JP2002531797A - ピストンまたはプランジャおよびこれらの製造方法 - Google Patents

ピストンまたはプランジャおよびこれらの製造方法

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JP2002531797A JP2000587102A JP2000587102A JP2002531797A JP 2002531797 A JP2002531797 A JP 2002531797A JP 2000587102 A JP2000587102 A JP 2000587102A JP 2000587102 A JP2000587102 A JP 2000587102A JP 2002531797 A JP2002531797 A JP 2002531797A
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イェンセン,レオ
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ドベルドベー.エス.シャムバン ヨーロッパ アクティーゼルスカブ
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Abstract

(57)【要約】 ピストンまたはプランジャが、金属から形成されるのが好ましいピストン本体(10)と、変形可能な材料、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)から形成されるスリーブまたは封止部材(19)とを具備している。封止部材(19)は封止部材用ブランク(21)をピストン本体(10)の第一の端部周りに通過させることによって、およびこの封止部材用ブランクを第一の円形縁部に向かって移動させることによってピストン本体(10)上に取り付ける。封止部材用ブランク(21)の内径は中心外方円筒状表面部分(13)の最大の直径よりも小さい。封止部材用ブランク(12)は変形して中心外方円筒状表面部分および溝または凹部(13)に緊密に係合する。このようにして、中心外方円筒状表面部分に沿って軸線方向に延びると共に第一および第二の円形縁部(11、12)を越えて延びる対向する第一および第二の端部をそれぞれ有する管状封止部材(19)を形成する。その結果、管状封止部材のこれら両端部の両方が封止用リップ(20)として機能する。ピストン本体は前記中心外方円筒状表面部分(13)から延びる対向する端部分(14、15)を備えた段差付き形状であり、各端部分の外径は中心外方円筒状表面部分の直径よりも小さい、従って、前記第一および第二の縁部(11、12)は中心外方円筒状表面部分(13)を対向する端部分(14、15)から分離させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、最大外径を有していて第一および第二の円形縁部の間に延びる中心
外方円筒状表面部分を形成するピストン本体と、変形可能な材料から形成されて
いて前記円筒状表面部分に緊密に係合する封止部材とを具備するピストンまたは
プランジャの製造方法に関する。そのようなピストンまたはプランジャは流体圧
シリンダまたは気圧シリンダと協動できると共に、ピストンポンプ等の一部を形
成できる。例えばこの形式のピストンまたはプランジャを車または他の車両の緩
衝装置に使用できる。
【0002】 円板型の角度付き円形封止部材用ブランクをピストン本体に取り付けて、この
ブランクをピストン本体の外面に接触している管状封止部材に緊密に接触させて
変形させることによって、ピストンまたはプランジャを製造することが知られて
いる。ピストン本体の外方周面の最大の外径よりもわずかに大きい内径を有する
雌型マンドレルによって、通常は封止部材用ブランクをピストン本体に取り付け
る。さらに、封止部材用ブランクの後縁を変形させてこのブランクをピストン本
体の外方周面に形成されたチャネルまたは溝に受容させることによって管状封止
部材をピストン本体上に位置決めする。管状封止部材の前縁はピストン本体の外
方周面から半径方向に延びていて封止用リップを形成している。
【0003】 本発明は封止部材の両端部において封止用リップを有する前述した形式のピス
トンまたはプランジャを製造する製造方法を提供する。従って、本発明は、ピス
トン本体を具備し、該ピストン本体は該ピストン本体上に中心外方円筒状表面部
分を形成し、該外方円筒状表面部分は最大外径を有すると共に第一および第二の
円形縁部の間に延びており、さらに、変形可能な材料から形成されていて前記円
筒形状表面部分と緊密に係合する封止部材を具備するピストンまたはプランジャ
を製造する製造方法において、ピストン本体を形成し、該ピストン本体の前記中
心円筒状表面部分内において周方向に延びていて軸線方向に間隔をおいて配置さ
れた溝または凹部を形成し、環状の封止部材用ブランクを前記ピストン本体の第
一の端部周りに通過させて該封止部材用ブランクを前記第一の円形縁部に向かう
よう移動させ、前記封止部材用ブランクの内径は前記中心外方円筒状表面部分の
最大直径よりも概ね小さくなっており、前記ブランクを前記中心外方円筒状表面
部分に形成された前記溝または凹部に進入させて、前記中心外方円筒状表面部分
と緊密に係合するよう前記封止部材用ブランクを変形させ、それにより、前記中
心外方円筒状表面部分に沿って半径方向に延びていて対向する第一および第二の
端部を有する管状封止部材を形成し、これら第一および第二の端部は前記第一お
よび第二の円形縁部を越えてそれぞれ延びており、その結果、前記管状封止部材
の前記対向する端部が封止用リップとして機能しうるようにした製造方法を提供
する。
【0004】 ピストン本体は中心外方円筒状表面部分から延びる端部分を有しうる。これら
端部分の外径は中心外方円筒状表面部分の外径にほぼ等しい。しかしながら、好
ましい実施形態においては、前記ピストン本体が前記中心外方円筒状表面部分か
ら延びる対向する端部分を備えた段差付き形状であり、これら端部分の間に前記
第一および第二の縁部を形成するために前記各端部分の前記外径が前記中心外方
円筒状表面部分の直径よりも小さいようにした。管状封止部材をピストン本体に
対して正確に位置決めするのが重要である。このことは、例えば前記封止部材の
第一の端部すなわち後縁が環状溝内に一時的に受容または配置されることによっ
て得られうる。この環状溝は、隣接する第一の端部から軸線方向に間隔をおいて
配置されたピストン本体の外方周面に形成されている。このことは、最大外径が
中心外方円筒状表面部分よりもわずかに小さいピストン本体の端部分にそのよう
な溝を形成できることを意味している。
【0005】 ピストン本体の中心外方周面部分に形成された環状溝または凹部は、封止部材
用ブランクが変形するときに封止部材を受容する。その結果、封止部材とピスト
ン本体との間でインターロック結合作用が行われる。管状封止部材の第一の端部
が封止用リップへと変形するのは、前記ピストン本体の前記外方周面内に形成さ
れていて前記第一の端部から軸線方向に間隔をおいて隣接して配置されている環
状溝に前記管状封止部材の前記第一の端部を配置することによって、前記管状封
止部材を前記ピストン本体上に配置するようにしたときに容易になることが分か
っている。通常は前記第一の軸線方向間隔は3mmよりも大きくて、第一の軸線
方向間隔は第二の軸線方向間隔の少なくとも二倍であるのが好ましい。
【0006】 環状の封止部材用ブランクは例えば円板またはチューブでありうるか、もしく
は封止部材用ブランクは他の適切な形態、例えばストリップ、バンド、金属製シ
ートからなる環状片であってもよい。これら封止部材用ブランクをピストン本体
に取り付ける。封止部材用ブランクを塑性変形させることによって封止部材用ブ
ランクをピストン本体に取り付けるときに、ピストン本体および/または封止部
材用ブランクを或る温度、通常は20℃から100℃の範囲の温度まで加熱して
もよい。さらに、封止部材用ブランクを管状封止部材へと変形させるときに、製
造されたピストンまたはプランジャを高温度にさらしてもよく、それにより、ピ
ストンまたはプランジャの有効外径を校正できると共に、管状封止部材の両端部
のうちの少なくとも一方を半径方向外側に移動させて封止用リップを形成するこ
とができる。前述した熱処理を行うときに、ピストンまたはプランジャを150
℃から260℃の範囲の温度まで加熱することができる。環状の封止部材用ブラ
ンクは略平坦であって、例えばパンチングすることによりシート材料から形成す
ることができる。しかしながら、管状部材を切断することによって封止部材用ブ
ランクを形成することもできるのが好ましい。
【0007】 封止部材用ブランクをあらゆる適切な方法でピストン本体に取り付けることが
できる。しかしながら、封止部材用ブランクをテーパ付き部材または円錐台型部
材に通してピストン本体上に通過させるのが好ましい。このテーパ付き部材また
は円錐台型部材は、ピストン本体の一方の端部に当接して係合するよう位置決め
された幅広端部を有している。次いで、封止部材用ブランクに半径方向内方に向
かう力を加え、それにより、ブランクが変形してピストン本体の中心外方円筒状
表面部分に係合するようになる。好ましい実施形態においては、前記封止部材用
ブランクが内部に開口部を備えた圧縮部材により変形され、前記開口部の直径は
前記ピストン本体の前記中心外方円筒状表面部分の最大の外径よりも大きくなっ
ており、前記封止部材用ブランクが配置された前記ピストン本体は前記圧縮部材
の前記開口部を通って前記圧縮部材に対して軸線方向に移動され、それにより、
前記封止部材用ブランクが前記ピストン本体の溝または凹部内に係合するよう変
形される。
【0008】 本発明はさらに、外方円筒状表面部分を形成するピストン本体を具備し、前記
外方円筒状表面部分は前記ピストン本体の軸線方向に間隔をおいて配置された第
一および第二の円形縁部の間に延びており、周方向に延びていて互いに軸線方向
に間隔をおいて配置された溝または凹部が前記円筒状表面に形成されており、さ
らに、前記周方向表面部分に緊密に係合するよう変形する変形可能な材料から形
成された環状封止部材を具備し、前記封止部材は、前記ピストン本体の前記第一
および第二の円形縁部を越えて延びる対向する第一および第二の端部をそれぞれ
有しており、それにより、封止用リップとして機能する管状封止部材の対向する
端部分が形成されるピストンまたはプランジャを提供する。
【0009】 別の態様によれば、本発明は、前記ピストン本体が間隔をおいて軸線方向に配
置された該ピストン本体の第一および第二の円形縁部の間に延びる外方円筒状表
面部分を形成しており、周方向に延びていて互いに軸線方向に間隔をおいて配置
された溝または凹部が、変形可能な材料から形成された環状封止部材を保持する
ために前記外方円筒状表面に形成されており、前記ピストン本体の前記外方周面
部分における前記溝または凹部は、前記ピストン本体の前記第一の縁部からこれ
に隣接していて周方向に延びる溝または凹部までの第一の軸線方向間隔が前記ピ
ストン本体の前記第二の縁部からこれに隣接する前記溝または凹部までの第二の
軸線方向間隔よりも大きくなるように位置決めされている請求項11に記載のピ
ストン本体に使用されるピストン本体を提供する。
【0010】 図面を参照して本発明を説明する。 図1から図3、および図5に示されるピストンまたはプランジャは外方周面を
備えたピストン本体10を具備している。この外方周面は第一および第二の円形
縁部11、12によって中心部分13と対向する一対の端部分14、15とにそ
れぞれ分割される。多数の環状溝または環状チャネル16が外方周面の中心部分
13に形成されているが、環状チャネルまたは環状溝17(図4および図5)を
ピストン本体10の一方の端部分に形成することもできる。端部分14、15の
最大の外径は中心部分13の最大の外径よりもわずかに小さいのが好ましい。図
示しないピストンロッドなどを受容するための中心ボア18がピストン本体10
に設けられうる。鋳造作用、加圧成形作用または焼結作用によってピストン本体
10を金属から形成するのが好ましい。あるいは、ピストン本体を硬質プラスチ
ックまたは他の適切な材料から形成することもできる。
【0011】 ピストンまたはプランジャは、半径方向に延びる封止用リップ20を両端部に
おいて形成している管状封止部材19をさらに具備している。封止部材19は、
別の材料、例えば粒子または例として青銅の金属粉末と共に混合することのでき
るポリテトラフルオロエチレンから形成されるのが好ましい。封止部材の材料部
分は環状溝16内に延びている。この封止部材の材料部分は、円形縁部11、1
2を形成していて反対方向を向いていて半径方向に延びる環状肩部に接触してい
る。
【0012】 封止部材19はおよび図4に示されるように概ね一般的な方法でピストン本体
10上に取り付けられうる。例えばポリテトラフルオロエチレンから形成されう
る環状であって円板型の封止部材用ブランク21を幅狭の円錐台型取付部分22
周りに配置する。取付部分22の幅広端部はピストン本体10の外方周面の中心
部分13の最大の外径に対応する外径を有していて、図4に示されるように、ピ
ストン本体の第一の端部分14に接触して係合する。
【0013】 中心部分13の最大の外径よりもわずかに大きい内径を有していて環状でかつ
円盤形の雌型マンドレル23を図4において矢印24で示されるように取付部分
22およびピストン本体10周りに軸線方向に移動させる。その結果、円板状の
封止部材用ブランク21は、塑性変形により管状シートへと変形する。取付部分
22とピストン本体10を結合させた全軸線方向長さ部分に沿ってマンドレル2
3を軸線方向に移動させると、ブランク21は図5に示されるように管状封止部
材19へと変形する。
【0014】 円板状の封止部材用ブランク21は図4に示されるように管状の形態へと変形
し、後縁25はチャネルまたは溝17内に均等に進入してこれらチャネルまたは
溝17内に受容される。しかしながら、ピストン本体10とピストン本体10上
に取り付けられた管状封止部材19とが公知の方法により後の段階で熱処理作用
を受けるときに、管状封止部材の両端部は封止リップを形成するために半径方向
外側に移動される。第一の円形縁部11とこれに隣接する溝またはチャネル16
との間の軸線方向間隔が第二の円形縁部12とこれに隣接する溝またはチャネル
16との間の軸線方向間隔よりも概ね大きいので、後縁25はチャネルまたは溝
17からそのように外方に移動する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に基づくピストンまたはプランジャの実施形態の部分断面斜視図である
【図2】 図1に示されるピストンの端面図である。
【図3】 図1および図2に示されるピストンの部分断面側面図である。
【図4】 封止部材用ブランクをピストン本体に取り付けるためのプロセスを示す図であ
る。
【図5】 完成したピストンまたはプランジャの軸線方向断面図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年11月15日(2000.11.15)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 ピストンまたはプランジャおよびこれらの製造方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、最大外径を有していて第一および第二の円形縁部の間に延びる中心
外方円筒状表面部分を形成するピストン本体と、変形可能な材料から形成されて
いて前記円筒状表面部分に緊密に係合する封止部材とを具備するピストンまたは
プランジャの製造方法に関する。そのようなピストンまたはプランジャは流体圧
シリンダまたは気圧シリンダと協動できると共に、ピストンポンプ等の一部を形
成できる。例えばこの形式のピストンまたはプランジャを車または他の車両の緩
衝装置に使用できる。
【0002】 円板型の角度付き円形封止部材用ブランクをピストン本体に取り付けて、この
ブランクをピストン本体の外面に接触している管状封止部材に緊密に接触させて
変形させることによって、ピストンまたはプランジャを製造することが知られて
いる。米国特許第5520092号明細書を参照されたい。ピストン本体の外方
周面の最大の外径よりもわずかに大きい内径を有する雌型マンドレルによって、
通常は封止部材用ブランクをピストン本体に取り付ける。さらに、封止部材用ブ
ランクの後縁を変形させてこのブランクをピストン本体の外方周面に形成された
チャネルまたは溝に受容させることによって管状封止部材をピストン本体上に位
置決めする。管状封止部材の前縁はピストン本体の外方周面から半径方向に延び
ていて封止用リップを形成している。
【0003】 本発明は封止部材の両端部において封止用リップを有する前述した形式のピス
トンまたはプランジャを製造する製造方法を提供する。従って、本発明は、ピス
トン本体を具備し、該ピストン本体は該ピストン本体上に中心外方円筒状表面部
分を形成し、該外方円筒状表面部分は最大外径を有すると共に第一および第二の
円形縁部の間に延びており、さらに、変形可能な材料から形成されていて前記円
筒形状表面部分と緊密に係合する封止部材を具備するピストンまたはプランジャ
を製造する製造方法であって、ピストン本体を形成し、該ピストン本体の前記中
心円筒状表面部分内に周方向に延びていて軸線方向に間隔をおいて配置された溝
または凹部を形成し、環状の封止部材用ブランクを前記ピストン本体の第一の端
部周りに通過させて該封止部材用ブランクを前記第一の円形縁部に向かうよう移
動させ、前記封止部材用ブランクの内径は前記中心外方円筒状表面部分の最大直
径よりも概ね小さいようにしており、前記ブランクを前記中心外方円筒状表面部
分に形成された前記溝または凹部に進入させて、前記中心外方円筒状表面部分と
緊密に係合するよう前記封止部材用ブランクを変形させ、それにより、前記中心
外方円筒状表面部分に沿って半径方向に延びる管状封止部材を形成する製造方法
において、前記第一および第二の円形縁部を越えてそれぞれ延びる第一および第
二の端部を備えるよう前記管状封止部材を形成し、前記ピストン本体および該ピ
ストン本体に取り付けられた前記封止部材に対して熱処理を行い、それにより、
前記管状封止部材の前記両端部の少なくとも一方が半径方向外側に移動し、その
結果、前記両端部分が封止用リップとして機能することを特徴とする製造方法を
提供する。
【0004】 ピストン本体は中心外方円筒状表面部分から延びる端部分を有しうる。これら
端部分の外径は中心外方円筒状表面部分の外径にほぼ等しい。しかしながら、好
ましい実施形態においては、前記ピストン本体が前記中心外方円筒状表面部分か
ら延びる対向する端部分を備えた段差付き形状であり、これら端部分の間に前記
第一および第二の縁部を形成するために前記各端部分の前記外径が前記中心外方
円筒状表面部分の直径よりも小さいようにしている。管状封止部材をピストン本
体に対して正確に位置決めするのが重要である。このことは、例えば前記封止部
材の第一の端部すなわち後縁が環状溝内に一時的に受容または配置されることに
よって得られうる。この環状溝は、隣接する第一の端部から軸線方向に間隔をお
いて配置されたピストン本体の外方周面に形成されている。このことは、最大外
径が中心外方円筒状表面部分よりもわずかに小さいピストン本体の端部分にその
ような溝を形成できることを意味している。
【0005】 ピストン本体の中心外方周面部分に形成された環状溝または凹部は、封止部材
用ブランクが変形するときに封止部材を受容する。その結果、封止部材とピスト
ン本体との間でインターロック結合作用が行われる。管状封止部材の第一の端部
が封止用リップへと変形するのは、前記ピストン本体の前記外方周面内に形成さ
れていて前記第一の端部から軸線方向に間隔をおいて隣接して配置されている環
状溝に前記管状封止部材の前記第一の端部を配置することによって、前記管状封
止部材を前記ピストン本体上に配置するようにしたときに容易になることが分か
っている。通常は前記第一の軸線方向間隔は3mmよりも大きくて、第一の軸線
方向間隔は第二の軸線方向間隔の少なくとも二倍であるのが好ましい。
【0006】 環状の封止部材用ブランクは例えば円板またはチューブでありうるか、もしく
は封止部材用ブランクは他の適切な形態、例えばストリップ、バンド、金属製シ
ートからなる環状片であってもよい。これら封止部材用ブランクをピストン本体
に取り付ける。封止部材用ブランクを塑性変形させることによって封止部材用ブ
ランクをピストン本体に取り付けるときに、ピストン本体および/または封止部
材用ブランクを或る温度、通常は20℃から100℃の範囲の温度に加熱しても
よい。さらに、封止部材用ブランクを管状封止部材へと変形させるときに、製造
されたピストンまたはプランジャを高温度にさらしてもよく、それにより、ピス
トンまたはプランジャの有効外径を校正できると共に、管状封止部材の両端部の
うちの少なくとも一方を半径方向外側に移動させて封止用リップを形成すること
ができる。前述した熱処理を行うときに、ピストンまたはプランジャを150℃
から260℃の範囲の温度まで加熱することができる。環状の封止部材用ブラン
クは略平坦であって、例えばパンチングすることによりシート材料から形成する
ことができる。しかしながら、管状部材を切断することによって封止部材用ブラ
ンクを形成することもできるのが好ましい。
【0007】 封止部材用ブランクをあらゆる適切な方法でピストン本体に取り付けることが
できる。しかしながら、封止部材用ブランクをテーパ付き部材または円錐台型部
材に通してピストン本体上に通すのが好ましい。このテーパ付き部材または円錐
台型部材は、ピストン本体の一方の端部に当接して係合するよう位置決めされた
幅広端部を有している。次いで、封止部材用ブランクに半径方向内方に向かう力
を加え、それにより、ブランクが変形してピストン本体の中心外方円筒状表面部
分に係合するようになる。好ましい実施形態においては、前記封止部材用ブラン
クが内部に開口部を備えた圧縮部材により変形され、前記開口部の直径は前記ピ
ストン本体の前記中心外方円筒状表面部分の最大の外径よりも大きくなっており
、前記封止部材用ブランクが配置された前記ピストン本体は前記圧縮部材の前記
開口部を通って前記圧縮部材に対して軸線方向に移動され、それにより、前記封
止部材用ブランクが前記ピストン本体の溝または凹部内に係合するよう変形され
る。
【0008】 本発明はさらに、外方円筒状表面部分を形成するピストン本体を具備し、前記
外方円筒状表面部分は前記ピストン本体の軸線方向に間隔をおいて配置された第
一および第二の円形縁部の間に延びており、周方向に延びていて互いに軸線方向
に間隔をおいて配置された溝または凹部が前記円筒状表面に形成されており、さ
らに、前記周方向表面部分に緊密に係合するよう変形する変形可能な材料から形
成された環状封止部材を具備するピストンまたはプランジャにおいて、前記封止
部材は、前記ピストン本体の前記第一および第二の円形縁部を越えて延びる対向
する第一および第二の端部をそれぞれ有しており、それにより、封止用リップと
して機能する管状封止部材の対向する端部分が形成されるピストンまたはプラン
ジャを提供する。
【0009】 別の態様によれば、本発明は、前記ピストン本体が間隔をおいて軸線方向に配
置された該ピストン本体の第一および第二の円形縁部の間に延びる外方円筒状表
面部分を形成しており、周方向に延びていて互いに軸線方向に間隔をおいて配置
された溝または凹部が、変形可能な材料から形成された環状封止部材を保持する
ために前記外方円筒状表面に形成されるようにした、前述したピストンまたはプ
ランジャに使用されるピストン本体において、前記ピストン本体の前記外方周面
部分における前記溝または凹部は、前記ピストン本体の前記第一の縁部からこれ
に隣接していて周方向に延びる溝または凹部までの第一の軸線方向間隔が前記ピ
ストン本体の前記第二の縁部からこれに隣接する前記溝または凹部までの第二の
軸線方向間隔の少なくとも二倍であるように位置決めされている、前述したピス
トンまたはプランジャに使用されるピストン本体を提供する。
【0010】 図面を参照して本発明を説明する。 図1から図3、および図5に示されるピストンまたはプランジャは外方周面を
備えたピストン本体10を具備している。この外方周面は第一および第二の円形
縁部11、12によって中心部分13と対向する一対の端部分14、15とにそ
れぞれ分割される。多数の環状溝または環状チャネル16が外方周面の中心部分
13に形成されているが、環状チャネルまたは環状溝17(図4および図5)を
ピストン本体10の一方の端部分に形成することもできる。端部分14、15の
最大の外径は中心部分13の最大の外径よりもわずかに小さいのが好ましい。図
示しないピストンロッドなどを受容するための中心ボア18がピストン本体10
に設けられうる。鋳造作用、加圧成形作用または焼結作用によってピストン本体
10を金属から形成するのが好ましい。あるいは、ピストン本体を硬質プラスチ
ックまたは他の適切な材料から形成することもできる。
【0011】 ピストンまたはプランジャは、半径方向に延びる封止用リップ20を両端部に
おいて形成している管状封止部材19をさらに具備している。封止部材19は、
別の材料、例えば粒子または例として青銅の金属粉末と共に混合することのでき
るポリテトラフルオロエチレンから形成されるのが好ましい。封止部材の材料部
分は環状溝16内に延びている。この封止部材の材料部分は、円形縁部11、1
2を形成していて反対方向を向いていて半径方向に延びる環状肩部に接触してい
る。
【0012】 封止部材19はおよび図4に示されるように概ね一般的な方法でピストン本体
10上に取り付けられうる。例えばポリテトラフルオロエチレンから形成されう
る環状であって円板型の封止部材用ブランク21を幅狭の円錐台型取付部分22
周りに配置する。取付部分22の幅広端部はピストン本体10の外方周面の中心
部分13の最大の外径に対応する外径を有していて、図4に示されるように、ピ
ストン本体の第一の端部分14に接触して係合する。
【0013】 中心部分13の最大の外径よりもわずかに大きい内径を有していて環状でかつ
円盤形の雌型マンドレル23を図4において矢印24で示されるように取付部分
22およびピストン本体10周りに軸線方向に移動させる。その結果、円板状の
封止部材用ブランク21は、塑性変形により管状シートへと変形する。取付部分
22とピストン本体10を結合させた全軸線方向長さ部分に沿ってマンドレル2
3を軸線方向に移動させると、ブランク21は図5に示されるように管状封止部
材19へと変形する。
【0014】 円板状の封止部材用ブランク21は図4に示されるように管状の形態へと変形
し、後縁25はチャネルまたは溝17内に均等に進入してこれらチャネルまたは
溝17内に受容される。しかしながら、ピストン本体10とピストン本体10上
に取り付けられた管状封止部材19とが公知の方法により後の段階で熱処理作用
を受けるときに、管状封止部材の両端部は封止リップを形成するために半径方向
外側に移動される。第一の円形縁部11とこれに隣接する溝またはチャネル16
との間の軸線方向間隔が第二の円形縁部12とこれに隣接する溝またはチャネル
16との間の軸線方向間隔よりも概ね大きいので、後縁25はチャネルまたは溝
17からそのように外方に移動する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に基づくピストンまたはプランジャの実施形態の部分断面斜視図である
【図2】 図1に示されるピストンの端面図である。
【図3】 図1および図2に示されるピストンの部分断面側面図である。
【図4】 封止部材用ブランクをピストン本体に取り付けるためのプロセスを示す図であ
る。
【図5】 完成したピストンまたはプランジャの軸線方向断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16J 9/00 F16J 9/12 9/12 9/28 9/28 F16F 9/32 L M Fターム(参考) 3J044 AA18 BA01 BA06 BC01 BC03 BC04 BC06 CA06 CA13 CB01 DA10 DA20 3J069 AA50 CC13 CC14 DD47 【要約の続き】 対向する端部分(14、15)を備えた段差付き形状で あり、各端部分の外径は中心外方円筒状表面部分の直径 よりも小さい、従って、前記第一および第二の縁部(1 1、12)は中心外方円筒状表面部分(13)を対向す る端部分(14、15)から分離させている。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストン本体を具備し、該ピストン本体は該ピストン本体上
    に中心外方円筒状表面部分を形成し、該外方円筒状表面部分は最大外径を有する
    と共に第一および第二の円形縁部の間に延びており、さらに、変形可能な材料か
    ら形成されていて前記円筒形状表面部分と緊密に係合する封止部材を具備するピ
    ストンまたはプランジャを製造する製造方法において、 ピストン本体を形成し、 該ピストン本体の前記中心円筒状表面部分内に周方向に延びていて軸線方向に
    間隔をおいて配置された溝または凹部を形成し、 環状の封止部材用ブランクを前記ピストン本体の第一の端部周りに通過させて
    該封止部材用ブランクを前記第一の円形縁部に向かうよう移動させ、前記封止部
    材用ブランクの内径は前記中心外方円筒状表面部分の最大直径よりも概ね小さい
    ようにしており、 前記ブランクを前記中心外方円筒状表面部分に形成された前記溝または凹部に
    進入させて、前記中心外方円筒状表面部分と緊密に係合するよう前記封止部材用
    ブランクを変形させ、それにより、前記中心外方円筒状表面部分に沿って半径方
    向に延びていて対向する第一および第二の端部を有する管状封止部材を形成し、
    これら第一および第二の端部は前記第一および第二の円形縁部を越えてそれぞれ
    延びており、その結果、前記管状封止部材の前記対向する端部が封止用リップと
    して機能しうるようにした製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ピストン本体が前記中心外方円筒状表面部分から延びて
    いて対向する端部分を備えた段差付き形状であり、これら端部分の間に前記第一
    および第二の縁部を形成するために前記各端部分の前記外径が前記中心外方円筒
    状表面部分の直径よりも小さいようにした請求項1に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ピストン本体の前記外方周面内に形成されていて前記第
    一の端部から軸線方向に間隔をおいて隣接して配置されている環状溝に前記管状
    封止部材の前記第一の端部を配置することによって、前記管状封止部材を前記ピ
    ストン本体上に配置するようにした請求項1または2に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記ピストン本体の前記中心外方周面部分における前記溝ま
    たは凹部は、前記第一の円形縁部から前記中心部分において前記第一の円形縁部
    に隣接していて周方向に延びる前記溝または凹部までの第一の軸線方向間隔が、
    前記第二の円形縁部から前記中心部分において前記第二の円形縁部に隣接して周
    方向に延びる前記溝または凹部までの第二の軸線方向間隔よりも概ね大きいよう
    にした請求項1から3のいずれか一項に記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第一の軸線方向間隔が前記第二の軸線方向間隔の少なく
    とも二倍であるようにした請求項4に記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ピストン本体および該ピストン本体に取り付けられた前
    記封止部材が熱処理を受け、それにより、前記管状封止部材の両端部のうちの少
    なくとも一方が半径方向外側に移動するようにした請求項1から5のいずれか一
    項に記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記環状封止部材用ブランクが略平坦であってシート材料か
    ら形成されている請求項1から6のいずれか一項に記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記封止部材用ブランクがテーパ付き部材を介して前記ピス
    トン本体上を通過し、前記テーパ付き部材は前記ピストン本体の一端に当接して
    係合するよう位置決めされた前記テーパ付き部材の幅広端部を有している請求項
    1から7のいずれか一項に記載の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記封止部材用ブランクが半径方向内側を向いた力を受け、
    それにより、前記封止部材用ブランクは前記ピストン本体の前記中心外方円筒状
    表面部分に係合するよう変形される請求項1から8のいずれか一項に記載の製造
    方法。
  10. 【請求項10】 前記封止部材用ブランクが内部に開口部を備えた圧縮部材
    により変形され、前記開口部の直径は前記ピストン本体の前記中心外方円筒状表
    面部分の最大の外径よりも大きくなっており、前記封止部材用ブランクが配置さ
    れた前記ピストン本体は前記圧縮部材の前記開口部を通って前記圧縮部材に対し
    て軸線方向に移動され、それにより、前記封止部材用ブランクが前記ピストン本
    体の溝または凹部内に係合するよう変形される請求項1から9のいずれか一項に
    記載の製造方法。
  11. 【請求項11】 外方円筒状表面部分を形成するピストン本体を具備し、前
    記外方円筒状表面部分は前記ピストン本体の軸線方向に間隔をおいて配置された
    第一および第二の円形縁部の間に延びており、周方向に延びていて互いに軸線方
    向に間隔をおいて配置された溝または凹部が前記円筒状表面に形成されており、 さらに、 前記周方向表面部分に緊密に係合するよう変形する変形可能な材料から形成さ
    れた環状封止部材を具備し、該封止部材は、前記ピストン本体の前記第一および
    第二の円形縁部を越えて延びる対向する第一および第二の端部をそれぞれ有して
    おり、それにより、封止用リップとして機能する管状封止部材の対向する端部分
    が形成されるピストンまたはプランジャ。
  12. 【請求項12】 前記ピストン本体の前記中心外方周面部分における溝また
    は凹部は、前記ピストン本体の前記第一の縁部からこれに隣接していて周方向に
    延びる前記溝または凹部までの第一の軸線方向間隔が、前記ピストン本体の前記
    第二の縁部からこれに隣接する前記溝または凹部までの第二の軸線方向間隔より
    も概ね大きくなるように位置決めされている請求項11に記載のピストンまたは
    プランジャ。
  13. 【請求項13】 前記第一の軸線方向間隔が前記第二の軸線方向間隔の少な
    くとも二倍であるようにした請求項12に記載のピストンまたはプランジャ。
  14. 【請求項14】 前記ピストン本体は、前記円筒状表面部分を形成する中間
    部分から延びる対向する端部分を備えた段差付き形状であり、前記中間部分の直
    径は前記端部分の直径よりも大きくてこれら端部分の間に前記第一および第二の
    縁部を形成している請求項11から13のいずれか一項に記載のピストンまたは
    プランジャ。
  15. 【請求項15】 前記ピストン本体が間隔をおいて軸線方向に配置された該
    ピストン本体の第一および第二の円形縁部の間に延びる外方円筒状表面部分を形
    成しており、周方向に延びていて互いに軸線方向に間隔をおいて配置された溝ま
    たは凹部が、変形可能な材料から形成された環状封止部材を保持するために前記
    外方円筒状表面に形成されており、前記ピストン本体の前記外方周面部分におけ
    る前記溝または凹部は、前記ピストン本体の前記第一の縁部からこれに隣接して
    いて周方向に延びる溝または凹部までの第一の軸線方向間隔が前記ピストン本体
    の前記第二の縁部からこれに隣接する前記溝または凹部までの第二の軸線方向間
    隔よりも大きくなるように位置決めされている請求項11に記載のピストン本体
    に使用されるピストン本体。
  16. 【請求項16】 前記ピストン本体は、前記円筒状表面部分を形成する中間
    部分から延びる対向する端部分を備えた段差付き形状であり、前記中間部分の直
    径は前記端部分の直径よりも大きくてこれら端部分の間に前記第一および第二の
    縁部を形成している請求項15に記載のピストン本体。
  17. 【請求項17】 前記第一の円形縁部に隣接する前記ピストン本体の前記端
    部分が内部に形成された環状の凹部または溝を有している請求項16に記載のピ
    ストン本体。
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