JP2002532635A - 円形ポケットを折込む方法および装置 - Google Patents

円形ポケットを折込む方法および装置

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JP2002532635A
JP2002532635A JP2000587632A JP2000587632A JP2002532635A JP 2002532635 A JP2002532635 A JP 2002532635A JP 2000587632 A JP2000587632 A JP 2000587632A JP 2000587632 A JP2000587632 A JP 2000587632A JP 2002532635 A JP2002532635 A JP 2002532635A
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ヴェルナー ハンテ
ヘルベルト プフレガー
アクセル ツィンスマイスター
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ゲー エム パフ アクチエンゲゼルシャフト イン インゾルヴェンツ
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    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B35/00Work-feeding or -handling elements not otherwise provided for
    • D05B35/02Work-feeding or -handling elements not otherwise provided for for facilitating seaming; Hem-turning elements; Hemmers
    • D05B35/04Work-feeding or -handling elements not otherwise provided for for facilitating seaming; Hem-turning elements; Hemmers with movable tools
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    • A41WEARING APPAREL
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 円形縁部分を有するポケットを折り込みまたは折り曲げる方法およびこの方法を実施する装置において、凹状折込縁(49;54)でもって構成された円形折込移動体(9;53)が、それらの端部(50、51;55)が順次にまたは同時に凹状折込縁(49;54)の中央範囲に対し先行するように動きまたは構成されている。このようにして、円形ポケット縁部分と直線ポケット縁部分との間の移行範囲に特に強力な折り込み作用が及ぼされ、それによりすべての面で均等なポケット折込縁が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、請求項1の前提部に記載の方法および折込装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ドイツ特許第1660924号明細書により、いろいろに成形したポケットの
縁を折り曲げるための折込装置は周知である。その第10図には、円形縁部分を
有するポケットの折り曲げには、真直ぐな縁部分の折り曲げに直線状に延びる折
込縁を具備する折込移動体を、そして円形縁部分の折り曲げには凹状折込縁を具
備する円形折込移動体を有し、その場合凹状折込縁の半径はポケットのそれぞれ
形成すべき円形縁部分の半径に対応するようにした折込装置が開示されている。
このように構成された折込装置では、円形縁部分の範囲の折り曲げのとき、ここ
で生ずる材料蓄積により特に直線および弧状縁部分の間の移行部における不均一
構成の締め付け折り込みが生ずるとともに、所望の弧形よりの偏移が発生して、
満足のいく結果が達成されない。これにより、折込縁は不完全に折り込まれた反
りが残ったままとなり、これがこの範囲における不均一な縫合間隔、従って縫い
つけられたボタンの外見が汚く見える結果となる。このような不均一性および障
害は、円形縁部分の半径が狭いほど明確に生ずる。
【0003】 ドイツ特許第4008148号明細書より、前後進運動可能なポケット載せ板
、上下動可能な押圧板、および上下動可能な枠体に配置されかつ前後進運動可能
な数個の折込移動体を有するポケットの折り込みまたは折り曲げのための折込装
置は周知である。折込移動体には、L状弾性締付け部材が固定され、この締付け
部材は折込移動体とともに折り込み位置への共通の前進運動時にそれらの間にあ
るポケット載せ板、ポケット裁断部、押圧板に高い締付け力を生起する。このよ
うにして、ポケット載せ板に対する折込移動体の高さ間隔が正確に調整されてい
ないときでも、きれいな折り込み結果が達成される。さらに、円形縁部分を具備
するポケット裁断部も正確に折り込むことができるようにする。このため、ポケ
ット裁断部の丸い隅角部範囲に、45°の角度で配置されかつ凹状折込縁とそれ
ぞれ1つの締付け部材とを具備する折込移動体が付設されている。しかし、どの
ようにしてここで生ずる材料蓄積を均一に分布させるかの指摘は見出せず、いず
れにしても高い締付け力は除去されない。
【0004】 円形縁部分を具備するポケット形状は、特にパンフレット、アドラー・オウト
メーション802−20/ZE2−2(1973)に記載されている。しかし前
記パンフレットには、円形縁部分の場合に生ずる材料蓄積の問題の解決のための
指摘も、対応する縫合ユニットにての前記解決のための実現された手段も見出す
ことはできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、円形縁部分の範囲に生ずる材料蓄積が均等に分布される方法
および折込装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、本発明により、方法の請求項1および装置の請求項3の特徴と
する構成により解決される。
【0007】
【発明の作用および効果】
請求項1の方法および請求項3の装置に記載の手段により、直線縁部分への円
形縁部分の移行範囲へは、円形縁部分のその他の範囲におけるよりもより強力な
折込み作用が及ぼされる。このようにして、円形縁部分を有するポケットの従来
問題のあった縁部分も正常に折り曲げられ、それにより縫いあげられたポケット
の全縫合部に亘り均等な縫合間隔が達成される。
【0008】 請求項1の方法の改良である請求項2では、円形折込移動体が順次異なる角度
位置で折り曲げ位置に前もって動かされる。このようにして、円形折込移動体の
凹状折込縁端部の各1つがポケット載せ板の付設の折込縁に対し短い間隔を有す
るので、円形折込移動体の前進移動の場合まず円形縁部分の直線縁部分に対する
対応する移行範囲が折り曲げられ、最後に円形縁部分のその他の範囲も他の移行
範囲を含めて折り曲げられる。全折込移動体がそれらの折り曲げ位置にあって押
圧板とともに衣服材上に載った後、円形折込移動体のみが折り曲げ位置から戻さ
れ、他の角度位置に旋回せしめられ、ついで新たにその折り曲げ位置に前もって
動かされる。いまや、凹状折込縁の他の端部がポケット載せ板の凸状折込縁に対
し短い間隔を有するので、第2の折り曲げ過程では他の移行範囲も強く折り曲げ
られ、従って全折り曲げ過程の終わりにはすべての移行範囲が強く折り込められ
る。
【0009】 さらに請求項2の方法では、凹状折込縁の前もってそれぞれ旋回した端部の折
込み作用が、対応する移行範囲に接続する直線縁部分に関する円形折込移動体の
運動方向が、45゜の角度で動かされる通常の円形折込移動体の場合よりも急傾
斜の角度で行われることにより助長される。
【0010】 方法を比較的簡単に装置に転化することが、請求項4および5により、円形折
込移動体の折込縁を適宜形成することにより行われる。 従属請求項6および7に請求項2の方法の有利な装置的構成を記載するのに対
し、その他の従属請求項に挙げた手段は、円形縁部分の範囲に生ずる材料蓄積が
均等に分布されるという課題の最適の解決に追加的にそれぞれ寄与する。
【0011】 請求項8に記載の円形折込移動体の折込縁における切り込みにより、折り曲げ
の際に形成される押しつぶし折込みの数と位置が定まり、それによって同一ポケ
ットおよびその他のすべてのポケットにおける両円形縁部分の均等な外見が達成
される。
【0012】 請求項8および9に記載の手段により、ポケット裁断部の折り曲げるべき縁に
隣接するポケット裁断部の範囲が折り曲げの間確実に固定されることが達成され
、従ってポケットの1側が遅滞する危険なしに、模様付の材料の場合、完全にミ
スのないまた模様が正確である折込縁が得られる。
【0013】 請求項11により押圧板の内部に加熱装置を用いることにより、折込縁に湾曲
効果を及ぼし、これがポケット裁断部の折込縁の形状と位置を安定させ、それに
よって折込み効果が特に円形縁部分の範囲でも改善される。
【0014】 請求項12に記載の手段は、異なる数の材料状態に伴う衣服材および(または
)ポケット裁断部の厚さが異なる場合、追加的に折込み効果を改善する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の2つの実施例を図面により説明する。 図1に示す縫合ユニットは、縫合物載置板1、ミシン2、縫合物保持体4用ガ
イド装置3を備えている。縫合物保持体4は、ガイド装置3によりミシン2と折
込装置5との間を往復動することができる。さらに、縫合物保持体4は上下動す
ることができる。このための駆動装置は、ドイツ特許願19840749.1に
開示された装置5に対応する。
【0016】 折込装置5は、それ自体周知のように、主としてポケット載せ板6、押圧板7
、3つの直線折込移動体8、および2つの円形折込移動体9または53よりなる
【0017】 ポケット載せ板6は、ポケット形状に対応して直線折込縁10および凸状折込
縁11を有し、これら折込縁の範囲に平坦に延びる傾斜部12を備えている。ポ
ケット載せ板6は、取付具14の構成部分である担持棒体13に取外し可能に固
定されている。図には示されていない駆動要素が属する取付具14により、ポケ
ット載せ板6は上下運動および前後進運動を行う。取付具14は、その他の点で
は、上に述べたドイツ特許願19840749.1に詳細に記載された取付具1
7に対応する。
【0018】 折込装置5には、上に述べたドイツ特許願に記載の取付具6に対応する別の取
付具15が付設されている。取付具15は担持棒体16を有する。担持棒体16
には、ほぼU状枠体17および十字形担持板体18が固定されている。
【0019】 担持板体18の3つのアームの端部には、それぞれ1つの高さ調節可能な連結
機構19を介して、この折込装置5ではU状構成を有する既述の押圧板7が配置
されている。3つの連結機構19の各々は、下側端面側が開放しかつねじ棒21
と固定結合されたケーシング20を有する。ねじ棒21はねじスリーブ22内に
固定してねじ込まれ、ねじスリーブ22自体は担持板体18に調整可能にねじ込
まれている。ねじスリーブ22のねじ込みの高さ調節は、止めナット23により
保証される。ケーシング20の内部空間には、ピストン24が摺動可能に収納さ
れかつ圧縮ばね25によりストッパとして作用する安全リング26に押圧されて
いる。ピストン24の中空に構成された突出部27に、枕頭ねじ28により連結
板29が固定され、この連結板29自体はねじ30により押圧板7に固定されて
いる。
【0020】 ポケット載せ板6の方に向いた押圧板7の面31は、傾斜部12に対応して同
じく傾斜して延びるように構成されている。担持板体18に、電磁石32が調整
可能に固定されている。このため、電磁石32内に固定してねじ込まれたねじ3
3が、2つの止めナット34により担持板体18に関してその軸方向位置に係止
され、それにより押圧板7の面31に対する電磁石32の下側端面側の垂直間隔
が調整可能である。
【0021】 押圧板7は、面31を限定しかつ下方へ突出する折込縁35を有し、その形状
はポケット載せ板6の形状に適合している。押圧板7の2つの孔36内に、電気
的に駆動される各1つの加熱パトローネ37が配置されている。
【0022】 枠体17には、それぞれ1つのピストン棒39を有する全部で5個の圧縮空気
シリンダ38が配置されている。各シリンダ38のピストン棒39には担持体4
0が固定されており、この担持体40はシリンダケーシング内に摺動可能に収納
された2個の案内棒41により傾斜しないように保証されている。
【0023】 シリンダ38の3個は、U状枠体17の直線状に延びる部分に固定して設けら
れている。これら3個のシリンダ38の担持体40に、直線折込縁を有する既述
の直線折込移動体8の各1つが固定されている。
【0024】 他の2つのシリンダ38は、U状枠体17の隅角部範囲に旋回可能に取り付け
られ、各シリンダ38はそれぞれねじ43によってのみ保持され、このねじは同
時にシリンダ38の回転軸を形成する。他のねじの代わりに、枠体17内には各
シリンダ38の長孔45内に係止するピン44が固定されている。枠体17に固
定された2つの有角部材46に、それぞれ1つの短行程シリンダ47が配置され
、その栓状ピストン棒48はそれらの間に配置されたシリンダ38のケーシング
の外側に係止している。
【0025】 旋回運動可能な両シリンダ38の各々の担持体40に、凹状折込縁49を有す
る既述の円形折込移動体9の各1つが固定されている。凹状折込縁49の左側端
部には50の、そして右側端部には51の符号を付している。円形折込移動体9
は上側に折込縁49からの切り込み52を有し、これらの切り込み52は折込縁
49の弧形に対しほぼ半径方向に延びている。
【0026】 図6に示す第2の実施例では、U状枠体17の隅角部に配置されたシリンダ3
8が固定配置され、その際その運動方向はポケット載せ板6のそれぞれ2つの直
線折込縁10の間の角度二等分線W上に位置する。これら両シリンダ38の担持
体40にそれぞれ1つの円形折込移動体53が固定され、その凹状折込縁54は
ポケット載せ板6の付設の凸状折込縁11よりも小さい半径を有する。このよう
に図6に示す実施例では、凹状折込縁54の両端部55は折込縁54の中央範囲
よりも凸状折込縁11に対し短い間隔を有する。
【0027】 作動態様は、次のようである。 衣服材は、手でポケット載せ板6の下方にて縫合物載置板1上に位置せしめる
。ポケット裁断部Tは、前に押し出された位置にあるポケット載せ板6上に手に
より位置せしめ、そして必要な場合衣服材に対し模様に応じて整置される。
【0028】 その後、担持棒体16を押し下げ、押圧板7がポケット裁断部T上に載り、そ
の際折込縁35によりポケット載せ板6の折込縁10、11を超えて突出する縁
部分Rを、図3および図4に示すように、下方に折りたたむ。つづいて電磁石3
2が通電され、それにより電磁石はポケット載せ板6を押圧板7に対し引き締め
る。このようにして、ポケット裁断部Tはポケット載せ板6の傾斜部12と押圧
板7の面31との間にしっかりと挟み込まれ、それによりポケット載せ板6上に
あるポケット裁断部Tの部分は、その後につづく折り曲げ過程の間ゆがむことは
ない。
【0029】 いまや、すべて5つのシリンダ38は作動され、そして直線折込移動体8と円
形折込移動体9は折り曲げ位置へ予め動かされ、それにより縁部分Rはポケット
載せ板6の下側へ折り曲げられまたは折り込まれる。この折り曲げ過程の間、隅
角部範囲に配置された両シリンダ38は図2に示す旋回位置にあり、この旋回位
置はポケット載せ板6の互いに隣接する両直線折込縁10の間の角度二等分線W
より約3゜だけずれている。図5は、図2の右にあるシリンダ38の旋回位置を
実線にて示す。左の短行程シリンダ47ではピストン棒48が走出し、右の短行
程シリンダ47ではピストン棒48が走入しているので、円形折込移動体9は、
凹状折込縁49の右側端部51が出発位置にてポケット載せ板6の凸状折込縁1
1に対し左側端部50よりも短い間隔を有するような角度位置にある。この結果
、円形折込移動体9が折り曲げ位置に前もって動く際、端部51に対向して位置
しかつポケット裁断部Tの直線状および円形縁部分Rの間の移行範囲がまず折り
曲げられ、ついで円形縁部分Rのその他の範囲も折り曲げられる。このようにし
て、縁部分Rの上記の移行範囲に比較的強度の折込作用が及ぼされ、それにより
この問題のポケット裁断部Tの範囲で均等な折込縁が達成される。
【0030】 すべての折込移動体8、9がそれらの折り曲げ位置に達した後、ポケット載せ
板6と押圧板7とは折込移動体8、9とともに、折込移動体8、9が衣服材上に
載るまで降下せしめられる。その後、円形折込移動体9のみがその折り曲げ位置
から引き戻され、両短行程シリンダ47が逆に作動されることにより図5に鎖線
で示す他の角度位置に旋回せしめられ、ついで新たに折り曲げ位置に前もって動
かされる。このとき、凹状折込縁49の左側端部50が凸状折込縁11に対しよ
り短い間隔を有するので、その結果同じ円形縁部分Rの他の移行範囲に強度の折
込作用を及ぼし、それにより最初の折り曲げ過程にて万一ポケット折込縁の反り
が生じているとき、これを正常に折り込むことになる。
【0031】 さらに、凹状折込縁49のそれぞれ最初に係合する端部50または51の折込
作用は、円形折込移動体9の運動方向が、移行範囲に続く直線折込縁10に関し
、円形折込移動体9がさもなければ通常のように角度二等分線Wの方向に動かさ
れるときよりは、それぞれのシリンダ38の角度位置の量だけさらに急傾斜の角
度で行われることにより助長される。
【0032】 均等の間隔に構成された円形折込移動体9の切り込み52の作用により、円形
縁部分の折り曲げの際にこのとき生ずる材料蓄積に伴う不可避的な押しつぶし折
込みは円形縁部分の周囲に亘り均等に分布し、それによりまた互いに均等に構成
される。このようにして切り込み52は、円形縁部分の範囲に生ずる材料蓄積を
均等に配分するのに寄与する。
【0033】 さらに、ポケット裁断部Tの折り曲げは、両加熱パトローネ37により加熱さ
れる押圧板7のところで行われる。圧力と熱の組み合わせにより湾曲効果を生起
し、これによりポケット折込縁の形状と位置を耐久性あるように面圧し、従って
折り曲げの成果をさらに改善する作用が行われる。
【0034】 両円形折込移動体9の第2の折り曲げ過程の終了後に、すべての折込移動体8
、9は再びそれらの出発位置に戻される。その後押圧板7は、折込移動体8、9
とともに折り曲げられたポケット裁断部Tから持ち上げられ、その結果縫合物保
持体4は、ポケット載せ板6上にある折り曲げられたポケット裁断部Tの部分上
に降下することができる。縫合物保持体4の下側に設けられて傾斜突出しかつ縫
合物保持体4をこの下側に置く場合平らに置かれる1つまたは数個のフォームプ
ラスチックにより、ポケット折込縁にポケット中央を指向する張力が作用する。
これは追加的に、ポケット折込縁をぴんと張って折り曲げの成果をさらに改善す
るのに寄与する。
【0035】 縫合物保持体4が折り曲げられたポケット裁断部Tを捕捉した後、ポケット載
せ板6はその出発位置に戻され、ついで縫合物保持体4は載っているポケット裁
断部Tとともに衣服材をミシン2へ移動させる。
【0036】 図6に示す第2の実施例では、両円形折込移動体53は直線折込移動体8とと
もに単一の折り曲げ運動を行い、この場合この運動は角度二等分線Wに平行に行
われる。両円形折込移動体53の各々では、凹状折込縁54の両端部55がその
中央範囲に対し突出しているので、円形折込移動体53が前もって動く際、ポケ
ット裁断部Tの円形縁部分から直線縁部分への両移行範囲へは、円形縁部分の中
央範囲におけるよりも早期に始まり、従ってより強力な折込み作用がその都度同
時に及ぼされる。これは、図6に鎖線で示す円形折込移動体53の各位置により
明らかである。このようにして、第2の実施例の場合も、円形縁部分の全長に亘
り均等なポケット折込縁が達成されることが考慮されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 縫合ユニットの平面図である。
【図2】 折込装置の平面図である。
【図3】 図2のIII-III線による折込装置の断面図である。
【図4】 図2のIV-IV線による折込装置の断面図である。
【図5】 円形折込移動体およびその駆動・調整要素の平面図である。
【図6】 第2の実施例の円形折込移動体およびその駆動要素の平面図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年11月18日(2000.11.18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 プフレガー ヘルベルト ドイツ連邦共和国 デー・67663 カイザ ースラウテルン ゴーターシュトラーセ 5 (72)発明者 ツィンスマイスター アクセル ドイツ連邦共和国 デー・67753 ロート ゼルベルク ホールシュトラーセ 8 【要約の続き】

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縫合ユニットに設けた折込装置(5)を用いて載せたポケット
    を衣服材に製作する際円形縁部分を有するポケット裁断部(T)の縁(R)を折
    り込みまたは折り曲げる方法にして、前記折込装置(5)が縫合物載置板(1)
    に対し上下動可能かつ前後進可能なポケット載せ板(6)と、上下動可能な押圧
    板(7)と、押圧板とともに上下動可能でありかつ個々にまたは共通に前後進可
    能な数個の折込移動体(8、9;53)とを備え、そのうち円形縁部分の形成の
    用をなす円形折込移動体(9;53)が凹状折込縁(49;54)を有する方法
    において、円形折込移動体(9;53)が折り曲げ位置へ前もって動く際それら
    の凹状折込縁(49;54)の両端部(50、51;55)の少なくとも1つで
    もって先行することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】円形折込移動体(9)が互いに鋭角をなす2つの異なる運動方
    向に折り曲げ位置へ運動可能であり、それによりその凹状折込縁(49)がその
    都度ポケット載せ板(6)の凸状折込縁(11)に対する非対称位置をとること
    、円形折込移動体(9)の第1の折り曲げ運動が他の折込移動体(8)の折り曲
    げ位置への前もっての運動とほぼ同時に行われること、および円形折込移動体(
    9)の第2の折り曲げ運動が折込移動体(8、9)の衣服材上への降下後に行わ
    れることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】折り曲げ過程の間に円形折込移動体(9;53)の凹状折込縁
    (49;54)の少なくとも1つの端部(50、51;55)が、ポケット載せ
    板(6)のその都度付設の凸状折込縁(11)に対し凹状折込縁(49;54)
    のその他の範囲よりも短い間隔を有することを特徴とする、請求項1に記載の方
    法を実施するための折込装置。
  4. 【請求項4】円形折込移動体(53)の凹状折込縁(54)の両端部(55
    )が、ポケット載せ板(6)のその都度付設の凸状折込縁(11)に対し凹状折
    込縁(54)のその他の範囲よりも短い間隔を有することを特徴とする、請求項
    3に記載の折込装置。
  5. 【請求項5】円形折込移動体(53)の凹状折込縁(54)が、ポケット載
    せ板(6)の付設の凸状折込縁(11)よりも小さい半径を有することを特徴と
    する、請求項4に記載の折込装置。
  6. 【請求項6】円形折込移動体(9)の前後進運動の用をなしかつ同時に同移
    動体を担持する圧縮空気シリンダ(38)が、その運動経路に垂直な軸(43)
    の周りに旋回可能に装着され、そして調整装置(47)により2つの選択的な旋
    回位置の1つに可動であることを特徴とする、請求項3に記載の折込装置。
  7. 【請求項7】調整装置が互いに対置して配置されかつ交互に作動可能な2つ
    の短行程シリンダ(47)により形成されていることを特徴とする、請求項6に
    記載の折込装置。
  8. 【請求項8】円形折込移動体(9;53)が、その折込縁(49;54)か
    ら出てほぼ半径方向に延びる数個の切り込み(52)を有することを特徴とする
    、請求項3ないし7の1つに記載の折込装置。
  9. 【請求項9】押圧板(7)において、ポケット載せ板(6)に向いた面(3
    1)の形状が縁(10、11)に対し平面をなすポケット載せ板(6)の横断面
    形状に適合することを特徴とする、請求項3ないし8の1つに記載の折込装置。
  10. 【請求項10】押圧板(7)に電磁石(32)が付設されていることを特徴
    とする、請求項3ないし9の1つに記載の折込装置。
  11. 【請求項11】押圧板(7)が加熱装置(37)を備えていることを特徴と
    する、請求項3ないし10の1つに記載の折込装置。
  12. 【請求項12】押圧板(7)が、担持体(18)にその押圧面に垂直な方向
    に可動に配置されかつばね(25)を介して担持体(18)に支持されているこ
    とを特徴とする、請求項3ないし11の1つに記載の折込装置。
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