JP2002538097A - 薬学的経口ecb処方物および組成物の作製方法 - Google Patents

薬学的経口ecb処方物および組成物の作製方法

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JP2002538097A
JP2002538097A JP2000602036A JP2000602036A JP2002538097A JP 2002538097 A JP2002538097 A JP 2002538097A JP 2000602036 A JP2000602036 A JP 2000602036A JP 2000602036 A JP2000602036 A JP 2000602036A JP 2002538097 A JP2002538097 A JP 2002538097A
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ジョン リチャード シュワイアー,
ジェリー テイラー,
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イーライ リリー アンド カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 熱的安定性に有意な改良を提供するためにエキノカンジン処方物中に1つ以上の炭水化物が混合される、流体床スプレープロセスが記載される。炭水化物は、溶媒中のエキノカンジン化合物またはエキノカンジン/炭水化物複合体と共に可溶化されて薬学的溶液を形成し、この溶液は、顆粒状の希釈剤またはキャリアの表面上にスプレーされる。あるいは、顆粒化剤が薬学的溶液に添加され、次いでこの溶液は、非顆粒状の希釈剤またはキャリアの表面上にスプレーされる。生じた顆粒状の経口処方物およびそれに由来する医薬もまた、記載される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、抗真菌性化合物を含有する薬学的な処方物または組成物を作製する
ためのプロセス、特に、安定性を高めるために、エキノカンジン(echino
candin)/炭水化物複合体を経口の処方物または組成物中に混合すること
に関する。
【0002】 (発明の背景) 薬学的薬剤の経口処方物は、薬包(sachet)、咀嚼可能であるかもしく
は従来の錠剤、カプセル、または経口の溶液および懸濁液を介して患者に投与さ
れ得る。特定の薬物のために開発される処方物は、種々の重要な点に依存する。
例えば、経口処方物が、十分に安定であり、受容可能な外観を有し、そして一般
に受容された安全な賦形剤から調製されるべきであることは当該分野において周
知である。
【0003】 安定性は、処方物(特に、経口用途のための処方物)を設計する場合に、重要
な考慮すべき事柄である。実践的かつ商業的な理由のために、処方物の十分な安
定性を少なくとも2年間維持することが望ましい。従って、第1の処方物設計の
目的は、選択された貯蔵状態(例えば、室温)での貯蔵期間および安定性を最適
化することである。
【0004】 エキノカンジン化合物の不安定性は、それらを処方することを特に困難にする
。試験されて日付を付けられた処方物の多くは、室温で1年未満の貯蔵期間を有
する。一般に、少なくとも2年の貯蔵期間が望ましい。従って、熱的安定性を改
良したエキノカンジン化合物を含有する経口処方物が必要である。
【0005】 (発明の要旨) 出願人らは、1つ以上の炭水化物をプロセスの特定の段階でエキノカンジン処
方物中に混合することが、熱的安定性に有意な改良を提供することを開示した。
本発明の1つの実施形態において、以下の工程を含む、経口の薬学的処方物を調
製するためのプロセスが提供される:(i)エキノカンジン化合物またはエキノ
カンジン/炭水化物複合体および少なくとも1つの炭水化物を、溶媒または溶媒
の混合物中で混合して、薬学的溶液を形成する工程;(ii)この溶液を、流動
化された顆粒状の希釈剤またはキャリア(例えば、顆粒状の炭水化物)の層の上
にスプレーする工程;および(iii)過剰な溶媒を除去する工程。この薬学的
溶液は、必要に応じて界面活性剤、矯味矯臭薬、着色剤、および/または加工補
助剤を含み得る。上記のプロセスによって調製された経口の顆粒状の薬学的処方
物ならびにそれらから調製される医薬(例えば、薬包、および咀嚼可能な錠剤)
もまた提供される。
【0006】 本発明の別の実施形態において、以下の工程を含む、経口の薬学的処方物を調
製するためのプロセスが提供される:(i)エキノカンジン化合物またはエキノ
カンジン/炭水化物複合体、少なくとも1つの炭水化物、および可溶性の顆粒化
剤(例えば、ポリビニルピロリドン)を、溶媒または溶媒の混合物中で混合して
、薬学的溶液を形成する工程;(ii)この溶液を、流動化された非顆粒状の希
釈剤またはキャリア(例えば、炭水化物の粉体)の層の上にスプレーする工程;
および(iii)過剰な溶媒を除去する工程。この薬学的溶液は、必要に応じて
界面活性剤、矯味矯臭薬、着色剤、および/または加工補助剤を含み得る。上記
のプロセスによって調製された経口の顆粒状の薬学的処方物ならびにそれらから
調製される医薬(例えば、薬包、および咀嚼可能な錠剤)もまた提供される。
【0007】 本発明のさらに別の実施形態において、処置を必要とする哺乳動物の抗真菌感
染症を処置するための方法が提供され、この方法は、上記のプロセスのうちの1
つによって調製される経口の処方物をこの哺乳動物に投与する工程を含む。
【0008】 用語「エキノカンジン」とは、以下の一般的構造を有する化合物をいい:
【0009】
【化7】 ここで: Rは、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、ヘテロリール
基、またはその組合せであり; R1、R2、R3、R6、R7、およびR10は、独立して、ヒドロキシまたは水素
であり; R4は、水素、メチル、または−CH2C(O)NH2であり; R5およびR11は、独立して、メチルまたは水素であり; R8は、−OH、−OPO32、−OPO3HCH3、−OPO2HCH3、また
は−OSO3Hであり;そして R9は、−H、−OH、または−OSO3Hである。
【0010】 「エキノカンジンB」または「ECB」とは、R1、R2、R3、R6、R7、R8 、およびR10は、ヒドロキシ基であり;R4、R5、およびR11は、メチル基であ
り;R9は、水素である、上記のようなエキノカンジン化合物をいう。天然の生
成物において、Rは、リノレオイル基である。特に有用な半合成化合物(例えば
、Rが以下の式によって表される化合物)において、Rは、剛性の構成要素およ
び可撓性の構成要素の両方を有する:
【0011】
【化8】 用語「アルキル」とは、他で示されない限り、1〜30個の炭素原子を含有す
る、一般式Cn2n+1の炭化水素ラジカルをいう。アルカンラジカルは、直鎖状
、分枝状、環式、または多環式であり得る。アルカンラジカルは、置換されてい
てもよいし置換されていなくてもよい。同様に、アルコキシ基またはアルカノエ
ートのアルキル部分は、上記と同じ定義を有する。
【0012】 用語「アルケニル」とは、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を含有する、
非環式の炭化水素をいう。アルケンラジカルは、直鎖状、分枝状、環式、または
多環式であり得る。アルケンラジカルは、置換されていてもよいし置換されてい
なくてもよい。
【0013】 用語「アルキニル」とは、少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を含有する、
非環式の炭化水素をいう。アルキンラジカルは、直鎖状または分枝状であり得る
。アルキンラジカルは、置換されていてもよいし置換されていなくてもよい。
【0014】 用語「アリール」とは、単一の環系を有する芳香族部分(例えば、フェニル)
または融合された環系を有する芳香族部分(例えば、ナフタレン、アントラセン
、フェナントトレンなど)をいう。アリール基は、置換されていてもよいし置換
されていなくてもよい。置換されたアリール基は、芳香族部分の鎖(例えば、ビ
フェニル、テルフェニル、フェニルナフタリルなど)を含む。
【0015】 用語「ヘテロアリール」とは、芳香族環系(例えば、ピロール、ピリジン、イ
ンドール、チオフェン、フラン、ベンゾフラン、イミダゾール、ピリミジン、プ
リン、ベンズイミダゾール、キノリンなど)に少なくとも1つのヘテロ原子を含
有する芳香族部分をいう。芳香族部分は、単一の環系または融合された環系から
構成され得る。ヘテロアリール基は、置換されていてもよいし置換されていなく
てもよい。
【0016】 「エキノカンジン/炭水化物複合体」とは、エキノカンジンが、炭水化物の存
在下で結晶化されるかまたは溶液から再結晶される場合に、エキノカンジン化合
物と炭水化物との間で形成される結晶性複合体をいう。エキノカンジン/炭水化
物複合体の、より詳細な記載は、Larewら、1999年3月3日出願、表題
「Echinocandin/Carbohydrate Complexes
」に見出され得、そして本明細書中で参考として援用される。
【0017】 「炭水化物」とは、式Cn(H2O)nによって表される多価アルコール(例え
ば、グルコース、C6(H2O)6;スクロース、C12(H2O)11)のアルデヒド
性またはケトン性の誘導体をいう。炭水化物としては、単純な糖(例えば、単糖
類、二糖類など)のような比較的小さな分子を有する化合物、ならびに高分子の
(重合体の)物質(例えば、デンプン、グリコゲン、およびセルロースといった
多糖類)が挙げられる。糖は、一般的な組成(CH2O)nを有する炭水化物(糖
類)およびその単純な誘導体である。単純な単量体の糖(グルコース)は、ポリ
ヒドロキシアルデヒドまたはポリヒドロキシケトンとして記載されるが(例えば
、アルドヘキソース(例えば、グルコース)についてHOCH2−(CHOH)4 −CHO、または2−ケトース(例えば、フルクトース)についてHOCH2
(CHOH)3−CO−CH2OH)、その構造は、一般に5員環の環状エーテル
(フラノース)または6員環の環状エーテル(ピラノース)として、例えば以下
のように記される:
【0018】
【化9】 用語「顆粒状の」希釈剤またはキャリアとは、約70重量%の材料が150ミ
クロンより大きい粒子サイズを有する、材料をいう。
【0019】 用語「非顆粒状の」または「粉体の」希釈剤またはキャリアとは、約70重量
%の材料が150ミクロン未満の粒子サイズを有する、材料をいう。
【0020】 用語「顆粒化剤」とは、溶媒の存在下で、希釈剤の粉体の表面上に試薬をスプ
レーする際に、希釈剤またはキャリアを一緒に結合させて大きな塊または顆粒を
形成する、結合剤をいう。
【0021】 (詳細な説明) 出願人は、経口エキノカンジン処方物または組成物の安定性が、エキノカンジ
ン化合物を薬学的組成物中にエキノカンジン/炭水化物複合体として混合するこ
とにより、またはエキノカンジン/炭水化物複合体をインサイチュで形成するこ
とにより、増強され得ることを見出した。例えば、エキノカンジン/炭水化物複
合体は、エキノカンジン化合物を、適切な溶媒中で炭水化物と混合して、薬学的
溶液を提供し、次いでこの溶液を顆粒の流動床にスプレーすることによってイン
サイチュで形成され得る。あるいは、エキノカンジン/炭水化物薬学的溶液は、
非顆粒(または粉末)希釈剤またはキャリアの流動床にスプレーされ得る。 好
ましくは、顆粒化剤をスプレー溶液に添加して、粉末を一緒に結合させてより大
きな凝集物または顆粒を溶媒の存在下で形成させる。最も効果的に行うために、
この顆粒化剤は、薬学的溶液において用いられる溶媒系において可溶性であるべ
きである。アセトン/水溶媒系では、好ましい顆粒化剤は、ポリビニルピロリド
ン(例えば、BASF Corp.から入手可能なPovidoneTM)である
【0022】 適切な炭水化物としては、アドニトール、アラビノース、アラビトール、アス
コルビン酸、キチン、D−セルビオース、2−デオキシ−D−リボース、ズルシ
トール、(S)−(+)−エリトルロース、フルクトース、フコース、ガラクト
ース、グルコース、イノシトール、ラクトース、ラクツロース、リキソース、マ
ルチトール(maltitol)、マルトース、マルトトリオース、マンニトー
ル、マンノース、メレジトース、メリビオース、微結晶性セルロース、パラチノ
ース、ペンタエリトリトール、ラフィノース、ラムノース、リボース、ソルビト
ール、ソルボース、デンプン、スクロース、トレハロース、キシリトール、キシ
ロースおよびそれらの水和物が挙げられる。適切な炭水化物としてはまた、上記
に列挙した化合物の、DおよびLエナンチオマー、ならびにαアノマーおよびβ
アノマーが挙げられる。好ましい炭水化物は、単純糖(例えば、単糖および二糖
)である。特に有用な糖としては、L−アラビノース、D−アラビトール、L−
アラビトール、2−デオキシ−D−リボース、(S)−(+)−エリトルロース
、D−フルクトース、D−(+)−フコース、L−フコース、D−ガラクトース
、β−D−グルコース、D−リキソース、L−リキソース、D−マルトース、マ
ルトトリオース、メレチトース、パラチノース、D−ラフィノース、D−ソルビ
トール、D−トレハロース、キシリトール、L−キシロースおよびそれらの水和
物が挙げられる。エキノカンジン/炭水化物複合体を用いる場合、添加される炭
水化物は、複合体中の炭水化物と同じであっても同じでなくてもよい。
【0023】 適切な溶媒としては、エキノカンジンおよび炭水化物材料を充分に可溶化して
、流動床スプレープロセスにおいて用いられ得る媒体を提供する、進行中のプロ
セスに対して不活性な、任意の溶媒または溶媒の溶媒(代表的に、プロトン性溶
媒またはケトン溶媒)が挙げられる。薬学的スプレー溶液について用いられる好
ましい溶媒系は、水とアセトンとの混合物である。エキノカンジンまたはエキノ
カンジン/炭水化物複合体および炭水化物を可溶化する、水とアセトンとの任意
パーセントの混合物が用いられ得、アセトンの好ましい百分率は、容積を基準に
して、約50%〜70%である。
【0024】 適切な顆粒状および非顆粒状の(または粉末の)材料としては、上記の炭水化
物ならびにセルロース/デンプン材料、ポリエチレングリコール4000、60
00および8000(例えば、より高い融点の固体PEGシリーズ;Union
Carbide Corp.から入手可能)、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース(HPMC;Shin−Etsu Chemical Co.Ltd.か
ら入手可能)、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート(例えば、HP
−50、HP−55、HP−55S;Shin−Etsu Chemical
Co.Ltdからも入手可能)およびデキストレート(dextrate)(例
えば、EmdexTM;Edward Mendell Co.Inc.から入手
可能、およびDextrinTM;Matheson Colleman & B
ellから入手可能)が挙げられる。好ましい顆粒状または非顆粒状の材料は、
炭水化物(例えば、フルクトース、グルコース、ラクトース、ラクツロース、マ
ルチトール、マルトース、マルトトリオース、マンニトール、マンノース、微結
晶性セルロース、HPMC、HPMCフタレート、デキストレート、デキストリ
ン、ソルビトール、ソルボース、デンプンおよびデンプン誘導体、スクロース、
トレハロース、キシリトール、キシロースおよびそれらの水和物)である。適切
な炭水化物としてはまた、DおよびLエナンチオマー、ならびにαおよびβアノ
マーが挙げられる。最も好ましいのは、低水分の単糖および二糖(例えば、マン
ニトール(例えば、SPI Polyols,Inc.,New Castle
,DEから入手可能なMannogenTM 2080)、ラクトースおよびマル
トース)である。
【0025】 薬学的溶液は、流動床造粒機/乾燥機(例えば、Glatt Air Tec
hniques,Inc.,Ramsey,New Jerseyから入手可能
なGlatt GPCG−3)中で流動化された顆粒状または非顆粒状のキャリ
アにスプレーされる。特定の任意の理論に結び付けられるのを望まないが、スプ
レーされた薬学的溶液は、乾燥の際に、流動床キャリアの表面にインサイチュで
のエキノカンジン/炭水化物複合体を形成すると考えられる。エキノカンジン化
合物は一般に、最終的なスプレーされた顆粒中に、約5%〜25%、好ましくは
、7%〜20%、より好ましくは、12%〜16%の重量百分率で存在する。薬
学的溶液中に用いられる炭水化物は一般に、最終的なスプレーされた顆粒中に、
約5%〜25%、好ましくは、7%〜20%、より好ましくは、12%〜16%
の重量百分率で存在する。顆粒状または非顆粒状のキャリアは一般に、最終的な
スプレーされた顆粒中に、約50%〜90%、好ましくは、60%〜80%、よ
り好ましくは、65%〜75%の重量百分率で存在する。
【0026】 出願人は、最終的なスプレーされた顆粒が、出発バルクエキノカンジン材料単
独と比較してより良好な熱安定性および増強された流動性を示すことを観察した
。(実施例1を参照のこと。)この処方物(すなわち、流動化炭水化物−潜在的
エキノカンジン安定化剤)の主要な賦形剤のうちの1つが、薬学的に活性な化合
物を含む溶液の一部ではないとしても、スプレーされた顆粒は依然として、増強
された安定性を示す。
【0027】 流動床スプレー顆粒の相対熱保存安定性を評価し、そして出発エキノカンジン
バルクの相対熱保存安定性と比較した。出発エキノカンジンバルクおよび最終ス
プレー顆粒のHPLC分析を行って、%合計関連物質(すなわち、% TRS)
としばしば呼ばれる、分解産物の初期レベルを決定した。次いで、両方のサンプ
ルを、ロウビニルアルミニウムホイル(wax vinyl aluminum
foil)(WVAF)キャップシールを備えた別々の高密度ポリエチレン(
HDPE)瓶に40℃にて1週間および2週間保存した。% TRSの増加を、
HPLCによって、2つの時点で測定した。表1は、バルクECB化合物と上記
の流動床スプレープロセスによって調製されたECB顆粒についての試行プロセ
スとの間の% TRSの変化を示す。
【0028】
【表1】 *各々のサンプルを、WVAFキャップを用いて密閉した褐色の不透明なHD
PE瓶中で保存した。
【0029】 FBスプレープロセスは、スプレーされた顆粒の% TRSを有意に増加させ
なかった。インサイチュで形成されたエキノカンジン/炭水化物複合体を含むF
Bスプレー顆粒が、出発エキノカンジンバルク化合物と比較して、40℃での1
週間および2週間の保存で増強された保存安定性(すなわち、より少ない% T
RSの増加)を示したことに留意することが重要である。
【0030】 表2は、バルクECB化合物と、上記の流動床スプレープロセスによって調製
されるECB顆粒についての第2の試行プロセスとの間での% TRSの変化を
示す。
【0031】
【表2】 *各々のサンプルを、WVAFキャップを用いて閉鎖した褐色の不透明なHD
PE瓶中で保存した。
【0032】 さらに、FBスプレープロセスは、スプレーされた顆粒の% TRSを有意に
増加させなかった。インサイチュで形成されたエキノカンジン/炭水化物複合体
を含むFBスプレー顆粒は、出発エキノカンジンバルク化合物と比較して、40
℃での1週間および2週間の保存で増強された保存安定性(すなわち、より少な
い% TRSの増加)を示した。FBスプレー顆粒の増強された安定性に加えて
、最終FBスプレー顆粒の改善された混合可能性および流動性が観察された。
【0033】 スプレーされた顆粒を用いて、生成物が設計される治療的処置を必要とする患
者へと経口投与され得る薬学的医薬を調製し得る。例えば、スプレーされた顆粒
は、薬包もしくはカプセル中に含まれ得るか、または錠剤へと圧縮され得る。最
終スプレー顆粒は、薬包パッケージへと直接容易に充填され得るか、あるいは、
さらなる賦形剤と容易に混合され得、その後に錠剤へと形成されるか、カプセル
剤に充填されるか、または瓶に充填され得る。
【0034】 例えば、スプレーされた顆粒は、矯味矯臭剤、錠剤崩壊剤(例えば、Cros
cannelloseナトリウム;FMC Corp.から入手可能)、加工補
助剤(processing aid)(例えば、Syloid 63FP;G
race−Davison,Baltimore MDから入手可能な二酸化ケ
イ素)および錠剤滑沢剤(例えば、ステアリン酸(Witco Corp.から
入手可能)またはグリセリルベヘネート(Gattefosse Corp.か
ら入手可能))と乾式混合され、その後、標準的な打錠装置および技術を用いて
錠剤(咀嚼可能)へと圧縮され得る。(すなわち、「Oral Solid D
osage Forms」,Remington’s Pharmaceuti
cal Sciences, Chapter 90,Mack Publis
hing Co.,Pennsylvania,1985を参照のこと)。
【0035】 咀嚼可能な錠剤は、当業者に周知の標準的な手順を用いて生成され得る。一般
に、咀嚼可能な錠剤は、矯味矯臭剤(例えば、ペパーミント油、メントールまた
はウィンターグリーン油など)を、最終的な総錠剤重量に基づいて約0.1%〜
2.0%の間(好ましくは、約0.2重量%と0.6重量%との間)のレベルで
含み、これらの矯味矯臭剤は、顆粒をスプレーする前にエキノカンジン/炭水化
物薬学的溶液に添加され得る。甘味剤もまた、一般に、咀嚼可能な錠剤に添加さ
れる。しかし、本発明では、処方物中に用いられる炭水化物は、さらなる甘味剤
が必要でないかもしれないように、十分な甘味化を提供し得る。処方物中のキャ
リアとしてのマンニトールまたはマルトースの使用はまた、さらなる甘味化およ
び適切な「口当たり」/「清涼感」およびテクスチャーを咀嚼可能な錠剤に供給
する。他の成分もまた、スプレーされた顆粒と乾式混合(例えば、タンブル瓶ま
たはリボンミキサー)によって添加されて、最終的な顆粒混合物を与え得る。次
いで、最終的な顆粒化混合物は、錠剤へと圧縮される。従来の錠剤とは異なり、
より大きなツーリング(例えば、Pillow型No.800ツーリング)は一
般に、咀嚼可能な錠剤の生成において用いられる。
【0036】 既に議論された材料に加えて、本発明の経口処方物または医薬はまた、当業者
に周知の他のキャリア、希釈剤および賦形剤を含み得、これらとしては、ロウ、
水溶性および/または水膨潤性のポリマー、親水性または疎水性の材料、ゼラチ
ン、油、溶媒、水などのような材料が挙げられる。用いられる特定のキャリア、
希釈剤または賦形剤は、活性成分が適用される手段および目的に依存する。処方
物はまた、湿潤剤、滑沢剤、乳化剤、懸濁剤、保存剤、芳香剤、着色剤、不透明
化剤、グリダンド(glidant)、加工補助剤およびそれらの組み合わせを
含み得る。
【0037】 本発明において用いられる環式ペプチドは、種々の微生物を培養することによ
って生成され得る。エキノカンジン環式ペプチドファミリーに属する適切な天然
の生成物出発物質としては、エキノカンジンB、エキノカンジンC、エキノカン
ジンD、アクレアシンAγ(Aculeacin Aγ)、ムルンドカンジン(
Mulundocandin)、スポリオフンジンA(Sporiofungi
n A)、ニューモカンジンA07(Pneumocandin A07)、WF1
1899AおよびニューモカンジンB0(Pneumocandin B0)が挙
げられる。一般に、環式ペプチドは、アミノ酸のうちの1つにアシル化したアミ
ノ基を有する環式ヘキサペプチド核として特徴付けられ得る。天然に存在する環
式ペプチド上のアミノ基は代表的に、核の外の側鎖を形成する脂肪酸基を用いて
アシル化される。天然に存在するアシル基の例としては、リノレオイル(エキノ
カンジンB、CおよびD)、パルミトイル(アクリアシンAγ(Aculeac
in Aγ)およびWF11899A)、ステアロイル、12−メチルミリスト
イル(ムルンドカンジン(Mulundocandin))、10,12−ジメ
チルミリストイル(スポリオフンジンA(Sporiofungin A)およ
びニューモカンジンA0(Pneumocandin A0))などが挙げられる
【0038】 半合成誘導体は、脂肪酸側鎖を環式ペプチド核から除去して、遊離のアミノ基
(すなわち、ペンダントアシル基−C(O)Rは存在しない)を生成することに
よって調製され得る。次いで、遊離のアミノ基は、適切なアシル基を用いて再度
アシル化される。例えば、エキノカンジンB核は、天然に存在しない特定の側鎖
部分を用いて再度アシル化されて、多数の抗真菌剤を提供している。すなわち、
米国特許第4,293,489号(Debono)を参照のこと。当業者は、N
−アシル側鎖が、当該分野で公知の種々の側鎖部分を包含することを認識する。
適切な側鎖部分としては、置換および非置換のアルキル基、アルケニル基、アル
キニル基、アリール基、ヘテロアリール基およびそれらの組み合わせが挙げられ
る。好ましくは、側鎖は、直鎖状の剛直な部分(section)および可撓性
のアルキル部分(section)の両方を含み、抗真菌能力を最大にする。好
ましいアシル側鎖の代表的な例としては、以下の構造を有するR基が挙げられる
【0039】
【化10】 ここで、A、B、CおよびDは独立して、水素、C1〜C12アルキル、C2〜C 12 アルキニル、C1〜C12アルコキシ、C1〜C12アルキルチオ、ハロまたは−O
−(CH2m−[O−(CH2np−O−(C1〜C12アルキル)または−O−
(CH2q−X−Eであり; mは、2、3または4であり;nは、2、3または4であり;pは、0または
1であり;qは、2、3または4であり; Xは、ピロリジノ、ピペリジノまたはピペラジノであり;そして Eは、水素、C1〜C12アルキル、C3〜C12シクロアルキル、ベンジルまたは
3〜C12シクロアルキルメチルである。
【0040】 上記のように、本明細書中に記載される環式ペプチドは、当該分野で記載され
るように、公知の微生物の発酵によって調製され得る。その後の脱アシル化は代
表的に、当該分野で記載される公知の材料および手順によってデアシラーゼ酵素
を用いて酵素的に行われる。
【0041】 例えば、本明細書中に参考として援用される米国特許第3,293,482号
(Abbottら)は、式Iの環式化合物の脱アシル化および調製を記載し、こ
こで、R4、R5およびR11はメチルであり、R9は水素であり、そしてR1、R2
、R3、R6、R7、R8およびR10は各々ヒドロキシである。本明細書中に参考と
して援用される米国特許第4,299,763号(Abbottら)は、式Iの
環式ペプチドの脱アシル化および調製を記載し、ここで、R4、R5およびR11
メチルであり、R2はヒドロキシであり、そしてR7およびR9は水素であり、そ
してR1、R3、R6、R8およびR10は各々ヒドロキシである。本明細書中に参考
として援用される米国特許第3,978,210号(Mizunoら)は、アク
レアシンの調製を記載する。本明細書中に参考として援用される米国特許第4,
304,716号は、式Iの環式ペプチドの脱アシル化および調製を記載し、こ
こで、R5は−CH2C(O)NH2であり;R11はメチルであり;R4およびR9
は水素であり;R1、R2、R3、R6、R7、R8およびR10は各々ヒドロキシであ
り、そして置換基Rを有するアシル基はミリストイルである。
【0042】 R2およびR7が各々水素である環式ペプチドは、対応する化合物(ここで、R 2 およびR7は各々ヒドロキシである;オルニチンαアミノ基は、遊離のアミノ基
であり得るかまたはアシル化され得る)を、強酸および還元剤に−5℃と70℃
との間の温度で適切な溶媒中で供することによって調製され得る。適切な強酸と
しては、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸または三フッ化ホウ素エーテラート
が挙げられる。好ましい強酸は、トリフルオロ酢酸である。適切な還元剤として
は、シアノ水素化ホウ素ナトリウムまたはトリエチルシランが挙げられる。好ま
しい還元剤は、トリエチルシランである。適切な溶媒としては、塩化メチレン、
クロロホルムまたは酢酸(好ましくは、塩化メチレン)が挙げられる。強酸は、
1molの基質あたり約2mol〜60molの量で存在し、そして還元剤は、
1molの基質あたり約2mol〜60molの量で存在する。酸還元プロセス
は、アミナル(R2)およびベンジル(R7)ヒドロキシ基を選択的に除去する。
【0043】 オルニチン単位上のα−アミノ基のアシル化は、当業者に周知の種々の方法に
おいて達成され得る。例えば、アミノ基は、好ましくは、酸スカベンジャー(例
えば、3級アミン(例えば、トリエチルアミン))の存在下での、適切に置換さ
れたアシルハライドとの反応によってアシル化され得る。この反応は代表的に、
約20℃〜25℃の間の温度で行われる。適切な反応溶媒としては、極性の非プ
ロトン性溶媒(例えば、ジオキサンまたはジメチルホルムアミド)が挙げられる
。溶媒の選択は、用いられる溶媒が、進行中の反応に対して不活性であり、そし
て反応物が、所望の反応をもたらすように充分に可溶化される限り、重要ではな
い。
【0044】 アミノ基はまた、カップリング剤の存在下での、適切に置換されたカルボン酸
との反応によってアシル化され得る。適切なカップリング剤は、ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド(DCC)、N,N’−カルボニルジイミダゾール、ビス(2
−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスフィニッククロリド(BOP−Cl)、
N−エトキシカルボニル−2−エトキシ−1,2−ジヒドロキノリン(EEDQ
)、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ−トリピロリジノホスホニウムヘキサ
フルオロホスフェート(PyBOP)などが挙げライブラリー得る。
【0045】 あるいは、アミノ基は、カルボン酸(例えば、p−ニトロフェニル、2,4,
5−トリクロロフェニル、ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(HOBT・H 2 O)、ペンタフルオロフェニルおよびN−ヒドロキシスクシンイミドカルボン
酸エステル)の活性化エステルを用いてアシル化され得る。好ましいアシル化部
分は、2,4,5−トリクロロフェニルおよびHOBTカルボン酸エステルであ
る。反応は代表的に、約0℃〜30℃の温度で非プロトン溶媒中で1〜65時間
行われる。反応は一般に、約15℃〜30℃の間の温度で行う場合、約24時間
〜48時間後に完了する。適切な溶媒としては、テトラヒドロフランおよびジメ
チルホルムアミドまたはそれらの混合物が挙げられる。アミノ基は一般に、活性
化されたエステルに対して等モル比率で存在するか、またはわずかに過剰なアミ
ノ基が用いられる。
【0046】 R−COOH前駆体酸は、式R−CNのニトリルまたは式R−COO(C1
4アルキル)のエステルを加水分解することによって調製される。ニトリルお
よびエステルの中間体は、当該分野で公知の手順を用いて調製され得る。例えば
、Rがアルコキシアリール部分である、ニトリルおよびエステルの中間体は、以
下に記載の手順Aまたは手順Bを用いて調製され得る。
【0047】 (手順A) 1当量の臭化アルキル、ヨウ化アルキルまたはp−トルエンスルホン酸アルキ
ルを、200〜300mlのアセトニトリル(CH3CN)中に1当量の塩基(
例えば、カリウムt−ブトキシドまたは炭酸カリウム(K2CO3))および1当
量のヒドロキシアリール化合物を含む混合物に添加する。この反応混合物を6時
間還流し、次いで減圧下で濃縮して残渣を得、この残渣を、Et2O/2N N
aOH混合物中に溶解する。得られる層を分離し、そして有機層を硫酸マグネシ
ウム(MgSO4)で乾燥し、濾過し、そして乾燥してアルコキシアリール生成
物を得る。
【0048】 (手順B) ジエチルアゾジカルボキシレート(1当量)を、200〜300mlのTHF
中にヒドロキシアリール化合物(1当量)、アルキルアルコール(1当量)およ
びトリフェニルホスフィン(1当量)を含む混合物に滴下する。17時間後、こ
の溶媒を、減圧下で除去して残渣を得、この残渣をEt2Oに溶解する。得られ
る混合物を2N NaOH溶液を用いて洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過し、
そして濃縮して生成物を得て、次いで、この生成物を、Et2O/ペンタン混合
物から結晶化するか、またはこの生成物が3級アミンを含む場合、塩酸塩を形成
し、そしてメタノール(MeOH)/EtOAC混合物から結晶化させる。Rが
アルキニルアリール部分であるニトリルおよびエステルの中間体は、以下の手順
Cを用いて調製され得る。
【0049】 (手順C) Et2O(2当量)、二塩化パラジウム(0.05当量)、トリフェニルホス
フィン(0.1当量)、ヨウ化銅(I)(0.025当量)およびアルキン(1
当量)を含む混合物を、CH3CN(600ml/0.1molのアリール反応
物)中の1当量の臭化アリール、ヨウ化アリールまたはトリフルオロメタンスル
ホン酸アルキルに、窒素(N2)下で添加する。得られる混合物を17時間還流
し、次いで溶媒を減圧下で除去して残渣を得、この残渣を300mlのEt2
中でスラリーにし、次いで濾過する。濾液を、1N HCl溶液で洗浄し、Mg
SO4で乾燥し、濾過し、次いで乾燥して生成物を得る。
【0050】 Rがテルフェニル部分であるエステル中間体は、以下の手順Dを用いて調製さ
れ得る。
【0051】 (手順D) (1.ボロン酸反応物の形成) ブチルリチウム(1.2当量)を、THF中の1当量の冷(−78℃)のハロ
ゲン化アリールに添加する。15分後、トリイソプロピルボレート(2当量)を
添加する。10分後、反応混合物を、室温まで温め、そして水(H2O)の添加
、続いて1N HClの添加によってクエンチする。得られる相を分離し、そし
て有機層を減圧下で濃縮して固体を得、この固体を、濾過によって収集し、そし
てヘキサンを用いて洗浄する。
【0052】 (2.テルフェニルエステルの形成) テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.03当量)を、N2
パージトルエン中で、アリールボロン酸(1当量)、K2CO3(1.5当量)お
よびメチル4−ヨードベンゾエート(1当量)(またはヨードベンゾエートのト
リクロロフェニルエステル)を含む混合物に添加する。この反応混合物を、7時
間還流し、次いでデカントしてK2CO3を除去し、そして減圧下で乾燥して残渣
を得る。この残渣をCH3CN中で粉砕し、そして濾過して生成物を得る。上記
のアリールニトリルおよびエステルを、以下の手順Eまたは手順Fを用いて、加
水分解によって対応するカルボン酸へと変換し得る。
【0053】 (手順E) アリールニトリルを、エタノール(EtOH)および過剰の50% NaOH
溶液中に溶解し、そして2時間還流する。水を、固体が沈殿するまで反応混合物
に添加する。この固体を、濾過によって収集し、ジオキサン/6N HCl混合
物に添加し、そして得られる混合物を、17時間還流する。反応が実質的に完了
したとき、カルボン酸生成物をH2Oの添加によって結晶化し、次いで濾過によ
って収集し、そして減圧下で乾燥する。
【0054】 (手順F) 過剰の2N NaOHを、MeOH中のアリールエステルに添加し、そして得
られる溶液を5時間還流し、次いで過剰のHClの添加によって酸性化する。水
を、固体(カルボン酸)が沈澱するまで反応混合物に添加する。カルボン酸を濾
過によって収集し、そして減圧下で乾燥する。
【0055】 カルボン酸を、以下の手順Gを用いて、対応する2,4,5−トリクロロフェ
ニルエステルへと変換し得る。次いで、活性化したエステルを用いて、アミノ核
をアシル化する。
【0056】 (手順G) CH2Cl2中にアリールカルボン酸(1当量)、2,4,5−トリクロロフェ
ノール(1当量)、およびDCC(1当量)を含む混合物を、17時間攪拌し、
次いで濾過した。濾液を濃縮して残渣を得、これをEt2Oに溶解させ、濾過し
、次いで結晶化が始まるまでペンタンを添加した。この結晶を濾過によって集め
、真空中で乾燥した。
【0057】 あるいは、カルボン酸を、以下の手順Hを使用して、対応するヒドロキシベン
ゾトリアゾールエステルへの変換によって、活性化し得る。
【0058】 (手順H) アリールカルボン酸(1当量)およびわずかに過剰のN−メシレート置換ヒド
ロキシベンゾトリアゾール(1.2当量)を、トリエチルアミン(Et3N)の
ようなわずかに過剰の塩基(1.3当量)の存在下で、DMF中、N2下で反応
させた。反応の完了時に、この混合物をトルエンで希釈し、そしてH2Oで洗浄
した。有機部分をH2Oで希釈し、次いでこの物質を移動させるために、t−ブ
チルメチルエーテル(MTBE)を用いて濾過した。生じた固体をMTBEで洗
浄し、次いで真空中で乾燥した。
【0059】 エキノカンジン化合物を単離し、そしてそれ自体あるいはその薬学的に受容可
能な塩または水和物の形態で使用し得る。用語「薬学的に受容可能な塩」とは、
無機酸および有機酸から誘導される非毒性な酸付加塩をいう。適切な塩の誘導体
には、ハロゲン化物、チオシアン酸塩、硫酸塩、硫酸水素塩、亜硫酸塩、亜硫酸
水素塩、アリールスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、ホスホン酸塩、一水素−リン
酸塩、二水素リン酸塩、メタリン酸塩、ピロホスホン酸塩、アルカン酸塩(al
kanoate)、シクロアルキルアルカン酸塩、アリールアルカン酸塩(ar
ylalkonate)、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスパラギン酸塩、安
息香酸塩、フマル酸塩、グルコヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、乳酸塩、マレ
イン酸塩、ニコチン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、ペクチン酸塩、ピクリ
ン酸塩、ピバル酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、ショウノウ酸塩、カ
ンファースルホン酸塩、二グルコン酸塩、トリフルオロ酢酸塩などが挙げられる
【0060】 あるいは、エキノカンジン化合物は、エキノカンジン/炭水化物複合体として
単離し得る。この複合体は、再結晶による化合物の精製のために行われる代表的
な手順のような、標準的な結晶化手順を用いて形成される。このエキノカンジン
物質および炭水化物は、高温(約45〜60℃、好ましくは55℃未満)で、溶
媒中に溶解される。次いで、この溶液を、結晶化が始まるまでゆっくり冷却した
。種結晶(例えば、予め結晶化された複合体または不溶性の糖)を、結晶化を開
始するために添加し得る。適切な炭水化物としては、薬学的なスプレー溶液に添
加される炭水化物について以前に列挙した炭水化物が挙げられる。好ましい炭水
化物としては、L−アラビノース、D−アラビトール、L−アラビトール、2−
デオキシ−D−リボース、(S)−(+)−エリトルロース、D−フルクトース
、D−(+)−フコース、L−フコース、D−ガラクトース、β−D−グルコー
ス、D−リキソース、L−リキソース、D−マルトース、マルトトリオース(m
altotriose)、メレチトース、パラチノース、D−ラフィノース、D
−ソルビトール、D−トレハロース、キシリトール、L−キシロース、およびこ
れらの水和物が挙げられる。適切な溶媒としては、炭水化物とエキノカンジン化
合物との間の所望の複合体生成をもたらす媒体を提供するための反応物質を十分
に可溶化する、進行中の反応に不活性な任意の溶媒、または溶媒の混合物が挙げ
られ、例えばプロトン性溶媒またはケトン溶媒(メタノール、エタノール、ベン
ジルアルコール、ならびにベンジルアルコールと溶媒(例えば、メタノール、エ
タノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、2−ブタノ
ール、t−ブタノール、2−ペンタノール、2−メチル−1−プロパノール、M
EK、アセトン、酢酸エチル、トルエン、アセトニトリル、フルオロベンゼン、
塩化メチレン、ニトロメタン、または環状ケトン(例えば、シクロペンタノンお
よびシクロヘキサノン))の混合物を含む)である。好ましい溶媒としては、メ
タノール、エタノール、ベンジルアルコール、およびベンジルアルコールと、メ
チルエチルケトン、酢酸エチル、およびアセトニトリルの混合物が挙げられる。
エキノカンジン/炭水化物複合体およびこの調製のより詳細な説明は、Lare
wら、1999年3月3日出願、表題「Echinocandin/Carbo
hydrate Complexes」において見出され得、そして本明細書中
で参考として援用される。
【0061】 活性成分は、容易に制御可能な薬物の用量を提供するため、および患者に的確
かつ容易に取扱い可能な製品を与えるために、代表的に薬学的用量形態に処方さ
れる。本明細書中で使用される場合、用語「単位用量」または「単位投薬量」と
は、所望の治療効果を生じるように計算された活性成分の所定量を含む、物理的
に分離した単位をいう。単位用量が経口投与される場合、代表的には錠剤、カプ
セル、丸剤、薬包、ウェハなどの形態で提供される。あるいは、単位用量は、ス
ウィッシュ(swish)および飲み込み得るか、あるいは吸入またはスプレー
され得る乾燥または液体のエアロゾルの液体溶液の形態で投与され得る。
【0062】 投与される投薬量は、患者の物理的性質、患者の症状の重症度、および薬物を
投与するために使用される手段に依存して変化し得る。所定の患者への特定の用
量は、通常担当医の判断によって設定される。
【0063】 エキノカンジンおよび半合成エキノカンジン化合物は、抗真菌活性および駆虫
性活性(例えば、カンジダ属(すなわち、C.Albicans、C.Para
psilosis、C.Krusei、C.Glabrata、C.Tropi
calis、またはC.Lustrantaw);トルロプス属(Torulo
pus spp.)(すなわち、T.Glabrata);アスペルギルス属(
すなわち、A.Fumigatus);ヒストプラスマ属(すなわち、H.Ca
psulatum);クリプトコックス属(すなわち、C.Neoforman
s);ブラストミセス属(すなわち、B.Dermatitidis);フザリ
ウム属;白癬菌属;Pseudallescheria boydii、Coc
cidioides tmmits、Sporothrix schencki
iなどを含む種々の感染性真菌の増殖阻害)を示すことが示されてきた。
【0064】 この型の化合物はまた、免疫抑制個体における日和見感染に主に応答可能な特
定の生物体の増殖を阻害する(例えば、Pneumocystis carin
ti(AIDSおよび他の免疫無防備状態の患者におけるニューモシスティス肺
炎(PCP)の原因となる生物体)の増殖阻害)。エキノカンジン型化合物で阻
害される他の原性動物としては、プラスモディウム属、リーシュマニア属、トリ
パノソーマ属、クリプトスポリジウム属、イソスポラ属、シクロスポラ属、トリ
コモナス属(Trichomnas spp.)、微胞子虫門などが挙げられる
【0065】 したがって、作製された処方物は、全身性真菌感染または真菌皮膚感染のいず
れかとの闘いにおいて有用である。したがって、本発明の処方物およびプロセス
は、本明細書中で記載される治療的適用のための医薬の製造において使用され得
る。例えば、真菌活性(好ましくは、Candida albicansまたは
Aspergillus fumigatis活性)あるいは寄生性活性は、本
発明によって調製される薬学的処方物と真菌または寄生生物との接触によってそ
れぞれ阻害され得る。用語「接触」は、結合または接合、あるいは本発明の化合
物の、寄生生物または真菌との明らかな接触または交互の接触を含む。用語用量
は、このプロセス(例えば、阻害の機構による)に対して、これ以上の限定を意
味しない。この方法は、化合物の作用ならびに固有の駆虫性および抗真菌性の性
質による、寄生性活性および真菌性活性の阻害を含むように規定される。
【0066】 本発明によって調製される薬学的処方物の有効量を、真菌感染の処置が必要な
宿主に投与する工程を包含する、真菌感染を処置する方法がまた提供される。好
ましい方法としては、Candida albicansまたはAspergi
llus fumigatis感染の処置が挙げられる。用語「有効量」とは、
真菌活性を阻害し得る活性化合物の量をいう。投与される用量は、感染の性質お
よび重症度、宿主の年齢および身体全体の健康、および宿主の抗真菌剤に対する
耐性のような要因に依存して変化する。特定の用量レジメンはさらに、これらの
要因に従って変化し得る。医薬は、1日1回の用量、または1日に複数の用量と
して与えられ得る。レジメンは、約2〜3日から約2〜3週間またはそれより長
く続き得る。代表的な1日の用量(単一または分割用量において投与される)は
、体重あたり約0.01mg/kg〜100mg/kgの活性化合物の間の投薬
量レベルを含む。好ましい1日の用量は、一般に約0.1mg/kg〜60mg
/kgの間であり、そしてより好ましくは約2.5mg/kg〜40mg/kg
の間である。
【0067】 (実施例) 本発明の処方物を例証するために使用されるエキノカンジン化合物を、以下の
調製に記載されるようにして調製した。詳細には、以下の手順が、以下の構造を
有する抗真菌化合物1(a)の調製を説明する:
【0068】
【化11】 以下が、例示的実施例として役立ち、そして抗真菌剤として有用な他の半合成
エキノカンジン化合物が、同様の手順または本明細書の以前に列挙された参考文
献中に記載の手順を用いて合成され得ることが、当業者によって理解される。以
下の調製で用いた物質は、他に指摘されない限り、Aldrich Chemi
cals(Milwaukee,Wisconsin)から入手可能である。
【0069】 (化合物調製) (4−ブロモ−4’−ペンチルオキシビフェニル 1(a)の調製) 無水K2CO3(416g、3mol)を、4−ブロモ−4’−ヒドロキシビフ
ェニル(300g、1.2mol)、1−ヨードペンタン(234ml、1.7
9mol)および2−ブタノン(600ml)の混合物に添加した。この反応混
合物を、TLC(85:15 ヘキサン/EtOAc)がブロモアルコールの完
全な消費を示すまで44時間還流した。この混合物を約30℃まで冷却し、CH 2 Cl2(600ml)で希釈し、次いで濾過した。この濾液をH2Oで2度、そ
して飽和NaCl水溶液で2度洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、次
いで減圧乾燥して固体を得た。この固体を濾過によって単離し、合計2Lの氷冷
ヘプタンで繰り返し洗浄し、痕跡量のヨードペンタンを全て除去し、次いで高真
空下で一晩乾燥させた。収量:340g(88%)の白色粉末。
【0070】 (4−ブロモ−4’−ペンチルオキシビフェニル 1(a)の代替調製) 4−ブロモ−4’−ヒドロキシビフェニル(12.5g、50.2mmol)
を、脱イオン化H2O(150ml)中のNaOH(2.28g、純度97%、
55.2mmol)の溶液に添加し、次いで1−ヨードペンタン(11.9g、
60.2mmol)およびテトラブチルアンモニウムブロミド(0.82g、2
.51mmol)を添加した。この混合物を90℃で、この固体が溶液になるま
で3.75時間攪拌した。次いで、反応が進むにつれて、所望の生成物の沈殿が
始まった。この混合物をゆっくりと冷却し、次いで濾過して固体を得、濾液のp
Hが中性になるまで脱イオン水で洗浄し、次いで30℃の真空オーブン中で16
時間乾燥させた。収量:15.41g(96%)の5a。Rf0.5(97:3
ヘキサン/EtOAc)。1H NMR:δ0.93(t、3H、J=6.9
Hz);1.41(m、4H);1.79(m、2H);3.97(t、2H、
J=6.6Hz);6.98(m、2H);7.23(m、6H)。13C NM
R:δ14.03;22.43;28.22;28.98;68.12;114
.91;120.71;127.93;128.27;131.77;132.
24;139.82;159.03。MS(FAB+):m/z 320。IR
(CHCl3):2960、2936、2874、1608、1518、148
5、1475cm-1。C1719BrOについての分析:計算値:C,63.96
;H,6.00;Br,25.0;実測値:C,64.10;H,5.97;B
r,25.28。
【0071】 (4−ボロン酸−4’−ペンチルオキシビフェニル 2(a)の調製) t−ブチルメチルエーテル(MTBE)(1L)中の化合物1(a)(100
g、0.31mol)の冷却(−20℃)混合物に、n−ブチルリチウム(2.
5Mヘキサン溶液150ml、0.37mol)を、N2下で、内部温度が−1
9℃と−18℃との間を維持するようにゆっくりと滴下した。得られた混合物を
、−17℃と−16℃との間で3.5時間攪拌し、淡黄緑色溶液を生じた。この
溶液を、−78℃に冷却し、そして100mlの無水THFで希釈して、白色沈
殿を生じた。次いで、MTBE(200ml)中のトリイソプロピルボレート(
145ml、0.62mol)の冷却(−78℃)溶液を、窒素下で、反応温度
が−78℃と−74℃との間を維持するように、1.5時間かけて滴下した。得
られた反応混合物を、−78℃で1.5時間攪拌し、次いで1時間かけて−50
℃まで暖め、このときに冷却バスを取り除き、そしてこの混合物を一晩(16〜
21時間)攪拌し、白色沈殿を生じた。この混合物を、2MのHCl(1000
ml)と共に5分間激しく振盪し、次いで得られた層を分離し、そして有機層を
減圧して乾燥させ、残渣を得た。この残渣を、MTBE(100ml)、続いて
ヘプタン(800ml)で希釈し、白色粉末を得、これを吸引濾過で単離し、そ
してヘプタン(300ml)で3回洗浄した。
【0072】 収量:88g(98%)。Rf0.45(95:5 CH2Cl2/MeOH)
1H NMR:δ0.92(m、3H);1.41(m、4H);1.80(
m、2H);4.00(m、2H);6.99(m、2H);7.45〜7.6
3(m、3H);7.67(m、2H);8.24(d、1H、J=8.3Hz
)。13C NMR:14.01;22.26;28.03;28.77;39.
61;39.89;40.17;40.45;67.82;114.77;12
5.32;127.83;132.93;134.84;141.88;158
.71。MS(FD+):m/z 284。IR(CHCl3):2959、29
52、2874、1606、1526、1500cm-1
【0073】 (化合物3(a)の調製)
【0074】
【化12】 トルエン(174ml)およびプロパノール(20ml)の溶液を、この溶液
に20〜30秒吸引を適用し、次いでN2でパージすることによって、3回脱気
した。Na2CO3の2M溶液もまた脱気した。このトルエン/プロパノール溶液
(97ml)を、4−ヨード安息香酸メチル(14.12g、53.9mmol
)および化合物2(a)(15.0g、52.8mmol)の混合物に添加し、
続いて脱気した2MのNa2CO3水溶液(29ml、58.0mmol)を添加
した。得られた混合物を、20〜30秒で2回、それぞれN2の陽圧下で脱気し
、続いて酢酸パラジウム(II)(0.24g、1.1mmol)およびトリフ
ェニルホスフィン(0.84g、3.2mmol)を添加し、次いでさらに2回
脱気した。次いで、この反応混合物を、N2下で5時間還流し、淡黄色混合物を
生じた。この混合物を23℃まで冷却して、沈殿の形成が生じ、これを濾過によ
って集め、トルエン(123ml)、2:1のMTBE/EtOAc(143m
l)、脱イオン水(123ml)、および2:1のMTBE/EtOAc(42
ml)で連続的に洗浄し、次いで35℃の真空オーブンで16時間乾燥させた。
収量18.7g(94%)。Rf0.48(ベンゼン)。1H NMR:δ0.9
3(t、3H、J=6.80Hz);1.42(m、4H);1.81(m、2
H);3.95(s、3H);4.00(t、2H、J=6.48Hz);6.
97(d、2H、J=8.52Hz);7.55(d、2H、J=8.52Hz
);7.66(m、6H);8.10(d、2H、J=8.20Hz)。MS(
FD+):m/z 374。IR(KBr):2938、1723cm-1。C25
263についての分析:計算値:C,80.18;H,7.00;実測値:C
,79.91;H,6.94。
【0075】 (化合物4(a)の調製)
【0076】
【化13】 キシレン(800ml)中の化合物3(a)(80g、0.21mol)、5
M KOH(160ml)および臭化セチルトリメチルアンモニウム(4.8g
、0.013mol)の混合物を3時間還流し、次いで10℃まで冷却し、そし
て濾過して白色固体を得た。この固体をH2Oで3回洗浄(それぞれ500ml
)して、触媒および大部分の塩基を除去した。得られた物質をDME(500m
l)で処理した。この溶液のpHを、6MのHCl(100ml)を添加するこ
とでpHに調整した。得られた混合物を30分間還流し、その間に、混合物が酸
性を維持していることを確実にするために、pHを定期的に調べ、次いで冷却お
よび濾過した。得られた個体を、洗液がリトマスで中性になるまで、MTBE(
400ml)および水(4×400ml)で連続的に洗浄した。収量:76g(
収率98%)。1H NMR δ0.89(t、3H、J=6.82Hz),1
.38(m、4H),1.73(m、2H),3.96(t、2H、J=6.3
Hz),6.95(d、2H、J=8.56Hz),7.57(d、2H、J=
8.54Hz),7.64〜7.74(m、6H),8.00(d、2H、J=
8.21Hz),8.09(s、1H)。MS(FD+)m/z 360。IR
(KBr):2958、2937、2872、1688cm-1。C24243
ついての分析:計算値:C,79.97;H,6.71;実測値:C,80.5
0;H,6.77。
【0077】 (化合物4(a)のHOBTエステルの調製) (A.HOBTメシレートの生成) 無水CH2Cl2(1.5L)中のヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(20
0g、1.48mol)の冷却(0℃)混合物に、無水Et3N(268ml、
1.92mol)を、0〜10℃の温度を保つようにゆっくりと添加し、続いて
メタンスルフォニルクロリド(126ml、1.63mol)を、0〜5℃の温
度を保つように添加した。得られた混合物を、0℃で3時間攪拌し、そして冷水
(2×1.2L)およびブライン(1.2L)で連続的に洗浄した。合わせた有
機抽出物を減圧して濃縮し、固体を得た。この固体を、CH2Cl2(100ml
)およびヘプタン(1L)から再結晶した。この結晶を吸引濾過によって集め、
そして合計1Lのヘプタンで繰り返し洗浄し、次いで高真空下(0.5mmHg
)で一晩乾燥させた。収量:245g(78%)。Rf0.55(1:1 ヘキ
サン/CH2Cl2)。1H NMR:δ3.58(s、3H),7.46(t、
1H、J=7.60Hz),7.60(d、1H、J=8.28Hz),7.6
5(d、1H、J=8.56Hz),7.68(d、1H、J=8.20Hz)
,8.05(d、1H、J=8.41Hz)。
【0078】 (B.HOBTエステルの生成) DMF(650ml)中の化合物4(a)(50g、0.14mol)および
上記のパートAの物質(36g、0.17mol)の混合物を、N2下で、Et3 N(25ml、0.18mol)で滴下処理した。得られた混合物を、TLC(
95:5 CH2Cl2/MeOH)による決定で全ての酸が消費するまで、室温
で4時間攪拌した。全ての酸が消費された際に、この反応混合物のアリコート(
3パイプドロップまで)は、3mlの1:1 CH2Cl2/THFで希釈した場
合、透明な均一溶液を与える。次いで、この反応混合物を、トルエン(500m
l)で希釈し、水(500ml)で洗浄した。有機層(固体生成物を含む)を水
(500ml)で希釈し、そして移行にMTBEを用いて濾過した。この固体を
MTBE(2×400ml)でリンスし、そして真空下で乾燥させて、緑−白色
薄片の物質を得た。注:この物質は、THFに溶解し得、そして濾過して任意の
残存する金属混入物を除去した。収量61g(92%)。Rf0.68(1:1
CH2Cl2/ヘキサン)。1H NMR:δ0.93(t、3H、J=7.0
Hz),1.42(m、4H),1.81(m、2H),4.00(t、2H、
J=6.53Hz),6.99(d、2H、J=8.6Hz),7.42〜7.
59(m、5H),7.71(dd、4H、J=13.9Hz、8.40Hz)
,7.86(d、2H、J=8.30Hz),8.11(d、1H、J=8.3
1Hz),8.35(d、2H、J=8.33Hz)。13C NMR:δ14.
03,22.44,28.18,28.94,40.10,40.37,68.
11,108.45,110.11,114.95,118.71,120.4
8,123.04,124.94,124.99,127.00,127.23
,127.51,127.73,128.06,128.82,128.86,
131.35,132.30,137.15,141.43,143.54,1
47.85,159.15,162.73。MS(FD+):m/z 477。
IR(CHCl3):2960、2936、2874、1783、1606cm- 1 。C302733についての分析:計算値:C,75.45;H,5.70;
N,8.80;実測値:C,75.69;H,5.58;N,8.92。
【0079】 (抗真菌化合物 1(a)の調製) この手順全体にわたって、脱イオン水を使用した。無水DMF(275ml)
中の、化合物5(a)(11g、23mmol)および化合物1(a)の核(n
ucleus)(ここで、Rは水素である。HPLCによる純度92%、19.
25g、22.2mmol)の混合物を、N2下で4時間(HPLCが環状ペプ
チド出発物質の完全な消費を示すまで)攪拌した。この混合物を、セライトのベ
ッドを通して濾過し、そしてこの濾液を35℃での減圧下で濃縮し、攪拌し得る
ペーストを得た。このペーストをMTBE(500ml)に注ぎ、微細な粉末の
沈殿が生じ、これを吸引濾過によって集め、そして乾燥させて27gの粗製物質
を得た。この物質を、乳鉢および乳棒を用いて粉末に粉砕し、トルエン(200
ml)中で5分間スラリーにし、吸引濾過し(遅い濾過)、MTBE(100m
l)でリンスし、次いで真空中で乾燥させて黄色固体を得た。収量:23g(H
PLCによる純度95%、保持時間=7.79分)。
【0080】 あるいは、この変換は、過剰の環状核(cyclic nucleus)(1
.1当量)を用いて実行し得る。HPLCが示すように、反応が実質的に完了し
た際に、この粗製物質(10gの粉末)を、激しく攪拌した9:1のアセトン/
水の混合物(60ml)に分割して添加した。セライト(2.5g、9:1のア
セトン/水の混合物で予め洗浄した)を、得られた懸濁液に添加した。2分間攪
拌後、この混合物をセライトのベッド(9:1のアセトン/水で予め洗浄した)
を通して濾過し、ケークを9:1のアセトン/水(10ml)で2度リンスした
。濾液を、脱イオン水(200ml)のビーカーに注ぎ、その間、この混合物を
穏やかに旋回させ、沈殿の形成を生じた。この沈殿を吸引濾過によって集め、H 2 O(4×25ml)でリンスし、次いで室温、真空中で乾燥させた。収量:6
.81g(HPLCによる純度97%)。
【0081】 この生成物を、分取HPLCクロマトグラフィーを用いてさらに精製した。R f 0.29(80:20 CHCl3/MeOH)。MS(FAB+):C5874
77についてのm/z、計算値:1140.5141;実測値1140.51
03。IR(KBr):3365、2934、1632、1518cm-1
【0082】 (化合物1(a)とのフルクトース複合体の調製) ジャケット付き反応器に、1当量の化合物1(a)、8当量のフルクトースお
よび58mg/mlの化合物1(a)を作製するのに十分な量のメタノールを充
填した。この混合物が、完全に溶解するまで、50〜55℃に加熱した。この溶
液を45℃まで冷却した。45℃で播種した後、播種溶液を、冷却速度−2℃/
時間で25℃に冷却した。この混合物を、さらに2時間かけて0℃に冷却し(冷
却速度=−12.5℃/時間)、次いで0℃で12時間攪拌した。生成物を吸引
濾過で単離し、重量/重量の基準で1%のフルクトースを含む冷メタノールで洗
浄し、次いで30℃の真空オーブン中で24時間乾燥させた。15cm×4.6
mm、3.5ミクロン粒子サイズのZorbaxTMSB−C18またはXDB−
C18分析カラムを備えた勾配HPLCシステム上で、アッセイを行った。
【0083】 (薬学的処方物) 以下の実施例は、本発明のプロセスによって調製された処方物を例示する。こ
の実施例は、いずれの観点においても本発明の範囲を限定するようには意図され
ず、そしてそのように解釈されるべきではない。
【0084】 化合物1(a)の量は、実験に必要な理論力価を計算し、そしてこの値を、こ
の化合物の「そのまま」のHPLC力価で割ることによって決定された。
【0085】 (実施例1) 実施例1は、エキノカンジン/炭水化物複合体の、流体床スプレープロセスを
使用するインサイチュ形成を例示する。
【0086】 溶液Aを、523.70gのフルクトースを、760.0mlの温精製水に攪
拌しながら添加することで調製した。次いで、この溶液を室温まで冷却した。
【0087】 溶液Bを、2,850.0gのアセトンを攪拌しながら、20〜25℃に冷却
した950.0mlの精製水に添加することで調製した。攪拌しながら、523
.70gの化合物1(a)を、このアセトン/水溶液にゆっくりと添加した。
【0088】 溶液Aを、溶液Bに攪拌しながらゆっくりと添加した。次いで、この透明な溶
液を、Glatt GPCG−3流体床顆粒化ユニット(Glatt Air
Techniques,Inc.;Ramsey,NJから入手可能)のドライ
ヤーボウル(dryer bowl)に添加された顆粒状のマンニトール208
0(SPI Polyols,New Castle,DEから入手可能)の流
体床にスプレーした。このユニットの最初の入口温度を30℃に設定し、次いで
スプレーの完了後に、過剰の溶媒を除去するために45℃まで上げた。乾燥後、
このバッグを振盪し、そして内容物をプラスチックの裏打容器に移した。
【0089】 このプロセスは、3,332.7g(収率90.9%)のきめの細かい自由に
流れる顆粒状の物質を提供した。カールフィッシャー分析=<水分1%。容積密
度:0.67g/ml。この物質の300タップ後のタップ密度=0.79g/
ml。スプレーされた顆粒の相対安定性は、コントロール(すなわち、大量の化
合物1(a))対試験物質(すなわち、スプレーされた顆粒)の主な分解生成物
の相対比として決定された。この分解生成物は、高速液体クロマトグラフィー(
HPLC)によって決定され、そして総関連物質パーセント(%TRS)として
記録された。スプレーされた顆粒を、密閉した高密度ポリエチレンの褐色の不透
明なビンに、40℃で1週間保管した後、このスプレーされた顆粒は、大量の化
合物1(a)(7.80%TRS)よりも低い%TRS(6.50%TRS)を
示し、従って、スプレーされた顆粒の熱的安定性の増大を示す。
【0090】 40℃での2週間の保管の後、このスプレーされた顆粒は、大量の化合物1(
a)よりも低い%TRSを示し続けた(スプレーされた顆粒の7.42%TRS
対化合物1(a)の8.79%TRS)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 31/10 A61K 37/02 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA, BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,C Z,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,GH ,GM,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,L T,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,U A,UG,US,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 4C076 AA31 BB01 CC31 DD66 DD67 DD69 EE30 EE31 FF01 GG09 4C084 AA02 AA03 BA01 BA08 BA17 BA25 DA43 MA41 MA52 NA10 ZB352

Claims (51)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経口薬学的処方物を調製するプロセスであって、該プロセス
    は、以下の工程: (i)エキノカンジン化合物またはエキノカンジン/炭水化物複合体および少な
    くとも1つの炭水化物を、溶媒または溶媒の混合物中で混合して、薬学的溶液を
    形成する工程; (ii)該溶液を、流動化された顆粒状の希釈剤またはキャリアの層の上にスプ
    レーする工程;ならびに (iii)該溶媒の余剰を除去して顆粒剤を形成する工程、 を包含するプロセス。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプロセスであって、ここで前記エキノカン
    ジン化合物または前記エキノカンジン/炭水化物複合体のエキノカンジンが、以
    下の構造および薬学的に受容可能なその塩によって表され: 【化1】 ここで: Rは、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、ヘテロアリー
    ル基、またはその組合せであり; R1、R2、R3、R6、R7、およびR10は、独立して、ヒドロキシまたは水素
    であり; R4は、水素、メチル、または−CH2C(O)NH2であり; R5およびR11は、独立して、メチルまたは水素であり; R8は、−OH、−OPO32、−OPO3HCH3、−OPO2HCH3、また
    は−OSO3Hであり; R9は、−H、−OH、または−OSO3Hである、 プロセス。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のプロセスであって、ここで、 R4、R5、およびR11は、各々メチルであり; R2およびR7は、独立して、水素またはヒドロキシであり; R1、R3、R6、およびR10は、各々ヒドロキシであり; R8は、−OH、−OPO3HCH3、または−OPO2HCH3であり; Rは、リノレオイル、パルミトイル、ステアロイル、ミリストイル、12−メ
    チルミリストイル、10,12−ジメチルミリストイル、または以下の一般式を
    有する基であり: 【化2】 ここで、A、B、C、およびDは、独立して、水素、C1−C12アルキル、C2 −C12アルキニル、C1−C12アルコキシ、C1−C12アルキルチオ、ハロ、ある
    いは、−O−(CH2m−[O−(CH2np−O−(C1−C12アルキル)ま
    たは−O−(CH2q−X−Eであり; mは、2、3、または4であり; nは、2、3、または4であり; pは、0または1であり; qは、2、3、または4であり; Xは、ピロリジノ、ピペリジノ、またはピペラジノであり; Eは、水素、C1−C12アルキル、C3−C12シクロアルキル、ベンジル、ま
    たはC3−C12シクロアルキルメチルである プロセス。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のプロセスであって、ここで、 R2およびR7は、各々ヒドロキシであり; R8は、ヒドロキシであり;そして Rは、以下である: 【化3】 プロセス。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のプロセスであって、ここで、前記少なくと
    も1つの炭水化物が、以下:アドニトール、アラビノース、アラビトール、アス
    コルビン酸、キチン、D−セルビオース、2−デオキシ−D−リボース、ズルシ
    トール、(S)−(+)−エリトルロース、フルクトース、フコース、ガラクト
    ース、グルコース、イノシトール、ラクトース、ラクツロース、リキソース、マ
    ルチトール、マルトース、マルトトリオース、マンニトール、マンノース、メレ
    チトース、メリビオース、微晶性セルロース、パラチノース、ペンタエリトリト
    ール、ラフィノース、ラムノース、リボース、ソルビトール、ソルボース、デン
    プン、スクロース、トレハロース、キシリトール、キシロース、およびそれらの
    水和物からなる群より選択される、プロセス。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のプロセスであって、ここで、前記少なくと
    も1つの炭水化物が、以下:L−アラビノース、D−アラビトール、L−アラビ
    トール、 2−デオキシ−D−リボース、(S)−(+)−エリトルロース、D
    −フルクトース、D−(+)−フコース、L−フコース、D−ガラクトース、β
    −D−グルコース、D−リキソース、L−リキソース、D−マルトース、マルト
    トリオース、メレチトース、パラチノース、D−ラフィノース、D−ソルビトー
    ル、D−トレハロース、キシリトール、L−キシロース、およびそれらの水和物
    からなる群より選択される、プロセス。
  7. 【請求項7】 前記溶媒の混合物がアセトンおよび水である、請求項4に記
    載のプロセス。
  8. 【請求項8】 前記アセトンが前記水に対し、容積に基づいて50%〜70
    %の量で存在する、請求項7に記載のプロセス。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のプロセスであって、ここで、前記顆粒状の
    希釈剤またはキャリアが、以下:アドニトール、アラビノース、アラビトール、
    アスコルビン酸、キチン、D−セルビオース、2−デオキシ−D−リボース、ズ
    ルシトール、(S)−(+)−エリトルロース、フルクトース、フコース、ガラ
    クトース、グルコース、イノシトール、ラクトース、ラクツロース、リキソース
    、マルチトール、マルトース、マルトトリオース、マンニトール、マンノース、
    メレチトース、メリビオース、微晶性セルロース、パラチノース、ペンタエリト
    リトール、ラフィノース、ラムノース、リボース、ソルビトール、ソルボース、
    デンプン、スクロース、トレハロース、キシリトール、キシロース、ポリエチレ
    ングリコール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチ
    ルセルロースフタレート、デキストレート、およびそれらの水和物からなる群よ
    り選択される、プロセス。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載のプロセスであって、前記顆粒状の希釈剤
    またはキャリアが、以下:フルクトース、グルコース、ラクトース、ラクツロー
    ス、マルチトール、マルトース、マルトトリオース、マンニトール、マンノース
    、微晶性セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピ
    ルメチルセルロースフタレート、デキストレート、デキストリン、ソルビトール
    、ソルボース、デンプン、スクロース、トレハロース、キシリトール、キシロー
    ス、およびそれらの水和物からなる群より選択される炭水化物である、プロセス
  11. 【請求項11】 請求項1に記載のプロセスであって、前記顆粒状の希釈剤
    またはキャリアが、以下:マンニトール、ラクトース、マルトース、およびそれ
    らの水和物からなる群より選択される、プロセス。
  12. 【請求項12】 前記エキノカンジン化合物が、前記顆粒剤中に、約5重量
    %〜25重量%の量で存在する、請求項1に記載のプロセス。
  13. 【請求項13】 前記エキノカンジン化合物が、前記顆粒剤中に、約7重量
    %〜20重量%の量で存在する、請求項1に記載のプロセス。
  14. 【請求項14】 前記エキノカンジン化合物が、前記顆粒剤中に、約12重
    量%〜16重量%の量で存在する、請求項1に記載のプロセス。
  15. 【請求項15】 前記炭水化物が、前記顆粒中に、約5重量%〜25重量%
    の量で存在する、請求項1に記載のプロセス。
  16. 【請求項16】 前記炭水化物が、前記顆粒中に、約7重量%〜20重量%
    の量で存在する、請求項1に記載のプロセス。
  17. 【請求項17】 前記炭水化物が、前記顆粒中に、約12重量%〜16重量
    %の量で存在する、請求項1に記載のプロセス。
  18. 【請求項18】 前記キャリアまたは希釈剤が、前記顆粒中に、約50重量
    %〜90重量%の量で存在する、請求項1に記載のプロセス。
  19. 【請求項19】 前記キャリアまたは希釈剤が、前記顆粒中に、約60重量
    %〜80重量%の量で存在する、請求項1に記載のプロセス。
  20. 【請求項20】 前記キャリアまたは希釈剤が、前記顆粒中に、約65重量
    %〜75重量%の量で存在する、請求項1に記載のプロセス。
  21. 【請求項21】 請求項1に記載のプロセスであって、ここで、前記薬学的
    溶液が、以下:界面活性剤、矯味矯臭薬、着色剤、加工補助剤、およびそれらの
    組合せからなる群より選択される賦形剤をさらに含む、プロセス。
  22. 【請求項22】 請求項1に記載のプロセスによって調製される、経口薬学
    的処方物。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の経口の薬学的処方物を含む、医薬。
  24. 【請求項24】 前記医薬が、咀嚼可能な錠剤または薬包の形態である、請
    求項23に記載の医薬。
  25. 【請求項25】 真菌感染症を処置する方法であって、請求項22に記載の
    経口薬学的処方物の有効量を、それを必要とする宿主に投与する工程を包含する
    、方法。
  26. 【請求項26】 経口薬学的処方物を調製するプロセスであって、該プロセ
    スは、以下の工程: (i)エキノカンジン化合物またはエキノカンジン/炭水化物複合体、少なくと
    も1つの炭水化物、および可溶性の顆粒化剤を、溶媒または溶媒の混合物中で混
    合して、薬学的溶液を形成する工程; (ii)該溶液を、流動化された非顆粒状の希釈剤またはキャリアの層の上にス
    プレーする工程;ならびに (iii)該溶媒の余剰を除去して顆粒剤を形成する工程 を包含するプロセス。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載のプロセスであって、ここで前記エキノ
    カンジン化合物または前記エキノカンジン/炭水化物複合体のエキノカンジンが
    、以下の構造および薬学的に受容可能なその塩によって表され: 【化4】 ここで: Rは、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、ヘテロアリー
    ル基、またはその組合せであり; R1、R2、R3、R6、R7、およびR10は、独立して、ヒドロキシまたは水素
    であり; R4は、水素、メチル、または−CH2C(O)NH2であり; R5およびR11は、独立して、メチルまたは水素であり; R8は、−OH、−OPO32、−OPO3HCH3、−OPO2HCH3、また
    は−OSO3Hであり; R9は、−H、−OH、または−OSO3Hである プロセス。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載のプロセスであって、ここで、 R4、R5、およびR11は、各々メチルであり; R2およびR7は、独立して、水素またはヒドロキシであり; R1、R3、R6、およびR10は、各々ヒドロキシであり; R8は、−OH、−OPO3HCH3、または−OPO2HCH3であり; Rは、リノレオイル、パルミトイル、ステアロイル、ミリストイル、12−メ
    チルミリストイル、10,12−ジメチルミリストイル、または以下の一般式を
    有する基であり: 【化5】 ここで、A、B、C、およびDは、独立して、水素、C1−C12アルキル、C2 −C12アルキニル、C1−C12アルコキシ、C1−C12アルキルチオ、ハロ、ある
    いは、−O−(CH2m−[O−(CH2np−O−(C1−C12アルキル)ま
    たは−O−(CH2q−X−Eであり; mは、2、3、または4であり; nは、2、3、または4であり; pは、0または1であり; qは、2、3、または4であり; Xは、ピロリジノ、ピペリジノ、またはピペラジノであり; Eは、水素、C1−C12アルキル、C3−C12シクロアルキル、ベンジル、ま
    たはC3−C12シクロアルキルメチルである プロセス。
  29. 【請求項29】 請求項28に記載のプロセスであって、ここで、 R2およびR7は、各々ヒドロキシであり; R8は、ヒドロキシであり;そして Rは、以下である: 【化6】 プロセス。
  30. 【請求項30】 請求項26に記載のプロセスであって、ここで、前記少な
    くとも1つの炭水化物が、以下:アドニトール、アラビノース、アラビトール、
    アスコルビン酸、キチン、D−セルビオース、2−デオキシ−D−リボース、ズ
    ルシトール、(S)−(+)−エリトルロース、フルクトース、フコース、ガラ
    クトース、グルコース、イノシトール、ラクトース、ラクツロース、リキソース
    、マルチトール、マルトース、マルトトリオース、マンニトール、マンノース、
    メレチトース、メリビオース、微晶性セルロース、パラチノース、ペンタエリト
    リトール、ラフィノース、ラムノース、リボース、ソルビトール、ソルボース、
    デンプン、スクロース、トレハロース、キシリトール、キシロース、およびそれ
    らの水和物からなる群より選択される、プロセス。
  31. 【請求項31】 請求項26に記載のプロセスであって、ここで、前記少な
    くとも1つの炭水化物が、以下:L−アラビノース、D−アラビトール、L−ア
    ラビトール、 2−デオキシ−D−リボース、(S)−(+)−エリトルロース
    、D−フルクトース、D−(+)−フコース、L−フコース、D−ガラクトース
    、β−D−グルコース、D−リキソース、L−リキソース、D−マルトース、マ
    ルトトリオース、メレチトース、パラチノース、D−ラフィノース、D−ソルビ
    トール、D−トレハロース、キシリトール、L−キシロース、およびそれらの水
    和物からなる群より選択される、プロセス。
  32. 【請求項32】 前記溶媒の混合物がアセトンおよび水である、請求項29
    に記載のプロセス。
  33. 【請求項33】 前記アセトンが前記水に対し、容積に基づいて50%〜7
    0%の量で存在する、請求項32に記載のプロセス。
  34. 【請求項34】 請求項26に記載のプロセスであって、ここで、前記非顆
    粒状の希釈剤またはキャリアが、以下:アドニトール、アラビノース、アラビト
    ール、アスコルビン酸、キチン、D−セルビオース、2−デオキシ−D−リボー
    ス、ズルシトール、(S)−(+)−エリトルロース、フルクトース、フコース
    、ガラクトース、グルコース、イノシトール、ラクトース、ラクツロース、リキ
    ソース、マルチトール、マルトース、マルトトリオース、マンニトール、マンノ
    ース、メレチトース、メリビオース、微晶性セルロース、パラチノース、ペンタ
    エリトリトール、ラフィノース、ラムノース、リボース、ソルビトール、ソルボ
    ース、デンプン、スクロース、トレハロース、キシリトール、キシロース、ポリ
    エチレングリコール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピ
    ルメチルセルロースフタレート、デキストレート、およびそれらの水和物からな
    る群より選択される、プロセス。
  35. 【請求項35】 請求項26に記載のプロセスであって、前記非顆粒状の希
    釈剤またはキャリアが、以下:フルクトース、グルコース、ラクトース、ラクツ
    ロース、マルチトール、マルトース、マルトトリオース、マンニトール、マンノ
    ース、微晶性セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプ
    ロピルメチルセルロースフタレート、デキストレート、デキストリン、ソルビト
    ール、ソルボース、デンプン、スクロース、トレハロース、キシリトール、キシ
    ロース、およびそれらの水和物からなる群より選択される炭水化物である、プロ
    セス。
  36. 【請求項36】 請求項26に記載のプロセスであって、前記顆粒状の希釈
    剤またはキャリアが、以下:マンニトール、ラクトース、マルトース、およびそ
    れらの水和物からなる群より選択される、プロセス。
  37. 【請求項37】 前記エキノカンジン化合物が、前記顆粒剤中に、約5重量
    %〜25重量%の量で存在する、請求項26に記載のプロセス。
  38. 【請求項38】 前記エキノカンジン化合物が、前記顆粒剤中に、約7重量
    %〜20重量%の量で存在する、請求項26に記載のプロセス。
  39. 【請求項39】 前記エキノカンジン化合物が、前記顆粒剤中に、約12重
    量%〜16重量%の量で存在する、請求項26に記載のプロセス。
  40. 【請求項40】 前記炭水化物が、前記顆粒中に、約5重量%〜25重量%
    の量で存在する、請求項26に記載のプロセス。
  41. 【請求項41】 前記炭水化物が、前記顆粒中に、約7重量%〜20重量%
    の量で存在する、請求項26に記載のプロセス。
  42. 【請求項42】 前記炭水化物が、前記顆粒中に、約12重量%〜16重量
    %の量で存在する、請求項26に記載のプロセス。
  43. 【請求項43】 前記キャリアまたは希釈剤が、前記顆粒中に、約50重量
    %〜90重量%の量で存在する、請求項26に記載のプロセス。
  44. 【請求項44】 前記キャリアまたは希釈剤が、前記顆粒中に、約60重量
    %〜80重量%の量で存在する、請求項26に記載のプロセス。
  45. 【請求項45】 前記キャリアまたは希釈剤が、前記顆粒中に、約65重量
    %〜75重量%の量で存在する、請求項26に記載のプロセス。
  46. 【請求項46】 前記顆粒化剤がポリビニルピロリドンである、請求以降2
    6に記載のプロセス。
  47. 【請求項47】 請求項26に記載のプロセスであって、ここで、前記薬学
    的溶液が、以下:界面活性剤、矯味矯臭薬、着色剤、加工補助剤、およびそれら
    の組合せからなる群より選択される賦形剤をさらに含む、プロセス。
  48. 【請求項48】 請求項26に記載のプロセスによって調製される、経口薬
    学的処方物。
  49. 【請求項49】 請求項48に記載の経口薬学的処方物を含む、医薬。
  50. 【請求項50】 前記医薬が、咀嚼可能な錠剤または薬包の形態である、請
    求項49に記載の医薬。
  51. 【請求項51】 真菌感染症を処置する方法であって、請求項48に記載の
    経口薬学的処方物の有効量を、それを必要とする宿主に投与する工程を包含する
    、方法。
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