JP2002537494A - 糸を挿入して加撚する方法、および仮撚り織り装置 - Google Patents

糸を挿入して加撚する方法、および仮撚り織り装置

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テムコ、テクスティールマシーネンコムポネンテン、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツング
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、仮撚り織り装置に糸を送りこみスタートする方法に関する。この装置は、流体を含む熱交換器(1)を備える。この熱交換器は、糸が通過するのを案内し且つこの熱交換器(1)をシールする為に設けられた少なくとも二つの糸通路(4、5、6)を有する。これらの通路(4、5、6)は、糸を導入する為に拡大されている。或いは、糸は、副次空気流による吸い込み及び/又は吹き出しによって糸通路(4、5、6)を介して引き出される或いは目打ちによって引っ張り出される。この方法に関連する仮撚り織り装置の熱交換器(1)は、糸の通過の方向に沿って分割され、且つ糸を熱交換器に導入する為のパーツ(2、3)は、互いから取外され得る。あるいは、インジェクタノズル(37)は、糸が糸通路を通過するのを案内するために、糸入口(4)及び/又は糸出口(5)の個々の糸通路(4、5、6)の前及び/又は後に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、仮撚り織り装置で糸を挿入して加撚する方法に関し、このとき前記
装置は、糸を挿通するため、および熱交換器を密閉するために設けられた少なく
とも2つの糸通路を備える、流体を含む熱交換器を有している。さらに本発明は
、糸を挿通するため、および熱交換器を密閉するために設けられた少なくとも2
つの糸通路を備える熱交換器を有する仮撚り織り装置に関する。
【0002】 EP0624208B1より、熱交換器が設けられている仮撚り織り装置が公
知である。この熱交換器は、あるときは加熱装置として、またあるときは冷却装
置として用いられる。いずれの場合でも、あるときは熱くあるときは冷たい流体
が、糸と接触させられる。このとき流体は、流体が流動する本体の中にある。本
体は実質的に管状に構成されており、糸を本体に挿入したり本体から再び引き出
すための穴を有してはいない。糸と流体が接触することによって熱交換が行われ
る。流体が糸よりも高温であれば、糸は加熱される。流体が糸よりも低温であれ
ば、糸は冷却される。この装置は満足のいく作動をするものの、糸が切れたとき
や、糸のかさ高加工を最初から開始するときに、糸を管状の本体に挿入しなけれ
ばならないのが欠点である。この作業は非常にコストがかかる。なぜなら、かさ
高加工工程を開始するために、管状の本体の非常に小さな開口部を通して糸を挿
通しなければならないからである。したがって、この公知の装置での加撚は非常
に複雑であり、時間コストがかかる。
【0003】 そこで本発明の課題は、挿入および加撚、ないしかさ高加工プロセスの開始が
迅速で簡単、かつ確実に行われる、方法および装置を提供することである。
【0004】 この課題は、糸を挿入するための糸通路(4、5、6)を拡大する、当分野に
属する方法によって解決される。拡大された糸通路によって、糸を熱交換器に挿
入することが簡単なやり方で可能となる。したがって糸通路が詰まる危険性が確
実に回避される。本発明の有利な実施形態において、糸通路が軸方向および/ま
たは半径方向で糸を挿入するために分割され、挿入後に再び閉じられると、格別
に簡単かつ故障のない糸の挿入が可能である。この方法では狭い糸通路が開かれ
ることによって、もはや閉じた開口部に糸を挿入するのでなく、たとえばそれに
よって生じる開いた間隙に糸を挿入することが、簡単なやり方で可能である。こ
うして挿入された糸は、次いで糸通路を閉じることによって、再び円周全体で糸
通路で案内されるようになる。なぜならスリットが再び閉じられて、円周全体を
もつ開口部になるからである。糸の挿入は、この方法によって非常に迅速かつ簡
単に高い確実性で行うことができる。
【0005】 さらに前述の課題は、補助空気流によって糸通路を通るように糸の吸込みを行
い、および/または吹付けを行うことによって解決される。糸通路に補助空気流
を流通させる空気ノズルを適当に配置することにより、糸も一緒に糸通路を通っ
て案内される。この場合、糸通路を開くことは必要なく、したがって挿入および
これに続く加撚を、格別に簡単な設計の装置で行うことができる。補助空気ノズ
ルはそれぞれの糸通路に配置されていてよく、したがって、糸がノズルからノズ
ルへと達する段階式ノズルのように作用する。
【0006】 さらに前述の課題は、突き錐によって糸が糸通路を通るように引っ張られるこ
とによって解決される。補助空気流では十分でない少なからぬ利用ケースでは、
あらかじめ糸通路に差し込んでおいた突き錐によって、糸をこれに取り付けて糸
通路を通るように引っ張る。このことは、少なからぬ利用ケースにおいて好都合
である。なぜならそれによって糸に対する機械的な案内が生じるので、挿入が明
らかに容易になるからである。
【0007】 熱交換器の流体が熱交換器から糸通路の領域に流出するのを防ぐため、本発明
によれば、さらに別の流動体流、特に糸通路の領域における空気流が、第1の流
動体流を糸通路から遮ることが意図される。この場合、この流動体流、特に空気
流は、糸通路の領域で熱交換器に導入され、それによって、第1の流体が外に出
るのを防止する流動ないし圧力を生成する。それにより、糸通路の効果的な密閉
が惹起されるので、糸通路が垂直方向に配置されるように熱交換器を組み付ける
ことさえ可能である。
【0008】 糸を挿入するとき、ないし熱交換器を開く前に、第1の流体が熱交換器から流
出するのを防ぐため、本発明によれば、糸を挿入する前、ないし熱交換器を開く
前に、第1および/または第2の空気流の供給を中断して、流体を熱交換器から
除去することが意図される。それにより、流体が空になった熱交換器への糸の簡
単な挿入ないし案内が可能である。したがって糸を挿入するために、補助空気流
の利用と、熱交換器の開放とが、いずれも格別に簡単なやり方で可能である。
【0009】 糸をできるだけ負荷なく熱交換器に通し、それによって糸の破断を防止するた
めに、本発明によれば、糸を挿入ないし案内した後、糸の挿通を最初は低い速度
で行い、次いで作動速度まで上昇させることが意図される。それにより、流体が
糸に対して加える力が少しづつ増えるので、糸の破断が確実に防止される。
【0010】 前述の課題は、糸を挿通するため、および熱交換器を密閉するために設けられ
た少なくとも2つの糸通路を備える熱交換器を有する仮撚り織り装置であって、
熱交換器が糸進行方向に沿ってパーツに分かれており、熱交換器に糸を挿入する
ためにこれらのパーツを互いに引離すことが可能であるものによっても解決され
る。このような装置では、糸を簡単に熱交換器に挿入できるようになるまで、熱
交換器を開くことが可能である。熱交換器を開くことによって糸通路が容易にア
クセス可能なので、糸通路の構造に応じて、糸を簡単な手段で糸通路に挿通また
は挿入することができる。糸を挿入ないし挿通した後、熱交換器を再び閉じれば
使用準備が整う。それによって有利なことに、従来技術では必要だったような、
糸入口から糸出口まで高いコストをかけて熱交換器全体に糸を通す作業が回避さ
れる。
【0011】 分割可能な熱交換器の場合、あるいは一体的な熱交換器の場合にも、有利には
、糸入口および/または糸出口のところにある個々の糸通路の前および/または
後に、糸通路に糸を挿通するためのインジェクタノズルが配置されることが意図
される。インジェクタノズルは、配置に応じて、糸通路を通るように糸への吹付
けまたは吸込みを行う。このときインジェクタノズルは熱交換器に定置に組み込
まれていてよく、または導入工程のときにだけ熱交換器に接近させられてもよい
。必要に応じて糸通路ごとに、糸通路の前のノズルと、糸通路の後のノズルとが
配置されていてよく、それによって格別に確実な糸の通しが行われる。熱交換器
の最初および/または最後の糸通路にだけインジェクタノズルを配置し、それに
よって熱交換器を通るように糸の吹付けまたは吸込みをするだけでも、しばしば
十分である。
【0012】 糸入口と糸出口が、特に半径方向に開口部を有するパイプと接続されていれば
、糸通路を通して糸を案内する空気流が熱交換器の内部で案内されるので、糸が
機械的にも案内されながら熱交換器に挿通される。パイプの開口部によって、流
体が熱交換器の中で糸と十分に接触することが保証される。
【0013】 糸通路が、互いに可動に配置された個々のセグメントで構成されていて、糸を
挿入するために糸通路が軸方向および/または半径方向に開くようになっている
と、格別に簡単な糸の挿入が可能である。糸通路ごとにセグメントの1つに糸が
間隙に挿入され、次いで、別のセグメントを付属させることによって糸通路が円
周方向で閉じられるように、各セグメントが構成されることによって、作動中に
おける糸の格別に良好な案内と、熱交換器の中に配置された流体に対する糸通路
の十分な密閉作用とがもたらされる。このとき各セグメントは、糸を挿入するた
めに互いに引き離されるとともに、糸の挿入後には再び互いに接近するので、そ
れによって円周で閉じられた糸通路が成立する。十分な密閉作用と糸の案内とを
惹起するには、各セグメントが軸方向に相前後して配置され、場合により端面で
互いに突き合わされているだけでも、しばしば十分である。
【0014】 格別に有利な実施形態では、各セグメントが、互いに回転可能に配置された糸
通路の部分円である。それによって格別に簡単なやり方で、糸を挿入するための
糸通路の開放と、これに続く円周方向での糸通路の閉止とが可能となる。
【0015】 個々のセグメントの軸方向の密閉作用を惹起するため、有利には、互いに協働
する個々のセグメントの少なくとも1つが、対応するセグメントに対してばねで
押圧される。この場合、各セグメントの側面はほぼ密閉して閉じ合わされるので
、熱交換器の中にある流体は、糸通路の通り抜けが実質的に妨げられる。このよ
うにセグメントの少なくとも1つをばね作用で支承することによって、糸通路の
開放と閉止がより簡単に可能であり、しかも製造時に守られるべき公差が小さく
なるので、恒常的に密閉された簡単な糸通路の閉止可能性がもたらされる。
【0016】 熱交換器の中に配置された流体が熱交換器から外に出るのを防ぐため、少なく
とも第1の流体が存在している熱交換器の空間がパッキンによって封止されるこ
とが意図される。それにより、流体が熱交換器から外に出てしまって、たとえば
外部で容器に捕集したりしなくても、熱交換器の開放および熱交換器の閉止が、
有利なことに恒常的に可能である。
【0017】 流体から糸への格別に効果的な温度の移行を惹起するため、熱交換器を通る流
体の進行が、糸の通過方向と逆向きであることが意図される。このような糸の通
過方向は、流体の温度により迅速に適合化可能であることが判明している。それ
により、熱交換器の内部における所定の温度差と滞留時間のままで、熱交換器の
長さを減らすことができる。代替案としては、それによって熱交換器を通る糸の
通過速度を高くすることができるので有利である。一般に、熱交換器を通る流体
の通過が、特に糸速度成分に対して異なる速度成分を備えていると有利であると
考えられる。
【0018】 流体の通過が重力と実質的に反対方向に行われると、格別に簡単な流動の可能
性が生まれる。
【0019】 糸通路の領域で格別に良好な密閉作用を惹起して、その部位で流体が熱交換器
から外に出るのを防止するために、糸入口および/または糸出口にそれぞれ2つ
以上、有利には3つの糸通路を配置することが意図される。それにより、一種の
ラビリンスパッキンのようにして、熱交換器が密閉されることが確実に保証され
る。それによって、糸入口または糸出口が熱交換器の流体容器の下に位置するよ
うに、熱交換器を垂直方向に配置することさえ可能である。
【0020】 特にインジェクタノズルによる糸の通しを簡素化するため、有利には、糸通路
が糸のための導入斜面を有することが意図される。それにより糸通路の開口部を
糸が問題なく通り抜けて、熱交換器の内部で糸が詰まらないように、流動と糸が
案内される。
【0021】 糸は非常に速い速度で糸通路を通るので、糸通路が耐磨耗性をもつように構成
されていると格別に有利である。この場合、一方では糸に対して高い耐磨耗性を
有するとともに、他方では糸をほとんど損傷させないセラミックが格別に有利で
あることが判明している。
【0022】 特にまだ流体が熱交換器の中に残っている場合に、熱交換器が誤って開いてし
まうのを防止するため、有利には、熱交換器が特に機械的、電気的、油圧的、お
よび/または空気圧的にロック可能であることが意図される。それにより、熱交
換器が空になった後で熱交換器の開放を許す信号が出たときに初めて、熱交換器
を手動で、または自動的に開くことが可能となる。
【0023】 流体が水、特に蒸留水であると、格別に迅速かつ簡単な熱の移行が行われて格
別に有利であることが判明している。水は糸にマイナスの影響を及ぼさず、した
がってその都度所望の温度まで糸を保護しながら冷却し、もしくは保護しながら
加熱することが可能である。しかも水は低コストに利用可能であり、熱交換器に
障害が起こり流体が密閉されなくなって外に出た場合にも、問題を引き起こさな
い。
【0024】 流体が、糸に影響を及ぼす添加物および/または事前設定された硬度を有して
いると、かさ高加工の間に糸を希望どおり処理することができ、もしくは加工の
ために特殊な準備をすることができる。
【0025】 流体、特に水が仕上剤を添加および/または飽和されていると、格別に大きな
利点が得られる。それにより、糸がいっそう保護されながら取り扱われ、糸の色
あせにつながることがない。したがって品質的に非常に高価値な糸を製造するこ
とができる。
【0026】 流体が事前設定された温度を有していると、糸の温度変化も同じように、熱交
換器内での糸の滞留時間に基づいて事前に設定可能である。流体の温度を変える
ことにより、糸の温度の変化も惹起することができる。それにより、異なる温度
の糸を熱交換器に入れる場合や、糸出口で糸の温度が高すぎる場合もしくは低す
ぎる場合に、調整をすることが可能である。この場合、流体の温度変化によって
、糸を一定不変の所望の温度に保つことができる。
【0027】 糸入口と糸出口におけるラビリンスパッキン効果をサポートするため、有利に
は、通過部の領域にさらに別の流体、たとえば空気が、熱交換器を密閉するため
に、および/または糸を乾燥させるために設けられることが意図される。このと
き空気は、特に空気がある程度の圧力、特に5バール以下の圧力、有利には0,
5バールの圧力を有している場合、熱交換器の中の第1の流体に対して作用し、
それによって第1の流体が糸通路を通り抜けるのを防止する。それにより熱交換
器の格別に密閉された施工が得られる。この第2の流体のさらに別の効果として
、特にそれが空気またはその他の気体状の媒体である場合、糸の乾燥が引き起こ
される。それにより、熱交換器の第1の流体が熱交換器の外部まで運び去られる
ことが確実に防止され、それに伴って、熱交換器の外部の領域の汚れが確実に防
止される。特に糸の乾燥の効果は、それによって糸の以後の加工が問題なく可能
になるので、きわめてプラスであることが判明している。従来使用されていた流
体負荷式の熱交換器の欠点が、それによって確実かつ簡単なやり方で回避される
【0028】 本発明のさらに別の発明的構成では、熱交換器がその長さに関して可変であり
、特に入れ子式に構成されることが意図される。それにより、糸の供給速度は変
えないままで、熱交換器内での糸の滞留時間を可変に設定することができる。こ
のように初めて実施される、長さが可変な熱交換器という思想は、熱交換器を簡
単なやり方でその都度の装置の条件に適合化可能なので、格別に好都合な動作特
性につながる。熱交換器が、両方の入れ子の接触部位で同じようにパッキンを備
えていると、この場合にも、第1の流体が内部に存在している空間の十分な密閉
性がもたらされる。当然ながらこれ以外の封止方法を採用することもでき、たと
えば熱交換器の内部の、第1の流体を含んでいる長さが可変なスリーブを採用す
ることもできる。
【0029】 本発明のその他の利点については、以下の実施例で説明する。図面は次のとお
りである。
【0030】 図1には、熱交換器1が断面図で示されている。この熱交換器1は、互いに分
離可能な下側パーツ2と上側パーツ3を有している。下側パーツ2と上側パーツ
3の間には、糸入口4と糸出口5が配置されている。さらに下側パーツ2と上側
パーツ3の間には、複数の糸通路6がある。糸通路6の各々は、それぞれ2つの
セグメント7および8で構成されている。セグメント7は下側パーツ2に固定し
て配置されている。セグメント8は、糸通路6の軸方向へ可動なように、上側パ
ーツ3に構成されている。このときセグメント8はばね9によって上側パーツ3
の面に対して、ないしセグメント7の面に対して圧着させられて、ほぼ封止をす
る機能を得るようになっている。セグメント7およびセグメント8は一緒になっ
て、通常は数ミリの直径を有する糸通路6を形成している。さらに上側パーツ3
とセグメント8の間にはパッキン10が設けられており、このパッキンは上記に
加えて、熱交換器1の中に配置された流体が熱交換器1から外に出るのをシステ
ム全体が防止することに貢献している。下側パーツ2と上側パーツ3の間の接触
面には、閉じた状態の熱交換器1を完全に封止し、それによって熱交換器1から
流体が外に出るのを防止する、さらに別のパッキン11が設けられている。
【0031】 糸との熱交換のために設けられる熱交換器1の中の流体は、流体室15の内部
にある。この流体室15を通り抜ける糸は流体と接触して、熱の移行を引き起こ
す。流体は流体室15を貫流しているので、ほぼ事前設定された温度を有してお
り、したがって糸との熱交換の際に所定の状況を生む流体を常に利用することが
できる。流体室15の貫流は、流入口16で流体が流体室15に導入されて流出
口17で再び流体室15から出ていくことによって行われる。つまり流入口16
から流出口17へ向かう方向で、流体室15の貫流が行われている。糸は矢印P
の方向で熱交換器1を通過するので、流体と糸の逆向きの進行方向が生じる。そ
れによって糸と流体の間での、格別に迅速かつ良好な熱の移行が達成される。
【0032】 多くの場合には種類が液体である流体が、流体室15から糸出口6の方向へ外
に出ないよう確実に防止するため、3重になった糸通路6に加えて、糸入口4に
も糸出口5にも、さらに別の方策が講じられている。たとえば2つの糸通路6の
間には、糸入り口4でも糸出口5でも、特に種類が気体である別の流体が、2つ
の糸通路6の間で導入される。そのためにそれぞれ通路20が下側パーツ2に設
けられており、この通路を通って流体が両方の糸通路6の間の空間に導入される
。たとえば0,5バールで導入されるこの第2の流体は、糸通路6の間に圧力を
生成して、糸通路6から外へ逃げようとする。それによって第1の流体に抵抗力
が作用するので、第1の流体が流体室15から外に出ないよう確実に防止される
。特に、もっとも単純な場合には空気である第2の流体は、さらに糸出口5にお
いて、糸が乾燥されるように作用する。まだ付着している熱交換器1の流体はこ
こでいわば空気圧でぬぐい取られ、熱交換器1から出た後の糸はほぼ乾燥してい
る。このことは、有利なことに、非常に良好な糸のその後の加工性をもたらすと
ともに、熱交換器1の外部での汚れや、糸とともに運び去られることによる第1
の流体の損失も防止される。
【0033】 図2は、熱交換器1の下側パーツ3を示す平面図である。この図では、特にパ
ッキン11の案内部を明らかに見ることができる。パッキン11は、下側パーツ
2と上側パーツ3の分離個所で流体が外に出るのを確実に防止するように配置さ
れている。そのためにパッキン11は糸通路6ないしセグメント7の領域で多部
分から構成されており、それにより、第1の糸通路6を通り抜けた流体は、ここ
でも確実に熱交換器1から完全に流出しないように妨げられる。
【0034】 セグメント7は、熱交換器1を開いた状態のときに糸が中に挿入されるスリッ
ト13を有している。熱交換器1を閉じることにより、すなわち下側パーツ2と
上側パーツ3を接合することにより、上側のセグメント8が下側のセグメント7
の接触するので、糸通路6が生じることになる。それにより、一方の側では糸通
路6での糸の最善の案内が可能であるとともに、他方の側では、糸通路6ないし
熱交換器1へ糸を挿入する非常に簡単な可能性が生まれる。
【0035】 熱交換器1の下側パーツ2と上側パーツ3の接合は、本実施例では、下側パー
ツ2の側方に配置されていて上側パーツ3の相応の構成部品と対応している案内
部25によって行われる。案内部25は直線案内部を生じさせ、この直線案内部
に沿って上側パーツ3を下側パーツ2から分離可能、かつ再び接合可能である。
【0036】 図3aと図3bは、図1と図2に示す熱交換器1の機能形式を示している。図
3には、熱交換器1が開いた状態で描かれている。上側パーツ3は、案内部25
によって下側パーツ2から引き離されている。それにより、セグメント7および
8は自由にアクセス可能な状態になっている。セグメント7はスリット13を有
しており、セグメント8はスリット14を有している。糸は、熱交換器1に通す
ために、このスリット13に挿入される。そのために、スリット13への糸の挿
入を容易にする斜面が設けられている。糸を挿入した後、下側パーツ2と上側パ
ーツ3を案内部25によって接合する。このとき、セグメント7および8が相前
後して配置されていることによって、および間隙13および14が重なり合うこ
とによって、糸通路6を形成する実質的に円形の開口部が生じる。
【0037】 パッキン10および11によって、ならびに、図1に示すばねによってセグメ
ント8がセグメント7に対して押圧されることによって、流体室15から流体が
出るのを防止する、ほぼ密閉された接合が成立する。他方、糸通路6を構成して
いる残りの開口部は、糸を問題なく熱交換器1に挿入して糸出口で再び導出する
のに十分な大きさである。
【0038】 セグメント7および8の磨耗を防止するため、もしくは少なくともできるだけ
少なく抑えるために、セグメント7および8を耐磨耗性の材料で製造することが
意図されている。それにはセラミックが格別に適していることが判明している。
【0039】 セグメント7は下側パーツ2で定置に配置されているのに対し、セグメント8
は糸通路6の軸方向に可動なように、上側パーツ3に配置されている。そのため
にセグメント8は、図3aの図面で見て両側にそれぞれラグを有し、このラグは
、上側パーツ3を下側パーツ2から引き離すときにセグメント8が上側パーツ3
から外れるのを防止するが、その一方ではセグメント8の軸方向のスライドは許
すように構成されている。
【0040】 図4aと図4bには、図1から図3の実施形態に対する熱交換器1の変形が図
示されている。図4aには、同じく熱交換器1が開いた状態で描かれている。下
側パーツ2と上側パーツ3は、回転案内部25’によって相互に連結されている
ので、上側パーツ3は下側パーツ2から離反旋回可能である。基本的にセグメン
ト7と同様に構成されたセグメント7’は、溝23を有している。この溝23の
中に、熱交換器1が開いているときに糸が挿入される。セグメント8’は、この
実施例では溝もスリットも有しておらず、セグメント7’との接触部位は平坦に
施工されている。パーツ2および3を閉じ合わせることで、セグメント7’と8
’も相互に押圧される。この場合、これらのセグメントは前述した実施例の場合
のように相前後して配置されてはおらず、直接的に相上下して配置されており、
閉じ合わされた状態のときに溝23によって糸通路6を形成する。この実施例で
は、セグメント7’および8’を軸方向で互いに圧着させる必要がないので、上
側のセグメント8’の軸方向の運動性を省略することができる。封止は、セグメ
ント7’および8’が半径方向で相互に押圧されることによってのみ行われる。
【0041】 図5aと図5bには、熱交換器1のさらに別の実施例が描かれている。ここで
はセグメント7’’だけが設けられている。この部材7’’は下側パーツ2に配
置されており、回転部21を有している。回転部21にはスリット13’が配置
されており、熱交換器1が開いた状態のときに糸がこのスリットに挿入される。
挿入した後、回転部21をここではレバー22によって180°回転させて、ス
リット13’が下方を向くようにする。それにより、セグメント7’’との協働
で、スリット13が細い糸通路6に変わる。レバー22は、上側パーツ3のエッ
ジで止められているので、糸通路6の思わぬ開放が防止される。この実施例に基
づく構成は、非常に確実かつ簡単な、熱交換器1への糸の挿入を可能にする。な
ぜなら糸が正しく、かつ軽快に動くように糸通路6の中に配置されているかどう
かの調節を、熱交換器1が開いた状態のときにチェックできるからである。この
場合、軽微な修正、すなわち糸通路6における糸の挿入状態の変更は、熱交換器
1全体を閉止した後で初めて糸通路6が形成される前述した実施例の場合よりも
、容易に可能である。
【0042】 図6は、熱交換器1を簡略化した図面で示している。熱交換器1は、この実施
例では入れ子式に長さを変更可能である。熱交換器は基本的に、互いに入れ子式
にスライド可能な内部管40と外部管41とで構成されている。流体を確実に流
体室15の中に保つため、パッキン30および31が設けられており、これらの
パッキンは内部管40と外部管41との間で、内部管40と外部管41がスライ
ドしたときに封止機能が維持されるように配置されている。入れ子式にスライド
可能な内部管40と外部管41によって、熱交換器1の長さが変化する。こうし
た熱交換器1の長さ変化による利点は、一方では、供給速度は一定のままで、熱
交換器1の中での糸の滞留時間を変えられることである。それにより、流体室1
5の中に配置された流体と、糸との間の熱の可変的な移行がもたらされる。この
実施形態のさらに別の利点は、糸通路6を通して糸を挿入するために熱交換器1
を最小の長さに変えることができるという点であり、それによって糸挿入部6が
互いに最低間隔を有することになる。それにより、糸通路6への糸の挿入が大幅
に容易になる。なぜなら糸が進行しなければならない距離が短くなるので、たと
えば糸通路6を通り抜ける補助空気流による案内が、より容易に可能になるから
である。したがって熱交換器1への糸の挿入が、容易かつ迅速かつ確実に可能で
ある。
【0043】 図7には、さらに別の熱交換器1が略図で描かれている。それぞれの糸通路6
の間には、パイプ35が配置されている。パイプ35は開口部36を有している
。開口部36を通って、流体は流体室15からパイプ35の中に入ることができ
、したがってパイプ35を通して案内される糸と接触することができる。パイプ
35は、特に、熱交換器1の中に糸を簡単に挿入するのに役立つ。このとき糸は
糸入口4の糸通路6に挿入され、吸引管37によって、パイプ35を貫通するよ
うに吸引される。パイプ35によって糸が吸込み空気流の中でより良好に案内さ
れるので、熱交換器1の中への糸の確実な吸引と挿入が可能である。糸出口5の
ところにある糸通路6に入るのを容易にするため、導入斜面28が設けられてい
る。導入斜面28によって糸が糸通路6まで案内され、したがって、パイプ35
の中で糸が詰まることが確実に回避される。場合により、糸を挿入するために糸
通路6を拡大し、挿入した後に当初の直径まで縮小することもできる。このこと
は、たとえば糸通路を変化させるための前述した方策によって行う。
【0044】 当然ながら、以上に説明した実施例の各構成要件を相互に組み合わせることも
可能である。第1および第2の流体は、液体、気体、蒸気であってよい。流体は
糸よりも低温または高温であってよく、それによって熱交換器を冷却器または加
熱器として利用することができる。特に熱交換器を能動冷却器として利用する場
合、流体は多くの場合液体であり、それに対して加熱装置として利用する場合に
は、むしろ蒸気を熱交換器の中で使用することになる。流体は、特に糸の周囲を
よく流動するようにするために、乱流となって熱交換器を貫流することができる
。また流体は、糸の進行方向に対して横向きに向いた流れ方向を有していること
もできる。
【0045】 また本発明は、図示した実施例に限定されるものではない。たとえば、熱交換
器の上側パーツと下側パーツを軸方向で相互に変位させ、それによって各セグメ
ントが互いに離れるようにして、糸の通過部を拡大することも可能である。
【0046】 本装置の各機能部品が、本装置のただ1つのコンポーネントの中に配置され、
それによって設計的に簡単かつ低コストな施工を可能にすることが意図されてい
てもよい。本装置を作動させるために用いることのできるバルブや制御装置は、
有利には、コンパクトなモジュールを得るために、本装置のケーシングに配置さ
れていてよい。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 図1は、熱交換器を湿す縦断面図である。
【図2】 図2は、熱交換器の下側パーツを示す平面図である。
【図3a】 図3aは、開いた状態の熱交換器である。
【図3b】 図3bは、閉じた状態で示す図3aの熱交換器である。
【図4a】 図4aは、開いた状態の熱交換器である。
【図4b】 図4bは、閉じた状態で示す図4aの熱交換器である。
【図5a】 図5aは、開いた状態の熱交換器である。
【図5b】 図5bは、閉じた状態で示す図5aの熱交換器である。
【図6】 図6は、長さが可変な熱交換器である。
【図7】 図7は、案内パイプを備える熱交換器である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年2月1日(2001.2.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 シュミット,クラウス ドイツ、D−97353、ヴァサーローゼン、 ゼーゲルテン、1 (72)発明者 レーダー,ヴォルフガング ドイツ、D−97453、ショーヌンゲン、ヴ ァイゼンヴェーク、11 Fターム(参考) 4L036 AA01 PA05 PA41 UA01 UA21

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を含有する熱交換器(1)を有し、糸を案内するため、
    および熱交換器(1)を密閉するために設けられた少なくとも2つの糸通路(4
    、5、6)を備える、仮撚り織り装置に糸を挿入して加撚する方法であって、糸
    を挿入するために糸通路(4、5、6)を拡大することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 流体を含有する熱交換器(1)を有し、糸を案内するため、
    および熱交換器(1)を密閉するために設けられた少なくとも2つの糸通路(4
    、5、6)を備える、仮撚り織り装置に糸を挿入して加撚する方法であって、補
    助空気流によって、糸を糸通路(4、5、6)を通るように糸の吸込みを行い、
    および/または吹付けを行うことを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 流体を含有する熱交換器(1)を有し、糸を案内するため、
    および熱交換器(1)を密閉するために設けられた少なくとも2つの糸通路(4
    、5、6)を備える、仮撚り織り装置に糸を挿入して加撚する方法であって、突
    き錐によって、糸通路(4、5、6)を通るように糸を引っ張ることを特徴とす
    る方法。
  4. 【請求項4】 糸通路(4、5、6)を、糸を挿入するために軸方向および
    /または半径方向に分離し、挿入後に再び閉鎖することを特徴とする、請求項1
    〜3のうちいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 熱交換器(1)を密閉するために、別の流動体流、特に空気
    流が糸通路(4、5、6)の領域で、糸通路(4、5、6)からの第1の流動体
    流を遮ることを特徴とする、請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 糸を挿入する前、ないし熱交換器(1)を開く前に、第1お
    よび/または第2の流動体流の供給を中断して、流体を熱交換器(1)から取り
    除くことを特徴とする、請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 糸を挿入した後、糸の案内を最初は低い速度で行い、次いで
    動作速度まで上昇させることを特徴とする、請求項1〜6のうちいずれか1項に
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 糸を案内するため、および熱交換器(1)を密閉するために
    設けられた少なくとも2つの糸通路(4、5、6)を備える熱交換器(1)を有
    する仮撚り織り装置において、熱交換器(1)が糸進行方向に沿ってパーツに分
    かれており、熱交換器(1)に糸を挿入するためにこれらのパーツ(2、3)を
    互いに引離すことが可能であることを特徴とする、仮撚り織り装置。
  9. 【請求項9】 糸を案内するため、および熱交換器(1)を密閉するために
    設けられた少なくとも2つの糸通路(4、5、6)を備える熱交換器(1)を有
    する、特に請求項7に記載の仮撚り織り装置において、糸入口(4)および/ま
    たは糸出口(5)における個々の糸通路(4、5、6)の前および/または後に
    、糸通路に糸を案内するためのインジェクタノズル(37)が配置されているこ
    とを特徴とする、仮撚り織り装置。
  10. 【請求項10】 糸入口(4)と糸出口(5)が、特に半径方向に開口部(
    36)を有するパイプ(35)で連結されていることを特徴とする、請求項8ま
    たは9に記載の装置。
  11. 【請求項11】 糸通路(4、5、6)が互いに可動に配置された個々のセ
    グメント(7、8)で構成されており、これにより、糸を挿入するために軸方向
    および/または半径方向に糸通路(4、5、6)を開くことができることを特徴
    とする、請求項8〜10のうちいずれか1項に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記セグメント(7、8)が互いに引離し可能であること
    を特徴とする、請求項8〜11のうちいずれか1項に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記セグメント(7、8)が、互いに回転可能に配置され
    た、糸通路(4、5、6)の部分円であることを特徴とする、請求項8〜12の
    うちいずれか1項に記載の装置。
  14. 【請求項14】 個々の前記セグメント(7、8)が糸通過方向で相前後し
    て配置されていることを特徴とする、請求項8〜13のうちいずれか1項に記載
    の装置。
  15. 【請求項15】 協働する個々の前記セグメント(7、8)の少なくとも1
    つが、ばね(9)によって対応する前記セグメント(7、8)に対して押圧可能
    に配置されていることを特徴とする、請求項8〜14のうちいずれか1項に記載
    の装置。
  16. 【請求項16】 少なくとも、第1の流体を内部に含む熱交換器(1)の空
    間が、パッキン(10、11)によって封止されていることを特徴とする、請求
    項8〜15のうちいずれか1項に記載の装置。
  17. 【請求項17】 熱交換器(1)を通る流体の通過が、特に、糸速度成分に
    対して異なる速度成分を備えていることを特徴とする、請求項8〜16のうちい
    ずれか1項に記載の装置。
  18. 【請求項18】 流体の通過が実質的に重力と反対方向に行われることを特
    徴とする、請求項8〜17のうちいずれか1項に記載の装置。
  19. 【請求項19】 糸入口(4)および/または糸出口(5)にそれぞれ2つ
    以上、有利には3つの糸通路(4、5、6)が配置されていることを特徴とする
    、請求項8〜18のうちいずれか1項に記載の装置。
  20. 【請求項20】 糸通路(4、5、6)が糸のための導入斜面(28)を有
    していることを特徴とする、請求項8〜19のうちいずれか1項に記載の装置。
  21. 【請求項21】 糸通路(4、5、6)が耐磨耗性を有して構成されている
    ことを特徴とする、請求項9〜20のうちいずれか1項に記載の装置。
  22. 【請求項22】 熱交換器(1)が特に機械的、電気的、油圧的、および/
    または空気圧的にロック可能であることを特徴とする、請求項9〜21のうちい
    ずれか1項に記載の装置。
  23. 【請求項23】 熱交換器(1)の中の流体が水であり、特に蒸留水である
    ことを特徴とする、請求項8〜22のうちいずれか1項に記載の装置。
  24. 【請求項24】 流体が、糸に影響を及ぼす添加物および/または所定の硬
    度を有している、請求項8〜23のうちいずれか1項に記載の装置。
  25. 【請求項25】 流体がつや出し剤が添加されており、および/または飽和
    していることを特徴とする、請求項8〜24のうちいずれか1項に記載の装置。
  26. 【請求項26】 流体が所定の温度を有していることを特徴とする、請求項
    8〜25のうちいずれか1項に記載の装置。
  27. 【請求項27】 通過部(4、5、6)の領域にさらに別の流体、特に空気
    が、熱交換器(1)を密閉するために、および/または糸を乾燥させるために施
    されることを特徴とする、請求項8〜26のうちいずれか1項に記載の装置。
  28. 【請求項28】 通過部(4、5、6)の領域にある別の流体が5バール未
    満の圧力、有利には約0.5バールの圧力を有していることを特徴とする、請求
    項8〜27のうちいずれか1項に記載の装置。
  29. 【請求項29】 熱交換器(1)の長さが可変であり、特に入れ子式に構成
    されていることを特徴とする、請求項8〜28のうちいずれか1項に記載の装置
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