JP2002528140A5

JP2002528140A5 -

Info

Publication number: JP2002528140A5
Application number: JP2000579790A
Authority: JP
Filing date: 1999-10-29
Publication date: 2006-12-14

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】一つのＨＣＶ遺伝子型からのエンベロープ蛋白質の立体構造エピトープに結合する個別のモノクローナル抗体を含有する複数のモノクローナル抗体が使用されるＨＣＶ感染の検出方法において、一種以上のＨＣＶ遺伝子型からのエンベロープ蛋白質の立体構造エピトープに結合する個体モノクローナル抗体が使用されることを特徴とするＨＣＶ感染の検出方法。
【請求項２】エンベロープ蛋白質の少なくとも一つの立体構造エピトープに結合する個別のモノクローナル抗体を含有する複数のモノクローナル抗体が使用されるＨＣＶ感染の検出方法において、ＨＣＶの型１及び型２のエピトープに結合する個体モノクローナル抗体が使用されることを特徴とするＨＣＶ感染の検出方法。
【請求項３】ＣＢＨ−２、ＣＢＨ−４Ｄ、ＣＢＨ−４Ｂ、ＣＢＨ−４Ｇ、ＣＢＨ−５、ＣＢＨ−７、ＣＢＨ−８Ｃ、ＣＢＨ−８Ｅ、ＣＢＨ−９、ＣＢＨ−１１及びＣＢＨ−１７なる群より選択されたヒトモノクローナル抗体。
【請求項４】請求項３のヒトモノクローナル抗体を発現するハイブリドーマ。
【請求項５】請求項４のヒトモノクローナル抗体と同一の抗原特異性を有するヒトモノクローナル抗体を発現するハイブリドーマ。
【請求項６】ＨＣＶＥ２２ａのアミノ酸配列を有し且つＨＣＶＥ１のアミノ酸を有さない精製された立体構造保存の蛋白質。
【請求項７】ＨＣＶＥ２２ｂのアミノ酸配列を有し且つＨＣＶＥ１のアミノ酸を有さない精製された立体構造保存の蛋白質。
【請求項８】被検動物（ｓｕｂｊｅｃｔ）のＨＣＶ２型に対する血清陽性を検出する方法において、ＨＣＶＥ１のアミノ酸が存在しないＨＣＶＥ２の２ａ又は２ｂの少なくとも一つのアミノ酸配列を有する、固定化され精製され立体構造が保存された蛋白質に、被検動物から得た血液試料を結合し、前記血液試料中の抗体を前記蛋白質に結合するに充分な時間接触させ、結合しなかった抗体を洗い流し、次いで前記蛋白質に結合した抗体の存在を検出してＨＣＶ血清陽性の指標とする方法。
【請求項９】体成分中のウイルス負荷を減少する方法に用いる組成物であって、
前記体成分と接触することで前記ウイルスに特有の立体構造エピトープに結合して複合体を形成し、
前記複合体として体成分から除去される組成物。
【請求項１０】ウイルスに関連するウイルスエンベロープ蛋白質がターゲット分子に結合するのを抑制する方法に用いる組成物であって、
前記ウイルスエンベロープ蛋白質に特有の１つ以上の立体構造エピトープに結合する化合物を１つ以上含む組成物であり、
前記方法中で、前記ウイルスエンベロープ蛋白質と接触させて用いられる組成物。
【請求項１１】ＨＣＶＥ２ウイルスエンベロープ蛋白質がターゲット分子に結合するのを抑制する方法に用いる組成物であって、
前記ＨＣＶＥ２ウイルスエンベロープ蛋白質内の立体構造の保存されたエピトープに結合する化合物を１つ以上含む組成物であり、
前記方法中で、前記ＨＣＶＥ２ウイルスエンベロープ蛋白質に接触させて用いられる組成物。
【請求項１２】立体構造ウイルスエピトープを認識する抗ウイルス抗体の相補決定領域に結合する小分子を含む組成物。
【請求項１３】前記立体構造ウイルスエピトープがＨＣＶＥ２エンベロープ蛋白質に特有である請求項１２の組成物。
【請求項１４】前記抗ウイルス抗体が、ＣＢＨ−２、ＣＢＨ−４Ｄ、ＣＢＨ−４Ｂ、ＣＢＨ−４Ｇ、ＣＢＨ−５、ＣＢＨ−７、ＣＢＨ−８Ｃ、ＣＢＨ−８Ｅ、ＣＢＨ−９、ＣＢＨ−１１及びＣＢＨ−１７なる群より選択されたヒトモノクローナル抗体を含む請求項１２の組成物。
【請求項１５】前記立体構造ウイルスエピトープはＣＤ８１に結合するものである請求項１２の組成物。
【請求項１６】前記小分子はペプチドである請求項１２の組成物。
【請求項１７】前記小分子は無機分子である請求項１２の組成物。
【請求項１８】前記小分子はアンチイデオタイプ抗体である請求項１２の組成物。
【請求項１９】前記アンチイデオタイプ抗体は、ＣＢＨ−２、ＣＢＨ−４Ｄ、ＣＢＨ−４Ｂ、ＣＢＨ−４Ｇ、ＣＢＨ−５、ＣＢＨ−７、ＣＢＨ−８Ｃ、ＣＢＨ−８Ｅ、ＣＢＨ−９、ＣＢＨ−１１なる群より選択された抗体結合部位を認識するものである請求項１８の組成物。
【請求項２０】ＨＣＶビリオンがターゲット細胞レセプタに結合するのを抑制する方法に用いる小分子であって、
前記ＨＣＶビリオンに特有の立体構造エピトープを認識する抗ウイルス抗体の相補的決定領域に結合する小分子であり、
前記方法中で、前記ＨＣＶビリオンと接触させて用いられる小分子。
【請求項２１】ウイルスエンベロープ蛋白質が媒介するターゲット細胞へのウイルス融合を抑制する方法に用いる小分子であって、
前記ウイルスエンベロープ蛋白質に特有の立体構造エピトープを認識する抗ウイルス抗体の相補的決定領域に結合する小分子であり、
前記方法中で、前記ウイルスエンベロープ蛋白質と接触させて用いられる小分子。
【請求項２２】体成分試料中の抗ウイルス抗体を定量測定するための方法において、ラベルしたウイルスエンベロープ蛋白質を、該ラベルしたウイルスエンベロープ蛋白質にも結合するターゲット分子の存在下に前記体成分試料に接触させ、次いで、前記ターゲット分子に結合した前記レベルしたウイルスエンベロープ蛋白質の量を測定することよりなる、少量のラベルされたウイルスエンベロープ蛋白質が、前記体成分使用中の多量のウイルス抗体を示すようにした、測定方法。
【請求項２３】ウイルスエンベロープ蛋白質が媒介するターゲット細胞へのウイルス融合を抑制する方法に用いられる、前記ウイルスエンベロープ蛋白質上の線状エピトープを認識するモノクローナル抗体であって、
前記ウイルスエンベロープ蛋白質上の立体構造エピトープを認識するモノクロール抗体。
【請求項２４】完全な（ｉｎｔａｃｔ）ビリオンのターゲット細胞レセプタへの結合を抑制する方法に用いられる前記ビリオン上の線状エピトープを認識するモノクローナル抗体であって、
前記ビリオン上の立体構造エピトープを認識するモノクロール抗体。
【請求項２５】ＨＣＶＥ１及びＥ２エンベロープ蛋白質において、ターゲット細胞に結合するのに必要な立体構造変化を抑制する方法に用いられる、前記エンベロープ蛋白質上の線状エピトープを認識するモノクローナル抗体であって、
前記エンベロープ蛋白質上の立体構造エピトープを認識するモノクローナル抗体。
【請求項２６】ＨＣＶビリオンの脱殻を抑制する方法に用いられる前記ＨＣＶビリオン上の線状エピトープを認識するモノクローナル抗体であって、
前記ビリオン上の立体構造エピトープを認識するモノクローナル抗体。