JP2002517617A - 集束された糸を造るための方法およびこの方法を実施するための装置 - Google Patents
集束された糸を造るための方法およびこの方法を実施するための装置Info
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Abstract
Description
に関する。 更に、本発明は、上記の方法を実施する際に使用される装置に関する。 集束された糸とは以下に記載のような糸を意味する。即ち、スライバ−このス
ライバから撚りが与えられることにより仕上がり糸が製造される−に撚りが与え
られる以前に一般にスライバの中央方向に指向している空気流により、特に突出
している縁部繊維がスライバに付着され、しかも繊維のスライバ内における充填
密度も自体高まるような糸を意味する。この処理により、特に製造された糸の毛
羽が低減され、しかもまた繊維の結束が改善されることにより高まる物質利用度
と、これに伴う糸の強度のような糸の他の品質が改善される。 糸の毛羽性とは、この発明にあっては、製造された糸から突出している繊維の
数と、この繊維の長さを意味する。毛羽性はステープルフアイバー糸にあっては
、避けることができないことであり、また糸の繊維特性にとっても絶対に必要な
ものでもある。もちろん、余りに毛羽立ち過ぎているのは望ましくない。この毛
羽立ちは糸の引裂き強度を低減する。何故なら、突出している繊維は強度を高め
るには寄与しないからである。毛羽立ちは糸の処理の際に突出している繊維の破
断を招き、これにより糸の重量損失と煩わしい繊維屑飛翔が誘因される。毛羽立
ちは糸から造られた偏平成形物(織物、編み物)等の滑らかな製品像を阻害して
しまう。時として、糸或いは偏平成形物像は突出している繊維の毛焼きによって
すら散逸する。 一般にかつ特に長く突出している繊維は望ましくない。毛羽に関して述べれば
、突出している繊維は、その突出している長さの等級に関して、大抵例えば2ミ
リメートル毎の長さ分割される。その際、一般に4mmまでの長さ等級は糸の繊
維特性の点で望ましく、また集束による精紡よっても回避できない。しかし、例
えば6mmから8mmの長さ等級にあっては、通常の様式で精紡された糸と集束
により精紡された糸間の突出している繊維の数は、この相違が集束により精紡さ
れた糸を通常の方法で、もしくは誤って集束により精紡しなかった糸から区別す
るのに役立つので重要である。 集束された糸は例えば、例えばリング精紡機におけるドラフト機構のフロント
ローラから或る程度拡幅されてた精紡されるスライバを糸に対して横方向に整向
されている空気流−この空気流は、特にスライバの縁部領域の繊維をこのスライ
バの中央へと押しやる−を作用させることにより製造される。 糸或いは糸に集束されるスライバの集束処理に関して、多数の装置が知られて
いる。線状に形成されている小さな吸気開口の様式の、周面を巡って形成された
穿孔を備えていて、それにより吸気の作用の下に存在しているローラが提案され
ている。可撓性であり、吸気の作用の下に存在していてかつ穿孔を備えている回
転するエプロンも公知である。本発明による方法と装置は集束装置の様式に依存
していない。即ち、これらの方法および装置は、異なった集束装置の構造とやり
方による。 しかし、このような集束装置は時として機能しない場合がある。即ち、この不
機能性は特に吸気が存在していないことにより生じる。何故なら、例えば吸気を
集束装置に送る管導管が目詰まりしたり、或いは穿孔の吸気開口が目詰まりする
からである。集束エプロンが破損して仕舞うことがある。スライバは側方へと吸
気の作用領域から外れて走ったりする。このような不正は目立つことはなく、従
ってしばしば非常に長い間知られないままであり、従って長時間集束が行われる
ことがなく、此れに伴い欠陥のある糸が製造される。 こう言ったことから、本発明の課題は、集束効果の不機能が認知され、告知さ
れるようにすることである。この課題は、本発明により特許請求の範囲の請求項
1に記載された特徴により解決される。意図された効果の達成、即ち製造された
糸の低減された毛羽を検査し、監視することにより、このただ一つのパラメータ
を監視することにより、集束の不成功を誘因するすべての起こり得る原因を検出
することができるばかりでなく、集束の弱化・減退と完全な休止をも認知するこ
とができる。 本発明は、糸もしくはスライバの集束効果が、比較的長い突出長さをもって突
出している繊維に関して、特に有効に発揮され、従ってこのような繊維の数の検
出が不正な集束効果にとってそれを明かす証拠となる、と言う認識を基としてい
る。従って、集束効果が長い突出している繊維によって引起こされる毛羽を基と
して検査され、監視される。この場合特に、一定の繊維長さおける、例えば6m
m〜8mmの突出長さの突出している繊維の許容数が予め与えられ、このような
繊維の生じる数が検出され、所定の限界数を上まった際、不正信号が発生される
。 糸の毛羽性を検出するための装置は公知であり、従ってここでは詳細に説明し
ないし、図示もしない。 毛羽性の検出と監視は糸自体において行われるか、或いは糸が巻上げられてい
るコップにおいて行われる。何故なら、毛羽立った糸は毛羽を有しているコップ
を生むこととなるからである。コップ上の糸の毛羽性が明白に印象付けられるこ
とがわかった。何故なら、糸内に結束されていない繊維が、糸がロータを通過し
た際に、起立され、突出している繊維が高速で回転するコップの遠心力により外
方へと放擲され、特に外方へと突出するからである。後に行われる糸の巻返しも
また、糸の走行方向が逆転するので毛羽性を増大させる。 毛羽性の検査と監視は糸の異なる処理位置において行われる。即ち、糸は直接
ドラフト機構からの出口における精紡位置において、コップ上への巻上げの後で
、或いは例えば巻返しのような後続している位置において行われる。精紡位置に
おいての毛羽性の検出は、集束効果が不正な場合ただちに該当する作業位置を把
握でき、直ぐに不正な糸の製造を中断することがでると言う利点を有している。
精紡位置においての糸の検査の際、糸を或る精位置−この精紡位置から作業の間
に糸が除去される−に所属させる処置も必要としない。各々の作業位置は毛羽関
知器を有している。 糸の処理の経過中、例えばリングロータを通過している際、この糸の毛羽が遠
心力により或いは回転するコップの巻上げ力により、巻戻しの際の糸の走行方向
の逆転等により毛羽が増大するので、他方では次の処理段階における検査は明白
な結果を与える。 糸の次の処理段階における毛羽の検出はもまた、そこにおける糸の通過速度が
一般に、精紡位置におけるよりも明白に高く、本発明による装置の利用が増し、
このような装置を僅かな数しか必要としないと言う利点が得られる。このような
後置された処理位置としては、例えば糸の精紡コップからのクロスボビンへの巻
返しがあげられる。 コップにおける毛羽性の検査と監視は、コップを移送し、その際毛羽関知器の
傍らを通る、コップを処理する装置において行うのが有利である。 毛羽性の検査と監視の他の有利な可能性は、毛羽関知器を糸の精紡位置或いは
リング精紡機のスピンドル上における巻返し位置の配置列に沿って案内すること
である。この場合、ただ一つの毛羽関知器によって多数の糸およびコップを検査
しかつ監視することが可能である。 集束効果が発現しないか、或いは意図する周辺部において発現しないことが確
認されたら、信号が発生され、この信号により仕上げ工程行程の開始が可能とな
る。この信号は警告表示を行ない、この警告表示は作業員の手による処理を誘起
させる。この信号は、これが例えば欠陥をもって働く精紡位置を停止させ、これ
により不正糸の更なる製造が抑止されるように、自動的に直接作用することも可
能である。 本発明による方法を実施するための装置は特許請求の範囲の請求項10の特徴
部に記載した構造要素を有している。この場合、毛羽関知器は、突出している繊
維の長さと数を、或いは最低長さの突出している繊維の数のみを検出し、信号の
形で制御装置に伝達するように構成されている。第一の場合、制御装置は、これ
が発生された信号が長さ等級に従って分類され、この長さ等級に従って頻度が検
出されるように形成されている。更に、この制御装置は或る長さ等級で検出され
た突出している繊維の限界値超過を認知するための装置を備えている。 各々の精紡位置に設けられている毛羽関知器或いは各々の精紡位置の傍らを通
る毛羽関知器により、糸或いはコップにおける毛羽の検査と監視を行う場合、或
る精紡位置に対する不正信号の帰属−信号発生元−が容易に確認される。 これに対して、糸を処理する後置されている装置、例えば巻取り機において、
或いは精紡位置から取出されたコップにおいて、これら後置されている装置に毛
羽関知器を設けることにより、この装置の傍らを通過するように構成してか、或
いはコップが毛羽関知器の傍らを通過するように構成してか、毛羽の検査と監視
を行う場合、発生する不正信号がこの糸もしくはこのコップが得られる精紡位置
に帰属するものであることを可能にする処置を講じなければならない。このこと
は、糸キァリヤ、即ち例えば糸チューブ或いは精紡コップ或いはこの精紡コップ
を担持するコイラヘッドが精紡位置に関する符号を有しており、糸が得られる精
紡位置をこれらの符号により同定することによって達せられる。ここで使用され
る装置は、例えばドイツ連邦共和国特許公開第36 03 002号から公知で
ある。 本発明の他の有利な実施形は請求の範囲の各項に記載されている。 図面には本発明による実施形が全く概略的に示されている。 以下に本発明をリング精紡機と巻取り機への適用を基として説明する。しかし
、この適用はこれにらの機械に限定されるものではなく、集束された糸を製造す
るための或いは処理する任意の他の装置および機械との組合せにより行うことが
可能であるである。 図1には、通常使用されているリング精紡機1の重要な機素のみが示されてい
る。即ち、粗糸3が走出する粗糸ボビン2、三つのローラ対5,6および7を有
するドラフト機構4並びにリングとロータを有するリングレール10およびコッ
プ12が装着されているスピンドル11が示されている。 本発明によるリング精紡機1は任意の構造様式である粗糸停止装置13を備え
ている。公知の従って詳細に説明していない粗糸停止装置13はドラフト機構4
のフイードローラ対5のボトムローラを部分的に囲繞している半割り体として形
成されており、この半割り体は粗糸のドラフト機構への供給を中断するためにこ
のボトムローラを中心にして旋回し、これによりローラ対のトップローラが持上
げられ、これに伴い粗糸のドラフト機構への供給が中断される。 更に、本発明によるリング精紡機1はドラフト機構4の出側において、トップ
ローラ16が所属しているサクションローラ15の様式の集束装置14を備えて
いる。既に述べたように、他の集束装置も知られている。本発明は或る定まった
実施形の集束装置に拘束されない。 この集束装置14とリング精紡装置8のスレッドガイド9間に、毛羽関知器1
7が設けられている。この毛羽関知器を糸18が通過し、製造された糸の毛羽性
がこの毛羽関知器17内において検出される。このような毛羽関知器は公知であ
り、従ってここでは詳細に述べない。 検出された毛羽性に対応する毛羽関知器17の測定信号は測定導線19を介し
て制御装置20に与えられる。この制御装置20内において、与えられた信号は
、毛羽性に関して予め制御装置に与えられている許容限界値と比較される。例え
ば6mm〜8mmの一定の長さ等級で突出している繊維の数は上記の比較を基と
している。毛羽関知器17がこの長さ等級の突出している繊維長さに対してのみ
応答するようにして、鑑別はこの毛羽関知器17内において行われる。しかし、
突出している繊維長さを制御装置20内で長さ等級に分類することも可能である
。 限界値の超過の際、制御装置20は制御導線21を経て停止信号を粗糸停止装
置13に与え、この信号によりこの装置が作動される。これにより、先ず不正な
糸の更なる製造が確実に抑止される。しかし、制御装置20は、この停止信号の
代わりに、或いはこの停止信号に加えて、信号導線22を介して警告信号を警告
装置、例えば警告ランプ23に与えることも可能である。この警告ランプが点灯
することにより作業員に対して作業位置に毛羽率が多すぎる不正な糸が供給され
ていることに対して注意が喚起される。この警告信号は作業員に対して、作業員
が集束装置14の機能を検査し、場合によっては再び製造を開始することの可能
性を与える。 図2による実施形にあっては、巻取り機25−この巻取り機にあっては糸18
は通常の、従ってここでは詳細に図示も説明も行なっていない方法によりクロス
ボビンに巻返される−は作業位置においてそれぞれ巻返された糸18の毛羽を検
出するための毛羽関知器17を備えている。この毛羽関知器17の測定値は例え
ばブスシステムで、集合導線26を介して制御装置20に与えられる。そこで、
この測定値は制御装置20に予め与えられている限界値と比較される。この測定
値が超過している場合は、警告信号が発せられる。この警告信号により、巻取り
機25の該当する作業位置24において不正糸が走行しており、従ってこの作業
位置に干渉するように、作業員に対して注意が喚起される。 図2によるリング精紡機1が移送装置27を備えている場合、コップ12の毛
羽に関する走査はこの移送装置において行うのが有利である。通常の、従ってこ
こでは詳細に図示も、説明も行なっていない移送装置は転向ローラ28を巡って
案内される、無端の引張り部材29を備えている。この引張り部材は帯行体を備
えており、この帯行体により図3に図示したコイラヘッド30がリング精紡機1
を迂回して移送され、このコイラヘッドに任意の構造の普通のコップ交換装置に
よりスピンドル11から引抜かれたコップ12が装着される。 コップ12の毛羽に関しての走査を行うため、矢印Pの方向で回動する移送装
置27に、すべてのコップ12がその傍らを通過する位置において、コップを毛
羽に関して走査する毛羽関知器17′が設けられている。この毛羽関知器は制御
装置20と結合されている。この実施形にあっては、ただ一つのこの毛羽関知器
17′によってのみ、移送装置27に所属しているすべての精紡位置の作業様式
が監視される。 不正に作業が行われた精紡位置の検出は直接この作業位置において行われず、
従って不正信号の不正位置への帰属が容易に与えられない場合にあっては、この
帰属を可能にする処置を講じなければならない。 移送装置27により移送されるコップ12が、この移送装置の走行路に設けら
れている毛羽関知器17′により毛羽が検査される実施形にあっては、この帰属
は毛羽関知器の前方に列に従って位置するコップを自動的にカウントすることに
よって行われる。次いで、制御装置20はy番目の精紡位置からくるx番目のコ
ップに不正信号が発せられてれることを表示する。 いわゆる組合せによるリング精紡機に所属している巻取り機25において糸を
処理する際、コップ12はリング精紡機1の端部においてしばしば差替え装置3
1において他のコイラヘッド30に差替えられる。このコイラヘッドは他の移送
装置32により巻取り機25の作業位置24に案内される。巻取り機25内で空
巻きされるチューブを備えているコイラヘッド30は差替え装置31に戻され、
そこで再び移送装置27によりリング精紡機1へと戻されるコイラヘッド30に
差替えられる。 差替え装置31は一般に記号装置33を備えており、この記号装置はコイラヘ
ッド30に設けられている、例えば読取り可能なバーコード34の様式のデータ
キャリヤ上でリング精紡機1のスピンドル11の移動している番号を識別し、ス
ピンドルの序列で供給されるコップがそれぞれリング精紡機から到来する。もち
ろん、スピンドル番号を、コップ12のチューブに設けられているデータキャリ
ヤに取付けるか、或いは電子的に読取り可能なデータキャリヤを使用することも
可能である。 リング精紡機1の不正な糸を紡出する精紡位置を検出するために、コイラヘッ
ド上の当該スピンドルの番号或いはチューブの番号の読取りが行われ、例えば制
御装置のデイプレイ上に表示される作業が制御装置20により自動的に誘起され
る。この目的のため、巻取り機の作業位置24はコイラヘッド30上の、或いは
チユーブ上に取付けられているスピンドルの番号を読取るための、ここには詳細
に図示していない装置を備えており、この装置から処理されるコップが取出され
る。このことは、特にリング精紡機1のこの作業位置の集束装置14を検査し、
その可能な限り不正な機能を再び回復させることを可能にする。 もちろん、制御装置20により毛羽関知器17′の不正信号とスピンドル番号
とから、調節信号を発生させ、リング精紡機1に与え、この信号により上に述べ
た実施形に関連して記載した、アドレス化された作業位置に設けられている粗糸
停止装置13を自動的に始動させることができる。 集束装置の機能拒否は、一方では重大な、他方では比較的稀に生じる不正であ
る。従って、多くの場合、糸を製造する装置の或いは糸を集束する装置の並びに
リング精紡機の或いは巻取り機の、走行する糸すべてをそれぞれ一つの毛羽関知
器により常時に監視しなくとも十分である。この目的のため、毛羽関知器17″
が、無端の引張り部材35に、並びに図2に示したようにリング精紡機1の作業
位置に沿って或いは−図示していないが−巻取り機25に沿って巡回が行われ、
走行する糸18或いはコップ12をそれぞれ短時間、しかし繰返し毛羽を走査す
るように構成されている。リング精紡機1における走査にあっては、その都度の
走査される作業位置への不正信号の帰属が容易に可能となり、巻取り機25にお
ける走査の際は再びこの帰属を可能にする装置をこの場合も設けなければならな
い。
Claims (17)
- 【請求項01】 集束された糸を造るための方法において、 集束の効果を製造される糸の毛羽を自動的な検査により検査し、毛羽の所定の限
界値の超過を自動的に行われる監視によって監視することを特徴とする方法。 - 【請求項02】 製造される糸の毛羽を、比較的大きな突出長さを有してい
る突出した繊維の毛羽に関して、検出することを特徴とする請求項1に記載の方
法。 - 【請求項03】 毛羽の検査および監視を糸に関して行うことを特徴とする
請求項1に記載の方法。 - 【請求項04】 毛羽の検査および監視を直接精紡位置で行うことを特徴と
する請求項3に記載の方法。 - 【請求項05】 毛羽の検査および監視を製造される糸の次の処理段階にお
いて行うことを特徴とする請求項3に記載の方法。 - 【請求項06】 毛羽の検査および監視をコップにおいて行うことを特徴と
する請求項1に記載の方法。 - 【請求項07】 毛羽の所定の限界値の超過が確認された際、信号を発生さ
せることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項08】 形成された信号により、不正発生に対して注意を喚起する
警告装置を接続することを特徴とする請求項7に記載の方法。 - 【請求項09】 形成された信号により、不正精紡位置を自動的に停止させ
ることを特徴とする請求項7に記載の方法。 - 【請求項10】 集束された糸を造るための装置において、 この装置が、製造される糸(18)の毛羽を検出するための毛羽関知器(17)
と、毛羽の所定の限界値の超過を確認しかつ限界値の超過の際は信号を形成する
ための制御装置(20)を備えていることを特徴とする装置。 - 【請求項11】 毛羽関知器(17)が製造された糸から突出している一定
の長さ等級の繊維部分を検出するように構成されていることを特徴とする請求項
10に記載の装置。 - 【請求項12】 制御装置(20)が製造された糸(18)或いは製造され
たコップ(12)から突出している一定の長さ等級の繊維部分を検出するための
毛羽の所定の限界値の超過の確認を行うように構成されていることを特徴とする
請求項10に記載の装置。 - 【請求項13】 制御装置(20)が集束された糸を造るための装置(11
)の精紡位置と、この制御装置によって与えられる信号により不正な働きを行っ
ている精紡位置が自動的に停止するように、作用結合していることを特徴とする
請求項10に記載の装置。 - 【請求項14】 集束された糸(18)を造るための装置(1)の各々の精
紡位置が毛羽関知器(17)を備えていることを特徴とする請求項10に記載の
装置。 - 【請求項15】 コップ(12)を処理する装置(27)に、処理されたコ
ップを順次走査する毛羽関知器(17′)が所属していることを特徴とする請求
項10に記載の装置。 - 【請求項16】 集束された糸(18)を造るための装置(1)の後方に設
けられておりかつ糸を処理する装置(25)に、少なくとも一つの毛羽関知器(
17)が所属していること、 精紡位置で処理された糸を、集束された糸を製造するための装置に配送すること
を行う手段(33,34,20)が設けられていること を特徴とする請求項10に記載の装置。 - 【請求項17】 糸を製造するための或いは処理するための装置(1,25
)の処理位置(24)に沿って案内される毛羽関知器(17″)が設けられてお
り、この毛羽関知器により糸(18)もしくはコップ(12)がそれぞれ短時間
に、しかし常に毛羽が走査されるように構成されていることを特徴とする請求項
10に記載の装置。
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