JP2002345204A - スピンドルモータおよびその製造方法 - Google Patents

スピンドルモータおよびその製造方法

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JP2002345204A
JP2002345204A JP2001144039A JP2001144039A JP2002345204A JP 2002345204 A JP2002345204 A JP 2002345204A JP 2001144039 A JP2001144039 A JP 2001144039A JP 2001144039 A JP2001144039 A JP 2001144039A JP 2002345204 A JP2002345204 A JP 2002345204A
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JP
Japan
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magnet
shaft
spindle motor
region
support hole
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JP2001144039A
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English (en)
Inventor
Naoki Yamamoto
直樹 山本
Masato Masuda
正人 桝田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸受剛性が高く、外部からの衝撃や振動が加
わっても回転体の触れ回りを低減でき、高精度な回転が
長期にわたって実現できるスピンドルモータを提供す
る。 【解決手段】 軸支持孔3bにシャフト2の基端部に第
1のマグネット7を設ける。この第1のマグネット7と
対向する第2のマグネット8を軸支持孔3bに設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報機器等に使用
されるスピンドルモータに関するものであり、特に軸受
ピッチが短い超薄型モータに最適なシャフト回転型のス
ピンドルモータにに関するものである。
【0002】
【従来の技術】シャフト回転型のスピンドルモータで
は、軸受ピッチがとれない場合に、マグネット等の磁性
体をシャフトおよび軸受の下方に配置して回転体を吸引
し、軸受に予圧を付与する構成が取られている。
【0003】以下、従来のスピンドルモータとして、軸
受として玉軸受を用いたシャフト回転型のスピンドルモ
ータを例に挙げて説明する。図3,図4に示すように、
固定側としてのモータベース3には円筒状の軸支持孔3
aが形成されており、軸支持孔3aの内側に圧入固定さ
れた玉軸受6を介してシャフト2が回転自在に支持され
ている。シャフト2の先端部には、ディスクを取り付け
るモータハブ1が固定されており、モータハブ1の外周
部には環状のロータマグネット5が接着固定され、モー
タベース3にはロータマグネット5と一定の間隙を持っ
て対向するようにコイルが巻線されたステータコア4が
接着固定されている。そして、コイルに流れる電流が形
成する回転磁界とロータマグネット5の磁界によりモー
タの回転駆動力が発生するよう構成されている。
【0004】また、モータベース3には、シャフト2の
基端部と対向するとともに軸支持孔3aの底部を閉塞す
る円盤状のマグネット9が接着固定されており、マグネ
ット9の吸引力により軸受に予圧を与えるよう構成され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うに構成されたスピンドルモータでは、回転駆動時に外
部から衝撃や振動が加わると回転体に大きな振れ回りが
発生し、正常な回転に戻るまでに時間がかかるため、軸
受に対して大きなダメージを与えてしまい軸受寿命を急
速に縮めてしまう。
【0006】本発明は、前記問題点を解決し、軸受剛性
が高く、外部からの衝撃や振動が加わっても回転体の触
れ回りを低減でき、高精度な回転が長期にわたって実現
できるスピンドルモータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のスピンドルモー
タは、回転体に第1のマグネットを設け、固定側に第2
のマグネットを設けたことを特徴とする。
【0008】この本発明によると、軸受剛性が高く、軸
受寿命の長いスピンドルモータが実現できる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載のスピンド
ルモータは、固定側に形成された軸支持孔にシャフトを
挿入して前記シャフトの先端部に設けられたハブを回転
自在に支持したスピンドルモータであって、前記シャフ
トの基端部に第1のマグネットを設け、この第1のマグ
ネットと対向する第2のマグネットを前記軸支持孔に設
けたことを特徴とする。
【0010】この構成によると、軸受剛性が高く、軸受
寿命の長いスピンドルモータが実現できる。本発明の請
求項2記載のスピンドルモータは、請求項1において、
第2のマグネットを、中央部に形成された第1の領域と
その外周部に配置され前記第1の領域とは着磁が異なる
第2の領域とから構成し、前記第1,第2の領域の磁極
の境目と前記第1のマグネットの外周とが対応するよう
に配置したことを特徴とする。
【0011】この構成によると、外部からの衝撃による
軸受ダメージを低減して回転体の回転触れを短時間で解
消できる。本発明の請求項3記載のスピンドルモータ
は、請求項2において、前記第1の領域に前記第1のマ
グネットを引き付ける着磁を施し、前記第2の領域に前
記第1のマグネットと反発する着磁を施したことを特徴
とする。
【0012】この構成によると、さらに高精度な回転を
実現できる。本発明の請求項4記載のスピンドルモータ
は、請求項1〜請求項3において、軸心方向の長さが第
1のマグネットの厚み分だけ短いシャフトを用いたこと
を特徴とする。
【0013】この構成によると、軸受ピッチの短い超薄
型のスピンドルモータであっても好適に使用できる。本
発明の請求項5記載のスピンドルモータの製造方法は、
シャフトの外周と固定側に形成された軸支持孔の内周と
の間に玉軸受を設けて前記シャフトを固定側に対して回
転自在に支持し、前記シャフトの基端部に第1のマグネ
ットを設け、この第1のマグネットと対向する第2のマ
グネットを前記軸支持孔に設けたスピンドルモータを製
造するに際し、前記シャフトの軸心方向の長さを必要と
される長さよりも前記第1のマグネットの厚み分だけ短
くして前記玉軸受の内周に挿入し、前記玉軸受の内周面
と前記シャフトの端面とで形成される凹部に前記第1の
マグネットを配置して前記シャフトに取り付けることを
特徴とする。
【0014】以下、本発明の実施の形態を具体例に基づ
き図1と図2を用いて説明する。なお、上記従来例を示
す図3,図4と同様の構成をなすものには同一の符号を
付けて説明する。
【0015】図1に示すように、図3と同様に構成され
た玉軸受を用いたシャフト回転型のスピンドルモータに
おいて、この実施の形態では、回転体の回転振れを低減
するための第1,第2のマグネット7,8を設けた点で
上記従来例とは異なる。
【0016】具体的には、先端部にモータハブ1が取り
付けられたシャフト2の基端部には、第1のマグネット
7が設けられている。このシャフト2を玉軸受6を介し
て支持する固定側の軸支持孔3aには、第1のマグネッ
ト7と対向するように第2のマグネット8が設けられて
いる。
【0017】第2のマグネット8は、図2(a),
(b)に示すように、第1のマグネット7と対向する中
央部に形成された第1の領域8aと、その外周部に配置
された第2の領域8bとからなり、第1の領域8aと第
2の領域8bとではその着磁が異なっており、第1,第
2の領域の磁極の境目と第1のマグネット7の外周とが
対応するように配置されている。
【0018】ここでは、シャフト2への取り付け面がN
極となり、開放端側がS極となるように第1のマグネッ
ト7がシャフト2に取り付けられているため、第2のマ
グネット8の第1の領域8aは、第1のマグネット7を
引き付けて回転振れを低減するように第1のマグネット
7との対向面がN極となるように着磁が施されている。
また、第2の領域8bは、第1のマグネット7と反発し
てシャフト2の位置ずれを低減するよう、第1の領域8
aとは逆の着磁、すなわち第1のマグネット7側の面が
S極となるように着磁が施されている。
【0019】このような構成を有するスピンドルモータ
は、下記の手順にて組立てられる。シャフト2の先端部
にキャップ状のモータハブ1が取り付けられ、モータハ
ブ1の外周部には、モータベース1に設けられたステー
タコア4と対向するように環状のロータマグネット5が
装着される。シャフト2に軸受6が挿入接着され、シャ
フト2の基端部に第1のマグネット7が装着されて回転
体ユニットが構成される。
【0020】回転体ユニットはモータベース3の軸支持
孔3aに挿入され、軸受6の外輪外周面と軸支持孔3a
の内周面とが固定され、軸支持孔3aを閉塞するように
第2のマグネット8が接着固定される。
【0021】このとき、シャフト2の長さL1を、図3
に示すシャフト2の長さL2よりも、第1のマグネット
7の厚みdだけ短くしておくと、軸受6の内輪内周面と
シャフト2の端面との間に凹部が形成されるため、第1
のマグネット7をこの凹部に挿入して固定することがで
きる。このような構成とすると、第1のマグネット7を
位置ずれなどがなく容易に精度良く取り付けできる。
【0022】また、回転体ユニットの大きさを変えるこ
となく第1のマグネット7を設けることができるため、
軸受ピッチの短い超薄型のスピンドルモータにも好適に
使用できる。
【0023】上記のように製造されたスピンドルモータ
は、回転駆動時に外部からの衝撃や振動が加わり回転ユ
ニットが振れ回った場合でも、第1のマグネット7と第
2のマグネット8の第1の領域8aとが引き合って軸受
に予圧を付与し、しかも第2の領域8bによってシャフ
ト2は反発され、元の位置に戻そうとする力が働くた
め、素早く正常な回転に戻すことができ、その結果、軸
受が受けるダメージが低減するため、軸受寿命を向上さ
せることができる。
【0024】なお、上記説明では、第2のマグネット8
を軸支持孔3aの底部を閉塞するように設けたが、第2
のマグネット8は固定側に設けられていれば良く、例え
ば別部材を介して固定側のモータベース3に取り付ける
ことも可能である。
【0025】また、上記説明では、単一の玉軸受6を設
けたスピンドルモータを例に挙げて説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、2個の玉軸受を設け
たスピンドルモータについても適用できる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明のスピンドルモータ
によると、固定側に形成された軸支持孔にシャフトを挿
入して前記シャフトの先端部に設けられたハブを回転自
在に支持したスピンドルモータであって、前記シャフト
の基端部に第1のマグネットを設け、この第1のマグネ
ットと対向する第2のマグネットを前記軸支持孔に設け
ることで、軸受剛性が高くなり、外部からの衝撃や振動
が加わっても回転体の触れ回りを低減でき、高精度な回
転が長期にわたって実現できる。
【0027】また、玉軸受を用いたスピンドルモータを
製造する際には、シャフトの外周と固定側に形成された
軸支持孔の内周との間に玉軸受を設けて前記シャフトを
固定側に対して回転自在に支持し、前記シャフトの基端
部に第1のマグネットを設け、この第1のマグネットと
対向する第2のマグネットを前記軸支持孔に設けたスピ
ンドルモータを製造するに際し、前記シャフトの軸心方
向の長さを必要とする長さよりも前記第1のマグネット
の厚み分だけ短くして前記玉軸受の内周に挿入し、前記
玉軸受の内周面と前記シャフトの端面とで形成される凹
部に前記第1のマグネットを配置して前記シャフトに装
着することで、第1のマグネットを容易に精度良く、し
かも薄型化を妨げることなく装着できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるスピンドルモータ
の断面図
【図2】図1の要部拡大図と第2のマグネットの斜視図
【図3】従来のスピンドルモータの断面図
【図4】図3の要部拡大図
【符号の説明】
1 モータハブ 2 シャフト 3 モータベース 3a 軸支持孔 6 軸受 7 第1のマグネット 8 第2のマグネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J012 AB02 CB10 FB10 HB02 5H605 AA05 BB05 BB14 CC03 CC04 EA19 EB02 EB39 5H621 AA04 GA01 HH01 JK08 JK17 JK19 PP05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定側に形成された軸支持孔にシャフトを
    挿入して前記シャフトの先端部に設けられたハブを回転
    自在に支持したスピンドルモータであって、 前記シャフトの基端部に第1のマグネットを設け、この
    第1のマグネットと対向する第2のマグネットを前記軸
    支持孔に設けたスピンドルモータ。
  2. 【請求項2】第2のマグネットを、中央部に形成された
    第1の領域とその外周部に配置され前記第1の領域とは
    着磁が異なる第2の領域とから構成し、前記第1,第2
    の領域の磁極の境目と前記第1のマグネットの外周とが
    対応するように配置した請求項1記載のスピンドルモー
    タ。
  3. 【請求項3】前記第1の領域に前記第1のマグネットを
    引き付ける着磁を施し、前記第2の領域に前記第1のマ
    グネットと反発する着磁を施した請求項2記載のスピン
    ドルモータ。
  4. 【請求項4】軸心方向の長さが第1のマグネットの厚み
    分だけ短いシャフトを用いた請求項1〜請求項3に記載
    のスピンドルモータ。
  5. 【請求項5】シャフトの外周と固定側に形成された軸支
    持孔の内周との間に玉軸受を設けて前記シャフトを固定
    側に対して回転自在に支持し、前記シャフトの基端部に
    第1のマグネットを設け、この第1のマグネットと対向
    する第2のマグネットを前記軸支持孔に設けたスピンド
    ルモータを製造するに際し、 前記シャフトの軸心方向の長さを必要とされる長さより
    も前記第1のマグネットの厚み分だけ短くして前記玉軸
    受の内周に挿入し、前記玉軸受の内周面と前記シャフト
    の端面とで形成される凹部に前記第1のマグネットを配
    置して前記シャフトに取り付けるスピンドルモータの製
    造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7420304B2 (en) 2005-10-17 2008-09-02 Nidec Corporation Bearing unit and electric motor furnished therewith
US7498704B2 (en) 2006-02-02 2009-03-03 Nidec Corporation Motor
US8446650B2 (en) 2009-06-29 2013-05-21 Nec Access Technica, Ltd. Document conveying device and document reading apparatus the same

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