JP4196229B2 - 信号処理装置および方法、並びに記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、信号処理装置および方法、並びに記録媒体に関し、特に、高精度に、ユニークなパターンを検出することができるようにした信号処理装置および方法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
わが国おいても通信衛星(以下、CSと称する)を用いたデジタル多チャンネル放送が本格的にはじまり、多彩なサービスが開始されるようになってきた。また放送衛星(以下、BSと称する)でも、今後打ち上げが予定されているBS4を利用し、デジタル放送サービスを行うことが既に電波管理審議会で答申されている。
【0003】
BSはCSに比べて電力が大きいことから、従来、CSで行われていたQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)変調方式よりも伝送効率の高い変調方式を用いることが検討されている。また、伝送するビットストリームは、CS、地上波、ケーブル等の他メディアとの整合性を図る観点から、MPEG(Moving Picture Experts Group)2で規定された、いわゆるトランスポートストリーム(以下、TSと称する)を基本とすることが提案されている。このTSは、1バイトの同期バイトを含んだ188バイトのパケットで構成されているが、CSデジタル多チャンネル放送、地上波デジタル放送、ケーブルデジタル放送などでは、これに、誤り訂正用の16バイトのパリティを付加したりリードソロモン符号(以下、RS符号と称する)が用いられていることから、BSデジタル放送でも、TSに、この(204,188)のRS符号化を行うことが提案されている。
【0004】
このような背景から、既に発表されている文献「衛星ISDBにおける最大伝送容量と衛星放送プランへの適用」:電子情報通信学会論文誌B−II Vol.J79-B-II No.7、「衛星ISDB伝送方式の検討」:映像情報メディア学会技術報告Vol.21 BCS-97-12などでは、(204,188)のRS符号化されたTSの同期部を除いたペイロード情報を伝送する主信号部分に、畳み込み符号化されたBPSK(Binary Phase Shift Keying)信号やQPSK(Quadrarure Phase Shift Keying)信号、あるいはトレリス符号化8PSK(Phase Shift Keying)を用い、また変調方式や符号化率等の伝送情報(以下、TMCC(Transmission Multiplexing Configuration Control)情報と称する)をTSの同期部を用いてBPSK信号にて伝送する方式が提案されている。
【0005】
図7は、このような先の文献において紹介されている方式を採用した受信装置としての、衛星デジタル放送受信装置の構成例を表している。BSからの放送信号、例えば、BPSK変調信号は、アンテナ1で補捉され、アンテナ1に内蔵されている図せぬ周波数変換回路にて、受信された放送信号が中間周波数に周波数変換されてチューナ2に供給される。チューナ2は、BSからの放送信号をアンテナ1を制御して受信させると、所定の操作により指定された番組の信号を読み出し、第2中間周波数回路3に出力する。第2中間周波数回路3は、チューナ2から入力された信号のスペクトルを整形するとともに所定の信号増幅を行い、直交復調回路4の乗算器5−1,5−2に出力する。
【0006】
直交復調回路4の乗算器5−1,5−2は、第2中間周波数回路3から入力されたBPSK変調信号と、搬送波再生回路11から入力される相互に位相が直交する2つの搬送波を、それぞれ掛け合わせ、低域通過フィルタ(LPF)6−1,6−2を介して、搬送波再生回路11、ユニークワード検出回路120、TMCCデコーダ12、および誤り訂正回路13に出力する。
【0007】
ユニークワード検出回路120は、入力された信号からフレーム同期信号としてのユニークなパターンを検出し、検出結果をTMCCデコーダ12に出力する。TMCCデコーダ12は、ユニークワード検出回路120の出力に同期して、入力された信号からTMCC信号をデコードし、デコードした結果を、搬送波再生回路11と誤り訂正回路13に出力する。
【0008】
搬送再生回路11は、TMCCデコーダ12がTMCC信号をデコードするとき発生する搬送波の位相エラー信号の供給を受け、これに対応して、直交する2つの搬送波を再生し、直交復調回路4に出力するようになされている。誤り訂正回路13は、図示せぬ、ビタビ復号器、リードソロモン復号器、およびインターリーブ回路により構成されており、TMCCデコーダ12からのTMCC信号に基づいて、入力される主信号(QPSK信号)の伝送路誤りを訂正して、外部出力する。
【0009】
図8は、ユニークワード検出回路120の構成例を表している。ユニークワード検出回路120は、差動復調回路121とユニークワード差動パターン検出回路122から構成されている。差動復調回路121のレジスタ123−1は、直交復調回路4から入力されたBPSK信号の、例えば、同相信号を、所定の時間(1シンボル)だけ遅延させ、乗算器124−1に出力している。乗算器124−1は、直交復調回路4から直接入力された信号(同相信号)と、レジスタ123−1から入力される所定の時間だけ遅延された信号とを乗算し、乗算結果を加算器125に出力する。
【0010】
差動復調回路121のレジスタ123−2は、直交復調回路4から入力されたBPSK信号の、例えば、直交信号を、同様に、所定の時間(1シンボル)だけ遅延させ、乗算器124−2に出力している。乗算器124−2は、直交復調回路4から直接入力された信号(直交信号)と、レジスタ123−2から入力される所定の時間だけ遅延された信号とを乗算し、乗算結果を加算器125に出力する。
【0011】
加算器125は、乗算器124−1から入力される信号と、乗算器124−2から入力される信号を加算し、加算結果を、ユニークワード差動パターン検出回路122の2値化回路126に供給する。
【0012】
ユニークワード差動パターン検出回路122の2値化回路126は、差動復調回路121の加算器125から入力される信号を、データ幅1ビットで、2値化し、レジスタ127−1に出力している。レジスタ127−1は、2値化回路126からの信号を記憶するとともに、クロックに同期して、記憶していた信号を、次段のレジスタ127−2および排他的論理和回路(以下、EX-ORと称する)128−1に出力する。EX-OR128−1は、別途入力される所定の信号S1とレジスタ127−1からの信号を排他的論理和処理し、処理結果をNOR(ノア)回路130に出力する。
【0013】
同様に、レジスタ127−2乃至127−(n−1)は、入力された信号を記録するとともに、クロックに同期して、記録している信号を、それぞれ次段のレジスタ127−3乃至127−(n−1)とEX-OR128−1乃至−(n−1)に出力する。レジスタ127−(n−1)は、記憶していた信号を、EX-OR128−(n−1)に出力する。EX-OR128−1乃至128−(n−1)は、それぞれに入力される信号を、排他的論理和処理し、処理結果をNOR回路130に出力する。NOR回路130は、EX-OR128−1乃128−(n−1)から入力された信号を、NOR処理し、処理結果をTMCCデコーダ12に出力する。
【0014】
この例の場合、受信信号は、BPSK信号配置になっていることから、差動復調結果が実数となる。このことより、差動復調回路121は、実数部と虚数部をそれぞれ1シンボル遅延させる2つのレジスタ123−1,123−2、実数部と虚数部を1シンボル分だけ遅延した信号と乗算する乗算器124−1,124−2、そしてこれらの乗算結果を加算する加算器125から構成される。
【0015】
通常、nビットのユニークワードが用いられる場合は、(n−1)ビットのユニーク差動パターンが得られる。よってユニークワード差動パターン検出回路122には、(n−1)ビット分のレジスタ127−1乃至127−(n−1)が設けられ、これらの出力と、既知の(n−1)ビットのユニークワード差動パターンs1乃至s(n-1)とで、対応するビット毎の排他的論理和が、EX-OR128−1乃至128−(n−1)により計算される。入力信号がユニークワードであったとき、レジスタ127−1乃至127−(n−1)の内容とユニークワード差動パターンs1乃至s(n-1)が一致するので、EX-OR128−1乃至128−(n−1)からは論理”0”が出力され、これをNOR回路130にて検出し、論理”1が出力される。
【0016】
TMCCデコーダ12は、ユニークワード検出回路120のNOR回路130から1を取得したタイミングで、TMCC信号をデコードする。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
このように、前後する2つの信号の位相の差分に基づいて、ユニークワードを検出するため(雑音の含まれている受信信号自体を参照信号として差動復調するため)、一方の信号の伝送路誤りの状態が、もう一方の信号にも影響するなどの理由から、C/N(Carrier power to Noise power ratio)が劣化する。また、硬判定復調(直交復調回路による復調)された信号から、既知の同期パターン、例えば、ユニークワード差動パターンを検出しているので、その検出精度は十分信頼できるものではない。このようなことより、精度のよいユニークワードの検出が困難となるばかりか、その検出に時間がかかる課題がある。
【0018】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、短時間で、高精度に、ユニークなパターンを検出することができるようにした信号処理装置および方法、並びに提供媒体に関する。
【0021】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の信号処理装置は、第1の信号と、第3の信号の相関値である第1の相関値を算出するとともに、第1の信号と、第4の信号の相関値である第2の相関値を算出する第1の複素デジタルフィルタと、第2の信号と、第3の信号の相関値である第3の相関値を算出するとともに、第2の信号と、第4の信号の相関値である第4の相関値を算出する第2の複素デジタルフィルタと、第1の相関値の算出結果と第3の相関値の算出結果を加算する第1の加算手段と、第2の相関値の算出結果と第4の相関値の算出結果を減算する減算手段と、第1の加算手段の出力の絶対値と減算手段の出力の絶対値とを加算する第2の加算手段と、第2の加算手段の出力と、所定の閾値とを比較する比較手段とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の信号処理方法は、第1の複素デジタルフィルタで、第1の信号と、第3の信号の相関値である第1の相関値を算出するとともに、第1の信号と、第4の信号の相関値である第2の相関値を算出する第1の相関値算出ステップと、第2の複素デジタルフィルタで、第2の信号と、第3の信号の相関値である第3の相関値を算出するとともに、第2の信号と、第4の信号の相関値である第4の相関値を算出する第2の相関値算出ステップと、第1の加算手段で、第1の相関値の算出結果と第3の相関値の算出結果を加算する第1の加算ステップと、減算手段で、第2の相関値の算出結果と第4の相関値の算出結果を減算する減算ステップと、第2の加算手段で、第1の加算手段の出力の絶対値と減算手段の出力の絶対値とを加算する第2の加算ステップと、第2の加算手段の出力と、所定の閾値とを比較する比較ステップとを含むことを特徴とする。
請求項3に記載の記録媒体は、第1の複素デジタルフィルタで、第1の信号と、第3の信号の相関値である第1の相関値を算出するとともに、第1の信号と、第4の信号の相関値である第2の相関値を算出する第1の相関値算出ステップと、第2の複素デジタルフィルタで、第2の信号と、第3の信号の相関値である第3の相関値を算出するとともに、第2の信号と、第4の信号の相関値である第4の相関値を算出する第2の相関値算出ステップと、第1の加算手段で、第1の相関値の算出結果と第3の相関値の算出結果を加算する第1の加算ステップと、減算手段で、第2の相関値の算出結果と第4の相関値の算出結果を減算する減算ステップと、第2の加算手段で、第1の加算手段の出力の絶対値と減算手段の出力の絶対値とを加算する第2の加算ステップと、第2の加算手段の出力と、所定の閾値とを比較する比較ステップとを含む処理を実行させるプログラムを記録することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定することを意味するものではない。
【0024】
図1は、本発明の信号処理装置を適用した放送受信装置の構成例を示している。この放送受信装置は、図7の受信装置のユニークワード検出回路120を、ユニークワード検出回路20に変更したものである。すなわち、この受信装置を構成する他の各部は、図7に示した受信装置と同様であるので、以下には、その説明を適宜省略する。
【0025】
図2は、ユニークワード検出回路20の第1の実施の形態の構成例を表している。レジスタ31−1は、直交復調回路4から入力される信号(実数部)を記憶するとともに、記憶したデータをクロックに同期して、乗算器32−1とレジスタ31−2に出力するようになされている。乗算器32−1は、レジスタ31−1から入力された信号に、所定のタップ係数u1を乗算し、乗算結果を加算器33−1に出力するようになされている。
【0026】
レジスタ31−2は、レジスタ31−1から入力される信号を記憶するとともに、記憶したデータをクロックに同期して、乗算器32−2とレジスタ31−3に出力するようになされている。乗算器32−2は、レジスタ31−2から供給される信号に、所定のタップ係数unと乗算し、乗算結果を加算器33−1に出力するようになされている。
【0027】
加算器33−1は、乗算器32−1から入力される乗算結果と乗算器32−2から入力される乗算結果を加算し、加算結果を後段の加算器33−2(図示せず)に出力するようになされている。
【0028】
以下、同様に、n個のレジスタ31−1乃至31−nは、入力された信号をクロックに同期して順次後段にシフトするとともに、各タイミングにおいて保持している信号をそれぞれn個の乗算器32−1乃至32−nに供給するようになされている。乗算器32−1乃至32−nは、それぞれ対応するレジスタ31−1乃至31−nから供給される信号に、それぞれが有するタップ係数u1乃至unを乗算し、乗算結果をn個の加算器33−1乃至33−nに出力するようになされている。
【0029】
加算器33−1乃至33−(n−1)は、それぞれ、乗算器32−1乃至32−nから入力される2つの乗算結果を加算し、加算結果をそれぞれ次段の加算器33−2乃至33−nに出力するようになされている。加算器33−nから出力される加算結果は、加算器33−1乃至33−nの加算結果の累積値となる。この加算結果は、2乗回路34に入力される。
【0030】
レジスタ35−1は、直交復調回路4から入力される信号(虚数部)を記憶するとともに、記憶したデータをクロックに同期して、乗算器36−1とレジスタ35−2に出力するようになされている。乗算器36−1は、レジスタ35−1から入力された信号に、所定のタップ係数u1を乗算し、乗算結果を加算器37−1に出力するようになされている。
【0031】
レジスタ35−2は、レジスタ35−1から入力される信号を記憶するとともに、記憶したデータをクロックに同期して、乗算器36−2とレジスタ35−3に出力するようになされている。乗算器36−2は、レジスタ35−2から供給される信号に、所定のタップ係数u2とを乗算し、乗算結果を加算器37−1に出力するようになされている。
【0032】
加算器37−1は、乗算器36−1から入力される乗算結果と乗算器36−2から入力される乗算結果を加算し、加算結果を後段の加算器37−2(図示せず)に出力するようになされている。
【0033】
このように、n個のレジスタ35−1乃至35−nは、入力された信号をクロックに同期して順次後段にシフトするとともに、各タイミングにおいて保持している信号をそれぞれn個の乗算器36−1乃至36−nに供給するようになされている。
【0034】
乗算器36−1乃至36−nは、それぞれ対応するレジスタ35−1乃至35−nから供給される信号に、タップ係数u1乃至unを乗算し、乗算結果をn個の加算器37−1乃至37−nに出力するようになされている。
【0035】
加算器37−1乃至37−nは、それぞれに乗算器36−1乃至36−nから入力される2つの乗算結果を加算し、加算結果をそれぞれ次段の加算器37−2乃至37−nに出力するようになされている。加算器37−nは、加算結果を、2乗回路38に出力するようになされている。すなわち、2乗回路38に入力される加算結果は、加算器37−1乃至37−nの加算結果の累積値となる。
【0036】
2乗回路34は、加算器33−nから入力される加算結果を2乗して、加算器39に出力する。2乗回路38は、加算器37−nからの加算結果を2乗して、加算器39に出力する。加算器39は、2乗回路34からの信号と2乗回路38からの信号を加算し、加算結果を比較器40に出力する。比較器40は、加算器39から入力される信号と、別途入力される閾値Aを比較し、比較結果をTMCCデコーダ12に出力するようになされている。
【0037】
次に、その動作について説明する。はじめに、ユニークワード検出回路20における処理を数式で表し、その数式に対応して、動作を説明する。ユニークワード検出回路20に入力される入力信号r(t)は、複素数関数として定義すると、式(1)のようになり、ユニークワードw(t)も、同様に複素数関数として式(2)のようになる。ここで、入力信号とユニークワードの相関関数R(τ)を求めると、式(3)のようになる。
【0038】
r(t)=i(t)+jq(t)・・・(1)
w(t)=u(t)+jv(t)・・・(2)
【0039】
【数1】
【0040】
なお、式(1)と式(2)において、i(t)とu(t)は実数部、q(t)とv(t)は虚数部を、それぞれ表示している。
【0041】
実際、ユニークワード検出回路20において、取り扱われる信号は、離散処理が施された信号系列であり、ユニークワードは有限数の信号系列となる。このことより、ユニークワードの系列長をNとすると、式(3)に示された相関関数R(τ)は、式(4)のようになる。
【0042】
【数2】
【0043】
さらに、いまの場合、ユニークワードがBPSK変調された信号であるので、式(4)のw(nT)は実数となり、w*(nT)も実数となる。ここで、式(4)の実数部をunとし、複素信号系列に対応するr{(n+k)T}の実数部および虚数部を、それぞれin+k,qn+kとすると、式(4)は、式(5)のようになる。
【0044】
【数3】
【0045】
式(5)を、ユニークワード検出回路20の動作に対応して説明すると、直交復調回路4において、同相信号用の搬送波により処理されたi信号は、式(5)の第1項、すなわち、実数部の変数となる。i信号が、ユニークワード検出回路20に入力されると、n個の各レジスタ31−1乃至31−nにより、1シンボル遅延されて、取り出され、所定のタップ係数u1乃至unが、乗算器32−1乃至32−nにより乗算される。これらの乗算結果は、加算器33−1乃至33−nによりそれぞれ加算され、式(5)の第1項が計算される。
【0046】
直交復調回路4において、直交信号用の搬送波により処理されたq信号は、式(5)の第2項、すなわち、虚数部の変数となる。q信号が、ユニークワード検出回路20に入力されると、n個の各レジスタ35−1乃至35−nにより、1シンボル遅延されて、取り出され、所定のタップ係数u1乃至unが、乗算器36−1乃至36−nにより乗算される。これらの乗算結果は、加算器37−1乃至37−nによりそれぞれ加算され、式(5)の第2項が計算される。
【0047】
このように、ユニークワード検出回路20において、レジスタ、乗算器、および加算器が、式(5)に対応して接続されていることがわかる。
【0048】
ところで、入力信号がユニークワードであるとき、式(4)または式(5)は、式(6)に示すように、所定の定数aを示す。
【0049】
【数4】
【0050】
すなわち、入力信号がユニークワードであるとき、式(4)または式(5)の絶対値は、定数aとなる。ここで、図2に戻ると、比較器40に別途入力されている信号Aが、その定数aに対応していることがわかる。ユニークワード検出回路20においては、2乗回路34により、加算器33−nの出力(式(5)の第1項の値)が2乗され、2乗回路38により、加算器37−nの出力(式(5)の第2項の値)が2乗され、加算器39により加算される。その加算結果は、比較器40により、別途入力されている信号(閾値)Aと比較される。ここで、比較器40は、加算器39からの加算結果が、信号(閾値)Aより、大きい値であると判定したとき、1を出力する。このとき、ユニークワードが検出される。
【0051】
このように、入力信号を差動復調することなく、入力された入力信号からユニークワードを検出することができる。また、いまの場合、入力信号がBPSK復調された信号であるために、タップ係数unは、実際、+1または-1となる。すなわち、乗算器32−1乃至32−n,36−1乃至36−n、および加算器33−1乃至33−n,37−1乃至37−nは、符号の反転制御回路で構成することができ、ユニークワード回路20の構成をより小型にすることができる。
【0052】
図3は、図1のユニークワード検出回路20の第2の実施の形態の構成例を表している。このユニークワード検出回路には、図2のユニークワード検出回路20のレジスタ31−1の前段に2値化回路51、そしてレジスタ35−1の前段に2値化回路52が設けられている。その他の構成は、図2における場合と同様である。
【0053】
2値化回路51−1,51−2は、入力される信号i(実数部)および信号q(虚数部)を、データ幅1ビットとなる2値化信号に変換し、レジスタ31−1、レジスタ35−1に出力するようになされている。取り扱われる信号が2値化データになることより、入力信号を、所定のアナログ信号や複数のビット数で量子化する装置に比べ、装置を小型化することができる。
【0054】
図4は、図1のユニークワード検出回路20の第3の実施の形態の構成例を表している。このユニークワード検出回路は、図2に示したユニークワード検出回路20の2乗回路34,38に代えて、絶対値回路61,62を設けたものである。このことより、装置を小型化することができる。
【0055】
図5は、図1のユニークワード検出回路20の第4の実施の形態の構成例を表している。この例では、ユニークワードパターン検出回路71の前段に、差動復調回路91が設けられている。この差動復調回路91は、レジスト91−1,91−2,乗算器92−1,92−2、および加算器93を有しており、その構成と動作は、図8の差動復調回路と同様である。
【0056】
ユニークワードパターン検出回路71においては、レジスタ72−1入力信号を、所定の時間(1シンボル)だけ遅延させ、乗算器73−1とレジスタ72−2に出力している。乗算器73−1は、レジスタ72−1から入力された信号に、所定のタップ係数S1を乗算し、乗算結果を加算器74−1に出力する。
【0057】
レジスタ72−2は、レジスタ72−1からの入力を記憶するとともに、記憶したデータを、クロックに同期して、乗算器73−2とレジスタ72−3(図示せず)に出力する。
【0058】
このように、n個のレジスタ72−1乃至72−nは、入力された信号をクロックに同期して順次後段にシフトするとともに、各タイミングにおいて保持している信号をそれぞれn個の乗算器73−1乃至73−nに供給する。
【0059】
乗算器73−1乃至73−nは、それぞれ対応するレジスタ72−1乃至72−nから供給される信号に、それぞれが有するタップ係数s1乃至snを乗算し、乗算結果をn個の加算器74−1乃至74−nに出力する。
【0060】
加算器74−1乃至74−nは、それぞれ、乗算器73−1乃至73−nから入力される2つの乗算結果を加算し、加算結果をそれぞれ次段の加算器74−2乃至74−nに出力する。比較器40は、加算器74−nから入力される信号と、別途入力される閾値Aを比較し、比較結果をTMCCデコーダ12に出力する。
【0061】
加算器74−nから出力される加算結果は、入力信号とユニークワードの相関値である。このように、入力信号とユニークワードの相関を、アナログ化し、それを閾値Aで比較して、ユニークワードを検出することにより、ユニークワード検出に許容範囲(閾値Aと理想値との差)を設けることができる。例えば、入力信号がユニークワードである場合であって、そのユニークワードにノイズが付加され、本来のユニークワードとはそのビットストリームが若干異なる時でも、その許容範囲内で、そのユニークワードは検出される。
【0062】
図6は、図1のユニークワード検出回路20の第5の実施の形態の構成表している。i軸信号が入力されるn個のレジスタ91−1乃至91−nは、入力された信号をクロックに順次後段にシフトするとともに、各タイミングにおいて保持している信号をそれぞれn個の乗算器92−1乃至92−nとn個の乗算器94−1乃至94−nに出力する。
【0063】
乗算器92−1乃至92−nは、それぞれ対応するレジスタ91−1乃至91−nから供給される信号を、それぞれが有するタップ係数u1乃至unと乗算し、乗算結果をn個の加算器93−1乃至93−nに出力する。
【0064】
加算器93−1乃至93−nは、それぞれに乗算器92−1乃至92−nから入力される2つの乗算結果を加算し、加算結果をそれぞれ次段の加算器93−2乃至93−nに出力する。加算器93−nは、加算結果を、加算器96に出力する。
【0065】
乗算器94−1乃至94−nは、それぞれ対応するレジスタ91−1乃至91−nから供給される信号を、それぞれが有するタップ係数v1乃至vnと乗算し、乗算結果をn個の加算器95−1乃至95−nに出力する。
【0066】
加算器95−1乃至95−nは、それぞれに乗算器94−1乃至94−nから入力される2つの乗算結果を加算し、加算結果をそれぞれ次段の加算器95−2乃至95−nに出力する。加算器95−nは、加算結果を、減算器100に出力する。
【0067】
q軸信号が入力されるn個のレジスタ97−1乃至97−n、これらに接続しているn個の乗算器98−1乃至98−n、n個の乗算器101−1乃至101−n、およびn個の加算器99−1乃至99−n、n個の加算器102−1乃至102−nは、上述したレジスタ91−1乃至91−n、乗算器92−1乃至92−n,94−1乃至94−n、および加算器93−1乃至93−n,95−1乃至95−nの構成と、基本的に同様であるので、その説明は省略する。
【0068】
減算器100は、加算器95−nの出力から加算器102−nの出力を減算し、減算結果を2乗回路104に出力する。加算器96は、加算器93−nからの入力と加算器99−nからの入力を加算し、加算結果を2乗回路103に出力する。2乗回路103は、加算器97からの入力を2乗し、加算器105に出力し、2乗回路104は、減算器100からの入力を2乗し、加算器105に出力する。加算器105は、2乗回路103からの入力と、2乗回路104からの入力を加算し、加算結果を比較器40に出力する。
【0069】
比較器40は、上述したように、所定の閾値Aと、加算器105からの入力を比較し、加算器105からの入力が、閾値Aより大きい値のとき、所定の信号を出力する。式(3)に示した複素相関関数に基づいて、ユニークワードが検出される。この例では、入力信号がBPSKである場合に限らず、例えば、QPSKまたはQAMが入力信号とされたとしても、ユニークワードを正確に検出することができる。
【0070】
なお、2乗回路103,104に代えて、絶対値回路を利用することもできる。
【0071】
上述した各実施の形態は、組み合わせて利用することができる。
【0072】
なお、上記したような処理を行うコンピュータプログラムをユーザに提供する提供媒体としては、磁気ディスク、CD-ROM、固体メモリなどの記録媒体の他、ネットワーク、衛星などの通信媒体を利用することができる。
【0073】
【発明の効果】
請求項1に記載の信号処理装置、請求項2に記載の信号処理方法、および請求項3に記載の記録媒体によれば、第1の複素デジタルフィルタで、第1の信号と、第3の信号の相関値である第1の相関値を算出するとともに、第1の信号と、第4の信号の相関値である第2の相関値を算出し、第2の複素デジタルフィルタで、第2の信号と、第3の信号の相関値である第3の相関値を算出するとともに、第2の信号と、第4の信号の相関値である第4の相関値を算出し、第1の加算手段で、第1の相関値の算出結果と第3の相関値の算出結果を加算し、減算手段で、第2の相関値の算出結果と第4の相関値の算出結果を減算し、第2の加算手段で、第1の加算手段の出力の絶対値と減算手段の出力の絶対値とを加算し、第2の加算手段の出力と、所定の閾値とを比較するようにしたので、例えば、ユニークワードを検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の信号処理装置を適用した放送受信装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1のユニークワード検出回路20の構成例を示すブロック図である。
【図3】図1のユニークワード検出回路20の第2の実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図4】図1のユニークワード検出回路20の第3の実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図5】図1のユニークワード検出回路20の第4の実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図6】図1のユニークワード検出回路20の第5の実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図7】従来の受信装置の構成例を示すブロック図である。
【図8】図7のユニークワード検出回路120の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 アンテナ, 2 チューナ, 3 第2中間周波数回路, 4 直交復調回路, 5 乗算器, 6 低域通過フィルタ, 11 搬送波再生回路, 12 TMCCデコーダ, 13 誤り訂正回路, 20 ユニークワード検出回路, 31 レジスタ, 32 乗算器, 33 加算器, 34 2乗回路,35 レジスタ, 36 乗算器, 37 加算器, 38 2乗回路, 39 加算器, 40 比較器, 51 2値化回路, 61 絶対値回路, 72 レジスタ, 73 乗算器, 74 加算器, 91 レジスタ, 92 乗算器, 93 加算器93, 94 乗算器, 95 加算器, 96 加算器, 97 レジスタ, 98 乗算器, 99 加算器, 101 乗算器, 102 加算器, 103 2乗回路, 104 2乗回路, 120 ユニークワード検出回路, 121 差動復調回路, 122 ユニークワード差動パターン検出回路, 123 レジスタ, 124 乗算器, 125 加算器, 126 2値化回路, 127 レジスタ, 128 排他的論理和回路, 130 NOR回路
Claims (3)
- 相互に直交する第1の信号と第2の信号から、相互に直交する第3の信号と第4の信号からなる基準の信号を検出する信号処理装置において、
前記第1の信号と、前記第3の信号の相関値である第1の相関値を算出するとともに、前記第1の信号と、前記第4の信号の相関値である第2の相関値を算出する第1の複素デジタルフィルタと、
前記第2の信号と、前記第3の信号の相関値である第3の相関値を算出するとともに、前記第2の信号と、前記第4の信号の相関値である第4の相関値を算出する第2の複素デジタルフィルタと、
前記第1の相関値の算出結果と前記第3の相関値の算出結果を加算する第1の加算手段と、
前記第2の相関値の算出結果と前記第4の相関値の算出結果を減算する減算手段と、
前記第1の加算手段の出力の絶対値と前記減算手段の出力の絶対値とを加算する第2の加算手段と、
前記第2の加算手段の出力と、所定の閾値とを比較する比較手段と
を備えることを特徴とする信号処理装置。 - 相互に直交する第1の信号と第2の信号から、相互に直交する第3の信号と第4の信号からなる基準の信号を検出する信号処理方法において、
第1の複素デジタルフィルタで、前記第1の信号と、前記第3の信号の相関値である第1の相関値を算出するとともに、前記第1の信号と、前記第4の信号の相関値である第2の相関値を算出する第1の相関値算出ステップと、
第2の複素デジタルフィルタで、前記第2の信号と、前記第3の信号の相関値である第3の相関値を算出するとともに、前記第2の信号と、前記第4の信号の相関値である第4の相関値を算出する第2の相関値算出ステップと、
第1の加算手段で、前記第1の相関値の算出結果と前記第3の相関値の算出結果を加算する第1の加算ステップと、
減算手段で、前記第2の相関値の算出結果と前記第4の相関値の算出結果を減算する減算ステップと、
第2の加算手段で、前記第1の加算手段の出力の絶対値と前記減算手段の出力の絶対値とを加算する第2の加算ステップと、
前記第2の加算手段の出力と、所定の閾値とを比較する比較ステップと
を含むことを特徴とする信号処理方法。 - 相互に直交する第1の信号と第2の信号から、相互に直交する第3の信号と第4の信号からなる基準の信号を検出する信号処理装置に、
第1の複素デジタルフィルタで、前記第1の信号と、前記第3の信号の相関値である第1の相関値を算出するとともに、前記第1の信号と、前記第4の信号の相関値である第2の相関値を算出する第1の相関値算出ステップと、
第2の複素デジタルフィルタで、前記第2の信号と、前記第3の信号の相関値である第3の相関値を算出するとともに、前記第2の信号と、前記第4の信号の相関値である第4の相関値を算出する第2の相関値算出ステップと、
第1の加算手段で、前記第1の相関値の算出結果と前記第3の相関値の算出結果を加算する第1の加算ステップと、
減算手段で、前記第2の相関値の算出結果と前記第4の相関値の算出結果を減算する減算ステップと、
第2の加算手段で、前記第1の加算手段の出力の絶対値と前記減算手段の出力の絶対値とを加算する第2の加算ステップと、
前記第2の加算手段の出力と、所定の閾値とを比較する比較ステップと
を含む処理を実行させるプログラムを記録することを特徴とする記録媒体。
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