JP2002525905A - レーキ受信器 - Google Patents

レーキ受信器

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JP2002525905A
JP2002525905A JP2000570913A JP2000570913A JP2002525905A JP 2002525905 A JP2002525905 A JP 2002525905A JP 2000570913 A JP2000570913 A JP 2000570913A JP 2000570913 A JP2000570913 A JP 2000570913A JP 2002525905 A JP2002525905 A JP 2002525905A
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ユーハ イリタロ
ペーター ムスジンスキー
エサ ティーロラ
トニー ネフリング
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ノキア ネットワークス オサケ ユキチュア
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    • H04B2201/7097Direct sequence modulation interference
    • H04B2201/709727GRAKE type RAKE receivers

Abstract

(57)【要約】 本発明は、IRCを用いるCDMAシステムのレーキ受信器であって、少なくとも2つのアンテナブランチ(232A,232B)を使用することにより無線信号を受信する受信器に係る。本発明によれば、レーキフィンガ(270A,270B)は、各アンテナブランチ(232A,232B)に対して信号対干渉及び雑音比(SINR)を最大にする重み付け係数を形成するための重み付け係数部分(272)と、各アンテナブランチ(232A,232B)においてデスプレッダ(276A,276B)によって拡散解除されたパイロット部分(274A)に重み付け係数を乗算するためのマルチプライヤ(284A,284B)と、各アンテナブランチ(232A,232B)においてデスプレッダ(276C,276D)により拡散解除されたデータ部分(274B)に重み付け係数を乗算するためのマルチプライヤ(284C,284D)と、別々のアンテナブランチ(232A,232B)を経て受信されそして重み付け係数が乗算された拡散解除されたパイロット部分(274A)を1つのパイロット信号へ合成するためのアンテナブランチ加算器(278A)と、別々のアンテナブランチ(232A,232B)を経て受信されそして重み付け係数が乗算された拡散解除されたデータ部分(274B)を1つのデータ信号へ合成するためのアンテナブランチ加算器(278B)とを備えている。更に、受信器は、異なる遅延で動作するレーキフィンガ(270A,270B)のデータ信号を、受信ビットを表わす和のデータ信号へ合成するためのレーキフィンガ加算器(280B)も備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は、コード分割多重アクセス(CDMA)方法を使用する無線システム
のレーキ(RAKE)受信器に係る。
【0002】
【背景技術】
無線システムでは、システムのカバレージエリア及び/又は容量を増加するた
めに異なる種類のダイバーシティ方法が使用される。ここでは、スペースダイバ
ーシティ、即ちアンテナダイバーシティ、偏波ダイバーシティ、及び多経路ダイ
バーシティについて取り上げる。スペースダイバーシティとは、個別のアンテナ
を経て受信される信号間に充分な相関解除を得るためにアンテナが互いに充分離
れて配置されることを意味する。関心をもつ種類の偏波ダイバーシティは、信号
が1つの偏波レベルで送信されるが交差偏波アンテナによって受信されるときの
暗黙的偏波である。多経路ダイバーシティとは、多経路伝播信号成分で形成され
たダイバーシティを意味し、このダイバーシティは、信号の帯域巾がチャンネル
のコヒレントな帯域巾より相当に広いCDMAシステムのようなシステムに使用
することができる。
【0003】 CDMAシステムでは、多経路伝播信号成分を受信時に分離するためにレーキ
受信器が使用される。一般に、この信号成分は、少なくとも、使用する拡散コー
ドの一部分、即ちチップにより互いに分離されねばならない。レーキ受信器は、
レーキフィンガを備え、各フィンガにおいて、拡散解除及びダイバーシティ結合
が行なわれる。更に、受信器は、各アンテナブランチごとに整合フィルタを有す
る遅延推定器と、レーキフィンガのための割り当てブロックとを備えている。整
合フィルタにおいては、信号拡散に使用される拡散コードにより受信された信号
が異なる遅延によって相関され、従って、拡散コードのタイミングは、例えば、
1チップのステップで変更される。相関が強いときには、多経路伝播信号成分が
見つかり、これは、次いで、見つかった遅延により受信することができる。
【0004】 無線経路においては、信号が、所望の信号に加えて、他のユーザ又はシステム
により生じたノイズ及び干渉も含む。ダイバーシティを使用するシステムでは、
ノイズ及び干渉の影響を、例えば、最大比合成(MRC)方法によって減少する
ことができ、この方法によれば、個別のアンテナを経て受信された信号は、個別
のアンテナブランチにおいて信号電力に比例して重み付けされる。しかし、この
方法は、各アンテナの干渉が独立していると想定している。この想定は、実際の
セルラー無線ネットワークでは常に真ではなく、各アンテナに同じ干渉が存在す
ることも考えられる。
【0005】 干渉除去合成(IRC)方法にはこのような制約がない。しかしながら、この
方法は、時分割多重アクセス(TDMA)方法を使用するシステムにしか使用さ
れておらず、これらのシステムは、ほとんどの場合、多経路伝播信号成分を分離
できない。IRC方法は、ここでは、適応ビーム形成(信号の最適な合成)を意
味し、従って、信号電力は、干渉及びノイズの電力に比例して最大にされ、即ち
信号対干渉及び雑音比(SINR)が最大にされる。
【0006】
【発明の開示】
従って、本発明の目的は、IRCを使用するレーキ受信器を提供することであ
る。これは、以下に述べるレーキ受信器によって達成される。このレーキ受信器
は、無線信号を受信するための少なくとも2つのアンテナブランチと、該アンテ
ナブランチに接続され、無線信号の多経路伝播信号成分を処理するための少なく
とも1つのレーキフィンガと、上記アンテナブランチに接続されて、少なくとも
1つの多経路伝播信号成分の遅延をサーチし、そしてレーキフィンガを割り当て
て、見つかった多経路伝播信号成分を処理すると共に、上記レーキフィンガに見
つかった遅延を通知するための遅延推定器とを備え、上記レーキフィンガは、各
アンテナブランチの無線信号に含まれた既知のパイロット部分により見つかった
多経路伝播信号成分のチャンネルのインパルス応答を発生するチャンネル推定器
と、上記既知のパイロット部分及び上記チャンネルの推定インパルス応答により
得られる再生された所望無線信号を受信無線信号から減算することにより、各ア
ンテナブランチの無線信号に含まれて干渉及びノイズより成る干渉信号を発生す
るための干渉推定器と、各アンテナブランチに接続され、上記遅延推定器で通知
された遅延により既知の拡散コードを使用することによって多経路伝播信号成分
に含まれたパイロット部分を拡散解除するためのデスプレッダと、各アンテナブ
ランチに接続され、上記遅延推定器で通知された遅延により既知の拡散コードを
使用することによって多経路伝播信号成分に含まれたデータ部分を拡散解除する
ためのデスプレッダとを備えている。又、レーキフィンガは、信号対干渉及び雑
音比(SINR)を最大にする重み付け係数を各アンテナブランチに与えるため
の重み付け係数部分と、各アンテナブランチにおいてデスプレッダにより拡散解
除されたパイロット部分に重み付け係数を乗算するためのマルチプライヤと、各
アンテナブランチにおいてデスプレッダにより拡散解除されたデータ部分に重み
付け係数を乗算するためのマルチプライヤと、別々のアンテナブランチを経て受
け取られそして重み付け係数で乗算された拡散解除されたパイロット部分を1つ
のパイロット信号へ合成するためのアンテナブランチ加算器と、別々のアンテナ
ブランチを経て受け取られそして重み付け係数で乗算された拡散解除されたデー
タ部分を1つのデータ信号へ合成するためのアンテナブランチ加算器とを備え、
そして上記レーキ受信器は、更に、異なる遅延で動作するレーキフィンガのデー
タ信号を、受信ビットを表わす和のデータ信号へ合成するためのレーキフィンガ
加算器を備えている。
【0007】 従属請求項の目的は、本発明の好ましい実施形態において説明する。 本発明は、IRCを使用するレーキ受信器が形成されることをベースとする。 本発明のレーキ受信器は、信号のEb/I0比(ビット当たりのエネルギーを干
渉の電力密度で除算したもの)に、MRCを使用する従来のレーキ受信器より2
デシベルまで良好な値を与える。
【0008】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。 本発明は、コード分割多重アクセス(CDMA)方法を使用する異なる種類の
移動電話システムに適用することができる。ここでは、直接シーケンスの広帯域
コード分割多重アクセス方法を使用する普遍的移動電話システムに本発明を適用
する例を説明するが、本発明は、これに限定されるものではない。従って、例え
ば、日本のARIB(アソシエーション・オブ・ラジオインダストリ・アンド・
ビジネス)により開発された移動電話システムIMT−2000、及びヨーロッ
パで開発されるユニバーサル・モービル・テレホン・システム(UMTS)が、
本発明に基づくシステムである。これらの例は、WCDMAシステムの説明に基
づき、付加的な情報は、ここで参照するETSI(ヨーロピアン・テレコミュニ
ケーションズ・スタンダーズ・インスティテュート)仕様書「The ETSI UMTS Te
rrestrial Radio Access (UTRA) ITU-R RTT Candidate Submission (Tdoc SMG2
260/89, May/June 1998)」を参照されたい。
【0009】 図1A及び1Bを参照して、普遍的移動電話システムの構造を説明する。図1
Bは、本発明を説明する上で重要なブロックしか示していないが、従来の移動電
話システムは、ここで詳細に説明する必要のない他の機能及び構造も含むことが
当業者に明らかであろう。移動電話システムの主要部分は、コアネットワークC
Nと、UMTS地上無線アクセスネットワークUTRANと、ユーザ装置UEで
ある。CNとUTRANとの間のインターフェイスは、Iuと称し、そしてUT
RANとUEとの間のエアインターフェイスは、Uuと称する。
【0010】 UTRANは、無線ネットワークサブシステムRNSを含む。RNS間のイン
ターフェイスは、Iurと称する。RNSは、無線ネットワークコントローラR
NCと、1つ以上のノードBとを備えている。RNCとBとの間のインターフェ
イスは、Iubと称する。ノードBのカバレージエリア即ちセルは、図1Bにお
いてCで示されている。 図1Aの説明は、非常に抽象的であり、それ故、図1Bにおいて、GSMシス
テムのどの部分がUMTSのどの部分にほぼ対応するかを示すことにより明瞭化
される。UMTSの種々の部分がどんな責任及び機能を果たすかは、まだ開発中
であるために、ここに示すマッピングは、何ら束縛を意図したものでなく、単な
る指示であることに注意されたい。
【0011】 図1Bによれば、ユーザ装置UEから、公衆交換電話ネットワーク(PSTN
)102に接続された電話100までの回路交換接続を確立することができる。
ユーザ装置UEは、例えば、固定ターミナルであるか、乗物に搭載されたターミ
ナルであるか、又はポータブルターミナルである。無線ネットワークインフラス
トラクチャーUTRANは、無線ネットワークサブシステムRNS、即ちベース
ステーションシステムを備えている。無線ネットワークサブシステムRNSは、
無線ネットワークコントローラRNC即ちベースステーションコントローラと、
そのコントローラにより制御される少なくとも1つのノードB即ちベースステー
ションとを備えている。
【0012】 ベースステーションBは、マルチプレクサ114と、トランシーバ116と、
これらマルチプレクサ114及びトランシーバ116の動作を制御する制御ユニ
ット118とを備えている。複数のトランシーバ116により使用されるトラフ
ィック及び制御チャンネルは、マルチプレクサ114により送信リンクIubに
配置される。 ベースステーションBのトランシーバ116からアンテナユニット120への
接続があり、このアンテナユニットは、ユーザ装置UEへの両方向無線接続Uu
を与える。両方向無線接続Uuに送信されるべきフレームの構造は、正確に定義
される。
【0013】 ベースステーションコントローラRNCは、スイッチングネットワーク110
及び制御ユニット112を含む。スイッチングネットワーク110は、スピーチ
及びデータを接続すると共に、シグナリング回路を結合するのに使用される。ベ
ースステーションB及びベースステーションコントローラRNCで構成されるベ
ースステーションシステムは、更に、トランスコーダ108を含む。ベースステ
ーションコントローラRNCとベースステーションBとの間のタスクの分担及び
その物理的な構造は、実施形態によって変化し得る。ベースステーションBは、
通常、上述したように無線経路の実施に関与する。ベースステーションコントロ
ーラRNCは、通常、次のもの、即ち無線リソース、セル間のハンドオーバー、
電力制御、タイミング及び同期、ユーザ装置のページングを制御する。
【0014】 トランスコーダ108は、一般に、移動電話交換機106にできるだけ接近し
て配置される。というのは、送信容量を節約することによりトランスコーダ10
8とベースステーションコントローラRNCとの間で移動電話システムの形態で
スピーチを送信できるからである。トランスコーダ108は、種々のデジタルス
ピーチコード形態を公衆交換電話ネットワークと無線電話ネットワークとの間で
適合し得る形態に変換し、例えば、固定ネットワークの64kビット/s形態か
らセルラー無線ネットワークの別の形態(例えば、13kビット/s)へそして
その逆にも変換する。必要とされる装置は、ここでは詳細に説明しないが、スピ
ーチ以外のデータがトランスコーダ108によって変換されないことを述べてお
く。制御ユニット112は、コール制御及び移動管理を実行し、統計学的データ
を収集し、そしてシグナリングを実行する。
【0015】 コアネットワークCNは、UTRANの外部の異動電話システムに属するイン
フラストラクチャーで構成される。コアネットワークCNの装置の中で、図1B
は、移動電話交換機106及びゲートウェイ移動電話交換機104を示し、これ
は、移動電話システムを外界、ここでは、公衆交換ネットワーク102へ接続す
る。 図4は、ユーザ装置UEの構造例を示す。ユーザ装置UEの重要な部分は、ユ
ーザ装置のアンテナ402に対するインターフェイス404と、トランシーバ4
06と、ユーザ装置の制御部410と、バッテリ414に対するインターフェイ
ス412である。ユーザインターフェイスは、一般に、ディスプレイ400と、
キーボード408と、マイクロホン416と、スピーカ418とを含む。ユーザ
装置は、例えば、ポータブル移動電話であるか、車両に搭載される電話であるか
、ワイヤレスローカルループのターミナルであるか、又はコンピュータに一体化
されたデータ送信装置である。
【0016】 図2Aは、一対の無線トランシーバの機能を示す。無線送信器は、ノードB又
はユーザ装置UEに配置され、そして無線受信器は、ユーザ装置UE又はノード
Bに配置される。 図2Aの上部は、無線送信器の本質的な機能を示す。物理的チャンネルに配置
されるべき種々のサービスは、例えば、システムのスピーチ、データ、動画又は
静止映像及び制御チャンネルである。この図は、制御チャンネル及びデータ処理
を示す。種々のサービスは、種々のソースコード化手段を必要とし、例えば、ス
ピーチは、スピーチコーデックを必要とする。しかしながら、明瞭化のために、
ソースコード化手段は、図2Aには示されていない。 チャンネル推定のために受信器に使用されるパイロットビットも、制御チャン
ネル214に配置される。ユーザデータ200は、データチャンネルに配置され
る。
【0017】 従って、種々のチャンネルは、ブロック202A及び202Bにおいて種々の
やり方でチャンネルコード化される。チャンネルコード化は、例えば、異なるブ
ロックコードを含み、その一例は、繰り返し冗長チェック(CRC)である。更
に、コンボリューションコード化及びその種々の変形、例えば、パンクチャード
コンボリューションコード化又はターボコード化が、通常、使用される。しかし
ながら、上記パイロットビットは、チャンネルコード化されない。というのは、
チャンネルにより生じた信号歪を見出すことが意図されるからである。 種々のチャンネルがチャンネルコード化された後に、それらは、インターリー
バー204A、204Bにおいてインターリーブされる。インターリーブの目的
は、エラー修正を容易にすることである。インターリーブにおいて、種々のサー
ビスのビットが所定のやり方でスクランブルされ、これにより、無線経路におけ
る瞬間的なフェージングだけでは、送信情報が必ずしも識別に不適合になること
はない。その結果、インターリーブされたビットは、ブロック206A、206
Bにおいて拡散コードで拡散される。得られたチップは、次いで、スクランブル
コードでスクランブルされ、そしてブロック208において変調され、その動作
は、図2Bを参照して詳細に説明する。このように、別々の信号が、同じ送信器
を経て送信されるようにブロック208において合成される。
【0018】 最終的に、合成された信号は、異なる電力増幅器及び帯域巾制限フィルタを含
む高周波部分210へ送られる。送信電力制御に使用される閉ループの調整は、
一般に、このブロックに配置された送信電力制御増幅器を制御する。次いで、ア
ナログ無線信号は、アンテナ202を経て無線経路Uuへ送信される。 図2Aの下部は、無線受信器の重要な部分を示す。無線受信器は、通常、レー
キ(RAKE)受信器である。無線経路Uuからアンテナ232によりアナログ
高周波信号が受信される。この信号は、所望の周波数帯域以外の周波数を阻止す
るフィルタを含む高周波部分230へ送られる。
【0019】 その後、信号は、ブロック228において、中間周波に変換されるか又は基本
帯域に直接変換され、この形態で信号がサンプリングされそして量子化される。
信号は多経路伝播信号であるから、異なる経路に沿って伝播した信号成分をブロ
ック228において合成することが意図され、このブロックは、公知技術に基づ
き受信器の実際のレーキフィンガを含む。ブロック228は、図2Cに詳細に示
されている。 得られた物理的チャンネルは、次いで、デインターリーバー226においてデ
インターリーブされる。その後、デインターリーブされた物理的チャンネルは、
デマルチプレクサ224において異なるチャンネルのデータ流に分割される。各
チャンネルは、別々のチャンネルデコードブロック222A、222Bへ送られ
、そこで、送信に使用されたチャンネルコード、例えば、ブロックコード及びコ
ンボリューションコードがデコードされる。コンボリューションコードは、ビタ
ビデコーダによってデコードされるのが好ましい。送信された各チャンネル22
0A、220Bは、次いで、必要に応じて更に処理され、例えば、データ220
は、ユーザ装置UEに接続されたコンピュータ122へ送られる。システムの制
御チャンネルは、無線受信器の制御部236へ送られる。
【0020】 図2Bは、チャンネルが拡散コードによりいかに拡散されそして変調されるか
を示す。図の左側において、チャンネルのビット流がブロックS/Pへ到来し、
そこで、各2ビットシーケンスがシリアル形態からパラレル形態へ変換される。
これは、一方のビットが信号のブランチIへ送られ、そして他方のビットが信号
のブランチQへ送られることを意味する。その後、信号ブランチI及びQは、拡
散コードcchで乗算され、これにより、比較的狭帯域の情報が広い周波数帯域へ
と拡散される。各ブランチは、同じ拡散コードを有してもよいし、異なる拡散コ
ードを有してもよい。各接続Uuは、個別の拡散コード(1つ又は複数)を有し
、これにより、受信器はそれに意図された送信を識別する。次いで、信号は、各
送信器ごとに別々のスクランブルコードcI scramble+jcQ scrambleをそれに
乗算することによりスクランブルされる。得られた信号のパルス形態は、フィル
タp(t)によりフィルタされる。最終的に、信号は、互いにシフトされた個別の
ブランチに90°を乗算することにより高周波搬送波に対して変調され、このよ
うにして得られたブランチは、1つの搬送波に合成され、考えられるフィルタ動
作や電力増幅を含まずに無線経路Uuへ送信される準備ができる。ここに述べる
変調モードは、直角位相シフトキーイングQPSKである。
【0021】 ここに述べるI/Qマルチプレクスに代わって、時間マルチプレクスを使用す
ることもでき、この場合は、データ及び制御チャンネルが時間軸上に順次に配置
される。しかしながら、チャンネル間の時間差が小さいので、制御チャンネルか
ら推定される干渉は、データチャンネルにおいても同じであると仮定することが
できる。 通常、最大限256の異なる相互に直交する拡散コードを同時に使用すること
ができる。例えば、UMTSがダウンリンク方向に4.096メガチップ/sの
速度で5MHzの搬送波を使用する場合には、拡散係数256は、32kビット
/sの送信速度に対応し、そして実際上最高の送信速度は、拡散係数4によって
得られ、これにより、データ送信速度は、2048kビット/sとなる。従って
、チャンネルにおける送信速度は、段階的に32、64、128、256、51
2、1024及び2048kビット/sと変化し、一方、拡散係数は、256、
128、64、32、16、8及び4と変化する。ユーザの意図するデータ送信
速度は、使用するチャンネルコードに依存する。例えば、1/3コンボリューシ
ョンコードが使用される場合には、ユーザのデータ送信速度がチャンネルのデー
タ送信速度の約1/3である。拡散係数は、拡散コードの長さを示す。例えば、
拡散係数1に対応する拡散コードは、(1)である。拡散係数2は、2つの相互
に直交する拡散コード(1、1)及び(1、−1)を有する。更に、拡散係数4
は、4つの相互に直交する拡散コードを有し、即ち上位レベル拡散コード(1、
1)の下に、拡散コード(1、1、1、1)及び(1、1、−1、−1)があり
、そして別の上位レベル拡散コード(1、−1)の下に、拡散コード(1、−1
、1、−1)及び(1、−1、−1、1)がある。拡散コードの形成は、コード
ツリーの下位レベルへと伝播するときにこのように続けられる。所与のレベルの
拡散コードは、常に相互に直交する。同様に、所与のレベルの拡散コードは、同
じレベルの別の拡散コードから次のレベルへと導出されるその全ての拡散コード
と直交する。
【0022】 送信において、1つの記号に拡散コードが乗算され、これにより、データは、
使用すべき周波数帯域にわたって拡散する。例えば、拡散コード256が使用さ
れるときには、1つの記号が256個のチップで表わされる。又、拡散コード1
6が使用されるときには、1つの記号が16個のチップで表わされる。 図3は、どの種類のフレーム構造を物理的チャンネルに使用できるかの一例を
示す。フレーム340A、340B、340C、340Dは、1から72まで順
次に番号付けされ、そして長さが720ミリ秒のスーパーフレームを形成する。
1つのフレーム340Cの長さは、10ミリ秒である。フレーム340Cは、1
6個のスロット330A、330B、330C、330Dに分割される。1つの
スロット330Cの長さは、0.625ミリ秒である。1つのスロット330C
は、通常、電力が例えば1デシベル上方又は下方に制御されるところの1つの電
力制御周期に対応する。
【0023】 物理的チャンネルは、2つの異なる形式、即ち専用の物理的データチャンネル
(DPDCH)310及び専用の物理的制御チャンネル(DPCCH)312に
分割される。専用の物理的データチャンネル310は、オープンシステム相互接
続(OSI)の層2及びその上、即ち主として専用のトラフィックチャンネルで
発生されたデータ306を搬送するのに使用される。専用の物理的制御チャンネ
ル312は、OSIの層1で発生された制御情報を搬送する。制御情報は、チャ
ンネル推定に使用されるべきパイロット部分、即ちパイロットビット300と、
送信電力制御(TCP)コマンド302と、任意であるが、搬送フォーマット指
示子(TFI)304とを含む。この搬送フォーマット指示子304は、アップ
リンク方向に各専用の物理的データチャンネルによってそのとき使用される送信
速度を受信器に知らせる。
【0024】 図3から明らかなように、専用の物理的データチャンネル310及び専用の物
理的制御チャンネル312は、ダウンリンク方向において同じタイムスロット3
30Cへと時間マルチプレクスされる。アップリンク方向においても、これらの
チャンネルは、各フレーム340CへとIQマルチプレクスされ(I=同相、Q
=直角位相)そして二重チャンネル直角位相シフトキーイング(QPSK)変調
を使用して送信されるように、並列に送信される。付加的な専用の物理的データ
チャンネル310を送信することが意図されるときには、それらが第1チャンネ
ル対のブランチI又はQのいずれかへコードマルチプレクスされる。
【0025】 次いで、図2Cについて説明する。この図は、図2Aに示す受信器のデスクラ
ンブル、デコード及び復調の複合ブロック228を詳細に示す。しかしながら、
デスクランブルは、本発明には関わりないので、説明しない。無線経路Uuに送
られる所望の無線信号は、時々フェージングを生じるチャンネル250において
多経路伝播する。更に、加算的ゼロ平均のホワイトガウスノイズ254が信号に
結合される。更に、時々フェージングを生じるチャンネル252において多経路
伝播する干渉信号も、信号に結合される。 従って、無線経路Uuから受信されるべき信号は、所望信号に加えて、ノイズ
及び干渉も含む。信号は、少なくとも2つの個別のアンテナブランチ232A、
232Bを使用することにより受信される。これらブランチ232A、232B
は、アンテナ利得を与えるためのアンテナアレーを形成し、個別のアンテナは、
半波長の距離において互いに比較的接近される。別の可能性としては、ブランチ
232A、232Bがダイバーシティブランチであり、個別のアンテナは、例え
ば、10ないし20波長の距離において互いに比較的離される。ダイバーシティ
は、スペース又は偏波ダイバーシティとして実施することができる。
【0026】 図2Cの例は、スペースダイバーシティの使用を示し、ブランチ232A、2
32Bは、適応アンテナとして実施される。適応アンテナは、互いに充分離れて
配置されたアンテナ232A、232Bによって実施され、これらアンテナを経
て多経路伝播信号が受信される。 アンテナの数をLとする。図には、2つのアンテナ即ち第1アンテナ232A
及び第Lアンテナ232Bしか示されていない。これらアンテナ間の2つのドッ
トは、アンテナの存在を示すが、明瞭化のため、ここでは説明しない。一般に、
アンテナの数は、2ないし8の間で変化する。 本発明によれば、個別のアンテナブランチ232A、232Bを経て受信され
た信号は、ノイズ及び干渉の影響を最小にできるように重み付けされる。
【0027】 ダイバーシティを使用するときには、ブランチ間の相関をできるだけ低くする
ことが意図される。ダイバーシティを実施する別の方法は、偏波ダイバーシティ
を使用することであり、従って、信号は、交差偏波アンテナにより受信される。
理論的には、混成も可能であり、これは、スペースダイバーシティ及び偏波ダイ
バーシティの両方が同時に使用されることを意味する。ユーザ装置において実施
できる解決策の一例として、いわゆるパッチアンテナを挙げることができ、これ
は、サイズが約1平方インチのプレートであり、このプレートは、交差偏波平面
を有する。別の例は、乗物に搭載されたユーザ装置であり、この場合も、スペー
スダイバーシティの実施が比較的容易である。
【0028】 L個の全アンテナブランチ232A、232Bから受信された信号は、高周波
部分(図2Cには示さず)を経て、アンテナブランチ232A、232Bに接続
された遅延推定器260に送られる。この遅延推定器260において、最も良く
聞こえる多経路伝播信号成分の遅延がサーチされる。見つかった多経路伝播信号
成分を処理するために、レーキフィンガ270A、270Bが割り当てられる。
遅延推定器260は、各レーキブランチ270A、270Bに見つかった遅延を
通知する。
【0029】 遅延推定器260は、各アンテナブランチ232A、232Bのための整合フ
ィルタ262A、262Bを備えている。従って、整合フィルタ262A、26
2Bの数もL個である。整合フィルタ262A、262Bにおいて、所定数の並
列な相関計算が、受信した無線信号に対し、異なる遅延で行なわれ、多経路伝播
信号成分の遅延が推定される。この相関計算において、受信した無線信号に含ま
れた拡散パイロット部分は、所定の遅延を使用して既知の拡散コードで拡散解除
される。
【0030】 計算された相関に基づき、遅延推定器に配置されたアロケータ264は、多経
路伝播信号成分を受信するところの少なくとも1つの遅延を選択する。アロケー
タは、見つかった遅延をレーキフィンガ270A、270Bに通知することによ
り、見つかった信号成分を処理するためのレーキフィンガを割り当てる。選択を
行うために、各整合フィルタ262A、262Bの相関結果が、通常、アロケー
タ264において合成される。相関が高い場合には、当該アンテナブランチ23
2A、232Bへ到来する無線信号の多経路伝播信号成分の遅延を表わす遅延が
見つかる。一般に、最も強い多経路成分は、全てのアンテナにおいて同じコード
位相を有し、これは、アンテナが近くにあることと、無線信号が光の速度で伝播
することによるものである。
【0031】 実際には、所定数のレーキフィンガ270A、270Bが割り当てられ及び/
又は相関計算における所定のスレッシュホールド値を越える遅延に必要な数が割
り当てられる。一般に、制限係数は、使用するレーキフィンガ270A、270
Bの最大数となる。この例では、割り当てられるレーキフィンガ270A、27
0Bの数が文字Nで指示される。信号成分の数は、無線条件に依存し、例えば、
反射を引き起こす地形やビルに依存する。ほとんどの場合に、多経路伝播信号成
分をサーチするところの最小遅延は、1チップである。 1つのレーキフィンガ270A、270Bは、1つの多経路伝播信号成分を所
与のコード遅延により処理する。レーキフィンガ270A、270Bは、チャン
ネル推定器272を備え、これにより、無線信号に含まれそして既知のパイロッ
ト部分により見つかる多経路伝播信号成分のチャンネルインパルス応答、即ちチ
ャンネルの実際上複雑なインパルス応答タップが発生される。
【0032】 更に、レーキフィンガ270A、270Bは、干渉推定器272を備え、これ
により、各アンテナブランチ232A、232Bの無線信号に含まれそして干渉
及びノイズより成る干渉信号が、再生された所望の無線信号を受信無線信号から
減算することにより発生される。再生された所望の無線信号は、無線信号に含ま
れた既知のパイロット部分及びチャンネルの推定インパルス応答によって得られ
る。 図2Cにおいて破線で示されたエリアは、無線信号に含まれたパイロット部分
274Aの処理、及び無線信号に含まれたデータ部分274Bの処理を示す。
【0033】 レーキフィンガ270A、270Bは、各アンテナブランチ232A、232
Bに接続されたデスプレッダ276A、276Bを備え、これは、遅延推定器2
60で通知される遅延により既知の拡散コードを使用して、多経路伝播信号成分
に含まれた拡散パイロット部分274Aを拡散解除する。 対応的に、レーキフィンガ270A、270Bは、各アンテナブランチ232
A、232Bに接続されたデスプレッダ276C、276Dを備え、これは、遅
延推定器260で通知される遅延により既知の拡散コードを使用して、多経路伝
播信号成分に含まれた拡散データ部分274Bを拡散解除する。データ部分及び
パイロット部分の両方を処理するためにL個のデスプレッダがあり、即ち各レー
キフィンガ270A、270Bの各アンテナブランチ232A、232Bごとに
2つのデスプレッダがある。実際に、拡散解除するときには、信号成分のデータ
部分又はパイロット部分が正しい位相において拡散コードの複素共役数で乗算さ
れる。
【0034】 全体としては、遅延推定器260が、最も良く聞こえる信号成分に対してN個
のレーキフィンガ270A、270Bを割り当てるような状態にある。各レーキ
フィンガ270A、270Bにおいて、L個のアンテナブランチ232A、23
2Bが処理される。無線信号のパイロット部分及び無線信号のデータ部分の両方
が別々に処理される。数字Nは、状況に応じて変更することもできるし、或いは
スレッシュホールド値を、多経路伝播信号成分のレベルに対して設定することも
できる。このスレッシュホールド値を越えた場合には、上記レーキフィンガ27
0A、270Bに通知され、そして受信が続けられる。その結果、タイミングの
サーチは、動的なプロセスとなり、従って、結合されるべきレーキフィンガ27
0A、270Bが割り当てられる。
【0035】 レーキフィンガ270A、270Bにおける重み付け係数部分272は、各ア
ンテナブランチ232A、232Bに対して信号対干渉及び雑音比(SINR)
を最大にする重み付け係数を形成する。これは、例えば、アンテナブランチ23
2A、232Bの干渉及びノイズより成る干渉信号の共分散マトリクスの逆マト
リクスに、チャンネルの推定インパルス応答を乗算することにより実行すること
ができる。 各アンテナブランチ232A、232Bにおいてデスプレッダ276A、27
6Bにより拡散解除されたパイロット部分274Aは、レーキフィンガ270A
、270Bに配置されたマルチプライヤ284A、284Bを使用することによ
り、得られた重み付け係数で乗算される。対応的に、各アンテナブランチ232
A、232Bにおいてデスプレッダ276C、276Dにより拡散解除されたデ
ータ部分274Bは、マルチプライヤ284C、284Dを使用することにより
、得られた重み付け係数で乗算される。従って、パイロット部分を含む信号成分
と、データ部分を含む信号成分は、同じ重み付け係数で別々に乗算される。
【0036】 レーキフィンガ270A、270Bにおいて最後に配置されたアンテナブラン
チ加算器278Aは、個別のアンテナブランチ232A、232Bを経て受信さ
れて重み付け係数で乗算された拡散解除されたパイロット部分274Aを1つの
パイロット信号に合成する。 対応的に、アンテナブランチ加算器278Bは、個別のアンテナブランチ23
2A、232Bを経て受信されて重み付け係数で乗算された拡散解除されたデー
タ部分274Bを1つのデータ信号に合成する。 レーキ受信器は、更に、異なる遅延で機能するレーキフィンガ270A、27
0Bのデータ信号を、受信ビットを表わす和のデータ信号に合成するレーキフィ
ンガ加算器280Bを備えている。これらデータビットは、次いで、図2Aに基
づき、ブロック228からブロック226へ送られ、デインターリーブされる。
【0037】 ここに示す受信器は、ベースステーション及びユーザ装置の両方に使用するの
に適している。これは、データチャンネル及び制御チャンネルのI/Qマルチプ
レクス及び時間マルチプレクスの両方が可能であることを意味する。 アンテナブランチ加算器278A、278Bと、レーキフィンガ加算器280
A、280Bとの間には、実数部278A、278Bがあり、これは、各アンテ
ナブランチの合成信号からその虚数部を除去する。というのは、虚数部は、チャ
ンネル推定において発生したエラー項だからである。
【0038】 好ましい実施形態において、レーキ受信器は、異なる遅延で機能するレーキフ
ィンガ270A、270Bのパイロット信号を、受信したパイロットビットを表
す和のパイロット信号に合成するレーキフィンガ加算器280Aを備えている。
この和のパイロット信号は、信号対干渉比の推定器282へ送られ、上記チャン
ネルの信号対干渉比が推定される。閉ループの電力制御は、上記チャンネルの得
られた信号対干渉比によって制御することができる。これは、図2Cのブロック
282において文字TCP(送信電力制御)によって示されている。 本発明は、ソフトウェアで実施されるのが好ましく、ブロック228に含まれ
た機能の少なくとも一部分は、プロセッサで実行されるべきソフトウェアに変更
される。しかしながら、高い計算容量を必要とする遅延推定器260は、アプリ
ケーション特有の積分回路(ASIC)として実施されるのが好ましい。又、ブ
ロック228に含まれた他の機能は、ASIC又は個別ロジックのような必要な
機能を与える装置解決策によって実施することもできる。
【0039】 SINRを最大にする重み付け係数の計算方法を以下に説明する。ここでは、
チャンネルのインパルス応答hと、干渉及びノイズの共分散マトリクスRuuが既
知であると仮定する。その後、信号に含まれた既知のパイロットビットによりh
及びRuuを推定する方法を説明する。信号を処理するための記号レベルにおける
複素数基本帯域信号モデルについて説明する。この説明において、肉太活字は、
マトリクスの垂直ベクトルである。N個の多経路伝播の当該信号(SOI)は、
時間軸において整合フィルタにより見出され、そして各信号成分は、L個の個別
アンテナを経て受信されると仮定する。N番目の多経路伝播信号成分のL個の複
素数チャンネルタップは、長さLのベクトルhnにより指示される。他のユーザ
、多経路の自己干渉及びノイズによって生じる加算的多重アクセス干渉(MAI
)は、空間的なおそらく着色された共分散Ruu,n=E[unn H]を伴うL変数
の複素数ガウス分布プロセスとしてモデリングされたベクトルunにより指示さ
れる。L個のアンテナから受信された信号は、ベクトルrnにより指示される。
サイズMのアルファベットからのM番目のユーザの情報記号は、項smにより指
示される。
【0040】 拡散解除されたMAIに対するガウスの仮定は、異なる長さをもつ非常に多数
の拡散係数に対して有効である。 その結果、各記号周期は、K個のサンプルに分離され、これにより、ベクトル
nは、次の式で表すことができる。 rn[k]=hnm[k]+un[k]、k=1、・・K (1) N個のベクトルの各々を、長さLNのベクトルへとスタックすることにより、
よりコンパクトな式が得られる。 r[k]=hsm[k]+u[k]、k=1、・・K (2) ガウス分布の干渉変数un[k]及びu[k]は、サンプリングの瞬間にわた
り且つSOIの異なる多経路伝播成分にわたって相互に非相関である。従って、
次のようになる。 Ruu[k]=E[u[k]uH[k]] =diag(Ruu,1[k]、・・Ruu,N[k]) (3)
【0041】 記号smが等確率であり、そしてチャンネルパラメータhと、干渉及びノイズ
の共分散マトリクスRuu[k]がどちらも既知であると仮定すれば、最適な復調
は、次の対数見込み関数の最大化を含む(|・|は行列式を表す)。
【数1】 記号が同じエネルギーをもつと仮定すれば、式(4)を次のように展開するこ
とができる。
【数2】 これにより、干渉を最小にするN個の重み付け係数は、wn[k]=Ruu,n -1
k]hnとなり、そしてベクトルsm及びtは、長さがKで、各々エレメントsm
[k]を伴い、次のようになる。
【数3】
【0042】 従って、上述したIRCレーキ受信器は、N個の一時的なレーキフィンガに分
解することができ、その各々は、重み付け係数wn[k]=Ruu,n -1[k]hn
使用することによりL個のアンテナ入力に対して空間的IRCを実行する。レー
キフィンガの出力は加算され、即ち合成され、そして相関検出器を使用して、最
大の相関メトリックを可能にする値を記号smに対して決定する。 SOIの多経路自己干渉を無視できる場合、例えば、処理利得が充分に大きい
ときには、Ruu,nがN個の全フィンガにおいて本質的に同じであり、これは、そ
れを推定して一度だけ反転すればよいことを意味する。干渉の共分散マトリクス
が空間的にホワイトであり、即ちRuu,n=Idであるときには、wn[k]=hn であるから、IRCはMRCとなる。最小平均平方(LMS)又は反復最小平方
(RLS)のような反復アルゴリズムが使用される場合には、マトリクスRuu,n の直接マトリクス反転(DMI)を回避することができる。従って、受信器は、
MRCとIRCとの間の状況に基づいて干渉除去方法を変更できるように構成す
ることができる。データ送信速度が高いときには、干渉が着色され、それ故、I
RCが使用され、そしてMRCは、低いデータ送信速度で使用される。原理的に
、MRCは、IRCの1つの特殊なケースに過ぎず、これは、使用すべき方法が
常にIRCでよいことを意味する。
【0043】 h及びRuuが未知であると仮定し、ベクトルhの未構成の最大見込みMLチャ
ンネル推定と、実行されたチャンネル推定を使用する共分散マトリクスRuuの推
定について以下に説明する。上述したように、アップリンク方向にはI/Qマル
チプレクスが使用され、即ちデータチャンネルはブランチIに対してマルチプレ
クスされ、そして制御チャンネルはブランチQに対してマルチプレクスされる。
又、制御チャンネルは、既に知られたパイロット部分も含む。両チャンネルは、
直交する拡散コードで拡散解除することにより互いに分離できる。記号レベルの
信号モデルは、BPSK記号sm∈{−1、1}を使用して、各部分I及びQに
対して別々に書くことにより式1から得られる。更に、インデックスkは、ここ
で、記号シーケンスのビットインデックスを指すと仮定する。DPCCHのKビ
ットは、1つのスロットに収集される。
【0044】 上記説明では、チャンネルパラメータh及び干渉共分散Ruuが既知であると仮
定した。ここでは、いずれの空間的構造に関する以前の情報も得られないと仮定
する。これは、最適なチャンネル推定値が最大見込みの原理で形成されることを
意味する。ベクトルr[k]、k=1、・・Kと、1つのスロット内のDPCC
Hのパイロットビットsp[k]が使用され、これにより、対数見込み関数を
【数4】
【0045】 パイロットビットをベースとする直線的チャンネル推定器について以上に説明
した。データチャンネルを使用する方法のような別の開発されたチャンネル推定
方法も、本発明の方法に適用できることが当業者に明らかであろう。 上記無線システムでは、ある状況において所望のチャンネルに隣接する周波数
帯域によっても干渉が発生し、この干渉は、隣接チャンネル電力(ACP)とし
て知られている。隣接周波数帯域は、上記オペレータに隣接するWCDMA周波
数帯域、別のオペレータのWCDMA周波数帯域、又は他のシステム、例えば、
GSMシステムの周波数帯域である。問題は、アップリンク方向においてセルに
ブロッキングを生じることである。例えば、効率の高いGSM送信器が、例えば
5MHzの周波数帯域において高いデータ速度、即ち低い拡散比で動作している
レーキ受信器にACPを生じさせると仮定する。ACP(一般的には干渉)は、
それを除去できるにはノイズレベルより高くなければならない。本発明によれば
、干渉推定器272により発生される干渉信号は、所望信号の隣接周波数帯域、
即ち隣接チャンネル電力により生じる干渉を含み、従って、その悪影響を排除す
ることができる。従って、ACPによるセルの収縮を防止することができる。 添付図面の例を参照して本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるも
のではなく、請求の範囲に記載した本発明の考え方の範囲内で多数の変更がなさ
れ得ることが明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 移動電話システムを示す図である。
【図1B】 移動電話システムを示す図である。
【図2A】 移動電話システムの送信器及び受信器を示す図である。
【図2B】 送信器における拡散及び変調を示す図である。
【図2C】 図2Aの受信器のスクランブル解除、デコード及び復調の複合ブロックに対す
る本発明のブロックを示す図である。
【図3】 フレームに配置された移動電話システムのチャンネルを示す図である。
【図4】 ユーザ装置の構造を簡単に示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD ,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ティーロラ エサ フィンランド エフイーエン−90500 オ ウル メリコスケンカテュ 2アー10 (72)発明者 ネフリング トニー フィンランド エフイーエン−02760 エ スプー スナンカリオンティエ 18 Fターム(参考) 5K022 EE02 EE32 EE35 【要約の続き】 のデータ信号へ合成するためのアンテナブランチ加算器 (278B)とを備えている。更に、受信器は、異なる遅延で 動作するレーキフィンガ(270A,270B)のデータ信号を、 受信ビットを表わす和のデータ信号へ合成するためのレ ーキフィンガ加算器(280B)も備えている。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線信号を受信するための少なくとも2つのアンテナブラン
    チ(232A,232B)と、該アンテナブランチ(232A,232B)に接続され、無線信号の多経
    路伝播信号成分を処理するための少なくとも1つのレーキフィンガ(270A,270B)
    と、上記アンテナブランチ(232A,232B)に接続され、少なくとも1つの多経路伝
    播信号成分の遅延をサーチし、そしてレーキフィンガ(270A,270B)を割り当てて
    、見つかった多経路伝播信号成分を処理すると共に、上記レーキフィンガ(270A,
    270B)に見つかった遅延を通知するための遅延推定器(260)とを備え、上記レーキ
    フィンガは、各アンテナブランチ(232A,232B)の無線信号に含まれた既知のパイ
    ロット部分により見つかった多経路伝播信号成分のチャンネルのインパルス応答
    を発生するチャンネル推定器(272)と、上記既知のパイロット部分及び上記チャ
    ンネルの推定インパルス応答により得られる再生された所望無線信号を受信無線
    信号から減算することにより、各アンテナブランチ(232A,232B)の無線信号に含
    まれて干渉及びノイズより成る干渉信号を発生するための干渉推定器(272)と、
    各アンテナブランチ(232A,232B)に接続され、上記遅延推定器(260)で通知された
    遅延により既知の拡散コードを使用することによって多経路伝播信号成分に含ま
    れたパイロット部分(274A)を拡散解除するためのデスプレッダ(276A,276B)と、
    各アンテナブランチ(232A,232B)に接続され、上記遅延推定器(260)で通知された
    遅延により既知の拡散コードを使用することによって多経路伝播信号成分に含ま
    れたデータ部分(274B)を拡散解除するためのデスプレッダ(276C,276D)とを備え
    ているようなレーキ受信器において、 上記レーキフィンガ(270A,270B)は、更に、 信号対干渉及び雑音比(SINR)を最大にする重み付け係数を各アンテナブランチ
    (232A,232B)に与えるための重み付け係数部分(272)と、 各アンテナブランチ(232A,232B)においてデスプレッダ(276A,276B)により拡散
    解除されたパイロット部分(274A)に重み付け係数を乗算するためのマルチプライ
    ヤ(284A,284B)と、 各アンテナブランチ(232A,232B)においてデスプレッダ(276C,276D)により拡散
    解除されたデータ部分(274B)に重み付け係数を乗算するためのマルチプライヤ(2
    84C,284D)と、 別々のアンテナブランチ(232A,232B)を経て受け取られそして重み付け係数で
    乗算された拡散解除されたパイロット部分(274A)を1つのパイロット信号へ合成
    するためのアンテナブランチ加算器(278A)と、 別々のアンテナブランチ(232A,232B)を経て受け取られそして重み付け係数で
    乗算された拡散解除されたデータ部分(274B)を1つのデータ信号へ合成するため
    のアンテナブランチ加算器(278B)とを備え、そして 上記レーキ受信器は、更に、 異なる遅延で動作するレーキフィンガ(270A,270B)のデータ信号を、受信ビッ
    トを表わす和のデータ信号へ合成するためのレーキフィンガ加算器(280B)を備え
    たことを特徴とするレーキ受信器。
  2. 【請求項2】 異なる遅延で動作するレーキフィンガ(270A,270B)のパイロ
    ット信号を、受信パイロットビットを表わす和のパイロット信号へ合成するため
    のレーキフィンガ加算器(280A)を備えた請求項1に記載のレーキ受信器。
  3. 【請求項3】 上記和のパイロット信号は、信号対干渉比の推定器(282)へ
    送られ、チャンネルの信号対干渉比を推定する請求項2に記載のレーキ受信器。
  4. 【請求項4】 上記チャンネルの得られた信号対干渉比によって閉ループの
    電力制御が行なわれる請求項3に記載のレーキ受信器。
  5. 【請求項5】 上記遅延推定器(260)は、 各アンテナブランチ(232A,232B)用の整合フィルタ(262A,262B)であって、異な
    る遅延により受信無線信号に対する所定数の並列な相関計算を実行し、これによ
    り、受信無線信号に含まれたパイロット部分が、相関計算において所定の遅延を
    用いることにより既知の拡散コードで拡散解除されるようにするための整合フィ
    ルタ(262A,262B)と、 各アンテナブランチ(232A,232B)ごとに、計算された相関に基づき、多経路伝
    播信号成分を受信するところの少なくとも1つの遅延を選択し、そして見つかっ
    た遅延をレーキフィンガ(270A,270B)に通知することによりレーキフィンガを割
    り当てるためのアロケータ(264)と、 を含む請求項1に記載のレーキ受信器。
  6. 【請求項6】 アンテナ利得を与えるために、上記アンテナブランチ(232A,
    232B)は、アンテナアレーを形成し、これにより、個別のアンテナ信号を整相す
    ることによってアンテナビームが所望の方向へ形成される請求項1に記載のレー
    キ受信器。
  7. 【請求項7】 上記アンテナブランチ(232A,232B)は、ダイバーシティブラ
    ンチである請求項1に記載のレーキ受信器。
  8. 【請求項8】 上記アンテナブランチ(232A,232B)は、スペースダイバーシ
    ティにより実施されるアンテナである請求項1に記載のレーキ受信器。
  9. 【請求項9】 上記アンテナブランチ(232A,232B)は、偏波ダイバーシティ
    により実施されるアンテナである請求項1に記載のレーキ受信器。
  10. 【請求項10】 上記チャンネル推定器(272)は、最適な最大見込み原理に
    基づいてチャンネル推定を実行する請求項1に記載のレーキ受信器。
  11. 【請求項11】 上記アンテナブランチ(232A,232B)の干渉信号で形成され
    た共分散マトリクスの逆マトリクスにチャンネルの推定インパルス応答を乗算す
    ることにより、信号対干渉及び雑音比を最大にする重み付け係数が各アンテナブ
    ランチ(232A,232B)ごとに形成される請求項1に記載のレーキ受信器。
  12. 【請求項12】 最適な最大見込み方法により形成されたチャンネル推定値
    は、干渉及びノイズで形成された共分散マトリクスを推定するのに使用される請
    求項11に記載のレーキ受信器。
  13. 【請求項13】 上記干渉推定器(272)により発生される干渉信号は、所望
    チャンネルの隣接周波数帯域、即ち隣接チャンネル電力により生じる干渉を含む
    請求項1に記載のレーキ受信器。
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