JP2002515034A - 6―o―置換エリスロマイシン化合物及びそれを製造するための方法 - Google Patents

6―o―置換エリスロマイシン化合物及びそれを製造するための方法

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JP2002515034A JP54016497A JP54016497A JP2002515034A JP 2002515034 A JP2002515034 A JP 2002515034A JP 54016497 A JP54016497 A JP 54016497A JP 54016497 A JP54016497 A JP 54016497A JP 2002515034 A JP2002515034 A JP 2002515034A
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Abstract

(57)【要約】 式(II)、(III)、(IV)、(V)、(VI)、(VII)、(VIII)及び(IX)を有する抗菌性化合物、並びにそれらの薬学的に許容し得る塩、エステル及びプロドラッグ;これらの化合物を含む医薬組成物;これらの化合物を投与することによる細菌感染の治療方法;並びにこれらの化合物の調製方法。

Description

【発明の詳細な説明】6−O−置換エリスロマイシン化合物及びそれを製造するための方法 本願は1996年5月7日に出願された同時係属米国出願番号08/646, 477号の一部維続である。発明の分野 本発明は、抗菌活性を有し、かつ細菌感染の治療及び予防に有用な新規半合成 マクロライドに関する。特には、本発明は、6−O−置換エリスロマイシン誘導 体、この化合物の製造方法に加えて、この化合物を含む組成物及びその使用方法 に関する。発明の背景 下記式(I)で表されるエリスロマイシンAないしDが公知であり、 これらは細菌感染の治療及び予防に広く用いられる強力な抗菌剤である。しかし ながら、他の抗菌剤と同様に、エリスロマイシンに対する耐性又は不十分な感受 性を有する細菌株が同定されている。また、エリスロマイシンAはグラム陰性菌 に対する弱い活性のみを有する。したがって、抗菌活性が改善され、耐性が発生 している可能性が低く、所望のグラム陰性活性を有し、又は標的微生物に対する 予期し得ない選択性を有する新規エリスロマイシン誘導化合物の同定に対する要 求が引き続いて存在する。したがって、多くの研究者が、抗菌活性のプロフィー ルが修正もしくは改善されている類似体を得る試みにおいて、エリスロマイシン の化学的誘導体を調製している。 Morimotoらは、J.Antibiotics 37:187(198 4)において6−O−メチルエリスロマイシンAの調製を記述している。Mor imotoらは、さらに、J.Antibiotics 43:286(199 0)において一連のO−アルキルエリスロマイシンA誘導体を開示している。彼 らの実験においては、“メチル化以外のO−アルキル化はC−11ヒドロキシル 基で排他的に行う”。しかしながら、1988年6月22日に公開された欧州特 許出願272,110 号においては、Morimotoらは6−O−C1−C3−アルキルエリスロマイ シンA化合物を開示している。 1987年3月28日に公開された欧州特許出願215,355号においては 、Omura及びItohが6−O−低級アルキルエリスロマイシンを消化管収 縮運動の刺激剤として開示している。発明の要約 本発明は、抗菌活性を有する、新規クラスの6−O−置換エリスロマイシン化 合物を提供する。 本発明の一つの側面においては、下記式から選択される新規6−O−置換エリ スロマイシン化合物、並びにそれらの薬学的に許容し得る塩、エステル及びプロ ドラッグが開示される。 上記式(II)−(IX)において、 Xは以下のものからなる群より選択され: (1)=O、 (2)=N−OH、 (3)=N−O−R1、ここでR1は以下のものからなる群より選択される、 (a)非置換C1−C12−アルキル、 (b)アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (c)置換アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (d)ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (e)置換ヘテロアリールで置換されているC1−C12 −アルキル、 (f)C3−C12−シクロアルキル、 (g)R2、R3及びR4が各々独立してC1−C12−アルキルから選択され る−Si−(R2)(R3)(R4)、 及び (h)−Si−(アリール)3 並びに (4)=N−O−C(R5)(R6)−O−R1、ここでR1は上に定義される通 りであり、かつR5及びR6は各々独立して、 (a)水素、 (b)非置換C1−C12−アルキル、 (c)アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (d)置換アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (e)ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル、 及び (f)置換ヘテロアリールで置換されているC1−C12 −アルキル、 からなる群より選択されるか、 又は、 R5及びR6はそれらが結合する原子と共にC3−C12−シクロアルキル環 を形成する; Raは水素又はヒドロキシであり; Rbは水素又はヒドロキシであり; Rc及びRdの一方は水素であり、かつRc及びRdの他方は以下のものからなる群 より選択され: (1)ヒドロキシ、 (2)保護されたヒドロキシ、 (3)ハロゲン、 (4)NR78、ここでR7及びR8は独立して、 (a)水素 (b)C1−C12−アルキル、 (c)置換C1−C12−アルキル、 (d)C1−C8−シクロアルキル、 (e)置換C1−C8−シクロアルキル、 (f)アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (g)置換アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (h)ヘテロシクロアルキルで置換されているC1−C12−アルキル、 (i)置換ヘテロシクロアルキルで置換されているC1−C12−アルキル 、 (j)C1−C8−シクロアルキルで置換されているC1−C12−アルキル 、 (k)置換C1−C8−シクロアルキルで置換されているC1−C12−アル キル、 (l)ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル、 及び (m)置換ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル、 からなる群より選択されるか、 又は、 R7及びR8はそれらが結合する原子と共に3−10員ヘテロシクロアルキ ル環を形成する、 (5)O−CO−NH−アリール、 (6)O−CO−NH−ヘテロアリール、 (7)R7及びR8が上に定義される通りであるO−CO−NR78、 (8)O−SO2−C1−C6−アルキル、 (9)O−SO2−(置換C1−C6−アルキル)、 及び (10)R7及びR8が上に定義される通りであるO−SO2−CH2−CH2−N R78、 又は Rc及びRdは一緒に、 (1)=O、 (2)=N−OH、 及び (3)R1が上に定義される通りである=N−OR1、からなる群より選択され る基を形成し; Reはメトキシ、フッ素又はヒドロキシであり; Rfは水素又はヒドロキシ保護基であり; Wは存在しないか、又は−O−、−NH−CO−、−N=CH −及び−NH−からなる群より選択され; Rgは以下のものからなる群より選択され: (1)水素、 (2)以下のものからなる群より選択される1以上の置換基で任意に置換され ているC1−C6−アルキル: (a)アリール、 (b)置換アリール、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール、 (e)ヒドロキシ、 (f)C1−C6−アルコキシ、 (g)NR910、ここでR9及びR10は独立して水素及びC1−C6−アル キルから選択されるか、又はR9及びR10はそれらが接続する窒素原子と共に3 ないし7員環を形成し、この3ないし7員環は、その環が5ないし7員環である 場合、−O−、−NH−、−N(C1−C6−アルキル−)−、−N(アリール) −、−N(アリール−C1−C6−アルキル−)−、−N(置換アリール−C1− C6−アルキル−)−、−N(ヘテロアリール)−、−N(ヘテロアリール−C1 −C6− アルキル−)−、−N(置換ヘテロアリール−C1−C6−アルキル−)−、及び −S−もしくは−S(O)n−(ここで、nは1もしくは2)からなる群より選 択されるヘテロ官能基を任意に含んでいてもよい、 及び (h)−CH2−M−R11、ここで、 Mは以下のものからなる群より選択され: (i)−C(O)−NH−、 (ii)−NH−C(O)−、 (iii)−NH−、 (iv)−N=、 (v)−N(CH3)−、 (vi)−NH−C(O)−O−、 (vii)−NH−C(O)−NH−、 (viii)−O−C(O)−NH−、 (ix)−O−C(O)−O−、 (x)−O−、 (xi)−S(O)n−(ここでnは0、1もしくは2)、 (xii)−C(O)−O−、 (xiii)−O−C(O)−、 及び (xiv)−C(O)−、 かつ、 R11は以下のものからなる群より選択される: (i)(aa)アリール、 (bb)置換アリール、 (cc)ヘテロアリール、及び (dd)置換ヘテロアリール、 からなる群より選択される置換基で任意に置換されているC1 −C6アルキル、 (ii)アリール、 (iii)置換アリール、 (iv)ヘテロアリール、 (v)置換ヘテロアリール、 及び (vi)ヘテロシクロアルキル、 (3)C3−C7−シクロアルキル、 (4)アリール、 (5)置換アリール、 (6)ヘテロアリール、 及び (7)置換ヘテロアリール; Rhは以下のものからなる群より選択され: (1)水素、 (2)ヒドロキシ、 (3)−O−C(O)−イミダゾリル、 (4)−O−C(O)−O−C1−C6−アルキル、 (5)−O−C(O)−O−アリール、 (6)−O−C(O)−O−(置換アリール)、 (7)−O−C(O)−Cl、及び (8)−O−C(O)−NH2; Rは以下のものからなる群より選択され: (1)以下のものからなる群より選択される分子内基で置換されているメチル (a)CN、 (b)F、 (c)−CO212、ここでR12はC1−C3−アルキル又はアリール置換 C1−C3−アルキル、又はヘテロアリール置換C1−C3−アルキルである、 (d)S(O)n12、ここでnは0、1又は2であり、かつR12は上に 定義される通りである、 (e)NHC(O)R12、ここでR12は上に定義される通りである、 (f)NHC(O)NR1314、ここでR13及びR14は独立して水素及び C1−C3−アルキルから選択される、 (g)アリール、 (h)置換アリール、 (i)ヘテロアリール、 及び (j)置換ヘテロアリール、 (2)C2−C10−アルキル、 (3)以下のものからなる群より選択される1以上の置換基で置換されている C2−C10−アルキル、 (a)ハロゲン、 (b)ヒドロキシ、 (c)C1−C3−アルコキシ、 (d)C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルコキシ、 (e)オキソ、 (f)−N3、 (g)−CHO、 (h)O−SO2−(置換C1−C6−アルキル)、 (i)−NR1516、ここでR15及びR16は以下のものからなる群より選 択され: (i)水素、 (ii)C1−C12−アルキル、 (iii)置換C1−C12−アルキル、 (iv)C1−C12−アルケニル、 (v)置換C1−C12−アルケニル、 (vi)C1−C12−アルキニル、 (vii)置換C1−C12−アルキニル、 (viii)アリール、 (ix)C3−C8−シクロアルキル、 (x)置換C3−C8−シクロアルキル、 (xi)置換アリール、 (xii)ヘテロシクロアルキル、 (xiii)置換ヘテロシクロアルキル、 (xiv)アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (xv)置換アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (xvi)ヘテロシクロアルキルで置換されているC1−C12−ア ルキル、 (xvii)置換ヘテロシクロアルキルで置換されているC1−C1 2 −アルキル、 (xviii)C3−C8−シクロアルキルで置換されているC1− C12−アルキル、 (xix)置換C3−C8−シクロアルキルで置換されているC1− C12−アルキル、 (xx)ヘテロアリール、 (xxi)置換ヘテロアリール、 (xxii)ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキ ル、 及び (xxiii)置換ヘテロアリールで置換されているC1−C12− アルキル、 又は、 R15及びR16はそれらが結合する原子と共に3−10員ヘテロシク ロアルキル環を形成し、この環は以下のものからなる群より独立して選択される 1以上の置換基で置換されていてもよい: (i)ハロゲン、 (ii)ヒドロキシ、 (iii)C1−C3−アルコキシ、 (iv)C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルコキシ、 (v)オキソ、 (vi)C1−C3−アルキル、 (vii)ハロ−C1−C3−アルキル、 及び (vii)C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルキル、 (j)−CO212、ここでR12は上に定義される通 りである、 (k)−C(O)NR1314、ここでR13及びR14は上に定義される通り である、 (l)=N−O−R12、ここでR13は前に定義される通りである、 (m)−C≡N、 (n)O−S(O)n12、ここでnは0、1又は2であり、かつR12は 上に定義される通りである、 (o)アリール、 (p)置換アリール、 (q)ヘテロアリール、 (r)置換ヘテロアリール、 (s)C3−C8−シクロアルキル、 (t)置換C3−C8−シクロアルキル、 (u)ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (v)ヘテロシクロアルキル、 (w)置換ヘテロシクロアルキル、 (x)NHC(O)R12、ここでR12は前に定義され る通りである、 (y)NHC(O)NR1314、ここでR13及びR14は前に定義される通 りである、 (z)=N−NR1516、ここでR15及びR16は前に定義される通りであ る、 (aa)=N−R11、ここでR11は前に定義される通りである、 (bb)=N−NHC(O)R12、ここでR12は前に定義される通りであ る、 及び (cc)=N−NHC(O)NR1314、ここでR13及びR14は前に定義 される通りである; (4)以下のものからなる群より選択される基で置換されているC3−アルケ ニル: (a)ハロゲン、 (b)−CHO、 (c)−CO212、ここでR12は上に定義されるものである、 (d)−C(O)−R11、ここでR11は上に定義され るものである、 (e)−C(O)NR1314、ここでR13及びR14は前に定義されるもの である、 (f)−C≡N、 (g)アリール、 (h)置換アリール、 (i)ヘテロアリール、 (j)置換ヘテロアリール、 (k)C3−C7−シクロアルキル、 及び (l)ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル; (5)C4−C10−アルケニル; (6)以下のものからなる群より選択される1以上の置換基で置換されている C4−C10−アルケニル: (a)ハロゲン、 (b)C1−C3−アルコキシ、 (c)オキソ、 (d)−CHO、 (e)−CO212、ここでR12は上に定義される通りである、 (f)−C(O)NR1314、ここでR13及びR14は前に定義される通り である、 (g)−NR1516、ここでR15及びR16は前に定義される通りである、 (h)=N−O−R12、ここでR12は前に定義される通りである、 (i)−C≡N、 (j)O−S(O)n12、ここでnは0、1又は2であり、かつR12は 前に定義される通りである、 (k)アリール、 (l)置換アリール、 (m)ヘテロアリール、 (n)置換ヘテロアリール、 (o)C3−C7−シクロアルキル、 (p)ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (q)NHC(O)R12、ここでR12は前に定義され る通りである、 (r)NHC(O)NR1314、ここでR13及びR14は前に定義される通 りである、 (s)=N−NR1516、ここでR15及びR16は前に定義される通りであ る、 (t)=N−R11、ここでR11は前に定義される通りである、 (u)=N−NHC(O)R12、ここでR12は前に定義される通りである 、 及び (v)=N−NHC(O)NR1314、ここでR13及びR14は前に定義さ れる通りである; (7)C3−C10−アルキニル; 及び (8)以下のものからなる群より選択される1以上の置換基で置換されている C3−C10−アルキニル: (a)トリアルキルシリル、 (b)アリール、 (c)置換アリール、 (d)ヘテロアリール、 及び (e)置換ヘテロアリール; Y及びZの一方は水素であり、かつ他方は以下のものからなる群より選択され: (1)水素、 (2)ヒドロキシ、 (3)保護されているヒドロキシ、 及び (4)NR78、ここでR7及びR8は上に定義される通りである; 並びに、 A、B、D及びEは、A、B、D及びEのうちの少なくとも2つが水素であると いう条件の下で、以下のものからなる群より独立して選択され: (a)水素; (b)以下のものからなる群より選択される1以上の置換基で任意に置換され ているC1−C6−アルキル: (i)アリール; (ii)置換アリール; (iii)ヘテロアリール; (iv)置換ヘテロアリール; (v)ヘテロシクロアルキル; (vi)ヒドロキシ; (vii)C1−C6−アルコキシ; (viii)Br、Cl、FもしくはIからなるハロゲン;及び (ix)NR910、ここでR9及びR10は上に定義される通りである; (c)C3−C7−シクロアルキル; (d)アリール; (e)置換アリール; (f)ヘテロアリール; (g)置換ヘテロアリール; (h)ヘテロシクロアルキル;及び (i)M及びR11が上に定義される通りである−M−R11でさらに置換されて いる上記選択肢(b)から選択される基; 又は、 AB、AD、AE、BD、BEもしくはDEからなる置換基の対のいずれか1 つがそれらが結合する原子(1つもしくは複数)と共に3ないし7員環を形成し 、この3ないし7員環は−O−、−NH−、−N(C1−C6−アルキル−)−、 −N(アリール−C1−C6−アルキル−)−、−N(置換アリール−C1−C6− アルキル−)−、−N(ヘテロアリール−C1−C6−アルキル−)−、−N(置 換ヘテロアリール−C1−C6−アルキル−)−、−S−もしくは−S(O)n− (ここでnは1もしくは2)、−C(O)−NH−、−C(O)−NR12(ここ でR12は上に定義される通りである)、−NH−C(O)−、−NR12−C(O )−(ここでR12は上に定義される通りである)、及び−C(=NH)−NH− からなる群より選択されるヘテロ官能基を任意に含む。 本発明の別の側面においては、治療上有効な量の本発明の化合物を薬学的に許 容し得る担体と共に含む医薬組成物、及びその組成物を用いる細菌感染の治療が 開示される。適切な担体及び配合方法も開示される。本発明の化合物及び組成物 は抗菌活性を有する。 本発明のさらなる側面においては、上記式(II)、(III)、 (IV)、(V)、(VI)、(VII)、(VIII)及び(IX)の6−O −置換マクロライド誘導体を調製するための方法が提供される。発明の詳細な説明 本発明の態様の1つは、X、R、Ra、Rb、Rc、Rd、Re及びRfが上に定義 される通りである式(II)の化合物を包含する。 本発明の別の態様は、Y、Z、R、Ra、Rb、Rc、Rd、Re及びRfが上に定 義される通りである式(III)の化合物を包含する。 本発明の別の態様は、R、Rb、Rc、Rd、Re及びRfが上に定義される通り である式(IV)の化合物を包含する。 本発明の別の態様は、R、Rb、Rc、Rd、Re及びRfが上に定義される通り てある式(V)の化合物を包含する。 本発明の別の態様は、R、Rb、Rc、Rd、Re、Rf及びRhが上に定義される 通りである式(VI)の化合物を包含する。 本発明の別の態様は、W、R、Rb、Rc、Rd、Re、Rf及びRgが上に定義さ れる通りである式(VII)の化合物を 包含する。 本発明の別の態様は、A、B、D、E、R、Rb、Rc、Rd、Re及びRfが上 に定義される通りである式(VIII)の化合物を包含する。 本発明の別の態様は、A、B、D、E、R、Rb、Rc、Rd、Re及びRfが上 に定義される通りである式(IX)の化合物を包含する。 本発明の好ましい態様は下記式(X)の化合物である:(ここで、X及びRは上に定義される通りである。) 本発明の別の好ましい態様は下記式(XT)の化合物である: (ここで、Y、Z及びRは上に定義される通りである。) 式(X)の化合物の調製において好ましい中間体は下記式(XII)の化合物 である。 (ここで、Xは上に定義される通りであり、かつRpはヒドロキシ保護基である 。) 以下のものからなる群より選択される請求項1による化合物: (A)A、B、D、E、W、X、Y、Z、R、Ra、Rb、Rc、Rd、Re、Rf 、Rg及びRhが前に定義されるものであり、かつRが以下のものからなる群より 選択される化合物: (B)RaがOHであり;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり;Re がメトキシであり;RfがHであって、Rが以下の(1)〜(47)からなる群 より選択される化合物: (C)Xが=Oであり、RbがHであり;RcがHであり;Rdがアセチルであ り;Reがメトキシであり;Rfがアセチルであり;Rが−CH2−CH=CH2で ある式(II)の化合物; (D)以下の群から選択される式(V)の化合物: (1)RbがHであり;RcがHであり;Rdがフェニルメチルオキシカル ボニルであり;Reがメトキシであり;RfがHであり;Rが−CH2−CH=C H2である;及び (2)RbがHであり;RcがHであり;Rdがヒドロキシであり;Reがメ トキシであり;RfがHであり;Rが−CH2−CH=CH2である; (E)以下の群から選択される式(VI)の化合物: (1)RbがHであり;RcがHであり;Rdがフェニル メチルオキシカルボニルであり;Reがメトキシであり;Rfがアセチルであり; Rが−CH2−CH=CH2である;及び (2)Raがヒドロキシであり;RbがHであり;RcがHであり;RdがH であり;Reがメトキシであり;RfがHであり;Rが−CH2−CH=CH2であ る; (F)以下の群から選択される式(VII)の化合物: (1)Wが−NH−であり;RbがHであり;RcがHであり;Rdがフェ ニルメチルオキシカルボニルであり;Reがメトキシであり;RfがHであり;Rg がHであり;Rがプロピルである; (2)Wが−NH−であり;RbがHであり;RcがHであり;RdがHで あり;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rがプロピルで ある; (3)Wが−NH−であり;RbがHであり;RcがHであり;Rdがフェ ニルメチルオキシカルボニルであり;Reがメトキシであり;RfがHであり;Rg がHであり;Rが−CH2−CH=CH2である; (4)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;Rdがフェニルメ チルオキシカルボニルであり;Reがメトキ シであり;Rfがアセチルであり;Rgが4−フェニルブチルであり;Rが−CH2 −CH=CH2である; (5)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;Rdがフェニルメ チルオキシカルボニルであり;Reがメトキシであり;RfがHであり;Rgが4 −フェニルブチルであり;Rが−CH2−CH=CH2である; (6)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり; Reがメトキシであり;RfがHであり;Rgが4−フェニルブチルであり;Rが プロピルである; (7)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;Rdがフェニルメ チルオキシカルボニルであり;Reがメトキシであり;Rfがアセチルであり;Rg が4−フェニルブチルであり;Rが−CH2−CH=CH2−(3−キノリニル )である; (8)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;Rdがフェニルメ チルオキシカルボニルであり;Reがメトキシであり;RfがHであり;Rgが4 −フェニルブチルであり;Rが−CH2−CH=CH2−(3−キノリニル)であ る; (9)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり; RdがHであり;Reがメトキシであり;RfがHであり;Rgが4−フェニルブチ ルであり;Rが−CH2−CH2−CH2−(3−キノリニル)である; (10)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2−CH= CH2である; (11)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rがプロピルである ; (12)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2−C(O )−Hである; (13)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2−C=N −O−CH2−フェニルである; (14)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2−CH2 −NH−CH2−フェニ ルである; (15)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2−C=N −O−H(アンチ異性体)である; (16)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2−C=N −O−H(シン異性体)である; (17)Wが存在せず;RbがHであり:RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2−C=N −O−フェニルである; (18)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2−C=N −O−CH2−(4−ニトロフェニル)である; (19)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2−C=N −O−CH2−(4−キ ノリニル)である; (20)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2−C=N −O−C(フェニル)3である; (21)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2−CH2 −NH2である; (22)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2−CH2 −NH−CH2−フェニルである; (23)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2−CH2 −NH−CH2−CH2−フェニルである; (24)Wが存在せす;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2−CH2 −NH−CH2−CH2 −CH2−フェニルである; (25)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;Rdがアセチル であり;Reがメトキシであり;Rfがアセチルであり;RgがHであり;Rが− CH2−CH=CH2である; (26)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;Rdがアセチル であり;Reがメトキシであり;Rfがアセチルであり;RgがHであり;Rが− CH2−CH=CH2−(3−キノリニル)である; (27)Wが存在せず;RbがHであり:RcがHであり;Rdがアセチル であり;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2C H=CH2−(3−キノリニル)である; (28)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2CH=C H2−(3−キノリニル)である; (29)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;Rfがアセチルで あり;RgがHであり;Rが−CH2CH=CH2−(3−キノリニル)である; (30)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;Rdがメトキシ であり;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2C H=CH2−(3−キノリニル)である; (31)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;Reがメトキシ であり;Rdがエテンスルホニルオキシであり;Rfがアセチルであり;RgがH であり;Rが−CH2CH=CH2−(3−キノリニル)である; (32)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;Reがメトキシ であり;Rdが2−(ジメチルアミノ)エチルスルホニルオキシであり;Rfがア セチルであり;RgがHであり;Rが−CH2CH=CH2−(3−キノリニル) である; (33)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;Rdがメトキシ であり;Reが2−(フェニルチオ)エトキシであり;Rfがアセチルであり;Rg がHであり;Rが−CH2CH=CH2−(3−キノリニル)である; (34)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;Rdがメトキシ であり;Reが(2−ニトロフェニル)アミノカルボニルオキシであり;RfがH であり;RgがHであり;Rが−CH2CH=CH2−(3−キノリニル)である ; 及び (35)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;Rdがメトキシ であり;Reが(2−ニトロフェニル)アミノカルボニルオキシであり;RfがH であり;RgがHであり;Rが−CH2CH=CH2−(3−キノリニル)である ; (G)RaがOHであり;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり;Re がメトキシであり;RfがHである化合物であって、以下の化合物からなる群よ り選択される化合物: (1)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=CH2−(3−キノリニル) である; (2)Xが=Oであり、Rがアリルである; (3)Xが=N−OHであり、Rがアリルである; (4)Xが=Oであり、Rがプロピルである; (5)Xが=Oであり、Rが2,3−ジヒドロキシプロピルである; (6)Xが=Oであり、Rが2,3−エポキシプロピルである; (7)Xが=Oであり、Rが2−ヒドロキシ−3−(イミダゾル−1−イ ル)プロピルである; (8)Xが=Oであり、Rが2−ヒドロキシ−3−(モルホリン−4−イ ル)プロピルである; (9)Xが=Oであり、Rが2−ヒドロキシ−3−(ベンジルアミノ)プ ロピルである; (10)Xが=Oであり、Rが2−オキソエチルである; (11)Xが=Oであり、Rが2−オキソプロピルである; (12)Xが=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシル)であり、 Rが−CH2−C∫CHである; (13)Rが−CH2−C∫CHであり、Xが=N−O−Hである; (14)Xが=Oであり、Rが−CH2−C∫CHである; (15)Xが=Oであり、Rが−CH2−CHOH−CH2−N3である; (16)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−OHである; (17)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH2OHである; (18)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH2NH2である; (19)Xが=Oであり、Rが−CH2−CNである; (20)Xが=Oであり、Rが−CH2−フェニルである; (21)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=CH−フェニルである; (22)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−O−CH3である; (23)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−O−CH2−フェニル である; (24)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−N(CH32である ; (25)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−NH(CH3)である ; (26)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−(4−モルホリニル )である; (27)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−NH(フェニル)で ある;及び (28)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−N(フェニル)2であ る; (29)X=O、R=フェニルプロピル; (30)X=O、Rが−CH2CH=CH−(4−メチルフェニル)であ る; (31)X=O、Rが−CH2−CH(OH)−フェニルである; (32)X=O、Rが−CH2−CH(Br)−CH2Brである; (33)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2CH2−フェニルであ る; (34)X=O、Rが−CH2CH2NHCH(CH2フェニル)CO2Me である; (35)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2CH3である; (36)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CO2CH2CH2である; (37)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−フェニルである; (38)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(4−ヒドロキシフ ェニル)である; (39)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(3−ヒドロキシフ ェニル)である; (40)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(3−メトキシフェ ニル)である; (41)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(2−メトキシフェ ニル)である; (42)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(4−メトキシフェ ニル)である; (43)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2−フェニルである; (44)Xが=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシル)であり、 Rがフルオロメチルである; (45)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2− (3−クロロフェニル)である; (46)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(2−クロロフェニ ル)である; (47)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(4−クロロフェニ ル)である; (48)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−O−フェニル)であ る; (49)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2CH2−(4−キノリ ニル)である; (50)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2CH2−(3−キノリ ニル)である; (51)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2CH2CH2−フェニル である; (52)X=O、Rが−CH2−CH=N−NH−C(O)−NH2である ; (53)X=O、Rが−CH2−CH=N−NH−(2−ピリジニル)で ある; (54)X=O、Rが−CH2−CH=N−(4−メチルピペラジニル) である; (55)X=O、Rが−CH2−CH=N−O−フェニルである; (56)X=O、Rが−CH2CH(OH)CH2NHCH2CH2−フェニ ルである; (57)X=O、Rが−CH2CH(OH)CH2NHCH2−(4−ピリ ジニルである; (58)Xが=Oであり、Rか(3−ヨードフェニル)メチルである;及 び (59)Xが=Oであり、Rが(4−フルオロフェニル)メチルである; (H)RaがOHであり;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり;Re がメトキシであり;RfがHであり;XがOであり;RがCH2−CH(OH) −CH2−RVであり;かつRVが以下のものからなる群より選択される化合物: (I)XがOであり、RがCH2−CH2−RWであり、かつRWが以下のものか らなる群より選択される化合物: (J)XがOであり、RがCH2−CH=N−RXであり、かつRXが以下のも のからなる群より選択される化合物:並びに (K)RaがOHであり;RbがHであり;RcがHであり;RdがRpであり; Reがメトキシであり;RfがRpであって、以下の化合物からなる群より選択さ れる化合物: (1)Xが=N−O−(1−イソプロボキシシクロヘキシル)であり、R がアリルであり、Rpがトリメチリシリルである; (2)Xが=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシル)であり、R が−CH2−フェニルであり、Rpがトリメチリシリルである; (3)Xが=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシル)であり、R が−CH2−フェニルであり、RpがHである; 及び (4)Xが=N−OHであり、Rが−CH2−フェニルであり、RpがHで ある; 並びにそれらの薬学的に許容し得る塩、エステル及びプロドラッグ。 好ましい化合物は、以下のものからなる群より選択されるものである: (A)RaがOHであり;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり;Re がメトキシであり;RfがHである化合物であって、以下の化合物からなる群よ り選択される化合物: (1)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=CH2−(3−キノリニル) である; (2)Xが=Oであり、Rがアリルである; (3)Xが=N−OHであり、Rがアリルである; (4)Xが=Oであり、Rがプロピルである; (5)Xが=Oであり、Rが2,3−ジヒドロキシプロピルである; (6)Xが=Oであり、Rが2,3−エポキシプロピルである; (7)Xが=Oであり、Rが2−ヒドロキシ−3−(イミダゾル−1−イ ル)プロピルである; (8)Xが=Oであり、Rが2−ヒドロキシ−3−(モルホリン−4−イ ル)プロピルである; (9)Xが=Oであり、Rが2−ヒドロキシ−3−(ベンジルアミノ)プ ロピルである; (10)Xが=Oであり、Rが2−オキソエチルである; (11)Xが=Oであり、Rが2−オキソプロピルである; (12)Xが=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシル)であり、 Rが−CH2−C∫CHである; (13)Rが−CH2−C∫CHであり、Xが=N−O−Hである; (14)Xが=Oであり、Rが−CH2−C∫CHである; (15)Xが=Oであり、Rが−CH2−CHOH−CH2−N3である; (16)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−OHである; (17)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH2OHである; (18)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH2NH2である; (19)Xが=Oであり、Rが−CH2−CNである; (20)Xが=Oであり、Rが−CH2−フェニルである; (21)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=CH−フェニルである; (22)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−O−CH3である; (23)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−O−CH2−フェニル である; (24)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−N(CH32である ; (25)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−NH(CH3)である ; (26)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−(4−モルホリニル )である; (27)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−NH(フェニル)で ある;及び (28)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−N(フェニル)2であ る; (29)X=O、R=フェニルプロピル; (30)X=O、Rが−CH2CH=CH−(4−メチルフェニル)であ る; (31)X=O、Rが−CH2−CH(OH)−フェニルである; (32)X=O、Rが−CH2−CH(Br)−CH2Brである; (33)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2CH2−フェニルであ る; (34)X=O、Rが−CH2CH2NHCH(CH2フェニル)CO2Me である; (35)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2CH3である; (36)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CO2CH2CH2である; (37)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−フェニルである; (38)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(4−ヒドロキシフ ェニル)である; (39)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(3−ヒドロキシフ ェニル)である; (40)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(3−メトキシフェ ニル)である; (41)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(2−メトキシフェ ニル)である; (42)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(4−メトキシフェ ニル)である; (43)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2−フェニルである; (44)Xが=N−O−(1−イソプロボキシシクロヘキシル)であり、 Rがフルオロメチルである; (45)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(3−クロロフェニ ル)である; (46)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(2−クロロフェニ ル)である; (47)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(4−クロロフェニ ル)である; (48)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−O−フェニル)であ る; (49)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2CH2−(4−キノリ ニル)である; (50)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2CH2−(3−キノリ ニル)である; (51)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2CH2CH2−フェニル である; (52)X=O、Rが−CH2−CH=N−NH−C(O)−NH2である; (53)X=O、Rが−CH2−CH=N−NH−(2−ピリジニル)で ある; (54)X=O、Rが−CH2−CH=N−(4−メチルピペラジニル) である; (55)X=O、Rが−CH2−CH=N−O−フェニルである; (56)X=O、Rが−CH2CH(OH)CH2NHCH2CH2−フェニ ルである; (57)X=O、Rが−CH2CH(OH)CH2NHCH2−(4−ピリ ジニルである; (58)Xが=Oであり、Rが(3−ヨードフェニル)メチルである;及 び (59)Xが=Oであり、Rが(4−フルオロフェニル)メチルである; (B)RaがOHであり:RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり;Re がメトキシであり;RfがHであり;XがOであり;RがCH2−CH(OH) −CH2−RVであり;かつRVが以下のものからなる群より選択される化合物: (C)XがOであり、RがCH2−CH2−RWであり、かつRWが以下のものか らなる群より選択される化合物: 並びに (D)XがOであり、RがCH2−CH=N−RXであり、かつRXが以下のも のからなる群より選択される化合物:並びにそれらの薬学的に許容し得る塩、エステル及びプロドラッグ。 より好ましい化合物は以下のものからなる群より選択される: 式(X)の化合物:Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=CH2−(3−キノ リニル)である; 式(X)の化合物:Xが=Oであり、Rがアリルである; 式(X)の化合物:Xが=Oであり、Rが2−ヒドロキシ− 3−(ベンジルアミノ)プロピルである; 式(X)の化合物:Xが=Oであり、Rが2−オキソプロピルである; 式(X)の化合物:Xが=Oであり、Rが−CH2−C≡CHである; 式(X)の化合物:Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−OHである; 式(X)の化合物:Xが=Oであり、Rが−CH2−CH2OHである; 式(X)の化合物:Xが=Oであり、Rが−CH2−CH2NH2である;及び 式(X)の化合物:Xが=Oであり、Rが−CH2−CNである; 及びそれらの薬学的に許容し得る塩、エステル及びプロドラッグ。 下記式: (ここで、 Xは以下のものからなる群より選択され: (1)=O、 (2)=N−OH、 (3)=N−O−R1、ここでR1は以下のものからなる群より選択される、 (a)非置換C1−C12−アルキル、 (b)アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (c)置換アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (d)ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (e)置換ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (f)C3−C12−シクロアルキル、 (g)R2、R3及びR4が各々独立してC1−C12−アルキルから選択され る−Si−(R2)(R3)(R4)、 及び (h)−Si−(アリール)3 並びに (4)=N−O−C(R5)(R6)−O−R1、ここでR1は上に定義される通 りであり、かつR5及びR6は各々独立して、 (a)水素、 (b)非置換C1−C12−アルキル、 (c)アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (d)置換アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (e)ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル、 及び (f)置換ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル、 からなる群より選択されるか、 又は、 R5及びR6はそれらが結合する原子と共にC3−C12−シクロアルキル環 を形成する; Raは水素又はヒドロキシであり; Rbは水素又はヒドロキシであり; Rc及びRdの一方は水素であり、かつRc及びRdの他方は以下のものからなる群 より選択され: (1)ヒドロキシ、 (2)保護されたヒドロキシ、 (3)ハロゲン、 (4)NR78、ここでR7及びR8は独立して、 (a)水素 (b)C1−C12−アルキル、 (c)置換C1−C12−アルキル、 (d)C1−C8−シクロアルキル、 (e)置換C1−C8−シクロアルキル、 (f)アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (g)置換アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (h)ヘテロシクロアルキルで置換されているC1−C12−アルキル、 (i)置換ヘテロシクロアルキルで置換されているC1−C12−アルキル 、 (j)C1−C8−シクロアルキルで置換されているC1−C12−アルキル 、 (k)置換C1−C8−シクロアルキルで置換されているC1−C12−アル キル、 (l)ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル、 及び (m)置換ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル、 からなる群より選択されるか、 又は、 R7及びR8はそれらが結合する原子と共に3−10員ヘテロシクロアルキ ル環を形成する、 (5)O−CO−NH−アリール、 (6)O−CO−NH−ヘテロアリール、 (7)R7及びR8が上に定義される通りであるO−CO−NR78、 (8)O−SO2−C1−C6−アルキル、 (9)O−SO2−(置換C1−C6−アルキル)、 及び (10)R7及びR8が上に定義される通りであるO−SO2−CH2−CH2− NR78、 又は Rc及びRdは一緒に、 (1)=O、 (2)=N−OH、 及び (3)R1が上に定義される通りである=N−OR1、 からなる群より選択される基を形成し; Reはメトキシ、フッ素又はヒドロキシであり; Rfは水素又はヒドロキシ保護基であり; Wは存在しないか、又は−O−、−NH−CO−、−N=CH−及び−NH−か らなる群より選択され; Rgは以下のものからなる群より選択され: (1)水素、 (2)以下のものからなる群より選択される1以上の置換基で任意に置換され ているC1−C6−アルキル: (a)アリール、 (b)置換アリール、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール、 (e)ヒドロキシ、 (f)C1−C6−アルコキシ、 (g)NR910、ここでR9及びR10は独立して水素及びC1−C6−アル キルから選択されるか、又はR9及びR10 はそれらが接続する窒素原子と共に3ないし7員環を形成し、この3ないし7員 環は、その環が5ないし7員環である場合、−O−、−NH−、−N(C1−C6 −アルキル−)−、−N(アリール)−、−N(アリール−C1−C6−アルキル −)−、−N(置換アリール−C1−C6−アルキル−)−、−N(ヘテロアリー ル)−、−N(ヘテロアリール−C1−C6−アルキル−)−、−N(置換ヘテロ アリール−C1−C6−アルキル−)−、及び−S−もしくは−S(O)n−(こ こで、nは1もしくは2)からなる群より選択されるヘテロ官能基を任意に含ん でいてもよい、 及び (h)−CH2−M−R11、ここで、 Mは以下のものからなる群より選択され: (i)−C(O)−NH−、 (ii)−NH−C(O)−、 (iii)−NH−、 (iv)−N=、 (v)−N(CH3)−、 (vi)−NH−C(O)−O−、 (vii)−NH−C(O)−NH−、 (viii)−O−C(O)−NH−、 (ix)−O−C(O)−O−、 (x)−O−、 (xi)−S(O)n−(ここでnは0、1もしくは2)、 (xii)−C(O)−O−、 (xiii)−O−C(O)−、 及び (xiv)−C(O)−、 かつ、 R11は以下のものからなる群より選択される: (i)(aa)アリール、 (bb)置換アリール、 (cc)ヘテロアリール、及び (dd)置換ヘテロアリール、 からなる群より選択される置換基で任意に 置換されているC1−C6アルキル、 (ii)アリール、 (iii)置換アリール、 (iv)ヘテロアリール、 (v)置換ヘテロアリール、 及び (vi)ヘテロシクロアルキル、 (3)C3−C7−シクロアルキル、 (4)アリール、 (5)置換アリール、 (6)ヘテロアリール、 及び (7)置換ヘテロアリール; Rhは以下のものからなる群より選択され: (1)水素、 (2)ヒドロキシ、 (3)−O−C(O)−イミダゾリル、 (4)−O−C(O)−O−C1−C6−アルキル、 (5)−O−C(O)−O−アリール、 (6)−O−C(O)−O−(置換アリール)、 (7)−O−C(O)−Cl、及び (8)−O−C(O)−NH2; Rは以下のものからなる群より選択され: (1)以下のものからなる群より選択される分子内基で置換されているメチル (a)CN、 (b)F、 (c)−CO212、ここでR12はC1−C3−アルキル又はアリール置換 C1−C3−アルキル、又はヘテロアリール置換C1−C3−アルキルである、 (d)S(O)n12、ここでnは0、1又は2であり、かつR12は上に 定義される通りである、 (e)NHC(O)R12、ここでR12は上に定義される通りである、 (f)NHC(O)NR1314、ここでR13及びR14は独立して水素及び C1−C3−アルキルから選択される、 (g)アリール、 (h)置換アリール、 (i)ヘテロアリール、 及び (j)置換ヘテロアリール、 (2)C2−C10−アルキル、 (3)以下のものからなる群より選択される1以上の置換基で置換されている C2−C10−アルキル、 (a)ハロゲン、 (b)ヒドロキシ、 (c)C1−C3−アルコキシ、 (d)C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルコキシ、 (e)オキソ、 (f)−N3、 (g)−CHO、 (h)O−SO2−(置換C1−C6−アルキル)、 (i)−NR1516、ここでR15及びR16は以下のものからなる群より選 択され: (i)水素、 (ii)C1−C12−アルキル、 (iii)置換C1−C12−アルキル、 (iv)C1−C12−アルケニル、 (v)置換C1−C12−アルケニル、 (vi)C1−C12−アルキニル、 (vii)置換C1−C12−アルキニル、 (viii)アリール、 (ix)C3−C8−シクロアルキル、 (x)置換C3−C8−シクロアルキル、 (xi)置換アリール、 (xii)ヘテロシクロアルキル、 (xiii)置換ヘテロシクロアルキル、 (xiv)アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (xv)置換アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (xvi)ヘテロシクロアルキルで置換されているC1−C12−ア ルキル、 (xvii)置換ヘテロシクロアルキルで置換されているC1−C1 2 −アルキル、 (xviii)C3−C8−シクロアルキルで置換されているC1− C12−アルキル、 (xix)置換C3−C8−シクロアルキルで置 換されているC1−C12−アルキル、 (xx)ヘテロアリール、 (xxi)置換ヘテロアリール、 (xxii)ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキ ル、 及び (xxiii)置換ヘテロアリールで置換されているC1−C12− アルキル、 又は、 R15及びR16はそれらが結合する原子と共に3−10員ヘテロシク ロアルキル環を形成し、この環は以下のものからなる群より独立して選択される 1以上の置換基で置換されていてもよい: (i)ハロゲン、 (ii)ヒドロキシ、 (iii)C1−C3−アルコキシ、 (iv)C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルコキシ、 (v)オキソ、 (vi)C1−C3−アルキル、 (vii)ハロ−C1−C3−アルキル、 及び (vii)C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルキル、 (j)−CO212、ここでR12は上に定義される通りである、 (k)−C(O)NR1314、ここでR13及びR14は上に定義される通り である、 (l)=N−O−R12、ここでR13は前に定義される通りである、 (m)−C≡N、 (n)O−S(O)n12、ここでnは0、1又は2であり、かつR12は 上に定義される通りである、 (o)アリール、 (p)置換アリール、 (q)ヘテロアリール、 (r)置換ヘテロアリール、 (s)C3−C8−シクロアルキル、 (t)置換C3−C8−シクロアルキル、 (u)ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (v)ヘテロシクロアルキル、 (w)置換ヘテロシクロアルキル、 (x)NHC(O)R12、ここでR12は前に定義される通りである、 (y)NHC(O)NR1314、ここでR13及びR14は前に定義される通 りである、 (z)=N−NR1516、ここでR15及びR16は前に定義される通りであ る、 (aa)=N−R11、ここでR11は前に定義される通りである、 (bb)=N−NHC(O)R12、ここでR12は前に定義される通りであ る、 及び (cc)=N−NHC(O)NR1314、ここでR13及びR14は前に定義 される通りである; (4)以下のものからなる群より選択される分子内基で置換 されているC3−アルケニル: (a)ハロゲン、 (b)−CHO、 (c)−CO212、ここでR12は上に定義されるものである、 (d)−C(O)−R11、ここでR11は上に定義されるものである、 (e)−C(O)NR1314、ここでR13及びR14は前に定義されるもの である、 (f)−C≡N、 (g)アリール、 (h)置換アリール、 (i)ヘテロアリール、 (j)置換ヘテロアリール、 (k)C3−C7−シクロアルキル、 及び (l)ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル; (5)C4−C10−アルケニル; (6)以下のものからなる群より選択される1以上の置換基で置換されている C4−C10−アルケニル: (a)ハロゲン、 (b)C1−C3−アルコキシ、 (c)オキソ、 (d)−CHO、 (e)−CO212、ここでR12は上に定義される通りである、 (f)−C(O)NR1314、ここでR13及びR14は前に定義される通り である、 (g)−NR1516、ここでR15及びR16は前に定義される通りである、 (h)=N−O−R12、ここでR12は前に定義される通りである、 (i)−C≡N、 (j)O−S(O)n12、ここでnは0、1又は2であり、かつR12は 前に定義される通りである、 (k)アリール、 (l)置換アリール、 (m)ヘテロアリール、 (n)置換ヘテロアリール、 (o)C3−C7−シクロアルキル、 (p)ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (q)NHC(O)R12、ここでR12は前に定義される通りである、 (r)NHC(O)NR1314、ここでR13及びR14は前に定義される通 りである、 (s)=N−NR1516、ここでR15及びR16は前に定義される通りであ る、 (t)=N−R11、ここでR11は前に定義される通りである、 (u)=N−NHC(O)R12、ここでR12は前に定義される通りである 、 及び (v)=N−NHC(O)NR1314、ここでR13及びR14は前に定義さ れる通りである; (7)C3−C10−アルキニル; 及び (8)以下のものからなる群より選択される1以上の置換基で置換されている C3−C10−アルキニル: (a)トリアルキルシリル、 (b)アリール、 (c)置換アリール、 (d)ヘテロアリール、 及び (e)置換ヘテロアリール; Y及びZの一方は水素であり、かつ他方は以下のものからなる群より選択され: (1)水素、 (2)ヒドロキシ、 (3)保護されているヒドロキシ、 及び (4)NR78、ここでR7及びR8は上に定義される通りである; 並びに、 A、B、D及びEは、A、B、D及びEのうちの少なくとも2つが水素であると いう条件の下で、以下のものからなる群より独立して選択され: (a)水素; (b)以下のものからなる群より選択される1以上の置換基で任意に置換され ているC1−C6−アルキル: (i)アリール; (ii)置換アリール; (iii)ヘテロアリール: (iv)置換ヘテロアリール; (v)ヘテロシクロアルキル; (vi)ヒドロキシ; (vii)C1−C6−アルコキシ; (viii)Br、Cl、FもしくはIからなるハロゲン;及び (ix)NR910、ここでR9及びR10は上に定義される通りである; (c)C3−C7−シクロアルキル; (d)アリール; (e)置換アリール; (f)ヘテロアリール; (g)置換ヘテロアリール; (h)ヘテロシクロアルキル;及び (i)M及びR11が上に定義される通りである−M−R11でさらに置換されて いる上記選択肢(b)から選択される基;又は、 AB、AD、AE、BD、BEもしくはDEからなる置換基の対のいずれか1 つがそれらが結合する原子(1つもしくは複数)と共に3ないし7員環を形成し 、この3ないし7D環は−O−、−NH−、−N(C1−C6−アルキル−)−、 −N(アリール−C1−C6−アルキル−)−、−N(置換アリール−C1−C6− アルキル−)−、−N(ヘテロアリール−C1−C6−アルキル−)−、−N(置 換ヘテロアリール−C1−C6−アルキル−)−、−S−もしくは−S(O)n− (ここでnは1もしくは2)、−C(O)−NH−、−C(O)−NR12(ここ でR12は上に定義される通りである)、−NH−C(O) −、−NR12−C(O)−(ここでR12は上に定義される通りである)、及び− C(=NH)−NH−からなる群より選択されるヘテロ官能基を任意に含む。) を有する6−O−置換マクロライド誘導体の調製方法は、 (a)下記式、 (ここで、Rpはヒドロキシ保護基であり、Vは=N−O−R1又は=N−O−C (R9)(R10)−O−R1であって、R1、R9及びR10は上に定義される通りで ある。) を有する化合物を、非プロトン性溶媒において塩基で、次いでアルキル化剤で処 理して、下記式、 (ここで、A、B、D、E、W、X、Y、Z、Ra、Rb、Rc、Rd、Re、Rf、 Rg及びRhは上に定義される通りであり、Vは=N−O−R1又は=N−O−C (R5)(R6)−O−R1であって、ここでR1、R5及びR6は上に定義される通 りであり、かつRは対応するアルキル化剤から誘導される“アルキル 基”である。) を有する化合物を得; (b)2’−及び4’−ヒドロキシル基を脱保護して下記式、 (ここで、A、B、D、E、W、X、Y、Z、Ra、Rb、Rc、Rd、Re、Rf、 Rg及びRhは上に定義される通りであり、かつRは対応するアルキル化剤から誘 導される“アルキル基”である。) の化合物を得;及び (c)無機硫黄酸化物塩又は無機亜硝酸塩を用いて酸の存在下において適切な溶 媒中で脱オキシム化して所望の生成物を得ること、 を包含する方法である。 本発明の6−O−置換マクロライド化合物の好ましい調製方法は、工程(a) において、塩基が水酸化カリウム、水酸化セシウム、水酸化テトラアルキルアン モニムウ、水素化ナトリウム、水素化カリウム、カリウムイソプロポキシド、カ リウムtert−ブトキシド及びカリウムイソブトキシドからなる群より選択さ れ、アルキル化剤が臭化アリル、臭化プロパルギル、ベンジルブロマイド、2− フルオロエチルブロマイド、4−ニトロベンジルブロマイド、4−クロロベンジ ルブロマイド、4−メトキシベンジルブロマイド、α−ブロモ−p−トルニトリ ル、シンナミルブロマイド、メチル4−ブロモクロトネート、クロチルブロマイ ド、1−ブロモ−2−ペンテン、3−ブロモ−1−プロペニルフェニルスルホン 、3−ブロモ−1−トリメチルシリル−1−プロピン、3−ブロモ−2−オクチ ン、1−ブロモ−2−ブチン、2−ピコリルクロライド、3−ピコリルクロライ ド、4−ピコリルクロライド、4−ブロモメチルキノリン、ブロモアセトニトリ ル、エピクロロヒドリン、ブロモフルオロメタン、ブロモニトロメタン、メチル ブロモアセテート、メトキシメチルクロライド、ブロモアセトアミド、2−ブロ モ アセトフェノン、1−ブロモ−2−ブタノン、ブロモクロロメタン、ブロモメチ ルフェニルスルホン、1,3−ジブロモ−1−プロペン、アリルO−トシレート 、3−フェニルプロピル−O−トリフルオロメタンスルホネート、及びn−ブチ ル−O−メタンスルホネートからなる群より選択され、かつ反応を約−15℃な いし約50℃の温度で0.5時間ないし10日間行う上述の方法である。 この好ましい方法においては、工程(b)において、脱保護が水及びアセトニ トリル中の酢酸を用いることにより達成される。 この好ましい方法においては、工程(c)において、脱オキシム化剤が、亜硫 酸水素ナトリウム、ピロ硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、硫酸ナトリウム 、亜硫酸ナトリウム、ナトリウムハイドロサルファイト、メタ重亜硫酸ナトリウ ム、ジチオン酸ナトリウム、チオ硫酸カリウム、及びメタ重亜硫酸カリウムから なる群より選択される無機硫黄酸化物化合物であるか、又は亜硝酸ナトリウム及 び亜硝酸カリウムからなる群より選択される酸の存在下における無機亜硝酸塩で あり、かつ溶媒が水、 メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、トリメチルシラノ ール又はそれらの1以上の混合液からなる群より選択される。 本発明の好ましい方法は、式(II)を有する6−O−置換マクロライド化合 物を調製するための上記方法であって、工程(a)において出発物質が下記式(ここで、Rpはトリメチルシリルであり、かつVはケトン保護基である) を有し、かつそれをTHF及びDMSOの混合液中の水酸化カリウムで処理し、 工程(b)において2’−及び4’−ヒドロキシル基の脱保護を水及びアセトニ トリル中の酢酸を用いて達成して下記式 を有する化合物を得る方法である。 この好ましい方法においては、工程(c)において、エタノールー水中のNa HSO3及び蟻酸を用いて9−オキシムを脱オキシム化する。 式(II)を有する式を有する6−O−置換マクロライド化合物を調製するた めのより好ましい方法においては、工程(a)において、Rpがトリメチルシリ ルであり、かつケトン保護基がO−(1−イソプロポキシシクロヘキシル)オキ シムである。定義 ここで使用される場合「C1−C12アルキル」という用語は、1個と12個の 間の炭素原子を包含する飽和の直鎖または分岐鎖炭化水素基に該当する。C1− C3アルキル基の例としては、メチル、エチル、プロピルおよびイソプロピルが 挙げられ、そしてC1−C6アルキル基としては、それらに限定されないが、メチ ル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、tert−ブチル、ネオペ ンチルおよびn−ヘキシルが挙げられる。 ここで使用される場合「C1−C6アルコキシ」という用語は、酸素原子を通し て親分子部分に付着した先に定義されたとおりのC1−C6アルキル基に該当する 。C1−C6アルコキシの例は、それらに限定されないが、メトキシ、エトキシ、 プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、tert−ブトキシ、ネオペント キシおよびn−ヘキソキシである。 ここで使用される場合「アシルアミノ」という用語は、カルボキシル基を介して アミノ基に付着したC1−C6アルキル、アリール、または置換アリール基に該当 する。アシルアミノの例としては、それらに限定されないが、アセチルアミノ、 トリフルオロアセチルアミノ、プロパノイルアミノ、ベンゾイルア ミノ、4−クロロベンゾイルアミノ等が挙げられる。 ここで使用される場合「アルケニル」という用語は、1つまたはそれ以上の炭 素−炭素二重結合も包含する2個から10個の炭素原子を包含する分岐または直 鎖炭化水素鎖に該当する。代表的なアルケニル基としては、2−プロペニル(す なわち、アリル)、3−メチル−2−ブテニル、3,7−ジメチル−2,6−オ クタジエニル、4,8−ジメチル−3,7−ノナジエニル、3,7,11−トリ メチル−2,6,10−ドデカトリエニル等が挙げられる。 ここで使用される場合「アルキニル」という用語は、1個またはそれ以上の炭 素−炭素三重結合をも包含する2個から10個の炭素原子を包含する分岐または 直鎖炭化水素鎖に該当する。代表的なアルキニル基としては、エチニル、2−プ ロピニル(プロパルギル)、1−プロピニル等が挙げられる。 ここで使用される場合「C1−C3−アルキル−アミノ」という用語は、窒素原 子を通して親分子部分に付着した、先に定義されたとおりの1個または2個のC1 −C3アルキル基に該当する。C1−C3−アルキル−アミノの例としては、それ らに限定されないが、メチルアミノ、ジメチルアミノ、エチルア ミノ、ジエチルアミノ、およびプロピルアミノが挙げられる。 ここで使用される場合「非プロトン性溶媒」という用語は、プロトン活性に比 較的不活性である、すなわち、プロトン供与体として作用しない溶媒に該当する 。例としては、それらに限定されないが、ヘキサンおよびトルエンのような炭化 水素類、例えば塩化メチレン、塩化エチレン、クロロホム(chlorofom )、等のようなハロゲン化炭化水素類、例えばテトラヒドロフランおよびN−メ チルピロリジノンのようなヘテロアリール化合物類、およびジエチルエーテル、 ビス−メトキシメチルエーテルのようなエーテル類が挙げられる。このような化 合物は、当業者によく知られ、そして個々の溶媒またはそれらの混合物が、例え ば試薬の溶解性、試薬の反応性および好ましい温度範囲のような因子によって、 特定の化合物および反応条件に好まれうることは当業者に自明である。非プロト ン性溶媒のさらなる検討は、有機化学の教科書または専門の研究文献で、例えば 「有機溶媒の物理特性および精製の方法(Organic Solvents Physical Properties and Methods of P urification)」、4版、John A.Riddickら編、II 巻、 化学技術シリーズで、John Wiley & Sons、ニューヨーク(1 986年)で見られる。 ここで使用される場合「アリール」という用語は、1個または2個の芳香族環 を有する単環または二環式炭素環系に該当し、そしてそれらに限定さ、フェニル 、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インダニル、インデニル等が挙げられる。 アリール基(二環式アリール基を含めて)は、非置換であるか、または低級アル キル、置換低級アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、アミノ 、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルアミノ、シアノ、ヒドロキシ、ハ ロ、メルカプト、ニトロ、カルボキシアルデヒド、カルボキシ、アルコキシカル ボニルおよびカルボキシアミドから独立して選択された1個、2個または3個の 置換基で置換されていてよい。さらに、置換アリール基としては、テトラフルオ ロフェニルおよびペンタフルオロフェニルが挙げられる。 ここで使用される場合「C3−C12シクロアルキル」という用語は、3個から 12個の炭素を有する炭素環基に該当し、それぞれ、例えばシクロプロピル、シ クロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルおよびシクロヘプチルがある。 ここで使用される場合「C1−C3−アルキル−C3−C5−シクロアルキル」と いう用語は、後者(C1−C3−アルキル基)に水素原子を置換することによって C1−C3−アルキル基に付着した、先に定義されたとおりのC3−C5−シクロア ルキル基に該当する。 ここで使用される場合「ハロ」および「ハロゲン」という用語は、フッ素、塩 素、臭素およびヨウ素から選択された原子に該当する。 ここで使用される場合「ヘテロアリール」という用語は、1個の環原子がS、 OおよびNから選択され、0、1または2個の環子は独立してS、OおよびNか ら選択される別の異種原子であり、原そして残りの環原子は、炭素である5個か ら10個の環原子を有する環状芳香族基に該当し、その基は、例えばピリジニル 、ピラジニル、ピリミジニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾリ ル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアジアゾリル、オキサジアゾリル、チ オフェニル、フラニル、キノリニル、イソキノリニル等のようないずれかの環原 子を介して残りの分子に連結している。 ここで使用される場合「ヘテロシクロアルキル」という用語 は、非芳香族の部分的に不飽和または十分に飽和された3−から10−員環系に 該当し、それは、非芳香族環に融合した芳香族の6員アリールまたはヘテロアリ ール環を包含しうるサイズで3から8個の原子を有する単環、そして二環または 三環式環系を包含する。これらのヘテロシクロアルキル環は、酸素、硫黄および 窒素から独立して選択される1個から3個の異種原子を有するものを包含し、こ こで、窒素および硫黄異種原子は、任意に酸化され、そして窒素異種原子は、任 意に四級化されうる。 代表的なヘテロシクロアルキル環としては、それらに限定されないが、オキシ ラニル、アジラニル、オキセタニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニ ル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、ピペラジニル、アザシクロヘプタニル、ア ザシクロオクタニル、1,4−ジアザシクロヘプタニル、イミダゾリジニル、オ キサゾリジニル、イソキサゾリジニル、モルフォリニル、チアゾリジニル、イソ チアゾリジニル、およびテトラヒドロフリルが挙げられる。 以下の実施例に含まれる特定のヘテロシクロアルキル環としては、3−メチル −4−(3−メチルフェニル)ピペラジン、 3−メチルピペリジン、4−(ビス−(4−フルオロフェニル)メチル)ピペラ ジン、4−(ジフェニルメチル)ピペラジン、4−(エトキシカルボニル)ピペ ラジン、4−(エトキシカルボニルメチル)ピペラジン、4−(フェニルメチル )ピペラジン、4−(1−フェニルエチル)ピペラジン、4−(1,1−ジメチ ルエトキシカルボニル)ピペラジン、4−(2−(ビス−(2−プロペニル)ア ミノ)エチル)ピペラジン、4−(2−(ジエチルアミノ)エチル)ピペラジン 、4−(2−クロロフェニル)ピペラジン、4−(2−シアノフェニル)ピペラ ジン、4−(2−エトキシフェニル)ピペラジン、4−(2−エチルフェニル) ピペラジン、4−(2−フルオロフェニル)ピペラジン、4−(2−ヒドロキシ エチル)ピペラジン、4−(2−メトキシエチル)ピペラジン、4−(2−メト キシフェニル)ピペラジン、4−(2−メチルフェニル)ピペラジン、4−(2 −メチルチオフェニル)ピペラジン、4−(2−ニトロフェニル)ピペラジン、 4−(2−ニトロフェニル)ピペラジン、4−(2−フェニルエチル)ピペラジ ン、4−(2−ピリジル)ピペラジン、4−(2−ピリミジニル)ピペラジン、 4−(2,3−ジメチルフェニル)ピペラジン、4−(2,4−ジフルオ ロフェニル)ピペラジン、4−(2,4−ジメトキシフェニル)ピペラジン、4 −(2,4−ジメチルフェニル)ピペラジン、4−(2,5−ジメチルフェニル )ピペラジン、4−(2,6−ジメチルフェニル)ピペラジン、4−(3−クロ ロフェニル)ピペラジン、4−(3−メチルフェニル)ピペラジン、4−(3− トリフルオロメチルフェニル)ピペラジン、4−(3,4−ジクロロフェニル) ピペラジン、4−(3,4−ジメトキシフェニル)ピペラジン、4−(3,4− ジメチルフェニル)ピペラジン、4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)ピ ペラジン、4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピペラジン、4−(3, 5−ジクロロフェニル)ピペラジン、4−(3,5−ジメトキシフェニル)ピペ ラジン、4−(4−(フェニルメトキシ)フェニル)ピペラジン、4−(4−( 1,1−ジメチルエチル)フェニルメチル)ピペラジン、4−(4−クロロ−3 −トリフルオロメチルフェニル)ピペラジン、4−(4−クロロフェニル)−3 −メチルピペラジン、4−(4−クロロフェニル)ピペラジン、4−(4−クロ ロフェニル)ピペラジン、4−(4−クロロフェニルメチル)ピペラジン、4− (4−フルオロフェニル)ピペラジン、4−(4−メトキシフェニル) ピペラジン、4−(4−メチルフェニル)ピペラジン、4−(4−ニトロフェニ ル)ピペラジン、4−(4−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジン、4−シ クロヘキシルピペラジン、4−エチルピペラジン、4−ヒドロキシ−4(4−ク ロロフェニル)メチルピペラジン、4−ヒドロキシ−4−フェニルピペラジン、 4−ヒドロキシピロリジン、4−メチルピペラジン、4−フェニルピペラジン、 4−ピペリジニルピペラジン、4−((2−フラニル)カルボニル)ピペラジン、4 −((1,3−ジオキソラン−5−イル)メチル)ピペラジン、6−フルオロ− 1,2,3,4−テトラヒドロ−2−メチルキノリン、1,4−ジアザシクロヘ プタン、2,3−ジヒドロインドリル、3,3−ジメチルピペリジン、4,4− エチレンジオキシピペリジン、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン、1 ,2,3,4−テトラヒドロキノリン、アザシクロオクタン、デカヒドロキノリ ン、ピペラジン、ピペリジン、ピロリジン、チオモルフォリンおよびトリアゾー ルが挙げられる。 ここで使用される場合「ヒドロキシ保護基」は、合成手順の間所望されない反 応に対抗して水酸基を保護し、そして選択的に除去可能な、当業界で公知の容易 に除去可能な基に該当する。 水酸保護基の使用は、合成手順の間所望とされない反応に対抗して基を保護する ことについて当業界でよく知られており、そして例えばT.H.Greeneお よびP.G.M.Wutsの「有機合成での保護基(Protective Gr oups in Organic Synthesis)」、2版、John W iley & Sons、ニューヨーク(1991年)と比較して、多くのこの ような保護基が知られている。水酸保護基の例としては、それらに限定されない が、メチルチオメチル、tert−ジメチルシリル、tert−ブチルジフェニ ルシリル、芳香族基で置換されたアシル等が挙げられる。 ここで使用される場合「ケトン保護基」という用語は、合成手順の間所望とさ れない反応に対抗してケトン基を保護し、そして選択的に除去可能なことが当業 界で知られている容易に取除ける基に該当する。ケトン保護基の使用は、合成手 順の間所望とされない反応に対抗して基を保護することについて当業界でよく知 られており、そして例えばT.H.GreeneおよびP.G.M.Wutsの 「有機合成での保護基(Protective Groups in Orga nic Synthesis)」、2版、John Wiley & Sons、ニュー ヨーク(1991年)と比較して、多くのこのような保護基が知られている。ケ トン保護基の例としては、それらに限定されないが、ケタール、オキシム、O− ベンジルオキシム、O−フェニルチオメチルオキシム、1−イソプロポキシシク ロヘキシルオキシム等のようなO−置換オキシムが挙げられる。 「保護ヒドロキシ」という用語は、例えばベンゾイル、アセチル、トリメチル シリル、トリエチルシリル、メトキシメチル基を含め、上で定義されたとおり、 ヒドロキシ保護基で保護されたヒドロキシ基に該当する。 ここで使用される場合「プロトン性有機溶媒」という用語は、アルコール、例 えばメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、 t−ブタノール等のようなプロトンを供給する傾向にある溶媒に該当する。この ような溶媒は、当業者によく知られており、そして、個々の溶媒またはそれらの 混合物が、例えば試薬の溶解性、試薬の反応性および好ましい温度範囲のような 因子によって、特定の化合物および反応条件に好まれうることは当業者に自明で ある。プロトン性溶 媒のさらなる検討は、有機化学の教科書または専門の研究文献、例えば「有機溶 媒の物理特性および精製の方法(Organic Solvents Phys ical Properties and Methods of Purif ication)」、4版、John A.Riddickら編、II巻、化学 技術シリーズで、John Wiley & Sons、ニューヨーク(198 6年)で見られる。 ここで使用される場合「置換アリール」という用語は、Cl、Br、F、I、 OH、CN、C1−C3−アルキル、C1−C6−アルコキシ、アリールで置換され たC1−C6−アルコキシ、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロア リール、メトキシメトキシ、アミノ、C1−C3−アルキルアミノ、または(C1 −C3−アルキル)2−アミノ、アシルアミノで、1、2または3個の水素原子を 独立して置換することによって置換された、ここで定義されるとおりのアリール 基に該当し、さらに任意の1つの置換基は、アリール、ヘテロアリール、または ヘテロシクロアルキル基でありうる。 ここで使用される場合「置換ヘテロアリール」という用語は、Cl、Br、F 、I、OH、CN、C1−C3−アルキル、C1 −C6−アルコキシ、アリールで置換されたC1−C6−アルコキシ、置換アリー ル、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリール、メトキシメトキシ、アミノ、 C1−C3−アルキルアミノ、または(C1−C3−アルキル)2−アミノ、アシル アミノで、それに1個、2個または3個の水素原子を単独に置換することによっ て置換された、ここに定義されるとおりのヘテロアリール基に該当する。さらに 、いずれか1つの置換基は、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロア ルキル基でありうる。 ここで使用される場合「置換ヘテロシクロアルキル」という用語は、Cl、B r、F、I、OH、CN、C1−C3−アルキル、C1−C6−アルコキシ、アリー ルで置換されたC1−C6−アルコキシ、置換アリール、ヘテロアリール、または 置換へテロアリール、メトキシメトキシ、アミノ、C1−C3−アルキルアミノ、 または(C1−C3−アルキル)2−アミノ、アシルアミノで、それに1個、2個 または3個の水素原子を単独に置換することによって置換された、ここに定義さ れるとおりのヘテロシクロアルキル基に該当する。さらに、いずれか1つの置換 基は、アリール、ヘテロアリ(heteroary)、ま たはヘテロシクロアルキル基でありうる。 多数の非対称中心が、本発明の化合物に存在しうる。特に記載される以外、本 発明は、種々の立体異性体およびそれらの混合物を意図する。従って、結合が波 線で表されるときは常に、立体配向の混合物または指定または末指定の配向の個 々の異性体が、存在しうることが意図される。 ここで使用される場合、「薬学的に許容し得る塩」という用語は、適切な医療 上の判断の範囲内で、不都合な毒性、痒み、アレルギー反応などなしに、ヒトお よび低級動物の組織と接触させた使用に適切であり、そして正当な利益/危険比 に相応する塩に該当する。薬学的に許容し得る塩は、当業界でよく知られている 。例えば、S.M.Bergeらは、J.Pharmaceutical Sc iences 、66:1−19(1977年)に、詳細に薬学的に許容し得る塩 を記述し、参照してここに組込まれる。塩は、本発明の化合物の最終単離および 精製の間、または別に遊離塩基機能を適切な有機酸と反応させることによって、 in situで調製できる。薬学的に許容し得る非毒性の酸付加塩の例は、塩 酸、臭素酸、リン酸、硫酸および過塩素酸のような無機酸で、または酢酸、シュ ウ酸、 マレイン酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸またはマロン酸のような有機酸で、ま たはイオン交換のような当業界で使用される他の方法を使用することによって形 成されるアミノ基の塩である。他の薬学的に許容し得る塩としては、アジピン酸 塩、アルギン酸塩、アスコルビン酸塩、アスパラギン酸塩、ベンゼンスルホン酸 塩、安息香酸塩、ビスルホン酸塩、ケイ酸塩、酪酸塩、樟脳酸塩、カンファース ルホン酸塩、クエン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ド デシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、蟻酸塩、フマル酸塩、グルコヘプタン酸塩 、グリセロリン酸塩、グルコン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩 、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシ−エタンスルホン酸塩、ラクトビオン酸塩、 乳酸塩、ラウリン酸塩、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸 塩、メタンスルホン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩 、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモエート、ペクチニン酸塩、 過硫酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、リン酸塩、ピクリン酸塩、ピバリン酸 塩、プロピオン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、チオシ アン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、ウンデカン酸塩、吉草酸塩等 が挙げられる。代表的なアルカリまたはアルカリ上類金属塩としては、ナトリウ ム、リチウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム等が挙げられる。さらに薬 学的に許容し得る塩としては、適切な場合、無毒性のアンモニウム、四級アンモ ニウム、およびハライド、ヒドロキシド、カルボキシレート、スルフェート、ホ スフェート、ナイトレート、低級アルキルスルホネートおよびアリールスルホネ ートのような対イオンを使用して形成されるアミン陽イオンが挙げられる。 ここで使用する場合、「薬学的に許容し得るエステル」は、生体内で加水分解 するエステルに該当し、そしてヒトの体で十分に分解して、親の化合物またはそ れらの塩から遊離するものが挙げられる。適切なエステル基としては、例えば薬 学的に許容し得る脂肪族カルボン酸、特にアルカン酸、アルケン酸、シクロアル カン酸およびアルカン二酸から誘導されるものが挙げられ、ここで、各アルキル またはアルケニル部分は、6個以下の炭素原子を都合よく有する。特定のエステ ルの例は、ホルメート、アセテート、プロピオネート、ブチエート、アクリレー トおよびエチルスクシネートが挙げられる。 ここで使用される場合「薬学的に許容し得るプロドラッグ」 という用語は、適切な医療判断の範囲内で、不都合な毒性、痒み、アレルギー反 応などとヒトおよび低級動物の組織と接触して使用するのが適切であり、正当な 利益/危険比に相応し、そしてそれらの意図される用途に有効であり、並びに可 能な場合、両性イオンの形態の本発明の化合物である本発明の化合物のプロドラ ッグのものに該当する。「プロドラッグ」という用語は、生体内に迅速に移行さ れて、例えば血液中で加水分解することによって上の式を示す親の化合物を生じ る化合物に該当する。徹底的な検討は、T.HiguchiおよびV.Stel la、「新規送出システムとしてのプロドラッグ(Pro−drugsas N ovel Delivery Systems)」、エイ.シー.エス.シンポ ジウム・シリーズ(the A.C.S.Symposium)14巻、および Edward B.Roche編、「ドラッグ設計における生物可逆性担体(B ioreversible Carriers in DruDesign)」 、米国医薬協会(American Pharmaceutical Asso ciation)およびペルガモン・プレス(Pergamon Press) 、1987年で供され、その両方が参照してここに組込まれる。 本発明の医薬組成物は、1つまたはそれ以上の薬学的に許容し得る担体と一緒 に配合される治療的に有効な量の本発明の化合物を包含する。ここで使用する場 合、「薬学的に許容し得る担体」という用語は、無毒で不活性な固形、半固形ま たは液体フィラー、希釈剤、封入材料またはあらゆるタイプの配合助剤を意味す る。医薬的に許容しうる担体としての役割を果たすことができる材料の例のいく つかは、ラクトース、グルコースおよびしよ糖のような糖;コーンスターチおよ びジャガイモ澱粉のような澱粉;カルボキシメチルセルロース・ナトリウム、エ チルセルロースおよび酢酸セルロースのようなセルロースおよびそれらの誘導体 ;粉末トラガカント;麦芽;ゼラチン;タルク;カカオバターおよび坐薬ワック スのような賦形剤;落花生油、綿実油、ヒマワリ油、胡麻油、オリーブ油、トウ モロコシ油および大豆油のような油;プロピレングリコールのようなグリコール ;オレイン酸エチルおよびラウリル酸エチルのようなエステル;寒天;水酸化マ グネシウムおよび水酸化アルミニウムのような緩衝剤;アルギン酸;発熱物質不 含水;等張生理食塩水;リンガー液;エチルアルコールおよびリン酸緩衝液、並 びにラウリル硫酸ナトリウムおよびステアリン酸マグネシウム のような他の無毒の適合性のある滑剤、並びに着色剤、遊離剤、コーティング剤 、甘味剤、風味および香料剤、保存剤および抗酸化剤は、配合者の判断に従って 、組成物に存在できる。本発明の医薬組成物は、ヒトおよび他の動物に、経口に 、直腸に、非経口に、槽内に、膣内に、腹腔内に、局所に(粉末、軟膏、または ドロップによるように)、頬に、または経口または鼻腔噴霧として投与できる。 経口投与のための液体用量形態としては、薬学的に許容し得るエマルジョン、 マイクロエマルジョン、溶液、懸濁液、シロップおよびエリキシル剤が挙げられ る。活性化合物に加えて、液体用量形態は、例えば水または他の溶媒のような当 業界で一般的に使用される不活性希釈剤、エチルアルコール、イソプロピルアル コール、カルボン酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジ ル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジメチルホルムアミ ド、油(特に、綿実、落花生、トウモロコシ、胚芽、オリーブ、ヒマシおよび胡 麻油)、グリセロール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリエチレングリ コールおよびソルビタンの脂肪酸エステルのような溶解剤および乳化剤、および それらの混合物を含むこと ができる。不活性希釈剤以外に、経口組成物は、湿潤剤、乳化剤および懸濁剤、 甘味剤、風味剤および香料剤のようなアジュバントも含むことができる。 注射可能な製剤、例えば滅菌注射可能な液体または油性懸濁液は、適切な分散 または湿潤剤および懸濁剤を使用して、公知技術に従って配合できる。滅菌注射 可能な製剤は、無毒の非経口に許容しうる希釈剤または溶媒中の、例えば1,3 −ブタンジオールの溶液として無菌の注射溶液、懸濁液またはエマルジョンであ ってもよい。使用できる許容しうる賦形剤または溶媒の中には、水、リンガー溶 液、U.S.P.(米国薬局方)および等張塩化ナトリウム溶液がある。さらに 、減菌した定着油は、溶媒または懸濁液媒体として従来使用される。この目的の ために、合成のモノ−またはジグリセライドを含めたあらゆるブランドの定着油 が使用できる。さらに、オレイン酸のような脂肋酸は、注射可能な製剤に使用さ れる。 注射可能な配合物は、滅菌、例えば細菌滞留フィルターを通して濾過すること によって、または使用前に滅菌水または他の滅菌性の注射媒体に溶解または分散 させることができる滅菌固形組成物の形態で滅菌剤を組込むことによって滅菌で きる。 薬の効果を引延ばすために、皮下または筋肉内注射から薬の吸収を遅くするこ とがしばしば望まれる。これは、水溶性の乏しい結晶性または不定形の材料の液 体懸濁物を使用することによって達成される。薬の吸収率は、その溶解率に左右 され、それは、順に結晶サイズおよび結晶形態に左右されうる。代わりに、非経 口投与の薬の形態の吸収が遅延されるのは、薬を油状賦形剤に溶解または懸濁さ せることによって達成される。ポリラクチド−ポリグリコライドのような生物分 解可能な重合体中に薬のマイクロカプセル化材料を形成することによって注射可 能なデポ剤形態が製造される。重合体に対する薬の比および使用される特定の重 合体の特性によって、薬の放出率を制御できる。他の生物分解可能な重合体の例 としては、ポリ(オルトエステル)およびポリ(無水物)が挙げられる。デポ剤 の注射可能な配合物は、体組織と適合性のあるリポソームまたはマイクロエマル ジョン中に薬を包埋させることによって調製することもできる。 直腸または膣内投与用の組成物は、周囲温度では固体であるが、体温では液体 で、従って、直腸または膣腔で溶解し、そして活性化合物を放出するカカオバタ ー、ポリエチレングリコー ルまたは坐剤ワックスのような適切な刺激のない賦形剤または担体と、本発明の 化合物を混合することによって調製できる坐剤であるのが好ましい。 経口投与のための固形用量形態は、カプセル、錠剤、丸剤、粉末および顆粒が 挙げられる。このような固形投与形態では、活性化合物は、クエン酸ナトリウム またはリン酸ジカルシウムのような少なくとも1つの不活性で薬学的に許容し得 る賦形剤または担体及び/又はa)澱粉、ラクトース、しょ糖、グルコース、マ ンニトール、および珪酸のようなフィラーまたは増量剤、b)例えばカルボキシ メチルセルロース、アルキネート類、ゼラチン、ポリビニルピロリジノン、しょ 糖、およびアカシアのような結合剤、c)グリセロールのような保湿剤、d)寒 天−寒天、炭酸カルシウム、ジャガイモまたはタピオカ澱粉、アルギン酸、特定 のシリケート、および炭酸ナトリウムのような崩壊剤、e)パラフィンのような 溶解遅延剤、f)四級アンモニウム化合物のような吸収促進剤、g)例えばセチ ルアルコールおよびモノステアリン酸グリセロールのような湿潤剤、h)カオリ ンおよびベントナイト粘上のような吸着剤、およびi)タルク、ステアリン酸カ ルシウム、ステアリン酸マグネシウム、 固形ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウムのような滑剤、およびそ れらの混合物と混合される。カプセル、錠剤および丸剤の場合には、用量形態は 、緩衝剤も包含しうる。 同様のタイプの固形組成物は、ラクトースまたは乳糖並びに高分子量ポリエチ レングリコール等のような賦形剤を使用して軟質または硬質充填ゼラチンカプセ ルにフィラーとして使用することもできる。 錠剤、糖衣錠、カプセル、丸剤または顆粒の固形用量形態は、周溶性コーティ ングおよび製薬配合技術分野でよく知られたその他のコーティングのようなコー ティングおよび殻で調製できる。任意に、それらは不透明化剤を含有してよく、 そしてそれらが活性成分(類)のみ、または優先的に、腸管の特定の部分で、任 意に遅延方式で放出する組成物のものでもありうる。使用できる包埋組成物の例 は、重合性物質およびワックスが挙げられる。 同様のタイプの固形組成物は、ラクトースまたは乳糖、並びに高分子量ポリエ チレングリコール等のような賦形剤を使用して、軟質および硬質充填ゼラチンカ プセル中にフィラーとして使用することもできる。 活性化合物は、上で記載されるとおり1つまたはそれ以上の賦形剤とのマイク ロカプセル化形態でも可能である。錠剤、糖衣錠、カプセル、丸剤および顆粒の 固形用量形態は、製薬配合技術分野で公知の腸溶コーティング、放出制御コーテ ィングおよび他のコーティングのようなコーティングまたは殻で調製できる。こ のような固形用量形態では、活性化合物は、しょ糖、ラクトースまたは澱粉のよ うな少なくとも1つの不活性希釈剤と混練されうる。このような用量形態は、正 常な使用である場合、不活性希釈剤以外の追加の物質、例えばステアリン酸マグ ネシウムおよび微晶性セルロースのような錠剤滑剤および他の錠剤助剤を包含し てもよい。カプセル、錠剤および丸剤の場合に、用量形態は、緩衝剤をも包含し うる。それらは、任意に不透明化剤を含有でき、そしてそれらが活性成分(類) のみ、または優先的に腸管の特定の部分で、任意に遅延方式で放出する組成物の ものでもありうる。使用できる包埋組成物の例としては、重合性物質およびワッ クスが挙げられる。 本発明の化合物の局所または経皮投与用の用量形態としては、軟膏、ペースト 、クリーム、ローション、ゲル、粉末、溶液、スプレー、吸入剤またはパッチが 挙げられる。活性成分は、薬 学的に許容し得る担体および要求されうる場合いずれかの必要とされる保存剤ま たは緩衝液と、滅菌条件下で混練させる。眼科用配合物、耳用ドロップ、眼用軟 膏、粉末および溶液も、本発明の範囲内にあるとして意図される。 軟膏、ペースト、クリームおよびゲルは、本発明の活性化合物に加えて、動物 性および植物性脂、油、ワックス、パラフィン、澱粉、トラガカント、セルロー ス誘導体、ポリエチレングリコール、シリコーン、ベントナイト、珪酸、タルク および酸化亜鉛のような賦形剤、またはこれらの混合物を含んでもよい。 粉末およびスプレーは、本発明の活性化合物に加えて、ラクトース、タルク、 珪酸、水酸化アルミニウム、珪酸カルシウムおよびポリアミド粉末のような賦形 剤またはこれらの物質の混合物を含んでもよい。スプレーは、追加的にクロロフ ルオロ炭化水素のような通例の噴射剤を含有できる。 経皮パッチは、化合物の制御された送達を体に供給するさらなる利点を示す。 このような用量形態は、適切な媒体中に化合物を溶解または分散させることによ って調製できる。吸収促進剤は、皮膚を通して化合物が還流するのを増加させる のにも使用できる。比率制御膜を提供するかまたは重合体マトリックス またはゲル中に化合物を分散させることによって比率を制御できる。 本発明の処理の方法に従って、治療上有効な量の本発明の化合物を患者に投与 することによって、ヒトまたは低級哺乳類のような患者での細菌感染を処置また は予防し、このような量で、そしてこのような時間では、所望の結果を達成する のに必要とされる。「治療上有効な量」の本発明の化合物により、あらゆる医療 処置に使用できる正当な利益/危険比で、細菌感染を処置するのに充分な化合物 の量を意味する。しかし、本発明の化合物および組成物の総一日用量は、適切な 医療判断の範囲内で主治医によって決定される。あらゆる特定の対象(患者)の ための特定の医療上有効な用量のレベルは、処置されるべき疾病およびその疾病 の重篤度、使用された特定の化合物、使用される特定の組成物の活性、対象(患 者)の年齢、体重、全般的な健康状態、性別および食事;使用される特定の化合 物の投与の時間、投与の経路および排出率;治療の期間;使用される特定の化合 物との組合せまたは併用して使用した薬および医療業界でよく知られた類似の因 子を含めた様々の因子に左右される。 単独または分割用量でヒトまたは他の哺乳類に投与される本 発明の化合物の総一日用量は、例えば0.01から50mg/kg体重またはそ れ以上の量で、通常0.1から25mg/kg体重でありうる。単独用量組成物 は、そのような量またはそれらの倍数を含有して、一日用量にできうる。一般に 、本発明による治療法は、そのような治療を必要とする患者に、単独または複数 用量で一日当たり約10mgから約1000mgの本発明の化合物を投与するこ とを包含する。略語 反応図式および以下の実施例の説明に使用される略語は、アゾビスイソブチロ ニトリルについてはAIBN、水素化トリブチル錫についてはBu3SnH、カ ルボニルジイミダゾールについてはCDI、1,8−ジアザビシクロ[5.4. 0]ウンデク−7−エンについてはDBU、ジエチルアゾジカルボキシレートに ついてはDEAD、ジメチルホルムアミドについてはDMF、ジメチルスルホキ シドについてはDMSO、ジフェニルホスホリルアジドについてはDPPA、ト リエチルアミンについてはEt3N、酢酸エチルについてはEtOAc、ジエチ ルエーテルについてはEt2O、エタノールについてはEtOH、酢酸について はHOAc、メタノールについてはMeOH、 ビス(トリメチルシリル)アミド・ナトリウムについてはNaN(TMS)2、 N−メチルモルフォリンN−オキシドについてはNMMO、トリエチルアミンに ついてはTEA、テトラヒドロフランについてはTHF、およびトリフェニルホ スホリンについてはTPPである。合成方法 本発明の化合物および方法は、本発明の化合物が調製される方法を例示する以 下の合成反応図式I−VI(反応図式を記述するテキストに続いて見られもので ある)と組合せてよりよく理解される。基A、B、D、E、W、X、Y、Z、R 、Ra、Rb、Rc、Rd、Re、Rf、RgおよびRhは、下で特に記載されない限り 上で定義されたとおりである。 反応図式Iは、エリスロマイシンAから誘導される出発材料、式(XII)の 化合物の調製方法を例示する。保護エリスロマイシンAの調製方法は、以下の米 国特許第4,990,602号、米国特許第4,331,803号、米国特許第 4,680,368号および米国特許第4,670,549号に記載され、参照 して組込まれる。さらに、欧州特許出願第EP260,938号も参照により組 込まれる。一般に、9−ケトンの化合物 は、例えばオキシム(Vは、=N−O−OR1または=N−O−C(R9)(R10 )−O−R1(ここで、R1、R9およびR10は、上で定義されるとおり)であ る)として保護され、その後別の段階としてかあるいは同じポットで、2’−お よび4’’−ヒドロキシルが保護される。 9−ケトンの化合物()が保護されて、化合物()(ここで、Vは、=N −O−R1(ここで、R1は、上で定義されたとおりであるか、または=N−O− C(R9)(R10)−O−R1(ここで、R1、R9およびR10は、上で定義された とおり)である)である)を得る。この方法の好ましい形態では、Vは、O−( 1−イソプロポキシシクロヘキシル)オキシムである。 エリスロマイシンA()の2’−および4''−ヒドロキシ基は、T.W.G reeneおよびp.G.M.wutsによって、「有機合成での保護基(Pr otective Groups in Organic Synthesis )」、2版、John Wiley & Son,Inc.、1991年に記載 されたもののような適切なヒドリキシル保護試薬、例えば無水酢酸、無水安息香 酸、ベンジルクロロホルメートまたは 非プロトン性溶媒中の塩化トリアルキルシリルと反応させることによって保護さ れ、この文献は、参照して組込まれる。非プロトン性溶媒の例は、ジクロロメタ ン、クロロホルム、DMF、テトラヒドロフラン(THF)、N−メチルピロリ ジノン、ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシド、N,N−ジメチルホル ムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ヘキ サメチルリン酸トリアミド、それらの混合物、またはテトラヒドロフラン、1, 2−ジメトキシエタン、アセトニトリル、酢酸エチル、アセトン等のいずれかと これらの溶媒の内の1つの混合物である。非プロトン性溶媒は、反応に悪影響を 及ぼさず、そして好ましくは、ジクロロメタン、クロロホルム、DMF、テトラ ヒドロフラン(THF)、N−メチルピロリジノンまたはそれらの混合物である 。従って、エリスロマイシンAの2’−および4’’−ヒドロキシ基の保護は、 化合物()(ここで、Rpは、ヒドロキシ保護基である)をもたらす。その方 法の好ましい形態では、Rpは、トリメチルシリルである。 反応図式IIは、エリスロマイシンAから誘導される本発明の化合物の一般的 な調製方法を例示する。塩基の存在下、約− 15℃から約50℃の温度で、溶媒中のアルキル化剤を用いて、化合物()の 6−ヒドロキシ基のアルキル化を行い、化合物()を得ることができる。アル キル化剤としては、塩化アルキル、臭化物、ヨウ化物またはスルホン酸アルキル が挙げられる。アルキル化剤の特定の例としては、臭化アルキル、臭化プロハル ギル、臭化ベンジル、臭化2−フルオロエチル、臭化4−ニトロベンジル、臭化 4−クロロベンジル、臭化4−メトキシベンジル、α−ブロモ−p−トルニトリ ル、臭化シンナミル、4−ブロモクロトン酸メチル、臭化クロトイル、1−ブロ モ−2−ペンテン、3−ブロモ−1−プロペニル・フェニルスルホン、3−ブロ モ−1−トリメチルシリル−1−プロピン、3−ブロモ−2−オクチン、1−ブ ロモ−2−ブチン、塩化2−ピコリル、塩化3−ピコリル、塩化4−ピコリル、 4−ブロモメチルキノリン、ブロモアセトニトリル、エピクロロヒドリン、ブロ モフルオロメタン、ブロモニトロメタン、ブロモ酢酸メチル、塩化メトキシメチ ル、ブロモアセトアミド、2−ブロモアセトフェノン、1−ブロモ−2−ブタノ ン、ブロモクロロメタン、ブロモメチル・フェニル・スルホン、1,3−ジブロ モ−1−プロペンなどが挙げられる。スルホン酸アルキルの例は、 アリル O−トシレート、スルホン酸3−フェニルプロピル−O−トリフルオロ メタン、n−ブチル−O−メタンスルホネートなどである。化合物()に対し て1から4モル当量のアルキル化剤を使用するのが十分である。使用される溶媒 の例は、ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシド、N,N−ジメチルホル ムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ヘキ サメチルリン酸トリアミド、それらの混合物のような非プロトン性溶媒、または テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、アセトニトリル、酢酸エチル 、アセトン等のいずれかとこれらの溶媒の内の1つの混合物である。使用できる 塩基の例としては、水酸化カリウム、水酸化セシウム、水酸化テトラアルキルア ンモニウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、イソプロポキシカリウム、t ert−ブトキシカリウム、イソブトキシカリウムなどが挙けられる。使用され る塩基の量は、通常化合物()に対して1から4当量である。 2’−および4’−水酸基の脱保護は、例えばT.W.Greeneおよびp .G.M.Wutsによって、「有機合成での保護基(Protective Groups in Organic Synthesis)」、2版、John Wiley & Son,Inc.、1991年の文献に記載された方法に従って行われる。この 文献は、参照してここに組込まれる。2’−および4’−水酸基の脱保護に使用 される条件は、通常Xを=N−OHに置換することになる。(例えば、アセトニ トリルおよび水中の酢酸を使用すると、2’−および4’−水酸基の脱保護、お よびXを=N−O−OR1または=N−O−C(R9)(R10)−O−R1(ここ で、R1、R9およびR10は、上で定義されたとおり)から、=N−OHに転化す ることになる。)これがその場合でないと、転化は、別の段階で行われる。 脱オキシム化反応は、文献、例えばT.W.GreeneおよびP.G.M. Wuts(オーピー.シーアイティー.(op.cit.))およびその他に記 載された方法に従って行うことができる。脱オキシム化剤の例は、亜硫酸水素ナ トリウム、ピロ硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、亜硫酸 ナトリウム、ヒドロ亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、ジチオン酸ナ トリウム、チオ硫酸カリウム、メタ重亜硫酸カリウムなどのような無機酸化硫黄 である。脱オキシム化 も、酸の存在下で、無機硝酸塩、例えば硝酸ナトリウムまたは硝酸カリウムで処 理することによって達成することができる。使用される溶媒の例は、水、メタノ ール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、トリメチルシラノールま たは上記溶媒内の1つまたはそれ以上の混合物などのようなプロトン性溶媒であ る。脱オキシム化反応は、蟻酸、酢酸およびトリフルオロ酢酸のような有機酸の 存在下でさらに都合よく行われが、塩酸とでも達成できる。使用される酸の量は 、使用された化合物の量の約1から約10当量である。好ましい形態では、脱 オキシム化を、エタノールおよび水中の蟻酸のような有機酸を使用して行い、所 望の生成物()を得る。 好ましい6−O−「アルキル化」化合物は、上で記載されるとおり直接調製す るか、または最初に調製された6−O−「アルキル化」化合物の化学的修飾から 得ることができる。6位の別の合成の代表的例は、反応図式IIIおよび反応図 式IVに示される。例えば、Rが−CH2CH=CH2(アルキル化試薬として臭 化アリルで調製される)であり、Mがマクロライド環系を表す式(6)を示す化 合物である化合物(6A)を、さらに誘導できる。アリル化合物の二重結合は、 (a)還元して 6−O−プロピル化合物()を得ること、(b)オキシムテトラオキシドで処 理して、2,3−ジヒドロキシプロピル化合物()を得ること、(c)3−ク ロロペロキシ安息香酸で酸化して、エポキシメチル化合物()を得、それが、 アミンまたはN−含有複素環式化合物のような求核物質で開けて、例えばN−含 有側鎖を有する化合物(10)を得ることができ、(d)ワッカーの条件下で酸 化(Tsuji、「パラジウム化合物を用いた有機合成(Organic Sy nthesiswith Palladium Compounds)」、ニュ ーヨーク、Springer−Verlan、6−12頁、1980年と比較) して、6−O−CH2−C(O)−CH3化合物(11)を得ること、(e)臭化 水素ペルブロミドで臭素化して、(12)を得ること、(f)ヘックの条件下( R.F.Heck、Org.React.、27、345−390、1982年 )でアリールハライドと反応させて、(13)を得ること、(g)オゾンで酸化 させて、NaCNBH3存在下で、順に(i)H2NOR’と反応させることによ りオキシム(17)に転化でき、(ii)H2NNR’R’’と反応させること によりヒドラゾン(15)に転化し、そして (iii)一級アミンH2NR''で還元的にアミン化して(16)を得ることが できる6−O−CH2−CHO化合物(14)を得ることができる。CuClの 存在下でのオキシム(17)(ここで、R’=H)をジイソプロピルカルボジイミ ドとの反応は、ニトリル(18)を付与する。 反応図式IVで、反応図式IIの式(6)(ここで、Rは、CH2CCH(ア ルキル化剤として臭化プロパルギルで調製される)である)の化合物であるプロ パルギル酸化合物(19)は、さらに誘導することもできる。三重結合は、助触 媒CuIの存在下で、アミン溶媒中のPd(II)またはPd(0)触媒(So nogashiraら、Tetrahedron Lett.、50、4467 −4470、1975年)を使用して、アリールハライドと結合させて、アリー ル置換アルキン化合物(20)を得;硝酸銀の存在下でN−ブロモスクシンイミ ド(Weichert、R.、Angew.Chem.Int.Ed.Engl .、23、727−728、1984年)で臭素化して、臭素化アルケン(25 )を供し、9−BBNでヒドロホウ素化して、ホウ素化化合物を得、これはその 後、Suzukiの方法(pure Appl.Chem.、57、 1749−1758、1985年)に従って、Pd(0)触媒の存在下でアリー ルまたはアルケニルハライドまたはスルホネートで処理し、アリール置換オレフ ィンまたは共役ジエン化合物(22)を得;エグリントン反応(Eglinto nおよびMcCrae、Adv.Org.Chem.4、225−328、19 63年)の条件下でカプリン酸塩の存在下で末端アルキンと結合させて、ジイン (24)を生成するか;またはアミン溶媒中に助触媒Pd(IT)/Cu(I) を利用するアシルハライド(Sonogashira、K.;Hagihara 、N.;Tohda、Y.合成(Synthesis)、777−778、19 77年)と結合させて、アルキニルケトン(23)を得ることができる。化合物 (20)を、5%Pd/BaSO4およびキノリンの存在下で大気圧でのEtO H中の触媒水素化によって、対応のシスオレフィン(21)に選択的に還元でき る。 反応図式Vは、本発明の式IV、V、VIおよびVIIの化合物の調製方法を 例示する。化合物()(反応図式IIから得る)を、2’および4’’キドロ キシ位で保護して、化合物(26)を得る。化合物26は、酸の存在下でホルム アルデヒ ドで、または塩基の存在下でクロロヨードメタン(Huntら、J.Antib iotics、41:1644、(1988年)の手段に従って)で処理して、 式(IV)の保護11,12−メチレンジオキシ化合物を得てもよく、それは、 任意にその後、上で記載された方法によって2’および4’’位で脱保護して、 式(IV)の11,12−メチレンジオキシ化合物を得てもよい。 化合物(27)を調製するために、化合物(26)を、水素化ナトリウム、水 素化リチウム、炭酸カリウムまたはジメチルアミノピリジンのような塩基を用い 、無水条件下で反応させ、そして上で定義されたとおりの非プロトン性溶媒中の ホスゲン、ジホスゲン、トリホスゲンまたはベンジルクロロホルメートで反応さ せる。その反応は、使用される条件により、冷却または加熱を必要としうる。反 応温度は、−20℃から70℃であってもよく、そして好ましくは0℃から室温 である。反応は、完了するのに0.5時間から10日を要し、そして好ましくは 1−5日であってよい。化合物(27)は、任意にその後、上で記載された方法 により、2’および4’’位で脱保護されて、式()の11,12−カルボネ ート化合物を得ることができ る。 中間体化合物(28)は、非プロトン性溶媒、好ましくはTHF、DMFまた はそれらの混合物中のNaHおよびCDIを用いた無水条件下で化合物(27) を処理することによって、化合物(27)から調製できる。反応は、使用される 条件によって、冷却または加熱を必要としうる。反応温度は、−20℃から70 ℃であってもよく、そして好ましくは0℃から室温である。反応は、完了するの に0.5時間から10日を要し、そして好ましくは1−5日であってよい。 代わりに、化合物(28)は、上で定義されるとおり、反応に悪影響を及ぼさ ない非プロトン性溶媒、好ましくはジクロロメタン、クロロホルム、DMF、テ トラヒドロフラン(THF)、N−メチルピロリジノンまたはそれらの混合物中 で無水条件下で、水素化ナトリウムまたは水素化リチウムおよびCDIと反応さ せることによって化合物(26)から直接調製できる。生じるアルコキシドを、 その後同じ反応混合物中で0.5時間から10日間過剰のカルボニルジイミダゾ ールと反応させて、(28)を生成する。好ましい温度は、−10℃から周囲温 度までである。 化合物(28)を加水分解すると、式(VI)の10,11−無水化合物を生 じる。 式(VII)の非保護化合物に転化できる化合物(29)を調製するために、 化合物(28)は、各々選択して、W基が特徴的である化合物を調製するために 選択されるいくつかの異なる試薬で処理できる。化合物(29)(ここで、Wは 存在しない)を調製するために、化合物(28)を、約4から約48時間、室温 から還流温度で適切な溶媒中の一級アミンRNH2と反応させる。適切な溶媒と しては、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノー ル、t−ブタノール等のようなアルコール、塩化メチレン、テトラヒドロフラン 、N−メチルピロリジノン、ジエチルエーテル、ビス−メトキシメチルエーテル 、ジメチルホルムアミド、およびアセトンのような非プロトン性溶媒、および例 えばそれらの水性混合物が挙げられる。好ましい溶媒は、水性アセトニトリル、 水性DMF、および水性アセトンがある。 一級アミンRgNH2でおよび式(VII)で表される生じた化合物では、Rg は、水素、C1−C6−アルキル、C3−C7−シクロアルキル、アリール、置換− アリール、ヘテロアリー ルまたは置換−ヘテロアリールであってよい。Rgが、C1−C6−アルキル置換 基である場合、アルキル基は、任意に、アリール、置換−アリール、ヘテロアリ ール、置換−ヘテロアリール、ヒドロキシ、C1−C6−アルコキシ、NR910 (ここで、R9およびR10は、水素およびC1−C6−アルキルから独立して選択 される)、またはNR910(ここで、R9およびR10は、3−から7−員環に連 結される窒素原子に伴われる)ような1つまたはそれ以上の置換基で置換できる 。NR910置換基が、5−から7−員環である場合に、環は、−O−、−NH −、−N(C1−C6−アルキル−)−、−N(アリール)−、−N(アリール− C1−C6−アルキル−)−、−N(置換−アリール−C1−C6−アルキル−)− 、−N(ヘテロアリール)−、−N(ヘテロアリール−C1−C6−アルキル−) −、−N(置換−ヘテロアリール−C1−C6−アルキル−)−、−S−または− S(O)n−(ここで、nは、1または2である)から構成される異種官能基を 任意に含むことができる。さらに、Rgが、C1−C6−アルキルである場合、式 −CH2−M−R11(ここで、Mは、−NH−C(O)−O−、−NH−C(O )−NH−、−O−C(O)−NH−、− O−C(O)−O−、−O−、−S(O)n−(ここで、nは、0、1または2 である)、−C(O)−O−、−O−C(O)−および−C(O)−であってよ い。)の任意の置換基を担持してもよく、そしてR11は、アリール、置換−アリ ール、ヘテロアリール、置換−ヘテロアリール、ヘテロシクロアリール、または アリール、置換−アリール、ヘテロアリール、または置換−ヘテロアリールのよ うな任意に1つまたはそれ以上の置換基を担持するC1−C6−アルキルでありう る。粗反応生成物のクロマトグラフィー処理は、分子のC−10位に天然のそし てエピ異性体の両方をもたらす。 Wが−NH−である化合物を調製するために、化合物(28)を、すぐ上で記 載されたような溶媒中の非置換ヒドラジンまたは置換ヒドラジンのようなヒドラ ジン試薬と反応させて、(29)の所望の化合物および式(VII)の保護化合 物を得る。これらの化合物の天然でそしてC−10エピマーは、反応混合物から 単離しうる。保護ヒドロキシ基の脱保護は、WutsおよびGreene(op .cit.)によって記載されるとおりの標準法によって達成できる。 従って、非置換ヒドラジンで化合物(28)を処理すると、 (29)および式(VII)の化合物(ここで、Wは、−NH−であり、および RgはHである)を得る。 さらに、置換ヒドラジンRg4NNH2(ここで、Rgは上で定義されるとおり であり、そしてR4は、C1−C6−アルキルである)で(28)を処理すると、 (29)および式(VII)(ここで、Wは−N(C1−C6−アルキル)−であ る)の化合物を得る。 任意に、式(VII)の化合物(ここで、Wは、−NH−であり、およびRg はHである)は、Rg−アシル・アシル化剤(ここで、Rgは、上で定義されると おりである)で処理して、式(VII)の化合物(ここで、Wは−NH−CO− である)を得る。アシル化剤は、カルボニルジイミダゾールまたは塩酸1−(3 −ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドのようなカルボジイミ ドカップリング試薬(ここで、Rgは、上で定義されるとおり)の存在下で、例 えば酸クロライド、酸フルオライド、酸無水物またはカルボン酸でありうる。 任意に、式(VII)の化合物(ここで、Wは−NH−であり、そしてRgは Hである)は、アルデヒドRg−CHO(ここで、Rgは、式(I)についての定 義のとおりである)で処 理して、式(VII)の化合物(ここで、Wは−N=CH−である)を得ること ができる。 場合により、式(VII)の化合物(ここで、Wは−N=CH−である)を還 元して、例えばシアノ水素化硼素ナトリウム、水素化硼素ナトリウム、トリアセ トキシ水素化硼素ナトリウム、ボラン−テトラヒドロフラン複合体、およびボラ ン−ピペリジン複合体のような還元試薬を使用して、上の式(VII)(ここで 、Wは−N=CH−である)のさらなる化合物を生成できる。 さらに、(29)および式(VII)(ここで、Wは−O−であり、そしてR はHまたはO−C1−C6−アルキルである)の化合物が調製できる手順が、反応 図式Vで示される。ヒドラジン試薬について上で示されたものと同様の反応条件 下で、非置換ヒドロキシアミンまたはO−C1−C6−アルキル化ヒドロキシアミ ンで化合物(28)を処理して、所望の化合物を得る。 例えば、化合物(28)を過剰のヒドロキシアミンで処理して、(29)およ び式(VII)(ここで、Wは、−O−であり、そしてRはHである)を得る。 O−C1−C6−アルキル化ヒドロキシアミンで化合物(28)を処理して、所 望の(29)および式(VII)(ここで、Wは−O−であり、そしてRはC1 −C6−アルキルである)の化合物をもたらす。 任意に、式(VII)(ここで、Wは−O−であり、そしてRgはHである) の化合物を、適切な塩基および適当な求電子物質でさらに処理して、化合物(こ こで、Wは−O−であり、そしてRgはC1−C6−アルキル、C3−C7−シクロ アルキル、アリール、置換−アリール、ヘテロアリールまたは置換−ヘテロアリ ール基である(ここで、これらという用語は、上で式(VII)の化合物につい て定義されたのと同様である))を調製することが可能である。塩基は、水素化 ナトリウム、水素化カリウム、水素化リチウム、ジエチルアミドリチウムおよび ブチルリチウムを含めるがそれに限定されない、水素化アルカリ金属または有機 アルキル金属化合物でありうる。求電子物質は、式Rg−L(ここで、Rgは、す ぐ上で定義されるとおりであり、そしてLは、ハライドまたはメタンスルボニル またはp−トルエンスルホニル部分のような別の適切な遊離基である)を示す化 合物である。いずれかの化合物(ここで、Wは− O−である)を任意に脱保護することは、WutsおよびGreene(op. cit.)によって記載されるとおり標準法によって達成されうる。 反応図式VIで概略されるとおり、式(VIII)および(IX)の化合物が 合成できる。従って、反応図式Vによって得られた式(28)の出発材料化合物 を、約4から約48時間、室温から還流温度で適切な溶媒中で、式: (式中、A、B、DおよびEは、上で定義されるとおりである)を示す1,2− ジアミン化合物と反応させて、式(29)の二環性化合物を得る。1,2−ジア ミン化合物は、C2またはCs対称またはA=B=Hである以外は式(VIII )の化合物について上で定義されたとおり置換基A、B、DおよびEを有し得る 。適切な溶媒としては、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノ ール、ブタノール、t−ブタノールなどのようなアルコール;例えば塩化メチレ ン、テトラヒドロフラン、N−メチル−ピロリジノン、ジエチルエーテル、ビス −メトキシメチルエーテル、ジメチルホルムアミド、およびアセ トン、並びにそれらの液体混合物のような非プロトン性溶媒が挙げられる。好ま しい溶媒は、水性アセトニトリル、水性DMF、および水性アセトンである。 任意に、式(29)上の2’−および4’’−ヒドロキシ保護基は、Wuts およびGreene(op.cit.)によって記載されるとおりの標準法によ って除去できる。ORfが、例えばアセテートまたはベンゾエートのようなエス テルであるとき、化合物は、メタノールまたはエタノールで処理することによっ て脱保護されるのが好ましい。Rfは、トリアルキルシリル基である場合、化合 物は、THFまたはアセトニトリル中のフッ素で処理することによって脱保護で きる。必要とされる反応時間は、約1から約24時間でありうる。 その後、脱保護化合物(29)(ここで、Rfは、Hである)を、環化して、 周囲温度から還流温度で、約4時間から約10日間、適切な有機溶媒中で希釈濃 度の強酸で処理することによって化合物(30)を得る。適切な酸としては、そ れらに限定されないが、塩酸、硫酸、ジクロロ酢酸、トリクロロ酢酸等が挙げら れる。反応は、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノー ル、ブタノール、イソブタノールおよ びt−ブタノールのような水性アルコール中でその試薬類を懸濁させることによ って達成できる。 任意に、化合物(29)は、WutsおよびGreene(op.cit.) によって記載された標準法によって脱保護されて、式(VIII)の化合物を得 ることができる。環化段階の前に保護基が取除かれることで、その後、化合物(30 )は、式(VIII)の化合物を表す。 式(VIII)を示す化合物類は、式(IX)を示す化合物類に転化できる。 式(VIII)のマクロライドは、pH4−5でシアノ水素化硼素ナトリウム 、または適切な有機溶媒中の水素化硼素ナトリウムのような還元剤で処理するこ とによって、式(IX)を示す化合物に転化できる。 反応図式VIも、式(VIII)および(IX)の化合物についての別の調製方 法を例示する。出発材料(28)は、適切な溶媒中で、0−70℃で、約4から 約48時間、式: (式中、A、B、DおよびEは、上で定義されたとおり) を示す化合物と反応させて、化合物(31)を得る。適切な溶媒は、例えばメタ ノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、t−ブタ ノール、塩化メチレン、テトラヒドロフラン、N−メチル−ピロリジノン、ジエ チルエーテル、ビス−メトキシメチルエーテル、ジメチルホルムアミド、アセト ン、水性アセトニトリル、水性DMF、および水性アセトンのようなものである 。 その後、化合物(31)を、ミツノブ反応条件下でテトラヒドロフラン中のト リフェニルホスフィンおよびジフェニルホスホリルアジド−DEADで処理して 、化合物(32)(ここで、Y=N3)を得る。化合物(32)(ここで、Y= N3)は、その後上で記載されたとおりの標準法によって脱保護される。 化合物(32)(ここで、Y=N3)は、その後、アミノ化合物(32A)( ここで、Y=NH2)(示されない)に還元される。好ましい還元試薬は、トリ フェニルホスフィン−水、触媒と一緒の水素、硼酸水素化ナトリウム、または水 素化ジアルキルアルミニウムである。 化合物(32A)(ここで、Y=NH2)を、その後、周囲温度から還流温度 までで、約4時間から約10日間、適切な有 機溶媒中の希釈濃度の強酸で処理することによって環化して、化合物(30)お よび式(VIII)を調製する。適切な酸としては、それらに限定されないが、 塩酸、硫酸、ジクロロ酢酸、トリクロロ酢酸等が挙げられる。反応は、例えばメ タノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブ タノールおよびt−ブタノールのような水性アルコール中でその試薬類を懸濁さ せることによって達成できる。この処理は、位置R1およびR2の保護基をも除去 し、それは、化合物(30)を別々に単離および処理する必要性を排除する。 別の代替的一連の反応で、化合物(31)中のヒドロキシ基(アミノアルコー ルから誘導される)は、非プロトン性溶媒(例えば、ジエチルエーテル、ジクロ ロメタン、テトラヒドロフラン、クロロホルム、ピリジンまたはそれらの混合物 )中で、塩化スルホニル、無水スルホン酸アルキルまたはアリール、または無水 トリフルオロメタンスルホン酸のようなスルホン化剤で処理することによって活 性化して、化合物(32)(ここで、Yは、スルホン酸エステル)を得てもよい 。反応は、使用される条件によって、冷却または加熱を必要とする。反応温度は 、−100℃から10℃が好ましい。反応は、完了まで20分か ら24時間必要としうる。(32)中のスルホン酸エステル活性化ヒドロキシ基 (例えば、Y=−OSO2CF3)は、その後アジドに転化して、第二の中間体ア ジド化合物(32A、示されず)(ここで、上で定義されるのと同じ溶媒中でリ チウムアジドまたはナトリウムアジドのようなアルカリ金属アジドと反応させる ことによって、Y=N3)を得る。反応温度は、約0℃から約100℃であるの が好ましい。アジド化合物を、その後上で記載した手順に従って、化合物(30 )および式(VIII)および(XI)に転化する。 前述の化学は、単に例示的なものであって、本発明の範囲を限定すると解釈さ れるべきでないと理解される。開示された形態についての種々の改変および修飾 は、当業者に明らかであり、そしてそれらの概念および範囲から逸脱することな しに行うことができる。従って、前述の化学が式IIの化合物を調製するのに当 初に向けられる一方で、類似の式III、IV、V、VI、VII、VIIIお よびIXの化合物は、同様の手順で調製できる。 式III(ここで、Rは水素である)の化合物は、米国特許第5,075,2 89号および米国特許第5,217,960 号に記載されており、それらは参照してここに組込まれる。これらのマクロライ ドに関連する化学は、Kirstら、J.Med.Chem.、33:3086 (1990年)にも記載されており、これも参照してここに組込まれる。式IV (ここで、Rは水素である)の化合物は、Huntら、J.Antibioti cs、41:1644(1989年)に記載されており、それは参照してここに 組込まれる。式V、VIおよびVII(ここで、Rは水素である)の化合物は、 Bakerら、J.Org.Chem.、53:2340(1988年)によっ て記載され、それは参照してここに組込まれる。式VIIIおよびIX(ここで 、Rは水素である)の化合物は、欧州特許出願第EP559,896号によって 記載され、それは参照してここに組込まれる。 反応図式I 反応図式II 反応図式III 反応図式IV 反応図式V 反応図式VI 本発明の化合物および方法は、以下の実施例と関連させるとより理解でき、そ れは、本発明の範囲を例示することを意図し、限定するものではない。 実施例1 式(X)の化合物:Xは=O、Rはアリル 実施例1A 式(XII)の化合物:Xは、=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシル )であり、Rはアリルであり、Rpは、トリメチルシリルである 15mLのDMSOおよび20mLのTHF中に5gの式XIIで表される化 合物(ここで、xは=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシル)であり、 Rpは、トリメチルシリルである)を含む0℃の溶液に、1.23mLの新たに 希釈した臭化アリルを添加した。およそ10分後、50℃で、20−30分間、 25mLの1:1 THF−DMSO中の粉末KOH(556mg、2.05当 量)を加温および攪拌することによって製造された溶液を、5分間かけて滴下し た。約1時間後、冷却反応混合物を、200mLのEtOAcで、続いて762 μLのアリルアミンで、続いて60mLの水で処理した。有機 層を水、続いてブラインで洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、真空中で濾過およ び濃縮して、5.3gの粗表記化合物を得た。0.25%トリエチルアミンを含 有するヘキサン中の5%アセトンで溶出しながらシリカゲルクロマトグラフィー による精製で、2.35g(45%)の表記化合物を得た。 実施例1B 式(XII)(Xは=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシル)であり、 Rはアリルであり、Rpは、トリメチルシリルである)の化合物の別の調製方法 窒素で0℃まで冷却し、そして流した500mLのDMSOおよび500mL のTHF中に式XII(ここで、Xは=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘ キシル)であり、Rpはトリエチルシリルである)103.2g(0.100ミ リモル)を含む溶液に、10分間かけて新たに蒸留した臭化アリル(17.3m L)を加えた。THF(100mL)およびDMSO(230mL)中にカリウ ムt−ブトキシド(120mL 1M THF溶液、0.120ミリモル)を含 む溶液を、3.5時間かけて、0℃で滴下し、そして混合物を0℃で、2時間、 窒素下で攪拌した。追加のカリウムt−ブトキシド溶液を、1 時間かけて滴下(50mL 1M THF溶液、0.05ミリモル、50mLの DMSO中)し、そしてその混合物を2時間攪拌した。混合液を冷却し、そして 酢酸エチル(1.5L)中に取った。この溶液を、水およびブラインで洗浄し、 その後、Na2SO4上で乾燥させた。真空下で溶媒を除去して、表記化合物(1 25.1g)を得た。実施例1C 式(X)(Xは=N−OHであり、Rはアリルである)の化合物 17mLのアセトニトリルおよび8.5mLの水中の実施例1Aから生じる化 合物(1.7g)の溶液に、9mLのHOAcを周囲温度で添加した。周囲温度 で数時間後、反応混合物を200mLのトルエンで希釈し、そして真空中で濃縮 した。得られた残渣は、未反応の出発材料を含むことが分かり、さらにアセトニ トリル(15mL)、水(70mL)およびHOAc(2mL)を添加した。2 時間後、追加の1mLのHOAcを添加した。約3時間以上の時間の後、反応混 合液を冷凍庫に一晩置いた。反応混合液を周囲温度に加温させ、200mLのト ルエンで希釈し、そして真空中で濃縮した。残渣をトルエンで 2回流し、そして恒量(1.524g)まで乾燥させた。 実施例1D 式(X)の化合物(Xは=Oであり、Rはアリルである) 16mLの1:1EtOH−水中の実施例1Cから生じる化合物(1.225 g)を、NaHSO3(700mg)および蟻酸(141μL)で処理し、そし て86℃で、2.5時間加温した。約3時間後、反応混合液を周囲温度まで冷却 させ、5−6mLの水で希釈し、1NのNaOHで、pH9−10に塩基化し、 そしてEtOAcで抽出した。混合有機抽出物をブライン(2×)で洗浄し、M gSO4上で乾燥させ、真空中で濾過および濃縮した。粗材料を、1%水酸化ア ンモニウムを含有するジクロロメタン中の1%MeOHで溶出させ、カラムクロ マトグラフィーによって精製して、686mg(57%)の表記化合物を得た。 実施例1E 式(X)(Xは=Oであり、Rはアリルである)の化合物の別の調製方法 実施例1Bに従って調製された化合物(76.2g)のサンプルを、H2O( 120mL)およびEtOH(120mL)中に溶解させ、その後NaNO2( 33.5g、0.485モル、5当量)のペレットをその溶液に添加し、そして NaNO2が溶解するまで、反応混合液を攪拌した。塩酸(4N、121mL、 0.484モル)を、その後迅速に攪拌しなから、10分間かけて滴下した。反 応混合液を、その後70℃まで加熱し、そして2時間攪拌した。反応混合液を冷 却し、そして溶液が飽和するまで、固形NaHCO3をゆっくりと添加した。混 合液をその後、減圧下でその用量のおよそ半分まで濃縮し、そして酢酸エチル( 3×)で抽出した。有機抽出物を、ブラインで洗浄し、そしてNa2SO4で乾燥 させた。溶媒を減圧下で除去し、そして残渣をアセトニトリルから結晶化させて 、29.2gの所望の生成物を得た。結晶の二度目の回収で、さらに7.02g の材料を得た。分析データは、上の実施例1Dでのとおりであった。実施例2 式(X)(Xは=Oであり、Rはプロピルである)の化合物 実施例1から生じる化合物(100mg)を、炭素触媒上のパラジウムおよび 水素を用いてMeOH(10mL)に触媒で水素化させた。触媒を濾過により除 去し、そして濾液を真空中で濃縮した。粗生成物(93mg)を、1%の水酸化 アンモニウムを含有するジクロロメタン中の1%MeOHで溶出して、シリカゲ ル上でのカラムクロマトグラフィーによって精製して、38mg(38%)の表 記化合物を得た。 実施例3 式(X)(Xは=Oであり、Rは2,3−ジヒドロキシプロピルである)の化合 6mLのTHF中に実施例1から生じる化合物(100mg)を含む周囲温度 溶液に、N−メチルモルホリンN−オキシド(98mg)、続いて水中の32μ Lの4重量%オスミウム テトラオキシドを添加した。反応混合液を一晩攪拌し、その後さらに3当量のN aHSO3を添加することによって急冷した。周囲温度で10分間攪拌した後、 反応混合液を、1%の水酸化アンモニウムを含有するジクロロメタン中の5%M eOHで溶出しながら、シリカゲルプラグを通して濾過して、減圧下で濃縮した 後、表記化合物(81mg、77%)をエピマーの混合物として得た。 実施例4 式(X)(Xは=Oであり、Rは2,3−エポキシプロピルである)の化合物 1.5mLのジクロロメタン中に実施例1から生じる化合物(100mg)を 含む周囲温度溶液に、〜170mgのm−クロロペルオキシ安息香酸を添加した 。反応混合液を一晩周囲温度で攪拌し、そして真空中で濃縮した。得られた残渣 を、 EtOAcに取り、そして飽和重炭酸ナトリウム溶液(2×)、続いてブライン で洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、そして真空中で濃縮して、93mgの粗生 成物を得た。粗生成物を、EtOAcに再溶解させ、そして1のNaHSO3 で、続いてNaHCO3溶液およびブラインで洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、 そして真空中で濃縮した。得られた残渣を、1%NH4OHを含有するジクロロ メタン中の5%MeOHで溶出しながら、シリカゲル上でクロマトグラフィーに かけて、表記化合物をエピマーの混合物として得た。 実施例5 式(X)(Xは=Oであり、Rは2−ヒドロキシ−3−(イミダゾル−1−イル )プロピルである)の化合物 〜1mLのクロロホルム中に実施例4から生じる化合物 (100mg)を含む周囲温度溶液に、17mgのイミダゾールを添加した。反 応容器を密封し、そして1時間、周囲温度で攪拌を継続した。追加の2当量のイ ミダゾールを添加し、そして数日間攪拌を継続した。溶媒を、減圧下で除去し、 そして得られた粗材料を、1%NH4OHを含有するジクロロメタン中の5%M eOHで溶出しながら、カラムクロマトグラフィーにかけて、44mg(41% )の表記化合物を得た。 実施例6 式(X)(Xは=Oであり、Rは2−ヒドロキシ−3−(モルホリン−4−イル )プロピルである)の化合物 1mLのクロロホルム中に実施例4から生じる化合物(100mg)を含む周 囲温度溶液.に、22μLのモルホリンを添加した。反応容器を密封し、そして 1時間、周囲温度で攪拌を継続 した。追加の2当量のモルホリンを添加し、そして数日間攪拌を継続した。溶媒 を、減圧下で除去し、そして得られた粗材料を、1%NH4OHを含有するジク ロロメタン中の3%MeOHで溶出しながら、シリカゲル上でクロマトグラフィ ーにかけて、35mg(33%)の表記化合物を得た。 実施例7 式(X)(Xは=Oであり、Rは2−ヒドロキシ−3−(ベンジルアミノ)プロ ピルである)の化合物 1.5mLのクロロホルム中に実施例4から生じる化合物(140mg)を含 む周囲温度溶液に、3当量(58μL)のベンジルアミンを添加した。反応混合 液を一晩、周囲温度で攪拌し、その後62℃で、約」3時間加温し、その後、周 囲温度で一晩攪拌した。その後、反応混合液を70℃で、2時間加熱し、その後 、真空中で濃縮した。残渣を、トルエンで2回流し て、170mgの粗表記化合物を得た。粗生成物を、1%NH4OHを含有する ジクロロメタン中の2%MeOHで溶出しながら、シリカゲルクロマトグラフィ ーにかけて精製し、エピマーの混合物として表記化合物を得た。 実施例8 式(X)(Xは=Oであり、Rは2−オキシエチルである)の化合物 方法A 6.5mLの20%水性THF中の実施例3から得られた化合物(27 5mg)の溶液に、87mgのNaIO4を添加した。反応液を2時間、周囲温 度で攪拌し、その後0.5当量のNaIO4を添加した。さらに2時間後、別の 0.5当量のNaIO4を添加した。さらに2時間後、反応混合液を、1%NH4 OHを含有するジクロロメタン中の4%MeOHで 溶出しながら、シリカゲルプラグを通して濾過して、195mg(65%)の表 記化合物を得た。 方法B 350ジクロロメタン(8mL)中の実施例3から得られる化合物(8 g)の溶液を、−78℃に冷却し、青色が持続するまで、それにオゾンを通気し 、その後、青色が消えるまで、それに窒素を通気した。亜硫酸メチル(6mL) を添加し、その溶液を0℃に加温し、そして30分間攪拌した。真空中で溶媒を 除去し、残渣を、THF(90mL)に再溶解させ、そしてトリフェニルホスフ ィン(7.5g)を添加した。混合液を55℃で4.5時間攪拌し、その後、真 空中で濃縮し、高真空下で乾燥させて、粗生成物(16.5g)を得た。アセト ン/ヘキサン類/トリエチルアミン(75:25:0.35)で溶出させながら シリカゲル(10:1)上のフラッシュクロマトグラフィーで、表記化合物(4 .9g、61%)を得た。 質量スペクトラム(Mass Spec)m/z 776(M+H)+実施例9 式(X)(Xは=Oであり、Rは2−オキシプロピルである)の化合物 1.5mLの7:IDMF−H2O、5mg PdCl2および21mgのCu Clの混合物を、〜1.33時間、酸素雰囲気下で攪拌した。この混合液に、1 .5mLの7:1DMF−H2O中の実施例1から生じる化合物(150mg) を含む溶液を、10分間かけて滴下した。反応混合液を50℃に加温し、そして およそ1時間、その温度に、そして一晩周囲温度に維持した。PdCl2(5m g)およびCuCl(21mg)の追加の部分を添加した。反応混合液を54℃ に加温し、そして約3時間、その温度に維持した。反応混合液を周囲温度に冷却 させ、その後O2を、反応混合液を通して通気し、それを周囲温度で一晩攪拌し た。さらにPdCl2(10mg)およびCuCl(42mg)を添加し、そし てO2を継続させた。反応混合液を、約3時間、40℃に加温し、その後、その 週末じゅう周囲温度で攪拌した。反応混合液をEtOAcで希釈し、そして2回 30%水酸化アンモニウム水溶液で、そしてブラインで2回洗浄し、MgSO4 で乾燥させ、そして真空中で濃縮 して、85mgの粗表記化合物を得た。1%水酸化アンモニウムを含有するジク ロロメタン中の1%MeOHでシリカゲルプラグを通して溶出させて精製し、4 7mgの表記化合物を得た。 実施例10 式(X)(Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡CHである)の化合物 実施例10A 式(X)(Xは=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシル)であり、Rは −CH2−C≡CHである)の化合物 30mLの無水DMSOおよび30mLの新たに希釈した無水THF中に1. 14gの粉末KOHを含む溶液を、60mLの1:1 DMSO−THF中に式 XII(ここでXは、=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシル)であり 、そしてRpがトリメチルシリル(10g)である)の化合物を含む0℃溶液に 、漏斗を介して添加した。これに、続いてトルエン中に 2.38mLの臭化プロパルキル(80%)を含有する溶液に10−15分間か けて添加をした。反応混合液を0℃で、約1時間攪拌し、その後さらに2当量の 臭化プロパルギルを0℃で添加した。2時間後、2当量の粉末KOH(〜1g) を0℃で添加し、そして反応混合液を一晩冷蔵庫に置いた。その翌日、さらに4 mLの臭化プロパルギルを0℃で添加した。ティーエルシー(tlc)が反応を 完了することを示した場合、反応液を、0℃で10当量のアリルアミンで急冷し 、そして5分間攪拌した。混合物をH2OおよびEtOAcで希釈し、そして有 機層を水およびブラインで洗浄し、その後、MgSO4上で乾燥させ、そして減 圧下で濃縮して、11.5gの粗表記化合物を得た。0.25%Et3Nを含有 するヘキサン中の10%アセトンで溶出しなからシリカゲルプラグを通して濾過 して、9.3の精製表記化合物を得た。 実施例10B 式(X)(Rは−CH2−C≡CHであり、Xは=N−O−Hである)の化合物 50mLのアセトニトリルおよび35mLの水中の実施例10Aから生じる化 合物(9.3g)に、50mLのHOAc を添加した。反応混合液を周囲温度で2時間攪拌し、そして一晩冷蔵庫に置いた 。反応混合液を周囲温度に加温させ、トルエンで希釈し、そして真空中で濃縮し た。得られた残渣を、さらなる精製なしに使用した。実施例10C 式(X)(Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡CHである)の化合物 1:1 EtOH−H2O(140ml)中の実施例10Bから生じる化合物 (8.16g)を、4当量のNaHSO3および蟻酸(960μL、2.4当量 )で処理し、そして〜82℃に加温した。約2.5時間後、反応混合液を周囲温 度に冷却させ、1 NaOH溶液で、pH10に塩基化し、そしてEtOAc で抽出した。混合有機抽出物を洗浄し、乾燥させ、そして真空中で濃縮した。得 られた粗生成物を、1%水酸化アンモニウムを含有するジクロロメタン中の1% MeOHで溶出しながら、シリカゲル上でクロマトグラフィーにかけて、2.9 g(40%)の表記化合物を得、それをアセトニトリルから再結晶させた。 実施例11 式(X)(Xは=Oであり、Rは−CH2−CHOH−CH2−N3である)の化 合物 0.75mLのDMF中に実施例4から生じる化合物(100mg)を含む周 囲温度溶液に、12mgのNaN3を添加した。反応混合液を周囲温度で、およ そ5.5時間攪拌し、その後、さらに8mgのNaN3を添加した。反応混合液 を周囲温度で、一晩攪拌し、70℃−90℃で3時間加熱し、その後さらに14 mgのNaN3で処理した。反応混合液を60℃で、一晩加熱した。4滴の水を 添加し、そして反応混合液を80℃で4時間加熱した。1当量の塩化アンモニウ ムを添加し、そして加熱を、80℃で2時間継続した。反応混合液を周囲温度に 冷却させ、酢酸エチルで希釈し、0.5 NaOH溶液およびブラインで洗浄 し、真空中で乾燥および濃縮した。得られた残渣を、1%水酸化アンモニウムを 含有するジクロロメタン中の 4%MeOHで溶出しながらシリカゲルプラグを通して濾過して、極微量のDM Fを含有する47mg(50%)の表記化合物を得た。化合物を1:1 EtO Ac−Et2Oに溶解させ、水で洗浄し、続いてブラインで洗浄し、硫酸マグネ シウム上で乾燥させ、そして真空中で濃縮することによってDMFを除去して、 45mgの表記化合物を得、それを、1%水酸化アンモニウムを含有するジクロ ロメタン中の4%MeOHで溶出しながらシリカゲルを通して濾過することによ ってさらに精製して、表記化合物を得た。 実施例12 式(X)(Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−OHである)の化合物 5mLのMeOH中の実施例8から生じる化合物(600mg)の溶液に、2 mLのMeOH中に80mgの塩酸ヒドロキ シアミンおよび255μLのN−メチルモルホリンを含む溶液を添加した。反応 混合液を周囲温度で、5時間攪拌し、その後真空中で濃縮した。得られた残渣を 、1%水酸化アンモニウムを含有するジクロロメタン中の4%MeOHを使用し てシリカゲルから溶出することによって精製して、オキシム異性体の1:1混合 物として表記化合物を得た。 実施例13 式(X)(Xは=Oであり、Rは−CH2−CH2OHである)の化合物 1mLの無水THF中に実施例8から得られる化合物(75mg)を含む−7 8℃溶液に、2分かけて、1.1当量のL−セレクトライドを滴下した。反応混 合液を−78℃で、約1時間攪拌し、その後−78℃で、トリス−ヒドロキシメ チルアミノメタンの水溶液で、続いてEtOAcで急冷した。有機相を ブラインで2回洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、そして真空中で濃縮し た。粗材料(76mg)を、1%水酸化アンモニウムを含有するジクロロメタン 中の3%MeOHで溶出するシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけて、20 mgの所望の表記化合物を得た。 実施例14 式(X)(Xは=Oであり、Rは−CH2−CH2NH2である)の化合物 実施例12から生じる化合物(160mg)を、4大気圧の水素下で、20時 間かけてラニ−ニッケル触媒を使用して触媒的水素化にかけた。濾過によって触 媒を除去し、そして濾液を減圧下で濃縮して、159mgの粗表記化合物を得た 。1%水酸化アンモニウムを含有するジクロロメタン中の7%MeOHで溶出す るシリカゲルでクロマトグラフィーにかけて、87mg(55%)の表記化合物 を得た。 実施例15 式(X)(Xは=Oであり、Rは−CH2−CNである)の化合物g 5mLの新たに希釈したTHF中に実施例12から得られる化合物(165m g)を含む溶液に、2当量のジイソプロピルカルボジイミド(65μL)を添加 し、続いて触媒量のCuClを添加した。周囲温度で、約2時間攪拌後、さらに 2アリコート量のジイソプロピルカルボジイミド(65μL)を添加し、さらに CuClを添加した。さらに3時間後、反応を完了させ、そして真空中で溶媒を 除去して、表記化合物を得た。質量スペクトラム m/z 773(M+H)+ 実施例16 式(X)(Xは=Oであり、Rは−CH2−フェニルである)の化合物 実施例16A 式(XII)(Xは=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシル)であり、 Rは−CH2−フェニルであり、Rpはトリメチルシリルである)の化合物 5gの式(X)(式中、Xは=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシル )であり、Rは水素である)の化合物を含有するTHFとDMSOの1:1溶液 30mLの0℃溶液に、1.2mLの臭化ベンジルを添加した。560mgの粉 末KOHを含有する30mLの1:1 DMSOおよびTHFの第二の溶液を、 45分かけて、0℃でよく攪拌しながら分割して添加した。添加を完了する際、 窒素下で、1時間、0℃で攪拌し、その後アリルアミン(700μL)および酢 酸エチルを添加した。溶液を水およびブライン(2×)で洗浄し、硫酸マグネシ ウム上で乾燥させ、濾過し、そして真空中で濃縮して、6gの表記化合物を得た 。 実施例16B 式(XII) (Xは=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシル)であり 、Rは−CH2−フェニルであり、RpはHである)の化合物 65mLの無水THF中の実施例16Aから得られる6gの 化合物の室温溶液に、14.5mLの1フッ化テトラブチルアンモニウムを添 加した。数時間後、溶媒を減圧下で除去し、そして残渣を恒量まで乾燥させた。 1%水酸化アンモニウムを含有するジクロロメタン中の4%メタノールで溶出す るカラムクロマトグラフィーによる精製で、2.8gの表記化合物を得た。 実施例16C 式(XII)(Xは=N−OHであり、Rは−CH2−フェニルであり、RpはH である)の化合物 26mLのアセトニトリル中の実施例16Bから得られる化合物(2.8g) に、14mLの水を添加し、続いて14mLの酢酸を添加した。反応混合液を、 周囲温度で、〜4時間攪拌し、その後、一晩冷凍庫に置いた。真空中で揮発物を 除去し、そして残渣をトルエンで2回流し、そして恒量まで乾燥させて、2.7 3gの表記化合物を得た。 実施例16D 式(X)(Xは=Oであり、Rは−CH2−フェニルである)の化合物 23mLのEtOHおよび水(23mL)中の実施例16C から得られる化合物(2.7g)に、1.4gのNaHSO3を添加した。これ を、続いて292μLの蟻酸で行い、そして反応混合液を、80℃に加温した。 約90分後、反応混合液を周囲温度まで冷却させ、2 NaOH溶液でpH〜 10−11に塩基化し、そして酢酸エチルで抽出した。混合有機抽出物を水、続 いてブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、そして真空中 で濃縮した。粗材料(1.95g)を、1%水酸化アンモニウムを含有するジク ロロメタン中の1%メタノールで、続いて1%水酸化アンモニウムを含有するジ クロロメタン中の2%メタノールで溶出するシリカゲル上でカラムクロマトグラ フィーにかけて、715mgの表記化合物を得た。ジクロロメタン中の2%水酸 化アンモニウムで、続いて1%水酸化アンモニウムを含有するジクロロメタン中 の2%メタノールを用いて溶出するシリカゲル上でクロマトグラフィーにかける ことによって、さらに精製を行って、435mgの表記化合物を得た。 実施例17 式(X)(Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=CH−フェニルである)の化 合物 臭化ベンジルを臭化3−フェニルアリルに置換する実施例16に記載された手 順によって、表記化合物を調製した。オキシムをケトンに転化するために、反応 混合液を約3時間、加熱して、その後一晩冷凍庫に置いた。1%水酸化アンモニ ウムを含有するジクロロメタン中の1%メタノールで溶出するシリカゲル上でカ ラムクロマトグラフィーにかけて、〜700mg(3段階の間で17%収量)の 表記化合物を得た。高解像MS:850.5338。 実施例18 式(X)(Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−O−CH3である)の化合 1mLのメタノール中実施例8から得られる150mgの化合物を含む室温溶 液に、64μLのN−メチルモルホリンを含有する0.5mLメタノール中に1 4mgの塩酸メトキシアミンを含む溶液を一度に添加した。反応混合液を周囲温 度で、窒素雰囲気下で、約6時間攪拌し、その後、0.75当量(12 mg)の塩酸メトキシアミンで処理した。反応混合液を、周囲温度で1時間攪拌 し、その後、一晩冷蔵庫に置いた。減圧下で揮発物を除去して、215mgの粗 表記化合物を得た。1%水酸化アンモニウムを含有するジクロロメタン中の1% メタノールで溶出するシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけることによる精 製で、120mg(78%)の表記化合物を、1:1 シン:アンチ混合物とし て得た。 実施例19 式(X)(Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−O−CH2−フェニルであ る)の化合物 塩酸メトキシアミンを、塩酸O−ベンジルヒドロキシルアミンに置き換えて実 施例18に記載の手順によって表記化合物を、1:1 シン:アンチ混合物とし て調製して、118mg(70%)を得た。 実施例20 式(X)(Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−N(CH32である)の 化合物 塩酸メトキシアミンを、N,N−ジメチルヒドラジンに置き換えて実施例18 に記載の手順によって表記化合物を調製した。1%水酸化アンモニウムを含有す るジクロロメタン中の2%メタノールで溶出するカラムクロマトグラフィーにか けることによる精製で、115mg(73%)の表記化合物を、単一(シンまた はアンチ)異性体として得た。 実施例21 式(X)(Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−NH(CH3)である)の 化合物 塩酸メトキシアミンを、N−メチルヒドラジンに置き換えて実施例18に記載 の手順によって表記化合物を調製した。1%水酸化アンモニウムを含有するジク ロロメタン中の2%メタノールで溶出するカラムクロマトグラフィーにかけるこ とによる精製で、89mg(58%)の表記化合物を、未知の立体化学を示す単 一の純粋な異性体として得た。 実施例22 式(X)(Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−(4−モルホリニル)で ある)の化合物 塩酸メトキシアミンを、N−アミノモルホリンに置き換えて実施例18に記載 の手順によって表記化合物を調製した。1%水酸化アンモニウムを含有するジク ロロメタン中の5%メタノールで溶出するカラムクロマトグラフィーにかけ、続 いて1%水酸化アンモニウムを含有するジクロロメタン中の2%メタノールで溶 出する再度カラムクロマトグラフィーにかけることに よる精製で、125mg(75%)の表記化合物を、末知の立体化学を示す単一 の純粋な異性体として得た。 実施例23 式(X)(Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−NH(フエニル)である )の化合物 塩酸メトキシアミンを、N−フェニルヒドラジンに置き換えて実施例18に記 載の手順によって表記化合物を調製した。1%水酸化アンモニウムを含有するジ クロロメタン中の1%メタノールで溶出するカラムクロマトグラフィーにかける ことによる精製で、50mgの表記化合物を、未知の立体化学を示す単一の純粋 な異性体として得た。1MS(FAB)m/e866(M+H)+実施例24 式(X)(Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−N(フェニル)2である) の化合物 塩酸メトキシアミンを、N,N−ジフェニルヒドラジンに置 き換えて実施例18に記載の手順によって表記化合物を調製した。1%水酸化ア ンモニウムを含有するジクロロメタン中の2%メタノールで溶出するカラムクロ マトグラフィーにかけることによる精製で、156mgの表記化合物を、末知の 立体化学を示す単一の純粋な異性体として得た。 実施例26−105 式(X)(ここで、XはOであり、RはCH2−CH(OH)−CH2−Rvであ り、そしてRvは以下に示されるとおりである)の化合物 それらの実施例から得られる試薬アミンを適切なアミンに代える以外は、実施 例5、6、7または210の手順に従って、式(X)(ここで、XはOであり、 RはCH2−CH(OH)−CH2−Rvであり、そしてRvは以下の表1に示され るとおりである)を示す化合物である実施例26−105の化合物を調製した。 表 1 実施例26−105 式(X)(ここで、XはOであり、RはCH2−CH(OH)−CH2−Rvであ り、そしてRvは以下に示されるとおりである)の化合物 実施例106−153 式(X)(ここで、XはOであり、RはCH2−CH2−Rwであり、そしてRw 以下に示されるとおりである)の化合物 メタノールおよび酢酸中のシアノ水素化硼素ナトリウムの存在下で、実施例8 の化合物を、適切な試薬アミンで処理して、式(X)(ここで、XはOであり、 RはCH2−CH2−Rwであり、そしてRwは以下の表2に示されるとおりである )を示す化合物である実施例106−153の化合物を調製した。 表 2 実施例106−153 式(X)(ここで、XはOであり、RはCH2−CH2−Rwであり、そしてRw 以下に示されるとおりである)の化合物 実施例154−164 式(X)(ここで、XはOであり、RはCH2−CH=N−Rxであり、そしてR xは以下に示されるとおりである)の化合物 実施例12の非置換ヒドロキシアミン試薬を、適切な置換ヒドロキシルアミン 試薬に代える以外は、実施例12の手順に従って、実施例8の化合物を処理して 、式(X)(ここで、XはOであり、RはCH2−CH=N−Rxであり、そして Rxは以下の表3に示されるとおりである)を示す化合物である実施例154− 164の化合物を調製した。 表 3 実施例154−164 式(X)(ここで、XはOであり、RはCH2−CH=N−Rxであり、そしてR xは以下に示されるとおりである)の化合物 実施例165 式(V)(RbはHであり、RcはHであり、Rdはフェニルメチルオキシカルボ ニルであり、Reはメトキシであり、RfはHであり、Rは−CH2−CH=CH2 である)の化合物段階165a.2’−アセチル−6−O−アリルエリスロマイ シンA ジクロロメタン(50mL)中に6−O−アリルエリスロマイシンA(10g 、上で実施例10段階cから得られる式(X)(ここで、Xは=Oであり、そし てRは−CH2−C=CH2である。)の化合物)およびトリエチルアミン(2. 25mL)を含む溶液を、0℃に冷却し、窒素を流した。無水酢酸(2.4mL )を添加し、溶液を0℃で5分間攪拌し、その後氷浴を除去し、そして混合液を 5時間、周囲温度で攪拌した。混合物を、1.5M水性KH2PO4(50mL) を添加することによって急冷し、その後酢酸エチルで抽出した。有機相を、水お よびブラインで洗浄し、その後MgSO4上で乾燥させた。真空下で溶媒を除去 し、そして残渣を乾燥させた。残渣をアセトニトリルから結晶化させ、表記化合 物を得た(5.66g)。段階165b.2’−アセチル−4’−(フェニルメチルオキシカルボニル)− 6−O−アリル エリスロマイシンA 乾燥ジクロロメタン(50mL)中に2’−アセチル−6−O−アリル エリ スロマイシンA(5g、段階165aから得られた)を含む溶液に、DMAP( 3g)を添加し、そしてその溶液を、−40℃に冷却した。溶液に窒素を流し、 そしてベンジルクロロホルメート(3mL)を45分かけて添加した。その後、 さらにDMAP(585mg)およびベンジルクロロホルメート(45分かけて 0.585mL)を添加した。混合液を−40℃で、0.5時間、窒素下で、そ して−20℃で40分間攪拌し、その後酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリ ウム水溶液で急冷した。有機相を分離し、水およびブラインで洗浄し、その後M gSO4上で乾燥させた。溶媒を除去し、残渣(6.5g)を酢酸エチルで破砕 し、そして真空下で溶媒を洗浄し、乾燥させ、除去した。残渣を、アセトニトリ ルから結晶化させ、その後、混合アルミナおよびシリカゲル上でクロマトグラフ ィーにかけることによって精製して、表記化合物を得た(4.6g)。段階165c.式(V)(RbはHであり、RcはHであり、Rdはフェニルメチ ルオキシカルボニルであり、Reはメトキシであり、Rfはアセチルであり、Rは −CH2−CH=CH2である)の化合物 −40℃でTHF(90mL)中に2’−アセチル−4’’−(フェニルメチ ルオキシカルボニル)−6−O−アリル エリスロマイシンA(4.5g、段階 165bから得られた)を含む溶液に、1Mビス(トリメチルシリル)アミンナ トリウム(5.25mL)を添加し、そして混合液を、10分間攪拌した。これ に、THF中のカルホニルジイミダゾール(carbonyldimidazo le)(2.7g)を45分かけて添加し、その後、氷浴を除去し、そして混合 液を周囲温度で、40分間攪拌した。混合液を0℃に冷却し、1M水性KH2P O4で急冷し、その後酢酸エチルで抽出した。有機相を水およびブラインで洗浄 し、その後、MgSO4上で乾燥させた。溶媒を真空中で除去し、そして残渣を 乾燥させた。残渣を、アセトニトリルから結晶化させ、その後、25−50%ア セトン/ヘキサンで溶出させて、シリカゲル上でクロマトグラフィーにかけるこ とによって精製して、表記化合物を得た(2.65g)。段階165d.式(V)(RbはHであり、RcはHであり、Rdはフェニルメチ ルオキシカルボニルであり、Reはメトキシであり、RfはHであり、Rは−CH 2−CH=CH2である)の化合物 メタノール(30mL)中に段階165cから得た化合物(400mg)を含 む溶液を、室温で、20時間、50℃で6時間攪拌した。溶媒を除去して、表記 化合物を得た。高解像質量スペクトラム 934.5176(M+H)+実施例166 式(V)(RbはHであり、RcはHであり、Rdはヒドロキシであり、Reはメト キシであり、RfはHであり、Rは−CH2−CH=CH2である)の化合物 メタノール中の実施例165から得られた化合物のサンプルに、10%Pd/ C(450mg)を添加し、そしてその混合物を1気圧の水素下で2.5時間振 盪させた。混合液を濾過し、そして溶媒を除去した。残渣を、25−50%アセ トン/ヘキサンで溶出しながらシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけて精製 して、表記化合物を得た。高解像質量スペクトラム 802.4941(M+H )+実施例167 式(VI)(RbはHであり、RcはHであり、Rdはフェニルメチルオキシカル ボニルであり、Reはメトキシであり、Rfはアセチルであり、Rは−CH2−C H=CH2である)の化合物 ベンゼン(136mL)中に実施例165段階cの化合物(3.6g)および DBU(4.4mL)を含む溶液を、8時間還流で加熱した。溶媒を真空下で除 去し、そして残渣を酢酸エチルに溶解させた。この溶液を1M NaH2PO4で 抽出し、そしてブラインで洗浄し、その後MgSO4上で乾燥させた。溶媒を除 去し、そして残渣を、25%アセトン/ヘキサンで溶出しながらシリカゲル上で クロマトグラフィーにかけて精製して、表記化合物を得た(3.3g)。 実施例168 式(VII)(Wは−NH−であり、RbはHであり、RcはHであり、Rdはフ ェニルメチルオキシカルボニルであり、Reはメトキシであり、RfはHであり、 gはHであり、Rはプロピルである)の化合物 段階168a.反応図式Vの化合物(28);2’−Rpはアセチルであり、4 ’’−Rpはフェニルメチルオキシカルボニルであり、Rは−CH2−CH=CH 2である 窒素で流したTHF(60mL)中に実施例167の化合物(3.3g)を含 む−10℃溶液に、60%NaH(284mg)を添加し、そして混合液を、− 10℃で、15分間攪拌した。混合液を0℃に加温し、そしてTHF(30mL )中にCDI(1.7g)を含む溶液を、15分間かけて添加した。その後、2 .5時間、窒素下で、室温で混合液を攪拌した。混合液を0℃にに冷却し、酢酸 エチルで急冷し、そして飽和重炭酸ナトリウム水溶液を添加した。有機相を分離 し、ブラインで洗浄し、そしてMgSO4上で乾燥させた。溶媒を除去し、そし て残渣を、35%アセトン/ヘキサンで溶出しながらシリカゲル上でクロマトグ ラフィーにかけて精製して、表記化合物を得た(3.2g)。段階168b.式(VII)(Wは−NH−であり、RbはHであり、RcはHで あり、Rdはフェニルメチルオキシカルボニルであり、Reはメトキシであり、R fはHであり、RgはHであり、Rはプロピルである)の化合物 DMF(1mL)中に段階168aから得た化合物(100mg)のサンプル に、ヒドラジン(0.048mL)を添加し、そして混合液を60℃で、窒素下 で、43時間攪拌した。混合液を酢酸エチルで希釈し、その後重炭酸ナトリウム 水溶液で洗浄し、そしてMgSO4上で乾燥させた。溶媒を除去し、そして24 時間、60℃で加熱しながら、ヒドラジンでの処理を繰返した。混合液を、酢酸 エチルで希釈し、その後重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、そしてMgSO4上 で乾燥させた。溶媒を除去し、そして残渣を、0.5%NH4OHを含有する1 %メタノール/ジクロロメタンで溶出しながらシリカゲル上でクロマトグラフィ ーにかけて精製して、表記化合物を得た(136mg)。高解像質量スペクトラ ム 950.5594(M+H)+実施例169 式(VII)(Wは−NH−であり、RbはHであり、RcはHであり、RdはH であり、Reはメトキシであり、RfはHであり、RgはHであり、Rはプロピル である)の化合物 メタノール(2mL)中に段階168から得た化合物(73mg)のサンプル に、10%Pd/C(60mg)を添加し、そして混合液を1気圧の水素下で、 2時間振盪させた。混合液 を濾過し、そして溶媒を除去して、表記化合物を得た(56mg)。高解像質量 スペクトラム 816.5198(M+H)+実施例170 式(VII)(Wは−NH−であり、RbはHであり、RcはHであり、Rdはフ ェニルメチルオキシカルボニルであり、Reはメトキシであり、RfはHであり、 gはHであり、Rは−CH2−CH=CH2である)の化合物 アセトニトリル(26mL)中に実施例168段階aの化合物(3.3g)を 含むサンプルに、ヒドラジン(0.206mL)を添加し、そして混合液を室温 で、22時間攪拌した。混合液を酢酸エチルで希釈し、そしてこの溶液を水およ びブラインで洗浄し、そしてMgSO4上で乾燥させた。溶媒を除去し、そして 残渣をメタノールに溶解させ、そして窒素下で室温で、66時間攪拌した。溶媒 を除去して、C10エピマーの混合物(2.20g)を含有する表記化合物を得 た。この物質をメタノール(15mL)に溶解させ、そしてメタノール(15m L)中の2M NH3と共に、密封管中で、5日間、周囲温度で攪拌した。溶媒 を除去し、そして残渣(2.18g)を、3%NH4OHを含有する7%メタノ ール/ジクロロメタンで溶出 しながらシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけて精製して、表記化合物を得 た(1.86g)。高解像質量スペクトラム 948.5440(M+H)+実施例171 式(VII)(Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、Rdはフェニル メチルオキシカルボニルであり、Reはメトキシであり、Rfはアセチルであり、 gは4−フェニルブチルであり、Rは−CH2−CH=CH2である)の化合物 アセトニトリル(22mL)中に実施例168段階aの化合物(2.0g)を 含む溶液に、4−フェニルブチルアミン(2.5mL)を添加し、そして混合液 を室温で66時間攪拌した。溶媒を除去し、そして残渣を、1%NH4OHを含 有する1%酢酸エチル/ヘキサンで溶出しながらシリカゲル上でクロマトグラフ ィーにかけて精製して、表記化合物を得た(2.14g)。 実施例172 式(VII)(Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、Rdはフェニル メチルオキシカルボニルであり、Reはメトキシであり、RfはHであり、Rg 4−フェニルブチルであり、Rは−CH2−CH=CH2である)の化合物 メタノール(15mL)中に実施例171の化合物(400mg)を含む溶液 を、窒素下、室温で4日間攪拌した。溶媒を除去し、そして残渣(2.18g) を、40%アセトン/ヘキサンで溶出しながらシリカゲル上でクロマトグラフィ ーにかけて精製して、表記化合物を得た(355mg)。MS1065(M+H )+実施例173 式(VII)(Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、RdはHであり 、Reはメトキシであり、RfはHであり、Rgは4−フェニルブチルであり、R はプロピルである)の化合物 メタノール(4mL)中に実施例172から得た化合物(220mg)を含む サンプルに、10%Pd/C(200mg)を添加し、そして混合液を1気圧の 水素下で、3時間振盪させた。混合液を濾過し、そして溶媒を除去して、10% NH4OHを含有する1%メタノール/ジクロロメタンで溶出しながらシリカゲ ル上でクロマトグラフィーにかけて精製して、表記化合物を得た(148mg) 。 実施例174 式(VII)(Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、Rdはフェニル メチルオキシカルボニルであり、Reはメトキシであり、Rfはアセチルであり、 gは4−フェニルブチルであり、Rは−CH2−CH=CH2−(3−キノリニ ル)である)の化合物 アセトニトリル(5mL)中に実施例171から得た化合物(500mg、0 .452ミリモル)を含むサンプルに、3−ブロモキノリン(188mg、0. 904ミリモル)、酢酸パラジウム(21mg、0.094ミリモル)、トリ− (o−トルイル)ホスフィン(55mg、0.181ミリモル)およびトリエチ ルアミン(0.126mL、0.904ミリモル)を添加した。混合液を−78 ℃に冷却し、脱気し、窒素下で管に密封し、そして50℃で2時間、そして80 ℃で14時間加熱した。さらに、酢酸パラジウム(20mg、0.094ミリモ ル)およびトリ−(o−トルイル)ホスフィン(20mg)を添加し、そして混 合液を、100℃で12時間加熱した。さらに、3−ブロモキノリン(0.04 6mL)およびトリエチルアミン(0.065)を添加し、そして混合液を10 0℃で24 時間加熱した。混合液を、酢酸エチルで冷却および希釈し、その後、飽和ブライ ン、1Mトリ(ヒドロキシメチル)アミノメタン、ブラインで洗浄し、そしてM gSO4上で乾燥させた。溶媒を除去して、25−40%アセトン/ヘキサンで 溶出しながらシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけて精製して、表記化合物 を得た(444mg)。 実施例175 式(VII)(Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、Rdはフェニル メチルオキシカルボニルであり、Reはメトキシであり、RfはHであり、Rg 4−フェニルブチルであり、Rは−CH2−CH=CH2−(3−キノリニル)で ある)の化合物 メタノール(20mL)中に実施例174の化合物(444mg)を含む溶液 を、窒素下、50℃で7時間、そして室温で16時間攪拌した。溶媒を除去し、 残渣(420mg)を、1%メタノール/ジクロロメタンで溶出しながらシリカ ゲル上でクロマトグラフィーにかけて精製して、表記化合物を得た(170mg )。高解像質量スペクトラム 1192.6678(M+H)+実施例176 式(VII)(Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、RdはHであり 、Reはメトキシであり、RfはHであり、Rgは4−フェニルブチルであり、R は−CH2−CH2−CH2−(3−キノリニル)である)の化合物 メタノール(6mL)中に実施例175の化合物(130mg)を含むサンプ ルに、10%Pd/C(100mg)を添加し、そして混合液を、1気圧の水素 下で、17時間振盪させた。混合液を濾過し、そして溶媒を除去して、化合物を 得、それを、1%NH4OHを含有する2%メタノール/ジクロロメタンで溶出 しながらシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけて精製して、表記化合物を得 た(41mg)。高解像質量スペクトラム 1060.6453(M+H)+実施例177 式(VI)(Raはヒドロキシであり、RbはHであり、RcはHであり、RdはH であり、Reはメトキシであり、RfはHであり、Rは−CH2−CH=CH2であ る)の化合物 6−O−アリルエリスロマイシンA(30g、上で実施例10段階cに従って 調製)、トリエチルアミン(trethyla mine)(70mL)および炭酸エチレン(24g)の混合物を95℃で、窒 素下で、66時間攪拌しながら加熱した。混合液を冷却し、そして酢酸エチルで 希釈し、そして水で抽出した。有機相を、水およびブラインで洗浄し、そしてM gSO4上で乾燥させた。溶媒を真空下で除去し、そして残渣を、1%NH4OH を含有する2%メタノール/ジクロロメタンで溶出しながらシリカゲル上でクロ マトグラフィーにかけて精製して、表記化合物を得た(20.9g)。化合物を 、アセトニトリルから結晶化させて、第一の回収物に14.6gの収量を得た。 MS 756(M+H)+実施例178 式(VII)(Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、RdはHであり 、Reはメトキシであり、RfはHであり、RgはHであり、Rは−CH2−CH= CH2である)の化合物段階178a.式(VI)の化合物:Raはヒドロキシで あり、RbはHであり、RcはHであり、Rdはトリメチルシリルであり、Reはメ トキシであり、Rfはトリメチルシリルであり、Rは−CH2−CH=CH2であ アセトニトリル(90mL)、THF(20mL)およびジ クロロメタン(6mL)中に実施例177の化合物(12.2g)を含む溶液に 、ヘキサメチルジシラザン(10.1mL)を添加し、そして反応液を、室温で 44時間攪拌した。その後、溶媒を真空下で除去して、表記化合物を得た(15 .1g)。段階178b.反応図式(V)の化合物(28):2’−Rpはトリメチルシリ ルであり、4’’−Rpはトリメチルシリルであり、Rは−CH2−CH=CH2 である 新たに希釈したTHF(200mL)中に段階178aの化合物(15.1g )を含む−10℃溶液に、60%NaH(1.3g)を添加し、そして混合液を 、10分間攪拌し、その後0℃に加温した。この溶液に、THF(100mL) 中のカルボジイミダゾール(6.5g)を15分かけて添加し、その後混合液を 、室温で2時間攪拌した。混合物を0℃に冷却し、酢酸エチルで希釈し、そして 5%重炭酸ナトリウム水溶液で急冷した。この混合物を酢酸エチルで抽出し、そ して有機相を水およびブラインで洗浄し、その後、MgSO4上で乾燥させた。 溶媒を除去して、表記化合物を得た。段階178c.式(VII)の化合物:Wは存在せず、RbはHであり、RcはH であり、Rdはトリメチルシリルであり、Reはメトキシであり、Rfはトリメチ ルシリルであり、RgはHであり、Rは−CH2−CH=CH2である −78℃でアセトニトリル(250mL)およびアンモニア水(250mL) 中に段階178bから得た化合物(17.5g)を含む溶液を、管に密封し、そ して室温で24時間攪拌した。−78℃に冷却した後、シールを壊し、そして溶 液を室温で攪拌して、過剰のアンモニアを放出した。その後、溶媒を真空下で除 去して、表記化合物を得た。段階178d.式(VII)の化合物:Wは存在せず、RbはHであり、RcはH であり、RdはHであり、Reはメトキシであり、RfはHであり、RgはHであり 、Rは−CH2−CH=CH2である 0℃でアセトニトリル(200mL)中に段階178cの化合物(17g)を 含む溶液に、アセトニトリル(10mL)中にHF(48%、2.3mL)を含 む溶液を1分かけて添加した。混合液を、室温で1時間攪拌し、その後0℃に冷 却した。固形重炭酸ナトリウム(9g)を添加し、そして混合液を30 分間攪拌した。その溶液を、エーテル(350mL)および水(200mL)で 希釈し、そして相を分離した。有機相を水およびブラインで洗浄し、その後Mg SO4上で乾燥させた。溶媒を除去し、そして残渣を、1%NH4OHを含有する 1%メタノール/ジクロロメタンで溶出しながらシリカゲル上でクロマトグラフ ィーにかけて精製して、表記化合物を得た(12.3g)。高解像質量スペクト ラム 799.4962(M+H)+実施例179 式(VII)の化合物:Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、Rd Hであり、Reはメトキシであり、RfはHであり、RgはHであり、Rはプロピ ルである メタノール(3mL)中に実施例178の表記化合物(150mg)を含むサ ンプルに、10%Pd/C(120mg)を添加し、そして混合液を、1気圧の 水素下で、室温で5.5時間処理した。触媒および溶媒を除去し、そして残渣を 、1%NH4OHを含有する1%メタノール/ジクロロメタンで溶出しながらシ リカゲル上でクロマトグラフィーにかけて精製して、表記化合物を得た(84m g)。高解像質量スペクトラム 801.5110(M+H)+実施例180 式(VII)の化合物:Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、Rd Hであり、Reはメトキシであり、RfはHであり、RgはHであり、Rは−CH2 −C(O)−Hである 実施例178から得た表記化合物(6g)を含むサンプルを、実施例8bの手 順に従って、オゾンで処理して、表記化合物を得た(4.5g)。 実施例181 式(VII)の化合物:Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、Rd Hであり、Reはメトキシであり、RfはHであり、RgはHであり、Rは−CH2 −C=N−O−CH2−フェニルである メタノール(1mL)中に実施例180の表記化合物(200mg)を含むサ ンプルに、メタノール(1mL)中に塩酸O−ベンジルヒドロキシアミン(76 mg)を含む溶液および0.082mLのN−メチルモルホリンを添加した。混 合液を、室温で16時間攪拌し、その後酢酸エチルで希釈し、水およびブライン で洗浄し、そしてMgSO4上で乾燥させた。溶媒を除去し、そして残渣を、1 %NH4OHを含有する1%メタノー ル/ジクロロメタンで溶出しながらシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけて 精製して、表記化合物をシン/アンチ異性体として得た(125mg、56%) 。高解像質量スペクトラム906.5314(M+H)+実施例182 式(VII)の化合物:Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、Rd Hであり、Reはメトキシであり、RfはHであり、RgはHであり、Rは−CH2 −CH2−NH−CH2−フェニルである 0℃でメタノール(2mL)中に実施例180の表記化合物(150mg)を 含むサンプルに、ベンジルアミン(0.024mL)、酢酸(0.034mL) およびシアノ水素化硼素ナトリウム(82mg、3回分で)を添加した。混合液 を室温で2時間攪拌し、その後、5%重炭酸ナトリウムを添加することにより急 冷し、そして酢酸エチルに抽出した。有機層を水およびブラインで洗浄し、Mg SO4上で乾燥させた。溶媒を除去し、そして残渣を、1%NH4OHを含有する 2%メタノール/ジクロロメタンで溶出しながらシリカゲル上でクロマトグラフ ィーにかけて精製して、表記化合物を得た(35mg)。高解像 質量スペクトラム 892.5526(M+H)+実施例183 式(X)の化合物:X=Oであり、R=フェニルプロピルである 実施例17によって調製された化合物(70mg)を含むサンプルを、実施例 2に記載の方法によって触媒的に水素化した。粗生成物(64mg)を、98: 1:1 ジクロロメタン/メタノール/水酸化アンモニウムで溶出しながらシリ カゲル上でカラムクロマトグラフィーにかけて精製して、表記化合物を得た(4 4mg、44%)。MS m/z852(M+H)+実施例184 式(X)の化合物:X=Oであり、Rは−CH2CH=CH−(4−メチルフェ ニル)である 0℃でTHF(2mL)中のNaH(60%、19mg)の混合物に、トリス (4−メチルフェニル)ホスホリウムクロライド(172mg)を3分かけて添 加した。混合物を周囲温度で、40分間攪拌し、その後0℃に再冷却した。この 混合物に、実施例8の化合物(300mg)のサンプルを含有するTHF溶液( 2mL)を添加した。反応物を、窒素下で密封し、そし て周囲温度で30時間攪拌した。反応混合物を、EtOAcに取り、そして連続 して水、5%重炭酸ナトリウム水溶液およびブラインで洗浄した。有機層をMg SO4上で乾燥させ、そして真空中で濃縮させた。粗生成物(428mg)を、 ジクロロメタン中の8%メタノールで溶出しながらシリカゲル上でカラムクロマ トグラフィーにかけて精製して、表記化合物を得た(120mg、42%)。 高解像質量スペクトラム:(M+H)+についての算出m/z:C4778NO13 :864.5473;実測値:864.5444。 実施例185 式(X)の化合物:X=Oであり、Rは−CH2CH(OH)−フェニルである −10℃でTHF(15mL)中の実施例8の化合物(500mg)を含む溶 液に、臭化フェニルマグネシウム(6.6mL、THF中の1モル溶液)を20 分かけて、窒素雰囲気下で添加した。反応液を、周囲温度で、2時間攪拌し、そ の後0℃に冷却した。水(1mL)を添加し、混合物を、3分間攪拌し、その後 EtOAcで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、 MgSO4上で乾燥させ、そして真空中で濃縮させた。ジクロロメタン/MeO H/水酸化アンモニウム(98:1:1)で溶出しながらシリカゲル上てクロマ トグラフィーにかけて、表記化合物を得た(300mg)。 高解像質量スペクトラム:(M+H)+についての算出m/z:C4576NO14 :854.5266;実測値:854.5264。 実施例186 式(X)の化合物:X=Oであり、Rは−CH2CH(Br)−CH2Brである 0℃でジクロロメタン(5mL)中の実施例1Dの化合物(200mg)を含 む溶液に、酢酸(0.073mL)および臭化ピリジニウム過臭化物(134m g)を添加した。0℃で1時間後、反応液を、周囲温度に加温し、そして16時 間攪拌した。反応混合液を真空中で濃縮し、残渣をEtOAcで溶解し、それを 水(2×)およびブラインで洗浄し、その後MgSO4上で乾燥させ、そして真 空中で濃縮させた。ジクロロメタン中の8%MeOHで溶出しながらシリカゲル 上でクロマトグラフィーにかけて、155mg(65%)の表記化合物を得た。 高解像質量スペクトラム:(M+H)+についての算出m/z:C4072NO13 7 9 Br2:932.3370;実測値:932.3376。 実施例187 式(X)の化合物:X=Oであり、Rは−CH2CH2NHCH2CH2CH2−フ ェニルである エタノール(2mL)中の実施例8の化合物(150mg)および3−フェニ ルプロピルアミン(0.033mL)を含む溶液に、酢酸(0.044mL)を 添加した。周囲温度で30分間攪拌した後、窒素雰囲気下でPd/C(10%、 125mg)を添加した。反応液を、1気圧の水素下で16時間攪拌し、その後 混合物を濾過および濃縮した。残渣をEtOAcで溶解し、そして5%重炭酸ナ トリウムおよびブラインで洗浄した。MgSO4上で乾燥させ、そして真空中で 濃縮した後、粗残渣を、ジクロロメタン/MeOH/水酸化アンモニウム(97 :2:1)で溶出しながらシリカゲル上でカラムクロマトグラフィーにかけて、 表記化合物を得た(90mg、55%)。 高解像質量スペクトラム:(M+H)+についての算出m/z:C4883213 :895.5895;実測値:895. 5905。 実施例188 式(X)の化合物:X=Oであり、Rは−CH2CH2NHCH(CH2フェニル )CO2Meである メタノール(2mL)中に実施例8の化合物(150mg)、L−フェニルア ラニンメチルエステルヒドロクロライド(250mg)、酢酸(0.066mL )を含む溶液に、シアノ水素化硼素ナトリウム(3回分で120mg)を、窒素 下で5分間かけて添加した。反応液を、周囲温度で45分間攪拌し、その後5% 重炭酸ナトリウム水溶液で急冷した。EtOAc抽出およびブライン洗浄に続い て、有機層をMgSO4上で乾燥させた。EtOAc抽出物を、真空中で濾過お よび濃縮した。ジクロロメタン/メタノール/水酸化アンモニウム(98:1: 1)で溶出しながらシリカゲル上でカラムクロマトグラフィーで精製を行って、 表記化合物を得た(127mg、70%)。 高解像質量スペクトラム:(M+H)+についての算出m/z:C4983215 :939.5793;実測値:939.5798。実施例189 式(X)の化合物:X=Oであり、Rは−CH2CH2NHCH2CH2CH3であ フェニルプロピルアミンをプロピルアミンに置き換える以外は、実施例187 に記載された手順によって表記化合物を調製して、表記化合物を得た(90mg 、57%)。 高解像質量スペクトラム 819.5583(M+H)+実施例190 式(X)の化合物:X=Oであり、Rは−CH2CH2NHCH2CO2CH2CH3 である フェニルプロピルアミンをグリシンエチルエステルに置き換える以外は、実施 例187に記載された手順によって表記化合物を調製して、表記化合物を得た( 72mg、46%)。 高解像質量スペクトラム 863.5472(M+H)+実施例191 式(X)の化合物:X=Oであり、Rは−CH2CH2NHCH2CH2−フェニル である フェニルプロピルアミンをフェネチルアミンに置き換える以外は、実施例18 7に記載された手順によって表記化合物を調 製して、表記化合物を得た(55mg、34%)。 高解像質量スペクトラム 881.5762(M+H)+実施例192 式(X)の化合物:X=Oであり、Rは−CH2CH2NHCH2CH2-(4−ヒ ドロキシフェニル)である フェニルプロピルアミンを4−ヒドロキシフェネチルアミンに置き換える以外 は、実施例187に記載された手順によって表記化合物を調製して、表記化合物 を得た(80mg、48%)。 高解像質量スペクトラム 897.5674(M+H)+実施例193 式(X)の化合物:X=Oであり、Rは−CH2CH2NHCH2CH2−(3−ヒ ドロキシフェニル)である フェニルプロピルアミンを3−ヒドロキシフェネチルアミンに置き換える以外 は、実施例187に記載された手順によって表記化合物を調製して、表記化合物 を得た(69mg、40%)。MS 897(M+H)+実施例194 式(X)の化合物:X=Oであり、Rは−CH2CH2NHCH2CH2−(3−メ トキシフェニル)である フェニルプロピルアミンを3−メトキシフェネチルアミンに置き換える以外は 、実施例187に記載された手順によって表記化合物を調製して、表記化合物を 得た(76mg、43%)。 高解像質量スペクトラム 911.5829(M+H)+実施例195 式(X)の化合物:X=Oであり、Rは−CH2CH2NHCH2CH2−(2−メ トキシフェニル)である フェニルプロピルアミンを2−メトキシフェネチルアミンに置き換える以外は 、実施例187に記載された手順によって表記化合物を調製して、表記化合物を 得た(36mg、20%)。 高解像質量スペクトラム 911.5833(M+H)+実施例196 式(X)の化合物:X=Oであり、Rは−CH2CH2NHCH2CH2−(4−メ トキシフェニル)である フェニルプロピルアミンを4−メトキシフェネチルアミンに置き換える以外は 、実施例187に記載された手順によって表記化合物を調製して、表記化合物を 得た(78mg、44%)。 高解像質量スペクトラム MS(M+H)+実施例197 式(X)の化合物:X=Oであり、Rは−CH2CH2NHCH2−フェニルであ 塩酸L−フェニルアラニンメチルエステルをベンジルアミンに置き換える以外 は、実施例188に記載された手順によって表記化合物を調製して、表記化合物 を得た(64mg、38%)。 高解像質量スペクトラム 911.5833(M+H)+実施例198 式(X)の化合物:Xは=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシル)であ り、Rはフルオロメチルである 段階198a.式(XII)の化合物:Xは=N−O−(1−イソプロポキシシ クロヘキシル)であり、Rはフルオロメチルであり、Rpはトリメチルシリルで ある 150mLのDMSOおよび150mLのTHF中に式XII(ここで、Xは =N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシル)であり、そしてRpはトリメ チルシリルである)の化合物15gを含む0℃溶液に、113.1gのブロモフ ルオロメタンを添加した。カリウムt−ブトキシド(THF中の1、25.4 mL)の溶液を、6時間かけて滴下した。反応液を、 10分間攪拌しながら、アリルアミンを添加し、続いて水で希釈することによっ て急冷した。酢酸エチルを添加し、そして有機層を分離し、そして水およびブラ インで洗浄し、その後MgSO4上で乾燥させ、真空中で濾過および濃縮して、 16.5gの表記化合物を得た。段階198b.式(XII)の化合物:Xは=N−O−(1−イソプロポキシシ クロヘキシル)であり、Rはフルオロメチルであり、RpはHである 150mLの無水THF中に14.5gの段階xxxxから生じる化合物を含 む室温溶液に、41mLの1Mフッ化テトラブチルアンモニウムを添加した。2 時間後、減圧下で溶媒を除去し、そして残渣を、恒量まで乾燥させた。1%水酸 化アンモニウムを含有するジクロロメタン中の2%メタノールで溶出しながらシ リカゲル上でカラムクロマトグラフィーにより精製を行って、10.24gの表 記化合物を得た。 実施例199 式(X)の化合物:X=Oであり、Rは−CH2CH2NHCH2CH2−(3−ク ロロフェニル)である 塩酸L−フェニルアラニンメチルエステルを3−クロロフェ ネチルアミンに置き換える以外は、実施例188に記載された手順によって表記 化合物を調製して、表記化合物を得た.(94mg、53%)。 高解像質量スペクトラム 915.5320(M+H)+実施例200 式(X)の化合物:X=Oであり、Rは−CH2CH2NHCH2CH2−(2−ク ロロフェニル)である 塩酸L−フェニルアラニンメチルエステルを2−クロロフェネチルアミンに置 き換える以外は、実施例188に記載された手順によって表記化合物を調製して 、表記化合物を得た(88mg、50%)。 高解像質量スペクトラム 915.5340(M+H)+実施例201 式(X)の化合物:X=Oであり、Rは−CH2CH2NHCH2CH2−(4−ク ロロフェニル)である 塩酸L−フェニルアラニンメチルエステルを4−クロロフェネチルアミンに置 き換える以外は、実施例188に記載された手順によって表記化合物を調製して 、表記化合物を得た(84mg、47%)。 高解像質量スペクトラム 915.5338(M+H)+実施例202 式(X)の化合物:X=Oであり、Rは−CH2CH2NHCH2CH2−O−フェ ニル)である 塩酸L−フェニルアラニンメチルエステルを2−フェノキシエチルアミンに置 き換える以外は、実施例188に記載された手順によって表記化合物を調製して 、表記化合物を得た(71mg、41%)。 高解像質量スペクトラム 897.5654(M+H)+実施例203 式(X)の化合物:X=Oであり、Rは−CH2CH2NHCH2CH2CH2−( 4−キノリニル)である 塩酸L−フェニルアラニンメチルエステルを4−(プロピルアミノ)キノリン に置き換える以外は、実施例188に記載された手順によって表記化合物を調製 して、表記化合物を得た(60mg、33%)。 高解像質量スペクトラム 946.5967(M+H)+実施例204 式(X)の化合物:X=Oであり、Rは−CH2CH2NHCH2CH2CH2−( 3−キノリニル)である 塩酸L−フェニルアラニンメチルエステルを3−(プロピルアミノ)キノリン に置き換える以外は、実施例188に記載された手順によって表記化合物を調製 して、表記化合物を得た。 高解像質量スペクトラム 946.6022(M+H)+実施例205 式(X)の化合物:X=Oであり、Rは−CH2CH2NHCH2CH2CH2CH2 −フェニルである 塩酸L−フェニルアラニンメチルエステルを4−フェニルブチルアミンに置き 換える以外は、実施例188に記載された手順によって表記化合物を調製して、 表記化合物を得た。 高解像質量スペクトラム 909.6046(M+H)+実施例206 式(X)の化合物:X=Oであり、Rは−CH2CH=N−NH−C(O)−N 2である メトキシアミンヒドロクロライドをセミカルバジドヒドロクロライドに置き換 える以外は、実施例18に記載された手順によって表記化合物を調製して、表記 化合物を異性体の10:1アンチ/シン混合物として得た。 高解像質量スペクトラム 833.5153(M+H)+実施例207 式(X)の化合物:X=Oであり、Rは−CH2CH=N−NH−(2−ピリジ ニル)である メトキシアミンヒドロクロライドを2−ヒドラジノピリジンに置き換える以外 は、実施例18に記載された手順によって表記化合物を調製して、表記化合物を 異性体の1:1 アンチ/シン混合物として得た。 高解像質量スペクトラム 867.5351(M+H)+実施例208 式(X)の化合物:X=Oであり、Rは−CH2CH=N−(4−メチルピペラ ジニル)である メトキシアミンヒドロクロライドを1−アミノ−4−メチルピペラジンに置き 換える以外は、実施例18に記載された手順によって表記化合物を調製して、表 記化合物をトランス異性体として得た。 高解像質量スペクトラム 873.5765(M+H)+実施例209 式(X)の化合物:X=Oであり、Rは−CH2CH=N−O−フェニルである メトキシアミンヒドロクロライドをO−フェニルヒドロキシアミンヒドロクロ ライドに置き換える以外は、実施例18に記載された手順によって表記化合物を 調製して、表記化合物を異性体の1:1 アンチ/シン異性体として得た。 高解像質量スペクトラム 867.5198(M+H)+実施例210 式(X)の化合物:X=Oであり、Rは−CH2CH(OH)CH2NHCH2 2−フェニルである DMF(1mL)中に実施例4から得た化合物(200mg)を含む溶液に、 ベンジルアミン(0.160mL)を添加し、そして反応液を、20時間、65 ℃で加熱した。混合物をEtOAc(30mL)で希釈し、そして連続して水、 5%重炭酸ナトリウムおよびブラインで洗浄した。その後、EtOAc層をMg SO4上で乾燥させ、そして真空中で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタ ノール/水酸化アンモニウム(96:3:1)で溶出しながらシリカゲル上でカ ラムクロマトグラフィーにかけて、表記化合物(109mg)をジアステレオマ ーの混合物として得た。 高解像質量スペクトラム 911.5853(M+H)+実施例211 式(X)の化合物:X=Oであり、Rは−CH2CH(OH)CH2NHCH2 (4−ピリジニル)である ベンジルアミンを4−(アミノエチル)ピリジンに置き換える以外は、実施例 210に記載された手順によって表記化合物を調製して、表記化合物を得た(5 0mg、34%)。 高解像質量スペクトラム 898.5635(M+H)+実施例212 式(VII)(Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、RdはHであり 、Reはメトキシであり、RfはHであり、RgはHであり、Rは−CH2−C=N −O−Hである(アンチ異性体))の化合物 O−ベンジルヒドロキシアミンヒドロクロライロをヒドロキシアミンヒドロク ロライドに置き換える以外は、実施例181に記載された手順によって表記化合 物を調製した。粗生成物を、シン/アンチ異性体の混合物として得た。ジルロロ メタン/メタノール/水酸化アンモニウム(96:3:1)で溶出するシリカゲ ル上でクロマトグラフィーにかけた後、表記化合物を単一のアンチ異性体として 得た。 高解像質量スペクトラム 816.4835(M+H)+実施例213 式(VII)(Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、RdはHであり 、Reはメトキシであり、RfはHであり、RgはHであり、Rは−CH2−C=N −O−Hである(シン異性体))の化合物 ジルロロメタン/メタノール/水酸化アンモニウム(96:3:1)で溶出す るシリカゲル上で実施例212から得たシンおよびアンチ異性体の混合物をクロ マトグラフィーにかけた後、表記化合物を単一のシン異性体として得た。 高解像質量スペクトラム 816.4835(M+H)+実施例214 式(VII)(Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、RdはHであり 、Reはメトキシであり、RfはHであり、RgはHであり、Rは−CH2−C=N −O−フェニルである)の化合物 O−ベンジルヒドロキシアミンヒドロクロライロをO−フェニルヒドロキシア ミンヒドロクロライドに置き換える以外は、実施例181に記載された手順によ って表記化合物を調製した。 表記化合物を、シン/アンチ異性体の混合物として得た。 高解像質量スペクトラム 892.5151(M+H)+実施例215 式(VII)(Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、RdはHであり 、Reはメトキシであり、RfはHであり、RgはHであり、Rは−CH2−C=N −O−CH2−(4−ニトロフェニル)である)の化合物 O−ベンジルヒドロキシアミンヒドロクロライロをO−(4−ニトロベンジル )ヒドロキシアミンヒドロクロライドに置き換える以外は、実施例181に記載 された手順によって表記化合物を調製した。表記化合物を、シン/アンチ異性体 の混合物として得た。 高解像質量スペクトラム 951.5197(M+H)+実施例216 式(VII)(Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、RdはHであり 、Reはメトキシであり、RfはHであり、RgはHであり、Rは−CH2−C=N −O−CH2−(4−キノリニルである)の化合物 2mL MeOH中に実施例180の表記化合物130mg を含む溶液に、100mgのO−(4−キノリル)ヒドロキシアミンおよび触媒 p−トルエンスルホン酸を添加した。反応液を60℃で16時間加熱した。反応 液を真空中で濃縮した。得られた残渣を、ジクロロメタン/メタノール/水酸化 アンモニウム(98:1:1)で溶出しながらシリカゲル上でクロマトグラフィ ーにかけて、85mg(62%)の表記化合物をシン/アンチ異性体の混合物と して得た。 高解像質量スペクトラム 957.5443(M+H)+実施例217 式(VII)(Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、RdはHであり 、Reはメトキシであり、RfはHであり、RgはHであり、Rは−CH2−C=N −O−C(フェニル)3の化合物 O−(4−キノリル)ヒドロキシアミンをO−トリチルヒドロキシアミンに置 き換える以外は、実施例216に記載された手順によって表記化合物を調製した 。表記化合物を、シン/アンチ異性体の混合物として得た。MS 1058(M +H)+実施例218 式(VII)(Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、RdはHであり 、Reはメトキシであり、RfはHであり、RgはHであり、Rは−CH2−CH2 −NH2である)の化合物 実施例180から得た表記化合物150mgを2mLのジクロロメタンに溶解 し、そして24マイクロリットルのベンジルアミンおよび50mgのMgSO4 を添加した。反応液を周囲温度で16時間攪拌し、真空中で濾過および濃縮した 。得られた残渣を、EtOHに溶解させ、そして120mgの10%Pd/Cを 窒素雰囲気下で添加した。その後、反応液を1気圧水素下に置き、そして16時 間攪拌した。反応液を真空下で濾過および濃縮した。得られた残渣を、ジクロロ メタン/MeOH/水酸化アンモニウム(97:2:1)で溶出しながらシリカ ゲル上でカラムクロマトグラフィーにかけて、40mgの表記化合物を得た。M S 802(M+H)+実施例219 式(VII)(Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、RdはHであり 、Reはメトキシであり、RfはHであり、RgはHであり、Rは−CH2−CH2 −NH−CH2−フェニルである)の化合物 2mLのMeOH中に実施例180から得た表記化合物150mg、24マイ クロリットルのベンジルアミンおよび34マイクロリットルの酢酸を含む溶液に 、82mgのシアノ水素化硼素ナトリウムを3回に分けて、5分間かけて窒素雰 囲気下で添加した。反応液を周囲温度で4.5時間攪拌し、そして5%重炭酸ナ トリウム水溶液で急冷した。EtOAc抽出およびブライン洗浄に続いて、有機 層をMgSO4上で乾燥させた。EtOAc抽出物を、真空中で濾過および濃縮 した。ジクロロメタン/メタノール/水酸化アンモニウム(97:2:1)で溶 出しながらシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーで精製を行って、35m g(21%)の表記化合物を得た。高解像質量スペクトラム 892.5526 (M+H)+実施例220 式(VII)(Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、RdはHであり 、Reはメトキシであり、RfはHであり、RgはHであり、Rは−CH2−CH2 −NH−CH2−CH2−フェニルである)の化合物 実施例180から得た表記化合物の200mgサンプルを、2mLのジクロロ メタンに溶解させ、そして36マイクロリットルのフェネチルアミンおよび50 mgのMgSO4を添加した。反応液を周囲温度で16時間攪拌し、そして真空 中で濾過および濃縮した。得られた残渣を、EtOHに溶解させ、そして150 mgの10%Pd/Cを窒素雰囲気下で添加した。その後、反応液を、1気圧の 水素下に置き、そして20時間攪拌した。反応混合液を、真空中で濾過および濃 縮し、そして得られた残渣を、ジクロロメタン/MeOH/水酸化アンモニウム (97:2:1)で溶出しながらシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーで 精製して、104mg(46%)の表記化合物を得た。高解像質量スペクトラム 906.5713(M+H)+実施例221 式(VII)(Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、RdはHであり 、Reはメトキシであり、RfはHであり、RgはHであり、Rは−CH2−CH2 −NH−CH2−CH2−CH2−フェニルである)の化合物 フェネチルアミンをフェニルプロピルアミンに置き換える以外は、実施例22 0に記載された手順によって表記化合物を調製した。高解像質量スペクトラム 920.5863(M+H)+実施例222 式(X)(Xは=Oであり、Rは(3−ヨードフェニル)メチルである)の化合 段階222a.式(XII)の化合物:Xは=N−O−(1−イソプロポキシシ クロヘキシル)であり、Rは(3−ヨードフェニル)メチルであり、Rpはトリ メチルシリルである 120mLのDMSOおよび120mLのTHF中に33.5g(0.032 ミリモル)の式XII(ここで、Xは=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘ キシル)であり、そしてRpはトリメチルシリルである)の化合物を含む窒素で 流した0℃ 溶液に、24g(0.081ミリモル)の臭化3−ヨードベンジルを10分間か けて添加した。カリウムt−ブトキシド(THF中の1、65mL、0.06 5ミリモル)の溶液を、6時間かけて添加した。反応液を、さらに1時間攪拌し 、その後酢酸エチルに取った。有機層を分離し、水およびブラインで洗浄し、そ の後MgSO4上で乾燥させ、真空中で濾過および濃縮して、40gの表記化合 物を得た。MS 1249(M+H)+段階222b.式(XII)の化合物:Xは=N−O−(1−イソプロポキシシ クロヘキシル)であり、Rは(3−ヨードフェニル)メチルであり、RpはHで ある 段階222aから得た化合物をアセトニトリル(130mL)に葱濁させ、そ して水(65mL)および酢酸(65mL)を添加して、透明溶液を得た。反応 混合液を室温で20時間攪拌し、そして溶媒を減圧下で除去して、表記化合物を 得た(32g)。MS 965(M+H)+段階222c.式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは(3−ヨードフェニル )メチルである 500mLの1:1 EtOH−水中の段階222bから得た 化合物(32g、0.032モル)を、NaHSO3(67.39g、0.65 モル)および蟻酸(6.11mL)で処理し、そして80℃で、窒素下で1時間 加温した。エタノールを、真空下で除去し、そして生じた溶液を、炭酸ナトリウ ム(27.5g、0.259モル)で、pH10に調節し、そしてEtOAcで 抽出した。有機相を水およびブライン(2×)で洗浄し、MgSO4上で乾燥さ せ、真空中で濾過および濃縮した。粗材料(9.1g)を、1%水酸化アンモニ ウムを含有するジクロロメタン中の1%MeOHで抽出しながらカラムクロマト グラフィーにより精製して、純粋な表記化合物を得た。MS 950(M+H)+実施例223 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは(4−フルオロフェニル)メチルであ それらの臭化3−ヨードベンジルを、臭化4−フルオロベンジルに置き換える 以外は、実施例222の手順に従って、表記化合物を調製した。MS 842( M+H)+実施例224 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=CH2−3(キノリニ ル)である アセトニトリル(70mL)中に実施例1から得た化合物(3.09g、4ミ リモル)を含むサンプルに、3−ブロモキノリン(1.08mL、8.0ミリモ ル)、酢酸パラジウム(180mg、0.8ミリモル)、トリ−(o−トリル) ホスフィン(365mg、1.2ミリモル)およびトリエチルアミン(1.40 mL、10ミリモル)を添加した。混合物を、30分間、それを通してN2を通 気させることによって脱気し、窒素下で管に密封し、そして60℃で1時間、そ して100℃で14分間加熱した。混合物を室温まで冷却し、そして酢酸エチル で希釈した。有機相を分離し、飽和NaHCO3およびブラインで洗浄し、そし てMgSO4上で乾燥させた。溶媒を除去して、粗生成物を得、それは40−6 0%アセトン/ヘキサンで溶出しながらシリカゲル上でのクロマトグラフィーに よって精製されて、表記化合物を得た(2.73g)。MS 901(M+H)+実施例225 式(II)(Xは=Oであり、RbはHであり、RcはHであり、Rdはアセチル であり、Reはメトキシであり、Rfはアセチルであり、Rは−CH2−CH=C 2である)の化合物 ジクロロメタン(200mL)中に実施例1の化合物(80g、103ミルモ ルおよびDMAP(4.0g、32.7ミリモル)を含む溶液に、無水酢酸(4 0mL、400ミリモル)を添加した。溶液を、5時間周囲温度で攪拌した。混 合液を、ジクロロメタン(800mL)で希釈した。有機相を、5%Na2CO3 、飽和NaHCO3およびブラインで洗浄し、そしてMgSO4上で乾燥させた。 溶媒を真空下で除去し、そして残渣を乾燥させた。残渣を、アセトニトリルから 結晶化させて、表記化合物を得た(60.0g)。 実施例226 式(VII)(Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、Rdはアセチル であり、Reはメトキシであり、Rfはアセチルであり、RgはHであり、Rは− CH2−CH=CH2である)の化合物 段階226a.(反応図式Vの化合物(28):2’−Rpはアセチルであり、 4’’−Rpはアセチルであり、Rはアリルである ドライアイス−アセトニトリル浴中で−48℃に冷却したTHF(125mL )中に実施例225の化合物(19.5g、22.75ミリモル)を含む溶液に 、ビス(トリメチルシリル)アミド(30.0mL、THF中1M、30.0ミ リモル)を30分間かけて添加した。45分後、75mLのTHFおよび50m LのDMFに15.0g(91.0ミリモル)のカルボニルジイミダゾールを含 む溶液を添加した。混合液を−48℃で2.5時間、そして室温で18時間攪拌 した。反応液を、0.5M NaH2PO4(200mL)の溶液を添加すること によって急冷した。反応混合液を酢酸エチルで抽出することによって生成物を単 離した。抽出物をMgSO4で乾燥させ、そして濃縮して粗生成物を得、それを 、40−60%アセントン/ヘキサンを用いたフラッシュクロマトグラフィーに よって精製して、19.66g(92%)の表記化合物を得た。段階226b.(反応図式Vの化合物(29):式(VIT)の化合物でもある :Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、Rdはアセチルであり、Re メトキシであり、Rfはアセチルであり、RgはHであり、Rは−CH2−CH= CH2である) アセトニトリル(1000mL)およびTHF(100mL)中に段階226 aから得た化合物(40.0g、42.9ミリモル)を含む溶液に、濃縮水酸化 アンモニウム(28−30%、120mL)を添加した。混合液を室温で7日間 攪拌した。溶媒を真空中で除去し、そして、残渣を酢酸エチルに取った。有機層 を、ブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、そして真空中で濃縮した。残渣 を、ジクロロメタン/MeOH/水酸化アンモニウム(10:1:0.05)で 溶出しながらシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけて、表記化合物を得た( 23.07g)。高解像質量スペクトラム:(M+H)+についての算出:m/ z:C4574215:883.5164;実測値:883.5162。実施例227 式(VII)(Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、Rdはアセチル であり、Reはメトキシであり、Rfはアセチルであり、RgはHであり、Rは− CH2−CH=CH2−(3−キノリニル)である)の化合物 アセトニトリル(200mL)中に実施例226から得た表記化合物(20. 5g、23.2ミリモル)を含むサンプルに、3−ブロモキノリン(6.47m L、31.1ミリモル)、酢酸パラジウム(1.07g、4.76ミリモル)、 トリ−(o−トリル)ホスフィン(2.43g、7.97ミリモル)およびトリ エチルアミン(9.13mL、65.5ミリモル)を添加した。30分間、N2 を通気することによって、混合液を脱気し、窒素下で管に密封し、そして60℃ で1時間、そして100℃で14時間加熱した。混合液を、酢酸エチルで冷却お よび希釈し、それを分離し、そして飽和NaHCO3およびブラインで洗浄し、 その後MgSO4で乾燥させた。溶媒を除去し、そして粗生成物を、40−60 %アセントン/ヘキサンをで溶出させて、シリカゲル上でクロマトグラフィーに かけて、表記化合物(21.0g)を得た。MS:m/z 883[M+ H]+。実施例228 式(VII)(Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、Rdはアセチル であり、Reはメトキシであり、RfはHであり、RgはHであり、Rは−CH2 CH=CH2−(3−キノリニル)である)ノ化合物 MeOH(3mL)中に実施例227から得た化合物(109mg、0.10 8ミリモル)を含むサンプルを、還流で4時間加熱した。蒸散により、溶媒を除 去し、そして粗生成物を、ジクロロメタン/MeOH/水酸化アンモニウム(1 0:1:0.05)を用いてシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけて、表記 化合物を得た(70mg)。高解像質量スペクトラム:(M+H)+についての算 出:m/z:m/z:C5278314:968.5484;実測値:968. 5485。 実施例229 式(VII)(Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、RdはHであり 、Reはメトキシであり、RfはHであり、RgはHであり、Rは−CH2−CH= CH2−(3−キノリニル)である)の化合物 MeOH(50mL)中に上から得た実施例228から得た化合物(2.53 g、2.51ミリモル)を含むサンプルに、7.5mL 2N NaOHを添加 した。混合液を、それを酢酸エチルで希釈する前に、室温で24時間攪拌した。 有機層をブラインで洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、そして真空中で濃縮した 。ジクロロメタン/MeOH/水酸化アンモニウム(10:1:0.05)を用 いて溶出しながらシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけて、表記化合物を得 た(1.42g、61%)。高解像質量スペクトラム 926.5396。 実施例230 式(VII)(Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、RdはHであり 、Reはメトキシであり、Rfはアセチルであり、RgはHであり、Rは−CH2 H=CH2−(3−キノリニル)である)の化合物 ジクロロメタン(30mL)中に実施例227から得た化合物(1.42g、 1.53ミリモル)を含むサンプルを、トリエチルアミン(0.25mL、1. 79ミリモル)および無水酢酸(0.29mL、2.12ミリモル)で、室温で 、12時間処理した。混合液を、NaHCO3の飽和溶液で洗浄し、 MgSO4上で乾燥させ、そして真空中で濃縮した。粗生成物を、ホットアセト ニトリルから再結晶化させることによってさらに精製して、1.4Ogの表記化 合物を得た。 実施例231 式(VII)(Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、Rdはメトキシ であり、Reはメトキシであり、RfはHであり、RgはHであり、Rは−CH2 H=CH2−(3−キノリニル)である)の化合物 8℃でTHF(2mL)中に実施例230から得た化合物(0.1g、0.1 03ミリモル)を含むサンプルに、NaN(TMS)2(THF中1M、0.1 9mL)を添加した。30分後、ヨードメタン(0.027g、0.189ミリ モル)を添加した。室温で12時間攪拌した後、混合液を、AcOEtで希釈し た。有機層を、水、ブラインで洗浄し、そしてNa2SO4上で乾燥させ、そして 真空中で濃縮して、粗生成物を得た。その後、この材料をメタノール(3mL) に溶解し、そして還流で4時間加熱した。真空下での蒸散により、溶媒を除去し 、残渣を95:5:1ジクロロメタン:MeOH:NH4OHで溶出したシリカ ゲル上でクロマトグラフィにかけることに よって精製して、表記化合物を得た。 実施例232 式(VII)(Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、Rdはメトキシ であり、Reはエテンスルホニルオキシであり、Rfはアセチルであり、RgはH であり、Rは−CH2CH=CH2−(3−キノリニル)である)の化合物 実施例231から得た化合物(0.49g、0.51ミリモル)のサンプルを 、ピリジン(15mL)に溶解させ、そして0℃に冷却した。塩化2−クロロメ タンスルホニル(0.262g、1.61ミリモル)を滴下し、混合液を、8℃ で15時間、そして室温で48時間攪拌した。混合液をAcOEtで希釈し、そ して5%NaHCO3で洗浄した。水層を、AcOEtで抽出し、そして混合有 機層をブラインで洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、真空中で濾過および濃縮し た。粗生成物を、95:5:1 ジクロロメタン:MeOH:NH4OHを用い たフラッシュクロマトグラフィーにかけることによって精製して、0.28gの 表記化合物を黄色発泡体として得た。実施例233 式(VII)(Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、Reはメトキシ であり、Rdは2−(ジメチルアミノ)エチルスルホニルオキシであり、Rfはア セチルであり、RgはHであり、Rは−CH2CH=CH2−(3−キノリニル) である)の化合物 CH3CN(3mL)中に実施例232から得た化合物(70mg、0.06 6ミリモル)のサンプルに、ジメチルアミン(THF中2M、0.4mL、0. 079ミリモル)を添加し、そして混合液を、12時間室温で攪拌した。混合液 を乾固するまで蒸散させ、そして残渣を5mL MeOHに溶解させ、そして還 流で4時間加熱した。蒸散により、溶媒を除去し、そして粗生成物を、ジクロロ メタン/MeOH/水酸化アンモニウム(20:1:0.05)を用いてシリカ ゲル上でクロマトグラフィーにかけることによって精製して、表記化合物を得た (32mg)。MS m/z 1061[M+H]+実施例234 式(VII)(Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、Rdはメトキシ であり、Reは2−(フェニルチオ)エトキシであり、Rfはアセチルであり、R gはHであり、Rは−CH2CH=CH2−(3−キノリニル)である)の化合物 それらのジメチルアミンをチオフェノールに代える以外は、実施例233の手 段に従って、表記化合物を調製した(25mg)。 実施例235 式(VII)(Wは存在せず、RbはHであり、RcおよびReは一緒になって、 =Oであり、Reはメトキシであり、RfはHであり、RgはHであり、Rは−C 2CH=CH2−(3−キノリニル)である)の化合物 ジクロロメタン(3mL)中にN−クロロスクシンイミド(110.5mg、 0.827ミリモル)の溶液に、−18℃でジメチルスルフィド(64.3mg 、1.03ミリモル)を添加した。10分後、ジクロロメタン(3mL)中の実 施例231から得た化合物(400mg、0.414ミリモル)を含む溶液を添 加した。混合液を、−10℃から0℃で、45分 間攪拌し、そしてトリエチルアミン(144mL、1.03ミリモル)を添加し た。混合液を、ジクロロメタン(10mL)で希釈し、NaHCO3およびブラ インで洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、そして真空中で濃縮して、400mg の2’アセチル化合物を得た。この物質の40mgサンプルを、3時間、MeO H(3mL)を還流して加熱した。メタノールを蒸散させ、そして残渣を、ジク ロロメタン/MeOH/水酸化アンモニウム(20:1:0.05)を用いてシ リカゲル上でクロマトグラフィーにかけることによって精製して、表記化合物を 得た(32mg)。MS m/z 924[M+H]+実施例236 式(VII)(Wは存在せず、RbはHであり、RcはHであり、Rdはメトキシ であり、Reは(2−ニトロフェニル)アミノカルボニルオキシであり、RfはH であり、RgはHであり、Rは−CH2CH=CH2−(3−キノリニル)である )の化合物 トルエン(2mL)中に実施例231から得た化合物(50mg、0.054 ミリモル)、2−ニトロフェニルイソシアネート(13mg、0.081ミリモ ル)およびDAMP(7.0 mg、0.057ミリモル)を含むサンプルを、108℃で3時間加熱した。5 mL MeOHを添加した後、混合液を、還流で4時間加熱した。溶媒を、真空 中で除去し、そして残渣を、ジクロロメタン/MeOH/水酸化アンモニウム( 20:1:0.05)で溶出してシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィー にかけることによって精製して、表記化合物を得た(38mg)。MS m/z 1090[M+H]+実施例237−283 先行実施例および反応図式に記載された手順および合成有機化学技術分野で知 られた方法を使用して、式(X)(ここで、Rは以下に記載のとおりである)を 示す以下の化合物が調製できる。 実施例284−315 先行の実施例および反応図式に記載された手順および合成有機化学技術分野で 知られた方法を使用して、以下の化合物が調製できる。マクロライド環系は、 (式中、A、B、D、E、W、X、Y、Z、R、Ra、Rb、Rc、Rd、Re、Rf 、RgおよびRhは、先に定義されたとおりである) から構成される群から選択される。 実施例316 抗細菌活性の試験管アッセイ 本発明の代表的化合物は、以下のとおり抗細菌活性についてin vitro でアッセイした。10mLの滅菌ブレインハート融合(BHI)寒天(ジフコ( Difco)0418−01−5)と混合した試験化合物を連続的に液体希釈し たものを含む12個のペトリ皿を調製した。Steersのレプリケーターブロ ックを使用して、各プレートに、1:100(またはマイクロコッカスまたはス トレプトコッカスのような成長の遅い株については1:10)希釈の32までの 様々な微生物を接種した。接種済みプレートを35−37℃で、20から24時 間インキュベートした。さらに、試験化合物を含まないBHI寒天を使用して対 照プレートを造り、そして各試験の始めと 終わりでインキュベートした。 試験され、そして試験化合物と同じ抗体クラスに属する生物について公知の感 受性のパターンを示す化合物を含む別のプレートも調製し、そしてさらなる対照 として、並びに試験対試験の共通点を供するためにインキュベートした。エリス ロマイシンAは、この目的のために使用した。 インキュベーション後、各プレートを視覚的に検査した。最小阻害濃度(MI C)は、成長対照と比較して、接種スポットに成長を生じないか、わずかに曇り があるが、または疎らに孤立したコロニーを生じる薬の最小濃度と定義される。 以下に表4で示されるこのアッセイの結果は、本発明の化合物の抗細菌活性を例 示する。表 4 選択された化合物の抗細菌活性(MIC) 表 2 選択された化合物の抗細菌活性(MIC) 表 2 選択された化合物の抗細菌活性(MIC) 表 2 選択された化合物の抗細菌活性(MIC) 表 2 選択された化合物の抗細菌活性(MIC) 表 2 選択された化合物の抗細菌活性(MIC) 先述の詳細な記載および付随の実施例は、単に例示的なものであって、本発明 の範囲を限定するものと取られるべきでなく、これは、添付の請求項およびそれ らの同等物によってのみ定義されると解される。記載の形態の様々な改変および 修飾は、当業者に明らかであり、そしてそれらの精神および範囲から逸脱するこ となくなすことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マ,ゼンクン アメリカ合衆国、イリノイ・60031、ガー ニー、プレジデンシヤル・ドライブ・7193 (72)発明者 グリースグラバー,ジヨージ アメリカ合衆国、イリノイ・60048、リバ テイビル、ジユニパー・パークウエイ・ 1022 (72)発明者 リ,レピン アメリカ合衆国、イリノイ・60031、ガー ニー、ウエストフイールド・ドライブ・ 2041 (72)発明者 チユ,ダニエル・テイー アメリカ合衆国、カリフオルニア・95051、 サンタ・クラーラ、ベントン・ストリー ト・3767

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 下記式 を有する化合物、並びにそれらの薬学的に許容し得る塩、エステル及びブロドラ ッグ。上記式(II)−(IX)において、 Xは以下のものからなる群より選択され: (1)=O、 (2)=N−OH、 (3)=N−O−R1、ここでR1は以下のものからなる群より選択される、 (a)非置換C1−C12−アルキル、 (b)アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (c)置換アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (d)ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (e)置換ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (f)C3−C12−シクロアルキル、 (g)R2、R3及びR4が各々独立してC1−C12−アルキルから選択され る−Si−(R2)(R3)(R4)、及び (h)−Si−(アリール)3 並びに (4)=N−O−C(R5)(R6)−O−R1、ここでR1は上に定義される通 りであり、かつR5及びR6は各々独立して、 (a)水素、 (b)非置換C1−C12−アルキル、 (c)アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (d)置換アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (e)ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル、 及び (f)置換ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル、 からなる群より選択されるか、 又は、 R5及びR6はそれらが結合する原子と共にC3−C12−シクロアルキル環 を形成する; Raは水素又はヒドロキシであり; Rbは水素又はヒドロキシであり; Rc及びRdの一方は水素であり、かつRc及びRdの他方は以下のものからなる群 より選択され: (1)ヒドロキシ、 (2)保護されたヒドロキシ、 (3)ハロゲン、 (4)NR78、ここでR7及びR8は独立して、 (a)水素 (b)C1−C12−アルキル、 (c)置換C1−C12−アルキル、 (d)C1−C8−シクロアルキル、 (e)置換C1−C8−シクロアルキル、 (f)アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (g)置換アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (h)ヘテロシクロアルキルで置換されているC1−C12−アルキル、 (i)置換ヘテロシクロアルキルで置換されているC1−C12−アルキル 、 (j)C1−C8−シクロアルキルで置換されているC1 −C12−アルキル、 (k)置換C1−C8−シクロアルキルで置換されているC1−C12−アル キル、 (l)ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル、 及び (m)置換ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル、 からなる群より選択されるか、 又は、 R7及びR8はそれらが結合する原子と共に3−10員ヘテロシクロアルキ ル環を形成する、 (5)O−CO−NH−アリール、 (6)O−CO−NH−ヘテロアリール、 (7)R7及びR8が上に定義される通りであるO−CO−NR78、 (8)O−SO2−C1−C6−アルキル、 (9)O−SO2−(置換C1−C6−アルキル)、 及び (10)R7及びR8が上に定義される通りであるO−SO2−CH2−CH2− NR78、 又は Rc及びRdは一緒に、 (1)=O、 (2)=N−OH、 及び (3)R1が上に定義される通りである=N−OR1、からなる群より選択され る基を形成し; Reはメトキシ、フッ素又はヒドロキシであり; Rfは水素又はヒドロキシ保護基であり; Wは存在しないか、又は−O−、−NH−CO−、−N=CH−及び−NH−か らなる群より選択され; Rgは以下のものからなる群より選択され: (1)水素、 (2)以下のものからなる群より選択される1以上の置換基で任意に置換され ているC1−C6−アルキル: (a)アリール、 (b)置換アリール、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール、 (e)ヒドロキシ、 (f)C1−C6−アルコキシ、 (g)NR910、ここでR9及びR10は独立して水素及びC1−C6−アル キルから選択されるか、又はR9及びR10はそれらが接続する窒素原子と共に3 ないし7員環を形成し、該3ないし7員環は、該環が5ないし7員環である場合 、−O−、−NH−、−N(C1−C6−アルキル−)−、−N(アリール)−、 −N(アリール−C1−C6−アルキル−)−、−N(置換アリール−C1−C6− アルキル−)−、−N(ヘテロアリール)−、−N(ヘテロアリール−C1−C6 −アルキル−)−、−N(置換ヘテロアリール−C1−C6−アルキル−)−、及 び−S−もしくは−S(O)n−(ここで、nは1もしくは2)からなる群より 選択されるヘテロ官能基を任意に含んでいてもよい、 及び (h)−CH2−M−R11、ここで、 Mは以下のものからなる群より選択され: (i)−C(O)−NH−、 (ii)−NH−C(O)−、 (iii)−NH−、 (iv)−N=、 (v)−N(CH3)−、 (vi)−NH−C(O)−O−、 (vii)−NH−C(O)−NH−、 (viii)−O−C(O)−NH−、 (ix)−O−C(O)−O−、 (x)−O−、 (xi)−S(O)n−(ここでnは0、1もしくは2)、 (xii)−C(O)−O−、 (xiii)−O−C(O)−、 及び (xiv)−C(O)−、 かつ、 R11は以下のものからなる群より選択される: (i)(aa)アリール、 (bb)置換アリール、 (cc)ヘテロアリール、及び (dd)置換ヘテロアリール、 からなる群より選択される置換基で任意に置換されているC1 −C6アルキル、 (ii)アリール、 (iii)置換アリール、 (iv)ヘテロアリール、 (v)置換ヘテロアリール、 及び (vi)ヘテロシクロアルキル、 (3)C3−C7−シクロアルキル、 (4)アリール、 (5)置換アリール、 (6)ヘテロアリール、 及び (7)置換ヘテロアリール; Rhは以下のものからなる群より選択され: (1)水素、 (2)ヒドロキシ、 (3)−O−C(O)−イミダゾリル、 (4)−O−C(O)−O−C1−C6−アルキル、 (5)−O−C(O)−O−アリール、 (6)−O−C(O)−O−(置換アリール)、 (7)−O−C(O)−Cl、及び (8)−O−C(O)−NH2; Rは以下のものからなる群より選択され: (1)以下のものからなる群より選択される基で置換されているメチル (a)CN、 (b)F、 (c)−CO212、ここでR12はC1−C3−アルキル又はアリール置換 C1−C3−アルキル、又はヘテロアリール置換C1−C3−アルキルである、 (d)S(O)n12、ここでnは0、1又は2であり、かつR12は上に 定義される通りである、 (e)NHC(O)R12、ここでR12は上に定義される通りである、 (f)NHC(O)NR1314、ここでR13及びR14は独立して水素及び C1−C3−アルキルから選択される、 (g)アリール、 (h)置換アリール、 (i)ヘテロアリール、 及び (j)置換ヘテロアリール、 (2)C2−C10−アルキル、 (3)以下のものからなる群より選択される1以上の置換基で置換されている C2−C10−アルキル、 (a)ハロゲン、 (b)ヒドロキシ、 (c)C1−C3−アルコキシ、 (d)C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルコキシ、 (e)オキソ、 (f)−N3、 (g)−CHO、 (h)O−SO2−(置換C1−C6−アルキル)、 (i)−NR1516、ここでR15及びR16は以下の ものからなる群より選択され: (i)水素、 (ii)C1−C12−アルキル、 (iii)置換C1−C12−アルキル、 (iv)C1−C12−アルケニル、 (v)置換C1−C12−アルケニル、 (vi)C1−C12−アルキニル、 (vii)置換C1−C12−アルキニル、 (viii)アリール、 (ix)C3−C8−シクロアルキル、 (x)置換C3−C8−シクロアルキル、 (xi)置換アリール、 (xii)ヘテロシクロアルキル、 (xiii)置換ヘテロシクロアルキル、 (xiv)アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (xv)置換アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (xvi)ヘテロシクロアルキルで置換されてい るC1−C12−アルキル、 (xvii)置換ヘテロシクロアルキルで置換されているC1−C1 2 −アルキル、 (xviii)C3−C8−シクロアルキルで置換されているC1− C12−アルキル、 (xix)置換C3−C8−シクロアルキルで置換されているC1− C12−アルキル、 (xx)ヘテロアリール、 (xxi)置換ヘテロアリール、 (xxii)ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキ ル、 及び (xxiii)置換ヘテロアリールで置換されているC1−C12− アルキル、 又は、 R15及びR16はそれらが結合する原子と共に3−10員ヘテロシク ロアルキル環を形成し、該環は以下のものからなる群より独立して選択される1 以上の置換基で置換されていてもよい: (i)ハロゲン、 (ii)ヒドロキシ、 (iii)C1−C3−アルコキシ、 (iv)C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルコキシ、 (v)オキソ、 (vi)C1−C3−アルキル、 (vii)ハロ−C1−C3−アルキル、 及び (vii)C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルキル、 (j)−CO212、ここでR12は上に定義される通りである、 (k)−C(O)NR1314、ここでR13及びR14は上に定義される通り である、 (l)=N−O−R12、ここでR13は前に定義される通りである、 (m)−C≡N、 (n)O−S(O)n12、ここでnは0、1又は2で あり、かつR12は上に定義される通りである、 (o)アリール、 (p)置換アリール、 (q)ヘテロアリール、 (r)置換ヘテロアリール、 (s)C3−C8−シクロアルキル、 (t)置換C3−C8−シクロアルキル、 (u)ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (v)ヘテロシクロアルキル、 (w)置換ヘテロシクロアルキル、 (x)NHC(O)R12、ここでR12は前に定義される通りである、 (y)NHC(O)NR1314、ここでR13及びR14は前に定義される通 りである、 (z)=N−NR1516、ここでR15及びR16は前に定義される通りであ る、 (aa)=N−R11、ここでR11は前に定義される通りである、 (bb)=N−NHC(O)R12、ここでR12は前に定義される通りであ る、 及び (cc)=N−NHC(O)NR1314、ここでR13及びR14は前に定義 される通りである; (4)以下のものからなる群より選択される基で置換されているC3−アルケ ニル: (a)ハロゲン、 (b)−CHO、 (c)−CO212、ここでR12は上に定義されるものである、 (d)−C(O)−R11、ここでR11は上に定義されるものである、 (e)−C(O)NR1314、ここでR13及びR14は前に定義されるもの である、 (f)−C≡N、 (g)アリール、 (h)置換アリール、 (i)ヘテロアリール、 (j)置換ヘテロアリール、 (k)C3−C7−シクロアルキル、 及び (l)ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル; (5)C4−C10−アルケニル; (6)以下のものからなる群より選択される1以上の置換基で置換されている C4−C10−アルケニル: (a)ハロゲン、 (b)C1−C3−アルコキシ、 (c)オキソ、 (d)−CHO、 (e)−CO212、ここでR12は上に定義される通りである、 (f)−C(O)NR1314、ここでR13及びR14は前に定義される通り である、 (g)−NR1516、ここでR15及びR16は前に定義される通りである、 (h)=N−O−R12、ここでR12は前に定義される 通りである、 (i)−C≡N、 (j)O−S(O)n12、ここでnは0、1又は2であり、かつR12は 前に定義される通りである、 (k)アリール、 (l)置換アリール、 (m)ヘテロアリール、 (n)置換ヘテロアリール、 (o)C3−C7−シクロアルキル、 (p)ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (q)NHC(O)R12、ここでR12は前に定義される通りである、 (r)NHC(O)NR1314、ここでR13及びR14は前に定義される通 りである、 (s)=N−NR1516、ここでR15及びR16は前に定義される通りであ る、 (t)=N−R11、ここでR11は前に定義される通りである、 (u)=N−NHC(O)R12、ここでR12は前に定義される通りである 、 及び (v)=N−NHC(O)NR1314、ここでR13及びR14は前に定義さ れる通りである; (7)C3−C10−アルキニル; 及び (8)以下のものからなる群より選択される1以上の置換基で置換されている C3−C10−アルキニル: (a)トリアルキルシリル、 (b)アリール、 (c)置換アリール、 (d)ヘテロアリール、 及び (e)置換ヘテロアリール; Y及びZの一方は水素であり、かつ他方は以下のものからなる群より選択され: (1)水素、 (2)ヒドロキシ、 (3)保護されているヒドロキシ、 及び (4)NR78、ここでR7及びR8は上に定義される通りである; 並びに、 A、B、D及びEは、A、B、D及びEのうちの少なくとも2つが水素であると いう条件の下で、以下のものからなる群より独立して選択され: (a)水素; (b)以下のものからなる群より選択される1以上の置換基で任意に置換され ているC1−C6−アルキル: (i)アリール; (ii)置換アリール; (iii)ヘテロアリール; (iv)置換ヘテロアリール; (v)ヘテロシクロアルキル; (vi)ヒドロキシ; (vii)C1−C6−アルコキシ; (viii)Br、Cl、FもしくはIからなるハロ ゲン;及び (ix)NR910、ここでR9及びR10は上に定義される通りである; (c)C3−C7−シクロアルキル; (d)アリール; (e)置換アリール; (f)ヘテロアリール; (g)置換ヘテロアリール; (h)ヘテロシクロアルキル;及び (i)M及びR11が上に定義される通りである−M−R11でさらに置換されて いる上記選択肢(b)から選択される基; 又は、 AB、AD、AE、BD、BEもしくはDEからなる置換基の対のいずれか1 つがそれらが結合する原子(1つもしくは複数)と共に3ないし7員環を形成し 、該3ないし7員環は−O−、−NH−、−N(C1−C6−アルキル−)−、− N(アリール−C1−C6−アルキル−)−、−N(置換アリール−C1−C6−ア ルキル−)−、−N(ヘテロアリール−C1−C6−アルキル−)−、−N(置換 ヘテロアリール−C1−C6− アルキル−)−、−S−もしくは−S(O)n−(ここでnは1もしくは2)、 −C(O)−NH−、−C(O)−NR12−(ここでR12は上に定義される通り である)、−NH−C(O)−、−NR12−C(O)−(ここでR12は上に定義 される通りである)、及び−C(=NH)−NH−からなる群より選択されるヘ テロ官能基を任意に含む。 2. 下記式を有する請求項1による化合物。 (ここで、X、R、Ra、Rb、Rc、Rd、Re及びRfは請求項1に定義される通 りである) 3. Raがヒドロキシであり、Rbが水素であり、Rcが水素であり、Rdが水素 であり、Reがメトキシであり、かつRfが水素である請求項2による化合物。 4. 下記式を有する請求項1による化合物。 (ここで、Y、Z、R、Ra、Rb、Rc、Rd、Re及びRfは請求項1に定義され る通りである) 5. Raがヒドロキシであり、Rbが水素であり、Rcが水素であり、Rdがヒド ロキシであり、Reがメトキシであり、かつRfが水素である請求項3による化合 物。 6. 下記式を有する請求項1による化合物。 (ここで、R、Rb、Rc、Rd、Re及びRfは請求項1に定義される通りである ) 7. 下記式を有する請求項1による化合物。 (ここで、R、Rb、Rc、Rd、Re及びRfは請求項1に定義される通りである ) 8. 下記式を有する請求項1による化合物。(ここで、R、Rb、Rc、Rd、Re、Rf及びRhは請求項1に定義される通りで ある) 9. 下記式を有する請求項1による化合物。 (ここで、W、R、Rb、Rc、Rd、Re、Rf及びRgは請求項1に定義される通 りである) 10. 下記式を有する請求項1による化合物。 (ここで、A、B、D、E、R、Rb、Rc、Rd、Re及びRfは請求項1に定義 される通りである) 11. 下記式を有する請求項1による化合物。 (ここで、A、B、D、E、R、Rb、Rc、Rd、Re及びRfは請求項1に定義 される通りである) 12. 以下のものからなる群より選択される請求項1による化合物並びにそれ らの薬学的に許容し得る塩、エステル及びプロドラッグ: (A)A、B、D、E、W、X、Y、Z、R、Ra、Rb、Rc、Rd、Re、Rf 、Rg及びRhが前に定義されるものであり、かつRが以下のものからなる群より 選択される化合物: (B)RaがOHであり;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり;Re がメトキシであり;RfがHであって、Rが以下のものからなる群より選択され る化合物: (C)Xが=Oであり、RbがHであり;RcがHであり;Rdがアセチルであ り;Reがメトキシであり;Rfがアセチルであり;Rが−CH2−CH=CH2で ある式(II)の化合物; (D)以下の群から選択される式(V)の化合物: (1)RbがHであり:RcがHであり;Rdがフェニルメチルオキシカル ボニルであり;Reがメトキシであり;RfがHであり;Rが−CH2−CH=C H2である;及び (2)RbがHであり;RcがHであり;Rdがヒドロキ シであり;Reがメトキシであり;RfがHであり;Rが−CH2−CH=CH2で ある; (E)以下の群から選択される式(V1)の化合物: (1)RbがHであり;RcがHであり;Rdがフェニルメチルオキシカル ボニルであり;Reがメトキシであり;Rfがアセチルであり;Rが−CH2−C H=CH2である;及び (2)Raがヒドロキシであり;RbがHであり;RcがHであり;RdがH であり;Reがメトキシであり;RfがHであり;Rが−CH2−CH=CH2であ る; (F)以下の群から選択される式(VII)の化合物: (1)Wが−NH−であり;RbがHであり;RcがHであり;Rdがフェ ニルメチルオキシカルボニルであり;Reがメトキシであり;RfがHであり;Rg がHであり;Rがプロピルである; (2)Wが−NH−であり;RbがHであり;RcがHであり;RdがHで あり;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rがプロピルで ある; (3)Wが−NH−であり;RbがHであり;RcがHであり;Rdがフェ ニルメチルオキシカルボニルであり;Re がメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2−CH=CH2 である; (4)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;Rdがフェニルメ チルオキシカルボニルであり;Reがメトキシであり;Rfがアセチルであり;Rg が4−フェニルブチルであり;Rが−CH2−CH=CH2である; (5)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;Rdがフェニルメ チルオキシカルボニルであり;Reがメトキシであり;RfがHであり;Rgが4 −フェニルブチルであり;Rが−CH2−CH=CH2である; (6)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり; Reがメトキシであり;RfがHであり;Rgが4−フェニルブチルであり;Rが プロピルである; (7)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;Rdがフェニルメ チルオキシカルボニルであり;Reがメトキシであり;Rfがアセチルであり;Rg が4−フェニルブチルであり;Rが−CH2−CH=CH2−(3−キノリニル )である; (8)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり; Rdがフェニルメチルオキシカルボニルであり;Reがメトキシであり;RfがH であり;Rgが4−フェニルブチルであり;Rが−CH2−CH=CH2−(3− キノリニル)である; (9)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり; Reがメトキシであり;RfがHであり;Rgが4−フェニルブチルであり;Rが −CH2−CH2−CH2−(3−キノリニル)である; (10)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2−CH= CH2である; (11)Wが存在せす;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rがプロピルである ; (12)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2−C(O )−Hである; (13)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2−C=N −O−CH2−フェニル である; (14)Wが存在せす;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2−CH2 −NH−CH2−フェニルである; (15)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2−C=N −O−H(アンチ異性体)である; (16)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2−C=N −O−H(シン異性体)である; (17)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2−C=N −O−フェニルである; (18)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2−C=N −O−CH2−(4−ニ トロフェニル)である; (19)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2−C=N −O−CH2−(4−キノリニル)である; (20)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2−C=N −O−C(フェニル)3である; (21)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2−CH2 −NH2である; (22)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2−CH2 −NH−CH2−フェニルである; (23)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2−CH2 −NH−CH2−CH2 −フェニルである; (24)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2−CH2 −NH−CH2−CH2−CH2−フェニルである; (25)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;Rdがアセチル であり;Reがメトキシであり;Rfがアセチルであり;RgがHであり;Rが− CH2−CH=CH2である; (26)Wが存在せす;RbがHであり;RcがHであり;Rdがアセチル であり;Reがメトキシであり;Rfがアセチルであり;RgがHであり;Rが− CH2−CH=CH2−(3−キノリニル)である; (27)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;Rdがアセチル であり;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2C H=CH2−(3−キノリニル)である; (28)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;RfがHであり; RgがHであり;Rが−CH2CH=CH2−(3−キノリニル)である; (29)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり ;Reがメトキシであり;Rfがアセチルであり;RgがHであり;Rが−CH2C H=CH2−(3−キノリニル)である; (30)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;Rdがメトキシ であり;Reがメトキシであり;RfがHであり;RgがHであり;Rが−CH2C H=CH2−(3−キノリニル)である; (31)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;Reがメトキシ であり;Rdがエテンスルホニルオキシであり;Rfがアセチルであり;RgがH であり;Rが−CH2CH=CH2−(3−キノリニル)である; (32)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;Reがメトキシ であり;Rdが2−(ジメチルアミノ)エチルスルホニルオキシであり;Rfがア セチルであり;RgがHであり:Rが−CH2CH=CH2−(3−キノリニル) である; (33)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;Rdがメトキシ であり;Reが2−(フェニルチオ)エトキシであり;Rfがアセチルであり;Rg がHであり;Rが−CH2CH=CH2−(3−キノリニル)である; (34)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;Rdがメトキシ であり;Reが(2−ニトロフェニル)アミノカルボニルオキシであり;RfがH であり;RgがHであり;Rが−CH2CH=CH2−(3−キノリニル)である ; 及び (35)Wが存在せず;RbがHであり;RcがHであり;Rdがメトキシ であり;Reが(2−ニトロフェニル)アミノカルボニルオキシであり;RfがH であり;RgがHであり;Rが−CH2CH=CH2−(3−キノリニル)である ; (G)RaがOHであり;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり;Re がメトキシであり;RfがHである化合物であって、以下の化合物からなる群よ り選択される化合物: (1)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=CH2−(3−キノリニル) である; (2)Xが=Oであり、Rがアリルである; (3)Xが=N−OHであり、Rがアリルである; (4)Xが=Oであり、Rがプロピルである; (5)Xが=Oであり、Rが2,3−ジヒドロキシプロピルである; (6)Xが=Oであり、Rが2,3−エポキシプロピルである; (7)Xが=Oであり、Rが2−ヒドロキシ−3−(イミダゾル−1−イ ル)プロピルである; (8)Xが=Oであり、Rが2−ヒドロキシ−3−(モルホリン−4−イ ル)プロピルである; (9)Xが=Oであり、Rが2−ヒドロキシ−3−(ベンジルアミノ)プ ロピルである; (10)Xが=Oであり、Rが2−オキソエチルである; (11)Xが=Oであり、Rが2−オキソプロピルである; (12)Xが=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシル)であり、 Rが−CH2−C∫CHである; (13)Rが−CH2−C∫CHであり、Xが=N−O−Hである; (14)Xが=Oであり、Rが−CH2−C∫CHである; (15)Xが=Oであり、Rが−CH2−CHOH−CH2−N3である; (16)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−OHである; (17)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH2OHである; (18)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH2NH2である; (19)Xが=Oであり、Rが−CH2−CNである; (20)Xが=Oであり、Rが−CH2−フェニルである; (21)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=CH−フェニルである; (22)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−O−CH3である; (23)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−O−CH2−フェニル である; (24)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−N(CH32である ; (25)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−NH(CH3)である ; (26)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−(4−モルホリニル )である; (27)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−NH(フェニル)で ある;及び (28)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−N(フェニル)2であ る; (29)X=O、R=フェニルプロピル; (30)X=O、Rが−CH2CH=CH−(4−メチルフェニル)であ る; (31)X=O、Rが−CH2−CH(OH)−フェニルである; (32)X=O、Rが−CH2−CH(Br)−CH2Brである; (33)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2CH2−フェニルであ る; (34)X=O、Rが−CH2CH2NHCH(CH2フェニル)CO2Me である; (35)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2CH3である; (36)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CO2CH2CH2である; (37)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−フェニルである; (38)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(4−ヒドロキシフ ェニル)である; (39)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(3−ヒドロキシフ ェニル)である; (40)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(3−メトキシフェ ニル)である; (41)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(2−メトキシフェ ニル)である; (42)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(4−メトキシフェ ニル)である; (43)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2−フェニ ルである; (44)Xが=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシル)であり、 Rがフルオロメチルである; (45)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(3−クロロフェニ ル)である; (46)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(2−クロロフェニ ル)である; (47)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(4−クロロフェニ ル)である; (48)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−O−フェニル)であ る; (49)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2CH2−(4−キノリ ニル)である; (50)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2CH2−(3−キノリ ニル)である; (51)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2CH2CH2−フェニル である; (52)X=O、Rが−CH2−CH=N−NH−C(O)−NH2である ; (53)X=O、Rが−CH2−CH=N−NH−(2−ピリジニル)で ある; (54)X=O、Rが−CH2−CH=N−(4−メチルピペラジニル) である; (55)X=O、Rが−CH2−CH=N−O−フェニルである; (56)X=O、Rが−CH2CH(OH)CH2NHCH2CH2−フェニ ルである; (57)X=O、Rが−CH2CH(OH)CH2NHCH2−(4−ピリ ジニルである; (58)Xが=Oであり、Rが(3−ヨードフェニル)メチルである;及 び (59)Xが=Oであり、Rが(4−フルオロフェニル)メチルである; (H)RaがOHであり;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり;Re がメトキシであり;RfがHであり;XがOであり;RがCH2−CH(OH) −CH2−RVであり;かつRVが以下のものからなる群より選択される化合物: (I)XがOであり、RがCH2−CH2−RWであり、かつRWが以下のものか らなる群より選択される化合物: (J)XがOであり、RがCH2−CH=N−RXであり、かつRXが以下のも のからなる群より選択される化合物: 並びに (K)RaがOHであり;RbがHであり;RcがHであり; RdがRpであり;Reがメトキシであり;RfがRpであって、以下の化合物から なる群より選択される化合物: (1)Xが=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシル)であり、R がアリルであり、Rpがトリメチリシリルである; (2)Xが=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシル)であり、R が−CH2−フェニルであり、Rpがトリメチリシリルである; (3)Xが=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシル)であり、R が−CH2−フェニルであり、RpがHである; 及び (4)Xが=N−OHであり、Rが−CH2−フェニルであり、RpがHで ある。 13. 以下のものからなる群より選択される請求項3による化合物並びにそれ らの薬学的に許容し得る塩、エステル及びプロドラッグ: (A)RaがOHであり;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり;Re がメトキシであり;RfがHである化合物であって、以下の化合物からなる群よ り選択される化合物: (1)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=CH2−(3−キノリニル) である; (2)Xが=Oであり、Rがアリルである; (3)Xが=N−OHであり、Rがアリルである; (4)Xが=Oであり、Rがプロピルである; (5)Xが=Oであり、Rが2,3−ジヒドロキシプロピルである; (6)Xが=Oであり、Rが2,3−エポキシプロピルである; (7)Xが=Oであり、Rが2−ヒドロキシ−3−(イミダゾル−1−イ ル)プロピルである; (8)Xが=Oであり、Rが2−ヒドロキシ−3−(モルホリン−4−イ ル)プロピルである; (9)Xが=Oであり、Rが2−ヒドロキシ−3−(ベンジルアミノ)プ ロピルである; (10)Xが=Oであり、Rが2−オキソエチルである; (11)Xが=Oであり、Rが2−オキソプロピルである; (12)Xが=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシル)であり、 Rが−CH2−C∫CHである; (13)Rが−CH2−C∫CHてあり、Xが=N−O−Hである; (14)Xが=Oであり、Rが−CH2−C∫CHである; (15)Xが=Oであり、Rが−CH2−CHOH−CH2−N3である; (16)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−OHである; (17)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH2OHである: (18)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH2NH2である; (19)Xが=Oであり、Rが−CH2−CNである; (20)Xが=Oであり、Rが−CH2−フェニルである; (21)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=CH−フェニルである; (22)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−O−CH3である; (23)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−O −CH2−フェニルである; (24)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−N(CH32である ; (25)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−NH(CH3)である ; (26)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−(4−モルホリニル )である; (27)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−NH(フェニル)で ある; (28)Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−N(フェニル)2であ る; (29)X=O、R=フェニルプロピル; (30)X=O、Rが−CH2CH=CH−(4−メチルフェニル)であ る; (31)X=O、Rが−CH2−CH(OH)−フェニルである; (32)X=O、Rが−CH2−CH(Br)−CH2Brである; (33)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2CH2−フェニルであ る; (34)X=O、Rが−CH2CH2NHCH(CH2フェニル)CO2Me である; (35)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2CH3である; (36)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CO2CH2CH2である; (37)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−フェニルである; (38)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(4−ヒドロキシフ ェニル)である; (39)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(3−ヒドロキシフ ェニル)である; (40)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(3−メトキシフェ ニル)である; (41)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(2−メトキシフェ ニル)である; (42)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(4−メトキシフェ ニル)である; (43)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2−フェニルである; (44)Xが=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシル)であり、 Rがフルオロメチルである; (45)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(3−クロロフェニ ル)である; (46)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(2−クロロフェニ ル)である; (47)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−(4−クロロフェニ ル)である; (48)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2−O−フェニル)であ る; (49)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2CH2−(4−キノリ ニル)である; (50)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2CH2−(3−キノリ ニル)である; (51)X=O、Rが−CH2CH2NHCH2CH2CH2CH2−フェニル である; (52)X=O、Rが−CH2−CH=N−NH−C(O)−NH2である ; (53)X=O、Rが−CH2−CH=N−NH−(2−ピリジニル)で ある; (54)X=O、Rが−CH2−CH=N−(4−メチルピペラジニル) である; (55)X=O、Rが−CH2−CH=N−O−フェニルである; (56)X=O、Rが−CH2CH(OH)CH2NHCH2CH2−フェニ ルである; (57)X=O、Rが−CH2CH(OH)CH2NHCH2−(4−ピリ ジニル)である; (58)Xが=Oであり、Rが(3−ヨードフェニル)メチルである;及 び (59)Xが=Oであり、Rが(4−フルオロフェニル)メチルである; (B)RaがOHであり;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり;Re がメトキシであり;RfがHであり;XがOであり;RがCH2−CH(OH) −CH2−RVであり;かつRVが以下のものからなる群より選択される化合物: (C)XがOであり、RがCH2−CH2−RWであり、かつRWが以下のものか らなる群より選択される化合物: 並びに (D)XがOであり、RがCH2−CH=N−RXであり、かつRXが以下のも のからなる群より選択される化合物。 14. RaがOHであり;RbがHであり;RcがHであり;RdがHであり;Re がメトキシであり;RfがHであって、以 下の化合物からなる群より選択される請求項13による化合物: Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=CH2−(3−キノリニル)である; Xが=Oであり、Rがアリルである; Xが=Oであり、Rが2−ヒドロキシ−3−(ベンジルアミノ)プロピルであ る; Xが=Oであり、Rが2−オキソプロピルである; Xが=Oであり、Rが−CH2−C≡CHである; Xが=Oであり、Rが−CH2−CH=N−OHである; Xが=Oであり、Rが−CH2−CH2OHである; Xが=Oであり、Rが−CH2−CH2NH2である;及び Xが=Oであり、Rが−CH2−CNである。 15. 治療上有効な量の請求項1の化合物を薬学的に許容し得る担体と組み合 わせて含む医薬組成物。 16. 哺乳類動物における細菌の感染を制御するための方法であって、請求項 1による化合物を含む治療上有効な医薬組成物を動物に投与することを包含する 方法。 17. 治療上有効な量の請求項12の化合物を薬学的に許容し得る担体と組み 合わせて含む医薬組成物。 18. 哺乳類動物における細菌の感染を制御するための方法であって、請求項 12による化合物を含む治療上有効な医薬組成物を動物に投与することを包含す る方法。 19. 治療上有効な量の請求項13の化合物を薬学的に許容し得る担体と組み 合わせて含む医薬組成物。 20. 哺乳類動物における細菌の感染を制御するための方法であって、請求項 13による化合物を含む治療上有効な医薬組成物を動物に投与することを包含す る方法。 21. 治療上有効な量の請求項14の化合物を薬学的に許容し得る担体と組み 合わせて含む医薬組成物。 22. 哺乳類動物における細菌の感染を制御するための方法であって、請求項 14による化合物を含む治療上有効な医薬組成物を動物に投与することを包含す る方法。 23. 下記式: (ここで、 Xは以下のものからなる群より選択され: (1)=O、 (2)=N−OH、 (3)=N−O−R1、ここでR1は以下のものからなる群より選択される、 (a)非置換C1−C12−アルキル、 (b)アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (c)置換アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (d)ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (e)置換ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (f)C3−C12−シクロアルキル、 (g)R2、R3及びR4が各々独立してC1−C12−アルキルから選択され る−Si−(R2)(R3)(R4)、 及び (h)−Si−(アリール)3 並びに (4)=N−O−C(R5)(R6)−O−R1、ここでR1は上に定義される通 りであり、かつR5及びR6は各々独立して、 (a)水素、 (b)非置換C1−C12−アルキル、 (c)アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (d)置換アリールで置換されているC1−C12−アル キル、 (e)ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル、 及び (f)置換ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル、 からなる群より選択されるか、 又は、 R5及びR6はそれらが結合する原子と共にC3−C12−シクロアルキル環 を形成する; Raは水素又はヒドロキシであり; Rbは水素又はヒドロキシであり; Rc及びRdの一方は水素であり、かつRc及びRdの他方は以下のものからなる群 より選択され: (1)ヒドロキシ、 (2)保護されたヒドロキシ、 (3)ハロゲン、 (4)NR78、ここでR7及びR8は独立して、 (a)水素 (b)C1−C12−アルキル、 (c)置換C1−C12−アルキル、 (d)C1−C8−シクロアルキル、 (e)置換C1−C8−シクロアルキル、 (f)アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (g)置換アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (h)ヘテロシクロアルキルで置換されているC1−C12−アルキル、 (i)置換ヘテロシクロアルキルで置換されているC1−C12−アルキル 、 (j)C1−C8−シクロアルキルで置換されているC1−C12−アルキル 、 (k)置換C1−C8−シクロアルキルで置換されているC1−C12−アル キル、 (l)ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル、 及び (m)置換ヘテロアリールで置換されているC1−C12 −アルキル、 からなる群より選択されるか、 又は、 R7及びR8はそれらが結合する原子と共に3−10員ヘテロシクロアルキ ル環を形成する、 (5)O−CO−NH−アリール、 (6)O−CO−NH−ヘテロアリール、 (7)R7及びR8が上に定義される通りであるO−CO−NR78、 (8)O−SO2−C1−C6−アルキル、 (9)O−SO2−(置換C1−C6−アルキル)、 及び (10)R7及びR8が上に定義される通りであるO−SO2−CH2−CH2− NR78、 又は Rc及びRdは一緒に、 (1)=O、 (2)=N−OH、 及び (3)R1が上に定義される通りである=N−OR1、 からなる群より選択される基を形成し; Reはメトキシ、フッ素又はヒドロキシであり; Rfは水素又はヒドロキシ保護基であり; Wは存在しないか、又は−O−、−NH−CO−、−N=CH−及び−NH−か らなる群より選択され; Rgは以下のものからなる群より選択され: (1)水素、 (2)以下のものからなる群より選択される1以上の置換基で任意に置換され ているC1−C6−アルキル: (a)アリール、 (b)置換アリール、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール、 (e)ヒドロキシ、 (f)C1−C6−アルコキシ、 (g)NR910、ここでR9及びR10は独立して水素及びC1−C6−アル キルから選択されるか、又はR9及びR10はそれらが接続する窒素原子と共に3 ないし7員環を形成し、 該3ないし7員環は、該環が5ないし7員環である場合、−O−、−NH−、− N(C1−C6−アルキル−)−、−N(アリール)−、−N(アリール−C1− C6−アルキル−)−、−N(置換アリール−C1−C6−アルキル−)−、−N (ヘテロアリール)−、−N(ヘテロアリール−C1−C6−アルキル−)−、− N(置換ヘテロアリール−C1−C6−アルキル−)−、及び−S−もしくは−S (O)n−(ここで、nは1もしくは2)からなる群より選択されるヘテロ官能 基を任意に含んでいてもよい、 及び (h)−CH2−M−R11、ここで、 Mは以下のものからなる群より選択され: (i)−C(O)−NH−、 (ii)−NH−C(O)−、 (iii)−NH−、 (iv)−N=、 (v)−N(CH3)−、 (vi)−NH−C(O)−O−、 (vii)−NH−C(O)−NH−、 (viii)−O−C(O)−NH−、 (ix)−O−C(O)−O−、 (x)−O−、 (xi)−S(O)n−(ここでnは0、1もしくは2)、 (xii)−C(O)−O−、 (xiii)−O−C(O)−、 及び (xiv)−C(O)−、 かつ、 R11は以下のものからなる群より選択される: (i)(aa)アリール、 (bb)置換アリール、 (cc)ヘテロアリール、及び (dd)置換ヘテロアリール、 からなる群より選択される置換基で任意に 置換されているC1−C6アルキル、 (ii)アリール、 (iii)置換アリール、 (iv)ヘテロアリール、 (v)置換ヘテロアリール、 及び (vi)ヘテロシクロアルキル、 (3)C3−C7−シクロアルキル、 (4)アリール、 (5)置換アリール、 (6)ヘテロアリール、 及び (7)置換ヘテロアリール; Rhは以下のものからなる群より選択され: (1)水素、 (2)ヒドロキシ、 (3)−O−C(O)−イミダゾリル、 (4)−O−C(O)−O−C1−C6−アルキル、 (5)−O−C(O)−O−アリール、 (6)−O−C(O)−O−(置換アリール)、 (7)−O−C(O)−Cl、及び (8)−O−C(O)−NH2; Rは以下のものからなる群より選択され: (1)以下のものからなる群より選択される基で置換されているメチル (a)CN、 (b)F、 (c)−CO212、ここでR12はC1−C3−アルキル又はアリール置換 C1−C3−アルキル、又はヘテロアリール置換C1−C3−アルキルである、 (d)S(O)n12、ここでnは0、1又は2であり、かつR12は上に 定義される通りである、 (e)NHC(O)R12、ここでR12は上に定義される通りである、 (f)NHC(O)NR1314、ここでR13及びR14は独立して水素及び C1−C3−アルキルから選択される、 (g)アリール、 (h)置換アリール、 (i)ヘテロアリール、 及び (j)置換ヘテロアリール、 (2)C2−C10−アルキル、 (3)以下のものからなる群より選択される1以上の置換基で置換されている C2−C10−アルキル、 (a)ハロゲン、 (b)ヒドロキシ、 (c)C1−C3−アルコキシ、 (d)C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルコキシ、 (e)オキソ、 (f)−N3、 (g)−CHO、 (h)O−SO2−(置換C1−C6−アルキル)、 (i)−NR1516、ここでR15及びR16は以下のものからなる群より選 択され: (i)ハロゲン、 (ii)C1−C12−アルキル、 (iii)置換C1−C12−アルキル、 (iv)C1−C12−アルケニル、 (v)置換C1−C12−アルケニル、 (vi)C1−C12−アルキニル、 (vii)置換C1−C12−アルキニル、 (viii)アリール、 (ix)C3−C8−シクロアルキル、 (x)置換C3−C8−シクロアルキル、 (xi)置換アリール、 (xii)ヘテロシクロアルキル、 (xiii)置換ヘテロシクロアルキル、 (xiv)アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (xv)置換アリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (xvi)ヘテロシクロアルキルで置換されているC1−C12−ア ルキル、 (xvii)置換ヘテロシクロアルキルで置換されているC1−C1 2 −アルキル、 (xviii)C3−C8−シクロアルキルで置換されているC1− C12−アルキル、 (xix)置換C3−C8−シクロアルキルで置換されているC1− C12−アルキル、 (xx)ヘテロアリール、 (xxi)置換ヘテロアリール、 (xxii)ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキ ル、 及び (xxiii)置換ヘテロアリールで置換されているC1−C12− アルキル、 又は、 R15及びR16はそれらが結合する原子と共に3−10員ヘテロシク ロアルキル環を形成し、該環は以下のものからなる群より独立して選択される1 以上の置換基で置換されていてもよい: (i)ハロゲン、 (ii)ヒドロキシ、 (iii)C1−C3−アルコキシ、 (iv)C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルコキシ、 (v)オキソ、 (vi)C1−C3−アルキル、 (vii)ハロ−C1−C3−アルキル、 及び (vii)C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルキル、 (j)−CO212、ここでR12は上に定義される通りである、 (k)−C(O)NR1314、ここでR13及びR14は上に定義される通り である、 (l)=N−O−R12、ここでR13は前に定義される通りである、 (m)−C≡N、 (n)O−S(O)n12、ここでnは0、1又は2であり、かつR12は 上に定義される通りである、 (o)アリール、 (p)置換アリール、 (q)ヘテロアリール、 (r)置換ヘテロアリール、 (s)C3−C8−シクロアルキル、 (t)置換C3−C8−シクロアルキル、 (u)ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (v)ヘテロシクロアルキル、 (w)置換ヘテロシクロアルキル、 (x)NHC(O)R12、ここでR12は前に定義される通りである、 (y)NHC(O)NR1314、ここでR13及びR14は前に定義される通 りである、 (z)=N−NR1516、ここでR15及びR16は前に定義される通りであ る、 (aa)=N−R11、ここでR11は前に定義される通りである、 (bb)=N−NHC(O)R12、ここでR12は前に定義される通りであ る、 及び (cc)=N−NHC(O)NR1314、ここでR13及びR14は前に定義 される通りである; (4)以下のものからなる群より選択される基で置換されているC3−アルケ ニル: (a)ハロゲン、 (b)−CHO、 (c)−CO212、ここでR12は上に定義されるものである、 (d)−C(O)−R11、ここでR11は上に定義されるものである、 (e)−C(O)NR1314、ここでR13及びR14は前に定義されるもの である、 (f)−C≡N、 (g)アリール、 (h)置換アリール、 (i)ヘテロアリール、 (j)置換ヘテロアリール、 (k)C3−C7−シクロアルキル、 及び (1)ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル; (5)C4−C10−アルケニル; (6)以下のものからなる群より選択される1以上の置換基 で置換されているC4−C10−アルケニル: (a)ハロゲン、 (b)C1−C3−アルコキシ、 (c)オキソ、 (d)−CHO、 (e)−CO212、ここでR12は上に定義される通りである、 (f)−C(O)NR1314、ここでR13及びR14は前に定義される通り である、 (g)−NR1516、ここでR15及びR16は前に定義される通りである、 (h)=N−O−R12、ここでR12は前に定義される通りである、 (i)−C≡N、 (j)O−S(O)n12、ここでnは0、1又は2であり、かつR12は 前に定義される通りである、 (k)アリール、 (l)置換アリール、 (m)ヘテロアリール、 (n)置換ヘテロアリール、 (o)C3−C7−シクロアルキル、 (p)ヘテロアリールで置換されているC1−C12−アルキル、 (q)NHC(O)R12、ここでR12は前に定義される通りである、 (r)NHC(O)NR1314、ここでR13及びR14は前に定義される通 りである、 (s)=N−NR1516、ここでR15及びR16は前に定義される通りであ る、 (t)=N−R11、ここでR11は前に定義される通りである、 (u)=N−NHC(O)R12、ここでR12は前に定義される通りである 、 及び (v)=N−NHC(O)NR1314、ここでR13及びR14は前に定義さ れる通りである; (7)C3−C10−アルキニル; 及び (8)以下のものからなる群より選択される1以上の置換基で置換されている C3−C10−アルキニル: (a)トリアルキルシリル、 (b)アリール、 (c)置換アリール、 (d)ヘテロアリール、 及び (e)置換ヘテロアリール; Y及びZの一方は水素であり、かつ他方は以下のものからなる群より選択され: (1)水素、 (2)ヒドロキシ、 (3)保護されているヒドロキシ、 及び (4)NR78、ここでR7及びR8は上に定義される通りである; 並びに、 A、B、D及びEは、A、B、D及びEのうちの少なくとも2 つが水素であるという条件の下で、以下のものからなる群より独立して選択され : (a)水素; (b)以下のものからなる群より選択される1以上の置換基で任意に置換され ているC1−C6−アルキル: (i)アリール; (ii)置換アリール; (iii)ヘテロアリール; (iv)置換ヘテロアリール; (v)ヘテロシクロアルキル; (vi)ヒドロキシ; (vii)C1−C6−アルコキシ; (viii)Br、Cl、FもしくはIからなるハロゲン;及び (ix)NR910、ここでR9及びR10は上に定義される通りである; (c)C3−C7−シクロアルキル; (d)アリール; (e)置換アリール; (f)ヘテロアリール; (g)置換ヘテロアリール; (h)ヘテロシクロアルキル;及び (i)M及びR11が上に定義される通りである−M−R11でさらに置換されて いる上記選択肢(b)から選択される基; 又は、 AB、AD、AE、BD、BEもしくはDEからなる置換基の対のいずれか1 つがそれらが結合する原子(1つもしくは複数)と共に3ないし7員環を形成し 、該3ないし7員環は−O−、−NH−、−N(C1−C6−アルキル−)−、− N(アリール−C1−C6−アルキル−)−、−N(置換アリール−C1−C6−ア ルキル−)−、−N(ヘテロアリール−C1−C6−アルキル−)−、−N(置換 ヘテロアリール−C1−C6−アルキル−)−、−S−もしくは−S(O)n−( ここでnは1もしくは2)、−C(O)−NH−、−C(O)−NR12−(ここ でR12は上に定義される通りである)、−NH−C(O)−、−NR12−C(O )−(ここでR12は上に定義さ れる通りである)、及び−C(=NH)−NH−からなる群より選択されるヘテ ロ官能基を任意に含む。) を有する6−O−置換マクロライド誘導体の調製方法であって、 (a)下記式、 (ここで、Rpはヒドロキシ保護基であり、Vは=N−O−R1又は=N−O−C (R9)(R10)−O−R1であって、R1、R9及びR10は上に定義される通りで ある。) を有する化合物を、非プロトン性溶媒中の塩基で、次いでアルキル化剤で処理し て、下記式、 (ここで、A、B、D、E、W、X、Y、Z、Ra、Rb、Rc、Rd、Re、Rf、 Rg及びRhは上に定義される通りであり、Vは=N−O−R1又は=N−O−C (R5)(R6)−O−R1であって、R1、R5及びR6は上に定義される通りであ り、か つRは対応するアルキル化剤から誘導される“アルキル基”である。) を有する化合物を得; (b)2’−及び4’−ヒドロキシル基を脱保護して下記式、 (ここで、A、B、D、E、W、X、Y、Z、Ra、Rb、Rc、Rd、Re、Rf、 Rg及びRhは上に定義される通りであり、かつRは対応するアルキル化剤から誘 導される“アルキル基”である。) の化合物を得;及び (c)無機硫黄酸化物塩又は無機亜硝酸塩を用いて酸の存在下において適切な溶 媒中で脱オキシム化して所望の生成物を得ること、 を包含する方法。 24. 工程(a)において、塩基が水酸化カリウム、水酸化セシウム、水酸化 テトラアルキルアンモニムウ、水素化ナトリウム、水素化カリウム、カリウムイ ソプロポキシド、カリウムtert−ブトキシド及びカリウムイソブトキシドか らなる群より選択され、アルキル化剤が臭化アリル、臭化プロパルギル、ベンジ ルブロマイド、2−フルオロエチルブロマイド、4−ニトロベンジルブロマイド 、4−クロロベンジルブロマイド、4−メトキシベンジルブロマイド、α−ブロ モ−p−トルニトリル、シンナミルブロマイド、メチル4−ブロモクロトネート 、クロチルブロマイド、1−ブロモ−2−ペンテン、3−ブロモ−1−プロペニ ルフェニルスルホン、3−ブロモ−1−トリメチルシリル−1−プロピン、3− ブロモ−2−オタチン、1−ブロモ−2−ブチン、2−ピコリルクロライド、3 −ピコリルクロライド、4−ピコリルクロライド、4−ブロモメチルキノリン、 ブロモアセトニトリル、エピクロロヒドリン、ブロモフルオロメタン、ブロモニ トロメタン、メチルブロモアセテート、メトキシメチルクロライド、ブロモアセ トアミド、2−ブロモアセトフェノン、1−ブロモ−2−ブタノン、ブロモクロ ロメタン、ブロモメチルフェニルスルホン、1,3−ジブロモ−1 −プロペン、アリルO−トシレート、3−フェニルプロピル−O−トリフルオロ メタンスルホネート、及びn−ブチル−O−メタンスルホネートからなる群より 選択され、かつ反応を約−15℃ないし約50℃の温度で0.5時間ないし10 日間行ない;工程(b)において、脱保護を水及びアセトニトリル中の酢酸を用 いることにより達成し;及び工程(c)において、脱オキシム化剤が、亜硫酸水 素ナトリウム、ピロ硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、亜 硫酸ナトリウム、ナトリウムハイドロサルファイト、メタ重亜硫酸ナトリウム、 ジチオン酸ナトリウム、チオ硫酸カリウム、及びメタ重亜硫酸カリウムからなる 群より選択される無機硫黄酸化物化合物であるか、又は酸の存在下における亜硝 酸ナトリウム及び亜硝酸カリウムからなる群より選択される無機亜硝酸塩であり 、かつ溶媒が水、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、 トリメチルシラノール又はそれらの1以上の混合液からなる群より選択される請 求項37による方法。 25. 式(II)を有する6−O−置換マクロライド化合物を調製するための 請求項38による方法であって、工程(a)において出発物質が下記式(ここで、Rpはトリメチルシリルであり、かつVはケトン保護基である) を有し、かつそれをTHF及びDMSOの混合液中の水酸化カリウムで処理し、 工程(b)において2’−及び4’−ヒドロキシル基の脱保護を水及びアセトニ トリル中の酢酸を用いて達成して下記式 を有する化合物を得、かつ工程(c)においてエタノール−水中のNaHSO3 及び蟻酸を用いて9−オキシムを脱オキシムする方法。 26. 工程(a)において、Rpがトリメチルシリルであり、かつケトン保護 基がO−(1−イソプロポキシシクロヘキシル)オキシムである請求項39によ る方法。
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