JP4484187B2 - 精紡機において集束された糸を製造する際の集束機能を監視する方法およびこの方法を実施するための装置 - Google Patents

精紡機において集束された糸を製造する際の集束機能を監視する方法およびこの方法を実施するための装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、精紡機において集束された糸を製造する際の集束機能を監視する方法に関する。
【0002】
更に、本発明は、上記の方法を実施する際に使用される装置に関する。
【0003】
集束された糸とは以下に記載のような糸を意味する。即ち、スライバ−このスライバーから撚りが与えられることにより仕上がり糸が製造される−に撚りが与えられる以前に一般にスライバの中央方向に指向している空気流により、特に突き出ている縁部繊維がスライバに付着され、しかも繊維のスライバ内における充填密度も自体高まるような糸を意味する。この処理により、特に製造された糸の毛羽が低減され、しかもまた繊維の結束が改善されることにより高まる材料利用度と、これに伴う糸の強度のような糸の他の品質が改善される。
【0004】
糸の毛羽性とは、この発明にあっては、製造された糸から突出している繊維の数と、この繊維の長さを意味する。毛羽性はステープルフアイバー糸にあっては、避けることができないことであり、また糸の繊維特性にとっても絶対に必要なものでもある。もちろん、余りに毛羽立ち過ぎているのは望ましくない。この毛羽立ちは糸の引裂き強度を低減させる。何故なら、突出している繊維は強度を高めるには寄与しないからである。毛羽立ちは糸の処理の際に突出している繊維の破断を招き、これにより糸の重量損失と煩わしい繊維屑飛翔が誘因される。毛羽立ちは糸から造られた偏平成形物(織物、編み物)等の滑らかな製品像を阻害してしまう。時として、糸或いは偏平成形物の製品像は突出している繊維の毛焼きによってすら散逸する。
【0005】
一般に長く突出している繊維は望ましくない。毛羽に関して述べれば、突出している繊維は、その突出している長さの等級に関して、大抵例えば2ミリメートル毎の長さ分割される。その際、一般に4mmまでの長さ等級は糸の繊維特性の点で望ましく、また集束による精紡よっても回避できない。しかし、例えば6mmから8mmの長さ等級にあっては、通常の様式で精紡された糸と集束により精紡された糸間の突出している繊維の数は、この相違が集束により精紡された糸を通常の方法で、もしくは誤って集束されることなく精紡された糸から区別するのに役立つので重要である。
【0006】
集束された糸は、例えばリング精紡機におけるドラフト機構のフロントローラから或る程度拡幅された状態で走出するスライバに、糸に対して横方向に整向されている空気流−この空気流は、特にスライバの縁部領域の繊維をこのスライバの中央へと押しやる−を作用させることにより製造される。
【0007】
糸或いは糸に集束されるスライバの集束処理に関して、多数の装置が知られている。線状に形成されている小さな吸気開口の様式の、周面を巡って形成された穿孔を備えていて、それにより吸気の作用の下に存在しているローラが提案されている。可撓性であり、吸気の作用の下に存在していてかつ穿孔を備えている回転するエプロンも公知である。本発明による方法と装置は集束装置の様式に依存していない。即ち、これらの方法および装置は、異なった集束装置の構造とやり方による。
【0008】
しかし、このような集束装置は時として機能しない場合がある。即ち、この不機能性は特に吸気が存在していないことにより生じる。何故なら、例えば吸気を集束装置に送る管導管が目詰まりしたり、或いは穿孔の吸気開口が目詰まりするからである。集束エプロンが破損して仕舞うことがある。スライバは側方へと吸気の作用領域から外れて走ったりする。このような不正は目立つことはなく、従ってしばしば非常に長い間知られないままであり、従って長時間集束が行われることがなく、此れに伴い欠陥のある糸が製造される。 こう言ったことから、本発明の課題は、集束機能の不成果が認知され、告知されるようにすることである。
【0009】
この課題は、本発明による方法あって、特許請求の範囲の請求項1、請求項2、請求項3および請求項4に記載した特徴によって解決される。
【0010】
他方本発明による装置にあって、特許請求の範囲の請求項5およびその従属項に記載の特徴によって解決される。
【0011】
これらの方法および装置により、意図された機能の達成、即ち製造された糸の低減された毛羽性を検査し、監視することにより、このただ一つのパラメータを監視することにより、集束の不成功を誘因するすべての起こり得る原因を認知することができるばかりでなく、集束の弱化・減退と集束の完全な不機能をも認知することができる。
【0012】
本発明は、糸もしくはスライバの集束機能が、一定の突出長さをもって突出している繊維に関して、特に有効に発揮され、従ってこのような繊維の数の検出が不正な集束機能にとってそれを明かす証拠となる、と言う認識を基としている。従って、集束機能が長い突出している繊維によって引起こされる毛羽を基として検査され、監視される。この場合特に、一定の繊維長さおける、例えば6mm〜8mmの突出長さの突出している繊維の許容数が予め与えられ、このような繊維の生じる数が検出され、所定の限界数を上まった際、不正信号が発生される。
【0013】
糸の毛羽性を検出するための装置は公知であり、従ってここでは詳細に説明しないし、図示もしない。
【0014】
毛羽性の検出と監視は糸自体において行われるか、或いは糸が巻上げられているコップにおいて行われる。何故なら、毛羽立った糸は毛羽を有しているコップを生むこととなるからである。コップ上の糸の毛羽性が明白に印象付けられることがわかった。何故なら、糸内に結束されていない繊維が、糸がロータを通過した際に、起立され、突出している繊維が高速で回転するコップの遠心力により外方へと放擲され、特に外方へと突出するからである。後に行われる糸の巻返しもまた、糸の走行方向が逆転するので毛羽性を増大させる。
【0015】
毛羽性の検査と監視は糸の異なる処理位置において行われる。即ち、糸は直接ドラフト機構からの出口における精紡位置において、コップ上への巻上げの後で、或いは例えば巻返しのような後続している位置において行われる。精紡位置においての毛羽性の検出は、集束機能が不正な場合ただちに該当する作業位置を把握でき、直ぐに不正な糸の製造を中断することがでると言う利点を有している。精紡位置においての糸の検査の際、糸を或る精紡位置−この精紡位置から作業の間に糸が除去される−に所属させる処置も必要としない。各々の作業位置は毛羽感知器を有している。
【0016】
糸の処理の経過中、例えばリングロータを通過している際、この糸の毛羽が遠心力により或いは回転するコップの巻上げ力により、巻戻しの際の糸の走行方向の逆転等により毛羽が増大するので、他方では次の処理段階における検査は明白な結果を与える。
【0017】
糸の次の処理段階における毛羽の検出もまた、そこにおける糸の通過速度が一般に、精紡位置におけるよりも明白に高く、本発明による装置の利用が増し、このような装置を僅かな数しか必要としないと言う利点が得られる。このような後置された処理位置としては、例えば糸の精紡コップからのクロスボビンへの巻返しがあげられる。
【0018】
コップにおける毛羽性の検査と監視は、コップを移送し、その際毛羽感知器の傍らを通る、コップを処理する装置において行うのが有利である。
【0019】
毛羽性の検査と監視の他の有利な可能性は、毛羽感知器を糸の精紡位置或いはリング精紡機のスピンドル上における巻返し位置の配置列に沿って案内することである。この場合、ただ一つの毛羽感知器によって多数の糸およびコップを検査しかつ監視することが可能である。
【0020】
集束機能が発現しないか、或いは意図する周辺部において発現しないことが確認されたら、信号が発生され、この信号により仕上げ工程行程の開始が可能となる。この信号は警告表示を行ない、この警告表示は作業員の手による処理を誘起させる。この信号は、これが例えば欠陥をもって働く精紡位置を停止させ、これにより不正糸の更なる製造が阻止されるように、自動的に直接作用することも可能である。
【0021】
本発明による方法を実施するための装置は特許請求の範囲の請求項5の特徴部に記載した構造要素を有している。この場合、毛羽感知器は、突出している繊維の長さと数を、或いは最低長さの突出している繊維の数のみを検出し、信号の形で制御装置に伝達するように構成されている。第一の場合、制御装置は、これが発生された信号が長さ等級に従って分類され、この長さ等級に従って頻度が検出されるように形成されている。更に、この制御装置は或る長さ等級で検出された突出している繊維の限界値超過を認知するための装置を備えている。
【0022】
各々の精紡位置に設けられている毛羽感知器或いは各々の精紡位置の傍らを通る毛羽感知器により、糸或いはコップにおける毛羽の検査と監視を行う場合、或る精紡位置に対する不正信号の帰属−信号発生元−が容易に確認される。
【0023】
これに対して、糸を処理する後置されている装置、例えば巻取り機において、或いは精紡位置から取出されたコップにおいて、これら後置されている装置に毛羽感知器を設けることにより、この装置の傍らを通過するように構成してか、或いはコップが毛羽感知器の傍らを通過するように構成してか、毛羽の検査と監視を行う場合、発生する不正信号がこの糸もしくはこのコップが得られる精紡位置に帰属するものであるとの認知を可能にする処置を講じなければならない。このことは、糸キァリヤ、即ち例えば糸チューブ或いは精紡コップ或いはこの精紡コップを担持するコイラヘッドが精紡位置に関する符号を有しており、糸が得られる精紡位置をこれらの符号により同定することによって達せられる。ここで使用される装置は、例えばドイツ連邦共和国特許公開第36 03 002号から公知である。
【0024】
本発明の他の有利な実施形は請求の範囲の各項に記載されている。
【0025】
図面には本発明による実施形が全く概略的に示されている。
【0026】
以下に本発明をリング精紡機と巻取り機への適用を基として説明する。しかし、この適用はこれにらの機械に限定されるものではなく、集束された糸を製造するための或いは処理する任意の他の装置および機械との組合せにより行うことが可能であるである。
【0027】
図1には、通常使用されているリング精紡機1の重要な機素のみが示されている。即ち、粗糸3が走出する粗糸ボビン2、三つのローラ対5,6および7を有するドラフト機構4並びにリングとロータを有するリングレール10およびコップ12が装着されているスピンドル11が示されている。
【0028】
本発明によるリング精紡機1は任意の構造様式である粗糸停止装置13を備えている。公知の従って詳細に説明していない粗糸停止装置13はドラフト機構4のフイードローラ対5のボトムローラを部分的に囲繞している半割り体として形成されており、この半割り体は粗糸のドラフト機構への供給を中断するためにこのボトムローラを中心にして旋回し、これによりローラ対のトップローラが持上げられ、これに伴い粗糸のドラフト機構への供給が中断される。
【0029】
更に、本発明によるリング精紡機1はドラフト機構4の出側において、トップローラ16が所属しているサクションローラ15の様式の集束装置14を備えている。既に述べたように、他の集束装置も知られている。本発明は或る定まった実施形の集束装置に拘束されない。
【0030】
この集束装置14とリング精紡装置8のスレッドガイド9間に、毛羽感知器17が設けられている。この毛羽感知器を糸18が通過し、製造された糸の毛羽性がこの毛羽感知器17内において検出される。このような毛羽感知器は公知であり、従ってここでは詳細に述べない。
【0031】
検出された毛羽性に対応する毛羽感知器17の測定信号は測定値導線19を介して制御装置20に与えられる。この制御装置20内において、与えられた信号は、毛羽性に関して予め制御装置に与えられている許容限界値と比較される。例えば6mm〜8mmの一定の長さ等級で突出している繊維の数は上記の比較を基としている。毛羽感知器17がこの長さ等級の突出している繊維長さに対してのみ応答するようにして、鑑別はこの毛羽感知器17内において行われる。しかし、突出している繊維長さを制御装置20内で長さ等級に分類することも可能である。
【0032】
限界値の超過の際、制御装置20は制御導線21を経て停止信号を粗糸停止装置13に与え、この信号によりこの装置が作動される。これにより、先ず不正な糸の更なる製造が確実に阻止される。しかし、制御装置20は、この停止信号の代わりに、或いはこの停止信号に加えて、信号導線22を介して警告信号を警告装置、例えば警告ランプ23に与えることも可能である。この警告ランプが点灯することにより作業員に対して作業位置に毛羽率が多すぎる不正な糸が供給されていることに対して注意が喚起される。この警告信号は作業員に対して、作業員が集束装置14の機能を検査し、場合によっては再び製造を開始することの可能性を与える。
【0033】
図2による実施形にあっては、巻取り機25−この巻取り機にあっては糸18は通常の、従ってここでは詳細に図示も説明も行なっていない方法によりクロスボビンに巻返される−は作業位置においてそれぞれ巻返された糸18の毛羽を検出するための毛羽感知器17を備えている。この毛羽感知器17の測定値は例えばバス方式で、集合導線26を介して制御装置20に与えられる。そこで、この測定値は制御装置20に予め与えられている限界値と比較される。この測定値が超過している場合は、警告信号が発せられる。この警告信号により、巻取り機25の該当する作業位置24において不正糸が走行しており、従ってこの作業位置に干渉するように、作業員に対して注意が喚起される。
【0034】
図2によるリング精紡機1が移送装置27を備えている場合、コップ12の毛羽に関する走査はこの移送装置において行うのが有利である。通常の、従ってここでは詳細に図示も、説明も行なっていない移送装置は転向ローラ28を巡って案内される、無端の引張り部材29を備えている。この引張り部材は帯行体を備えており、この帯行体により図3に図示したコイラヘッド30がリング精紡機1を迂回して移送され、このコイラヘッドに任意の構造の普通のコップ交換装置によりスピンドル11から引抜かれたコップ12が装着される。
【0035】
コップ12の毛羽に関しての走査を行うため、矢印Pの方向で回動する移送装置27に、すべてのコップ12がその傍らを通過する位置において、コップを毛羽に関して走査する毛羽感知器17′が設けられている。この毛羽感知器は制御装置20と結合されている。この実施形にあっては、ただ一つのこの毛羽感知器17′によってのみ、移送装置27に所属しているすべての精紡位置の作業様式が監視される。
【0036】
不正に作業が行われた精紡位置の検出は直接この作業位置において行われず、従って不正信号の不正位置への帰属が容易に与えられない場合にあっては、この帰属を可能にする処置を講じなければならない。
【0037】
移送装置27により移送されるコップ12が、この移送装置の走行路に設けられている毛羽感知器17′により毛羽が検査される実施形にあっては、この帰属は毛羽感知器の前方に列に従って位置するコップを自動的にカウントすることによって行われる。次いで、制御装置20はy番目の精紡位置からくるx番目のコップに不正信号が発せられていることを表示する。
【0038】
いわゆる組合せによるリング精紡機に所属している巻取り機25において糸を処理する際、コップ12はリング精紡機1の端部においてしばしば差替え装置31において他のコイラヘッド30に差替えられる。このコイラヘッドは他の移送装置32により巻取り機25の作業位置24に案内される。巻取り機25内で空巻きされるチューブを備えているコイラヘッド30は差替え装置31に戻され、そこで再び移送装置27によりリング精紡機1へと戻されるコイラヘッド30に差替えられる。
【0039】
差替え装置31は一般に識別装置33を備えており、この識別装置はコイラヘッド30に設けられている、例えば読取り可能なバーコード34の様式のデータキャリヤ上でリング精紡機1のスピンドル11の移動している番号を識別し、スピンドルの序列で供給されるコップがそれぞれリング精紡機から到来する。もちろん、スピンドル番号を、コップ12のチューブに設けられているデータキャリヤに取付けるか、或いは電子的に読取り可能なデータキャリヤを使用することも可能である。
【0040】
リング精紡機1の不正な糸を紡出する精紡位置を検出するために、コイラヘッド上の当該スピンドルの番号或いはチューブの番号の読取りが行われ、例えば制御装置のデイプレイ上に表示される作業が制御装置20により自動的に誘起される。この目的のため、巻取り機の作業位置24はコイラヘッド30上の、或いはチユーブ上に取付けられているスピンドルの番号を読取るための、ここには詳細に図示していない装置を備えており、この装置から処理されるコップが取出される。このことは、特にリング精紡機1のこの作業位置の集束装置14を検査し、その可能な限り不正な機能を再び回復させることを可能にする。
【0041】
もちろん、制御装置20により毛羽感知器17′の不正信号とスピンドル番号とから、調節信号を発生させ、リング精紡機1に与え、この信号により上に述べた実施形に関連して記載した、アドレス化された作業位置に設けられている粗糸停止装置13を自動的に始動させることができる。
【0042】
集束装置の機能不具合は、一方では重大な、他方では比較的稀に生じる不正である。従って、多くの場合、糸を製造する装置の或いは糸を集束する装置の並びにリング精紡機の或いは巻取り機の、走行する糸すべてをそれぞれ一つの毛羽感知器により常時に監視しなくとも十分である。この目的のため、毛羽感知器17″が、無端の引張り部材35に、並びに図2に示したようにリング精紡機1の作業位置に沿って或いは−図示していないが−巻取り機25に沿って巡回が行われ、走行する糸18或いはコップ12をそれぞれ短時間、しかし繰返し毛羽を走査するように構成されている。リング精紡機1における走査にあっては、その都度の走査される作業位置への不正信号の帰属が容易に可能となり、巻取り機25における走査の際は再びこの帰属を可能にする装置をこの場合も設けなければならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 リング精紡機の側方断面図であり、
【図2】 リング精紡機と巻取り機とを有する精紡位置の底面図であり、
【図3】 コイラヘッド上のコップの図である。
【符号の説明】
1 リング精紡機
2 粗糸ボビン
3 粗糸
4 ドラフト機構
5,6,7 ドラフト機構のローラ対
8 リング精紡装置
9 スレッドガイド
10 リングレール
11 スピンドル
12 コップ
13 粗糸停止装置
14 集束装置
15 サクションボトムローラ
16 トップローラ
17,17′,17″ 毛羽感知器
18 糸
19 測定値導線
20 制御装置
21 制御装置導線
22 信号導線
23 警告導線
24 巻取り機の作業位置
25 巻取り機
26 集合導線
27 リング精紡機における移送装置
28 転向ローラ
29 コイラヘッドのための無端の引張り部材
30 コイラヘッド
31 差替え装置
32 巻取り機内の移送装置
33 差替え装置のための記号読取り装置
34 バーコード
35 毛羽感知器のための無端の引張り部材

Claims (6)

  1. 精紡機において集束された糸を製造する際の集束機能を監視する方法において、
    空気圧により行われる集束の機能を製造された糸の毛羽を自動的な検査により検査し、毛羽の所定の限界値の超過を自動的に行われる監視によって監視すること、
    製造された糸の毛羽を、比較的長い突出長さを有している突出した繊維の頻度に関して、検出すること、
    および
    集束処理され、精紡処理された糸を通常に集束処理された糸と、不正に集束処理された糸或いは集束処理されていない糸と区別するために、6mmから8mmの長さ等級の突出している繊維の頻度を使用することを特徴とする方法。
  2. 精紡機において集束された糸を製造する際に集束機能を監視する方法において、
    空気圧により行われる集束の機能を製造された糸の毛羽を自動的な検査により検査し、毛羽の所定の限界値の超過を自動的に行われる監視によって監視すること、
    毛羽の検査および監視を糸に関して行うこと、
    および
    集束処理され、精紡処理された糸を通常に集束処理された糸と、不正に集束処理された糸或いは集束処理されていない糸と区別するために、6mmから8mmの長さ等級の突出している繊維の頻度を使用することを特徴とする方法。
  3. 精紡機において集束された糸を製造する際の集束機能を監視する方法において、
    空気圧により行われる集束の機能を製造された糸の毛羽を自動的な検査により検査し、毛羽の所定の限界値の超過を自動的に行われる監視によって監視すること、
    毛羽の検査および監視を直接精紡位置において行うこと、
    および
    集束処理され、精紡処理された糸を通常に集束処理された糸と、不正に集束処理された糸或いは処理されていない糸と区別するために、6mmから8mmの長さ等級の突出している繊維の頻度を使用することを特徴とする方法。
  4. 精紡機において集束された糸を製造する際に集束機能を監視する方法において、
    空気圧により行われる集束の機能を製造された糸の毛羽を自動的な検査により検査し、毛羽の所定の限界値の超過を自動的に行われる監視によって監視すること、
    毛羽の検査および監視を製造された糸の次の処理段階において行うこと、
    および
    集束処理され、精紡処理された糸を通常に集束処理された糸と、不正に集束処理された糸或いは集束処理されていない糸と区別するために、6mmから8mmの長さ等級の突出している繊維の頻度を使用することを特徴とする方法。
  5. 精紡機において集束された糸を製造する際の集束機能を監視するための装置において、
    この装置が、製造された糸(18)の毛羽を検出するための毛羽感知器(17)と、毛羽の所定の限界値の超過を確認しかつ限界値を超過した際は信号を与えるための制御装置(20)を備えていること、
    毛羽感知器(17)が製造された糸から突出している6mmから8mmの長さ等級の繊維部分を検出するように構成されていること、
    および
    制御装置(20)が集束処理され精紡処理された糸を、通常に集束処理された糸と、不正に集束処理された糸或いは集束処理されていない糸とに区別するために、6mmから8mmの長さ等級の突出している繊維の頻度を所定の限界値と比較するように構成されていることを特徴とする装置。
  6. 精紡機において集束された糸を製造する際の集束機能を監視するための装置において、
    この装置が、製造された糸(18)の毛羽を検出するための毛羽感知器(17)と、毛羽の所定の限界値の超過を確認しかつ限界値を超過した際は信号を与えるための制御装置(20)を備えていること、
    制御装置(20)が製造された糸(18)もしくは製造されたコップ(12)から突出している6mmから8mmの長さ等級の突出している繊維部分を検出するために毛羽の所定の限界値の超過を確認するように構成されていること、
    および
    制御装置(20)が、集束処理され精紡処理された糸を、通常に集束処理された糸と、不正に集束処理された糸或いは集束処理されていない糸とに区別するために、6mmから8mmの長さ等級の突出している繊維の頻度を所定の限界値と比較するように構成されている
    ことを特徴とする装置。
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