JP2002531725A - ケーブル、ケーブル心線およびホースの周りに編組を施すための方法および装置 - Google Patents

ケーブル、ケーブル心線およびホースの周りに編組を施すための方法および装置

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JP2002531725A
JP2002531725A JP2000586989A JP2000586989A JP2002531725A JP 2002531725 A JP2002531725 A JP 2002531725A JP 2000586989 A JP2000586989 A JP 2000586989A JP 2000586989 A JP2000586989 A JP 2000586989A JP 2002531725 A JP2002531725 A JP 2002531725A
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grip element
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キュンツェル ヴォルフガング
クッチャー トーマス
ラッテイ フランク
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Siemens AG
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    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B35/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, knitting machines, not otherwise provided for
    • D04B35/02Knitting tools or instruments not provided for in group D04B15/00 or D04B27/00
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B39/00Knitting processes, apparatus or machines not otherwise provided for

Abstract

(57)【要約】 複数の繊維製の編組素線、金属製の編組素線および/またはこれに類する編組素線から成る編組素線鎖状体を用いて、ケーブル、ホースまたはこれに類する工作物の周りに編組を施すための方法において、編組素線鎖状体を、編組素線を操作する複数のグリップエレメントの使用下に形成し、この場合、常に1つのグリップエレメントが、当該グリップエレメントの前方に配置されたグリップエレメントの編組素線材料を引き取るように前記グリップエレメントを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、請求項1の上位概念部に記載されているような、ケーブル、個々の
ケーブル心線、ホースまたはこれに類する細長い工作物の周りに、複数の保持エ
レメントを用いて編組を施すための方法および装置に関する。
【0002】 ケーブル、ケーブル心線、ホースまたはこれに類する工作物の周りに編組を施
す目的で、金属製の線材、繊維糸または比較可能な材料(以下「編組素線」もし
くは「保持エレメント」と呼ぶ)を、編組を施したい工作物に巻き付け、これに
よって工作物の機械的または物理的な特性、たとえば強度、摩耗品質または電磁
シールド性を改善するための機械および装置を使用することが知られている。こ
の場合、個々の編組素線は、編組完成後に各編組素線自体が、編組を施された対
象物をスパイラル状もしくは螺旋状に取り囲むように、編組を施したい対象物を
巡って案内される。
【0003】 こうして形成された編組の確実な機能を保証するためには、一般に少なくとも
2本の編組素線が設けられている。この場合、これらの編組素線により形成され
たスパイラル線もしくは螺旋線の勾配方向は一般に互いに逆向きに形成される。
【0004】 このような方法に基づいて作業する装置の1例は、ドイツ連邦共和国特許出願
公告第3113528号明細書に記載されている。
【0005】 たとえばエネルギを案内するケーブル心線の電磁シールドの場合のような特別
な使用事例では、多数の編組素線が使用される。この場合、スパイラル線もしく
は螺旋線の各勾配は、編組素線全体が、編組を施したいケーブルの外周面を完全
に覆うように寸法設定されている。
【0006】 工作物の周りにスパイラルもしくは螺旋を描くように施与された編組素線の原
理に基づいて実施される公知の方法は、実質的に次のようにして行われる。すな
わち、編組を施したい工作物が編組処理部の傍らを直線状に引っ張られて、編組
を形成する編組素線が、編組を施したい工作物を巡るように運動させられる。編
組を施したい工作物を巡るような編組素線の運動は、引抜き長手方向に対して直
交する方向に描かれた仮想平面内でほぼ円を描くように行われる。
【0007】 とりわけ高い本数の編組素線が使用される場合に、編組素線同士の絡み合いを
達成するためには、複雑な運動経過が実現されなければならない。このことは、
手間のかかる装置を用いてしか実現され得ない。特に、ケーブル、個々のケーブ
ル心線、ホースまたはこれに類する工作物の周りに施される編組のこのような原
理には、適当な貯え器、たとえばリールに貯えられた編組素線材料の貯え量全体
が、螺旋状の編組を得る目的で常時、編組を施したい工作物を巡って一緒に運動
させられなければならないという欠点が付随する。
【0008】 この運動時に発生する慣性力に基づき、一緒に案内可能となる編組素線材料の
容量は物理的な限界に拘束される。なぜならば、機械および装置の、経済的に許
容可能な作業速度が保証されていなければならないからである。これらの理由か
ら制限された、一緒に案内可能となる編組素線材料の容量は、編組を施された工
作物の、不断に製造可能となる長さを決定する。
【0009】 ドイツ連邦共和国特許出願公開第19546773号明細書に基づき、細長い
工作物の周りに、少なくとも1本の保持エレメントを用いて編組を施すための別
の方法が公知である。工作物の外周面における保持エレメントの位置固定は、保
持エレメントによって工作物の種々の離散個所にループが形成され、そしてこれ
らのループがそれぞれ互いに引き締められて保持力を形成することによって達成
される。この公知の方法は、特に保持エレメントのための貯え器を位置固定に取
り付けることができるという利点を提供する。
【0010】 本発明の課題は、少なくとも1本のこのような保持エレメントをループの形で
操作する(Manipulierung)ための運動経過を容易にするような方
法および装置を提供することである。
【0011】 この課題は請求項の特徴部に記載の特徴により解決される。本発明の有利な構
成は、請求項2以下に記載されている。
【0012】 これにより特に、高い作業速度でケーブル、個々のケーブル心線、ホースまた
はこれに類する工作物の周りに施される編組を、編組素線を操作するグリップエ
レメント、つまり一般的な操作エレメント(Manipulationsele
menten)の単純な運動経過において実施することが可能となる。
【0013】 少なくとも1本の編組素線をループの形で操作しかつこれらのループを互いに
引き締めるためには、複数のグリッパもしくはグリップエレメントが準備されて
いると有利である。これらのグリッパもしくはグリップエレメントの運動は実際
には比較的容易に同期化され得る。このことは、減じられた機械的手間および制
御技術的手間しか必要としない。
【0014】 さらに、工作物の周りに施される編組が、複数の繊維製の編組素線、金属製の
編組素線および/またはこれに類する編組素線から成る編組素線鎖状体によって
実現される有利な方法が提供されている。各編組素線はこの場合、有利には工作
物の円周の、編組素線数の逆数(Kehrwert)にほぼ相当する部分を覆っ
ていて、有利にはそれぞれ隣接した編組素線と絡み合う。たとえば、3本の編組
素線が使用される場合には、各編組素線がそれぞれ工作物の円周の約1/3を覆
うことになる。
【0015】 本発明による方法により形成された編組素線鎖状体は、特に編組素線を操作す
るグリッパを操作エレメントとして使用して形成される。使用されるグリッパは
それぞれ、交互に運動させられるスイングシャフトもしくは揺動軸に固定されて
いると有利である。
【0016】 これらの揺動軸はこの場合、これらの揺動軸が互いに等しい相互間隔を有しか
つ工作物の中心線に対する各揺動軸の間隔が等しい大きさになるように配置され
ていると有利である。各グリッパはそれぞれ1本の編組素線を案内する。
【0017】 編組素線の数およびこれに相応して、編組素線を操作するグリッパの数は可変
であり、その都度の使用事例に適合され得る。
【0018】 本発明による方法は、特に第1のグリッパの先端部が、工作物の母線と第2の
グリッパの裏面と、この第2のグリッパにより案内される編組素線とにより形成
される仮想の三角形を通って運動するように行われる。これにより、第2のグリ
ッパの編組素線は第1のグリッパのブレードに巻き掛けられる。第1のグリッパ
が引き続き運動することにより、別の三角形が形成される。この三角形は工作物
の母線と、第1のグリッパの裏面と、第1のグリッパにより案内される編組素線
とにより形成される。この三角形を通って、第3のグリッパの先端部が運動する
。これにより、第1のグリッパの編組素線が第3のグリッパのブレードに巻き掛
けられる。この第3のグリッパは、その運動に基づき、この第3のグリッパによ
り案内される編組素線および工作物の母線と共にさらに別の三角形を形成する。
この三角形を通って、第2のグリッパの先端部が運動し、これにより第3のグリ
ッパの編組素線が第2のグリッパのブレードに巻き掛けられる。グリッパの後退
運動時では、工作物に対する所定の相対位置が達成され、この相対位置では、各
グリッパブレードに位置する編組素線がグリッパから滑り落ち、ひいては当該編
組素線が載置されていたグリッパの編組素線に絡み付く。
【0019】 本発明により提案された、編組素線の鎖状体化もしくはリンキング(Verk
ettung)により、ケーブル、個々のケーブル心線、ホースまたはこれに類
する工作物の周りに施される編組が、極めて高い作業速度で可能となるので有利
である。この場合、編組素線材料の貯え量は、有利には位置固定に取り付けられ
得る貯え器内に収納されている。
【0020】 本発明のさらに別の利点および特徴は、以下の有利な実施例の説明ならびにこ
れに関連した図面から明らかとなる。
【0021】 図1には、3本の編組素線2,4,6から形成された編組素線鎖状体(Fle
chtaderkette)が三次元の斜視図で図示されており、この場合、編
組素線鎖状体により取り囲まれる工作物は、図面を見易くする目的で図示してい
ない。
【0022】 図1から判るように、「保持エレメント」とも呼ばれる編組素線のうち、編組
素線2は編組素線2,4の第1の絡み点8を起点として、工作物を中心としたス
パイラルもしくは螺旋を描く方向で編組素線2,6の第1の絡み点10にまで延
びている。それに対して、編組素線4は編組素線2,4の第1の絡み点8を起点
として、まず工作物の中心線に対して平行に編組素線2,4の第2の絡み点12
にまで延びている。編組素線6は編組素線2,6の第1の絡み点10を起点とし
て、工作物の外周面に沿って螺旋状に、編組素線4,6の第1の絡み点14にま
で延びていて、さらにこの第1の絡み点14から工作物の中心線に対して平行に
編組素線4,6の第2の絡み点16にまで延びており、さらにこの第2の絡み点
16からやはり工作物の外周面に沿って螺旋状に、編組素線2,6の第2の絡み
点18にまで延び、そしてこの第2の絡み点18から工作物の中心線に対して平
行に編組素線2,6の第2の絡み点10にまで延びている。それに対して、編組
素線2は編組素線2,6の第1の絡み点10から直線状に編組素線2,6の第2
の絡み点18にまで延び、そしてこの第2の絡み点18から工作物の外周面に沿
って螺旋状に編組素線2,4の第2の絡み点12にまで延びており、さらにこの
第2の絡み点12からやはり工作物の中心線に対して平行に編組素線2,4の第
1の絡み点8にまで延びている。編組素線2,4のこの第1の絡み点8には、編
組素線4が編組素線2,6の第1の絡み点14から螺旋を描く方向で到達してお
り、この場合、編組素線4は、編組素線2,4の第2の絡み点12から螺旋状に
編組素線4,6の第2の絡み点16へ到達し、次いでこの第2の絡み点16から
工作物の中心線に対して平行な方向で編組素線4,6の第1の絡み点14にまで
到達した後に、この第1の絡み点8に到達している。
【0023】 図2には、編組素線鎖状体形成の範囲の斜視図が示されている。図2から判る
ように、第2のグリッパ22の先端部20は、第1のグリッパ24と編組素線2
と工作物28の母線26とにより形成された三角形を通って運動し、これによっ
て編組素線2を第2のグリッパ22のブレードに巻き掛ける。第3のグリッパ3
0により案内された編組素線6はその間、第1のグリッパ24のブレードに巻き
掛かる。第3のグリッパ30自体は、第2のグリッパ22により案内される編組
素線4を第3のグリッパ30のブレード上に支持する。第3のグリッパ30が、
書き込まれた目下の運動方向(方向矢印で示す)に従動すると、編組素線4はこ
の第3のグリッパ30から滑り落ちて、この編組素線4に絡み付く編組素線6と
共に2つの絡み点14,16を形成する。同様にして、編組素線2,4ならびに
編組素線2,6は、各グリッパが前もって受容していた編組素線を各グリッパが
再び解放した後に、1作業サイクル当たりそれぞれ2つの絡み点を形成する。そ
れぞれ同種類の絡み点の間隔、つまり編組素線鎖状体のピッチは、工作物の引抜
き速度に対する編組機の作業周波数の比により決定される。
【0024】 図3には、有利な変化実施例を示す正面図が示されている。フレーム32には
、3つのスイングシャフトもしくは揺動軸34,36,38が支承されており、
これらの揺動軸34,36,38には、3つのグリッパキャリヤ40,42,4
4が固定されている。これらのグリッパキャリヤ40,42,44はグリッパ2
2,24,30を支持している。フレーム32における揺動軸36,38の支承
は、これら2つの揺動軸36,38の長手方向軸線が工作物28の長手方向軸線
に対して平行に延びるように行われる。工作物28の引抜き方向において、グリ
ッパホルダもしくはグリッパキャリヤ44は、グリッパ22が運動する平面のす
ぐ背後に位置する平面でグリッパ15が運動させられるように配置されている。
この調節は、グリッパ30の先端部が、グリッパ22と編組素線4と工作物の母
線26とにより形成された三角形を確実に通って運動し、そしてグリッパ22ま
たは編組素線4と衝突しないようにするために行われる。揺動軸34は、この揺
動軸34の長手方向軸線が工作物28の中心線と共に鋭角の角度を形成するよう
にフレーム32に支承されている。このことは、グリッパ24が図面で見て左側
の死点の近くでは工作物28の引抜き方向でグリッパ30の後方に位置し(図4
b参照)、これによりグリッパ24が引き続き、グリッパ30と編組素線6と工
作物28の母線26とにより形成された三角形を通って運動するようにするため
に行なわれ、そして図面で見て右側の死点の近くではグリッパ24が工作物28
の引抜き方向でグリッパ22の前方に位置し(図4a参照)、これによりグリッ
パ22が、図2に示したようにグリッパ24と編組素線2と工作物28の母線2
6とにより形成された三角形を通って運動し得るようにするために行われる。
【0025】 図5には、第2の有利な変化実施例において使用されるグリッパの正面図が示
されている。この有利な変化実施例では、工作物の周りに施される編組が、前記
実施例の場合と同様に、ただし2本の編組素線しか用いずに実施される。このグ
リッパは突刺し先端部(Stecherspitze)46を有していて、この
グリッパ自体は固有の編組素線を案内しない。このグリッパは突刺し先端部46
を用いて、適当な時点で、このグリッパの前方(正面)に配置されたグリッパの
編組素線を引き取り、この引き取られた編組素線を工作物に巻き掛け、これによ
りこの編組素線および工作物28の母線26と共に三角形が形成され、この三角
形を、このグリッパの後方に位置するグリッパが貫通し、このときに前記編組素
線が引き取られる。この変化実施例には、編組素線鎖状体を形成するために、よ
り少ない編組素線材料しか消費されないという利点がある。
【0026】 各グリップエレメントはほぼ鎌形に形成されていると有利である。これにより
、各保持エレメントの、それぞれ形成されたループをグリップエレメントに貯え
る、つまり次のループ始端部が手繰り通されるまで開いた状態に保持することが
できる。この新しいループは次いで、グリップエレメントに保持されていたルー
プをこのグリップエレメントから引き抜き、この場合、このループはグリップエ
レメントの鎌形の形状に基づき、このグリップエレメントの先端部にまで前進滑
動し、そしてこの先端部から脱落することができる。こうして、その都度形成さ
れていくループは、時間的に後続の新しいループの手繰り通し過程と、被覆した
い細長い製品の長手方向引抜き運動との組み合わせにより互いに引き締められ、
そして新しいループと結合される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 工作物を取り囲む、3本の編組素線から形成された編組素線鎖状体の三次元の
斜視図である。
【図2】 編組素線鎖状体形成の範囲を示す斜視図である。
【図3】 本発明による方法により、3本の編組素線から形成された編組素線鎖状体を形
成するための装置の正面図である。
【図4a】 編組素線鎖状体形成の範囲における、図3に示した装置をグリッパの第1の作
業位置で示す概略図である。
【図4b】 編組素線鎖状体形成の範囲における、図3に示した装置をグリッパの第2の作
業位置で示す概略図である。
【図4c】 編組素線鎖状体形成の範囲における、図3に示した装置をグリッパの第3の作
業位置で示す概略図である。
【図5】 特殊なグリッパを示す正面図である。
【符号の説明】
2,4,6 編組素線、 8,10,12,14,16,18 絡み点、 2
0 先端部、 22,24 グリッパ、 26 母線、 28 工作物、 30
グリッパ、 32 フレーム、 34,36,38 揺動軸、 40,42,
44 グリッパキャリヤ、 46 突刺し先端部
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年2月26日(2001.2.26)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 ドイツ連邦共和国特許出願公開第19546773号明細書に基づき、細長い
工作物の周りに、少なくとも1本の保持エレメントを用いて編組を施すための別
の方法が公知である。工作物の外周面における保持エレメントの位置固定は、保
持エレメントによって工作物の種々の離散個所にループが形成され、そしてこれ
らのループがそれぞれ互いに引き締められて保持力を形成することによって達成
される。この公知の方法は、特に保持エレメントのための貯え器を位置固定に取
り付けることができるという利点を提供する。 「ヘアシュテルング・フォン・コルデール−・バンドエアツゾイグニッセン・
ナッーハ・デア・ケマフィルテヒノロギー(Herstellung von
Kordel−und Banderzeugnissen nach der
Kemafiltechnologie)」;Ing.Rolf Arnol
d、Ing.Anna−Maria Bartl、Dipl.−Ing.Eve
lin Hufnagl著;Band−und Flechtindustri
e 1/1993の第4頁〜第10頁;Melliand Textilber
ichte GmbH社より1993年2月に出版ならびに上記刊行物中に記載
のドイツ民主共和国特許出願公開第110905号明細書には、細長い工作物の
周りに施される編組を4本の保持エレメントによって行う方法ならびに装置が記
載されている。4つのグリッパがそれぞれ隣接したグリッパの保持エレメントを
収容し得るように4つのグリッパを運動させることにより、編組が形成される。
これらのグリッパの運動平面は、編組を施したい工作物の長手方向軸線に対して
平行に延びている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 本発明の課題は、少なくとも1本のこのような保持エレメントをループの形で
操作する(Manipulierung)ための運動経過を容易にするような方
法および装置を提供することである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】 この課題は請求項の特徴部に記載の特徴により解決される。本発明の有利な構
成は、請求項2以下に記載されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 これにより特に、高い作業速度でケーブル、個々のケーブル心線、ホースまた
はこれに類する工作物の周りに施される編組を、編組素線を操作するグリップエ
レメント、つまり一般的な操作エレメント(Manipulationsele
menten)の単純な運動経過において実施することが可能となる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 少なくとも1本の編組素線をループの形で操作しかつこれらのループを互いに
引き締めるためには、複数のグリッパもしくはグリップエレメントが準備されて
いると有利である。これらのグリッパもしくはグリップエレメントの運動は実際
には比較的容易に同期化され得る。このことは、減じられた機械的手間および制
御技術的手間しか必要としない。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年3月9日(2001.3.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】 図3には、有利な変化実施例を示す正面図が示されている。フレーム32には
、3つのスイングシャフトもしくは揺動軸34,36,38が支承されており、
これらの揺動軸34,36,38には、3つのグリッパキャリヤ40,42,4
4が固定されている。これらのグリッパキャリヤ40,42,44はグリッパ2
2,24,30を支持している。フレーム32における揺動軸36,38の支承
は、これら2つの揺動軸36,38の長手方向軸線が工作物28の長手方向軸線
に対して平行に延びるように行われる。グリッパホルダもしくはグリッパキャリ
ヤ44は、工作物28の引抜き方向とは反対の方向で見て、グリッパ22が運動
する平面のすぐ背後に位置する平面でグリッパ30が運動させられるように配置
されている。この調節は、グリッパ30の先端部が、グリッパ22と編組素線4
と工作物の母線26とにより形成された三角形を確実に通って運動し、そしてグ
リッパ22または編組素線4と衝突しないようにするために行われる。揺動軸3
4は、この揺動軸34の長手方向軸線が工作物28の中心線と共に鋭角の角度を
形成するようにフレーム32に支承されている。このことは、グリッパ24が図
面で見て左側の死点の近くでは工作物28の引抜き方向でグリッパ30の後方に
位置し(図4b参照)、これによりグリッパ24が引き続き、グリッパ30と編
組素線6と工作物28の母線26とにより形成された三角形を通って運動するよ
うにするために行なわれ、そして図面で見て右側の死点の近くではグリッパ24
が工作物28の引抜き方向でグリッパ22の前方に位置し(図4a参照)、これ
によりグリッパ22が、図2に示したようにグリッパ24と編組素線2と工作物
28の母線26とにより形成された三角形を通って運動し得るようにするために
行われる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランク ラッテイ ドイツ連邦共和国 アルテンブルク ケー テ−コルヴィッツ−シュトラーセ 30 Fターム(参考) 3B150 AA05 BA01 CB01 CC07 CE01 DF02 3B153 AA42 AA45 CC11 CC51 GG01 GG03 GG40 4L046 AA05 AA24 AB05 AC02 AD01 BA00 BB00 4L054 AA02 AB08 AB10 BB03 BD05 FA06 FA08 NA01 NA07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の繊維製の編組素線、金属製の編組素線および/または
    これに類する編組素線から成る編組素線鎖状体を用いて、ケーブル、ホースまた
    はこれに類する工作物の周りに編組を施すための方法において、編組素線鎖状体
    を、編組素線を操作する複数のグリップエレメント(22,24,30)の使用
    下に形成し、この場合、常に1つのグリップエレメント(22,24,30)が
    、当該グリップエレメントの前方に配置されたグリップエレメント(22,24
    ,30)の編組素線材料(2,4,6)を引き取るように前記グリップエレメン
    トを制御することを特徴とする、ケーブル、ホースまたはこれに類する工作物の
    周りに編組を施すための方法。
  2. 【請求項2】 第1のグリップエレメント(22,24,30)の先端部を
    、工作物(28)の母線(26)と、第2のグリップエレメント(22)の裏面
    と、該第2のグリップエレメント(22)により案内される編組素線とにより形
    成される三角形に通して運動させ、この場合、第2のグリップエレメント(22
    )の編組素線を第1のグリップエレメント(24)のブレードに巻き掛け、第1
    のグリップエレメント(24)を引き続き運動させることによって、工作物(2
    8)の母線(26)と、第1のグリップエレメント(24)の裏面と、該第1の
    グリップエレメント(24)により案内される編組素線とにより形成される別の
    三角形を形成し、該三角形に第3のグリップエレメント(30)の先端部を通し
    て運動させ、これによって第1のグリップエレメント(24)の編組素線を第3
    のグリップエレメント(30)のブレードに巻き掛け、これにより該第3のグリ
    ップエレメント(30)の運動に基づいて該第3のグリップエレメント(30)
    によって、該第3のグリップエレメント(30)により案内された編組素線およ
    び工作物(28)の母線(26)と共に、さらに別の三角形を形成し、該三角形
    に第2のグリップエレメント(24)の先端部を通して運動させ、これにより第
    3のグリップエレメント(30)の編組素線を第2のグリップエレメント(22
    )のブレードに巻き掛け、この場合、各グリップエレメント(22,24,30
    )の後退運動時に、各グリッパブレードに載置されている編組素線が、対応する
    グリップエレメントから滑り落ち、ひいては当該編組素線が載置されていたブレ
    ードを有するグリップエレメントの編組素線に絡み付くような、工作物に対する
    相対位置を達成する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 各編組素線を、工作物(28)の円周の、編組素線数の逆数
    値に相当する部分に巻き付ける、請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 各編組素線を、それぞれ隣接した編組素線と絡み合わせる、
    請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 2本の編組素線を用いて編組を形成するために、先行するグ
    リップエレメント(22,24,30)により引き取られた編組素線材料を、該
    編組素線材料を操作するグリップエレメントの1つに配置された突刺し先端部(
    46)によって、後続のグリップエレメント(22,24,30)へ引き渡す、
    請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれか1項記載の方法により施され
    た編組を形成するための装置において、フレーム(32)が設けられていて、該
    フレーム(32)に複数の揺動軸(34,36,38)が支承されており、該揺
    動軸(34,36,38)に、対応する数のグリップエレメント(22,24,
    30)がそれぞれ設けられており、ただしこれらのグリップエレメント(22,
    24,30)は、常に1つのグリップエレメントが、隣接したグリップエレメン
    トの前方に位置しかつこの隣接したグリップエレメントが編組素線を引き取るよ
    うに調節されていることを特徴とする、編組を形成するための装置。
  7. 【請求項7】 3つのグリップエレメント(22,24,30)と、対応す
    る数の揺動軸(34,36,38)とが設けられている、請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 3つの揺動軸のうち、2つの揺動軸(36,38)は、これ
    らの揺動軸の長手方向軸線が工作物(28)の長手方向軸線に対して平行に延び
    るようにフレーム(32)に支承されており、第3の揺動軸(34)は、この揺
    動軸の長手方向軸線が工作物(28)の中心線と共に鋭角の角度を形成するよう
    にフレーム(32)に支承されている、請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 突刺し先端部(46)を備えた付加的なグリップエレメント
    が設けられている、請求項6から8までのいずれか1項記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記揺動軸(34,36,38)が、交互に運動可能に形
    成されている、請求項6から9までのいずれか1項記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記揺動軸(34,36,38)が互いに等しい相互間隔
    を有しかつ工作物(28)の中心線に対する各揺動軸(34,36,38)の間
    隔が等しい大きさになるように前記揺動軸(34,36,38)が配置されてい
    る、請求項6から10までのいずれか1項記載の装置。
  12. 【請求項12】 各グリップエレメントが、ほぼ鎌形に形成されている、請
    求項6から11までのいずれか1項記載の装置。
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