのよう
な種々のめっき金属を、本発明方法の選択的レーザー現像によって露出した金属
基板の表面にめっきし得る。
【0020】 本発明によれば、本発明のめっき方法の実施装置が提供される。装置は、金属
基板にポリマーめっきレジストの薄層を設けるポリマーめっきステーションと、
該基板上の該めっきレジストを硬化させる硬化ステーションと、該基板から該め
っきレジストを選択的に除去するレーザーデバイスとから成り、該レーザーデバ
イスが、400−1200nmの範囲の波長のレーザービームを放出するレーザ
ーと、金属基板から除去すべきめっきレジストのパターンに従ってめっきレジス
トをレーザービームで走査することによって金属めっき用金属基板の表面を露出
させる光誘導システムとから成り、更に、該金属基板の露出表面を金属めっき処
理する金属めっきステーションを含む。
【0021】 本発明装置の好ましい実施態様では、光誘導システムが、該レーザーから放出
されたレーザービームを金属基板にコートされためっきレジストに向かって偏向
させるミラーと、該ミラーによって偏向されたレーザービームを収束させるレン
ズと、該めっきレジストを該パターンに沿って偏向レーザービームで走査するた
めにミラーを傾斜させる駆動手段とから成る。
【0022】 本発明装置で使用されるレーザーは、400−1200nmの範囲の波長のレ
ーザービームを放出する任意の型のレーザーでよいが、本発明装置の好ましい実
施態様では、レーザーが波長532nmのレーザービームを放出し約300Hz
の繰返し速度で動作する倍振動数Nd:YAGレーザーである。
【0023】 本発明の方法及び装置は、電気接触などのような任意の種類の金属基板の選択
的めっきに使用し得る。より特定的には本発明の方法及び対応する装置は、集積
回路(IC)のリードフレームを選択的金属めっきするために、ストリップツー
ストリップ及びリールツーリールのような連続処理並びに段階的反復処理の双方
に有利に使用し得る。400−1200nmの波長範囲のレーザービームを放出
するレーザー従って光誘導システムで走査できるレーザーを特定的に使用するの
で、めっきされる基板の機械的移動が不要になる。また、本発明方法が高速性を
有しているので、本発明の方法及び装置はリールツーリール方式のめっき機に最
も有利に使用できる。
【0024】 本発明の方法及び装置によれば更に、種々のめっき金属(即ち、いわゆる選択
めっき材料)を種々の場所(即ち、いわゆる選択めっき位置)、また必要な場合
には種々の寸法でリードフレームにめっきする所謂ミックストワイヤテクノロジ
イによって、ICリードフレーム特にその選択部分、例えばリードチップ、リー
ド及び/またはダイパッドを金属めっきすることが可能である。更に、いわゆる
多層テクノロジイで金属めっきし、これによってリードフレームの選択部分に2
層以上の貴金属めっき層を設けることが可能である。更に、本発明の選択的めっ
きテクノロジイを使用することによって、所謂プロファイルめっき、即ち、階段
状表面(不同一表面)及び/または丸みのある表面プロファイルを有するICリ
ードフレームの種々の部分にめっきを施すことが可能である。
【0025】 (図面の簡単な説明) 本発明の記載に組込まれ本発明の記載の一部を成す添付図面は本発明の好まし
い実施態様を表しており、本発明の原理のより詳細な説明に役立つ。しかしなが
ら、図面は単なる代表例であり、これらの図面が特許請求の範囲に記載の保護範
囲を限定しないことを理解されたい。
【0026】 図1は、本発明の選択的めっき装置を含むリールツーリールめっき機の加工ス
テーションの概略図である。 図2は、本発明に従って、金属基板上のポリマーめっきレジストをレーザー現
像するレーザー処理ステーションの概略図である。
【0027】 (好ましい実施態様の説明) 本発明の好ましい実施態様では、銅または銅合金から製造されたICリードフ
レームをリールツーリールめっき機1で選択的金属めっきするために本発明方法
を使用する。
【0028】 図1はこのようなリールツーリール機1の種々の加工セクション及びステーシ
ョンを概略的に示す。
【0029】 波長532nmのレーザービームを極めてよく吸収する銅または銅合金から製
造されたリール形態のICリードフレームが繰出しリール3から繰出され、種々
のリール加工ステーション8−18を経由して搬送され、リールツーリール機1
の終端で金属めっきされたリードフレームがリールツーリール機1の巻取りリー
ル4に巻取られる。
【0030】 標準的金属めっき法では、本発明のリールツーリール機1が基本的に前処理セ
クション5と金属めっきセクション6と後処理セクション7とから成り、ICリ
ードフレームは繰出しリール3から巻取りリール4に搬送される間にこれらのス
テーションを通過する。
【0031】 前処理セクション5においては、以後の金属めっき処理の準備として、金属め
っきすべきICリードフレームの表面に存在する汚染物質を除去する。このよう
な汚染物質は、油、有機化合物、酸化物などである。これらの汚染物質を除去す
るために、前処理セクション5は、リードフレームの表面に存在する油を除去す
る浸漬洗浄ステーション8と、リードフレームから有機化合物を除去しその表面
のざらつきを削減してささくれを除去するためにリードフレームを電気洗浄処理
する電気洗浄ステーション9と、リードフレームの表面から酸化物を除去するた
めにリードフレームを混酸によってエッチング(いわゆる酸洗い処理)する化学
的エッチングステーション10とを含む。これらの処理ステーション8、9及び
10の中間及び後に、化学薬品を保持しリードフレームの再度の汚染を防止する
ためにリードフレームを送風及び水で洗浄する段階11を挿入する。
【0032】 前処理セクション5の処理ステーション8、9及び10で上記手順によってリ
ードフレームの表面から油、有機化合物及び酸化物をそれぞれ除去した後、リー
ドフレームを金属めっきセクション6に搬送する。
【0033】 図示の本発明の実施態様では、金属めっきセクション6が、電気泳動コーティ
ングステーション12と硬化ステーション13とレーザー処理ステーション14
と金属めっきステーション15とめっきレジスト剥離ステーション16とから成
る。
【0034】 電気泳動コーティングステーションでは、ポリマーめっきレジストの薄層をI
Cリードフレームの全表面に設ける。本発明によれば、電気泳動コーティング処
理を使用することによって、このめっきレジストコーティング段階を極めて迅速
に行うことができる。更に、電気泳動コーティング処理は、めっきレジストがリ
ードフレームに均一に堆積することを確保する。めっきレジストの均一性は、レ
ーザー処理ステーション14に関してより詳細に後述するような本発明で使用さ
れる特定レーザーによるレーザー現像の成否を左右する重要な特徴である。
【0035】 本発明の好ましい実施態様によれば、加工ステーション12で行われる電気泳
動コーティング処理において、ポリマーめっきレジストを製造するためにエポキ
シウレタンまたはアクリル樹脂またはエポキシ樹脂を基剤とするめっき溶液を使
用する。
【0036】 エポキシウレタンを基剤とするめっき溶液を使用する場合、電気泳動コーティ
ングは38−42℃の温度、120−150Vの電圧で5−30秒間行う。
【0037】 アクリル樹脂を基剤とするめっき溶液を使用する場合、電気泳動コーティング
は20−30℃の温度、40−80Vの電圧で10−30秒間行う。
【0038】 更に、エポキシ樹脂を基剤とするめっき溶液を使用する場合、電気泳動コーテ
ィングは20−25℃の温度、40−60Vの電圧で5−30秒間行う。
【0039】 各場合に、使用されるコーティング用化学薬品は6−6.3のpH値を有して
いなければならない。
【0040】 これらの電気泳動コーティング処理パラメーターを使用するとき、3−10μ
mの厚みのポリマーめっきレジスト層がフレームリードに形成される。
【0041】 電気泳動コーティング処理後、リードフレームを低温DI(脱イオン)水で洗
浄し、冷風を送って乾燥し、硬化ステーション13に搬送する。硬化ステーショ
ンでは金属めっきレジストを約180−250℃の温度で約10−30秒間硬化
させる。引き続いてリードフレームを低温DI水で洗浄し、レーザー処理ステー
ション14に搬送する。
【0042】 レーザー処理ステーション14の基本構造を図2に示す。図2に示すように、
レーザー処理ステーションは、倍振動数で動作しこれによって波長532nmを
有するレーザービーム142を約300Hzの繰返し速度で放出するパルス化N
d:YAGレーザー141を含む。
【0043】 ミラー143aと、該ミラーを傾斜させるためにミラー143aに結合された
駆動手段143bと収束レンズ143cとを含む光誘導システム143は、レー
ザー141から放出されるレーザービーム142の照射路に配置されている。光
誘導システム143は、レーザービーム142を偏向させ、レーザービーム14
2に金属めっきレジスト145で被覆されたリードフレーム144を指向させる
ように構成されている。めっきレジスト145を通ってリードフレーム144に
照射されるレーザービーム142は、前述のように金属めっきすべき選択領域の
めっきレジスト145をリードフレーム144から除去するために使用される。
その和が1つのパターンを設定するこれらの領域の位置は(図示しない)コンピ
ューターに記憶されており、該コンピューターは、ミラー143aの駆動機構を
制御しこれによってめっきレジスト145及びリードフレーム144の上のレー
ザービーム142の走査路を制御する駆動手段143bに結合されている。この
ように光誘導システム143は、コンピューターに記憶されたパターンに従って
単一ドットまたは線の形態にリードフレーム144からめっきレジスト145を
除去するために、レーザービーム142をめっきレジスト145上にポイントツ
ーポイントで移動させる。光誘導システムによって約300Hzという高いレー
ザー繰返し速度及び高いレーザー走査速度が得られるので、極めて高速でめっき
レジスト除去を行うことができる。
【0044】 めっきレジスト除去は特に、レーザーエネルギーの少なくとも実質的部分を透
過するポリマーめっきレジスト145とレーザーエネルギーの実質的部分を吸収
する銅または銅合金のリードフレーム144との界面で生じる。約4−30ナノ
秒の極めて短いパルスで放出された5−100mJのレーザーエネルギーはピー
クレーザー出力を数メガワット(0.3−約16MW)に上昇させる。この結果
としてリードフレームが加熱され、これによってこの界面にプラズマが形成され
る。このようにして生じたプラズマクラウドはコンピューターに記憶されたプレ
プログラムドパターンに従ってレーザー被照射領域でリードフレーム144から
めっきレジスト145を吹き飛ばし、これによって、リードフレーム144の表
面領域をパターンに従って露出させる。所与の場所のめっきレジスト除去はNd
:YAGレーザーのシングルショットによって行われるが、前述のようにシング
ルショットはマルチプルショット除去よりも優れている。更に、レーザービーム
の直径は、本発明の光学システムによって数ミクロン、理論的には0.532ナ
ノメーターから数ミリメートルまで変更できる。これらの直径値に基づくレーザ
ースポット位置及び従ってめっき領域の許容差は50μm未満である。
【0045】 一例として、2mmのレーザービーム直径、300ショット/秒のレーザー繰
返し速度を使用すると942mm/秒(1mm*3.14*300Hz)の
領域を開放する(即ち、領域からめっきレジストを除去する)ことが可能であり
、従って極めて高速の高スループット処理が可能である。
【0046】 図1に示すように、レーザー処理ステーション14でめっきレジストを除去し
た後、リードフレームを低温DI水で洗浄し、金属めっきステーション15に搬
送する。ステーション15では、リードフレームをめっき浴で浸漬めっきする。
めっき材料としては銀、金、ニッケル及びニッケルパラジウムを使用し得る。
【0047】 金属めっきステーション15で金属めっきした後、リードフレームを低温DI
水で再度洗浄し、めっきレジスト剥離ステーション16に搬送する。ステーショ
ン16は本発明のこの実施態様では金属めっきセクション6の最終ステーション
である。めっきレジスト剥離ステーション16でポリマーめっきレジストを除去
する。より特定的には、製造された金属めっきリードフレームの品質を強化する
ために、2段階剥離処理によってめっきレジストを除去するのが有利である。こ
の場合、第一剥離段階は水溶性溶媒中、特にハロゲン化物非含有の市販の塗料剥
離剤(エポキシウレタンを基剤とするコーティング専用)、2%ブチルセロソル
ブ、2−5%トリクロロエチレンを含む混合水溶液(アクリル樹脂を基剤とする
コーティング専用)中で、室温、5ボルトで10秒間実施し、次いで低温DI水
で洗浄する。アクリル樹脂を基剤とするコーティングの場合には、10%乳酸、
1%ブチルセロソルブの水溶液を(リードフレームをアノードとし)逆方向電流
と共に使用してもよい。第二剥離段階は第一剥離段階と同様である。
【0048】 次に、搬送ベルトによって搬送されるリードフレームが後処理セクション7に
入る。後処理セクションは、金属めっきされたリードフレームの完全な洗浄を確
保する高温及び低温のDI水による洗浄処理ステーション17と、金属めっきし
たリードフレームを保護するために曇り防止処理を加える曇り防止ステーション
18とから成る。最後に、リードフレームを温風乾燥し、巻取りリール4に巻取
る。
【0049】 同一リードフレームの種々の材料及び/または多数の層を金属めっきする必要
があるときは、リールツーリール機1の前処理セクション5と後処理セクション
7との間に2組、3組またはそれ以上の金属めっきセクション6を配置する。例
えば、処理順序(流れ)は基本的に、以下の段階、即ち、前処理、第一の電気泳
動コーティング、第一のレーザー現像、第一の金属めっき(例えば銀めっき)、
第二の電気泳動コーティング、第一のレーザー現像と同じ場所または異なる場所
の第二のレーザー現像、第二の金属めっき(例えば金めっき)、...、剥離及
び後処理から成る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の選択的めっき装置を含むリールツーリールめっき機の加工ステーショ
ンの概略図である。
【図2】 本発明に従って、金属基板上のポリマーめっきレジストをレーザー現像するレ
ーザー処理ステーションの概略図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 トク,キアン・ヨー シンガポール国、シンガポール・670276、 バンキツト・ロード・ナンバー・08−126、 ブロツク・276 (72)発明者 クレーマ,パオロ イタリー国、イ−ビメルカーテ、ビア・パ ツシラーノ・エンネ、24 Fターム(参考) 4K024 AA10 AA11 AA24 BA09 BB13 FA07 5F067 DC02 DC17

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属基板にポリマーめっきレジストの薄層を設ける段階と、 前記基板上の前記めっきレジストを硬化させる段階と、 前記めっきレジストに400−1200nmの範囲の波長をもつレーザービー
    ムを作用させ、金属基板に金属めっきすべきパターンに従って光誘導システムを
    利用して前記めっきレジストを前記レーザービームで走査することによって前記
    めっきレジストを前記基板から選択的に除去する段階と、 から成り、めっきレジストが前記レーザービームに対して少なくとも実質的に透
    明であるように選択され、金属基板が前記レーザービームのエネルギーの少なく
    とも実質的部分を吸収するように選択され、レーザーエネルギーの実質的部分が
    前記めっきレジストを透過して前記金属基板に吸収され、その結果として前記金
    属基板の表面が加熱されてコーティングレジストと金属基板との界面にプラズマ
    を形成し、プラズマはその上のめっきレジストを吹き飛ばし、適正な金属めっき
    パターンに沿って金属基板の表面を露出させるように構成されており、更に、 前記基板の露出表面を金属めっきする段階、 を含む金属基板の選択的めっき方法。
  2. 【請求項2】 前記めっきレジストの選択的除去が、波長532nmのレー
    ザービームを放出し約300Hzの繰返し速度で動作する倍振動数のNd:YA
    Gレーザーによって行われることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記めっきレジストの選択的除去が、パルスあたり5−10
    0mJのエネルギー、28−50mJ/mmのエネルギー密度、3−30ナノ
    秒のパルス幅及び0.3−16MWのピーク出力を有している前記Nd:YAG
    レーザーのシングルショットによって行われることを特徴とする請求項2に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 ポリマーめっきレジストを電気泳動コーティングによって金
    属基板に塗布することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の方法
  5. 【請求項5】 前記電気泳動コーティングによって金属基板に前記ポリマー
    めっきレジスト層を設けるためにエポキシウレタン、アクリル樹脂またはエポキ
    シ樹脂を基剤とするめっき溶液を使用することを特徴とする請求項4に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 前記エポキシウレタンを基剤とするめっき溶液を38−42
    ℃の温度、120−150Vの電圧で5−30秒間作用させることによって電気
    泳動コーティングを実施し、金属基板に厚み3−10μmのめっきレジスト層を
    設けることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記アクリル樹脂を基剤とするめっき溶液を20−30℃の
    温度、40−80Vの電圧で10−30秒間作用させることによって電気泳動コ
    ーティングを実施し、金属基板に厚み3−10μmのめっきレジスト層を設ける
    ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記エポキシ樹脂を基剤とするめっき溶液を20−25℃の
    温度、40−60Vの電圧で5−30秒間作用させることによって電気泳動コー
    ティングを実施し、金属基板に厚み3−10μmのめっきレジストを設けること
    を特徴とする請求項5に記載の方法。
  9. 【請求項9】 金属基板が銅及び銅合金から成るグループから選択されるこ
    とを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 めっき金属がAu、Ag、NiまたはNiPdであること
    を特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 電気泳動コーティングによって金属基板にエポキシウレタ
    ン、アクリル樹脂またはエポキシ樹脂を基剤とするめっきレジストの薄層を設け
    る段階と、 前記基板上の前記めっきレジストを硬化させる段階と、 前記めっきレジストに、波長532nmを有しており約300Hzの繰返し速
    度で動作する倍振動数のNd:YAGレーザーによって放出されるレーザービー
    ムを作用させ、金属基板に金属めっきすべきパターンに従って光誘導システムを
    利用して前記めっきレジストを前記レーザービームで走査することによって前記
    めっきレジストを前記基板から選択的に除去する段階と、 から成り、めっきレジストが前記レーザービームに対して少なくとも実質的に透
    明であるように選択され、金属基板が前記レーザービームのエネルギーの少なく
    とも実質的部分を吸収するように選択され、レーザーエネルギーの実質的部分が
    前記めっきレジストを透過して前記金属基板に吸収され、その結果として前記金
    属基板の表面が加熱されてコーティングレジストと金属基板との界面にプラズマ
    を形成し、プラズマはその上のめっきレジストを吹き飛ばし、適正な金属めっき
    パターンに沿って金属基板の表面を露出させるように構成されており、更に、 前記基板の露出表面を金属めっきする段階、 を含む金属基板の選択的めっき方法。
  12. 【請求項12】 金属基板にポリマーめっきレジストの薄層を設けるめっき
    レジストコーティングステーションと、 前記基板上の前記めっきレジストを硬化させる硬化ステーションと、 前記基板から前記めっきレジストを選択的に除去するレーザー処理ステーショ
    ンとから成り、前記レーザー処理ステーションが、 400−1200nmの範囲の波長のレーザービームを放出するレーザーと、 金属基板から除去すべきめっきレジストのパターンに従って前記めっきレジス
    トを前記レーザービームで走査することによって金属めっき用金属基板の表面を
    露出させる光誘導システムとから成り、更に、 前記金属基板の露出表面を金属めっきする金属めっきステーションを含む金属
    基板の選択的めっき装置。
  13. 【請求項13】 光誘導システムが、 前記レーザーから放出されたレーザービームを金属基板にコートされためっき
    レジストに向かって偏向させるミラーと、 前記ミラーによって偏向されたレーザービームを収束させるレンズと、 前記ミラーに結合されており、前記めっきレジストを前記パターンに沿って偏
    向レーザービームで走査するためにミラーを傾斜させる駆動手段とから成ること
    を特徴とする請求項12に記載の装置。
  14. 【請求項14】 レーザーが、波長532nmのレーザービームを放出し約
    300Hzの繰返し速度で動作する倍振動数Nd:YAGレーザーであることを
    特徴とする請求項12または13に記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記めっきレジストコーティングステーションが電気泳動
    コーティング装置から成ることを特徴とする請求項12から14のいずれか一項
    に記載の装置。
  16. 【請求項16】 請求項12から15のいずれか一項に記載の金属基板の選
    択的めっき装置から成るリールツーリール及びストリップツーストリップ方式の
    めっき機。
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