JP2002528603A - 閉鎖沸騰混合物または共沸混合物を抽出蒸留する精留塔 - Google Patents

閉鎖沸騰混合物または共沸混合物を抽出蒸留する精留塔

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Abstract

(57)【要約】 本発明の対象は、精留塔主要区間(204)と、精留塔主要区間の上方に配置されたラフィネート区間(205)と、精留塔下端部に配置された蒸発装置(208)と、精留塔主要区間とラフィーネ区間の間に配置された入口(214)と、ラフィネート区間(205)の上側に配置された、抽出剤供給のための溶媒入口(215)とを備えた、抽出蒸留用精留塔である。精留塔主要区間(204)は本発明に従い、平行に接続された2つの小室(216,217)を備えている。精留塔溜め(221)と精留塔主要区間(204)の間には、精留塔ストリッピング部分(222)が配置されている。この精留塔ストリッピング部分内では、上側から下側に向けて抽出剤の濃縮が行われる。精留塔溜め(221)は抽出剤を還流さるための装置(223)によって溶媒入口(215)に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、精留塔主要区間と、精留塔主要区間の上方に設けられたラフィネー
ト区間と、 少なくとも1個の蒸発器を有する、精留塔の下端に設けられた蒸発装置と、 ラフィネート排出部と凝縮器と凝縮器で液化されたラフィネートの一部を回収
するための装置とを有する、精留塔のヘッドに設けられた構造体と、 精留塔主要区間とラフィネート区間の間に配置された、分離すべき出発混合物
を装入するための入口と、 ラフィネート区間の上側に配置された、抽出剤を装入するための溶媒入口とを
備えた、 閉鎖(クローズ)沸騰混合物または共沸混合物を抽出蒸留する精留塔に関する
【0002】 抽出蒸留するための公知の設備は、上記の精留塔のほかに、他の精留塔を備え
ている。この精留塔内で、第1の精留塔から排出される溜め生成物が純粋な抽出
剤と純粋な製品流に分離される(ULIMANN 著の技術的な化学の百科全書、第2巻
、第4版、第511頁;欧州特許第0216991号)。抽出剤は第2の精留塔
の溜めに沈澱し、第1の精留塔の溶媒入口に再び供給される。第2の精留塔のヘ
ッドから、純粋な生成物流(以下、抽出物と呼ぶ)が排出される。抽出剤を回収
するための公知の手段の範囲内で必要な第2の精留塔は、複数の理論的分離底を
有する浮上部分として形成された、入口の上方の精留塔区間と、ストリッピング
部分として形成された、入口の下方の精留塔リングと、溜め加熱装置と、精留塔
のヘッドに配置され、生成物排出部と凝縮器と凝縮器内で液化された生成物を部
分的に回収するための装置とを有する構造体を備えている。
【0003】 配管を含めて2個の精留塔を備えた設備を設置するために、かなりのスペース
を必要とし、既存の化学設備内に設置しなければならないときに、しばしばスペ
ースが供されない。
【0004】 ドイツ連邦共和国特許出願公開第3327952号公報により、抽出蒸留のた
めの精留塔が知られている。この精留塔により、共沸2物質混合物をその個々の
成分に分離することができる。精留塔は、平行に接続された2つの小室を有する
精留塔主要区間を備えている。この場合、一方の小室の上側と下側は開放し、こ
の小室は抽出剤を含む混合物からラフィネートを分離するためのストリッピング
部分として形成されている。他の小室の上側は精留塔の内室に対して閉鎖され、
下側だけが開放している。この小室の側方排出部から、実質的に抽出剤を含まな
い生成物を排出可能である。更に、精留塔下端部に設けられた精留塔溜めは、抽
出剤回収のための装置によって溶媒入口に接続されている、 本発明の根底をなす課題は、分離のために必要なストリッピング蒸気量を両小
室に供給可能であり、高い純度の抽出剤を精留塔溜めから溶媒入口に戻すことが
できるように、ドイツ連邦共和国特許出願公開第3327952号公報によって
知られている構造の精留塔を形成することである。
【0005】 本発明とこの課題の解決策の対象は、 平行に接続された2つの小室を備えた精留塔主要区間と、 精留塔主要区間の上方に設けられたラフィネート区間と、 少なくとも1個の蒸発器を有する、精留塔の下端に設けられた蒸発装置と、 ラフィネート排出部と凝縮器と凝縮器で液化されたラフィネートの一部を還流
するための装置とを有する、精留塔のヘッドに設けられた構造体と、 精留塔主要区間とラフィネート区間の間に配置された、分離すべき出発混合物
を装入するための入口と、 ラフィネート区間の上側に配置された、抽出剤を装入するための溶媒入口とを
備え、 精留塔主要区間の一方の小室の上側と下側が開放し、この小室が物質交換を改
善するための内部構造物を備え、かつ抽出剤を含む混合物からラフィネートを分
離するための複数の理論的分離段を有するストリッピング部分として形成され、
他の小室の上側が精留塔の内室に対して閉鎖され、下側が開放し、物質交換を促
進するための内部構造物を含み、そして内部構造物の上方の空間内に、実質的に
抽出剤を含まない生成物を蒸気の形態で排出しかつ液化された生成物部分流を還
流するための装置を備え、精留塔下端部に設けられた精留塔溜めが、抽出剤回収
のための装置によって溶媒入口に接続されている、 閉鎖(クローズ)沸騰混合物または共沸混合物を抽出蒸留する精留塔において
、本発明に従い、 精留塔溜めと精留塔主要区間との間に、複数の理論的分離段を有する精留塔ス
トリッピング部分が配置され、この精留塔ストリッピング部分内で上側から下側
に、抽出剤の濃縮が行われ、 精留塔主要区間の下方に、ガスを通す捕集底が配置され、この捕集底の液体出
口が、精留塔主要区間の両小室から排出される液体を加熱するための連続加熱器
に接続され、 この連続加熱器から出る加熱された混合物が、捕集底の下方で精留塔のストリ
ッピング部分に供給可能であることを特徴とする。
【0006】 本発明の有利な実施形では、連続加熱器の加熱が、精留塔溜めから排出される
抽出剤流との熱交換によって行われる。
【0007】 本発明により、抽出蒸留設備は、抽出剤を回収するための精留塔区間と抽出物
を濃縮するための精留塔区間が統合されるので、精留塔が1個に減少する。抽出
剤はラフィネート区間の上方で装入される。出発混合物の成分の一部は好ましく
は、抽出物として溶解し、ラフィネート区間において抽出剤流によって洗い落と
される。出発材料の他の部分は、ラフィネートとして蒸気の形態で精留塔ヘッド
に移動する。上側と下側が開放した、精留塔主要区間の小室内で、溶解したラフ
ィネート成分が蒸気ストリッピングによって減損する。この小室の下側から、混
合物が流出する。この混合物は実質的に抽出剤とその中に溶けた抽出物とからな
り、少なくとも溶解したラフィネートの微量を含んでいる。その下に配置された
精留塔ストリッピング部分内で、抽出物が蒸気ストリッピングによって抽出剤か
ら除去される。精留塔内で上昇する蒸気の部分流は、下側と上側が開放した精留
塔主要区間の小室に入り、ラフィネートをストリッピングする。他の部分流は、
精留塔の内室に対して上側が閉じた精留塔主要区間の第2の小室に入る。この小
室(以下、生成物区間とも呼ぶ)では、溶媒分圧に相応して生成物蒸気と共に上
昇する抽出剤が、生成物還流によって減損し、生成物還流によって精留塔ストリ
ッピング部分に案内される。精留塔溜めには、抽出剤がほぼ純粋な形態で沈澱す
る。抽出剤は冷却され、ラフィネート区間の上方の溶媒入口に再び供給される。
【0008】 本発明の範囲内では、精留塔主要区間がほぼ並べて配置された独立した2個の
円筒状の精留塔リングからなり、この精留塔リングはその下端のところで、分配
器によって精留塔ストリッピング部分に接続されている。しかし、精留塔主要区
間が円筒状の精留塔リングとして形成され、この精留塔リングがラフィネート区
間を形成する精留塔区間と精留塔ストリッピング部分との間に組み込まれ、上側
が閉じた小室を形成するインサートを備えていると有利である。インサートは円
筒状に形成され、中央に配置可能である。しかし、インサートが精留塔リングの
外周壁に接続されかつ精留塔の縦方向に延びる隔壁と、この隔壁と精留塔リング
の外周壁区間に接続されたカバーとからなっていると、構造が簡単で有利である
。隔壁は精留塔リングの横断面を2つの区間に分割する。区間の分割は、両小室
への上昇する蒸気の必要な分配に合わせて行われる。
【0009】 ラフィネート区間と精留塔主要区間との間に好ましくは、ガスを通す液体用捕
集底が配置され、この捕集底に液体分配器が接続され、この液体分配器が流出す
る液体を、精留塔主要区間の上側が開放した小室の内部構造物に供給する。
【0010】 本発明による精留塔はラフィーネ領域の上方に、ラフィネート浄化のための精
留塔区間を有し、この精留塔区間は溶媒入口から精留塔のヘッドまで延び、通常
は複数の理論的分離段を備えている。
【0011】 本発明による精留塔は狭い空間で抽出蒸留を可能にする。これは例えば、狭い
スペースの既存の化学設備において、製造能力を拡大するために付加的な抽出蒸
留設備を設置しなければならないときに有利である。驚くべきことに、本発明に
よる精留塔は、技術水準に従って形成された、2個の精留塔を備えた設備よりも
はるかに狭いスペースで済むというだけでなく、装入能力、生成物純度および生
成物収量が同じであるときに、必要なエネルギーが大幅に低減されるということ
が判った。これは次の実施の形態に基づいて明らかになる。
【0012】 次に、1つの実施の形態を示す図に基づいて、本発明を説明する。
【0013】 閉鎖沸騰混合物(クローズ沸騰混合物)または共沸混合物を抽出蒸留するため
の技術水準による設備は、互いに接続された2つの蒸留塔101,102からな
っている(図1)。オーバーヘッド生成物103が純粋な形で分離される第1の
蒸留塔101は、下側から上側に向けて、蒸留塔主要区間104と、ラフィネー
ト区間105と、ラフィネート浄化のための蒸留塔区間106とを備えている。
蒸留塔区間は蒸気相と液相の間で物質交換を促進するための、例えば充填物構造
体の形をした内部構造物を含んでいる。この内部構造物107はそれぞれ複数の
理論的分離段を形成する。蒸留塔下端部には、蒸発装置108が設けられている
。この蒸発装置は本実施の形態では、上下に配置された2個の連続流式蒸発器1
09を備えている。蒸留塔ヘッドはラフィネート排出部111と、凝縮器112
を備えた構造体110と、凝縮器112内で液化されたラフィネートの一部を還
流するための装置113を備えている。
【0014】 分離すべき炭化水素混合物、例えば香気物質/非香気物質、オレフィン/パラ
フィンまたはオレフィン/パラフィン/ジオレフィンは、蒸留塔主要区間104
とラフィネート区間105との間に配置された入口114を経て蒸留塔に装入さ
れる。抽出剤、例えば炭化水素混合物を分離するための極性溶媒は、溶媒入口1
15を経てラフィネート区間105の上側に供給される。凝縮器112を水で凝
縮し、冷やすことにより、蒸留塔のヘッドから、香気物質またはオレフィン/ジ
オレフィンの乏しいオーバーヘッド生成物(ラフィネート)が蒸気の形態で排出
される。凝縮物の一部は蒸留塔101に戻され、そこで抽出剤の微量を逆洗する
ために役立つ。この抽出剤はその分圧に従って蒸留塔101からラフィネートと
共に出る。ラフィネートを蒸発させためおよび蒸留塔の下側部分で汚染物をスト
リッピングするために必要な蒸気は、電気的に加熱される蒸発器109によって
発生させられる。蒸留塔101の溜めには、実質的に抽出剤と香気物質、オレフ
ィンまたはジオレフィンからなる混合物が沈澱する。溜め混合物は管路116を
経て第2の蒸留塔102に案内される。この第2の蒸留塔は以下、ストリッパー
蒸留塔と呼ぶ。このストリッパー蒸留塔102は入口116の上方の浮上部分(
膨張部分)117と、入口116の下方のストリッピング部分118を備え、同
様に、物質交換を促進するための内部構造物107、例えば充填物構造体を含ん
でいる。ストリッパー蒸留塔102は溜め加熱装置119を備え、蒸気の形態の
オーバーヘッド生成物を排出し、凝縮し、オーバーヘッド生成物の一部を蒸留塔
102に戻すためのヘッド側の構造体120を備えている。例えば2個の強制連
続蒸発器からなる溜め加熱装置119は、分離すべき炭化水素製品と抽出剤の一
部を蒸発させる。蒸気は管路121を経て蒸留塔から出て、後続配置の凝縮器1
22内で水によって凝縮され、かつ冷やされる。凝縮物の一部は還流管路123
を経て蒸留塔102に再び供給され、そこで微量の抽出剤を逆洗する働きをする
。残りは管路124を経て純製品として排出される。蒸留された抽出剤はストリ
ッパー蒸留塔102の溜めから排出され、熱交換器125において水によって、
抽出蒸留のために必要な温度まで冷やされ、そして抽出剤戻し装置126を経て
第1の蒸留塔101に戻される。
【0015】 図2に示した本発明による精留塔201は同様に下側から上側に向けて、精留
塔主要区間204と、ラフィネート区間205と、ラフィネート区間の上方にあ
る、ラフィネート浄化のための精留塔区間206を備えている。精留塔区間20
4,205,206は、蒸気相と液相の間で物質交換を促進するための内部構造
物207、例えば充填物構造体を備えている。下側の精留塔端部には、少なくと
も1個の蒸発器209を備えた蒸発装置208が設けられている。精留塔のヘッ
ドには、ラフィネート排出部211と、凝縮器212と、凝縮器212内で液化
されたラフィネートの一部を戻すための装置213とを備えた構造体210が設
けられている。分離すべき物質混合物、例えば香気物質/非香気混合物、オレフ
ィン/パラフィン混合物またはオレフィン/パラフィン/ジオレフィン混合物は
、入口214を経て、精留塔主要区間204とラフィネート区間205の間に装
入される。抽出剤は溶媒入口215からラフィネート区間205の上側に供給さ
れる。これらの点では、精留塔201の構造は技術水準と同一である。
【0016】 精留塔主要区間204は本発明に従い、平行に接続配置された2つの小室21
6,217を備えている。一方の小室216は上側と下側が開放し、蒸気相と液
相の間で物質交換を改善するための内部構造物207を備え、抽出剤を含む混合
物からラフィネートを分離するための複数の理論的分離段を蒸留部分として備え
ている。他の小室217は上側が閉鎖され、下側が開放している。この小室は同
様に、蒸気相と液相の間で物質交換を改善するための内部構造物207を備えて
いる。内部構造物207の上方の一方の小室内には、実質的に抽出剤を含まない
抽出物の蒸気の形態の生成物排出のための装置と、凝縮器220で液化された生
成物部分流を戻すための装置が設けられている。本発明に従い更に、精留塔溜め
221と抽出塔主要区間204との間には、抽出塔ストリッピング部分222が
配置されている。この抽出塔ストリッピング部分内で、上側から下側に、抽出剤
の濃縮が行われる。精留塔ストリッピング部分222は内部構造物207を備え
ている。この内部構造物は複数の理論的分離段を形成している。精留塔溜め22
1は抽出剤戻し装置223によって溶媒入口215に接続されている。
【0017】 精留塔主要区間204は円筒状の精留塔リングとして形成されている。この精
留塔リングはラフィネート区間205を形成する精留塔区間と、精留塔ストリッ
ピング部分222との間に組み込まれ、インサート224を備えている。このイ
ンサート224は本実施の形態では精留塔リングの外周壁に接続されかつ精留塔
の縦方向に延びる隔壁225と、カバー226とからなっている。このカバーは
隔壁225と精留塔リングの外周壁部分に接続されている。精留塔主要区間20
4の上方には、ガスを通す液体用捕集底227が配置されている。この捕集底2
27で捕集される液体は液体分配器228を経て、精留塔主要区間204の上側
が開放した小室216の内部構造物207に供給され、しかも入口214を経て
供給される出発混合物と共に供給される。
【0018】 精留塔ストリッピング部分222と精留塔主要区間204との間には、精留塔
主要区間204の両小室216,217から出る液体を加熱するための装置22
9が配置されている。この装置は連続加熱器230を備えている。精留塔主要区
間204の下方には、ガスを通す捕集底231が配置され、この捕集底は連続加
熱器230に接続された液体出口を備えている。連続加熱器230から出る加熱
された混合物は捕集底231の下方で、精留塔のストリッピング部分222に供
給可能である。
【0019】 溶媒入口215から精留塔201のヘッドまで延びる上側の精留塔区間206
は、ラフィネート浄化のために役立つ。液状の還流ラフィネートはヘッドに供給
される。この場合、上昇する蒸気との物質交換により、抽出剤の残りが蒸気流か
ら分離される。この精留都区間206の下端には、抽出剤を含むラフィネートが
液状に溜まる。このラフィネートは溶媒入口215を経て供給された抽出剤と混
合され、ラフィネート区間205に導入される。ラフィネート区間205の下側
から排出される液体は、分離すべき供給混合物214と共に、上側と下側が開放
した小室216に供給される。この小室は精留塔主要区間204のストリッピン
グ部分を形成する。精留塔主要区間204のストリッピング部分216から下側
に流出する液体は実質的に、抽出剤と、抽出剤によって一緒に運ばれて来た抽出
物、例えば香気物質、オレフィン、ジオレフィンからなっている。この液体は精
留塔主要区間204の第2の小室217の下側から流出する、少量の抽出剤を含
む液体と混合され、装置229によって熱を供給した後で、下側に接続された精
留塔ストリッピング部分222に導入される。上昇する蒸気との物質交換により
、溜め生成物が生じる。この溜め生成物は実質的に純粋な抽出剤からなっている
。精留塔ストリッピング部分222から上昇する、抽出物を多く含む蒸気は、部
分流として、精留塔主要区間204の上側と下側が開放した小室216に入り、
ラフィネートをストリッピングするために役立つ。他の部分は上側が閉じた精留
塔主要区間204の小室217を通過する。この場合、液状のオーバーヘッド生
成物219との物質交換により、抽出剤の残りは蒸気から分離される。ほぼ純粋
な抽出蒸気は小室217の上端から管路218によって排出され、凝縮器220
で液化される。部分流は還流管路219を経て精留塔201に再び供給され、他
の部分は生成物管路232に排出される。精留塔下端部でほぼ純粋な形で生じる
抽出剤は、精留塔溜め221に付設された蒸発器209を通って案内される。こ
の場合、部分流が蒸発し、蒸気として精留塔ストリッピング部分222内に上昇
する。精留塔溜め221から液状抽出剤が排出され、熱交換器233内で冷却水
によって、分離供給のために必要な温度に冷やされ、溶媒入口215を経て再び
精留塔201に供給される。
【0020】 図3に示した本発明による精留塔の実施の形態の場合には、連続加熱器230
の加熱は精留塔溜め221から排出される抽出剤流との熱交換によって行われる
。後続配置の熱交換器233では、液状抽出剤は続いて、分離供給のために必要
な温度まで更に冷やされ、溶媒入口215を経て再び精留塔201に供給される
【0021】 本発明による精留塔については、多彩な用途がある。供給製品として、完全に
還元された熱分解ガソリン、接触改質ガソリンまたは水素化精製されたコークス
炉ベンゼンの留分を使用することができる。水蒸気分解またはFCC分解のC4 留分は、ブタジエンおよびまたはブテンを製出するために使用可能である。水蒸
気分解またはFCC分解のC4 留分から、本発明に精留塔によって、イソプレン
およびまたはピペリレンが製出可能である。抽出剤としての極性溶媒によって、
完全に還元された熱分解ガソリン、接触改質ガソリンまたは水素化精製されたコ
ークス炉ベンゼンのC6 留分から、高い純度のベンゼンが製出される。完全に還
元された熱分解ガソリン、接触改質ガソリンまたは水素化精製されたコークス炉
ベンゼンのC6 /C7 留分から、本発明による精留塔を使用して、高い純度のベ
ンゼンと低質のトルエンが製出可能である。完全に還元された熱分解ガソリン、
接触改質ガソリンまたは水素化精製されたコークス炉ベンゼンのC6 /C7 /C 8 留分から、本発明による精留塔によって、高い純度のベンゼンと低質のトルエ
ンとC8 香気物質が製出可能である。粗製熱分解ガソリンのC8 留分から、重合
品質を有するスチレンを製出可能である。炭化水素を分離するための抽出剤とし
ては、極性溶媒が適している。本発明による精留塔の運転時にも使用可能である
、実際に有効な抽出蒸留のための抽出剤は、スルホラン、N−メチルピロリドン
、ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ジチルスルホキシド、ジメチルフォ
ルムアミド、エチレングリコールおよびこれらの物質の混合物である。更に、抽
出剤としては、モルホリン、N−置換モルホリン、場合によっては上述の抽出剤
との混合物を使用可能である。上述の抽出剤に水を添加してもよい。
【0022】 比較試験 図1に示した設備と図2に示した精留塔によって、比較試験を行った。図1に
よる技術水準に従って形成された設備の両蒸留塔101,102は、それぞれ7
2mmの直径を有し、充填物構造体を備えていた。抽出作動する第1の蒸留塔1
01内の充填物高さは全体で5.5mmであり、充填物構造体は次のように分配
されていた。 蒸留塔主要区間(104): 3mの充填物高さ ラフィネート区間(105): 2mの充填物高さ ラフィネート領域の上方の蒸留塔部分(106): 0.5mの充填物高さ ストリッパー蒸留塔102は全体の高さが3mの充填物構造体を有し、蒸留分
118の充填物高さが1mで、上昇部分117の充填物高さが2mであった。
【0023】 本発明に従って図2に示すように形成された精留塔201は同様に、72mm
の直径を有し、充填物構造体を備えていた。この充填物構造体は次のように分配
されていた。 精留塔ストリッピング部分(222): 1mの充填物高さ 精留塔主要区間のストリッピング部分(216): 3mの充填物高さ 精留塔主要区間の平行な小室(217): 2mの充填物高さ ラフィネート区間(205): 2mの充填物高さ ラフィネート浄化用の上側の精留塔区間(206):0.5mの充填物高さ例1: 完全に還元された熱分解ガソリンのC6 部分から、純粋ベンゼンの製出が試み
られた。投入混合物は次の組成を有していた。
【0024】 C5 −パラフィン 0.04 重量% シクロペンタン 3.49 重量% C6 −パラフィン 14.34 重量% メチルシクロペンタン 10.15 重量% ベンゼン 63.02 重量% シクロヘキサン 3.93 重量% C7 −パラフィン 3.49 重量% ジメチルシクロペンタン 1.34 重量% メチルシクロペンタン 0.20 重量% トルエン 0.01 重量%以下 ────────────────────────────── 合計 100.00 重量% 選択的な溶媒として、N−フォルミルモルホリンが使用された。次の表は、2
個の蒸留塔を備えた技術水準による設備(I)と、本発明による精留塔(II)
との抽出蒸留の結果を比較して示す。物質流れ、加熱出力、ベンゼン収量および
製品純度が記載されている。製品収量と製品純度がほぼ同一の値の場合、本発明
による精留塔の運転は、技術水準に従って形成された設備の加熱出力と比較して
、16.3%だけ小さい加熱出力を必要とする。 ┌───────────────────┬────┬────┬────┐ │例1 │ │ I │ II │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │投入量 │ kg/h │ 3.49 │ 3.50 │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │抽出剤投入 │ kg/h │ 12.00 │ 12.00 │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │ラフィネート量 (管路103,203) │ kg/h │ 1.32 │ 1.31 │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │ラフィネート還流 │ kg/h │ 0.65 │ 0.66 │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │製品量(管路124,232) │ kg/h │ 2.17 │ 2.19 │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │製品還流 │ kg/h │ 1.09 │ 0.55 │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │蒸留塔101 の加熱出力 │ W │ 394 │ │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │ストリッパー蒸留塔102 の加熱出力 │ W │ 566 │ │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │両蒸留塔の加熱出力の合計 │ W │ 960 │ │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │本発明の精留塔201 の加熱出力 │ W │ │ 804 │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │慣用の蒸留塔と比較した、本発明の精留塔│ │ │ │ │の使用時の加熱出力の低減 │ % │ │ 16.3 │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │ベンゼン収量 │ % │ 99.3 │ 99.4 │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │ベンゼン純度 │ │ │ │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │−非香気物質 │ ppm │ 68 │ 69 │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │−トルエン │ ppm │ 7 │ 6 │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │−溶媒 │ ppm │ 1未満│ 1未満│ └───────────────────┴────┴────┴────┘ 例2: 接触改質ガソリンのC7 部分から、ニトロ化品質を有するトルエンと純粋ベン
ゼンの製出が試みられた。投入混合物は次の組成を有していた。
【0025】 C5 −パラフィン 18.70 重量% C5 −オレフィン 0.65 重量% シクロペンタン 0.39 重量% C6 −パラフィン 2.13 重量% C6 −オレフィン 0.01 重量% メチルシクロペンタン 0.05 重量% ベンゼン 8.40 重量% C7 −パラフィン 14.75 重量% C7 −オレフィン 0.10 重量% C7 −ナフテン 0.15 重量% C8 −パラフィン 0.70 重量% C8 −ナフテン 0.04 重量% トルエン 53.27 重量% C8 −香気物質 0.63 重量% C9 −パラフィン 0.03 重量% ────────────────────────────── 合計 100.00 重量% 抽出蒸留の選択的な溶媒として、N−フォルミルモルホリンが使用された。次
の表は、2個の蒸留塔を備えた技術水準による設備(I)と、本発明による精留
塔(II)との抽出蒸留の結果を比較して示す。物質流れ、加熱出力、製品管路
124または232から排出される香気製品の組成が記載されている。ベンゼン
収量とトルエン収量と香気物質の組成がほぼ同一の値の場合、本発明による精留
塔は、加熱出力の17.9%の大幅な低減を可能にする。 ┌───────────────────┬────┬────┬────┐ │例2 │ │ I │ II │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │投入量 │ kg/h │ 5.59 │ 5.59 │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │抽出剤投入 │ kg/h │ 14.00 │ 14.00 │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │ラフィネート量 (管路103,203) │ kg/h │ 2.11 │ 2.10 │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │ラフィネート還流 │ kg/h │ 1.05 │ 1.05 │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │製品量(管路124,232) │ kg/h │ 3.49 │ 3.48 │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │製品還流 │ kg/h │ 0.77 │ 0.79 │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │蒸留塔101 の加熱出力 │ W │ 556 │ │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │ストリッパー蒸留塔102 の加熱出力 │ W │ 707 │ │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │両蒸留塔の加熱出力の合計 │ W │ 1263 │ │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │本発明の精留塔201 の加熱出力 │ W │ │ 1037 │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │慣用の蒸留塔と比較した、本発明の精留塔│ │ │ │ │の使用時の加熱出力の低減 │ % │ │ 17.9 │ └───────────────────┴────┴────┴────┘ 後続配置の分留する蒸留塔では、純粋香気製品がニトロ化品質を有するトル
ンと純粋ベンゼンに分離可能である。例3: 接触改質ガソリンのC6 部分から、純粋ベンゼンの製出が試みられた。投入混
合物は次の組成を有していた。
【0026】 C5 −パラフィン 12.06 重量% シクロペンタン 0.11 重量% C6 −パラフィン 48.74 重量% メチルシクロペンタン 0.91 重量% ベンゼン 28.53 重量% シクロヘキサン 0.69 重量% C7 −パラフィン 8.81 重量% ジメチルシクロペンタン 0.09 重量% 1─ヘプテン 0.06 重量% トルエン 20ppm ────────────────────────────── 合計 100.00 重量% 抽出蒸留の選択的な溶媒として、N−フォルミルモルホリンが使用された。次
の表は、2個の蒸留塔を備えた技術水準による設備(I)と、本発明による精留
塔(II)との抽出蒸留の結果を比較して示す。物質流れ、加熱出力、ベンゼン
収量および製品純度が記載されている。製品収量と製品純度がほぼ同一の値の場
合、本発明による精留塔の運転は、技術水準に従って形成された設備の加熱出力
と比較して、29.2%だけ小さい加熱出力を必要とする。 ┌───────────────────┬────┬────┬────┐ │例3 │ │ I │ II │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │投入量 │ kg/h │ 5.21 │ 5.20 │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │抽出剤投入 │ kg/h │ 11.98 │ 12.00 │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │ラフィネート量 (管路103,203) │ kg/h │ 3.73 │ 3.73 │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │ラフィネート還流 │ kg/h │ 1.86 │ 1.85 │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │製品量(管路124,232) │ kg/h │ 1.48 │ 1.50 │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │製品還流 │ kg/h │ 1.92 │ 0.28 │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │蒸留塔101 の加熱出力 │ W │ 725 │ │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │ストリッパー蒸留塔102 の加熱出力 │ W │ 495 │ │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │両蒸留塔の加熱出力の合計 │ W │ 1220 │ │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │本発明の精留塔201 の加熱出力 │ W │ │ 864 │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │慣用の蒸留塔と比較した、本発明の精留塔│ │ │ │ │の使用時の加熱出力の低減 │ % │ │ 29.2 │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │ベンゼン収量 │ % │ 99.5 │ 99.5 │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │ベンゼン純度 │ │ │ │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │−非香気物質 │ ppm │ 4 │ 6 │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │−トルエン │ ppm │ 8 │ 70 │ ├───────────────────┼────┼────┼────┤ │−溶媒 │ ppm │ 1未満│ 1未満│ └───────────────────┴────┴────┴────┘
【図面の簡単な説明】
【図1】 閉鎖沸騰混合物または共沸混合物を抽出蒸留するための技術水準による設備を
示す図である。
【図2】 抽出蒸留のための本発明による精留塔を示す図である。
【図3】 本発明による精留塔の他の実施の形態を示す図である。
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月1日(2000.12.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】 溶媒入口215から精留塔201のヘッドまで延びる上側の精留塔区間206
は、ラフィネート浄化のために役立つ。液状の還流ラフィネートはヘッドに供給
される。この場合、上昇する蒸気との物質交換により、抽出剤の残りが蒸気流か
ら分離される。この精留等区間206の下端には、抽出剤を含むラフィネートが
液状に溜まる。このラフィネートは溶媒入口215を経て供給された抽出剤と混
合され、ラフィネート区間205に導入される。ラフィネート区間205の下側
から排出される液体は、分離すべき供給混合物214と共に、上側と下側が開放
した小室216に供給される。この小室は精留塔主要区間204のストリッピン
グ部分を形成する。精留塔主要区間204のストリッピング部分216から下側
に流出する液体は実質的に、抽出剤と、抽出剤によって一緒に運ばれて来た抽出
物、例えば香気物質、オレフィン、ジオレフィンからなっている。この液体は精
留塔主要区間204の第2の小室217の下側から流出する、少量の抽出剤を含
む液体と混合され、装置229によって熱を供給した後で、下側に接続された精
留塔ストリッピング部分222に導入される。上昇する蒸気との物質交換により
、溜め生成物が生じる。この溜め生成物は実質的に純粋な抽出剤からなっている
。精留塔ストリッピング部分222から上昇する、抽出物を多く含む蒸気は、部
分流として、精留塔主要区間204の上側と下側が開放した小室216に入り、
ラフィネートをストリッピングするために役立つ。他の部分は上側が閉じた精留
塔主要区間204の小室217を通過する。この場合、液状のオーバーヘッド生
成物219との物質交換により、抽出剤の残りは蒸気から分離される。ほぼ純粋
な抽出蒸気は小室217の上端から管路218によって排出され、凝縮器220
で液化される。部分流は還流管路219を経て精留塔201に再び供給され、他
の部分は生成物管路232に排出される。精留塔下端部でほぼ純粋な形で生じる
抽出剤は、精留塔溜め221に付設された蒸発器209を通って案内される。こ
の場合、部分流が蒸発し、蒸気として精留塔ストリッピング部分222内に上昇
する。精留塔溜め221から液状抽出剤が排出され、熱交換器233内で冷却水
によって、分離供給のために必要な温度に冷やされ、溶媒入口215を経て再び
精留塔201に供給される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】 本発明による精留塔については、多彩な用途がある。供給製品として、完全に
還元された熱分解ガソリン、接触改質ガソリンまたは水素化精製されたコークス
炉ベンゼンの留分を使用することができる。水蒸気分解またはFCC分解のC4 留分は、ブタジエンおよびまたはブテンを製出するために使用可能である。水蒸
気分解またはFCC分解のC4 留分から、本発明の精留塔によって、イソプレン
およびまたはピペリレンが製出可能である。抽出剤としての極性溶媒によって、
完全に還元された熱分解ガソリン、接触改質ガソリンまたは水素化精製されたコ
ークス炉ベンゼンのC6 留分から、高い純度のベンゼンが製出される。完全に還
元された熱分解ガソリン、接触改質ガソリンまたは水素化精製されたコークス炉
ベンゼンのC6 /C7 留分から、本発明による精留塔を使用して、高い純度のベ
ンゼンと低質のトルエンが製出可能である。完全に還元された熱分解ガソリン、
接触改質ガソリンまたは水素化精製されたコークス炉ベンゼンのC6 /C7 /C 8 留分から、本発明による精留塔によって、高い純度のベンゼンと低質のトルエ
ンとC8 香気物質が製出可能である。粗製熱分解ガソリンのC8 留分から、重合
品質を有するスチレンを製出可能である。炭化水素を分離するための抽出剤とし
ては、極性溶媒が適している。本発明による精留塔の運転時にも使用可能である
、実際に有効な抽出蒸留のための抽出剤は、スルホラン、N−メチルピロリドン
、ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ジチルスルホキシド、ジメチルフォ
ルムアミド、エチレングリコールおよびこれらの物質の混合物である。更に、抽
出剤としては、モルホリン、N−置換モルホリン、場合によっては上述の抽出剤
との混合物を使用可能である。上述の抽出剤に水を添加してもよい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】 比較試験 図1に示した設備と図2に示した精留塔によって、比較試験を行った。図1に
よる技術水準に従って形成された設備の両蒸留塔101,102は、それぞれ7
2mmの直径を有し、充填物構造体を備えていた。抽出作動する第1の蒸留塔1
01内の充填物高さは全体で5.5mであり、充填物構造体は次のように分配さ
れていた。 蒸留塔主要区間(104): 3mの充填物高さ ラフィネート区間(105): 2mの充填物高さ ラフィネート領域の上方の蒸留塔部分(106): 0.5mの充填物高さ ストリッパー蒸留塔102は全体の高さが3mの充填物構造体を有し、蒸留分
118の充填物高さが1mで、上昇部分117の充填物高さが2mであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C U,CZ,DK,EE,ES,FI,GB,GD,GE ,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS, JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,L R,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN ,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU, SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,T R,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA ,ZW (72)発明者 ゲールケ・ヘルムート ドイツ連邦共和国、D−45131 エッセン、 ヘルムストラーセ、22 (72)発明者 エネンバッハ・フランク ドイツ連邦共和国、D−45147 エッセン、 ヴィントミューレンストラーセ、39 (72)発明者 ランケ・ウーヴェ ドイツ連邦共和国、D−45128 エッセン、 ドライリンデンストラーセ、73 Fターム(参考) 4D076 AA11 AA22 AA23 BA01 BB10 BC01 GA02 JA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行に接続された2つの小室(216,217)を備えた精
    留塔主要区間(204)と、 精留塔主要区間の上方に設けられたラフィネート区間(205)と、 少なくとも1個の蒸発器(209)を有する、精留塔の下端に設けられた蒸発
    装置(208)と、 ラフィネート排出部(211)と凝縮器(212)と凝縮器で液化されたラフ
    ィネートの一部を還流するための装置(213)とを有する、精留塔のヘッドに
    設けられた構造体(210)と、 精留塔主要区間(204)とラフィネート区間(205)の間に配置された、
    分離すべき出発混合物を装入するための入口(214)と、 ラフィネート区間の上側に配置された、抽出剤を装入するための溶媒入口とを
    備え、 精留塔主要区間の一方の小室(216)の上側と下側が開放し、この小室が物
    質交換を改善するための内部構造物(207)を備え、かつ抽出剤を含む混合物
    からラフィネートを分離するための複数の理論的分離段を有するストリッピング
    部分として形成され、他の小室(217)の上側が精留塔の内室に対して閉鎖さ
    れ、下側が開放し、物質交換を促進するための内部構造物(207)を含み、そ
    して内部構造物(207)の上方の空間内に、実質的に抽出剤を含まない生成物
    を蒸気の形態で排出しかつ液化された生成物部分流を還流するための装置(21
    8,219)を備え、精留塔下端部に設けられた精留塔溜め(221)が、抽出
    剤回収のための装置(223)によって溶媒入口(215)に接続されている、 閉鎖沸騰混合物または共沸混合物を抽出蒸留する精留塔において、 精留塔溜め(221)と精留塔主要区間(204)との間に、複数の理論的分
    離段を有する精留塔ストリッピング部分(222)が配置され、この精留塔スト
    リッピング部分内で上側から下側に、抽出剤の濃縮が行われ、精留塔主要区間(
    204)の下方に、ガスを通す捕集底(231)が配置され、この捕集底の液体
    出口が、精留塔主要区間(204)の両小室(216,217)から排出される
    液体を加熱するための連続加熱器(230)に接続され、この連続加熱器(23
    0)から出る加熱された混合物が、捕集底(231)の下方で精留塔のストリッ
    ピング部分(222)に供給可能であることを特徴とする精留塔。
  2. 【請求項2】 連続加熱器(230)の加熱が、精留塔溜め(221)から
    排出される抽出剤流との熱交換によって行われることを特徴とする請求項1記載
    精留塔。
  3. 【請求項3】 精留塔主要区間(204)が円筒状の精留塔リングとして形
    成され、この精留塔リングがラフィネート区間(205)を形成する精留塔区間
    と精留塔ストリッピング部分(222)との間に組み込まれ、上側が閉じた小室
    (217)を形成するインサート(224)を備えていることを特徴とする請求
    項1または2記載の精留塔。
  4. 【請求項4】 インサート(224)が、精留塔リングの外周壁に接続され
    かつ精留塔の縦方向に延びる隔壁(225)と、この隔壁(225)と精留塔リ
    ングの外周壁区間に接続されたカバー(226)とからなっていることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれか一つに記載の精留塔。
  5. 【請求項5】 ラフィネート区間(205)と精留塔主要区間(204)と
    の間に、ガスを通す液体用捕集底(227)が配置され、この捕集底(227)
    に液体分配器(228)が接続され、この液体分配器が流出する液体を、精留塔
    主要区間(204)の上側が開放した小室(216)の内部構造物(207)に
    供給することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の精留塔。
  6. 【請求項6】 ラフィネート領域(205)の上方に、ラフィネート浄化の
    ための複数の理論的分離段を有する精留塔区間(206)が配置され、この精留
    塔区間が溶媒入口(215)から精留塔のヘッドまで延びていることを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれか一つに記載の精留塔。
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