JP2002526599A - 水性界面活性剤系の粘度を低下するためのアルコキシル化カルボン酸エステルの使用 - Google Patents

水性界面活性剤系の粘度を低下するためのアルコキシル化カルボン酸エステルの使用

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、水性界面活性剤系の粘度を低下するための、アルコキシル化カルボン酸エステルの使用、とりわけ、焼成ハイドロタルサイトの存在下にカルボン酸エステルとアルキレンオキシドとの反応により製造したアルコキシル化カルボン酸エステルの使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、水性界面活性剤系(とりわけ、液体洗濯洗剤、食器洗剤およびクリ
ーナーの製造用のもの)の粘度を低下するための、アルコキシル化カルボン酸エ
ステル(とりわけ、焼成ハイドロタルサイトの存在下にカルボン酸エステルとア
ルキレンオキシドとを反応させることによって得たもの)の使用に関する。
【0002】 (背景技術) 今日、液体洗濯洗剤、食器洗剤およびクリーナーは、あらゆる条件をすべて満
足することが求められている。とりわけ、活性物質含量が高く、かつ、液状であ
るか、または少なくとも流動性であることが期待される。すなわち、組成物を必
要に応じて正確に(特に特別な物理的手間なしに)計量でき、完全に空にするこ
とができるように、とりわけ流動性の食器洗剤およびクリーナーを末端使用者は
求めているのである。そのような生成物の製造者もまた、製造および包装の容易
さの故に流動するタイプの生成物を好む。しかし、多くの場合、そのような組成
物中に必ず存在する界面活性剤はペースト状の生成物であるので、上記条件を満
足するにはその粘度を低下しなければならない。場合によっては、溶媒としての
大量の水によって粘度を低下し得る。所望の粘度を達成するのに、可溶化剤、例
えばエタノール、エチレングリコール、ジエチレングリコールまたはモノブチル
ジグリコールエーテルを使用する場合もある。しかし、そのような溶媒および可
溶化剤は、所望の粘度を達成するのに大量に使用しなければならず、それにより
組成物の活性物質含有率が大きく低下してしまう。しかも、溶媒および可溶化剤
はそれ自体、洗濯洗剤、食器洗剤およびクリーナーの清浄性能に寄与しない。
【0003】 (発明の開示) (発明が解決しようとする技術的課題) 本発明の課題は、少量でも、水性界面活性剤系の粘度を大きく低下することの
できる化合物を提供することである。なおかつ、そのような粘度低下化合物は、
組成物の清浄性能に寄与し得るものである。
【0004】 (その解決方法) 本発明は、水性界面活性剤系の粘度を低下するための、アルコキシル化カルボ
ン酸エステルの使用に関する。
【0005】 水酸化物および還元剤または補助触媒の存在下に均一系触媒によって得られる
アルコキシル化カルボン酸エステルが、DE−A1−19611999および国
際特許出願WO94/13618により知られている。それら文献によると、該
化合物は、洗濯洗剤、食器洗剤およびクリーナー中に使用し得る。
【0006】 DE−A−4326112には、アルコキシル化カルボン酸エステルを、アル
キルグリコシドおよび場合により他の界面活性剤(例えばアルキルスルフェート
、アルキルエーテルスルフェートおよび脂肪アルコールポリグリコールエーテル
)との混合物として含有する低発泡性多目的クリーナーが記載されている。
【0007】 しかし、上に挙げた文献のいずれにも、アルコキシル化カルボン酸エステルが
水性界面活性剤系の粘度を低下するという効果は記載されていない。 驚くべきことに、アルコキシル化カルボン酸エステルは少量であっても、水性
界面活性剤系の粘度を大幅に低下し、従来の溶媒を用いる場合とは異なって、高
い活性物質含有率を低下することはない、ということがわかった。
【0008】 アルコキシル化カルボン酸エステル 本発明によると、アルコキシル化カルボン酸エステルはとりわけ、ヘプラー粘
度(20℃)が(粘度低下溶媒の無添加時に)750mPasを越え、好ましく
は1000mPasを越える水性界面活性剤系中に使用する。本発明において粘
度が低下したというのは、水性界面活性剤系の粘度が、アルコキシル化カルボン
酸エステルを使用しない場合のヘプラー粘度と比較して好ましくは3分の1、よ
り好ましくは少なくとも2分の1低下した場合である。
【0009】 使用するアルコキシル化カルボン酸エステルは、従来知られている。これは例
えば、アルコキシル化カルボン酸をアルコールでエステル化することによって得
られる。しかし、本発明の目的のためには、同族体分布の狭い生成物をもたらす
触媒(とりわけ、DE−A−3914131に従い焼成ハイドロタルサイト)を
使用して、カルボン酸エステルとアルキレンオキシドとの反応によりアルコキシ
ル化カルボン酸エステルを製造する。この方法によって、一価アルコールのカル
ボン酸エステルおよび二価アルコールのカルボン酸エステルのいずれも、アルコ
キシル化することができる。
【0010】 式(I):
【化2】 [式中、RCOはカルボン酸から誘導される脂肪族アシル基であり、AlkO
はアルキレンオキシドを表し、Rは一価脂肪族アルコールから誘導される脂肪
族アルキル基である。] で示されるアルコキシル化した一価アルコールのカルボン酸エステルが、本発明
の目的のために好ましい。RCOが炭素数6〜18の脂肪族アシル基であり、
OAlkが−CHCHO−、−CHCHCHO−および/または−CH −CHCHO−基であり、nが平均3〜15の値であり、Rが炭素数1〜
22の脂肪族アルキル基である式(I)で示されるアルコキシル化カルボン酸エ
ステルが特に適当である。
【0011】 好ましいアシル基を誘導するカルボン酸は、天然または合成物由来の炭素数6
〜18のカルボン酸、とりわけ直鎖の飽和および/または不飽和脂肪酸で、動物
性および/または植物性の脂肪および油、例えばヤシ油、パーム核油、パーム油
、大豆油、ヒマワリ油、ナタネ油、綿実油、魚油、牛脂および豚脂を脂肪分解(
場合により、その後に脂肪酸を分離)することにより得られる上記脂肪酸の工業
用混合物を包含する。そのようなカルボン酸の例は、カプロン酸、カプリル酸、
2−エチルヘキサン酸、カプリン酸、ラウリン酸、イソトリデカン酸、ミリスチ
ン酸、パルミチン酸および/またはパルミトレイン酸である。
【0012】 好ましいアルキル基Rは、飽和および/または不飽和であり得る炭素数1〜
22の第一級脂肪族一価アルコールから誘導する。適当な一価アルコールの例は
、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、および
上記炭素数6〜22のカルボン酸の水素化物であり、とりわけメタノールである
【0013】 AlkOは、カルボン酸エステルと反応するアルキレンオキシドを意味し、エ
チレンオキシド、プロピレンキシドおよび/またはブチレンオキシド、好ましく
はエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシド、より好ましくは単にエ
チレンオキシドを包含する。
【0014】 一態様においては、RCOが炭素数6〜10の脂肪族アシル基であり、Al
kOが−CHCHO−基であり、nが平均5〜15の値であり、Rがメチ
ル基である式(I)で示されるアルコキシル化カルボン酸エステルを使用する。
そのような化合物の例は、カプロン酸メチルエステルおよび2−エチルヘキサン
酸メチルエステルの、エチレンオキシド平均5、7、9または11モルによるア
ルコキシル化物である。別の態様においては、RCOが炭素数12〜14の脂
肪族アシル基であり、OAlkが−CHCHO−基であり、nが平均8〜1
2の値であり、Rがメチル基である式(I)で示されるアルコキシル化カルボ
ン酸エステルを使用する。
【0015】 アニオン性界面活性剤 アルコキシル化カルボン酸エステルは、アニオン性界面活性剤を含有する界面
活性剤系の粘度を低下し得る。アニオン性界面活性剤の例は、石鹸、アルキルベ
ンゼンスルホネート、アルカンスルホネート、オレフィンスルホネート、アルキ
ルエーテルスルホネート、グリセロールエーテルスルホネート、α−メチルエス
テルスルホネート、スルホ脂肪酸、アルキルスルフェート、アルキルエーテルス
ルフェート、グリセロールエーテルスルフェート、モノグリセリド(エーテル)ス
ルフェート、ヒドロキシ混合エーテルスルフェート、脂肪酸アミド(エーテル)ス
ルフェート、モノおよびジアルキルスルホスクシネート、モノおよびジアルキル
スルホスクシナメート、スルホトリグリセリド、アミド石鹸、エーテルカルボン
酸およびその塩、脂肪酸イセチオネート、脂肪酸サルコシネート、脂肪酸タウリ
ド、N−アシルアミノ酸、例えばアシルラクチレート、アシルタートレート、ア
シルグルタメートおよびアシルアスパルテート、アルキルオリゴグルコシドスル
フェート、タンパク質脂肪酸縮合物(特に、小麦系植物性の生成物)、並びにアル
キル(エーテル)ホスフェートである。アニオン性界面活性剤がポリグリコールエ
ーテル鎖を有する場合、通常の同族体分布を有し得るが、狭い同族体分布を有す
ることが好ましい。アルコキシル化カルボン酸エステルは、アルキルスルフェー
ト、アルキルエーテルスルフェート、アルカンスルホネート、モノグリセリドル
スフェート、スルホスクシネートおよび脂肪酸ポリグリコールエステルスルフェ
ートから成る群から選択するアニオン性界面活性剤を含有する界面活性剤系にお
いて使用することが好ましい。
【0016】 好ましい脂肪酸ポリグリコールエステルスルフェートは、アルキレンオキシド
平均1〜3モルを付加した脂肪酸アルコキシレートを既知の方法で硫酸化するこ
とによって得られる化合物である。そのような脂肪酸アルコキシレートは、塩基
、例えばナトリウムメチラートまたはトリエタノールアミンまたは焼成ハイドロ
タルサイトの存在下に、脂肪酸にアルキレンオキシド(好ましくはエチレンオキ
シド)を付加することによって得られる。
【0017】 好ましいアルキルスルフェートおよびアルキルエーテルスルフェートは、アル
キル基の炭素数が12〜18で、場合によりエチレンオキシド3〜15モルを付
加した化合物である。そのような化合物は、界面活性剤として市販されており、
その製法は従来知られている。 特に好ましい態様においては、上記種類の水性アルキルスルフェートペースト
の粘度を低下するために、アルコキシル化カルボン酸エステルを使用する。
【0018】 ノニオン性界面活性剤 アルコキシル化カルボン酸エステルは、ノニオン性界面活性剤を含有する界面
活性剤系の粘度を低下し得る。ノニオン性界面活性剤の例は、脂肪アルコールポ
リグリコールエーテル、アルキルフェノールポリグリコールエーテル、脂肪酸ア
ミドポリグリコールエーテル、脂肪アミンポリグリコールエーテル、アルコキシ
ル化トリグリセリド、アルキル(アルケニル)オリゴグリコシド、脂肪酸−N−
アルキルグルカミド、タンパク質加水分解物(とりわけ小麦系植物性の生成物)
、ポリオール脂肪酸エステル、糖エステル、ソルビタンエステル、ポリソルベー
トおよびアミンオキシドである。ノニオン性界面活性剤がポリグリコールエーテ
ル鎖を有する場合、通常の同族体分布を有し得るが、狭い同族体分布を有するこ
とが好ましい。アルコキシル化カルボン酸エステルは、脂肪アルコールポリグリ
コールエーテル、アルキルオリゴグルコシド、脂肪酸−N−アルキルグルカミド
および/またはアミンオキシドをノニオン性界面活性剤として含有する水性界面
活性剤系において使用することが好ましい。
【0019】 アルコキシル化カルボン酸エステルは、式(II): RO−[G] (II) [式中、Rは、炭素数4〜22のアルキルおよび/またはアルケニル基であり
、Gは炭素数5または6の糖単位であり、pは1〜10の数である。] で示されるアルキルおよびアルケニルオリゴグリコシドの水性界面活性剤系にお
いて使用するのが特に適当である。アルキルおよびアルケニルオリゴグリコシド
は、有機合成化学的方法によって得られる。
【0020】 アルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシドは、炭素数5または6の
アルドースまたはケトースから、好ましくはグルコースから誘導し得る。すなわ
ち、好ましいアルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシドは、アルキル
および/またはアルケニルオリゴグルコシドである。
【0021】 式(II)中の指数pは、オリゴマー化度(DP)、すなわちモノ−およびオリ
ゴグリコシドの分布を示し、1〜10の数である。個々の化合物のpは常に整数
であり、特に1〜6の値であり得るが、アルキルオリゴグリコシドとしての値p
は、分析学的に求めた値であって、通例整数でない。平均オリゴマー化度pが1
.1〜3.0であるアルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシドを使用す
ることが好ましい。オリゴマー化度が1.7未満、とりわけ1.2〜1.4である
アルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシドが、適用の観点から好まし
い。
【0022】 アルキルまたはアルケニル基Rは、炭素数4〜11、好ましくは8〜10の
第一級アルコールから誘導し得る。そのようなアルコールの例は、ブタノール、
カプロンアルコール、カプリルアルコール、カプリンアルコールおよびウンデシ
ルアルコール、並びにそれらの工業用混合物(例えば、工業用脂肪酸メチルエス
テルを水素化することによるか、または Roelen のオキソ合成由来のアルデヒド
を水素化することによって得られる)である。工業用C8-18ヤシ油脂肪アルコー
ルの分留において最初の蒸留物として得られ、不純物としてのC12アルコールの
含量が6重量%未満であり得るアルコールから誘導した、鎖長C8-10のアルキル
オリゴグルコシド(DP=1〜3)、および工業用C9/11オキソアルコールから
誘導したアルキルオリゴグルコシド(DP=1〜3)が好ましい。また、アルキ
ルまたはアルケニル基Rは、炭素数12〜22、好ましくは12〜14の第一
級アルコールから誘導してもよい。そのようなアルコールの例は、ラウリルアル
コール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、パルミトレイルアルコール
、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、エ
ライジルアルコール、ペトロセリニルアルコール、アラキルアルコール、ガドレ
イルアルコール、ベヘニルアルコール、エルシルアルコール、ブラシジルアルコ
ール、およびそれらの工業用混合物(前記のようにして得られる)である。水素
化C12/14ヤシ油脂肪アルコールから誘導した、DPが1〜3であるアルキルオ
リゴグルコシドが好ましい。
【0023】 粘度低下作用を有するアルコキシル化カルボン酸エステルは、式(III):
【化3】 [式中、RCOは炭素数6〜22の脂肪族アシル基であり、Rは炭素数1〜
4のアルキルまたはヒドロキシアルキル基であり、[Z]は炭素数3〜12/ヒ
ドロキシル基数3〜10の直鎖または分枝状ポリヒドロキシアルキル基である。
] で示される脂肪酸−N−アルキルポリヒドロキシアルキルアミドを含有する水性
界面活性剤系にも適当である。
【0024】 脂肪酸−N−アルキルポリヒドロキシアルキルアミドは、還元糖をアルキルア
ミンまたはアルカノールアミンで還元的アミノ化し、次いで、脂肪酸、脂肪酸ア
ルキルエステルまたは脂肪酸クロリドでアシル化することによって通例得ること
のできる、既知の化合物である。その製法は、US1985424、US201
6962およびUS2703798、並びに国際特許出願WO92/06984
に記載されている。これに関する概要は、H. Kelkenberg、Tens. Surf. Det. 、8(1988)に記載されている。
【0025】 脂肪酸−N−アルキルポリヒドロキシアルキルアミドは、炭素数5または6の
還元糖、とりわけグルコースから誘導することが好ましい。すなわち、好ましい
脂肪酸−N−アルキルポリヒドロキシアルキルアミドは、式(IV):
【化4】 で示される脂肪酸−N−アルキルグルカミドである。
【0026】 脂肪酸−N−アルキルポリヒドロキシアルキルアミドとして使用するグルカミ
ド(IV)においては、好ましくは、Rはアルキル基であり、RCOはカプロ
ン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パ
ルミトレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸
、ペトロセリン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキン酸、ガドレイン酸、ベヘ
ン酸もしくはエルカ酸、またはそれらの工業用混合物のアシル成分である。グル
コースをメチルアミンで還元的アミノ化し、次いでラウリン酸もしくはC12/ 14 ヤシ油脂肪酸または対応する誘導体でアシル化することによって得た脂肪酸
−N−アルキルグルカミド(IV)が、特に好ましい。マルトースおよびパラチノ
ースからも、ポリヒドロキシアルキルアミドを誘導し得る。
【0027】 アルコキシル化カルボン酸エステルは、脂肪アルコールポリグリコールエーテ
ルを含有する水性界面活性剤系の粘度低下にも適当である。脂肪アルコールポリ
グリコールエーテルは、とりわけ、炭素数12〜18の脂肪アルコールのエチレ
ンオキシド2〜10モル付加物、炭素数12〜18の脂肪アルコールのエチレン
オキシド2〜10モルおよびプロピレンオキシドおよび/またはブチレンオキシ
ド1〜3モル付加物、並びに炭素数12〜18の脂肪アルコールのエチレンオキ
シド2〜10モル付加物および炭素数12〜18の脂肪アルコールのエチレンオ
キシド2〜10モルおよびプロピレンオキシドおよび/またはブチレンオキシド
1〜3モル付加物をメチルまたはブチルで末端キャップした生成物である。
【0028】 他の一態様においては、アルコキシル化カルボン酸エステルを、アミンオキシ
ドを含有する水性界面活性剤系の粘度低下に使用し得る。アミンオキシドは、通
例長いアルキル鎖1個と短いアルキル鎖2個、あるいは長いアルキル鎖2個と短
いアルキル鎖1個を有する第三級脂肪アミンを、過酸化水素の存在下に酸化する
ことによって製造する。本発明の目的に適当なアミンオキシドは、式(V):
【化5】 [式中、Rは炭素数12〜18の直鎖または分枝状アルキル基であり、R
よびRはそれぞれ、Rと同意義であるか、または炭素数1〜4の場合により
ヒドロキシ置換したアルキル基である。] で示される。RおよびRがC12/14またはC12/18ヤシ油アルキル
基であり、Rがメチル基またはヒドロキシエチル基である式(V)で示される
アミンオキシドを使用することが好ましい。RがC12/14またはC12/ 18 ヤシ油アルキル基であり、RおよびRがメチルまたはヒドロキシエチル
基である式(V)で示されるアミンオキシドも好ましい。
【0029】 両性または双性イオン性界面活性剤 アルコキシル化カルボン酸エステルは、両性または双性イオン性界面活性剤を
含有する界面活性剤系の粘度を低下し得る。両性または双性イオン性界面活性剤
の例は、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、アミノプロピオネート、
イミダゾリニウムベタインおよびスルホベタインである。
【0030】 ベタインは、主にアミン化合物をカルボキシアルキル化(好ましくはカルボキ
シメチル化)することによって製造される既知の界面活性剤である。出発物質を
好ましくはハロカルボン酸またはその塩(とりわけ、クロロ酢酸ナトリウム)と
縮合させて、ベタイン1モル当たり塩1モルを生成する。不飽和カルボン酸、例
えばアクリル酸を付加することも可能である。命名法、および特に、ベタインと
「本来の」両性界面活性剤との区別については、U.Ploog、Seifen−Oele−
Fette−Wachse、198、373(1982)に記載されている。
【0031】 適当なベタインの例は、式(VI):
【化6】 [式中、Rは炭素数6〜22のアルキルおよび/またはアルケニル基であり、
10は水素、または炭素数1〜4のアルキル基であり、R11は炭素数1〜4
のアルキル基であり、mは1〜6の数であり、Xはアルカリ金属および/または
アルカリ土類金属またはアンモニウムである。] で示される第二級および特に第三級アミンのカルボキシアルキル化物である。そ
の例は、ヘキシルメチルアミン、ヘキシルジメチルアミン、オクチルジメチルア
ミン、デシルジメチルアミン、ドデシルメチルアミン、ドデシルジメチルアミン
、ドデシルエチルメチルアミン、C12/14ヤシ油アルキルジメチルアミン、
ミリスチルジメチルアミン、セチルジメチルアミン、ステアリルジメチルアミン
、ステアリルエチルメチルアミン、オレイルジメチルアミン、C16/18獣脂
アルキルジメチルアミンおよびそれらの工業用混合物の、カルボキシメチル化物
である。
【0032】 他の適当なベタインは、式(VII):
【化7】 [式中、R12COは炭素数6〜22/二重結合数0または1〜3の脂肪族アシ
ル基であり、qは1〜3の数であり、R10、R11、mおよびXは式(VI)の
ものと同意義である。] で示されるアミドアミンのカルボキシアルキル化物(いわゆるグリシネート)で
ある。その例は、炭素数6〜22の脂肪酸、すなわちカプロン酸、カプリル酸、
カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ス
テアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、ペトロセリン酸、
リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、アラキン酸、ガドレイン酸、ベ
ヘン酸およびエルカ酸並びにそれらの工業用混合物と、N,N−ジメチルアミノ
エチルアミン、N,N−ジメチルアミノプロピルアミン、N,N−ジエチルアミノ
エチルアミンおよびN,N−ジエチルアミノプロピルアミンとの反応生成物を、
クロロ酢酸ナトリウムと縮合させた生成物である。C18/8ヤシ油脂肪酸−N
,N−ジメチルアミノプロピルアミドとクロロ酢酸ナトリウムとの縮合物を使用
することが好ましい。
【0033】 他の適当なベタインは、式(VIII):
【化8】 [式中、R13は炭素数5〜21のアルキル基であり、R14はヒドロキシル基
、OCOR13またはNHCOR13基であり、rは2または3である。] で示されるイミダゾリンである。イミダゾリンも既知の化合物で、例えば1また
は2モルの脂肪酸と、多官能性アミン(例えばアミノエチルエタノールアミン(
AEEA)またはジエチレントリアミン)との環化縮合によって得ることができ
る。そのようなカルボキシアルキル化物は、複数の開鎖ベタインの混合物である
。その例は、上記脂肪酸とAEEAとの縮合物、好ましくはラウリン酸またはC 12/14 ヤシ油脂肪酸から誘導したイミダゾリンであって、後からクロロ酢酸
ナトリウムでベタイン化したものである。
【0034】 アルコキシル化カルボン酸エステルは、界面活性剤の活性物質含量に対して、
好ましくは0.1〜20重量%、より好ましくは5〜15重量%の量で使用する
。水性界面活性剤系は、少なくとも1種のアニオン性、ノニオン性または両性も
しくは双性イオン性界面活性剤を含有する。水性界面活性剤系は好ましくは、少
なくとも1種のアニオン性および/またはノニオン性界面活性剤、並びに場合に
より両性または双性イオン性界面活性剤を含有する。界面活性剤間の重量比は重
要事項ではない。一態様においては、水性界面活性剤系は、水性界面活性剤系に
対して界面活性剤の活性物質含量として、1〜30重量%、好ましくは5〜20
重量%のノニオン性界面活性剤、好ましくは脂肪アルコールポリグリコールエー
テル、アルキルオリゴグリコシドおよび/またはアミンオキシド、並びに0〜1
5重量%、好ましくは1〜15重量%のアルキルベタインおよび/またはアルキ
ルアミドベタインを含有する。
【0035】 本発明の好ましい一態様においては、水性界面活性剤系は、水性界面活性剤系
に対して界面活性剤の活性物質含量として、5〜35重量%、とりわけ7〜20
重量%のアニオン性界面活性剤、好ましくはアルキルスルフェート、アルキルエ
ーテルスルフェート、アルカンスルホネート、モノグリセリドスルフェート、ス
ルホスクシネートおよび脂肪酸ポリグリコールエステルスルフェート、0〜25
重量%、とりわけ5〜10重量%のノニオン性界面活性剤、好ましくは脂肪アル
コールポリグリコールエーテル、アルキルオリゴグリコシドおよび/またはアミ
ンオキシド、並びに0〜15重量%、とりわけ1〜15重量%のアルキルベタイ
ンおよび/またはアルキルアミドベタインを含有する。
【0036】 水性界面活性剤系は、水性界面活性剤系に対し活性物質含量として、界面活性
剤を全部で好ましくは10〜45重量%、より好ましくは10〜40重量%、最
も好ましくは15〜40重量%含有する。アルコキシル化カルボン酸エステルは
、水性界面活性剤系中に、上述の量で存在する。本発明においてはアルコキシル
化カルボン酸エステルは粘度低下剤として使用するので、ノニオン性界面活性剤
には分類されない。最も簡単な場合、水性界面活性剤系を100重量%とする残
部は、水、または所期用途に応じて水および通常の助剤であってよい。
【0037】 アルコキシル化カルボン酸エステルを使用する水性界面活性剤系は、好ましく
は洗濯洗剤、食器洗剤およびクリーナー、とりわけ食器手洗い洗剤、多目的クリ
ーナー、ガラスクリーナー、床クリーナー、液体洗剤、トイレクリーナー、バス
クリーナー、および自動食器洗浄機用洗剤の製造に使用するものである。その用
途に応じて、通常の助剤を水性界面活性剤系に添加し得る。助剤の例は、ビルダ
ー、例えばグルタル酸、コハク酸、アジピン酸、酒石酸、グルコン酸、クエン酸
三ナトリウム、溶媒、例えばアセトンまたはエタノール、ヒドロトロープ、例え
ばクメンスルホネート、ブチルグルコシド、ブチレングリコール、防腐剤、pH
調節剤、例えばクエン酸、色素および香料、蛍光増白剤並びに抗菌剤である。
【0038】 抗菌性の食器手洗い用洗剤を所望する場合は、第四級化アンモニウム化合物、
第四級脂肪酸トリエタノールアミンエステル塩(エステルクォート(esterquats
))、および/または芳香族アルコールを添加することが好ましい。
【0039】 適当な芳香族アルコールは、国際特許出願WO−A−98/01524に記載
され、トリクロサン(Triclosan(商標))の名称で市販されているフェノール
誘導体である。適当な第四級化アンモニウム化合物は、いわゆるQUATSとし
ても知られる、アルキル部分の炭素数6〜22の第四級アルキルアミンである。
【0040】 適当なエステルクォートは、式:
【化9】 [式中、 R15COは炭素数2〜16のアシル基であり、 R16およびR17はそれぞれ、炭素数1〜16のアルキル基または基CH −CH−O−R19であり、 R18は炭素数1〜4のアルキル基であり、 R19は水素および/またはR15COであり、 Xはアニオンである。] で示される化合物である。
【0041】 上記化合物は通例、触媒としての次亜リン酸の存在下にアルカノールアミンを
カルボン酸でエステル化し、反応混合物に空気を通し、次いでエステル化生成物
を第四級化することによって製造する。これに関する広範な文献から、US39
15867、US4370272、EP−A−0239910、EP−A−02
93955、EP−A−0295739およびEP−A−0309052を引用
する。
【0042】 第四級化カルボン酸アルカノールアミンエステル塩は、既知の方法で製造する
。式(X):
【化10】 [式中、R16およびR17は式(IX)に関して定義した通りであり、ただしR 16 および/またはR17が基CHCHOR19である場合は、R19は水
素である。] で示されるアルカノールアミンをカルボン酸R15COOHでエステル化する。
【0043】 適当なアルカノールアミンは、ジアルキルエタノールアミン(R16、R17 =炭素数1〜16のアルキル基)、例えばジメチルエタノールアミン、メチルエ
チルエタノールアミン、ジエチルエタノールアミン、メチルブチルエタノールア
ミンおよび/またはメチルヘキシルエタノールアミン、モノアルキルジエタノー
ルアミン(R16=CHCHOH;R17=C1−16アルキル基)、例え
ばメチルジエタノールアミン、エチルジエタノールアミンおよび/またはブチル
ジエタノールアミン、および/またはトリエタノールアミン(R16、R17
CHCHOH)である。モノアルキルジエタノールアミンおよび/またはト
リエタノールアミンを使用することが好ましい。
【0044】 適当なカルボン酸R15COOHは、脂肪族飽和カルボン酸、例えば酢酸、プ
ロピオン酸、酪酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ペラルゴン酸、ラウ
リン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、およびそれらの工業用混合物(例えば天
然脂肪および油の加圧加水分解によって得られる)である。式(I)中のR15 COを好ましくは炭素数8〜12の脂肪族飽和アシル基とするように、炭素数8
〜12の脂肪族飽和カルボン酸が好ましい。
【0045】 カルボン酸とアルカノールアミンとの量比は、アルカノールアミンの遊離ヒド
ロキシル基の所望のエステル化度に応じて決定する。好ましいモノアルキルジエ
タノールアミンおよびトリエタノールアミンの場合、遊離ヒドロキシル基をすべ
て、または一部のみ、カルボン酸でエステル化し得る。ヒドロキシル基をエステ
ル化しない場合、式(IX)中のR19は水素である。ヒドロキシル基をエステル
化する場合、式(IX)中のR19はR15COである。エステル化が部分的であ
る場合、すべての遊離ヒドロキシル基の平均エステル化度は、モノアルキルジエ
タノールアミンの場合、好ましくは1.2〜1.7であり、トリエタノールアミ
ンの場合、好ましくは1.5〜1.9であり、すなわちジまたはトリエタノール
アミンのモノ、ジおよび場合によりトリカルボン酸エステルの混合物が存在する
。本発明によると、アルカノールアミンの遊離ヒドロキシル基をすべてカルボン
酸でエステル化する。
【0046】 後の第四級化は、当分野で既知の方法で行い、これによって式(IX)で示され
る第四級化カルボン酸アルカノールアミンエステル塩が生成する。式R18X[
式中、R18は式(IX)に関して定義した通りであり、好ましくはメチル基であ
る。]で示される化合物を、第四級化に使用する。式(IX)中のXは、アニオン
であり、好ましくはメトスルフェート、エトスルフェート、ホルメート、アセテ
ート、タートレート、ジカルボキシレート、シトレート、ハライド、スルフェー
ト、ホスフェートおよびニトレートから成る群から選択する。
【0047】 本発明によると、R16が基CHCHO−OCR15であり、R17がメ
チル基である化合物(IX)および/またはR16およびR17が基CHCH O−OCR15である化合物(IX)(R15は前記と同意義)を、抗菌剤として
使用することが特に好ましい。特に適当な化合物の例は、ジメチルジエタノール
アンモニウムジカプリル酸エステルメトスルフェート、メチルトリエタノールア
ンモニウムトリカプリル酸エステルメトスルフェート、およびジメチルジエタノ
ールアンモニウムジペラルゴン酸エステルメトスルフェートである。
【0048】 抗菌剤は、組成物に対して活性物質換算で0.1〜5重量%の量で使用するこ
とが有利であり得る。 本発明の水性界面活性剤系は、必要に応じて液体形態で、または濃厚物として
調製し得る。
【0049】 実施例 1.使用したエトキシル化脂肪酸メチルエステル DE−A−3914131に記載されているように、焼成ハイドロタルサイト
を使用して下記エトキシル化脂肪酸メチルエステルを製造した。付加したエチレ
ンオキシド(EO)のモル数は平均値である。 A)C12/14脂肪酸+9EO メチルエステル(重量比:C1270重量
%、C1430重量%) B)C6−10脂肪酸+5EO メチルエステル(重量比:C3〜10重量
%、C1030〜50重量%) C)C6−10脂肪酸+7EO メチルエステル(重量比:Bと同様のC6− 10 脂肪酸) D)C6−10脂肪酸+9EO メチルエステル(重量比:Bと同様のC6− 10 脂肪酸)
【0050】 2.性能試験 水性界面活性剤系の20℃におけるヘプラー粘度(mPas)を測定した。 製剤1〜4は本発明であり、製剤C1およびC2は比較例である。結果を表1
に示す。
【0051】
【表1】 脂肪酸メチルエステルの使用量1.8重量%は、界面活性剤の活性物質含量に
対して11.1重量%に相当する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 1/68 C11D 1/68 1/75 1/75 1/90 1/90 17/08 17/08 (72)発明者 アンスガー・ベーラー ドイツ連邦共和国デー−46240ボットロプ、 ジークフリートシュトラーセ80番 (72)発明者 ミヒャエル・ノイス ドイツ連邦共和国デー−50997ケルン、ゼ ーザムシュトラーセ2番 (72)発明者 カール・ハインツ・シュミット ドイツ連邦共和国デー−40822メットマン、 シュティフターシュトラーセ10番 Fターム(参考) 4H003 AB14 AB22 AB27 AB30 AB31 AC05 AC08 AC12 AC13 AC14 AD04 BA12 DA01 DA05 DA17 EA12 ED02 FA30

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性界面活性剤系の粘度を低下するためのアルコキシル化カ
    ルボン酸エステルの使用。
  2. 【請求項2】 アルコキシル化カルボン酸エステルは、焼成ハイドロタルサ
    イトの存在下にカルボン酸エステルとアルキレンオキシドとの反応により製造し
    たものである請求項1に記載の使用。
  3. 【請求項3】 式(I): 【化1】 [式中、RCOは炭素数6〜18の脂肪族アシル基であり、 OAlkは−CHCHO−、−CHCHCHO−および/または−C
    −CHCHO−基であり、 nは平均3〜15の値であり、 Rは炭素数1〜22の脂肪族アルキル基である。] で示されるアルコキシル化カルボン酸エステルを使用する請求項1または2に記
    載の使用。
  4. 【請求項4】 RCOが炭素数6〜10の脂肪族アシル基であり、OAl
    kが−CHCHO−基であり、nが5〜15の値であり、Rがメチル基で
    ある式(I)で示されるアルコキシル化カルボン酸エステルを使用する請求項3
    に記載の使用。
  5. 【請求項5】 RCOが炭素数12〜14の脂肪族アシル基であり、OA
    lkが−CHCHO−基であり、nが8〜12の値であり、Rがメチル基
    である式(I)で示されるアルコキシル化カルボン酸エステルを使用する請求項
    3に記載の使用。
  6. 【請求項6】 アルコキシル化カルボン酸エステルを、界面活性剤の活性物
    質含量に対して0.1〜20重量%、好ましくは5〜15重量%の量で使用する
    請求項1〜5のいずれかに記載の使用。
  7. 【請求項7】 アルキルスルフェート、アルキルエーテルスルフェート、ア
    ルカンスルホネート、モノグリセリドスルフェート、スルホスクシネートおよび
    脂肪酸ポリグリコールエステルスルフェートから成る群から選択することが好ま
    しいアニオン性界面活性剤を含有する水性界面活性剤系中にアルコキシル化カル
    ボン酸エステルを使用する請求項1〜6のいずれかに記載の使用。
  8. 【請求項8】 脂肪アルコールポリグリコールエーテル、アルキルおよび/
    またはアルケニルオリゴグリコシド、アミンオキシドおよび脂肪酸−N−アルキ
    ルポリヒドロキシアルキルアミドから成る群から選択することが好ましいノニオ
    ン性界面活性剤を含有する水性界面活性剤系中にアルコキシル化カルボン酸エス
    テルを使用する請求項1〜7のいずれかに記載の使用。
  9. 【請求項9】 アルキルベタインおよびアルキルアミドベタインから成る群
    から選択することが好ましい両性または双性イオン性界面活性剤を含有する水性
    界面活性剤系中にアルコキシル化カルボン酸エステルを使用する請求項1〜8の
    いずれかに記載の使用。
  10. 【請求項10】 水性洗濯洗剤、食器洗剤およびクリーナーを製造するため
    の水性界面活性剤系中にアルコキシル化カルボン酸エステルを使用する請求項1
    〜9のいずれかに記載の使用。
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