JP2002530205A - レーザーアブレーションによる特徴部形成装置 - Google Patents

レーザーアブレーションによる特徴部形成装置

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Abstract

(57)【要約】 基板に特徴部をアブレーションするための方法および装置に関する。本装置は、放射源と、放射源と照射対象の基板との間に位置する第1および第2の回転する透明で均一な厚さのディスクと、を含む。本方法は、第1および第2の回転ディスクを通過する放射を用いて基板を照射することを含み、第1および第2のディスクが基板上に所定の照射パターンを形成するために、異なる各速度で独立に回転する。ディスクは、相対加速度を備えていてもよい。本方法および本装置は、基板の面に直交せず、互いに平行でない長手方向の軸を有するノズルをアブレーションするために使用されてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、ポリマー基板のレーザーアブレーションなど、基板にアブレーショ
ンによる特徴部を形成するための方法および装置に関し、さらにこのような装置
および方法によって形成される製品に関する。具体的に言えば、本方法は、流体
の流れを必要とする用途、特にインクジェット式ヘッド用途のためのノズルの製
作に関する。
【0002】 背景技術 マスクおよびイメージングレンズシステムを用いたポリマー材料の上の特徴部
のレーザーアブレーションは、公知である。この工程において、マスクの上の特
徴部は、レーザー光を用いて照射される。次に、マスクの透明な特徴部を通過す
るレーザー光は、アブレーション工程が行われるポリマーフィルムなどの基板の
上に像を形成する。
【0003】 図1は、従来のエキシマレーザーマッチングシステム10の基本的な配置図を
示している。一般に、システム10は、システムの操作者とのインターフェイス
を介してコンピュータ12によって制御される。コンピュータは、パルスレーザ
ーシステム24およびサーボシステム14のファイヤリングを制御する。サーボ
システム14の機能は、基板19の別の特徴部に関して、レーザー処理が行われ
るパターンを適正な位置に合わせるために、マスク16および基板チャック18
を位置調整することである。このため、表示システム(図示せず)は、コンピュ
ータシステムと連係されることがよくある。サーボシステム14またはコンピュ
ータ12は、システムに入射する紫外放射の量を変化させるために、減衰器モジ
ュール20を制御してもよい。別法として、レーザーパルスエネルギーは、レー
ザー高電圧を調整することによって変化してもよく、またはエネルギーの制御設
定点がレーザーの内部パルスエネルギー制御ループによって維持されてもよい。
【0004】 紫外ビーム経路は、この図では矢印22(一般に平行ではない実際の光線経路
を指すのではない)によって示される。矢印22は、システム内の紫外エネルギ
ーの流れを示している。紫外パワーは、パルスエキシマレーザー24から放出さ
れる。レーザー24は一般に、それぞれ持続時間約20〜40nsのパルスを用
いて経済的な加工を行うために、100〜300Hzで放射される。一般的な産
業用エキシマレーザーは、時間平均パワー100〜150ワットであるが、パル
スの持続時間が短いため、ピークパワーは、メガワットに達する可能性がある。
さまざまな材料を加工する場合には、このような高いピークパワーが重要である
【0005】 紫外エネルギーは一般に、レーザーの出力端子から減衰器20を通過するが、
これは、すべてのレーザーマッチングシステムに存在するわけではない光学構成
要素である。減衰器20は、2つの可能な機能のいずれかまたは両方を実現する
。第1の機能において、減衰器20は、光学縦列の減損を補償する。したがって
、使用される減衰器20は、レーザーをパルスエネルギーの狭帯域および制限さ
れた範囲の高電圧レベルにすることができるため、長期間にわたってさらに安定
した動作を行うことができる。システムにおける新たな光学素子を利用して、減
衰器20は、レーザーのパワーの一部を消失するように設定される。光学素子は
エネルギーを減損させ、エネルギーをそれ自体に吸収し始めるため、減衰器20
は、追加的な光エネルギーを得るように調整される。この機能のため、簡素な手
動減衰板を使用することができる。減衰板は一般に、レーザーエネルギーの一部
を減衰器ハウジング内の吸収ビームダンプに向かって再指向するために、特殊な
誘電コーティングを施した水晶または石英ガラス板である。
【0006】 減衰器20の他の可能な機能は、レーザーパワーの短期間制御用である。この
場合には、減衰器20は、ステップモータまたはサーボシステムのいずれかによ
って動力が供給され、減衰器は、適正な処理制御のために、基板において正確な
フルエンス(単位面積当りのエネルギー)を供給するように調整される。
【0007】 紫外エネルギーは、減衰器20からビーム拡大望遠鏡26(オプション)に伝
搬される。ビーム拡大望遠鏡26は、ビームホモジェナイザ28の入射口を適切
に満たすようにビームの断面積を調整する機能に有用である。これは、ホモジェ
ナイザからの射出口を介して照射の適正な開口数を形成することによって、シス
テム全体の解像度に重要な作用を及ぼす。一般的なエキシマレーザービームは、
水平方向対垂直方向に関して対称ではない。一般に、エキシマビームは、レーザ
ー発射方向(通常は垂直方向)の間に「シルクハット状のガウス関数」を表して
おり、ビームの外形は「シルクハット」状である(最初は比較的平坦であり、エ
ッジで著しく減少する)。横断方向において、ビームは正規確率分布曲線のよう
な質的なガウス関数に見える一般的な強度分布を有する。
【0008】 拡大望遠鏡26は、これらの方向において、パワーの分布を一定のレベルまで
相対的に調整することができ、これらの2つの軸における解像度の差のために生
じる基板19に結像されるパターンの歪みを低減する(但し、完全に除去するこ
とはない)。
【0009】 拡大望遠鏡26とホモジェナイザ28との間には、平面のビームフォールディ
ングミラー30が示されている。空間に制限があることから、大部分のシステム
には、システムを利用可能な空間に折畳むために、このようなミラー30が数個
含まれているものである。一般に、ミラーは構成要素の間に配置されてもよいが
、領域によってはエネルギー密度またはフルエンスが比較的高い場合もある。し
たがって、ミラーの位置は、エネルギー密度が高いこのような領域を避けるよう
に注意して選択される。一般に、このようなシステムの設計者は、光学素子の交
換費用および位置調整の困難さを最小限に抑えるために、フォールディングミラ
ー30の数に制限を設けようとする。
【0010】 次に、紫外光はビームホモジェナイザ28に入射する。ホモジェナイザ28の
目的は、マスク面で均一な強度の照射場を形成することである。ホモジェナイザ
28はまた、照射場の開口数(マスクに衝突する光の円錐の半角の正弦)も決定
する。上述したように、照射場の開口数は、システム全体の街道どに影響を及ぼ
す。エキシマビームのある部分は他の部分より熱いため、均一な照射が必要とさ
れ、ビームはマスク面で広がって重なるより小さい部分であると解釈される。こ
のための方法は当業界ではいくつか周知であり、たとえば、いずれも本願明細書
に参照によって引用される米国特許第4,733,944号および米国特許第5
,414,559号に開示される従来の屈折光学素子に基づく方法もある。また
、本願明細書に参照によって引用される米国特許第5,610,733号のよう
な回折光学素子またはホログラフィック光学素子あるいは(Nikoladje
ffらによる「Diffractive microlenses repli
cated in fused silica for excimer la
ser−beam homogenizing(エキシマレーザービームの均質
化のための融解石英で複製される回折微小レンズ)」、Applied Opt
ics,Vol 36,No.32,pp.8481−8489,1997に記
載される)連続レリーフ微小レンズアレイに基づく方法であってもよい。
【0011】 光は、ビームホモジェナイザ28から視野レンズ32に伝搬される。視野レン
ズ32は、ホモジェナイザ2からの光を集光し、それをイメージングレンズ34
に適切に結合するように作用する。視野レンズ32は、用途に応じて、簡素な球
面レンズ、シリンドリカルレンズ、アナモルフィックレンズまたはそれらの組合
せであってもよい。視野レンズ32の綿密な設計および配置は、レンズ32の基
板側にテレセントリック結像を実現する場合に重要である。
【0012】 マスク16は一般に、視野レンズ32にきわめて近い位置に配置される。マス
ク16は、基板19の上に複製されるパターンを有する。パターンは一般に、基
板19上の所望のパターンのサイズより(2〜5倍)大きい。イメージングレン
ズ34は、基板19の上に結像するときにマスク16を縮小するように設計され
る。これは、紫外エネルギー密度をマスク面で低く、基板面で高く維持するため
の所望の特性を有する。縮小倍率が高い場合には、一般に、基板面で利用可能な
視野サイズに制限が加わる。
【0013】 マスク16は、フォトリソグラフィまたは他の既知の方法によって、金属層に
エッチングされるパターンを用いて、水晶または融解石英の基板にコーティング
されるクロムまたはアルミニウムから形成されてもよい。別法として、融解石英
マスク基板16上の反射層および/または吸収層は、いずれも本願明細書に参照
によって引用される米国特許第4,923,772号および米国特許第5,29
8,351号に開示される一連の誘電層を含んでいてもよい。
【0014】 イメージングレンズ34の目的は、マスクパターンを縮小し、基板19の上に
再配置することである。パターンが各寸法においてM倍縮小される場合には、エ
ネルギー密度はイメージングレンズ34の透過率(通常は80%程度)を乗じた
まで増大される。最も簡素な形態では、イメージングレンズ34は、単一素
子レンズである。一般に、イメージングレンズ34は、像におけるさまざまな集
さおよび歪みを低減するように設計された複合多素子レンズである。光学的スル
ープットを増大し、イメージングレンズ34のコストを削減するために、イメー
ジングレンズ34は、所望の画質を実現するために必要な最小の素子を用いて設
計することが好ましい。一般に、イメージングレンズ34は、光学縦列の最も費
用のかさむ部分の1つである。
【0015】 上述したように、イメージングレンズ34は、基板19上にマスク16のパタ
ーンの縮小された像を形成する。レーザーを発射するたびに、強くパターン形成
された領域が基板19の上に照射される。その結果、基板材料のエッチングが照
射された領域に行われる。多くの基板材料、特にポリマー材料がこのような結像
に用いられる。超小型電子用途およびインクジェット用途の場合には、Kapt
onTMおよびUpilexTMなどのさまざまな商品名で入手可能なポリイミ
ドが、最も一般的である。
【0016】 図1に示されたシステム10は、「代表的な」システムである。要求の多くな
い用途の場合には、システムをさらに簡素化し、アブレーションによって部品を
依然として製作することができるが、特徴部の許容差、繰返し精度またはその両
方をある程度犠牲にすることになる。用途の一定の必要条件によって決定される
この代表的な構成からある程度逸脱することは、システムにとって例外ではない
【0017】 ポリマー材料のレーザーアブレーションに関して、さまざまな用途がある。一
部の用途または用途の一部では、たとえば、電気的なバイアなど許容差に関する
要求がなく、サイズが小さいこと、特徴部が高密度であることおよびコストが小
さいことなどが強調される。他の用途では、きわめて厳密な許容差および繰返し
精度を必要とする。後者の用途の実施例には、インクジェット式プリントヘッド
ノズルの製作、薬物調合ノズルの製作など流体の流れを必要とする用途がある。
これらの厳密な用途では、正確なサイズ、形状および製作の繰返し精度のための
必要条件は、超小型電子バイアによって設けられるより簡素な導電経路特徴部よ
りはるかに厳密である。システムの詳細な構成は、狭い許容差および製品の繰返
し精度を実現するために欠くことができない。さらに、工程変数および光学構成
要素はすべて、サブミクロン程度までの最も密な可能許容差を得る場合に、重要
な役割を果たす。
【0018】 上述したように、本発明は、インクジェット式プリントヘッド用途および流体
の流れを必要とする用途のためのノズルの製作に関する。サーマルインクジェッ
ト式プリントヘッドのファイヤリング中、小量のインクが気化される。気化され
たインクは、プリント媒体で指向されるオリフィスを通じて放射されるインクの
液滴を生じる。サーマルインクジェット印刷の品質は、オリフィスの特徴に左右
される。オリフィスの重要な属性には、ボアの形状および表面の状態が含まれる
【0019】 流体の流れを必要とする用途に関する1つの重要な態様は、バイアウォールの
傾斜である。従来の方法で製作されたバイアは、入射する放射フルエンス(単位
面積当りのエネルギー)より狭い範囲では特徴部を形成するために使用されるレ
ーザーパルスの数に左右される傾斜に関して、きわめて急峻なウォールの傾斜を
有する。従来の方法を用いた場合、バイアウォールの傾斜を制御または形成する
ことがあまり効率的に行われていない可能性がある。1つの方法は、基板に賞と
する放射のエネルギー分布を制御することである。投影結像系では、米国特許第
5,378,137号に記載されたように、マスクの上にリング形状のアパーチ
ャを配置することによって、これを実現することができる。しかし、ホール外形
を形成するために使用されるマスク特徴部は、非常に小さい必要がある(結像系
の場合には二次解像度)。またはマスク特徴部は、アブレーションによるホール
またはバイアに結像されてもよい。この方法の欠点は、小さなマスク特徴部が損
傷を受けやすいこと、さらに、マスクマーキング工程では困難さが増し、費用が
かさむことである。
【0020】 業界で一般に製作される代表的なインクジェット式プリントヘッドでは、小さ
くアブレーションによるオリフィスまたはバイアが、1インチ当り約300個以
上のアブレーションによるオリフィスの集中度で、ポリマーフィルム基板に形成
される。オリフィスのサイズは、特定の用途に応じて変化してもよいが、一般的
には出口の直径が約35ミクロン未満である。入口オリフィスの直径は一般に、
100ミクロン未満であり、平均的な入口の直径が約50〜約60ミクロンであ
ればさらに一般的である。本願明細書に記載された本発明の目的は、オリフィス
の詳細な形状を制御する際に、マスク特徴部、フルエンス、レーザーショットな
どの従来の工程の制御に加えて、オリフィスの形状に関してさらに制御を行うこ
とにある。
【0021】 上述した「リングマスク」法に加えて、オリフィスウォール角度を形成する別
の方法は、一定の予め指定された軌跡内にマスク自体を移動することである。任
意の追加光学素子がない場合でもホールの幾何構成を変更する能力は、強力かつ
自在な工程変数に左右され、それぞれおよびすべてのレーザーパルスに関して予
め指定された座標に応じて、マスクが連続的に移動されることを必要とする。こ
の移動の詳細な軌跡は、アブレーションによるオリフィスの最終的な形状に大き
な影響を及ぼす。軌道を描くマスクを用いてアブレーションによるオリフィスの
形状を制御するための装置および方法は、本願明細書と同日に提出され、本願明
細書に参照によって引用され、「MASK ORBITING FOR LAS
ER ABLATED FEATURE FORMATION(レーザーアブレ
ーションによる特徴部形成のためのマスク軌道)」と題した同時係属出願中の米
国特許出願連続番号第09/196,962号に記載される。
【0022】 オリフィスウォール角度を形成する別の方法は、光学的な方法を用いてビーム
を移動させることである。たとえばマスクと投影レンズとの間に平坦またはくさ
び形の光学素子を回転させることによって、これを実現することができる。この
ような方法は、米国特許第4,940,881号に記載されている。マスクと投
影レンズとの間に回転素子を配置することは、円軌道に像を移動する作用がある
。この移動は、基板面で入射光を移動することによって、アブレーションによる
特徴部の外形を変化させる。この方法の欠点は、軌道の半径は加工サイクル中に
たやすく変更することができないことである。米国特許第4,118,109号
に記載されたように、光学素子がくさび形である場合には、この方法にはさらに
、軌道中でビームの角度が変化するという欠点があるため、可能なビームの移動
が最小に制限され、工程の制御が複雑になる。追加的な制限があることから、従
来のレーザーマスク(たとえば、それぞれのアブレーションによる特徴部に関し
て反射コーティングまたは吸収コーティングの簡素な開口部を備えたもの)と共
に使用される場合には、フルエンスがきわめて低い場合を除き、ホールウォール
の傾斜の外形が、凹面の幾何構成(図15参照)に制限される。
【0023】 基板上に像を移動するためのさらに別の方法は、マスクと投影レンズとの間で
可動ミラーを利用することである。像が予め指定された軌道に移動するように、
ミラーを傾斜することができることによって、入射光を基板に移動する。この方
法の主な欠点は、ミラーの小さな傾斜によって見かけ上のマスクの位置が大きく
移動する可能性があるため、制御の感度に制限があることである。さらに、この
ようなミラーは、機械的な安定性および反射面の平面性を十分に保証するために
、最小厚さでなければならない。今度は、このことは比較的大きな慣性を生じ、
装置の帯域幅または最高速度を制限する。システムの帯域幅が制限される場合に
は、ホールを形成するために効率的に使用することができる走査パターンに制限
が生じることになる。
【0024】 マスクの像を光学的または機械的に移動する別の方法は、実際に基板を移動す
ることである。しかし、これには、基板の移動がきわめて正確でなければならな
いという欠点がある。高精度のための必要条件は、アブレーションシステムの投
影レンズが投影マスクの像を基板まで縮小するという事実があるために、レーザ
ーエネルギーを集中させることである。したがって、移動の外形の許容差もまた
、比例して縮小する。代表的な自動システムで使用される基板ホルダおよび移動
ステージの追加的な質量によって、問題がさらに増大するという点を除き、この
アプローチには一般に、上述した傾斜ミラーアプローチと同様の慣性の問題があ
る。
【0025】 認識されているように、レーザーアブレーションによる特徴部の外形をある程
度まで制御することができる複数の方法がある。しかし、一般に利用可能な方法
には、有用性を限定する制限があることも認識することができる。したがって、
必要なことおよび本発明によって提供されることは、さまざまなタイプのオリフ
ィスの外形を形成することができるきわめて柔軟性に富むと同時に、正確かつ反
復可能な結果を形成するレーザーアブレーションによる特徴部の外形を制御する
ための装置および方法である。
【0026】 発明の開示 本発明は、レーザーアブレーションによる特徴部の幾何構成を制御するための
方法および装置を提供し、さらに、このような方法および装置によって形成され
る独特の製品を提供する。本発明の装置は、レーザービームのための特定の走査
パターンを提供するために共に設計される異なる移動外形を有する2つの回転す
る光学素子を含む。各光学素子は、レーザービームの全体的な偏向の一因となり
、2つの光学素子の間の角度関係は、ビームの全体的な放射方向の偏向を決定す
る。加工サイクルの中ではレーザーはパルスであるため、各パルスは、基板の上
の異なる位置に到達する。パルスが基板上に到達する順序および位置によって、
アブレーションによる特徴部の最終的な形状および配向を正確に制御することが
できる。繰返し可能な移動制御ハードウェアを含むことによって、次の基板にパ
ターンを繰返すことができる。基板上に異なるフルエンスパターンを形成し、ア
ブレーションによる特徴部のウォールの傾斜を変化させるために、2つの光学素
子の相対的な回転速度を変更することができる。さらに、所望の形状を有するア
ブレーションによる特徴部を製作するために、2つの回転する光学素子の間の角
度関係を制御してもよい。2つの光学素子の間の角度関係は、光学素子の相対速
度(たとえば、光学素子を加速するかまたは減速するか)を変更することによっ
て制御される。回転速度および光学素子の間の相対角度の組合せを制御すること
によって、アブレーションによる特徴部は、さまざまに選択されたウォール傾斜
構成のいずれを備えるように形成されてもよい。さらに、本願明細書に記載され
る装置および方法は、ウォール傾斜の軸方向の配向も制御することができるため
、独特で有用な製品を製作することができる。
【0027】 本発明の工程は、さまざまな材料にアブレーションを施すために使用されても
よい。たとえば、本工程は、x線および遠紫外光を含む紫外光などのさまざまな
放射源を利用し、半導体製作中の有機または無機フォトレジストにおいてパター
ンをエッチングまたは露光するために使用されてもよい。本発明の工程は、基板
を完全に横断するため(すなわちホールまたはバイア)か、または基板の総厚よ
り小さい所与の深さの特徴部(「ブラインド」特徴部と呼ばれることもある)を
アブレーションによって形成するために、基板に特徴部をアブレーションによっ
て形成するために使用することができる。
【0028】 本願明細書で使用される場合、「レーザー特徴部」なる語は、ホール、ボア、
バイア、ノズル、オリフィスなどを含み、基板を通じて完全にアブレーション加
工されてもよく、または基板を通じて部分的にのみアブレーション加工されても
よい(「ブラインド」特徴部)。
【0029】 発明の詳細 上述したように、図1は、従来のエキシマレーザー加工システム10の基本的
な配置図を示している。図2は、本願明細書では光学スキャナ50と呼ばれる本
発明のレーザーアブレーションによる特徴部形成装置を示している。図2からわ
かるように、光学スキャナ50は、イメージングレンズ34とマスク16との間
のレーザー加工システム10に挿入される。光学スキャナ50は、コンピュータ
12およびサーボシステム14によって制御される。
【0030】 光学スキャナ50の一般的な概略図が、図3に示されている。光学スキャナ5
0は、デュアルスピニング透明ディスク52,54を含む。第1のスピニング透
明ディスク52および第2のスピニング透明ディスク54は、異なる厚さであっ
てもよいが、ディスク52,54は実質的に均一の厚さである(すなわちディス
ク52,54は平行な面を有する)。ディスク52,54は、異なる角速度56
,58で回転してもよい。線60は、ディスク52,54を通過する放射ビーム
を示している。ディスク52,54などの光学素子を回転する方法は公知であり
、たとえば、米国特許第4,119,109号、米国特許第4,822,974
号および米国特許第4,940,881号に開示されている。
【0031】 図4a、図4bおよび図4cは、図3に示された光学スキャナ50の側面図を
示している。図4a、図4bおよび図4cは、ディスク52,54が回転してい
るときの特定の場合における透明ディスク52,54の間の特殊な関係を示して
いることを、理解すべきである。ディスク52,54はいずれも常に回転してい
るため、ディスク52,54が同位相またはずれた位相になる範囲もまた、常に
変化していることを理解されたい。さらに、本願明細書の以下で述べるように、
第2のディスク54を出た後、ビーム60が基板に当たる点も常に変化する。
【0032】 図4aにおいて、ディスク52,54が回転されるとき、各ディスク52,5
4の角度が放射60の入射ビームの元の経路に対して同一の角度である場合には
、 第1のディスク52および第2のディスク54は同位相で回転される。すなわち
、ディスク52,54は、ビーム60の光軸62に対して垂直を成す基準面に対
して、一定の角度で傾斜される。さらに、ディスク52,54は、光軸62に対
して同一の角度を維持するように回転される。放射源から発射するビーム60は
、第1のディスク52から第1のディスク52の回転のために円形パターン66
を形成する第1の射出ビーム64として射出するように、第1のディスク52に
よって屈折される。第1のディスク52を射出するとき、第1の射出ビーム64
は光軸62から一定の距離だけずれた位置で第2のディスク54に入射した後、
第2の射出ビーム68が光軸62からさらに離れるようにさらに第2のディスク
54によって屈折される。第2のディスク54も回転しているため、最終的な円
形パターン70は第2の射出ビーム68から作成される。
【0033】 図4bにおいて、ディスク52,54は180°ずれた位相である。この構成
の結果、第1の射出ビーム64は、第2の射出ビーム68が光軸62と一直線を
成すように屈折される。
【0034】 図4cにおいて、ディスク52,54は、位相のずれが180°未満である。
第2の射出ビーム68は、ディスク52,54の位相がずれている範囲に応じて
、円弧72の沿った任意の場所に来る。ディスク52,54の位相のずれが18
0°未満であるが、90°以上である場合には、第2の射出ビーム68は内部領
域76の中に来る。ディスク52,54の位相のずれが90°未満であるが、図
4aのような同位相ではない場合には、第2の射出ビーム68は外部領域74の
中に来る。
【0035】 各ディスク52,54の移動を扱う数学的には式を以下のように表すことがで
きることは十分に理解されると思われる: θ(t)=θ01+ω01t+1/2α θ(t)=θ02+ω02t+1/2α 式中、 α=0 θ01=θ02 ω01=ω02 であることから、 θdiff(t)=θ(t)−θ(t)=1/2α となる。
【0036】 これらの式において、θは初期のディスクの角度を示し、ωは速度であり、α
はディスクの加速度である。上記の数式は、ディスク52,54が一定の加速度
を受けている場合に限定されることに留意すべきである。
【0037】 図5a、図5bおよび図5cは、図4a、図4bおよび図4cについて述べた
概念をさらに実証している。図5aは、図4aのような同位相にあるディスク5
2,54の配置を示している。図5aにおいて、放射60のビームは、ビームが
屈折される光学ディスク52に入射し、ビーム60の光軸を示している点線62
によって示されているようなビーム60の元の線からずれた位置にある第1の射
出ビーム64として射出する。図5aの図において、第1のディスク52は、デ
ィスクホルダ78の内部で一定の角度に設定され、光軸62を中心にして、ディ
スアセンブリ80全体を回転するサーボモータなどの装置(図示せず)と連動す
るように構成されてもよいことを留意されたい。
【0038】 一方、図5bにおいて、ディスク52,54は180°ずれた位相である。し
たがって、図5bでは、第2の射出ビーム68は、戻るように屈折されて光軸6
2と結合する。
【0039】 図5cは、ディスク52,54が90°ずれた位相である場合の構成を示して
いる。図5cでは、第1の射出ビーム64は、第2のディスク54を通る経路を
維持する(すなわち、第1の射出ビーム64は、第2のディスク54によって屈
折されない)。図5a、図5bおよび図5cの素子は、一定の率で縮尺している
わけではなく、ビームがディスク52,54を通過するときのレーザービームな
どのビームの経路を概念的に示そうとしたものであることを留意すべきである。
【0040】 第一に本願明細書では「速度制御」と呼ばれる場合、第二に本願明細書では「
位相制御」と呼ばれる場合に関して、ビームの経路を算出するために利用される
ことができる数式は、以下に記載される。速度制御は、第1および第2のディス
ク52,54が相対加速度も持たず、異なる速度で回転しており、速度比が比較
的大きい(1より大きい)状態を指す。位相制御は、第1および第2のディスク
52,54が最初は同一速度で回転しており、ディスク52,54が相対加速度
を有する状態を指す。
【0041】 (図6に示したような)単一の光学素子によるビームの偏向が、式によって算
出される場合、 deflect=thicknesssin(i−r)/cos(r) 式中、 r=sin−1(n sin(i)/n) n,n=屈折率であることから、位相制御の場合には、 x(t)=deflect cos(ωt)+deflect cos(
ωt+θdiff(t)) y(t)=deflect sin(ωt)+deflect sin(
ωt+θdiff(t)) であり、速度制御の場合には、 x(t)=deflect cos(ωt)+deflect cos(
ωt); y(t)=deflect sin(ωt)+deflect sin(
ωt); であり、位相制御または速度制御のいずれかの場合には、 radius(t)=sqrt(x(t)+y(t)) である。
【0042】 これらの式において、θは初期のディスクの角度を示し、ωは速度であり、α
はディスクの加速度である。
【0043】 図7、図8、図9および図10は、ディスク52,54が異なる速度で回転さ
れるときに得られるレーザーショットパターンを示している。基板上にレーザー
ショットの異なるパターンを形成することによって、アブレーションによる特徴
部のウォールの傾斜を変更するために、ディスク52,54の間の速度比を変更
することができることは、見て取ることができると思われる。
【0044】 図7において、得られたパターンがボアを形成するための空間のすべてを実質
的には満たしていないため、ディスク52,54の速度が十分でないことは見て
取ることができる。図7の実施例では、ディスク52の速度は2Hzであり、デ
ィスク54の速度は8Hzであり、速度比は4であり、偏向は光学素子につき1
であり、レーザー繰返し率は256Hzであり、レーザーショット数は210で
ある。図7の実施例のような遅い速度が使用される場合には、レーザーショット
の位置のランダム化は均一な特徴部を形成するのに十分ではない。
【0045】 図8において、ディスクの速度は、均一なアブレーションによる特徴部を得る
ためには十分ではない。図8では、ディスク52の速度は0.5Hzであり、デ
ィスク54の速度は75Hzであり、速度比は150であり、偏向は光学素子に
つき1であり、レーザー繰返し率は256Hzであり、レーザーショット数は2
10である。したがって、図8では、レーザーファイヤリング時間と比較して、
光学ディスク52,54の回転速度が遅い場合には、大部分のレーザーショット
は、第1象限に生じるため、アブレーションによる特徴部は形状不良であること
を実証している。
【0046】 ディスク52,54の速度およびディスク52,54の速度比が増大する場合
には、図9に示されるように、基板上のレーザーショットのパターンは、さらに
均一になる。図9において、ディスク52の速度は65Hzであり、ディスク5
4の速度は87Hzであり、速度比は1.33であり、偏向は光学素子につき1
であり、レーザー繰返し率は256Hzであり、レーザーショット数は210で
ある。より速い速度およびより小さな比によって、形状の適切なアブレーション
による特徴部を製作するために、レーザーショットの十分に均一なパターンを形
成する。
【0047】 この作動構成の欠点は、(たとえば、ディスク52,54の速度のみを制御す
るときに、)レーザーショットのパターンが、2つの回転ディスク52,54の
速度にきわめて左右されやすいことである。ディスク52またはディスク54の
いずれかの速度をわずか1Hz変更するだけでも、アブレーションパターンが著
しく変化する。この影響は、図9および図10を比較することによって見て取る
ことができる。唯一の違いは、図10では、ディスク54の回転速度が1Hzだ
け増大していることである。
【0048】 このような特定の作動構成の別の欠点は、ディスク52,54の間の光学的関
係が制御されていないため、光パターンが部分ごとに異なる可能性があることで
ある。これは、第1のパルスおよび最後のパルスがそれぞれの部分に関して同一
の位置に生じない恐れがあることを意味している。このことは、回転速度が遅い
場合には特に言える。
【0049】 したがって、基板に均一なアブレーションによる特徴部を形成するために、デ
ィスク52,54に関して一定であるが異なる速度を用いることによって、他の
点では望ましいものより劣る結果となる恐れがある。その結果、ディスク52と
ディスク54との間の角度関係を追加的に制御することによって、正確かつ繰返
し可能な形状を有するアブレーションによる特徴部を製作することができること
が予想される。これは、加速度(たとえば「位相制御」)のように、各ディスク
52,54の相対速度を変更することによって実現されてもよい。
【0050】 図11では、ディスク52,54は以下の変数に関して、同位相で開始する。
ディスク52に関する初期速度は75Hzであり、ディスク54の速度は75H
zであり、ディスク52は−1.48Hz/secの速度で加速され、偏向は光
学素子につき1であり、レーザー繰返し率は256Hzであり、レーザーショッ
ト数は210である。図12では、ディスクはずれた位相で開始され、それ以外
の変数はすべて、図11について述べたものと同一である。図11および図12
を比較すると、1つの光学素子の単純な減速によって、ビーム経路が著しく変化
することがわかる。これにディスク52,54の間の角度制御を追加すると、図
7〜図10に示されたシステムと比較した場合、システムにさらに柔軟性が加わ
るため、レーザーパルスのそれぞれに関して、正確な経路を指定することができ
る。ディスク52,54の間の角度関係が、軌道パターンを複製することができ
るように制御されるため、各レーザーショットの位置調整は反復可能であり、そ
れによって反復可能な特徴部を形成することができる。
【0051】 図13および図14は、ビームの放射経路が角度偏差の影響を比較的受けにく
いため、図7〜10の単なる「速度制御」法に比べると、アブレーションによる
特徴部を形成するための優れた方法となることを実証している。
【0052】 図15は、基板におけるどのようなアブレーションによる特徴部が、ボア軸か
ら測定したときに、直線、凹面または凸面のウォール形状を有することができる
かを示している。ディスク52,54の開始位置および加速度を制御することに
よって、ウォール形状を調整してもよい。ディスク52,54の加速度は、ホー
ルの内部から異なる速度で材料にアブレーションを施すことができるため、異な
るウォール形状を形成する。各光学素子52,54の加速度および開始位置を単
に変更するだけで、レーザーショットのパターン(およびそれによってボアのウ
ォールの形状)を修正する能力は、今までは利用することができなかった有用か
つ自在な工程変数である。
【0053】 米国特許第4,940,881号に記載されるように、単一の回転ディスクの
みを使用することは、マスクのコストを著しく増大する複雑なマスク構造を利用
することなく、凹面のウォール形状(図15参照)のみを製作することができる
ことを留意すべきである。流体制御ノズルに関して、直線および凸面のウォール
形状は適切で好ましいのに対し、凹面のウォール形状は最も望ましくない形状で
ある。さらに、単一の回転ディスクのみで異なるウォール形状を実現するために
、製作工程のコストを著しく増大させる要因である異なるマスクを使用しなけれ
ばならない。本発明のデュアル回転ディスク52,54は、ディスク52,54
の回転速度および相対加速度を制御するだけで、複雑なマスク構造物を必要とせ
ず、同一のマスクを異なるウォール形状を形成するために使用することができる
という点で、従来技術に比べて、大きな利点を提供する。
【0054】 本発明の特に独特な能力は、アブレーションによる特徴部に、基板の面に垂直
ではない軸の配向を実現することができることである。すなわち、オリフィスの
軸を基板面に対して傾斜してもよい。オリフィスのこのような変形可能な軸の配
向は、(図16に示されるような)螺旋状のレーザーショットパターンを生成す
ることによって実現され、アブレーション工程の中で、各円「軌道」の中心を予
め指定された方向にゆっくりドリフトさせることができる。たとえば、円パター
ンに光を移動するだけである米国特許第4,940,881号に示されるような
単一の回転光学素子を用いて、このようなレーザーショットパターンを実現する
ことはできない。
【0055】 直交しない軸を有するオリフィスをアブレーションによって生成することがで
きることは、流体の流れを必要とする用途では、大きな進歩かつ利点である。た
とえば、図17に示されるように、各ノズルの軸が所定の点に向かって指向され
るように、2つ以上のノズルのグルーブを配置することもできる。図17では、
アレイ84,85,86,87ごとに4つのノズルとなるように、個々のノズル
82が、アレイ84,85,86,87に配置される。各アレイ84,85,8
6,87において、ノズル82はそれぞれ、各アレイ84,85,86,87の
中心にある共通点88,89,90,91に向かって一定の角度で配置される。
各アレイ84,85,86,87の中におけるノズル82のこのような配向は、
たとえば、液滴が各ノズル82を通って噴出される方向を制御する能力を著しく
向上させる。このような制御は、たとえば、ノズル82を出た後、液滴の合体を
可能にしたり、不可能にしたりする。別法として、紙にインクジェット式プリン
トヘッドからのインクを配置するなど、目標の材料に流体の液滴の相対的な位置
を制御することができるため、印刷の品質に影響を及ぼす。特定の用途のために
必要とされる製品を実現するために、任意の数のノズルおよびアレイをアブレー
ションによって形成することができることは、当業者に認識されると思われる。
【0056】 図17を検討すればわかるように、アレイ84,85,86,87のそれぞれ
における少なくとも1つのノズル82’の軸は、第1の共通軸92と一直線を成
し、各アレイ84,85,86,87の第2のノズル82’’は、第2の共通軸
94と一直線を成す。同様に、アレイ84,85,86,87の各ノズル82は
、所定の共通軸と一直線を成す。アレイ84,85,86,87を形成する場合
には、ノズル82’は1ステップでアブレーションによって形成され、ノズル8
2’’は別のステップなどでアブレーションによって形成される。所定の方法で
ディスク52,54の回転を変更することによって、アブレーションパターンを
変化させるだけで、ノズル82の異なる方向の軸が形成される。
【0057】 上述したように、図17に示されたノズルの配置は、たとえば、ノズル82を
出た後、液滴の合体を可能にしたり、不可能にしたりするようなノズルから噴出
する個々の液滴の制御が望ましい用途には有用である。各アレイにおけるノズル
の長手方向の軸の配向を変更することによって、個々の液滴の合体のしやすさを
制御することができる。特定の用途には、(出口の直径が8〜35ミクロンの範
囲であり、10〜25ミクロンの範囲であれば好ましいノズルを有する)インク
ジェット式プリンタ用のプリントヘッドおよび(出口の直径が約5ミクロン未満
であり、0.5〜3.0ミクロンの範囲であれば好ましいノズルを有する)薬用
吸入器などの用途のためのエアゾールノズルが含まれる。
【0058】 本願明細書に記載された本発明の光学スキャナは、アブレーションによる特徴
部のウォール形状を制御する別の方法に比べて、大きな利点を提供する。特に、
本発明は、さまざまな方法のいずれにおいても、個々のレーザーショットの正確
かつ反復可能な配置を実現することができる。アブレーションによる特徴部の所
望のウォール形状および軸の配向を実現するために、さまざまな方法でたやすく
制御することができるパターンに、個々のレーザーショットを配置することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 基板を照射するためのマスクを用いた従来のエキシマレーザー加
工システムを概略的に示している。
【図2】 さらに本発明の光学的スキャナを用いた図1のレーザー加工シス
テムを示している。
【図3】 本発明の光学素子を概略的に示している。
【図4a】 図3の光学素子の異なる位相関係を概略的に示している。
【図4b】 図3の光学素子の異なる位相関係を概略的に示している。
【図4c】 図3の光学素子の異なる位相関係を概略的に示している。
【図5a】 図3および図4a〜図4cに示された光学素子の位相関係をさ
らに概略的に示している。
【図5b】 図3および図4a〜図4cに示された光学素子の位相関係をさ
らに概略的に示している。
【図5c】 図3および図4a〜図4cに示された光学素子の位相関係をさ
らに概略的に示している。
【図6】 光学素子による光ビームの屈折を示している。
【図7】 光学素子が一定の異なる速度で回転される場合に得られたレーザ
ーショットパターンを示している。
【図8】 光学素子が一定の異なる速度で回転される場合に得られたレーザ
ーショットパターンを示している。
【図9】 光学素子が一定の異なる速度で回転される場合に得られたレーザ
ーショットパターンを示している。
【図10】 光学素子が一定の異なる速度で回転される場合に得られたレー
ザーショットパターンを示している。
【図11】 光学素子の相対速度を変化させること(位相制御)によって、
光学素子の間の角度関係を変化させて得られたレーザーショットパターンを示し
ている。
【図12】 光学素子の相対速度を変化させること(位相制御)によって、
光学素子の間の角度関係を変化させて得られたレーザーショットパターンを示し
ている。
【図13】 放射経路が光学素子の角度偏向にして比較的影響を受けないこ
とを示している。
【図14】 放射経路が光学素子の角度偏向にして比較的影響を受けないこ
とを示している。
【図15】 オリフィスの軸から測定された場合に、アブレーションによる
オリフィスが直線、凹面または凸面のウォール形状がどのようなものであるかを
示している。
【図16】 基板面に垂直でない軸を有するノズルを形成する場合のレーザ
ーショットパターンを示している。
【図17】 ノズルのアレイに存在する流体を指向し、既存の流体の相対的
な方向を制御するために、ノズルのアレイの長手方向の軸が所定の方向に傾斜し
ているノズルのアレイを示している。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年2月3日(2001.2.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,Z W Fターム(参考) 2C057 AF93 AP23 4E068 DA00

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に特徴部をアブレーションするための方法であって、 第1の回転する透明で均一な厚さのディスクおよび第2の回転する透明で均一
    な厚さのディスクを通過した放射によって、前記基板を照射するステップを含み
    、前記第1のディスクおよび前記第2のディスクが独立に回転する方法。
  2. 【請求項2】 前記第1のディスクおよび前記第2のディスクが、異なる角
    速度で回転する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記基板の放射中、前記第1のディスクが、前記第2のディ
    スクに対して加速または減速している請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記第1のディスクおよび前記第2のディスクが、初めは同
    位相である請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記第1のディスクおよび前記第2のディスクが、初めはず
    れた位相である請求項3に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記回転する第1のディスクおよび前記回転する第2のディ
    スクが、前記基板の上に所定のパターンで照射を移動する請求項1に記載の方法
  7. 【請求項7】 前記基板上の前記所定のパターンが、非対称である請求項6
    に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記基板上の前記所定のパターンが、対称である請求項6に
    記載の方法。
  9. 【請求項9】 請求項3に記載の工程によって形成される製品。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載の工程によって形成される製品。
  11. 【請求項11】 請求項8に記載の工程によって形成される製品。
  12. 【請求項12】 請求項4に記載の工程によって形成される製品。
  13. 【請求項13】 請求項5に記載の工程によって形成される製品。
  14. 【請求項14】 基板に特徴部をアブレーションするための装置であって、 放射源と、 前記放射源と照射対象の基板との間に位置する第1の回転する透明で均一な厚
    さのディスクおよび第2の回転する透明で均一な厚さのディスクと、を含む装置
  15. 【請求項15】 前記照射源と前記第1のディスクおよび前記第2のディス
    クとの間に位置するマスクと、 前記第1のディスクおよび前記第2のディスクと照射対象の前記基板との間に
    位置する投影レンズと、をさらに含む請求項14に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記第1のディスクおよび前記第2のディスクが、異なる
    角速度で回転する請求項14に記載の装置。
  17. 【請求項17】 アブレーション工程中、前記第1のディスクおよび前記第
    2のディスクとの間の微分角速度が、変化する請求項16に記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記第1のディスクおよび前記第2のディスクが、前記基
    板上に非対称な照射パターンを製作するのに適している請求項14に記載の装置
  19. 【請求項19】 略平面を有する基板と、 前記基板を通って延在している少なくとも2つのノズルを有し、前記少なくと
    も2つのノズルのそれぞれが長手方向の軸を有するノズルアレイと、を含み、 前記ノズルアレイの前記少なくとも2つのノズルの前記長手方向の軸が、前記
    基板の面と直交していないインクジェット式プリントヘッド。
  20. 【請求項20】 前記ノズルアレイの前記少なくとも2つのノズルの前記長
    手方向の軸が、互いに平行でない請求項19に記載のプリントヘッド。
  21. 【請求項21】 前記ノズルアレイの各ノズルの前記長手方向の軸が、共通
    の所定の点に対して一定の角度を成している請求項19に記載のプリントヘッド
  22. 【請求項22】 前記プリントヘッドが、複数のノズルアレイをさらに含む
    請求項21に記載のプリントヘッド。
  23. 【請求項23】 前記複数のノズルアレイのそれぞれが、長手方向の軸が第
    1の共通の所定の長手方向の軸と平行に整列される第1のノズルを有する請求項
    22に記載のプリントヘッド。
  24. 【請求項24】 前記複数のノズルアレイのそれぞれが、長手方向の軸が第
    2の共通の所定の長手方向の軸と平行に整列される第2のノズルを有する請求項
    23に記載のプリントヘッド。
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