JP2002514257A - 1:2クロム錯体染料、その製造及びその使用 - Google Patents

1:2クロム錯体染料、その製造及びその使用

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Abstract

(57)【要約】 下式 (上式中、RはC1-9アルキル又は下式 の基であり、R1はC1-4アルキルであり、R2は水素又は−SO3Mであり、R3は水素、メチル又はメトキシであり、R4は水素、メチル、メトキシ又はクロロであり、nは0〜3であり、Mは水素又は非発色性カチオンであり、そしてKat+は水素又は非発色性カチオンである)の1:2クロム錯体染料は、アルミニウムもしくはアルミニウム合金上の人工的に形成された酸化物層の着色に適しており、黄色の光堅牢性の高い染色を与える。

Description

【発明の詳細な説明】 1:2クロム錯体染料、その製造及びその使用 アルミニウムもしくはアルミニウム合金より製造され、そして保護酸化物層、 特に陽極酸化によって電気化学的に形成される酸化物層が設けられた構造体、製 品もしくは部品は今日、例えば部品及び/又は建物もしくは輸送手段の装飾又は 芸術作品のようなエンジニアリング及び構造材料に多く用いられている。そのよ うな構造体、製品もしくは部品の美的意匠のため、これら及びその酸化物層は着 色されることが多い。従って、この着色された層がその着色された意匠をできる だけ長く保持すること、従って環境の影響、特に日光の作用に対して高レベルの 堅牢性を有することが望ましい。 CH-A 396256は、アルミニウム上の陽極酸化物層を着色するために用いられる 、ホスホン酸基を含むモノアゾ染料の重金属錯体を開示している。CH-A 396256 の実施例10は、2-アミノフェノール-4,6-ジスルホン酸から3-アセトアセチルア ミノベンゼンホスホン酸に製造されたモノアゾ染料の黄色のクロム錯体を記載し ている。 以下に規定するような1:2クロム錯体染料がそのような酸化物層、特に陽極 酸化されたアルミニウムもしくは陽極酸化されたアルミニウム合金に対して黄色 染料として著しく安定であり、耐光堅牢性が著しく高いことが見出された。 本発明は、所定の1:2クロム錯体染料、その製造、アルミニウムもしくはア ルミニウム合金上に人工的に(主として電食によって(galvanically))形成され た酸化物層を染色するためのその使用、及びこの染料を含む製品に関する。 従って、本発明はまず、下式の1:2クロム錯体染料を提供する 。 上式中、RはC1-9アルキル又は下式 又は の基であり、 R1はC1-4アルキルであり、 R2は水素又は−SO3Mであり、 R3は水素、メチル又はメトキシであり、 R4は水素、メチル、メトキシ又はクロロであり、 nは0〜3であり、 Mは水素又は非発色性カチオンであり、そして Kat+は水素又は非発色性カチオンである。 式(I)中のアルキル基は直鎖であってよく、又は3個以上の炭素原子を含む場 合は分枝鎖であってもよく、又は6個以上の炭素原子を含む場合は環式であって もよい。 R1の規定において、低分子量アルキル基が好ましく、特にエチル、とりわけ メチルが好ましい。 Rの規定におけるアルキル基のうち、分枝鎖及び環式のものが好ましく、特に C4-8イソアルキル、2級C3-6アルキル、未置換シクロヘキシル、及び置換基と して1〜3個のメチル基を有するシクロヘキシルが好ましい。本発明の一態様に よれば、Rの規定における好ましいアルキル基は少なくとも4個の炭素原子を含 むものである。 式(a)の基において、それぞれの置換基はフェニル基上の所望の位置に存在し てよく、R2がスルホ基−SO3Mである場合、この基は好ましくはメタ位もしく はパラ位に存在し、R3がメチルもしくはメトキシである場合及び/又はR4がメ チル、メトキシもしくはクロロである場合、これらの置換基はどの位置に存在し てもよく、好ましくはフェニル基の2つのオルト位のうち少なくとも1つは未置 換である。特に好ましくは、R3とR4は共に水素である。 スルホ置換基を有するナフタレン基(b)上の自由結合(free bond)はα又はβ位 のいずれに存在してもよいが、α位が好ましい。n=1〜3について、式(b)に おけるn個のスルホ基は任意の位置に存在してもよく、−NH−への結合に近接 する位置は未置換であることが好ましい。式(b)のα−ナフチル及びナフチルス ルホン酸基として以下のものが例示される。2-ナフチル-4,6,8-トリスルホン酸 、1-ナフチル-3,6-ジスルホン酸、1-ナフチル-3,7-ジスルホン酸、1-ナフチル-4 ,6-ジスルホン酸、1-ナフチル-4,7-ジスルホン酸、2-ナフチル-4,8-ジスルホン 酸、2-ナフチル-5,7-ジスルホン 酸、2-ナフチル-6,8-ジスルホン酸、1-ナフチル-3-、-4-、-5-、-6-又は-7-スル ホン酸及び2-ナフチル-5-もしくは-6-スルホン酸。これらのうち、n=1である もの、特に1-ナフチル-4-もしくは-5-スルホン酸が好ましい。 Rの規定において、イソオクチル、スルホフェニル、又は未置換フェニルが特 に好ましい。 スルホン酸基は遊離酸の形態であってよく、又は非発色性カチオンの塩の形態 であることが特に好ましい。 M及びKat+は各々水素又は非発色性カチオンであってよい。イオンとしての水 素はヒドロニウムイオンとして存在する。好適な非発色性カチオンの例は、アル カリ金属カチオン、アンモニウムカチオン及びアルカリ土類金属カチオンである 。アルカリ土類金属カチオンの例は、カルシウム及びマグネシウムである。アン モニウムカチオンの例は、未置換アンモニウム又は低分子量アミンのアンモニウ ムイオンであり、特にモノ、ジもしくはトリC1-2アルキル及び/又はβヒドロ キシC2-3アルキルアンモニウムであり、その例はモノ、ジもしくはトリイソプ ロパノールアンモニウム、モノ、ジもしくはトリエタノールアンモニウム、N− メチル−N−エタノールアンモニウムである。好適なアルカリ金属カチオンは一 般的なカチオンであり、その例はリチウム、ナトリウム及び/又はカリウムイオ ンである。これらのカチオンのうち、アルカリ金属カチオン及びアンモニウムカ チオンが好ましい。本発明の一態様において、M及びKat+の一部は水素であり、 残りはアルカリ金属カチオン及び/又はアンモニウムカチオンである。 式(I)の1:2クロム錯体染料は対称錯体であってよく、又は非対称錯体であ ってもよい。すなわち、M及びKat+の規定とは関係なく、2つの基Rは同じであ ってよく、又は互いに異なっていても よく、及び/又は2つの基R1は同じであってもよく又は互いに異なっていても よい。式(I)の対称クロム錯体、すなわち2つの基Rが同じであり、2つの基R1 も同じであるものが好ましい。 式(I)の1:2クロム錯体染料は公知のクロム化反応と同様にして製造される 。詳細には、式(I)の1:2クロム錯体染料の製造方法は、その互変異性形態の 1つにおいて下式 に相当する少なくとも1種の金属化可能な化合物をクロム供与化合物と反応させ ることを特徴とする。 式(II)の化合物は、2-アミノ-1-ヒドロキシベンゼン-4,6-ジスルホン酸のジア ゾ化合物を、その互変異性形態の1つにおいて下式 に相当するカップリング成分にカップリングすることによって製造される。 式(III)の化合物は公知であり、又は脱ハロゲン化水素条件、例えば3〜8の pH、特に4〜6のpHで温和な温度、例えば0〜70℃、特に20〜60℃において 式R−NH2のアミンを式R1-CO−CH2-CO−Halのハロゲン化アシル酢酸に よりアシル化することにより、又はRが芳香族である場合、アリールアミンを対 応する低分子量アルコールのアシル酢酸エステル(好ましくはメチルもしくは エチルエステル)と100℃以上の温度において反応させることにより、又はR1が メチルである場合、下式 のジケトンを、所望によりアセトン付加物として、式R−NH2の対応するアミ ンと、溶液中(例えば水もしくはアセトン中)で40℃〜還流までの温度において 反応させることにより製造される。 2-アミノ-1-ヒドロキシベンゼン-4,6-ジスルホン酸のジアゾ化は、酸性媒体( 好ましくは1〜3のpH)中、低温、好ましくは−5〜+15℃において亜硝酸ナ トリウムによって、公知の方法で行われる。ジアゾニウム化合物の式(III)のカ ップリング成分へのカップリングは、有利には−5〜+30℃、好ましくは25℃以 下、さらに好ましくは0〜10℃の温度で、アルカリ条件において、有利には8〜 12、好ましくは9〜11のpHにおいて公知の方法で行われる。この反応は水性媒 体中で又は水性/有機媒体中で行われ、この有機媒体は好ましくは水混和性不活 性溶剤(例えばアルコールもしくはジオキサン)である。 式(II)の化合物をクロム化して対応する式(I)の1;2クロム錯体染料を与え るため、一般的でありかつクロム錯体の製造に用いられている好適なクロム化合 物を用いることが可能である。その例は、水酸化クロム又は低分子量カルボン酸 もしくは鉱酸の水溶性塩、特に三塩化クロム、三フッ化クロム、硫酸クロム、蟻 酸クロム、酢酸クロム、硫酸カリウムクロム、硫酸アンモニウムクロム(例えば クロムミョウバン)(所望により還元剤、例えばグルコースを添加 している)、クロム酸ナトリウムもしくはカリウム、又はジクロム酸ナトリウム もしくはカリウムである。 クロム化は直接1:2クロム錯体段階で行ってよく、又は1:1クロム錯体段 階を介して続けて1:2クロム錯体段階で行ってもよい。 クロム化は水性媒体中において、好ましくは2〜10のpH範囲及び95〜130℃ の温度において、必要により加圧下で行う。所望により、この反応は有機溶剤を 添加して行ってよく、又は有機溶剤中においてのみ行ってもよい。好適な有機溶 剤は好ましくは、水と混和性でありかつ沸点が100℃より高く、そしてアゾ染料 及びその金属塩が可溶であるもの、例えばグリコール、エーテルアルコールもし くはアミド(例えばエチレングリコール、ポリエチレングリコール、β−エトキ シエタノール、β−メトキシエタノール、ホルムアミドもしくはジメチルホルム アミド)である。非対称1:2クロム錯体化合物を製造するため、クロム化はま ず錯化化合物の1つの1:1クロム錯体を製造し、次いで第二の錯化剤を用いて この第一の錯体から1:2クロム錯体を製造する。この1:1クロム錯体は公知 の方法により製造され、例えば1:2クロム錯体の製造方法と同じ方法で行われ るが、好ましくはより強酸性pH、有利には3より低いpHにおいて行う。この 1:2クロム錯体の製造は、有利には3〜10、好ましくは4〜9のpHにおいて 行われる。 必要なカップリング及び金属化を行った後、カチオンM及び/又はKat+を導入 するために必要により塩形成もしくはイオン交換を行い、得られた染料もしくは 染料混合物を公知の方法により、例えば強鉱酸による酸性化もしくは塩析、及び 濾過によって、又は染料溶液(濾過した染料の溶液もしくは製造したままの染料 溶液のいずれか)の膜濾過によって母液から分離し、そして必要により染料溶 液(これは所望により膜濾過によって脱塩してもよい)を乾燥する。所望により 、この染料を、乾燥前又は乾燥(例えば噴霧乾燥)後に、従来のエキステンダー 、例えば非電解質エキステンダーと混合してもよく、膜濾過によって脱塩した染 料を、所望により非電解質エキステンダー(主にウレア及び/又はオリゴ糖、例 えばデキストリン)と混合してもよい。所望により、アニオン界面活性剤、特に 炭化水素スルホネートもしくは他の有機スルホネート、例えばスルホン化ひまし 油、スルホスクシネートもしくはリグノスルホネートを染料に加えてもよい。界 面活性剤を用いる場合、純粋な染料に対する界面活性剤の重量比は有利には、2 :98〜10:90である。液体組成物の場合、この染料(有利には脱塩した形態であ り、エキステンダーを添加していない)は、染料含有量が総重量を基準として5 〜35重量パーセント、好ましくは10〜25重量パーセントである濃厚な溶液として 製造される。所望により、微生物の影響を阻害する添加剤(例えば、微生物を殺 す薬剤、すなわち殺生物剤もしくは殺菌剤、又はその成長を抑制する薬剤、すな わちバクテリア、菌及び/又はイースト成長抑制剤)を、例えば液体組成物の重 量の0.001〜1重量パーセントの濃度で添加することも可能である。 式(I)の染料、特にその塩、詳細にはアルカリ金属塩及び/又はアンモニウム 塩の形態のもの、は水への溶解性が高く、乾燥形態もしくはその濃厚な溶液の形 態においては、貯蔵及び輸送においてとても安定である。これらはアニオン染料 を提供し、これはアルミニウムもしくはアルミニウム合金上の人工的に形成され た酸化物層の染色に用いられる。 主に考慮されるアルミニウム合金は、アルミニウム成分が主体であるもの、特 にマグネシウム、珪素、亜鉛及び/又は銅との合金、例えばAl/Mg、Al/ Si、Al/Mg/Si、Al/Zn/ Mg、Al/Cu/Mg及びAl/Zn/Mg/Cuであり、好ましくはアルミ ニウム含有量が少なくとも90重量パーセントであり、マグネシウム含有量が好ま しくは6重量パーセント以下であり、珪素含有量が好ましくは6重量パーセント 以下であり、亜鉛含有量が好ましくは10重量パーセント以下であり、銅含有量が 有利には2重量パーセント以下、好ましくは0.2重量パーセント以下であるもの である。 金属アルミニウム上もしくはアルミニウム合金上の酸化物層は、化学酸化、又 は好ましくは陽極酸化により電気的に形成される。多孔質層の形成及び不動態化 のためのアルミニウムもしくはアルミニウム合金の陽極酸化は、直流及び/又は 交流を用い、そして各場合に適した電解槽を用い、例えば硫酸、シュウ酸、クロ ム酸、クエン酸、又はシュウ酸とクロム酸もしくは硫酸とシュウ酸の混合物を添 加して公知の方法により行われる。この陽極酸化法は当該分野において公知であ り、その例はDS法(直流、硫酸)、DSX法(直流、シュウ酸を添加した硫酸 )、DX法(直流、シュウ酸)、クロム酸を添加したDX法、AX法(交流、シ ュウ酸)、AX−DX法(シュウ酸、まず交流、次いで直流)、AS法(交流、 硫酸)、及びクロム酸法(直流、クロム酸)である。電圧は例えば5〜80ボルト 、好ましくは8〜50ボルトであり、温度は例えば5〜50℃であり、陽極における 電流密度は例えば0.3〜5A/dm2、好ましくは0.5〜4A/dm2であり、多孔質酸化物 層を形成するには2A/dm2以下の電流密度が通常適しており、より高い電圧及び 電流密度、例えば100〜150ボルト及び2A/dm2以上、特に2〜3A/dm2及び80℃ま での温度において、例えばチタン塩及びジルコニウム塩の存在下においてシュウ 酸を用いる"Ematal"法によって特に硬質かつ微細な気孔の酸化物層を製造するこ とが可能である。その後式(I)の染料により 直接染色されるもしくは電気的に染色される酸化物層を形成するため、一般的に 実施されている好ましい方法による電圧は12〜20ボルトであり、この場合の電流 密度は1〜2A/dm2である。 この陽極酸化法は当該分野において一般に知られており、技術文献、例えばUl lmannの"Enzyklopaedie der Technischen Chemie"4版、12巻、196〜198頁又はS andozの冊子"Sanodal"(Sandoz AG,Basle,Switzerland,No.9083.00.89)もし くは"Ratgeber fur das Adsorptive Faerben von Anodisiertem Aluminium"(San doz No.9122.00.80)に詳細に記載されている。多孔質酸化物層の厚さは有利には 2〜35μm、好ましくは2〜25μmである。カラー陽極酸化の場合、酸化物層の厚 さは有利には5〜60μm、好ましくは10〜40μmである。式(I)の染料は薄い酸化 物層、例えば10μm以下の厚さの層にも適しており、陽極着色されたものにも適 している。染色する前に陽極酸化されたアルミニウムもしくは陽極酸化されたア ルミニウム合金を短時間(例えば1週間以下)保存する場合、非還元性水性鉱酸 、例えば硫酸もしくは硝酸により処理することによって染色前に基材を湿らせる もしくは活性化することが有利である。所望により、公知の"Sandalor"法と同様 に酸化物層をまず、例えばブロンズ色に電気的に事前に着色し、次いで式(I)の 染料によって染色し、こうして例えば建築外装に用いるに適した抑えた色を得る ことができる。また、式(I)の染料によりカラー陽極酸化(一体染色として知ら れた方法により)によって事前に着色されている酸化物層を染色することも可能 である。こうして建築外装に用いるに適した抑えた色を得ることも可能である。 式(I)の染料により酸化物層を染色するため、一般的な染色法、特に染料溶液 を酸化物表面にスプレーによりもしくはローラーを用いることにより(基材の形 状によってきまる)塗布し、又は好まし くは染色される製品を染料槽に浸潰することにより塗布する吸着法を用いること が可能である。本発明の染色法の1つの特徴において、陽極酸化された金属製品 を、陽極処理及び洗浄後に、陽極酸化を行った同じ容器内で染料槽で処理し、又 は他の特徴において、染色される製品を、陽極処理及び洗浄後に、容器から取り 出し、そして直接染色するか又は乾燥及び中間貯蔵後に第二のユニットで染色し てもよく、製品をしばらくの間貯蔵する場合、着色する前に活性化する(例えば 硫酸及び/又は硝酸による処理により)ことが好ましい。この点に関して、中間 貯蔵を行う場合、限られた短時間、例えば1週間未満、特に2日以下にすること が好ましい。一般的なそして好ましい方法によれば、染色は陽極酸化及び洗浄後 に直接行われる。 着色は液体の沸点以下の温度、有利には15〜80℃の温度、好ましくは20〜75℃ の温度、さらに好ましくは20〜60℃の温度において行われる。染色液のpHは、 明らかに酸性〜弱塩基性の範囲、例えば3〜8であり、弱酸性〜ほぼ中性、特に 4〜6のpHが好ましい。染料濃度及び染色時間は基材及び所望の着色の程度に よってきまる。好適な染料濃度は0.01〜20g/l、有利には0.1〜10g/l、特に0.2〜 2g/lである。染色時間は20秒〜1時間、有利には5〜40分であり、好ましい染 料濃度、pH値及び温度において5〜25μmの厚さの酸化物層においては5〜30 分の染色時間できれいな染色が得られる。本発明に用いられる染料は水溶性が高 く、染料槽中の染料濃度を必要なレベルに調整するための所望の濃度の保存溶液 もしくは補充溶液を製造するために用いることも可能である。 シールする前に、染色された基材を水洗することが好ましい。シールは適当な 添加剤を加えてもしくは加えることなく一般的な公知の方法によって行ってよい 。シールは、例えば1段階もしくは2段 階で行い、2段階で行う場合、第一段階は熱水(例えば70〜90℃の温度)で処理 することからなる。第二段階(シール後又はシールにおいて)において又は1段 階工程において、脱イオン水で沸騰させる(例えば95℃以上の温度、5.5〜6の pH、30〜60分の処理時間)ことにより行ってよく、又は4〜6バールの加圧下 で水蒸気処理を行ってもよい。他の方法によれば、シールは4.5〜8のpHにお いて金属塩もしくは金属酸化物(例えば酢酸ニッケルもしくは酢酸コバルト)を 用い、又は1段階もしくは2段階においてクロメートを用いて行ってよい。金属 化合物(例えば酢酸ニッケル)によるシールは、染料のブリードを特に有効に抑 制する。他の方法は、有機シーラント、例えば有機ホスホネート及びジホスホネ ート又は水溶性(環式)脂肪族ポリカルボン酸もしくは芳香族オルトヒドロキシ カルボン酸(例えばDE-A-3327191に記載されているような)を用い、4.5〜8の pHにおいて行う。このシーラントはとても低濃度、例えば0.001〜2g/l、好ま しくは0.002〜0.1g/lの濃度で用いられる。シール温度は用いる助剤及び用いる 方法によってきまるが、例えば20〜100℃であり、ホットシールでは60〜100℃、 有利には80〜100℃、コールドシールでは20〜30℃であり、20〜30℃のコールド シールではフッ化アルカリ金属、例えばNaFと共にニッケル塩もしくはコバル ト塩を用いることも可能である。所望により、着色されシールされた酸化アルミ ニウム層もしくは酸化アルミニウム合金層をその後、例えばワックス、樹脂、オ イル、パラフィンもしくはプラスチックでコートしてもよい(但し、これらのコ ーティングは透明である)。 染料槽及びシール溶液のpH値をセットするため、一般的な公知の添加剤を用 いることが可能である。この添加剤の例は、硫酸、酢酸、アンモニア、水酸化ナ トリウム、炭酸ナトリウム、及び/又は 酢酸ナトリウムである。所望によりもしくは必要により、汚染防止剤及び/又は 界面活性剤(例えば湿潤剤)、特にアニオン界面活性剤、例えばC9-14アルカン スルホネート、モノもしくはジアルキルベンゼンスルホネート(このアルキル基 は4〜18個の炭素原子を含む)、並びにホルムアルデヒドとナフタレンスルホン 酸のオリゴマー縮合生成物を用いてもよい。 式(I)の染料により得られる染色は、とてもきれいな黄色であり、高レベルの 堅牢性、特に光堅牢性(湿潤の際の光堅牢性及び耐候性)が顕著であり、Rが式 (a)の基である染料、とりわけ式(a)が未置換フェニルである染料が顕著である。 以下の実施例において、部は重量部を意味し、パーセントは重量パーセントで あり、温度は摂氏である。 実施例1 13.45g(0.05モル)の2-アミノ-1-ヒドロキシベンゼン-4,6-ジスルホン酸を25ml の水に入れ、3mlの塩酸により酸性のpHにする。氷冷却しながら5mlの水に溶 解した3.5g(0.0507モル)の亜硝酸ナトリウムを加え、この混合物を0〜10℃にお いて2時間攪拌した。過剰の亜硝酸を少量のスルファミン酸で消失させた。この ジアゾ ニウム塩溶液を0〜10℃の温度において、30mlの水中の8.86g(0.05モル)のアセ トアセトアニリド、8gの炭酸ナトリウム及び5mlの30%水酸化ナトリウム溶液 の溶液に滴加し、これに30gの氷を加えた。4時間攪拌を続けた。この反応溶液 に5mlの蟻酸及び0.025mlの硫酸クロムを加えた。7mlの30%水酸化ナトリウム 溶液によりpHを5〜6に調整し、この混合物を6時間沸騰させた。塩化ナトリ ウムにより生成物が沈澱し、これを濾過した。クロム錯体染料が得られ、その収 率は90%であり、ナトリウム/カリウム塩の形態であった。 所望により、製造された染料を膜濾過によって脱塩してもよい。 この染料の最大吸光度λmaxは、1%炭酸ナトリウム溶液中22.28mg/lの濃度で 測定し、465>3nmmである。比吸光度は26930cm2/gである。 遊離酸の形態において式(2)に相当する、以下の表に示す染料は実施例1と同 様の方法により製造され、実施例1と同様にそのナトリウム/カリウム塩の形態 で得られ、陽極酸化されたアルミニウムに黄色の染色を与える。 表1(実施例2〜15) 中和用の塩基及び沈澱用の塩の使用により、アンモニウム及び/又はリチウム 塩の形態で実施例1〜15の染料を得ることも可能である。例えば硫酸による酸性 化、濾過、及びこの酸性化された染料のトリエタノールアミンによる中和により 、対応するアミン塩の形態でこの染料を得ることもできる。 適用例A 脱脂しかつ脱酸化した純粋なアルミニウムシート片を、17〜22%硫酸及び0.5 〜1.5%アルミニウムイオンの濃度の硫酸と硫酸アルミニウムを含む水溶液中に おいて18〜20℃の温度で、1.5A/dm2の密度の直流により15〜17ボルトの電圧で50 分間陽極酸化する。約20μmの厚さの酸化物層が形成する。水で洗浄した後、ア ルミニウムシート片を、1000部の脱イオン水、0.5部の実施例1で製造されたク ロム錯体染料を含む染料槽中において5.5〜5.7のpH(酢酸及び酢酸ナトリウム で調整)において60℃で20分間染色する。この染色されたシート片を水で洗浄し 、次いで98〜100℃において60分間脱イオン水中でシールする。シールの間にデ ポジットが形成することを防ぐため、このシールに用いる脱イオン水に汚染防止 剤を加えてもよい。黄色に着色されたシート片が得られ、これは顕著な光堅牢性 及び耐候性を示す。 適用例B 1000部の水中のナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドのオリゴマー縮合体 0.5部と共に3部の酢酸ニッケルを含む溶液によりシールを行うことを除き、適 用例Aの方法を繰り返す。顕著な光堅牢性及び耐候性を示す黄色の染色が得られ る。 適用例C 60℃で20分ではなく40℃で40分間染色を行うことを除き、適用例Bの方法を繰 り返す。顕著な光堅牢性及び耐候性を示す黄色の染色 が得られる。 適用例D Peraluman 101(1%Mg及び0.5%Siを含むアルミニウム合金)製の脱脂した シート片を、18〜20%硫酸及び0.5〜1.5%アルミニウムイオンの濃度の硫酸と硫 酸アルミニウムを含む水溶液中において18〜20℃の温度で、1.5A/dm2の密度の直 流により15〜17ボルトの電圧で50〜60分間陽極酸化する。約22〜24μmの厚さの 酸化物層が形成する。簡単に洗浄後、この陽極酸化されたアルミニウムを、15〜 20g/lの硫酸錫(II)、15〜20g/lの硫酸及び25g/lの市販の錫めっき槽安定剤の水 溶液中で電気的に染色する。 シート片を電流を加えないで溶液中に20〜25℃で2分間放置し、次いで16ボル トの電圧で電気的に着色する。ブロンズ色の着色が得られる。流水中で洗浄後、 このシート片を1000部の脱イオン水、1部の実施例1で製造されたクロム錯体染 料を含む染料槽中において5.5のpH(酢酸及び酢酸ナトリウムで調整)におい て60℃で20分間染色する。この染色されたシート片を水で洗浄し、次いで98〜10 0℃において60分間、酢酸により5.5〜6のpHに調整された0.3%酢酸ニッケル 水溶液中でシールする。黄褐色に着色されたシート片が得られ、これは顕著な光 堅牢性及び耐候性を示す。 実施例1の染料と同様に、実施例2〜15の各々の染料を適用例A、B、C及び Dにおいて用いる。適用例A、B及びCの方法は黄色の染色を与え、適用例Dの 方法は黄褐色〜褐色の染色を与え、これらは顕著な光堅牢性及び耐候性を示す。 光堅牢性はISO規格によって測定される。例えば、キセノンアークランプを 取り付けたAtlas Weather-O-meter 65 WRCにおいてサンプルを200時間標準光に 露光させることによるISO規格No.2135-1984により、又はキセノンアークラン プを取り付けたAtlas Weat her-O-meter Ci35Aにおいてサンプルを100時間標準光に露光させることによるI SO規格No.105 B02(USA)により、露光させたサンプルをブルースケールの光堅 牢性等級=6(これはグレースケールの約3の等級に相当する)の評価サンプル と比較することにより、又は等級6のブルースケールオリジナルと直接比較する ことにより測定する。2回露光した後にブルースケールにおいて等級6に相当す る光堅牢性が得られた場合、このサンプルは光堅牢性=7と評価され、このポイ ントが4回のサイクルの後まで達成されない場合、以下の表2に示すように、こ のサンプルは光堅牢性=8とされる。 表2 8回の露光サイクル後、適用例A、B、C及びDによって実施例1〜15の染料 により得られた染色は変化しなかったが、適用例B及びCと同様にしてCH-A 396 256の実施例10の染料を用いた比較用に得られた染色は最初の露光サイクル後に 色あせた(等級1の光堅牢性に相当する)。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 あり、R4は水素、メチル、メトキシ又はクロロであ り、nは0〜3であり、Mは水素又は非発色性カチオン であり、そしてKat+は水素又は非発色性カチオンであ る)の1:2クロム錯体染料は、アルミニウムもしくは アルミニウム合金上の人工的に形成された酸化物層の着 色に適しており、黄色の光堅牢性の高い染色を与える。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 下式の1:2クロム錯体染料。 上式中、RはC1-9アルキル又は下式 又は の基であり、 R1はC1-4アルキルであり、 R2は水素又は−SO3Mであり、 R3は水素、メチル又はメトキシであり、 R4は水素、メチル、メトキシ又はクロロであり、 nは0〜3であり、 Mは水素又は非発色性カチオンであり、そして Kat+は水素又は非発色性カチオンである。 2. RがC4-8イソアルキル、シクロヘキシル、1〜3個のメチル基で置換し たシクロヘキシル、4-もしくは5-スルホ-1-ナフチル又は式(a)の基であり、 R1がメチルであり、 R2が水素又は−SO3Mであり、 R3が水素であり、 R4が水素であり、 Mが水素又はアンモニウムもしくはアルカリ金属カチオンであり、そして Kat+が水素又はアンモニウムもしくはアルカリ金属カチオンである、請求項1 記載の式(I)の1:2クロム錯体染料。 3. 請求項1記載の1:2クロム錯体染料の製造方法であって、互変異性形態 の1つにおいて下式 に相当する少なくとも1種の金属化可能な化合物をクロム供与化合物と反応させ ることを特徴とする方法。 4. 請求項1又は2記載の式(I)の染料及び所望によりエキステンダー及び/ 又は他の添加剤を含む染料組成物。 5. 式(I)の染料の水性濃厚溶液であるか又は乾燥粒状製品である、請求項4 記載の染料組成物。 6. アルミニウムもしくはアルミニウム合金上の人工的に形成さ れた酸化物層を染色するための、所望により請求項4又は5記載の組成物の形態 の、請求項1又は2記載の式(I)の染料の使用。 7. 陽極酸化されたアルミニウム及び/又は陽極酸化されたアルミニウム合金 を染色するための、請求項6記載の使用。 8. 酸化物層が式(I)の染料により染色される前に陽極によって着色されてい ることを特徴とする、請求項7記載の使用。 9. 式(I)の染料により染色された後に多孔質の染色された層がシールされる ことを特徴とする、請求項6〜8のいずれか1項に記載の使用。 10.請求項6〜10のいずれか1項に記載の方法により染色された酸化物層 。
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