JP2000509712A - 6―o―置換エリスロマイシン及びその製造方法 - Google Patents

6―o―置換エリスロマイシン及びその製造方法

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JP2000509712A JP9539907A JP53990797A JP2000509712A JP 2000509712 A JP2000509712 A JP 2000509712A JP 9539907 A JP9539907 A JP 9539907A JP 53990797 A JP53990797 A JP 53990797A JP 2000509712 A JP2000509712 A JP 2000509712A
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Abstract

(57)【要約】 式(II)、(III)、(IV)、(V)、(VI)、(VII)、(VIII)及び(IX)を有する抗菌性化合物並びにその薬物的に許容される塩、エステル及びそのプロドラッグ;このような化合物を含んでなる薬物組成物:このような化合物を投薬することからなる細菌感染の治療方法及びこの化合物の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】 6−O−置換エリスロマイシン及びその製造方法 技術分野 本発明は、抗菌活性を有し、細菌感染の治療及び予防に於いて有用である、新 規な半合成マクロライドに関する。より詳細には、本発明は、6−O−置換エリ スロマイシン誘導体、このような化合物を含有する組成物及びこれの使用方法並 びにこのような化合物の製造方法に関する。発明の背景 式(I): によって表わされるエリスロマイシンA〜Dは、公知であり、 細菌感染を治療し、予防するために広く使用されている有力な抗菌剤である。し かしながら、他の抗菌剤と同様に、エリスロマイシンに対する抵抗性又は不十分 な感受性を有する細菌株が同定されている。また、エリスロマイシンAは、グラ ム陰性細菌に対して弱い活性のみを有する。それ故、改良された抗菌活性を有し 、抵抗性を発達させるためのより少ない可能性を有し、所望のグラム陰性活性を 有し又は標的微生物に対する予想外の選択性を有する新規なエリスロマイシン誘 導体化合物を同定する必要性が依然として存在している。その結果、多数の研究 者は、修正された又は改良された抗生物質活性のプロフィールを有する類似物を 得ることを試みて、エリスロマイシンの化学的誘導体を製造してきた。 Morimotoらは、J.Antibiotics、第37巻、第187貞 (1984年)に於いて、6−O−メチルエリスロマイシンAの製造を記載した 。Morimotoらは更に、J.Antibiotics、第43巻、第28 6頁(1990年)に於いて、一連のO−アルキルエリスロマイシンA誘導体を 開示した。彼らの経験に於いて、「メチル化以外のO−アル キル化が、C−11ヒドロキシル基でしか起こらなかった」。しかしながら、1 988年6月22日に公開された、ヨーロッパ特許出願第272,110号に於 いて、Morimotoらは6−O−C1〜C3−アルキルエリスロマイシンA化 合物を開示している。 1987年3月28日に公開された、ヨーロッパ特許出願第215,355号 に於いて、Omura及びItohは、胃腸収縮運動の刺激薬として6−O−低 級アルキルエリスロマイシンを開示している。発明の要約 本発明は、抗菌活性を有する新規な種類の6−O−置換エリスロマイシン化合 物を提供する。 本発明の一つの側面に於いて、下記の式から選択された新規な6−O−置換エ リスロマイシン化合物並びにその薬物的に許容される塩、エステル及びそのその プロドラッグが開示される。 上記の式(II)〜(IX)に於いて、 Xは、 (1)=O、 (2)=N−OH、 (3)=N−O−R1(式中、R1は、 (a)非置換C1〜C12−アルキル、 (b)アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、 (c)置換アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、 (d)C3〜C12−シクロアルキル、 (e)−Si−(R11)(R12)(R13)(式中、R11、R12及びR13はそれ ぞれ独立に、C1〜C12−アルキルから選択される) (f)−Si−(アリール)3 である)、又は (4)=N−O−C(R9)(R10)−O−R1(式中、R1は前記定義された通 りであり、R9及びR10はそれぞれ独立に、 (a)水素、 (b)非置換C1〜C12−アルキル、 (c)アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、及び (d)置換アリールで置換されたC1〜C12−アルキル からなる群から選択されるか又はR9及びR10はそれらが結合している炭素と一 緒になって、C3〜C12−シクロアルキル環を形成する) であり、 Raは、水素又はヒドロキシであり、 Rbは、水素又はヒドロキシであり、 RC及びRdの一方は水素であり、Rc及びRdの他方は、 (1)ヒドロキシ、 (2)保護されたヒドロキシ、 (3)ハロゲン、又は (4)NR34(式中、R3及びR4は独立に、 (a)水素、 (b)C1〜C12−アルキル、 (c)アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、 (d)置換アリールで置換されたC1〜C12−アルキル (e)ヘテロアリールで置換されたC1〜C12−アルキル、及び (d)置換ヘテロアリールで置換されたC1〜C12−アルキ ル から独立に選択される)、又は (5)−SO2−(置換C1〜C6−アルキル) であり、又はR3及びR4はそれらが結合している炭素と一緒になって、3〜7員 のヘテロ環式アルキル環を形成するか、又は Rc及びRdは一緒になって、 (1)=O、 (2)=N−OH、又は (3)=N−OR1(式中、R1は、前記定義された通りである) であり、 Reは、メトキシ、フッ素又はヒドロキシであり、 Rfは、水素又はヒドロキシ保護基であり、 Rgは、 (1)非置換C1〜C6−アルキル、 (2) (a)アリール、 (b)置換アリール、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール、 (e)ヘテロアリールアルキル、 (f)ヒドロキシ、 (g)C1〜C6−アルコキシ、 (h)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、及び (i)−CH2−M−R5(式中、Mは (i)−O−、 (ii)−NH−、 (iii)−NMe−、 (iv)−S(O)n−(式中、nは0、1又は2である)、 (v)−NHC(=O)−、及び (vi)−C(=O)−NH− からなる群から選択され、そして R5は、 (i)−(CH2n−アリール(式中、nは0、1又は2である)、 (ii)−(CH2n−置換アリール(式中、nは0、 1又は2である)、 (iii)−(CH2n−ヘテロアリール(式中、nは0、1又は2である )、 (iv)−(CH2n−置換ヘテロアリール(式中、nは0、1又は2であ る)、及び (v)−(CH2n−ヘテロアリールアルキル(式中、nは0、1又は2で ある)、 からなる群から選択される) からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC1〜C6−ア ルキル、 (3)C3〜C12−シクロアルキル、 (4)アリール、 (5)置換アリール、 (6)ヘテロアリール、及び (7)置換ヘテロアリール からなる群から選択され、 Rhは、 (a)水素、 (b)C1〜C12−アルキル、 (c)アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、 (d)置換アリールで置換されたC1〜C12−アルキル (e)ヘテロアリールで置換されたC1〜C12−アルキル、及び (f)置換ヘテロアリールで置換されたC1〜C12−アルキル からなる群から選択され、 Rは、 (1) (a)F、 (b)S(O)n6(式中、nは0、1又は2であり、そしてC1〜C3−アル キル又はアリール置換C1〜C3−アルキルである) (c)NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、及び (d)NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は独立に、水素及びC1〜C3 −アルキルから選択される) からなる群から選択された置換基で置換されたC1−アルキル、 (2)C2〜C10−アルキル、 (3) (a)ハロゲン、 (b)ヒドロキシ、 (c)C1〜C3−アルコキシ、 (d)オキソ(C=O)、 (e)−CHO、 (f)−CO26(式中、R6は前記定義された通りである)、 (g)−C(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである) 、 (h)−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (i)=N−O−R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (j)−C≡N、 (k)S(O)n6(式中、nは0、1又は2であり、そしてR6は、C1〜C3 −アルキル又はアリール置換C1〜C3−アルキルである) (l)アリール、 (m)置換アリール、 (n)ヘテロアリール、 (o)置換ヘテロアリール、 (p)C3〜C7−シクロアルキル、 (q)(ヘテロアリール)アルキル、 (r)NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (s)NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである )、 (t)=N−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (u)=N−NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、及 び (v)=N−NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通り である) からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC2〜C10− アルキル、 (4)C2〜C10−アルケニル、 (5) (a)ハロゲン、 (b)ヒドロキシ、 (c)C1〜C3−アルコキシ、 (d)オキソ(C=O)、 (e)−CHO、 (f)−CO26(式中、R6は前記定義された通りである)、 (g)−C(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである) 、 (h)−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (i)=N−O−R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (j)−C≡N、 (k)S(O)n6(式中、nは0、1又は2であり、そしてR6は、C1〜C3 −アルキル又はアリール置換C1〜C3−アルキルである) (l)アリール、 (m)置換アリール、 (n)ヘテロアリール、 (o)置換ヘテロアリール、 (p)C3〜C7−シクロアルキル、 (q)(ヘテロアリール)アルキル、 (r)NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (s)NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである )、 (t)=N−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (u)=N−NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、及 び (v)=N−NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通り である) からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC2〜C10− アルケニル、 (6)C2〜C10−アルキニル、及び (7) (a)トリアルキルシリル、 (b)アリール、 (c)置換アリール、 (d)ヘテロアリール、及び (e)置換ヘテロアリール からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC2〜C10− アルキニル、 からなる群から選択され、 Y及びZの一方は水素であり、他方は、 (1)水素、 (2)ヒドロキシ、 (3)保護されたヒドロキシ、及び (4)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである) からなる群から選択され、 Wは、 (1)−O−、 (2)−NH−、 (3)−NMe−、又は (4)不存在 であり、 A、B、D及びEは、それぞれ存在するとき、独立に、 (1)水素、 (2)非置換C1〜C6−アルキル、及び (3) (a)アリール、 (b)置換アリール、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール、 (e)ヘテロアリールアルキル、 (f)ヒドロキシ、 (g)C1〜C6−アルコキシ、 (h)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、及び (i)−CH2−M−R5(式中、Mは (i)−O−、 (ii)−NH−、 (iii)−NMe−、 (iV)−S(O)n−(式中、nは0、1又は2である)、 (v)−NHC(=O)−、及び (vi)−C(=O)−NH− からなる群から選択され、そして R5は、 (i)−(CH2n−アリール(式中、nは0、1又は2である)、 (ii)−(CH2n−置換アリール(式中、nは0、1又は2である)、 (iii)−(CH2)n−ヘテロアリール(式中、nは0、1又は2である )、 (iv)−(CH2n−置換ヘテロアリール(式中、nは0、1又は2であ る)、及び (V)−(CH2n−ヘテロアリールアルキル(式中、nは0、1又は2で ある)、 からなる群から選択される) からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC1〜C6−ア ルキル からなる群から選択されるか 又はAB、AD、AE、BD、BE又はDEからなる置換基の何れかの対は、そ れらが結合している原子又は原子群と一緒になって、任意に、 (1)−O−、 (2)−S(O)n−(式中、nは0、1又は2である)、 (3)−NH−、 (4)−N(CH3)−、及び (5)−N(R5)−(式中、R5は前記定義された通りである) から選択されたヘテロ官能基を含有する3−〜7−員環を形成する。 本発明の他の側面に於いて、薬物的に許容される担体と組み合わせて、治療的 に有効量の本発明の化合物からなる薬物組成物及びこのような組成物による抗菌 性感染の治療が開示される。適当な担体及び配合の方法も開示される。本発明の 化合物及び組成物は、抗菌活性を有する。 本発明の別の側面に於いて、前記の式(II)、(III)、(IV)、(V )、(VI)、(VII)、(VIII)及び(IX)の6−O−置換マクロラ イド誘導体の製造方法か提供される。発明の詳細な説明 本発明の一つの態様は、前記の式(II)(式中、X、R、 Ra、Rb、Rc、Rd、Re及びRfは、前記定義された通りである)の化合物から なる。 本発明の他の態様は、前記の式(III)(式中、Y、Z、R、Ra、Rb、Rc 、Rd、Re及びRfは、前記定義された通りである)の化合物からなる。 本発明の他の態様は、前記の式(IV) (式中、R、Rb、Rc、Rd、Re及 びRfは、前記定義された通りである)の化合物からなる。 本発明の他の態様は、前記の式(V)(式中、R、Rb、Rc、Rd、Re及びRf は、前記定義された通りである)の化合物からなる。 本発明の他の態様は、前記の式(VI)(式中、R、Ra、Rb、Rc、Rd、Re 及びRfは、前記定義された通りである)の化合物からなる。 本発明の他の態様は、前記の式(VII)(式中、W、R、Rb、Rc、Rd、 Re、Rf及びRgは、前記定義された通りである)の化合物からなる。 本発明の他の態様は、前記の式(VIII)(式中、A、B、D、E、R、Rb 、Rc、Rd、Re及びRfは、前記定義され た通りである)の化合物からなる。 本発明の他の態様は、前記の式(IX)(式中、A、B、D、E、R、Rb、 Rc、Rd、Re、Rf及びRhは、前記定義された通りである)の化合物からなる 。 本発明の好ましい態様は、式(X): (式中、X及びRは、前記定義された通りである) の化合物である。 本発明の他の好ましい態様は、式(XI): (式中、Y、Z及びRは、前記定義された通りである) の化合物である。 式(X)の化合物の製造に於ける好ましい中間体は、式(XII):(式中、Xは前記定義された通りであり、RPはヒドロキシ保護基である) の化合物である。 本発明の化合物の代表には、下記の化合物が含まれる。 式(X)の化合物:Xは=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシル)で あり、Rはアリルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rはアリルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rはプロピルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2,3−ジヒドロ キシプロピルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2,3−エポキシプロピルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2−ヒドロキシ−3−(イミダゾー ル−1−イル)プロピルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2−ヒドロキシ−3−(モルホリン −4−イル)プロピルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2−ヒドロキシ−3−(ベンジルア ミノ)プロピルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CHOである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−C(O)−CH3である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡CHである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CHOH−CH2−N3で ある; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−OHである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH2OHである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH2NH2である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CNである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−フェニルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=CH(フェニル) である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−O−CH3であ る; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−O−CH2−フ ェニルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−N(CH32 である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−NH(CH3) である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH= N−(4−モルホリニル)である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−NH(フェニ ル)である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−N(フェニル )2である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH2CH2OHである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CO2Hである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH2NH(CH3)である ; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH2NHCH2CH3である ; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH2NHCH2CH2−フェ ニルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH2N(CH32である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH2−(4−モルホリニル )である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2C(O)NH2である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2NHC(O)NH2である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2NHC(O)CH3である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2Fである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH2OCH3である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH3である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH=C(CH323である : 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH=CHPhである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−(CH23−Phである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−(CH22−CH(CH32であ る; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−(CH22−O−(CH22−O −(CH3)である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−Phである; 式(X)の化合物:Xは=N−OHであり、Rは−CH2−C≡CHである; 式(X)の化合物:Xは=N−O−CH3であり、Rは−CH2−C≡CHであ る; 式(X)の化合物:Xは=N−O−ベンジルであり、Rは−CH2−C≡CH である; 式(X)の化合物:Xは=N−O−CH2−O−CH3であり、Rは−CH2− C≡CHである; 式(X)の化合物:Xは=N−O−CH2−O−CH2−CH2−O−CH3であ り、Rは−CH2−C…CHである; 式(X)の化合物:Xは=N−OHであり、Rは−CH2−CH=CH2である ; 式(X)の化合物:Xは=N−O−CH3であり、Rは−CH2−CH=CH2 である; 式(X)の化合物:Xは=N−O−ベンジルであり、Rは−CH2−CH=C H2である; 式(X)の化合物:Xは=N−O−CH2−O−CH3であり、Rは−CH2− CH=CH2である; 式(X)の化合物:Xは=N−O−CH2−O−CH2−CH2−O−CH3であ り、Rは−CH2−CH=CH2である; 式(XI)の化合物:YはNH2であり、ZはHであり、Rは−CH2−C≡C Hである; 式(XI)の化合物:YはNH−CH2CH2CH3であり、ZはHであり、R は−CH2−C≡CHである; 式(XI)の化合物:YはNH−(CH29−CH3であり、ZはHであり、 Rは−CH2−C≡CHである; 式(XI)の化合物:YはNH−CH(CH32であり、ZはHであり、Rは −CH2−C≡CHである; 式(XI)の化合物:Yは1−ピペリジニルであり、ZはHであり、Rは−C H2−C≡CHである; 式(XI)の化合物:YはHであり、Zは1−ピペリジニルであり、Rは−C H2−C≡CHである; 式(XI)の化合物:YはHであり、ZはNH2であり、R は−CH2−C≡CHである; 式(XI)の化合物:YはHであり、ZはNH−CH2CH2CH3であり、R は−CH2−C≡CHである; 式(XI)の化合物:YはHであり、ZはNH−(CH29−CH3であり、 Rは−CH2−C≡CHである; 式(XI)の化合物:YはHであり、ZはNH−CH(CH32であり、Rは −CH2−C≡CHである; 式(XI)の化合物:YはOHであり、ZはHであり、Rは−CH2−C≡C Hである; 式(XI)の化合物:YはHであり、ZはOHであり、Rは−CH2−C≡C Hである; 式(IV)の化合物:Rは−CH2CH=CH2であり、RbはHであり、Rcは Hであり、RdはOHであり、ReはOCH3であり、Rfは水素である; 式(IV)の化合物:Rは−CH2−C≡CHであり、RbはHであり、Rcは Hであり、RdはOHであり、ReはOCH3であり、Rfは水素である; 式(IV)の化合物:Rは−CH2−C≡Nであり、RbはHであり、RcはH であり、RdはOHであり、ReはOCH3 であり、Rfは水素である; 式(V)の化合物:Rは−CH2CH=CH2であり、RbはHであり、RcはH であり、RdはOHであり、ReはOCH3であり、Rfは水素である; 式(V)の化合物:Rは−CH2−C≡CHであり、RbはHであり、RCはH であり、RdはOHであり、ReはOCH3であり、Rfは水素である; 式(V)の化合物:Rは−CH2−C≡Nであり、RbはHであり、RcはHで あり、RdはOHであり、ReはOCH3であり、Rfは水素である; 式(VI)の化合物:Rは−CH2CH=CH2であり、RaはOHであり、Rb はHであり、RCはHであり、RdはOHであり、ReはOCH3であり、Rfは水 素である; 式(VI)の化合物:Rは−CH2−C≡CHであり、RaはOHであり、Rb はHであり、RcはHであり、RdはOHであり、ReはOCH3であり、Rfは水 素である; 式(VI)の化合物:Rは−CH2−C≡Nであり、RaはOHであり、Rbは Hであり、RcはHであり、RdはOHであり、ReはOCH3であり、Rfは水素 である; 式(VII)の化合物:Rは−CH2CH=CH2であり、そしてW、Rb、Rc 、Rd、Re、Rf及びRgは前記定義された通りである; 式(VII)の化合物:Rは−CH2−C≡CHであり、そしてW、Rb、Rc 、Rd、Re、Rf及びRgは前記定義された通りである; 式(VII)の化合物:Rは−CH2−C≡Nであり、そしてW、Rb、RC、 Rd、Re、Rf及びRgは前記定義された通りである; 式(VIII)の化合物:Rは−CH2CH=CH2であり、そしてA、B、D 、E、Rb、Rc、Rd、Re及びRfは前記定義された通りである; 式(VIII)の化合物:Rは−CH2−C≡CHであり、そしてA、B、D 、E、Rb、Rc、Rd、Re及びRfは前記定義された通りである; 式(VIII)の化合物:Rは−CH2−C≡Nであり、そしてA、B、D、 E、Rb、Rc、Rd、Re及びRfは前記定義された通りである; 式(IX)の化合物:Rは−CH2CH=CH2であり、そ してA、B、D、E、Rb、Rc、Rd、Re、Rf及びRhは前記定義された通りで ある; 式(IX)の化合物:Rは−CH2−C≡CHであり、そしてA、B、D、E 、Rb、Rc、Rd、Re、Rf及びRhは前記定義された通りである; 式(IX)の化合物:Rは−CH2−C≡Nであり、そしてA、B、D、E、 Rb、Rc、Rd、Re、Rf及びRhは前記定義された通りである; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH=CH2であり、Rc 及びRdは一緒になって=Oであり、Ra、Rb、Re及びRfは前記定義された通 りである; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡CHであり、Rc及 びRdは一緒になって=Oであり、Ra、Rb、Re及びRfは前記定義された通り である; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡Nであり、Rc及び Rdは一緒になって=Oであり、Ra、Rb、Re及びRfは前記定義された通りで ある; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH=CH2であり、Rc は−OHであり、Rdは−Hであり、Reは −OCH3であり、Ra、Rb及びRfは前記定義された通りである; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡CHであり、Rcは −OHであり、Rdは−Hであり、Reは−OCH3であり、Ra、Rb及びRfは前 記定義された通りである; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡Nであり、Rcは− OHであり、Rdは−Hであり、Reは−OCH3であり、Ra、Rb及びRfは前記 定義された通りである; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH=CH2であり、RC は−N(CH32であり、Rdは−Hであり、Reは−OCH3であり、Ra、Rb 及びRfは前記定義された通りである; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡CHであり、Rcは −N(CH32であり、Rdは−Hであり、Reは−OCH3であり、Ra、Rb及 びRfは前記定義された通りである; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡Nであり、Rcは− N(CH32であり、Rdは−Hであり、 Reは−OCH3であり、Ra、Rb及びRfは前記定義された通りである; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH=CH2であり、Rc は−Hであり、Rdは−N(CH32であり、Reは−OCH3であり、Ra、Rb 及びRfは前記定義された通りである; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡CHであり、Rcは −Hであり、Rdは−N(CH32であり、Reは−OCH3であり、Ra、Rb及 びRfは前記定義された通りである; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡Nであり、Rcは− Hであり、Rdは−N(CH3)。であり、Reは−OCH3であり、Ra、Rb及び Rfは前記定義された通りである; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH=CH2であり、Rc は−Hであり、Rdは−OCH3であり、Reは−Fであり、Ra、Rb及びRfは前 記定義された通りである; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡CHであり、Rcは −Hであり、Rdは−OCH3であり、Re は−Fであり、Ra、Rb及びRfは前記定義された通りである; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡Nであり、Rcは− Hであり、Rdは−OCH3であり、Reは−Fであり、Ra、Rb及びRfは前記定 義された通りである; 並びにこれらの薬物的に許容される塩、エステル及びそのプロドラッグ。 好ましい化合物は、 式(X)の化合物:Xは=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシル)で あり、Rはアリルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rはアリルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rはプロピルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2,3−ジヒドロキシプロピルであ る; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2,3−エポキシプロピルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2−ヒドロキシ−3−(イミダゾー ル−1−イル)プロピルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2−ヒドロキシ−3−(モルホリン −4−イル)プロピルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2−ヒドロキシ−3−(ベンジルア ミノ)プロピルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2−オキソエチルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2−オキソプロピルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡CHである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CHOH−CH2−N3で ある; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−OHである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH2OHである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH2NH2である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CNである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2-フェニ ルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=CH(フェニル) である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−O−CH3であ る; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−O−CH2−フ ェニルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−N(CH32 である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−NH(CH3) である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−(4−モルホ リニル)である; 式(X)の化合物:Xは:Oであり、Rは−CH2−CH=N−NH(フェニ ル)である;及び 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−N(フェニル )2である; 並びにこれらの薬物的に許容される塩、エステル及びそのプロドラッグからなる 群から選択される。 より好ましい化合物は、 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rはアリルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2−ヒドロキシ−3−(ベンジルア ミノ)プロピルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2−オキソプロピルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡CHである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−OHである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH2OHである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH2NH2である;及び 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CNである; 並びにこれらの薬物的に許容される塩、エステル及びそのプロドラッグからなる 群から選択される。 式: [式中、Xは、 (1)=O、 (2)=N−OH、 (3)=N−O−R1(式中、R1は、 (a)非置換C1〜C12−アルキル、 (b)アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、 (c)置換アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、 (d)C3〜C12−シクロアルキル、 (e)−Si−(R11)(R12)(R13)(式中、R11、R12及びR13はそれ ぞれ独立に、C1〜C12−アルキルから選択される) (f)−Si−(アリール)3 である)、又は (4)=N−O−C(R9) (R10)−O−R1(式中、R1は前記定義された 通りであり、R9及びR10はそれそれ独立に、 (a)水素、 (b)非置換C1〜C12−アルキル、 (c)アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、及び (d)置換アリールで置換されたC1〜C12−アルキル からなる群から選択されるか又はR9及びR10はそれらが結合している炭素と一 緒になって、C3〜C12−シクロアルキル環を形成する) であり、 Raは、水素又はヒドロキシであり、 Rbは、水素又はヒドロキシであり、 Rc及びRdの一方は水素であり、Rc及びRdの他方は、 (1)ヒドロキシ、 (2)保護されたヒドロキシ、 (3)ハロゲン、又は (4)NR34(式中、R3及びR4は独立に、 (a)水素、 (b)C1〜C12−アルキル、 (c)アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、及び (d)置換アリールで置換されたC1〜C12−アルキル から独立に選択されるか又は R3及びR4はそれらが結合している炭素と一緒になって、3〜7員のヘテロ環式 アルキル環を形成する) であるか又は Rc及びRdは一緒になって、 (1)=O、 (2)=N−OH、又は (3)=N−OR1(式中、R1は、前記定義された通りである) であり、 Reは、メトキシ、フッ素又はヒドロキシであり、 Rfは、水素又はヒドロキシ保護基であり、 Rgは、 (1)非置換C1〜C6−アルキル、 (2) (a)アリール、 (b)置換アリール、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール、 (e)ヘテロアリールアルキル、 (f)ヒドロキシ、 (g)C1〜C6−アルコキシ、 (h)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、及び (i)−CH2−M−R5(式中、Mは (i)−O−、 (ii)−NH−、 (iii)−NMe−、 (iv)−S(O)n−(式中、nは0、1又は2である)、 (v)−NHC(=O)−、及び (vi)−C (=O)−NH− からなる群から選択され、そして R5は、 (i)−(CH2n−アリール(式中、nは0、1又は2である)、 (ii)−(CH2n−置換アリール(式中、nは0、1又は2である)、 (iii)-(CH2n−ヘテロアリール(式中、nは0、1又は2である )、 (iv)−(CH2n−置換ヘテロアリール(式中、nは0、1又は2であ る)、及び (v)−(CH2n−ヘテロアリールアルキル(式中、nは0、1又は2で ある)、 からなる群から選択される) からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC1〜C6−ア ルキル、 (3)C3〜C12−シクロアルキル、 (4)アリール、 (5)置換アリール、 (6)ヘテロアリール、及び (7)置換ヘテロアリール からなる群から選択され、 Rは、 (1) (a)F、 (b)S(O)n6(式中、nは0、1又は2であり、そしてR6は、C1〜C3 −アルキル又はアリール置換C1〜C3−アルキルである) (c)NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、及び (d)NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである ) からなる群から選択された置換基で置換されたC1−アルキル、 (2)C2〜C10−アルキル、 (3) (a)ハロゲン、 (b)ヒドロキシ、 (c)C1〜C3−アルコキシ、 (d)オキソ(C=O)、 (e)−CHO、 (f)−CO26(式中、R6は前記定義された通りである)、 (g)−C(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである) 、 (h)−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (i)=N−O−R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (j)−C≡N、 (k)S(O)n6(式中、nは0、1又は2であり、そしてR6は、C1〜C3 −アルキル又はアリール置換C1〜C3−アルキルである) (l)アリール、 (m)置換アリール、 (n)ヘテロアリール、 (o)置換ヘテロアリール、 (p)C3〜C7−シクロアルキル、 (q)(ヘテロアリール)アルキル、 (r)NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (s)NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである )、 (t)=N−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (u)=N−NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、及 び (v)=N−NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通り である) からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC2〜C10− アルキル、 (4)C2〜C10−アルケニル、 (5) (a)ハロゲン、 (b)ヒドロキシ、 (c)C1〜C3−アルコキシ、 (d)オキソ(C=O)、 (e)−CHO、 (f)−CO26(式中、R6は前記定義された通りである)、 (g)−C(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである) 、 (h)−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (i)=N−O−R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (j)−C≡N、 (k)S(O)n6(式中、nは0、1又は2であり、そしてC1〜C3−アル キル又はアリール置換C1〜C3−アルキルである) (l)アリール、 (m)置換アリール、 (n)ヘテロアリール、 (o)置換ヘテロアリール、 (p)C3〜C7−シクロアルキル、 (q)(ヘテロアリール)アルキル、 (r)NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (s)NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである )、 (t)=N−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (u)=N−NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、及 び (v)=N−NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通り である) からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC2〜C10− アルケニル、 (6)C2〜C10−アルキニル、及び (7) (a)トリアルキルシリル、 (b)アリール、 (c)置換アリール、 (d)ヘテロアリール、及び (e)置換ヘテロアリール からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC2〜C10− アルキニル、 からなる群から選択され、 Y及びZの一方は水素であり、他方は、 (1)水素、 (2)ヒドロキシ、 (3)保護されたヒドロキシ、及び (4)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである) からなる群から選択され、 Wは、 (1)−O−、 (2)−NH−、 (3)−NMe−、又は (4)不存在 であり、 A、B、D及びEは、それぞれ存在するとき、独立に、 (1)水素、 (2)非置換C1〜C6−アルキル、及び (3) (a)アリール、 (b)置換アリール、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール、 (e)ヘテロアリールアルキル、 (f)ヒドロキシ、 (g)C1〜C6−アルコキシ、 (h)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、及び (i)−CH2−M−R5(式中、Mは (i)−O−、 (ii)−NH−、 (iii)−NMe−、 (iV)−S(O)n−(式中、nは0、1又は2である)、 (v)−NHC(=O)−、及び (vi)−C(=O)−NH− からなる群から選択され、そして R5は、 (i)−(CH2n−アリール(式中、nは0、1又は2である)、 (ii)−(CH2n−置換アリール(式中、nは0、1又は2である)、 (iii)−(CH2n−ヘテロアリール(式中、nは0、1又は2である )、 (iv)−(CH2n−置換ヘテロアリール(式中、nは0、1又は2であ る)、及び (v)−(CH2n−ヘテロアリールアルキル(式中、nは0、1又は2で ある)、 からなる群から選択される) からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC1〜C6−ア ルキル からなる群から選択されるか 又はAB、AD、AE、BD、BE又はDEからなる置換基の 何れかの対は、それらが結合している原子又は原子群と一緒になって、任意に、 (1)−O−、 (2)−S(O)n-(式中、nは0、1又は2である)、 (3)−NH−、 (4)−N(CH3)−、及び (5)−N(R5)−(式中、R5は前記定義された通りである) から選択されたヘテロ官能基を含有する3−〜7−員環を形成する] を有する6−O−置換マクロライド誘導体の製造方法は、 (a)式: [式中、RPはヒドロキシ保護基であり、Vは=N−O−R1又は=N−O−C( R9)(R10)−O−R1(式中、R1、R9及びR10は前記定義された通りである )である] を有する化合物を、水酸化カリウム、水酸化セシウム、テトラアルキルアンモニ ウムヒドロキシド、水素化ナトリウム、水素化カリウム、カリウムイソプロポキ シド、カリウムtert−ブトキシド、カリウムイソブトキシドのような塩基を とともに、下記に定義するような、反応に悪影響を与えない非プロトン性溶媒、 好ましくは、ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシド、N,N−ジメチル ホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、 ヘキサメチルリン酸トリアミド、これらの混合物又はこれらの溶媒の1種とエー テル、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、アセト ニトリル、酢酸エチル、アセトンとの混合物中で、使用する条件に依存して、約 −15℃〜約50℃の温度で冷却又は加熱しながら、0.5時間〜10日間、好 ましくは1〜5日間、臭化アリル、臭化プロパルギル、臭化ベンジル、臭化2− フルオロエチル、臭化4−ニトロベンジル、臭化4−クロロベンジル、臭化4− メトキシベンジル、α−ブロモ−p−トルニトリル、臭化シンナミル、4−ブロ モクロトン酸メチル、臭化クロチル、1−ブロモ−2−ペンテン、3−ブロモ− 1−プロペニルフェニルスルホン、3−ブロモ−1−トリメチルシリル−1−プ ロピン、3−ブロモ−2−オクチン、1−ブロモ−2−ブチン、塩化2−ピコリ ル、塩化3−ピコリル、塩化4−ピコリル、4−ブロモメチルキノリン、ブロモ アセトニトリル、エピクロロヒドリン、ブロモフルオロメタン、ブロモニトロメ タン、ブロモ酢酸メチル、塩化メトキシメチル、ブロモアセトアミド、2−ブロ モアセトフェノン、1−ブロモ−2−ブタノン、ブロモクロロメタン、ブロモメ チルフェニルスルホン、1,3−ジブロモ−1−プロペン、アリルO−トシラー ト、3−フェニルプロピル−O−トリフルオロメタンスルホナート又はn−ブチ ル−O−メタンスルホナートのようなアルキル化剤で処理して、 式: [式中、A、B、D、E、W、X、Y、Z、Ra、Rb、RC、Rd、Re、Rf、Rg 及びRhは、前記定義された通りであり、Vは=N−O−R1又は=N−O−C (R9)(R10)−O−R1(式中、R1、R9及びR10は前記定義された通りであ る)であり、そしてRは、対応するアルキル化剤から誘導される「アルキル基」 である] を有する化合物を得る工程、 (b)例えば、水及びアセトニトリル中の酢酸を使用して、 2’−及び4’−ヒドロキシル基を脱保護して、式; [式中、A、B、D、E、W、X、Y、Z、Ra、Rb、RC、Rd、Re、Rf、Rg 及びRhは、前記定義された通りであり、Rは、対応するアルキル化剤から誘導 される「アルキル基」である] の化合物を得る工程、及び (c)例えば、亜硫酸水素ナトリウム、ピロ硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナト リウム、硫酸ナトリム、亜硫酸ナトリウム、 ヒドロ亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、二チオン酸ナトリウム、チ オ硫酸カリウム又はメタ重亜硫酸カリウムのような無機硫黄酸化物化合物を使用 し、水、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、トリメチ ルシラノール又は上記溶媒の1種又は2種以上の混合物のような溶媒中で脱オキ シム化して、所望の生成物を得る工程からなる方法である。 式:[式中、Xは、 (1)=O、 (2)=N−OH、 (3)=N−O−R1(式中、R1は、 (a)非置換C1〜C12−アルキル、 (b)アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、 (c)置換アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、 (d)C3〜C12−シクロアルキル、 (e)−Si−(R11)(R12)(R13)(式中、R11、R12及びR13はそれ ぞれ独立に、C1〜C12−アルキルから選択される) (f)−Si−(アリール)3 である)、又は (4)=N−O−C(R9)(R10)−O−R1(式中、R1は前記定義された通 りであり、R9及びR10はそれぞれ独立に、 (a)水素、 (b)非置換C1〜C12−アルキル、 (c)アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、及び (d)置換アリールで置換されたC1〜C12−アルキル からなる群から選択されるか又はR9及びR10はそれらが結合している炭素と一 緒になって、C3〜C12−シクロアルキル環を形成する) であり、そして Rは、 (1) (a)F、 (b)S(O)n6(式中、nは0、1又は2であり、そしてR6は、C1〜C3 −アルキル又はアリール置換C1〜C3−アルキルである) (c)NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、及び (d)NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は独立に、水素及びC1〜C3 −アルキルから選択される) からなる群から選択された置換基で置換されたC1−アルキル、 (2)C2〜C10−アルキル、 (3) (a)ハロゲン、 (b)ヒドロキシ、 (c)C1〜C3−アルコキシ、 (d)オキソ(C=O)、 (e)−CHO、 (f)−CO26(式中、R6は前記定義された通りである)、 (g)−C(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義 された通りである)、 (h)−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (i)=N−O−R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (j)−C≡N、 (k)S(O)n6(式中、nは0、1又は2であり、そしてR6は、C1〜C3 −アルキル又はアリール置換C1〜C3−アルキルである) (1)アリール、 (m)置換アリール、 (n)ヘテロアリール、 (o)置換ヘテロアリール、 (p)C3〜C7−シクロアルキル、 (q)(ヘテロアリール)アルキル、 (r)NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (s)NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである )、 (t)=N−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (u)=N−NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、及 び (v)=N−NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通り である) からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC2〜C10− アルキル、 (4)C2〜C10−アルケニル、 (5) (a)ハロゲン、 (b)ヒドロキシ、 (c)C1〜C3−アルコキシ、 (d)オキソ(C=O)、 (e)−CHO、 (f)−CO26(式中、R6は前記定義された通りである)、 (g)−C(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである) 、 (h)−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通 りである)、 (i)=N−O−R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (j)−C≡N、 (k)S(O)n6(式中、nは0、1又は2であり、そしてR6は、C1〜C3 −アルキル又はアリール置換C1〜C3−アルキルである) (l)アリール、 (m)置換アリール、 (n)ヘテロアリール、 (o)置換ヘテロアリール、 (p)C3〜C7−シタロアルキル、 (q)(ヘテロアリール)アルキル、 (r)NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (s)NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである )、 (t)=N−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (u)=N−NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、及 び (v)=N−NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通り である) からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC2〜C10− アルケニル、 (6)C2〜C10−アルキニル、及び (7) (a)トリアルキルシリル、 (b)アリール、 (c)置換アリール、 (d)ヘテロアリール、及び (e)置換ヘテロアリール からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC2〜C10− アルキニル、 からなる群から選択される] を有する6−O−置換マクロライド化合物の好ましい製造方法は、 (a)式: [式中、RPはヒドロキシ保護基であり、Vは=N−O−R1又は=N−O−C( R9)(R10)−O−R1(式中、R1、R9及びR10は前記定義された通りである )である] を有する化合物を、水酸化カリウム、水酸化セシウム、テトラアルキルアンモニ ウムヒドロキシド、水素化ナトリウム、水素化カリウム、カリウムイソプロポキ シド、カリウムtert−ブトキシド、カリウムイソブトキシドのような塩基と ともに、下記に定義するような、反応に悪影響を与えない非プロトン性溶媒、好 ましくは、ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシド、N,N−ジメチルホ ルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ヘ キサメチルリン酸トリアミド、これらの混合物又はこれらの溶媒の1種とエーテ ル、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、アセト ニトリル、酢酸エチル、アセトンとの混合物中で、使用する条件に依存して、約 −15℃〜約50℃の温度で冷却又は加熱しながら、0.5時間〜10日問、好 ましくは1〜5日間、臭化アリル、臭化プロパルギル、臭化ベンジル、臭化2− フルオロエチル、臭化4−ニトロベンジル、臭化4−クロロベンジル、臭化4− メトキシベンジル、α−ブロモ−p−トルニトリル、臭化シンナミル、4−ブロ モクロトン酸メチル、臭化クロチル、1−ブロモ−2−ペンテン、3−ブロモ− 1−プロペニルフェニルスルホン、3−ブロモ−1−トリメチルシリル−1−プ ロピン、3−ブロモ−2−オクチン、1−ブロモ−2−ブチン、塩化2−ピコリ ル、塩化3−ピコリル、塩化4−ピコリル、4−ブロモメチルキノリン、ブロモ アセトニトリル、エピクロロヒドリン、ブロモフルオロメタン、ブロモニトロメ タン、ブロモ酢酸メチル、塩化メトキシメチル、ブロモアセトアミド、2−ブロ モアセトフェノン、1−ブロモ−2−ブタノン、ブロモクロロメタン、ブロモメ チルフェニルスルホン、1,3−ジブロモ−1−プロペン、アリルO−トシラー ト、3−フェニルプロピル−O−トリフルオロメタンスルホナート又はn−ブチ ル−O−メタンスルホナートのようなアルキル化剤で処理して、 式: (式中、V及びRPは前記定義された通りであり、Rは、対応するアルキル化剤 から誘導される「アルキル基」である) を有する化合物を得る工程、 (b)例えば、水及びアセトニトリル中の酢酸を使用して、2’−及び4’ −ヒドロキシル基を脱保護して、式; を有する化合物を得る工程、及び (c)例えば、亜硫酸水素ナトリウム、ピロ硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナト リウム、硫酸ナトリム、亜硫酸ナトリウム、ヒドロ亜硫酸ナトリウム、メタ重亜 硫酸ナトリウム、ジチオン酸ナトリウム、チオ硫酸カリウム又はメタ重亜硫酸カ リウムのような無機硫黄酸化物化合物を使用し、水、メタノール、エタノール、 プロパノール、イソプロパノール、トリメチルシラノール又は上記溶媒の1種又 は2種以上の混合物のような溶媒中で脱オキシム化する工程からなる方法である 。 式: [式中、Xは、 (1)=O、 (2)=N−OH、 (3)=N−O−R1(式中、R1は、 (a)非置換C1〜C12−アルキル、 (b)アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、 (c)置換アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、 (d)C3〜C12−シクロアルキル、 (e)−Si−(R11)(R12)(R13)(式中、R11、R12及びR13はそれ ぞれ独立に、C1〜C12−アルキルから選択される) (f)−Si−(アリール)3 である)、又は (4)=N−O−C(R9)(R10)−O−R1(式中、R1は前記定義された通 りであり、R9及びR10はそれぞれ独立に、 (a)水素、 (b)非置換C1〜C12−アルキル、 (c)アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、及び (d)置換アリールで置換されたC1〜C12−アルキルからなる群から選択さ れるか又はR9及びR10はそれらが結合している炭素と一緒になって、C3〜C12 −シクロアルキル環を形成する) であり、そして Rは、 (1) (a)F、 (b)S(O)n6(式中、nは0、1又は2であり、そしてR6は、C1〜C3 −アルキル又はアリール置換C1〜C3−アルキルである) (c)NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、及び (d)NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は独立に、水素及びC1〜C3 −アルキルから選択される) からなる群から選択された置換基で置換されたC1−アルキル、 (2)C2〜C10−アルキル、 (3) (a)ハロゲン、 (b)ヒドロキシ、 (c)C1〜C3−アルコキシ、 (d)オキソ(C=O)、 (e)−CHO、 (f)−CO26(式中、R6は前記定義された通りである)、 (g)−C(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである) 、 (h)−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (i)=N−O−R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (j)−C≡N、 (k)S(O)n6(式中、nは0、1又は2であり、そしてR6は、C1〜C3 −アルキル又はアリール置換C1〜C3−アルキルである) (l)アリール、 (m)置換アリール、 (n)ヘテロアリール、 (o)置換ヘテロアリール、 (p)C3〜C7−シクロアルキル、 (q)(ヘテロアリール)アルキル、 (r)NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (s)NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである )、 (t)=N−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (u)=N−NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、及 び (v)=N−NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通り である) からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC2〜C10− アルキル、 (4)C2〜C10−アルケニル、 (5) (a)ハロゲン、 (b)ヒドロキシ、 (c)C1〜C3−アルコキシ、 (d)オキソ(C=O)、 (e)−CHO、 (f)−CO26(式中、R6は前記定義された通りである)、 (g)−C(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義 された通りである)、 (h)−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (i)=N−O−R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (j)−C≡N、 (k)S(O)n6(式中、nは0、1又は2であり、そしてR6は、C1〜C3 −アルキル又はアリール置換C1〜C3−アルキルである) (l)アリール、 (m)置換アリール、 (n)ヘテロアリール、 (o)置換ヘテロアリール、 (p)C3〜C7−シクロアルキル、 (q)(ヘテロアリール)アルキル、 (r)NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (s)NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである )、 (t)=N−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (u)=N−NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、及 び (v)=N−NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通り である) からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC2〜C10− アルケニル、 (6)C2〜C10−アルキニル、及び (7) (a)トリアルキルシリル、 (b)アリール、 (c)置換アリール、 (d)ヘテロアリール、及び (e)置換ヘテロアリール からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC2〜C10− アルキニル、 からなる群から選択される] を有する6−O−置換マクロライド化合物のより好ましい製造 方法は、 (a)式: (式中、RPはトリメチルシリルであり、VはO−(1−イソプロポキシシクロ ヘキシル)オキシムである) を有する化合物を、THF及びDMSOの混合物中の水酸化カリウムとともに、 臭化アリル、臭化プロパルギル、臭化ベンジル、臭化2−フルオロエチル、臭化 4−ニトロベンジル、臭化4−クロロベンジル、臭化4−メトキシベンジル、α −ブロモ−p−トルニトリル、臭化シンナミル、4−ブロモクロトン酸メチル、 臭化クロチル、1−ブロモ−2−ペンテン、3−ブロモ−1−プロペニルフェニ ルスルホン、3−ブロモ−1−トリメチルシリル−1−プロピン、3−ブロモ− 2−オクチン、1−ブロモ−2−ブチン、塩化2−ピコリル、塩化3−ピコリル 、 塩化4−ピコリル、4−ブロモメチルキノリン、ブロモアセトニトリル、エピク ロロヒドリン、ブロモフルオロメタン、ブロモニトロメタン、ブロモ酢酸メチル 、塩化メトキシメチル、ブロモアセトアミド、2−ブロモアセトフェノン、1− ブロモ−2−ブタノン、ブロモクロロメタン、ブロモメチルフェニルスルホン、 1,3−ジブロモ−1−プロペン、アリルO−トシラート、3−フェニルプロピ ル−O−トリフルオロメタンスルホナート又はn−ブチル−O−メタンスルホナ ートのようなアルキル化剤で処理して、式: (式中、V及びRPは前記定義された通りであり、Rは、対応するアルキル化剤 から誘導される「アルキル基」である) を有する化合物を得る工程、 (b)水及びアセトニトリル中の酢酸を使用して、2’− 及び4’−ヒドロキシル基を脱保護して、式: を有する化合物を得る工程、及び (c)エタノール−水中のNaHSO3及びギ酸を使用して9−オキシムを 脱オキシム化して、所望の生成物を得る工程からなる方法である。 定義 本明細書で使用するとき用語「C1〜C12−アルキル」は、1〜12個の炭素 原子を含有する飽和の直鎖又は分枝鎖炭化水素基を指す。C1〜C3−アルキル基 の例には、メチル、エチル、プロピル及びイソプロピルが含まれ、C1〜C6−ア ルキル基の例には、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t ert−ブチル、ネオペンチル及びn−ヘキシルが含まれるが、これらに限定さ れない。 本明細書で使用するとき用語「C1〜C6−アルコキシ」は、酸素原子を介して 親分子単位に結合された、前記定義されるようなC1〜C6−アルキル基を指す。 C1〜C6−アルコキシの例には、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポ キシ、n−ブトキシ、tert−ブトキシ、ネオペントキシ及びn−ヘキソキシ が含まれるが、これらに限定されない。 本明細書で使用するとき用語「アルケニル」は、2〜10個の炭素原子からな り、また1個又は2個以上の炭素−炭素二重結合からなる、分枝鎖又は直鎖の炭 化水素鎖を指す。代表的なアルケニル基には、2−プロペニル(即ち、アリル) 、3−メチル−2−ブテニル、3,7−ジメチル−2,6−オクタジエニル、4 ,8−ジメチル−3,7−ノナジエニル、3,7,11−トリメチル−2,6, 10−ドデカトリエニル等が含まれる。 本明細書で使用するとき用語「アルキニル」は、2〜10個の炭素原子からな り、また1個又は2個以上の炭素−炭素三重結合からなる、分枝鎖又は直鎖の炭 化水素鎖を指す。代表的なアルキニル基には、エチニル、2−プロピニル(即ち 、プロパルギル)、1−プロピニル等が含まれる。 本明細書で使用するとき用語「C1〜C3−アルキル−アミノ」は、窒素原子を 介して親分子単位に結合された、前記定義されるような1個又は2個のC1〜C3 −アルキル基を指す。C1〜C3−アルキル−アミノの例には、メチルアミノ、ジ メチルアミノ、エチルアミノ、ジエチルアミノ及びプロピルアミノが含まれるが 、これらに限定されない。 本明細書で使用するとき用語「非プロトン性溶媒」は、プロトン活性に対して 比較的不活性である、即ちプロトン供与体として作用しない溶媒を指す。例には 、例えば、ヘキサン及びトルエンのような炭化水素、例えば、塩化メチレン、塩 化エチレン、クロロホルム等のようなハロゲン化炭化水素、例えば、テトラヒド ロフラン及びN−メチルピロリジノンのようなヘテロアリール化合物並びにジエ チルエーテル、ビス−メトキシメチルエーテルのようなエーテルが含まれるが、 これらに限定されない。このような化合物は当業者に公知であり、例えば、試薬 の溶解性、試薬の反応性及び好ましい温度範囲のような要因に依存して、個々の 溶媒又はその混合物が特定の化合物及び反応条件のために好ましいであろうこと が、当業者に自明であろう。非プロトン性溶媒の更なる検討は、有機化学の教科 書又は特定 のモノグラフ、例えば、ニューヨーク、John Wiley & Sons発 行の、化学技術シリーズ(the Techniques of Chemis try Series)中の、「有機溶媒物理的性質及び精製方法(Organ ic Solvents Physical Properties and Methods of Purification)」、第4版、John A .Riddickら編、第II巻、1986年に記載されている。 本明細書で使用するとき用語「アリール」は、これらに限定されないが、フェ ニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インダニル、インデニル等を含む、1 個又は2個の芳香族環を有する単環式又は二環式炭素環系を指す。アリール基( 二環式アリール基を含む)は、置換されていないか又は低級アルキル、ハロアル キル、アルコキシ、チオアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミ ノ、ヒドロキシ、ハロ、メルカプト、ニトロ、カルボキシアルデヒド、カルボキ シ、アルコキシカルボニル及びカルボキシアミドから独立に選択された1個、2 個又は3個の置換基で置換されていてよい。更に、置換アリール基には、テトラ フルオロフェニル及びペンタフルオロフェニルが含まれる。 本明細書で使用するとき用語「C3〜C12−シクロアルキル」は、それぞれ3 〜12個の炭素の炭素環基、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペ ンチル、シクロヘキシル及びシクロヘプチルを指す。 本明細書で使用するとき用語「C1〜C3−アルキル−C3〜C5−シクロアルキ ル」は、C3〜C5−シクロアルキルの水素原子の置換によってC1〜C3−アルキ ル基に結合された、前記定義されたような、C3〜C5−シクロアルキルを指す。 本明細書で使用するとき用語「ハロ」及び「ハロゲン」は、フッ素、塩素、臭 素及びヨウ素から選択された原子を指す。 本明細書で使用するとき用語「ヘテロアリール」は、1個の環原子がS、O及 びNから選択され、0個、1個又は2個の環原子がS、O及びNから独立に選択 された追加のヘテロ原子であり、そして残りの環原子が炭素であり、基が環原子 の何れかを介して分子の残りに結合している、5〜10個の環原子を有する環式 芳香族基、例えば、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピロリル、ピラゾ リル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアジア ゾリル、オキサジアゾリル、チオフェニル、フラニル、キノリニル、イソキノリ ニル等を指す。 本明細書で使用するとき用語「ヘテロアリールアルキル」は、酸素、硫黄及び 窒素から独立に選択された1〜3個のヘテロ原子を有する、非芳香族5−、6− 若しくは7−員環又は融合した6員環からなる二環式若しくは三環式基(但し、 (i)各5−頁環は0〜1個の二重結合を有し、各6−員環は0〜2個の二重結 合を有し、(ii)窒素及び硫黄ヘテロ原子は任意に酸化されていてよく、(i ii)窒素ヘテロ原子は任意に四級化されていてよく、そして(iv)上記ヘテ ロアリール環の何れもベンゼン環に対して融合されていてよい)を指す。代表的 なヘテロ環には、ピロリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、イミダゾリニ ル、イミダゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、オキサゾリジニル、イソ オキサゾリジニル、モルホリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル及びテ トラヒドロフリルが含まれるが、これらに限定されない。 本明細書で使用するとき用語「ヒドロキシ保護基」は、ヒドロキシル基を、合 成工程の間に望ましくない反応に対して保護し、選択的に除去し得ることが当該 技術分野で公知である容易に除去可能な基を指す。ヒドロキシ保護基を使用する ことは、 合成工程の間に望ましくない反応に対して基を保護するために当該技術分野でよ く知られており、多くのこのような保護基が公知である。例えば、T.W.Gr eene及びP.G.M.Wuts著、「有機合成に於ける保護基(Prote ctive Groups in Organic Synthesis)」、 第2版、John Wiley & Sons、ニューヨーク(1991年)を 参照されたい。ヒドロキシ保護基の例には、メチルチオメチル、tert−ジメ チルシリル、tert−ブチルジフェニルシリル、芳香族基で置換されたアシル 等が含まれるが、これらに限定されない。 本明細書で使用するとき用語「ケトン保護基」は、ケトン基を、合成工程の間 に望ましくない反応に対して保護し、選択的に除去し得ることが当該技術分野で 公知である容易に除去可能な基を指す。ケトン保護基を使用することは、合成工 程の間に望ましくない反応に対して基を保護するために当該技術分野でよく知ら れており、多くのこのような保護基が公知である。例えば、T.W.Green e及びP.G.M.Wuts著、「有機合成に於ける保護基」、第2版、Joh n Wiley & Sons、ニューヨーク(1991年)を参照されたい。 ケト ン保護基の例には、ケタール、オキシム、O−置換オキシム、例えばO−ベンジ ルオキシム、O−フェニルチオメチルオキシム、1−イソプロポキシシクロヘキ シルオキシム等が含まれるが、これらに限定されない。 本明細書で使用するとき用語「保護されたヒドロキシ」は、例えば、ベンゾイ ル、アセチル、トリメチルシリル、トリエチルシリル、メトキシメチル基を含む 、前記定義されたような、ヒドロキシ保護基で保護されたヒドロキシ基を指す。 本明細書で使用するとき用語「プロトン性有機溶媒」は、アルコール、例えば 、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、t −ブタノール等のような、プロトンを与える傾向を有する溶媒を指す。このよう な溶媒は当業者に公知であり、例えば、試薬の溶解性、試薬の反応性及び好まし い温度範囲のような要因に依存して、個々の溶媒又はその混合物が特定の化合物 及び反応条件のために好ましいであろうことが、当業者に自明であろう。プロト ン性溶媒の更なる検討は、有機化学の教科書又は特定のモノグラフ、例えば、ニ ューヨーク、John Wiley & Sons発行の、化学技術シリーズ( the Techniques of Chemistry Series)中の、「有機溶媒物理的性質及び精 製方法(Organic Solvents Physical Proper ties and Methods of Purification)」、第 4版、John A.Riddickら編、第II巻、1986年に記載されて いる。 本明細書で使用するとき用語「置換アリール」は、Cl、Br、F、I、OH 、C1〜C3−アルキル、C1〜C6−アルコキシ、メトキシメトキシ、アミノ又は C1〜C3−アルキルアミノで、その上の水素原子の1個、2個又は3個の独立に 置換した、本明細書に於いて定義されるようなアリール基を指す。 本明細書で使用するとき用語「置換ヘテロアリール」は、Cl、Br、F、I 、OH、C1〜C3−アルキル、C1〜C6−アルコキシ、メトキシメトキシ、アミ ノ又はC1〜C3−アルキルアミノで、その上の水素原子の1個、2個又は3個を 独立に置換した、本明細書に於いて定義されるようなヘテロアリール基を指す。 本明細書で使用するとき用語「置換ヘテロシクロアルキル」は、Cl、Br、 F、I、OH、C1〜C3−アルキル、C1〜C6−アルコキシ、メトキシメトキシ 、アミノ又はC1〜C3− アルキルアミノで、その上の水素原子の1個、2個又は3個を独立に置換した、 本明細書に於いて定義されるようなヘテロシクロアルキル基を指す。 本発明の化合物中には多数の非対称中心が存在し得る。他に記載した場合を除 いて、本発明は種々の立体異性体及びその混合物を意図する。従って、結合が波 形線によって表わされているときはいつでも、立体配向物の混合物又は指定され た若しくは指定されない配向の個々の異性体が存在し得ることが意図される。 本明細書で使用するとき用語「薬物的に許容される塩」は、通常の医学的判断 (sound medical judgment)の範囲内で、不都合な毒性 、刺激、アレルギー性応答等無しに、ヒト及び下等動物の組織と接触させて使用 するために適しており、妥当な利点/危険で釣り合っているこれらの塩を指す。 薬物的に許容される塩は、当該技術分野で公知である。例えば、S.M.Berg eらは、J.Pharmaceutical Sciences、第66巻、第 1〜19頁(1977年)(本明細書に参照して組み込まれる)に、薬物的に許 容される塩を詳細に記載している。この塩は、本発明の化合物の最終単離及 び精製の間にインシトゥ(in situ)で製造することができるか又は別個 に遊離塩基官能基を適当な有機酸と反応させることによって製造することができ る。薬物的に許容される非毒性酸付加塩の例は、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硫 酸及び過塩素酸のような無機酸又は酢酸、シュウ酸、マレイン酸、酒石酸、クエ ン酸、コハタ酸若しくはマロン酸のような有機酸で又はイオン交換のような当該 技術分野で使用される他の方法を使用して生成されるアミノ基の塩である。他の 薬物的に許容される塩には、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスコルビン酸塩、 アスパラギン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、 酪酸塩、ショウノウ酸塩、ショウノウスルホン酸塩、クエン酸塩、シクロペンタ ンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、ギ 酸塩、フマル酸塩、グルコヘプトン酸塩(glucoheptonate)、グ リセロリン酸塩、グルコン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、ヨ ウ化水素酸塩、2−ヒドロキシ−エタンスルホン酸塩、ラクトビオン酸塩(la ctobionate)、乳酸塩、ラウリン酸塩、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩 、マレイン酸塩、マロン酸塩、メタンスルホン酸塩、2−ナフタレンス ルホン酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸 塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、リン酸 塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩 、硫酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、ウンデカン 酸塩、吉草酸塩等が含まれる。代表的アルカリ又はアルカリ土類金属塩には、ナ トリウム、リチウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム等が含まれる。別の 薬物的に許容される塩には、適当なとき、ハロゲン化物、水酸化物、カルボン酸 塩、硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、低級アルキルスルホン酸塩及びアリールスルホ ン酸塩のような対イオンを使用して生成される、非毒性アンモニウム、第四級ア ンモニウム及びアミンカチオンが含まれる。 本明細書で使用するとき用語「薬物的に許容されるエステル」は、インビボで 加水分解するエステルを指し、これにはヒトの体内で容易に分解して、親化合物 又はその塩を残すものが含まれる。適当なエステル基には、例えば、薬物的に許 容される脂肪族カルボン酸、特にアルカン酸、アルケン酸、シクロアルカン酸及 びアルカンジオン酸(但し、各アルキル又はアルケ ニル単位は有利には6個以下の炭素原子を含有する)から誘導されたものが含ま れる。特別のエステルの例には、ギ酸塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、酪酸塩、ア クリル酸塩及びエチルコハク酸塩が含まれる。 本明細書で使用するとき用語「薬物的に許容されるプロドラッグ」は、通常の 医学的判断の範囲内で、不都合な毒性、刺激、アレルギー性応答等無しに、ヒト 及び下等動物の組織と接触させて使用するために適しており、妥当な利点/危険 比で釣り合っており及びそれらの意図する用途のために有効であり、並びに可能 な場合には、本発明の化合物の両性イオン形である、本発明の化合物のプロドラ ッグを指す。用語「プロドラッグ」は、インビホで急速に変換されて、例えば、 血液中での加水分解によって、前記の式の親化合物を生じる化合物を指す。完全 な検討は、T.Higuchi及びV.Stella、「新規な送達システムと してのプロドラッグ(Prodrugs as Novel Delivery Systems)」、A.C.S.シンポジウムシリーズ(A.C.S. S ymposium Series)の第14巻並びにEdward B.Roc he編、「医薬設計に於ける生物可逆性担体(Bioreversible Carriers in Drug Design)」、American P harmaceutical Association及びPergamon Press、1987年(これらの両方は、参照して本明細書に取り込まれる) で提供されている。 本発明の薬物組成物は、1種又は2種以上の薬物的に許容される担体と一緒に 配合された治療的に有効量の本発明の化合物からなる。本明細書で使用するとき 用語「薬物的に許容される担体」は、非毒性で不活性の固体、半固体又は液体の 、全ての種類の充填剤、希釈剤、カプセル化材料又は配合助剤を意味する。薬物 的に許容される担体として機能し得る材料の幾つかの例は、ラクトース、グルコ ース及びスクロースのような糖類;トウモロコシデンプン及びジャガイモデンプ ンのようなデンプン;ナトリウムカルボキシメチルセルロース、エチルセルロー ス及び酢酸セルロースのようなセルロース及びその誘導体;粉末化トラガカント ;モルト;ゼラチン;タルク;カカオバター及び坐剤ろうのような賦形剤;ラッ カセイ油、綿実油、サフラワー油、ゴマ油、オリーブ油、トウモロコシ油及びダ イズ油のような油;プロピレングリコールのようなグリコール;オレイ ン酸エチル及びラウリン酸エチルのようなエステル;寒天;水酸化マグネシウム 及び水酸化アルミニウムのような緩衝剤;アルギン酸;発熱物質を含有しない水 ;等張食塩水;リンゲル液;エチルアルコール及び燐酸塩緩衝液並びにラウリル 硫酸ナトリウム及びステアリン酸ナトリウムのような他の非毒性相溶性滑剤であ り、同様に着色剤、放出剤、被覆剤、甘味化、矯味・矯臭及び芳香付与剤、保存 剤及び酸化防止剤を、配合者の判断に従って組成物に存在させてもよい。本発明 の薬物組成物は、ヒト及び他の動物に、経口で、直腸で、非経口で、槽内で、膣 内で、腹腔内で、局所に(散剤、軟膏剤又は滴剤として)、口腔で又は口若しく は鼻スプレー剤として投薬することができる。経口投薬のための液体剤形には、 薬物的に許容される乳剤、ミクロ乳剤、水剤、懸濁剤、シロップ剤及びエリキシ ル剤が含まれる。活性化合物に加えて、液体剤形には、例えば、水又はエチルア ルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコ ール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール 、ジメチルホルムアミド、油(特に、綿実油、粉砕ナッツ油、トウモロコシ油、 胚芽油、オリーブ油、ひまし油及びゴマ油)、グリセリン、テト ラヒドロフルフリルアルコール、ポリエチレングリコール及びソルビタンの脂肪 酸エステル並びにこれらの混合物のような他の溶媒、可溶化剤及び乳化剤のよう な当該技術分野で一般的に使用されている不活性の希釈剤が含有されていてよい 。不活性の希釈剤の他に、経口組成物にはまた、湿潤剤、乳化及び懸濁剤、甘味 化、矯味・矯臭及び芳香付与剤のような佐剤が含有されていてよい。 注射可能製剤、例えば、滅菌注射可能水性又は油性懸濁剤を、適当な分散又は 湿潤剤及び懸濁剤を使用して、公知の技術に従って配合することができる。滅菌 注射可能製剤はまた、非毒性の非経口的に許容される希釈剤又は溶媒中の滅菌注 射可能溶液、懸濁液又はエマルジョン、例えば、1,3−ブタンジオール中の溶 液であってもよい。使用することができる許容されるビヒクル及び溶媒の中には 、水、リンゲル液、U.S.P.及び生理食塩液がある。更に、滅菌脂肪油が、 溶媒又は懸濁媒体として従来通りに使用される。この目的のために、合成モノー 又はジグリセリドを含む全ての穏和な脂肪油を使用することができる。更に、オ レイン酸のような脂肪酸を注射可能物質の製剤に使用することができる。 注射可能配合物は、例えば、細菌保留フィルターを通して濾過することにより 又は使用する前に滅菌水若しくは他の滅菌注射可能媒体中に溶解又は分散させる ことができる滅菌固体組成物の形で滅菌剤を含有させることによって滅菌するこ とができる。 医薬の効果を延長させるために、皮下注射又は筋肉内注射からの医薬の吸収を 遅くすることがしばしば望ましい。これは、低い水溶性を有する結晶性又は無定 形物質の懸濁液を使用することによって達成される。次いで、医薬の吸収速度は 、続いて結晶サイズ及び結晶形に応じたその溶解速度に依存する。また、非経口 で投薬される医薬形態の遅延した吸収は、医薬を油ビヒクル中に溶解又は懸濁さ せることによって達成される。注射可能デポ剤形は、ポリラクチド−ポリグリコ リドのような生物分解性ポリマー中で医薬のミクロカプセル化マトリックスを形 成することによって作られる。医薬のポリマーに対する比及び使用される特別な ポリマーの性質に応じて、医薬放出速度を制御され得る。他の生物分解性ポリマ ーの例には、ポリ(オルトエステル)及びポリ(無水物)が含まれる。デポ注射 可能配合物はまた、体組織と親和性であるリポソーム又はミクロエマルジ ョン中に医薬を取り込むことによって製造される。 直腸又は膣投薬のための組成物は好ましくは、本発明の化合物を、環境温度で は固体であるが、体温では液体であり、それで直腸又は膣腔内で溶融し、活性化 合物を放出する、カカオバター、ポリエチレングリコール又は坐剤ろうのような 適当な非刺激性賦形剤又は担体と混合することによって製造することができる。 経口投薬のための固体剤形には、カプセル剤、錠剤、丸剤、散剤及び顆粒剤が 含まれる。このような固体剤形に於いて、活性化合物は、クエン酸ナトリウム又 はリン酸二カルシウムのような少なくとも1種の不活性で薬物的に許容される賦 形剤若しくは担体及び/又はa)デンプン、ラクトース、スクロース、グルコー ス、マンニトール及びケイ酸のような充填剤若しくは増量剤、b)例えば、カル ボキシメチルセルロース、アルギン酸エステル、ゼラチン、ポリビニルピロリジ ノン、スクロース及びアラビアゴムのような結合剤、c)グリセリンのような湿 潤剤、d)寒天、炭酸カルシウム、ジャガイモ若しくはタピオカデンプン、アル ギン酸、ある種のケイ酸塩及び炭酸ナトリウムのような崩壊剤、e)パラフィン のような溶解遅延剤、f) 第四級アンモニウム化合物のような吸収促進剤、g)例えば、セチルアルコール 及びグリセリンモノステアラートのような湿潤剤、h)カオリン及びベントナイ トクレーのような吸収剤並びにi)タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリ ン酸マグネシウム、固体ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム及び これらの混合物のような滑剤と混合される。カプセル剤、錠剤及び丸剤の場合に 、剤形はまた緩衝剤からなっていてよい。 類似の種類の固体組成物はまた、ラクトース又は乳糖並びに高分子量ポリエチ レングリコール等のような賦形剤を使用して、軟及び硬充填ゼラチンカプセル剤 の充填剤として使用することができる。 錠剤、糖衣錠剤、カプセル剤、丸剤及び顆粒剤の固体剤形は、腸溶コーティン グ及び薬物配合技術分野で公知のその他のコーティングのようなコーティング及 びシェルと共に製造することができる。これらには任意に不透明化剤が含有され ていてよく、またそれらが、腸管の一定の部位でのみ又は優先的に、任意に遅延 された方法で、活性成分(群)を放出する組成物であってよい。使用することが できる埋没組成物の例にはポリマー物質 及びろうが含まれる。 類似の種類の固体組成物はまた、ラクトース又は乳糖並びに高分子量ポリエチ レングリコール等のような賦形剤を使用して、軟及び硬充填ゼラチンカプセル剤 の充填剤として使用することができる。 活性化合物はまた、上記のような1種又は2種以上の賦形剤と共にミクロカプ セル化形態であってよい。錠剤、糖衣錠剤、カプセル剤、丸剤及び顆粒剤の固体 剤形は、腸溶コーティング、放出制御コーティング及び薬物配合技術分野で公知 のその他のコーティングのようなコーティング及びシェルと共に製造することが できる。このような固体剤形に於いて、活性化合物は、スクロース、ラタトース 又はデンプンのような少なくとも1種の不活性希釈剤と混合することができる。 このような剤形はまた、通常実施されているように、不活性希釈剤以外の追加の 物質、例えば、ステアリン酸マグネシウム及び微結晶性セルロースのような錠剤 化滑剤及び他の錠剤化助剤からなっていてよい。カプセル剤、錠剤及び丸剤の場 合に、剤形はまた緩衝剤からなっていてよい。これらには任意に不透明化剤が含 有されていてよく、またそれらが、腸管の一定の部位でのみ又は優先的に、 任意に遅延された方法で、活性成分(群)を放出する組成物であってよい。使用 することができる埋没組成物の例にはポリマー物質及びろうが含まれる。 本発明の化合物の局所又は経皮投薬のための剤形には、軟膏剤、ペースト剤、 クリーム剤、ローション剤、ゲル剤、散剤、水剤、スプレー剤、吸入剤又はパッ チ剤が含まれる。活性成分は、滅菌条件下で、薬物的に許容される担体及び必要 なとき全ての必要な保存剤又は緩衝剤と混合される。点眼配合剤、点耳剤、眼軟 膏剤、散剤及び水剤も、本発明の範囲内であると意図される。 軟膏剤、ペースト剤、クリーム剤及びゲル剤には、本発明の活性化合物に加え て、動物性及び植物性の脂肪、油、ろう、パラフィン、デンプン、トラガカント 、セルロース誘導体、ポリエチレングリコール、シリコーン、ベントナイト、ケ イ酸、タルク及び酸化亜鉛並びにこれらの混合物のような賦形剤が含有されてい てよい。 散剤及びスプレー剤には、本発明の化合物に加えて、ラクトース、タルク、ケ イ酸、水酸化アルミニウム、ケイ酸カルシウム及びポリアミド粉末又はこれらの 物質の混合物のような賦形 剤が含有されていてよい。スプレー剤には更に、クロロフルオロ炭化水素のよう な通例のプロペラントが含有されていてよい。 経皮パッチ剤は、身体への化合物の制御された送達を与えるという付加的な利 点を有する。このような剤形は、化合物を適当な媒体中に溶解又は分散させるこ とによって製造することができる。皮膚を越える化合物の流量(flux)を増 加させるために、吸収増強剤を使用することもできる。この速度は、速度制御膜 を設けるか又はポリマーマトリックス若しくはゲル中に化合物を分散させること によって制御することができる。 本発明の治療方法によって、治療的に有効量の本発明の化合物を、所望の結果 を達成するために必要な量及び時間で、患者に投薬することにより、細菌感染が ヒト又は下等動物のような患者で治療又は予防される。本発明の化合物の「治療 的に有効量」によって、全ての医学治療に適用できる妥当な利点/危険比で、細 菌感染を治療するための化合物の十分な量が意味される。しかしながら、本発明 の化合物及び組成物の1日全用量は、通常の医学的判断の範囲内で主治医によっ て決定されるであろうことが理解されるであろう。全ての特別の患者についての 特定 の治療的に有効な用量レベルは、治療する障害及び障害の酷さ、使用する特定の 化合物の活性、使用する特定の組成物、患者の年令、体重、通常の健康状態、性 及び食事、投薬の時間、投薬の経路及び使用する特定の化合物の排泄速度、治療 の期間、使用する特定の化合物と組み合わせて又は同時に使用される医薬並びに 医学技術分野で公知である同様の要因を含む種々の要因に依存するであろう。 ヒト又はその他の動物に1回投与又は分割投与で投薬される本発明の化合物の 1日全用量は、例えば、0.01〜50mg/kg体重又は更に一般的に0.1 〜25mg/kg体重の量であってよい。1回投与組成物には、1日用量を作る ためにこのような量又はその数分の一の量が含有されていてよい。一般的に、本 発明による治療養生は、1回又は複数回投与で1日当たり約10mg〜約100 0mgの本発明の化合物のこのような治療の必要量で患者に投薬することからな る。略語 下記の反応図式及び実施例の記載で使用される略語は、以下の通りである。ア ゾビスイソブチロニトリルについてAIBN;水素化トリブチルスズについてB u3SnH;カルボニルジイミ ダゾールについてCDI;1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7 −エンについてDBU;ジエチルアゾジカルボキシラートについてDEAD;ジ メチルホルムアミドについてDMF;ジメチルスルホキシドについてDMSO; ジフェニルホスホリルアジドについてDPPA;トリエチルアミンについてEt3 N;酢酸エチルについてEtOAc;ジエチルエーテルについてEt2O;エタ ノールについてEtOH;酢酸についHOAc;メタノールについてMeOH; ナトリウム ビス(トリメチルシリル)アミドについてNaN(TMS)2;N −メチルモルホリンN−オキシドについてNMMO;トリエチルアミンについて TEA;テトラヒドロフランについてTHF及びトリフェニルホスフィンについ てTPP。合成方法 本発明の化合物及び方法は、本発明の化合物を製造することができる方法を示 す、下記の合成反応図式と結び付けてより良く理解されるであろう。基A、B、 D、E、W、X、Y、Z、Ra、Rb、Rc、Rd、Re、Rf、Rg及びRhは、下記 で他に記載しない限り前記定義された通りである。 反応図式Iは、エリスロマイシンAから誘導される出発物質 である式(XII)の化合物の製造を示す。保護されたエリスロマイシンAの製 造は、下記の米国特許、即ち、米国特許第4,990,602号、米国特許第4 ,331,803号、米国特許第4,680,368号及び米国特許第4,67 0,549号(これらは、参照して組み込まれる)に記載されている。またヨー ロッパ特許出願第EP260,938号も参照して組み込まれる。一般的に、化 合物の9−ケトンは、例えば、オキシム(Vは=N−O−R1又は=N−O− C(R9)(R10)−O−R1(式中、R1、R9及びR10は前記定義された通りで ある)である)として保護されており、次いで別の工程として又は同じポット内 で2’−及び4”−ヒドロキシルが保護される。 化合物()の9−ケトンは保護されて、化合物()(式中、Vは=N−O −R1(式中、R1は前記定義された通りである)又は=N−O−C(R9)(R1 0 )−O−R1(式中、R1、R9及びR10は前記定義された通りである)を生じさ せる。この工程の好ましい態様に於いて、VはO−(1−イソプロポキシシクロ ヘキシル)オキシムである。 エリスロマイシンA()の2’−及び4”−ヒドロキシ基 は、「有機合成に於ける保護基」、第2版、John Wiley & Son s,Inc.、1991年(参照して組み込まれる)にT.W.Greene及 びP.G.M.Wutsによって記載されているもののような、適当なヒドロキ シ保護剤、例えば、非プロトン性溶媒中の無水酢酸、安息香酸無水物、クロロギ 酸ベンジル又は塩化トリアルキルシリルとの反応によって保護される。非プロト ン性溶媒の例は、ジクロロメタン、クロロホルム、DMF、テトラヒドロフラン (THF)、N−メチルピロリジノン、ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホ キシド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N− メチル−2−ピロリドン、ヘキサメチルリン酸トリアミド、これらの混合物又は これらの溶媒の1種とエーテル、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタ ン、アセトニトリル、酢酸エチル、アセトン等との混合物である。非プロトン性 溶媒は反応に悪影響を与えず、好ましくはジクロロメタン、クロロホルム、DM F、テトラヒドロフラン(THF)、N−メチルピロリジノン又はこれらの混合 物である。こうして、エリスロマイシンAの2’−及び4”−ヒドロキシ基の保 護によって、化合物()(式中、RPはヒドロキシ保護基である)が得られ る。この工程の好ましい態様に於いて、RPはトリメチルシリルである。 反応図式IIは、エリスロマイシンAから誘導される本発明の化合物の一般的 な製造を示す。化合物の6−ヒドロキシ基のアルキル化は、化合物を生じさ せるために、溶媒中で塩基の存在下で約−15℃〜約50℃の温度でアルキル化 剤で行うことができる。アルキル化剤には、塩化アルキル、臭化アルキル、ヨウ 化アルキル又はスルホン酸アルキルが含まれる。アルキル化剤の特定の例には、 臭化アリル、臭化プロパルギル、臭化ベンジル、臭化2−フルオロエチル、臭化 4−ニトロベンジル、臭化4−クロロベンジル、臭化4−メトキシベンジル、α −ブロモ−p−トルニトリル、臭化シンナミル、4−ブロモクロトン酸メチル、 臭化クロチル、1−ブロモ−2−ペンテン、3−ブロモ−1−プロペニルフェニ ルスルホン、3−ブロモ−1−トリメチルシリル−1−プロピン、3−ブロモ− 2−オクチン、1−ブロモ−2−ブチン、塩化2−ピコリル、塩化3−ピコリル 、塩化4−ピコリル、4−ブロモメチルキノリン、ブロモアセトニトリル、エピ クロロヒドリン、ブロモフルオロメタン、ブロモニトロメタン、ブロモ酢酸メチ ル、塩化メトキシ メチル、ブロモアセトアミド、2−ブロモアセトフェノン、1−ブロモ−2−ブ タノン、ブロモクロロメタン、ブロモメチルフェニルスルホン、1,3−ジブロ モ−1−プロペン等が含まれる。スルホン酸アルキルの例は、アリルO−トシラ ート、3−フェニルプロピル−O−トリフルオロメタンスルホナート、n−ブチ ル−O−メタンスルホナート等である。化合物に対して1〜4モル当量のアル キル化剤を使用すれば十分である。使用される溶媒の例は、ジメチルスルホキシ ド、ジエチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル アセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ヘキサメチルリン酸トリアミド、 これらの混合物又はこれらの溶媒の1種とエーテル、テトラヒドロフラン、1, 2−ジメトキシエタン、アセトニトリル、酢酸エチル、アセトン等との混合物の ような非プロトン性溶媒である。使用することができる塩基の例には、水酸化カ リウム、水酸化セシウム、テトラアルキルアンモニウムヒドロキシド、水素化ナ トリウム、水素化カリウム、カリウムイソプロポキシド、カリウムtert−ブ トキシド、カリウムイソブトキシド等が含まれる。使用される塩基の量は一般的 に、化合物に対して1〜 4当量である。 2’−及び4’−ヒドロキシル基の脱保護は、例えば、「有機合成に於ける保 護基」、第2版、John Wiley & Sons,Inc.1991年( 参照して組み込まれる)の中のT.W.Greene及びP.G.M.Wuts による文献に記載された方法に従って行われる。2’−及び4’−ヒドロキシル 基の脱保護のために使用される条件によって通常、Xが=N−OHに転化される ことになる。(例えば、アセトニトリル及び水中の酢酸を使用すると、2’−及 び4’−ヒドロキシルの脱保護及び=N−O−OR1又は=N−O−C(R9)( R10)−O−R1(式中、R1、R9及びR10は前記定義された通りである)から =N−OHへのXの転化が起こる。そうでない場合、転化は別の工程において行 われる。 脱オキシム化反応は、例えば、前掲書中のGreene及びその他により文献 に記載された方法に従って行うことができる。脱オキシム剤の例は、亜硫酸水素 ナトリウム、ピロ硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、硫酸ナトリム、亜硫酸 ナトリウム、ヒドロ亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、ニチオン酸ナ トリウム、チオ硫酸カリウム又はメタ重亜硫酸カリウム等 のような無機硫黄酸化物化合物である。使用される溶媒の例は、水、メタノール 、エタノール、プロパノール、イソプロパノ−ル、トリメチルシラノール又は上 記溶媒の1種又は2種以上の混合物等のようなプロトン性溶媒である。脱オキシ ム反応は、ギ酸、酢酸及びトリフルオロ酢酸のような有機酸の存在下でより好都 合に行われる。使用される酸の量は、使用される化合物の量の約1〜約10当 量である。好ましい態様に於いて、脱オキシム化は、所望の生成物()を生じ させるために、エタノール及び水中のギ酸のような有機酸を使用して行われる。 所望の6−O−「アルキル化」化合物は、上記のように直接製造することがで きるか又は最初に製造した6−O−「アルキル化」化合物の化学的修正から得る ことができる。6−位の別の仕上(elaboration)の代表的例を、反 応図式IIIに示す。例えば、化合物(式中、Rは6−O−CH2CH=CH2 であり、Mはマクロライド環系を表わす)を更に誘導することができる。アリル 化合物の二重結合は、(a)還元して6−O−プロピル化合物()を生じさせ る、(b)四酸化オスミウムで処理して、2,3−ジヒドロキシプロピル化 合物()を生じさせる、(c)m−クロロペルオキシ安息香酸で酸化して、エ ポキシメチル化合物()を生じさせる、(d)ワッカー条件下で酸化して、6 −O−CH2−C(O)−CH3化合物(11)を生じさせることができる;(e )エポキシ化合物を求核性化合物、例えば、アミン類又はN−含有ヘテロアリー ル化合物で開環して、N−含有側鎖を有する化合物(10)を与えることができ 、そして(f)2,3−ジヒドロキシプロピル化合物を過ヨウ素酸ナトリウムで 酸化して、6−O−CH2−CHO化合物(12)を与えることができる。 上記の化学反応は単に例示であり、本発明の範囲への限定としてとるべきでは ないことが理解される。開示された態様に対する種々の変更及び修正が、当業者 にとって明らかであり、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく行うことが できる。 上記の化学反応は式IIの化合物の製造に指向しているけれども、式、III 、IV、V、VI、VII、VIII及びIXの類似の化合物を、同様の方法で 製造することができる。式III(式中、Rは水素である)の化合物は、米国特 許第5,075,289号及び米国特許第5,217,960号(参 照してここに組み込まれる)に記載されている。これらのマクロライドに関する 化学はまた、KirstらによってJ.Med.Chem.、第33巻、第30 86頁(1990年)(参照してここに組み込まれる)に記載されている。式I V(式中、Rは水素である)の化合物は、HuntらによってJ.Antibi otics、第41巻、第1644頁(1989年)(参照してここに組み込ま れる)に記載されている。式V、VI及びVII(式中、Rは水素である)の化 合物は、BakerらによってJ.Org.Chem.、第53巻、第2340 頁(1988年)(参照してここに組み込まれる)に記載されている。式VII I及びIX(式中、Rは水素である)の化合物は、ヨーロッパ特許出願第EP5 59,896号(参照してここに組み込まれる)に記載されている。 反応図式I 反応図式II 反応図式III 本発明の化合物及び方法は、本発明の例示として意図され、本発明の範囲への 限定として意図されない、下記の実施例と結び付けてより良く理解されるであろ う。 実施例1 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rはアリルである 実施例1A式(XII)の化合物:Xは=N−O−(1−イソプロポキシシタロヘキシル) であり、Rはアリルであり、Rpはトリメチルシリルである 15mLのDMSO及び20mLのTHF中の、5gの式XII(式中、Xは =N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシル)であり、Rpはトリメチルシ リルである)の化合物の0℃の溶液に、1.23mLの新たに蒸留した臭化アリ ルを添加した。約10分後に、25mLの1:1THF−DMSO中の556m g(2.05当量)の粉末化したKOHを、50℃で20〜30分間、加温し撹 拌することによって製造した溶液を、5分間かけて滴下により添加した。約1時 間後に、冷却した反応混合物を、200mLのEtOAc、続いて762μLの アリルアミン、続いて60mLの水で処理した。有機層を水、続 いて食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過し、そして真空中で濃縮して、 5.3gの粗製の標題化合物を得た。0.25%のトリエチルアミンを含有する ヘキサン中の5%アセトンで溶離するシリカゲルタロマトグラフィーによる精製 によって、2.35g(45%)の標題化合物を得た。 実施例1B式(X)の化合物:Xは=N−OHであり、Rはアリルである 17mLのアセトニトリル及び8.5mLの水中の、実施例1Aから得られた 化合物(1.7g)の溶液に、9mLのHOAcを環境温度で添加した。環境温 度で数時間後に、この反応混合物を200mLのトルエンで希釈し、真空中で濃 縮した。得られた残渣は、未反応の出発物質を含有していることかわかり、それ で追加のアセトニトリル(15mL)、水(70mL)及びHOAc(2mL) を添加した。2時間後に、追加の1mLアリコートのHOAcを添加した。約3 時間以上の後で、この反応混合物を冷凍庫の中に一晩おいた。この反応混合物を 環境温度まで加温し、200mLのトルエンで希釈し、真空中で濃縮した。残渣 をトルエンで2回チェイスし(chase)、一定重量(1.524g)まで乾 燥した。 実施例1C式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rはアリルである 16mLの1:1EtOH−水中の、実施例1Bから得られた化合物(1.2 25g)を、NaHSO3(700mg)及びギ酸(141μL)で処理し、8 6℃で2.5時間加温した。約3時間後に、反応混合物を環境温度まで冷却させ 、5〜6mLの水で希釈し、1N NaOHでpH9〜10にまで塩基性にし、 EtOAcで抽出した。一緒にした有機抽出液を食塩水(2×)で洗浄し、Mg SO4で乾燥し、濾過し、そして真空中で濃縮した。この粗製物質を、1%の水 酸化アンモニウムを含有する塩化メチレン中の1%MeOHで溶離するカラムク ロマトグラフィーにより精製して、686mg(57%)の標題化合物を得た。 実施例2 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rはプロピルである 実施例1から得られた化合物(100mg)を、MeOH(10mL)中で、 炭素上パラジウム触媒及び水素を使用して接触水素化した。触媒を濾過によって 除去し、濾液を真空中で濃縮した。この粗製物質(93mg)を、1%の水酸化 アンモニウムを含有する塩化メチレン中の1%MeOHで溶離するシリカゲル上 でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、38mg(38%)の標題化合 物を得た。 実施例3式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2,3−ジヒドロキシプロピルである 6mLのTHF中の実施例1から得られた化合物(100mg)の環境温度の 溶液に、N−メチルモルホリンN−オキシ ド(98mg)、続いて32μLの水中の4重量%四酸化オスミウムを添加した 。この反応混合物を一晩撹拌し、次いで3当量のNaHSO3を添加することに よってクエンチした。環境温度で10分間撹拌した後、反応混合物を、1%の水 酸化アンモニウムを含有する塩化メチレン中の5%MeOHで溶離するシリカゲ ルプラグを通して濾過して、減圧下で濃縮した後、標題化合物(81mg、77 %)を得た。 実施例4式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2,3−エポキシプロピルである 1.5mLの塩化メチレン中の実施例1から得られた化合物(100mg)の 環境温度の溶液に、〜170mgのm−クロロペルオキシ安息香酸を添加した。 この反応混合物を環境温度で一晩撹拌し、真空中で濃縮した。得られた残渣をE tOAc 中に入れ、飽和重炭酸ナトリウム溶液(2×)、続いて食塩水で洗浄し、MgS O4で乾燥し、そして真空中で濃縮して、93mgの粗製生成物を得た。この粗 製生成物をEtOAc中に再溶解し、1M NaHSO3溶液、続いてNaHC O3溶液及び食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥し、そして真空中で濃縮した。得 られた残渣を、1%のNH4OHを含有する塩化メチレン中の5%MeOHで溶 離するシリカゲル上でクロマトグラフィー処理して、標題化合物を得た。 高分解能質量分析、C4071NO14Kについてのm/z計算値:828.451 2。実測値:828.4516。 実施例5式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2−ヒドロキシ−3−(イミダゾール −1−イル)プロピルである 〜1mLのクロロホルム中の実施例4から得られた化合物(100mg)の環 境温度の溶液に、17mgのイミダゾールを添加した。反応容器を密閉し、撹拌 を環境温度で1時間続けた。2回の追加の当量のイミダゾールを添加し、撹拌を 数日間続けた。溶媒を減圧下で除去し、得られた粗製物質を、1%のNH4OH を含有する塩化メチレン中の5%MeOHで溶離するカラムクロマトグラフィー により精製して、44mg(41%)の標題化合物を得た。 高分解能質量分析、C4376314についてのm/z計算値:858.532 7。実測値:858.5320。 実施例6式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2−ヒドロキシ−3−(モルホリン− 4−イル)プロピルである 1mLのクロロホルム中の実施例4から得られた化合物(100mg)の環境 温度の溶液に、22μLのモルホリンを添加した。反応容器を密閉し、撹拌を環 境温度で1時間続けた。2回の追加の当量のモルホリンを添加し、撹拌を数日間 続けた。溶媒を減圧下で除去し、得られた粗製物質を、1%のNH4OHを含有 する塩化メチレン中の3%MeOHで溶離するシリカゲル上でクロマトグラフィ ー処理して、35mg(33%)の標題化合物を得た。 実施例7式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2−ヒドロキシ−3−(ベンジルアミ ノ)プロピルである 1.5mLのクロロホルム中の実施例4から得られた化合物(140mg)の 環境温度の溶液に、3当量(58μL)のベ ンジルアミンを添加した。反応混合物を環境温度で一晩撹拌し、次いで62℃で 約3時間加温し、次いで一晩環境温度で撹拌した。次いでこの反応混合物を70 ℃で2時間加熱し、次いで真空中で濃縮した。残渣をトルエンで2回チェイスし て、170mgの粗製標題化合物を得た。粗製生成物を、1%のNH4OHを含 有する塩化メチレン中の2%MeOHで溶離するシリカゲルクロマトグラフィー により精製して、エポキシドエピマーの混合物として標題化合物を得た。 実施例8式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2−オキソエチルである 6.5mLの20%THF水溶液中の実施例3から得られた化合物(275m g)の溶液に、87mgのNaIO4を添加 した。この反応物を環境温度で2時間撹拌し、次いで0.5当量のNaIO4を 添加した。更に2時間後に、他の0.5当量のNaIO4を添加した。更に2時 間後に、この反応混合物を、1%のNH4OHを含有する塩化メチレン中の4% MeOHで溶離するシリカゲルプラグを通して濾過して、195mg(65%) の標題化合物を得た。 実施例9式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2−オキソプロピルである 1.5mLの7:1DMF−H2O、5mgのPdCl2及び21mgのCuC lの混合物を酸素雰囲気下で〜1.33時間撹拌した。この混合物に、1.5m Lの7:1DMF−H2O中の実施例1から得られた化合物(150mg)の溶 液を、滴下により10分間かけて添加した。この反応混合物を50℃まで加温し 、この温度で約1時間維持し、環境温度で一晩維持 した。PdCl2(5mg)及ひCuCl(21mg)の追加のアリコートを添 加した。この反応混合物を54℃まで加温し、この温度で約3時間維持した。こ の反応混合物を環境温度にまで冷却させ、次いてO2を反応混合物を通してバブ リングさせ、これを一晩環境温度で撹拌した。追加のPdCl2(10mg)及 びCuCl(42mg)を添加し、O2を続けた。この反応混合物を40℃に約 3時間加温し、次いで環境温度で週末を越えて撹拌した。この反応混合物をEt OAcで希釈し、30%水酸化アンモニウム水溶液で2回及び食塩水で2回洗浄 し、MgSO4で乾燥し、そして真空中で濃縮して、85mgの粗製標題化合物 を得た。1%の水酸化アンモニウムを含有する塩化メチレン中の1%MeOHで シリカケルプラグを通して溶離することによる精製によって、47mgの標題化 合物を得た。 高分解能質量分析(FAB)、m/z(M+H)+4072NO12についての計 算値:790.4953。実測値:m/ z790.4932。 実施例10式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡CHである 実施例10A式(X)の化合物:Xは=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシル)であ り、Rは−CH2−C≡CHである 30mLの無水のDMSO及び30mLの無水の新たに蒸留したTHF中の1 .14gの粉末化KOHの溶液を、添加漏斗を通して、60mLの1:1DMS O−THF中の式XII(式中、Xは=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘ キシル)であり、Rpはトリメチルシリルである)の化合物(10g)の0℃の 溶液に添加した。これに続いて、トルエン中に2.38mLの臭化プロパルギル (80%)を含有する溶液を10〜15分間かけて添加した。この反応混合物を 0℃で約1時間撹拌し、次いで追加の2当量の臭化プロパルギルを0℃で添加し た。2時間後に、2当量の粉末化KOH(〜1g)を0℃で添加し、反応混合物 を冷蔵庫内に一晩おいた。翌日、追加の4mLの臭化プロパルギルを0℃で添加 した。tlcによって反応が完結 したことが示されたとき、反応物を0℃で10当量のアリルアミンでクエンチし 、5分間撹拌した。この混合物をH2O及びEtOAcで希釈し、有機層を水で 洗浄し、続いて食塩水で2回洗浄した。有機層をMgSO4で乾燥し、そして減 圧下で濃縮して、11.5gの粗製標題化合物を得た。0.25%のEt3Nを 含有するヘキサン中の10%アセトンで溶離するシリカゲルプラグを通して濾過 して、9.3gの精製標題化合物を得た。 実施例10B式(X)の化合物:Rは−CH2−C≡CHであり、Xは=N−O−Hである 50mLのアセトニトリル及び35mLの水中の実施例10Aから得られた化 合物(9.3g)に、50mLのHOAcを添加した。この反応混合物を暗所内 で環境温度で2時間撹拌し、冷蔵庫内に一晩おいた。この反応混合物を環境温度 まで加温し、トルエンで希釈し、そして真空中で濃縮した。得られた残渣を、更 に精製することなく使用した。 実施例10C式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡CHである 1:1EtOH−H2O(140mL)中の実施例10Bから得られた化合物 を、4当量のNaHSO3及びギ酸(960μL、2.4当量)で処理し、〜8 2℃まで加温した。約2.5時間後に、この反応混合物を環境温度まで冷却し、 1N NaOH溶液でpH10まで塩基性化し、そしてEtOAcで抽出した。 一緒にした有機抽出液を、洗浄し、乾燥し、そして真空中で濃縮した。得られた 粗製生成物を、1%の水酸化アンモニウムを含有する塩化メチレン中の1%Me OHで溶離するシリカゲル上でクロマトグラフィー処理して、2.9g(40% )の標題化合物を得、これをアセトニトリルから再結晶した。 実施例11式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CHOH−CH2−N3であ 0.75mLのDMF中の実施例4から得られた化合物(100mg)の環境 温度の溶液に、12mgのNaN3を添加した。反応混合物を環境温度で約5. 5時間撹拌し、次いで追加の8mgのNaN3を添加した。この反応混合物を環 境温度で一晩撹拌し、70℃〜90℃で3時間加熱し、次いで追加の14mgの NaN3で処理した。この反応混合物を60℃で一晩加熱した。4滴の水を添加 し、反応混合物を80℃で4時間加熱した。1当量の塩化アンモニウムを添加し 、加熱を80℃で2時間続けた。この反応混合物を環境温度にまで冷却させ、酢 酸エチルで希釈し、0.5N NaOH溶液及び食塩水で洗浄し、乾燥し、そし て真空中で濃縮した。得られた残渣を、1%の水酸化アンモニウムを含有する塩 化メチレン中の4%MeOHで溶離するシリカゲルプラグを通して濾過して、4 7mg(50%)の、微量のDMFを含有する標題化合物を得た。この化合物を 1:1EtOAc−Et2O中に溶解することによってこのDMFを除去し、水 、続いて食塩水によって洗浄し、硫酸マグ ネシウムで乾燥し、そして真空中で濃縮して、45mgの標題化合物を得、これ を1%の水酸化アンモニウムを含有する塩化メチレン中の4%MeOHで溶離す るシリカゲルを通して濾過することによって更に精製して、標題化合物を得た。13 CNMR(CDCl3)エピマーの混合物 高分解能質量分析、C4073414についてのm/z(M+H)+計算値:83 3.5123。実測値:833.5137。 実施例12式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−OHである 5mLのMeOH中の実施例8から得られた化合物(600mg)の溶液に、 2mLのMeOH中の80mgのヒドロキシルアミン塩酸塩及び255μLのN −メチルモルホリンの溶液を添加した。この反応混合物を環境温度で5時間撹拌 し、次い で真空中で濃縮した。得られた残渣を、1%の水酸化アンモニウムを含有する塩 化メチレン中の4%MeOHを使用してシリカゲルから溶離することにより精製 して、オキシム異性体の1:1混合物として標題化合物を得た。 実施例13式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH2−OHである 1mLの無水のTHF中の実施例8から得られた化合物(75mg)の−78 ℃の溶液に、1.1当量のL−セレクトライド(Selectride)を滴下 により2分間かけて添加した。この反応混合物を−78℃で約1時間撹拌し、次 いで−78℃で、トリス−ヒドロキシメチルアミノメタンの水溶液、続いて EtOAcでクエンチした。有機相を食塩水で2回洗浄し、硫酸マグネシウムで 乾燥し、そして真空中で濃縮した。この粗製物質(76mg)を、1%の水酸化 アンモニウムを含有する塩化メチレン中の3%MeOHで溶離するシリカケル上 でクロマトグラフィー処理して、20mgの所望の標題化合物を得た。 実施例14式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH2NH2である 実施例12から得られた化合物(160mg)を、4気圧の水素下で20時間 、ラネーニッケル触媒を使用する接触水素化に付した。触媒を濾過によって除去 し、濾液を減圧下で濃縮して、159mgの粗製標題化合物を得た。1%の水酸 化アンモニウムを含有する塩化メチレン中の7%MeOHで溶離するシリカゲル 上のカラムクロマトグラフィーによる精製によって、 87mg(55%)の標題化合物を得た。 実施例15式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CNである 5mLの新たに蒸留したTHF中の実施例12から得られた化合物(165m g)の溶液に、2当量のジイソプロピルカルボジイミド(65μL)、続いて触 媒量のCuClを添加した。環境温度で約2時間撹拌した後、追加の2アリコー トのジイソプロピルカルボジイミド(65μL)及び追加のCuClを添加した 。更に3時間後に、反応を完結させ、溶媒を真空中で除去して、標題化合物を得 た。質量分析 m/z773(M+H)+。 実施例16式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−フェニルである 実施例16A式(XII)の化合物:Xは=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシル) であり、Rは−CH2−フェニルであり、Rpはトリメチルシリルである 5gの式(X)(式中、Xは=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシル )であり、Rは水素である)の化合物を含有する、30mLのTHF及びDMS Oの1:1溶液の0℃の溶液に、1.2mLの臭化ベンジルを添加した。560 mgの粉末化KOHを含有する、30mLの1:1DMSO及びTHFの第二の 溶液を、0℃で十分に撹拌しながら45分間かけて少しずつ添加した。添加が完 結した際、0℃で窒素下で1時間撹拌し、次いでアリルアミン(700μL)及 び酢酸エチルを添加した。この溶液を水及び食塩水(2×)で洗浄し、硫酸マグ ネシウムで乾燥し、濾過し、そして真空中で濃縮して、6gの標題化合物を得た 。 実施例16B式(XII)の化合物:Xは=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシル) であり、Rは−CH2−フェニルであり、RpはHである 65mLの無水のTHF中の6gの実施例16Aから得られた化合物の室温の 溶液に、14.5mLの1Mフッ化テトラブチルアンモニウムを添加した。数時 間後に、溶媒を減圧下で除去し、残渣を一定重量まで乾燥した。1%の水酸化ア ンモニウムを含有する塩化メチレン中の4%メタノールで溶離するカラムクロマ トグラフィーによる精製によって、2.8gの標題化合物を得た。 実施例16C式(XII)の化合物:Xは=N−OHであり、Rは−CH2−フェニルであり 、RpはHである 26mLのアセトニトリル中の実施例16Bから得られた化合物(2.8g) に、14mLの水、続いて14mLの酢酸を添加した。この反応混合物を〜4時 間環境温度で撹拌し、次いで冷凍庫の中に一晩おいた。揮発物を真空中で除去し 、残渣をトルエンで2回チェイスし、一定重量まで乾燥して、2.73gの標題 化合物を得た。 実施例16D式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−フェニルである 23mLのEtOH及び水(23mL)中の実施例16Cか ら得られた化合物(2.7g)に、1.4gのNaHSO3を添加した。続いて 292μLのギ酸を添加し、反応混合物を80℃まで加温した。約90分後に、 この反応混合物を環境温度にまで冷却し、2N NaOH溶液でpH〜10−1 1に塩基性化し、そして酢酸エチルで抽出した。一緒にした有機抽出液を水、続 いて食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして真空中で濃縮 した。粗製物質(1.95g)を、1%の水酸化アンモニウムを含有する塩化メ チレン中の1%メタノール、続いて1%の水酸化アンモニウムを含有する塩化メ チレン中の2%メタノールで溶離するシリカゲル上でクロマトグラフィー処理し て、715mgの標題化合物を得た。更なる精製を、塩化メチレン中の2%水酸 化アンモニウム、続いて1%の水酸化アンモニウムを含有する塩化メチレン中の 2%メタノールで溶離するシリカゲル上でのクロマトグラフィーによって行って 、435mgの標題化合物を得た。 実施例17式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=CH(フェニル)で ある 臭化ベンジルを臭化3−フェニルアリルで置き換えて、実施例16に記載した 方法によって、標題化合物を製造した。オキシムのケトンへの転化のために、こ の反応混合物を約3時間加熱し、次いで冷凍庫の中に一晩おいた。1%の水酸化 アンモニウムを含有する塩化メチレン中の1%メタノールで溶離するシリカゲル 上でのクロマトグラフィーによって、〜700mg(3工程について17%収率 )の標題化合物を得た。 実施例18式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−O−CH3である 1mLのメタノール中の150mgの実施例8から得られた化合物の室温の溶 液に、64μLのN−メチルモルホリンを含有する0.5mLのメタノール中の 14mgのメトキシルアミン塩酸塩の溶液を一度に添加した。この反応混合物を 環境温度で窒素雰囲気下で約6時間撹拌し、次いで0.75当量(12mg)の メトキシルアミン塩酸塩で処理した。この反応混合物を環境温度で1時間撹拌し 、次いで冷蔵庫の中に一晩おいた。 揮発物を減圧下で除去して、215mgの粗製標題化合物を得た。1%の水酸化 アンモニウムを含有する塩化メチレン中の1%メタノールで溶離するシリカゲル 上でのカラムクロマトグラフィーによる精製によって、1:1シン:アンチ混合 物として120mg(78%)の標題化合物を得た。 実施例19式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−O−CH2−フェ ニルである メトキシルアミン塩酸塩をO−ベンジルヒドロキシルアミン塩酸塩で置き換え て、実施例18に記載した手順により、標題化合物を1:1シン:アンチ混合物 として製造して、118mg(70%)を得た。 実施例20式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−N(CH32 ある メトキシルアミン塩酸塩をN,N−ジメチルヒドラジンで置き換えて、実施例 18に記載した手順により、標題化合物を製造した。1%の水酸化アンモニウム を含有する塩化メチレン中の2%メタノールで溶離するカラムクロマトグラフィ ーよる精製によって、単一(シン又はアンチ)異性体として115mg(73% )の標題化合物を得た。 実施例21式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−NH(CH3)で ある メトキシルアミン塩酸塩をN−メチルヒドラジンで置き換えて、実施例18に 記載した手順により、標題化合物を製造した。1%の水酸化アンモニウムを含有 する塩化メチレン中の2%メ タノールで溶離するカラムクロマトグラフィーよる精製によって、未知の立体化 学の単一の純粋異性体として89mg(58%)の標題化合物を得た。 実施例22式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−(4−モルホリ ニル)である メトキシルアミン塩酸塩をN−アミノモルホリンで置き換えて、実施例18に 記載した手順により、標題化合物を製造した。1%の水酸化アンモニウムを含有 する塩化メチレン中の5%メタノールで溶離するカラムクロマトグラフィー、続 いて1%の水酸化アンモニウムを含有する塩化メチレン中の2%メタノールで溶 離する再クロマトグラフィーよる精製によって、未知の立体化学の単一の純粋異 性体として125mg(75%)の標題化合物を得た。 診断ピーク 実施例23式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−NH(フェニル )である メトキシルアミン塩酸塩をN−フェニルヒドラジンで置き換えて、実施例18 に記載した手順により、標題化合物を製造した。1%の水酸化アンモニウムを含 有する塩化メチレン中の1%メタノールで溶離するカラムクロマトグラフィーよ る精製によって、未知の立体化学の単一の純粋異性体として50mgの標題化合 物を得た。1MS(FAB)m/e866(M+H)+。 実施例24式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−N(フェニル)2 である メトキシルアミン塩酸塩をN,N−ジフェニルヒドラジンで置き換えて、実施 例18に記載した手順により、標題化合物を製造した。1%の水酸化アンモニウ ムを含有する塩化メチレン中の2%メタノールで溶離するカラムクロマトグラフ ィーよる精製によって、未知の立体化学の単一の純粋異性体として156 mgの標題化合物を得た。 診断ピーク 実施例25〜75 前記の実施例に記載した方法並びに合成有機化学の技術分野で公知の反応図式 及び方法を使用して、下記の化合物を製造することができる。 実施例76〜107 前記の実施例に記載した方法並びに合成有機化学の技術分野で公知の反応図式 及び方法を使用して、下記の化合物を製造することができる。マクロライド環系 は下記のものからなる群から選択される。 (式中、A、B、D、E、W、X、Y、Z、R、Ra、Rb、Rc、Rd、Re、Rf 、Rg及びRhは、前記定義された通りである) 実施例62 抗菌活性のインビトロ試験 本発明の代表的化合物を、下記のようにして抗菌活性についてインビトロで試 験した。10mLの滅菌したブレーン・ハート浸剤(Brain Heart Infusion)(BHI)寒天(Difco0418−01−5)と混合し た試験化合物の連続水性希釈液を含有する12個のペトリ皿を調製した。各プレ ートを、Steersレプリケーターブロックを使用して、32種以下の微生物 の1:100(又は、小球菌属及び連鎖球菌属のような遅成長株については1: 10)希釈液で接種した。接種したプレートを、35〜37℃で20〜24時間 インキュベーションした。更に、試験化合物を含有しないBHI寒天を使用して 対照プレートを調製し、各試験の始めと終わりにインキュベーションした。 試験する生物についての既知の感受性パターン及び試験化合物と同じ抗生物質 種類に属する化合物を含有する追加のプレートも調製し、別の対照として並びに 試験対試験比較性を与えるためにインキュベーションした。この目的のために、 エリスロマイシンAを使用した。 インキュベーションの後、各プレートを目視で検査した。最小増殖阻害濃度( MIC)は、増殖対照に比較したときの、接種材料スポット上の成長、僅かなヘ イズ又は希薄に分離したコロニーを生じない薬物の最低濃度として定義した。下 記の表2に示される、この試験の結果は、本発明の化合物についての抗菌活性を 示す。 前記の詳細な説明及び付随する実施例は単に例示であり、付属する請求の範囲 及びその同等物によってのみ定義される本発明の範囲への限定としてとられるべ きではないことが理解される。開示された態様に対する種々の変更及び修正は、 当業者にとって明らかであり、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく行う ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クラーク,リチヤード・エフ アメリカ合衆国、イリノイ・60060、マン デレイン、ウエスト・ヒルサイド・ドライ ブ・425 (72)発明者 マ,ツエンクン アメリカ合衆国、イリノイ・60031、ガー ニー、プレジデンシヤル・ドライブ・7193

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 下記の式を有する化合物並びにその薬物的に許容される塩、エステル及び そのプロドラッグ。 [式中、 Xは、 (1)=O、 (2)=N−OH、 (3)=N−O−R1(式中、R1は、 (a)非置換C1〜C12−アルキル、 (b)アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、 (c)置換アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、 (d)C3〜C12−シクロアルキル、 (e)−Si−(R11)(R12)(R13)(式中、R11、R12及びR13はそれ ぞれ独立に、C1〜C12−アルキルから選択される) (f)−Si−(アリール)3 である)、又は (4)=N−O−C(R9)(R10)−O−R1(式中、R1は前記定義された通 りであり、R9及びR10はそれぞれ独立に、 (a)水素、 (b)非置換C1〜C12−アルキル、 (c)アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、及び (d)置換アリールで置換されたC1〜C12−アルキル からなる群から選択されるか又はR9及びR10はそれらが結合している炭素と一 緒になって、C3〜C12−シクロアルキル環を形成する) であり、 Raは、水素又はヒドロキシであり、 Rbは、水素又はヒドロキシであり、 Rc及びRdの一方は水素であり、Rc及びRdの他方は、 (1)ヒドロキシ、 (2)保護されたヒドロキシ、 (3)ハロゲン、又は (4)NR34(式中、R3及びR4は独立に、 (a)水素、 (b)C1〜C12−アルキル、 (c)アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、 (d)置換アリールで置換されたC1〜C12−アルキル (e)ヘテロアリールで置換されたC1〜C12−アルキル、及び (d)置換ヘテロアリールで置換されたC1〜C12−アルキル から独立に選択される)、又は (5)−SO2−(置換C1〜C6−アルキル) であり、又はR3及びR4はそれらが結合している炭素と一緒になって、3〜7員 のヘテロ環式アルキル環を形成するか、又は Rc及びRdは一緒になって、 (1)=O、 (2)=N−OH、又は (3)=N−OR1(式中、R1は、前記定義された通りである) であり、 Reは、メトキシ、フッ素又はヒドロキシであり、 Rfは、水素又はヒドロキシ保護基であり、 Rgは、 (1)非置換C1〜C6−アルキル、 (2) (a)アリール、 (b)置換アリール、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール、 (e)ヘテロアリールアルキル、 (f)ヒドロキシ、 (g)C1〜C6−アルコキシ、 (h)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、及び (i)−CH2−M−R5(式中、Mは (i)−O−、 (ii)−NH−、 (iii)−NMe−、 (iv)−S(O)n−(式中、nは0、1又は2である)、 (v)−NHC(=O)−、及び (vi)−C(=O)−NH− からなる群から選択され、そして R5は、 (i)−(CH2n−アリール(式中、nは0、1又は2である)、 (ii)−(CH2n−置換アリール(式中、nは0、1又は2である)、 (iii)−(CH2n−ヘテロアリール(式中、nは0,1又は2である )、 (iv)−(CH2n−置換ヘテロアリール(式中、nは0、1又は2であ る)、及び (v)−(CH2n−ヘテロアリールアルキル(式中、nは0、1又は2で ある)、 からなる群から選択される) からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC1〜C6−ア ルキル、 (3)C3〜C12−シクロアルキル、 (4)アリール、 (5)置換アリール、 (6)ヘテロアリール、及び (7)置換ヘテロアリール からなる群から選択され、 Rhは、 (a)水素、 (b)C1〜C12−アルキル、 (c)アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、 (d)置換アリールで置換されたC1〜C12−アルキル (e)ヘテロアリールで置換されたC1〜C12−アルキル、及び (d)置換ヘテロアリールで置換されたC1〜C12−アルキル からなる群から選択され、 Rは、 (1) (a)F、 (b)S(O)n6(式中、nは0、1又は2であり、そしてR6は、C1〜C3 −アルキル又はアリール置換C1〜C3−アルキルである) (c)NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、及び (d)NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は独立に、水素及びC1〜C3 −アルキルから選択される) からなる群から選択された置換基で置換されたC1−アルキル、 (2)C2〜C10−アルキル、 (3) (a)ハロゲン、 (b)ヒドロキシ、 (c)C1〜C3−アルコキシ、 (d)オキソ(C=O)、 (e)−CHO、 (f)−CO26(式中、R6は前記定義された通りである)、 (g)−C(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義 された通りである)、 (h)−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (i)=N−O−R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (j)−C≡N、 (k)S(O)n6(式中、nは0、1又は2であり、そしてR6は、C1〜C3 −アルキル又はアリール置換C1〜C3−アルキルである) (l)アリール、 (m)置換アリール、 (n)ヘテロアリール、 (o)置換ヘテロアリール、 (p)C3〜C7−シクロアルキル、 (q)(ヘテロアリール)アルキル、 (r)NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (s)NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである )、 (t)=N−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (u)=N−NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、及 び (v)=N−NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通り である) からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC2〜C10− アルキル、 (4)C2〜C10−アルケニル、 (5) (a)ハロゲン、 (b)ヒドロキシ、 (c)C1〜C3−アルコキシ、 (d)オキソ(C=O)、 (e)−CHO、 (f)−CO26(式中、R6は前記定義された通りである)、 (g)−C(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである) 、 (h)−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通 りである)、 (i)=N−O−R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (j)−C≡N、 (k)S(O)n6(式中、nは0、1又は2であり、そしてR6は、C1〜C3 −アルキル又はアリール置換C1〜C3−アルキルである) (l)アリール、 (m)置換アリール、 (n)ヘテロアリール、 (o)置換ヘテロアリール、 (p)C3〜C7−シクロアルキル、 (q)(ヘテロアリール)アルキル、 (r)NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (s)NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである )、 (t)=N−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (u)=N−NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、及 び (v)=N−NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通り である) からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC2〜C10− アルケニル、 (6)C2〜C10−アルキニル、及び (7) (a)トリアルキルシリル、 (b)アリール、 (c)置換アリール、 (d)ヘテロアリール、及び (e)置換ヘテロアリール からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC2〜C10− アルキニル、 からなる群から選択され、 Y及びZの一方は水素であり、他方は、 (1)水素、 (2)ヒドロキシ、 (3)保護されたヒドロキシ、及び (4)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである) からなる群から選択され、 Wは、 (1)−O−、 (2)−NH−、 (3)−NMe−、又は (4)不存在 であり、 A、B、D及びEは、それぞれ存在するとき、独立に、 (1)水素、 (2)非置換C1〜C6−アルキル、及び (3) (a)アリール、 (b)置換アリール、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール、 (e)ヘテロアリールアルキル、 (f)ヒドロキシ、 (g)C1〜C6−アルコキシ、 (h)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、及び (i)−CH2−M−R5(式中、Mは (i)−O−、 (ii)−NH−、 (iii)−NMe−、 (iV)−S(O)n−(式中、nは0、1又は2である)、 (v)−NHC(=O)−、及び (vi)−C(=O)−NH− からなる群から選択され、そして R5は、 (i)−(CH2n−アリール(式中、nは0、1又は2である)、 (ii)−(CH2n−置換アリール(式中、nは0、1又は2である)、 (iii)−(CH2n−ヘテロアリール(式中、nは0、1又は2である )、 (iv)−(CH2n−置換ヘテロアリール(式中、nは0、1又は2であ る)、及び (v)−(CH2n−ヘテロアリールアルキル(式中、nは0、1又は2で ある)、 からなる群から選択される) からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC1〜C6−ア ルキル からなる群から選択されるか 又はAB、AD、AE、BD、BE又はDEからなる置換基の何れかの対は、そ れらが結合している原子又は原子群と一緒になって、任意に、 (1)−O−、 (2)−S(O)n-(式中、nは0、1又は2である)、 (3)−NH−、 (4)−N(CH3)−、及び (5)−N(R5)−(式中、R5は前記定義された通りである) から選択されたヘテロ官能基を含有する3−〜7−員環を形成する。] 2. 式:(式中、X、R、Ra、Rb、Rc、Rd、Re及びRfは、そこに定義された通りで ある) を有する請求項1に記載の化合物。 3. 式: (式中、Y、Z、R、Ra、Rb、Rc、Rd、Re及びRfは、そこに定義された通 りである) を有する請求項1に記載の化合物。 4. 式:(式中、R、Rb、Rc、Rd、Re及びRfは、そこに定義された通りである) を有する請求項1に記載の化合物。 5. 式: (式中、R、Rb、Rc、Rd、Re及びRfは、そこに定義さ れた通りである) を有する請求項1に記載の化合物。 6. 式: (式中、R、Ra、Rb、Rc、Rd、Re及びRfは、そこに定義された通りである ) を有する請求項1に記載の化合物。 7. 式: (式中、W、R、Rb、Rc、Rd、Re、Rf及びRgは、そこに定義された通りで ある) を有する請求項1に記載の化台物。 8. 式: (式中、A、B、D、E、R、Rb、Rc、Rd、Re及びRfは、そこに定義され た通りである) を有する請求項1に記載の化合物。 9. 式:(式中、A、B、D、E、R、Rb、Rc、Rd、Re、Rf及びRhは、そこに定義 された通りである) を有する請求項1に記載の化合物。 10. 式中、Raがヒドロキシであり、Rbが水素であり、Rcが水素であり、 Rdがヒドロキシであり、ReがメトキシでありそしてRfが水素である、請求項 2に記載の化合物。 11. 式中、Raがヒドロキシであり、Rbが水素であり、Rcが水素であり、 Rdがヒドロキシであり、ReがメトキシでありそしてRfが水素である、請求項 3に記載の化合物。 12. 式(X)の化合物:Xは=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシ ル)であり、Rはアリルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rはアリルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rはプロピルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2,3−ジヒドロキシプロピルであ る; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2,3−エポキシプロピルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2−ヒドロキシ−3−(イミダゾー ル−1−イル)プロピルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2−ヒドロキシ−3−(モルホリン −4−イル)プロピルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2−ヒドロキシ−3−(ベンジルア ミノ)プロピルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2−オキソエチルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2−オキソプロピルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡CHである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CHOH−CH2−N3で ある; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−OHである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH2OHである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH2NH2である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CNで ある; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−フェニルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=CH(フェニル) である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−O−CH3であ る; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−O−CH2−フ ェニルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−N(CH32 である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−NH(CH3) である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−(4−モルホ リニル)である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−NH(フェニ ル)である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−N(フェニル )2である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH2CH2OHである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CO2Hである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH2NH(CH3)である ; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH2NHCH2CH3である ; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH2NHCH2CH2−フェ ニルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH2N(CH32である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH2−(4−モルホリニル )である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2C(O)NH2である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2NHC(O)NH2である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2NHC(O) CH3である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2Fである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH2OCH3である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH3である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH=C(CH323である ; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH=CHPhである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−(CH23−Phである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−(CH22−CH(CH32であ る; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−(CH22−O−(CH22−O −CH3である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−Phである; 式(X)の化合物:Xは=N−OHであり、Rは−CH2−C≡CHである; 式(X)の化合物:Xは=N−O−CH3であり、Rは−CH2−C≡CHであ る; 式(X)の化合物:Xは=N−O−ベンジルであり、Rは−CH2−C≡CH である; 式(X)の化合物:Xは=N−O−CH2−O−CH3であり、Rは−CH2− C≡CHである; 式(X)の化合物:Xは=N−O−CH2−O−CH2−CH2−O−CH3であ り、Rは−CH2−C≡CHである; 式(X)の化合物:Xは=N−OHであり、Rは−CH2−CH=CH2である ; 式(X)の化合物:Xは=N−O−CH3であり、Rは−CH2−CH=CH2 である; 式(X)の化合物:Xは=N−O−ベンジルであり、Rは−CH2−CH=C H2である; 式(X)の化合物:Xは=N−O−CH2−O−CH3であり、Rは−CH2− CH=CH2である; 式(X)の化合物:Xは=N−O−CH2−O−CH2−C H2−O−CH3であり、Rは−CH2−CH=CH2である; 式(XI)の化合物:YはNH2であり、ZはHであり、Rは−CH2−C≡C Hである; 式(XI)の化合物:YはNH−CH2CH2CH3であり、ZはHであり、R は−CH2−C≡CHである; 式(XI)の化合物:YはNH−(CH29−CH3であり、ZはHであり、 Rは−CH2−C≡CHである; 式(XI)の化合物:YはNH−CH(CH32であり、ZはHであり、Rは −CH2−C≡CHである; 式(XI)の化合物:Yは1−ピペリジニルであり、ZはHであり、Rは−C H2−C≡CHである; 式(XI)の化合物:YはHであり、Zは1−ピペリジニルであり、Rは−C H2−C≡CHである; 式(XI)の化合物:YはHであり、ZはNH2であり、Rは−CH2−C≡C Hである; 式(XI)の化合物:YはHであり、ZはNH−CH2CH2CH3であり、R は−CH2−C≡CHである; 式(XI)の化合物:YはHであり、ZはNH−(CH29−CH3であり、 Rは−CH2−C≡CHである; 式(XI)の化合物:YはHであり、ZはNH−CH(CH32であり、Rは −CH2−C≡CHである; 式(XI)の化合物:YはOHであり、ZはHであり、Rは−CH2−C≡C Hである; 式(XI)の化合物:YはHであり、ZはOHであり、Rは−CH2−C≡C Hである; 式(IV)の化合物:Rは−CH2CH=CH2であり、RbはHであり、Rcは Hであり、RdはOHであり、ReはOCH3であり、Rfは水素である; 式(IV)の化合物:Rは−CH2−C≡CHであり、RbはHであり、Rcは Hであり、RdはOHであり、ReはOCH3であり、Rfは水素である; 式(IV)の化合物:Rは−CH2−C≡Nであり、RbはHであり、RcはH であり、RdはOHであり、ReはOCH3であり、Rfは水素である; 式(V)の化合物:Rは−CH2CH=CH2であり、RbはHであり、RcはH であり、RdはOHであり、ReはOCH3であり、Rfは水素である; 式(V)の化合物:Rは−CH2−C≡CHであり、Rbは Hであり、RcはHであり、RdはOHであり、ReはOCH3であり、Rfは水素 である; 式(V)の化合物:Rは−CH2−C≡Nであり、RbはHであり、RcはHで あり、RdはOHであり、ReはOCH3であり、Rfは水素である; 式(VI)の化合物:Rは−CH2CH=CH2であり、RaはOHであり、Rb はHであり、RcはHであり、RdはOHであり、ReはOCH3であり、Rfは水 素である; 式(VI)の化合物:Rは−CH2−C≡CHであり、RaはOHであり、Rb はHであり、RcはHであり、RdはOHであり、ReはOCH3であり、Rfは水 素である; 式(VI)の化合物:Rは−CH2−C≡Nであり、RaはOHであり、Rbは Hであり、RcはHであり、RdはOHであり、ReはOCH3であり、Rfは水素 である; 式(VII)の化合物:Rは−CH2CH=CH2であり、そしてW、Rb、Rc 、Rd、Re、Rf及びRgは前記定義された通りである; 式(VII)の化合物:Rは−CH2−C≡CHであり、そしてW、Rb、Rc 、Rd、Re、Rf及びRgは前記定義された 通りである; 式(VII)の化合物:Rは−CH2−C≡Nであり、そしてW、Rb、Rc、 Rd、Re、Rf及びRgは前記定義された通りである; 式(VIII)の化合物:Rは−CH2CH=CH2であり、そしてA、B、D 、E、Rb、Rc、Rd、Re及びRfは前記定義された通りである; 式(VIII)の化合物:Rは−CH2−C≡CHであり、そしてA、B、D 、E、Rb、Rc、Rd、Re及びRfは前記定義された通りである; 式(VIII)の化合物:Rは−CH2−C≡Nであり、そしてA、B、D、 E、Rb、Rc、Rd、Re及びRfは前記定義された通りである; 式(IX)の化合物:Rは−CH2CH=CH2であり、そしてA、B、D、E 、Rb、Rc、Rd、Re、Rf及びRhは前記定義された通りである; 式(IX)の化合物:Rは−CH2−C≡CHであり、そしてA、B、D、E 、Rb、Rc、Rd、Re、Rf及びRhは前記定義された通りである; 式(IX)の化合物:Rは−CH2−C≡Nであり、そしてA、B、D、E、 Rb、Rc、Rd、Re、Rf及びRhは前記定義された通りである; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH=CH2であり、Rc 及びRdは一緒になって=Oであり、Ra、Rb、Re及びRfは前記定義された通 りである; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡CHであり、Rc及 びRdは一緒になって=Oであり、Ra、Rb、Re及びRfは前記定義された通り である; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡Nであり、Rc及び Rdは一緒になって=Oであり、Ra、Rb、Re及びRfは前記定義された通りで ある; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH=CH2であり、Rc は−OHであり、Rdは−Hであり、Reは−OCH3であり、Ra、Rb及びRfは 前記定義された通りである; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡CHであり、Rcは −OHであり、Rdは−Hであり、Reは−OCH3であり、Ra、Rb及びRfは前 記定義された通りであ る; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡Nであり、Rcは− OHであり、Rdは−Hであり、Reは−OCH3であり、Ra、Rb及びRfは前記 定義された通りである; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH=CH2であり、Rc は−N(CH32であり、Rdは−Hであり、Reは−OCH3であり、Ra、Rb 及びRfは前記定義された通りである; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡CHであり、Rcは −N(CH32であり、Rdは−Hであり、Reは−OCH3であり、Ra、Rb及 びRfは前記定義された通りである; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡Nであり、Rcは− N(CH32であり、Rdは−Hであり、Reは−OCH3であり、Ra、Rb及び Rfは前記定義された通りである; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH=CH2であり、Rc は−Hであり、Rdは−N(CH32であり、Reは−OCH3であり、Ra、Rb 及びRfは前記定義さ れた通りである; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡CHであり、Rcは −Hであり、Rdは−N(CH32であり、Reは−OCH3であり、Ra、Rb及 びRfは前記定義された通りである; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡Nであり、Rcは− Hであり、Rdは−N(CH32であり、Reは−OCH3であり、Ra、Rb及び Rfは前記定義された通りである; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2CH=CH2であり、Rc は−Hであり、Rdは−OCH3であり、Reは−Fであり、Ra、Rb及びRfは前 記定義された通りである; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡CHであり、Rcは −Hであり、Rdは−OCH3であり、Reは−Fであり、Ra、Rb及びRfは前記 定義された通りである; 式(II)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡Nであり、Rcは− Hであり、Rdは−OCH3であり、Reは−Fであり、Ra、Rb及びRfは前記定 義された通りである; からなる群から選択された、請求項1に記載の化合物 並びにこれらの薬物的に許容される塩、エステル及びそのプロドラッグ。 13. 式(X)の化合物:Xは=N−O−(1−イソプロポキシシクロヘキシ ル)であり、Rはアリルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rはアリルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rはプロピルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2,3−ジヒドロキシプロピルであ る; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2,3−エポキシプロピルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2−ヒドロキシ−3−(イミダゾー ル−1−イル)プロピルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2−ヒドロキシ−3−(モルホリン −4−イル)プロピルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2−ヒドロキシ−3−(ベンジルア ミノ)プロピルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2−オキソエチルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2−オキソプロピ ルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡CHである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CHOH−CH2−N3で ある; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−OHである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH2OHである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH2NH2である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CNである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−フェニルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=CH(フェニル) である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−O−CH3であ る; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−O−CH2−フ ェニルである; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−N(CH32 である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−NH(CH3) である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−(4−モルホ リニル)である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−NH(フェニ ル)である;及び 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−N(フェニル )2である;からなる群から選択される請求項2に記載の化合物 並びにこれらの薬物的に許容される塩、エステル及びそのプロドラッグ。 14. 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rはアリルであり、RbはCH3で ある; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2−ヒドロキシ−3−(ベンジルア ミノ)プロピルであり、RbはCH3である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは2−オキソプロピルであり、Rbは CH3である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−C≡CHであり、RbはC H3である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH=N−OHであり、 RbはCH3である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH2OHであり、Rbは CH3である; 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CH2NH2である;及び 式(X)の化合物:Xは=Oであり、Rは−CH2−CNである;からなる群 から選択される請求項2に記載の化合物並びにこれらの薬物的に許容される塩、 エステル及びそのプロドラッグ。 15. 薬物的に許容される担体と組み合わせた、治療的に有効量の請求項1に 記載の化合物を含んでなる薬物組成物。 16. 請求項1に記載の化合物を含有する治療的に有効な薬物組成物を動物に 投薬することからなる、哺乳動物に於ける細 菌感染の制御方法。 17. 薬物的に許容される担体と組み合わせた、治療的に有効量の請求項2に 記載の化合物を含んでなる薬物組成物。 18. 請求項2に記載の化合物を含有する治療的に有効な薬物組成物を動物に 投薬することからなる、哺乳動物に於ける細菌感染の制御方法。 19. 薬物的に許容される担体と組み合わせた、治療的に有効量の請求項3に 記載の化合物を含んでなる薬物組成物。 20. 請求項3に記載の化合物を含有する治療的に有効な薬物組成物を動物に 投薬することからなる、哺乳動物に於ける細菌感染の制御方法。 21. 薬物的に許容される担体と組み合わせた、治療的に有効量の請求項4に 記載の化合物を含んでなる薬物組成物。 22. 請求項4に記載の化合物を含有する治療的に有効な薬物組成物を動物に 投薬することからなる、哺乳動物に於ける細菌感染の制御方法。 23. 薬物的に許容される担体と組み合わせた、治療的に有効量の請求項5に 記載の化合物を含んでなる薬物組成物。 24. 請求項5に記載の化合物を含有する治療的に有効な薬物組成物を動物に 投薬することからなる、哺乳動物に於ける細菌感染の制御方法。 25. 薬物的に許容される担体と組み合わせた、治療的に有効量の請求項6に 記載の化合物を含んでなる薬物組成物。 26. 請求項6に記載の化合物を含有する治療的に有効な薬物組成物を動物に 投薬することからなる、哺乳動物に於ける細菌感染の制御方法。 27. 薬物的に許容される担体と組み合わせた、治療的に有効量の請求項7に 記載の化合物を含んでなる薬物組成物。 28. 請求項7に記載の化合物を含有する治療的に有効な薬物組成物を動物に 投薬することからなる、哺乳動物に於ける細菌感染の制御方法。 29. 薬物的に許容される担体と組み合わせた、治療的に有効量の請求項8に 記載の化合物を含んでなる薬物組成物。 30. 請求項8に記載の化合物を含有する治療的に有効な薬物組成物を動物に 投薬することからなる、哺乳動物に於ける細菌感染の制御方法。 31. 薬物的に許容される担体と組み合わせた、治療的に有効量の請求項9に 記載の化合物を含んでなる薬物組成物。 32. 請求項9に記載の化合物を含有する治療的に有効な薬物組成物を動物に 投薬することからなる、哺乳動物に於ける細菌感染の制御方法。 33. 薬物的に許容される担体と組み合わせた、治療的に有効量の請求項13 に記載の化合物を含んでなる薬物組成物。 34. 請求項13に記載の化合物を含有する治療的に有効な薬物組成物を動物 に投薬することからなる、哺乳動物に於ける細菌感染の制御方法。 35. 薬物的に許容される担体と組み合わせた、治療的に有効量の請求項14 に記載の化合物を含んでなる薬物組成物。 36. 請求項14に記載の化合物を含有する治療的に有効な薬物組成物を動物 に投薬することからなる、哺乳動物に於ける細菌感染の制御方法。 37. 式: [式中、Xは、 (1)=O、 (2)=N−OH、 (3)=N−O−R1(式中、R1は、 (a)非置換C1〜C12−アルキル、 (b)アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、 (c)置換アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、 (d)C3〜C12−シクロアルキル、 (e)−Si−(R11)(R12)(R13)(式中、R11、R12及びR13はそれ ぞれ独立に、C1〜C12−アルキルから選択される) (f)−Si−(アリール)3 である)、又は (4)=N−O−C(R9)(R10)−O−R1(式中、R1は前記定義された通 りであり、R9及びR10はそれぞれ独立に、 (a)水素、 (b)非置換C1〜C12−アルキル、 (c)アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、及び (d)置換アリールで置換されたC1〜C12−アルキル からなる群から選択されるか又はR9及びR10はそれらが結合している炭素と一 緒になって、C3〜C12−シクロアルキル環を形成する) であり、 Raは、水素又はヒドロキシであり、 Rbは、水素又はヒドロキシであり、 Rc及びRdの一方は水素であり、Rc及びRdの他方は、 (1)ヒドロキシ、 (2)保護されたヒドロキシ、 (3)ハロゲン、又は (4)NR34(式中、R3及びR4は独立に、 (a)水素、 (b)C1〜C12−アルキル、 (c)アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、 (d)置換アリールで置換されたC1〜C12−アルキル (e)ヘテロアリールで置換されたC1〜C12−アルキル、 及び (d)置換ヘテロアリールで置換されたC1〜C12−アルキルから独立に選択 されるか又は (5)−SO2−(置換C1〜C6−アルキル、又は R3及びR4はそれらが結合している炭素と一緒になって、3〜7員のヘテロ環式 アルキル環を形成する) であるか又は Rc及びRdは一緒になって、 (1)=O、 (2)=N−OH、又は (3)=N−OR1(式中、R1は、前記定義された通りである)であり、 Reは、メトキシ、フッ素又はヒドロキシであり、 Rfは、水素又はヒドロキシ保護基であり、 Rgは、 (1)非置換C1〜C6−アルキル、 (2) (a)アリール、 (b)置換アリール、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール、 (e)ヘテロアリールアルキル、 (f)ヒドロキシ、 (g)C1〜C6−アルコキシ、 (h)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、及び (i)−CH2−M−R5(式中、Mは (i)−O−、 (ii)−NH−、 (iii)−NMe−、 (iv)−S(O)n−(式中、nは0、1又は2である)、 (v)−NHC(=O)−、及び (vi)−C(=O)−NH− からなる群から選択され、そして R5は、 (i)−(CH2n−アリール(式中、nは0、1又は2である)、 (ii)−(CH2n−置換アリール(式中、nは0、1又は2である)、 (iii)−(CH2n−ヘテロアリール(式中、nは0、1又は2である )、 (iv)−(CH2n−置換ヘテロアリール(式中、nは0、1又は2であ る)、及び (v)−(CH2n−ヘテロアリールアルキル(式中、nは0、1又は2で ある)、 からなる群から選択される) からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC1〜C6−ア ルキル、 (3)C3〜C12−シクロアルキル、 (4)アリール、 (5)置換アリール、 (6)ヘテロアリール、及び (7)置換ヘテロアリール からなる群から選択され、 Rhは、 (a)水素、 (b)C1〜C12−アルキル、 (c)アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、 (d)置換アリールで置換されたC1〜C12−アルキル (e)ヘテロアリールで置換されたC1〜C12−アルキル、及び (f)置換へテヘアリールで置換されたC1〜C12−アルキルからなる群から 選択され、 Rは、 (1) (a)F、 (b)S(O)n6(式中、nは0、1又は2であり、そ してC1〜C3−アルキル又はアリール置換C1〜C3−アルキルである) (c)NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、及び (d)NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は水素及びC1〜C3−アルキ ルから独立に選択される) からなる群から選択された置換基で置換されたC1−アルキル、 (2)C2〜C10−アルキル、 (3) (a)ハロゲン、 (b)ヒドロキシ、 (c)C1〜C3−アルコキシ、 (d)オキソ(C=O)、 (e)−CHO、 (f)−CO26(式中、R6は前記定義された通りである)、 (g)−C(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである) 、 (h)−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (i)=N−O−R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (j)−C≡N、 (k)S(O)n6(式中、nは0、1又は2であり、そしてR6は、C1〜C3 −アルキル又はアリール置換C1〜C3−アルキルである) (l)アリール、 (m)置換アリール、 (n)ヘテロアリール、 (o)置換ヘテロアリール、 (p)C3〜C7−シクロアルキル、 (q)(ヘテロアリール)アルキル、 (r)NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (s)NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである )、 (t)=N−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (u)=N−NHC(O)R6(式中、R6は前記定義され た通りである)、及び (v)=N−NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通り である) からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC2〜C10− アルキル、 (4)C2〜C10−アルケニル、 (5) (a)ハロゲン、 (b)ヒドロキシ、 (c)C1〜C3−アルコキシ、 (d)オキソ(C=O)、 (e)−CHO、 (f)−CO26(式中、R6は前記定義された通りである)、 (g)−C(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである) 、 (h)−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (i)=N−O−R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (j)−C≡N、 (k)S(O)n6(式中、nは0、1又は2であり、そしてR6は、C1〜C3 −アルキル又はアリール置換C1〜C3−アルキルである) (l)アリール、 (m)置換アリール、 (n)ヘテロアリール、 (o)置換ヘテロアリール、 (p)C3〜C7−シクロアルキル、 (q)(ヘテロアリール)アルキル、 (r)NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (s)NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである )、 (t)=N−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (u)=N−NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りてある)、及 び (v)=N−NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は 前記定義された通りである) からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC2〜C10− アルケニル、 (6)C2〜C10−アルキニル、及び (7) (a)トリアルキルシリル、 (b)アリール、 (c)置換アリール、 (d)ヘテロアリール、及び (e)置換ヘテロアリール からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC2〜C10− アルキニル、 からなる群から選択され、 Y及びZの一方は水素であり、他方は、 (1)水素、 (2)ヒドロキシ、 (3)保護されたヒドロキシ、及び (4)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである) からなる群から選択され、 Wは、 (1)−O−、 (2)−NH−、 (3)−NMe−、又は (4)不存在 であり、 A、B、D及びEは、それぞれ存在するとき、独立に、 (1)水素、 (2)非置換C1〜C6−アルキル、及び (3) (a)アリール、 (b)置換アリール、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール、 (e)ヘテロアリールアルキル、 (f)ヒドロキシ、 (g)C1〜C6−アルコキシ、 (h)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通り である)、及び (i)−CH2−M−R5(式中、Mは (i)−O−、 (ii)−NH−、 (iii)−NMe−、 (iv)−S(O)n−(式中、nは0、1又は2である)、 (v)−NHC(=O)−、及び (vi)−C(=O)−NH− からなる群から選択され、そして R5は、 (i)−(CH2n−アリール(式中、nは0、1又は2である)、 (ii)−(CH2n−置換アリール(式中、nは0、1又は2である)、 (iii)−(CH2n−ヘテロアリール(式中、nは0、1又は2である )、 (iv)−(CH2n−置換ヘテロアリール(式中、nは0、1又は2であ る)、及び (v)−(CH2n−ヘテロアリールアルキル(式中、 nは0、1又は2である)、 からなる群から選択される) からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC1〜C6−ア ルキル からなる群から選択されるか 又はAB、AD、AE、BD、BE又はDEからなる置換基の何れかの対は、そ れらが結合している原子又は原子群と一緒になって、任意に、 (1)−O−、 (2)−S(O)n−(式中、nは0、1又は2である)、 (3)−NH−、 (4)−N(CH3)−、及び (5)−N(R5)−(式中、R5は前記定義された通りである)から選択された ヘテロ官能基を含有する3−〜7−員環を形成する] を有する6−O−置換マクロライド化合物の製造方法であって、 (a)式: [式中、Rpはヒドロキシ保護基であり、Vは=N−O−R1又は=N−O−C( R9)(R10)−O−R1(式中、R1、R9及びR10は前記定義された通りである )である] を有する化合物を、水酸化カリウム、水酸化セシウム、テトラアルキルアンモニ ウムヒドロキシド、水素化ナトリウム、水素化カリウム、カリウムイソプロポキ シド、カリウムtert−ブトキシド、カリウムイソブトキシドのような塩基と ともに、下記に定義するような、反応に悪影響を与えない非プロトン性 溶媒、好ましくは、ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシド、N,N−ジ メチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリ ドン、ヘキサメチルリン酸トリアミド、これらの混合物又はこれらの溶媒の1種 とエーテル、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、アセトニトリル 、酢酸エチル、アセトンとの混合物中で、使用する条件に依存して、約−15℃ 〜約50℃の温度で冷却又は加熱しなから、0.5時間〜10日間、好ましくは 1〜5日間、臭化アリル、臭化プロパルギル、臭化ベンジル、臭化2−フルオロ エチル、臭化4−ニトロベンジル、臭化4−クロロベンジル、臭化4−メトキシ ベンジル、α−ブロモ−p−トルニトリル、臭化シンナミル、4−ブロモクロト ン酸メチル、臭化クロチル、1−ブロモ−2−ペンテン、3−ブロモ−1−プロ ペニルフェニルスルホン、3−ブロモ−1−トリメチルシリル−1−プロピン、 3−ブロモ−2−オクチン、1−ブロモ−2−ブチン、塩化2−ピコリル、塩化 3−ピコリル、塩化4−ピコリル、4−ブロモメチルキノリン、ブロモアセトニ トリル、エピクロロヒドリン、ブロモフルオロメタン、ブロモニトロメタン、ブ ロモ酢酸メチル、塩化メトキシメチル、ブロモアセトアミド、2 −ブロモアセトフェノン、1−ブロモ−2−ブタノン、ブロモクロロメタン、ブ ロモメチルフェニルスルホン、1,3−ジブロモ−1−プロペン、アリルO−ト シラート、3−フェニルプロピル−O−トリフルオロメタンスルホナート又はn −ブチル−O−メタンスルホナートのようなアルキル化剤で処理して、式: [式中、A、B、D、E、W、X、Y、Z、Ra、Rb、Rc、Rd、Re、Rf、Rg 及びRhは、前記定義された通りであり、Vは=N−O−R1又は=N−O−C (R9)(R10)−O−R1(式中、R1、R9及びR10は前記定義された通りであ る)であり、そしてRは、対応するアルキル化剤から誘導される「アルキル基」 である] を有する化合物を得る工程、 (b)例えば、水及びアセトニトリル中の酢酸を使用して、2’−及び4’ −ヒドロキシル基を脱保護して、式; [式中、A、B、D、E、W、X、Y、Z、Ra、Rb、Rc、Rd、Re、Rf、Rg 及びRhは、前記定義された通りであり、Rは、対応するアルキル化剤から誘導 される「アルキル基」である] の化合物を得る工程、及び (c)例えば、亜硫酸水素ナトリウム、ピロ硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナト リウム、硫酸ナトリム、亜硫酸ナトリウム、ヒドロ亜硫酸ナトリウム、メタ重亜 硫酸ナトリウム、二チオン酸ナトリウム、チオ硫酸カリウム又はメタ重亜硫酸カ リウムのような無機硫黄酸化物化合物を使用し、水、メタノール、エタノール、 プロパノール、イソプロパノール、トリメチルシラノール又は上記溶媒の1種又 は2種以上の混合物のような溶媒中で脱オキシム化して、所望の生成物を得る工 程からなる方法。 38. 式: [式中、Xは、 (1)=O、 (2)=N−OH、 (3)=N−O−R1(式中、R1は、 (a)非置換C1〜C12−アルキル、 (b)アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、 (c)置換アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、 (d)C3〜C12−シクロアルキル、 (e)−Si−(R11)(R12)(R13)(式中、R11、R12及びR13はそれ ぞれ独立に、C1〜C12−アルキルから選択される) (f)−Si−(アリール)3 である)、又は (4)=N−O−C(R9)(R10)−O−R1(式中、R1は前記定義された通 りであり、R9及びR10はそれぞれ独立に、 (a)水素、 (b)非置換C1〜C12−アルキル、 (c)アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、及び (d)置換アリールで置換されたC1〜C12−アルキル からなる群から選択されるか又はR9及びR10はそれらが結合している炭素と一 緒になって、C3〜C12−シクロアルキル環を形成する) であり、そして Rは、 (1) (a)F、 (b)S(O)n6(式中、nは0、1又は2であり、そしてR6は、C1〜C3 −アルキル又はアリール置換C1〜C3−アルキルである) (c)NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、及び (d)NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は独立に、水素及びC1〜C3 −アルキルから選択される) からなる群から選択された置換基で置換されたC1−アルキル、 (2)C2〜C10−アルキル、 (3) (a)ハロゲン、 (b)ヒドロキシ、 (c)C1〜C3−アルコキシ、 (d)オキソ(C=O)、 (e)−CHO、 (f)−CO26(式中、R6は前記定義された通りである)、 (g)−C(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである) 、 (h)−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (i)=N−O−R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (j)−C≡N、 (k)S(O)n6(式中、nは0、1又は2であり、そ してR6は、C1〜C3−アルキル又はアリール置換C1〜C3−アルキルである) (1)アリール、 (m)置換アリール、 (n)ヘテロアリール、 (o)置換ヘテロアリール、 (p)C3〜C7−シクロアルキル、 (q)(ヘテロアリール)アルキル、 (r)NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (s)NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである )、 (t)=N−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (u)=N−NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、及 び (v)=N−NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通り である) からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換さ れたC2〜C10−アルキル、 (4)C2〜C10−アルケニル、 (5) (a)ハロゲン、 (b)ヒドロキシ、 (c)C1〜C3−アルコキシ、 (d)オキソ(C=O)、 (e)−CHO、 (f)−CO26(式中、R6は前記定義された通りである)、 (g)−C(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである) 、 (h)−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (i)=N−O−R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (j)−C≡N、 (k)S(O)n6(式中、nは0、1又は2であり、そしてR6は、C1〜C3 −アルキル又はアリール置換C1〜C3−アルキルである) (l)アリール、 (m)置換アリール、 (n)ヘテロアリール、 (o)置換ヘテロアリール、 (p)C3〜C7−シクロアルキル、 (q)(ヘテロアリール)アルキル、 (r)NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (s)NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである )、 (t)=N−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (u)=N−NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、及 び (v)=N−NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通り である) からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC2〜C10− アルケニル、 (6)C2〜C10−アルキニル、及び (7) (a)トリアルキルシリル、 (b)アリール、 (c)置換アリール、 (d)ヘテロアリール、及び (e)置換ヘテロアリール からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC2〜C10− アルキニル、 からなる群から選択される] を有する6−O−置換マクロライド化合物を製造するための請求項37に記載の 方法であって、 (a)式: (式中、Rpはヒドロキシ保護基であり、Vはケトン保護基である) を有する化合物を、水酸化カリウム、水酸化セシウム、テトラアルキルアンモニ ウムヒドロキシド、水素化ナトリウム、水素化カリウム、カリウムイソプロポキ シド、カリウムtert−ブトキシド、カリウムイソブトキシドのような塩基と ともに、下記に定義するような、反応に悪影響を与えない非プロトン性溶媒、好 ましくは、ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシド、N,N−ジメチルホ ルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ヘ キサメチルリン酸トリアミド、これらの混合物又はこれらの溶媒の1種とエーテ ル、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、アセトニトリル、酢酸エ チル、アセトンとの混合物中で、使用する条件に依存して、約−15℃〜約50 ℃の温度で冷却又は加熱しなから、0.5時間〜10日間、好ましくは1〜5日 間、臭化アリル、臭化プロパルギル、臭化ベンジル、臭化2−フルオロエチル、 臭化4−ニトロベンジル、臭化4−クロロベンジル、臭化4−メトキシベンジル 、α−ブロモ−p−トルニトリル、臭化シンナミル、4−ブロモクロトン酸メチ ル、臭化クロチル、 1−ブロモ−2−ペンテン、3−ブロモ−1−プロペニルフェニルスルホン、3 −ブロモ−1−トリメチルシリル−1−プロピン、3−ブロモ−2−オクチン、 1−ブロモ−2−ブチン、塩化2−ピコリル、塩化3−ピコリル、塩化4−ピコ リル、4−ブロモメチルキノリン、ブロモアセトニトリル、エピクロロヒドリン 、ブロモフルオロメタン、ブロモニトロメタン、ブロモ酢酸メチル、塩化メトキ シメチル、ブロモアセトアミド、2−ブロモアセトフェノン、1−ブロモ−2− ブタノン、ブロモクロロメタン、ブロモメチルフェニルスルホン、1,3−ジブ ロモ−1−プロペン、アリルO−トシラート、3−フェニルプロピル−O−トリ フルオロメタンスルホナート又はn−ブチル−O−メタンスルホナートのような アルキル化剤で処理して、式:(式中、V及びRpは前記定義された通りであり、Rは、対応するアルキル化剤 から誘導される「アルキル基」である) を有する化合物を得る工程、 (b)例えば、アセトニトリル中の酢酸を使用して、2’−及び4’−ヒド ロキシル基を脱保護して、式; を有する化合物を得る工程、及び (c)例えば、亜硫酸水素ナトリウム、ピロ硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナト リウム、硫酸ナトリム、亜硫酸ナトリウム、ヒドロ亜硫酸ナトリウム、メタ重亜 硫酸ナトリウム、二チオン酸ナトリウム、チオ硫酸カリウム又はメタ重亜硫酸カ リウムのような無機硫黄酸化物化合物を使用し、水、メタノール、エタノール、 プロパノール、イソプロパノール、トリメチルシラノール又は上記溶媒の1種又 は2種以上の混合物のような溶媒中 で脱オキシム化する工程からなる前記方法。 39. 式:[式中、Xは、 (1)=O、 (2)=N−OH、 (3)=N−O−R1(式中、R1は、 (a)非置換C1〜C12−アルキル、 (b)アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、 (c)置換アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、 (d)C3〜C12−シクロアルキル、 (e)−Si−(R11)(R12)(R13)(式中、R11、R12及びR13はそれ ぞれ独立に、C1〜C12−アルキルから選択される) (f)−Si−(アリール)3 である)、又は (4)=N−O−C(R9)(R10)−O−R1(式中、R1は前記定義された通 りであり、R9及びR10はそれぞれ独立に、 (a)水素、 (b)非置換C1〜C12−アルキル、 (c)アリールで置換されたC1〜C12−アルキル、及び (d)置換アリールで置換されたC1〜C12−アルキル からなる群から選択されるか又はR9及びR10はそれらが結合している炭素と一 緒になって、C3〜C12−シクロアルキル環を形成する) であり、そして Rは、 (1) (a)F、 (b)S(O)n6(式中、nは0、1又は2であり、そしてR6は、C1〜C3 −アルキル又はアリール置換C1〜C3−アルキルである) (c)NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通り である)、及び (d)NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は独立に、水素及びC1〜C3 −アルキルから選択される) からなる群から選択された置換基で置換されたC1−アルキル、 (2)C2〜C10−アルキル、 (3) (a)ハロゲン、 (b)ヒドロキシ、 (c)C1〜C3−アルコキシ、 (d)オキソ(C=O)、 (e)−CHO、 (f)−CO26(式中、R6は前記定義された通りである)、 (g)−C(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである) 、 (h)−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (i)=N−O−R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (j)−C≡N、 (k)S(O)n6(式中、nは0、1又は2であり、そしてR6は、C1〜C3 −アルキル又はアリール置換C1〜C3−アルキルである) (l)アリール、 (m)置換アリール、 (n)ヘテロアリール、 (o)置換ヘテロアリール、 (p)C3〜C7−シクロアルキル、 (q)(ヘテロアリール)アルキル、 (r)NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (s)NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである )、 (t)=N−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (u)=N−NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、及 び (v)=N−NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通り である) からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC2〜C10− アルキル、 (4)C2〜C10−アルケニル、 (5) (a)ハロゲン、 (b)ヒドロキシ、 (c)C1〜C3−アルコキシ、 (d)オキソ(C=O)、 (e)−CHO、 (f)−CO26(式中、R6は前記定義された通りである)、 (g)−C(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである) 、 (h)−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (i)=N−O−R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (j)−C≡N、 (k)S(O)n6(式中、nは0、1又は2であり、そしてR6は、C1〜C3 −アルキル又はアリール置換C1〜C3 −アルキルである) (l)アリール、 (m)置換アリール、 (n)ヘテロアリール、 (o)置換ヘテロアリール、 (p)C3〜C7−シクロアルキル、 (q)(ヘテロアリール)アルキル、 (r)NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、 (s)NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである )、 (t)=N−NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通りである)、 (u)=N−NHC(O)R6(式中、R6は前記定義された通りである)、及 び (v)=N−NHC(O)NR34(式中、R3及びR4は前記定義された通り である) からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC2〜C10− アルケニル、 (6)C2〜C10−アルキニル、及び (7) (a)トリアルキルシリル、 (b)アリール、 (c)置換アリール、 (d)ヘテロアリール、及び (e)置換ヘテロアリール からなる群から選択された1個又は2個以上の置換基で置換されたC2〜C10− アルキニル、 からなる群から選択される] を有する6−O−置換マクロライド化合物を製造するための請求項38に記載の 方法であって、 (a)式: (式中、Rpはトリメチルシリルであり、VはO−(1−イソプロポキシシクロ ヘキシル)オキシムである) を有する化合物を、THF及びDMSOの混合物中の水酸化カリウムとともに、 臭化アリル、臭化プロパルギル、臭化ベンジル、臭化2−フルオロエチル、臭化 4−ニトロベンジル、臭化4−クロロベンジル、臭化4−メトキシベンジル、α −ブロモ−p−トルニトリル、臭化シンナミル、4−ブロモクロトン酸メチル、 臭化クロチル、1−ブロモ−2−ペンテン、3−ブロモ−1−プロペニルフェニ ルスルホン、3−ブロモ−1−トリメチルシリル−1−プロピン、3−ブロモ− 2−オクチン、1−ブロモ−2−ブチン、塩化2−ピコリル、塩化3−ピコリル 、塩化4−ピコリル、4−ブロモメチルキノリン、ブロモアセトニトリル、エピ クロロヒドリン、ブロモフルオロメタン、ブロモニトロメタン、ブロモ酢酸メチ ル、塩化メトキシメチル、ブロモアセトアミド、2−ブロモアセトフェノン、1 −ブロモ−2−ブタノン、ブロモクロロメタン、ブロモメチルフェニルスルホン 、1,3−ジブロモ−1−プロペン、アリルO−トシラート、3−フェニルプロ ピル−O−トリフルオロメタンスルホナート又はn−ブチル−O−メタンスルホ ナートのようなアル キル化剤で処理して、式:(式中、V及びRpは前記定義された通りであり、Rは、対応するアルキル化剤 から誘導される「アルキル基」である) を有する化合物を得る工程、 (b)水及びアセトニトリル中の酢酸を使用して、2’−及び4’−ヒドロ キシル基を脱保護して、式; を有する化合物を得る工程、及び (c)エタノール−水中のNaHSO3及びギ酸を使用して9−オキシムを 脱オキシム化して、所望の生成物を得る工程からなる前記方法。
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