JPH01110044A - ディスク型単相ブラシレスモータ - Google Patents

ディスク型単相ブラシレスモータ

Info

Publication number
JPH01110044A
JPH01110044A JP62267944A JP26794487A JPH01110044A JP H01110044 A JPH01110044 A JP H01110044A JP 62267944 A JP62267944 A JP 62267944A JP 26794487 A JP26794487 A JP 26794487A JP H01110044 A JPH01110044 A JP H01110044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator yoke
phase brushless
type single
magnet rotor
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62267944A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Shiraki
学 白木
Sumio Ishii
石井 澄夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shicoh Engineering Co Ltd
Original Assignee
Shicoh Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shicoh Engineering Co Ltd filed Critical Shicoh Engineering Co Ltd
Priority to JP62267944A priority Critical patent/JPH01110044A/ja
Publication of JPH01110044A publication Critical patent/JPH01110044A/ja
Priority to US07/401,479 priority patent/US4922162A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K29/00Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices
    • H02K29/06Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices with position sensing devices
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K2201/00Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to the magnetic circuits
    • H02K2201/06Magnetic cores, or permanent magnets characterised by their skew
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S310/00Electrical generator or motor structure
    • Y10S310/06Printed-circuit motors and components

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の産業上の利用分野] 本発明は、自起動可能なコアレス構造のディスク型単相
ブラシレスモータに関し、特にディスク型単相ブラシレ
ス軸流ファンモータに適用すると、当該軸流ファンモー
タを筐体に取り付けた場合において発生する振動音並び
に共鳴音等による騒音が非常に小さくなるように騒音の
面で改善されたディスク型単相ブラシレスモータに関す
る。
[従来技術とその問題点] OA機器、コンピュータ周辺機器、電源、その他高密度
実装化電子機器等、あらゆる電子機器の冷却用としてフ
ァンモータが多用されている。
特にファンモータとしては、軸流ファンモータが、その
役目を担っている。
これは1機器の電子化と、その回路関係の高密度実装化
によるニーズの増大があるからで、換言するならば、軸
流ファンモータが電子機器のサイズを小型化、あるいは
そのサイズを決定していると言える。
また、昨今、軸流ファンモータは、その価格が非常に安
価になっており、更にまた電子機器の性能の維持、性能
の向上を高めるための有用な道具、とりわけ部品の一つ
であると言う認識が広まっているため、軸流ファンモー
タが多用されている。
ここに電子機器の高密度実装化傾向を考慮すると1本来
的には空冷の必要がないように、すなわち、軸流ファン
モータを用いる必要がないように発熱や耐湯環境を考慮
した設計を行って、より電子機器の小型化、低価格化を
図るべきである。
しかしながら、高密度実装化傾向は、電子部品のより小
型化、高精度化が求められるが故に、逆に熱によって当
該電子部品のその特性に影響を生じないようにするため
番こ、冷却のための軸流ファンモータを用いざるを得な
くなっているのが現状である。
ここに電子機器の高密度実装化傾向は、従来用いられて
きた軸流ファンモータに比較して更に小型、偏平、軽量
化を要求するようになってきた。
この理由の多くは、高密度実装化電子機器では、小型化
を図るためにぎりぎりの設計を行っているため、軸流フ
ァンモータ内蔵の為のスペースも限定されていること、
軸流ファンモータの重量が筐体等の負担にならないよう
な軽量なものが要求されていることと、更に上記したよ
うに本来的には、なるべく軸流ファンモータの助けを借
りなくても済むように、熱の問題に対応できるように設
計していることから、必要最低限の空冷が行われれば所
定の目的が足りるものが多くなってきていること、さほ
ど風量の大きな大型且つ高価な軸流ファンモータを用い
なくても足りるケースが多くなってきていること、小型
、軽量、偏平、安価といった条件が優先される場合が増
えたことによる。
また、冷却の必要がないと思って電子機器を設計した後
、熱の発生に関して不安になり、やはり冷却のために軸
流ファンモータを組み込みたいというケースがしばしば
あるが、一般番こ高密度実装化電子機器においては、上
記したようにスペースを切り詰めたぎりぎりの設計を行
っており、十分な空きスペースがないため、従来一般の
大型のものでは、内蔵できず、小型、偏平のものが要求
されていた。
なお、軸流ファンモータには9代表的なものとして、A
C誘導モータ方式、ブラシ付DCモータ方式および昨今
最も多用さ゛れているブラシレス(DC)モータ方式の
3つの方式があるが、ブラシレスモータは、他方式のモ
ータに比較して多くの特徴があることから、軸流ファン
モータに多用されている。
一般にブラシレスモータは、形状の割りにトルクが大き
いこと、制御性が良いことなど直流モータの特徴に加え
て信頼性が高いことから、近年広く用いられている。
また軸方向に空隙を有するアキシャルギャップ構造のデ
ィスク型ブラシレスモータは、薄型化に好適であるため
、OA機器等に使用されるディスり型ブラシレス軸流フ
ァンモータに広く用いられている。
ここ番こおいて、ブラシレスモータでは、マグネットロ
ータのN極、S極の磁極をホール素子等の位置検知素子
並びに該位置検知素子を用いて電機子コイルに切換通電
する為の回路(駆動回路。
電子転流回路ともいう、)がモータの相数分だけ必要に
なるため、高価になる欠点がある。
したがって、このように高価になる相数の多いブラシレ
スモータを、送風して冷却させる目的に使用される軸流
ファンモータに用いることは得策でない。
この為、軸流ファンモータにおいては9位置検知素子が
1個で済み、然も駆動回路が1相分で足り、安価に構成
できる単相ブラシレスモータが使用されている。
この単相ブラシレスモータは1通電切換点において、ト
ルクが零となる。所謂「死点ノがある。
そのため、単相ブラシレスモータでは、電機子コイルと
マグネットロータ(界磁マグネット)によって得られる
電磁トルクに加えて、該電磁トルクの零になる位置でレ
ラクタンストルク発生部材によるレラクタンストルクを
付加することにより、死点箇所にもトルクを発生させて
当該モータの停止現象を解消し、自起動できるようにし
ている。
例えば、コアレスモータにおいて、レラクタンストルク
を付ける方法として、第7図及び第8図に示す方法があ
る。
第7図及び第8図において、1はロータヨーク、2はN
極、S極の磁極を交互に6個有する6極のマグネットロ
ータ(界磁マグネット)、3は空心型の電機子コイル、
4はエアギャップ、5はステータヨーク、6はレラクラ
ンストルク発生用磁性体を構成する鉄棒である。
第7図のレラクタンストルクを付ける方法は。
ステータヨーク5に傾斜をつけることで、エアギャップ
4に傾斜を付けたものである。このようにエアギャップ
4に傾斜を付けると、効率が低下するのみならず、構成
が複雑となり、高価になる欠点がある。
第8図に示すレラクタンストルクを付ける方法は、均一
なエアギャップ4の一部にレラクタンストルク発生部材
として用いた鉄棒6を入れることで、レラクタンストル
クを発生させるようにしたものである。この方法による
と、第9図に示すように磁束7が発生するため、マグネ
ットロータ2のN極またはS極の中心と鉄棒6が対応す
る位置で、当該マグネットロータ2が停止するので、か
かる停止位置において、電機子コイル3を回転トルクが
発生することができる位置に配設しておくと共に1位置
検知素子がマグネットロータのN極又はS極の磁極を検
出できる位置に配設してあれば、自起動できるコアレス
構造の単相ブラシレスモータを構成できる。
しかしながら、この第8図に示すような方法によると、
確実に自起動できるようにするために。
鉄棒6の太さを増し、レラクタンストルクを大きくする
と、死点付近において第10図に示すように磁束が作用
して磁気的に安定する状態が生ずるため、死点付近のレ
ラクタンストルクが低下する現象が現れる欠点がある。
なお、理想的なトル2ル回転角曲線を得るには、第11
図に示すような合成トルク曲、118を得る必要がある
。9は、電機子コイル3による電磁トルク曲線で、10
は、レラクタンストルク発生用磁性体(例えば、上記鉄
棒6)によるレラクタンストルク曲線である。
電磁トルク曲線9及びレラクタンストルク曲線10から
明らかなように、レラクタンストルクは電磁トルクの2
分の1の大きさになるようになるようにすることが望ま
しい、このようにすると。
回転角の全域に渡り、はぼ−様な回転トルクとなった合
成トルク曲線8が得られる。
なお、このような理想的な合成トルク曲線8を得るには
、レラクタンストルク発生用磁性体(鉄棒6等)の大き
さおよび位置を正しく設計しなければならない。
上記第7図及び第8図で示した原理の単相ブラシレスモ
ータにおいて、もしもレラクタンストルり発生のために
エアギャップ4に傾斜を付けなり、鉄棒6を設けていな
い場合には、電機子コイル3によって、第11図に示す
ような電磁トルク曲線9が得られるが1通電切換点(死
点)11では、トルクが零になる。所謂死点11を持つ
、上記したように、たまたまマグネットロータ2が停止
した場合1位置検知素子が死点11と対向する位置に停
止していると、当該ブラシレスモータに通電しても回転
トルクを得ることができず、実用に適さないものとなる
上記したようなことを考慮して、先に本件出願人は、理
想的な合成トルク曲線8を得て、自起動できるようにし
、しかも、ステータヨークの改良を行うのみで確実に自
起動できるようにして、特別なレラクタンス発生手段を
必要としないコアレス構造の単相ブラシレスモータを提
供してきた。
以下に、そのコアレス構造の単相ブラシレスモータを用
いたディスク型単相ブラシレス軸流ファンモータ12を
説明する。
以下第12図乃至第16図を参照して、従来のコアレス
構造のディスク型単相ブラシレス軸流ファンモータ12
について説明する。
第12図は従来のコアレス構造のディスク型単相ブラシ
レス軸流ファンモータ12の縦断面図。
第13図は同単相ブラシレス軸流ファンモータのブラシ
レス軸流ファンモータ本体13の斜視図。
第14図はステータコアレス電機子24の平面図、第1
5図は回転ファンの下面斜視図、第16図はマグネット
ロータ28の下面回である。
ブラシレス軸流ファンモータ本体13は、第13図に示
すように平面角型で且つ縦断面において凹部となってい
る外側ケーシング14を有している。上記単相ブラシレ
ス軸流ファンモータ本体13には、内側径方向に伸びる
ステー15を介してその内周部にプラスチックによって
一体してモータ配設部を構成するカップ型モータケーシ
ング16を形成している。
このことにより、外側ケーシング14とモータケーシン
グ16間の下部に後記するインペラ17によって生ずる
気流を通過させるための透孔18を形成している。
モータケーシング16には、支柱19がプラスチックに
よって一体して形成され、支柱19の上部には、プリン
ト基板20及びその上に配設されたステータヨーク21
があり、このステータヨーク21の上面には第14図に
示すように2個の空心型の電機子コイル22.23が1
80度対称な同相位置に配設されていてステータコアレ
ス電機子24が形成され、該ステータコアレス電機子2
4は非磁性体からなる螺子25によって上記支柱19の
上部に固定されている。
また、上記のようにステータヨーク21は、コストを低
減させるために当該ディスク型単相ブラシレス軸流ファ
ンモータ12を自起動させるためのレラクタンストルク
発生部材としても機能させる必要がある。
尚、上記したように、一般に単相ブラシレスモータは、
単相通電構造であるが故番こ他に自起動処理手段を設け
ておかなければ、当該単相ブラシレスモータの停止時に
おいて、たまたまマグネットロータ及び位置検知素子が
死点位置にあるときには1通電しても自起動回転するこ
とができない欠点がある。
しかし、この欠点がある単相構造のブラシレスモータを
ディスク型単相ブラシレス軸流ファンモータ12に用い
るのは1位置検知素子と駆動回路が1個分で足りるため
に安価に構成できるからである。もしも、自起動処理手
段が無くても1回転できる効率および性能の良い2相、
3相構造のブラシレス軸流ファンモータとすると、モー
タの相数分だけ、[動回路および位置検知素子が必要に
なり、高価になるため、安価に形成しなければならない
軸流ファンモータに採用するには不適当なものとなる。
このように一般のブラシレス軸流ファンモータでは、単
相ブラシレスモータ構造を採用しなければならないが、
この単相ブラシレスモータは、上記したように自起動処
理手段を採用しなければ自起動できない欠点がある。
この単相ブラシレスモータにおいて、自起動処理手段の
一例はレラクタンストルク発生部材を設けることである
が、わざわざレラクタンストルク発生部材を設けること
は、その分だけ高価になるので、上記軸流ファンモータ
12では、ステータヨーク21にレラクタンストルク発
生部材の機能を持たせるように工夫した構造を採用して
いる。
その方法とは、第14図に示すように、ステータヨーク
21に当該単相ブラシレス軸流ファンモータ12が自起
動できるような形状の切欠部26.27を形成すること
で可能となる。ただし、単に、切欠部を形成するのみで
は、軸流ファンモータ12を最適な方法で自起動させる
ことはできない。理論的に望ましい切欠部26,27の
形状及び形成すべき位置について、以下に説明する。
上記モータケーシング16に配設されたステータヨーク
21には、180度対称に設けられた一対の切欠部26
.27を形成している。この切欠部26,27は、その
欠切部26.27の欠切開角幅を機械角で90度に形成
している。このようにした理由は、後記するマグネット
ロータ28(第16図参照)が4極となっていて交互に
着磁されたN極、S極の各磁極が90度の開角幅となっ
ているからである。    。
このような切欠部、26.27を形成すると、ステータ
ヨーク21の中心点を基準点として半径方向に延びる両
欠切端部26A、26B、27A及び27Bはマグネッ
トロータ28との磁気的中和点で当該マグネットロータ
28が、当該軸流ファンモータ12の無通電時に停止す
る。この停止状態において、電機子コイル22.23に
通電すれば、必ず当該ブラシレス軸流ファンモータ12
が自起動できるものとなる。従って1位置検知素子から
の信号に基づいて空心型の電機子コイル22.23に所
定方向の通電すれば、フレミングの左手の法則に従って
発生する回転トルクによって、必ず第16図に示すマグ
ネットロータ28が矢印A方向(第14図参照)に回転
することができる。またそのようなことができるような
位置に2個の電機子コイル22.23を第14図に示す
ようにステータヨーク21上に配設しておくと共に唯一
の位置検知素子29(第12図参照)も同様にそのよう
な位置に配設しておく必要がある。
尚、第14図を参照して、電機子コイル22゜23にお
いて1回転トルクを発生するのは、半径方向の有効導体
部22a、22b、23a、23bであって1周方向の
導体部22c、22d。
23c、23dは回転トルクの発生に寄与しない部分と
なっている。
従って、上記切欠部26.27と電機子コイル22.2
3とによって、当該軸流ファンモータ12が望ましく自
起動できるようにするには、上記切欠部26.27のス
テータヨーク21の中心点を基準点として半径方向に延
びる欠切端部26A、26B、27A、27Bが電機子
コイル22.23の有効導体部22a、22b。
23a、23bの中心線位置若しくは、これらの位置と
同相位置(但し、この実施例によると4極のマグネット
ロータ28を用いたので、この同相位置は上記有効導体
部22a、22b、23a又は22bと同じ位置になる
。)、すなわち、これらの位置は最大起動トルクが得ら
れる位置若しくは該位置と同相位置(この位置に関して
も上記で説明したと同じ位置になる。)であり、かかる
位置からマグネットロータ28の回転方向く矢印A方向
)に対してマグネットロータ28のN極またはS極の幅
、すなわち、マグネットロータ28の一磁極の幅をθと
するとき、n・θ(nは1以上の整数で、マグネットロ
ータ28の磁極数を越えない整数とする)幅若しくは約
n・6幅の角度に形成した切欠部26,27のの2つの
切欠端部26A、26B、27A、及び27Bをn・θ
/4幅若しくは約n・θ/4幅ほどマグネットロータ2
8の回転方向と反対方向に進んだ位置に位置するように
、当該ステータヨーク21を配設する必要がある。
第14図に示した例では、最大起動トルクが得られる電
機子コイル22.23それぞれの有効導体部22a、2
2b、23a、23bがら4分の1磁極幅、すなわち9
機械角で22.5度の角度だけ回転方向(矢印A方向)
に対して反対方向に進んだ位置に切欠部26.27の欠
切端部26A、27A、26B、27Bが位置するよう
にステータヨーク21を配設している。このようにする
ことで、当該単相ブラシレス軸流ファンモータ12を特
別に高価となる自起動処理手段を採用しなくても望まし
く自起動させることができる。
ステータヨーク21の下面に配設したプリント基板20
の下面には、駆動回路を構成するチップ状の電子部品(
以下、チップ電子部品という)41を配設しており、上
面部には、2個の空心型電機子コイル22.23及び第
12図に示す唯一のホール素子等の位置検知素子29を
配設しており、その配設位置は、電機子コイル22.2
3の有効導体部22a、22b、23a、23bと対向
する位置、若しくはその位置と同相の位置に配設して、
ステータコアレス電機子24を形成し。
軸方向の空隙を介して後記するマグネットロータ28と
相対的に回動するように面対向させている。
尚1位置検知素子29は、この実施例の軸流ファンモー
タ12においては、第16図に示すように4極のものを
用いたため1位置検知素子29は電機子コイル22.2
3の有効導体部22a。
22b、23a、23bと対向する位置に配設する必要
がある。しかし、有効導体部22a、22b、23a、
23bのマグネットロータ28と対向する上部に配設す
ることは、当該位置検知素子29の厚み分だけ空隙(界
磁エアーギャップ)長が長くなり、界磁磁束が弱くなる
ため、大きなトルクが得られず、効率の悪いディスク型
単相ブラシレスモータとなるので、この実施例ではステ
ータヨーク21と対向しない、すなわち欠切部26又は
27と対向する導体部22bまたは23bの点線囲い部
30又は31位置の下面のプリント基板20の上面に唯
一の位置検知素子29を配設している。
マグネットロータ28は9第15図及び第16図に示す
ようにN極、S極の磁極が等しい幅で90度の開角幅で
交互に形成された2P(Pは1以上の整数)極のもので
、この例では4極の円環状のフラットなものに形成され
、その上部のロータヨーク32を介して第15図に示す
回転ファン33のカップ型本体部34にプラスチックに
よって一体してモールド形成されている。カップ型本体
部34の側面部には2回転することで下方の透孔18に
冷却用の気流を送風することができるインペラ17を一
体形成している。
カップ型本体部34の下面略々中央部にボス部35を形
成し、この部分に回転軸36の上端部を固定し9回転フ
ァン33と一体して回転するようにしている。
回転軸36は、モータケーシング16の中央部に一体し
て植立形成された軸承ハウス37の上下両開口端に装着
された玉軸承(ボールベアリング>38.39によって
回動自在に支持されている。
また玉軸承39の下部には、少し離して1回転軸36に
止め輪40を係合している。
上記したディスク型単相ブラシレス軸流ファンモータ1
2は、確かに有用で1本件出願人並びに関連者によって
実施化されてきたものである。
しかしながら、ここに問題が生じてきた。それは、上記
したように軸流ブラシレスファンモータ12が高密度実
装化電子機器における一つの重要な部品と考えられ多用
されるようになってきたことに伴い、当該高密度実装化
電子機器の種類によっては、更に小型で偏平なものであ
り、また安価であり、且つ振動音や共鳴音等の騒音を著
しく小さくしなければならないという極めて厳しい条件
が要求されるようになってきたことによる。
一般に高密度実装化電子機器では、限られた面積1体積
内に多くの材質からなる部材や装置が多数内蔵されてい
るため、かかる高密度実装化電子機器に従来のディスク
型単相ブラシレス軸流ファンモータ12を内蔵し、これ
を駆動すると、ある種の高密度実装化電子機器によって
は、非常に大きな振動音及び共鳴音による騒音を発生す
る場合が生ずるに至った。
上記第12図乃至第16図で説明した従来のディスク型
単相ブラシレス軸流ファンモータ12は、単相通電構造
でありながら、比較的滑らかな回転を行うことができ、
従って大きな回転音や振動音が発生しないように工夫さ
れ、また望ましいレラクタンストルクが得られて望まし
い特性が得られるように工夫されたものである。
かかるディスク型単相ブラシレス軸流ファンモータ12
は2手で持っていて判明するような大きな振動が発生せ
ず、即ち小さな振動しか発生せず、また耳で聞いても非
常に小さな回転騒音しか発生せず1通常の高密度実装化
電子機器に用いても殆ど問題になることが無く、また振
動音や共鳴音等の騒音についても無視し得るものである
が。
上記したようにある種の高密度実装化電子機器の筐体に
取り付けて使用すると、振動が当該筐体による増幅効果
をもって伝達され、大きな振動音並びに共鳴音を発生す
る為に大きな騒音を発生する欠点があった。
ここで、当該ディスク型単相ブラシレス軸流ファンモー
タ12において、大きな振動音や共鳴音等による騒音を
小さくするには9本件出願人が先に米国特許4,620
.139号で開示した方法や実開昭62−104565
号公報で開示した方法、即ちステータヨークの半径方向
に延びる一方の欠切端部をスキュー状に形成することで
可能になるが、従来の方法ではマグネットロータ28の
N極とS極との境界部と欠切端部との相対的対向面積が
非常に少ないため、負荷の大きさや、負荷変動によって
確実な自起動並びに回転続行が出来なくなり、特にこの
ことは前者の米国特許に示す方法を採用した場合に於い
てしばしば起こり、信頼性の点で十分でない欠点があっ
た。尚、後者の公開公報に示す方法は1本発明と目的を
同じにするもので本発明の基本出願であり、ステータヨ
ークに形成した欠切部の一方の半径方向に延びる欠切端
部をスキュー状に形成し、他方の欠切部は中心点から半
径方向に延びるようにしているために比較的大きなレラ
クタンストルクが得られ、しかも上記スキュー状に形成
した欠切端部があるために発生レラクタンストルクが第
14図に示したステータヨーク21に比較して徐々に発
生するために。
滑らかに回転し、上記騒音も非常に小さくなるという有
用なものである。
しかしながら、高密度実装化電子機器においては、共鳴
し易い部材を用いているものが多くあり、かかる共鳴し
易い部材に取り付けた場合でも、上記公開公報に示す従
来のステータヨークを用いた場合において、更に振動音
や共鳴音によって発生する騒音を小さくすることが求め
られるようになってきた。
そこで1発明者は、ステータヨークに形成した欠切部の
半径方向に延びる両欠切端部何れもスキュー状に形成し
てみたが、かかる方法によると、確かに大きな振動音及
び共鳴音による騒音の発生が少なくなったものの、今度
は、レラクタンストルクが非常に小さくなり、なんらか
の外的要因により少し大きな負荷が加わったりすると、
起動特性が悪くなり1時には自起動並びに回転続行が出
来なくなる欠点が生じた。
そこで、上記公開公報に示す方法を更は検討して最適な
ものに設計するために、ステータヨークの欠切部の半径
方向に延びる一方の欠切端部のみを適宜な角度でスキュ
ー状に形成したものを何種類となく、製作して実験した
が、今一つ、共鳴音及び振動音による発生騒音及びレラ
クタンストルクの大きさの点で滴定の行くものを得るこ
とが出来なかった。
即ち、欠切部の形状は、微妙であるが、その形状によっ
て大きな特性を与えるものであることが判明した。
[発明の課題] 本発明は、十分な大きさのレラクタンストルクが得られ
て確実な自起動並びに回転続行を行うことが可能であり
、しかも、高密度実装化電子機器の共鳴し易い筐体等の
材質に取り付けて使用・しても、従来発生していた耳障
りな振動音及び共鳴音による大きな騒音を耳で聞いても
(尚、インペラによって生ずる純然たる風切り音につい
ては省いて判断される)1判断することができないくら
い小さなものに押さえることができるようにすることを
課題に成されたもので、特に実開昭62−104565
号公報で示した方法を改良したもので、最も望ましい形
状の欠切部を形成することで、比較的大きなレラクタン
ストルクを発生させて、確実な自起動と回転続行を可能
にし、しかも振動や共鳴によって生ずる騒音が極めて小
さくなるようにすること及び通電電流が少なくて足りる
ように省エネルギー構造にすることを課題としてなされ
たものである。
[発明の課題達成手段] かかる本発明の課題は、ステータヨークに平面において
仮想Y軸線と仮想X軸線を直交させた仮想十字線にて4
等分割させ、上記ステータヨークに上記仮想Y軸線若し
くはほぼ仮想Y軸線からマグネットロータの一磁極幅を
θとするときマグネットロータの回転方向に対して反対
方向に2/θ幅若しくはほぼ2/θ幅ほど進んだ位置に
ステータヨークの中心点を基準点として半径方向に延び
る第1の切欠端部を形成し、該第1の切欠端部の内周端
部位置から上記仮想X軸線と平行に若しくはほぼ平行に
ステータヨークの外径部位置まで延びる第2の切欠端部
を形成して当該ステータヨークに第1の切欠端部の外周
部と第2の切欠端部の外周部との切欠外周部の開角幅を
θ+α(ただし、αはθ/2以下の角度とする)度に形
成した切欠部を少なくとも1以上形成し、上記θ+α度
の開角幅の切欠部を有するステータヨークを半径方向に
延びる第1の切欠端部を最大起動トルクが得られる位置
若しくは該位置と同相位置からマグネットロータの回転
方向に対してθ/6乃至073幅の角度だけ反対方向に
進んだ位置に位置するように配設することによって達成
できる。
[発明の実施例] 以下、第1図乃至第6図を参照して本発明の一実施例を
説明する。 ゛ 第1図は本発明のディスク型単相ブラシレスモータを適
用したディスク型単相ブラシレスファンモータ42の縦
断面図、第2図はステータコアレス電機子43を装着し
たディスク型単相ブラシレス軸流ファンモータ本体13
の上面斜視図、第3図は同軸流ファンモータ本体13に
装着するステータコアレス電機子43の上面斜視図、第
4図は開平面図、第5図は同ステータコアレス電機子4
3に用いたステータヨーク44の上面斜視図。
第6図は同ステータヨークの平面図である。尚。
第12図乃至第16図と共通する箇所の説明は重複する
ことになるので省略する。
第1図においては、モータケーシング16に形成した支
柱19が第2図では図示しないが1個のみ(このディス
ク型単相ブラシレスファンモータ42の場合、縦×横サ
イズが42mmで厚みが10〜20mm位の大きさとな
っている小型のものであるため、支柱19は1個のみ形
成するだけで十分なものとなっている。)形成しており
、その支柱19の上部には、第2図乃至第4図に示すス
テータコアレス電機子43が非磁性体でできた螺子25
によって固定されている。ステータヨーク44に形成さ
れている透孔45は、上記螺子25によって支柱19の
上にステータコアレス電機子43を螺子止め固定するに
際して、当該螺子25を通すためのものである。
このステータコアレス電機子43は、上記支柱19の上
に第2乃至第3図に示すような形状のプリント基板20
が配置され、該プリント基板20の上には第2図乃至第
6図(但し、第5図は除く)に示すようなステータヨー
ク44が密接してり 固定され、ステータヨーク4zの上には、接着等の手段
により、上記第14図の場合と同様に、第2図及び第4
図に示すように180度対称な同相位置に2個の空心型
のコアレス電機子コイル22.23を配設している。
ステータヨーク44の中心部には、軸承ハウス37°や
回転軸36を通すための透孔46を形成しであると共に
、抵抗47の一方の端子58を下面のプリント基板20
の下面に通すための小さな欠切部48を形成している。
ステータヨー244は、上記したように第16図に示す
マグネットロータ28を有する回転ファン33が所定方
向に自起動回転することが出来るようなレラクタンスト
ルクを発生させるための形状の欠切部を形成する必要が
ある。
本発明の欠切部55.56が、従来のものと異なった特
徴を持っていることについては、主に第6図(第2図乃
至第5図をも参照)を参照して説明する。
第6図を参照して1点線で示すのはプリント基板20の
外周を示すもので、このプリント基板20の上には1本
発明の主要部となるステータヨーク44が接着等の手段
によって固定されている。この第6図において、平面に
おいて一点鎖線にて仮想Y軸線49を描き、この仮想Y
軸線49とステータヨーク44の中心点において直交す
る位置で交叉する仮想X軸線50を描き2これらの仮想
X軸線50.仮想Y軸線49によってステータヨーク4
4を仮に平面において4等分に分割する。このようにし
た状態において、仮想Y軸線49を基準にして回転ファ
ン33の第16図に示す4極のマグネットロータ灸8の
回転方向(矢印A方向)に対して反対方向く反矢印A方
向)に。
マグネットロータ28の一磁極の幅をθとするとき、θ
/2の角度幅、即ち、マグネットロータ28が4極のも
のとなっており、−磁極の幅が機械角で90度となって
いるので45度の角度だけ進んだ位置にステータヨーク
44の中心点を基準に半径方向に延びる第1の欠切端部
51.52を形成し、該第1の欠切端部51.52の内
周端部位置から上記仮想X軸線50と平行に矢印A方向
に向かってステータヨーク44の外周部位置まで延びる
第2の欠切端部53.54を形成している。このことに
より、ステータヨーク44に第1の欠切端部51.52
の欠切外周部と第2の欠切端部53.54の欠切外周部
の開角幅をθ+α(但し、αはθ/2以下の角度とする
)度に形成した180度対称な一対の欠切部55.56
を形成する。尚1本発明の実施例では、αは16度とな
っているため、ステータヨーク44に形成した欠切部5
5,56の欠切外周部の開角は106度のものに形成し
ている。
このステータヨーク44の上面部は絶縁処理が施され、
このステータヨーク44の上には、第2図乃至第4図に
示すように180度対称に2個の空心型の電機子コイル
22.23を配設している。ステータヨーク44の上に
、2個の電機子コイル22.23を配設するに当たって
、最も望ましい性能のディスク型単相ブラシレス軸流フ
ァンモータ42を得るために次のようにしている。ステ
ータヨーク44に形成した欠切部55.56の半径方向
に延びる第1の欠切端部51.52からマグネットロー
タ28の回転方向(矢印A方向)に向かってθ/4(若
しくはほぼθ/4)磁極幅、即ち22.5度の角度だけ
進んだ位置に第4図に示すように電機子コイル22.2
3の半径方向の有効導体部(の中心線)22b、23b
が位置するように、当該電機子コイル22.23をステ
ータヨーク44の上面に粘着テープや接着剤等の適宜な
手段を用いて固定している。
ステータヨーク44の上に配設した電機子コイル22.
23の端子57は、それぞれプリント基板20の外周部
に形成した欠切58に通してプリント基板20の下面に
形成した図示しないプリント導電パターンに半田付けし
て電気的に接続している。抵抗47も、その端子64を
プリント基板20の上記プリント導電パターンに半田付
けして電気的に接続している。
尚1本発明のディスク型単相ブラシレス軸流ファンモー
タ42では9回転軸36は、モータケーシング5に形成
した軸承ハウス37の上下に設けられた玉軸承38.滑
り軸承59によって回動自在に支持されている。
このように、安価に構成するために2つの軸承軸承のう
ちで、軸承38を玉軸承に、軸承59を滑り軸承として
も、すなわち、ディスク型単相ブラシレス軸流ファンモ
ータ42を安価に構成するために、玉軸承の使用個数を
、2個から1個に減じても、信頼性が低下しない理由に
ついて説明する。
特にディスク型、単相ブラシレス軸流ファンモータ42
のような、所謂、ダイレクトドライブ方式を採用した軸
流ファンモータ42の軸承に加わる力は、研究・実験し
たデータによると、大分部が回転ファン33の重心が回
転軸36からずれていることに起因するラジアル荷重で
ある。
尚、それにも係わらず、従来のこの種のものでは、この
点を無視して、単に2個の玉軸承の1個を滑り軸承に置
換したにすぎないため、長寿命化と信頼性が得られない
でいた。
本発明の場合では、ディスク型単相ブラシレス軸流ファ
ンモータ42の軸承に加わる力の作用点は9回転ファン
33の重心であり、従って9回転ファン33の重心部(
回転子重心)60の回転軸36部に玉軸承38を設ける
ことにより、ラジアル荷重の大半をこれで受けることが
できるようにしている。
しかし、これだけだと、玉軸承38は2回転軸36の首
振りを完全に押さえることが難しいので2本発明では、
更に、玉軸承38から離れた軸承ハウス37の下端開口
部に、滑り軸承59を設け1回転軸36の首振り運動に
よって生ずる荷重のみをこれで受けるようにしている。
滑り軸承59には1回転ファン33の回転方向が変化し
た場合には、ラジアル荷重が加わるが。
軸流ファンモータ42では、このようなことは起こらず
、摩耗は殆ど起こらず、信頼性の低下を招くことは殆ど
ない。
そこで、玉軸承38は、偏心等によって発生する荷重の
大部分を受けるようにするため9回転ファン33の重心
60部に位置するように軸受ハウス37の上部開口端部
に装着して回転軸36を回動自在に支持している。符号
60は1回転子重心を示す。
また滑り軸承59の下部には、少し離して1回転軸36
に安価で組立において容易な回転ファン33の脱出防止
用のための止め輪40’を係合している。
尚、マグネットロータ28とステータヨーク44間の磁
気吸引力のため、ラジアル荷重が発生する。
これは、特に、この実施例のディスク型単相ブラシレス
軸流ファンモータ42の場合、大きいものとなっている
本発明の軸流ファンモータ42における軸承構造にあっ
ては、このラジアル荷重は、玉軸承38に対する与圧力
として有効に作用するため、与圧を行うためのスプリン
グ等は必要としなくなるため、当該スプリングによって
玉軸承38に予圧をかけなくて済むようにしている。
また9回転ファン33の抜けることを確実に防ぐために
、止め輪40′を設けているが、従来の軸承構造と異な
り2通常時は止め輪40′に力がかからないため、プラ
スチック製のリング等の簡単で安価なものが使用でき、
コスト的にも1組み立てにおいても有利となっている。
本発明において、上記軸承構造を採用した理由は、ディ
ク型単相ブラシレス軸流ファンモータ42は安価に形成
しなければならないことと、長寿命が要求されるように
なってきているため9例えば1万時間以上に渡っての信
頼性満足させるため、2つの玉軸承(ボールベアリング
)38゜39を用いた第17図に示すような一般的な軸
承構造を採用したのでは、コスト的に高価になる欠、点
を考慮したためである。
この第17図の軸承構造について説明すると。
回転軸36の上部には1回転ファン33が取り付けられ
ている。
回転軸36は、ボールベアリング等の玉軸承38.39
によって回動自在に支持されている。
玉軸承38.39は、カップ型モータケーシング16に
植立された円筒状の軸承ハウス37の上下両開口端部に
装着している。回転子ファン33と玉軸承38.39間
には、スプリング61を介在させて玉軸承38に与圧を
かけている。またスプリング61の与圧により1回転軸
36が下方に抜は出るのを防ぐために玉軸受39の下端
部に止め輪40を当該回転軸36に係合させている。
また別の例としての軸承構造では、与圧を与えるための
スプリング62を玉軸承38と39間に介在させた第1
8図に示すものが公知になっている。
然しなから、第17図および第18図の軸承構造のいず
れも、高価な玉軸受38.39を2個必要とするほか、
玉軸受38または/および39に与圧を行うためのスプ
リング61.62及び高価な止め輪40等の部品が必要
であり、これらを組み立てるための工数も多く、ディス
ク型単相ブラシレスファンモータをコストの高いものに
していた。
尚、安価な軸承としては、含油焼結金属(オイルレスメ
タル)軸承等の滑り軸承が知られているが、かかる滑り
軸承を用いるとコアレス構造のディスク型単相ブラシレ
スファンモータの場合には、軽量、薄型化が可能である
が、偏心等によるラジアル荷重が軸承に加わるため、摩
耗が生じ。
短寿命、低信頼性となっていた。
尚、軸承構造を安価にするために、2個の玉軸承のうち
の1個を滑り軸承である含油焼結金属軸承に置き換えて
実験したが2回転子の偏心等により、玉軸承を2個用い
た場合に比較して大きな摩耗が生じ、長寿命につながら
ず、!寿命、低信頼性のものとなっていた。
このことを第19図を参照して説明すると、第19図の
ものは、第17図の上部の玉軸承38を安価な含油焼結
金属軸承としての滑り軸承63で置換したものとなって
いる。
かかる第19図に示す軸承構造によると、確かに高価な
玉軸受38が1個減るためコストが安くなる。
然しながら、この軸承構造のものは、同図から明らかな
ように1回転ファン33の重心が、滑り軸承63にかか
るため1回転ファン33の偏心等により1回転軸36の
首振りを一時的に押さえることができるとしても、それ
は短い時間にすぎず、滑り軸承63が摩耗し、この結果
、下端部に設けた玉軸承39のみが有効に作用したとし
ても、その玉軸承39が1個であるため、負担がかかり
1本来的な玉軸承39の役割が果たせず、性能の良い軸
承として機能しないばかりか、その位置の玉軸承39は
回転軸36の首振りを押さえることができず、また玉軸
承39の寿命が短くなるため、長期間に渡って性能を維
持できず、高性能並びに長寿命化が期待できなかった。
しかも、当該軸承構造のディスク型単相ブラシレス軸流
ファンモータを用いていると玉軸承39が劣化し、当該
玉軸承39により2回転時に大きなガタ音が発生する為
大きな騒音を引き起こす欠点がある。
このように、単に2個の玉軸承のうちの1個を安価にす
るために含油焼結金属軸承等の滑り軸承に置換しただけ
では、2個の玉軸承を設けたと同様の寿命と信頼性を維
持することができない。
而して本発明では、上記した条件位置に滑り軸承59を
設けて上記従来の欠点を解決している。
上記ステータコアレス電機子43を上記支柱19の頂面
に固定してディスク型単相ブラシレス軸流ファンモータ
本体13のカップ型モータケーシング16に装着した回
転ファン33のマグネットロータ28と相対的に回転さ
せると、従来のステータヨーク21を用いて形成したス
テータコアレス電機子24を用いたディスク型単相ブラ
シレス軸流ファンモータ12と本発明のステータヨーク
44を用いたディスク型単相ブラシレス軸流ファンモー
タ42とを比較してみたところ1次に示すよ・うな結果
が得られた。
ここにおいて測定条件は同じとしたが、形成したディス
ク型単相ブラシレス軸流ファンモータ12.42によっ
ては、電機子コイル22.23の形成具合により多少バ
ラツキがあるために1回転数としては7.000±70
Orpm、通電電流は120〜140mAとした。
従来のステータヨーク21を用いたディスク型単相ブラ
シレス軸流ファンモー、夕12(NO1〜5)の測定結
果は、下記表■に示すようになった。
/( 11ざ− \−パ 表■:単相ブラシレス軸流ファンモータ12の測定結果 本発明のステータヨーク44を用いたディスク型単相ブ
ラシレス軸流ファンモータ42(NO6〜9)の測定結
果は、下記表■に示すようになった。
表■:単相ブラシレス軸流ファンモータ42の測定結果 但し。
*1:従来のステータヨーク21を用いた場合。
*2:本発明のステータヨーク44を用いた鳩首。
*3:共鳴音の発生し憎い固定部材にディスク型単相ブ
ラシレスファンモータ12゜ 42を固定した場合の騒音レベル。
*4:脚を付けた共鳴し易いプラスチック板にディスク
型単相ブラシレス軸流ファン モータ12.42を固定した場合の騒音レベル。
上記表■及び表■の比較から明らかに、従来のステータ
ヨーク21を用いたディスク型単相ブラシレス軸流ファ
ンモータ12の場合と1本発明のステータヨーク44を
用いたディスク型単相ブラシレス軸流ファンモータ42
の場合とを比較すると2次のことが判明する。
[回転数について] ・従来のステータヨーク21を用いたディスク型単相ブ
ラシレス軸流ファンモータ12の場合:・・・NO1〜
5の5個のサンプルの平均値としての 回転数ニア、26Orpm σ値:317.6rpm 2Δσ ニア62rpm ・本発明のステータヨーク44を用いたディスク型単相
ブラシレス軸流ファンモータ42の場合・・・NO6〜
9の4個のサンプルの平均値としての 回転数ニア、085rpm σ値:113rpm 2Δσ: 271.2rpm。
即ち2回転数を比較すると、従来のステータヨーク21
を用いたディスク型単相ブラシレス軸流ファンモータ1
2に比較して1本発明のステータヨーク44を用いたデ
ィスク型単相ブラシレス軸流ファンモータ42の方が回
転数が下がるため。
この意味でも振動音や共鳴音による騒音が小さくなるこ
とが判明する。
[電流について] ・従来のステータヨーク21を用いたディスク型単相ブ
ラシレス軸流ファンモータ12の場合・・・NO1〜5
の5個のサンプルの平均値としての 電流値:134mA σ値ニア、37mA 2Δσ:17.69mA ・本発明のステータヨーク44を用いたディスク型単相
ブラシレス軸流ファンモータ42の場合・・・No6〜
9の4個のサンプルの平均値としての 電流値:137.75mA σ値:2.59mA 2Δσ:6.22mA 即ち、電流については、従来のステータヨーク21を用
いたディスク型単相ブラシレス軸流ファンモータ12に
比較して1本発明のステータヨーク44を用いたディス
ク型単相ブラ“シレス軸流ファンモータ42の方が標準
偏差値から求めると。
電流が非常に少なくて足りることが判明した。
[*3における騒音レベルについて] ・従来のステータヨーク21を用いたディスク型単相ブ
ラシレス軸流ファンモータ12の場合・・・No1〜5
の5個のサンプルの平均値としての 騒音値:47.2dB σ値: 1.47dB 2Δσ:3.53dB ・本発明のステータヨーク44を用いたディスク型単相
ブラシレス軸流ファンモータ42の場合・・・No6〜
9の4個のサンプルの平均値としての 騒音値:47.5dB σ値:0.87dB 2Δσ:2.09dB 即ち、従来のステータヨーク21を用いたディスク型単
相ブラシレス軸流ファンモータ12を共鳴し憎い固定部
材に固定した場合には1本来的な騒音値は本発明のステ
ータヨーク44を用いたディスク型単相ブラシレス軸流
ファンモータ42よりも少ないにもかかわらず、標準偏
差値(σ値)で表すと2本発明のステータヨーク44を
用いたディスク型単相ブラシレス軸流ファンモータ42
の方が非常に騒音値が低くなることが判明している。こ
の結果2本発明のディスク型単相ブラシレスファンモー
タ42の場合には1人間の耳で判断しても判明が困難な
くらいの小さな騒音レベルのものが得られている。
[*4における騒音レベルにおいて] ・従来のステータヨーク21を用いたディスク型単相ブ
ラシレス軸流ファンモータ12の場合:・・・No1〜
5の5個のサンプルの平均値としての 騒音値:63.6dB σ値: 1.2dB 2Δσ: 2.88dB ・本発明のステフタヨーク44を用いたディスク型単相
ブラシレス軸流ファンモータ42の場合・・・No6〜
9の4個のサンプルの平均値としての 騒音値:61.25dB σ値: 1.3dB 2Δσ:3.12dB 即ち、従来のステータヨーク21を用いたディスク型単
相ブラシレス軸流ファンモータ12を共鳴し易い部材に
固定した場合には1本来的な騒音値が非常に大きいが1
本発明のステータヨーク44を用いたディスク型単相ブ
ラシレス軸流ファンモータ42を用いると、非常に騒音
値が低くなることが判明している。
尚、標準偏差の求め方は。
標準偏差= (偏差)2の平均 行われる。
■、全全体平均を求める。
■、各々の偏差を求める。
■、各々の偏差の2乗を作る。
■、■の値の合計を全度数で割り、偏差の2乗の平均を
求める。
■、■の正の平方根を求める。
このように■〜■の順序にて得たものが標準偏差で、こ
の値を標準偏差値という。
また、上記表■並びに■から判明することを結論として
示すと、下記衣■に示す結論が得らるている。
以上のように9本発明のステータヨーク44を用いたデ
ィスク型単相ブラシレス軸流ファンモータ42の場合に
は、従来のステータヨーク21を用いたディスク型単相
ブラシレス軸流ファンモータ12に比較して全体的にバ
ラツキが少なく、−定品質のものを確実に提供できる度
合いが非常に高く、シかも*4の騒音に関して、その平
均値から判明するように2本発明のステータヨーク44
を用いると、騒音レベルが2.5dBはど小さくなって
いることが明らかとなっているが、共鳴し易い材質の筐
体に取り付けたときの騒音の原因となる共鳴音並びに振
動音が極めて小さく、従来問題になっていた耳障りな騒
音が生じないことが判明される。
尚、上記例においては、ステータヨーク44を上に配設
しであるが、ステータヨーク44とプリント基板20の
位置を逆にしても良いことは言うまでもない。
[発明の効果] 本発明は、ステータヨークに形成した欠切部の形状とそ
の配設位置を工夫することで、共鳴し易い筐体等に固定
して使用しても、振動音及び共鳴音によって発生する騒
音を非常に小さくできるのみならず9通電電流も減るた
め、高密度実装化電子機器に用いて有用な小型・偏平・
軽量のディスク型単相ブラシレス軸流ファンモータを得
ることができる。
また安価にするために2個の玉軸承を用いる代わりに、
そのうちの1個の軸承を安価な焼結含油軸承等の滑り軸
承を用いても、2個の玉軸承を用いたと同様の寿命並び
に信頼性を確保でき、この軸承構造のディスク型単相ブ
ラシレス軸流ファンモータを安価に構成でき、更にまた
その品質を一定に保持できる。また、信頼性を損なうこ
となく、高価な玉軸承の使用個数を2つから1つに減じ
る他、マグネットロータとステータヨークとで磁気的吸
引作用を発生させて与圧をかけているので、与圧に必要
な部品点数を減じ1組み立て工数を減じることが可能で
あり、信頼性の高いディスク型ブラシレス軸流ファンモ
ータを安価に製造することが可能となる。
以上のように本発明は、ディスク型単相ブラシレス軸流
ファンモータに用いて特に有用であるが、当該軸流ファ
ンモータに限らず、他の装置に用いるアクチュエータと
しても有用なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例としての本発明のディスク型単相ブラ
シレスモータを適用したディスク型単相ブラシレスファ
ンモータの縦断面図、第2図はステータコアレス電機子
を装着したディスク型単相ブラシレス軸流ファンモータ
本体の上面斜視図。 第3図は同軸流ファンモー′夕本体に装着するステータ
コアレス電機子の上面斜視図、第4図は開平面図、第5
図は同ステータコアレス電機子に用いたステータヨーク
の上面斜視図、第6図は同ステータヨークの平面図、第
7図及び第8図はコアレス単相ブラシレスモータにおい
てレラクタンストルクを付けるための説明図、第9図は
レラクタンストルク発生部材による磁束発生状態の説明
図、第10図はレラクタンストルクを大きくした場合に
生ずる欠点の説明図、第11図は合成トルク曲線の説明
図、第12図は従来のディスク型単相ブラシレス軸流フ
ァンモータの縦断面図、第13図は単相ブラシレス軸流
ファンモータ本体の斜視図、第14図はステータコアレ
ス電機子の斜視図、第15図は回転ファンの斜視図、第
16図はマグネットロータの下面図、第17図乃至第1
9図は従来の軸承構造の説明図である。 [符号の説明] 1・・・ロータヨーク、2・・・マグネットロータ、3
・・・電機子コイル、4・・・エアギャップ、5・・・
ステータヨーク、6・・・鉄棒(レラクタンストルク発
生用磁性体)。 7・・・磁束、8・・・合成トルク曲線。 9・・・電磁トルク曲線、10・・・レラクタンストル
ク曲線、11・・・通電切換点(死点)。 12・・・ディスク型単相ブラシレス軸流ファンモータ
、13・・・単相ブラシレス軸流ファンモータ本体、1
4・・・外側ケーシング。 15・・・ステー、16・・・カップ型モータケーシン
グ、17・・・インペラ。 18・・・透孔、19・・・支柱、20・・・プリント
基板、21・・・ステータヨーク。 22.23・・・電機子コイル。 22a、22b、23a、23b−−−発生トルクに寄
与する有効導体部。 22c、22d、23c、23d−−−発生トルクに寄
与しない導体部、24・・・ステータコアレス電機子、
25・・・螺子、26.27・・・切欠部、26A、2
6B、27A、27B・・・半径方向に延びる欠切端部
、28・・・マグネットロータ、29・・・位置検知素
子。 30.31・・・点線囲い部、32・・・ロータヨーク
°、33・・・回転ファン、34・・・カップ型本体部
、35・・・ボス部、36・・・回転軸、37・・・軸
承ハウス、38.39・・・玉軸承(ボールベアリング
)、40.40’  ・・・止め輪、41・・・チップ
状の電子部品。 42・・・ディスク型単相ブラシレスファンモータ、4
3・・・ステータコアレス電機子。 44・・・ステータヨーク、45.46・・・透孔、4
7・・・抵抗、48・・・欠切。 49・・・仮想Y軸線、50・・・仮想X軸線。 51.52・・・第1の欠切端部。 53.54・・・第2の欠切端部。 55.56・・・欠切部、57・・・端子。 58・・・欠切、59・・・滑り軸承。 60・・・回転子重心、61.62・・・スプリング、
63・・・滑り軸承、64・・・端子。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)回動自在に支持されたN極,S極の磁極を2P(
    Pは1以上の整数)個有するマグネットロータと,該マ
    グネットロータと軸方向の空隙を介して対向する固定側
    位置に設けた単相ブラシレスモータが自起動できるよう
    な形状の切欠部を形成したステータヨークと,該ステー
    タヨークの上面または下面のいずれかに固定したプリン
    ト基板と,上記マグネットロータと軸方向の空隙を介し
    て対向するステータヨークまたはプリント基板の上面の
    同相位置に少なくとも1以上のコアレス電機子コイルを
    配設して形成したステータコアレス電機子と,上記マグ
    ネットロータの位置を検出するためにステータコアレス
    電機子に設けた1個の位置検知素子と,上記ステータコ
    アレス電機子のプリント基板に配設された駆動回路を備
    えたディスク型単相ブラシレスモータにおいて,上記ス
    テータヨークを平面において仮想Y軸線と仮想X軸線と
    を直交させた仮想十字線にて4等分割させ,上記ステー
    タヨークに上記仮想Y軸線若しくはほぼ仮想Y軸線から
    マグネットロータの一磁極幅をθとするときマグネット
    ロータの回転方向に対して反対方向に2/θ幅若しくは
    ほぼ2/θ幅ほど進んだ位置にステータヨークの中心点
    を基準点として半径方向に延びる第1の切欠端部を形成
    し,該第1の切欠端部の内周端部位置から上記仮想X軸
    線と平行に若しくはほぼ平行にステータヨークの外径部
    位置まで延びる第2の切欠端部を形成して当該ステータ
    ヨークに第1の切欠端部の外周部と第2の切欠端部の外
    周部との切欠外周部の開角幅をθ+α(ただし,αはθ
    /2以下の角度とする)度に形成した切欠部を少なくと
    も1以上形成し,上記θ+α度の開角幅の切欠部を有す
    るステータヨークを上記半径方向に延びる第1の切欠端
    部が最大起動トルクが得られる位置若しくは該位置と同
    相位置からマグネットロータの回転方向に対してθ/6
    乃至θ/3幅の角度だけ反対方向に進んだ位置に位置す
    るように配設してなる,ディスク型単相ブラシレスモー
    タ。
  2. (2)上記ディスク型単相ブラシレスモータは,回動自
    在に支持されたN極,S極の磁極を2P(Pは1以上の
    整数)個有するマグネットロータを有する回転ファンと
    ,ディスク型単相ブラシレス軸流フアンモータ本体とス
    テーを介して連結された上記モータ本体内に設けたモー
    タ配設部と,上記マグネットロータと空隙を介して対向
    する上記モータ配設部位置に設けた当該軸流ファンモー
    タが自起動できるような形状の切欠部を形成したステー
    タヨークと,該ステータヨークの上面または下面のいず
    れかに固定したプリント基板と,上記マグネットロータ
    と軸方向の空隙を介して対向するステータヨークまたは
    プリント基板の上面の同相位置に少なくとも1以上のコ
    アレス電機子コイルを配設して形成したステータコアレ
    ス電機子と,上記マグネットロータの位置を検出するた
    めに上記モータ配設部のステータコアレス電機子に設け
    た1個の位置検知素子と,上記モータ配設部に内蔵され
    上記ステータコアレス電機子のプリント基板に配設され
    た駆動回路を備えたデイスク型単相ブラシレス軸流ファ
    ンモータであり,しかも上記ステータヨークを平面にお
    いて仮想Y軸線と仮想X軸線とを直交させた仮想十字線
    にて4等分割させ,上記ステータヨークに上記仮想Y軸
    線若しくはほぼ仮想Y軸線からマグネットロータの一磁
    極幅をθとするときマグネットロータの回転方向に対し
    て反対方向に2/θ幅若しくはほぼ2/θ幅ほど進んだ
    位置にステータヨークの中心点を基準点として半径方向
    に延びる第1の切欠端部を形成し,該第1の切欠端部の
    内周端部位置から上記仮想X軸線と平行に若しくはほぼ
    平行にステータヨークの外径部位置まで延びる第2の切
    欠端部を形成して当該ステータヨークに第1の切欠端部
    の外周部と第2の切欠端部の外周部との切欠外周部の開
    角幅をθ+α(ただし,αはθ/2以下の角度とする)
    度に形成した切欠部を少なくとも1以上形成し,上記θ
    +α度の開角幅の切欠部を有するステータヨークを半径
    方向に延びる上記第1の切欠端部を最大起動トルクが得
    られる位置若しくは該位置と同相位置からマグネットロ
    ータの回転方向に対してθ/6幅乃至θ/3幅の角度だ
    け反対方向に進んだ位置に位置するように配設したディ
    スク型単相ブラシレス軸流ファンモータである,特許請
    求の範囲第(1)項記載のディスク型単相ブラシレスモ
    ータ。
  3. (3)上記ステータヨークは,半径方向に延びる第1の
    切欠端部を最大起動トルクが得られる位置若しくは該位
    置と同相位置からマグネットロータの回転方向に対して
    θ/4若しくはほぼθ/4の角度だけ手前に位置するよ
    うに配設してなる,特許請求の範囲第(1)項または第
    (2)項記載のディスク型単相ブラシレスモータ。
  4. (4)上記ステータヨークは,同相位置に等間隔に複数
    個の切欠部を形成してなる,特許請求の範囲第(1)項
    乃至第(3)項いずれかに記載のディスク型単相ブラシ
    レスモータ。
  5. (5)上記ステータヨークは,180度対称な同相位置
    に一対の切欠部を形成してなる,特許請求の範囲第(4
    )項記載のディスク型単相ブラシレスモータ。
  6. (6)上記マグネットロータを備える回転子の回転軸を
    当該回転子の重心部においては玉軸承で支承し,他の一
    端の回転軸部においては滑り軸承で支承してなる,特許
    請求の範囲第(1)項乃至第(5)項いずれかに記載の
    デイスク型単相ブラシレスモータ。
  7. (7)上記ディスク型単相ブラシレスモータは,マグネ
    ットロータとステータヨーク間の磁気吸引力により玉軸
    承に与圧を行うことによりバネによる与圧をかけないよ
    うにしてなる,特許請求の範囲第(6)項のディスク型
    単相ブラシレスモータ。
JP62267944A 1987-10-23 1987-10-23 ディスク型単相ブラシレスモータ Pending JPH01110044A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62267944A JPH01110044A (ja) 1987-10-23 1987-10-23 ディスク型単相ブラシレスモータ
US07/401,479 US4922162A (en) 1987-10-23 1989-08-29 Disk-type single-phase brushless motor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62267944A JPH01110044A (ja) 1987-10-23 1987-10-23 ディスク型単相ブラシレスモータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01110044A true JPH01110044A (ja) 1989-04-26

Family

ID=17451772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62267944A Pending JPH01110044A (ja) 1987-10-23 1987-10-23 ディスク型単相ブラシレスモータ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US4922162A (ja)
JP (1) JPH01110044A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008054476A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Seiko Epson Corp コアレスブラシレスモータ
JP2011205893A (ja) * 2011-07-11 2011-10-13 Seiko Epson Corp コアレスブラシレスモータ

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6703757B2 (en) * 1995-09-13 2004-03-09 Delta Electronics Inc. Motor structure having low profile
FR2743214B1 (fr) * 1995-12-27 1998-03-13 Valeo Systemes Dessuyage Moteur a courant continu avec palier de guidage d'arbre
DE19902371A1 (de) * 1999-01-22 2000-08-03 Inst Mikrotechnik Mainz Gmbh Scheibenläufermotor
US6232696B1 (en) * 1999-07-23 2001-05-15 Amotron Co., Ltd. Vacuum generating apparatus with multiple rotors
GB2379560B (en) * 2001-03-30 2005-12-14 Sunonwealth Electr Mach Ind Co Supporting structure for a rotor
JP3802785B2 (ja) * 2001-09-03 2006-07-26 建準電機工業股▲分▼有限公司 直流モーター
US6841902B2 (en) * 2002-10-07 2005-01-11 Seagate Technology Llc Method and apparatus for minimization of magnetic bias force harmonics in a spindle motor
US6982532B2 (en) 2003-12-08 2006-01-03 A. O. Smith Corporation Electric machine
TW200539549A (en) * 2004-05-24 2005-12-01 Tomy Co Ltd A motor, a driving device and an effector
CN100363629C (zh) * 2004-08-27 2008-01-23 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 薄型风扇
US7626295B2 (en) * 2005-11-01 2009-12-01 Tokyo Parts Industrial Co., Ltd Flat eccentric rotor equipped with a fan and flat vibration motor equipped with a fan comprising same rotor
US7737589B2 (en) * 2006-04-14 2010-06-15 Nidec Servo Corporation Axial fan motor
KR101039635B1 (ko) * 2010-03-11 2011-06-08 주식회사 제이엠더블유 헤어 드라이어용 비엘디씨 모터
WO2011113522A2 (de) * 2010-03-15 2011-09-22 Ebm-Papst St. Georgen Gmbh & Co. Kg Aussenläufermotor
KR101004907B1 (ko) * 2010-06-16 2010-12-28 삼성전기주식회사 선형 진동자 및 이를 포함하는 전자장치
US8963392B2 (en) * 2012-04-13 2015-02-24 Regal Beloit America, Inc. Axial load sharing bearing system and associated method of use
WO2015091012A1 (en) * 2013-12-20 2015-06-25 Robert Bosch Gmbh Oscillating mechanism for a power tool
EP3035076B1 (de) * 2014-12-17 2020-08-19 Leica Geosystems AG Vermessungsgerät mit Positioniereinrichtung
JP6639810B2 (ja) * 2015-06-10 2020-02-05 ナブテスコ株式会社 回転電機および非接触発電機
US20210067023A1 (en) * 2019-08-30 2021-03-04 Apple Inc. Haptic actuator including shaft coupled field member and related methods

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61157244A (ja) * 1984-12-28 1986-07-16 Toshiba Corp アキシヤルギヤツプ形ブラシレスモ−タ

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6096169A (ja) * 1983-10-28 1985-05-29 Takahashi Yoshiteru 電機子コイル1個の1相通電されるデイスク型プラシレスフアンモ−タ
JPS6184683U (ja) * 1984-11-07 1986-06-04
JPS6223352A (ja) * 1985-07-15 1987-01-31 Shikoo Giken:Kk 一相通電されるブラシレスモ−タ
US4620139A (en) * 1985-07-22 1986-10-28 Kabushiki Kaisha Shicoh Giken Brushless d.c. motor
JPH0611224B2 (ja) * 1985-10-11 1994-02-16 キッコーマン株式会社 濃色醤油の製造法
US4682065A (en) * 1985-11-13 1987-07-21 Nidec-Torin Corporation Molded plastic motor housing with integral stator mounting and shaft journalling projection
US4733119A (en) * 1986-09-22 1988-03-22 Shicoh Engineering Co., Ltd. 1-Phase self-starting disk-type brushless motor with cogging-producing element
US4725752A (en) * 1986-09-22 1988-02-16 Shicoh Engineering Co., Ltd. 1-phase self starting disk-type brushless motor with cogging element
US4724350A (en) * 1986-09-22 1988-02-09 Shicoh Engineering Co., Ltd. 1-phase self starting disk-type brushless motor with cogging element

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61157244A (ja) * 1984-12-28 1986-07-16 Toshiba Corp アキシヤルギヤツプ形ブラシレスモ−タ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008054476A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Seiko Epson Corp コアレスブラシレスモータ
JP2011205893A (ja) * 2011-07-11 2011-10-13 Seiko Epson Corp コアレスブラシレスモータ

Also Published As

Publication number Publication date
US4922162A (en) 1990-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH01110044A (ja) ディスク型単相ブラシレスモータ
US4757222A (en) 1-phase energized disk-type brushless motor
US20070267927A1 (en) Balancing structure for motor
US6608411B2 (en) Direct current brushless motor
JPH07213041A (ja) 単相ブラシレスモ−タ
JPS6223352A (ja) 一相通電されるブラシレスモ−タ
JP3023094B2 (ja) 単相のディスクタイプ無整流子直流モータ
KR0130129B1 (ko) 편평형 무브러시 모우터
US4724350A (en) 1-phase self starting disk-type brushless motor with cogging element
US4725752A (en) 1-phase self starting disk-type brushless motor with cogging element
JP4491903B2 (ja) 送風装置
JP2014003799A (ja) ブラシレスモータ
JP2000050604A (ja) 軸方向空隙型ブラシレス軸流ファンモータ
JP4001306B2 (ja) Dcブラシレスモータ
JP2001016820A (ja) 回転電機の回転軸の取付構造
JP2000320496A (ja) 小形ファンモータ
JPH02231940A (ja) Dcブラシレス径流ファンモータ
JP3009066U (ja) 軸方向空隙型dcブラシレス単相軸流ファンモ−タ
JPH062465Y2 (ja) 一方向にのみ回転するディスク型単相ブラシレスモ−タ
KR910001781B1 (ko) 디스크형 단상 브러시레스 모우터
JP2000050605A (ja) 軸方向空隙型ブラシレスファンモータ
JP3046048B2 (ja) ブラシレスモータ
JP2000354350A (ja) ファンモータ
JPH036148Y2 (ja)
JPH0347436Y2 (ja)