JP2002532508A - 新規メタロセン錯体 - Google Patents

新規メタロセン錯体

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JP2002532508A JP2000588186A JP2000588186A JP2002532508A JP 2002532508 A JP2002532508 A JP 2002532508A JP 2000588186 A JP2000588186 A JP 2000588186A JP 2000588186 A JP2000588186 A JP 2000588186A JP 2002532508 A JP2002532508 A JP 2002532508A
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Abstract

(57)【要約】 周期表の第IV族、第V族または第VI族の遷移金属のメタロセン錯体において、少なくとも1個の、置換されているか、置換されていないシクロペンタジエニル基が、周期表の第III族の元素と結合し、このシクロペンタジエニルと金属原子の間に架橋構造を有し、有機窒素、有機リン、または有機硫黄基を単独の別の置換基として有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、周期表の第IV族、第V族または第VI族の遷移金属のメタロセン
錯体に関し、少なくとも1個の、置換されているか、置換されていないシクロペ
ンタジエニル基が、周期表の第III族の元素と結合し、このシクロペンタジエ
ニルと金属原子の間に架橋構成要素を有し、有機窒素、有機リン、または有機硫
黄基を単独のさらなる置換基として有することを特徴とする錯体に関する。
【0002】 メタロセン触媒は、α−オレフィンの重合において重要性を増してきている。
メタロセン触媒は、特に一様に共重合体へ、コモノマーを組み込むことになるの
で、エチレンと分子量の大きいα−オレフィンの共重合に特に有利である。メタ
ロセン錯体のなかでは、架橋メタロセン錯体は架橋していない錯体と比較して高
い生産性を有しているために、特に興味深く魅力的である。その結果、特に良好
なコモノマーの組み込みがなされ、例えば高分子量のアイソタクチックポリプロ
ピレンの製造に適している。
【0003】 シクロペンタジエニル基がSiMeまたはCの架橋により結合されて
いる架橋メタロセン錯体は、以前から知られている。このようなメタロセン化合
物は、例えばEP−A−336128に記載されている。
【0004】 シクロペンタジエニル基がケイ素または炭素原子を介して架橋しているメタロ
セン錯体は別として、1個以上のホウ素原子が、架橋機能を果たしている架橋メ
タロセンも知られている、このように、例えば、ホウ素原子がアルキルまたはア
リール置換基を有しているホウ素架橋メタロセン錯体が知られている(J.Organom
et. chem.,1997,536-537,361)。しかしこれらのメタロセン錯体は製造が非常に
複雑であり、これらの錯体を使用した重合については知られていない。
【0005】 DE−19539650には、同様に、なかでも架橋の構成員として存在する
ことができるホウ素の架橋メタロセン錯体が記載されている。架橋機能を持つホ
ウ素原子は、種々の基、例えばアルキル、アリール、ベンジルおよびハロゲン、
およびアルコキシまたはヒドロキシによって置換されることができる。このよう
なメタロセン錯体もまた重合における性質については一切知られていない。
【0006】 Organometalics, 1997, 16, 4546には、架橋するホウ素原子が、ビニル基によ
り置換され、さらにルイス酸により配位されているホウ素架橋のメタロセンが記
載されている。しかし、これらの錯体の合成収率は非常に低く、エチレンの重合
の進行は満足できるものではなく、低分子量重合体のみを与える。
【0007】 EP−A−0628566には、一般式が、炭素、ケイ素、スズ、ゲルマニウ
ム、アルミニウム、窒素、リンおよびホウ素を架橋原子として指定し、架橋原子
が、記載されたジアルキルアミノの多くの置換基により置換されていてもよい架
橋メタロセン錯体が記載されている。しかし、アミノ置換のホウ素を持つメタロ
セン錯体については、明白に述べられている点はなく、このような錯体の特性に
ついても記載されていない。
【0008】 先行技術で知られたホウ素架橋のメタロセン錯体は、大部分は製造が困難であ
り、ホウ素原子上の電子供与置換基により錯体の触媒活性に影響を及ぼすことが
できるのだが、シクロペンタジエニル基の電子的状況は、非常に限定された範囲
でしか影響を受けない。
【0009】 本発明の目的は、これまで述べた不利な点をもはや有せず、製造が簡易であり
、特にシクロペンタジエニル基上の電子的状況に影響を与えるメタロセン錯体を
提供することにある。
【0010】 本発明者らは、この目的が冒頭のメタロセン錯体により達成できることを見出
した。さらに、本発明者らは、そのようなメタロセン錯体の製造と、C〜C −α―オレフィン単独重合、共重合のために触媒成分としてメタロセン錯体を
使用する方法を見出した。
【0011】 周期表第III族の元素として、特にホウ素とアルミニウムが挙げられ、特に
ホウ素が好ましい。
【0012】 シクロペンタジエニル基と他の架橋の構成要素の結合に加えて、周期表のII
I族の元素の3番目の原子価を占めている単独の置換基として働くことができる
置換基のなかで、特に有機窒素、有機リンまたは有機硫黄基が挙げられ、これら
のヘテロ原子に加えて、20個までの炭素原子と、4個までのケイ素原子を含ん
でいる。
【0013】 本発明のメタロセン錯体は、1から2個のシクロペンタジエニル基を含んでい
てもよい。式Iのメタロセン錯体が好ましい。
【0014】
【化5】 上記式において、記号は以下の意味を有する。
【0015】 Mが、周期表の第IV族、第V族または第VI族の遷移金属原子を表し、 Dが、周期表第III族の元素を表し、 R、R、R、Rが、各々水素、C〜C10アルキル、置換基として
〜C10アルキルを有していてもよい5〜7員のシクロアルキル、C〜C 15 アリールまたはアリールアルキルを表すか、2個の隣接した基R〜R
〜C10アルキルまたはSiR 基を置換基として有していてもよい5〜
7員の環基を形成するか、さらに縮環した環系を含んでいてもよく、 Rが、水素、C〜C10アルキル、C〜C15アリール、C〜C15 アリールアルキルまたはC〜C10トリアルキルシリルを表し、 RがC〜Cアルキルを表し、 mが、遷移金属の金属原子Mの族の数から2を引いた数を表し、 Xが窒素またはリンのときnが2を表し、Xが硫黄のときnが1を表し、 Xが窒素、リンまたは硫黄を表し Xが水素、C〜C10炭化水素基、N(C〜C15炭化水素基)また
はハロゲンを表し、 Aが基
【0016】
【化6】 を表すか、酸素、硫黄、窒素またはリン原子を介してMに配位する基を表す。
【0017】 適当な金属原子Mは、特に、周期表第IV族の遷移元素、即ち、チタン、ジル
コニウムおよびハフニウムであり、チタニウムとジルコニウムが好ましく、ジル
コニウムが特に好ましい。
【0018】 式Iのシクロペンタジエニル基は、置換されていても、置換されていなくても
よい。置換メタロセン錯体の間で、C〜Cアルキル基により置換されたもの
が特に有利な特性を示す。可能なアルキル置換基は、例えばメチル、エチル、n
−プロピルおよびn−ブチルが挙げられる。シクロペンタジエニル基は、一置換
か多置換されることができ、一置換か二置換のシクロペンタジエニル基が特に有
利であることが見出された。RからRの隣接した2個の基が結合して5から
7員の環基を形成しているシクロペンタジエニル基が好ましい。例を挙げると、
インデニル、テトラヒドロインデニル、ベンズインデニル、フルオロフェニルか
ら誘導されたシクロペンタジエニル基であり、これらの環系は、C〜C10
ルキルまたはトリアルキルシリル基に置換されていてもよい。
【0019】 2個のシクロペンタジエニル単位を有する本発明のメタロセン錯体において、
周期表第III族の元素の架橋原子が、2個のシクロペンタジエニル単位に直接
結合している。
【0020】 これらのジシクロペンタジエニル錯体の中で、特に好ましいメタロセン錯体は
、 Aが基
【0021】
【化7】 で表される錯体である。
【0022】 モノシクロペンタジエニル錯体の場合に、一方基Aは、シクロペンタジエニル
基ではなく、Mに酸素、硫黄、窒素、リン原子を介して配位する基である。可能
な基Aは、特に、以下の原子または基である:−O−、−S−、−NR−、P
−、電荷を帯びていない2電子供与配位子、例えば−OR、−SR、−
NR またはPR 。これらの式において、Rは水素またはアルキル、ア
リール、シリル、ハロゲン化アルキルまたはハロゲン化アリール基(10個まで
の炭素原子を有する)を表す。特に好ましいメタロセン錯体は、Aが基 −ZR −NR− を表す場合である。上記式において Zがケイ素または炭素を表し、 R、Rが水素、シリル、アルキル、アリール、または10個までの炭素原子
またはケイ素原子を有する基の組み合わせを表す。
【0023】 基RおよびRは、特に水素、トリメチルシリル、メチル、tert−ブチルお
よびエチルを表す。Zは、好ましくは炭素原子を表す。
【0024】 本発明のメタロセン錯体において、それ自身ルイス酸の性質を持つ周期表の第
III族の元素の架橋原子は、ルイス塩基の性質を持つ化合物により置換されて
いる。その電子供与の性質によって、ルイス塩基置換基は、シクロペンタジエニ
ル基上の電子的状況と、金属原子の電子的環境に影響を及ぼす。ルイス塩基置換
基は、窒素、リン、または硫黄原子を介して、周期表の第III族の元素の架橋
原子に結合することができ、窒素原子を有する置換基が特に好ましい。原子X は、水素原子、C〜C10アルキル基、C〜C10トリアルキルシリル基の
いずれを有していてもよい。適当なアルキル基は、特にC〜Cアルキル基お
よび非常に特に好ましくはメチルまたはエチル基である。
【0025】 中心原子Mは、記載した配位子のみでなく、配位子Xによっても置換されて
いる。適当な配位子Xは、特に、低分子量のアルキル基、例えばメチルおよび
エチルが挙げられる。しかし、Xは、好ましくはハロゲン、特に好ましくは塩
素を表す。
【0026】 本発明のメタロセン化合物は種々の方法で製造することができる。架橋ホウ素
原子を有する化合物の場合、例えば、このようなメタロセン錯体の製造に有利で
あると判明した方法は、Yがハロゲンである化合物R −BY(II)
を、化合物
【0027】
【化8】 と反応させ、金属アルキルの存在下反応生成物をMハライド化合物と反応させ、
最後に酸化剤と反応させる方法である。 上式において、M'はアルカリ金属またはアルカリ土類金属を表す。
【0028】 式(II)において、Yは好ましくは塩素である。式(II)の化合物の製造
は、例えば、Angew. Chem. 1964, 76, 499に記載されている。上記方法による本
発明のメタロセン錯体の合成は、特に単純であり、ただ一つの反応容器で行なう
ことができる。金属アルキルは脱プロトン化試薬として働く。アルカリ金属アル
キルまたはアルカリ土類金属アルキルを使用するのが好ましい。特にブチルリチ
ウムが好ましい。適当なMハライド化合物は、例えば、三塩化チタンの誘導体で
あり、特に好ましくは、三塩化チタントリス(THF)付加体である。最後の酸
化反応の酸化剤は、例えば、二塩化鉛を使用することができる。反応混合物のろ
過の後、メタロセン錯体は溶液から単離することができる。
【0029】 本発明のメタロセン錯体は、C〜C10−α−オレフィンの単独重合および
共重合の触媒成分として使用することができる。重合を行なうために、一般に、
メタロセン錯体をカチオン性錯体へ、メタロセニウムイオンを形成する能力のあ
る適当な化合物によって変換することが必要である。メタロセニウムイオンを形
成する能力のある化合物として可能であるのは、例えば、アルミノキサン、好ま
しくはオリゴマー化の程度が3から40、特に好ましくは5から30のアルミノ
キサンである。
【0030】 アルミノキサンは別として、他のカチオン形成化合物は、特に非配位のアニオ
ンか、そのようなアニオンへ変換され、メタロセニウム錯体と対イオンを形成す
るボランおよびボラート化合物である。この種のメタロセン錯体を活性化する試
薬は、当業者に公知であり、例えば、EP−B1−0468537に記載されて
いる。
【0031】 特に気相および懸濁重合では、メタロセン錯体あるいは活性化試薬を担体材料
に施すことが必要であるかもしれない。このような担体材料と触媒錯体の担体へ
の適用は、当業者に知られている。適当な担体材料は、特に、無機酸化物、例え
ばシリカゲル、アルミニウムオキシドまたはマグネシウム塩である。
【0032】 上記触媒組成物は、ポリオレフィン、特に1−アルケンの重合体の製造を可能
とする。本発明では、これらはC〜C10アルカ−1−エンの単独重合体、お
よび共重合体であり、好ましいモノマーは、エチレン、プロピレン、1−ブテン
、1−ペンテンおよび1−ヘキセンである。これらの触媒組成物は、特にエチレ
ンと1−ブテンまたは1−ヘキセンとの重合に有用である。
【0033】 重合方法として、すべての公知の方法を用いることができる。例えば、気相方
法、懸濁方法、または溶液重合方法が挙げられる。
【0034】 エチレンの重合およびエチレンの他のα−オレフィンとの共重合のために使用
される場合、本発明のメタロセン錯体は、良好な重合活性を示し、比較的大きい
分子量をもつ重合体が得られる。以下の実施例で、本発明を説明する。
【0035】 [実施例] 配位子と錯体の合成は、空気と水分の不存在下で行なわれた。以下の試薬は文
献の方法に従い製造された。:(MeSi)NBCl(Angew.Chem. 1964
,76,499)、Na(C)(Chem. Ber. 1956,89,434)、Ti(NMe(
J.Chem.Soc.,1960,3857)、[TiCl(THF)](Inorg. Synth. 1982,21,1
35)、(CN)BCl(Chem. Ber. 1994,127,1605)、(i−pr)
BCl(J.Chem.Soc., 1960,5168)。
【0036】 NMR;Varian Unity 500、499.843MHz(H内
部標準:TMS)、150.364MHz(11B、外部標準としてC
BF・OEt)、123.639MHz(13C{H}、APT,内部標
準:TMS):特に断りがない限り、すべてのNMRスペクトルは、溶媒として
CDCL中で測定した。マススペクトルは、Finnigan MAT95
(70eV)で測定した。元素分析(C、H、N)の結果はCarlo-Erba 元素分
析機、model 1106を用いて得た。
【0037】 [実施例1] Li[(MeSi)NB(C](1)の製造 8.23g(93.54ミリモル)のNa(C)を100mlのヘキサ
ンに懸濁した。室温で、20mlへキサン中の11.13g(46.05ミリモ
ル)の(MeSi)NBClの溶液を滴下した。2時間の攪拌の後、反応
混合物を0℃まで冷却した。57.6ml(92.10ミリモル)の1.6Mブ
チルリチウムへキサン溶液を滴下した。白色の析出物がすぐに形成された。反応
混合物を、室温まで昇温し、それからさらに1時間攪拌した、揮発性成分を減圧
下で除去し、固体残渣を150mlのヘキサンを用いて終夜抽出した、混合物を
ろ過し、固体を減圧下乾燥した。 収率:14.13g(98%)の白色の発火性固体 H−NMR(d−THF):δ=0.01(s、18H、Si(CH )、5.83(m、4H、C)、6.45(m、4H、C11 B−NMR:δ=46.6(s)13 C−NMR:δ=4.31(s、Si(CH)、103.16、10
6.63、116.63(C
【0038】 [実施例2] ClTi[(CBN(SiMe](2)の製造 方法A: 3.20g(13.24ミリモル)の(MeSi)NBClおよび2.3
9g(27.17ミリモル)のNa(C)を上記の通り反応させる。得ら
れたろ液を16.6mlの1.6Mブチルリチウムへキサン溶液と混合した。わ
ずかに黄色みを帯びた懸濁液を室温で2時間攪拌し、−100℃まで冷却した。
4,90g(13.24ミリモル)のTiCl(THF)と20mlのTH
Fを加えた。反応混合物を室温まで昇温すると、明褐色から暗紫色へ色が変化し
た。懸濁液を3時間攪拌し、それから、1.84g(6.62ミリモル)のPd
Clで処理した。揮発性の成分を減圧下除去した、得られた固体を、50ml
のジクロロメタンで抽出し、それからろ過した。 収率:4.43g(80%) 溶液を−30℃で保存した後暗赤色となった。 H−NMR:δ=0.08(s、18H、Si(CH)、5.53(m
、4H、C)、7.05(m、4H、C11 B−NMR:δ=46.6(s)13 C−NMR:δ=4.89(s、Si(CH)、114.85、13
3.44(C) MS:m/e(%)417(35)(M)、402(15)(M−Me)3
82(25)(M−Cl)C1626NBClSiTi(418.18
):計算値C45.96、H6.27、N3.35;実測値C46.56、H7
.05、N2.87
【0039】 [実施例3] (MeN)Ti[(CBN(SiMe](3)の製造 2.08g(8.60ミリモル)の(MeSi)NBClおよび1.5
1g(17.20ミリモル)のNa(C)を上記の通り反応させた。得ら
れたろ液を−30℃に冷却し、5mlのヘキサン中の1.93g(8.60ミリモ
ル)のTi(NMe溶液を滴下した。反応混合物をゆっくりと室温まで昇
温すると、黄色から暗赤色へ色が変化した。1時間攪拌した後、揮発性成分を減
圧下除去し、えられた固体を10mlのヘキサンに懸濁した。ろ過についで揮発
性成分を減圧下除去して、1.05g(28%)の(3)を暗赤色の固体として
得た。H−NMR:δ=0.09(s、18H、Si(CH)、3.1
4(s、12H、N(CH)、5.42(m、4H、C)、6.7
3(m、4H、C11 B−NMR:δ=46.9(s)13 C−NMR:δ=4.89(s、Si(CH)、51.11(N(C
)、112.73、131.66(C) C2038BSiTi(435.43):計算値:C55.17、H8
.80、N9.65;実測値:C55.62、H8.22、N9.59
【0040】 [実施例4] (MeN)ClTi[(CBN(SiMe](4)の製造 1.09g(4.50ミリモル)の(MeSi)NBClと0.88g
(10.00ミリモル)のNa(C)を上記のように反応させた。得られ
たろ液を−30℃に冷却し、5mlのヘキサン中の1.01g(4.50ミリモ
ル)のTi(NMe溶液を滴下した。反応混合物をゆっくりと室温まで昇
温した。0.84g(4.50ミリモル)の(CN)BClをこの溶液
に加えた。1時間の攪拌の後、揮発性の成分を減圧下で除去し、得られた固体を
20mlのヘキサンに懸濁した。ろ過したのち、次いで−30℃で保存し、0.
79g(41%)の(4)を、暗赤色の結晶固体として得た。 H−NMR(CDCl):δ=0.28(s、18H、Si(CH
、3.26(s,6H,N(CH)、5.08(m、2H、C)、
5.29(m、2H、C)、6.62(m、2H、C)、6.83
(m、2H、C11 B−NMR:δ=46.4(s)13 C−NMR:δ=7.53(s、Si(CH)、57.54(N(C
)、115.73、117.57、126.93、128.54(C) C1832BClSiTi(426.80):計算値:C50.66、
H7.56、N6.56;実測値C50.23、H7.59、N6.39
【0041】 [実施例5] ClTi[(CBN(SiMe](2)の製造 方法B: 1.45g(6.00ミリモル)の(MeSi)NBClおよび1.0
8g(12.30ミリモル)のNa(C)を(4)に記載の通りに反応さ
せた。5ml中の、1.34g(6.00ミリモル)のTi(NMeを滴
下して加え、ろ液を得た。反応混合物は、ついで、2.24g(12.00ミリ
モル)の(CN)BClと混合した。0.38g(15%)の(2)を
、暗赤色の結晶固体として得た。
【0042】 [実施例6] (i−Pr)NB(C(5)の製造 25mlのヘキサン中の10.33g(56.8ミリモル)の(i−Pr) NBCl溶液を20℃で、100mlのヘキサン中の10.0g(113.6
ミリモル)のNa(C)懸濁液へ滴下した。発熱反応が収まった後に、混
合物を20℃で2日間攪拌した。反応混合物の11B−NMRスペクトルは、二
置換の生成物の約40ppmの1シグナルのみを示した(出発材料;31ppm
、モノ−Cp−クロロ生成物:35ppm)。反応混合物をろ過して析出したN
aClを取り除いた。
【0043】 純粋な化合物を得るために、溶媒を減圧下除去し、黄橙色の濁った油状物を得
た。残渣は5×10mPaで分別蒸留を行なった。この圧力で、生成物を、7
2−75℃で得、始めは透明な黄色がかった液体で、それから後20℃で10分
間の後、わずかに黄色がかった低融点の結晶となった(収率:18%、熱不安定
性の物質、蒸留中に相当分解した)。 分析:11B−NMR(C):40.18ppm、H−NMR(C ):1.06、1.08、1.14(各々二重線、3つの異性体のイソプロピ
ル上のCH);2.85、2.94、3.04(各々マルチ、Cp環上のCH )、3.62−3.92(3マルチ、イソプロピル上のCH);6.2−6.
8(マルチ、Cp環上のCH)。 MS(EI)(フラグメント、%):241(M、95%)、226(M
CH、95%)、198(M−イソプロピル、30%)、176(M−C
p、45%)(正しい同位体のパターン)。
【0044】 [実施例7] (i−Pr)NB(CLi(6)の製造 2当量のブチルリチウム溶液(1.6M)を(5)で得られた反応溶液のろ液へ
10℃で滴下し、反応混合物を20℃で終夜攪拌した。純白の固体が析出した。
固体を保護気体下でろ取し、ヘキサン50mlで2回洗浄した。ジリチウム塩が
白色の非常に発火性の高い粉末として定量的に得られた。 分析:H−NMR(d−THF):1.23ppm(d、CH)、4.5
2(m,イソプロピル上のCH)、5.73および5.83(各々擬似3重線、
Cp上のCH)11 B−NMR d−THF:41.86ppm
【0045】 [実施例8] (i−Pr)NB(CTi(Cl)NMe(7)の製造 30mlのヘキサン中の15ミリモルの(5)の溶液を−60℃まで冷却し、
10mlのヘキサン中の3.35g(15ミリモル)のTi(NMeの溶
液を滴下した。溶液は徐徐に20℃まで昇温し、反応溶液は、−15℃より上で
はっきりとした暗赤色を帯びるようになった。溶液を20℃で1時間攪拌し、1
.38g(7.5ミリモル)の(CN)BClと反応させ、さらに2時
間20℃で攪拌した。減圧下、容量が約50%となるまで蒸発させ、−30℃で
保存して結晶化した。1日後、析出固体をろ取した。収率:3.02g(55%
) 分析(C):11B−NMR:40.3ppm;H−NMR:1.04
(d、12H、CHCH)、3.10(s、6H,N(CH)、4.8
7,5.43、6.70、6.90(各々m、各々2H、CHCp) MS(EI):366(M、15%)、322(M−NMe、100%)
、287(M−NMe−Cl、10%)、176(TiCp、10%)。
【0046】 [実施例9] (i−Pr)NB(CTiCl(8)の製造 製造は、20mlのヘキサン中の5.9ミリモルの(5)、5mlのヘキサン
中の6.0ミリモル(1.36g)のTi(NMe及び6.1ミリモル(
1.11g)の(CN)BClを用いて、(7)の製造と類似の方法で
行なった。 収率:920mg(43%)11 B−NMR:40.7;H−NMR:1.36(d、12H、CHCH )、5.61、7.06(各々m、各々4H、CHCp
【0047】 [実施例10] (MeSi)NB(CZrCl(9)の製造 4.13g(11ミリモル)の固体ZrCl・2THFを−70℃で3.7
g(11ミリモル)の(1)の30mlのジエチルエーテル中の懸濁液に加え、
20mlのトルエンですすいだ。反応混合物は、冷却浴上で、ゆっくりと室温ま
で昇温した。始めは、わずかに黄色がかっていたが、次第に色が濃くなった。混
合物をそれから室温で16時間攪拌した。溶液をろ過し、それから減圧下始めの
容量の約50%となるまで蒸発させた。この溶液を−30℃で保存した。24時
間後、黄色結晶が得られた。これらをろ取し、母液をさらに蒸発させ、もう一度
−30℃で保存した。黄色結晶が得られた。合わせた収率は3.92g(86%
)であった。 H−NMR(C):δ=0.11(s、18H、SiMe)、5.1
6、6.62(擬似t、4H CpH)13 C−NMR(C):δ=5.0(s、SiMe)、109.6、1
24.9(2s、CpH)11 B−NMR(C):δ=47.4(s) MS:m/e(%):461(5、M)、446(3、M−Me)、91(
80、Zr)、66(40、Cp
【0048】 [実施例11] [(i−Pr)NB(C)CNH](10)の製造 10mlのヘキサン中の5.4g(30ミリモル)の(i−Pr)NBCl 溶液を、0℃で、2.64g(30ミリモル)の25mlのヘキサン中のシク
ロペンタジエニルナトリウムへ滴下した。混合物を、室温まで昇温し、さらに2
時間攪拌した。析出したNaClをろ去し、ろ液をゆっくりと0℃で、20ml
のトルエン中の3.15g(32ミリモル)のリチウムアニリド懸濁液に滴下し
た。混合物を室温まで昇温し、それから終夜攪拌し、反応を完結させた。それか
ら溶媒を減圧下除去し、残った黄色残渣を20mlのベンゼンに溶解し、ろ過し
、ろ液から溶媒を除去した。このようにして得られた固体を、高真空、85℃で
昇華させた。7.91gの(i−Pr)NB(C)CNHがほと
んど定量的に得られた。 H−NMR(499.658MHz、CDCl)δ=1.23(br.d
、12H、CHCH)、2.86(m、2H、C)、3.59(m、2
H、CHCH)、5.08(br.s、1H、NH)、6.2−7.2(m、
8H、C、C11 B−NMR(160.310MHz、CDCl):δ=30.0613 C−NMR(125.639MHz、CDCl):δ=23.96、4
5.71、43.44、46.58(br)、133.28(Cp)、135.
50(Cp)、137.74(Cp)、118.70、119.64、128.
78、146.10 MS(EI)[m/e、%]:268(M、20)、253(M−Me、50)
、93(CNH 、100)、65(C 、30)。元素分析は
正しい。
【0049】 [実施例12] [iPrNB(C)CN{Ti(NMe}](11)の製造 0.83g(3.09ミリモル)の(10)を15mlのトルエンに溶解し、
−78℃で、5mlトルエン中の0.69g(3.09ミリモル)の[Ti(N
Me]と混合した。−78℃で20分間攪拌した後、反応混合物をゆっく
り室温まで昇温し、さらに室温で2時間、そしてさらに40℃で1時間攪拌した
。揮発性の成分を減圧下除去し、橙赤色の残渣を20mlのヘキサンに溶解し、
得られた溶液を−30℃で終夜冷却し,結晶化した。0.97g(78%)のチ
タン錯体(11)を橙色の固体として得た。 H−NMR(499.658MHz、CDCl):δ=0.90(br.
、6H、CHCH)、1.45(br.、6H、CHCH)、2.97(s
、12H、NMe)、3.31(br.、2H、CHCH)、5.94(m
、2H、C)、6.44(m、2H、C)、6.73(m、2H、
)、6.83(m、1H、C11 B−NMR(160.310MHz、CDCl):δ=27.7613 C−NMR(125.639MHz、CDCl):δ=21.36(b
r)、27.01(br)、44.62(br)、46.11(br)、47.
90(NMe)、120.95(Cp)、124.00(Cp)、115.8
1、119.99、128.16、155.48 MS(EI)(m/e、%):402(M、45)、387(M−Me、5
)、358(M−NMe、65)、314(M−2NMe、100)、
93(CNH 、95)、64(C 、45)。正しい元素分析
であった。
【0050】 [実施例13] [iPrNB(C)CN{TiCl}](12)の製造 2mlヘキサン中の0.50g(4.60ミリモル)の(CHSiCl
を、0℃で10mlへキサン中の0.17g(0.42ミリモル)のチタン錯体
(11)の溶液へ加えた。溶液をゆっくりと室温まで昇温し、終夜攪拌した。析
出した黄色の固体を、上澄み溶液をデカントして取り除いて単離し、ヘキサン1
0mlで2度洗浄した。このようにして得られた固体を減圧下乾燥した。0.1
6gのチタン錯体(12)がほとんど定量的に得られた。 H−NMR(499.658MHz、CDCl):δ=0.90(d、6
H、J=6.71Hz、CHCH)、1.54(d、6H、J=6.71
Hz、CHCH)、3.14(m、1H、J=6.71Hz、CHCH
、3.41(m、1H、CHCH)、6,44(m、2H、C)、7,
08(m、2H、C)、6.91(m、2H、C)、7.14(m
、1H、C)、7.38(m、2H、C11 B−NMR(160.310MHz、CDCl):δ=28.3913 C−NMR(125.639MHz、CDCl):δ=21.40、2
7.72.45.20、47.28、122.52(Cp)、124.32、1
27.21、129.62、152.39 MS(EI)(m/e、%):384(M、15)、369(M−Me、3
0)、348(M−Cl、50)、333(M−Cl−2Me、20)、9
3(CNH 、70)、64(C、25)。元素分析は正しかっ
た。
【0051】 [実施例14] [iPrNB(C)tBuNH](13)の製造 30mlのヘキサン中の8.19g(45ミリモル)のiPrNBCl
溶液を50mlのヘキサン中の3.96g(45ミリモル)のシクロペンタジエ
ニルナトリウムの懸濁液に0℃で滴下した。混合物は、室温まで昇温し、さらに
16時間攪拌した。析出したNaClをろ去し、ろ液をゆっくりと0℃で、20
mlのトルエン中の3.52g(45ミリモル)のLitBuNHの懸濁液に滴
下した。反応混合物を室温まで昇温し、それから終夜攪拌して反応を完結させた
。それから溶媒を減圧下除去し、黄色の残渣を50mlのベンゼンに溶解し、ろ
過し、ろ液から溶媒を除去した。このようにして得られた固体を高真空で乾燥し
た。8.83gのiPrNB(C)(tBuNH)(13)を得た(7
9%)。 H−NMR(499.658MHz、C):δ=1.08(br.d、
6H、CHCH)、1.12(br.d、6H、CHCH)、1.11(s
、9H、C(CH)、1.18(s、9H、C(CH)、3.24
(m、2H、CHCH)、3.37(m、2H、CHCH)、2.86(m
、2H,CH2Cp)、3.05(m、2H、CH2Cp)、6.40−6.7
6(m、6H、C13 C−NMR(125.639MHz、C):δ=23.30.33.
31、33.74、33.96、43.12、46.9、49.37、49.6
4.131.81、133.82、135.39。 MS(EI)(m/e、%):248(M、10)、233(M−Me、4
5)。元素分析は正しかった。
【0052】 [実施例15] [iPrNB(C)tBuN{Ti(NMe}](14)の製造 0.71g(2.87ミリモル)のiPrNB(Cp)tBuNH(13)
を10mlのトルエンに溶解し−78℃で5mlのトルエンに溶解した0.64
g(2.87ミリモル)の[Ti(NMe]と混合した。−78℃で20分
間攪拌した後、反応混合物をゆっくりと室温まで昇温し、さらに2時間室温で攪
拌し、そして40℃で1時間攪拌した。揮発性成分を減圧下除去し、橙赤色の残
渣を20mlのヘキサンに溶解し、得られた溶液を−30℃で終夜冷却して結晶
化した。0.90g(82%)のチタン錯体(14)が、橙色の固体として得ら
れた。 H−NMR(499.658MHz、C):δ=1.17(br.d、
12H、CHCH)、3.19(s、12H、NMe)、3.62(m、2
H、CHCH)、5.92(m、2H、C)、6.49(m、2H、C )、6.73(m、2H、C)、6.83(m、1H、C
、7.14(m、2H、C)。11 B−NMR(160.310MHz、C):δ=29.82 MS(EI)(m/e、%):382(M、5)、339(M−NMe
60)、248(M−Ti−2NMe、35)、233(M−Ti−2N
Me−Me、100)
【0053】 [実施例16] [iPrNB(C)tBuN{TiCl}](15)の製造 2mlのヘキサン中の0.65g(6ミリモル)の(CHSiClを0
℃で、10mlのヘキサン中の0.45g(1.18ミリモル)のチタン錯体(
14)の溶液に加えた。溶液をゆっくりと室温まで昇温し、さらに4時間攪拌し
た。黄色の固体が析出し、上澄みをデカントして取り除くことにより単離し、1
0mlのヘキサンで2回洗浄した。このようにして得られた固体を減圧下乾燥し
た。0.38gのチタン錯体(15)を得た(88%)。 H−NMR(499.658MHz、C):δ=0.85(d、6H、
=6.71Hz、CHCH)、1.32(d、6H、J=6.71Hz
、CHCH)、3.04(m、1H、CHCH)、4.03(m、1H、C
HCH)、6.22(m、2H、C)、6.83(m、2H、C )。11 B−NMR(160.310MHz、C):δ=32.25 MS(EI)(m/e、%):365(M、5)、350(M−Me、45
)、322(M−iPr、50)。
【0054】 [実施例17] エチレンの重合: 一般的重合方法
【0055】 不活性ガスでフラッシュした250mlのオートクレーブに、表1に示された
メタロセン(中心金属M=TiまたはZr)の量を少量のトルエンに溶解した。
適当な量のMAO(メチルアルミノキサン、トルエンの10質量%濃度)をこれに
加えた(Al:M=100:1)。これにより全容積は約100mlとなった。
それからオートクレーブにエチレンで5×10Paの圧力をかけた。重合は、
20℃で15分間行なった。オートクレーブは次いで放散させ、重合体をろ過し
た。更なるデータを表1に示す。
【0056】
【表1】
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年12月23日(2000.12.23)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 [上記式において、記号は以下の意味を表す。 Mが、元素の周期表の第4副族、第5副族または第6副族の遷移金属原子を表
し、 Dが、元素の周期表第III族の元素を表し、 R、R、R、Rが、各々水素、C〜C10アルキル、C〜C10 アルキルによりその一部を置換されていてもよい5〜7員のシクロアルキル、ま
たはC〜C15アリールまたはアリールアルキルを表し、2個の隣接する基R 〜RがC〜C10アルキルまたはSiR 基によりその一部を置換され
ていてもよい5〜7員の環基を形成するか、さらに縮合した環系を含んでいても
よく、 Rが、水素、C〜C10アルキル、C〜C15アリール、C〜C15 アリールアルキルまたはC〜C10トリアルキルシリルを表し、 RがC〜Cアルキルを表し、 mが、金属原子Mの副族の数から2を引いた数を表し、 Xが窒素またはリンのときnが2を表し、Xが硫黄のときnが1を表し、 Xが窒素、リンまたは硫黄を表し Xが水素、C〜C10炭化水素基、N(C〜C15炭化水素基)また
はハロゲンを表し、 Aが基
【化2】 を表すか、酸素、硫黄、窒素またはリン原子を介してMに配位する基を表す。]
で表される請求項1に記載のメタロセン錯体。
【化3】 を表す請求項1または2に記載のメタロセン錯体。
【化4】 [上記式において、M'がアルカリ金属またはアルカリ土類金属を表す。]とを金
属アルキルの存在下反応させ、その後反応生成物をMハライド化合物と反応させ
、最後に酸化剤と反応させることを含む製造方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 フォン コブリンスキー,カルステン ドイツ、D−52070、アーヘン、ローベン スシュトラーセ、11 Fターム(参考) 4H050 AA01 AA02 AA03 AB40 BD70 BE61 BE62 4J028 AA01A AB01A AC01A AC09A AC27A BA00A BA01B EB02 EB04 EB05 EB06 EB08 EB09 EB10 GB01 4J128 AA01 AB01 AC01 AC09 AC27 AD00 BA00A BA01B EB02 EB04 EB05 EB06 EB08 EB09 EB10 GB01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周期表の第IV族、第V族または第VI族の遷移金属のメタロ
    セン錯体であって、少なくとも1個の、置換されているか、置換されていないシ
    クロペンタジエニル基が、周期表の第III族の元素と結合し、このシクロペン
    タジエニルと金属原子の間に架橋構造を有し、有機窒素、有機リン、または有機
    硫黄基を単独の別の置換基として有することを特徴とする錯体。
  2. 【請求項2】式I 【化1】 [上記式において、記号は以下の意味を表す。 Mが、周期表の第IV族、第V族または第VI族の遷移金属原子を表し、 Dが、周期表第III族の元素を表し、 R、R、R、Rが、各々水素、C〜C10アルキル、置換基として
    〜C10アルキルを有していてもよい5〜7員のシクロアルキル、C〜C 15 アリールまたはアリールアルキルを表し、2個の隣接する基R〜RがC 〜C10アルキルまたはSiR 基を置換基として有していてもよい5〜7
    員の環基を形成するか、さらに縮合した環系を含んでいてもよく、 Rが、水素、C〜C10アルキル、C〜C15アリール、C〜C15 アリールアルキルまたはC〜C10トリアルキルシリルを表し、 RがC〜Cアルキルを表し、 mが、遷移金属原子Mの族の数から2を引いた数を表し、 Xが窒素またはリンのときnが2を表し、Xが硫黄のときnが1を表し、 Xが窒素、リンまたは硫黄を表し Xが水素、C〜C10炭化水素基、N(C〜C15炭化水素基)また
    はハロゲンを表し、 Aが基 【化2】 を表すか、酸素、硫黄、窒素またはリン原子を介してMに配位する基を表す。]
    で表される請求項1に記載のメタロセン錯体。
  3. 【請求項3】Aが基 【化3】 を表す請求項1または2に記載のメタロセン錯体。
  4. 【請求項4】Aが基 −ZR −NR− [上記式において Zがケイ素または炭素を表し、 R、Rが水素、シリル、アルキル、アリール、または10個までの炭素原子
    またはケイ素を有する基の組み合わせを表す。]を表す、請求項1から3のいず
    れか1項に記載のメタロセン錯体。
  5. 【請求項5】Xが窒素を表す、請求項1から4のいずれかに記載のメタロ
    セン錯体。
  6. 【請求項6】Rがトリアルキルシリルを表す、請求項1から5のいずれか
    1項に記載のメタロセン錯体。
  7. 【請求項7】請求項3に記載されたメタロセン錯体の製造方法であって、Y
    がハロゲンを表す化合物R −BY(II)と、下記の化合物 【化4】 [上記式において、M'がアルカリ金属またはアルカリ土類金属を表す。]とを金
    属アルキルの存在下反応させ、その反応生成物をMハライド化合物と反応させ、
    最後に酸化剤と反応させることを含む製造方法。
  8. 【請求項8】C〜C10−α−オレフィンの単独重合および共重合のため
    の触媒成分として、請求項1から7のいずれか1項に記載されたメタロセン錯体
    を使用する方法。
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