JP2002519804A - 記憶技術における読み出しチャネルの適応的且つ選択的なレベル調整 - Google Patents

記憶技術における読み出しチャネルの適応的且つ選択的なレベル調整

Info

Publication number
JP2002519804A
JP2002519804A JP2000557466A JP2000557466A JP2002519804A JP 2002519804 A JP2002519804 A JP 2002519804A JP 2000557466 A JP2000557466 A JP 2000557466A JP 2000557466 A JP2000557466 A JP 2000557466A JP 2002519804 A JP2002519804 A JP 2002519804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
level
adjustment
logic
samples
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000557466A
Other languages
English (en)
Inventor
イェー フェルボーム,ヨハネス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Philips Electronics NV filed Critical Philips Electronics NV
Publication of JP2002519804A publication Critical patent/JP2002519804A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals
    • G11B20/10046Improvement or modification of read or write signals filtering or equalising, e.g. setting the tap weights of an FIR filter
    • G11B20/10203Improvement or modification of read or write signals filtering or equalising, e.g. setting the tap weights of an FIR filter baseline correction
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals
    • G11B20/10037A/D conversion, D/A conversion, sampling, slicing and digital quantisation or adjusting parameters thereof
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/14Digital recording or reproducing using self-clocking codes
    • G11B20/1403Digital recording or reproducing using self-clocking codes characterised by the use of two levels
    • G11B20/1423Code representation depending on subsequent bits, e.g. delay modulation, double density code, Miller code
    • G11B20/1426Code representation depending on subsequent bits, e.g. delay modulation, double density code, Miller code conversion to or from block codes or representations thereof

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 記憶技術において、読み出し信号の選択されたサンプルからレベル調整を選択的且つ適応的に行う方法、回路、及びシステムである。本発明を具現化する回路は、サンプル論理部、算術論理部、及び調整論理部を含む。サンプル論理部は主サンプルと、1つ以上の選択された近傍サンプルとをサンプリングし、出力する。算術論理部は、選択された調整規準の充足度を判定するため主サンプルを近傍サンプルと比較する。選択された調整規準が充足されたとき、調整論理部は主サンプルに関して選択的且つ適応的に調整を行う。本発明を具現化する方法は、読み出し信号の基準フィールドに関してレベル調整パラメータを獲得し、複数のサンプルを供給するためチャネルビット位置で読み出し信号をサンプリングし、複数のサンプルから主サンプルを選択し、チャネルビット中で主サンプルから所定の距離で配置された近傍サンプルを複数のサンプルから選択し、選択された調整規準の充足度を判定するため主サンプルを各近傍サンプルと比較し、選択された調整規準が充足されたと判定された場合に、レベル調整がレベル調整パラメータに応ずるレベル調整を主サンプルに適用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 [発明の背景] 本発明は概して記憶技術におけるデータ復元に関連し、更に特定的には、記憶
技術の読出しチャネルの適応的及び選択的レベル調整によるデータ復元のための
方法、装置、及びシステムに関する。
【0002】 製造技術及びシステムアーキテクチャにおける進歩は、よりパワフルな消費者
電子装置及びコンピュータをもたらした。これらの消費者電子装置及びコンピュ
ータは、マルチメディアといった、これに伴って膨大な量の情報が処理され記憶
される特性及び適用をサポートする。概して、情報の量は膨大であるだけでなく
、ますます増加している。
【0003】 情報を提供するため、磁気技術、光技術、及び光磁気技術を含む記憶技術が開
発されてきた。これらの技術は比較的大きな記憶可能性を提供するが、これらの
技術は概して記憶容量を制限する要因を克服するための更なる改善を必要とする
。更なる改善としては、特に記録密度を増加させる一方で、記録されたデータの
正確な検出が要求される。
【0004】 記録されたデータの検出は従来は閾値を用いて達成されている。例として、(
例えば1,7ランレングス制限変調符号化を用いた)光学読取りチャネルのチャ
ネルビットは、読出し信号を所定の閾値と比較することによって検出される。即
ち、読出し信号が特定のチャネルビット場所において閾値を超過すれば、そのチ
ャネルビットは「1」である(即ち、マークである)と考慮され、そうでなけれ
ばチャネルビットは「0」である(即ち、スペースである)と考慮される。
【0005】 閾値に対する検出は、典型的には適当な閾値を設定することによる。概して、
閾値は許容可能なビット誤り率におさまる記録された情報を回復するよう設定さ
れる。そうするために、閾値は最適には、「アイパターン」の中央に設定され、
アイパターンは読出し信号の振幅余裕及び位相余裕を示す尺度である。しかしな
がら、読出し信号の振幅余裕及び位相余裕は、書込みパワー、媒体の書込み感度
、読み書きドライブのスポットの質(例えば異なるマークの大きさ)、読み書き
ドライブの焦点ずれ、及び記録密度といった、様々なパラメータによって影響を
受ける傾向がある。例えば、増加された記録密度は、振幅余裕がマーク及びスペ
ースの両方について低下しうるようシンボル間干渉(「ISI」)を増加させる
傾向がある。更に、これらのパラメータはシステム及び媒体によって異なるため
、アイパターンの中央は変化する傾向があり、すると最適閾値設定も変化する。
【0006】 従って、閾値を変化させ余裕を低下させる傾向のある増加された記録密度及び
他のパラメータを受け入れつつ、記録されたデータの正確な検出を提供すること
が望ましい。
【0007】 [発明の概要] 閾値を変化させ余裕を低下させる傾向のある増加された記録密度及び他のパラ
メータを受け入れつつ、記録されたデータの正確な検出を高める方法、回路、及
びシステムが提供される。更に特定的には、読み出し信号のサンプルのレベルを
適応的及び選択的に調整する方法、回路、及びシステムが提供される。この方法
、回路、及びシステムは、選択されたサンプルのために信頼性の高い余裕が確立
され、それにより特に高められた記録密度において記録されたデータの検出を改
善するという利点を有する。
【0008】 本発明を実施する回路は、サンプル論理部、算術論理部、及び調整論理部を含
む。サンプル論理部は、サンプルを受信し、主サンプル及び1つ以上の選択され
た近傍サンプルを供給する。算術論理部は、選択された調整規準が充足されてい
るかどうかを決定するため主サンプルと近傍サンプルとを比較する。選択された
調整規準が充足されていれば、調整論理部は主サンプルについて選択的及び適応
的にレベル調整を行なう。望ましくは、この調整は、選択された主サンプルが上
置換レベル又は下置換レベルのいずれかによって置き換えられる2レベル置換で
ある。
【0009】 本発明を実施する方法は、読み出し信号の或る基準マークに関連するレベル調
整パラメータを獲得する段階と、複数のサンプルを供給するようチャネルビット
場所において読み出し信号をサンプリングする段階と、複数のサンプルから主サ
ンプルを選択する段階と、複数のサンプルから、チャネルビット中で主サンプル
から所定の距離に配置されている1つ以上の近傍サンプルを選択する段階と、選
択された調整規準が充足されているかどうかを決定するために主サンプルを各近
傍サンプルと比較する段階と、選択された調整規準が充足されていると決定され
た場所で1つ以上のレベル調整パラメータに応じて主サンプルに対してレベル調
整を行う段階とを含む。
【0010】 本発明を特徴付ける様々な新規な事項は、本願の請求項に特徴とともに記載さ
れる。本発明、その動作における利点、及びその使用によって得られる特定の目
的のよりよい理解のため、同様の参照番号が同様の要素を示す望ましい実施例を
示す添付の図面が参照されるべきである。
【0011】 [詳細な説明] 用語の説明 「読み出しチャネル」は、記録媒体の表面からユーザに都合の良いフォーマッ
トへの変換用の処理素子に信号を送る光学的素子、電気的素子、磁気的素子及び
機械的素子を表わす。
【0012】 「K−制約」は、論理1(又は論理0)が信号遷移の場所を示す場合に、2値
チャネルビットの系列内の連続的な論理0(又は論理1)の最大数を表わす。
【0013】 「D−制約」は、論理1(又は論理0)が信号遷移の場所を示す場合に、2値
チャネルビットの系列内の連続的な論理0(又は論理1)の最小数を表わす。d
−制約は、後で詳述されるように、ISIキャンセルを受けたチャネルビットを
選択する際に評価用のサンプル間の距離を判定するため利用される。
【0014】 「レベル調整」は、検出等におけるパフォーマンス(例えば信頼性)を高める
よう選択されたサンプルを操作することを意味するものとする。レベル調整は、
例えば、特に高められた記録密度の場合又は読み出し誤りを導きうる(例えば閾
値の変化又は余裕の低下による)他の状況において、読み出し信号のチャネルビ
ットについての論理極性(即ち「1」又は「0」)の検出を改善するといった利
点を有する。
【0015】 概要 本発明の実施例では、読み出し信号の選択されたサンプルに対してレベル調整
を充当する。レベル調整は、様々な方法で行われうる。レベル調整は望ましくは
、レベル調整パラメータに応答して行われる。レベル調整パラメータは望ましく
は、読み出し信号の基準フィールド中のマーク及びスペースの所定のパターンに
関連して獲得される。1つの実施例では、レベル調整は、サンプルに対して望ま
しくはレベル調整パラメータから得られる1つ以上の置換レベルのうちの1つを
割り当てることによって行われる。本実施例では、置換レベルを得ることは、各
置換レベルを夫々のレベル調整パラメータに等しく設定することを含む。このよ
うな場合、レベル調整パラメータは、基準フィールドのパターンから検出される
様々なレベルに基づくことが望ましい。しかしながら、そのような場合、レベル
調整パラメータはそれに基づくものでなくともよく、置換レベルは夫々のレベル
調整パラメータに等しく設定される必要はないことが理解されるべきである。
【0016】 どのように実施されたとしても、レベル調整は適応可能であることが望ましい
。置換レベルの割り当てと共に、適応可能なレベル調整は、レベル調整パラメー
タを適応的に獲得すること及び/又は置換レベルを適応的に導出することを含む
。そのような場合、1つ以上の置換レベルを適応的に導出することは、レベルを
更新すること、調節すること、及び/又は繰り返し導出すること(例えば、間隔
を設定すること及び/又は1つ以上のトリガイベントに応答すること)を含む。
【0017】 基準マーク 本発明の一実施例によれば、ディスクは、複数のトラックを含み、各トラック
は、ある選択された個数(たとえば、225)のセグメントを有し、各セグメン
トは、ある選択された個数(たとえば、16)のフレームを有するようにフォー
マットされる。各フレームは1個以上のフィールドを有する。フィールドは、ク
ロック同期、トラック追従、トラック捕捉、アドレッシング、及び、トラック計
数のような選択された機能を行うため利用される予めフォーマットされたマーク
を有する。
【0018】 各フレームは記録可能フィールドを更に有する。記録可能フィールドはユーザ
データを記録するため設けられる。データは論理セクタに編成され、各セクタは
、好ましくは、フレーム境界で始まる。各セクタは、選択された個数(たとえば
、1024又は2048)のデータバイトを、他の情報と共に含む。このような
他の情報は、たとえば、誤り訂正のような一つ以上の機能を提供する。
【0019】 図1(a)及び1(b)には、本発明による読み出しチャネルの典型的な読み
出し信号が示される。各読み出し信号は、(i)基準フィールド内の基準マーク及
びスペースと、(ii)例示されたデータフィールド内のユーザデータを含むデータ
マーク及びスペースと、(iii)閾値(いわゆる「スライス」)レベルを含む様々
なレベルとを含む。例示された読み出し信号はアナログ信号であるが、各信号は
、好ましくは、選択された周波数でサンプリングされた離散値として処理される
【0020】 本発明の原理によれば、基準フィールドに関連付けられる選択されたサンプル
はレベル調整に使用される。1つの実施例では、選択されたサンプルはレベル調
整パラメータを獲得するために検出される。より特定的な実施例では、選択され
たサンプルは基準フィールド中の選択されたマーク及びスペースのパターンを用
いて検出される。レベル調整が置換レベルの割り当てを含む実施例では、パター
ンは、上置換レベル及び/又は下置換レベル、即ち、主な検出閾値よりも大きい
振幅を有する上置換レベル及び主な検出閾値よりも小さい振幅を有する下置換レ
ベル、が得られるレベル調整パラメータを獲得するために使用されることが望ま
しい。
【0021】 基準フィールドは、好ましくは、レベル調整を最適化するよう選択されたマー
ク及びスペースのパターンを有する。例えば、レベル調整が最適には検出精度を
高めるよう、基準フィールドはデータフィールドに関連して生ずるであろう最悪
の場合の検出特性を表すパターンを有することが望ましい。一例として、このパ
ターンは、好ましくは、符号化(たとえば、(1,7)RLL、(2,7)RL
L、NRZ、8/9、EFM+など)に準拠すると同時に、システムを最大限に
圧迫するマーク間のスペース距離を有する。
【0022】 基準パターンは多様な形で設けられる。基準パターンは、好ましくは、(i)1
個以上のフレームに設けられた選択されたマーク及びスペースの所定の組(例え
ば数及び配置)と、(ii)各セクタと関連したプレアンブルバイトとのうちのいず
れか一方又は両方を含む。一実施例において、選択された組は、図1(a)及び
(b)に示されるように、フレームの記録可能フィールド内にあって、12のチ
ャネルビットに亘る2個のマークを含む。本実施例において、所定のマークは、
好ましくは、ユーザデータ内に挟み込まれるようにフレーム毎に繰り返される。
たとえば、1個の論理セクタのユーザデータは、典型的に、複数のフレームに記
憶され、各フレームには所定のマークが収容される。
【0023】 他の実施例において、プレアンブルバイトは、好ましくは、バイト数が12で
あり(たとえば、ユーザデータバイトのバイト数は2048である)、1バイト
毎に2個のマーク(すなわち、全部で24個のマーク)を含み、全てのマークは
セクタと関連した先頭フレームの記録可能フィールドに配置される。
【0024】 他の実施例において、プレアンブルバイトは、選択された組に対応する。たと
えば、選択された組の2個の所定のマークは、プレアンブルを供給する際にセク
タの先頭フレームにおいて1乃至12回利用される。かくして、マークと関連し
た機能は、1個以上のアルゴリズムに基づいて、孤立した基準マーク情報及び/
又は冗長な基準マーク情報を用いて行なわれ得る。
【0025】 プレアンブルが12回の選択された組の出現により構成される場合、サンプル
は、好ましくは、各セクタの先頭でレベル調整パラメータを得るときに12バイ
トの範囲で平均化(または他の方法で操作)される。次に、レベル調整パラメー
タは、セクタの先頭フレームに続く1個以上のフレーム内で所定のマーク、たと
えば、非プレアンブルマーク又は後続のプレアンブルマークのいずれかを用いて
、取得、調整、若しくは、更新される。以下の説明で、用語「適応的取得」は、
それぞれのレベル調整パラメータの獲得、調節及び/又は更新の中の一部若しく
は全部を示すため使用される場合がある。
【0026】 一例として、レベル調整パラメータは、セクタの先頭フレームに続く1個以上
のフレームに配置された任意の又は全ての選択された組(たとえば、冗長な基準
マーク情報)に基づいて更新若しくは調節される。更新/調節は、フレーム毎に
個別に、又は、グループ、若しくは、フレーム全域で集合的にかかる選択された
組に基づいて行なわれる。本例では、レベル調整は続くフレームの選択された組
に関連付けられたレベル調整パラメータに応じ、従ってレベル調整は進行中に更
新される。しかしながら、レベル調整は、本発明の原理を逸脱することなく、レ
ベル調整パラメータに対する調節がない場合は1つ以上の続くフレームの選択さ
れた組(全て又はその一部)から更新されうる。
【0027】 別の例として、レベル調整パラメータは、セクタの先頭フレームに続く1個以
上のフレームに含まれる選択された組の一部(たとえば、孤立した基準マーク情
報)だけに基づいて獲得される。本例では、レベル調整は進行中に繰り返し得ら
れることが望ましく、フレームに関連付けられたレベル調整は、フレームのシー
ケンス中のフレームの中の選択された組に関連付けられたレベル調整パラメータ
から、他のフレームの他の組のレベル調整パラメータを参照することなく得られ
る。
【0028】 基準マークは既に具体的に説明したような形で設けられ得るが、このようなパ
ターンは、本発明の原理を逸脱すること無く、他の方法で配置しても構わないこ
とに注意する必要がある。たとえば、上記の説明では、基準パターンはフレーム
の記録可能フィールドに配置されるが、一部又は全部のパターンを予めフォーマ
ットされうることが理解されるべきである。しかし、基準パターンは、ユーザデ
ータと共に記録可能フィールドに記録され、基準パターンはユーザデータが書き
込まれるとき/読み出されるときに有効な書き込みパラメータに従うことが望ま
しい。
【0029】 レベル調整パラメータ レベル調整パラメータは、様々な配置を用いて基準フィールドの情報から獲得
されうることが理解されるべきである。図1の(a)及び(b)を参照するに、
配置は例えば、 (1)サンプル4,6又は12のうちのいずれか1つの値を検出すること、又
は、 (2)サンプル4,6,10又は12の全て又は幾つかの組合せの値を検出し
平均をとること、又は、 (3)サンプル3,7又は9のうちのいずれか1つの値を検出すること、又は
、 (4)サンプル3,7又は9の全て又は幾つかの組合せの値を検出し平均する
こと、又は、 (5)サンプル5及び/又は11の値を検出し、両方のサンプルが検出されれ
ば平均をとること、又は、 (6)サンプル8の値を検出すること、又は、 (7)上記の(5)及び/又は(6)を組み合わせるか又は組み合わせること
なく、上述の(1)又は(2)を上述の(4)又は(5)と組み合わせることを
含む。
【0030】 上述の配置の例にかかわらず、本発明の原理を逸脱することなく、レベル調整
パラメータを獲得するために他の配置(例えば、補間、多者択一計算等)が実施
されうることが理解される。
【0031】 第1の例では、レベル調整パラメータは、(i)適当に高速なアナログディジ
タル変換器を通じて読み出し信号をディジタル化すること、及び、(ii)レジ
スタ内に格納するために適用可能なサンプルを捕捉することによって獲得される
ことが望ましい。第2の例では、レベル調整パラメータは、(i)適当に高速な
アナログディジタル変換器を通じて読み出し信号をディジタル化すること、(i
i)例えばレジスタ内に蓄積用のサンプルを捕捉すること、及び、(iii)平
均結果を獲得するためにレジスタの内容を操作することによって獲得されること
が望ましい。
【0032】 レベル調整は、望ましくはレベル調整パラメータに応じて行なわれることが理
解されるべきである。1つの実施例では、レベル調整は、レベル調整パラメータ
から導出される選択された置換レベルを選択されたサンプルに割り当てることを
含む。他の実施例では、レベル調整は、かかる割り当て以外でサンプルを操作す
ることを含み、例えば、オフセットを適用することを含み、その場合、オフセッ
トはレベル調整パラメータから導出されることが望ましい。更なる他の例では、
レベル調整は、レベル調整パラメータに基づく計算を利用しうる。レベル調整は
、レベル調整パラメータに応ずるものでもよいが、本発明の原理を逸脱すること
なく、ここに記載される以外の処理を発生させることが理解される。
【0033】 図1の(a)及び(b)は、レベル調整が望ましくはデータフィールドのサン
プルについてのみ充当されることも示している。
【0034】 レベル調整方法 図1の(a)及び(b)は、読み出し信号を示す。読み出し信号は2つの初期
基準マークを有し、これらのマークの後には、データフィールド内に、1,7R
LL符号化シーケンスでマーク及びスペースが続く。更に、図示されるように、
図1の(a)のサンプル1,2,3,4,19及び20は、検出閾値THに近い
レベルを有する。すると、これらのサンプルについて、例えば雑音及び/又は閾
値の遷移に応じて、読み出し誤りが生ずる傾向が典型的には増加する。これらの
サンプルの夫々の振幅余裕を改善するため、これらのサンプルに対してレベル調
整を適用することが所望である。
【0035】 レベル調整を図示するため、図1の(b)では、サンプル1,2,19及び2
0のレベルがレベルCへ低下され、一方、サンプル3及び4のレベルがレベルB
へ上昇されたことを示している。サンプル19及び20の場合、そのレベルは元
々はスライスレベルよりも上側にあり、レベル調整の後に読み出し誤りを生じさ
せないのに十分な余裕を伴って正しくスライスレベルの下側にされることに注意
すべきである。(サンプル19及び20の元々のレベルは、スペースを挟む2つ
の比較的大きなマークの現実の状況を反映している。)レベル調整を更に例示す
るに、図1の(b)は、サンプル6,12及び13のレベルがレベルCへ上昇さ
れ、一方、サンプル9,16及び17のレベルがレベルBへ低下され、それによ
りレベルB及びCは夫々、選択されたサンプルについての上限及び下限を与える
ことを示す。
【0036】 従って、レベル調整方法は、サンプル1,2,3,4,6,9,12,13,
16,17,19及び20といったサンプルを識別し、妥当であれば、それに対
してレベル調整を行う。概して、レベル調整方法は、サンプルを選択的に識別し
、望ましくは読み出し誤りを生じさせるであろうサンプルは優先的に選択される
。更に、レベル調整方法は、適応的であるよう行われ、適応可能性は望ましくは
基準フィールドの情報(例えばプレアンブルマーク及びインタリーブマークの一
方又は両方に関する情報を含む)から達成される。
【0037】 図1の(a)及び(b)に基づく方法では、主サンプル及び近傍サンプルを獲
得するために、読み出し信号はチャネルビット場所でサンプリングされる。レベ
ル調整が適用されるべきかを決定するため、主サンプルは選択された調整規準に
ついて試験される。例えば、(a)主サンプルのレベルが主サンプルから所定の
距離(ここでは2チャネルビット)に配置された2つの近傍サンプルの両方のレ
ベルよりも低ければ、又は(b)主サンプルのレベルが主サンプルから所定の距
離(ここでは2チャネルビット)に配置された2つの近傍サンプルの両方のレベ
ルよりも高ければ、選択された調整規準は充足される。より一般的に言えば、1
つの主サンプル及び2つの近傍サンプルの場合、選択された調整規準は典型的に
は、共通の算術的符号が主サンプルのレベルと夫々の近傍サンプルのレベルとの
間の差に関連付けられるかどうかを決定することを含む。
【0038】 レベル調整は望ましくは、主サンプルに対して上置換レベル又は下置換レベル
を割り当てることによって行われる。例えば、主サンプルが両方の近傍サンプル
よりも大きければ、主サンプルに対して上置換レベルが割り当てられる。しかし
ながら、主サンプルが両方の近傍サンプルよりも小さければ、主サンプルに対し
て下置換レベルが割り当てられる。本実施例では、上置換レベル及び下置換レベ
ルは単一の対として説明されているが、本発明の原理を逸脱することなく他の配
置が用いられ得ることが認識されるべきである。他の配置は、例えば、(i)対
が使用される必要がない、(ii)組合せが不均衡である(例えば3つの上置換
レベルと2つの下置換レベルとを組合せとする)、及び(iii)置換レベルの
1つ以上の対が使用されうる、といったものを含む。特に(ii)及び(iii
)の場合は、複数(上又は下)の置換レベルのうちの特定の置換レベルの割り当
ては、選択された割り当て基準によって決定されることが望ましい。
【0039】 レベル調整のためのサンプルの適当でない選択を除外するために、主サンプル
は除外機能が充足される場合にのみレベル調整のために選択されることが望まし
い。除外機能は望ましくは選択された1つ以上の調整トリガ値を用いることが望
ましく、レベル調整は、適当な調整トリガ値が(i)主サンプルのレベルと(i
i)選択された近傍サンプルのレベルとの間の差によって超過された場合に行わ
れる。図示された例では、レベル調整はレベル置換を用いて行われる。この実施
例では、下置換レベルのレベル置換は、第1の調整トリガ値が(i)主サンプル
のレベルと(ii)両方の近傍サンプルのレベルとの間の差によって超過された
場合に行われ、一方、上置換レベルのレベル置換は、かかる差が第2の調整トリ
ガ値によって超過された場合に行われる。いずれの場合も、調整トリガ値は、リ
プル及び/又は雑音を含む選択されたパラメータを用いて決定されることが望ま
しい。更に、以下詳述されるように、調整トリガ値は基準フィールドの情報から
導出されることが望ましい。
【0040】 以下更に詳述されるように、主サンプルと近傍サンプルとの間の距離は、レベ
ル調整を最適化するよう選択されることが望ましい。選択は、典型的には符号化
といった要因に応ずる。1,7RLL符号化の場合、例えば、距離は主サンプル
の両側に2チャネルビットであることが望ましい。
【0041】 レベル調整回路 図2を参照するに、本発明によるレベル調整回路100が示される。レベル調
整回路100は、サンプル論理部102と、算術論理部104と、サンプル選択
論理部106と、調整論理部108とを含む。図2に示された実施例の場合に、
回路100は、1,7RLL符号化に対応して実現される。
【0042】 サンプル論理部102は、デジタル読み出し信号202を受信し、主信号及び
2個の近傍信号を発生し、主サンプルはレベル調整のため選択的に選ばれる。サ
ンプル論理部102は、タップ206A及びタップ206Bを選択し、チャネル
クロック204(CCLK)によりクロックが供給される。
【0043】 サンプル論理部102は、記憶素子208A、208B、208C及び208
Dを含む。各記憶素子208A−208Dは、クロックCCLK204を受信し
、1クロックサイクルの遅延を生ずるように1ビットの深さがある。記憶素子2
08A−208Dは、それぞれの入力端子210A−210Dと、出力端子21
2A−212Dを有する。出力端子212Aは入力端子210Bに接続され、出
力端子212Bは入力端子210Cに接続され、出力端子212Cは入力端子2
10Dに接続される。出力端子212B及び212Dは、それぞれタップ206
A及び206Bに接続される。
【0044】 入力端子210Aはデジタル読み出し信号202を受信する。したがって、ク
ロックCCLK204が供給されたとき、デジタル読み出し信号は、入力端子2
10Aで受信された後、(i)2クロックサイクルの遅延後にタップ206Aに供
給され、入力端子210Aで受信された後、(ii)4クロックサイクルの遅延後、
すなわち、タップ206Aに供給された後の2クロックサイクルの遅延後にタッ
プ206Bに供給される。以下の説明のため、(a)T0は主信号、すなわち、タ
ップ206Aに供給された遅延したデジタル読み出し信号のサンプルを表し、(b
)T−2は第1の近傍信号、すなわち、タップ206Bに供給された遅延したデ
ジタル読み出し信号のサンプルを表し、(c)T+2は第2の近傍信号、すなわち
、レベル調整回路100で受信されたデジタル読み出し信号202のサンプルを
表すとする。
【0045】 タップ206A及び206Bと、入力端子210Aは、算術論理部104に接
続される。算術論理部104は、図示されているように、減算器220A及び2
20Bを含む。本例の場合に、タップ206Aは、各減算器220A及び220
Bに接続され、減算器220Aは記憶素子208Aの入力端子210Aにも接続
され、減算器220Bはタップ206Bにも接続される。減算器220Aは、出
力信号Diff1を得るため、各サンプルT0を対応したサンプルT+2から減
算する。減算器220Bは、出力信号Diff2を得るため、各サンプルT0を
対応したサンプルT−2から減算する。
【0046】 出力信号Diff1及びDiff2は、サンプル選択論理部106に供給され
る。サンプル論理部106は、図2に示されるように、(a)比較器222A及
び222Bと(b)制御論理部224A及び224Bとを含む。比較器222A
及び222Bは、それぞれ、出力信号Diff1及びDiff2を選択された第
1のレベル調整トリガ値と比較し、その比較に基づいて、信号Exceed1及
びExceed2を生ずる。比較器222C及び222Dは、それぞれ、出力信
号Diff1及びDiff2を選択された第2のレベル調整トリガ値と比較し、
その比較に基づいて、信号Exceed3及びExceed4を生ずる。信号E
xceed1及びExceed2は制御論理部224Aへの入力として供給され
、信号Exceed3及びExceed4は制御論理部224Bへの入力として
供給される。本例では、制御論理部224A及び224Bは、それぞれANDゲ
ートとして実現される。制御論理部224Aは選択LSL信号を供給し、論理制
御部224Bは選択USL信号を供給する。
【0047】 第1及び第2の調整トリガ値は記憶素子221A及び221Bから比較器22
2A−222Dへ供給されるとして図示されているが、本発明の原理を逸脱する
ことなく、調整トリガ値は他の方法で供給されうることが認識されるべきである
。更に、本発明の原理を逸脱することなく、上述されるいずれかの構造によって
供給される単一のトリガ値が使用されうることが認識されるべきである。
【0048】 レベル調整のためにサンプルの選択を除外するよう、1つ以上の調整トリガ値
の比較(ここでは「除外機能」と称されることもある)が行われることが望まし
い。除外機能を実施する際、調整トリガ値は基準フィールドの情報から得られる
ことが望ましい。1つの例として、レベル置換の場合、調整トリガ値はそれぞれ
に関連付けられる置換レベルの分数(例えば二分の一)に設定されることが望ま
しい。他の例として、調整トリガ値は、例えば基準フィールド中の適当なマーク
及び/又はスペースを含むことにより、リプルの特徴に基づく。更なる例として
、調整トリガ値はチャネル雑音の特徴に基づく。更なる例として、調整トリガ値
は、追加的なパラメータを含むか又は含まない、上述の1つ以上の組合せに基づ
く。いずれの場合も、本発明の原理を逸脱することなく他のトリガ設定方法が使
用されうることが理解されよう。
【0049】 除外機能は、選択的に無効とされるか又は実施されないことが可能である。そ
のような場合、調整トリガ値は、基準振幅、例えばゼロ、に設定されることが望
ましい。
【0050】 調整論理部108は、サンプル論理部102及びサンプル選択論理部106に
接続される。調整論理部108は、サンプル論理部102からT0のサンプルを
受信する。充当回路228は、サンプル選択論理部106から、選択USL信号
及び選択LSL信号を受信する。
【0051】 レベル置換に基づく実施例では、調整論理部108は、記憶素子223及び2
24に接続される充当回路228を含むことが望ましい。充当回路228は、記
憶素子223及び224から、それぞれの入力として、上置換レベルを含む信号
と下置換レベルを含む信号とを受信する。これらの置換レベルはそれぞれの記憶
素子223及び224から充当回路228へ供給されるとして図示されているが
、これらの置換レベルは、本発明の原理を逸脱することなく他の方法で供給され
うることが認識されるべきである。
【0052】 レベル置換に基づく実施例では、充当回路228は選択USL信号及び選択L
SL信号の制御下で出力信号を供給する。例として、制御は以下の表1(真理値
表であり、S−USLは選択USL信号を表し、S−LSLは選択LSL信号を
表し、Outputは充当回路228の出力信号を表す)に示されるように行わ
れる。
【0053】 表1: S−USL S−LSL Output 0 0 T0サンプル 0 1 下置換レベル 1 0 上置換レベル 1 1 無効/特殊 この表に示されるように、両方の選択信号が低ければ、T0サンプルが出力され
る。しかしながら、選択信号のうちの一方が高ければ、高い信号に関連付けられ
た置換レベルが出力される。更に、両方の選択信号が高ければ、無効/特殊状態
が存在する。この状態では、T0サンプルが出力されうるか、或いは特殊な処理
が与えられ得る。典型的な調整トリガ値では、この無効/特殊状態は生じない。
特殊な処理は、概して、調整トリガ値のいずれか又は両方、調整回路108及び
/又はサンプル選択論理部106を追加的に論理制御することによってトリガさ
れる。
【0054】 特殊な処理は、本願で説明されるレベル調整以外の処理を含みうる。例えば、
かかる特殊な処理は、読み出し精度の促進とは異なる、又は対照的な理由による
読み出し信号の処理を含みうる。
【0055】 図示されるように、充当回路228は、サンプル選択論理部106から受信さ
れる選択USL信号及び選択LSL信号の制御下にある3入力マルチプレクサと
して実現される。
【0056】 例示されるレベル調整回路100は、上述のように、1,7ランレングス制限
(RLL)変調符号に応ずる。例えば、回路100は、4つの記憶素子208A
−208Dを有するサンプル論理部102を含み、これらの素子はタップ206
A及び206Bを有し、以下のようなクロックサイクル遅延を生ずる。即ちCC
LK204が供給されるとともに、ディジタル読み出し信号は(i)入力端子2
10Aで受信された後、2クロックサイクル後にタップ206Aに供給され、(
ii)タップ206Aに供給された後、2クロックサイクル後にタップ206B
において供給される。このように構成される場合、サンプル論理部102は、(
a)タップ206Aにおいてサンプルの主信号T0を、(b)タップ206Bに
おいてサンプルの第1の近傍信号T−2を、(c)かかる信号がレベル調整回路
100によって元々受信されたようなサンプルの第2の近傍信号T+2を供給す
ることが可能とされる。概して、この実施はRLL符号化のd−制約に対応する
。これは、d−制約はチャネルビット遷移間の最小距離を定義するため、d−制
約は主信号中のサンプルがレベル調整を受けるか否かを決定する際に、d−制約
が評価されるべきサンプルの中の2つの近傍信号の距離を決定するからである。
【0057】 1,7RLL以外の符号化では、d−制約は典型的には変化する。それに応じ
て、レベル調整回路100は典型的には例示されるのとは異なって実現される。
例えば、適当な遅延関係を有する主信号及び近傍信号を供給するよう、サンプル
論理部102は典型的には異なる数の記憶素子208及び/又は異なる距離とさ
れたタップ206を用いて実現される。表2は、異なる例の符号について、d−
制約と、近傍間の(チャネルビット単位での)距離とを示す。
【0058】 表2: 符号化方式 D−制約 近傍間の距離 NRZ d=0 1 8/9 d=0 1 1,7RLL d=1 2 2,7RLL d=2 3 EFM+ d=2 3 図3は、本発明による記憶システム300を示すブロック図である。記憶シス
テム300は、(i)アナログ読み出し信号を発生するために記憶媒体を読む読
み出し回路302と、(ii)アナログ読み出し信号を受信し、このアナログ読
み出し信号からディジタル読み出し信号を発生するアナログディジタル変換器(
ADC)回路304と、(iii)ディジタル読み出し信号を受信し、1つ以上
の基準フィールドのマーク及び/又はスペースに基づいて、1つ以上のレベル調
整パラメータを獲得し、実施態様に応じて、1つ以上の調整トリガ値及び検出制
御信号を獲得する基準フィールドアナライザ30と、(iv)ディジタル読み出
し信号、調整トリガ値、及びレベル調整パラメータを受信し、選択されたサンプ
ルについてレベル調整が選択的に(そして望ましくは適応的に)行われる読み出
し信号を含む処理済読み出し信号230を発生するレベル調整回路100と、(
v)(a)レベル調整回路100からの処理された読み出し信号230及び基準
フィールドアナライザ306からの検出制御信号の両方を受信し、(b)検出さ
れたデータ(例えば一連の遷移)を含む出力信号を発生する検出回路308と、
(vi)検出回路の出力信号のデータを処理する処理回路310とを含む。
【0059】 システム300はまた、上述の構成要素のそれぞれに対して与えられ、クロッ
クするチャネルクロック(CCLK)204を含むことが望ましい。このシステ
ム300では、図1の(a)及び(b)のレベルA及びDは、解像度を高めるた
めといった、ADC回路304の上限及び下限を設定するために選択的に使用可
能であることが望ましい。
【0060】 検出回路308は、本発明の原理において様々に実施されうる。1つの例では
、回路308は従来のビットスライス技術(即ち閾値に基づく検出)を与えるよ
う実施されうる。他の例では、回路308は、適応的ビットスライス技術を与え
るよう実施されうる。他の例では、回路308は、最尤検出機構を与えるよう実
施されえ、かかる機構は、ここに参照として組み入れられるJohannes J. Verboo
m及びFred N. Wambleによって1997年12月19日に出願された「METHOD AN
D APPARATUS FOR MAXIMUM LIKELIHOOD DETECTION」なる名称の米国特許出願第0
8/994,874号に記載されている。最尤検出機構を用いた例では、図1の
(a)及び(b)のレベルA及びDは、上述の引用文献に従って、最尤検出にお
いてクリップレベルを設定するために選択的に使用可能であることが望ましい。
【0061】 それぞれの場合に、検出回路308は、検出回路308の動作に関連する検出
制御信号を受信するよう基準フィールドアナライザ306に結合されることが望
ましい。最尤検出機構に関して、検出制御信号は、例えばディジタル読み出し信
号に適用可能なクリップレベルを示す。
【0062】 従来のビットスライス技術及び適応的なビットスライス技術の両方に関して、
検出制御信号は各サンプルに対して適用可能な検出閾値を示すことが望ましい。
従来のビットスライス技術では、検出閾値は典型的には一定であり、基準フィー
ルドの選択されたサンプルから導出される(例えば検出閾値はサンプル3,4,
9及び10の平均に基づく)。適応的なビットスライス技術では、検出閾値は変
動する傾向がある。1つの例として、検出閾値は基準フィールドのサンプルから
導出されえ、閾値は所定の間隔で、又は所定の刺激に基づいて、又は両方の組合
せに基づいて更新、調節、又は再導出される。
【0063】 システム300は、本発明の原理を逸脱することなくその他の方法で実現され
うる。1つの例として、検出回路は、基準フィールドアナライザ306から検出
制御信号を受信するのでなく、それ自身の検出制御信号を発生しうる。そのよう
な場合、処理済読み出し信号230は、基準フィールド情報を含むことが望まし
い。
【0064】 他の例として、調整トリガ値及びレベル調整パラメータのそれぞれ又はいずれ
かを供給するよう、システム300はかかる値/パラメータのそれぞれを更新/
調整するための夫々のレジスタを含むことが望ましい。これに関して、調整トリ
ガ値及びレベル調整パラメータのそれぞれは1つ以上でありうることが意図され
る(図3に「x」及び「y」の参照符号を用いて示される)。また、基準フィー
ルドアナライザ306は、レベル調整パラメータの代わりに、1つ以上の置換レ
ベル(例えば、上述のように対とされるか他の配置とされる上及び/又は下置換
レベル)を供給し、これらのレベルはディジタル読み出し信号202の基準フィ
ールドから得られるレベル調整パラメータから導出されることが望ましいことが
意図される。
【0065】 [結論] 本発明は、例えば磁気ディスク、光ディスク、光テープ、及び光磁気システム
等を含む記録媒体からデータを復元するシステム、方法、及び装置を提供する。
本発明の実施例の利点の例は、増加された記録密度及び閾値を変化させ余裕を低
下させる傾向のある他のパラメータを調和させる一方で記録されたデータの正確
な検出を与えることを可能とすることである。
【0066】 本発明の特性を説明するための記載され図示された部分及び段階の細部、材料
、及び配置についての様々な他の変化は、本発明の原理及び範囲から逸脱するこ
となく当業者によってなされうることが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は、基準フィールド及びデータフィールドを有する読み出し信号を示す
図であり、(b)は、基準フィールド及びデータフィールドを有し、レベル調整
を受けるデータマーク及びスペースを含む処理された読み出し信号を示す図であ
る。
【図2】 本発明による読み出しチャネルと関連付けられたレベル調整回路を示すブロッ
ク図である。
【図3】 本発明による読み出しチャネルと関連付けられたレベル調整回路を含む記憶シ
ステムを示すブロック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 Groenewoudseweg 1, 5621 BA Eindhoven, Th e Netherlands 【要約の続き】 ル調整を主サンプルに適用する。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶技術において読み出し信号中の基準フィールドに関連付
    けられたサンプルを調整する方法であって、 基準フィールドに関連付けられた選択されたサンプルと関連する1つ以上のレ
    ベル調整パラメータを獲得する段階と、 読み出し信号から主サンプルを選択する段階と、 読み出し信号から、チャネルビット中で主サンプルから所定の距離に配置され
    る1つ以上の近傍サンプルを選択する段階と、 選択された調整規準が充足されているかどうかを決定するために主サンプルを
    各近傍サンプルと比較する段階と、 選択された調整規準が充足されていると決定されれば1つ以上の獲得されたレ
    ベル調整パラメータに応じて主サンプルに対してレベル調整を行う段階とを含む
    方法。
  2. 【請求項2】 レベル調整を行う段階は、主サンプルに対して1つ以上の置
    換レベルのうちの選択された1つを割り当てる段階を含む、請求項1記載の方法
  3. 【請求項3】 近傍サンプルを選択する段階は、読み出し信号の符号化に応
    じて行われる、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 主サンプルを各近傍サンプルと比較する段階は、主サンプル
    のレベルと近傍サンプルの複数の選択された各サンプルのレベルとの相違を見出
    す段階を含む、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 主サンプルを各近傍サンプルと比較する段階は、主サンプル
    のレベルを2つ以上の近傍サンプルのレベルから減算することを含み、かかる近
    傍サンプルは主サンプルからの選択されたチャネルビット間隔にあり、選択され
    た調整規準が充足されるかどうかを決定する段階は、上記各レベル減算が共通の
    算術的符号を有する数を発生するかどうかを決定する段階を含む、請求項4記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 主サンプルに関してレベル調整を行うことを選択的に除外す
    るよう除外機能を行う段階を更に有し、除外機能を行う段階は、主サンプルと近
    傍サンプルのうちの選択されたサンプルとの間の1組の差を見出し、該1組の差
    を1つ以上の調整トリガ値と比較する段階を含む、請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 除外機能を行う段階は、基準フィールドと関連付けられる選
    択されたサンプルから得られる調整トリガ値を使用する段階を含む、請求項6記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 レベル調整パラメータを獲得する段階は、レベル調整パラメ
    ータを適応的に獲得するよう複数の基準フィールドを記録する際に用いられるマ
    ーク及びスペースのパターンを選択する段階を含む、請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 (i)記録媒体の1つ以上のフレーム中に配置される選択さ
    れた1組のマーク及びスペースと、 (ii)読み出し信号に対応する記録媒体の1つ以上のセクタに関連付けられ
    るプレアンブルバイトと、のうちの少なくとも1つを含むパターンを使用する段
    階を更に含む、請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 複数のサンプルを供給するようチャネルビット場所におい
    て読み出し信号をサンプリングする段階を更に含み、主サンプル及び近傍サンプ
    ルはそのようにして供給された複数のサンプルの中から選択される、請求項1記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 記憶技術における基準フィールドに関連付けられたサンプ
    ルを含む読み出し信号のサンプルを調整する回路であって、 読み出し信号から主サンプルと1つ以上の選択された近傍サンプルとを供給す
    るサンプル論理部と、 上記サンプル論理部に結合され、選択された調整規準が充足されるかどうかを
    決定するよう主サンプルと近傍サンプルとを比較する算術論理部と、 上記サンプル論理部及び算術論理部に結合され、選択された調整規準が充足さ
    れていると決定された場合は主サンプルを受信し、選択的にレベル調整を行う調
    整論理部とを含む回路。
  12. 【請求項12】 1つ以上の置換レベル回路を更に含み、該置換レベル回路
    は、調整論理部に結合され、調整論理部に対して選択された置換レベルを供給し
    、調整論理部は、算術論理部に応ずる調整レベルのうちの1つを主サンプルに選
    択的に割り当てることによってレベル調整を行う、請求項11記載の回路。
  13. 【請求項13】 置換レベル回路は、上置換レベル及び下置換レベルを供給
    する、請求項12記載の回路。
  14. 【請求項14】 置換レベル回路は、基準マークアナライザを含む、請求項
    12記載の回路。
  15. 【請求項15】 サンプル論理部は、読み出し信号の符号化に応じて近傍サ
    ンプルを選択する、請求項12記載の回路。
  16. 【請求項16】 算術論理部は、主サンプルと選択された複数の近傍サンプ
    ルの夫々との間のレベル差を決定し、かかるレベル差が共通の算術符号を有する
    かどうかを決定する、請求項11記載の回路。
  17. 【請求項17】 サンプル選択論理部を更に含み、上記サンプル選択論理部
    は調整論理部に結合され、上記サンプル選択論理部は選択された主サンプルに関
    してレベル調整を行うことを除外するよう除外機能を行う、請求項11記載の回
    路。
  18. 【請求項18】 サンプル選択論理部に結合された調整トリガ回路を更に含
    み、上記調整トリガ回路は1つ以上の調整トリガ値を供給する、請求項17記載
    の回路。
  19. 【請求項19】 上記調整トリガ回路は、基準フィールドアナライザを含む
    、請求項18記載の回路。
  20. 【請求項20】 上記調整論理回路は主サンプル及び1つ以上の置換レベル
    を受信するマルチプレクサを含み、上記マルチプレクサは更に算術論理部に応答
    して1つ以上の制御信号を受信し、上記マルチプレクサは制御信号に応答して主
    サンプル又は置換レベルのうちの1つを出力する、請求項11記載の回路。
JP2000557466A 1998-06-30 1999-06-10 記憶技術における読み出しチャネルの適応的且つ選択的なレベル調整 Withdrawn JP2002519804A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/107,808 US6118746A (en) 1998-06-30 1998-06-30 Adaptive and selective level conditioning of a read channel in storage technologies
US09/107,808 1998-06-30
PCT/IB1999/001085 WO2000000971A2 (en) 1998-06-30 1999-06-10 Adaptive and selective level conditioning of a read channel in storage technologies

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002519804A true JP2002519804A (ja) 2002-07-02

Family

ID=22318590

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000557466A Withdrawn JP2002519804A (ja) 1998-06-30 1999-06-10 記憶技術における読み出しチャネルの適応的且つ選択的なレベル調整

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6118746A (ja)
EP (1) EP1040474B1 (ja)
JP (1) JP2002519804A (ja)
KR (1) KR100629845B1 (ja)
CN (1) CN1113356C (ja)
AT (1) ATE285108T1 (ja)
DE (1) DE69922627T2 (ja)
WO (1) WO2000000971A2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6205103B1 (en) * 1998-06-30 2001-03-20 Plasmon Lms, Inc. Enhanced adaptive and selective ISI cancellation for a read channel in storage technologies
JP2000030263A (ja) * 1998-07-10 2000-01-28 Victor Co Of Japan Ltd 光学的記録媒体読取り装置
US6445662B1 (en) * 1998-12-24 2002-09-03 Victor Company Of Japan, Ltd. Reproducing apparatus
JP3786343B2 (ja) * 2000-05-12 2006-06-14 日本ビクター株式会社 光ディスク再生装置
US20030079161A1 (en) * 2001-10-22 2003-04-24 Verboom Johannes J. Optimized data storage system and method for optical storage system
EP1987518A1 (en) * 2006-02-14 2008-11-05 Koninklijke Philips Electronics N.V. Bit detection for optical disc reading
TWI764759B (zh) * 2021-06-11 2022-05-11 円星科技股份有限公司 具備可靠容限設定的電路模組

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4399474A (en) * 1981-08-10 1983-08-16 Ampex Corporation Automatic threshold tracking system
US4646281A (en) * 1984-02-08 1987-02-24 Laser Magnetic Storage International Company Read channel for an optical recorder
NL8702904A (nl) * 1987-12-03 1989-07-03 Philips Nv Werkwijze en inrichting voor het optekenen van informatie op een registratiedrager, alsmede een inrichting voor het lezen van de opgetekende informatie.
US4907212A (en) * 1988-06-09 1990-03-06 Laser Magnetic Storage International Company Method and apparatus for calibrating an optical disk system
US5126991A (en) * 1990-06-29 1992-06-30 North American Philips Corporation Track addressing method and apparatus
US5295127A (en) * 1992-12-22 1994-03-15 North American Philips Corporation Optical data recorder with segment synchronization marks
JPH07220409A (ja) * 1994-02-04 1995-08-18 Pioneer Electron Corp ディジタル信号再生装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP1040474A2 (en) 2000-10-04
EP1040474B1 (en) 2004-12-15
CN1113356C (zh) 2003-07-02
US6118746A (en) 2000-09-12
DE69922627D1 (de) 2005-01-20
CN1277716A (zh) 2000-12-20
WO2000000971A2 (en) 2000-01-06
ATE285108T1 (de) 2005-01-15
KR20010023381A (ko) 2001-03-26
DE69922627T2 (de) 2005-11-03
WO2000000971A3 (en) 2000-04-13
KR100629845B1 (ko) 2006-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3098660B2 (ja) クロック再生装置及びrllチャネルクロック再生方法
US4449061A (en) Wave-shaping circuit for digital signal
US6268810B1 (en) Method of generating run length limited (RLL) code having improved DC suppression capability and modulation/demodulation method of the generated RLL code
KR100186892B1 (ko) Prml 재생장치
US7256953B2 (en) Data synchronizing signal detector, signal processing device using the detector, information recording and reproducing apparatus having the detector and the device, data synchronizing signal detecting method, and information recording medium for using in the method
KR20050072453A (ko) 주파수 및 위상 제어 장치와 최대 우도 디코더
JP3886300B2 (ja) 信号処理装置及びその信号処理方法
US5848040A (en) Data reproducing apparatus and method
US5625632A (en) Magnetic disk drive including a data discrimination apparatus capable of correcting signal waveform distortion due to intersymbol interference
JP2002519804A (ja) 記憶技術における読み出しチャネルの適応的且つ選択的なレベル調整
KR100238255B1 (ko) 광 디스크 재생 시스템의 데이타 복원장치 및 방법
EP0370422A2 (en) Method and apparatus for error measurement and reduction in a mass storage device memory system
US6205103B1 (en) Enhanced adaptive and selective ISI cancellation for a read channel in storage technologies
EP1040473B1 (en) Adaptive and selective cancellation of inter-symbol interference of a read channel in storage technologies
US7502187B2 (en) Address mark detection
US5659309A (en) Data recording/reproducing apparatus having viterbi decoder and method thereof
JP3481422B2 (ja) ディジタル記録再生装置
US6704259B2 (en) Information recording and reproducing apparatus and information recording and reproducing method, information reproducing apparatus and information reproducing method, and information recording medium
US5502408A (en) Circuit for decoding 2T encoded binary signals
EP0962017B1 (en) Method and apparatus for maximum likelihood detection
JPH11203795A (ja) 光ディスクの復号装置
KR19980014888A (ko) 디지탈 자기기록 재생장치
JP2870060B2 (ja) 符号化方法
KR20010078376A (ko) 프리앰블 검출을 위한 평균화된 샘플 결정 방법
JPH0793915A (ja) 磁気記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060607

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20080227