JP2002530305A - 高濃度水性グリホサート組成物 - Google Patents

高濃度水性グリホサート組成物

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Abstract

(57)【要約】 N−ホスホノメチルグリシン酸等価物として約30ないし約48重量パーセントの濃度の、主としてモノエタノールアンモニウム塩の形態のN−ホスホノメチルグリシンの水溶液を含む除草組成物を提供する。特別な具体例において、除草組成物は、水溶液中または水中の安定な分散物中の水;組成物1リットルあたり約360ないし約570ga.e.の主としてモノエタノールアンモニウム塩の形態のN−ホスホノメチルグリシン;および界面活性剤成分を含有するものであり、組成物1リットルあたり合計約20ないし約200gの1種またはそれ以上の界面活性剤が含まれ、この界面活性剤成分は組成物が約50℃よりも低くない曇点を有するように選択されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、農業および関連産業において有用な除草剤組成物に関する。最も詳
細には、本発明は、除草剤グリホサート(N−ホスホノメチルグリシン)の塩を
有効成分として含有する水性濃縮組成物、ならびにかかる組成物を用いて望まし
くない植生を殺しあるいは制御する方法に関する。
【0002】 発明の背景 グリホサートは、発芽後に葉に適用される除草剤として当該分野においてよく
知られている。その酸形態において、グリホサート(glyphosate)は式(I):
【化2】 で示される構造を有し、あまり水に溶解しない(25℃において1.16%)。
このため、典型的には、それは水溶性の塩として処方される。 グリホサートの一塩基、二塩基および三塩基塩を製造することができる。しか
しながら、一般的には、グリホサートをグリホサートを一塩基塩として処方し、
植物に適用することが好ましい。最も広範に使用されるグリホサートの塩はモノ
(イソプロピルアンモニウム)であり、しばしばIPA塩と略称される。グリホ
サートのIPA塩を有効成分として含有するMonsanto Companyの市販除草剤とし
てはRoundup(登録商標)、Roundup Ultra(登録商標)、Rpundup(登録商標)
XtraおよびRodeo(登録商標)除草剤等がある。これらのすべては水溶液濃縮物
(SL)処方であり、一般的には、植物の葉に適用する前に使用者が水で希釈す
るものである。SL処方として市販されている他のグリホサート塩はモノ(トリ
メチルスルホニウム)を包含し、それはしばしばTMSと略称され、例えば、Ze
necaのTouchdown(登録商標)除草剤等がある。 グリホセートの種々の塩、グリホセートの塩の製造法、グリホセートまたはそ
の塩の配合、ならびに雑草および他の植物の除草および抑制におけるグリホセー
トまたはその塩の使用法が、Bakelの米国特許第4,507,250号、Prisbyl
laの米国特許第4,481,026号、Franzの米国特許第4,405,531
号、Largeの米国特許第4,315,765号、Prillの米国特許第4,140,
513号、Franzの米国特許第3,977,860号、Franzの米国特許第3,8
53,530号、およびFranzの米国特許第3,799,758号に開示されて
いる。
【0003】 文献において知られているが、優先日前には市販されていないグリホサートの
水溶性塩としては、下式(II):
【化3】 で示されるモノエタノールアンモニウム(MEA)塩があり、約pH4の水溶液
中に主にイオン化形態として存在する。この塩は、例えば、上記米国特許440
5531において、除草剤として有用なグリホサートの有機アンモニウム塩の非
常に長いリストの一員として、そしてモノアルカノールアンモニウム塩の一例と
して、Franzにより開示されており、該特許において「特に好ましい」化合物に
含められている。ほぼ同モル量のグリホサート酸およびモノエタノールアミンを
水性媒体中で反応させることによりグリホサートのMEA塩の水溶液を得ること
ができる。該反応は発熱性である。 MEA塩として市販されている除草剤はごくわずかである。商標Lontrel(登
録商標)としてDowElancoにより販売されているある種の除草剤製品中に、クロ
ピラリド(3,6−ジクロロ−2−ピリジンカルボン酸)がMEA塩として処方
されている。 グリホサートMEA塩は分子量230であり、グリホサートIPA塩(228
)と非常に類似している。 グリホサートMEAの水に対する溶解度は先行技術において記録されていない
と確信されるが、当業者になじみの方法により容易に決定される。同様に、約4
重量%以上のグリホサートMEA塩の水溶液は特に開示されていないと確信され
るので、かかる溶液の普通でなく予期されない特性は公に知られていない。本明
細書において重量%として示される濃度は、100重量部の溶液あたりの塩また
は酸等価物の重量部に関するものである。
【0004】 グリホサートMEA塩は20℃において純水に対して約64重量%の溶解度、
すなわち酸等価物(a.e.)として約47%であることを、今回、示すことが
できる。これはIPA塩の溶解度と非常に類似している。よって、Monsanto Com
panyからMON 0139として市販されている水溶液濃縮物のごとき市販グリ
ホサートIPA塩に匹敵する、例えば約46重量%a.e.のグリホサートME
A塩の単純な水溶液濃縮物を得ることができる。 他のグリホサート塩に優るIPA塩の主な利点は、広範な界面活性剤と組み合
わされた場合の、その塩の水溶液濃縮物に対する適合性である。一般的には、グ
リホサート塩は、最良の除草品質を発揮するためには適当な界面活性剤の存在を
必要とする。界面活性剤は水溶液濃縮物中に入れることができ、あるいは最終消
費者が希釈スプレイ組成物に添加することもできる。界面活性剤の選択は、除草
剤の品質に大きく影響する。例えば、Weed Science,1997年,第25巻,2
75〜287頁において、WyrillおよびBurnsideは、IPA塩として適用された
グリホサートの除草効果を向上させる能力において広範な界面活性剤を見出して
いる。 いくつかの広範な一般化にもかかわらず、グリホサートの除草有効性を向上さ
せる異なる界面活性剤の相対的能力は非常に予測しがたい。 グリホサートの除草有効性を最も有用に向上させる傾向のある界面活性剤は、
一般的には、カチオン性界面活性剤に限られず、グリホサートの一塩基塩のSL
処方に特徴的な約4〜5のpHレベルの水溶液または分散物中でカチオンを形成
する界面活性剤も含まれる。例としては、長鎖(典型的にはC12ないしC18 )第3級アルキルアミン界面活性剤および第4級アルキルアンモニウム界面活性
剤がある。界面活性剤の構造を説明する際に本明細書において慣用的に使用され
る用語「アルキル」は、不飽和ならびに飽和ヒドロカルビル鎖を包含する。グロ
ホセートIPA塩の水溶液濃縮物処方に使用される特に普通の第4級アルキルア
ミン界面活性剤は、非常の親水性の界面活性剤ポリオキシエチレン(15)タロ
ワミン(tallowamine)、すなわち、式(III)
【化4】 [式中、Rはタロウ(tallow)に由来する主にC16およびC18アルキルおよ
びアルケニル鎖の混合物であり、m+nは平均約15である] に示すように、アミン基に結合した2本のポリマー化エチレンオキシド鎖となっ
た全部で約15分子のエチレンオキシドを有するタロワミンである。 特定の適用例において、いくぶん疎水性の低いアルキルアミン界面活性剤、例
えば、Fordesらの米国特許第5668085号に示唆されたような約10分子未
満のエチレンオキシドを有するもの、例えばポリオキシエチレン(2)ココアミ
ン(cocoamine)を用いることが望ましいことがわかっている。該特許は、グリ
ホサートのIPA、アンモニウムまたはカリウム塩と一緒になったかかる界面活
性剤を含有する典型的な水性組成物を開示している。
【0005】 広範な第4級アンモニウム界面活性剤が、グリホサートIPA塩の水溶液濃縮
物処方の成分として開示されている。典型例は、欧州特許第0274369号に
開示されたポリオキシエチレン(2)ココアンモニウムクロリド、米国特許第5
317003号に開示されたポリオキシエチレン(15)ココアンモニウムクロ
リド、および米国特許第5464807号に開示された式(IV): (R1)(R2)(R3)N+-CH2CH2O-(CH2CH(CH3)O)nH Cl- (IV) [式中、R、RおよびRはそれぞれC1−3アルキル基であり、nは平均
2ないし20の数である] を有する種々の第4級アンモニウム化合物である。 PCT公開WO97/16969には、第4級アンモニウム界面活性剤および
第1級、第2級もしくは第3級アルキルアミン化合物を含有する、IPA、メチ
ルアンモニウムおよびジアンモニウム塩の形態のグリホサートの水溶液濃縮物組
成物が開示されている。 グリホサート塩の水溶液濃縮物組成物として有用であることが示されている他
のカチオン性界面活性剤としては、WO95/33379に開示されたもの等が
ある。さらに、これらと同じ界面活性剤のうち特定のものを用いて、組成物の安
定性を向上させる一定の成分をさらに添加することによりグリホサート塩の高濃
度水溶液組成物を得ることができるということが、WO97/32476に開示
されている。その中で例示されたグリホサート塩はIPA塩ならびにモノおよび
ジアンモニウム塩である。
【0006】 グリホサートIPA塩の水溶液濃縮物処方の有用成分であると報告された両親
媒性または両性イオン界面活性剤は、米国特許第5118444号に開示された
ポリオキシエチレン(10−20)タロワミンオキシドのごときアルキルアミン
アキシドである。 一般的には、非イオン性界面活性剤は、グリホサートIPA塩のSL処方の単
一界面活性剤成分として使用した場合、カチオン性または両親媒性界面活性剤よ
りも除草活性を向上させることにおいてあまり有効でないと報告されている。た
だし、例えば、オーストラリア特許第627503に開示されたある種のアルキ
ルポリグルコシドならびにPCT公開WO98/17109に開示されたポリオ
キシエチレン(10−100)C16−22アルキルエーテルは例外である。米
国特許第5389598号および米国特許第5703015号に開示されたよう
なカチオン性界面活性剤との組み合わせを除き、一般的にアニオン性界面活性剤
はグリホサートIPA塩のSL処方においては興味が持たれていない。
【0007】 上記の界面活性剤のいくつかのタイプは、一般的にはグリホサート塩の組成物
において有用なものとして開示されているが、グリホセートMEA塩との関連に
おいて特に開示されたものはない。最近、アルキルエーテルアミン、アルキルエ
ーテルアンモニウム塩およびアルキルエーテルアミンオキシド界面活性剤が、M
EA塩を包含する種々のグリホサート塩の水溶液濃縮物処方の調製に適している
ことが米国特許第5750468号に開示された。グリホサート塩との水性組成
物中に使用した場合、主題の界面活性剤の利点は、これらの界面活性剤が組成物
のグリホサート濃度を非常に高いレベルにできることであるということが、特定
のグリホサート塩への言及なしに該特許に開示されている。しかしながら、この
点において、使用グリホサート塩がMEA塩である場合の特別な利点は何ら示唆
されていない。
【0008】 グリホサートMEA塩を除草有効成分として重視することは、この塩を好まし
い界面活性剤タイプと一緒にして非常に濃縮されたSL製品として処方すること
が比較的困難であったために、これまで限定されていた可能性がある。グリホサ
ートMEA塩と界面活性剤とを処方することに関する問題の説明としては、グリ
ホサートIPA塩組成物中にこれまで最も広く用いられてきた界面活性剤、すな
わち上記式(III)のポリオキシエチレン(15)タロワミンがグリホサート
MEA塩含有水溶液に比較的適合しにくいということである。 例えば、濃縮水溶液中の界面活性剤/塩適合性に関する1の便利で実際に有用
なインジケーターは「曇点(cloud point)」である。これは、一定濃度の界面
活性剤および塩を含有する一定の水性成分が単一相溶液を形成する最大温度の測
定値である。曇点以上では、界面活性剤は、先ず、霞がかったあるいは雲ったよ
うな分散物として溶液から分離し、次いで、放置すると、明確な相となり、通常
は溶液の表面上に上昇する。通常には、組成物温度を連続的にモニターしながら
溶液が濁るまで組成物を加熱し、次いで、撹拌しながら組成物を冷却することに
より組成物の曇点が決定される。溶液が透明になる時の温度の読みが曇点の測定
値である。 通常には、50℃またはそれ以上の曇点は、グリホサートSL処方の大部分の
市販目的に適合すると考えられる。下表1に示すように、50℃またはそれ以上
の曇点を維持しながら、濃度31重量%a.e.のグリホサートIPA塩の水溶
液に15重量%までのポリオキシエチレン(15)タロワミンを負荷することが
できるが、同じa.e.濃度のグリホサートMEA塩の水溶液は、曇点を50℃
以下に降下させない場合には、わずか4重量%までの同じ界面活性剤にしか耐え
ることえきない。8重量%またはそれ以上のポリオキシエチレン(15)タロワ
ミン濃度において、該界面活性剤は室温(20〜25℃)においてさえ31重量
%a.e.のグリホサートMEA塩水溶液に不溶である。約0.1%またはそれ
以上の界面活性剤濃度が希釈適用組成物中で維持されるように除草剤が極端に低
い水体積中に適用される状況を除いては、31重量%a.e.またはそれ以上の
グリホサート濃度を有する濃縮組成物中への4%またはそれ以下の界面活性剤負
荷によっては、グリホサート除草剤の使用者が欲する除草有効性を提供できそう
にない。
【0009】 表1.種々の濃度のポリオキシエチレン(15)タロワミン界面活性剤を含有
するグリホサート塩溶液の曇点
【表1】
【0010】 31重量%a.e.以上のグリホサートa.e.濃度において、許容できる高
い曇点を維持しつつ組成物中に含ませることのできるポリオキシエチレン(15
)タロワミン量は同様に少ない。 農耕学的に有用な界面活性剤含量を有するグリホサートの保存安定水溶液濃縮
物を提供すること、あるいは界面活性剤を「十分に負荷された(fully loaded)
」組成物であるが、グリホサートIPA塩に基づく相当量の界面活性剤を含有す
る組成物または界面活性剤を「十分に負荷された(fully loaded)」組成物より
も多くの濃縮物単位体積あたりのグリホサート有効成分を雑草防除従事者に提供
する組成物を提供することが望まれる。
【0011】 「農業経済学的に有用な界面活性剤成分」という語句は、界面活性剤不含の同
様の組成物と比較して、有利な除草剤有効性を使用者にもたらすタイプおよび量
の1種またはそれ以上の界面活性剤を意味する。「十分に負荷された」とは、水
で慣用的に希釈され、葉に適用した場合、希釈組成物にさらに界面活性剤を添加
する必要なく、Roundup(登録商標)除草剤のような現在市販されているグリホ
セートIPA塩処方の除草剤有効性に少なくとも匹敵する、1種またはそれ以上
の重要な雑草種に対して除草有効性を提供するに適した界面活性剤の十分な濃度
を意味する。
【0012】 「保存安定」は、さらに界面活性剤を含むグリホサート塩の水溶液濃縮組成物
の場合には、約50℃までの温度に曝露した場合に相分離を起こさず(すなわち
、組成物は約50℃またはそれ以上の曇点を有していなければならない)、好ま
しくは、約0℃またはそれ以下の温度に約7日間曝露した場合にグリホサートま
たはその塩の結晶を形成しないことを意味する。理想的には、曇点は60℃また
はそれ以上であるべきで、組成物は、グリホサート塩の種結晶が存在する場合に
おいてさえ、約−10℃よりも低い温度で約7日間、結晶を形成せずに保存され
なければならない。
【0013】 特定の界面活性剤およびグリホセートa.e.濃度においてグリホセート塩に
「適合する」と本明細書に記載される界面活性剤は、特定濃度でその界面活性剤
および塩を含有する前記に規定した保存安定性組成物を与える界面活性剤である
【0014】 液体除草剤の使用者は一般に重量ではなく容量で投与量を計量し、そのような
処方は一般に、単位面積当たりの容量、例えば1ヘクタール当たりのリットル(
l/ha)または1エーカー当たりの液体オンス(oz/acrc)で示される
好適な使用量についての指示がラベルに記載されている。従って、使用者にとっ
て重要な除草剤有効成分の濃度は、重量%ではなく、単位容量当たりの重量、例
えば、1リットル当たりのグラム(g/l)または1ガロン当たりのポンド(l
b/gal)である。グリホセート塩の場合は、1リットル当たりの酸等価物(
g a.e./l)として濃度を示す場合が多い。
【0015】 慣習的に、Monsanto CompanyのRoundup(登録商標)およびRoundup(登録商標
)Ultra除草剤のような界面活性剤含有グリホセートIPA塩処方は、約360
g a.e./lのグリホセート濃度で処方されのるが最も一般的である。Zeneca
の界面活性剤含有グリホセートTMS塩処方Touchdown(登録商標)は、約33
0g a.e./lのグリホセート濃度で処方されている。より低いa.e.濃度、
即ちより稀釈された処方も市販されているが、それらが含有するグリホセート1
単位当たりのコストが高く、主に梱包、輸送、および保存コストに反映される。
【0016】 さらなる利益はコスト節約および使用者に対する便利さにおけるものであり、
「十分に負荷された」水溶液濃縮物組成物、あるいは農業経済学的に有用な界面
活性剤成分を含む組成物が、360g a.e./lよりも有意に高いグリホサ
ート濃度、例えば約420g a.e./lまたはそれ以上、あるいは約480
g a.e./lまたはそれ以上のグリホサート濃度で提供されるならば、かか
る利益が可能となる。 これらのような非常に高いグリホサートa.e.濃度において、通常には、重
大な問題が生じる。これは濃縮物が高粘度のために生じる水溶液濃縮物の注液お
よび/またはポンピングの困難性であり、特に低温時に明らかである。それゆえ
、同じグリホサートa.e.重量/体積濃度においてIPA塩水溶液よりも粘度
の低いグリホサート塩の非常に濃縮された水溶液を有することが非常に望ましい
。 以下の開示から明らかなように、これらの利益および他の利益が本発明により
提供される。
【0017】 発明の概要 本発明は、グリホサートMEA塩の濃縮水溶液のこれまで未知であった驚くべ
き特性、すなわち、同じグリホサートa.e.濃度において、IPA塩を包含す
るグリホサートの他の大部分の有機アンモニウム塩の水溶液と比較して、かかる
溶液が非常に高い比重を有するということを利用するものである。したがって、
一定の重量%濃度において、グリホサートMEA塩の水溶液濃縮物組成物は、グ
リホサートIPA塩の対応組成物よりも組成物単位体積あたり有意に重い有効成
分を使用者に提供する。 それゆえ、本発明の1の具体例において、N−ホスホノメチルグリシン酸等価
物として約30ないし約48重量パーセント、好ましくは約40ないし約48重
量パーセントの濃度の、主にモノエタノールアンモニウム塩の形態のN−ホスホ
ノメチルグリシンの水溶液を含む除草組成物を提供する。 かかる組成物は、その比較的高い比重により、同じ酸等価物重量濃度のN−ホ
スホノメチルグリシンのイソプロピルアンモニウム塩の対応組成物よりも小さい
体積を占める。
【0018】 本発明の関連具体例において、組成物1リットルあたり約360ないし約60
0グラムの濃度のN−ホスホノメチルグリシン酸等価物の、主にモノエタノール
アンモニウム塩の形態のN−ホスホノメチルグリシンの水溶液を含む除草組成物
を提供する。 かかる組成物は、同じ酸等価物重量/体積濃度において、N−ホスホノメチル
グリシンのイソプロピルアンモニウム塩の対応組成物よりも有意に低い粘度を有
する。
【0019】 本発明の他の実施態様において、農業経済学的に有効な量の界面活性剤の存在
下に、濃縮水溶液中にグリホセートMEA塩の極めて高い重量/容量濃度が得ら
れることを見い出した。界面活性剤の選択が、このような結果を得るのに重要で
あることが分かった。
【0020】 従って、さらなる具体例において、本発明は、 (1)水、 (2)組成物1リットル当り、約360〜約570g酸等価物の量で上記水に
溶解している、主にモノエタノールアンモニウム塩の形のN−ホスホノメチルグ
リシン、および (3)組成物1リットル当り、総量約20〜約200gの1種以上の界面活性
剤からなる、上記水に溶解または安定に懸濁している界面活性剤成分を含み、組
成物が約50℃より低くない曇点を有し、好ましくは、約0℃よりも低い温度で
約7日間保存された場合に、グリホサートまたはその塩の結晶化を実質的に示さ
ないように当該界面活性剤成分を選択することを特徴とする除草剤組成物を提供
する。
【0021】 上の文脈において、「主として」なる語は、a.e.として表した場合少なく
とも約50重量%、好ましくは少なくとも約75重量%、より好ましくは少なく
とも約90重量%のグリホサートがMEA塩として存在することを意味する。曇
点および非結晶特性が示された限度内にあるかぎり、そのバランスは他の塩およ
び/またはグリホサート酸から成り立つものであってもよい。
【0022】 本発明のさらなる態様において、前記の濃度におけるグリホセートMEA塩へ
の相溶性が予想外に高い特定の種類の界面活性剤を確認した。従って、本発明の
具体例は、上記の界面活性剤含有除草剤組成物であって、界面活性剤成分が、主
として、各々、 (1)エーテル、チオエーテル、スルホキシド、エステル、チオエステルおよ
びアミド結合から選択される0〜約7つの結合で一緒になった、1つまたは複数
の独立した飽和または不飽和の分枝または非分枝の、脂肪族、脂環式または芳香
族C3−18ヒドロカルビルまたはヒドロカルビリデン基を有し、合計で約8〜
約24個の炭素原子の数Jを有する疎水性部分、 および (2)(i)0〜3個のオキシエチレン基またはポリオキシエチレン鎖が直接
結合した、カチオン性であるか、カチオン性となるようにプロトン化できるアミ
ノ基であって、該オキシエチレン基およびポリオキシエチレン鎖が、平均してE
+J=25以下となるような界面活性剤分子当たりのオキシエチレン単位の数E
を含み、および/または (ii)平均して、界面活性剤分子当たり約2以下のグリコシド単位を含むグ
リコシドまたはポリグリコシド基を含む親水性部分 を含む除草剤組成物である。 かかる界面活性剤において、該疎水性部分は、(a)該親水性部分のアミノ基
と直接、(b)該オキシエチレン基または該ポリオキシエチレン鎖の1つの末端
オキシエチレン単位の1つの酸素原子を取り込むエーテル結合によって該親水性
部分と、または(c)該グリコシド単位の1つとのエーテル結合によって該親水
性部分と結合している。
【0023】 界面活性剤含有量に関して、「主として含む」なる用語は、少なくとも約50
重量%、好ましくは少なくとも約75重量%、より好ましくは少なくとも約90
重量%の界面活性剤成分が、特定の分子構造を有する界面活性剤から構成される
ことを意味する。本明細書に規定される界面活性剤の重量または濃度は、水、イ
ソプロパノール、または他の溶剤、あるいはグリコール(例えば、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等)のような、界面活
性剤成分と一緒に導入される場合がある本質的に非界面活性剤の化合物を含まな
い。
【0024】 ポリオキシエチレンアミン界面活性剤におけるEとJの関係をさらに説明する
と、驚くことに、グリホセートMEA塩との適切な相溶性に関して、疎水性成分
が大きいほど(即ち、Jの数値が大きいほど)、より少ないオキシエチレン単位
が存在する(即ち、Eの数値が小さい)ことが見い出された。例えば、ポリオキ
シエチレンタロワミンにおけるように、Jが約18の平均値を有する場合に、オ
キシエチレン単位の最大数は約7である。しかしながら、ポリオキシエチレンコ
コアミンにおけるように、Jが約12の平均値を有する場合に、Eは約13であ
る。
【0025】 いかなる方法においても本発明の範囲を限定するものではないが、下式(V)
および(VI)で示される2種類の界面活性剤が、本発明の組成物に特に有用で
ある。
【0026】 本発明の1の具体例は上記除草剤濃縮組成物であって、該組成物において、界
面活性剤がpHレベル約4において式(V): [R1-(XR2)m-(OCH2CH2)n-(NR3R4-(CH2)p)q-(glu)rOH]s[A]t (V) [式中: Rは、水素またはC1-18ヒドロカルビルであり; 各Xは、独立して、エーテル、チオエーテル、スルホキシド、エステル、チオ
エステル、またはアミド結合であり; 各Rは、独立して、C3-6ヒドロカルビリデンであり; mは、0〜約8の平均数であり; R−(XRにおける炭素原子の合計数は、約8〜約24であり; nは、0〜約5の平均数であり; RおよびRは、独立して、水素またはC1-4アルキルであり; pは、2〜4であり; qは、0または1であり; gluは、式:
【化5】 で示される単位(本明細書において、グルコシド単位と称する)であり; rは、1〜約2の平均数であり; Aは、アニオン成分であり;および 電気的中性が維持されるように、sは1〜3の整数であり、tは0または1で
ある] を有する1種またはそれ以上の界面活性剤を主として含んでいる。
【0027】 本発明の他の具体例は上記除草剤濃縮組成物であって、該組成物において、界
面活性剤成分が約4のpHレベルにおいて式(VI):
【化6】 [式中: Rは、水素またはC1-18ヒドロカルビルであり; 各Xは、独立して、エーテル、チオエーテル、スルホキシド、エステル、チオ
エステル、またはアミド結合であり; 各Rは、独立して、C3-6ヒドロカルビリデンであり; mは、0〜約9の平均数であり; R−(XRにおける炭素原子の合計数Jは、約8〜約24であり; nは、0〜約5の平均数であり; Rは、水素、C1-4アルキル、ベンジル、アニオンオキシド基、またはア
ニオン基−(CHC(O)O[uは1〜3である]; RおよびRは、独立して、水素、C1-4アルキルまたはC2-4アシルで
あり; xおよびyは、x+y+nが前記に定義される数Eより大きくならないような
平均数であり; Aは、アニオン成分であり;および 電気的中性が維持されるように、sは1〜3の整数であり、tは0または1で
ある] を有する1種またはそれ以上の界面活性剤を主として含んでいる。
【0028】 前記の式(V)または(VI)で示される界面活性剤は、オキシエチレン単位
が存在する場合に、界面活性剤分子1個当たりのオキシエチレン単位の平均数が
25−J以下(Jは前記に定義した通りである)であり、グルコース単位が存在
する場合に、界面活性剤分子1個当たりのグルコース単位の平均数が約2以下で
ある、アルキルポリグルコシド、アルキルアミノグルコシド、ポリオキシエチレ
ンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルエーテルアミン、アルキルトリ
メチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、ポリオキシ
エチレンN−メチルアルキルアンモニウム塩、ポリオキシエチレンN−メチルア
ルキルエーテルアンモニウム塩、アルキルジメチルアミンオキシド、ポリオキシ
エチレンアルキルアミンオキシド、ポリオキシエチレンアルキルエーテルアミン
オキシド、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルアミン等のように記載し
うる非限定的な界面活性剤を包含する。このパラグラフに使用される「アルキル
」という用語は、当分野で一般的な意味を有し、C8-18脂肪族、飽和または
不飽和、直鎖または分枝鎖ヒドロカルビルを意味する。
【0029】 オキシエチレン単位またはグルコシド単位のような界面活性剤の構造特性に関
して、最大または最小「平均数」という用語が本明細書で使用される場合に、界
面活性剤の個々の分子のそのような単位の整数が一般に、最大「平均数」より大
きい整数または最小「平均数」より小さい整数を包含する範囲で変化すると理解
すべきものとする。「平均数」の所定範囲外のそのような単位の整数を有する個
々の界面活性剤分子の組成物における存在は、「平均数」が所定の範囲であり、
他の条件が満たされている限り、その組成物を本発明の範囲から除外しない。
【0030】 さらに、本発明は、本明細書で得られる除草的に効果的な容量の組成物を適宜
の容量の水で希釈して適用組成物を調製し、該適用組成物を植物または植物類の
葉に適用することを特徴とする除草方法を提供する。
【0031】 (発明を実施するための最良の態様) 上記したように、意外にも、グリホサートMEA塩の濃縮水溶液が、極めて大
きい比重を有することが見い出された。表2は、一例として、現在のまたは以前
の商業的に関心のある有機アンモニウム塩および他の塩と比較して、グリホサー
トのMEA塩の30重量%グリホサートa.e.溶液について測定した比重を示す。
比重は、Mettler DA-300 Density/Specific Gravity Meterを使用して測定され
る。
【0032】 表2 30%重量%のグリホサートa.e.一塩基性塩溶液の比重(20/15.
6℃)
【表2】
【0033】 従って、1リットルの20℃での30重量%a.e.グリホサートMEA塩溶液
は、約376gのグリホサートa.e./lを含有し、一方、1リットルの20℃
での30重量%a.e.グリホサートIPA塩溶液は、約347gグリホサートa
.e./lを含有する。言い換えれば、同じa.e.重量濃度において、MEA塩
溶液は、1リットルにつき約7%多いグリホサートa.e.をデリバリーする。
【0034】 高比重のMEA塩の溶液は、MEA塩の水中溶解性の範囲だけでなく、界面活
性剤の相溶性の範囲によっても、グリホサート最大濃度が抑えられる、界面活性
剤含有溶液において特に価値のあるものとなる。かかる溶液での、MEA塩の利
点は、(a)IPA塩を同じ界面活性剤濃度の同じ相溶性の界面活性剤の存在下
にて用いるよりも、より高いグリホサートa.e.の最大重量/容量濃度が得られ
ること、(b)IPA塩を同じグリホサートa.e.の重量/容量濃度で用いるよ
りも、より高い相溶性の界面活性剤濃度が得られること、(c)グリホサートa
.e.および界面活性剤の所定の重量/容量濃度で、IPA塩を用いて調製された
対応する組成物よりも改良された保存安定性が得られること、(d)グリホサー
トa.e.および界面活性剤の所定の重量/容量濃度で、比重が低い結果として、
IPA塩を用いて調製された対応する組成物よりも改良された注ぎ特性およびポ
ンピング特性が得られることである。
【0035】 本発明の組成物の利点はグリホサート濃度が減少するにつれて小さくなり、酸
等価物が約360g/lより低い、すなわち、ラウンドアップ(Roundup)(登
録商標)除草剤などの市販されているグリホサートIPA塩製品に配合されてい
る濃度よりも低いグリホサート濃度では下限ぎりぎりでしかない。本発明の好ま
しい組成物においては、グリホサート濃度は420ga.e./lより小さくなく
、または約420ga.e./lではなく、特に好ましい組成物においては、約4
80ga.e./l、例えば、約480ないし約540ga.e./lより小さくは
ない。本発明の保存安定性のある界面活性剤含有の組成物中のグリホサート濃度
の上限は約570ga.e./lであり、この上限はグリホサートMEA塩の水中
における溶解度限界の結果であり、界面活性剤が配合されていることでさらに限
界が低下した結果であると考えられる。
【0036】 グリホサート濃度の上限と同様に、配合しうる界面活性剤の量は低濃度のグリ
ホサート濃度よりも低い。大抵の目的には、この少量の界面活性剤ではグリホサ
ートの除草剤の効能を許容できる程度に信頼できる強化を得るのに不適当である
と思われる。しかし、一の容量で、例えば、約10ないし約50リットル/ヘク
タールの容量で植物を処理するために、組成物を比較的少量の水で希釈しなけれ
ばならない、ある特定の目的に用いる場合、本発明の濃縮組成物中の組成物濃度
は、通常、約20g/lと低くすることができる。このような特異的な目的の適
用はロープ−ウィック塗布および超低容量の空中散布を包含する。一般的な目的
の適用には、典型的には、約50ないし約1000リットル/ヘクタールの、最
も好ましくは約100ないし約400リットル/ヘクタールの水で希釈した後に
散布することにより、本発明の濃縮組成物の界面活性剤濃度は、好ましくは、約
60ないし約200g/lである。
【0037】 本発明の組成物に有効であることが見い出された代表的な界面活性剤の型は、
下記のものを包含する: (A) RがC8-18脂肪族、飽和または不飽和、直鎖または分枝鎖ヒド
ロカルビル鎖であり、m、n、およびqが0であり、sが1であり、tが0であ
る式(V)に対応する界面活性剤。この群は当分野で包括的に既知であるか、ま
たは本明細書中「アルキルポリグルコシド」または「APG」と称される、いく
つかの市販の界面活性剤を包含する。好適な例は、Henkelによって市販されてい
るAgrimulTM PG-2069およびAgrimulTM PG-2076である。
【0038】 (B) RがC8-18脂肪族、飽和または不飽和、直鎖または分枝鎖ヒド
ロカルビル鎖であり、mが0である式(VI)に対応する界面活性剤。この群にお
いて、Rが単独で界面活性剤の疎水性成分を形成し、アルキルアミンにおける
ように直接的に、またはある種のアルキルエーテルアミンにおけるようにオキシ
エチレン基の酸素原子またはポリオキシエチレン鎖の末端酸素原子によって形成
されるエーテル結合によって、アミノ官能基に結合している。種々の親水性成分
を有する例示的な下位の種類は、下記のものを包含する:
【0039】 (B−1) xおよびyが0であり、RおよびRが独立してC1-4
ルキルであり、Rが水素であり、tが1である界面活性剤。この下位の種類は
、 (RおよびRがそれぞれメチルである)当分野で既知であるかまたは本明細
書中「アルキルジメチルアミン」と称されるいくつかの市販の界面活性剤を包含
する。好適な例は、AkzoによってArmeenTM DM12Dとして市販されているドデシ
ルジメチルアミン、ならびにCecaによってNoramTM DMC DおよびNoramTM DMS
Dとしてそれぞれ市販されているココジメチルアミンおよびタロージメチルアミ
ンである。そのような界面活性剤は一般に非プロトン化形態で市販されており、
アニオンAはこの界面活性剤と一緒に供給されない。しかし、約4〜5のpHの
グリホサートMEA塩処方においては、界面活性剤がプロトン化され、アニオン
Aが二塩基性塩を形成しうるグリホサートであることができることが分かる。
【0040】 (B−2) xおよびyが0であり、R、R、およびRが独立してC 1−4 アルキルであり、tが1である、界面活性剤。この下位の種類は、(R 、R、およびRがそれぞれメチルであり、Aがクロリドイオンである)当分
野で既知であるかまたは本明細書中「アルキルトリメチルアンモニウムクロリド
」と称されるいくつかの市販の界面活性剤を包含する。好適な例は、Akzoによっ
てArquadTM Cとして市販されているココアルキルトリメチルアンモニウムクロリ
ドを包含する。
【0041】 (B−3) x+yが2またはそれ以上であり、RおよびRが水素であ
り、tが1である界面活性剤。この下位の種類は、当分野で既知であるかまたは
本明細書中「ポリオキシエチレンアルキルアミン」(nが0であり、Rが水素
である)、ある種の「ポリオキシエチレンアルキルエーテルアミン」(nが1〜
5であり、Rが水素である)、「ポリオキシエチレンN−メチルアルキルアン
モニウムクロリド」(nが0であり、Rがメチルである)、ある種の「ポリオ
キシエチレンN−メチルアルキルエーテルアンモニウムクロリド」(nが1〜5
であり、Rがメチルである)と称される市販の界面活性剤を包含する。好適な
例は、AkzoよってEthomeenTM C/12、EthomeenTM T/15、およびEthomeenTM C/20
としてそれぞれ市販されているポリオキシエチレン(2)ココアミン、ポリオキ
シエチレン(5)タロワミン、およびポリオキシエチレン(10)ココアミン;
アミン基がプロトン化されていない場合に、米国特許第5,750,468号に開
示されている式(VII):
【0042】
【化7】 [式中、RはC12-15アルキルであり、x+yは5である] で示される界面活性剤;ならびに、AkzoよってEthoquadTM C/12およびEthoquadT M 18/12としてそれぞれ市販されているポリオキシエチレン(2)N−メチルコ
コアンモニウムクロリドおよびポリオキシエチレン(2)N−メチルステアリル
アンモニウムクロリドである。Rが水素である、即ち第四級アンモニウム界面
活性剤ではなく第三級である場合に、アニオンAは一般に界面活性剤に含有され
ない。しかし、約4〜5のpHのグリホサートMEA塩処方においては、アニオ
ンAが二塩基性塩の形成能を有するグリホサートであり得ることが分かるであろ
う。
【0043】 (B−4) Rがアニオンオキシド基であり、tが0である界面活性剤。
この下位の種類は、当分野で既知であるかまたは本明細書中「アルキルジメチル
アミンオキシド」(n、x、およびyが0であり、RおよびRがメチルであ
る)、ある種の「アルキルエーテルジメチルアミンオキシド」(nが1〜5であ
り、xおよびyが0であり、RおよびRがメチルである)、「ポリオキシエ
チレンアルキルアミンオキシド」(nが0であり、x+yが2またはそれ以上で
あり、RおよびRが水素である)、およびある種の「ポリオキシエチレンア
ルキルエーテルアミンオキシド」(nが1〜5であり、x+yが2またはそれ以
上であり、RおよびRが水素である)と称される市販の界面活性剤を包含す
る。好適な例は、AkzoよってAromoxTM DMCとして市販されているココジメチルア
ミンオキシド、およびAkzoよってAromoxTM C/12として市販されているポリオキ
シエチレン(2)ココアミンオキシドである。
【0044】 (B−5) Rがアニオン基−CHC(O)O(アセテート)であり、
xおよびyが0であり、tが0である界面活性剤。この種類は、「アルキルベタ
イン」(nが0であり、Rがアセテートであり、RおよびRがメチルであ
る)、およびある種の「アルキルエーテルベタイン」(nが1〜5であり、R がアセテートであり、RおよびRがメチルである)として当分野で既知であ
るかまたは本明細書においてそのように称される市販の界面活性剤を包含する。
好適な例は、HenkelよってVelvetexTM AB-45として市販されているココベタイン
である。
【0045】 (C) RがC8-18脂肪族、飽和または不飽和、直鎖または分枝鎖ヒド
ロカルビル鎖であり、mが1であり、Xがエーテル結合であり、Rがn−プロ
ピレンであり、nが0である式(VI)に対応する界面活性剤。この群において、
がORと一緒になって、R結合によってアミノ官能基に直接に結合して
いる界面活性剤の疎水性成分を形成する。これらの界面活性剤は、米国特許第5
,750,468号に開示されているアルキルエーテルアミンの下位の種類である
。例示的な下位の種類は、前記(B−1)〜(B−5)に例示される種々の親水
性成分を有する。好適な例は、アミン基がプロトン化されていない場合に、米国
特許第5,750,468号に開示されているような、式(VIII):
【0046】
【化8】 に従う界面活性剤、
【0047】 式(IX):
【化9】 に従う界面活性剤、および
【0048】 式(X):
【化10】 に従う界面活性剤、ここで各式(VIII)、(IX)、および(X)において、R はC12-15アルキルであり、x+yは5である。
【0049】 (D) RがC8-18脂肪族、飽和または不飽和、直鎖または分枝鎖ヒド
ロカルビル鎖であり、mが1〜5であり、各XRが−OCH(CH)CH −基であり、nが0である式(VI)に対応する界面活性剤。この群において、R が−OCH(CH)CH−基と一緒になって、アミノ官能基に直接的に結
合している界面活性剤の疎水性成分を形成する。これらの界面活性剤も、米国特
許第5,750,468号に開示されているアルキルエーテルアミンの種類である
。例示的な種類は、前記(B−1)〜(B−5)に例示される種々の親水性成分
を有する。好適な例は、アミン基がプロトン化されていない場合に、米国特許第
5,750,468号に開示されているような、式(XI):
【0050】
【化11】 [式中、RはC12-15アルキルであり、mは2であり、x+yは5である
] で示される界面活性剤である。
【0051】 (E) RがC8-18脂肪族、飽和または不飽和、直鎖または分枝鎖ヒド
ロカルビル鎖であり、mが1であり、Xがアミド結合であり、Rがn−プロピ
レンであり、nが0である式(VI)に対応する界面活性剤。この群において、R がXRと一緒になって、R結合によってアミノ官能基に直接に結合してい
る界面活性剤の疎水性成分を形成する。この群の好ましい界面活性剤において、
xおよびyは0であり、Rは水素またはC1-4アルキルであり、Rおよび
は独立してC1-4アルキルであり、tは1である。好適な例は、McIntyre
によってMackaleneTM 117として市販されているココアミドプロピルジメチルア
ミンプロピオネートである。
【0052】 (F) Rが水素であり、mが3〜8であり、各XRが−OCH(CH )CH−基である式(VI)に対応する界面活性剤。この群において、−OCH
(CH)CH−基のポリエーテル鎖(ポリオキシプロピレン鎖)が、直接的
にかあるいは1個またはそれ以上のオキシエチレン単位を介してアミノ官能基に
結合している界面活性剤の疎水性成分を形成する。この群の好ましい界面活性剤
において、xおよびyは0であり、R、R、およびRは独立してC1-4
アルキルであり、tは1である。これらの界面活性剤は、米国特許第5,652,
197号に開示されているポリオキシプロピレン第四級アンモニウム界面活性剤
の種類である。好適な例において、mは7であり、nは1であり、R、R
およびRはそれぞれメチルであり、Aはクロリドである。
【0053】 tが1である界面活性剤において、Aはいずれかの適切なアニオンであり得る
が、好ましくは塩化物、臭化物、ヨウ化物、硫酸、エト硫酸、リン酸、酢酸、プ
ロピオン酸、コハク酸、乳酸、クエン酸、酒石酸、または上記のようにグリホサ
ートである。
【0054】 本発明の1つの実施態様において、組成物は米国特許第5,750,468号
に開示されるアルキルエーテルアミンのクラスの界面活性剤を含有する。さらな
る実施態様において、存在する界面活性剤は米国特許第5,750,468号に
開示されるアルキルエーテルアミン以外である。
【0055】 本発明の特定の実施態様は、グリホサート濃度(g a.e./lで表される
)が、全てのグリホサートが代わりにIPA塩として存在する場合に許容される
保存安定性を提供する最高濃度より高い上記のようなグリホサートMEA塩組成
物である。再び、許容される保存安定性によって、約50℃以上の曇点を有し、
好ましくは、約0℃以上の温度に約7日間までの期間曝露した場合にグリホサー
トまたはその塩の結晶の形成を実質的に示さないことが意味される。
【0056】 本発明の別の特定の実施態様は、全てのグリホサートが代わりにIPA塩の形
態である以外同様な組成物より低い粘性を有する上記のようなグリホサートME
A塩組成物である。より低い粘性が、低温(例えば、約−10℃〜約10℃)に
おける改善された注液性(pourability)および/またはポンパビリティとして
表される場合、特に有用である。驚くべきことに、グリホサートIPA塩の対応
する組成物に比較した場合、低下した粘性が実質的に全てのグリホサートMEA
塩の水性濃縮組成物の特徴であることが見出された。この知見は、本明細書中の
実施例4、特にこの実施例の一部をなす表6中のデータによって特に良く示され
ている。
【0057】 水性濃縮組成物において、グリホサート塩の濃度および/または界面活性剤の
濃度が、MEA塩を用いてさえも粘性が許容されない高さであるほど高い場合、
それでもなおMEA塩はIPAを上回る有意な利点を提供する。そのような組成
物において、少量の水を添加すると、代表的には、グリホサートがIPA塩では
なくMEA塩として存在する場合、粘性はずっと大きく低下される。いずれかの
所望されるレベルに粘性を低下させるために必要とされる水の量は、IPA塩の
場合よりMEA塩の場合で有意に少ない。
【0058】 界面活性剤含有水溶液濃縮組成物中でグリホサートIPA塩をグリホサートM
EA塩で置換すると、目に対する刺激性を低下させるというさらなる利点を提供
することができることが予想外に見出された。これは特に驚くべきことである。
なぜなら、示されるいずれもの目の刺激性の主な原因になっているのは、そのよ
うな組成物の界面活性剤成分である(特に、優勢な界面活性剤がアミンベースの
界面活性剤である場合)ことが知られているからである。従って、本発明のさら
なる特定の実施態様は、全てのグリホサートが代わりにIPA塩の形態である以
外同様な組成物より低い目の刺激性を有する上記のようなグリホサートMEA塩
組成物である。
【0059】 本発明は主に、グリホサートのMEA塩の水溶液濃縮処方物に関するが、その
ような水溶液濃縮処方物には所望により、限定するものではないが、水溶性形態
の以下を包含する1個以上のさらなる水溶性除草有効成分をさらに含めることが
できる:アシフルオルフェン(acifluorfen)、アシュラム、ベナゾリン(benaz
olin)、ベンタゾン、ビアラホス、ビスピリバック(bispyribac)、ブロマシル
、ブロモキシニル、カルフェントラゾン(carfentrazone)、クロラムベン(chl
oramben)、クロピラリド(clopyralid)、2,4−D、2,4−DB、ダラポ
ン(dalapon)、ジカンバ(dicamba)、ジクロルプロップ、ジクロホップ(dicl
ofop)、ジフェンゾクワット(difenzoquat)、ジクワット、エンドタール(end
othall)、フェナック(fenac)、フェノキサプロップ、フラムプロップ(flamp
rop)、フルアジホップ、フルオログリコフェン(fluoroglycofen)、フルオロ
キシピル(fluoroxypyr)、ホメサフェン(fomesafen)、ホサミン、グルホシネ
ート、ハロキシホップ(haloxyfop)、イマザメス(imazameth)、イマザメタベ
ンズ(imazamethabenz)、イマザモクス(imazamox)、イマザピック(imazapic
)、イマザピル(imazapyr)、イマザキン(imazaquin)、イマゼタピル(imaze
thapyr)、アイオキシニル、MCPA、MCPB、メコプロップ(mecoprop)、
メチルアルソン酸、ナプタラム(naptalam)、ノナン酸、パラコート、ピクロラ
ム、スルファミン酸、2,3,6−TBA、TCAおよびトリクロピル。 。さらなる除草剤がグリホサートと同様にアニオン性である場合、さらなる除草
剤がMEA塩と同様に主として存在することが好ましい。
【0060】 それゆえ、本発明の1つの実施態様は主としてそのMEA塩の形態のグリホサ
ート、および主としてそのMEA塩の形態の第2のアニオン性除草剤を含む除草
水溶液濃縮組成物であって、グリホサートおよび第2のアニオン性除草剤の合計
濃度は約360〜約570g a.e./lであり、組成物はさらに、約20〜
約200g/lの濃度で、本発明に従って選択される界面活性剤成分を含む。
【0061】 この実施態様において、第2のアニオン性除草剤に対するグリホサートa.e
.の重量/重量比が約1:1以上、例えば、約1:1〜約30:1であることが
好ましい。第2のアニオン性除草剤は好ましくは以下からなる群より選択される
:アシフルオルフェン、ビアラホス、カルフェントラゾン、クロピラリド、2,
4−D、2,4−DB、ジカンバ、ジクロルプロップ、グルホシネート、MCP
A、MCPB、メコプロップ、メチルアルソン酸、ノナン酸、ピクロラム、トリ
クロピルならびにイマザメス、イマザメタベンズ、イマザモクス、イマザピック
、イマザピル、イマザキンおよびイマゼタピルを含むイミダゾリノンクラスの除
草剤。
【0062】 グリホサートが主としてそのMEA塩の形態で存在する水相、および相対的に
水不溶性の第2の除草有効成分を所望により含有する非水性相を有する液体濃縮
処方物も本発明によって包含される。そのような処方物は例示的には乳濁物(マ
クロエマルジョンおよびマイクロエマルジョン、油中水、水中油および水中油中
水タイプを包含する)、懸濁物ならびに懸濁乳濁物(suspoemulsion)を包含す
る。非水性相には所望によりマイクロカプセル化成分、例えば、マイクロカプセ
ル化除草剤を含めることができる。非水性相を有する本発明の処方物において、
全体としての組成物中のグリホサートa.e.の濃度はそれでもなお水溶液濃縮
処方物について本明細書中で記載する範囲内である。
【0063】 そのような処方物中で使用できる例示的な水不溶性除草剤は以下を包含する:
アセトクロール(acetochlor)、アクロニフェン(aclonifen)、アラクロール
、アメトリン、アミドスルフロン(amidosulfuron)、アニロホス(anilofos)
、アトラジン、アザフェニジン(azafenidin)、アジムスルフロン(azimsulfur
on)、ベンフルラリン(benfluralin)、ベンフレセート(benfuresate)、ベン
スルフロン−メチル、ベンスリド(bensulide)、ベンゾフェナップ、ビフェノ
ックス、ブロモブチド、ブロモフェノキシム(bromofenoxim)、ブタクロール、
ブタミホス、ブトラリン(butralin)、ブトロキシジム(butroxydim)、ブチレ
ート(butylate)、カフェンストロール(cafenstrole)、カルベタミド(carbe
tamide)、カルフェントラゾン−エチル、クロメトキシフェン(chlomethoxyfen
)、クロルブロムロン(chlorbromuron)、クロリダゾン(chloridazon)、クロ
リムロン−エチル(chlorimuron-ethyl)、クロルニトロフェン(chlornitrofen
)、クロロトルロン(chlorotoluron)、クロルプロファム(chlorpropham)、
クロルスルフロン(chlorsulfuron)、クロルタール−ジメチル(chlorthal-dim
ethyl)、クロルチアミド(chlorthiamid)、シンメチリン(cinmethylin)、シ
ノスルフロン(cinosulfuron)、クレトジム(clethodim)、クロジナホップ−
プロパルギル(clodinafop-propargyl)、クロマゾン(clomazone)、クロメプ
ロップ(clomeprop)、クロランスラム−メチル(cloransulam-methyl)、シア
ナジン(cyanazine)、シクロエート(cycloate)、シクロスルファムロン(cyc
losulfamuron)、シクロキシジム(cycloxydim)、シハロホップ−ブチル(cyha
lofop-butyl)、ダイムロン(daimuron)、デスメジファム(desmedipham)、デ
スメトリン(desmetryn)、ジクロベニル(dichlobenil)、ジクロホップ−メチ
ル、ジフルフェニカン(diflufenican)、ジメフロン(dimefuron)、ジメピペ
レート、ジメタクロール(dimethachlor)、ジメタメトリン、ジメテナミド(di
methenamid)、ジニトラミン(dinitramine)、ジノターブ(dinoterb)、ジフ
ェナミド、ジチオピル(dithiopyr)、ジウロン(diuron)、EPTC、エスプ
ロカルブ、エタルフルラリン(ethalfluralin)、エタメツルフロン−メチル(e
thametsulfuron-methyl)、エトフメセート(ethofumesate)、エトキシスルフ
ロン(ethoxysulfuron)、エトベンザニド(etpobenzanid)、フェノキサプロッ
プ−エチル、フェヌロン(fenuron)、フラムプロップ−メチル(flamprop-meth
yl)、フラザスルフロン(flazasulfuron)、フルアジホップ−ブチル(fluazif
op-butyl)、フルクロラリン(fluchloralin)、フルメツラム(flumetsulam)
、フルミクロラック−ペンチル(flumiclorac-pentyl)、フルミオキサジン(fl
umioxazin)、フルオメツロン(fluometuron)、フルオロクロリドン(fluoroch
loridone)、フルオログリコフェン−エチル、フルポキサム(flupoxam)、フル
レノール(flurenol)、フルリドン(fluridone)、フルロキシピル−1−メチ
ルヘプチル、フルルタモン(flurtamone)、フルチアセト−メチル(fluthiacet
-methyl)、ホメサフェン(fomesafen)、ハロスルフロン(halosulfuron)、ハ
ロキシホップ−メチル(haloxyfop-methyl)、ヘキサジノン、イマゾスルフロン
(imazosulfuron)、インダノファン(indanofan)、イソプロツロン(isoprotu
ron)、イソウロン、イソキサベン(isoxaben)、イソキサフルトール(isoxafl
utole)、イソキサピリホップ(isoxapyrifop)、ラクトフェン(lactofen)、
レナシル、リニュロン、メフェナセット、メタミトロン(metamitron)、メタザ
クロール(metazachlor)、メタベンズチアズロン(methabenzthiazuron)、メ
チルジムロン(methyldymron)、メトベンズロン(methobenzuron)、メトブロ
ムロン(metobromuron)、メトラクロール、メトスラム(metosulam)、メトキ
スロン(metoxuron)、メトリブジン、メツルフロン(metsulfuron)、モリネー
ト、モノリヌロン(monolinuron)、ナプロアニリド、ナプロパミド、ナプタラ
ム(naptalam)、ネブロン(neburon)、ニコスルフロン(nicosulfuron)、ノ
ルフルラゾン(norflurazon)、オルベンカーブ、オリザリン(oryzalin)、オ
キサジアルギル(oxadiargyl)、オキサジアゾン、オキサスルフロン(oxasulfu
ron)、オキシフルオルフェン(oxyfluorfen)、ペブレート(pebulate)、ペン
ディメタリン、ペンタノクロール(pentanochlor)、ペントキサゾン(pentoxaz
one)、フェンメディファム、ピペロホス、プレチラクロール、プリミスルフロ
ン(primisulfuron)、プロディアミン(prodiamine)、プロメトン(prometon
)、プロメトリン、プロパクロール(propachlor)、プロパニル(propanil)、
プロパキザホップ(propaquizafop)、プロパジン、プロファム(propham)、プ
ロピソクロール(propisochlor)、プロピザミド(propyzamide)、プロスルホ
カルブ(prosulfocarb)、プロスルフロン(prosulfuron)、ピラフルフェン−
エチル(pyraflufen-ethyl)、ピラゾリネート(pyrazolynate)、ピラゾスルフ
ロン−エチル(pyrazosulfuron-ethyl)、ピラゾキシフェン、ピリブチカルブ(
pyributicarb)、ピリデート(pyridate)、ピリミノバク−メチル(pyriminoba
c-methyl)、キンクロラック(quinclorac)、キンメラック(quinmerac)、キ
ザロホップ−エチル(quizalofop-ethyl)、リムスルフロン(rimsulfuron)、
セトキシジム、シデュロン、シマジン、シメトリン、スルコトリオン(sulcotri
one)、スルフェントラゾン(sulfentrazone)、スルホメツロン(sulfometuron
)、スルホスルフロン(sulfosulfuron)、テブタム(tebutam)、テブチウロン
、ターバシル、ターブメトン(terbumeton)、ターブチラジン(terbuthylazine
)、ターブトリン(terbutryn)、テニルクロール(thenylchlor)、チアゾピル
(thiazopyr)、チフェンスルフロン(thifensulfuron)、チオベンカルブ、チ
オカルバジル(tiocarbazil)、トラルコキシジム(tralkoxydim)、トリアレー
ト(triallate)、トリアスルフロン(triasulfuron)、トリベヌロン(tribenu
ron)、トリエタジン(trietazine)、トリフルラリン(trifluralin)、トリフ
ルスルフロン(triflusulfuron)およびバーナレート。そのような水不溶性除草
剤に対するグリホサートa.e.の重量/重量比が約1:1以上、例えば、約1
:1〜約30:1であることが好ましい。
【0064】 組成物の曇点および非結晶特性が本発明に従ったままである限り、本発明の組
成物中に上記で定義した界面活性剤成分以外の賦形剤成分を所望により存在させ
ることができる。そのようなさらなる賦形剤成分は、色素、粘稠剤、結晶阻害剤
、抗凍結剤(グリコールを含む)、泡緩和剤(foam moderating agent)、抗流
動剤、混和剤(compatibilizing agent)などのような従来の処方添加物を包含
する。
【0065】 グリホサート処方物においてしばしば使用される賦形剤成分の型は、グリホサ
ートの除草活性または除草活性の一貫性を増強させるために含まれる硫酸アンモ
ニウムのような無機塩である。そのような増強を提供するために必要とされる処
方物中の無機塩の含有量は代表的には相対的に高く、しばしば存在するグリホサ
ートの量より高いので、本発明の組成物にそのような塩を添加することはめった
に有用ではない。少なくとも360g a.e./lの濃度でグリホサートME
A塩を含有する保存安定水性組成物中に収容できる、例えば、硫酸アンモニウム
の量は、実質的な利益をもたらさない程度に少ない。それゆえ、代替として、少
量のシナージスト(synergist)(例えば、それぞれ国際公開第WO98/33
384号およびWO98/33385号に開示されるようなアントラキノン化合
物またはフェニル置換オレフィン化合物)を含める。
【0066】 本発明の組成物を使用する除草方法において、組成物を適宜の容量の水で希釈
して、適用溶液を調製し、次いでこれを、所望の除草効果を与えるために十分な
適用比率で、植物(単数または複数)の葉に適用する。この適用比率は通常、単
位処理面積当りのグリホサートの量、例えば、1ヘクタール当りの酸等価物のグ
ラム(g a.e./ha)として表される。「所望の除草効果」を構成するの
は、代表的および例示的には、グリホサートが処理植物においてその完全な除草
または植物毒性効果を発揮する期間の後の、生育低下または死亡率によって測定
した場合の、植物種のコントロールの85%である。植物種および生育条件によ
って、この期間は1週間程度の短かさである可能性はあるが、通常は、グリホサ
ートがその完全な効果を発揮するためには、少なくとも2週間の期間が必要とさ
れる。
【0067】 本発明の組成物について除草に有効な適用比率を選択することは、通常の農業
科学者の技術範囲内である。当業者は同様に、個々の植物の状態、天候および生
育条件ならびに特定の有効成分および組成物中のその重量比が本発明の実施にお
いて達成される除草有効性の程度に影響を及ぼすことを認識する。グリホサート
組成物の使用に関しては、適切な適用比率についての多くの情報が知られている
。20年にわたるグリホサートの使用およびその使用に関する公開された研究に
よって豊富な情報が提供されている。この情報から、雑草防除従業者は、特定の
生育段階、特定の環境条件にある特定の種の除草に有効であるグリホサート適用
比率を選択することができる。
【0068】 グリホサート塩の除草組成物は世界中の多種多様な植物を防除するために使用
されており、この点でMEA塩は他のグリホサート塩とは違いがないと考えられ
ている。
【0069】 本発明の組成物をその防除のために使用できる特に重要な一年生双子葉植物種
としては、限定するものではないが、ベルベットリーフ(velvetleaf)(Abutil
on theophrasti)、アカザ(Amaranthus spp.)、アメリカスズカケノキ(Borre
ria spp.)、アブラナ(oilseed rape)、アブラナ(canola)、カラシナなど(
Brassica spp.)、ツユクサ(Commelina spp.)、フィラリー(filaree)(Erod
ium spp.)、ヒマワリ(Helianthus spp.)、ヒルガオ(Ipomoea spp.)、ホウ
キギ(Kochia scoparia)、ゼニアオイ(Malva spp.)、ソバカズラ、タデなど
(Polygonum spp.)、スベリヒユ(Portulaca spp.)、オカヒジキ(Salsola sp
p.)、シダ(sida)(Sida spp.)、ノハラガラシ(Sinapis arvensis)および
オナモミ(Xanthium spp.)が例示される。
【0070】 本発明の組成物をその防除のために使用できる特に重要な一年生単子葉植物種
としては、限定するものではないが、野生カラスムギ(Avena fatua)、カーペ
ットグラス(carpetgrass)(Axonopus spp.)、ダウニーブロム(downy brome
)(Bromus tectorum)、メヒシバ(Digitaria spp.)、イヌビエ(Echinochloa
crus-galli)、ヤエムグラ(Eleusine indica)、一年生ライグラス(Lolium m
ultiflorum)、イネ(Oryza sativa)、オットクロア(ottochloa)(Ottochloa
nodosa)、バヒアグラス(Paspalum notatum)、カナリアクサヨシ(Phalaris
spp.)、エノコログサ(Setaria spp.)、コムギ(Triticum aestivum)および
トウモロコシ(Zea mays)が例示される。
【0071】 本発明の組成物をその防除のために使用できる特に重要な多年生双子葉植物種
としては、限定するものではないが、ヨモギ(Artemisia spp.)、トウワタ(As
clepias spp.)、エゾキツネアザミ(Cirsium arvense)、セイヨウヒルガオ(C
onvolvulus arvensis)、およびクズ(Pueraria spp.)が例示される。
【0072】 本発明の組成物をその防除のために使用できる特に重要な多年生単子葉植物種
としては、限定するものではないが、ニクキビ(brachiaria)(Brachiaria spp
.)、ギョウギシバ(Cynodon dactyon)、黄色ハマスゲ(yellow nutsedge)(C
rypeus esculentus)、ハマスゲ(C. rotundus)、シバムギ(Elymus repens)
、チガヤ(Imperata cylindrica)、多年生ライグラス(Lolium perenne)、ギ
ニアソウ(Panicum maximum)、シマスズメノヒエ(Paspalum dilatatum)、ア
シ(Phragmites spp.)、ヒメモロコシ(Sorghum halepense)およびガマ(Typh
a spp.)が例示される。
【0073】 本発明の組成物をその防除のために使用できるその他の特に重要な多年生植物
種としては、限定するものではないが、トクサ(Equisetum spp.)、ワラビ(Pt
eridium aquilinum)、クロイチゴ(Rubus spp.)およびハリエニシダ(Ulex eu
ropaeus)が例示される。
【0074】 所望であれば、使用者は、適用組成物を調製するときに、1つ以上のアジュバ
ントを本発明の組成物および希釈水と混合することができる。そのようなアジュ
バントには、除草効力をさらに増強する目的でさらなる界面活性剤および/また
は無機塩(例えば、硫酸アンモニウム)を含めることができる。しかし、大部分
の条件下では、本発明の除草剤使用法は、そのようなアジュバントなしで、許容
される効力を与える。
【0075】 特定の意図する本発明の組成物の使用法において、水での希釈後、グリホサー
トに耐性であるように遺伝的に形質転換されたかまたは選択された作物植物の葉
、および同時にそのような作物植物の付近に生育している雑草または所望されな
い植物の葉に組成物を適用する。この使用方法の結果、作物植物は実質的に無事
のままで、雑草または所望されない植物が防除される。グリホサートに耐性であ
るように遺伝的に形質転換されたかまたは選択された作物植物は、Monsanto Com
panyによって、またはMonsanto CompanyからのライセンスのもとにRoundup Read
yRの商標でその種が販売されているものを包含する。それらは、限定するもので
はないが、ワタ、ダイズ、アブラナ、テンサイおよびトウモロコシの変種を含む
【0076】 本発明の濃縮組成物を水で希釈することによって植物処理組成物を調製するこ
とができる。植物処理組成物の葉への適用は、好ましくは、スプレーノズル、噴
霧器などの液体噴霧用のいずれかの従来の手段を使用して噴霧することによって
達成される。本発明の組成物を精密農業技術において使用することができる。こ
の技術において、装置を用いて耕地の異なる部分に適用する殺虫剤の量を、存在
する特定の植物種、土壌組成などの変量によって変動させる。そのような技術の
1つの実施態様において、噴霧装置とともに作動される衛星航法システムを使用
して所望の量の組成物を耕地の異なる部分に適用することができる。
【0077】 植物処理組成物は好ましくは、標準的な農業噴霧設備を使用して容易に噴霧す
るために十分に希薄である。本発明に有用な噴霧容積は、噴霧適用による、1ヘ
クタール当り約10〜約1000リットル(l/ha)の範囲であり得る。
【0078】 実施例 以下の実施例は、説明上の目的のためにのみ提供するものであり、本発明の範
囲を制限することを意図するものではない。実施例により本発明がよりよく理解
され、その利点および、所定の実施の変形がよりよく理解される。
【0079】実施例1 マグネチックスターラーを有する1リットルのガラス容器中に、テクニカルグ
レード(アッセイ96%)の479.2gのグリホサート酸、166.0gのモノエ
タノールアミンおよび水(1000gまで)を混合する。グリホサートMEA塩を
形成する、グリホサート酸のモノエタノールアミンとの反応は発熱を伴う。反応
混合液を室温まで冷却する。得られた46重量%のグリホサート酸等価物を含む
62.6重量%のグリホサートMEA塩水溶液固有の比重(20/15.6℃)を測
定し、1.32であることが分かる。25℃での溶液の濃度は1.31g/lであ
り、次いで、25℃での1000gのこの溶液の体積は763mlであり、グリ
ホサートの重量/体積濃度は602g酸等価物(a.e.)/lである。 比較のために、46.0重量%のグリホサート酸等価物をさらに含む62.1重
量%のグリホサートIPA塩水溶液が、1.24の固有の比重を有することが見
出される。25℃での該溶液の濃度は1.23g/lであり、次いで、25℃での
1000gのこの比較溶液の体積は813mlであり、グリホサートの重量/体
積濃度は565g酸等価物/lである。
【0080】実施例2 ある範囲のグリホサート酸等価物濃度を有する、一連のグリホサートMEA塩
水溶液を実施例1の一般的方法により調製する。固有の比重を各溶液に関して測
定する。 結果をグリホサートIPA塩溶液との比較により図1に示す。全濃度において
、MEA塩溶液の固有の比重は対応するIPA塩溶液のものよりも明らかに高い
ことが見出される。
【0081】実施例3 46重量%a.e.のグリホサートMEA塩水溶液を実施例1に記載するように
調製する。比較となる46重量%a.e.のグリホサートIPA塩水溶液も調製す
る。 各溶液の粘度を、スピンドル#18を用いるブルックフィールド粘度メーター
セットを6rpmで用いて25℃にて測定する。IPA塩溶液は165cPsの
粘度を有し、一方、MEA塩は驚くべきことにわずか88cPsの粘度しか有し
ないことが見出される。
【0082】実施例4 界面活性剤含有組成物4-01〜4-11を以下に記載するように調製する。そ
れぞれはグリホサートMEA塩を含み、実施例1のように調製するその46重量
%a.e.、602ga.e./l水溶液を用いて調製する。各ケースの界面活性剤
は、次の表3に示すリストから選択する。実施例1に記載するように、その46
重量%a.e.、565ga.e./l水溶液として添加するグリホサートIPA塩
を用いて比較組成物を調製する。
【0083】
【表3】 * この界面活性剤の製造方法は、イギリス特許第1,588,079号に開示されている
【0084】 式[グリホサート酸等価物]/[界面活性剤](単位はg/lである)で次に示す、
目標となる重量/体積濃度を設定する。実際の重量/体積濃度は、簡単のために成
分を重量により測定するため、目標となる濃度からわずかに異なっている可能性
がある。様々な目標濃度を提供するために混合した成分の量は、表4(本発明の
グリホサートMEA塩組成物に関して)および表5(比較となるグリホサートIP
A塩組成物に関して)に示す。
【0085】
【表4】
【0086】
【表5】
【0087】 固有の比重(20/15.6℃)、25℃での粘度および曇点を、表6に示すよう
に調製した各組成物に関して記す。
【0088】
【表6】
【0089】 グリホサートMEA塩を含有する本発明の全組成物が、対応するIPA塩組成
物よりも明らかに低い粘度を有することに注目すべきである。MEA塩組成物に
都合のよいこの粘度の利点の大きさは、ある程度界面活性剤の選択および濃度に
依存する。例えば、MEA塩の形態の480g/lのグリホサート酸等価物の目
標濃度を有する本発明の組成物4-01および120g/lのポリオキシエチレン
(5)ココアミン界面活性剤は、比較となるIPA塩組成物よりも特に大きな利点
を示す。 表6に示す全部ではないいくらかの場合に、グリホサートMEA塩組成物は、
対応するIPA塩組成物よりも低い曇点を示す。しかし、これらケースのうち、
曇点が50℃より低いものはなく、1つのケース(組成物4-03)でのみ曇点は
工業上許容できるこの低い限界に接近している。つまり一般に、曇点の低下がI
PA塩のMEA塩による置換により生じる場合、この低下と引き換えに、そのよ
うな置換により可能となる、粘度およびそれゆえ、流動および吸水作用に関する
大きな利点が良好に得られる。
【0090】実施例5 グリホサート塩を540g酸等価物/lで含む水溶性濃縮組成物に関して実際
問題として得ることができる最大界面活性剤濃度を、MEAおよびIPA塩に関
して比較する。これは、グリホサート重量/体積濃度がその初期レベル(IPA塩
に関しては565g酸等価物/l、MEA塩に関しては602g酸等価物/l)か
ら540g酸等価物/lに低下するまで、選択される界面活性剤を46重量%a.
e.のグリホサート酸水溶液に増加しながら添加することにより測定する。該試
験は、前の表3の界面活性剤Aまたは界面活性剤Fのいずれかを用いて行う。最
大の到達可能界面活性剤濃度に達したとき、粘度を25℃で測定する。結果を表
7に示す。この方法により決定される最大の到達可能界面活性剤濃度を有する組
成物が、曇点および/または結晶形成により測定されるような良好な安定性を必
ずしも示さないことに注目されたい。
【0091】
【表7】
【0092】 表7のデータは、特に、表1に示すようなグリホサートIPA塩組成物中に従
来最も広く用いられてきたポリオキシエチレン(15)タロワミンとMEA塩の
相対的不適合性(relative incompatibility)の観点において、グリホサートME
A塩組成物の最も有益な驚くべき利点の一つを示す。表7に示すように、MEA
塩を用いて、540g酸等価物/lの非常に高いグリホサート酸等価物濃度で、
IPA塩を用いて得ることができる最大量の2.5倍以上の被選択界面活性剤の
濃度を得ることが可能となる。さらにMEA塩を用いて、界面活性剤/グリホサ
ート酸等価物重量比は工業上許容される除草効力と一致するレベルである1:5
よりも大きく、一方、IPA塩を用いてこの比は1:10を優に下回る。同様に
重要なことに、表7に示す界面活性剤は1:5またはそれ以上の界面活性剤/グ
リホサート酸等価物比でグリホサート除草効果を高めるのに高度に有効であるこ
とが当該分野で知られている(例えば、界面活性剤Aに関してはU.S.特許第5
,668,085を、界面活性剤Fに関してはU.S.特許第5,750,468
を参照されたい。)。つまり、そのような界面活性剤を利用することができる組
成物は540g酸等価物/lものグリホサート酸等価物ローディングを提供し、
これらの界面活性剤またはグリホサートMEA塩に関するこれまでの知識からは
予想することができなかった、当該分野における著しい進歩である。
【0093】 より一層驚くべきことは、表7に示すように、MEA塩を用いて得ることがで
きる高い界面活性剤の濃度を用いてすら、MEA塩組成物の粘度はIPA塩組成
物のものよりも低いという発見である。IPA塩組成物は、工業上許容される除
草効果を提供しそうにない低い界面活性剤濃度を、特に高い噴霧体積で有するだ
けでなく、工業上許容される流動または吸水作用を許容しそうにない高い粘度も
、特に表7に例示するよりも低い温度で有する。比較により、MEA塩組成物が
良好な除草作用を果たすことを期待することができるだけでなく、注液またはポ
ンピングの問題を示さない。
【0094】 理論上は、46重量%a.e.よりもさらに濃縮されたグリホサートMEAまた
はIPA塩溶液を用いて出発することにより、本実施例に示すよりもわずかに高
い界面活性剤濃度を達成することが可能である。しかし、得られた組成物のグリ
ホサート塩濃縮物は、溶解度の限界に非常に接近しているので、実際問題として
、組成物が許容される保存安定性を有しそうになく、および特に、グリホサート
またはその塩の結晶が特に低温で析出すると思われる。
【0095】 実施例6 低温での保存安定性を4個の組成物について比較する。組成物6−01は、5
40ga.e./lの濃度のグリホサートMEA塩および46g/lの界面活性
剤Aを含有する。組成物6−02は似ているが、46g/lの界面活性剤Fを含
有する。比較組成物は、各場合において、グリホサートMEAの代わりにグリホ
サートIPAを用いるが、同じ界面活性剤を同じ濃度46g/l(実施例5に示
されるようにIPA塩を用いて達成可能な最大量)で用いて調製される。
【0096】 組成物は、0℃で3日間、冷蔵保存領域中のふたをしたガラス瓶中に入れる。
次いで、組成物の調製に使用したのと同じグリホサート塩の種結晶を加え、組成
物をさらに7日間保管する。この期間の終わりに、結晶成長について組成物を試
験する。
【0097】 MEA塩組成物6−01および6−02について結晶成長がはっきりと判らな
いが、両方の比較IPA塩組成物において有意な結晶成長が見られる。このこと
は、高グリホサート濃度での本発明の組成物のさらなる利益、すなわち、改善さ
れた低温保存安定性を示す。
【0098】 実施例7 グリホサートMEA塩組成物7−01および7−02を実質上、組成物4−0
8および4−11と同様に調製し、比較IPA塩組成物を同様に調製する。粘性
を25℃および一連の低温で測定して、MEA塩組成物の場合、25℃で見られ
る低粘性という利点が、実際に大部分の注液およびポンピングの問題が見られる
より低温においても有効であり続けることを示す。結果を表8に示す。
【0099】 表8.実施例7の組成物の低温における粘度
【表8】
【0100】 表8に示されるように、対応するIPA塩組成物を越える本発明のグリホサー
トMEA塩組成物の低粘性という利点は、より低温でずっと有意になる。
【0101】 実施例8 480ga.e./lのグリホサート濃度を有するグリホサートMEA塩組成
物8−01を実質上、組成物4−08および7−01と同様に調製し、同じグリ
ホサート濃度および同じ120g/l濃度の同じ界面活性剤Fを有するグリホサ
ートIPA塩組成物を比較目的で調製する。
【0102】 U.S. Environmental Protection Agency (EPA)評価ガイドライン、サブセクシ
ョンF、Hazard Evaluation: Human and Domestic Animals (Revised edition,
1984), Section 81-4, Primary Eye Irritationにしたがって、標準的な眼刺激
試験をこれらの組成物において行う。比較IPA塩組成物は、農薬処方の分類に
おいてEPAによって用いられる最も激しい刺激物クラス(カテゴリーI)に該
組成物を入れるのに十分な眼刺激を引き起こすことが見出される。比較すると、
本発明の組成物8−01は、より低い程度の眼刺激を引き起こすことが見出され
、該組成物はカテゴリーIIに入れられる。
【0103】 前記の本発明の特定の具体例は、本発明の全ての可能な具体例を完全に列挙し
ようとするものではない。当業者は、本明細書に記載の特定の具体例に本発明の
範囲内で修飾を施すことができることを理解するであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、グリホサートIPA塩およびMEA塩に関して、塩水溶
液中のグリホサートa.e.の重量%濃度と水溶液の比重との間の関連性につい
ての比較を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量で約30〜約48%N−ホスホノメチルグリシン酸等価
    物濃度の、主にモノエタノールアンモニウム塩型のN−ホスホノメチルグリシン
    の水性溶液を含むことを特徴とする除草剤組成物。
  2. 【請求項2】 N−ホスホノメチルグリシン酸等価物濃度が約40〜約48
    重量%である請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 組成物1リットル当り、約360〜約600gのN−ホスホ
    ノメチルグリシン酸等価物濃度の、主にモノエタノールアンモニウム塩の形のN
    −ホスホノメチルグリシンの水性溶液を含むことを特徴とする除草剤組成物。
  4. 【請求項4】 (1)水、 (2)組成物1リットル当り、約360〜約570g酸等価物の量で上記水に
    溶解している、主にモノエタノールアンモニウム塩の形のN−ホスホノメチルグ
    リシン、および (3)組成物1リットル当り、総量約20〜約200gの1種以上の界面活性
    剤からなる、上記水に溶解または安定に懸濁している界面活性剤成分を含み、組
    成物が約50℃より低くない曇点を有するように当該界面活性剤成分を選択する
    ことを特徴とする除草剤組成物。
  5. 【請求項5】 組成物を約0℃以上の温度で、約7日までの期間保存した場
    合に、組成物が該N−ホスホノメチルグリシンまたはその塩の結晶化を示さない
    ように界面活性剤成分を選択する請求項4記載の組成物。
  6. 【請求項6】 界面活性剤の総量が1リットル当り、約60〜約200gで
    ある請求項4記載の組成物。
  7. 【請求項7】 該界面活性剤成分が、主として、各々、 (1)エーテル、チオエーテル、スルホキシド、エステル、チオエステルおよ
    びアミド結合から選択される0〜約7つの結合で一緒になった、1つまたは複数
    の独立した飽和または不飽和の分枝または非分枝の、脂肪族、脂環式または芳香
    族C3−18ヒドロカルビルまたはヒドロカルビリデン基を有し、合計で約8〜
    約24個の炭素原子の数Jを有する疎水性部分、 および (2)(i)0〜3個のオキシエチレン基またはポリオキシエチレン鎖が直接
    結合した、カチオン性であるか、カチオン性となるようにプロトン化できるアミ
    ノ基であって、該オキシエチレン基およびポリオキシエチレン鎖が、平均してE
    +J=25以下となるような界面活性剤分子当たりのオキシエチレン単位の数E
    を含み、および/または (ii)平均して、界面活性剤分子当たり約2以下のグリコシド単位を含むグ
    リコシドまたはポリグリコシド基を含む親水性部分を含み、 該疎水性部分が、(a)該親水性部分のアミノ基と直接、(b)該オキシエチ
    レン基または該ポリオキシエチレン鎖の1つの末端オキシエチレン単位の1つの
    酸素原子を取り込むエーテル結合によって該親水性部分と、または(c)該グリ
    コシド単位の1つとのエーテル結合によって該親水性部分と結合している分子構
    造を有する1種以上の界面活性剤 からなる請求項4記載の組成物。
  8. 【請求項8】 該界面活性剤成分が、主として、約4のpHレベルにおいて
    、式: [R1-(XR2)m-(OCH2CH2)n-(NR3R4-(CH2)p)q-(glu)rOH]s[A]t 〔式中、Rは水素またはC1−18ヒドロカルビル、各Xはエーテル、チオエ
    ーテル、スルホキシド、エステル、チオエステルまたはアミド結合、各Rは、
    独立してC3−6ヒドロカルビリデン、mは平均数0〜約8で、R1-(XR2)mにお
    ける炭素数の合計が約8〜約24であり、nは平均数0〜約5であり、Rおよ
    びRは独立して水素またはC1−4アルキル、pは2〜4、qは0または1、
    gluはグリコシド単位、rは平均数1〜約2、Aはアニオン性物質、sは1〜
    3の整数、tは電気的中性を維持するような0または1を意味する〕 を有する1種以上の化合物からなる請求項4記載の組成物。
  9. 【請求項9】 RがC8−18の脂肪族、飽和または不飽和の、直鎖また
    は分枝鎖のヒドロカルビル鎖で、m、nおよびqが0、sが1、tが0である請
    求項8記載の組成物。
  10. 【請求項10】 該界面活性剤成分が主として、約4のpHレベルで、式: 【化1】 〔式中、Rは水素またはC1−18ヒドロカルビル、各Xはエーテル、チオエ
    ーテル、スルホキシド、エステル、チオエステルまたはアミド結合、各Rは、
    独立してC3−6ヒドロカルビリデン、mは平均数0〜約8で、R1-(XR2)mにお
    ける炭素数の合計数Jが約8〜約24であり、nは平均数0〜約5であり、R は水素、C1−4アルキル、アニオン性オキシド基またはアニオン性基-(CH2)uC
    (O)O(uは1〜3)、RおよびRは独立して水素またはC1−4アルキル、
    pは2〜4、qは0または1、gluはグリコシド単位、xおよびyは、x+y
    +nがE=25−Jである数E以上ではないような平均数、Aはアニオン性物質
    、sは1〜3の整数、tは電気的中性を維持するような0または1を意味する〕
    を有する1種以上の化合物からなる請求項4記載の組成物。
  11. 【請求項11】 RがC8−18の脂肪族、飽和または不飽和の、直鎖ま
    たは分枝鎖のヒドロカルビル鎖で、mが0である請求項10記載の組成物。
  12. 【請求項12】 RがC8−18の脂肪族、飽和または不飽和の、直鎖ま
    たは分枝鎖のヒドロカルビル鎖で、mが1〜約5、各−XR−基が-OCH(CH3)C
    H2-で、nが0である請求項10記載の組成物。
  13. 【請求項13】 RがC8−18の脂肪族、飽和または不飽和の、直鎖ま
    たは分枝鎖のヒドロカルビル鎖で、mが1、Xがエーテル結合、Rがn−プロ
    ピレン、nが0である請求項10記載の組成物。
  14. 【請求項14】 xおよびyが0、R、RおよびRが独立してC1− アルキル、tが1である請求項11〜13いずれか1項記載の組成物。
  15. 【請求項15】 x+yが2以上、RおよびRが水素、tが1である請
    求項11〜13いずれか1項記載の組成物。
  16. 【請求項16】 Rがアニオン性オキシド基、tが0である請求項11〜
    13いずれか1項記載の組成物。
  17. 【請求項17】 Rがアニオン性基-CH2C(O)O、xおよびyが0、tが0
    である請求項11〜13いずれか1項記載の組成物。
  18. 【請求項18】 RがC8−18の脂肪族、飽和または不飽和の、直鎖ま
    たは分枝鎖のヒドロカルビル鎖で、mが1、Xがアミド結合、Rがn−プロピ
    レン、nが0、xおよびyが0、Rが水素またはC1−4アルキル、Rおよ
    びRが独立して、C1−4アルキル、tが1である請求項10記載の組成物。
  19. 【請求項19】 Rが水素、mが約3〜約8、各−XR−が-OCH(CH3)C
    H2-、xおよびyが0、R、RおよびRが独立してC1−4アルキル、t
    が1である請求項10記載の組成物。
  20. 【請求項20】 Aが塩化物、臭化物、ヨウ化物、硫酸、エト硫酸、リン酸
    、酢酸、プロピオン酸、コハク酸、乳酸、クエン酸、酒石酸またはN−ホスホノ
    メチルグリシン・アニオン、tが1である請求項8または10記載の組成物。
  21. 【請求項21】 主としてモノエタノールアンモニウム塩型の該N−ホスホ
    ノメチルグリシンが、組成物1リットル当たり約480〜約570gの量で水に
    溶解している請求項4、7、8または10記載の組成物。
  22. 【請求項22】 主としてモノエタノールアンモニウム塩型の該N−ホスホ
    ノメチルグリシンが、組成物1リットル当たり約480〜約540gの量で水に
    溶解している請求項4、7、8または10記載の組成物。
  23. 【請求項23】 ga.e./Lで表したグリホセート(glyphosate)濃度
    が、グリホセートの全てが代わりにイソプロピルアンモニウム塩として存在した
    場合に達成できる最大濃度より高い請求項4、7、8または10記載の組成物。
  24. 【請求項24】 g/Lで表した界面活性剤成分濃度が、グリホセートの全
    てが代わりにイソプロピルアンモニウム塩として存在した場合に達成できる最大
    濃度より高い請求項4、7、8または10記載の組成物。
  25. 【請求項25】 グリホセートの全てが代わりにイソプロピルアンモニウム
    塩として存在する同様な組成物よりも低粘度を有する請求項4、7、8または1
    0記載の組成物。
  26. 【請求項26】 請求項4、7、8または10いずれか1項記載の組成物の
    除草剤有効量を適宜の容量の水で希釈して適用組成物を調製し、該適用組成物を
    植物または植物類の葉に適用することを特徴とする除草方法。
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