JP2002530862A - 水素ダメージを受けた強誘電体膜の不活性ガス回復アニーリング - Google Patents

水素ダメージを受けた強誘電体膜の不活性ガス回復アニーリング

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JP2002530862A JP2000583076A JP2000583076A JP2002530862A JP 2002530862 A JP2002530862 A JP 2002530862A JP 2000583076 A JP2000583076 A JP 2000583076A JP 2000583076 A JP2000583076 A JP 2000583076A JP 2002530862 A JP2002530862 A JP 2002530862A
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Abstract

(57)【要約】 強誘電体層状超格子材料薄膜(100,200,300,601)を含む不揮発性集積回路メモリが形成される。不活性ガス回復アニール(434)は、水素により起こる強誘電特性の劣化をなくすために行われる。不活性ガスアニールは、1分〜2時間の時間で300℃〜1000℃の温度範囲において行われる。層状超格子材料は、ストロンチウムビスマスタンタレートまたはストロンチウムビスマスタンタルニオベートを含む。集積回路の製造工程が、形成ガスアニール(432)を含み、不活性ガス回復アニールが形成ガスアニール後に形成ガスアニールと同じ温度で、またはその近傍で、同じ時間で行われる。不活性ガス回復アニールは、酸素回復アニーリングを不要にし、強誘電体薄膜への損傷のリスクなく水素リッチプラズマプロセスおよび形成ガスアニールを可能にする。不活性ガス雰囲気は、純不活性ガスまたは不活性ガスの混合物を含み得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) (1.発明の分野) 本発明は、水素にさらすことに起因する電気特性の劣化を減少するかまたはな
くす、強誘電体集積回路を製造する方法に関する。
【0002】 (2.問題の提示) 強誘電体化合物は、不揮発性集積回路メモリで使用する際に有利な特性を有す
る。Millerによる米国特許第5,046,043号を参照されたい。キャ
パシタのような強誘電体デバイスは、強誘電体デバイスが所望の電気特性(例え
ば、高い残留分極、良好な抗電界、高い疲労耐性、および低いリーク電流)を有
する場合、不揮発性メモリとして有用である。PZT(ジルコン酸チタン酸鉛)
およびPLZT(ジルコン酸チタン酸鉛ランタン)のようなABO3型の強誘電
体酸化物は、集積回路の実用に向けて研究されている。層状超格子酸化物はまた
、集積回路で使用するために研究されている。Watanabeによる米国特許
第5,434,102号を参照されたい。層状超格子材料は、PZTおよびPL
ZT化合物の特性より何桁も大きな強誘電体メモリにける特性を示す。強誘電体
素子を含む集積回路デバイスが、現在製造されている。それにも関わらず、生産
工程中の水素の劣化というい未だに残る問題により、所望の電気特性を有するA
BO3型酸化物または層状超格子材料化合物のいずれかを用いる強誘電体メモリ
および他のICデバイスの市販量の安価な生産を妨害する。
【0003】 集積回路における典型的な強誘電体メモリは、半導体基板および強誘電体デバ
イス、通常強誘電体キャパシタとの電気接続した金属酸化物半導体電界効果型ト
ランジスタ(MOSFET)を含む。通常、強誘電体キャパシタは、第1または
下部電極と第2または上部電極との間に配置された強誘電体薄膜を含み、通常、
電極は白金を含む。回路の製造中、MOSFETはシリコン基板に欠陥を生じる
状態になる。例えば、CMOS/MOSFET製造プロセスは通常、イオンミリ
ングエッチングおよびプラズマエッチングのような高エネルギー工程を含む。欠
陥はまた、比較的高温(500°〜900℃の領域が多い)において、強誘電体
薄膜の結晶化のための熱処理中に生じる。結果として、多数の欠陥が半導体シリ
コン基板の単結晶構造中に発生して、それによりMOSFETの電気特性におけ
る劣化をもたらす。
【0004】 MOSFET/CMOSのシリコン特性を回復するため、製造プロセスは典型
的には、形成ガスまたは水素アニーリング(「FGA」)工程を含み、この工程
でダングリングボンドのような欠陥が水素の還元特性を利用することにより除去
される。大気条件のH2ガス熱処理のような水素アニーリングを達成するために
、多様な技術が開発されている。従来より、水素処理は350°〜550℃、典
型的には400°〜450℃付近で約30分の間行われる。加えて、CMOS/
MOSFET製造プロセスは、集積回路を水素にさらす他の製造工程を必要とす
る。例えばこの工程は、高温で行われる場合が多く、金属および誘電体を堆積し
、シランまたはTEOSソースから二酸化シリコンを成長させる水素−リッチプ
ラズマCVDプロセス、および水素または水素プラズマを用いるエッチングプロ
セスである。水素を伴うプロセスの間、水素は、上部電極およびキャパシタの側
面を通って強誘電体薄膜に拡散し、強誘電材料中に含まれる酸化物を還元する。
金属酸化物を還元することにより、吸収された水素はまた強誘電体層表面を金属
化する。これらの影響の結果、キャパシタの電気特性は低下する。この問題は層
状超格子材料化合物を含む強誘電体メモリにおいて深刻である。なぜなら、それ
らの酸化物化合物は特に複雑で、水素還元により劣化し易いためである。形成ガ
スアニール(FGA)後、強誘電体の残留分極は非常に低く、情報の記憶に対し
て、もはや適さない。また、リーク電流は増加する。
【0005】 当該分野において、強誘電体酸化物材料における所望の電気特性の水素劣化を
防ぐまたはなくすためのいくつかの方法が報告されている。約1時間の高温(8
00℃)での酸素アニーリングは、水素処理により劣化した強誘電体特性の実質
的に完全な回復を結果としてもたらす。しかし、高温酸化アニール自体はシリコ
ン結晶構造中に欠陥を生成し得、そしてCMOS特性に関するいずれの先行する
形成ガスアニールのプラス効果をも幾分か相殺し得る。特別なメタライゼーショ
ン層および拡散バリア層もまた、高エネルギープロセス工程および形成ガスアニ
ーリング工程における水素の影響を最小化するように調べられてきた。メタライ
ゼーションスキームは典型的に、400℃以上の温度における酸素含有環境で酸
化する傾向のある材料の使用を含む。アルミニウム(主要なメタライゼーション
材料)は低融点を有し、450℃以上の温度に耐えることは不可能である。水素
拡散バリア層を有する強誘電体材料のカプセル化は、実質的に、完全に効果的で
はなく、バリア材料を堆積および除去する工程を含む複雑なプロセススキームを
必要とする。
【0006】 従って、水素含有処理工程に起因した電気特性の劣化をなくす強誘電体集積回
路の製造方法を見出すことが望ましい。しかし、この製造方法は、実質的な変化
を従来のCMOSプロセスに加えず、または複雑なプロセススキームを導入しな
い(例えば、水素拡散バリアを有する強誘電体材料のカプセル化等)。
【0007】 (3.問題の解決) 本発明は、集積回路における強誘電体材料の製造方法を提供する。この製造方
法は、強誘電体酸化物材料における水素の有害な影響をなくし、複雑かつ高価な
処理スキームの付加を避け、酸化アニーリングの逆効果を未然に防ぐ。以前より
水素劣化を最小化するのに不可欠であると考えられた、高温O2回復アニーリン
グおよび他の複雑な処理工程(例えば、拡散バリアを有する強誘電体のカプセル
化等)を除去することにより、本発明の方法は、FeRAM製造業者が、強誘電
体素子への永続的損傷のリスクを有することなく従来の水素リッチプラズマプロ
セスおよび形成ガスアニールの(表面状態の回復のための)使用を続けることを
可能にする。
【0008】 本発明の主要な特徴は、水素劣化の影響をなくす不活性ガス回復アニールを行
なうことであり、それにより、強誘電体素子の所望の電気特性および強誘電体特
性を回復させる。不活性ガス回復アニールは、好適には、水素プラズマプロセス
、形成ガスアニール工程、ならびに還元状態を引き起こす集積回路形成の他の高
エネルギー工程の後に行われる。
【0009】 不活性ガス回復アニールに用いられるガスは、任意の比較的に不活性なガスで
有り得る(例えば、窒素ならびに希ガス、特にアルゴンおよびヘリウム)。純不
活性ガスまたは不活性ガスの混合物が使用され得る。典型的に不活性ガス回復ア
ニールに使用されるガスは窒素ならびにアルゴンである。
【0010】 本発明の他の特徴は、強誘電体素子が金属酸化物を含むことである。金属酸化
物材料は、例えば、PZT(ジルコン酸チタン酸鉛)およびPLZT(ジルコン
酸チタン酸鉛ランタン)等のABO3型のペロブスカイト化合物であり得る。好
適には、金属酸化物は、ストロンチウムビスマスタンタレート(SBT)または
ストロンチウムビスマスタンタルニオベート(SBTN)等の強誘電体層状超格
子材料である。
【0011】 不活性ガス回復アニールは、典型的に、1分またはそれ以上の時間期間で30
0℃〜1000℃の温度範囲で行われる。集積回路製造プロセスが形成ガスアニ
ールを含む場合、その形成ガスアニールは典型的には、1分〜2時間の時間期間
で300℃〜1000℃の温度範囲で行われる。集積回路製造プロセスが形成ガ
スアニールを含む場合、好適には、不活性ガス回復アニールは、形成ガスアニー
ルが行われるのとほぼ同じ温度および時間間隔で行なわれる。実験結果によれば
、形成ガスアニールが、約30分間、約400℃〜450℃の温度範囲で行われ
る場合、強誘電体素子の強誘電体特性および電気特性は、不活性ガス回復アニー
ルが約30分間約400℃〜450℃の温度範囲で行われたときに、実質的に完
全に回復される。
【0012】 好適には、本発明のプロセスは3つのアニールを含む。すなわち、強誘電体材
料を形成するために用いられる強誘電体アニール、形成ガスアニール、ならびに
不活性ガス雰囲気中の回復アニールである。最も好適には、この3つのアニール
が、丁度上述した順序で実行される。
【0013】 本発明の多数の他の特徴、目的、ならびに利点は、以下の説明から添付図面と
共に読むことで明らかとなる。
【0014】 (好適な実施形態の詳細な説明) (1.概要) 強誘電体集積回路デバイスを示す図1〜3、5〜6は、実際の集積回路デバイ
スの任意の特定の部分の実際の平面図または断面図であるように意図されないこ
とを理解すべきである。実際のデバイスでは、層は一定ではなく、それらの厚さ
は異なる特性を有するかもしれない。実際のデバイスにおいて種々の層は、曲が
っており重なるエッジを有する場合が多い。その代わりに、実際の図面を用いた
場合に可能であるよりも本発明をより明瞭かつ完全に示すために用いられる理想
的な表示を示す。また、図面は、本発明の方法を用いて製造され得る強誘電体デ
バイスの多数の変形のうち1つのみを示す。図1は、強誘電体キャパシタと電気
的に接続した電界効果トランジスタの形態のスイッチを含む強誘電体メモリを示
す。図2は、プラグを介して以下のスイッチ素子に接続されたスタック型強誘電
体キャパシタを含む強誘電体メモリを示す。しかし、本発明の方法を用いて、図
3に示すように、強誘電体素子をスイッチ素子に組み込んだ強誘電体FETメモ
リを製造することもまた企図される。このような強誘電体FETは、McMil
lanの米国特許第5,523,964号に記載される。同様に、本発明の方法
を用いて製造されたほかの集積回路は、材料の他の元素および他の組成を含み得
る。
【0015】 図1に注目すると、本発明の方法に従って製造され得る例示的な不揮発性強誘
電体メモリセル部(100)の断面図を示す。MOSFETおよび強誘電体キャ
パシタ素子を含む集積回路を製造する一般的な製造工程は、当該分野で公知であ
り、種々の参考文献(例えば、Yoshimoriの米国特許第5,561,3
07号)に記載される。従って、図1の回路の素子は、本明細書中では単に示す
だけである。
【0016】 図1において、電界酸化物領域104は、シリコン基板102の表面上に形成
される。ソース領域106およびドレイン領域108は、シリコン基板102内
で互いに離れて形成される。ゲート絶縁層112は、ソース領域106とドレイ
ン領域108との間でシリコン基板102上に形成される。さらに、ゲート電極
110がゲート絶縁層112上に形成される。ソース領域106、ドレイン領域
108、ゲート絶縁層112、およびゲート電極110を合わせてMOSFET
スイッチ113を形成する。
【0017】 BPSG(ボロンリンガラス)から作製される中間誘電体層(ILD)114
が、基板102および電界酸化物領域104上に形成される。接着層116はI
LD114の一部に形成され、次いで強誘電体薄膜キャパシタ118が接着層1
16上に形成さえる。接着層116は、例えば、チタンから作製され、典型的に
は200nmの厚さを有する。
【0018】 強誘電体キャパシタ118は、好ましくは、シリコン、ガリウムヒ素、あるい
は他の半導体、または二酸化シリコン、ガラス、あるいは酸化マグネシウム(M
gO)のような絶縁体を含み得る従来のウェハ140上に形成される。強誘電体
キャパシタの上部電極および下部電極は、従来よりプラチナを含む。下部電極は
、プラチナ、パラジウム、銀、および金のような非酸化貴金属を含む。貴金属に
加えて、アルミニウム、アルミニウム合金、アルミニウムシリコン、アルミニウ
ムニッケル、ニッケル合金、銅合金、およびアルミニウム銅のような金属が、強
誘電体メモリの電極として用いられ得る。チタンのような接着層は、電極を隣接
するその下にある回路の層またはその上にある回路の層との接着を促進する。
【0019】 図1において、強誘電体キャパシタ118は、プラチナから作製され、200
nmの厚さを有する下部電極120、下部電極120上に形成される強誘電体薄
膜122、および強誘電体膜122上に形成されるプラチナから作製され200
nmの厚さを有する上部電極124を含む。強誘電体薄膜122の組成および構
造は、以下でより詳細に述べられる。
【0020】 NSG(ノンドープシリケートガラス)から作製される第2の中間誘電体層(
ILD)128は、ILD114上に形成される。PSG(リン酸シリケートガ
ラス)膜またはBPSG膜もまた、ILD128に用いられ得る。開口部114
Aは、ILD114およびILD128を通じて選択的に開口され、ソース領域
106およびゲート領域108を露出させる。ソース電極ワイヤリング130お
よびドレイン電極ワイヤリング132は、開口部114Aを埋めるように形成さ
れる。他の開口部128Aは、ILD128を通じて選択的に開口されて、上部
電極124および可部電極120を露出させる。上部電極ワイヤリング134お
よび下部電極ワイヤリング136が、これら開口部128Aを埋めるように形成
される。ドレイン電極ワイヤリング132は、上部電極ワイヤリング134に電
気的に接続される。これらのワイヤリング130、132、134、および13
6の各々は、約3000Åの厚さを有してAl−Siから作製される。
【0021】 図2において、本発明の方法に従って製造され得る例示的な不揮発性強誘電体
メモリセル部(200)の別の実施形態の断面図を示す。図2のメモリは、キャ
パシタがスイッチ上に配置されたスタック型不揮発性強誘電体メモリセルである
。図2は、電界酸化物領域204、ソース領域206、ドレイン領域208、お
よびゲート領域210を示し、これらはMOSFETスイッチ213を形成する
。ソース領域206は、ワイヤリングすることによりバイア230を介して金属
被膜された回路接続層231に接続される。ドレイン領域208は、ワイヤリン
グすることによりバイア236を介してILD214を通じて下部電極220に
接続される。強誘電体薄膜224は、下部電極220上に配置され、上部電極2
24は,薄膜222上にある。パターニング後、層220、222、および22
4は、ILD228によって覆われたキャパシタ218を形成する。
【0022】 図3において、本発明の方法に従って製造され得る例示的な不揮発性強誘電体
トランジスタ部(300)の断面図を示す。ソース領域306、ドレイン領域3
08がシリコン半導体基板302に配置される。強誘電体薄膜322は、その薄
膜322の一部321がソース領域306に接触し、薄膜322の一部323が
ドレイン領域308に接触するように、基板302上に配置される。上部電極層
324は、集積回路の残りと電気的に接触する。
【0023】 強誘電体薄膜122、222、322の組成は、チタン酸塩(例えば、BaT
iO3、SrTiO3、PbTiO3(PT)、(PbLa)(ZrTi)O3(P
LZT)、Pb(ZrTi)O3(PZT))、またはニオブ酸塩(例えば、K
NbO3)のようなABO3型のペロブスカイト、そして好ましくは層状超格子材
料を含む適切な強誘電体材料からなる群から選択され得るが、これらに限定され
ない。
【0024】 1996年5月21日に発行された米国特許第5,519,234号は、スト
ロンチウムビスマスタンタレート(SBT)のような層状超格子化合物が、従来
の最良とされる材料と比較して強誘電体アプリケーションにおける優れた特性を
有し、高い誘電率および低いリーク電流を有する。1995年7月18日に発行
された米国特許第5,434,102号および1995年11月21日に発行さ
れた米国特許第5,468,684号は、これらの材料を実際の集積回路に組み
込むためのプロセスを記載する。金属酸化物であるSrBi2Ta29(SBT
)およびSrBi2(Ta1-xNbx29(SBTN)(ここで0≦x≦1)の
ような強誘電体層状超格子材料は、現在、不揮発性メモリアプリケーション(F
eRAM)におけるキャパシタ誘電体として使用するために開発中である。
【0025】 層状超格子材料は、以下の式で一般にまとめられ得る。
【0026】
【数1】 ここでA1,A2,...Ajは、ペロブスカイト型構造におけるAサイト元素
を表す。Aサイト元素は、ストロンチウム、カルシウム、バリウム、ビスマス、
鉛等の元素であり得る。S1,S2...Skは超格子ジェネレータ元素を表し
、この超格子ジェネレータ元素は、通常ビスマスであるが、+3の価数を有する
イットリウム、スカンジウム、ランタン、アンチモン、クロム、タリウム等の材
料もまた可能である。B1,B2...Blは、ペロブスカイト型構造のBサイ
ト元素を表し、このBサイト元素は、チタン、タンタル、ハフニウム、タングス
テン、ニオブ、ジルコニウム等の元素であり得る。Qはアニオンを表し、一般に
酸素であるが、フッ素、塩素のような他の元素、ならびに酸化フッ素、酸化塩素
等のこれらの元素の混成体もまた可能である。式(1)の上付き文字は、各元素
の価数を示す。例えば、Qは酸素のOであり、そしてqは2である。下付き文字
は、化合物1モル中の材料のモル数、すなわち単位格子に関して言えば、単位格
子中の平均の元素の原子数を示す。下付き文字は、整数または分数であり得る。
つまり、式(1)は、単位格子が結晶材料(例えば、SrBi2(Ta0.75Nb0 .2529)全体にわたって変化し得る場合、Bサイトの75%がタンタル原子
で占められ、Bサイトの25%がニオブ原子で占められる。化合物中に1つのA
サイト元素しか存在しない場合、Aサイトは「A1」元素で表され、w2...
wjすべてゼロに等しくなる。化合物中に1つのBサイト元素しか存在しない場
合、Bサイトは「B1」元素で表され、y2...ylはすべてゼロに等しくな
る。超格子ジェネレータ元素の場合も同様である。通常の場合、1つのAサイト
元素、1つの超格子ジェネレータ元素、そして1つまたは2つのBサイト元素が
存在するが、本発明がそれらのサイトおよび超格子ジェネレータのいずれもが複
数の元素を有することができる場合を含むように意図されているため、式(1)
はより一般的な形式で書かれている。zの値は、以下の等式から見出される。
【0027】
【数2】 式(1)は、1996年5月21日に発行された米国特許第5,519,234
号に記載の3つすべてのスモレンスキータイプの化合物を含む。層状超格子材料
は、式(1)に合うことが可能なすべての材料を含むわけではないが、自身を異
なる交互層を有する結晶構造に自発的に形成する材料をのみを含む。
【0028】 以前に用いられた用語「化合物」は、理想的な分子すべてが、同じ化学元素お
よび構造を含む均一な物質を指す。用語「材料」は、異なる組成の分子を含み得
る。例えば、層状超格子材料のストロンチウムビスマスタンタルニオベートは、
2つの異なる種類の原子(タンタルおよびニオブ)が結晶構造のBサイト位置を
様々な占める、相互結合した結晶格子を含む。にもかかわらず、用語「層状超格
子材料」「層状超格子化合物」および「層状超格子材料化合物」は、本明細書中
では実質的に(virtually)置き換え可能に用いられ、それらの意味す
るところは、文脈から明らかである。
【0029】 用語「基板」は、集積回路が形成されるその下にあるウェハ102、およびB
PSG層114のような薄膜層が堆積される任意の物体を意味し得る。本開示内
容において、「基板」は対象となる層が付与される物体を意味し、例えば、本出
願人らが120のような下部電極について述べている場合には、基板は電極12
0が形成される層116および114を含む。
【0030】 用語「薄膜」は、集積回路の分野で用いられる場合のように本明細書中で用い
られる。概して、薄膜とは、1ミクロン未満の厚さの膜を意味する。本明細書中
で開示される薄膜は、全ての場合において0.5ミクロン未満の厚さである。好
ましくは、強誘電体薄膜122は、20nm〜300nmの厚さであり、最も好
ましくは120nm〜250nmの厚さである。集積回路技術によるこれらの薄
膜を、全体的に異なるプロセスによって形成される巨視的なキャパシタ技術の層
状キャパシタと混同すべきでない。この巨視的なキャパシタ技術は、集積回路技
術と一致しない。
【0031】 本明細書中の用語「化学量論的」は、層状超格子材料のような材料の固体膜、
またはある材料を形成するための前駆体の両方に適用され得る。固体膜に適用さ
れる場合には、最終的な固体膜の各元素の実際の相対量を示す式を指す。前駆体
を指す場合には、前駆体中の材料のモル比を指す。「平衡」化学量論式は、結晶
格子のすべてのサイトが占められた状態の材料の完全な結晶構造を形成するため
に、各元素がちょうど十分なだけある式であるが、実際には通常室温で、結晶中
にはいくつかの欠陥がある。例えば、SrBi2(TaNb)O9およびSrBi 2 (Ta1.44Nb0.56)O9は、平衡化学量論式である。これとは逆に、ストロン
チウム、ビスマス、タンタル、ニオブのモル比が、それぞれ1、2.18、1.
44、および0.56であるストロンチウムビスマスタンタルニオベートの前駆
体は、完全な結晶性材料を形成するために必要な量を越える過剰ビスマスを含む
ため、本明細書中において非平衡「化学量論」式SrBi2.18(Ta1.44Nb0. 56 )O9によって表される。本開示内容において、金属元素の「過剰」量は、す
べての原子サイトが占められており、いずれの金属量も全く残らない状態の所望
の材料を作製するために存在する他の金属と結合するために必要な量よりも多い
量を意味する。しかし、当該分野で知られているように、酸化ビスマスは、非常
に揮発しやすく、本発明に従って電子デバイスを製造する際に多くの熱が用いら
れるので、本発明のプロセスにしたがって作製された固体強誘電体層122、2
22、322中のビスマスのモル比は、前駆体の化学量論式におけるビスマスの
モル比よりも概して少ない。しかし、本発明のプロセスに従って作製された強誘
電体層122、22、322中のストロンチウム、タンタル、およびニオブのモ
ル比は、前駆体の化学量論式の所与のモル比に極めて近いかまたは一致する。W
atanabeらに付与された米国特許第5,434,102を参照されたい。
【0032】 化学量論的平衡量を越える超格子ジェネレータ元素またはBサイト元素量を有
する前駆体から作製された層状超格子材料が、水素による劣化に対して平衡化学
量論式に対応する金属量を含む前駆体から作製される材料よりも耐性があること
もまた、当該分野で公知である。例えば、平衡式に存在する量よりも多く、また
はそれに加えてビスマスおよびニオブのような少なくとも1つの金属の前駆体中
の量によって、水素劣化が妨げられる。
【0033】 図4に示す図は、強誘電体メモリを作製するために、本発明の方法を含むプロ
セス410の製造工程のフローシートである。工程412では、半導体基板が提
供されて、その基板上に工程414でスイッチが形成される。スイッチは典型的
にはMOSFETである。工程416において、絶縁層を形成して、形成される
べき強誘電体素子とスイッチ素子を分離する。工程418において、下部電極が
形成される。好ましくは、下部電極はプラチナから作製され、スパッタリング堆
積して約200nmの厚さを有する層を形成する。好適な方法において、約20
nmのチタンまたは窒化チタンから作製される接着層は、下部電極を堆積する前
にこの工程で形成される。強誘電体薄膜は、工程422で下部電極に付与される
。好適な方法において、強誘電体薄膜は、層状超格子材料を含む。MOCVD法
は、強誘電体薄膜を形成するために最も好適な方法である。強誘電体薄膜はまた
、スピンコーティング、または米国特許第5,456,945号に記載されるミ
スト化堆積法のような液体堆積技術を用いて、付与され得る。工程420におい
て、所望の強誘電体薄膜を形成する層上超格子材料の化学前駆体が調製される。
通常、前駆体溶液は、化学前駆体化合物を含む市販の溶液から調製される。好適
な実施形態は、式SrBi2Ta29にほぼ相当するストロンチウム、ビスマス
、およびタンタル元素の相対モル比を含む前駆体溶液を利用する。別の好適な実
施形態は、式SrBi2(Ta1-xNbx29(ここでxは約0.5)にほぼ相
当するストロンチウム、ビスマス、タンタル、およびニオブ元素の相対モル比を
含む前駆体溶液を利用する。好ましくは、市販の溶液に供給される様々な前駆体
の濃度は、工程420で調製され、特定の製造または動作条件に適応させる。例
えば、層状超格子薄膜用の市販の溶液中の様々な元素の化学量論量は、式SrB
2.18(Ta1.44Nb0.56)O9であり得る。しかし、この溶液に過剰なニオブ
またはビスマスを添加して、水素アニーリングによる劣化から強誘電体化合物を
保護する過剰酸化物を生成することが、望ましくあり得る。好ましくは、付与工
程422に処置工程424が続き、この工程424は、好ましくは、液体堆積の
場合には乾燥工程、高速熱プロセス(RTP)のような高温での結晶化副工程を
含み、付与工程422の間、またはその後紫外線照射による処置を含みうる。例
えば、典型的なスピンオン手順では、前駆体のコーティングが付与されそして乾
燥される。次いで、別の前駆体のコーティングが付与されそして乾燥される。付
与工程422および処置工程424は、数回繰り返され得る。次いで処置された
膜は、工程426において、結果的に得られる強誘電体薄膜を形成するために酸
素中でアニーリングされる。工程422〜426に続いて、工程428で上部電
極が形成される。工程428および他の工程は、典型的には、ターゲットのスパ
ッタリング、イオンミリングまたはRIEエッチング、およびアッシング等の高
エネルギーの材料堆積およびパターニングの副工程を含む。
【0034】 回路は、概して、多くの副工程(例えば、ILDの堆積、パターニングならび
にミリング、およびワイヤリング層の堆積)を含み得る工程430で完了する。
【0035】 工程432において、ワークピースの水素アニーリングが、酸素熱処置および
他の高エネルギー処理工程によって、シリコン基板中に生じる欠陥を十分になく
すために選択された温度およびアニーリング時間で行われる。他の代替工程より
も複雑でないため、水素アニーリング工程は、好ましくは、大気条件下でH2
スの混合物(例えばN2中に1〜5%H2)を用いた形成ガスアニーリング(FG
A)で行われる。好ましくは、形成ガスアニーリングは、約30分間400〜4
50℃の範囲の温度で行われる。
【0036】 工程434において、本発明の不活性ガス回復アニーリングは、水素化条件ま
たは還元条件を引き起こす水素アニーリングおよび他のプロセス工程の結果とし
て劣化した強誘電体素子の電気的特性を回復するために行われる。1分〜2時間
の期間300〜1000℃の範囲の温度で行われる不活性ガス回復アニーリング
は、強誘電体において水素還元によって生じた電気的特性の劣化を効果的になく
す(reverse)。不活性ガスアニーリング温度が上昇するにつれて、そし
てアニーリング期間が増加するにつれて、不活性ガス回復アニーリングの有益な
効果は増大する。好ましくは、集積回路の不活性ガス回復アニーリングは、形成
ガスアニーリングと同じ温度またはそれに近い温度、そして形成ガスアニーリン
グとほぼ同じ期間で不活性ガス雰囲気の環境条件下で行われる。従って、プロセ
ス410の好適な実施形態の不活性ガスアニーリング工程434において、集積
回路の一部が、約30分間400〜450℃の範囲の温度で不活性ガス雰囲気内
に置かれる。
【0037】 集積回路製造の分野では、窒素ガスが一般に反応しないまたは不活性であると
みなされる。不活性ガス雰囲気は、純N2または希ガス(例えばアルゴン)のよ
うな他の不活性ガスであり得るか、または不活性ガスの混合物であり得る。
【0038】 本発明の不可性ガス回復アニーリングは、ABO3タイプのペロブスカイトお
よび層状超格子材料を含む金属酸化物強誘電体材料の電気特性を保護する際に有
効である。特に、実験結果は、不活性ガス回復アニーリングの処置は、一般的な
化学量論式SrBi2Ta29にほぼ相当する組成を有する前駆体溶液から作製
される層状超格子材料中の所望の強誘電体特性を回復する際に有効であることを
示す。
【0039】 図5は、例示的なウェハの上面図であり、本発明に従って基板500上に製造
された薄膜キャパシタ596、598、および600が大きく拡大されて示され
る。図6は、線6−6にそって取られた図5の断面の一部(601)であり、こ
の図は、本発明に従って製造された薄膜キャパシタデバイス(600)を示す。
二酸化シリコン層604は、シリコン結晶基板602上に形成される。チタン接
着層616が二酸化シリコン層604上に形成される。次いで、プラチナから作
製される下部電極620が、接着層616上にスパッタリング堆積される。層6
22は強誘電体薄膜であり、層624はプラチナから作製される上部電極を示す
【0040】 (実施例1) 30分間の430℃の温度での形成ガスアニーリング前後の、ストロンチウム
ビスマスタンタルキャパシタの電気的特性を調べた。次いで、30分間の430
℃で純N2ガスを用いて不活性ガス回復アニーリングでそのキャパシタを処置し
、電気的特性を再度測定した。
【0041】 Kojundo Chemical Corporationから市販される
ストロンチウムビスマスタンタレート(SBT)前駆体溶液からキャパシタを製
造した。その溶液は、化学量論式SrBi2Ta29に相当する化学前駆体の量
を含んだ。0.2mol/l前駆体市販溶液は、ビスマス2−エチルヘキサノエ
ート、ストロンチウム2−エチルヘキサノエート、およびタンタル2−エチルヘ
キサノエートを含んだ。概して、Watanabeの米国特許第5,434,1
02号に記載される方法に従って、層状超格子化合物を含む強誘電体キャパシタ
を前駆体溶液から形成した。
【0042】 一連のp型100Siウェハ基板602を酸化して、二酸化シリコン層604
を形成した。10〜20nmの範囲の厚さを有するチタン接着層616を基板上
にスパッタリングし、その後100〜300nmの範囲の厚さを有する下部プラ
チナ電極620を接着層616上にスパッタリング堆積した。650℃でO2
30分間アニーリングし、低真空中で180℃30分間脱水した。堆積前に、n
ブチルアセテートを用いて0.2モル濃度のSBT前駆体溶液を0.12モル濃
度まで希釈した。SBT前駆体の0.12モル濃度溶液のスピンコーティングを
下部電極620上に30秒間1800rpmで堆積した。この堆積したスピンコ
ーティングを160℃1分間、260℃まで温度を上げて4分間脱水した。スピ
ンコーティング工程および脱水工程のシーケンスを繰り返した。高速熱アニーリ
ング(RTA725℃で30秒、100℃/秒)を用いてコーティングを結晶化
した。170nmの厚さを有する強誘電体薄膜622をこれらの工程により形成
した。ウェハおよび堆積された層にO2ガスまたはN2ガス中で800℃60分間
の第1のアニーリングを施した。プラチナをスパッタリング堆積し、100〜2
00nmの範囲の厚さを有する上部電極層624を作製した。プラチナおよびス
トロンチウムビスマスタンタレート層をミリングして、キャパシタを形成し、そ
の後アッシングを行い、続いてO2ガスまたはN2ガス中で800℃30分間の第
2のアニーリングを施した。
【0043】 キャパシタを水素ガス中でアニーリングする前に、5個のキャパシタの電気的
特性(各キャパシタは7854μm2の面積を有する)を測定した。
【0044】 次いで、30分間430℃の環境条件下でH2−N2(H25%)混合気体中で
、キャパシタに形成ガスアニーリング(FGA)を行った。
【0045】 最終的に、FGAを受けたキャパシタサンプルについて、不活性ガス回復アニ
ーリングを行った。30分間430℃の温度で5l/mの流量で純N2ガス中、
サンプルをアニーリングした。残留分極および抗電界を3ボルトで測定し、電流
密度を0〜10ボルトの間で測定した。
【0046】 図7は、3ボルトで測定したヒステリシス曲線のグラフであり、図中ストロン
チウムビスマスタンタレート薄膜キャパシタの、形成ガスアニーリング前、30
分間430℃の形成ガスアニーリング後、そして30分間430℃のN2ガス回
復アニーリング後について、分極(μC/cm2)を電界(kV/cm)の関数
としてプロットした。図8は、形成ガスアニーリング前、30分間430℃の形
成ガスアニーリング後、そして30分間430℃のN2ガス回復アニーリング後
のストロンチウムビスマスタンタレート薄膜キャパシタにおける、リーク電流(
A/cm2)対印加電圧(ボルト)のグラフである。
【0047】 図7に示される測定結果に基づいて、テストされたサンプルは、形成ガスアニ
ーリング前、±3ボルトで測定された19.06(μC/cm2)の残留分極(
2Pr)を有した。形成ガスアニーリング後、分極は、10.24μC/cm2
まで減少した。純窒素中での回復アニーリング後、分極は18.11μC/cm 2 まで増加し、この値は初期値の95%である。図8は、形成ガスアニーリング
の結果、テストトランジスタのリーク電流は約5倍だけ増加したということを示
す。しかしN2ガス回復アニーリング後、リーク電流はもとのサンプルと同じか
またはそれよりも低くさえなった。
【0048】 (実施例2) トランジスタチップの電気的特性についてFGA後の窒素回復アニーリングの
効果を調べた。30分間430℃での形成ガスアニーリング後に、ゲート電圧の
関数としてドレイン電流を測定した。次いで、N2ガス回復アニーリングを30
分間430℃で行い、同じタイプの電流対電圧の測定を行った。図9は、形成ガ
スアニーリング、続いてN2ガス回復アニーリング後、3つの異なるバルク電圧
bulkについて、ドレイン電流のlog10drain(アンペア)をテストキャパ
シタのVgate(ボルト)の関数としてプロットしたグラフである。図10は、形
成ガスアニーリング、続いてN2ガス回復アニーリング後、3つの異なるバルク
電圧Vbulkについて、ドレイン電流のIdrain(アンペア)をテストキャパシタ
のVgate(ボルト)の関数としてプロットしたグラフである。図9および10は
、トランジスタの電気的特性の変化が生じなかったことを示す。
【0049】 従って、実施例1および2の結果は、不活性ガス回復アニーリングが、強誘電
体金属酸化物薄膜の強誘電性特性を効果的に回復させ、一方でシリコン基板およ
びCMOS/MOSFET素子の表面の状態に対するダメージを最小化するとい
うことを示す。
【0050】 本発明の方法を単独で、または他の方法、デバイスおよび水素劣化による有害
な影響を防ぐまたは回復するために意図された組成とを組み合わせて用いること
ができる。本発明はこのような他の手段の必要性を取り除くために意図されてさ
えいるが、にもかかわらず、例えば水素バリア層とともに用いることができる。
本発明の方法は、どのように生じるかに関わらず、水素劣化を回復することに有
効である。還元条件は、集積回路の製造中の多くの環境で起こり得、ウェハのル
ーチン処理でさえ水素劣化を生じ得ることになる。従って、不活性ガス回復アニ
ーリングは、集積回路が形成ガスアニーリングによる影響を受けてなくても、有
効である。
【0051】 水素にさらすことを可能にし、それにも関わらず良好な電気的特性を有した強
誘電体デバイスとなる強誘電体集積回路を製造するための方法を記載してきた。
図面に示され、かつ本明細書内に記載される特定の実施形態は例示目的であり、
そして上記の特許請求の範囲に記載される本発明を限定するように構成されるべ
きでないことを理解されたい。さらに、当業者が、発明の概念から逸脱すること
なく記載される特定の実施形態の多くの使用および改変をなし得ることは、明ら
かである。例えば、集積回路の不活性ガス回復アニーリングは、強誘電体メモリ
デバイスを製造するためのプロセスの重要な一部であると認められるため、本方
法は、他のプロセスと組み合わされて、記載される方法について変形例を提供す
ることが可能である。また、いくつかの例では記載される工程を異なる順番で行
ってもよく、または等価な構造およびプロセスが記載される様々な構造およびプ
ロセスと置換されてもよいことが明らかである。従って、本発明は、記載される
製造プロセス、電子デバイス、および電子デバイス製造方法において、および/
または記載される製造プロセス、電子デバイス、および電子デバイス製造方法に
よって備えられるすべての新規な特徴および新規な特徴の組合せを包含するよう
き構築されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の方法によって製造され得る集積回路の一部の断面図であり、
キャパシタがスイッチから横方向にオフセットした不揮発性強誘電体メモリセル
を示す。
【図2】 図2は、本発明の方法によって製造され得る集積回路の一部の模式的断面図で
あり、キャパシタがスイッチの上部に位置したスタック型不揮発性強誘電体メモ
リセルを示す。
【図3】 図3は、本発明の方法によって製造され得る集積回路の一部の模式的断面図で
あり、強誘電体トランジスタを示す。
【図4】 図4は、本発明に従う不揮発性強誘電体メモリデバイスを製造するプロセスの
好適な実施形態を示すフローチャートである。
【図5】 図5は、例示的なウェハの平面図であり、このウェハ上に、本発明に従って製
造された薄膜キャパシタが大きく拡大されて示されている。
【図6】 図6は、ライン6〜6に沿って取られた図5の断面の一部であり、本発明に従
って製造された薄膜キャパシタデバイスを示す。
【図7】 図7は、3ボルトで測定されたヒステリシス曲線であり、このヒステリシス曲
線において分極(μC/cm2)が、形成ガスアニール前、30分間430℃の
形成ガスアニール後、ならびに30分間430℃のN2ガス回復アニール後のス
トロンチウムビスマスタンタレート薄膜キャパシタに対する電界(kV/cm)
の関数としてプロットされている。
【図8】 図8は、形成ガスアニール前、30分間430℃の形成ガスアニール後、なら
びに30分間430℃のN2ガス回復アニール後のストロンチウムビスマスタン
タレートキャパシタにおけるリーク電流(A/cm2)対印加電圧(ボルト)の
グラフである。
【図9】 図9は、テストトランジスタにおけるドレイン電流Idrain(アンペア)の対
数log10が、形成ガスアニール(FGA)後、次いで続くN2ガス回復アニー
ル後に測定された3つの異なるバルク電圧(Vbulk)についてVgate(ボルト)
の関数としてプロットされたグラフである。
【図10】 図10は、テストトランジスタにおけるドレイン電流Idrain(アンペア)が
、形成ガスアニール(FGA)後、次いで続くN2ガス回復アニール後に測定さ
れた3つの異なるバルク電圧(Vbulk)についてVgate(ボルト)の関数として
プロットされたグラフである。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年11月22日(2000.11.22)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】 当該分野において、強誘電体酸化物材料における所望の電気特性の水素劣化を
防ぐまたはなくすためのいくつかの方法が報告されている。約1時間の高温(8
00℃)での酸素アニーリングは、水素処理により劣化した強誘電体特性の実質
的に完全な回復を結果としてもたらす。しかし、高温酸化アニール自体はシリコ
ン結晶構造中に欠陥を生成し得、そしてCMOS特性に関するいずれの先行する
形成ガスアニールのプラス効果をも幾分か相殺し得る。特別なメタライゼーショ
ン層および拡散バリア層もまた、高エネルギープロセス工程および形成ガスアニ
ーリング工程における水素の影響を最小化するように調べられてきた。メタライ
ゼーションスキームは典型的に、400℃以上の温度における酸素含有環境で酸
化する傾向のある材料の使用を含む。アルミニウム(主要なメタライゼーション
材料)は低融点を有し、450℃以上の温度に耐えることは不可能である。水素
拡散バリア層を有する強誘電体材料のカプセル化は、実質的に、完全に効果的で
はなく、バリア材料を堆積および除去する工程を含む複雑なプロセススキームを
必要とする。従来技術はまた、ABO3タイプの材料において、不活性ガス回復
アニールも示す。Khamankar,R.らの「Impact of pos
t processing damage on the performan
ce of high dielectric constant PLZT
thin film capacitors for ULSI DRAM a
pplications」Technical Digest of The
International Electron Devices Meeti
ng 1994、San Francisco、CA、USA、1994年12
月11〜14日、337〜340頁、XP000585502、1994、Ne
w York、USA、IEEE、ISBN:0−7803−2111−1;H
adad D.らの「The effects of forming gas
anneal on the electrical characteri
stics of Ir−electroded BST thin film
capacitors」Ninth International Symp
osium on Integrated Ferroelectrics、S
anta Fe、NM、USA、1997年3月3〜5日、vol.17、no
.1〜4、461〜469頁、XP000863011 Integrated
Ferroelectrics、1997、Gordon & Breach
、Netherlands、ISSN:1058−4587;EP−A−066
9655(Ramtron International Corp.)199
5年8月30日(1995−08−30);およびEvans,J T Jr.
らの「Effect of hydrogen anneals on nio
bium−doped lead zirconate titanate c
apacitors with lanthanum strontium c
obalt oxide/platinum electrodes」16th
Meeting on Ferroelectric Materials a
nd their Applications(FMA−16)、Kyoto、
Japan、1999年5月26〜29日、vol.38、no.9B、199
9年9月(1999−09)、5361〜5363頁、XP000863150
Japanese Journal of Applied Physics
、Part 1(Regular Papers、Short Notes &
Review Papers)ISSN:0021−4922を参照されたい
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 (3.問題の解決) 本発明は、集積回路における不揮発性集積回路メモリの製造方法を提供する。
この製造方法は、強誘電体層状超格子材料における水素の有害な影響をなくし、
複雑かつ高価な処理スキームの付加を避け、酸化アニーリングの逆効果を未然に
防ぐ。以前より水素劣化を最小化するのに不可欠であると考えられた、高温O2
回復アニーリングおよび他の複雑な処理工程(例えば、拡散バリアを有する強誘
電体のカプセル化等)を除去することにより、本発明の方法は、FeRAM製造
業者が、強誘電体素子への永続的損傷のリスクを有することなく従来の水素リッ
チプラズマプロセスおよび形成ガスアニールの(表面状態の回復のための)使用
を続けることを可能にする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 好ましくは、層状超格子材料は、ストロンチウムビスマスタンタレート(SB
T)またはストロンチウムビスマスタンタルニオベート(SBTN)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョシ, ヴィクラム アメリカ合衆国 コロラド 80919, コ ロラド スプリングス, オーバーランド ドライブ 6719 (72)発明者 ソラヤッパン, ナラヤン アメリカ合衆国 コロラド 80919, コ ロラド スプリングス, ナンバー206, メルディス ハイツ 1410 (72)発明者 ハートナー, ウォルター ドイツ国 ディー−81829 ミュニック, サルツメッセルストラッセ 6 (72)発明者 シンドラー, グンザー ドイツ国 ディー−80802 ミュニック, ウンゲレルストラッセ 19 Fターム(参考) 5F083 FR01 GA27 GA30 JA13 JA14 JA15 JA17 JA36 JA37 JA38 JA39 JA56 PR33

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強誘電体層状超格子材料の薄膜を有する集積回路不揮発性メ
    モリの一部(100、200、300、601)を形成する工程を包含する集積
    回路を製造するための方法(410)であって、 1分以上の期間300℃〜1000℃の温度範囲で不活性ガス雰囲気中に該集
    積回路の一部を配置して、不活性ガス回復アニーリングを行うことによって特徴
    付けられる方法。
  2. 【請求項2】 前記強誘電体層状超格子材料が、ストロンチウムビスマスタ
    ンタレートおよびストロンチウムビスマスタンタルニオベートからなる群から選
    択される材料を含むことによってさらに特徴付けられる、請求項1に記載の方法
  3. 【請求項3】 前記不活性ガス雰囲気が、窒素ガス、アルゴンガス、および
    ヘリウムガスからなる群から選択されるガスを含むことによってさらに特徴付け
    られる、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記不活性ガス雰囲気が複数の不活性ガスの混合気を含むこ
    とによってさらに特徴付けられる、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記不活性ガス回復アニーリング(434)を行う前に、形
    成ガスアニーリング(432)を行う工程によってさらに特徴付けられる、請求
    項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記形成ガスアニーリング(432)が、1分〜2時間の期
    間300℃〜1000℃の温度範囲で行われることによってさらに特徴付けられ
    る、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記不活性ガス回復アニーリング(434)が、前記形成ガ
    スアニーリング(432)が行われるの実質的に同じ温度および同じ期間で行わ
    れることによってさらに特徴付けられる、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記形成ガスアニーリング(432)が、約30分間約40
    0℃〜450℃のの温度範囲で行われ、前記不活性ガス回復アニーリング(43
    4)が、実質的に30分間約400℃〜450℃の温度範囲で行われることによ
    ってさらに特徴付けられる、請求項7に記載の方法。
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