JP2002538030A - 犠牲ブリッジングを有するタイヤ - Google Patents

犠牲ブリッジングを有するタイヤ

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ラデュレスク,ロバート,シプリアン
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ミシュラン ルシェルシェ エ テクニク ソシエテ アノニム
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Abstract

(57)【要約】 実質的長手方向リブを分離している軸方向に互いに間隔をあけて配置された複数の実質的長手方向溝を有するトレッド部を有するタイヤ。少なくとも1つのリブで横断溝または切込みが円周方向に繰返されて第1および第2ランド部分が形成され、第1ランド部分は第2ランド部分より円周方向長さが長いブロックを形成する。第2ランド部分はトラクションを改良し且つタイヤ寿命中の望ましくない表面の偏磨耗を最小にする犠牲ブリッジの役目をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 1.発明の分野 本発明はユーザーの不満の原因となるトレッド表面の偏磨耗(anomalies)を
、タイヤ性能(例えばウェットトラクション性能および制動性能)を低下させず
に減すことができる車両用空気タイヤに関するものである。 本発明の空気タイヤは特に、実質的に長手方向に延びた各リブを互いに分離す
る軸方向に互いに間隔をあけて配置された複数の実質的に長手方向に延びる溝を
有し、少なくとも1つのリブで横断溝または切込みが円周方向に繰返されて第1
ランド部分および第2ランド部分が形成され、第1ランド部分は第2ランド部分
より円周方向長さが長いブロックである。
【0002】 2.従来技術の説明 ラジアルタイヤのトレッドには、ウェットトラクション性能、ウェットグリッ
プ性能、制動性能等を改良するために円周方向に延びた直線状またはジグザグ状
の溝が形成され、またトラクション性能を改良するために円周方向溝を軸方向に
結合する横断溝によってブロックが形成されている。トラクション性能を高いレ
ベルに維持するために、横断溝または切込みはタイヤトレドの寿命期間を通じて
存在している必要がある。しかし、そのためには長手方向溝の深さにほぼ等しい
深さの横断溝をタイヤに設けなければならない。そのような基準タイヤ100の例
は図1A(タイヤの全体図)および図1B(タイヤのトレッド部の平面図)に示して
ある。この例ではトレッドブロック20は全体がほぼ同じ深さの横断溝30によって
円周方向に互いに隔てられている。この設計のタイヤトレッドは一般に自動車の
駆動軸で用いられており、ウェットトラクション性能は十分であるが、トレッド
剛性が低下するためトレッド面の偏磨耗、例えば「ヒールアンドトー(heel-and
-toe)」状または「鋸歯 (sawtooth)」状の断面形状となり、トレッドブロック
凹みが形成されるということは知られている。これらの偏磨耗によってタイヤの
外見が悪くなり、トレッドに起因する振動で乗り心地が悪くなり、ユーザーの不
満が生じる。いずれの要因もユーザーがトレッドの潜在寿命の前にタイヤを外し
てしまう原因になる。
【0003】 表面の偏磨耗とトラクション性能とをバランスさせるために、従来のタイヤは
ブロック20を規定する横断溝30の深さdが長手方向溝の深さhよりも実質的に浅く
なるように設計されてきた。この例は図2Aのタイヤ200に示してある。第1ブロッ
ク20のエッジ22と第2ブロック20のエッジ21とによって規定されるトレッドのラ
ンド部分は一般に「ブリッジ」とよばれる。d/hの値が0に近いと、タイヤのト
ラクションは不十分になり、d/hの値が1に近いと、タイヤ表面に偏磨耗が生じ
てトレッドの寿命を縮めることになる。許容可能な結果は比R1=d/h(トレッド
深さhに対する溝深さd)が約0.1:1〜約0.2:1になるようにタイヤトレッドを設
計したときに得られるが、残念なことに、タイヤ寿命中の磨耗、疲労等の要因に
よってトレッドゴムは失われる結果、図2Aに示すようなトレッド設計を有するタ
イヤ(すなわち浅い横断溝を有するタイヤ)はd/hが絶えず減少し、最後にはゼロ
に近づくように磨耗する。d/hがゼロに近づくタイヤはウェットグリップ性能、
制動性能等が失われるという上記の欠点がある。
【0004】 約3mm深さの横断溝を有する約20.5mmの新しいタイヤトレッド深さを有するタ
イヤ200に対して高速道路使用条件下で試験を行った。d/hの変化はタイヤ断面
の円周方向位置に対して測定したトレッド深さを示す図2Bの試験結果から分かる
。54,000km走行した後のトレッド深さは至る所で約17mmの値に達しており、比d
/hはほぼゼロである。このような場合、表面の偏磨耗の開始よりもトラクショ
ンの減りに気付くことによってタイヤは使用から外されることが多い。このよう
な逆の性能を減らすために、設計者は追加のサイピングを付けたり、複雑なブロ
ック形状を用いることが多いが、状況は良くなるどころか、表面の偏磨耗および
/または欠けまたは破断を生じさせる傾向がある。従って、トレッド寿命期間を
通じて比d/hを最適値に維持するタイヤトレッド設計が要望されている。
【0005】発明の概要 本発明の目的は優れたウェットトラクション性能を維持し且つ表面偏磨耗のな
い改良ラジアルタイヤを提供することにある。この目的はリブを形成する複数の
長手方向溝を有し且つ少なくとも1つのリブを狭い横断溝または切込みで切って
互いに交互するランド部分を形成し、第1ランド部分を第2ランド部分より長く
したタイヤトレッド部によって達成される。
【0006】 以下の説明では、タイヤ300の図3Bに示した記号に従って、第1ランド部分はブ
ロック20、第2ランド部分は犠牲ブリッジ30とよぶことにする。本発明の目的は
比R1=d/hをゼロでない値に維持することにある。この目的を達成するためには
犠牲ブリッジ30を隣接するトレッドブロック20から切り離さなければならない。
この切り離しは狭い横断溝または切込み40、50によって行うことができる。切込
み40はブロック20の第1部分の前縁22と犠牲ブリッジ30の後縁31との間に設けら
れる。切込み50は犠牲ブリッジ30の後縁32とブロック20の第2部分の前縁21との
間に設けられている。前縁および後縁はタイヤの回転方向に対して規定され、前
縁21はタイヤの回転中に地面と接触するブロック20上の最初のポイントであり、
後縁22はタイヤの回転中に地面と接触するブロック20上の最後のポイントである
。犠牲ブリッジ30は切込み40、50によってその円周方向位置が規定され、円周方
向溝10によってその横方向位置が規定される。切込み40および50の深さh1および
犠牲ブリッジ30の高さh2は、加重下にタイヤが走行した時に犠牲ブリッジ30の表
面33が地面と接触するような値である。この設計の例のタイヤ300の平面図は図3
Aに示してある。
【0007】 表面33は加重走行時に地面と接触するので、犠牲ブリッジ30は接地期間中に長
手方向の剪断力を受ける。この剪断力は上記の比d/hを維持するような犠牲ブリ
ッジからのゴム損失率(mm/kmで測定)を生じるものでなければならない。基準
タイヤに見られる前記の問題を解決するために、本発明者はR1=d/h、R2=h1/h
、およびブロック長さL1に対する犠牲ブリッジの長さL2の比R3=L2/ L1が所定の
範囲にある場合にのみに剪断力(従ってゴム損失率)の最適レベルが得られるとい
うことを見出した。これらのパラメータが最適範囲内にあるときに、トレッド寿
命期間を通じて比d/hが維持される。 以下、添付図面を参照して本発明の実施例を説明する。
【0008】好ましい実施例の詳細な説明 ブロック形タイヤを有する自動車は、高速道路走行中にタイヤカーカスおよび
ベルト構造体が平らになり、トレッドブロック要素が圧縮されるため、タイヤ/
路面界面で剪断応力が生じる。トレッド面はベルト構造体よりもさらに放射方向
外側位置に配置されているので平らな面と接触走行することによってタイヤ/路
面界面に接線応力が生じる。接触の最初の約半分では前進方向へ接線応力が生じ
、接触の第2の約半分では後退方向へ接線応力が生じる。ブロックまたはブロッ
ク形のトレッド設計を有するタイヤでは膨脹したタイヤに加わる垂直荷重によっ
て生じるトレッドゴムの垂直圧縮歪みによって第2のセットの応力が発生する。
この第2のセットの応力は最初に接地したブロックの横断方向エッジでは前進方
向へ、最後に接地したブロックの横断方向エッジでは後退方向へ作用する。これ
らの横断方向エッジは図3Bに示すブロック20の前縁21および後縁22とよばれる。
これら2つのセットの応力はブロック表面に同時に作用し、その結果生じるトレ
ッドゴムの損失率はブロック表面にわたって不均一になる。特に、トレッドゴム
の損失率はブロックの後縁22またはその近くで最大になることが多い。この不均
一なトレッドゴム損失によって生じるトレッド面のプロフィルは「ヒールアンド
トー」または「鋸の歯」プロフィルとして一般に知られている。時間がさらに経
つといくつかのトレッドブロックが隣接するブロックに対して急速に凹み、早期
にタイヤを使用から外さなければならなくなる。
【0009】 本発明ではトレッドブロック間に犠牲ブリッジが設けられている。この犠牲ブ
リッジの存在によってトラクション性能を維持しながら望ましくない「ヒールア
ンドトー」または「鋸の歯」プロフィルを最小にすることができる。上記の目的
を達成するための本発明のラジアルタイヤは下記(a)〜(d)を特徴とするトレッド
部を有する: (a) タイヤのトレッド部に深さhを有する軸方向に互いに間隔をあけて配置さ
れた複数のほぼ円周方向に延びた円周方向溝と、 (b) 2本の円周方向溝の間のランド部分に形成された少なくとも1つのリブと、 (c) 円周方向溝の深さhを超えない深さh1を有し且つ少なくとも1つのリブに
円周方向に一定間隔で配置される複数の狭い横断溝(この横断溝の互いに前後す
る一対は円周方向長さL1を有する第1ランド部分と、これに円周方向で隣接した
円周方向長さL2を有する第2ランド部分とを規定し、第1ランド部分の長さL1に対
する第2ランド部分の長さL2の比は0.25:1≦ L2/ L1≦0.50:1である)と、 とを有し、 (d) 第2ランド部分は第1ランド部分から放射方向内側へ距離dだけオフセットし
ている。 トレッドブロックの長さと犠牲ブリッジの前縁および後縁での切込みの深さお
よび幅に対する犠牲ブリッジの長さの比を正しく特定することによってトレッド
寿命期間を通じて望ましい効果が維持される。
【0010】 図3A、3B、4Aおよび4Bは本発明のタイヤの実施例を示している。これらの実施
例ではタイヤのトレッド部に複数の円周方向溝10が軸方向に一定間隔で配置され
ている。円周方向溝の数および軸方向位置はタイヤの用途に応じて決定される。
円周方向溝10は放射方向に深さhを有する。隣接する円周方向溝の間には複数の
リブが形成されている。これらの実施例では、円周方向に隔てられた複数の切込
み40および50によってリブが横断方向に分割される。第1ランド部分(ブロック
20)はタイヤのトレッド部の放射方向最外側位置に表面を有する。ブロック20は
円周方向に長さL1を有し、放射方向に円周方向溝10の深さに等しい高さhを有す
る。第2ランド部分(犠牲ブリッジ30)はブロック20の表面から放射方向内側へ
距離dだけ隔てられた表面33を有する。犠牲ブリッジ30の表面33は円周方向に測
定される長さL2を有する。切込み40および50はトレッド面から放射方向内側へ測
定される深さh1と、タイヤの円周方向にそれぞれ測定される幅w1およびw2を有す
る。切込み40および50は図では等しい深さh1を有する放射方向の直線状切込みで
示されているが、深さが互いに異なるか、実施例とは異なる形状を有する切込み
40および50も本発明の範囲に含まれる。
【0011】 本発明のタイヤをリムに取り付け、タイヤ/リム協会の勧告に従って膨脹およ
び加重した状態でタイヤを走行させると、ブロック20に剪断応力が生じる。犠牲
ブリッジ30が存在する場合には、トレッドゴムの圧縮によって切込み40、50の放
射方向壁が互いに接近し、犠牲ブリッジ30は剪断力に抗して隣接するトレッドブ
ロック30を支持するように作用する。これによってブロック表面全体でのトレッ
ドゴムの損失が均一化する。犠牲ブリッジ30のランド部分33も類似の応力機構を
受ける。切込み40、50が存在することによって犠牲ブリッジ30は剪断変位および
ゴム損失を受けることができ、凹み距離dが維持される。ランド部分の剪断変位
抵抗力が不十分になるような特定の寸法の犠牲ブリッジ30の場合には、ブリッジ
表面33からのゴム損失率はブロック部分20からのゴム損失率よりも低くなる。こ
の場合には有効マイル数が減り、d/h比がゼロに近づくと凹み距離dがなくなる
【0012】 図3Aは本発明のタイヤの第1実施例を示している。この実施例では、ブロック2
0は円周方向溝の間のリブに形成され、犠牲ブリッジ30は狭い放射方向切込み40
、50によってブロック20の間に形成される。犠牲ブリッジ30はタイヤの円周方向
に一定間隔で配置されている。図3Aには均一長さL1を有するブロック20が示され
ている。長さL1は一般にタイヤの円周の約1.0%〜1.4%であるが、長さL1を複数
の異なる値とし、一連の異なるブロックピッチ長さにすることもできる。本発明
では、L1の実測値および一連の異なるピッチは一般に望ましくないタイヤノイズ
を最小にするように決定される。図3Aに示すように、犠牲ブリッジ30の直線エッ
ジ31、32はタイヤの走行方向に対して交差角βを成す。この角度βは約60〜約90
°であるのが好ましい。エッジ31および32は実施例以外のジグザグまたは曲線形
状をとることができ、それらも本発明の範囲に含まれる。
【0013】実施例 本発明はトラクション性能とタイヤの全寿命とのバランスを向上させる必要の
ある全ての種類のタイヤにとって有利なものである。本発明の効果を証明するた
めに、275/80 R22.5の重荷重用トラックラジアルタイヤに第1実施例に記載の3
種類の異なる設計をし、高速道路使用条件下で運転される6X4重荷重用トラック
の駆動軸に取り付けた。各タイヤは一対の基準タイヤと一緒に取り付けた。試験
期間中トレッド深さとトレッド面プロフィルを測定し、さらにトレッド面の偏磨
耗の出現を表記した。3種類の設計タイヤと基準タイヤの特性は〔表1〕に示し
てある。
【0014】
【表1】
【0015】 上記試験結果から、第1実施例に従って設計されたタイヤは許容可能な凹み、
すなわち最高144,000km(90,000マイル)に対応するd/hを維持することができ
ることがわかった。〔表1〕の結果は設計パラメータの特定の組合せのみがこの
レベルの性能をもたらすことを明らかに示している。実施例1-1および実施例1-2
では初期凹み距離dを除く全てのパラメータが一定に維持されているにもかかわ
らず、d/h〜0までのマイル数は実質的には80,000km(50,000マイル)に相当す
る。実施例1-3は144,000km(90.000マイル)も優れた性能を示している。この場
合、比R3=L2/L1の値は0.42:1である。
【0016】 データからR3の有効範囲は0.25:1≦ L2/L1≦0.50:1であり、R3の値は約0.40
:1以上、約0.50:1以下であるのが好ましい。R3の値が0.25:1以下では犠牲ブ
リッジのゴム損失率が凹み距離dの維持を実質的に改良するには不十分である。
逆に、R3の値が0.50:1以上ではブロック20の全表面積が駆動力を供給するには
不十分であり、トレッドゴム損失率が加速する。
【0017】 上記試験結果から値R1=d/hは0.10〜0.15の範囲で変化し、有効範囲は0.10:1
≦ R1≦0.20:1であることがわかった。R1は約0.15:1であるのが好ましい。〔
表1〕の全ての実施例で切込み40、50の深さはトレッド深さhに等しい、すなわち
R2=1.00:1である。しかし、重荷重用トラックタイヤのユーザーは習慣的にト
レッドが何本か残った状態でタイヤを使用から外すことが多い。これによって切
込み40、50はトレッド高さhよりも深さを浅くすることができる。しかし、いず
れの場合も、実際の使用期間中に許容可能なウェットトラクション性能を維持す
るためにはh1はトレッド深さhの少なくとも75%にする必要がある。これによっ
て0.75≦R2≦1.00が特定され、R2は約1.00であるのが好ましい。この実施例では
切込み40、50の幅は同じ0.5mmである。幅w1およびw2の有効範囲は約0.2mm〜約2m
mである。幅w1およびw2は約0.5mm〜約1mmであるのが好ましい。残念なことに、
狭い切込み40、50の底部に応力が集中することによって亀裂が生じることがあり
、この亀裂はタイヤを早期に使用から外す原因になる。この応力集中を減らすた
めには切込み40、50の溝の底部の最小半径を約1mmにする必要がある。この応力
集中を減らす手段として、図では切込み40、50および溝エッジサイピングが最大
放射方向最内側位置の拡大して示されている。
【0018】 〔表1〕および図2cに示す自動車試験の結果から、凹み距離dはブロック30の
前縁に隣接するところではよく維持されているが、後縁に隣接するところでは大
幅に減少していることがわかる。犠牲ブリッジの存在によって性能が改良される
にもかかわらず、ブロック20のトレッドゴム損失プロフィルは鋸歯状になる傾向
がある。トレッドの寿命期間中にブロック20の高さをより均一にするという望ま
れる改良を得る方法は、少なくとも1つの切込み40または50をトレッド面からの
外側垂線に対して傾斜させることである。
【0019】 本発明の第2実施例は図4Aおよび図4Bに示されており、切込み40、50をトレッ
ド面からの外側垂線に対して傾斜させてある。この場合、切込み40、50の軸線は
それぞれトレッド面からの外側垂線に対して傾斜角α1およびα2を有する。図4A
および図4Bに示すように角度αは溝軸線がタイヤの回転方向または反時計回りに
回転するときに正である。図4Aに示す第1実施例では、切込み40のみが-15°≦
α1≦-5°の範囲で傾斜し、α1は約-7°〜約-10°であるのが好ましい。別の実
施例(図示せず)では切込み50のみが-15°≦α2≦-5°の範囲で傾斜し、α2
約-7°〜約-10°であるのが好ましい。図4Bに示す実施例では、切込み40および5
0の双方が傾斜し、α1およびα2は負の値を有する。図4Bの実施例では、溝の傾
斜の有効範囲は-15°≦α1またはα2≦-5°にすることができ、α1およびα2
双方は約-7°〜約-10°であるのが好ましい。切込み40および/または50を傾斜
させることによってタイヤは指向性になる、すなわち好ましい回転方向を有する
。この望ましい回転方向は図4Aおよび4Bに大文字Rで示されている。この望まし
い回転方向は通常、矢印または報告によってタイヤに示されている。
【0020】 本発明の第3実施例では、図5Aおよび5Bのタイヤ400に示すように、第2切込み5
0の幅を第1実施例に記載の幅に対して大きくすることによって、犠牲ブリッジの
滑りを増やしている。この実施例の別の利点は犠牲ブリッジの滑りを増やすこと
によって犠牲ブリッジからの初期ゴム損失率が加速される点である。これによっ
てトレッドの犠牲ブリッジは初期凹み距離を持たず(d/h=0)、トレッド面の
偏磨耗が早期に出現するのをさらに防ぎ、その後はゼロでない値d/hになるとい
う利点がある。これによってタイヤ寿命の延長とトラクションの向上の両方が得
られる。タイヤの寿命を延ばすために犠牲領域としてのトレッド表面積を過剰に
大きくすることは望ましくない。従って、タイヤ400は第1ブロック30の後縁の近
くに幅w1の狭い切込み40を、第2ブロック30の前縁の近くにより幅w2の広い第2切
込み50を有する。約20mmのトレッド深さhで切込み50の幅w2は約1mm〜10mmにする
ことができる。切込み50の幅を広くすることは全トレッドの剛性を低下させ、ト
レッドゴム損失率を損なうことがある。従って、切込み50の幅は1mm≦ w2≦3mm
の範囲に維持するのが好ましい。切込み50の幅を広くすることで犠牲ブリッジ30
を作ることができ、その凹み距離をタイヤ寿命までより長い期間維持することが
できる。狭い切込み40の幅w1は0.2mm〜1mmの範囲に維持するのが好ましい。
【0021】 犠牲ブリッジの重要な役目はブロック30の圧縮加重によって生じる剪断応力を
減らすことにある。上記第3実施例では、拡大した第2切込み50によって犠牲ブリ
ッジの支持効果が減り、ブロック30の後縁22で剛性が失われる。ブロック30の後
縁22を犠牲ブリッジ30の前縁31に「ロック」する第1切込み40を形成することに
よって、この失われた剛性をある程度取り戻すのが有利である。これは図6Aに示
すジグザグ形状、図6Bに示す正弦形状または類似の波形を放射方向に有する第1
切込み40で達成される。ロック効果を得るためには高さのある波形が必要であり
、トレッドの寸法h内で4〜8mmの波の振幅と、少なくとも1サイクルの波を有する
のが好ましい。この実施例では犠牲リブは第2実施例よりも大きく剪断変位する
と予想されるので、狭い切込み40は局部的応力集中と大きい剪断変位の両方によ
って切込み40の底部でゴムに亀裂が生じることがある。このような不利な状況か
らタイヤを守るために、切込み40の底部には幅w1の約2〜5倍の大きさの拡大部分
が設けられている。この実施例では初期凹み距離dはゼロにするのが好ましいが
、第1実施例に記載のゼロでない初期の値も許容可能である。従って、ここでは
比R1は0≦ R1≦0.20:1であり、これによってh=20mmでは0≦d≦4mmが特定され
、新品のタイヤではdはゼロであるのが好ましい。
【0022】 図7Aは本発明の第3実施例の別の変形例を示している。第2切込み50はトレッド
面から切込み50の底部にかけて連続的に変化する幅を有している。この場合、w2 は放射方向最外側位置で測定される。図7Aに示す形状は曲線であり、トレッド深
さの約半分のところで切込み50の幅は狭い切込み40の幅にほぼ等しくなる。この
ようにして犠牲ブリッジの支持効果は回復され、凹み距離dおよびR1の有利な値
がタイヤ寿命期間中維持される。図7Bには切込み50の変形例が示されている。切
込みはトレッド面からトレッド深さの約半分のところにある放射方向内側ポイン
トにかけて小さくなるテーパーを有するほぼ直線である。変位点から底部51にか
けての幅はほぼ一定であり、狭い切込み40で特定した幅と同じであるのが好まし
い。図7Aおよび7Bのいずれの実施例でも応力による亀裂の生成を防ぐために切込
みの底部に拡大部分51を設けるのが好ましい。本発明の第2実施例に記載したよ
うに第1切込み40および第2切込み50のいずれかまたは両方を傾斜させることによ
って、表面の偏磨耗の形成に対する抵抗力をさらに向上させることができる。こ
の場合は図4Aおよび4Bに示す傾斜した切込みの配置を第3実施例にさらに適用す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 深さ全体に延びた横断溝を有する基準ラジアルタイヤ100の部分投
影図。
【図1B】 図1Aの基準ラジアルタイヤ100のトレッド部の平面図。
【図2A】 深さの一部まで延びた横断溝を有する基準ラジアルタイヤ200のト
レッド部の平面図。
【図2B】 図2Aの基準ラジアルタイヤ200のトレッド部の断面図。
【図2C】 図2Aのトレッド部を有するタイヤの円周方向位置に対するトレッド
深さのグラフ。
【図3A】 本発明の第1実施例のラジアルタイヤ300のトレッド部の平面図。
【図3B】 図3Aのトレッド部を中央線で切断した断面図(溝のエッジサイプは
図を明瞭にするために省略してある)。
【図3C】 図3Aのトレッド部を有するタイヤの円周方向位置に対するトレッド
深さのグラフ(注:タイヤの回転方向は大文字Rで示してある)。
【図4A】 傾斜切込みを示すラジアルタイヤ300のトレッド部の断面図(注:タ
イヤの回転方向は大文字Rで示してある)。
【図4B】 傾斜切込みを示すラジアルタイヤ300のトレッド部の断面図(注:タ
イヤの回転方向は大文字Rで示してある)。
【図5A】 本発明の第3実施例のラジアルタイヤ400のトレッド部の平面図。
【図5B】 本発明の第3実施例のラジアルタイヤのトレッド部の部分投影図。
【図6A】 ジグザグプロフィルの第1切込みを示す図5Aのトレッド部の中央線
で切断した断面図。
【図6B】 正弦プロフィルの第1切込みを示す図5Aのトレッド部の中央線で切
断した断面図。
【図7A】 曲線プロフィルの第2切込みを示す図5Aのトレッド部の中央線で切
断した断面図。
【図7B】 面取りプロフィルの第2切込みを示す図5Aのトレッド部の中央線で
切断した断面図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,GE,G H,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(a)〜(d)を特徴とするトレッド部を有するラジアルタイ
    ヤ: (a) タイヤのトレッド部に深さhを有する軸方向に互いに間隔をあけて配置さ
    れた複数のほぼ円周方向に延びた円周方向溝、 (b) 2本の円周方向溝の間のランド部分に形成された少なくとも1つのリブ、 (c) 円周方向溝の深さhを超えない深さh1を有し且つ少なくとも1つのリブに
    円周方向に一定間隔で配置される複数の狭い横断溝(この横断溝の互いに前後す
    る一対は円周方向長さL1を有する第1ランド部分と、これに円周方向で隣接した
    円周方向長さL2を有する第2ランド部分とを規定し、第1ランド部分の長さL1に対
    する第2ランド部分の長さL2の比は0.25:1≦ L2/ L1≦0.50:1である)、 とを有し、 (d) 第2ランド部分は第1ランド部分から放射方向内側へ距離dだけオフセットし
    ている。
  2. 【請求項2】 第1ランド部分の長さL1がタイヤ円周の約1.0〜1.4%である
    請求項1に記載のタイヤ。
  3. 【請求項3】 円周方向溝の深さhに対する狭い横断溝の深さh1の比が約0.
    75:1〜約1.00:1である請求項1に記載のタイヤ。
  4. 【請求項4】 狭い横断溝の幅が約0.2mm〜約2mmである請求項1に記載のタ
    イヤ。
  5. 【請求項5】 狭い横断溝の幅が約0.5mm〜約1mmである請求項4に記載の
    タイヤ。
  6. 【請求項6】 狭い横断溝の幅が約0.5mmである請求項5に記載のタイヤ。
  7. 【請求項7】 円周方向溝の深さhに対する凹み距離dの比が0.10:1≦d/h
    ≦0.20:1である請求項1に記載のタイヤ。
  8. 【請求項8】 凹み距離dが約2mm〜約4mmである請求項1に記載のタイヤ
  9. 【請求項9】 下記(a)〜(e)を特徴とするトレッド部を有する自動車ラジア
    ルタイヤ: (a) タイヤのトレッド部に深さhを有する軸方向に互いに間隔をあけて配置さ
    れた複数のほぼ円周方向に延びた円周方向溝、 (b) 2本の円周方向溝の間のランド部分に形成された少なくとも1つのリブ、 (c) 円周方向溝の深さhを超えない深さh1を有し且つ少なくとも1つのリブに
    円周方向に一定間隔で配置された複数の狭い横断溝(この横断溝の互いに前後す
    る一対は円周方向長さL1を有する第1ランド部分と、これに円周方向で隣接した
    円周方向長さL2を有する第2ランド部分とを規定し、第1ランド部分の長さL1に対
    する第2ランド部分の長さL2の比は0.25:1≦ L2/ L1≦0.50:1である)、 とを有し、 (d) 第2ランド部分は第1ランド部分から放射方向内側へ距離dだけオフセットし
    ており、 (e) 少なくとも1本の狭い溝は放射方向外側方向に対して傾斜角を有する。
  10. 【請求項10】 第2ランド部分の前縁に配置された第1の狭い溝が放射方向
    外側方向に対して約-5〜約-15°の傾斜角を有する請求項9に記載のタイヤ。
  11. 【請求項11】 第2ランド部分の後縁に配置された第2の狭い溝が放射方
    向外側方向に対して約-5〜約-15°の傾斜角を有する請求項9に記載のタイヤ。
  12. 【請求項12】 第2ランド部分の前縁に配置された第1の狭い溝が放射方向
    外側方向に対して約-5〜約-15°の傾斜角を有し、第2ランド部分の後縁に配置さ
    れた第2の狭い溝が放射方向外側方向に対して約-5〜約-15°の傾斜角を有する
    請求項9に記載のタイヤ。
  13. 【請求項13】 第1および第の2狭い溝の両方が放射方向外側方向に対して
    約-7〜約-10°の傾斜角を有する請求項12に記載のタイヤ。
  14. 【請求項14】 第1ランド部分の長さL1がタイヤ円周の約1.0〜1.4%であ
    る請求項9に記載のタイヤ。
  15. 【請求項15】 円周方向溝の深さhに対する狭い横断溝の深さの比が約0.
    75:1〜約1.00:1である請求項9に記載のタイヤ。
  16. 【請求項16】 狭い横断溝の幅が約0.2mm〜約2mmである請求項9に記載
    のタイヤ。
  17. 【請求項17】 狭い横断溝の幅が約0.5mm〜約1mmである請求項16に記
    載のタイヤ。
  18. 【請求項18】 狭い横断溝の幅が約0.5mmである請求項17に記載のタイ
    ヤ。
  19. 【請求項19】 円周方向溝の深さhに対する凹みの距離dの比が0.10:1
    ≦d/h≦0.20:1である請求項9に記載のタイヤ。
  20. 【請求項20】 凹みの距離dが約2mm〜約4mmである請求項9に記載のタ
    イヤ。
  21. 【請求項21】 下記(a)〜(d)を特徴とするトレッド部を有するタイヤ: (a) タイヤのトレッド部に深さhを有する軸方向に互いに間隔をあけて配置さ
    れた複数のほぼ円周方向に延びた円周方向溝、 (b) 2本の円周方向溝の間のランド部分に形成された少なくとも1つのリブ、 (c) 円周方向溝の深さhを超えない深さh1を有し且つ少なくとも1つのリブに
    円周方向に一定間隔で配置された複数の狭い横断溝((この横断溝の互いに前後す
    る一対は円周方向長さL1を有する第1ランド部分と、これに円周方向に隣接した
    円周方向長さL2を有する第2ランド部分とを規定し、第1ランド部分の長さL1に対
    する第2ランド部分の長さL2の比は0.25:1≦ L2/ L1≦0.50:1である)、 とを有し、 (d) 第2ランド部分の前縁に配置された対をなす狭い横断溝の第1の横断溝が幅w 1 と深さh1とを有し、第2ランド部分の後縁に配置された対をなす狭い横断溝の第
    2の横断溝が幅w2と深さh2とを有し、幅w2は少なくとも幅w1に等しい。
  22. 【請求項22】 深さh1と深さh2とがほぼ等しい請求項21に記載のタイヤ
  23. 【請求項23】 第1の狭い溝の幅w1が約0.2〜約1mmで、第2の狭い溝の
    幅w2が約1mm〜約10mmである請求項21に記載のタイヤ。
  24. 【請求項24】 第1の狭い溝の幅w1が約0.5mmである請求項23に記載の
    タイヤ。
  25. 【請求項25】 第2の狭い溝の幅w2が約1mm〜約3mmである請求項23に
    記載のタイヤ。
  26. 【請求項26】 第1の狭い溝が円周方向に波形断面形状を有し、この波形
    断面形状が約4mm〜約8mmの振幅と少なくとも1サイクルの波形を有する請求項2
    1に記載のタイヤ。
  27. 【請求項27】 第2の狭い溝が連続的に変化する溝幅を有し、この溝幅は
    トレッド面と一致する放射方向位置で最大値を有し、第2の狭い溝の深さh2とほ
    ぼ等しい放射方向内側距離で最小値を有する請求項21に記載のタイヤ。
  28. 【請求項28】 第2の狭い溝幅が幅が変化する第1の断面と第2断面とから
    なり、第1断面は第2の狭い溝深さのほぼ半分の距離だけトレッド面から放射方
    向内側へ延び、トレッド面で最大幅を有し、第1断面の放射方向最内側位置で最
    小幅を有し、第2断面はこの最小幅と等しい一定の幅を有し、第1断面の放射方向
    最内側位置から第2の狭い溝の放射方向内側位置まで延びる請求項21に記載の
    タイヤ。
  29. 【請求項29】 少なくとも1つの狭い溝が放射方向外側方向に対して傾斜
    角を有する請求項21に記載のタイヤ。
  30. 【請求項30】 第1の狭い溝が放射方向外側方向に対して約-5〜約-15°の
    傾斜角を有する請求項29に記載のタイヤ。
  31. 【請求項31】 第2の狭い溝が放射方向外側方向に対して約-5〜約-15°
    の傾斜角を有する請求項29に記載のタイヤ。
  32. 【請求項32】 第1の狭い溝が放射方向外側方向に対して約-5〜約-15°の
    傾斜角を有し、第2の狭い溝が放射方向外側方向に対して約-5〜約-15°の傾斜
    角を有する請求項29に記載のタイヤ。
  33. 【請求項33】 第1および第2の狭い溝の両方が放射方向外側方向に対して
    約-7〜約-10°の傾斜角を有する請求項29に記載のタイヤ。
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