JP2002529519A - 安定な非晶質アミフォスチン組成物およびその製造法および使用法 - Google Patents
安定な非晶質アミフォスチン組成物およびその製造法および使用法Info
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Abstract
Description
ート(アミフォスチン)の熱安定性剤形、およびその製造方法に関する。本発明
の再構成された剤形は、たとえば、放射線保護剤または化学保護剤としてのヒト
への投与に適している。
(アミフォスチン、エチオホス、Ethyol(登録商標)、NSC296961、およびWR-2721
としても知られており、以後「アミフォスチン」と呼ぶ)および他のアミノチオ
ール化合物が、米国特許第3,892,824号に開示されている。これらの化合物は最
初は抗放射線剤(放射線保護剤)として開発され、特に、軍事衝突の際に遭遇す
る可能性のあるX線または核放射線への曝露による有害作用を防ぐために、この
ような曝露の前に使用された。
な放射線保護剤および化学保護剤、すなわち、癌治療において化学療法および放
射線療法をおこなう際に生じる望ましくない有害作用を軽減するために治療に先
立って投与される保護剤として、優れた有用性を示している。Nygaardら編、放
射線保護剤および抗発癌物質(Radioprotectors and Anticarcinogens)、Academi
c Press, Inc., New York、pp. 73-85(1983); Grdinaら、Carcinogenesis (Lond
on) 6:929-931(1985)。さらに、これらの化合物は、化学療法剤の投与前または
この投与と同時に投与された場合に、化学療法剤、たとえば、シスプラチンのよ
うなアルキル化剤の有害作用に対する保護をもたらすことが報告されている。Jo
rdanら、Exp. Mol. Pathol. 36:297(1982); Dozら、Cancer Chemother. Pharmac
ol. 28:308 (1991)。同様に、HIV感染患者(AIDS)を3'-アジド-3'-デオキシチミ
ジン(AZT)療法の有害な副作用から保護するために、治療の前にアミフォスチン
を実験的に用いたことが報告されている。国際公開された出願WO90/14007、1990
年11月29日公開。アミフォスチンおよびその誘導体は、投与された治療薬の有益
な性質に影響を与えることなく、これらの報告された保護作用を発揮することが
示されている。これは、化学療法の場合には、保護チオールおよび他の代謝産物
の正常な組織への選択的な取り込みによるものであると考えられている。Yuhas,
Cancer Res. 40:1519-1524(1980); Yuhas, Cancer Treat. Rep. 63:971-976(19
79)。
することが示されている。たとえば、国際公開された出願WO96/25045、1996年8
月22日公開; およびListら、Proc. Am. Soc. Clin. Oncol. 15:449[1403] [抄録
]を参照されたい。現在、アミフォスチンについて、脊髄形成異常症候群に罹患
した患者における骨髄刺激薬としての第2相臨床試験がおこなわれている。アミ
ノチオール化合物を予め投与することにより、化学療法後に骨髄機能をより迅速
に回復させることができる。Listら、Semin. Oncol. 23(4) 補遺 8:58-63(1996)
。
へのシスプラチンの反復投与に伴う蓄積腎毒性を軽減することが示されている。
医師用添付文書集(Physicians’ Desk Reference) 第52版、p.500-502(1998)。
アルカリホスファターゼにより触媒される脱リン酸化によって細胞保護性遊離チ
オールに代謝される。たとえば、Ryan, S. V.ら、J. Clin. Pharm. 36(4):365-3
73(1996)を参照されたい。アミフォスチンは、主にチオールの正常組織への選択
的な取り込みのために、投与された治療薬の有益な性質に重大な影響を与えるこ
となく保護作用を発揮する。
ボーラス注射および静脈内注入により投与される。アミフォスチンはまた、皮下
投与用にも開発されている。これらの経路は人体の防御壁を回避するので、剤形
は高度に純粋でなければならない。剤形は微生物および不溶性粒子を含んでいて
はならないので、これを製造するために用いられる工程は、無菌性および治療有
効性の点で要求される品質の製品を製造および維持するような、医薬品製造品質
管理基準(「GMP」)を満たしていなければならない。癌およびAIDSの患者は多く
の場合既に免疫が弱まっており、そのため高度に感染症に罹患しやすいので、無
菌性は癌およびAIDSの患者の治療に特に重要である。
性があると考えられているバルク結晶質三水和物として存在することができる。
このような結晶質の形態は、Karleら、Acta Cryst. C44:135-138(1988)に記載さ
れている。しかし、バルク製剤は無菌でないので、ヒトへの非経口投与に適した
医薬品に再構成することができない。
rmaceutical Sciences)、第18版(1990)に記載されている。これには、たとえ
ば、薬物を最低でも121℃の温度で高圧蒸気に曝す、蒸気滅菌法が含まれる。し
かしながら、この方法および加熱を必要とする他の方法は、バルク結晶質アミフ
ォスチンを滅菌するために効率的に用いることができない。これは、結晶質アミ
フォスチンが約70℃〜約75℃で水を失うためである。水を失うことによって加水
分解反応による分解が促進され、リン酸および2-[(3-アミノプロピル)アミノ]エ
タンチオールが生成する。たとえば、Risley, J. M. およびVan Etten, R. L.,
Biochem. Pharmacol. 35:1453-1458(1986)を参照されたい。そこで、アミフォス
チンは、水溶液に溶解した後、それを膜濾過することにより滅菌されてきた。そ
れにより、いわゆる「乾式充填法」または「粉末充填法」を用いたバルクの固体
状アミフォスチンのパッケージングに関する重大な実施上の問題が回避された。
これらの問題には、無菌性アミフォスチンバルクの製造、粉末の手による操作の
困難性、粉末を許容される粒子径および流動性に磨砕する必要性、粒子を流動可
能で無菌の状態に維持することの困難性、および個々のバイアルに正確な用量を
供給することの困難性が含まれる。
。この理由のため、前工程としてアミフォスチン溶液を濾過により滅菌した後、
アミフォスチン溶液を下記の条件で凍結乾燥(フリーズドライ)する:100mg/ml
アミフォスチンおよび100mg/mlマンニトールの溶液約5mlをバイアルに入れ、0℃
の凍結乾燥器に入れた後、−45℃で凝固させた。バイアルを2時間−45℃に保っ
た。これ以後、凍結乾燥室は100μmHgになるまで排気した。次いで、庫内の温度
を12時間かけて0℃に上げた後、2時間にわたって0℃に維持した。最後に庫内の
温度を25℃に上げ、この温度でバイアルを24時間保持した。この方法により、患
者への非経口投与に適した無菌性非晶質アミフォスチンが生成した(以後「非晶
質アミフォスチンI」と呼ぶ)。医師用添付文書集(Physicians' Desk Reference
)、第51版(1997) p.485-486。またこの方法により、あらかじめ決定した量の無
菌性凍結乾燥アミフォスチンを含有するバイアルを容易に製造することが可能に
なった。
時間が経つと加水分解された。たとえば、非晶質アミフォスチンIの典型的なサ
ンプルを25℃で約1か月間保存すると、約6〜7重量%の分解産物、すなわち2-
[(3-アミノプロピル)アミノ]エタンチオールが生成した。これは、アミフォスチ
ンの非晶質形態が、約2℃〜8℃の温度で保存された場合に24か月の貯蔵寿命を
有するものとして監督当局により承認された際の技術現状であった。たとえば、
Ethyol(登録商標) European Summary of Product Characteristics (1997) (「E
thyol(登録商標) SmPC」)を参照されたい。実際のところ、非晶質アミフォスチ
ンIの剤形は、一般的に約8℃未満の温度で包装、輸送、および保存された。さ
らに、米国においては、アミフォスチンの非晶質形態は、約2℃〜8℃の温度で
保存された場合に15か月の貯蔵寿命を有するものとして食品医薬品局(FDA)で
承認された。
課すことになり、そのため、薬物の取り扱いのコストが増大し、病院および医院
での使用をより困難にし、さらに温度制御された貯蔵維持能力を持たないことが
多い開発途上国においては使用が避けられることもあり得る。
の認識の下に、アミフォスチンの新規の安定かつ無菌性の剤形を見いだすための
研究が行われてきた。たとえば、Jahansouzおよび共同研究者らは、アミフォス
チンの安定性を研究して、非晶質アミフォスチンIの温度不安定性は含水率の程
度と関連していることを示唆した。Jahansouz, H.ら、Pharm. Res. 7(9):S195 (
1990)(抄録)。
高める試みに代えて、研究者らは安定かつ無菌性の結晶質剤形を作ることをめざ
してきた。たとえば、アミフォスチンは、「凍結乾燥した製品をさまざまな湿度
で処理することにより、非晶質相から結晶質相に固体状態の転移が起こる」こと
が報告された。さらに、主張によれば、アミフォスチンの再水和形態の安定性は
、ある種の賦形剤を加えることにより増加した。Zadeii, J.M., ら、Pharm. Res
. 8(10):S172 (1991) (抄録)。しかし、この抄録には再水和の方法の詳細が記
載されておらず、また、そこに開示された2つの賦形剤によって得られる安定性
の程度も記載されていない。さらに、この抄録には、主張されたより安定な再水
和形態を得るために、いつどのようにして特定の賦形剤をアミフォスチンと混合
するか(すなわち、賦形剤を再水和の前、同時、または後のどの時点でアミフォ
スチンと混合するのか)、またはこの方法が他の賦形剤では異なるのかどうかに
ついての詳細な説明がない。最後に、無菌性かつ熱安定性の結晶質アミフォスチ
ンの新規の剤形が開示されている。米国特許第5,424,471号および第5,591,731号
。
販売されている。医師用添付文書集(Physicians’ Desk Reference)、第52版 (1
998) p.500-502。非晶質アミフォスチンIと比べて大きい熱安定性を示す剤形の
結晶質構造および製造方法は、米国特許第5,424,471号および第5,591,731号に記
載されている。一般的に、この熱安定性結晶質剤形は、バルクアミフォスチンを
溶媒溶液(0℃以下に冷却するとアミフォスチンが沈殿するもの)に溶解した後
、滅菌、沈殿および化合物の凍結乾燥をおこなうことによって作製される。この
アミフォスチン剤形の結晶性、およびそれによる安定性には、1分子あたり3個
の水分子を必要とするので、最終生成物を得るために用いられる凍結乾燥は、要
求される水和の程度を確実に得るために注意深く制御しなければならない。一旦
製造されると、安定な結晶質剤形は、室温でごくわずかしか分解せずに保存する
ことができる。これを40℃で14日間保存した場合には2重量%未満の分解が見ら
れた。米国特許第5,591,731号。
ンIが関与する問題の多くを軽減または除外するが、その製造は費用がかかり、
難しく、および/または危険であり得る。たとえば、結晶質Ethyol(登録商標)の
製造には、注意深く扱わなければならず、厳重に酸素から隔離しなければならな
い爆発性溶媒の使用が必要である。このような溶媒はまた、通常水中には見いだ
されない不純物を含んでおり、これらの不純物は剤形の再構成および患者への投
与に対する適合性を確実にするために取り除かなければならない。たとえば、エ
タノールにはしばしばアセトン、メタノール、H2SO4、MnO4、および他の毒性残
留物が含まれる。たとえば、Aldrich Catalog (1998-1999)、746-747頁を参照さ
れたい。さらに、結晶質アミフォスチン剤形の製造には、正確なアミフォスチン
の水和を確実にするために長い凍結乾燥の乾燥時間が必要である。
考慮すると、安定な無菌性非晶質剤形、およびその効率的かつ安価な製造手段の
必要性は依然として存在する。
をも包含する。出願人の知る範囲では、現在までには非晶質の熱安定性アミフォ
スチンは開示されていない。好ましい実施形態において、本発明はアミフォスチ
ンの熱安定性剤形を包含する。
する。出願人が知りうる限り、非晶質熱安定性アミフォスチンはこれまでに開示
されていない。好ましい実施形態では、本発明は、アミフォスチンの熱安定性剤
形を包含する。
スチンを含む剤形、アミフォスチンを含む非晶質剤形、および製薬上許容できる
ビヒクルを、被検体に非経口投与するのに適した注射可能な微粒子非含有医薬品
に入れて再構成するのに適した、非晶質アミフォスチンを含む剤形。
する。
を含む。
関する。
05〜約5.0であることが好ましく、約0.1〜約1.0であることがより好ましく、約0
.2〜約0.5であることが最も好ましい。好ましい安定剤は、アミドまたはアミノ
酸部分を含有する化合物である。特定の好ましい安定剤はニコチンアミドである
。
はないが、塩化ナトリウム、クエン酸、酒石酸、ゼラチン、ポリビニルピロリド
ン(PVP)、ジエチレントリアミンペンタ酢酸(DTPA)、エチレンジアミン四酢酸(ED
TA)、デオキシコール酸ナトリウム、タウロコール酸ナトリウム、ならびに炭水
化物(ブドウ糖、ショ糖、ソルビトール、イノシトール、デキストラン、マンニ
トールおよびカルボキシメチルセルロースナトリウム塩(carboxymethyl cellulo
se sodium salt))が挙げられる。最後に、剤形はまた、熱安定性を有意に失うこ
となく最大約20%の水を含んでいてもよい。
Pを含む。
法、ならびに該方法の生成物に関する。
、剤形を製造するのに使用されるが、患者への非経口投与には適してないアミフ
ォスチンの形態を意味する。この用語は、米国特許第3,892,824号が開示する、
アミフォスチンの一水和物、二水和物および三水和物形態(ただし、これらに限
定されない)を含むアミフォスチンを包含する。
用いる場合は、その成分または生成物が、X線回折で決定した場合に結晶質であ
ることを意味する(例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences, 第18版, 1
73頁; 米国薬局方(The United States Pharmacopeia)、第23版(1995) 1843-18
44頁を参照のこと)。
X線回折で決定した場合に結晶質でないことを意味する。
有する生成物)は、結晶質成分および非晶質成分を有しうることを理解されたい(
例えば、非晶質アミフォスチンおよび結晶質賦形剤および/または安定剤)。
う用語は、アミフォスチンに関して使用される場合、アミフォスチンから2-[(3-
アミノプロピル)アミノ]エタンチオール(WR1065)およびリン酸が生成されること
を指す。
スチンを含み、5℃にて2年間にわたり平均約3.5%の分解生成物(すなわち、2-
[(3-アミノプロピル)アミノ]エタンチオール)を生じたアミフォスチンの剤形を
意味する。非晶質アミフォスチンIの製造の例は、上記「発明の背景」の節に記載
している。
者への非経口投与に適した本発明の剤形を指す。特に、非晶質アミフォスチンII
は、本明細書に記載する非晶質アミフォスチンの剤形を指す。
の温度に所定の時間(好ましくは不活性雰囲気下で)保たれたときに分解または分
割に耐える能力を指す。安定性を決定するのに適した手段は本明細書で定義され
ている。
わち、上記「発明の背景」の節に記載されている既に市販されている非晶質剤形)
よりも安定なことを意味する。
で混合されて、アミフォスチン剤形の製造に使用される場合に、例えば、時間の
経過によってそれにより形成される2-[(3-アミノプロピル)アミノ]エタンチオー
ルの量を減少させて、剤形の熱安定性を高める化合物、または化合物の混合物を
意味する。
は、その範囲を説明するために使用する特定の数または値を含む。
めに使用される場合、最初から剤形に存在するアミフォスチンの重量に基づく分
解生成物の重量を意味する。
速に発展している研究を使用してもよい。例えば、L. Lachmanら, The Theory a nd Practice of Industrial Pharmacy 、766〜67頁(1986)を参照のこと。特定の
温度において特定の時間保たれた場合に化合物または化合物の混合物の分解が少
ないほど、熱安定性が高い。
温度で維持することを意味する。
0℃〜約-20℃の温度で維持することを意味する。
射、静脈内注入、または皮下投与に適しており、米国薬局方(U.S. Pharmacopia
)、1816頁(第23版 1995)に記載の微粒子物質試験に合致する溶液を意味する。
具体的に説明すると、溶液は、溶液内の粒径が10μmを上回る粒子の平均数が1
容器あたり6000を超えず、かつ溶液内の粒径が25μmを上回る粒子の平均数が1
容器あたり600を超えない場合に微粒子非含有である。
質アミフォスチンI)は、熱不安定性で、例えば25℃にて1ヶ月保存した場合に
典型的に約6重量%の分解生成物(すなわち、2-[(3-アミノプロピル)アミノ]エ
タンチオール)を産生する。その温度不安定性のために、非晶質アミフォスチン
Iは、その分解を防止するために典型的に低温度(通常8℃、例えば5±3℃)で
輸送および保存されていた。ここで、本発明は、非晶質アミフォスチンIよりも
予想外に熱安定性な非晶質アミフォスチン(非晶質アミフォスチンII)の剤形を提
供する。
l dihydrogen phosphorothiate)に適用でき、従って、これらのアミノアルキル
ジヒドロゲンホスホロチオエートのより安定な剤形を提供する。本発明において
使用するのに適したアミノアルキルジヒドロゲンホスホロチオエートとしては、
S-2-(3-アミノプロピルアミノ)エチルジヒドロゲンホスホロチオエート(アミフ
ォスチン)、S-2-(3-メチルアミノプロピルアミノ)エチルジヒドロゲンホスホロ
チオエート(WR-3689)、S-2-(3-エチルアミノプロピルアミノ)エチルジヒドロゲ
ンホスホロチオエート、S-2-(3-アミノプロピルアミノ)-2-メチルプロピルジヒ
ドロゲンホスホロチオエート、S-2-(2-アミノエチルアミノ)-2-エチルジヒドロ
ゲンホスホロチオエート、S-2-(4-アミノブチルアミノ)-2-エチルジヒドロゲン
ホスホロチオエート、S-2-(5-アミノペンチルアミノ)-2-エチルジヒドロゲンホ
スホロチオエート、S-2-(6-アミノヘキシルアミノ)-2-エチルジヒドロゲンホス
ホロチオエート、S-2-(2-メチルアミノエチルアミノ)-2-エチルジヒドロゲンホ
スホロチオエート、S-2-(3-メチルアミノプロピルアミノ)-2-エチルジヒドロゲ
ンホスホロチオエート、1-プロパンチオール-3-[[3-(メチルアミノ)プロピル]ア
ミノ]-ジヒドロゲンホスホロチオエート)(WR-151327)およびその遊離チオール形
態(WR-151326)、ならびにジスルフィド[2-[(アミノプロピル)アミノ]エタンチオ
ール]-N,N’-ジチオイジ(dithioidi)-2,1-エタンジイル)ビス-1,3-プロパンジア
ミン(WR-33278)が挙げられるがこれらに限定されない。本発明の好ましい実施形
態では、アミノアルキルジヒドロゲンホスホロチオエートはアミフォスチンであ
る。
よび冷蔵温度にて都合良く輸送、保存および取り扱うことができ、再構成および
患者への非経口投与に適した非晶質アミフォスチンの医薬剤形を提供する。つま
り、本発明の剤形(例えば、非晶質アミフォスチンII)は、長い間要望された解決
策を提供する。本発明は、比較的低いコストのアミフォスチン剤形がより簡単に
輸送され、非晶質アミフォスチンIに必要な温度制御貯蔵庫および保存能力のな
い病院およびクリニックなどでより簡単に保存されることを可能にする。
た場合に、非晶質剤形を低い分解率で生成するのに使用できるという予想外の発
見に基づく。これらの特定の化合物は本明細書において「安定剤」と称する。理論
によって限定されることなく、これらの安定剤は、アミフォスチン硫黄原子と、
ファンデルワールス相互作用、または同様の弱い分子間相互作用を形成すると考
えられている。これらの相互作用は、硫黄原子の活性化(例えば、陽子の追加)を
防止しうる。これらの安定剤はまた、水とアミフォスチンリン原子との相互作用
を阻み、アミフォスチンリン原子に対する求核攻撃を防止する。
とが分かっているため、安定剤を含む剤形の安定性は、温度および時間の関数と
して、アミフォスチン分解生成物の形成を測定することにより決定することが好
ましい。このような生成物には、2-[(3-アミノプロピル)アミノ]エタンチオール
(アミフォスチンの一次分解生成物)、およびリン酸が挙げられるがこれらに限
定されない。
乾燥プロセスに依存し、アミフォスチンと安定剤との単純な混合によってより安
定な剤形が必ずしも産生しないことが発見されている。さらに予想外だったのは
、先行技術の教示とは対照的に、異なる量の水を含む非晶質アミフォスチンの剤
形が熱安定性でありうるという発見である。
は、40℃にて1週間維持された場合にアミフォスチンの総重量に基づき5重量%
未満の分解、好ましくは40℃にて1週間維持された場合にアミフォスチンの総重
量に基づき4重量%未満の分解、より好ましくは40℃にて1週間維持された場合
にアミフォスチンの総重量に基づき3重量%未満の分解を示す剤形に関する。
ォスチンの総重量に基づき5重量%未満の分解、好ましくは25℃にて1ヶ月維持
された場合にアミフォスチンの総重量に基づき4重量%未満の分解、より好まし
くは25℃にて1ヶ月維持された場合にアミフォスチンの総重量に基づき3重量%
未満の分解、最も好ましくは25℃にて1ヶ月維持された場合にアミフォスチンの
総重量に基づき2重量%未満の分解を示す。
アミフォスチンの総重量に基づき3重量%未満の分解、好ましくは5℃にて約2
年間維持された場合にアミフォスチンの総重量に基づき2重量%未満の分解、よ
り好ましくは5℃にて約2年間維持された場合にアミフォスチンの総重量に基づ
き1重量%未満の分解を示す。
定性剤形に関する。熱安定性剤形は、少なくとも80重量%が非晶質であるアミフ
ォスチンを含むことが好ましい。熱安定性剤形は、少なくとも90重量%が非晶質
であるアミフォスチンを含むことがより好ましい。本発明はまた、非晶質アミフ
ォスチンを含む熱安定性剤形に関する。
非晶質の剤形に関する。熱安定性剤形は、少なくとも80重量%が非晶質であるこ
とが好ましい。熱安定性剤形は、少なくとも90重量%が非晶質であることがより
好ましい。本発明はまた、アミフォスチンを含む、非晶質かつ熱安定性剤形に関
する。
より好ましくは約0.5〜約6重量%の水の量を含む熱安定性剤形を提供する。
ミフォスチンの熱安定性剤形に関する。安定剤対アミフォスチンのモル比は、約
0.05〜約5.0重量%であることが好ましく、約0.1〜約1.0重量%であることがよ
り好ましく、約0.2〜約0.5重量%であることが最も好ましい。
性剤形はまた、約0〜約20重量%、好ましくは約0〜約15重量%、より好ましく
は約0.5〜約6重量%の量の水を含んでいてもよい。本発明の剤形はそれぞれ、
簡潔な固形製品(例えば60秒未満で溶解する)として生成されてもよい。
関する。このプロセスにおいて、アミフォスチンは、1つ以上の安定剤および/
または1つ以上の賦形剤と組み合わされてもよい。以下に明確に記載するが、本
方法は、アミフォスチン、水、安定剤、および賦形剤を組み合わせることができ
る全ての手段を包含する。例えば、アミフォスチンおよび安定剤は、バルクアミ
フォスチンの凍結乾燥の前、バルクアミフォスチンの凍結乾燥の間、in situで
形成、またはバルクアミフォスチンの凍結乾燥の後などの任意の順で組み合わせ
ることができる。いくつかの異なる安定剤を使用して本発明の剤形を調製できる
が、それぞれの安定剤は、その調製過程の間に、任意の順番で、共にまたは別々
にアミフォスチンと組み合わされてもよい。
剤形を作成する特に経済的で効率的な手段には、バルクアミフォスチン、安定剤
および任意に賦形剤を含む単一溶液の形成が関与することが分かっている。本発
明によれば、バイアルにアミフォスチンならびに任意に安定剤および/または賦
形剤を含む滅菌濾過溶液が充填される。このプロセスによる特定の利点は、溶液
を形成するために使用する溶剤が、滅菌結晶質アミフォスチン組成物の生成に必
要なエタノール/水混合物の代わりに純水でもよいことである。しかし、本発明
は、他の溶剤、特にpHが約3〜約11、より好ましくは約6〜約9、最も好ましく
は約7〜約8の水性溶剤の使用も包含する。バルクアミフォスチンは、塩基性溶
液においてより安定していることが知られている。Risley, J.M.およびVan Ette
n, R.L., Biochem., Pharmacol. 35:1453-1458(1986)。
する。凍結乾燥器は、予め冷却してもよい。バイアルを、主要量の溶剤を除去す
るのに十分な温度および圧力下に保つ。典型的に、当業者には公知のように、バ
イアルの温度は、凍結乾燥サイクルの終盤近くで上昇させて、所望量の溶剤が確
実に除去されるようにする。しかし、以下に詳細を記載する新規の乾燥プロセス
は、非結晶質剤形では不可能であるとこれまで考えられてきた堅さおよび安定性
を有する固形生成物を形成することが分かっている。さらに、本発明の乾燥プロ
セスは、本発明の剤形(例えば、非晶質アミフォスチンII)が安定剤を含む場合に
、その安定剤の最大の安定化効果が確実に得られることを助けるものである。
ォスチンIIは、凍結乾燥(freeze drying、すなわちlyophilization)プロセスが
、以下の工程を含む場合に最も容易に形成されることが分かっている。すなわち
、凍結サイクルの間にアミフォスチン溶液を凍結して、凍結混合物を形成する工
程と;凍結乾燥チャンバを真空排気(真空化)する工程と;少なくとも1つの一次
乾燥ステージを含む一次乾燥サイクルの間に凍結混合物を乾燥する工程である。
上記プロセスはさらに、少なくとも1つの二次乾燥ステージ、および/または脱
水手段(例えば、乾燥剤、乾燥器、乾燥停止剤などの使用)を含む二次乾燥サイク
ルを使用してさらなる乾燥を含んでいてもよい。凍結乾燥の終了の際には、窒素
などの不活性ガスを、凍結乾燥された剤形を含むバイアルに添加することが好ま
しい。
最も好ましくは約5時間〜約8時間持続することが好ましい。凍結サイクルの間
の凍結乾燥器の温度は平均で、約−70℃〜約−10℃、より好ましくは約−65℃〜
約−30℃、そして最も好ましくは約−55℃〜約−40℃に維持されることが好まし
い。
凍結混合物が、一次乾燥サイクルの平均温度において、(液相および/または固相
として存在しうる)溶剤を除去するのに十分な圧力(真空)下に曝されるようにす
る。溶剤が水の場合、好ましい圧力は、特定の乾燥サイクル温度において水の蒸
気圧未満のものである。このような蒸気圧は、CRC Handbook of Chemistry and Physics , D-198頁(64th ed; 1983-1984)に記載されている。
排気されてもよい。このサイクルの間に、凍結混合物中の水または溶剤の大部分
が除去される。このサイクルは、平均圧力、平均温度および持続時間により特徴
付けられるが、それぞれが平均圧力、平均温度および持続時間により特徴付けら
れる1つ以上のステージを含んでいてもよい。しかし、典型的に、一次乾燥サイ
クルは、約8時間〜約100時間、より好ましくは約16時間〜約86時間、最も好ま
しくは約24時間〜約72時間持続する1ステージのみを含むことが好ましい。一次
乾燥サイクルの間の凍結乾燥器の温度が、平均で約−45℃〜約10℃、より好まし
くは約−35℃〜約0℃、最も好ましくは約−30℃〜約−10℃で維持されることが
好ましい。
任意に行ってもよい。このサイクルは、平均圧力、平均温度および持続時間によ
り特徴付けられるが、それぞれが平均圧力、平均温度および持続時間により特徴
付けられる1つ以上のステージを含んでいてもよい。しかし、典型的に、二次乾
燥サイクルは、約0.5時間〜約48時間、より好ましくは約2時間〜約36時間、最も
好ましくは約6時間〜約24時間持続する1ステージのみを含むことが好ましい。
二次乾燥サイクルの間の凍結乾燥器の温度が、平均で約−25℃〜約40℃、より好
ましくは約−15℃〜約40℃、最も好ましくは約0℃〜約35℃で維持されることが
好ましい。
を乾燥するために、任意の乾燥手段を用いてもよい。乾燥手段は、乾燥剤、乾燥
器、乾燥停止剤等の使用を含むが、これらに限定されない。
凍結乾燥器の中に入れた後、一定時間の間、凍結乾燥器の棚の温度を約−70℃〜
約−30℃に下げて、アミフォスチン/安定剤溶液を均一に凍結させることができ
ると分かった。次に凍結乾燥チャンバを真空にして溶剤を除去する。約10μm Hg
〜約500μm Hg、より好ましくは溶剤が水である場合は約75μm Hg〜約200μm Hg
に圧力を維持することが好ましい。典型的には、圧力を平衡にさせた後に、乾燥
チャンバの温度を、溶剤の大部分を除去するのに十分な時間かけて約−35℃〜約
25℃の温度に上げる。以下に詳細に記載するように、好適な固形製品は、数分間
から数日間かけて、様々な異なる温度および圧力にバイアルをさらすことによっ
て最も良く形成される。
い溶液中への再構成に好適な、非晶質アミフォスチンを含む安定なアミフォスチ
ン剤形が生成される。しかし、バイアルを密閉する前に、凍結乾燥チャンバを、
窒素、アルゴンまたはキセノン等の不活性ガスで充填することが好ましい。この
ことが、剤形の安定性を促進することが分かった。次に、その剤形の所望の保管
寿命に応じた温度でバイアルを保管し、輸送することができる。特に好適な温度
は約0℃〜約25℃、最も好ましくは約4℃である。
よび水分含有量を有する製品を得られることが分かった。これら全ては本発明に
よって包含される。水分含有量を測定するためには、例えばカールフィッシャー
滴定法を用いることができる。
きる。ただしこの量は、凍結乾燥した製品の熱安定性を高めるのに十分な量であ
るものとする。しかし、1.0molの純粋バルク結晶質アミフォスチン三水和物(F
W=268g/mol)あたり約0.05mol〜約5.0molの安定剤を使用するのが好ましい。
この量は、より好ましくは約0.1mol〜約1.0mol、および最も好ましくは約0.2mol
〜約0.5molのバルク結晶質アミフォスチン三水和物である。しかし、当業者であ
れば、添加される安定剤の正確な量は、様々な要因(安定剤の化学的および薬学
的特長ならびにバルクアミフォスチンの純度および水分含有量を含む)に依存す
ることが分かるであろう。後者は、様々な水和度の結晶体としてバルクアミフォ
スチンが入手可能であるため、特に注目に値する。バルクアミフォスチンは、1
分子あたり1〜3個の水分子を有する結晶体形状として記載してきたが、他の形態
で存在することもできる。バルクアミフォスチンは、米国特許第3,892,824号(
参照により本明細書中に組み入れる)に記載されたプロセスによって生成するこ
とができる。
であり、アミフォスチンと組み合わせると、溶液中でのその分解を促進しないが
、室温で固体として保存されるときのその安定性を強化する。好適な化合物とし
てはアミドおよびアミンが挙げられ、限定されるものではないが、例えばニコチ
ンアミド、ニコチンアミド誘導体、ニコチン酸、ニコチン酸誘導体、ならびに様
々な天然および合成アミノ酸およびアミノ酸誘導体(例えばグリシン、アラニン
、バリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン、トリプトファンおよび
アスパラギンが含まれるがこれらに限定されない)が含まれる。
ニコチン酸誘導体である。安定剤としてニコチンアミドを使用する場合、好まし
くは約2:1〜約12:1、より好ましくは約4:1〜約10:1のアミフォスチン:ニコ
チンアミド重量比で用いられる。最も好適な重量比は、約8:1(アミフォスチン
:ニコチンアミド)である。
は、バルクアミフォスチンの濃度は約10mg/mL〜約200mg/ml、より好ましくは約5
0mg/mL〜約150mg/ml、および最も好ましくは約75mg/mL〜約125mg/mLでなくては
ならないことが分かった。安定剤の好適な濃度は、上記の好適なアミフォスチン
:安定剤のモル比から決定することができる。当業者であれば、文献から容易に
決定された所望の安定剤の溶解度はまた、所望の濃度を決定するために役立ち得
ることがすぐに分かるであろう。
濃度は、純粋な非晶質の製品ではなく、結晶質または部分結晶質の製品を産生す
ることができることは特筆すべき重要なことである。例えば、本発明によって包
含される凍結乾燥条件下で重量比4:1(アミフォスチン:ニコチンアミド)でニ
コチンアミドを安定剤として使用する場合、結晶質剤形がときどき得られる。さ
らに、結晶質または部分結晶質の安定剤および/または賦形剤を有する剤形も得
られる。しかし、本発明は、非晶質剤形または非晶質アミフォスチンを含む剤形
に関するものである。
行われ得る。安定剤の不在下で行われる場合、安定剤は、凍結乾燥後に加えられ
る。同様に、バルクアミフォスチンの安定化および凍結乾燥の前、間、または後
に、本発明の剤形に賦形剤を加えてもよい。この目的のために、賦形剤は(しば
しば組み合わせて)役立つ。例えば塩化ナトリウム、クエン酸、酒石酸、ゼラチ
ン、ポリビニルピロリドン(PVP)、ジエチレントリアミンペンタ酢酸(DTPA)
、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、デオキシコール酸ナトリウム、タウロコー
ル酸ナトリウム、および炭水化物(例としては例えばデキストロース、ショ糖、
ソルビトール、イノシトール、デキストラン、マンニトール、およびカルボキシ
メチルセルロースナトリウム塩が含まれるがこれらに限定されない(ただしまた
マンニトールは好ましくない))が含まれるがこれらに限定されない。
ものが市販されている。粘度平均分子量30を有するポリビニルピロリドン(PVP3
0)は、特に好適な賦形剤である。PVPが賦形剤として使用される場合、好ましく
はアミフォスチン:PVPの重量比が約2:1〜約50:1、より好ましくは約5:1〜約
15:1で使用される。最も好適な重量比は約10:1(アミフォスチン:PVP)であ
る。
ることができる。賦形剤は遊離リン酸の原因とならないことが好ましいが、これ
は、アミフォスチンの分解を促進することが報告されている。例えばZadeii, J.
M.ら、Pharm. Res. 8(10): S172(1991)を参照されたい。
る際に、またはそのアミフォスチンを滅菌する同じプロセス中に、滅菌されなけ
ればならない。本発明の1つの実施形態は、滅菌工程を含む。滅菌は、例えば溶
液を滅菌濾過(例えば0.2μm孔径フィルタを使用)することにより行うことがで
きる。当業者に公知の他の滅菌方法を使用することもできる。好適な滅菌および
非滅菌賦形剤は、EM Industries, Inc. (Hawthorne, NY.); J.T. Baker, Inc.
(Hayward, CA);Spectrum Quality Products, Inc. (Gardena CA); Fisher Scie
ntific International, Inc. (Hampton NH); Aldrich Chemical Co., Inc. (Mil
waukee WI);Abbott Laboratories, Inc. (North Chicago IL); Baxter Healthc
are Corporation (Deerfield IL);およびAmresco, Inc. (Cleveland OH)から市
販されている。
で無菌で充填することによって一回分用量の容器の形態で、または複数回分用量
の容器の形態で、提供されてもよい。これらの充填された容器は、in situで適
当な滅菌希釈剤を用いて再構成させる際の固形組成物の急速な溶解を可能とし、
投与に望ましいアミフォスチン濃度の適切な滅菌溶液を提供することが意図され
る。本明細書中で使用される「好適な容器」という用語は、ストッパ手段によっ
て溶接密閉された真空乾燥製品を輸送することができ、滅菌環境を維持すること
ができる容器(例えばバイアル)を意味する。さらに、好適な容器は、真空乾燥
組成物の再構成の際に入れられる溶液の容積を考慮した適性なサイズ、および適
正な容器の材料(一般にI型ガラス)を伴う。例えば滅菌ゴム栓または同等物な
どの使用するストッパ手段は、上記密閉を提供しつつ、所望のアミフォスチン溶
液の再構成のため希釈剤(例えば注射用滅菌水(米国薬局方)、通常生理食塩水
(米国薬局方)、または5%デキストロース水溶液(米国薬局方)など)の導入
のための入口も提供するものであることを理解されたい。本発明の製品等の医薬
製品の容器の適合性のこれらおよび他の態様は、医薬分野の業務において通常の
知識を有する者に周知である。
、くも膜下内、および皮下注射などの非経口投与に適している。これらの剤形は
、非晶質アミフォスチンの従来の剤形に比べて温度安定性が高く、物理的様相が
よく、ならびに放射線損傷および化学療法による損傷の予防および治療に有効で
ある。
本発明の限定と解されるべきではない。
液を、0.2 μmフィルターで、25℃にて無菌ろ過し、5mLのアリコートに分け、
各々を10mLバイアルに移す。凍結乾燥栓を該バイアルに取り付け、サンプルを5
℃に維持した凍結乾燥棚に載せる。棚の温度を60分かけて−45℃まで下げ、この
温度に約3時間維持する。次に、凍結乾燥冷却器をオンにし、チャンバーを約10
0 μm Hgまで排気する。チャンバー真空度が平衡に達した後、真空度を一定に維
持しながら、棚の温度を60分かけて−25℃まで上昇させる。棚の温度を約48時間
にわたり−25℃に維持する。次に、棚の温度を60分かけて−10℃まで上昇させた
後、−10℃に24時間にわたり維持する。最後に、棚の温度を60分かけて約35℃ま
で上昇させた後、この温度に24時間にわたり維持する。この時点で、該チャンバ
ーを、約650 mm Hgの圧力まで窒素で充填し、機械によりバイアルに栓をする。
この手順によって、熱的に安定した、減圧乾燥された一用量のバイアルが得られ
、このバイアルは、上質の(elegant)ケークとして、約500 mgのアミフォスチ
ン(無水物に基づく)と62.5 mgのニコチンアミド安定剤とを含む。
載する結果が得られた。
/mLポリビニルピロリドン30(PVP30:BASF Aktiengesellschaft、Feinchemie、0
-6700 Ludwigshafen、ドイツ)の水溶液を、0.2 μmフィルターで、25℃にて無
菌ろ過し、5mLのアリコートに分け、各々を10mLバイアルに移す。凍結乾燥栓を
該バイアルに取り付け、サンプルを5℃に維持した凍結乾燥棚に載せる。棚の温
度を60分かけて−45℃まで下げ、この温度に約3時間維持する。次に、凍結乾燥
冷却器をオンにし、チャンバーを約100 μm Hgまで排気する。チャンバー真空度
が平衡に達した後、真空度を一定に保ちながら、棚の温度を60分かけて−25℃ま
で上昇させる。棚の温度を約12時間にわたり−25℃に維持する。次に、棚の温度
を60分かけて−10℃まで上昇させた後、−10℃に12時間にわたり維持する。最後
に、棚の温度を60分かけて約35℃まで上昇させた後、この温度に約6時間にわた
り維持する。この時点で、該チャンバーを、約650 mm Hgの圧力まで窒素で充填
し、機械によりバイアルに栓をする。この手順によって、熱的に安定した、減圧
乾燥された一用量のバイアルが得られるが、このバイアルは、上質のケークとし
て、約500 mgのアミフォスチン(無水物に基づく)と、62.5 mgのニコチンアミ
ドと、50 mg のPVP30とを含む。
載する結果が得られた。
18版、173ページ;The United States Pharmacopeia、第23版(1995)、1843〜1
844ページに記載されているように、粉末X線回析により測定することができる。
より測定した、実施例1の方法により調製した非晶質アミフォスチン剤形の典型
的なX線回析スペクトルを示す。この回析パターンは、非晶質物質の広範なベー
スライン特性を含む。2θ=14.8、25.6、ならびに、26.3でのピークは、ニコチ
ンアミドおよび/またはノイズに起因する。この帰属(assingment)は、結晶質
ニコチンアミドのX線粉末回析パターンを示す図3から明らかである。
アミフォスチンのX線回析パターンと、ニコチンアミドを安定剤として用いる(
アミフォスチン対ニコチンアミド重量比は8:1)本発明の非晶質アミフォスチ
ン剤形のパターンとの相違を示す。
を5℃および25℃で試験した。密閉され、かつ窒素で充填した10 mL管状バイア
ル中にサンプルを保存した。
する可能性がある。安定性予測の概論については、例えば、L. Lachmanら、The
Theory and Practice of Industrial Pharmacy、766〜67ページ(1986)を参照
のこと。ここで実施する試験の結果では、25℃に1ヶ月維持した剤形の分解は、
5℃に2年維持した同じ剤形の分解の約半分に概ね相当する。
および/またはアミフォスチンの含有量について試験した。いくつかの場合には
、含水量は、カール・フィッシャー(Karl Fischer)滴定により測定した。アミ
フォスチンは、応力下で加水分解されると、2-[(3-アミノプロピル)アミノ]エタ
ンチオール(「WR-1065」)およびリン酸を生成し得ることから、このチオール
の量の測定により、アミノホスチンの安定性の指標が供される。一方、ニコチン
アミド等の安定剤が、サンプル中のアミフォスチンの量を測定するアッセイを妨
害することがわかっているため、アミフォスチンの量の測定は好ましくない。従
って、分解産物、特にWR-1065の分析により、サンプルの分解を測定することが
好ましい。チオール含有量の分析は、次の手順を用いて、高圧液体クロマトグラ
フィー(HPLC)により実施した。
直後に、冷蔵下で、および/または冷蔵オートサンプラー中で貯蔵する。貯蔵寿
命:24時間。
を計り、取り分ける。5mLの水に溶解させ、メタノールで適当な容量まで希釈す
る。
取り分ける。溶解させ、移動相で適当な容量まで希釈する。
取り分ける。5mLの水に溶解させ、メタノールで適当な容量まで希釈する。
る。溶解させ、水で適当な容量まで希釈する。
、サンプルを定量的に移し、水で適当な容量まで希釈する。この溶液を6mL取り
、25 mL容量のフラスコに移し、6.5 mLの水を添加し、メタノールで適当な容量
まで希釈する。
LC標準品);メタノール(MeOH)(HPLC標準品);精製水(16メガオーム以上)
;ならびに、1-オクタンスルホン酸、ナトリウム塩(OSA)(HPLC標準品)。
る(約4分)。サンプル中のアミフォスチンの同定を確認するためには、標準ア
ミフォスチンのピークおよびサンプル調製物のピークの保持時間は、10%以内で
一致していなければならない。
載されているものと同じである。尚、該特許は参照により本明細書に組み込むも
のとする。
た典型的結果を以下にまとめる。表1にデータを示す剤形は、実施例1に記載し
た方法により調製された。このデータを検討すると明らかなように、本発明の剤
形の安定性は、意外にも、それらの含水量とは無関係である。
より変動し得ることが観察された。例えば、実施例1に従い調製したバイアルを
−25℃で12時間、次に、−10℃で12時間、最後に35℃で6時間にわたり維持する
と、表2に記載する安定性を示すサンプルが得られる。
形の熱安定性は、増強されていることが明らかである。増強された安定性は、チ
オール形成の重量%が低いことから明らかであり、これは、2-[(3-アミノプロピ
ル)アミノ]エタンチオール(WR-1065)を形成するアミフォスチンの分解が極め
て少ないことを意味する。
、アミフォスチンの従来の剤形(非晶質アミフォスチンI)、本発明の剤形(非
晶質アミフォスチンII)、ならびに、米国特許第5,424,471号(「結晶質エチオ
ール(Crystalline Ethyol)(登録商標)」)についての安定性の測定値を示す
。本発明の剤形が、これまで結晶質剤形によってのみ呈示された安定性を有する
ことは明らかである。
。例えば、非晶質アミフォスチンIは、既述した従来の方法により調製されたの
対し、非晶質アミフォスチンIIは、これとは異なる乾燥サイクルを用いて調製さ
れている。表3の上付き文字を用いると、非晶質アミフォスチンIIbは、実施例
1の乾燥サイクルを用いて調製され、非晶質アミフォスチンIIcは、前記の乾燥
サイクルを用いて調製され、その結果は表IIに記載してある。非晶質アミフォス
チンIIdおよび非晶質アミフォスチンIIeは、ともに次の乾燥サイクルを用いて調
製された:温度約−45℃で約3時間の凍結;約−25℃で約60時間の一次乾燥;な
らびに、約−10℃で24時間、次に約0℃で約6時間の二次乾燥。
べき安定性を示した。例えば、賦形剤がPVP30である実施例2の方法に従い調製
された剤形は、図4に示す安定性データを提供する。
、表5に示す安定性データを提供する。これらの組成物は、実施例2に記載した
凍結乾燥サイクルを用いて調製された。
せることにより、熱的に安定した非晶質アミフォスチン組成物を取得可能である
ことが明らかである。
れることは、当業者には明らかなはずである。従って、本明細書の記載は、添付
の特許請求の範囲の記載以外は、本発明を何ら制限するものではない。
粉末X線回折パターン。
ド重量比=8:1)、本発明の非晶質アミフォスチン剤形の粉末X線回折パター
ン。この回折パターンは、明確に識別できるピークを含み、2θは7.9、13.0、1
6.1、27.4および32.8にほぼ等しい。
ンの粉末X線回折パターンと、(B)ニコチンアミドを安定剤として使用した本発
明の非晶質アミフォスチン剤形(アミフォスチン:ニコチンアミド重量比=8:
1)の粉末X線回折パターンとの比較。
Claims (69)
- 【請求項1】 製薬上許容されるビヒクルを用いて、被験体への非経口投与
のための注入可能で微粒子を含まない医薬品に再構成するのに適した、熱安定性
で無菌性非晶質アミフォスチンからなるアミフォスチン剤形。 - 【請求項2】 熱安定性で無菌性非晶質アミフォスチンを含む、製薬上許容
されるビヒクルを用いて、被験体への非経口投与のための注入可能で微粒子を含
まない医薬品に再構成するのに適したアミフォスチン剤形。 - 【請求項3】 アミフォスチンを含む熱安定性の非晶質の無菌性剤形。
- 【請求項4】 製薬上許容されるビヒクルを用いて、被験体への非経口投与
のための注入可能で微粒子を含まない医薬品に再構成するのに適した、無菌性ア
ミフォスチンを含む熱安定性の非晶質剤形。 - 【請求項5】 さらに安定剤を含む、請求項1記載の剤形。
- 【請求項6】 安定剤が実質的に非晶質である、請求項5記載の剤形。
- 【請求項7】 安定剤がアミドまたはアミノ酸である、請求項5記載の非晶
質剤形。 - 【請求項8】 アミドまたはアミノ酸が、ニコチンアミド、ニコチンアミド
誘導体、ニコチン酸、ニコチン酸誘導体、グリシン、アラニン、バリン、ロイシ
ン、イソロイシン、フェニルアラニン、トリプトファン、アスパラギン、および
これらの混合物からなる群より選択される、請求項7記載の剤形。 - 【請求項9】 安定剤のアミフォスチンに対するモル比が約0.05と約5.0の
間である、請求項5記載の剤形。 - 【請求項10】 安定剤のアミフォスチンに対するモル比が約0.1と約1.0の
間である、請求項9記載の剤形。 - 【請求項11】 安定剤のアミフォスチンに対するモル比が約0.2と約0.5の
間である、請求項10記載の剤形。 - 【請求項12】 さらに賦形剤を含む、請求項1または5のいずれか1項記
載の剤形。 - 【請求項13】 賦形剤が、塩化ナトリウム、クエン酸、酒石酸、ゼラチン
、ポリビニルピロリドン、ジエチレントリアミン五酢酸、エチレンジアミン四酢
酸、デオキシコール酸ナトリウム、タウロコール酸ナトリウム、デキストロース
、スクロース、ソルビトール、イノシトール、デキストラン、マンニトール、カ
ルボキシメチルセルロースナトリウム塩、およびこれらの混合物からなる群より
選択される、請求項12記載の剤形。 - 【請求項14】 上記の剤形が約0重量%と約20重量%の間の含水量を有す
る、請求項1、5または12のいずれか1項記載の剤形。 - 【請求項15】 上記の剤形が約0重量%と約15重量%の間の含水量を有す
る、請求項14記載の剤形。 - 【請求項16】 上記の剤形が約0.5重量%と約6重量%の間の含水量を有
する、請求項15記載の剤形。 - 【請求項17】 上記の剤形を、バイアル瓶に密封して約40℃の温度で約1
週間維持したときに、アミフォスチンの総重量に基づく重量%で、約5重量%未
満の2-[(3-アミノプロピル)アミノ]エタンチオールが形成される、請求項1記
載の剤形。 - 【請求項18】 上記の剤形を、バイアル瓶に密封して約40℃の温度で約1
週間維持したときに、アミフォスチンの総重量に基づく重量%で、約4重量%未
満の2-[(3-アミノプロピル)アミノ]エタンチオールが形成される、請求項17記
載の剤形。 - 【請求項19】 上記の剤形を、不活性ガスを満たしたバイアル瓶に密封し
て約40℃の温度で約1週間維持したときに、アミフォスチンの総重量に基づく重
量%で、約3重量%未満の2-[(3-アミノプロピル)アミノ]エタンチオールが形
成される、請求項18記載の剤形。 - 【請求項20】 上記の剤形を、バイアル瓶に密封して約25℃の温度で約1
か月間維持したときに、アミフォスチンの総重量に基づく重量%で、約5重量%
未満の2-[(3-アミノプロピル)アミノ]エタンチオールが形成される、請求項1
記載の剤形。 - 【請求項21】 上記の剤形を、バイアル瓶に密封して約25℃の温度で約1
か月間維持したときに、アミフォスチンの総重量に基づく重量%で、約4重量%
未満の2-[(3-アミノプロピル)アミノ]エタンチオールが形成される、請求項20
記載の剤形。 - 【請求項22】 上記の剤形を、バイアル瓶に密封して約25℃の温度で約1
か月間維持したときに、アミフォスチンの総重量に基づく重量%で、約3重量%
未満の2-[(3-アミノプロピル)アミノ]エタンチオールが形成される、請求項21
記載の剤形。 - 【請求項23】 上記の剤形を、バイアル瓶に密封して約25℃の温度で約1
か月間維持したときに、アミフォスチンの総重量に基づく重量%で、約2重量%
未満の2-[(3-アミノプロピル)アミノ]エタンチオールが形成される、請求項22
記載の剤形。 - 【請求項24】 上記の剤形を、バイアル瓶に密封して約5℃の温度で約2
年間維持したときに、アミフォスチンの総重量に基づく重量%で、約3重量%未
満の2-[(3-アミノプロピル)アミノ]エタンチオールが形成される、請求項1記
載の剤形。 - 【請求項25】 上記の剤形を、バイアル瓶に密封して約5℃の温度で約2
年間維持したときに、アミフォスチンの総重量に基づく重量%で、約2重量%未
満の2-[(3-アミノプロピル)アミノ]エタンチオールが形成される、請求項24記
載の剤形。 - 【請求項26】 上記の剤形を、バイアル瓶に密封して約5℃の温度で約2
年間維持したときに、アミフォスチンの総重量に基づく重量%で、約1重量%未
満の2-[(3-アミノプロピル)アミノ]エタンチオールが形成される、請求項25記
載の剤形。 - 【請求項27】 製薬上許容されるビヒクルを用いて、被験体への非経口投
与のための注入可能で微粒子を含まない医薬品に再構成するのに適した無菌性非
晶質アミフォスチンからなる、室温で安定なアミフォスチン剤形。 - 【請求項28】 製薬上許容されるビヒクルを用いて、被験体への非経口投
与のための注入可能で微粒子を含まない医薬品に再構成するのに適した無菌性非
晶質アミフォスチンからなる、室温で安定な非晶質剤形。 - 【請求項29】 剤形を、バイアル瓶に密封して約5℃の温度で約2年間維
持したときに、アミフォスチンの総重量に基づく重量%で、約3重量%未満の2-
[(3-アミノプロピル)アミノ]エタンチオールが形成される、無菌性非晶質アミフ
ォスチンを含む冷蔵で安定な剤形。 - 【請求項30】 主として熱安定性で無菌性非晶質アミフォスチンからなる
アミフォスチン剤形。 - 【請求項31】 熱安定性で無菌性非晶質アミフォスチンからなるアミフォ
スチン剤形。 - 【請求項32】 無菌性非晶質アミフォスチンおよびニコチンアミドを含み
、アミフォスチンとニコチンアミドの重量比が約4:1と約10:1の間である、熱安
定性剤形。 - 【請求項33】 アミフォスチンとニコチンアミドの重量比が約8:1である
、請求項32記載の剤形。 - 【請求項34】 さらに安定剤を含む、請求項27または29のいずれか1項記
載の剤形。 - 【請求項35】 さらに賦形剤からなる、請求項27または29のいずれか1項
記載の剤形。 - 【請求項36】 上記の剤形が約0重量%と約20重量%の間の含水量を有す
る、請求項27または29記載の剤形。 - 【請求項37】 上記の剤形が実質的に非晶質である、請求項1、2、3、
27、28または28のいずれか1項記載の剤形。 - 【請求項38】 上記の剤形が重量で少なくとも約80%非晶質である、請求
項1、2、3、27、28または28のいずれか1項記載の剤形。 - 【請求項39】 上記の剤形が重量で少なくとも約90%非晶質である、請求
項1、2、3、27、28または28のいずれか1項記載の剤形。 - 【請求項40】 無菌性アミフォスチン水溶液を凍結乾燥することを含む非
晶質アミフォスチンの熱安定性剤形の製造方法であって、上記の凍結乾燥が、 約−70℃と約−10℃の間の第1の平均温度を有し、約1時間と約15時間の間の
第1の期間にわたって続く凍結サイクル、および、 約−45℃と約10℃の間の第2の平均温度を有し、約8時間と約100時間の間の
第2の期間にわたって続く一次乾燥サイクル からなる非晶質アミフォスチンの熱安定性剤形の製造方法。 - 【請求項41】 水溶液が実質的にアルコールを含まない、請求項40記載の
方法。 - 【請求項42】 水溶液が約6と約9の間のpHを有する、請求項40記載の方
法。 - 【請求項43】 さらに凍結乾燥の前に水溶液に安定剤を溶解することを含
む、請求項40記載の方法。 - 【請求項44】 さらに凍結乾燥の前に水溶液に賦形剤を溶解することを含
む、請求項40記載の方法。 - 【請求項45】 さらに凍結乾燥により形成された生成物を安定剤と混合す
ることからなる、請求項40記載の方法。 - 【請求項46】 さらに凍結乾燥により形成された生成物を賦形剤と混合す
ることを含む、請求項40記載の方法。 - 【請求項47】 安定剤がアミド、アミノ酸、または製薬上許容される塩基
である、請求項43または45記載の方法。 - 【請求項48】 アミドまたはアミノ酸が、ニコチンアミド、ニコチンアミ
ド誘導体、ニコチン酸、ニコチン酸誘導体、グリシン、アラニン、バリン、ロイ
シン、イソロイシン、フェニルアラニン、トリプトファン、アスパラギン、およ
びこれらの混合物からなる群より選択される、請求項47記載の方法。 - 【請求項49】 安定剤のバルクアミフォスチンに対するモル比が約0.05と
約5.0の間である、請求項47記載の方法。 - 【請求項50】 安定剤のバルクアミフォスチンに対するモル比が約0.1と
約1.0の間である、請求項49記載の方法。 - 【請求項51】 安定剤のバルクアミフォスチンに対するモル比が約0.2と
約0.5の間である、請求項50記載の方法。 - 【請求項52】 第1の平均温度が約−65℃と約−30℃の間である、請求項
40記載の方法。 - 【請求項53】 第1の平均温度が約−55℃と約−40℃の間である、請求項
52記載の方法。 - 【請求項54】 第1の時間が約2時間と約10時間の間である、請求項40記
載の方法。 - 【請求項55】 第1の時間が約5時間と約8時間の間である、請求項54記載
の方法。 - 【請求項56】 第2の平均温度が約−35℃と約0℃の間である、請求項40
記載の方法。 - 【請求項57】 第2の平均温度が約−30℃と約−10℃の間である、請求項
56記載の方法。 - 【請求項58】 第2の時間が約16時間と約86時間の間である、請求項40記
載の方法。 - 【請求項59】 第2の時間が約24時間と約72時間の間である、請求項58記
載の方法。 - 【請求項60】 溶液の凍結乾燥がさらに、約−25℃と約40℃の間の第3の
平均温度および約0.5時間と約48時間の間の第3の平均時間を有する二次乾燥工
程を含む、請求項40記載の方法。 - 【請求項61】 第3の平均温度が約−15℃と約40℃の間である、請求項60
記載の方法。 - 【請求項62】 第3の平均温度が約0℃と約35℃の間である、請求項61記
載の方法。 - 【請求項63】 第3の時間が約2時間と約36時間の間である、請求項60記
載の方法。 - 【請求項64】 第3の時間が約6時間と約24時間の間である、請求項63記
載の方法。 - 【請求項65】 さらに溶液を凍結乾燥した後にバイアル瓶に乾燥栓を用い
て栓をすることを含む、請求項40記載の方法。 - 【請求項66】 水溶液を、アミフォスチン剤形が約0重量%と約20重量%
の間の含水量を有するような条件で凍結乾燥する、請求項40記載の方法。 - 【請求項67】 水溶液を、アミフォスチン剤形が約0重量%と約15重量%
の間の含水量を有するような条件で凍結乾燥する、請求項66記載の方法。 - 【請求項68】 水溶液を、アミフォスチン剤形が約0.5重量%と約6重量
%の間の含水率を有するような条件で凍結乾燥する、請求項67記載の方法。 - 【請求項69】 請求項40記載の方法により形成された非晶質アミフォス
チンの熱安定性剤形。
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