JP2002533625A - 無段変速機のためのハイドロリック制御装置 - Google Patents

無段変速機のためのハイドロリック制御装置

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Abstract

(57)【要約】 高圧ポンプ(42)によって供給される出力部分と、制御部分と、接続部分とから成るハイドロリック制御装置(10,10a,10b)が提案されている。本発明によれば、制御部分のために低圧ポンプ(64)が設けられている。この低圧ポンプ(64)は漏れと燃料消費に関して有利である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 背景技術 本発明は、請求項1の上位概念に記載の形式の、無段変速機のためのハイドロ
リック制御装置に関する。ドイツ連邦共和国特許出願公開第19519162号
明細書により、出力部分と制御部分とから成るこのようなハイドロリック制御装
置が公知である。このようなハイドロリック制御装置ではポンプが1つしか設け
られておらず、このポンプは一方では出力部分に供給し、他方では制御部分に供
給している。従って両方の課題を満足させるために高圧ポンプを設けなければな
らない。従って特に制御部分の弁の制御入口で比較的高い圧力が生じるので、こ
の圧力は大きな漏れとなってしまう。さらにこのことは結果として高い燃料消費
をももたらす。
【0002】 発明の効果 これに対し、請求項1記載の特徴を備えた本発明によるハイドロリック制御装
置は、漏れが僅かであって、燃料消費が低いという利点を有している。高圧ポン
プおよび低圧ポンプを使用すると特に有利である。絞り個所の下流側に、付加的
な圧力制限弁が接続されているとさらに有利である。
【0003】 本発明のハイドロリック制御装置のさらなる利点及び有利な別の構成は、請求
項2以下および明細書に記載されている。
【0004】 実施例の説明 図1には、無段変速機12のためのハイドロリック制御装置10の一部が第1
実施例として示されている。ハイドロリック制御装置10は有利には、無段変速
機10のエレクトロハイドロリック制御装置の電気供給が故障した場合に使用さ
れる。しかしながら、変速機12の標準運転のためにハイドロリック制御装置1
0を使用することも考えられる。
【0005】 この実施例は、バリエータまたはCVT変速機とも称されるいわゆるダブル円
錐プーリ巻き掛け式変速機のものである。しかしながら、ダブル円錐プーリ巻き
掛け式変速機ではなく、例えば円錐摩擦車式の遊星機構変速機またはこれに類す
るもののような別の無段変速機であってもよい。変速機12は第1の調節装置1
4と第2の調節装置16とを有している。第1の調節装置14は、変速機12の
駆動側の軸上に、第1の調節装置16は被駆動側の軸上に配置されている。変速
機12は2つの円錐プーリ対を有しており、これらの円錐プーリ対の間には、例
えば推進リンクベルト(Schubgliederband)、チェーン、V字形ベルトまたはこれ
に類したもののような伝達手段18が配置されている。2つの円錐プーリ対はそ
れぞれ2つの円錐プーリ20,21,22,23から成っており、これらの円錐
プーリはハイドロリック式に相対的に緊張可能に形成されている。そのために必
要なピストン・シリンダ部分は有利には少なくとも円錐プーリ20,23の一部
に組み込まれている。これらの部分によって閉鎖されたピストン室は、一次側(
プライマリ側)ではピストン室24であり、二次側(セカンダリ側)では少なく
とも1つのピストン室26である。これらのピストン室24,26には、調節さ
れた変速比に応じて、その都度の必要な作業圧が供給される。第1の調節装置1
4のピストン室24の有効面積は、通常、第2の調節装置16のピストン室26
の有効面積よりも大きい。第1の調節装置において2つのピストン室を有してい
る変速機もある。この場合も全体として比較的大きな有効面積が得られる。
【0006】 一次側の円錐プーリ20,21が互いに密に位置していて、二次側の円錐プー
リが互いに離れて位置しているならば、伝達手段は一次側で大きな半径で回転し
、二次側で小さな半径で回転する。これにより変速機12の変速比、即ち、入力
回転数の出力回転数に対する比は大きい。この最大値はこの場合、「オーバード
ライブ」と称される。一次側の円錐プーリ対20,21が互いに離れて位置して
おり、二次側の円錐プーリ対22,23が互いに密に位置しているならば、伝達
手段は一次側で小さな半径で回転し、二次側では大きな半径で回転する。これに
より変速機12の変速比、即ち入力回転数の出力回転数に対する比は小さく、こ
の最小値はここでは「ロー」と称される。
【0007】 第1の調節装置14のピストン室24には、供給導管28が接続されており、
第2の調節装置16のピストン室26には供給導管30が接続されている。第1
の調節装置14のピストン室24のための供給導管28は標準運転のための弁3
2の作業接続部Aに接続されている。標準運転のための弁32はこの実施例では
制御弁であって、この場合、比例弁または切替弁も考えられる。弁32は2つの
制御位置I、IIを有している。制御入口S1には圧縮ばね34が配置されてお
り、第2の制御入口S2には磁気的な操作装置が設けられている。この場合、エ
レクトロハイドロリック式の操作が可能である。第1の制御位置Iでは作業接続
部Aが圧力接続部Dに接続されている。タンク接続部Tはこの場合、閉じられて
いる。第2の制御位置IIでは作業接続部Aがタンク接続部Tに接続されていて
、圧力接続部Dが閉じられている。第2の制御入口S2が操作されていないと、
弁32は圧縮ばね34のばね力に基づき制御位置Iにもたらされる。
【0008】 標準運転のための弁32は、場合によっては標準運転のためにも使用されるが
基本的に緊急運転のためのものである弁36の下流側に接続されている。また、
弁36が弁32の下流側に接続されていてもよい。この実施例ではこのために、
標準運転のための弁32の圧力接続部Dが中間導管38を介して弁36の作業接
続部Aに接続されている。弁36の圧力接続部Dからは接続導管40が、第2の
調節装置16のピストン室26のための供給導管30へと通じている。
【0009】 供給導管30は、ピストン室24,26に負荷するための少なくとも1つの第
1のポンプ42に接続されている。この第1のポンプ42は高圧ポンプである。
この第1のポンプ42から供給される圧力範囲は約4〜80barの範囲である
。この圧力範囲は、ピストン室24,26を十分に供給するために必要であって
、変速機12の変速比を変更することができ、円錐プーリ20,21,22,2
3を伝達手段18に対して押し付けるために十分な押圧力が得られる。第1のポ
ンプ42は従って供給導管30,28を介して(中間導管38と接続導管40も
この意味では供給導管である)、第1の調節装置14のピストン室24と、第2
の調節装置のピストン室26とに、変速機12の変速比変更のために接続されて
いる。供給導管30はこの限りでは、ピストン室24にも圧力媒体を供給する。
【0010】 少なくとも供給導管30は圧力制限弁44の圧力接続部Dに接続されている。
このことはこの実施例では導管46を介して行われている。圧力制限弁44の第
1の制御入口S1には圧縮ばね34が配置されている。第2の制御入口S2には
、エレクトリック式のまたはハイドロリック式の操作装置と、導管46に、また
は供給導管30に直接に接続されている戻し導管48とが設けられている。
【0011】 弁36は緊急運転時に、第1の調節装置14のピストン室24内の圧力を制御
するために働き、この弁36自体は公知のように、絞り個所50において生ぜし
められる圧力降下、即ち差圧により制御可能である。弁38の作業接続部Aに接
続されている少なくとも1つの中間導管38を介して、弁36は第1の調節装置
14のピストン室24に接続されている。第1の制御位置Iではこのために、圧
力接続部Dが作業接続部Aに、従ってピストン室24がポンプ42に接続されて
いる。弁36は圧力接続部Dの側で、さらに1つの流出接続部A′を有している
。この流出接続部A′は弁36の第1の制御位置Iでは閉鎖されている。弁36
の第1の制御入口S1は第1の制御導管52から負荷されており、反対側に位置
する第2の制御入口S2は第2の制御導管54から負荷される。付加的に、この
第2の制御入口S2には圧縮ばね34が設けられている。第1の制御導管52は
ハイドロリック導管56に接続されている。このハイドロリック導管56は圧送
方向で見て絞り個所50の上流側に配置されている。絞り個所50は有利には切
替弁58内に配置されている。これに関しては第1の制御導管52も圧送方向で
見て切替弁58の上流側に接続されている。切替弁58は2つの切替位置I及び
IIを有している。切替弁58の第1の切替入口にはばね34が設けられており
、第2の制御入口S2にはエレクトリック式またはハイドロリック式の操作装置
が設けられている。切替弁58は少なくとも1つの第1の圧力接続部D1と、第
1の作業接続部A1を有している。これらの接続部は、第1の切替位置Iでは絞
り個所50を介して、第2の切替位置IIでは、少なくとも殆ど減圧しない接続
部を介して互いに接続されている。
【0012】 圧送方向で見て絞り個所50もしくは切替弁58の下流側に配置されたハイド
ロリック導管56′は、有利には制御導管54′を介して切替弁58の第2の圧
力接続部D2に接続されている。第2の圧力接続部D2は、切替弁58の第1の
切替位置Iでは、切替弁58の第2の作業接続部A2に接続されている。第2の
作業接続部A2は第2の制御導管54を介して、弁36の第2の制御入口S2に
接続されている。第2の圧力接続部D2は切替弁の第2の切替位置IIでは閉鎖
されている。さらに切替弁58はタンク接続部Tを有している。このタンク接続
部Tは第1の切替位置Iでは閉鎖されており、切替弁の第2の切替位置IIでは
第2の作業接続部A2に接続されている。
【0013】 緊急運転のために重要であるのは、圧送方向で見て切替弁58の上流側に接続
されていて、弁36の第1の制御入口S1に接続されている第1の制御導管52
が設けられていることと、圧送方向で見て切替弁58の下流側に、弁36の第2
の制御入口S2に接続されている第2の制御導管54,54′が配置されている
ことである。この場合、有利には、圧送方向で見て切替弁58もしくは絞り個所
50の下流側に接続された第2の制御導管54′もしくはハイドロリック導管5
6′が、切替弁58の第2の圧力接続部D2に接続されている。
【0014】 第1の供給導管28に接続されていて、従って第1の調節装置14のピストン
室24に接続されている分岐導管60が設けられている。この分岐導管60は切
替弁58の第3の圧力接続部D3に接続されている。第3の圧力接続部D3は第
1の切替位置Iでは第3の作業接続部A3に接続されていて、第2の切替位置I
Iでは閉鎖されている。第3の作業接続部A3は導管62を介して、圧力制限弁
44の第2の制御入口S2に接続されていて、切替弁58の第2の切替位置S2
では切替弁58のタンク接続部Tに接続されている。このようにして、第1の調
節装置14のピストン室24の圧力は、圧力制限弁44の第2の制御入口S2へ
と案内されている。従ってピストン室26内の圧力および間接的にピストン室2
4内の圧力を制御することができ、これにより伝達手段18を損傷する特別高い
圧力を防止することができる。
【0015】 絞り個所50もしくは切替弁58は、第1のポンプ42よりも低い圧力範囲を
生ぜしめる少なくとも第2のポンプ64の下流側に接続されている。第2のポン
プはいわゆる低圧ポンプであって、約2〜7barの圧力範囲を生ぜしめること
ができる。従って第1のポンプ42は、高い圧力を必要とするピストン室24,
26への供給のために働き、第2のポンプ64は、弁34,58への供給のため
に働く。これらの弁34,58によってピストン室24,26の圧力が制御され
る。ハイドロリック導管56を、ひいては弁34,58をポンプ42の高圧レベ
ルで負荷することもできるが、既に存在するポンプであってもよい第2のポンプ
64を使用することにより漏れは極めて少なくなる。これにより弁36,58も
より良好に寸法設定することもできる。さらに、燃料消費量が減じられる。
【0016】 絞り個所50もしくは切替弁58の下流側にはハイドロリック導管56′を介
して付加的な圧力制限弁66が接続されている。これにより有利には、弁36の
制御入口における圧力レベルが調節される。
【0017】 パーキングP、後退R、ニュートラルN、前進Dの運転状態のために、シフト
弁68として形成された装置が設けられている。このシフト弁はこの実施例では
手動シフト弁である。広く慣用されており公知であるように、上記の運転状態の
ために1つの弁が使用される。しかしながら、このような形式の装置の代わりに
、別の単数または複数の装置を、パーキングP、後退R、ニュートラルN、前進
Dの運転状態のために設けることも考えられる。例えば各運転状態のために別個
の弁を設けることができる。または例えば、シフト弁68の働きを有する電気モ
ータ式の調節装置を使用することもできる。しかしシフト弁68を使用するのが
特に有利である。何故ならばこれにより、パーキングP、後退R、ニュートラル
N、前進Dの運転状態のために1つの装置しか必要ではないからである。シフト
弁68は、各運転状態パーキングP、後退R、ニュートラルN、前進Dのために
少なくとも4つのシフト位置P、R、N、Dを有している。冒頭で述べた形式の
変速機12を備えた車両では、例えば、ゆっくりに変速する歯車対により実現さ
れるさらに別の変速比を有していることもある。これにより例えば急登坂または
負荷の場合に有利である。これにより前進走行の運転状態のために複数の前進ギ
アが設けられている。これらはここでは前進走行Dの概念下でまとめて考えるこ
とにする。シフト弁68が付加的な前進ギアに切り替えられている場合には、こ
れらは、例えば付加的なシフト位置D1、D2…、1、2…、1、3または2、
4…として実現することができる。
【0018】 シフト弁68は少なくとも1つの第1の接続部A1と、反対側に位置する第2
の接続部A2とを有している。第2の接続部A2は、低い圧力レベル、例えばタ
ンクTに通じているかまたは直接タンク接続部Tとして形成されていてもよい。
シフト位置RおよびDでは、第1の接続部A1と第2の接続部A2とが互いに接
続されており、シフト位置PとNでは閉鎖されている。これは選択的にはシフト
位置Rでも可能である。第1の接続部A1と第2の接続部A2とがシフト位置P
で互いに接続されていることも考えられる。接続部A1、A2により簡単に複数
の付加的な課題が果たされる。
【0019】 弁36の第2の制御位置IIでは中間導管38が弁36の作業接続部Aで、弁
36の流出接続部A′に接続されている。流出接続部A′は、有利には絞り72
が配置されている導管70を介して、シフト弁68の第1の接続部A1に接続さ
れている。
【0020】 標準運転では、即ち、無段変速機12のエレクトロハイドロリック式の制御の
ための電気供給が行われている場合には、切替弁58は、第2の制御入口S2に
おけるエレクトリック式またはハイドロリック式の操作に基づき、切替位置II
に位置している。この場合、作業接続部A2、A3はタンク接続部Tに接続され
ている。これにより第2の制御導管54と導管62とが空にされる。今や、圧力
制限弁44の制限圧が、制御入口S2におけるエレクトリック式またはハイドロ
リック式の操作を介して変更可能である。従って圧力制限弁44を介して、供給
導管30における圧力が、ひいては第2の調節装置16のピストン室26におけ
る圧力が調節される。この場合この圧力は、伝達手段18のための十分な押圧力
が得られるように変化される。しかしながらこの圧力は、できるだけ低いので、
伝達手段18は不要に摩耗されることはない。
【0021】 第2の制御導管54も切替弁58のタンク個所Tに接続されているので、弁3
6は、ハイドロリック導管56内の及び弁36の制御入口S1を負荷する第1の
制御導管52内の圧力に基づき第1の制御位置Iにもたらされる。制御導管S1
に形成される圧力は付加的な圧力制限弁66によって調節される。第2のポンプ
64は低圧ポンプであるので、弁36では極めて小さな漏れしか生じない。これ
により有利にはより簡単かつ安価なハイドロリック制御装置10のための構成部
分を使用することができる。
【0022】 標準運転のための弁32にによって第1の調節装置14のピストン室24にお
けるオイルの供給及びオイルの流出が調節される。これにより変速機12の変速
比が変更可能である。相応する制御位置I、IIは、第2の制御入口S2におけ
るエレクトリック式またはハイドロリック式の操作ならびに第2の制御入口S1
におけるばね34のばね力によって調節される。
【0023】 緊急運転時、即ち、無段変速機12のエレクトロハイドロリック式の制御装置
の電気供給が故障した場合には、切替弁58が、第1の制御入口S1におけるば
ね34のばね力に基づき切替位置Iにもたらされる。これにより第1の調節装置
14のピストン室24における圧力が、供給導管28、分岐導管60、第3の圧
力接続部D3、切替弁58の第3の作業接続部A3、導管62を介して圧力制限
弁44の第2の制御入口S2に与えられる。これにより、供給導管30および導
管46を介して圧力制限弁44の圧力接続部Dにおいて生じる、第2の調節装置
16のピストン室26における圧力の調節もしくは変更が変速比に応じて行われ
る。
【0024】 標準運転のための弁32は、緊急運転時には、第1の制御入口S1に設けられ
たばね34のばね力を介して制御位置Iにもたらされる。第1の調節装置14の
ピストン室24における圧力の調節は今や弁36を介して行われる。弁36の調
節装置I、IIはこの場合、第1の制御入口S1および第2の制御入口S2で生
じる圧力を介して調節される。これらの圧力はこの場合、絞り個所50で生じる
圧力降下によって規定される。この圧力降下はさらに、ハイドロリック導管56
,56′を貫流するオイル体積流に依存している。オイル体積流は第2のポンプ
64の供給出力によって規定される。この供給出力はポンプの回転数に依存して
いる。ポンプ64はエンジン、モータ等の原動機、特に内燃機関によって駆動さ
れるので、絞り個所50における圧力降下は、エンジンの回転数に依存している
。エンジンの回転数が高い場合には、弁36は、第2の制御導管54におけるオ
イル圧よりも高く、ばね34の圧力も超過する、第1の制御導管52におけるオ
イル圧により制御位置Iにもたらされる。これによりピストン室24,26には
等しい圧力が形成される。第1の調節装置14のピストン室24が、第2の調節
装置16のピストン室26よりも大きな有効面積を有しているので、変速機12
は「オーバードライブ」方向の変速比をとる。これにより場合によってはエンジ
ンの回転数も減じられる。
【0025】 エンジンの回転数が低い場合、弁36は制御位置IIをとり、これにより第1
の調節装置14のピストン室24からオイルが流出する。このオイルはこの場合
、弁36の流出接続部A′から導管70を介してシフト弁68の第1の作業接続
部A1に流れる。後退走行Rおよび前進走行Dの運転状態に相応するシフト位置
RとDとでは、オイルは第2の接続部A2を介してタンクTに流れる。オイルは
必ずしもタンクTに流れなくてもよい。オイルが、ピストン室24よりも低い圧
力もしくはこれより低い圧力レベルで案内されて、流出することができれば十分
である。シフト弁68の既に説明した選択的な構成では、これはシフト位置Dに
おいてのみ行われる。絞り72の大きさを相応に選択することにより簡単に、速
度に影響を与えることができ、これにより変速機12が、「ロー」の方向へ行く
変速比をとる。このような速度は、ドライバにとって快適な値で調節される。
【0026】 シフト弁68がシフト位置PまたはNに切り替えられているならば、接続部A
1は閉鎖されている。この場合、弁36が第2の制御位置IIに位置しているな
らば、中間導管38は遮断されている。従って中間導管38と供給導管28を介
してオイルが第1の調節装置14のピストン室24から逃出することはない。こ
れにより変速機12の変速比は「ロー」の方向に調節されない。例えば、高速走
行時にシフト位置Dからシフト位置Nへ切り替えられると、クラッチが解除され
る。この場合、エンジン回転数が例えばアイドリング回転数に減じられると、絞
り個所15における圧力降下量、即ち差圧が減じられる。これにより弁36が制
御位置IIにもたらされる。流出接続部A′に例えばタンクが配置されているな
らば、オイルは第1の調節装置14のピストン室24から流出するだろう。これ
により変速機12の変速比が「ロー」の方向へ行く。再びシフト位置Dに切り替
えられ、連結された場合、エンジンは突然極めて高回転で回転しなければならず
、このことは例えばエンジンの騒音として現れるであろう。中間導管38を、運
転位置PまたはNもしくは相応するシフト弁68のシフト位置および弁36の第
2の制御位置IIで遮断することにより、有利にはこのようなことは回避される
【0027】 中間導管38を、ひいてはピストン室24をシフト弁68を介して遮断する代
わりに、他の手段も考えられる。運転状態Nに切り替える際に車両のクラッチも
連結解除される。連結解除された状態を示す信号を利用することにより、中間導
管38または、この場合同様に中間導管として用いられる供給導管28を、一方
の切替位置では接続させ、他方の切替位置では遮断させる付加的な別の切替弁に
より、中間導管38もしくは28を遮断することができる。このことは例えば、
この付加的な弁を切り替えるために公知のハイドロリック式のクラッチの制御圧
を利用することにより行われる。シフト弁68のシフト位置Dにおいてのみもし
くは運転状態Dでのみ緊急運転時に「ロー」方向で変速機12の変速比の調節が
可能であることも考えられる。車両が停止している場合にだけシフト位置Pに切
り替えることができることを保証するような手段が設けられているならば、変速
機12のこのような調節はこのシフト位置においてももしくはこの運転状態にお
いても可能である。これにより、車両のために場合によっては良好な変速状態に
おいての発進も可能になる。
【0028】 標準運転のためにの弁32は完全に使用しないですみ、変速機12の制御は標
準運転時でも弁36だけを介して行うことができることが理解される。
【0029】 第1の実施例においてさらに重要であるのは、変速機12の「ロー」方向への
調節を、前進走行Dの運転状態においてしか行わせないような付加的な手段を設
けることである。しかしながらこのような調節は運転状態「R」においても可能
である。車両の停止時にしか、運転状態パーキングPもしくはシフト弁68のシ
フト位置Pにできないような装置が設けられているならば、この場合もこのよう
な調節を行える。付加的な手段は主として、制御位置IIにおける弁36の作業
接続部Aと流出通路A′との接続部と、相応の運転状態である前進走行D並びに
場合によっては後退走行Rおよび場合によってはパーキングPの場合に、低圧も
しくは低い圧力レベルまたはタンクTに接続されている導管70とである。「ロ
ー」方向への変速機12の変速比の調節は特に運転状態ニュートラルNでは防止
される。
【0030】 変速機12の変速の変更に関する、緊急運転時のハイドロリック制御装置10
の作用の詳しい説明、特に、絞り個所50ならびに圧力制限弁40における圧力
降下に応じた弁36の特性に関わるものについては、ドイツ連邦共和国特許出願
公開第19519162号明細書を参照されたい。
【0031】 図2にはハイドロリック制御装置10aの第2の実施例が示されている。ハイ
ドロリック制御装置10aはハイドロリック制御装置10と僅かにしか相違しな
い。従って、ポンプ42,64、圧力制限弁46,66、切替弁58、シフト弁
68、標準運転のための弁32、変速機12は図1のものと同様に示す。図2の
ものでは導管70が設けられていない。それ以外の全ての導管は図1と図2にお
いては同じである。
【0032】 弁36の代わりに弁36bが設けられている。弁36bは第1の制御入口S1
と第2の制御入口S2とを有していて、これらの入口は同様に第1の制御導管5
2もしくは第2の制御導管54から負荷される。第2の制御入口S2には同様に
ばね34が設けられている。第1の制御位置Iでは圧力接続部Dが作業接続部A
に接続されている。第2の制御位置IIでは圧力接続部Dも作業接続部Aも閉鎖
されている。
【0033】 導管74はシフト弁68の接続部A1に接続されている。導管74内には同様
に絞り72が配置されている。導管74は、圧力制限弁44の第2の制御入口S
2に通じている導管62に接続されている。切替弁58の第1の切替位置Iでは
、従って導管74は分岐導管60に接続されている。この場合重要であるのは、
中間導管38または供給導管28に分岐導管60が接続されていて、この分岐導
管60がシフト弁68の第1の接続部A1に接続されていることである。この場
合、この実施例では接続は導管62,74を介して行われる。シフト弁68の接
続部A1の上流側には有利には絞り72が設けられている。切替弁の第1の接続
部A1はシフト位置PとNとでは閉鎖されている。この場合、特に、シフト位置
Nで閉鎖されていることが重要であって、シフト位置R及び/又Dでは第2の接
続部A2を介して低い圧力レベル、例えばタンクTに接続されている。
【0034】 緊急運転時に弁36bが制御位置Iにある場合には、変速機は、図1に基づき
記載したように、比較的大きな変速比をとり、エンジンの回転数は比較的低い。
弁36bの制御位置IIでは作業接続部Aが閉鎖されている。これにより中間導
管38もしくは供給導管28が遮断されている。シフト弁68のシフト位置Rお
よびDでは、この場合、オイルが供給導管28、分岐導管60、導管62,74
、シフト弁68を介してタンクTへと流出する。弁36bにより変速機12は緊
急運転時にシフト位置PおよびNにおいて比較的大きな変速比を得る。弁36b
は簡単に構成できるという利点を有している。その他の点は図1につき記載した
通りである。
【0035】 第2の実施例ではさらに、運転状態が前進走行Dである場合にだけ変速機12
を「ロー」方向へ調節させることができる付加的な手段が設けられていることが
重要である。しかしながら運転状態が後退走行Rである場合にこのような調節を
行うこともできる。車両が停止している状態でだけ、パーキングPの運転状態も
しくはシフト弁68のシフト位置Pが可能であるような装置が設けられているな
らば、この場合もこのような調節が行われる。付加的な手段は主に導管60及び
74であって、これらの導管は、相応する運転状態である前進走行Dならびに場
合によっては後退走行Rおよび場合によってはパーキングPで、低い圧力もしく
は低い圧力レベルまたはタンクTに接続されている。変速機12の変速比の「ロ
ー」方向での調節は特に運転状態Nでは防止される。
【0036】 図3にはハイドロリック制御装置10bの第3の実施例が示されている。ポン
プ42,64、圧力制限弁44,66、切替弁58、標準運転のための弁32な
らびに変速機12は第1の実施例と同様に形成されており、図1につき既に説明
したように互いに接続されている。図1の導管70は設けられていない。
【0037】 図1の弁36の代わりに弁36bが使用されている。弁36bは2つの制御位
置I、IIを有している。第1の制御位置Iでは圧力接続部Dが作業接続部Aに
接続されている。第2の制御位置IIでは圧力接続部Dも作業接続部Aも閉鎖さ
れている。弁36bは第1の制御入口S1を有しており、該制御入口S1は第1
の制御導管52に接続されている。この第1の制御入口S1の反対側に位置して
いて、圧力負荷時に制御入口S1に抗して作用する第2の制御入口S2には、ば
ね34と第2の制御導管54が接続されている。弁36bはさらに第3の制御入
口S3を有している。この第3の制御入口には第3の制御導管76が接続されて
いる。第3の制御入口S3において生じる圧力は、第1の制御入口S1において
生じる圧力と同じである。両圧力は、第2の制御入口S2において生じる1つの
圧力とばね34のばね力に抗して作用する。
【0038】 第3の制御導管76は、シフト弁68bの第1の接続部A1に接続されている
。シフト位置P、R、Nでは第1の接続部A1が第2の接続部A2に接続されて
いる。シフト位置Dでは第1の接続部A1はタンク接続部Tに接続されていて、
第2の接続部A2はこの場合閉鎖されている。これはシフト位置Rでも行われて
よい。車両が停止している状態でのみ運転状態Pもしくはシフト弁68のシフト
位置Pを可能にするような手段が設けられているならば、これは運転状態Pもし
くはシフト弁68のシフト位置Pである場合も可能である。
【0039】 シフト弁68bの第2の接続部A2には導管78が接続されていて、この導管
は第2の制御導管54に接続されている。第2の制御導管54と導管62との間
には接続導管80が設けられている。この接続導管80には有利には絞り82が
設けられている。
【0040】 従って第3の実施例では、中間導管38または供給導管28に分岐導管60が
接続されている。この分岐導管60はハイドロリック導管56′もしくは第2の
制御導管54,54′に接続されている。これらの導管60,54,54′は、
圧送方向で見て絞り個所50の下流側に接続されている。接続導管80には絞り
82が配置されている。さらに絞り82と絞り個所50との間では導管、この場
合第2の制御導管54が分岐している。この制御導管54は弁36bの第2の制
御入口S2に通じている。
【0041】 さらに絞り82と絞り個所50との間には導管、この実施例では第2の制御導
管54から分岐している導管78が接続されている。この導管78はシフト弁6
8bの第2の接続部A2に通じており、この接続部A2はシフト位置PおよびN
ならびに場合によってはRでは第1の接続部A1に接続されている。この接続部
A1には制御導管76が接続されていて、該制御導管76は弁36の第3の制御
入口S3に接続されている。第3の制御導管76は弁36bの第3の制御入口に
接続されている。第1の接続部A1はシフト位置Dではタンク個所Tに接続され
ている。
【0042】 変速機12の変速比の「ロー」方向での調節は、この実施例では例えば、運転
状態Dもしくはシフト位置Dでしか行うことができない。この場合、第1の調節
装置14のピストン室24の圧力は、供給導管28と、分岐導管60と、切替弁
58と、絞り82と、第2の制御導管54と、付加的な圧力制限弁66の圧力接
続部D側のハイドロリック導管56′とを介して案内される。絞り82において
生じる、第1の調節装置14のピストン室24の圧力は、絞り82によって減じ
られ、圧力制限弁66を介して、変速機12の「ロー」方向への調節のために必
要なオイル容積体を導出することができるようになる。絞り82の大きさはこの
場合、変速機12の調節のために必要なもしくは所望される速度に応じて寸法設
定される。
【0043】 シフト位置もしくは運転状態P、R、Nでは、弁36bの第3の制御入口S3
は第3の制御導管76と導管78とを介して圧力を供給される。これにより弁3
6bが閉鎖する回転数が著しく減少され、エンジンのアイドリングの際に「ロー
」方向で行われる変速機12の変速比の不都合な調節が防止される。絞り82に
よって減じられる、第1の調節装置14のピストン室24の圧力は、この場合、
弁36bの第2の制御入口S2においても第3の制御入口S3においても生じる
。引き起こされる押圧力は、互いに反対に作用する。第1の制御入口S1で生じ
る圧力により引き起こされる押圧力も、第2の制御入口S2で生じる押圧力に抗
して作用する。特にエンジンの回転数が低い場合に、圧力制限弁66を介してオ
イルがピストン室26から逃出する恐れがあるので、押圧力は、「ロー」方向へ
の変速機12の変速比の調節の開始時に弁36bが制御位置Iにもたらされるよ
うに調量されている。これにより第1のポンプ42から生じる高い圧力は、第1
の調節装置14のピストン室24に導かれる。これにより変速機12の変速比は
再び「オーバードライブ」方向に調節される。
【0044】 第3の実施例でさらに重要であるのは、変速機12の「ロー」方向での調節が
、前進走行Dの運転状態でのみ可能であるようにする付加的な手段が設けられて
いることである。しかしながら後退走行Rの運転状態でこのような調節が行われ
てもよい。車両の停止時でのみパーキングPの運転状態もしくはシフト弁68の
シフト位置Pが可能であるようにする装置が設けられているならば、このような
場合もこの調節が行われる。付加的な手段は主に、相応の運転状態である前進走
行D並びに場合によっては後退走行Rおよび場合によってはパーキングPの際に
圧力制限弁66に接続されている導管60,82,54,56である。「ロー」
方向での変速機12の変速比の調節は特に、ニュートラルNの運転状態では行わ
れない。
【0045】 全体として、ハイドロリック制御装置10,10a,10bで重要であるのは
、ハイドロリック制御装置10,10a,10bが、この実施例では主として変
速機12を有しており第1のポンプ42によって供給される出力部分と、この実
施例では主として絞り50と弁36,36a,36bとを有する制御部分とから
成っていて、この場合さらに結合導管が設けられていることである。制御部分の
ために、本発明によれば、少なくとも第1のポンプ42よりも低い圧力範囲を形
成する第2のポンプ64が設けられている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ハイドロリック制御装置の第1の実施例を示す図である。
【図2】 ハイドロリック制御装置の第2の実施例を示す図である。
【図3】 ハイドロリック制御装置の第3の実施例を示す図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年7月14日(2000.7.14)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 Dr.Hub van Doornewe g 120,5000 AM Tilburg, the Netherlands (72)発明者 ヨアヒム ルー ドイツ連邦共和国 ビーティヒハイム−ビ ッシンゲン エッシェンヴェーク 2 (72)発明者 ウィルヘルムス ヨハネス マリア ファ ン ウィーク オランダ国 ユーデンハウト ベームト 7 Fターム(参考) 3J552 MA07 NA01 NB01 PA59 PB02 QA06C QA13C QA36C QA42C VA58W

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハイドロリック制御装置(10,10a、10b)であって
    、少なくとも1つの第1のポンプ(42)によって供給される出力部分と、制御
    部分と、接続部分とから成っている形式のものにおいて、 制御部分のために少なくとも1つの第2のポンプ(64)が設けられていて、
    該第2のポンプ(64)が、少なくとも第1のポンプ(42)よりも低い圧力範
    囲を生ぜしめることを特徴とするハイドロリック制御装置(10,10a,10
    b)。
  2. 【請求項2】 出力部分が主として変速機(12)を、制御部分が主として
    絞り個所(50)と弁(36,36a,36b)とを有している、請求項1記載
    のハイドロリック制御装置(10,10a,10b)。
  3. 【請求項3】 無段変速機(12)、特にダブル円錐プーリ巻き掛け式変速
    機のためのハイドロリック制御装置(10,10a、10b)であって、有利に
    は無段変速機(12)のエレクトロハイドロリック制御装置の電気供給の故障の
    際に使用され、変速機(12)の変速比を変更するための第1の調節装置及び第
    2の調節装置(14,16)のピストン室(24,26)を負荷するために設け
    られた少なくとも1つの第1のポンプ(42)が設けられており、第1の調節装
    置(14)の少なくとも1つのピストン室(24)における圧力を制御するため
    の少なくとも1つの弁(36,36a,36b)が設けられており、該弁(36
    ,36a,36b)が、絞り個所(50)で形成される圧力降下により制御可能
    であって、前記絞り個所(50)が、少なくとも第2のポンプ(64)の下流側
    に接続されている、請求項1又は2記載のハイドロリック制御装置(10,10
    a,10b)。
  4. 【請求項4】 少なくとも第1のポンプ(42)が高圧ポンプであって、少
    なくとも第2のポンプ(64)が低圧ポンプである、請求項3記載のハイドロリ
    ック制御装置(10,10a,10b)。
  5. 【請求項5】 少なくとも第1のポンプ(42)が4〜80barの圧力範
    囲を有しており、少なくとも第2のポンプが2〜7barの圧力範囲を有してい
    る、請求項3又は4記載のハイドロリック制御装置(10,10a,10b)。
  6. 【請求項6】 絞り個所(50)の下流側に圧力制限弁(66)が接続され
    ている、請求項3から5までのいずれか1項記載のハイドロリック制御装置(1
    0,10a,10b)。
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