JP2002521918A - サンプリング位相を決定する方法及び位相検出方法を用いた同期ワード検出方法 - Google Patents

サンプリング位相を決定する方法及び位相検出方法を用いた同期ワード検出方法

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JP2002521918A
JP2002521918A JP2000561733A JP2000561733A JP2002521918A JP 2002521918 A JP2002521918 A JP 2002521918A JP 2000561733 A JP2000561733 A JP 2000561733A JP 2000561733 A JP2000561733 A JP 2000561733A JP 2002521918 A JP2002521918 A JP 2002521918A
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  • Braking Arrangements (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、ディジタル変調によって変調された信号のサンプリング位相を検出する方法に関し、この方法では、L個の連続するシンボルの座標を係数mでオーバーサンプリングし、L個のシンボルのオーバーサンプリングされた座標を角度値へ変換し、角度値を変調信号点配置の1つの点へ折り畳み、上記点に関連して、また、最も少ない雑音のサンプリング位相を選択して、各オーバーサンプリング位相について角度値の雑音を推定する。本発明はまた同期ワードを検出する方法に関連する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、n−PSKタイプのディジタル変調をされた信号に対するサンプリ
ング位相を検出する方法及び位相を決定する方法を実施する同期ワード検出方法
に関する。本発明は、特に戻りチャネル仕様を有するDVBに従うディジタルデ
コーダに関連して適用される。
【0002】 2−PSKタイプの変調を利用して(一定の包絡線で)変調された信号を復
調し、伝送されたシンボルを取り出すために、正しい位相のシンボル周波数で信
号をサンプリングする必要がある。Gardnerのアルゴリズムは、適当なサ
ンプリング時点を決定することを可能とする。しかしながら、このアルゴリズム
は、幾らかの収束時間を必要とし、この時間中に受信されるシンボルが失われる
という欠点がある。
【0003】 伝送される信号がバーストを含む場合、この収束時間は受信器の正しい動作に
対して不利となりうる。特に、短いバーストの持続時間は、同期を得るには不十
分でありうる。更に、バーストが異なる送信器によって送出される場合、1つの
バーストと他のバーストの間で同期を維持することはできない。
【0004】 従って、本発明は、迅速に収束するサンプリング時点を決定すると共に同期プ
レアンブルを検出する方法を提供することを目的とする。
【0005】 本発明は、ディジタル変調によって変調された信号のサンプリング位相を決定
する方法であって、 L個の連続するシンボルの座標を係数mでオーバーサンプリングする段階と、 L個のシンボルのオーバーサンプリングされた座標を角度値へ変換する段階と
、 上記角度値を変調の信号点配置の点へ折り重ねる段階と、 各オーバーサンプリング位相について、上記点に対して上記角度値中の雑音を
推定する段階と、 最も低い雑音を与えるオーバーサンプリング位相を選択する段階とを含むこと
を特徴とする方法を提供する。
【0006】 本発明の特定の実施例によれば、上記雑音は、上記点の理論上の角度値に対し
て上記折り重ねる角度値の分散を計算することによって推定される。
【0007】 本発明の特定的な実施例によれば、上記シンボルは差分符号化され、上記分散
を計算する段階は角度差に基づいて実行される。
【0008】 本発明の特定的な実施例によれば、上記最適なオーバーサンプリング位相を選
択する段階は、L個のシンボル毎に行なわれる。
【0009】 本発明の他の実施例によれば、方法は、角度差の各値についてL個のシンボル
に亘って分散の値を決定するために角度差の値を記憶する段階(「移動分散」)
を更に含む。
【0010】 本発明は、最適な位相を検出する方法に付け加えられる同期ワード検出方法で
あって、所定の同期ワードに対応する角度差に対して角度差のストリングの偏差
を決定する段階を更に含み、略ゼロの偏差は上記同期ワードが存在することを示
すことを特徴とする方法を提供する。
【0011】 特定の実施例によれば、方法は、最適のサンプリング位相が決定されるまでオ
ーバーサンプリングされた角度の一組の差の値を格納する段階と、 上記最適位相を決定する段階と、 上記位相に対応する角度差の値についてのみ偏差を決定する段階とを更に含む
【0012】 本発明の他の特徴及び利点は、添付の図面に示される特定の限定的でない典型
的な実施例の説明により明らかとなろう。
【0013】 最適なサンプリング時点を決定する手段については本願の第1部に記載し、同
期ワードの検出については特に第2部に記載する。
【0014】 [第1部] [1]一般的な考察 以下説明する典型的な実施例は、2−PSKタイプの信号のサンプルに対応
する角度の値を与え、これらの値は例えば本願と同一出願日に出願され、199
8年7月24日に出願されたフランス国特許第9809428号に基づいて優先
権主張する本出願人による特許出願に記載されるように角度変換についての方法
及び装置によって決定される。角度変換は、受信された信号の各8ビットの2つ
のサンプルであり、夫々が(I,Q)平面上の点の座標を表わすサンプルに基づ
いて、6ビットに符号化される角度値を決定する。追加的なビットは、特定の角
度値の有効性及び無効性を示す。更なる詳細な説明については上述の2つの特許
出願明細書を参照のこと。一般的に、角度変換器は、N+nビットの角度値を与
え、但し2は信号点配置の点の数である。
【0015】 例として、図1は、(I,Q)平面上のQPSK変調の信号点配置を示す図で
ある。
【0016】 [2]サンプリング位相の決定 図2は、上述の方法で周波数補正を行なうことが可能なディジタルテレビジョ
ン受像機の復調及び誤り訂正部を示すブロック図である。この受像機140は、
パラボラアンテナ141(又はケーブルインタフェースといった伝送媒体との他
のインタフェース)にリンクされマイクロプロセッサ149によって制御される
周波数シンセサイザ144から発せられる信号を受信するチューナ142を含む
。チューナ142からの信号は、特にI及びQのディジタル化を行なうアナログ
/ディジタル変換器を含むQPSK復調器143によって復調され、回路143
はまたサンプル(I,Q)の対から角度値を決定する。復調されたQPSK信号
は第1の誤り訂正器145へ送られ、次にインタリーブ解除装置146、第2の
誤り訂正器147、及びデマルチプレクサ148へ送られる。
【0017】 回路143は、最初に、シンボル周波数を係数sで逓倍した周波数でチューナ
142から発せられる信号のサンプリングを行なう。sは、所定の信号対雑音比
に対して一定の誤り率が維持されるよう選択される。サンプリング誤りは、1/
(2s)である。サンプルは、兄弟特許出願に示されるように角度値へ変換され
る。例として、sは6とされうる。以下の説明では、L個のシンボルを表わす一
組のサンプルに亘る同じランクの角度値の組は、「クラス」と称するものとする
。例えば、sが6とされる場合(これはQPSK変調の場合に十分である)、1
番目から始まる6番目毎の値は第1のクラスに属し、2番目から始まる6番目毎
の値は第2のクラスに属し、以下同様である。
【0018】 サンプリング位相の決定のために、角度値の低い方からN個のビットの解析が
行なわれる。並行して、高い方からn個のビットを用いてシンボルの値が決定さ
れる。
【0019】 低い方からN個のビットを考えることにより、信号点配置の全ての点を重畳さ
せるよう、信号点配置は(I,Q)平面の特定のセクタ上に折り重ねられる。図
3は、4−PSK信号点配置(QPSKとも称される)の場合を示す図であり、
4つの象限が単一の象限へ折り重ねられている。サンプリング中に受ける位相誤
りにより、復調された点は理想的な位置の周りに幾らか拡張されたクラスタを形
成する。最適な位相を決定するために、同一のクラスのL個の点のばらつきにつ
いて調べられる。Lが高く選択されると、位相決定の精度が高くなる。
【0020】 ばらつきは、Nビットで符号化される角度の分散を決定することによって評価
される。この分散Varianceは、
【0021】
【数1】 となり、但し、Lはシンボル中の観察長さであり、「Angle」はNビットに
対する角度値であり、avgはL個の角度値の平均である。
【0022】 分散が小さいほど、点は平均の付近に密集する。
【0023】 サンプリング位相に関しては、2つの場合について説明する必要がある。第1
の場合は、搬送波の復元が既に行われており、信号点配置が回転していない場合
であり、第2の場合は搬送波の復元がまだ行われておらず、信号点配置が回転し
ている場合である。
【0024】 [2.1]搬送波の復元が既に行われている場合 この場合、式(1)中の変数「avg」の値はゼロである。式(1)から開始
して、ばらつきによる雑音を評価するため、以下の式(2)、
【0025】
【数2】 を計算することを提案する。ここで、最適Optimumを、
【0026】
【数3】 とすると、 Variance=Optimum/L(4) が得られる。
【0027】 更に、 p=log[L] m=s k=log[m] とし、但し、実数の場合は、p、m、kは次の整数へ丸められる。
【0028】 アルゴリズムを実施する装置は、 2N+p−2ビットのm個の累算器Accu(i)、但しiは0乃至m−1、 pビットの1つのカウンタA(0からL−1まで計数する)、 kビットの1つのカウンタB(0からm−1まで計数する)、 kビットの1つの「phase(位相)」レジスタ(0からm−1まで計数す
る)、 2N+p−2ビットの1つの「optimum(最適)」レジスタ、 Nビット(l(i))のm個の累算器、但しiは0乃至m−1 を含む。
【0029】 カウンタAは、観察期間中に角度が参照されるシンボルの順序を示す。
【0030】 カウンタBは、角度のクラスを示す。
【0031】 累算器l(i)は、(偶数のランクのシンボルについて)角度値、又は(奇数
のランクのシンボルについて)角度差を入れるために用いられ、これは各シンボ
ル中のmのクラスについて行なわれる。
【0032】 累算器Accu(i)は、クラスiについて角度差(l(i))の平方を累積
するよう作用する。
【0033】 最適レジスタは、最適位相に対応する分散に比例する値を含む。
【0034】 位相レジスタは、最適レジスタの内容に対応する角度のクラス、即ち最も有利
なサンプリング位相を示す。
【0035】 アルゴリズム「A」は、以下のように実施される。
【0036】 (1)A、B、及びAccu(0乃至m−1)をゼロに初期化する。
【0037】 (2)If A even (即ち低次ビットがゼロ)then I(B)=Angle else I(B)=(I(B)-Angle)modulo2n If A=1 then Accu(B)=[I(B)]2 Else Accu(B)= Accu(B)+[I(B)]2 End If End If (3)If B=m-1 then B=0 If A=L-1 then A=0 Else A=A+1 End If Else B=B+1 End If (4)If A=0 and [B=0 or Optimum>Accu(B)] then Optimum=Accu(B) Phase=B End If (5)次の角度でステップ(2)を再び行う。
【0038】 探索されるサンプリング位相は、Lシンボル毎に、即ちm*Lの角度毎に位相
レジスタ中に得られる。また、この位相に対応する最適値が得られ、これは信号
対雑音比(SNR)を決定するために使用されえ、これは以下の式、
【0039】
【数4】 で表わされ、但し、Optimumは右の表現では平方ラジアンで表現される。
【0040】 L=2である場合、信号対雑音は以下の近似式、 SNR=3(p+2N-log2(Optimum))-10+6n (6) で表わすことができる。
【0041】 [2.2]搬送波の復元がまだ行われていない場合 この場合、信号点配置は信号の搬送波の周波数とチューナの周波数の間の差に
対応する速度で原点回りを回転する。ここで、Δfをこの差とする。平均「av
g」がゼロとなる近似はもはや有効でない。
【0042】 同じクラスの2つの連続する角度の間では、角度的なシフトは、
【0043】
【数5】 となる。
【0044】 Δfの振幅により、以下の2つの場合が生ずる。
【0045】 [2.2.1]
【0046】
【数6】 が立証される場合。(即ちΔAngle<2N−2)。
【0047】 周波数の差は、位相を決定するためのアルゴリズムが適したものでなくてはな
らない。特に、上述において角度の平均(nビットに亘って符号化され、信号点
配置が単一の点へ折り重ねられている)はゼロであると想定されている。この近
似は本例ではもはや有効でない。この平均を推定することが提案される。
【0048】 アルゴリズム「A」は以下のように変更される。
【0049】 ・Optimum(最適)レジスタを2N+2p−2ビットへ拡張する。
【0050】 ・N−1+p−1ビットのm個のAverage(平均)レジスタ(i)が利
用可能であり、iは0からm−1まで変化する。これらのレジスタは、m個のク
ラスの夫々についての角度の平均を含む。
【0051】 するとアルゴリズム「A」は以下の通りとなる。(変更箇所に下線を付す)。
【0052】 (1)A、B、及びAccu(0乃至m−1)をゼロに初期化する。
【0053】 Average(0乃至m−1)をゼロに初期化する。
【0054】 (2)If A even (即ち低次ビットがゼロ)then I(B)=Angle else I(B)=(I(B)-Angle)modulo2n If A=1 then Accu(B)=[I(B)]2 Average(B)=I(B) Else Accu(B)= Accu(B)+[I(B)]2 Average(B)=Average(B)+I(B) End If End If (3)If B=m-1 then B=0 If A=L-1 then A=0 Else A=A+1 End If Else B=B+1 End If (4)If A=0 and [B=0 or Optimum>1/2Accu(B)-(Average(B))2]] then Optimum=1/2LAccu(B)-(Average(B))2 Phase=B End If (5)次の角度でステップ(2)を再び行う。
【0055】 すると、信号対雑音比は、
【0056】
【数7】 となる。この式の近似は、dBでは、
【0057】
【数8】 である。
【0058】 変形例によれば、L=2である場合、Optimumの内容を計算するときにビッ
トを適当にシフトすることにより、拡張された最適レジスタの使用を回避するこ
とが可能である。
【0059】 ここで、 Optimum=Accu(B)-2p-1[Average(B)[N+p-3,…,p-1]]2 とする。これは、平均のN−1の高い次数のビットを取り、これらを平方し、全
体をp−1ビットだけシフトすることとなる。表記に関しては、レジスタから選
択されるビットは当該のレジスタに続き[]内に示される。
【0060】 従って、Optimumに対するテストは以下のようになる。
【0061】 Optimum>Accu(B)-2p-1[Average(B)[N+o-3,…,p-1]]2 [2.2.2]
【0062】
【数9】 が立証されない場合。
【0063】 それでも、
【0064】
【数10】 であることは推定され、即ち、Δθ<2N−1であり、但し、ΔθはN+nビッ
トに亘って表わされる角度の差である。特に、Δθは、信号点配置の2つの点の
間の角度の半分であることが望ましい。セクション[2.2.1]と比較して、
更に、 ・A個の1ビット「Inversion(反転)」レジスタ、 ・N−1+p−1ビットのAverage'(i)のm個のレジスタ、但し、iは0から
m−1まで変化する、 ・2N+p−2ビットのAccu'(i)のm個のレジスタ、但し、iは0からm−1
まで変化する、 ことが与えられる。
【0065】 信号点配置が回転されると、(折り重ねられた)角度値は、あまりよく配置さ
れないことがある。特に、ここまでは、平均は0に近いとされてきた。これは、
図7に示されるように分布された信号点配置の点を与える。これは、平均が+/-
Δθ<2N−2の間にあり、信号点配置の回転を上記の段落からわかるようなも
のに制限する。回転が大きければ、図8に示されるような角度差の分布が与えら
れる。従って、平均は間違っている可能性がある(図8の場合は、2N−1では
なく0となっている)。符号ビット(高次のビット)を反転させることにより、
N−1のモジュロ2を加算することになり、これにより図8から図7となり
、信号点配置の回転を許すときに(周波数デルタの評価のために)これを記憶す
ることとなる。
【0066】 角度差の平均(Average(i)又はAverage'(i))及び角度差の平方(Accu(i)又は
Accu'(i))は、並列して累積され、Average'(i)及びAccu'(i)を累積したものに
ついてはI(B)の符号ビットが反転される。いずれの場合にも、Optimu
mの値は、分散と比較され、小さい方の分散が保持される。
【0067】 セクション[2.2.1]のアルゴリズムについては、以下の変更がなされる
。(ここではL=2による変形が実施されると想定する)。
【0068】 (1)A、B、及びAccu(0乃至m−1)をゼロに初期化する。
【0069】 Average(0乃至m−1)をゼロに初期化する。
【0070】 Accu’(0乃至m−1)をゼロに初期化する。
【0071】 Average’(0乃至m−1)をゼロに初期化する
【0072】 (2)
【0073】
【数11】 (3)If B=m-1 then B=0 If A=L-1 then A=0 Else A=A+1 End If Else B=B+1 End If (4)If A=0 and [B=0 or Optimum>Accu(B)-2p-1(Average(B)[N+p-3,…p-1]]2] then Optimum=Accu(B)-2p-1[Average(B)[N+p-3,…p-1]]2] Phase=B Inversion=0 End If (4’)If A=0 and Optimum>Accu'(B)-2p-1[Average'(B)[N+p-3,…p-1]]2 then Optimum=Accu'(B)-2p-1[Average'(B)[N+p-3,…p-1]]2 Phase=B Inversion=1 End If (5)次の角度でステップ(2)を再び行う。
【0074】 Inversion(反転)レジスタの値は、見つけられた最適位相が、Δθ
<2N-2(Inversion=0)の場合に対応するか又は
【0075】
【数12】 の場合に対応するか判定することを可能とする。
【0076】 また、L=2による簡単化が適用されない場合に上述のアルゴリズムを変更
することも可能である。
【0077】 [3]シンボルの復号化 [3.1]搬送波が復元された場合のシンボルの復号化(差分復号化) シンボルの決定は、最適位相に対応する角度のn+2の高次ビットに基づいて
実行される。シンボルが差分復号化されるとき、アルゴリズム「A」と並行して
、以下のアルゴリズム「B」が適用される。即ち、カウンタA及びBと位相レジ
スタの値を用いてこれを一回だけトリガすることにより、プレアンブル(第2部
参照)の位相と始まりが見つけられる。
【0078】 アルゴリズムは、以下のレジスタ、 ・第1部の一般的な考察の段落において決定された角度のn+1の高次ビット
を含むAngle[n-1…-1]で示される入来する角度、 ・n+1ビットのデルタ(0)レジスタ、 ・n+1ビットのデルタ(1)レジスタ、 ・nビットの「symbol_transmitted」レジスタ、 を含む。
【0079】 表記に関しては、上述のデルタレジスタのうちの1つのビット[n−1...
0]は、このレジスタのnの最も高次のビット示し、ビット[−1]はnの最も
高いビットに直ぐ後続する最も低次のビットを示す。
【0080】 アルゴリズム「B」は以下の通りである。
【0081】 (1)デルタ(0)及びデルタ(1)をゼロに初期化する。
【0082】 (2)If B=Phase, then If Aは偶数 then symbol_transmitted=conversion[delta(0)[n-1..0]+delta(0)[-1]] Else symbol_transmitted=conversion[delta(1)[n-1..0]+delta(1)[-1]] End If End If (3)If B=Phase, then If Aは偶数 then delta(0)=Angle delta(1)=delta(0)-Angle Else delta(0)=delta(0)-Angle delta(1)=Angle End If End If (4)ステップ2へ戻る。
【0083】 変換関数conversionの引数は、(n+2ビットの)デルタ値をnビットへ丸め
、それにより探索されているnビットの符号を与える。差分符号化を伴うQPS
K変調では、変換関数conversionは、以下の対応付けテーブルに従って定義され
る。
【0084】
【表1】 本発明の典型的な実施例によれば、シンボルは最適な位相(ステップ2及び3
では「B=Phase」テスト)でサンプリングされているときにのみ復号化される。
【0085】 [3.2]搬送波が復元されていない場合のシンボルの復号化(差分復号化) [3.2.1]
【0086】
【数13】 が立証される場合。
【0087】 周波数の差は十分小さく、[3.1]に示されるアルゴリズム「B」によって
シンボル復号化を行なうことが可能である。
【0088】 [3.2.2]
【0089】
【数14】 が立証されない場合。
【0090】 「反転」レジスタに関するテストが変換関数に追加される。Inversion=0であ
れば、アルゴリズムB」は変化しない。Inversion=1であれば、変換関数の引数
を丸めるため、角度の符号が考慮される。
【0091】 すると、アルゴリズム「B」は以下のようになる(変更箇所に下線を付す)。
【0092】 (1)デルタ(0)及びデルタ(1)をゼロに初期化する。
【0093】 (2)
【0094】
【数15】 (3)If B=Phase, then If A is even then delta(0)=Angle delta(1)=delta(0)-Angle Else delta(0)=delta(0)-Angle delta(1)=Angle End If End If (4)ステップ2へ戻る。
【0095】 上記のアルゴリズムでは、
【0096】
【外1】 は、Xの最上位ビット(のみ)の反転を示す。
【0097】 更に、信号点配置の回転を評価することが可能である。これは、周波数の差Δ
fが受信側チューナのレベルにおいて補償されるよう計算することとなる。
【0098】 Inversion=1の場合、
【0099】
【数16】 となり、式中、x=Average'(Phase)[N+p-3]であり、これはAverage'[Phase]の最
上位ビット、即ち符号ビットに対応する。
【0100】 Inversion=0の場合、
【0101】
【数17】 となる。
【0102】 チューナによって発生する周波数は、−Δfで補正されねばならない。
【0103】 Δfの計算は、A=0の場合に実行されねばならない。そうでなければ、結果
は間違ったものとなる。
【0104】 [4]セクション[2.2.2]の変形例 角度の差I(B)は、[−2N−1,…,2N−1−1]の間隔で存在する2進
数である。I(B)の様々な値は、値0(0度に対応する)の回りにこの間隔の
中央の回りに(第1の場合−図7)集中されるか、又は、信号点配置の位置に依
存して2つの端(これは+180度又は−180度に対応する)に(第2の場合
−図8)に集中されうる。第2の場合、間隔の2つの端が実際には同じ値を表わ
すこと(+180°=−180°)が考慮されていないため、平均の計算は間違
っている。これが成り立つ場合、I(B)の値を参照フレームの中央に動かし、
I(B)の値にΠモジュロ2Πを加えてI(B)の符号ビットを反転させること
により参照フレームが変更される。
【0105】 まず、第1の場合又は第2の場合のいずれが立証されるかを判定することが必
要である。これを行なうためには、間隔の端に配置されるI(B)の値を計数す
る。これは、2つの高い次数のビットI(B)[N−1]及びI(B)[N−2
]が10又は01である値の数を計数することによって達成される。このために
、I(B)の各値についてのこれらの2つのビットの間で排他的OR(「xor
」)が実行される。
【0106】 第2の場合は、端におけるI(B)の値の数がL/2よりも大きい場合に立証
されると考えられる。
【0107】 アルゴリズムは、 「Optimum」と同じタイプの「中間(Intermediate)」レジスタ、 2(N−1)+p−2ビットのm個のレジスタ「Accu(i)」、但しiは
0乃至m−1、 N−1+p−2ビットのm個のレジスタ「σpos(i)」、但しiは0乃至
m−1、 N−1+p−2ビットのm個のレジスタ「σneg(i)」、但しiは0乃至
m−1、 log(L+1)ビットのカウンタ「nbxor」、 log(L+1)ビットのカウンタ「nbneg」 を含む。
【0108】 各角度差(Aは奇数)は、負であるか正であるかについて立証される。各クラ
スiについて、負の角度差の数がnbneg中に計数される。差の絶対値は、各
差の符号に依存して、σpos(i)又はσneg(i)の中に累積される。n
bxorは、間隔の端に配置される角度差の数を示す。
【0109】 セクション[2.1]のアルゴリズム「A」から導出されるアルゴリズムは以
下の通りである。
【0110】 (1)A、B、及びAccu(0乃至m−1)をゼロに初期化する。
【0111】 σpos(0乃至m−1)、σneg(0乃至m−1)、nbxor、nbn
egをゼロに初期化する。
【0112】 (2)If Aは偶数 (即ち低次ビットがゼロ) then I(B)=Angle Else I(B)=(I(B)-Angle)modulo2n If A=1 then Accu(B)=[I(B)[N-2,…,0]]2 nbxor=I(B)[N-1]xorI(B)[N-2] Else Accu(B)=Accu(B) + [I(B)[N-2,…,0]]2 nbxor=nbxor + I(B)[N-1]xorI(B)[N-2] End If End If If I(B)[N-1]=1 then If A=1 then nbneg(B)=1 σneg(B)=1(B)[N-2,…,0] σpos(B)=0 Else nbneg(B)= nbneg(B)+1 σneg(B)=σneg(B)+1(B)[N-2,…,0] End If Else If A=1 then nbneg(B)=0 σneg(B)=0 σpos(B)= 1(B)[N-2,…,0] Else σpos(B)=σpos(B)+1(B)[N-2,…,0] End If End If (3)If B=m-1 then B=0 If A=L-1 then A=0 Else A=A+1 End If Else B=B+1 End If (4)If nbxor[p,p-1]≠"00" then Intermediate=Accu(B)+2N*σneg(B)+22N-2* nbneg(B)-[σpos(B)+σneg(B)-2N-1*nbneg(B)]2*2p-1 Inversion=0 Else Intermediate=Accu(B)+2N*σpos(B)+22N-2*(L-nbneg(B))-[σpos(B
)+σneg(B)-2N-1*(L-nbneg(B))2*2p-1 Inversion=1 End If If A=0 and [B=0 or if Optimum> Intermediate] then Optimum=Intermediate Phase=B End If (5)次の角度でステップ(2)を再び行う。
【0113】 I(B)の低い方からN−1個のビット(即ちI(B)[N-2,…0]))を考慮する
と、I(B)に符号が付されていないことになる。
【0114】 上述の変形例は、必要とされる計算は少ないが、セクション[2.2.2]の
変形例よりも多くのレジスタを必要とする。
【0115】 [第2部] [1]一般的な考察 長さWであり予め知られている同期ワード(バーストプレアンブル)を検出す
るものとする。このプレアンブルの後にはメッセージが続き、2つは本例によれ
ば(強制的ではないが)差分符号化される。先験的に、位相は1つのバーストと
次のバーストの間で変化しうると考えられる。
【0116】 [2]サンプリング位相を決定するプロセスの変更 第1部において明示的に示された様々な方法は、L個の連続するシンボルを考
慮した場合の最善のサンプリング位相を決定することを可能とする。信号が顕著
なバーストを含む場合、サンプリング位相がこの位相について正しく決定される
ためには、L個のシンボルはバーストの中に完全に配置されねばならない。
【0117】 このために、第1部の場合のようにL個のシンボル毎のみではなく、各シンボ
ルについて最善の位相を評価しようとする(従って各シンボルはL個のシンボル
のストリングの最後のシンボルであると見なされる)。上述のサンプリング位相
を決定する方法は、次に記憶パイプラインを正しく設置することによって変更さ
れる。
【0118】 各時点において、現在の位相の信号対雑音比の評価が可能であり、即ちAが奇
数である場合は受信された最後の角度は累積されるL番目のシンボルとされ、A
が偶数である場合はL+1番目のシンボルとされる。
【0119】 セクション[2.2.2]の位相を決定する方法は、以下のように変更される
【0120】 I(B)の連続する値を記憶するパイプラインが与えられる。
【0121】 パイプラインは、幅nの1/2L*mのセルを含み、先入れ先出し型の遅延線
の構造を有する。Mのクラスの夫々についてI(B)の値を記憶するためには、
mでの逓倍が必要である。パイプラインは、以前のI(B)からのL/2の値を
利用可能とする。ここで、J(B)は、I(B)をL/2のシンボル、即ちm*
L/2のクロックパルスで遅延したものであると定義する。パイプラインの入力
にI(B)の対応する値が与えられると、J(B)はパイプラインの出力に得ら
れる。図4は、各角度差(即ちAが奇数であり、I(B)が角度差を含み、Ac
cu(B)が角度差の平方を含む)がロードされたパイプラインを示す図である
【0122】 すると、方法は以下の通りとなる(変更箇所に下線を付す)。
【0123】 (1)A、B、及びAccu(0乃至m−1)をゼロに初期化する。
【0124】 Average(0乃至m−1)をゼロに初期化する。
【0125】 Accu’(0乃至m−1)をゼロに初期化する。
【0126】 Average’(0乃至m−1)をゼロに初期化する。
【0127】 I(B)のpipeline(0乃至m−1)をゼロに初期化する。
【0128】 (2)
【0129】
【数18】 (3)If B=m-1 then B=0 If A=L-1 then A=0 Else A=A+1 End If Else B=B+1 End If (4)If A=0 and [B=0 or Optimum>Accu(B)-2p-1(Average(B)[N+p-3,…p-1]]2] then Optimum=Accu(B)-2p-1(Average(B)[N+p-3,…p-1])2) Phase=B Inversion=0 End If (4’)If A=0 and Optimum>Accu'(B)-2p-1(Average'(B)[N+p-3,…p-1]]2 then Optimum=Accu'(B)-2p-1(Average'(B)[N+p-3,…p-1])2 Phase=B Inversion=1 End If (5)次の角度でステップ(2)を再び行う。
【0130】 第2のステップでは、計算は、Accu, Accu', Average 及びAverage'が、最後
のL個のシンボルについて最新の値を常に含むよう実行される。これは、Averag
e(B)及びAverage'(B)からJ(B)を適当に演繹し、それと並行してI(B)の加算
を行ない、Accu(B)及びAccu'(B)からJ(B)を演繹し、それと並行してI(
B)の加算を行なうことによって達成される。
【0131】 このようにして、最善の位相と信号対雑音比の評価を行なう。
【0132】 [3]プレアンブルの同定 しかしながら、なお、プレアンブルを同定する必要がある。このとき、以下の
2つの場合が生じうる。
【0133】 (a)の場合:探索されるプレアンブルの類似性が連続的に計算される。シン
ボル一つ当たり、「正しい位相」のただ1つの値が保持される。これは、図5に
示される。
【0134】 (b)の場合:第1部に記載されるプロセスに従って正しい位相を確かめ、プ
レアンブルの認識を与える。これは、Nの低位ビットを使用することによって正
しい位相の評価を許す角度のnの高いオーダのビットを記憶することを必要とす
る。
【0135】 使用される方法は、(正しい位相を決定するために必要とされるもののほかに
)以下の、 ・幅nで長さm*(L+1)のパイプライン、 ・長さn+2の2つのレジスタデルタ(0)及びデルタ(1)(第1部のアル
ゴリズムで使用されるデルタレジスタとは異なる)、 ・「正しい位相」の決定から得られる1ビットの「Inversion(反転
)」レジスタ、 ・n+2ビットの「symbol(シンボル)」レジスタ、を必要とする。
【0136】 (1)デルタ(0)及びデルタ(1)をゼロに初期化する。
【0137】 パイプライン及びその位置ポインタをゼロに初期化する。
【0138】 (2)N+nビット上の角度値について待機する。
【0139】 Symbol=角度のn+2の高いオーダのビット。
【0140】 (3)If A is even then delta(0)=symbol delta(1)= delta(1)-symbol Else delta(1)=symbol delta(0)= delta(0)-symbol (4)Aが偶数であれば、パイプラインには、 Delta(1)[n-1,…,0]+delta(1)[-1]xor Inversion が供給され、そうでなければ、パイプラインには、 Delta(0)[n-1,…,0]+delta(0)[-1]xor Inversion が供給される。
【0141】 (5a)Bの各値について偏差Deviationを計算する。
【0142】 最適な位相の決定について待機する間、偏差の各値が記憶される。
【0143】
【数19】 但し、C(i)は予想される角度差(以下参照)である。
【0144】 (5b)最適な位相("B=Phase")についてのみ偏差を計算する。
【0145】
【数20】 注:解法(5a)又は(5b)のいずれかが選択される。
【0146】 解法(5a)は、必要とするメモリが少ないが、解法(5b)のいずれがより
も多くの処理を必要とする。即ち、値Deviationは各クラス(即ち各可能な位相
)のために記憶されねばならず、最適位相が決定されるまで各シンボルについて
連続的に行なわれる。図5は、この最適位相がL−Wだけ後まで得られることを
示す。この解法は、m*(L+1)の全ての位相の間に全ての角度差をnビット
上に記憶する必要性をなくし、パイプラインメモリのサイズは減少されうる。
【0147】 解法(5b)は、m*(L+1)の全ての位相についてnビット上に差を格納
する必要があるためより多くの記憶を必要とし、Deviationの計算は最適位相が
選択されたときにのみこの位相に対応する一連の角度差に基づいて実行され、そ
れにより係数mによって実行される計算の回数を減少させる。
【0148】 最適位相についてDeviationがゼロである(又は所与の閾値を下回る)ときに
プレアンブルが検出されたと想定される。
【0149】 ステップ2乃至4は、パイプラインを連続的な角度差で満たすよう作用する。
セクション[3.1]及び[3.2]において使用されるConversion
(変換)関数はここでは必要ない。記憶された角度差を期待されるプレアンブル
に対応するものと直接比較するため、シンボルを決定する必要はない。
【0150】 ステップ(5a)及び(5b)において定義される偏差を決定する段階を含む
比較計算は、パイプラインに格納された値に基づいて実行される。
【0151】 このアルゴリズムの典型的な適用は、DVB−RC(戻り伝送路)又はDAV
IC1.1(Digital Audio Video Council)といった或る適用に使用されるプレ
アンブルであるプレアンブルCCCCCC0D(16進法)で与えられうる。Q
PSKでは、このプレアンブルの長さは、W=2ビット(即ちn=1)のシンボ
ルが16個である。
【0152】 以下の表2の最初の行Δは、プレアンブルの差分角度符号化を示す。第2の列
は、角度差を含むパイプラインのポインタiを含む。第3の列C(i)は、パイ
プラインがプレアンブルを含む場合にプレアンブルの中に期待される角度差を示
す。最後の列(Md:変更)は、プレアンブルの(i+1)番目のシンボルとi
番目のシンボルの間に期待される差を示す。
【0153】
【表2】 変形例によれば、Deviationの決定における差の計算は、同一のクラスに対応
する2つの連続するレジスタの間に2つの入力を有し、更にMdの適当な値を受
信する加算器を挿入することによって、パイプラインのレベルに導入されうる。
この場合、Deviationの決定は、
【0154】
【数21】 と表わせる。
【0155】 図6はこれについて示す図である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 QPSK変調の信号点配置を示す図である。
【図2】 本発明によるプロセスを実施する受信器を示すブロック図である。
【図3】 図1の信号点配置を、信号点配置の点を単一の点に折り重ねて示す図である。
【図4】 本願の第2部においてサンプリング位相を決定するために使用される先入れ先
出し型のメモリのレイアウトを示す図である。
【図5】 受信される信号中のシンボルに対して、サンプリング位相の決定の時点と検出
されるべき同期ワードの評価とを示すタイムチャートである。
【図6】 同期ワードの検出において使用される先入れ先出し型のメモリのセグメントの
レイアウトを示す図である。
【図7】 小さい周波数シフトの場合に、図1の信号点配置を、信号点配置の点を単一の
点に折り重ねて示す図である。
【図8】 大きい周波数シフトの場合に、図1の信号点配置を、信号点配置の点を単一の
点に折り重ねて示す図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル変調によって変調された信号のサンプリング位相
    を決定する方法であって、 L個の連続するシンボルの座標を係数mでオーバーサンプリングする段階と、 L個のシンボルのオーバーサンプリングされた座標を角度値へ変換する段階と
    、 上記角度値を変調の信号点配置の点へ折り重ねる段階と、 各オーバーサンプリング位相について、上記点に対して上記角度値中の雑音を
    推定する段階と、 最も低い雑音を与えるオーバーサンプリング位相を選択する段階とを含むこと
    を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 上記雑音は、上記点の理論上の角度値に対して上記折り重ね
    る角度値の分散を計算することによって推定されることを特徴とする、請求項1
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 上記シンボルは差分符号化され、上記分散を計算する段階は
    角度差に基づいて実行されることを特徴とする、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記最適なオーバーサンプリング位相を選択する段階は、L
    個のシンボル毎に行なわれることを特徴とする、請求項1乃至3のうちいずれか
    一項記載の方法。
  5. 【請求項5】 角度差の各値についてL個のシンボルに亘って分散の値を決
    定するために角度差の値を記憶する段階(「移動分散」)を更に含むことを特徴
    とする、請求項2記載の方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の段階を含む同期ワード検出方法であって、 所定の同期ワードに対応する角度差に対して角度差のストリングの偏差を決定
    する段階を更に含み、略ゼロの偏差は上記同期ワードが存在することを示すこと
    を特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 最適のサンプリング位相が決定されるまでオーバーサンプリ
    ングされた角度の一組の差の値を格納する段階と、 上記最適位相を決定する段階と、 上記位相に対応する角度差の値についてのみ偏差を決定する段階とを更に含む
    ことを特徴とする、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 連続的に、また、角度差の値が到来するときに、各別個のサ
    ンプリング位相について部分的な偏差を累積する段階と、 最適位相を決定する段階と、 同期ワードを検出するために、最適位相についての累積された偏差を解析する
    段階とを更に含むことを特徴とする、請求項6記載の方法。
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