JP2002514123A - 薄膜義歯リライナー結合助剤及び義歯を口腔内に固定する方法 - Google Patents

薄膜義歯リライナー結合助剤及び義歯を口腔内に固定する方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は義歯がその使用中にその上に重ね合される顎の組織表面への義歯(1、10)のボンディングの方法である。これには、義歯と顎組織の境界面にアルギン酸塩の印象配合の液体へ不可逆的なヒドロコロイドを供給すること(5,15);それが組織表面内に押されて液体ヒドロコロイドをそのような表面内に流動させるよう義歯に圧力をかけること;及び境界面内でそのヒドロコロイドを硬化させることの諸段階を含む。新しい種類の比較的薄い膜の硬化性ヒドロコロイド義歯補助、凝固、及びそれから得られるクッション性の薄膜義歯補助についても記述される。

Description

【発明の詳細な説明】 薄膜義歯リライナー結合助剤及び義歯を口腔内に固定する方法発明の要旨 発明は比較的薄い膜の義歯ボンディング補助とリライナー、その先駆膜及び利 用者の歯肉及び/又は口内粘膜(口蓋を含む)に義歯を固定する方法に関する。 発明の薄膜義歯補助にはアルギン酸ヒドロコロイド成形パウダーが含まれる。こ れは歯肉に接触する義歯の表面に塗られ、唾液や水分との接触を通じて義歯のリ ライナーとして働くヒドロコロイドに変換される。発明の背景 義歯(又は入れ歯)は、代表的にはアクリル樹脂単独で又は種々の金属と関連 付けて構成される上顎又は下顎いずれか用の着脱可能な部分的又は全体的な人工 の歯である。全体的な義歯は第三臼歯を除く歯列弓内の正常な歯列全体に取って 代る総入れ歯である。義歯床はまさに口内粘膜(粘液性膜)上に乗る義歯部分で ある。上述のように、義歯は普通アクリル樹脂から作られ、また代表的にはプレ ミックス成形や硬化技術によって作られる。 嵌合のよい義歯、即ち義歯床の表面がその接触する歯肉又は口内粘膜に完全に 重なり合う義歯は、長期間にわたって、典型的には1日のうち患者が起きている 間、歯肉又は口内粘膜に密着している。しかしながら、義歯はめったに歯肉又は 口内粘膜にうまく嵌合せず、その結果、患者はボンディング補助、代表的には軽 い接着剤、又はリライナーとして機能する使い難いシート材料が必要になる。こ れらの軽い接着剤のほとんどに共通する特徴は、患者の口から義歯を外したあと 、顎か口内粘膜のいずれか及び/又は義歯床表面に除去しにくい残留物を残すこ とにある。これにより、影響を受けた口内表面を余計に洗いすすいだり及び/又 は影響を受けた義歯床表面を掃除するため義歯を余計に洗いすすぐ必要ができる 。 (Block Drug Collipmy社)”は小粒子粉末とクリームの形で販売されている。R o Val Super Strength義歯接着クリーム(Rock Bottom Storesから販売)は水 (Proctor & Gambleから販売)はその絞出しディスペンサーから取出されると (Block Drug Compqny社から販売)は義歯接着パウダーと明示されている。その 容器から取出すと、これもまた義歯上とその周りに塵粉状の塊を作る。 Laboratories社から販売)は湿らせて義歯床の表面で形成する厚いワックス状パ ッドである。明らかに、これらはリライニング表面として働き、その表面を歯肉 及び義歯床表面に対するボンディング表面として利用する。パッドの厚みが、そ れらのみが顎への義歯の接着を決定付け、また接着力が顎と義歯へのパッドの (Block Drug Company社から販売)は別の義歯接着パウダーであり、上述の接 (Block Drug Company社から販売)は別の義歯接着用ペーストである。これは (Carter-Wallace社の部門であるCarter Productsから販売)は上述の他の接着 用パウダーの性質をもつ別の義歯接着用パウダーである。義歯接着剤Sea- れると膨張して柔らかくなる。 義歯はそれが嵌め込まれる口内組織上に完全に適合するように作られる。しか しながら、義歯は必ずしも完全に制作されないか、あるいは義歯の着用中に発生 する利用者の口内の軟部組織の変化の故に、新しい組織の輪郭と噛合せ関係にそ れを適合させるため義歯の組織表面(即ち、義歯床)を変更する必要のあること が多い。これを如実に表わすのは、義歯の床の作り直しか義歯のリライニングの いずれかにより義歯を再調整するときに歯科医が採用する方法である。義歯のリ ライニングでは、既存の義歯床上にある種の新しい樹脂を追加する。義歯床の作 り直しでは、既存の義歯を印象トレーとして使用することにより軟部組織の印象 を取る。それから修正された義歯内で石型を作る。その義歯と型を、型と義歯の 歯(複数)の間に正しい垂直及び水平関係を維持するように特別に設計された装 置に取付ける。それらの歯の位置に関する指標をつけてから、義歯を取出してそ れらの歯を古い義歯床から分離する。次いでそれらの歯を取付け装置の指標で組 立て直し、新しい基礎床にそれらをワックスで固めながら、型に対するそれらの 元々の関係を保持する。この時点から従前の方法に従って新しい義歯床が制作さ れる。別の言い方をすれば、新しい義歯は以前と同じ歯を利用して制作される。 義歯のリライニング方法には、印象トレーとして既存の義歯を使用した軟部組織 の印象が含まれる。修正済みの義歯内で石型を作り、それから取付けた義歯と一 緒に型を鋳枠の中でインベストメントで包む。鋳枠の両片を離して、印象材を義 歯から取出し、通常の圧縮成形技術により古いものに対して新しいアクリル樹脂 を硬化させる。義歯の安定性の観点から、義歯床の作り直しプロセスのほうがリ ライニング技術よりも好まれる。 組織コンディショナーや一時的軟性リライナーは短期間、代表的には数日間に ついてのみ使用される材料である。ある種の健康の衰弱状態や噛合わせの悪い義 歯では口腔組織が炎症を起こしたり変形する可能性がある。噛合わせの悪い義歯 の組織コンディショナーによるリライニングは組織を“正常に”戻すことができ 、その間に新しい義歯に作りかえることができる。これらの組織コンディショナ ーは主として高可塑化アクリル樹脂である。これらは粉末と液体とで納入される 。粉末ポリマーの組成は一般的にポリ(メタクリル酸エチル)又はその共重合体 の一つであり、液体の方は高い分子量のエタノールやアルコール中の芳香族エス テル(ブチルフタラートブチルグリコレート)である。これらを混合してゲルを 作る。他のリライニング方法の場合と同じく、義歯床を組織表面の上で緩めて練 り粉か又はゲルを挿入する。設置された義歯が口内にあるとき、ゲルはすぐ流れ て義歯床と口腔組織の間の空隙を埋める。組織コンディショナーは“永久的”弾 性ライナーの様に弾力的にエネルギーを吸収するが、しかしながら永久的弾性物 質とは違い、組織コンディショナーは荷重下で粘着性の流れを起こす。よって、 こ れらは支持組織の輪郭の変化につれてその形を変えるので、組織への義歯のよい 適合を維持する。コンディショナーは下にある組織をマッサージして血流を良く するとも言われている。組織コンディショナーは劣化するにつれてその可塑的性 質を失い、弾性性質が支配的になる。これが起こると、問題を是正しないでいる と古い組織コンディショナーをし新しいものと交換する必要が生じる。人によっ ては、組織コンディショナー付きの義歯を印象として使用し、それから新しい義 歯の制作用の石膏モデルを作ることも可能である。 組織コンディショナーの最も重要な性質がその流動特性であるから、口腔内で のその挙動は以下のように記述される:初期混合物は可塑的性質を展開するのに 16分ないし20分を要する自由に流れる液体である(歪み速度感受性ゲル)。弾性 性質の形成は製品によって異なり、数時間から数日間の範囲である。最後に、ア ルコールと可塑剤が樹脂から浸出すると弾性特性は失われる。 前述の義歯ボンディング補助のすべてのケースで、それぞれがそのやり方で義 歯のリライナーとして機能することを試みる。この作用でどれほど有効であるか は、義歯床と顎の間の空隙を単に埋めるだけか、それとも義歯と顎が良く適合し ていてリライニングが不必要又は無用な場合にも埋めるかによる。義歯と顎の間 の適合性が良くても介入する場合、その材料は効果的でないボンディング補助と なる。例えば、パッドは義歯床全体を覆い、そうでなくても適合性の優れている 義歯と顎の適合に介入する。ペースト接着剤の場合、使い方が厄介であり、義歯 床への塗布量が過剰又は不充分になるのを避けるには義歯床に対する高度な計量 が必要になる。塗布量が過剰であると、利用者は塗布された義歯床と顎部分の間 からはみ出したペーストを拭い取るかあるいは呑み込む必要が出てくる。量が不 足すると、義歯の顎へのボンディングが不充分になる。加えて、このようなペー ストの高い粘性により、義歯が良く嵌合しているところで義歯床と顎との境界面 が塗布されるのを回避するのが難しくなる。その結果として、ペーストが義歯の 顎への嵌合に介入する。粉末接着剤は義歯床に均一に塗布するのが難しく、また その結果、粉末接着剤のリライナーとして機能する能力は、湿った状態で、義歯 が顎に適合するときにかかる圧力に於いて義歯床上で適切に流動‐再調整するそ の能力に依存する。記載されたすべての場合について、ペースト接着剤は水に湿 したとき、義歯床‐顎の境界面で適切に流動‐再調整するには粘度が高すぎる。 アルギン酸塩は(海藻から得られる)アルギン酸の塩であり、推薦される割合 で水に湿らせると歯の印象に使用される不可逆的なヒドロコロイド・ゲルを形成 する。この不可逆的なヒドロコロイド印象材の主成分は可溶性アルギン酸塩の一 つである。これは一般に下記の構造式をもつアンヒドロ-β-d-マンヌロン酸(man nuroriic)のナトリウム塩の線状ポリマーであることが認められている。 アルギン酸は水には不溶性であるが、その塩の中には不溶性でないものがある 。この酸は極性カルボキシル基が自由に反応することから極く簡単に塩に変える ことができる。無機塩のほとんどが不溶性であるが、しかしそのナトリウム、カ リウム、及びアンモニウムの塩は水溶性である。ナトリウム、カリウム、及びト リエタノールアミンアルギン酸塩が歯の印象材で使用される。水と混合すると、 水溶性アルギン酸塩が寒天ゾルに似たゾルを形成する。このゾルは低濃度でも非 常に粘性が高いが、しかし歯科で利用価値のある水溶性アルギン酸塩はアルギン 酸塩の粉末と水とを強く混合したときに、実に容易にゾルを形成する。アルギン 酸塩化合物の分子量は製造処理のしかたにより大幅に異なる。分子量が大きいほ ど、ゾルの粘度も高い。 製造者は以下に述べる添加配合剤を含むアルギン酸塩の粉末を歯科医に納入す る。歯科医は適当な粘度のアルギン酸塩ゾルを調合して、それを印象トレーに入 れて口の中に置く。化学反応によりゲル化が起こり、それから印象を取出す。こ の方法は、歯科医自らがゾルを調合することまたゲル化で温度が能動的ファクタ ーではないことに於いて、可逆的なヒドロコロイド材で採用された方法とは根本 的に異なる。 この化学物質を製造するには数多くの方法が存在するが、しかし最も簡単且つ 周知の方法はゾル状のアルギン酸塩を硫酸カルシウムと反応させて、ゲルとして 不溶性のアルギン酸カルシウムを作る方法である。実際には、このような反応が 口の中で起こらねばならないから、従って、印象トレーに入れた印象材が水と混 合される間遅延して、それから口の中に入れなければならない。反応は代表的な 例により分りやすく図示する。 硫酸カルシウムは、水溶液中でアルギン酸カリウムやナトリウムと反応して不 溶性のアルギン酸カルシウムを生成するには優れた化合物である。実際には、ア ルギン酸カルシウムの生成は溶液に第三の可溶性の塩を添加して遅延され、これ と硫酸カルシウムが可溶性アルギン酸塩より優先して反応することにより不溶性 のカルシウム塩を形成する。即ち、硫酸カルシウムと可溶性アルギン酸塩の間の 反応はこの添加された塩が何等かでも残っている間は妨げられる。 添加される塩は“遅延剤”として知られている。遅延剤として使用できる可溶 性の塩は数多く存在する。これらにはナトリウムやカリウムの燐酸塩、蓚酸塩又 は炭酸塩など、“反応体”で使用される酸より弱酸性のアルカリ金属塩が含まれ る。第三燐酸ナトリウム、トリポリ燐酸ナトリウム、及びピロリン酸テトラナト リウムが採用されてきたが、現在では後者の2薬が最も一般的に使用されている 。硫酸カルシウム、あるいはゲルの生成に使用されるその他の化学物質が“反応 体”として知られている。 例えば、適切量の硫酸カルシウム、アルギン酸カリウム、及び第三燐酸ナトリ ウムを水の中で適切な割合で混合すると、それらが部分的又は全体的に溶解した あと、以下の反応が起こる: 2Na2PO4+3CaSO4→Ca3(PO4)2+3Na2SO4 第三燐酸ナトリウムの供給量が枯渇すると、カルシウムイオンがアルギン酸カ リウムと反応を開始して、下記のように架橋アルギン酸カルシウムを生成する: KnAlg+(n/2)CaSO4→(n/2)K2SO4+Ca(n/2)Alg 上記の反応に基づくアルギン酸印象材の配合は以下のようである(重量パーセ ントで): アルギン酸カリウム 15% 硫酸カルシウム 16% 酸化亜鉛 4% フッ化チタンカリウム 3% 珪藻土 60% 燐酸ナトリウム 2% 使用すべき各化学物質の正確な割合は原料のタイプにより異なる。特に、遅延 剤(燐酸ナトリウム)の量はゲル化時間が適切になるように注意して調合しなけ ればならない。一般的に、40mlの水に約15グラムの粉末を混ぜると、通常の室温 においてゲル化は約3〜4分後に起こる。 珪藻土の目的は増量剤としての働きである。増量剤が適当な量で添加されると 、アルギン酸塩ゲルの強度と剛性を増し、平滑な木目をつくり、また粘着性でな い堅固なゲル表面を保証することができる。これはまた水中にアルギン酸塩の粉 末粒子を分散させてゾル形成も補助する。増量剤がないと、形成されたゲルは堅 固さに欠け、シネレシス的滲出物で被われた粘着質の表面を呈する。酸化亜鉛も また増量剤として働き、ゲルの物理的特性と硬化時間にある程度の影響を与える 。 如何なるタイプの硫酸カルシウムも反応体として使用できる。一般的には脱水 形態のものが使用されるが、但しある種の状況では半水化物が粉末の貯蔵寿命を 増す効果があり、また得られたもの(the get)のより満足すべき寸法上の安定性 を与えると言われている。 フッ化チタンカリウムなどのフッ化物は硬く密度の高い石型表面を確保するた めに添加される。適当な濃度では、フッ化物の塩は石膏生成物の硬化促進剤であ る。 日本起源のある印象材はアルギン酸トリエタノールアミン、可溶性及び不溶性 の炭酸塩(燐酸塩の代りに)、及び硫酸カルシウムを使用する。既知の範囲内に 於いて、すべての市販の処方に反応体として硫酸カルシウムが含まれている。 その他のアルギン酸塩の歯科用印象材は以下のような配合をもつ: 成分 標準硬化剤 急硬化剤 石膏(CaSO4・2H2O) 11.0 10.1 ヘキサフルオロ珪酸ナトリウム 2.6 2.7 ピロリン酸ナトリウム 1.4 1.0 アルギン酸カリウム 16.8 9.6 アルギン酸ナトリウム 0.0 7.5 風味 0.7 0.7 MgO 2.4 2.4 珪藻土 59.5 60.3 酸化亜鉛 3.4 3.5 プロピレングリコール 1.1 1.1 グリセリン 1.1 1.1 合計 100.0 100.0 標準硬化剤や急硬化剤など上記の配合の作り方では、混合の進行中に何らかの 順序での成分の混合が含まれる。ある種のケースでは、1成分が混合操作中に塊 になる傾向があり、そのようなケースではその成分を別の成分と予備混合してお く方がよい場合もあり、その場合、そのプレミックス物はその他の配合成分の混 合操作中に添加される。例えば、酸化亜鉛はアルギン酸ナトリウムとプレミック スされないと、ある種の状況では凝集を示した。添加の順序は重要ではない。ミ キサーに1度にすべての成分を入れるか、あるいは混合操作中に成分を別々に添 加することによって、良い結果が得られる。成分の混合はVコーンブレンダーな ど何らかの強力乾燥固形物ブレンダーで行なうことができる。 貯蔵寿命の安定性の問題から、アルギン酸塩の印象材はできれば50℃より低い 低温乾燥環境で貯蔵すべきである。 アルギン酸塩ゲル中の微小繊維は、可逆的なヒドロコロイドの場合のように、 分子間力によるよりもむしろ主結合により結合されると想定される。アルギン酸 がアルギン酸ナトリウムのような可溶性の塩に変るとき、陰イオンはカルボキシ ル基に結び付いて塩を形成する。例えば、カルシウム塩溶液中でアルギン酸ナト リウムの反応により不溶性の塩が形成されるとき、カルシウム・イオンは隣接分 子2個のナトリウム・イオンと交換して2分子間に架橋を生成する。反応が進行 すると、架橋された分子錯体又は網状ポリマーが形成される。このような網状体 はゲルの多重ヤブ構造(brush heap structure)を構成することができる。 ユーザーにとってゲル化時間を制御する最良の方法は、アルギン酸塩材料の混 合の水温を変えることである。アルギン酸塩配合で混合される水の温度が高いほ ど、ゲル化時間は短縮される。逆に、水温が低いほど、ゲル化時間は長くなる。 本発明の目的は、義歯を顎(歯肉や口内粘膜など顎を被う口腔組織構成部分を 包含するため本書で使用する語句)にボンディングする方法を提供することにあ る。 本発明のもう一つの目的は、義歯床と隣接する顎部分との間の境界面でアルギ ン酸塩へ不可逆的なヒドロコロイドを提供することにある。 本発明のさらなる目的は、義歯床と隣接する顎構成部分との間の境界面での安 全な液体リライニング膜で、このようなリライニングを行なうために境界面内に 流動したあと、義歯床及び顎のいずれからも簡単且つ安全に除去することのでき るクッション性の固体に硬化するものを提供することにある。 発明は、義歯床と隣接する顎構成部分との間の境界面にアルギン酸塩へ不可逆 的なヒドロコロイドを使用して、義歯の顎(歯肉、口蓋、及び口内粘膜など顎を 被う口腔の組織構成部分を包含するために本書で使用する語句)へのボンディン グの方法を提供する。本発明は義歯床と隣接する顎構成部分の境界面で、このよ うなリライニングを行なうために境界面内に流動したあと、義歯床及び顎のいず れからも簡単且つ安全に除去することのできる固形でクッション性の比較的薄い 膜に硬化する、安全な液体リライニング膜を採用する。乾燥したアルギン酸塩の 膜は、上述のように、従前の義歯ボンディング補助の使用者を悩ます厄介な除去 困難な膜を作らない。 発明プロセスの乾燥アルギン酸塩の膜は接着剤ではない。その唯一の機能は、 義歯と義歯がその上に乗る顎の組織表面との間の空隙を有意的になくすような一 時的なクッション性リライナーとして働くことにある。一時的リライニング膜と して、この膜はその大部分が境界面の空隙の存在する場所に来るように義歯‐顎 の境界面に分配される。その結果、顎組織と義歯床表面の間の境界に作られる膜 は、顎組織と義歯床表面の間で比較的気密なクッション性の(弾力のある)適合 を可能にする。これにより顎組織の表面への義歯の適合度を最大にし、また一時 的なリライニング膜が両表面のいずれにも接着剤として働くことなく顎組織への 義歯の優れた密着性が得られる結果となる。図面の要旨 第1図は、総入れ歯の口蓋を被う部分の義歯床表面の上で、水和により前述の ヒドロコロイドを形成する粒状物質の配置を示す修正された遠近図である。 第2図は、総入れ歯の歯肉を被う部分の義歯床表面の上で、水和により前述の ヒドロコロイドを形成する粒状物質の配置を示す修正された遠近図である。 これら及びその他の目的が本発明のプロセスにより達成される。発明 本発明は、アルギン酸塩の歯科用印象配合の液体へ不可逆的なヒドロコロイド の比較的薄い膜から得られる薄膜の義歯補助、及び使用中義歯がその上に重ね合 される顎の組織表面に対して義歯をボンディングするプロセスに関する。このプ ロセスは、義歯に圧力をかけることにより組織表面を押してそのような境界面に 液体ヒドロコロイドを流動させて、厚みの必要な場所ではより厚くまた薄い必要 のある場所ではより薄くクッション性の膜を形成し、さらにその境界面内でヒド ロコロイドを硬化させて発明の比較的薄い膜の義歯補助を形成するような、アル ギン酸塩の歯科用印象配合の液体へ不可逆的なヒドロコロイドを義歯と顎組織の 境界面に供給する諸段階を含む。義歯の着用が完了したとき、即ち、約24時間 までの間ボンディング補助を供給後、義歯だけでなく硬化ヒドロコロイドの軽い 残留物も義歯床及び顎組織上から取除く。軽い残留物は、擦ったり引掻いたり及 びその他の同様の行為なしに義歯と顎組織から容易に且つきれいに取除かれる。 発明のそれ以上の側面に於いて、このプロセスには、不可逆的に硬化可能なヒ ドロコロイドを形成できるような、好ましくは粉末組成の水分散性のアルカリ金 属アルギン酸塩組成を義歯の床部分に塗布すること、その組成を水分(又は唾液 )と混ぜて液体へ不可逆的なヒドロコロイドをその組成に形成させること、義歯 の口腔内にまた義歯がその上に置かれるよう設計された顎組織表面に接触するよ うに湿った組成を含む義歯を挿入すること、液体へ不可逆的なヒドロコロイドが 義歯と顎組織表面との間の境界面に上記に特徴付けたような比較的薄い膜で分配 されるよう義歯に充分な圧力をかけること、ヒドロコロイド膜を固形状態に硬化 させて境界面内でクッション性のリライニング膜を形成させること、が含まれる 。義歯を外したあと、固化したヒドロコロイドは組織表面にも義歯床にも付着せ ず、また従ってそのような表面から容易に拭い去ることができる。発明の詳細説明 本発明はなかんずく、義歯ボンディング補助として、薄い固形のアルギン酸塩 の義歯印象材の膜の使用を含む。この膜の厚みは一定ではなく、義歯と膜が接触 する義歯床と組織表面の輪郭に従って変る。膜の厚みは約0.5〜約250milsの範囲 であり、代表的には約1〜200milsである。本発明のボンディング補助組成は以 下のように少なくとも3つの反応性固形粒子状の反応成分を含む:(1)“反応体 ”成分、(2)水分散性のアルカリ金属アルギン酸塩成分及び(3)“遅延剤”成分。 好ましくは、水分散性のアルカリ金属アルギン酸塩成分はリチウム、ナトリウム 、カリウム、ルテニウム及びセシウム、できればナトリウムとカリウムの一つ又 はそれ以上の粉末がよい。反応体成分は、アルカリ土類金属塩のアルカリ土類金 属が充分量のアルギン酸塩のアルカリ金属を置換して結果としてのアルギン酸塩 が架橋になるよう、アルカリ金属アルギン酸塩と交換反応を起こすことのできる ような強い金属酸の固形粒子状アルカリ土類金属塩である。好ましくは、このア ルカリ土類金属はバリウム、カルシウム、マグネシウム、及び同類の一つ又 はそれ以上である。より好ましくは、反応体は硫酸カルシウム(例:石膏)がよ い。加えて、この組成は上述のように遅延剤も含んでいる。これらにはナトリウ ムやカリウムの燐酸塩、蓚酸塩、または炭酸塩など反応体で使用された酸より弱 酸性のアルカリ金属(例:Li、Na、K、Ru及びCs)塩が含まれる。第三燐酸ナト リウム、トリポリ燐酸ナトリウム、及びピロリン酸テトラナトリウムがこの目的 に広く使用されてきたが、現在では後者の2物質が義歯印象材として最も一般的 に使用されている。 配合に於けるアルカリ金属アルギン酸塩の量は、組成の総重量ベースで約5重 量パーセントから約30重量パーセントの範囲で変る。 組成範囲中の反応体成分の量は、義歯‐組織の境界面で望む不可逆的ヒドロコ ロイドを提供するよう、アルカリ金属に関するアルカリ土類金属の交換反応後に 、アルギン酸塩中に充分な架橋を供給するのに充分な量でなければならない。代 表的には、その量は総組成重量の約5〜30重量パーセントの範囲である。 組成中の遅延剤の量は一定ではなく、本発明のプロセスの膜形成操作中に於け るヒドロコロイト組成に望まれる架橋速度の遅延量に依存する。代表的には、そ の量は総組成重量の約1〜5重量パーセントの範囲である。 硫酸より弱酸で燐酸より強酸であるような酸からその陽イオンが得れるような アルカリ土類金属塩の選択により、交換反応速度が遅くなる場合には、配合中に 遅延剤は必要ない。 その他の配合剤として、結果としてできるヒドロコロイドの粘着力を軽減ない し排除するため組成中の充分量の増量剤が含まれる。代表的に、増量剤の量は組 成の総重量ベースで約40〜70重量パーセントの範囲である。望ましい増量剤物質 には珪藻土、酸化亜鉛、酸化マグネシウム及び同様の増量剤がある。 膜の表面を硬く濃密にしたい場合には、フッ化チタンカリウム、ヘキサフルオ ロ珪酸ナトリウム及び同様物質などのフッ化物を組成に添加することができる。 適当な濃度で、フッ化物の塩は石膏生成物の硬化促進剤となる。 発明のプロセスの実際的に好ましい組成は、すでに“標準硬化剤”と“急硬化 剤”として説明した。最も好ましい組成は標準硬化剤である。 アルギン酸塩の歯科用印象材は容器から義歯床の支持体に塗布できる粉末であ る。義歯床の支持体は粉末の塗布前に水分(又は唾液)で湿っている可能性があ る。これを第1図と第2図に示す。第1図で、発明のエレメント(1)は総入れ歯( 2)の口蓋を被う部分の義歯床表面(7)にスクィーズボトル(3)から付着される粒子 状物質(5)を含む。第2図で、発明のエレメント(10)は総入れ歯(12)の歯肉を被 う部分の義歯床表面(17)にスクィーズボトル(13)から張付けられる粒子状物質(1 5)を含む。 上図のそれぞれに於いて、粉末状の義歯印象材の塗布前に、義歯床表面をまず 水で濡らしておくことができる。そのとき下部又は上部歯肉、あるいは口蓋など 、口腔の所定の顎部分上の設計通りの位置に義歯を嵌める。義歯床表面上で少な くとも一部が液体ヒドロコロイドに変換されるように、粉末は水で完全に濡れる のに充分な機会を持つべきである。それから義歯を設計通りの顎部分に押し付け 、義歯床のリライニングを行なうため義歯床表面にヒドロコロイドを再分配させ る。硬化後、義歯は長期間にわたって顎の上に快適に保持される。 本発明は非常に詳細に説明されたけれども、発明はそれらに限定されることを 意図しない。
【手続補正書】 【提出日】平成13年5月11日(2001.5.11) 【補正内容】 1.請求の範囲を下記のとおり補正する。 『1. 義歯の使用の間中、該義歯が上に重ね合わされる顎の組織表面に前記義 歯をボンディングするための方法であって、前記義歯と前記顎の組織との界面に 、アルギン酸塩歯科印象配台物の液体不可逆ヒドロコロイドを供給する段階と、 前記義歯に圧力をかけることで、前記組織表面に押し付け、前記液体ヒドロコロ イドを前記界面内部に流動させる段階と、次に前記ヒドロコロイドを前記界面内 部で固化させる段階と;を含む方法。 2. 前記義歯の着用終了時に、前記義歯並びに前記固化したヒドロコロイド のいかなる軽い残留物も、義歯床と前記顎組織の表面とから取り除かれる、請求 項1に記栽の方法。 3. 義歯の使用の間中、義歯床が上に重ね合わされる顎組織の組織表面に該 義歯をボンディングするための方法であって、水分散性のアルカリ金属アルギン 酸塩組成物を前記義歯の床部分の上に適用することと、該組成物を水と混合し、 それによって前記組成物は液体不可逆ヒドロコロイドを形成することと、該ヒド ロコロイドを表面に含む前記義歯を口腔内に挿入し、前記義歯が前記顎組織表面 に置かれるように設計されているような前記顎組織表面と接触した状態にするこ とと、前記義歯に十分な圧力をかけることで、前記液体不可逆ヒドロコロイドは 前記義歯と前記顎組織表面との間の前記界面内部に分配されることと、前記ヒド ロコロイドを硬化させて固体状態にし、前記界面内部にリライニング膜を形成す ることと、を含む方法。 4. 前記水分散性のアルカリ金属アルギン酸塩組成物は、不可逆的に硬化可 能なヒドロコロイドを形成できる粉末である、請求項3に記載の方法。 5. 前記義歯を取り外した後、前記固化したヒドロコロイドは前記組織表面 にも前記義歯床にも付着せず、該表面から容易に拭い取られる、請求項4に記載 の方法。 6. 歯肉、口蓋及び口腔粘膜の1つ以上を含む口腔の顎組織構成要素に義歯 をボンディングする方法であって、アルギン酸塩不可逆ヒドロコロイド形成用組 成物を義歯床と前記隣接顎構成要素との間の界面に適用することと、安全な液体 ライニング膜であって、前記界面内部に流動した後に、前記義歯床のリライニン グを実現し、硬化して、前記義歯床と前記顎組織構成要素とから容易にかつ安全 に除去できる固体になるような安全な液体ライニング膜を前記界面に形成するこ とと、を含む方法。 7. 前記アルギン酸塩歯科印象配合物は、少なくとも3つの反応性固体粒子 状反応性成分として(1)反応体成分、(2)水分散性のアルカリ金属アルギン 酸塩成分及び(3)遅延剤成分を含む、請求項1に記載の方法。 8. 前記アルギン酸塩歯科印象配合物は、前記アルカリ金属アルギン酸塩が 、粉末形態のリチウム、ナトリウム、カリウム、ルテニウム及びセシウムの1つ 以上であるような粉末である、請求項7に記載の方法。 9. 前記アルカリ金属はナトリウム及びカリウムの1つ以上である、請求項 8に記載の方法。 10. 前記アルカリ金属はナトリウムである、請求項9に記載の方法。 11. 前記反応体成分は、前記アルカリ金属アルギン酸塩との交換反応を起 こすことができる強鉱酸の固体粒子状アルカリ土類金属塩であり、前記交換反応 によって、前記アルカリ土類金属塩の前記アルカリ土類金属が十分量の前記アル ギン酸塩の前記アルカリ金属を置換し、これによって、生成するアルギン酸塩は 架橋する、請求項7に記載の方法。 12. 前記アルカリ土類金属はバリウム、カルシウム、及びマグネシウムの 1つ以上である、請求項11に記載の方法。 13. 前記強鉱酸のアルカリ土類金属塩は硫酸カルシウムである、請求項1 2に記載の方法。 14. 前記遅延剤は、前記反応体において使用される前記酸よりも弱い酸の アルカリ金属塩である、請求項7に記載の方法。 15. 前記遅延剤は、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、シュウ酸ナトリ ウム、シュウ酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、リン酸三ナトリウム 、トリポリリン酸ナトリウム、及びピロリン酸四ナトリウムの1つ以上である、 請求項14に記載の方法。 16. 前記配合物中の前記アルカリ金属アルギン酸塩の量は、総組成の重量 を基準として約5〜約30重量%の範囲にわたる、請求項7に記載の方法。 17. 組成範囲中の前記反応体成分の量は、前記義歯−組織界面で所望の不 可逆ヒドロコロイド組成物を提供するためのアルカリ土類金属とアルカリ金属と の前記交換反応の後に前記アルギン酸塩中に十分な架橋を提供するのに十分であ る、請求項7に記載の方法。 18. 前記量は、総組成の重量を基準として約5〜約25重量%の範囲にわ たる、請求項17に記載の方法。 19. 組成中の前記遅延剤の量は可変であり、前記方法の膜形成作業の最中 に前記ヒドロコロイド組成物に望まれる架橋速度の遅延量に依存する、請求項7 に記載の方法。 20. -前記遅延剤の量は、総組成の重量を基準として約1〜約5重量%の 範囲にわたる、請求項19に記載の方法。 21. 前記アルギン酸塩歯科印象配合物は、以下の配合: 成分 標準硬化剤 急速硬化剤 石膏(CaSO4・2H2O) 11.0 10.1 ヘキサフルオロケイ酸ナトリウム 2.6 2.7 ピロリン酸ナトリウム 1.4 1.0 アルギン酸カリウム 16.8 9.6 アルギン酸ナトリウム 0 7.5 香味料 0.7 0.7 MgO 2.4 2.4 珪藻土 59.5 60.3 酸化亜鉛 3.4 3.5 プロピレングリコール 1.1 1.1 グリセリン 1.1 1.1 合計 100 100 の1つを有する、請求項1に記載の方法。 22. アルギン酸塩歯科印象配合物の液体不可逆ヒドロコロイドの比較的に 薄い膜を含む、薄膜義歯補助物。 23. 前記配合物は、少なくとも3つの反応性固体粒予状反応性成分として (1)反応体成分、(2)水分散性のアルカリ金属アルギン酸塩成分及び(3) 遅延剤成分を含む、請求項22に記載の比較的に薄い膜である義歯補助物。 24. 前記アルギン酸塩歯科印象配合物は、前記アルカリ金属アルギン酸塩 が、粉末形態のリチウム、ナトリウム、カリウム、ルテニウム及びセシウムの1 つ以上であるような粉末である、請求項23に記載の比較的に薄い膜である義歯 補助物。 25. 前記アルカリ金属はナトリウム及びカリウムの1つ以上である、請求 項24に記載の比較的に薄い膜である義歯補助物。 26. 前記アルカリ金属はナトリウムである、請求項25に記載の比較的に 薄い膜である義歯補助物。 27. 前記反応体成分は、前記アルカリ金属アルギン酸塩との交換反応を起 こすことができる強鉱酸の固体粒子状アルカリ土類金属塩であり、前記交換反応 によって、前記アルカリ土類金属塩の前記アルカリ土類金属が十分量の前記アル ギン酸塩の前記アルカリ金属を置換し、これによって、生成するアルギン酸塩は 架橋する、請求項23に記載の比較的に薄い膜である義歯補助物。 28. 前記アルカリ土類金属はバリウム、カルシウム、及びマグネシウムの 1つ以上である、請求項27に記載の比較的に薄い膜である義歯補助物。 29. 前記強鉱酸のアルカリ金属塩は硫酸カルシウムである、請求項28に 記載の比較的に薄い膜である義歯補助物。 30. 前記遅延剤は、前記反応体において使用される前記酸よりも弱い酸の アルカリ金属塩である、請求項23に記載の比較的に薄い膜である義歯補助物。 31. 前記遅延剤は、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、シュウ酸ナトリ ウム、シュウ酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、リン酸三ナトリウム 、トリポリリン酸ナトリウム、及びピロリン酸四ナトリウムの1つ以上である、 請求項30に記載の比較的に薄い膜である義歯補助物。 32. 前記配合物中の前記アルカリ金属アルギン酸塩の量は、総組成の重量 を基準として約5〜約30重量%の範囲にわたる、請求項23に記載の比較的に 薄い膜である義歯補助物。 33. 組成範囲中の前記反応体成分の量は、前記義歯−組織界面で所望の不 可逆ヒドロコロイド組成物を提供するためのアルカリ土類金属とアルカリ金属と の前記交換反応の後に前記アルギン酸塩中に十分な架橋を提供するのに十分であ る、請求項23に記載の比較的に薄い膜である義歯補助物。 34. 前記量は、総組成の重量を基準として約5〜約25重量%の範囲にわ たる、請求項33に記載の比較的に薄い膜である義歯補助物。 35. 組成中の前記遅延剤の量は可変であり、前記方法の膜形成作業の最中 に前記ヒドロコロイド組成物に望まれる架橋速度の遅延量に依存する、請求項2 3に記載の比較的に薄い膜である義歯補助物。 36. 前記遅延剤の量は、総組成の重量を基準として約1〜約5重量%の範 囲にわたる、請求項35に記載の比較的に薄い膜である義歯補助物。 37. 前記アルギン酸塩歯科印象配合物は、以下の配合: 成分 標準硬化剤 急速硬化剤 石膏(CaSO4・2H2O) 11.0 10.1 ヘキサフルオロケイ酸ナトリウム 2.6 2.7 ピロリン酸ナトリウム 1.4 1.0 アルギン酸カリウム 16.8 9.6 アルギン酸ナトリウム 0.0 7.5 香味料 0.7 0.7 MgO 2.4 2.4 珪藻土 59.5 60.3 酸化亜鉛 3.4 3.5 プロピレングリコール 1.1 1.1 グリセリン 1.1 1.1 合計 100.0 100.0 の1つを有する、請求項22に記載の比較的に薄い膜である義歯補助物。 38. 請求項22に記載の薄膜義歯補助物の、高度に硬化しクッション性で 比較的に薄い膜である義歯補助物。 39. 請求項23に記載の薄膜義歯補助物の、高度に硬化しクッション性で 比較的に薄い膜である義歯補助物。 40. 請求項24に記載の薄膜義歯補助物の、高度に硬化しクッション性で 比較的に薄い膜である義歯補助物。 41. 請求項25に記載の薄膜義歯補助物の、高度に硬化しクッション性で 比較的に薄い膜である義歯補助物。 42. 請求項26に記載の薄膜義歯補助物の、高度に硬化しクッション性で 比較的に薄い膜である義歯補助物。 43. 請求項27に記載の薄膜義歯補助物の、高度に硬化しクッション性で 比較的に薄い膜である義歯補助物。 44. 請求項28に記載の薄膜義歯補助物の、高度に硬化しクッション性で 比較的に薄い膜である義歯補助物。 45. 請求項29に記載の薄膜義歯補助物の、高度に硬化しクッション性で 比較的に薄い膜である義歯補助物。 46. 請求項30に記載の薄膜義歯補助物の、高度に硬化しクッション性で 比較的に薄い膜である義歯補助物。 47. 請求項31に記載の薄膜義歯補助物の、高度に硬化しクッション性で 比較的に薄い膜である義歯補助物。 48. 請求項32に記載の薄膜義歯補助物の、高度に硬化しクッション性で 比較的に薄い膜である義歯補助物。 49. 請求項33に記載の薄膜義歯補助物の、高度に硬化しクッション性で 比較的に薄い膜である義歯補助物。 50. 請求項34に記載の薄膜義歯補助物の、高度に硬化しクッション性で 比較的に薄い膜である義歯補助物。 51. 請求項35に記載の薄膜義歯補助物の、高度に硬化しクッション性で 比較的に薄い膜である義歯補助物。 52. 請求項36に記載の薄膜義歯補助物の、高度に硬化しクッション性で 比較的に薄い膜である義歯補助物。 53. 請求項37に記載の薄膜義歯補助物の、高度に硬化しクッション性で 比較的に薄い膜である義歯補助物。』
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,V N,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 使用中義歯がその上に重ね合される顎の組織表面へ義歯を結合する方法に おいて、義歯と顎組織の間の境界面にアルギン酸塩の歯科用印象配合物の液体へ 不可逆性のヒドロコロイドを供給し、義歯がその組織表面を押して前記液体ヒド ロコロイドがそのような境界面に流動するように義歯に圧力をかけ、及び次いで 境界面内でヒドロコロイドを固化させる諸段階を含む前記方法。 2. 義歯の着用完了時に、義歯だけでなく軽い固化ヒドロコロイドの軽質残留 物も義歯床及び顎組織から取除く請求項1記載の方法。 3. 使用中義歯床がその上に重ね合わされる顎組織の組織表面へ義歯を結合す る方法において、義歯の床部分上へ水分散性のアルカリ金属アルギン酸塩組成物 を塗布すること、その組成物を水と混合して液体へ不可逆性のヒドロコロイドを 形成させること、その上にヒドロコロイドを含んだ義歯を口腔内に且つ義歯が置 かれるように設計された顎組織表面に接触するように挿入すること、その液体へ 不可逆的なヒドロコロイドが義歯と顎組織表面の間の境界面内に分配されるよう 充分な圧力を前記義歯にかけること、ヒドロコロイドを固形状態に硬化させて境 界面内でリライニング膜を形成させることを含む前記方法。 4. 水分散性のアルカリ金属アルギン酸塩組成物が不可逆的硬化可能なヒドロ コロイドを形成することのできる粉末である請求項3記載の方法。 5. 義歯の取外し後、固化したヒドロコロイドが組織表面にも義歯床にも付着 せず、そのような表面から容易に拭い取ることができる請求項4記載の方法。 6. 歯肉、口蓋及び口内粘膜の一つ又はそれ以上を含むような口腔の顎組織構 成部分への義歯のボンディング・方法で、義歯床とその隣接する顎部分の間の境 界面にアルギン酸塩へ不可逆的なヒドロコロイド形成組成を塗布することと、境 界面内に流動後に義歯床のリライニングを行ない且つ次いで義歯床及び顎組織部 分のいずれからも簡単且つ安全に除去できるような固形に硬化する安全な液体リ ライニング膜を形成することを含むもの。 7.請求範囲1の方法で、アルギン酸塩の歯科用印象配合が以下のように少なく とも3つの反応性固形粒子状の反応性成分を含むもの:(1)反応体成分、(2)水分 散性アルカリ金属アルギン酸塩成分及び(3)遅延剤成分。 8.請求範囲7の方法で、アルギン酸塩の歯科用印象配合が粉末であり、そのア ルカリ金属アルギン酸塩がリチウム、ナトリウム、カリウム、ルテニウム及びセ シウムの一つ又はそれ以上の粉末形態であるもの。 9.請求範囲8の方法で、アルカリ金属がナトリウムとカリウムの一つ又はそれ 以上であるもの。 10.請求範囲9の方法で、アルカリ金属がナトリウムであるもの。 11.請求範囲7の方法で、結果としてできるアルギン酸塩が架橋されているよ うにアルカリ土類金属塩のアルカリ土類金属が充分量のアルギン酸塩のアルカリ 金属を置換するよう、アルカリ金属のアルギン酸塩と交換反応を起こすことので きる強金属酸の固形粒子状アルカリ土類金属塩をその反応体成分とするもの。 12.請求範囲11の方法で、アルカリ土類金属がバリウム、カルシウム、及びマ グネシウムの一つ又はそれ以上であるもの。 13.請求範囲12の方法で、強金属酸のアルカリ土類金属塩が硫酸カルシウムで あるもの。 14.請求範囲7の方法で、遅延剤が反応体として使用される酸より弱酸性のア ルカリ金属塩であるもの。 15.請求範囲14の方法で、ナトリウム又はカリウムの燐酸塩、蓚酸塩、又は炭 酸塩、第三燐酸ナトリウム、トリポリ燐酸ナトリウム、及びピロリン酸テトラナ トリウムの一つ又はそれ以上をを遅延剤とするもの。 16.請求範囲7の方法で、配合中のアルカリ金属アルギン酸塩の量が総組成の 重量ベースで約5から約30重量パーセントの範囲であるもの。 17.請求範囲7の方法で、組成範囲中の反応体成分の量が、義歯‐組織境界面 に於いて好ましい不可逆的ヒドロコロイド組成を提供するため、アルカリ土類金 属塩をアルカリ金属への交換反応後にアルギン酸塩中に充分な架橋を備えるのに 充分であるもの。 18.請求範囲17の方法で、その量が総組成重量の約5から約25重量パーセン トの範囲であるもの。 19.請求範囲7の方法で、組成中の遅延剤の量が一定でなく且つ方法の膜形成 操作中に於けるヒドロコロイド組成に望まれる架橋速度の遅延量に依存するもの 。 20.請求範囲19の方法で、遅延剤の量が総組成重量の約1から約5重量パーセ ントの範囲であるもの。 21.請求範囲1の方法で、アルギン酸塩の歯科用印象処方が下記のいずれか一 つであるもの: 成分 標準硬化剤 急硬化剤 石膏(CaSO4・2H2O) 11.0 10.1 ヘキサフルオロ珪酸ナトリウム 2.6 2.7 ピロリン酸ナトリウム 1.4 1.0 アルギン酸カリウム 16.8 9.6 アルギン酸ナトリウム 0.0 7.5 風味 0.7 0.7 MgO 2.4 2.4 珪藻土 59.5 60.3 酸化亜鉛 3.4 3.5 プロピレングリコール 1.1 1.1 グリセリン 1.1 1.1 合計 100.0 100.0 22.アルギン酸塩の歯科用印象配合の液体へ不可逆的なヒドロコロイドの比較 的薄い膜を含む薄膜技師補助。 23.請求範囲22の比較的薄い膜の義歯補助で、配合に以下の少なくとも3つの 反応性固形粒子状の反応性成分を含むもの:(1)反応体成分、(2)水分散性のアル カリ金属アルギン酸塩成分及び(3)遅延剤成分。 24.請求範囲23の比較的薄い膜の義歯補助で、そのアルギン酸塩の歯科用印 象配合が粉末であり、アルカリ金属アルギン酸塩が粉末形態のリチウム、ナトリ ウム、カリウム、ルテニウム及びセシウムのうちの一つ又はそれ以上であるもの 。 25.請求範囲24の比較的薄い膜の義歯補助で、そのアルカリ金属がナトリウム とカリウムの一つ又はそれ以上であるもの。 26.請求範囲25の比較的薄い膜の義歯補助で、そのアルカリ金属がナトリウム であるもの。 27.請求範囲23の比較的薄い膜の義歯補助で、結果としてできるアルギン酸塩 が架橋であるようにアルカリ金属塩のアルカリ土類金属が充分量のアルギン酸塩 のアルカリ金属を置換するため、アルカリ金属アルギン酸塩と交換反応を起こす ことのできる強金属酸の固形粒子状のアルカリ土類金属塩をその反応対成分とす るもの。 28.請求範囲27の比較的薄い膜の義歯補助で、そのアルカリ土類金属がバリウ ム、カルシウム、及びマグネシウムの一つ又はそれ以上であるもの。 29.請求範囲28の比較的薄い膜の義歯補助で、その強金属酸のアルカリ金属塩 が硫酸カルシウムであるもの。 30.請求範囲23の比較的薄い膜の義歯ボンディング補助で、その遅延剤が反応 体で使用された酸より弱酸性のアルカリ金属塩であるもの。 31.請求範囲30の比較的薄い膜の義歯ボンディング補助で、その遅延剤がナト リウム又はカリウムの燐酸塩、蓚酸塩、又は炭酸塩、第三燐酸ナトリウム、トリ ポリ燐酸ナトリウム、及びピロリン酸テトラナトリウムの一つ又はそれ以上であ るもの。 32.請求範囲23の比較的薄い膜の義歯ボンディング補助で、配合中のアルカリ 金属アルギン酸塩の量が総組成重量ベースで約5重量パーセントから約30重量パ ーセントの範囲であるもの。 33.請求範囲23の比較的薄い膜の義歯ボンディング補助で、組成範囲中の反応 体成分の量が、義歯‐組織の境界面に希望する不可逆的なヒドロコロイドを供給 するため、アルカリ土類金属のアルカリ金属への交換反応後にアルギン酸塩中に 充分な架橋を備えるのに充分な量であるもの。 34.請求範囲33の比較的薄い膜の義歯補助で、その量が総組成重量の約5から 約25重量パーセントの範囲であるもの。 35.請求範囲23の比較的薄い膜の義歯補助で、その組成中の遅延剤の量が一定 でなく且つ方法の膜形成操作中に於いてヒドロコロイド組成に望まれる架橋速度 の遅延量に依存するもの。 36.請求範囲35の比較的薄い膜の義歯補助で、その遅延剤の量が総組成重量の 約1から約5重量パーセントの範囲であるもの。 37.請求範囲22の比較的薄い膜の義歯補助で、アルギン酸塩の歯科用印象配合 が以下の配合のうちの一つであるもの: 成分 標準硬化剤 急硬化剤 石膏(CaSO4・2H2O) 11.0 10.1 ヘキサフルオロ珪酸ナトリウム 2.6 2.7 ピロリン酸ナトリウム 1.4 1.0 アルギン酸カリウム 16.8 9.6 アルギン酸ナトリウム 0.0 7.5 風味 0.7 0.7 MgO 2.4 2.4 珪藻土 59.5 60.3 酸化亜鉛 3.4 3.5 プロピレングリコール 1.1 1.1 グリセリン 1.1 1.1 合計 100.0 100.0 38.請求範囲22の薄膜義歯補助で、固く硬化したクッション性の比較的薄い膜 の義歯補助。 39.請求範囲23の薄膜義歯補助で、固く硬化したクッション性の比較的薄い膜 の義歯補助。 40.請求範囲24の薄膜義歯補助で、固く硬化したクッション性の比較的薄い膜 の技師補助。 41.請求範囲25の薄膜義歯補助で、固く硬化したクッション性の比較的薄い膜 の義歯補助。 42.請求範囲26の薄膜義歯補助で、固く硬化したクッション性の比較的薄い膜 の義歯補助。 43.請求範囲27の薄膜義歯補助で、固く硬化したクッション性の比較的薄い膜 の義歯補助。 44.請求範囲28の薄膜義歯補助で、固く硬化したクッション性の比較的薄い膜 の義歯補助。 45.請求範囲29の薄膜義歯補助で、固く硬化したクッション性の比較的薄い膜 の義歯補助。 46.請求範囲30の薄膜義歯補助で、固く硬化したクッション性の比較的薄い膜 の義歯補助。 47.請求範囲31の薄膜義歯補助で、固く硬化したクッション性の比較的薄い膜 の義歯補助。 48.請求範囲32の薄膜義歯補助で、固く硬化したクッション性の比較的薄い膜 の義歯補助。 49.請求範囲33の薄膜義歯補助で、固く硬化したクッション性の比較的薄い膜 の義歯補助。 50.請求範囲34の薄膜義歯補助で、固く硬化したクッション性の比較的薄い膜 の義歯補助。 51.請求範囲35の薄膜義歯補助で、固く硬化したクッション性の比較的薄い膜 の義歯補助。 52.請求範囲36の薄膜義歯補助で、固く硬化したクッション性の比較的薄い膜 の義歯補助。 53.請求範囲37の薄膜義歯補助で、固く硬化したクッション性の比較的薄い膜 の義歯補助。
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