JP2002517655A - 燃焼を増大させるための燃料の渦流および電荷付与 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 内燃機関において燃料の燃焼を増大させるためのデバイス。本発明の燃焼増大装置（これは、車両の燃料系統の内側に使用される）は、金属の二重スプリング（１，２）を備える。この燃焼増大装置は燃料を渦にし、さらに燃料に電荷を付与し、このようにしてより完全な燃焼を促進する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 （発明の背景） 本発明の分野は、内燃機関において、燃焼を増大させるための車両の燃料系統
に設置されるデバイスである。

【０００２】 典型的な自動車エンジンにおいて、約６０％のガソリンだけがエンジン中で燃
焼される。残りの部分は、テールパイプまたは接触コンバーターにより、一酸化
炭素および炭化水素の形態で、空気中に放出される。この不完全な燃焼は燃料を
浪費し、大気汚染をもたらす。

【０００３】 種々の従来技術のデバイスが、燃焼を増大させるために試されてきた。これら
には、ガソリンを噴霧するベンチュリ中のラバーディスク、ガソリンを攪拌する
ための金属ディバイダー、ガソリンに添加される金属触媒、およびガソリンへ電
荷を付与する磁石が挙げられる。これらのデバイスは、いずれもあまり良く作用
しない。

【０００４】 （発明の要旨） 本発明は、２個のスプリングを備える燃焼増大装置であり、これはいずれかの
末端で互いに付着され、外側コイルおよび内側コイルを備える二重スプリングを
形成する。これらのスプリングは、金属（好ましくは、銀）から作製される。こ
れらのスプリングは、同じ方向に巻かれており、ガソリンにそこを通って渦を巻
かせ、そしてこれらのスプリングはまた、電気を伝導し、それによりガソリンに
電荷を与え、このようにして燃焼を増大させる。

【０００５】 本発明の利点は、燃料がより完全に燃焼し、したがって１ガロン当たりの車両
の燃費を顕著に増大し、そしてさらにパワーにおけるいくらかの増大を与えるこ
とである。

【０００６】 本発明の別の利点は、より完全な燃焼の結果として、一酸化炭素および炭化水
素の放出がほとんど完全に除去され、したがって大気汚染を減少させることであ
る。

【０００７】 別の利点は、より完全な燃焼が、エンジン中のカーボンの蓄積を防止し、した
がってエンジンの寿命を延ばす。

【０００８】 （本発明の好ましい実施態様の説明） この燃焼増大装置は、第１のスプリング１および第２のスプリング２を備える
二重スプリング（銀金属をスプリング様形状に巻いている）である。スプリング
１および２はそれぞれ、第１（大きい方）のスプリング１が外側コイルであり、
そして第２（小さい方）のスプリング２が内側コイルであるように互いに上下に
絡み合うほぼ直線状のジグザグ（ｓｉｇ−ｓａｇ）パターンに形成される。この
スプリング１および２のいずれかの末端において、スプリング１および２は、ハ
ンダ付けした末端の接続３によりともに接合される。

【０００９】 スプリング１および２は、電気を伝導する金属から作製される。銀は好ましい
金属である。なぜなら、銀は電気の最良の伝導体であり、さらに酸化に耐性があ
り、腐食しないからである。銅は代替品として可能である。銅は銀ほどではない
が、電気を良く伝導する。銀は通常、白金と合金にされる。なぜなら、白金は燃
料系統中で触媒として作用するからである。白金の２インチの片が、外側の銀の
スプリング１の一方の末端へハンダ付けされる。ハンダ付けされた末端３は、ス
プリング１および２の他方の末端における銀である。白金片はいずれかの末端に
あり得る。両方の末端の接続３で銀ろうにより、スプリング１および２を完全に
銀にすることもまた可能である。

【００１０】 この燃焼増大装置は通常、自動車における使用に関して、４分の１〜１６分の
５インチの幅（外径）である。より小さい変形がトラクターに使用され得る。試
作品は約１４インチの長さである。製造モデルは幾分か短いことが予想される。

【００１１】 この燃焼増大装置は、自動車の燃料系統（特に、屈曲系統）中に組み込まれ、
これは約１５〜１６インチの長さの系統であり、燃料噴射器の前に設置される。
この燃焼増大装置は、屈曲系統に取り付けられず、それゆえ任意の元の装置を損
傷することなく容易に設置され得る。この燃焼増大装置は、屈曲系統の壁によっ
て適所に保持される。この燃焼増大装置はガソリンに浮いているが、移動はしな
い。

【００１２】 この燃焼増大装置を通る燃料の通過により、燃料は電荷および分子サイズの変
化の発生による効率的な燃焼の状態となる。ガソリンは、スプリング１および２
の周りを同じ方向に流れ、そして渦を巻き、このようにしてガソリン中に乱流を
形成する。銀スプリング１および２（これらは、大きな表面積を有する）は、電
気を伝導し、ガソリン中に効率的な燃焼のための正電荷を形成する。ガソリンが
電荷を帯び、そして渦を巻くにつれて、ガソリン分子はより小さくなる。

【００１３】 本発明は、２年間にわたって３台の自動車で試験されてきた。これは、３５，
０００マイルを超える市街地およびハイウェイ走行を含む。本発明のデバイスを
装備した自動車は、ハイウェイ走行において、平均で１ガロン当たり３４〜３６
マイルであり、これは２０％を超える燃費の改善であった。一酸化炭素および炭
化水素の放出は、ほぼ０にまで低減された。

【図面の簡単な説明】

【図１】 図１は、正面図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，Ｅ Ａ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ， ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，Ｇ Ｅ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ， ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，Ｍ Ｎ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ， ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，Ｚ Ｗ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 内燃機関において、燃料の燃焼を増大させるためのデバイス
   であって、前記デバイスが以下： 第１の外側スプリングおよび第２の内側スプリングを備える二重スプリングで
   あって、前記第１および第２のスプリングが、前記第１および第２のスプリング
   の各末端の両方で互いに付着されており、前記二重スプリングが、電気を伝導す
   る材料から構成されている、二重スプリング、を備える、デバイス。
2. 【請求項２】 請求項１に記載のデバイスであって、ここで、前記二重スプ
   リングが銀材料から構成される、デバイス。