JP2002526646A - 電池グリッド用合金 - Google Patents
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Abstract
Description
継続出願である。
小量のカルシウム及び銀とからなる陽極板グリッド合金組成物に関する。
打ち抜き、織編及び複合)に関する一般的な要件は、次の通りである。 1.技術に十分な機械的強度、特に、従来の製造技術によりこれらの合金のグ
リッドを有する電池を製造することができることを確保するのに十分な硬化速度
及び硬度 2.特に現在の自動車のフードの下の高温における、極めて良好な耐食性 3.熱間割れのような鋳造欠陥のないグリッド 4.微細構造の安定性(過時効、軟化) 5.一次電池機能を損なう電解液における放出成分に対するグリッド材料の安
定性 6.再充電性 7.リサイクル能力
が、実際には全ての合金組成を使用することはできない。Ca、Sn、Ag及び
Alの量は、幾つかのルールに従って選定する必要がある。基本的な合金元素の
主な影響は次の通りである。
かしながら、カルシウムが多すぎると、過時効を引き起こすとともに、腐食速度
が許容することができないものとなる。カルシウムの含量は、十分な硬化を許容
することができる腐食速度を提供するようにバランスさせなければならない。更
なる合金形成剤がない場合には、カルシウムのない、あるいはカルシウムが極く
少量(<0.06%)の合金は、著しく軟質となり、特殊な製造技術に従って使
用することができるだけである。
pitation reaction)を提供する。均質なSn3Ca析出体は、Sn:Ca比が9
:1よりも大きい場合に優勢なな金属間生成物であり、より低いSn:Ca比で
優勢な不連続な(Pb、Sn)3Ca析出体(precipitate)よりも良好な耐食性
を提供する。(参考文献:1979年に付与されAssmannのドイツ特許DE27
58940号、Z. Metallkunde、第69巻(1978年)に掲載Assmann及びBor
chersの論文、J. Power Sources、第33巻(1991年)、第27−50頁に
掲載のBouirden、Hilger及びHertzの論文、7th Int. Lead Conf. Pb '80に掲載
のPrengamanの論文、Power Sources、第67巻、997年、第267−278頁
に掲載の論文。)
(参考文献: Proc. Symp. Advances in Lead Acid Batteries 84-14, Electroc
hem. Soc.、1984年に掲載のH. Giessの論文、J. Power Sources、第53巻
、1995年、第53−60頁に掲載のMiraglio等の論文)とともに、鋳造微細
構造 (microstructure)を安定にすることができる(参考文献: Prengamanの米
国特許第3,953,244号)。
度の量のカルシウム合金が可能となる。 3.(1995年)6th Asian Battery Conferenceにおいてgene Valeriote
が説明したように熱間割れ(hot cracking)が多くなる。 4.酸素過電圧が低下する。
池構成素子の特定の要求に使用されている。
が、過時効が早く、これに対応して腐食速度が高い。陰極板のブックモールド(b
ook mold)グリッド、ドラム鋳造ストリップまたは鋳造ストリップの形態で使用
される。
る。ブックモールドグリッドに世界的規模で使用されている。硬化は早いが、不
連続な析出反応により過時効が生じ、(局部的な)軟化がみられるとともに、腐
食速度が極端に早くなる。製造の際に取り扱いが簡単であるが、高温、高応力状
態においては、特に、薄いSLI電池グリッドの場合には、十分な有効寿命を満
たすことができない。
で、Sn:Ca>9:1であり、好ましい均質なSn3Ca析出反応が起こる。
低Snの場合と比較して一層安定な微細構造を有し、Caを含まない鉛合金の場
合よりも腐食速度は有意に高い。
0.3−0.5%である。ルールによれば、Sn:Ca>9:1であり、好まし
いSn3Ca析出体が得られる。耐食性は改善されるが、グリッドの硬度及び靱
性が低下するので、薄いSLIグリッドには使用することができず、厚い工業用
の電池グリッドに使用される。薄いグリッドにおいては、展伸金属が使用され、
薄いSLIグリッドの取り扱いを改善するには150ppm以上の銀(好ましく
は200ppmを越える銀)を添加する必要がある。これは、米国特許第5,2
98,350号、同第5,434,025号及び同第5,691,087号に記
載されている。
使用されている。一般に、柔らかすぎて、従来のSLIプレート製造技術には適
さない。大形の工業用電池に、螺旋状に使用されている。
より実質上定められる。陽極グリッドが電池の寿命制限因子となるのは、1)陽
極の活物質と硫酸の存在により形成される高い酸化電位、2)ICEエンジンに
近接した制限空間に電池が閉じ込められることにより、グリッド酸化を加速する
高温、3)Pbグリッド部材に電流負荷のほとんどをかける活物質の比較的少な
い導電性、及び4)電気的な接触をしなければならないPbグリッドと比較して
活物質の結晶構造の比較的乏しい整合性といったファクタである。かくして、陽
極グリッドの合金は、文献及び特許の大きな対象となってきた。
/Sn/Ag合金からつくられている。これらの合金は、水損失(water loss)が
低いので、市場において従来のPb/Sn合金を凌いでおり、「メインテナンス
フリー」とも云われている。Pb/Ca/Sn三元合金は、広く研究されてきた
。この三元合金の全体の腐食速度が、2つの主要因子、即ち、1)Ca濃度及び
2)合金のSn/Ca濃度比により制御されることは明らかである。カルシウム
濃度をできるだけ低くすることにより、腐食速度を有意に低くすることができる
とともに、SnとCaの濃度比を9:1よりも大きくすることにより、Sn3C
aと比較してPb3Ca金属間化合物の量が少なくなるとともに、不連続析出の
傾向が少なくなる。従って、陽極グリッド合金を改善するのに最も有効な方法の
1つは、必要とされるCaの量を少なくすることにより、十分な硬度まで十分に
迅速に時効硬化し、製造方法を損傷なく生かす合金をつくることであった。この
方法によれば、腐食速度は、最低の限度まで低下するとともに、Sn/Ca比を
良好に保持するのに必要な高価なSnの量を少なくすることができる。1993
年以前においてSLI電池において広く使用されていた陽極グリッド合金の組成
によれば、カルシウムの実際の範囲は0.10%であり、関連する錫の範囲は0
.6%乃至1.3%である。
ドに関して研究されてきた(Assmannのドイツ特許DE2758940号、19
79年)。より最近では、0.3−0.7%の錫と0.015−0.045%の
銀とを含む鉛合金が、米国特許第5、298,350号及び第5,434,02
5号に説明されている。米国特許第5,691,087号にも、同様の組成物が
記載されている。しかしながら、錫の量は、0.3乃至0.9%であり、銀の量
は上記した特許と同じ、即ち、0.015乃至0.045%である。
薄いSLIグリッドを、許容することができる熱処理期間後に従来の処理装置を
使用してつくることができるように、Caが0.06%以下であるときに合金の
時効硬化速度を高めることができることにある。しかしながら、米国特許第5,
298,350号のファイルにおけるRaoの宣誓供述書をはじめとする、これま
でに報告されてきた研究のほとんどは、種々のレベルで銀をドーピングした一般
的なPb/Ca/Sn三元合金に関するデータから結論を引き出している。Pb
/Ca/Sn/Ag合金に関する上記した特許では、その当時利用することがで
きた最良のデータに基づき、0.015%未満の銀を含む陽極グリッド合金は、
熱処理後でも最低の機械的特性だけを有し、0.7%を越える錫を含む陽極グリ
ッド合金は有効寿命が許容することができないと説明されている。
を使用するとともに、錫とカルシウムの比を高くすることにより、製造の際の迅
速な硬化、硬度及び長い有効寿命に必要な低腐食速度といった特徴において銀の
使用は大きなファクタとはならないという事実がある。銀は、クリープ抵抗を改
善するとされているが、良好な品質のグリッドを得るには、その含有量は0.0
2重量%未満に制限することが必要となる。これにより、この合金系において、
錫と銀との、予期し得ない未だ未報告の相互作用が得られる。この相互作用の直
接の結果として、鉛蓄電池の良好な有効寿命には許容することができないと以前
は報告されていたレベルの最適な錫及び銀組成物を得ることができる。
極板及び陰極板を備えた鉛蓄電池が提供されている。セパレータが、陽極板と陰
極板とを分けるように容器内に配置されている。電解液が、セパレータ及び電極
板と接触している。陽極板は、活性物質の層がペースト化されたグリッド支持構
造体を有している。グリッド支持構造体は、鉛と、約0.8%乃至約1.2%未
満の範囲、好ましくは約1.1%の錫と、カルシウムと、約0.017%未満の
範囲の銀とを主成分とし、錫とカルシウムの比は約12:1よりも大きい鉛ベー
スの合金からなり、上記パーセントは鉛ベースの合金の全重量に対するものであ
る。
17%である。
%の範囲で存在し、錫とカルシウムの比は15:1以上であり、銀は0.005
%乃至0.017%の範囲で存在する。
55%の範囲で存在し、錫とカルシウムの比は20:1以上であり、銀は0.0
08%乃至0.015%の範囲で存在する。
る。
のタイプの鉛蓄電池において使用することができる。
支持構造体用の合金を提供すること、 b.優れた硬度を有する上記したタイプの合金を提供すること、 c.長い有効寿命に亘って低い腐食速度を有する上記したタイプの合金を提供
すること、 d.最小の熱間割れ感受性を有し、鋳造品質が改善された上記したタイプの合
金を提供すること、及び e.鉛蓄電池において使用するのに特に適した上記したタイプの合金を提供す
ることにある。
ある。以下の説明は、添付図面に関して行うが、図面は、本発明の好ましい実施
の形態を例示するものである。これらの実施の形態は、本発明の範囲の全てを必
ずしも示すものではない。従って、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載に基
づくものである。
び強度を得る必要性と、腐食を高進するカルシウムの含量をできるだけ低下させ
る必要性との間で最適なバランスを与えるカルシウム、錫及び銀の範囲を説明す
る一組のルールを提供する。
カルシウム含量の高い合金(0.08−0.13%)に関して知られているが、
カルシウム含量が低いときでも当てはまる。試験により、0乃至0.08重量%
のカルシウムに関する過充電による重量損失の測定の結果がわかった。これらに
より、著しく低いカルシウム含量が有利であることがわかった。
る錫の場合に特に、カルシウム<0.06%の使用は、実際には推奨されない。
これは、得られる強度と硬化速度が、プレートの製造の際及び電池の有効寿命の
際に、応力に耐える要件を満たさないからである。
許第5,298,350号、同第5,434,025号及び同第5,691,0
87号に説明されているように顕著な量の銀(200−600ppm、好ましく
は300−450ppm)を添加するものである。これらの特許においては、0
.3−0.7(シールドの場合には−0.9)の錫及び(200(150)−6
00ppm)という狭い範囲が、特許請求の範囲に記載されている。これは、銀
を少なくしかつ錫を多くすると、グリッドの安定性または有効寿命が許容するこ
とができないものとなる、と報告されているからである。特に、銀の含量が0.
015以下は不可能であるが、これは、現在の技術ではグリッドを製造すること
ができないからである。
いる場合には、0.06%未満のカルシウムが、高含量の銀を使用することなく
、現在の技術のSLI電池のグリッドにおいて可能であることがわかった。銀が
、0乃至0.03%添加される場合に、カルシウムを0.04%とした場合の最
終硬度に及ぼす錫の影響をみるために試験を行った。最大の硬度は、Sn:Ca
>20:1の場合に得られている。銀のあるなしに拘わらず、最大の硬度は、S
n:Caが約12:1の合金よりも、ほぼ30%高くなっている。これは、カル
シウムが0.06%以上の合金の機械的強度は、微細構造のSnの濃度が十分に
高い場合に、0.04%程度の低いカルシウム含量で得られる。Sn含量が高い
場合のかかる利点と比較すると、銀を加えることによる強度の増加は無視される
ものとなる。
が得られることである。約82℃(180°F)の熱処理で最大の硬度を得るの
に必要な時間をみるために試験を行った。最大時間、即ち、最も遅い効果速度は
、現在採用されている錫:カルシウムの比である12:1付近で必要になること
がわかった。
金において高い銀含量を必要とすることが主張されてきた理由が容易にわかる。
銀は、錫対カルシウムが12対1の範囲にある場合に、硬化速度を2倍加速して
いる。これにより、Assmannの上記した特許が、PbCaSn合金におけるこの
範囲の銀の効果を主張している理由がわかる。
硬化反応に利用することができる十分に「過剰の」量の錫がある場合には、実際
に可能であることがわかった。これらの「低含量カルシウム−高含量錫」の合金
は、耐食性と強度のバランスの点で有利であり、製造技術の要望を満たすことが
できる。銀の添加は、高温度で使用される薄いグリッドのクリープ強度を高める
ことにより、更なる効果を発揮するものと考えられる。銀の含量は、良好な品質
グリッドを製造するには、0.02%未満にしなければならない。
を採用されている。不連続のPb3Ca析出を避けるためのSn:Ca>9:1
のような公知の組成ルールは、カルシウムが約0.04%以下のレベルまで低減
される場合には、高強度及び迅速硬化の要望を実際に満たすことができない。こ
れらの比は、所要の過剰の錫を格子において利用することができるようにするた
めに、一層低いCa含量に調整しなければならない。これは、より少量のカルシ
ウムから所要の強度効果を得るのに必要な金属間析出物を形成するためにカルシ
ウムを低減させる場合に、より多くの錫が必要となることを意味する。従って、
SnとCaの最適比は9:1を大きく越え、好ましくは、以前報告された12:
1となる。従来の技術ルールによれば、カルシウムの量を低減させるときの錫の
量の低減は、錫とカルシウムの比が一定に保持されていれば、許容することがで
きるとされている。しかしながら、この方法は、硬化析出物の量が著しく少なく
なって十分な強度及び硬化速度を得ることができないので、望ましくないことが
わかった。錫の含量は、カルシウムを少なくする場合には、少なくするのではな
くて、多くしなければならないというのが新しいルールである。上記した硬化の
データは、特定のカルシウムの場合に、臨界的な錫とカルシウムとの比があるこ
とを示している。結晶格子内で希釈されたカルシウム原子を十分使用することに
より得られる十分な硬度は、錫原子が十分にある場合にだけ得ることができる。
カルシウムが少ない場合には、十分な硬化作用を得るのに、より多くの錫が必要
となる。
銀の量を少なくする必要があることがわかった。従来技術の特許では、銀はこれ
らのタイプの合金には必須であり、良好な有効寿命と許容することができるグリ
ッドの品質の双方に臨界的であるとされている。高温過充電状態で行った腐食速
度の測定によれば、上記した米国特許に記載の150−200ppmの臨界限界
のもとで銀を減らすと、新しい錫対カルシウムのルールに従った合金の耐食性を
低下させることがわかった。「低カルシウム含量−高錫含量」の領域にある合金
は、実際に、銀の含量の増加とともに腐食速度がわずかに大きくなるという驚く
べき結果が得られた。
バランスさせる必要性と同時に、腐食が制限因子となる場合には、優れた有効寿
命を得るのに銀を制限する必要がある。試験によれば、銀の含量を減らす(50
−200ppm)と、低カルシウム高錫合金の場合には、腐食の点で有利である
ことがわかった。錫対カルシウムの比が十分な硬度を得るために臨界限界を超え
ている限りは、銀を添加するかどうかの選択は、ある程度の更なるクリープ抵抗
(粒界における銀)を得るのに必要がある場合にだけ行われる。
ことができると考えられる。
速度を高めると、合金が処理に許容することができる強度を提供して、グリッド
の在庫 (inventories)を許容可能に低くすることができるので、電池の迅速かつ
大量生産を容易に行うことができる。合金の最大硬度を高めることにより、有意
の損傷を与えることなく、合金を処理して最終電池に組み立てる能力を改善する
ことができる。更に、かかる硬度により、プレートの耐久性が改善されて、使用
の際の振動によるダメージの危険性を少なくすることもできる。耐食性を犠牲に
することなく、硬化速度と最大硬度を高めることにより、電池全体の品質の改良
を促すことができる。
陽極板のグリッド構造体の腐食によっても影響を受ける。平均的なドライバは1
日当たり70分間運転を行うので、電池は、オルタネータの充電電圧を受ける(
多くの場合には、過充電電圧が生ずる)。最も重要なことは、この充電電圧は、
操作の際に、現在の車両のフードの温度の下ではむしろ高く作用するということ
である。時間の残りの95%においては、電池は休止電圧(開放回路)にある。
開放した回路の電位が、車両の高い操作温度において始まるが、周囲の空気温度
へ向けて冷却を急速に開始する。陽極グリッドのこれら2つの状態は、電位が電
池寿命を延ばすことに関して陽極グリッドの合金の評価を行うために加速腐食実
験室試験においてシミュレートされる。実験室での加速腐食試験と、約75℃(
167°F)における電池寿命の追加研究との間で合理的な相関関係が得られた
。
ド合金の品質の評価に良好な根拠を提供していることがわかる。鉛蓄電池の製造
性及び良好な寿命に最適な錫及び銀のレベルを評価するために、4通りのレベル
の錫と銀を用いた統計的に計画された実験を、各重要なパラメータに関して応答
面(response surface)を発生させるために行った。この試験に含まれた合金を表
1に示す。
験を、表1の合金の全てに関して行った。重力鋳造グリッドの微細構造に似た鋳
造構造を得る条件において重力鋳造モールドを用いて合金の鋳造を行った。Pb
のポット温度を400℃に保持し、モールドの温度を約204℃(400°F)
に保持した。鋳造材料のサンプルをエポキシにとった。エポキシにとったサンプ
ルを一般に18乃至20時間かけて硬化させてから、サンプルを約82℃(18
0°F)で保管し、ビッカース硬度測定のために定期的に取り出した。サンプル
は、一般に、約82℃(180°F)において最初の10乃至50時間で素早く
硬化し、次いで、約82℃(180°F)において多くの場合、100時間以内
で最大硬度で頭打ちとなった。約82℃(180°F)における時間の関数とし
ての硬度の典型的な例を、図1のチャートに示す。
度と、下記の式2及び式3に従って最大硬度の90%に到達するのに必要な時間
とを算出するのに使用した。
析を表2に示す。合金の最大硬度は、実質上、Sn濃度だけによる。最大硬度の
最も有意の増加は、Snが0.55%乃至0.80%に増加したときに得られた
。錫のかかる増加により、硬度は平均して、18DPH(ダイヤモンドピラミッ
ド硬度)から、22DPHに増加した。錫の量を1.05%まで更に増やしたと
ころ、硬度に関する更に有意な改良はみられなかった。図2には、3つの傾向が
明瞭に示されている。Snが0.55%の合金の硬化速度は、銀の添加により有
意に高まっている。Snの濃度が0.80%であると、銀がない場合に、Snが
0.55%で銀を含むものと同様に良好であった。この傾向は、図3に明瞭に示
されている。
ることができる製造速度を確保することが重要である。特に、鋳造グリッドは、
孔、クラックその他の同様の欠陥がないようにしなければならない。Valeriote(
Valeriote, 5th Asian Battery Conference Proceedings)は、Agは合金の凝固
範囲を広げるので、Pb/Ca/Sn/Ag合金の熱間割れの傾向を高めること
を述べた最初の者である。実際に、熱間割れの傾向があることにより、上記した
特許(米国特許第5,298,350号、同第5,434,025号及び同第5
,691,087号)の特許請求の範囲に記載の合金のストリップを製造する新
しいタイプのストリップキャスタを開発することが必要となった。
金の傾向をみるために一連の重力鋳造試験を行った。下記の表3は、Caを約0
.04%及びSnを約0.9%(Sn:Ca比は約22:1)含む本発明の好ま
しい合金の1つにおいてAg含量を増加させた場合のグリッドの品質に関する結
果の一例として示すものである。
統計的に増加するにつれて熱間割れの傾向が高まっている。本発明のSn含量の
場合には、Ag含量が200ppm以下であると、グリッドの品質は良好乃至優
秀となる。最初の熱間割れは、Agが約220ppmのときにみられた。上記し
た特許の好ましいAg含量では、グリッドの品質は許容することができないもの
となった。これは、最近のPb/Ca/Sn/Agに関する特許においてSnを
制限する理由の1つとすることができる。
著しく高Agレベルにしたものが鋳造可能かどうかをチェックした。重力鋳造を
行ったところ、この合金は、特にひどい熱間割れをきたし、現在の重力鋳造技術
では使用することができない。
の如何に拘わらず、過充電補正に対して小さな負の影響を及ぼすものと考えられ
る。錫のレベルが0.55%以上であると、銀は、開放回路腐食速度には影響を
全く与えないものと考えられる。Snのレベルが最低(0.30%Sn)である
と、銀は、開放回路腐食の程度を低くするように考えられる。他の検討によれば
、不連続の析出は銀の添加により少なくなることがわかった。従って、開放回路
腐食の速度は、Pb3Caの含量を少なくすることにより改善することができる
。これは、本発明におけるデータが銀の有利な影響を示していないSn3Caに
有利な、錫含量が一層高い合金には重要であるとは考えられない。
い寿命に関して、最良の特性の組み合わせを提供することができる。硬度と腐食
のデータは全て、最良の全体特性を提供することにより、最良の製造性と製品寿
命を発揮することができる陽極グリッド合金を提供するのに統計的に最適なもの
であった。結果から、a)合金の腐食速度を<2.1mgPb/cm2に保持し
、b)硬度を21DPHに保持し、かつ、c)約82℃(180°F)で最大硬
度の90%までの硬化速度を12時間未満に保持することを同時に達成するため
には、Snは0.87%を越え、Agは0.0165%未満としなければならな
い。この範囲は、図6に明示されている。更に、図6から、錫のレベルを上げ、
かつ、Agのレベルを低くすることにより、合金は、特性の有利な組み合わせを
提供することができる。従って、Agは0.02%以下で、錫は0.8%以上で
あることが重要である。
も下では、腐食速度は、図6においてCO+により示されるように低い。COラ
インと横軸の接続点は、1.04%のSnである。実際のSn濃度は、0.25
8%と図の右の境界の1.164%の範囲内である。
点を示す。MH+により示される曲線の右までが、硬化速度がより大きい領域で
ある。MH曲線は、21DPHの最大硬度の点を示す。この曲線の右側は、一層
良好な最大硬度が得られる領域(MH+)である。
果を得るには、錫含量が図6に示すように約1.2%または1.164%未満で
ある領域の合金を選択すべきである。銀の含量は、それぞれ0.0165%未満
及び0.017%未満とすべきである。好ましい錫含量は、約0.8%乃至約1
.1%の範囲である。好ましい銀含量は、図6に示すように、0.005%乃至
0.017%または0.0165%の範囲である。熱間割れ感受性を(表3の結
果参照)をなくすためには、約0.0005%乃至約0.012%の範囲の低い
銀含量を使用するのが好ましい。
溶融体を得ることにより、従来の態様でつくることができる。好ましい態様にお
いては、0.95%の錫と、0.01%の銀と、0.045%のカルシウムと、
0.015%のアルミニウムを、溶融した鉛に加える。パーセントは、この鉛合
金の全重量に対するものである。本発明の合金を鋳造するとともに、得られたグ
リッドをペースト処理する好ましい方法を、図7に示す。ベント11を有する鉛
ポット10が図示されている。鉛ポット11の温度は、約488℃乃至約543
℃(910°F乃至1010°F)に保持すべきである。特定の範囲のCa、S
n及びAgと、80ppm乃至180ppmのAlを加え、処理の際のカルシウ
ムの過剰な損失を防止する。合金を、重力グリッド鋳造機のブックモールド12
に注ぐ。モールドは、約182℃乃至約216℃(360°F乃至420°F)
に保持する。この特定の合金のグリッドを、本技術分野において広く使用されて
いる他の合金と同様の速度で鋳造する。
るコンベヤ13に配置する。グリッドを17で示すように積み重ね、ラグ18に
よりコンベヤに保持する。次に、グリッド14を、グリッドをコンベヤ22に乗
せて動かすドッグ21を有するグリッドフィーダ20まで前進させ、次に、コン
ベヤにより、通常の陽極ペーストが塗布されるペーストホッパ23の下にグリッ
ドを位置決めする。ペースト処理した後、ペースト処理したグリッド25を符号
26で示すように積み重ねる。
る。これは、図9において符号30で示されるような典型的なメインテナンスフ
リーの鉛蓄電池において利用される。電池は、ストラップ38により互いに接合
されたプレート25を含む容器32を有している。プレート間にはセパレータ4
0が配置され、プレートは交互に配置された陰極板及び陽極板とともに接合され
て、素子42を構成している。電池はまた、ギャングベントキャップ48と運搬
ストラップ50とを有する通常のカバー46を備えている。更に、通常の端子4
4と、プレーと及びセパレータと接触する電解液とを備えている。
が、これらの量は変えることができる。
る。錫の量は0.8%乃至1.1%、錫とカルシウムの比は12:1を越える範
囲とすることができる。
でき、錫とカルシウムの比は15:1とすることができ、銀は0.005%乃至
0.02%の範囲で存在させることができる。更に、錫とカルシウムの比は20
:1とすることができ、銀の存在量は0.008%乃至0.015%とすること
ができる。
で使用することができる。
が、電解質がセパレータに完全に吸収されているシールド電池において利用する
こともできる。
、素早く硬化して製造性を高め、硬度を改善するとともに腐食速度が小さく、有
効寿命を長くし、しかも製造コストを下げることができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 容器と、前記容器内に配置された少なくとも1つの陽極板及
び陰極板と、前記容器内に配置されて前記陽極板と陰極板とを分けるセパレータ
とを備え、前記陽極板はペースト化された活物質の層を有するグリッド支持構造
体を含み、前記グリッド支持構造体は鉛と、約0.8%乃至約1.1%の範囲の
錫と、約0.017%以下の範囲の銀とを主成分とし、錫とカルシウムの比は約
12:1よりも大きい鉛ベースの合金からなり、上記パーセントは鉛ベースの合
金の全重量に対するものであることを特徴とする鉛電池。
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