JP2002535955A - ディスクモータ - Google Patents

ディスクモータ

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JP2002535955A
JP2002535955A JP2000595415A JP2000595415A JP2002535955A JP 2002535955 A JP2002535955 A JP 2002535955A JP 2000595415 A JP2000595415 A JP 2000595415A JP 2000595415 A JP2000595415 A JP 2000595415A JP 2002535955 A JP2002535955 A JP 2002535955A
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JP2000595415A
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アーフェルド.ウォルフガング
ストルッティング.ハンス−ディエター
ミッシェル.フランク
ナインハース.マチィアス
クレン.ステファン
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インスティテュト.フュル.ミクロテクニック.マインツ.ゲゼルシャフト.ミット.ベシュレンクテル.ハフツング
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    • H02K3/46Fastening of windings on the stator or rotor structure
    • H02K3/47Air-gap windings, i.e. iron-free windings

Abstract

(57)【要約】 本発明は、回転可能に取り付けられ永久磁石を具備する電機子ディスク(3)と、コイル(17a〜17f)を具備する固定子プレート(10)よりなる固定子とを具有するディスクモータに関するものである。本発明の目的は、できる限り平たく、かつ回転の滑らかさが改善されたことを特徴とするディスクモータを提供することにある。この目的を達成するため、環状の軟質磁気プレストレス手段(20)を該プレストレス手段の少なくとも一部がコイル(17a、17b)のコイル窓(18a、18b)の軸方向下方に位置するようにして固定子プレート(10)に同心状に設けたものである。上記電機子ディスク(3)には、上記環状のプレストレス手段(20)と半径方向に対向する位置にある環状の磁束還流要素(5)を支持させることが可能である。上記プレストレス手段(20)は、上記環状の磁束還流要素(5)からコイル窓に磁力線を案内するような横断面形状を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、回転可能に取り付けられていて永久磁石を具備した電機子ディスク
(3)と、コイルを具備した固定子プレートよりなる固定子とを具有するディス
クモータに関するものである。
【0002】 このようなディスクモータは、例えば、ターンテーブル用のダイレクトドライ
ブとして使用される。ディスクモータの基礎的な説明は、H.D.シュテールテ
ィング(Sto lting)、A.ヴァイセ(Beisse)共著の「小形電気
機械(Elektrische Kleinmaschinen)、フェアラー
ク・トイブナー(Verlag Teubner)刊、l987年、169ペー
ジ以降及び186ページ以降に記載されている。
【0003】 ドイツ国特許公開公報DE 34 25 805 A1号には、ミラーを回転
させるためのディスクモータとして実施された直流モータが開示されている。こ
の直流モータの固定子は、コイル絶縁フレーム及び該フレームに結合された固定
子フランジよりなり、該フランジは完全に回転子を取り囲んで外部の影響から回
転子を保護するようになっている。回転子は、ミラーに取り付けられた軸を有し
、該軸の下端部には2極永久磁石を具備するマグネットホルダが設けられている
。この回転子軸は、固定子フランジに固定された2つの玉軸受に取り付けられて
いる。軸方向の遊びを最小限にするために、玉軸受の外輪には対応する内輪を押
圧する向きの圧縮応力をあらかじめ与えなければならない。これを達成するため
に、同特許公開公報には、一方が他方の上に配置された2つの外輪を両方共固定
子フランジに固定する一方、対応する内輪には回転子の寸法によって互いに逆向
きの応力を与えることが記載されている。しかしながら、この構成には、一方が
他方の上に互いにある距離を隔てて配置された2つの玉軸受が用いられるという
短所がある。従って、全高を小さくするために、軸受は1つにすることが望まし
い。
【0004】 高トルクを達成するために、ディスクモータには、通常、軟質の磁束還流要素
、すなわちエアギャップ中の磁束密度を増加させるための閉磁気回路が設けられ
る。磁力線は、強磁性体と、個々の構成要素間の小さなエアギャップだけを通っ
て導かれる。これは、例えば前記のシュテールティング/ヴァイセによる文献中
に説明されているように、電機子ディスクの周に環状スカートを設け、このスカ
ートに環状の磁束還流要素を取り付け、該磁束還流要素によって固定子のフラッ
トコイルを下側から支持することによって達成される。磁力線は、永久磁石から
電機子ディスクを通って外方に出、環状スカートを下方に通り、環状の磁束還流
要素及びコイルの作用領域を通って再び永久磁石に戻る(前記シュテールティン
グ/ヴァイセの文献の186ページを参照)。
【0005】 同様の設計のディスクモータがドイツ国実用新案公報DE−GM−75 41
9 11号に開示されている。電機子ディスクの中心部には鐘形のスペーサが設
けられており、このスペーサに環状の磁束還流要素が固定されている。回転子外
被に軸受管体が設けられ、その中に2つの有孔軸受及び油貯留用の中間フェルト
リングがあって回転子軸のラジアル軸受を構成している。軸方向加重の軸受につ
いては、外被が管状の延長部が設けられた床プレートを有し、その下縁部に回転
子軸のスラスト軸受として支持部材が取り付けられている。回転子軸の底端面は
凸面形状に下降され、スラスト軸受に受支されている。このモータの全高は、合
計3つの軸受があるため、前記ドイツ国特許公開公報DE 34 25 805 A1号に開示されたモータの全高より著しく大きい。
【0006】 2つの玉軸受と環状磁束還流要素を備えたディスクモータのもう一つの態様と
して、全高をより低くすることを目指したドイツ国特許公開公報DE 35 2
8 303 A1号開示の技術がある。その電機子ディスクは、2つの玉軸受が
内部に設けられた管状ハブを有する。これらの玉軸受は、固定子プレートに取り
付けられた軸スタブ上に互いに所定距離を隔てて固定されている。環状磁束還流
要素の機能は固定子プレートが受け持ち、この固定しプレートは適切な強磁性体
で製造しなければならない。
【0007】 このディスクモータには次のような短所がある:第1には、2つの玉軸受があ
り、これに伴って余分に組立/取り付けコストが発生する;第2には、磁束還流
路はその全体がコイルの作用領域を通ることはなく、従って総じてトルクの発生
には寄与しない。固定子プレート全体が磁束還流路内にあるため、著しい渦電流
が発生し、これが電機子ディスクに制動作用を及ぼす。さらに、スカート部分及
びハブ部分の両方で電機子ディスクに吸引力が作用し、そのために非常に大きな
力が電機子ディスクに作用し、結果的に軸受に作用する;かなり大きい軸受荷重
が生じて、状況によっては軸受の早期破壊が起こり得る。さらに、軸受プレート
全体を強磁性体で製造しなければならず、また電機子ディスクと同じ直径にしな
ければならない。その結果モータが重くなる。
【0008】 本発明の目的は、フラット設計で、良好な回転の滑らかさと高トルクが得られ
ることを特徴とするディスクモータを提供することにある。
【0009】 上記目的を達成するため、本発明は、環状の軟質磁気プレストレス手段を該プ
レストレス手段の少なくとも一部がコイルのコイル窓の軸方向下方に位置するよ
うにして固定子プレートに同心状に設けたものである。
【0010】 本発明の長所は、磁気プレストレスによって電機子ディスク軸受の軸方向の遊
びが取り除かれ、その結果、軸受、例えば玉軸受、滑り軸受を1つしか用いない
で適切な回転の滑らかさを達成することができるということにある。軸受が1つ
で十分ならば、全高が大幅に縮小され、しかも軸受として通常入手可能な標準的
な玉軸受は使用することができるだけの十分なスペースが確保される。
【0011】 ディスクモータがマイクロモータとして実施される場合、通常入手可能な軸受
は全高が1mm以上のものであると考えられる。通常入手可能な軸受を使用する
利点は、総製造コストが全高が非常に低い2つの特注軸受を使用しなければなら
ない場合より低くなるということである。このように本発明の技術による磁気プ
レストレス方式によれば、より低い全高で回転特性の最適化が可能となる。
【0012】 磁気プレストレス付与には、固定子プレートに軟質磁性材料、特に強磁性体製
の閉リングあるいは少なくとも1つのリングセグメントを設けるだけで十分であ
ることが実証されている。磁気プレストレスの大きさは、全高を変えることなく
プレストレスリングまたはリングセグメントの幅によって設定することができ、
その結果現用の電機子ディスク及び軸受の寸法形状に対する適応が可能になる。
これによって不必要に大きな軸受荷重が回避され、その結果モータの耐用年数を
大幅に長くすることができる。
【0013】 プレストレス手段の半径方向幅はコイル窓の対応する幅以下であることが好ま
しい。
【0014】 プレストレス手段の少なくとも一部を、それにより磁力線がコイル軸と平行に
走るコイルの内部領域があることが分かるコイルのコイル窓の下方に軸方向に配
置することによって、磁気プレストレス回路はトルクの発生にも寄与する。
【0015】 プレストレス手段には、渦電流を防ぐために高いオーム抵抗を有する材料を含
有させると効果的である。
【0016】 プレストレス手段は固定子プレート、特に固定子プレートの上部に設けられる
ため、プレストレス手段とコイル窓の間には磁場に悪影響を及ぼす外被がない。
これには固定子材料を自由に選択できるという利点がある。
【0017】 本発明のもう一つの実施例によれば、電機子ディスクでコイルの下方に延出す
る環状の磁束還流要素を支持することが可能である。この場合、プレストレス手
段は環状の磁束還流要素に半径方向に対向するよう設けられる。コイル窓の下方
にプレストレス手段を配置することによって、プレストレス手段は磁束還流要素
となり、その結果全ての磁力線はもっぱらトルク発生のために使用されることに
なる。
【0018】 また、プレストレス手段が環状の磁束還流要素からコイル窓へ磁力線を案内す
るような外形を有することも効果的である。
【0019】 プレストレス手段は、好ましくは、コイル窓の方に向けて末広がりにする。ま
た、例えば、段付きの横断面形状とすると、固定子プレートとの係合が可能にな
るので好都合である
【0020】 また、本発明においては、固定子プレートの材料は、磁気還流に関わらなくて
済むので、自由に選択できるという利点がある。そのために、軽量の素材を用い
てモータの重量を減らすことができる。
【0021】 固定子プレートは、好ましくは、非磁性材料、より好ましくは反磁性材料を使
用する。このことは、電機子ディスク軸受についても同様である。こうすること
によって、磁力線が軸受からはみ出して滑らかな回転に悪影響を及ぼすのを防ぐ
ことができる。ここで、非磁性材料は、軟質磁性材料でも硬質磁性材料でもない
非磁性材料とすることが分かる。
【0022】 固定子プレートは、例えば、プレストレスリングをしっかり保持することがで
きるような設計でありさえすればよい。このことも、設計のコンパクトさに寄与
する。
【0023】 以下、本発明を実施例により添付図面を参照して詳細に説明する。
【0024】 図1は、ディスクモータの縦断面図である。回転子は軸1を具有し、該軸1は
電機子ディスク3に挿入され、カラー2によって電機子ディスク3に固着されて
いる。電機子ディスク3の下側には極性逆にすることができる永久磁石よりなる
環状永久磁石6が設けられている。
【0025】 固定子は固定子プレート10を具有し、これには通常入手可能な玉軸受14の
外輪15が固定されている。玉軸受14の内輪16は軸1を係支している。固定
子プレート10の上面12にはフラットコイル17a及び17bが固定され、こ
れらのコイル17a及び17bは、コイル巻線内の内部空間によって形成される
コイル窓18a、18bが環状永久磁石6下方に位置するように配置されている
。フラットコイル17a、17bと固定子プレート10は一体構造部品として統
合することも可能である。
【0026】 固定子プレート10にはプレストレスリング21の形のプレストレス手段20
が嵌め込まれている。プレストレスリング21の配置関係は、プレストレスリン
グ21がコイル17a、17bのコイル窓18a、18bの軸方向下方にコイル
窓の寸法以下のある量だけ延出するように選択される。その結果、プレストレス
リング21/磁力線がトルクの発生に寄与する。
【0027】 ディスクモータの全高は低く、主として玉軸受14の高さによって規定される
【0028】 図2は、磁束還流要素を有するディスクモータを示す。電機子ディスク3の周
部には、下方に延びて環状の磁束還流要素5を支持する環状スカート4が固定さ
れている。固定子プレート10は玉軸受14が座支される中心穴13を有し、こ
れによって外輪15は穴13内に動かないように保持される。環状の磁束還流要
素5と電機子ディスク3との間のスペースに延入するフラットコイル17a及び
17dは、固定子プレート10の上面12に固定されている。フラットコイル1
7a及び17dと付随のコイル窓18a及び18dを具備した図2に示すコイル
装置は、この図4に概略的に示すコイル装置を線II−IIに沿って切断した断面図
に対応している。固定子プレート10は、その外縁部に環状段部11を有し、こ
の段部に強磁性体製のプレストレスリングが固定されている。プレストレスリン
グ21の配置関係は、プレストレスリング21が半径方向において環状の磁束還
流要素5と対向するように選択される。固定子プレート10は磁束還流には関与
しないので、固定子プレート10の直径はプレストレスリングの外径と同じであ
るだけでよい。固定子プレート10の材料は任意に選択することができる。
【0029】 図3は、図2に示すディスクモータの修正態様の部分拡大縦断面図である。磁
束還流路は、実線の矢印によって示す閉路23(「主回路」)及び破線の矢印に
よって示すプレストレス回路22として概略的に示されている。主回路23は電
機子ディスク3、環状のスカート4、環状の磁束還流要素5及びコイル17aの
コイル窓18aを通って形成される。
【0030】 本発明に従ってプレストレスリング21を配置することによって、プレストレ
ス回路22の磁束の磁力線はコイル窓18aをも通り抜け、その結果この磁気プ
レストレス回路22はトルクの発生にも寄与することになる。さらに、本発明に
従ってプレストレス回路22を磁束還流路の一部として形成したため、磁気プレ
ストレスはコイル窓18a中のプレストレスリング21の幅を変えることにより
磁束還流及びディスクモータの総トルクとは無関係に設定することができる。プ
レストレスリング21の横断面形状は磁束の磁力線をコイル窓18aに向け直す
ように設計され、そのために段部24を有する。その結果、プレストレスリング
21はコイル窓18aの軸方向に幅が広くなり、同時に固定子プレート10に対
してよりよく保持されるように係合部が形成される。
【0031】 磁気プレストレスは、電機子ディスク3を固定子プレート10の方へ吸引させ
、玉軸受14の内輪16を下方に引き付ける。外輪15は固定子プレート10中
に動かないように保持されているので、玉軸受14の軸方向の遊びは全て除去さ
れる。
【0032】 ここで説明する実施態様は、図2及び図3に概略的に示すような設計に関する
ものである。ディスクモータは、外径が12.8mmで高さが1.4mmである
【0033】 ディスクモータは、0.40μNm/Maのトルク定数を持する。このモータ
は、最高20,000rpmまでの回転速度で容易に使用することができ、良好
な回転特性を発揮することができる。
【0034】 設計上の特徴により、玉軸受は磁場による影響を受けない。磁気プレストレス
によってMn域の吸引力が作用させられる。
【0035】 環状永久磁石は、バインダーとしてプラスチックを含有するNdFeB粉末の
マイクロ射出成形法あるいはサイジング法によって製造される。環状磁石は厚さ
が約300μmである。環状磁石は、端面に8つの磁極(4極対)が得られるよ
う軸方向に磁化される。
【0036】 小形フラットコイルは、UVディープ・リソグラフィ法及びその後流電気析出
法を用いることによって製造される。フラットコイルは、支持体としてのポリイ
ミドフィルムによって分離された2本の重畳印刷された導体よりなる。全部で6
つのコイルがあり、対向するコイル対同士が直列に接続される。フラットコイル
は高が約250μmである。
【0037】 あるいは、コイルはミクロ精密レーザ技術を使用して多層プリント回路基板(
PCB)として製造することもできる。
【0038】 コイルと回転するモータ部品との間のエアギャップはわずかに約80μmであ
る。
【0039】 制御は三相矩形パルス信号によって行われ、このパルス信号は別の実施例では
ディスクモータを支持する基盤に組み込まれたディジタル制御装置によって作り
出される。
【0040】 電機子ディスク及び環状磁束還流要素のような個々の構成部分用の軟質磁性材
料としてはFeSiが使用される。スタンピングや深絞り加工によるような安価
な大量生産が、個々の構成部分や部品の設計によって可能になる。個々の構成部
品は、組立プラットフォーム上で一つに組み立てられ、これによれば単一の組立
方向で直線移動のみが行われる。
【0041】 図4は、フラットコイル17a〜17fの設計を示したものである。コイル1
7a〜17fは、導体が印刷された重畳フィルム26からなり、個々のフィルム
の印刷導体はコンタクトポイント19によって互いに接続されている(コンタク
トポイントは2つだけしか示されていない)。半径方向に対向するコイルは三相
モータの構成が得られるように互いに直列に接続される。
【0042】 図5乃至図13は、図2に示すディスクモータの組立における1つのオプショ
ンを示し、各図の「a」は追加の構成部分を取り付ける前の状態、「b」は取り
付けた後の状態をそれぞれ示す。
【0043】 組立には、個々の構成部分または部品が取り付けられる取付プレートが必要で
ある。図5aは、環状の磁束還流要素5が取付プレート25に挿入される様子を
示す。これに続いて、固定子プレート10(図6a及び図6b)が取り付けられ
、固定子プレート10にプレストレスリング21がセットされる(図7a、図7
b)。次のステップ(図8a及び図8b)では、コイル17a〜17fが取り付
けられる。次に、コイル17a〜17fは固定子プレート10中のコンタクトピ
ン29a、29bに機械的、電気的に接続される(これらのコンタクトピン29
a、29bリードは外部に引き出されている)。
【0044】 次に、玉軸受14は摩擦嵌めされる(図9a及び図9b)。その後のステップ
では、軸1が取り付けられ(図10a及び図10b)、そして環状の永久磁石6
と共に電機子ディスク3が軸に取り付けられる(図11a及び図11b)。
【0045】 図l2a及び図12bには、フォースダイ27を用いて電機子ディスク3を摩
擦嵌めする様子が示されている。最終ステップでは、リベットダイ28を用いて
電機子ディスクをリベット止めされる(図13a及び図13b)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ディスクモータ縦断面図である。
【図2】 本発明のもう一つの実施例におけるディスクモータの縦断面図である。
【図3】 図2に示す実施例の修正態様の断面図における左側の部分を磁気回路を図解す
るために拡大したものである。
【図4】 コイル装置の概略上面図である。
【図5】 図2のディスクモータの組立手順をそれぞれ示す概略断面図である。
【図6】 図2のディスクモータの組立手順をそれぞれ示す概略断面図である。
【図7】 図2のディスクモータの組立手順をそれぞれ示す概略断面図である。
【図8】 図2のディスクモータの組立手順をそれぞれ示す概略断面図である。
【図9】 図2のディスクモータの組立手順をそれぞれ示す概略断面図である。
【図10】 図2のディスクモータの組立手順をそれぞれ示す概略断面図である。
【図11】 図2のディスクモータの組立手順をそれぞれ示す概略断面図である。
【図12】 図2のディスクモータの組立手順をそれぞれ示す概略断面図である。
【図13】 図2のディスクモータの組立手順をそれぞれ示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 軸 2 カラー 3 電機子ディスク 4 環状スカート 5 環状磁束還流要素 6 環状永久磁石 10 固定子プレート 11 環状段部 12 上面 13 中心穴 14 玉軸受 15 外輪 16 内輪 17a〜17f コイル 18a〜18f コイル窓 19 コンタクトポイント 20 プレストレス手段 21 プレストレスリング 22 磁気プレストレス回路 23 主磁気回路 24 段部 25 取付プレート 26 フィルム 27 フォースダイ 28 リベットダイ 29a、29b コンタクトピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミッシェル.フランク ドイツ連邦共和国.ナイデール−オルム. デ−55268.エーベルシェイマー.ストラ ーセ.104 (72)発明者 ナインハース.マチィアス ドイツ連邦共和国.マインツ.デ−55128. セント−セバスチャン−ストラーセ.6 (72)発明者 クレン.ステファン ドイツ連邦共和国.マインツ.デ−55118. ボップストラーセ.64 Fターム(参考) 5D109 BA12 BA17 BA20 BA26 BA31 BB16 5H605 AA07 AA08 BB05 BB20 CC01 CC02 DD05 EA06 EA19 FF01 GG04 5H621 AA02 AA03 GA02 GA12 GA16 GB03 HH01 JK08 JK10 PP10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能に取り付けられ永久磁石を具備する電機子ディスク
    と、コイルを具備する固定子プレートよりなる固定子とを具有するディスクモー
    タにおいて: 環状の軟質磁気プレストレス手段(20)を該プレストレス手段の少なくとも
    一部がコイル(17a、17b)のコイル窓(18a、18b)の下方軸方向に
    位置するようにして固定子プレート(10)に同心状に設けたことを特徴とする
    ディスクモータ。
  2. 【請求項2】 上記固定子プレート(10)が非磁性材料性であることを特
    徴とする請求項1記載のディスクモータ。
  3. 【請求項3】 上記環状のプレストレス手段(20)が閉じたプレストレス
    リング(21)よりなることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項記載
    のディスクモータ。
  4. 【請求項4】 上記環状のプレストレス手段(20)が少なくとも1つのリ
    ングセグメントをよりなることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項記
    載のディスクモータ。
  5. 【請求項5】 上記電機子ディスク(3)が、上記環状のプレストレス手段
    (20)と半径方向に対向する位置にある環状の磁束還流要素(5)を支持して
    いることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載のディスクモータ。
  6. 【請求項6】 上記プレストレス手段(20)が、上記環状の磁束還流要素
    (5)からコイル窓(18a、18b)に磁力線を案内するような横断面形状を
    有することを特徴とする請求項5記載のディスクモータ。
  7. 【請求項7】 上記プレストレス手段(20)の断面がコイル窓(18a、
    18b)の方向に幅広状をなすことを特徴とする請求項6記載のディスクモータ
  8. 【請求項8】 上記プレストレス手段(20)が段付き横断面形状を有する
    ことを特徴とする請求項6または7のいずれか1項記載のディスクモータ。
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